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長崎児童殺害事件について
1 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/10(木) 22:44
松代氏の助言に従って、新規にスレッドを立てました。
この事件の影響は様々な意味で大きいと思われるので、
独自スレで情報の収集+整理をする必要があるでしょう。

2 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/11(金) 01:03
加害者は被害者の局部を切断の模様です。

もしかしたら食べているかもしれませんね・・・

動物虐待も周辺で多発(彼の学校の「かめじろう」も何者かに殺されています。
ページは閉鎖されいますがキャッシュに残ってますのぐぐって下さい)していたし
酒鬼薔薇と同じような気質の持ち主かもしれませんね。

3 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/11(金) 01:54
はんてんさん>
どうにも、犯人は少年愛者のようですね。
本人がいたずら目的だと明言しているそうです。
今回の事件の犯人と酒鬼薔薇の一番の違いは、
社会に対して被承認欲求を持っていたかどうかの差でしょう。
今回の事件の犯人の方が、より「自己の性欲」に忠実だった分だけ、
社会との断絶性を感じさせる結果になっているのは、
皮肉としか言いようのない現象ですね。

90さん>
様々な面からも予防可能だったと思います。
1:動物虐待や児童虐待事件があった段階で、
周辺住民に注意を呼びかけられなかったか。

2:学校にカウンセラーなどを常駐させることで、
早期に病状(?)が改善可能ではなかったか。

どれも制度さえ整っていれば、
おっしゃるようにそれほど難しい問題ではなかったと思います。

4 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/11(金) 02:14
91さん>
APPには是非「三国志の影響で、子どもが凶悪犯罪を………」
と一席ぶって欲しいですね。
たとえば、ジェンダー差別満載の三国志が、
犯人に小児同性愛的傾向を植え付けたとか。
………書いてて萎えてきました。

2さん>
ホントですか?
そりゃあ、もう救いがありませんね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030710-00000106-yom-soci

これを読む限り、
犯人は飛翔(落下)と性的なものが結びつくという、
フロイトの分類まんまの性妄想の持ち主だったようですね。

5 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/11(金) 02:28
殺人と性衝動の関連は薄いような気が。
騒がれて、パニックになり処置に困り、落としたのでは。
殺すことで性的快楽を得ていたとは考えがたいな。

6 名前: カマヤン 投稿日: 2003/07/11(金) 03:03
ちんちん切ってましたか。
昭和30−40年代に、中学生だか高校生の男児が、園児くらいの男児のちんちんを
切り取りまくるという連続通り魔事件があったはずです。
随分前に図書館で借りた本に載っていた情報だから、調べなおす方法がよく判らんですが。
裁判中、被告の少年が堂々と陳述したのが当時騒がれたそうな。
ゲイ差別の文脈で当時報道されたっぽい。

事件としては、都市社会では確率論的に登場する、それほど珍しくない犯罪だと思われます。
ただ、18世紀19世紀に整えられた刑法が予定している「主観要件」を充たしていないから、
仮に刑罰を低年齢化させたとしてもこの事件は刑法的に処理しにくかったりするでしょうね。

刑法の背景思想自体が、都市社会を充分前提にしてないから、その貧弱さをどう考える
べきか、とか、論点がたくさんありますから、語りたがりさんは色々語るとは想像します。

論点がたくさんあって拠って立つ学問枠組からたくさんのことが導かれる複雑性を事件が
内包しているので、そのため逆に単純で粗暴で短絡的な言説が幅を利かせる可能性が
あるので、そういう粗暴な言説へは各個にカウンターすることが大切でしょうね。

今webで検索したら探している情報は見つからなかったけど、千葉・船橋の児童養護施設
「恩寵園」の園長が「小学生の男児の性器にはさみを当てて出血させ」るなどぎょうさん
児童虐待していた、2000年の事件の記録拾ってしまった。
http://www4.lunartecs.ne.jp/~onchoen/jikeiretu/news-kiji2000.html

7 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/11(金) 05:30
このスレの「長崎」が彼ではないかとの情報です。(初期からホモ疑惑アリ)
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/kobun/984487725/

936 :長崎 :03/07/09 03:09
>>772
今日帰りに渋谷によって,
本を探しました。

972 :名無氏物語 :03/07/10 19:12
936に
> >>772
> 今日帰りに渋谷によって,
> 本を探しました。

と書いてあるので別人では?

976 :名無氏物語 :03/07/10 19:14
>>972
実は長崎にも「渋谷」があるんだなw
「しぶたに」と読むがw

8 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/11(金) 07:06
5さん>
犬を落としたのが犯人でなければ、
5さんのおっしゃる通りだと思います。
事後情報で、この辺は明らかになるでしょう。

カマヤンさん>
それは昭和39年にタイーホされた、
杉並通り魔事件のことじゃないでしょうか?
確か、犯人は17歳の少年で、
切り裂きジャックを名乗っていたハズです。
うろ覚えで申し訳なし。

それから、はんてんさんも話題に出していましたが、
そろそろ小児性愛の定義の基準年齢を大幅に下げて、
(10歳〜12歳前後かな?)
幼少期からカウンセリングなどの対応策を設けるのが、
この手の事件の発生率を低下させる一助になると思います。

刑事罰の低年齢化による抑止効果は、
性犯罪に限ってはそれほど期待できない、
という意見には同意です。
ただ、そうなると、
小児性愛を完全に病気の一種として認めることで、
カウンセリングなどの対応策を厚生省が
施さなければならない、と言うリスクがつくんですが。

この辺りの、メリット・デメリットの収支計算に関しては、
かなり悩ましいところではあります。
個人的にはトランスセクシャル系を精神病の一種として認定する、
という経緯をふまえた上で、
小児性愛も「病気」認定してもらった方が、
救いがあるとはお思いますが、
しょせんは岡目八目なのがイタイところですな。

7さん>
2ちゃんに中1が書き込んでいたんですか。
私は匿名掲示板にはとんと疎いので、
そっちの方が驚きかもです。

9 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/11(金) 07:58
杉並少年通り魔事件
http://www.geocities.com/kangaeru2002/

日本の精神鑑定
著者: 福島 章〔ほか〕編集
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_contents.cgi/3f0deeefa021001051c5?aid=p-yanasita00176&bibid=00078586&volno=0000&cntfg=1

10 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/11(金) 13:23
9さん>
情報、ありがとうございます。
こういう事件だったんですね。
勉強になりました。
しかし、この精神鑑定は何とも………。
何でこの手の事件の犯人は、
みんな似たような受け答えをするんですかね?

あ、それから、今回の事件に関して、
「青少年育成推進本部」の副本部長の鴻池氏が、
ナイスな発言をしていたので晒しあげます。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030711-00000083-kyodo-soci

ちなみに、こっちが本人のサイトです。

http://www.kounoike-web.com/

青少年〜関連の国会議員も、
この手の事件の犯人と一緒で、
何で似たようなことばかり………という感じです。
それ以前に、こんな時代劇の見過ぎみたいな奴が、
国会議員をしているのかが最大の謎だったりしますが。
勧善懲悪の善って、ひょっとして本人のこと?
冗談じゃないよ。

11 名前: はんてん 投稿日: 2003/07/11(金) 22:40
まあ……こんな話が出てくるんじゃないかなー、とは思っていたのですが。

「補導された少年、居場所は仮想現実」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030711-00000023-nnp-kyu

繰り返しますが、ゲーム系要注意です。
ただし、「遊ぶのは決まって野球ゲーム」だったそうなんですけれど。
しかしこの記事、ゲームの悪影響云々と言うより、
「思い通りにならないとハサミを振り回す」だの、「一人でベンチに座って寂しそうにしていた」だの、
もう典型的な孤立者の姿そのまんまですな。

もう一つ、あまりにトホホなニュース。

「携帯電話で、別人の顔写真出回る」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030712-00000106-mai-soci

この事件をやらかした12歳少年であると称し、
「全くの別人」の顔写真が、携帯電話でばらまかれているそうな。
児童の氏名と容姿非公開の原則については、
様々な議論があるでしょうが、「別人」の顔写真をばらまくというのは、
人権侵害以外の何物でもありゃしません。
この別人顔写真がねずみ算式に転送されているという背景には、
児童の氏名非公開原則に対する反感がある事はほぼ確実だと思われます。
つまり、この顔写真を転送しまくっている人達は、
児童を「晒す」事が正義だと考えてやっているようで、
薄っぺらな正義というものの恐ろしさを、まざまざと見せつけてくれています。

12 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/11(金) 23:17
鳥山さん>

>岡目八目

 「傍目八目」の間違いでは…?

 それはさて置き、この事件は犯人の人物像よりも、犯人の周辺、特に学校の
環境がどういうものであったのかが気になります。犯人は成績はいいが融通の
効かないタイプだったと思うので、彼の通っている学校がヤンキーばかりだと
とことん辛い目に遭ったのではなかろうか。ヤンキーは「シャバ造」が少しで
もズれた行動すると、よってたかって笑いものにするぜ!!

