- 1 名前：人妻セフレGET！！ 投稿日： 2006/04/13(木) 12:01:05
- ここで、人妻とヤレまくれた!!
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瞳って女なんて、中出ししても、笑ってたからね〜(爆
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- 123 名前：優男っぽいお兄さん 投稿日： 2009/03/16(月) 22:17:28
- >>354
「教官…すみません、わざわざ見舞いとは。」
一見する限り、青年は左程重傷とも思えない。
頭には包帯こそ巻かれていたが、生まれ持った四肢はきちんとあるべき場所に繋がっている。
一見した限り、彼がわざわざ此処に収容されている理由を疑ってしまいそうな程だ。
「――俺ですか？
ははは、ザマぁ無い、ですよ。」
力無い笑み、虚ろな視線
「そりゃね、自慢じゃないですけど成果は上げましたよ。
仕事は果たして命は拾った、兵隊としてはこれ以上何を望むべくも無い。
地面に叩き落されて命を拾った、パイロットとしてもむしろツキが付いたかも知れない。」
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- 124 名前：優男っぽいお兄さん 投稿日： 2009/03/16(月) 22:43:32
- 自分の手にどれ程の力が込められているか、それすらも分からないのか
彼の視線は落ち、自らの腕から滴り落ちるそれを他人事の様に見つめるだけ。
いや寧ろ彼にとって、最早それは他人事に等しいのかも知れない。
――五感の内で触覚と呼ばれる物を、既に喪失した彼にとっては。
「無論、戦いますよ。これまでもこれからも、死ぬまでずっとね。
眼も見えれば耳も聞こえる、火薬の匂いも嗅げれば毒の味だって見抜いてみせる。
汗は勝手にかいてる癖に、暑さも寒さも感じない。
体に当たってる筈の空中の風すら感じられない。
自分の手が、今何に触れているかすらも分からない。」
「戦うのに不便なのは、それだけです。
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- 125 名前：優男っぽいお兄さん 投稿日： 2009/03/16(月) 23:24:20
- >>358
「お断りします。
それだけは出来ない、例えそうしない事で殺される事になろうとも。」
「ここで降りたら、俺は只生きて星を見るだけの肉の塊になってしまう。
例え身体の半分を機械に置き換えようが、俺は絶対に降りませんよ。
俺はね教官、生まれつき自分の命の価値を信じられない異常者なんです。
だからせめて誰か大事な人の為に戦って死のう。
小さい頃にね、そう決めたんです。
幸い人を助ける事とヒトゴロシ、双方の役に立つ才能がありましたから。」
そして、淡々とした口調が次第に熱を帯びる。
淡々としていながらも、年齢に不相応な力強さを感じさせていた言葉は何時の間にか、
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- 126 名前：優男っぽいお兄さん 投稿日： 2009/03/17(火) 00:53:22
- >>360
出て行く背中、無論止める様な事はしない。
代わりに一つ、酷く不機嫌な視線をその背中へと投げ付けた。
普段の彼からはとても考えられない、醜いとすら言える様な眼差しを。
「……埋めるさ。安酒でも赤錆でも何でも良い。
今までだって、歪な所を無理に生めて生きて来たんだから。
無理に埋めて付け足した物は、何時か朽ち果てるのが道理だとしても。」
視線を落とす、未だ赤い鮮血が滴る指の先。
やはり感覚も無く掴み取った一枚の紙片。
こういう物は掴み取れる物なのかと、思わず自嘲染みた笑みが零れた。
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- 127 名前：白髭の老教官 投稿日： 2009/03/24(火) 23:40:50
- >>363
見下ろす喧騒の中、養成所側のスタッフとして搬入業者に指示を出している青年が居る。
傍らには整備課のツナギを着た蒼銀の髪を持った少女。
端から見れば、与えられた仕事に精励しているだけにも見える。
その身のこなしは生真面目その物で、ただ見ている分には何の問題も無いだろう。
例えその青年が、身体の触覚を全て失っている『障害者』だとしても、だ。
「ああいう病気は、上手く隠せば周囲にはバレぬ、か。
ウソを吐くのが上手いというのも、また一つの才能という事かの。」
そして、部屋のドアが開く音。
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- 128 名前：白髭の老教官 投稿日： 2009/03/27(金) 22:00:45
- >>365
「…全くよ。
よくもまぁ今まで、ずっと隠し通して来た物。
――あれで狙撃技術もあれ程なのだから、パイロットとしては惜しいの一言に尽きる。
……事情が事情だからの、今回は奴の経歴を洗わせて貰った。
――納得じゃよ、今時あの歳で珍しい…実際の戦争経験者じゃった。」
（他の教官達の手前、こちらもそれ以上の事は言わない。
しかしどうやら、その口ぶりからして経歴の方はほぼ完全に調べがついているらしい）
「…まぁ、本来ならとりあえず奴の機体を凍結する所じゃが、
奴の機体はほぼ完璧にスクラップ状態じゃし、会議の結果を待つまでは保留が続くだろう。
……触覚が無いとは言っても、日常生活には何ら支障が無いらしいしの。
実際、今回の一件で多大な功績も立てている以上、それを無視は出来んよ。
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- 129 名前：白髭の老教官 投稿日： 2009/03/28(土) 00:04:44
-
「………」
件の生徒と彼女との会話を、この老人は知らない。
彼自身、今までの人生でそれなりに事態の重さは理解しているだろうとは思うのだが。
実際、眼下に見下ろす彼は傍目に見ても、他人に迷惑をかける事を恐れて来たように思えた。
しかしそれも想像の事。
自分には彼の心を除く事は叶わない。
しかし成程、死にたがりに教える様な事は彼にだってありはしない。
そういう彼女の言う事は正しいと思う。
先方にどんな事情があるにせよ、死に方を教えるのは自分達の仕事では無い。
そしてそれ以上に、自分は件の生徒の事情よりは、目の前の教え子の事情の方を知っている。
彼女にしてみれば、彼の様な"戦う理由"など、決して認める事は出来ないだろう。
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