- 1 名前: 倉庫番弟(´・ω・`) 投稿日: 2004/07/05(月) 13:45
- ビジュのSSはこちらに。
18禁表現はカットでお願いします。
- 9 名前: イスラ風ビジュ的15話(3/3) 投稿日: 2004/08/02(月) 08:26
「隣、良いですか?」 拳一つ分だけ空けてベッドに腰を下ろし―――肩越しに見える顔の近さに驚いて目をそらす。 思えば、こんなに接近するのは初めてだった。 「夜中に抜け出して会ってたみたいだ、ってギャレオから聞いてる」 「といっても別に約束してたわけじゃなくて、偶然出くわしただけなんですけどね」 本当は自分から遭遇を求めて出歩いていたのだけれど、さすがにそれを言うのは憚られる。 それよりも、 「あの、アズリアから聞いたんですけど、記憶が混乱してるって」 今更確かめることでもないのだが―――聞かずにはいられなかった。 「そうみたいだ。 ここに運ばれる前の事は、まだ思い出せない」 まだ、と。彼はそう繰り返した。 双眸は強い意志を携えて、壁の一点を見つめている。 確かに何日も経っている訳でないのだから、いつ回復してもおかしくない。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 10 名前: 名無しのビジュ 投稿日: 2004/08/03(火) 00:07
- 続きキター!!
- 11 名前: 名無しのビジュ 投稿日: 2004/08/03(火) 00:44
- GJ!!
続きをカナリきぼーん
- 12 名前: イスラ風ビジュ的16話(1/2) 投稿日: 2004/09/02(木) 03:15
- 『無色』とやらが去って、島にはひとまず平和が訪れたらしい。
ギャレオの話では、あとは隊長の弟を止めれば戦いは終わるという事だ。 全てが聞いた話―――俺自身は、何の実感も湧いてないけれど。
「検査の結果どうだ?」 「脳波には異常ありません、他の検査でも、健康状態は良好と」 いつも淡々とした口調で語りかけるクノンを前に、少しばかりの期待を込めて聞く。 「外出許可、とかは」 「それは―――」 少女が表情にかげりを見せた。 やはり駄目だったか。 予想していたため落胆は僅かだけれど、クノンのこの顔が俺は苦手だ。どうしていいか解らなくなる。 「申し訳ございません。今のところはまだ……」 一応、ギャレオから一通りの説明は受けていた。 何度もこの島の者達を傷つけたのは他でもない俺自身なのだと。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 13 名前: イスラ風ビジュ的16話(2/2) 投稿日: 2004/09/02(木) 03:16
- 窓から外を見る。
風が吹いても雨が降っても、ラトリクスの景色は変わり映えがしない。 が、その時は違った。 深い影をまとった人型が、揺らめきながら立っていた。 眉間に力を入れると、右手に大剣を握っているのが判別できる。 立ち止まったまま、ぐるりと周りを見回して―――目が、合った。 節穴のような瞳の奥に、純粋な憎悪と一掴みの恐怖をかいま見て。 まずい。 思ったその時、鋭い冷気を感じて身をそらす。 一瞬前に頭があったところに鈍く光る鋼を認め、勢いを殺さず飛び退いた。 目の前を行き過ぎた影はまともにベッドに突っ込んで、パイプのひしゃげる音が部屋に響き渡った。 (じょ……ぉだんじゃねぇぞオイ) 胸中で悪態をつきながらも、身体は勝手に動くものらしい。 三十六計逃げるにしかずとはよく言ったもので、気が付くと俺はドアに向かって全力疾走していた。 必要なだけの力を込めてパネルに触れ、完全に開ききる前の隙間に滑り込む。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 14 名前: 名無しのビジュ 投稿日: 2004/09/02(木) 16:42
- >>13
ビジュ強いな。ヤバイ、惚れそう。GJ
- 15 名前: 名無しのビジュ 投稿日: 2004/09/06(月) 09:24
- かっこええ!
続きつづきー
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