13 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/12(土) 00:33
>>12
岡目八目でもOKだよん。

14 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/12(土) 01:32
はんてんさん>
 正義とか悪とか言ってる段階で、
既に人間として相当に薄っぺらいので、
仕方ないと言えば仕方ないですな。
排除項ってハッキリ言えば良いのにね。

 ゲーム悪玉論に関しては、
出されるたびに三国志の話をカウンターで
あげるのが有効な手段ですかね?
『三国志』に夢中になっていたので、
現実と空想の区別がつかなく………って、
オタク系だと意外にありそうでイヤンな感じ。

12さん>
 語源を調べたら、傍目八目が岡目八目に変化したみたいです。
だから、12さんの指摘は正しいんですが、
一応慣習として岡目もオッケーってことにしておいてください。

 犯人の通っていた学校については、
調べられるようなら調べてみます。
週間文春の記事を読む限り、
今回の事件の前に20件ほど
男児に対するいたずら事件があったようで、
それも犯人の中学進学と軌を一にしているらしいですから、
環境の変化が引き金になった可能性は、
大いにありそうですね。

15 名前: 松代 投稿日: 2003/07/12(土) 05:09
鴻池氏の暴言については、流石に各メディアでも問題視しはじめたようですが、ここは件の「大綱」を本当に完膚無くまでたたきつぶすためにも、鴻池氏を「青少年育成推進本部」副本部長から引きずり下ろすなど、様々な対抗活動を展開したいところですな。
本来なら、議員を辞職するまで追い込みたいところですが、流石にそれは難しいでしょうね。

16 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/12(土) 06:32
>>8
彼は小学校時代、パソコン部でした。
自分のパソコン位は所有していたでしょう。

>>14
>現実と空想の区別がつかなく………って、

学術書やマニュアル以外の書籍の発行を止めたら社会状況は改善されるでしょうか
(もちろんゲームは全て発禁)


現実と空想の区別がつかないなんて元々、脳に欠陥がありそう・・・
(医学的な検査の発表が望まれます。)
犯行の言い訳(特に少年)には便利な言葉ですが。

17 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/12(土) 07:48
>16
状況は、完璧ではないが、相当改善される。
三国志より、NPOの国際貢献に英雄像を求めたり、
子供に空き缶拾いの数を競わせるなど、善行にゲーム性を
組み入れる方が残虐なゲームよりよほど良い。

虚構と現実の混同は、誰にでも起こりうる。
映画館を出た直後とか、鍵をかけたつもりが忘れたとか。

18 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/12(土) 09:09
空想と現実の混同が問題になる背景には、メディアの発達がある。
説得力が増して、一方的に切り捨てるのは難しい。
特に、近年の作品は、悪役の言い分が巧妙だから厄介だ。
キリストがクローンで復活する話を子供が借りてきた。
遺伝病の根絶で瀕死の子供が救える、だから人体実験が必要との敵の主張に
「お父さん、どっちが正しいの?」と訊かれ
説得に苦慮した。
しつけの責任をゲームに転嫁するなというが
それなら、足を引っ張らないで欲しい。

19 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/12(土) 09:37
>>17
>状況は、完璧ではないが、相当改善される。
>三国志より、NPOの国際貢献に英雄像を求めたり、
>子供に空き缶拾いの数を競わせるなど、善行にゲーム性を
>組み入れる方が残虐なゲームよりよほど良い。

なるほど、改善を明言されているので、それに近い教育、行政を実行している国
あるいは自治体なりあるでしょうか。
後学のためにお教え頂きたいです。

>虚構と現実の混同は、誰にでも起こりうる。
>映画館を出た直後とか、鍵をかけたつもりが忘れたとか。

高倉健のヤクザ者の映画を観た後に肩で風を切って歩いたりするのが、それですね。

それから自分は出掛ける時に鍵を掛けた後に何度かドアノブを引っ張るのですが
これは現実と虚構の区別をしていたのですね、勉強になりました。

>>18
>しつけの責任をゲームに転嫁するなというが

何度読んでも、お子さんが借りて来たのは書籍としか思えませんが・・・

それはそれとして、そんな根本的な人間存在に関わる疑問を提示する内容は
教育上有害ですね。

お子さんが医学関係の進路に進まれない事を祈ります。





こんなもんで如何でしょうか。

20 名前: 松代 投稿日: 2003/07/12(土) 11:01
ノンフィクションというか、ドキュメントのみが情報として流通する世の中というのは、自分のような「食い詰めている研究者」にとって、理想的な環境のように思えますな。
さておき、急ぎの要件を抱えちゃったので、事実関係の指摘だけに留めます。

>キリストがクローンで復活する話を子供が借りてきた。
>遺伝病の根絶で瀕死の子供が救える、だから人体実験が必要との敵の主張に
>「お父さん、どっちが正しいの?」と訊かれ説得に苦慮した。

上記内容ですが、いわゆる「クローン研究禁止条約」に関係するアメリカのNGOが発行したパンフレットに、ほとんどそっくりそのままの話が掲載されています。
ただ、NGOのパンフレットは「受精した卵細胞は人間であり、受精卵を使用したあらゆる医療活動は人体実験である」として体外受精にも反対しているのですが、いずれにしても問題にされている内容は「NGOのパンフレット」がもとネタ(というかぱくり)の可能性が高いということ、研究書とドキュメントだけが情報として流通する世の中になっても、問題にされているようなやっかいごとはなくならないだろうという2点を指摘させていただきます。

21 名前: はんてん 投稿日: 2003/07/13(日) 00:34
>>14

「ゲーム悪玉論」に関しては、
当の少年がしつこく熱中していたのが「野球ゲーム」だった事も指摘するのが良いかもです。

まあ、尤も、「野球」ほど世の中に影響を与えまくる遊技も珍しいのですが。
現在阪神ファンが狂喜乱舞して、道頓堀の清掃をやるとかやらないとか騒いでいるのも野球のせいですし、
横浜ファンが、「悟りでも開いたような顔」でスカパーを見ているのも野球のせいですし、
本日のこんな試合↓
http://sports.yahoo.co.jp/baseball/cl/scores/20030712/sco01020.html
なんかを見た巨人ファンが、怒りのあまりテレビにリモコンを投げつけ、
「氏ね! XXX!(←任意の巨人炎上系投手の名前)」
などと残虐性も露わに叫んだりするのも、全て野球のせいです。
野球というものは、「命は地球よりも重い」というのに、それを忘れさせるほど人を激怒させたり、
発狂も同然の状態にしたり、挙げ句廃人みたいな有様に追い込む遊技であり、
今回補導された12歳少年も野球ゲームに熱中していた事から、
野球という遊技の有害性は明々白々です。
従いまして、青少年の健全育成の為にも、「野球禁止法」を制定し、
鴻池議員が仰っているように、
公園で子供とキャッチポールをしたりする不埒な親は、打ち首獄門の刑に処するのがよいかと思われます。

……冗談ですよ。念のため。

22 名前: はんてん 投稿日: 2003/07/13(日) 00:35
しょうもない話はさておき、>>16-19
「現実の空想の区別が付かない」
と、いう精神状態に関しては、ちと考慮を要する事情があります。
以前、「プライベート・ライアン」という戦争映画の試写会に招待された退役軍人のおじいちゃんが、
映画の戦闘シーンがあまりにリアルだったので、戦争神経症がぶり返して倒れてしまった、という話があります。
戦争神経症、別名シェル・ショックとは要するにPTSDの事であり、
「地獄の最前線」を彷徨った従軍経験者によく見られる精神障害です。
こうした戦争神経症の症例の一つとして、上述のように、
「戦争映画を見たりすると、悲鳴を上げて逃げ出したり、座席の下に潜り込んで身を隠そうとする」
というのがあります。
実を言いますと、この症状が、ずばり「空想と現実の区別が付かない」状態なんです。
通常の人間ならば、戦争映画を見ても、
「安全で快適な映画館にいる現実の自分」と、「銃弾の飛び交う危険極まるスクリーン内の架空」
とを無意識に峻別している為、
手に汗を握りつつポップコーンをぼりぼり食べながら映画鑑賞を続ける、という芸当が可能です。
しかし、戦争神経症患者の場合、重大な心理的外傷によりこの能力が失われている為に、
スクリーン内の架空を現実と錯覚し、悲鳴を上げて逃げ出す、という行動に出てしまいます。
何故こんな症状が出るかと言いますと、人間の脳内で情報の整理収集を司る神経細胞はストレスに特に弱いので、
異常な恐怖体験を重ねると、不幸にも情報の処理能力が復元不可能なまでに破壊されるからではないか、
と、言われたりしています。
あまりに重度のPTSDになると、MRI等で脳の一部分が萎縮しているのが視認できる場合すらあるそうです。

戦争神経症のように極端な例でなくとも、類似のケースとして、
イジメの犠牲者が大人になってもテレビドラマ等でイジメのシーンを見たりすると、
「反射的にテレビを消す」という行動に出たりする場合があり、
これも「映画館から逃げ出す」のと基本的には同一レベルの行動でしょう。
こういう具合に、本当に「現実と架空の区別が付かなくなってしまった」のでしたらば、
それは紛れもなく精神を病んでいる状態であり、適切な治療が必要でありましょう。

しかし、少年問題周辺なんかで、「現実と架空の区別が付かない……」と言う文句が出た場合は、
それは大概PTSD患者のように「本当に区別できない」人を意味しません。
この世の大部分の人達は、ポップコーンを食べつつ戦争映画を鑑賞できる人達なんでありまして、
そうでなかったら前述のように病院で治療を受けるべきです。
少年問題周辺で、「現実と架空……」てな文句が出た場合は、大概正確に言うと、
「現実と架空を区別できるんだが、安直に架空を模倣しようとする人達」
を意味します。
つまり、「マトリックス」を見て、キアヌ・リーブスのようなサングラスを掛けようとする人達の事です。
「区別不能」と「模倣」は違うのであり、模倣行動を自明にすると、
それは事実上「自己の判断力」という物が存在しない事になり、極めて危険な心理状態を招きます。
従いまして、真にメディア問題周辺等で警戒するべきは「模倣行動」の方なんですが、
サングラスの例じゃないですが、「映画会社とタイアップして関連グッズを販売している会社」
のように、消費者に模倣行動をやって貰わないと商売あがったりになる業界がこの世にわんさとあるんでありまして、
更にそうした業界はもっぱらCMなんかを通じ、
「模倣は当然」という馬鹿で危険な価値観を撒き散らしており、
その結果「模倣は当然」という価値観を本気で信じている人も大勢おり、どうにも頭の痛い問題ではあります。

23 名前: 松代 投稿日: 2003/07/13(日) 02:00
神戸の連続児童殺傷事件をきっかけに、少年法の改正を始めとする様々な「対策が講じられた」のですけど、効果を挙げたとはいえないよねぇ〜
特に少年法の改正は、書別対象年齢を引き下げることによる「抑止効果も期待できる」とかなんとかいわれていたはずなんだけど、そんな効果は何処にも無かったってことだろう。

とはいえ、学校の教頭からしてこれじゃぁ、こどもたちが「命の大切さ」を「本音の言葉として受け止める」ことはないから、法律以前の問題かもしれない。

>教頭が「裸で突き落とすぞ」 忘れ物の児童に 長崎県
>長崎県長与町の町立小学校の教頭(49)が、長崎市の幼児誘拐殺人事件で遺体が見つかった翌日の3日、授業中に忘れ物をした児童らに「裸にして突き落とすぞ」と発言していたことが分かった。保護者からの問い合わせや指摘を受け、学校は11日、緊急の保護者会を開いて謝罪した。

http://www.asahi.com/special/nagasaki/OSK200307120013.html

ついでにいうと、差別意識や共同体の外に存在する異人(もちろん外国人も含まれる)への恐怖をあおりたてることもまた、命の尊さとは「全く無縁」の意識を植えつけるのに役立ちます。
こんな政治家や教育者がのさばっている国なんだから、こどもが「幼児のちんぽを切った末に屋上からポイ捨て」したとしても、そりゃそれでそういう社会なんじゃろうって感じですな。

>自民の江藤氏、不法滞在者は「どろぼうや人殺しばかり」
>自民党江藤・亀井派の江藤隆美会長は12日、福井市内で開かれた党支部定期大会で講演し、不法滞在の外国人について、「どろぼうやら、人殺しやらばかりしているやつらで、いっぱい日本にはいる」と発言した。朝鮮半島の有事で、難民が船で日本海から上陸する事態に備えた治安維持の必要性を訴えるなかで言及した。

http://www.asahi.com/politics/update/0712/008.html

24 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/13(日) 10:17
テレビゲーム
  Date: 2003-07-10 (Thu)

12歳の少年が幼児を殺す。なんともやりきれないような気持ち。テレビゲームばかり相手にし、人間相手に遊ばない子ども世代の犯罪。社会の病気か。
http://www.n-kan.jp/bbs/index.html

25 名前: 24 投稿日: 2003/07/13(日) 10:19
すいません、慌てて書き込み忘れました。
上のサイトは民主党の菅直人のものですので。

26 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/13(日) 13:49
 こんな母親に育てられたのでは、愛読書が参考書のみでも、ねぇ……他に、叱ってくれる人が居ないのが悲劇だよ。
http://www.zakzak.co.jp/

27 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/13(日) 16:20
度々リンクされている以下コラム、

「キレやすいのは誰だ」
http://mazzan.tripod.co.jp/lesson2.html

で、「少年犯罪が最も多かったのは昭和35〜40年頃」
とされているのだが、
尤も「キレていた」と思われる時期の昭和39年(1964年)の少年犯罪一覧表を偶然発見したので、ご紹介。

http://home.interlink.or.jp/~5c33q4rw/zsyounen.htm

えー、うんざりするほどアレな事件が書き込まれていますが、
昭和39年には、もちろんテレビゲームなんてありません。
「中学3年生、テレビを観ているうちに本物の火が見たくなり放火」
なんて事件があったそうなので、多分この時代にはテレビが悪玉にされていたのではないかと勝手に推察。
ついでに言いますと、この年の年頭に「少年法改正」が議論されていたというのは、失笑ものです。

ちなみに、1964年に中学生や高校生だった人達は現在50〜60歳ぐらいの人です。

28 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/13(日) 18:25
本日、日本テレビの「バンキシャ」で福沢アナが「少年は怖いゲームが好きだったらしい」と述べていました。
しかし、確実な情報では無さそうで、根拠に乏しいようにも感じましたね。

テレビなどの主要メディアにも何らかの行動を起こした方がよいのでしょうか…?
(電話や手紙などでの苦情とか)

29 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/13(日) 18:42
>>27
今、政治の中心にある年代の人達の少年時代の異常な少年事件を
問うてみるのも面白いですね。
と言うか、是非やって欲しい。

>>28
彼等は、一般受けしそうな事を話しているだけですからね
自分では気付いていないでしょうが。
それに苦情と言っても、どんな苦情にしますか?

30 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/13(日) 20:49
刑法犯の検挙人員 − 少年刑法犯の検挙人員 = 成人刑法犯の検挙人員

・刑法犯の認知件数・検挙件数・検挙人員(昭和21年〜平成8年)
http://hakusyo1.moj.go.jp/nss/list_body?NSS_BKID=38&NSS_LEVSTR=3_1_1_0_0#H004001001-1H

・刑法犯の主要罪名別認知件数・検挙件数・検挙人員(平成2年〜11年)
http://hakusyo1.moj.go.jp/nss/list_body?NSS_BKID=41&NSS_LEVSTR=3_1_4_0_0#H008001004-1H

・少年刑法犯の主要罪名別検挙人員
http://hakusyo1.moj.go.jp/nss/list_body?NSS_BKID=42&NSS_POS=278

31 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/15(火) 01:33
少年犯罪特集
http://pine.zero.ad.jp/~zac81405/juvenile.htm

平成13年度版 犯罪白書データ集 (エクセル)
http://pine.zero.ad.jp/~zac81405/H13_Crime_Data.htm

32 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/16(水) 07:17
本当に表現が完全に無害なのかな。
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030716k0000m040216000c.html
これにもある通り、
パソコン部長やゲームコーナーへの出入りなど心のより所を求めている時期に
ヴァーチャルに遭遇している。すべてじゃないがひずみの1つかと。
虚構が子供に多少は影響するとして、どう取り除くか。
有害情報というなら、有益情報で中和できるのか。
そういう子供のケアを踏まえて反対しないと
規制派に勝てないよ。

33 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/16(水) 23:46
>>32
確かに、メディアがどのような影響を人間の精神に与えるのかというテーマには、
様々な意見があるかと思いますが、
ちと踏まえておいて欲しいロジックがあります。

「悪魔の証明」です。
http://www.jbbs.net/news/bbs/read.cgi?BBS=10&KEY=1025431921&START=246&END=260&NOFIRST=TRUE

「存在する」事を立証するのは可能ですが、
「存在しない」事を立証するのはほとんど不可能なので、これを「悪魔の証明」と呼びます。

裁判等においても、何故に「推定無罪の原則」があるのかと言えば、以下サイトで触れられている通り、

http://hidetok.fc2web.com/kk_15waruihito.html

有罪証明は可能ですが、無罪証明は極めて困難(悪魔の証明になるので)だという現実があるからです。
従って、「バーチャルと現実の犯罪とは関係がない」という事を証明しようとすると、
容易に「悪魔の証明」に陥り、議論が不毛化するので、注意が必要かと思います。

そーいや、最近アメリカが必死こいてイラクに
「大量破壊兵器が存在しない事を証明せよ。ただし、存在しない、と言う回答は無条件に却下する」
と言う悪魔の証明を強要していましたなー。
……スレ違いの話題になりそうなのでsage。

34 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/17(木) 01:22
32さん>
メディアの影響、特に児童に対する暴力的なメディアの影響に関しては、
バンデューラの研究を調べてみてください。

これは、AMIのメンバーを含む内々には以前から進言していたことなんですが、
現段階でこの問題をちょびっつでも取り上げているのは、私が知っている限り、
『北の系2003』を運営していらっしゃる北野氏ぐらいなので、
個人的には、表現規制反対を旗印に活動している人達の見識を、
かなりの程度疑っています。

ただし、私の個人的な見解については、
知識不足の可能性もかなりの程度あり得るので、
間違っていたら申し訳ないです。

また、バンデューラの実験は単独でその検証を吟味するのは危険で、
被承認欲求との関連性を掘り下げた論評が必要かもしれません。

私自身は表現規制反対という立場から活動に参加していないので、
この問題に関してはそっち系の人達にテキストを作成して欲しいですね。
前からだけど、ソース厨の相手をするのは嫌ざんす。

35 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/17(木) 09:51
やり取りの詳細が知りたいところ。

> 「加害者の人権優先に反発」 鴻池氏が衆院内閣委で持論

> 野党側は「(少年の更生などをめざす)子どもの権利条約を理解していない」(共産党・春名直章氏)などと追及したが、鴻池氏は「子どもといえども、犯した罪にはいろんな重さがある。子どもを裸にして屋上から突き落とす。これが子どもの権利条約だからそのように対処せよというのは青少年担当の大臣としても承服しかねる」と述べた。
http://www.asahi.com/politics/update/0716/007.html

36 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/17(木) 17:16
被害者の人権も、加害者の人権もどちらも非常に大切なんだが……

「被害者の人権を守る」のは、全く賛成だが、それは
「加害者をさらし者にする」と言う事ではない。

37 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/18(金) 14:15
少年犯罪は急増しているか
http://kogoroy.tripod.com/hanzai.html

38 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/18(金) 18:06
「打ち首」発言に続いて、
「児童の人権条約には承伏しかねる」と言い放ちやがった鴻池議員ですが、
またも失言です。

「被害者か加害者か分からない、と女児監禁事件で鴻池氏」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030718-00000156-kyodo-pol

例の、女児四人が監禁されていた事件に関して、
鴻池議員は、被害にあった女児四人をして、
「被害者か加害者か分からない」
と言い放ってくれますた。
一体全体、なんで「加害者」になるのか私にはサパーリ理解不能ですが、
多分、「被害女児がお金に引かれてついてった」からかと思われ、
「不道徳な行為」と判断したんと違いますでしょうか。

この人、誰か何とかして下さい……。

39 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/18(金) 19:10
昔のほうが犯罪が多かったのですね。
特に強姦の多さに驚きました。

40 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/19(土) 01:52
鴻池議員には、少なくとも青少年育成推進本部の副本部長の
地位は辞任してもらわないとあかんですな。

こんな現実認識が著しく欠けた人物が、
育成関連の政務に就いていることそのものが誤りです。
おそらく、鴻池議員やそのシンパは、
携帯のメールなどで長崎事件の犯人や家族の名前が、
多くの人々に知られていることも解っていないんでしょう。
監禁の被害者が加害者に見えるのに至っては、
耄碌としか言いようがありません。

青少年健全育成基本法案/青少年有害環境自主規制法案の件もありますし、
表現規制反対運動を活性化させるためにも、
彼を徹底的に叩いておく必要があると思います。

41 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/19(土) 14:00
★危険なネット情報、法規制を=細田IT担当相
・細田博之IT(情報技術)担当相は18日の閣議後の記者会見で、インターネット上に
 爆弾の製造法など危険な情報が流されていることについて、「何らかの規制をしなければ
 ならない。出会い系サイトについて罰則などを設けたように、立法化は可能ではないか。
 刑法でどうしても(取り締まりが)できなければ、新たな法規制をすべきかもしれない」と
 述べ、新法制定を含めた規制が必要との認識を示した。 
 http://www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=030718102210X729&genre=soc


このIT担当相も内閣改造で交代して欲しい

42 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/19(土) 19:58
爆弾の製造法で吹き飛ばされるのは、あなたの家族かも知れませんよ。
犯人が、「こんなに簡単に造れるとは思わなかった。見てムラムラっと
誰かを爆破したくなった。誰でも良かった。」と言ったらどうしますか。
犯人はもちろん、サイトの管理人も八つ裂きにしたいと思うでしょう。

43 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/19(土) 19:59
少なくとも、私ならプロバイダ責任法でサイトの管理人も民事で訴えますねえ。

44 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/19(土) 20:09
治安がよければ、犯罪の手口など反社会的な表現の自由も
担保されます。
残念ながら、今の日本は表現の自由を養うほど、豊かで無いんです。
人の心も、懐も。
例えば、日本が途上国並みに不衛生になって、病気が流行れば
寄生虫マニアとか叩かれるでしょうね。
いくら「標本だ、死んでいる。影響は無い。」と言っても。

45 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/19(土) 20:27
42さん〜44さん>
それじゃ、包丁を使った通り魔事件が起こったら、
刃物の製造法を掲載しているサイトの管理人も
まとめて提訴する必要が出てきますねえ。

ちなみに、グーグルで検査できる刃物関係のサイトだけで、
こんだけあるんですが、
http://www.google.com/search?q=%E5%88%83%E7%89%A9%E3%80%80%E8%A3%BD%E9%80%A0&ie=UTF-8&oe=UTF-8&hl=ja&lr=
どうやってこれらのサイトや管理人を提訴するんでしょうか?

爆弾とか寄生虫と聞いただけで激しく興奮するのは、
立派に頭の調子がおかしいので、
こんなところで講釈をたれる暇があったら、
頭の病院に行って検査を受けることをお奨めします。

ウザイから消えてください。

46 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/19(土) 20:27
夏休みにこのサイトにある記事の現物を調査して纏めてみませんか?
このままでは言われっ放しです。
http://home.interlink.or.jp/~5c33q4rw/zsyounen.htm

>森前首相は19日、福井県敦賀市での講演で、少年による凶悪事件に触れ、その背景について、
>「この世代の子供たちの父親、母親、学校の教師は、日本の教育の中でもっとも組合運動が盛んだった(時期に教育を受けた)。
>いわゆる左翼偏向思想、わかりやすく言えば日教組。そういう人たちによって作られてきた人格だ」との認識を示した。
http://www.asahi.com/politics/update/0719/003.html

47 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/19(土) 20:31
>41
 殺人罪はあっても人殺しは起きている。
 窃盗罪があるのに泥棒は起きる。
 刑罰、作ったら事件が消えるなら、何故こんなに事件が起きていると思っているんだろう。
 全て、なくせとは言わないよ。
 けど、刑罰を重くしたら事件が消えるなら、何故、日本以上に刑罰の重い国でも犯罪が起きるんだろう。
 刑罰で抑えることが出来るなんて、本当に楽な考え方だと本当に思う。
 悪い事したい奴はどんなに規制したって出てくる現実をもっと真剣に考えて欲しい。

48 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/19(土) 20:37
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/computer/2channel/

鴻池代議士の提唱した「さらし首」は、
ネット上では着々と進行している模様です。
こうした社会的制裁が行われると、
児童の犯罪率が低下するというのが、
「犯人の個人情報を公開せよ」という主張をする人達の意見なんですが、
実際にそうした防犯効果があるかどうかは現段階では不明です。
また、相関関係を実証することも困難でしょう。

前にも書きましたが、鴻池代議士やそのシンパが、
こうした状況をふまえずに発言を繰り返しているのは明らかで、
彼らの現実把握能力は疑わしいとしか言いようがありません。
公明党の神崎代表が懸念を示していたように、
どうやら彼らは「時代劇」の悪影響を受けていて、
現実と虚構の区分がつかないものと思われます。
時代劇には携帯もパソコンも出てきませんからね。

49 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/19(土) 20:48
46さん>
私に協力できることがあれば、何なりとお申し付けください。
過去の児童によって起こされた凶悪犯罪に酷いものが多い、
というのは私ももっている認識の一つです。
できればメンバーを募って調査チームを結成したいのですが、
如何なものでしょうか?

そろそろ脳の調子がおかしい連中に、
カウンターを当てておく必要があると思われます。

47さん>
重罰規定が叫ばれるのは、
責任とスケープゴートの区別がついていない人が多いせいでしょう。
要するに、排除項さえ設けておけば価値観が共通化するので、
社会の一体感が増すというだけの話なんですけどね。
そういうイベントがなければ、疎外感を抱え続ける人が、
この世の中に溢れているってことなんでしょうな。

50 名前: 27 投稿日: 2003/07/19(土) 21:53
>>46
27ですが、私としても賛成です。
図書館に行って、過去の新聞記事をスクラップし、データ化するという方針でしょうか。

>>44
「治安が良ければ表現の自由も確保される」
という主張は、
「表現の自由が治安を悪化させている」
という主張と同じであり、
おそらくこの論法だと、表現の自由など我々は永遠に手にする事は出来ませんでしょうな。
仮に現在治安がこの上なく良好だったとしても、
「治安を悪化させる」表現の自由など再び認められますかね?

犯罪に対する、厳罰化についてなんですが、
その昔、イギリスで窃盗事件が多発していた時代、解りやすく言うなら、
「ドロボーは全員死刑」
という法律を制定した事があるんだそうです。
インク瓶一本を万引きした少年が、縛り首になった事もあったそうな。
で、その結果治安が回復したかというと、結果は逆で「ほとんど内戦状態になった」んだそうな。
まず、掏摸がいなくなった。技術を使って「人を傷つけずに」盗んでも、
人を棍棒でぶん殴って強奪しても、どのみち死刑なんだから。
という訳で、どいつもこいつも人をぶん殴って盗みを働くようになったそうです。

また、昔の死刑というのは、現在より遙かに残酷でありまして、そして「ショー」でした。
実際、死刑執行人が執行をためらったりすると、周囲に詰めかけた観衆からブーイングが飛んだそうな。
つまり、「悪い人間」が八つ裂きだの釜ゆでだので阿鼻叫喚の地獄に突き落とされるのを見て、
それを「楽しんでいた」訳です。
何故に楽しかったのかと言いますと、それはサディスティックな趣味もあったでしょうが、
肝はやっぱり、「価値観の共有」でしょう。
「悪い人間」は悪事を働いたから罰せられるのではなく、
「善男善女」達が周囲との一体感を得る為の、スケープゴートだったんです。

似たような、中世もどきのメンタリティの持ち主が、現代でもうじゃうじゃいるというのは、かなり鬱が入ります。

51 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/19(土) 22:15
厳罰主義により「口封じの為の殺人」が増えるのは世界共通の現象ですな。
「バレたら厳罰」なんだから「ばれない為の最善の努力」を
「人権意識の欠如した犯罪者」が行うと言うのは、実に筋が通っている。

それはそうと「罰金刑」は所持金に応じて累進的に、量刑を変えるべきだと思う。
年収200マソでも年収2000マソでも、同じ犯罪は同じ罰金と言うのでは公平性に欠けるとオモウ。

52 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/19(土) 22:28
 実際に爆弾作った犯人いるよ。
 自分が爆発して重体になっちゃったけど。
 何のために危険物の資格があると思ってるのかな。
 ネットで調べた程度の物なんかクズも良いところだよ。
 それに材料手に入らなかったら意味はない。
 よっぽど、身近に天ぷら揚げてる最中の火事の方が危ないじゃない。

53 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/19(土) 23:05
>>51
財産刑(罰金刑)の問題点。参考までにどうぞ。

http://www.mirai-city.org/date/law.html

>(1)財産刑は貧富の差によって効果が全く異なり、刑罰としての公平性に欠ける、(2)財産刑は受刑者の人格とは無関係な財産権に対するものであり、その執行が一時的なものであるから、刑罰としての効果が薄い、(3)罰金は本人以外の者によっても支払いが可能であるから、刑罰の一身専属性の本質に反する、(4)財産刑は営利的犯罪に対して無力である、(5)罰金支払不能の場合は労役場留置の処分を受けるので本来軽微であるはずの罰金刑が人によって重刑となり、刑罰効果の不公平を惹起しかねない、などがある。

54 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/20(日) 16:34
今日、コンビニで某週刊女性誌を立読みしたら、例の加害者の少年は
暴力的なゲームばかり所持・AVやきわどいグラビア写真集やこれまた
暴力的な青年向け漫画が部屋にイッパイあった、と書かれていました。

何となく、意図的に自分たちが面白いように情報を捻じ曲げている気が…

55 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/21(月) 01:21
>>54
すいません、それなんて言う女性週刊誌ですか。
まあ、女性週刊誌に「真実のジャーナリズム」
なんて求める方がどうかしているのかもですが。

56 名前: 46 投稿日: 2003/07/21(月) 15:58
>>鳥山さん
国会図書館が一番確実でしょう。
新聞は開架式ですから待たされることもありません。

ほかにも学校の書庫に過去の新聞が眠っている場合があります。
私が通っていた高校はそうでした。

>>27さん
>図書館に行って、過去の新聞記事をスクラップし、データ化するという方針でしょうか。
データベースとしてはそれが一番信頼できると思います。
ただ、著作権があるので公開するときには抜粋を打ち込む形になるでしょう。

57 名前: 54 投稿日: 2003/07/21(月) 16:14
多分「女性セ〇ン」だったと思います。どれだったかちょっとうろ覚えですが
表紙の煽り文句に「少年の部屋にはmy湯沸し器まで…」とか書いてある方です。
まだお店に置いてあるはず。

58 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/21(月) 20:25
46さん>
了解しました。
それじゃ、国会図書館に行ける人を4〜5人集めて、
一気に資料収集オフでもやりますか?
抜粋打ち込みに関しては、
収拾したデータをPDF化して、
ネット上でテキストの打ち込み人を募集する、
という方法が良いように思われます。
これ以外に、何かご意見があるようでしたら、
おっしゃっていただけると幸いです。

54さん>
週刊文春の記事も酷かったですよ。
またぞろゲーム脳の話題が出てくるわ、
佐藤愛子が親の責任を訴えるわと、
散々な内容でした。
年をとることに関して、
どちらかといえば肯定的な私も、
あの記事を読むと老害という言葉を
想起せざるを得なかったですね。
ネットの普及は世代間のギャップをもたらしたのかなあ。

59 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/21(月) 23:12
 ゲーム脳、雑誌だけではなくて小学校のHPや塾のパンフレットにも載ってます。
 多分、教育の世界ではメジャなのだと思いますが、ご多分に漏れず、
 『ゲームを長時間やっていると頭が悪くなる』
 だそうです。
 その前に、どんな物だって長時間をやり続ければ体によくないのは当たり前なんだけれど。
 都合の良い所だけ解釈して後はおざなりです。
 そもそも、ゲーム脳を持ち出さなければ、『長時間ゲームをやらない』、自己管理をしっかりするのは大切だと言う事も言えないのだから。
 これで学習塾だから聞いてあきれる。

60 名前: 59 投稿日: 2003/07/21(月) 23:22
>>59
 書き終わってから思ったのですが、
 前にテレビで、レストランで暴れている我が子に
「ほら、あそこのオジサンが怖い顔して睨んでるよ。怖いから、暴れるの止めよう」
 って、母親が言ってやめさせたと言う話を聞いたことがあります。
 ゲーム脳は本ですが、他人に言い訳を求めて、本当に教えないといけないことを教えないと言うのは同じです。

61 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/22(火) 00:02
ゲームもマンガも子守りの道具ではないんですけどね
頭が悪くなるってのは明治の頃は小説がそういわれてたそうで…

62 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/22(火) 00:32
高橋名人じゃありませんが、
「ゲームは一日一時間」と言えば済む話だと思います。
なんか親達が躾る能力が無いのを棚にあげて、
いいわけにしているように聞こえます。

63 名前: 松代 投稿日: 2003/07/22(火) 12:49
昨今のゲーム脳たたきですが、単にゲーム脳が危険という主張を否定するだけでは、教育関係者の考えを変えることができません。
教育関係者にとって、ゲーム脳は「商業的メリット」につながっているため、圧倒的な説得力で理論的欠陥が「誰の目にも明らかになった」としてもなお、ゲーム脳という妄説はカルト的に命脈を保つでしょう。

教育関係者は「ウチの教育方針に従っていただければ、お宅のおこさんを『ゲームの悪影響』から守れます」とか、そういうセールストークを垂れ流すことができるワケで、問題になっているパンフレットの類も、要はそういうことがいいたいのだと考えてかまわないでしょう。
そして、この点に関しては「私学との競争を強いられつつある」公立学校も同様で、下手をすると「公権力のお墨付きをえたかのような印象を与える」ため、余計に深刻だといえます。

最終的には、ゲーム脳という妄説をダシに商業的利益をえようとしている教育関係者を、個別撃破しつづけなければならないでしょう。
しかし、それって「果てしのない戦い」なんだよね。

64 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/22(火) 13:59
 横やりになってしまいますが
>63
「ウチの教育方針に従っていただければ、お宅のおこさんを『ゲームの悪影響』から守れます」
 それは悪徳商法の手口みたいですね。
 どうしても能力アップしない子供には貴方のお子さんはゲーム脳だから駄目なんですって、言い訳できますし。

 実際に親はどの程度ゲーム脳を意識しているのでしょう。

65 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/22(火) 16:15
ゲーム業界は何らかのアクションは取らないのでしょうか

少なからず売り上げに影響してくるのではないかと思いますが

66 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/22(火) 16:24
>>54
そうやってメディアは自ら規制の口実を作ってしまうんですよね

67 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/22(火) 19:47
『これで分かった。ゲーム脳を信じる脳ミソが危ない!〜人間は何故、デマに飛びつくのか!?その脅威のメカニズムを解明』
 今、大人たちの脳ミソが低迷している。
 理由は日々の日常の中で推察をする能力が徐々に失われていくからだ。
 受験戦争、暗記教育では与えられた情報から、推論を立てるという能力が開発されなかった。
 その為、今の大人たちはそもそも推理すると言う事が苦手である。
 また、与えられた情報だけでなく、自分から調べ、一方からではなく多方面から物を考える能力がない。
 バブル時代においてはサラリーマンは上司の命令だけに従っていれば良いという風潮があり、その風潮が今の企業の不祥事に繋がっている事を見れば明らかだといえよう。
 以下省略
    
 というのが載ったらいいのにな。

68 名前: 46 投稿日: 2003/07/23(水) 20:10
>>鳥山さん
言い出しっぺなので可能な限り都合をつけたいと思います。
こちらが国会図書館の開館日です。▼
http://www.ndl.go.jp/jp/service/tokyo/time.html

8月2日は開館しています。

69 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/24(木) 00:52
>>68
国会図書館での資料収集オフは非常に有意義ですね。
自分も協力できるようなら、協力させてください。

70 名前: QWERTY 投稿日: 2003/07/24(木) 01:51
役に立つかもなので、紹介しておきます。

「法務省白書等データベース」
http://hakusyo1.moj.go.jp/

少年犯罪が最も深刻だったとされる、
昭和35年以降の「犯罪白書」が全て読めます。

71 名前: うなぎ 投稿日: 2003/07/24(木) 03:13
>>69は、私です。

72 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/24(木) 17:54
このところ忙しくて、この板にも来てなかったのですが、今日、気になる報道が
あったのでご報告&質問。

今日のTBS昼のニュース(司会者 福留)にて、渋谷事件を扱っていましたが
児ポ法絡みの話が出て、説明をしていた局アナ(男)が「改正案は11日に出ている
のですが〜」と言っていました。

これは本当なのでしょうか? 

それと、その局アナの話の後で福留がなにか話していたのですが、偶然飛行機が
飛んできて聞き取れませんでした(気になります・・・

実況板で観ても詳しい流れは判らなかったです。
http://live5.2ch.net/livetbs/read/1059015175.html

観られた方いらっしゃいますか?



長崎の新聞報道ではそんなに出ていませんが、新聞の読者欄には「メディアの影響」を
語る投稿がやはり目立って来ましたね。

73 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/25(金) 02:10
46さん>
それでは、コミケ以降で日程を調整してもよろしいでしょうか?
告知期間やジポネットのオフ会、
役割分担の決定なども考えると、
8月2日は避けた方が良いように思われます。

QWERTYさん>
犯罪白書を年代順に読んでいると、
犯罪件数が多いと量を、
少ない場合は質(この場合は凶悪犯罪ですね)
を問題にするという、
警察に都合の良い解釈がなされていて、
「どっちにしろ問題にしてるやんけ」
と思わざるを得ませんね。
まあ、犯罪が無くなったら警察も要らないから、
どうしてもこういう結論になっちゃうんですけどね。

72さん>
大変申し訳ありませんが、
私はその番組を観ていないので解らないです。

「メディア影響論」に関しては、
被承認欲求を自明としている人達からは、
当然のように出てくるものだと思います。

ある情報が特定の人物に特定の心理的効果をもたらすのは、
その人物が、自分自身、もしくは他者に「承認されたい」
と思っているという前提があるということを、
いい加減に気づいて欲しいですね。

「誰かに認められたい(自分自身も含む)」という、
異常な精神状況にない限り、
与えられた情報に影響されることなんぞありゃしない、
という事をいい加減気づいて欲しいとしか、
言いようがありません。
もっとも、気づかないからこそ、
メディアの影響云々という言説が出てくるんですけどね。
馬鹿に馬鹿と言っても解らないと言ってみるテスト。

74 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/25(金) 08:31
>>72
番組は見てませんが、改正案は11日に提出されています。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/keika/1D867CE.htm
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/g15601037.htm

今の国会の会期は28日までで、会期中の審議入りは困難だそうです。

75 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/25(金) 09:07
 新聞の読者欄にメディア悪影響は変だと投稿しまくるというのはどうでしょう。

76 名前: 46 投稿日: 2003/07/26(土) 00:29
>>鳥山さん
確かにオフ会はコミケが一段落してからがよいですね。

ただコミケが過ぎると八月も終わりに近づくので、資料収集の要領はもっと早い時期に提示できればと思います。

77 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/26(土) 02:51
本筋とは全く関係ないですが

>>17
…善行を「量」で測るんですか?
それってかなり致命的な悪影響を
与えかねないと思うんですが。

78 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/26(土) 14:28
46さん>
了解しました。
来週の中頃までに、募集要項を作りたいと思います。
また、松代氏にこのイベントに合わせた、
専用の板を作成することを要望いたします。

75さん>
新聞社は不健全図書の選定に関わっているので、
掲載してくれるかどうかビミョーなところですね。
ただし、やらないよりはマシだと思います。
少なくとも、方向性としては間違っていないかと。

77さん>
善悪を数値化、マニュアル化したがるのは、
健全育成推進派の共通した病理ですね。
ただし、「どうして数値化したがるのか?」と
本人達に問いかけても、
ほとんどの場合「分かり易いから」以上の
回答は得られません。
病気の病気たる所以だと思います。

79 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/26(土) 14:46
裏をとらなかったので、
ガセの可能性がありますが、
面白いネタなので載せます。

渋谷の小学生4人監禁事件で有名になった、
『プチエンジェル』の顧客リストが、
エロ業界に流れ始めています。

で、このリストには医療関係を中心として、
社会的に地位の高い方々の名前がイパーイ載っているようで、
とても警察としてはタイーホに踏み切れない状況だそうです。
ただし、噂のあった国会議員の名前は、
現段階ではリスト内に確認できていません。
業界に流れる前に消された可能性もありますが、
今の段階では「シロ」かなと思っております。

しかし、今回の件でよーく解ったことですが、
どうやら児童売買春に関わっても、
社会的に高い地位にさえいれば、
犯罪者としては扱われないようですよ。

同時に今回の一件は、
売買春が経済格差によって発生するということを、
如実に示す話でもありますな。

結局、子供とセックスしたいなら、
金持ち+偉くなれってことっすかね?
新たな立身出世物語のスタートになるかもしれませんね。

80 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/26(土) 21:39
「メディア悪影響論は変だ」
っていう感じの投稿をした事ありますが(朝日です)
結局採用してもらえませんでした
かわりにゲーム叩きの投稿が載ってました(苦笑

81 名前: こねこ 投稿日: 2003/07/26(土) 22:24
ゲームは昔に比べると、一般的になったように思います。
それなのに、昔のゲームと同じような批判があるのですね。
批判する人はゲームのことを、ほとんど知らないような気がします。

82 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/26(土) 23:51
>>79
 テレビで、顧客リストの大半が医者や弁護士など社会的に地位の高い人達だとか言ってましたよ。
 国会議員の名前があったとは聞いていませんが、あれから、顧客リストに名前が載っていた人たちが捕まったとかそんな話は聞いてません。
 あのニュース見たときにも、なんだかなーって思いましたね。

83 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/27(日) 03:22
やー、なんか一昔前の三流エロ漫画で
ゴロゴロしてそうなシチュエーションですねぇ。
つか、こんなんネームにして持ち込んだら
ボツ喰らって終わりそうな話だ。

84 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/28(月) 03:41
>>79
幼児の頃に売り飛ばされた経験のある人の書き込みを見た
ことがある。虐待内容がもう酷いなんてもんじゃなかった。
宇宙の果てを想像するくらいに気が遠くなる感じ。

品がよくて、金持ちや地元の名士など地手の高い人がそのクラブの
会員だったそうな。会員はみんな子供を飼ってる。

というかそんな非合法なことをするためにはたくさんの金と権力が
必要になるってのもあるんだと思う。法の目なんか届きゃしない。
親の虐待ならまだ一縷の望みくらいはあるけど、外界と隔絶されて
逃げるチャンスもないし、世間に知られる機会さえない。
逆らわないように調教するしね。
運良く逃げ出しても、養子縁組してるから「家出した子供」
として警察が連れ戻しにくる。
どうしようもないほどに完全犯罪でした。

個人レベルでやろうとすると子供をさらうしか方法がないし、
親が心配して、「事件」になるから発見も比較的されやすい。

やっぱり経済・権力が比例するんですね。

85 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/28(月) 12:18
80さん>
やっぱりそうですか。
日本の新聞社は販売店絡みで公正競争規約を
思いっきり破っているトンデモ出版団体なので、
偏向報道は自明のこととして認識しているんだと思います。

82さん>
おおう、そうですか。
TVで名簿の件が報道されたって事は、
その情報が「安全」だという証明が、
どこかでなされたって証拠なんですかね?
この辺は調べてみる必要性があるんですけど、
今の段階ではさすがにそこまで手が回らないので、
大変申し訳ありません。

86 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/28(月) 12:34
83さん>
今ならすんなり通るかもしれませんぜ。
こういうネタはディティールが命なので、
「今時の子ども観」をそれとなく演出するのがポイントかも。

前から思っていたんですけど、
ここ数年のエロマンガやエロ小説は、
メディアの扱いが旧態依然としているか、
ラジオライフ的なものしかなく、
たとえば日常生活の描写で、
フツーに携帯電話が出てくる作品が、
意外に少なかったりするんですよね。

こうした手抜きが業界衰退の主たる原因なので、
各作家にはもうちょっと頑張って欲しいところですな。

84さん>
養子縁組を利用した児童虐待があるのは知ってましたけど、
組織的に行われていることは知りませんでした。
大変勉強になります。

しかし、こういう話を聞くと、
親権強化が児童虐待保護に何の貢献もしないことが、
ますますもって明確になりますね。

経済力、権力が、性的搾取を隠蔽している状況は、
まったくもっておっしゃるとおりで、
「逮捕されるのは貧乏な小児性愛者だけ」という状況は、
不公平きわまりないと思います。

また、論点が少しずれますが、
刑務所内部のヒエラルキーにおいて、
性犯罪者や小児性愛者は最下層に位置するために、
刑期を勤め上げても小児性愛的傾向が治らないのを良いことに、
「小児性愛は治療不可能な性癖」と主張している人達にも、
同様の問題を感じます。

結局、貧乏で学がない人は他人のダシに使われる
人生を歩むしか道がないんですかね?
哀しいお話ですよ。

87 名前: 82 投稿日: 2003/07/28(月) 17:17
>>85
 6CHのお昼前の速報ニュースでやってたんですよ。
「容疑者の部屋から押収された名簿リストの中には」って言ってましたんで、警察からの情報じゃないかと思います。
 映像はちょうど押収しているところの映像だったので。
 でも、それ以上のことはわかりません。
 その後の番組では、その事をふれてないんですよ。

88 名前: 84 投稿日: 2003/07/28(月) 18:52
>親権強化が児童虐待保護に
そんな説があったんですか?
子供を売り飛ばすのは親です。
DQNの元に生まれていたら自分が売り飛ばされていた
かもしれないというのが怖いところです。
ものすごく組織化されていてまさに「子供は商品」。
児童の人身売買なんてタイとかそういう国の話だと
ばかり思っていたので、あんなに被害者がゴロゴロ
してるものとは思わなかった。
虐待がひどくて、よく病院に入院してたそうだ。
明らかにおかしい怪我なのに誰も通報しないの。
医者も会員だったしなぁ。

>小児性愛的傾向が治らないのを良いことに、
治らないって聞いたのですが。
「治らないから犯罪を犯してもしょうがない」と主張
する人がいるという意味でしょうか?

89 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/28(月) 23:16
82さん>
情報、誠にありがとうございます。
早速調べてみたいと思いますが、
ここ数日は仕事が忙しいので動けません。
この辺の事情をご理解いただけると幸いです。

84さん>
(親権強化に関して)
自由党の樋高剛議員は、
そのような考えの持ち主だと思っても、
それほど的はずれではありません。

児童虐待の根底にある原因を、
核家族化のみにあると解釈して、
道徳教育を推進しようとしています。
野党でも健全育成に関わる議員は要注意で、
特に樋高議員は危険人物です。

(小児性愛に関して)
規制推進派ではありますが、
小児性愛者のカウンセリングに長期に関わってきた、
ティム・ティトの説によると、
小児性愛者による児童への性的虐待は、
長期にわたるカウンセリングによって、
ほぼ抑止されるそうです。
この事例が、イコールで小児性愛傾向を治療するとは言えませんが、
少なくとも実在する児童への虐待行為を、
抑制する事が可能であることを示していると思います。
また、この事例によって、
「俺はロリだから、悪戯は仕方ない」という意見を
封じることが可能であるとも思います。

これはあくまでも私の個人的な主観ですが、
小児性愛者には、やっぱり精神病、
あるいはそれに類する状態にある人が多くて、
状況が改善されると、
嗜好そのものは消えなくとも、
欲望が大幅に薄まるように思えます。
この問題に関しては、現在調査中なのですが、
いずれまとまった形で、
何らかの報告書を作ろうと考えています。

90 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/29(火) 00:26
援助交際関係で、
昨日知人のライターから面白い話を聞いたので、
メモ代わりに書きます。

最近の援助交際は、サポートとか、サポという言い回しを、
売る側の女性が使うそうです。
警察がこの単語をどうやって取り締まるのか見物ですな。
売買春に反対する一部のアフォは、
援助交際という単語が売買春の壁を低くしたと主張していますが、
この理論が正しいとすれば、サポートという単語も、
同じ効果を発揮しているということになります。

彼らがいかに意味音痴かが分かる好例で、
馬鹿馬鹿しすぎてコメントの仕様もありません。
意味には二重性があるという、
極めて当たり前の構造に気づかない限り、
こういう人達(個人的には人間だとも思いたくありませんが)
はいなくならないんでしょう。
単語のみが、意味の枠組みを決定している訳じゃないんだけどねえ。

91 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/29(火) 01:03
>84さんの例と類似の事件があったようです。
親権強化では何の解決にもならない、という象徴的な例では。

「36歳バカ母逮捕、自分の娘を…
新潟

 交際中のロリコン男に、中学生の2人の娘を差し出し、みだらな行為をさせたとして、新潟県警小出署は28日までに、児童福祉法違反容疑で同県北魚沼郡に住む母親の無職の女(36)と、交際相手の同県山古志村の養鯉業、橘武則容疑者(47)を逮捕した。両容疑者は容疑を認めている。

 調べだと、鬼ともいえるバカ母は、橘容疑者を相手に、5月中旬に二女(13)、6月中旬に長女(14)と、みだらな行為をさせた疑い。

 鬼母は10年前に夫と死別した後、数年前から橘容疑者と交際。同署は長女らは小学生当時から、両容疑者に行為を強要されていた疑いが強いとみて調べている。金銭の授受はなかったという。」

ソース:http://www.zakzak.co.jp/top/top0728_2_07.html

92 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/30(水) 09:27
91さん>
す、すごい事件ですね。
被承認欲求が人を狂わす好例ですな。
自分の彼氏に「認められたい」ために、
自分の娘を差し出すなんて、
聖書に出てくるアブラハムとイサクの
関係みたいじゃないですか。
個人的には、男の方が養鯉業っていうのが、
ちょっとポイントだったりします。

93 名前: たろいち 投稿日: 2003/07/30(水) 18:38
渋谷小学生監禁事件について、私の考えている事を書いてみます。
他の規制派サイトではスルーされてしまう気がしたので、厳しいご意見を頂くのを覚悟で、この掲示板に書かせて頂きます。
板汚しに成ってしまうかも知れませんが、ご容赦下さい。

今回の事件のポイント

①出会い系サイトや他のハイテクの介在しない犯行である事。
今回の犯行にはハイテクの必要性が無い。
容疑者と顧客の間のやり取りに関しては不明。
メールより電話・ファックスのほうが記録は残りにくい。

②従来型の児童売買春との構造の違い
・従来型の児童売買春の構造

 加害者
  ↑↓→サイト開設者(場の提供のみであり、直接の搾取は無い) 
 被害児童

・今回の児童売買春の構造

 売春宿の主人(容疑者)⇔客
  ↑↓
 人買い(スカウト女子高生)
  ↑
 売春婦(被害児童)

今回の事件の構造は『時代劇の人買い』と同じ。
性交を前提にしておらず、初めは『雑用・遊ぶだけ』と騙してその後売春させる。
計画的であり、それなりの投資をしている(初めに掃除だけやらせる事)から、確実に容疑者による搾取が存在するはず。

従来型の児童売買春(援交)のケースとは全く異なる(少なくとも援交のみでは中間搾取は存在しない)。

③ブローカーによる児童売買春が金になる事を、世間に知らしめた。
今回の犯行に暴力団が絡んでいるかは今のところ不明だが、今後は確実に絡んでくる。
特に、ブローカーの関わる形態での児童売買春は出会い系サイトの禁止により増加する可能性が高い。
今回は児童に大きな被害は無かったが、死者は出ている。
暴力団が絡むと確実に死者・行方不明者は増える。

④自民党案では今回の様なケースは減少する事が期待できない。
ポルノ規制では今回の事件は防げない。
厳罰化に関しては不明。おそらく暴力団が絡むような犯行には効果は少ない。

以上です。

94 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/30(水) 23:47
組織的に児童を売春させる行為は戦後の混乱期以降もそれなりに存在したと思われます。
家出少女を暴力団員が薬漬けにして売春させるとか。

95 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/31(木) 02:17
たろいちさん>
読みました。
児童買春に関しては、
『裏BUBUKA』の記事で、
私の所感と極めて近い内容のものがありますので、
以下に転載します。
参考にして頂けると幸いです。
(続く)

96 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/31(木) 02:17
 先月、ある新聞にベタ記事ながら、テレビなどでも取り上げられた事件があった。
それは自分の娘を犯し、出張風俗で働かせ、その給料をギャンブルに注ぎ込む。
そんな父親が逮捕された。という記事だ。ただし、その娘は14歳。中学生だった。
鬼畜としか思えない行動。
ここでは、そうした残酷な仕打ちを受けている女子中学生の事件を取り上げる。

97 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/31(木) 02:19
 働かない父親が娘に強いる性奉仕

 兵庫県のある女子中学生が、風俗営業法違反の摘発の現場にいた。
デリヘル、いわゆる出張風俗店の本番行為に関する摘発者に混ざっていたのだ。
 兵庫県警にパイプを持つジャーナリストが、その事件について取材し、詳細を語ってくれた。
「実は、父親が売春させていたんだよね。遊興費が欲しくて。
その父親っていうのに問題があって、その女のコ…。
中学2年生なんだけど、小学生の時から父親の実家、祖母に預けられていたんだ。
それを無理矢理連れ出して、出張風俗で働かせていたんだよ…」
 しかも、この父親は『1万円くれれば本番させてあげる』という言葉を強要し、
セックスをさせていたというのだ。それどころか、挙句の果てには、
「娘に実技指導とかいって、セックスしていたらしいんだよね。
実の娘だよ。信じられないよ」

98 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/31(木) 02:20
 まさに鬼畜の所業だ。客に本番をさせるだけでもありえない話なのに、
自らが指導と称してセックスをしてしまうのだ。
このような父親のすることだから、指導などは名目で、ただ性衝動にかられて、
自分の娘を性欲処理の道具に使ったのだろう。言語道断である。
あくまでも噂だが、その兵庫の女子中学生は病院に保護されているらしい。
しかし、精神的な傷から考えても、あながち噂、嘘とはいえない信憑性があるのも事実だ。
 この事件は新聞報道もされて、多くの人々が知っている事件でもある。
だが驚くことに、この事件は氷山の一角に過ぎなかった。

99 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/31(木) 02:22
 大半の少女売春は事件にならない

 ある警察官が、この事件の類似例を探している最中に話をしてくれた。
「中学生に限定して、2000〜2002年で風営法違反、売春防止法違反の摘発で6人出て来たんだ。
もちろんウチの所轄だけでだよ。家出をして年齢を偽っている。
そういうのもいたけど、4人は親が絡んでいる事件だったんだ。
でも中学生だし、それによって本人の将来になにかあってもね。
そうでしょ。だから送検していないんだけどね。
地方都市で、この人数なんだから東京大阪じゃ、スゴイんじゃない」
 実際に『フライデー』(講談社刊)でも、家田荘子のレポートとして、
女子高生キャバクラ嬢の記事があったのは記憶に新しい。
その女子高生は家計のため、自らキャバクラに足を踏み入れたものだったが、
社会倫理を尊ぶ大手出版社の企画に女子高生キャバ嬢があるのだから、
中学生の風俗嬢が存在していてもおかしくはない。
(仁注:家田はゴーストが取材しているので信憑性に乏しい。
創作も多いので引用するのは問題がある可能性が高い)

100 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/31(木) 02:23
 警視庁管内の所轄関係者も、口を濁しながらこう語ってくれた…。
「中学生でも、キャバクラあたりなら年間何十人だね。
風俗でも10人弱はいると思うよ。ウチ(の管轄)でその数だから、
新宿とかは考えるだけで恐いね。歌舞伎町が管轄でなくて良かったよ」
 と愚痴るほど実際に女子中学生が風俗に勤めているケースは多い。
しかも女子中学生をブランド化した裏風俗ではなく、デリヘルなどの表の風俗である。
もちろん、これらも親が絡んでいるケースは多いらしく、
女子中学生は被害者でもあるので、表面化しないまま、処理されるケースが多いという。
 女子中学生とは、親が絶対的存在である子供の時期と、
カラダだって売れる大人の時期が混ざり合った微妙な存在である。
そんな彼女たちが働く風俗の現実が、ここにあった。

101 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/31(木) 02:25
 保護司が見続けた女子中学生という弱者

 こういった中学生の更正に動いている、ある保護司に取材ができた。
裏BUBUKAということで、ずいぶん嫌がられたが、取材主旨を説明した結果の取材である。
「多いね。地方の新聞を入れると年間10〜15件は表沙汰になってるよ。
実数はわからんね。ただ私が相談に乗ったり、
施設を紹介したりしているのだけで、年間20人以上いるよ。
それが、なんというか、原因がね…」
 このあと保護司の口から出て来た原因というのが考えられないものばかりだったのだ。
 まず、第一に多いのが『借金の返済、遊興費の確保』。
もちろん親の借金だし、親がギャンブルなどに注ぎ込む金だ。
「このほとんどの親が働いていないんだな。つまり娘の身体を売ってでも遊ぶ金が欲しい。
そういうヤツらなんだ。バブルの崩壊だか、不況だかを理由にして最低のことをしているわけだ。
常識的な大人のすることじゃない」

102 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/31(木) 02:26
 そして第二は悲しいことに『家から追い出す』ために働かせるというもの。
その大きな理由は、親の再婚。特に母親に彼氏ができた途端に…というケースが多い。
「これも許せないケースなんだよ。自分の都合で追い出す。
さらにヒドイのは再婚相手の子供は引き取るというケースが多い。
義父から見れば、連れ子の娘は十分性対象。なので、母親が実の娘を邪険に扱う。
母親から見れば、相手の連れ子の方が可愛がられるかも? 
そういった気持ちから前述の話を再婚の条件にするわけだ。
親のエゴで追い出すとは言語道断だ」
 そして第三がフライデーと同様に『リストラされた父の代わり』に働くというパターン。
問題なのは、第三の理由が減少し、第一、第二の理由が増えているということだ。

103 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/31(木) 02:29
 思春期の性労働は精神障害の引き金に

「アンタらの雑誌からすれば、中学生とナニできる風俗急増なんて記事になるんだろうが、
そういうことを中学生くらいの成長期にすると、いろいろと問題が起こるんだよ」
 それはどういうことかというと…、
「大学の先生(医者)も言ってることなんだが、リストラされた父親の代わりにとか、
そういう理由でも働かせ過ぎると、生活のためという現実的意識から、
想像力や思考力が低下しちまうんだ。つまりマトモな大人にならない。
自分の子供にも同じことをする親になることだって考えられる」
 さらに、兵庫の中学2年生の噂のように、精神障害を起こすケースも多いという。
しかもセックスに対しての嫌悪感程度では済まず、精神異常に陥るケースも多いらしい。
精神分裂症、PTSDは当たり前、白痴のようになってしまう少女も少なくないらしい。
その障害が表面化するのが数年後だというのだ。
(仁注:PTSDは元々精神病に罹っている人間が、強い精神的なショックを受けると、
発症しやすいと言われている。この説明には、多少の無理があるように思える)

104 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/31(木) 02:30
 さらに追い出されてしまうケースにおいては、もっと悲惨なものもある。
「面倒を見た女のコに、ろうあ者の女のコがいたんだよ。
中学生から4年間ヘルスに勤めていたんだが、新しい母親に『気持ち悪い』といわれて、
追い出されたのが原因だったらしいんだ。それで風俗。
しかも話せないのをいいことに、禁止されている本番をされまくった。
中絶の繰り返しで子供を埋めなくなった。こんなことが許されると思うか?」
 まさに不幸を絵に描いたような話。保護司の眼からも涙が溢れている。
しかし、ろうあ者の就職率は極端に低く、
成人でも風俗嬢以外に選択肢がなかったというケースは少なくない。
まして女子中学生となるとバイト先は皆無と言える。

105 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/31(木) 02:32
 非道な親でも社会より優しければ…

 保護司の話には、さらに続きがあった。
それは非道な親でも子供にとっては大切な人間であるという話だった。
「父親が刑務所に入っていたんだが、母親の仕事がなくなって、
親の命令でヘルスに勤めていたんだ。
学校や近所では犯罪者の娘という扱いを受けて、辛かったらしい。
そのコにとっては、客は親のことを知らない。だから優しいし、大切にしてくれる。
お金をもって帰れば、同じ境遇の母親が喜んでくれる。
だから風俗から抜けられなかった。一度は施設に入ったが、結局、また風俗に戻っているらしい」
 実はこのタイプの事例は警察関係者からも数例聞いた話。
実際に警察としては取締り対象であるが、家庭環境や、世間の眼から、
そこにしか居場所がない。だから個人的には…と同情してしまう。

106 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/31(木) 02:34
「これは保護司としては禁句なんだが、国が責任をもって面倒を見れないなら、
しょうがない部分もあるんじゃないか? そう思うんだ。
もちろん売春はダメだが、水商売ぐらいは認めないと、現実には生活できない」
 年端もいかない中学生が風俗で働くことの是非が問われたとき、
もちろん答えはNOだ。だが、すべてのケースを否定することは、
多くの中学生の生活を脅かすことになる。
もしアナタが風俗にいって、女子中学生がついたなら、どうする? 
法に触れるかもしれないが、プレイをすることでその中学生の生活は救われるかもしれないのだ…。
プレイをする、しない。一体どちらがその子の為なのか? 
そんな悲しい矛盾を、この問題は含んでいる。
(仁注:ダメに決まってんだろ。悲しい矛盾ってなんだよ。
金を払ってやんなきゃ良い話やんけ)

107 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/31(木) 02:36
………という感じでですね。
記事の掲載先が掲載先なので、
眉唾の情報があったり、とても納得できないオチがあったりしますが、
児童買春に関するアウトラインは概ねこんなものだと思います。
それほど嘘八百じゃないところが、この記事のおっかないところですね。
参考になりましたでしょうか?>たろいちさん

109 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/31(木) 02:51
http://news.www.infoseek.co.jp/NTopics?sv=SN&pg=article.html&did=2639&gd=2&arn=fuji_society1_25887
「毛のない方が…」ロリコンビジネス深い闇(夕刊フジ) 7月30日18:00
 小6少女を監禁し、自殺した吉里弘太郎容疑者(29)が「趣味」と「実 益」を兼ねて手を染めていたロリコンビジネス。平成11年の児童ポルノ禁 止法施行で、打撃を受けたかにみえたロリコン市場だが、マニアの人気は高 く、ネット上や専門誌には少女のHな写真が氾濫する。「ハードロリ」なる 小学校低学年のマル見え映像も…。某芸能人もハマる倒錯した世界の実態は −。
 【専門誌】
 合法、非合法の線引きとなる18歳以上と判断できない女の子が繰り広げ るSEXシーンが満載なのはロリコン専門誌。800円前後ながら、内容は かなり過激だ。
 表紙には伏字で「女子中○生を喰らう! テク」と称し、中学生ナンパ術 を解説する特集まであり、モラルのかけらもない。「中○3年と高○1年は 違う。女子中○生が一番魅力的」と扇情的な表現も…。
 【専門店】
 こうした専門誌に広告を出し、マニアから「ロリコンの総本山」と呼ばれ る専門店に潜入した。看板もない店はマンションの一室にあり、写真集やア ダルトビデオがズラリ。
 やはり“境界線上”の子が出演しているのが主流で、大半の主人公のアソ コには毛がない。マニアには、これが必要不可欠のようだ。
 【ビデオ店】
 東京・新宿歌舞伎町。「裏本」店のメーンは裏DVDや裏CD−R。簡単 に複製できるため、2〜3000円と安価だ。人気AV女優の裏モノが壁一 面に掲示されているが、ロリ系は少ない。
 「昔は客の注文で、こっそり売っていたが、最近は(当局が)うるさく、 入ってこなくなった。あっても15、6(歳)だね」(店主)。法規制で、 作品が枯渇し、流通ルートに乗らなくなってしまったという。
 だが、マニアが「ハードロリ」と呼ぶビデオを扱う店があった。価格も1 本8000円、5本2万3000円と最高ランク。小学校低学年とみられる 少女が犯されるものから、団地で幼児を集め、性器をあらわにするものまで …。まさに犯罪の一部始終を撮影しているかのようだ。
 【ネット】
 「同じ悩みを語り合いましょう」と書き込みがあるのはネット上でロリ系 情報を扱うサイト。
 ロリータの頭文字から「炉」「炉利」との陰語で、少女の画像がやり取り される。あるサイトには「公園でパンチラを見るのがたまらない」「銭湯で おじいちゃんと入ってきた女の子の裸体が…」との体験談が書き込まれてい た。
 【芸能人の独白】
 ロリコンで知られる中年芸能人は「規制ができて、すべてが裏に潜った。 昔は毛のない写真は捕まらず、毛のある写真が摘発されたのに、今は正反 対。どの世代も一定数はロリコンで、インテリ系が多い。規制するほど裏で は儲かる」と市場の実態を語る。
 続けて、「ロリコンには2種類ある。見て楽しむ純粋なロリコンと、Hを 求める『ペドフィリア』。ペドは病気の部類。今回の事件も含め事件の度 に、純粋なロリコンが迷惑を被る」と憤慨。
 そして、「締め付けが厳しく、みなガマンしている。でも、暴発する奴が いて、さらに厳しくなる。わたしたちは事件を起こさないから、放っておい てほしい。一番簡単なのは結婚し、女の子を産ませること。自分の子なら咎 (とが)められない」と付け加えた。
 「?!」。いやはや、闇は深過ぎる。

110 名前: たろいち 投稿日: 2003/07/31(木) 09:45
>>鳥山先生
わざわざ転載して頂き有難う御座います。
私個人の『援助交際』に対する見方が変わったのは、『中国自動車道女子中学生転落死事件』によってですが、その件にしてもこの記事の件にしても、『児童売買春』は単純に風俗の問題としては片付けられないのを考えさせられます。
勿論、『援助交際』にも色々在り、一概には言えないのかもしれませんが(この辺は鳥山先生の持論とは食い違ってしまうかもしれません)。
>>108-109
109の件は兎も角、108の件に関してはやはり改正児童買春・ポルノ法の効果に疑問を感じます。

現行法下(及び関連法下)においてもこれらの行為は禁じられているはずなのに実際に事件はおきている訳です。
これが改正法により『児童ポルノそのものに憂慮を持っていただくこと(野田議員)』で解決できるとは思えないです。
むしろ真の『虐待児童』の保護が蔑ろになる気がして成らないです。

今後も繰り返しこういった内容を中心に主張すべきなのでしょうか。
実際の被害児童のいる(あるいは、いた)事件を例に出して主張すれば理解してもらい易いのでしょうが、何だか被害児童を利用しているみたいで出来ればそれは最終手段にしたいです…。

手抜きなレスで済みません。また一寸考えて見ます。

112 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/01(金) 03:16
たろいちさん>
たろいちさんの参考になったようで、
ほっとしております。

ところで、話は全く変わるのですが、
現在、私は医学的な見地からペドファイルになりやすい、
人がいるのではないかという仮説の検証をしている最中で、
少なくとも日本における男性の小児性愛者は、
コルチゾールというストレスホルモンが、
幼少期に大量に分泌するような環境にいたか、
素質があったのではないかと睨んでいます。

そこで、どなたかに質問したいのですが、
精通前であっても、小児男子がコルチゾールを大量に分泌すると、
性的興奮+勃起が起こりやすいということを、
研究した論文などはありますでしょうか?

この手の分野は素人なので、
皆目見当がつかずに難儀しているので、
協力して頂ける方がいると幸いです。

113 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/02(土) 09:21
>112
コルチゾールの過剰分泌はムーンフェイスなど異常なむくみを引き起こす原因です。
 確かに幼児期にそんな状況にあるとしたら精神的にも不衛生です。
 ただコルチゾールそのものが脳に影響を与えるかといえば、あまり関係ないような。
 あと、小さな男子でも勃起、夢精はあるのではないかと思います。
 一度だけ、友達が「白いおしっこお漏らしした」と言っているのを聞いたので。
 でも、彼は声優おたくですが、ペドファイルではないです。
 論文ではちょっとわかりません。

114 名前: 113 投稿日: 2003/08/02(土) 09:48
 今、思い出したのですが
>あと、小さな男子でも勃起、夢精はあるのではないかと思います。
>一度だけ、友達が「白いおしっこお漏らしした」と言っているのを聞いたので
 小さな男子ではなくて小学校高学年です。
 自分では低学年の時だと思っていたのですが、大分違いますね。
 第二次成長前だったからでしょう。関係ないです。すみません。

115 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/02(土) 11:55
参考にならないけど精通前でもイク感覚があるそうでつね。
精通前の絶頂は女性のそれに近い感覚だとか。

116 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/02(土) 11:57
ゲーム脳にだまされた程度の脳の持ち主ですが
「脳が殺す」という本が参考になるかも。
「凶悪な連続殺人犯になる原因は虐待・神経学的損傷と精神疾患
の三つが必要用件である」という本です。

117 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/02(土) 23:51
小学校1〜2年の頃、机の本入れに性器を押し当てると気持ちよくなった
記憶が・・・(椅子に座ったまま背中に重心を掛けグッと腰を浮かせて押し当てる
当然、射精は無かったですが。

それで小6位の時に新聞記事でそういう事をする子が居ると載っていたので
自分だけではなかったのだな、と思ったのは覚えています。

気恥ずかしい思い出ですね・・・

118 名前: 117 投稿日: 2003/08/02(土) 23:55
ああ今、鳥山さんの書き込みを読んだらコルチゾールのお話だったのですね・・・
>>113-115の内容から勝手に連想して書き込んでしまった。
すみませんでした。

119 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/03(日) 01:17
http://bme.ahs.kitasato-u.ac.jp/qrs/imd/imd00325.html
コルチゾールによる症状
http://www.ibaraki.med.or.jp/kinmu/jigyo/nanbyo/sisin/10.htm
下垂体機能障害

 コルチゾールの増加によって下垂体機能障害を起こし、中枢性性早熟症となるのかな?
 非常に希と書いてるけど、どうなんでしょうね。

http://www.kobekids.net/kenkyu/spermarche2000.html
精通・初潮の年齢。

 こんなのもありました。

120 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/03(日) 01:31
113〜117さん>
色々なご意見を書き込んで頂いて、
大変感謝しております。

かなり唐突な書き込みだったので、
私の意図がよく解らない方も多いと思われるので、
改めてこの場で説明をさせて頂きます。

まず、このような仮説が私の頭の中に浮かんだのは、
ROSFを開始してから、1年半ぐらいの間に、
大体40人弱のロリコン、またはペドの人から、
直接的に聞き取り調査ができたからです。

その結果として、彼らに共通の生活史があるのではないか、
という疑問を私自身が持つようになりました。
(続く)

121 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/03(日) 01:36
その共通の生活史とは、

1:小学校低中学年、おおよそ10歳以下の年齢から、
明確な、もしくは記憶に残るぐらい強い性欲を抱いている。

2:日本人の平均的な精通年齢といわれる、
12.7歳を下回る年齢で精通を経験している。

という2点で、
自らをロリペドと呼んでいた人達のほぼ90%が、
このグループに含まれていました。
また、残りの1割は、性欲そのものを否定する傾向が見られました。
(続く)

122 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/03(日) 01:46
私自身は、この共通の生活史に対して、
初めは懐疑的だったんですが、
(自身の経験からいって、
小学生低学年時に強い性欲など感じなかったのが、
懐疑的だった主たる原因です)
全く別の調査をやっている過程で、

1:コルチゾールというストレスホルモンが、
勃起と関わっていること

2:コルチゾールの大量分泌が成長ホルモンを阻害(?)し、
平均年齢以下の若年者に精通を引き起こすこと、

3:コルチゾールの大量分泌は、
睡眠物質であるメラトニンの減少や、
5HT2受容体(セロトニン)の感受性が亢進
していること=鬱病である可能性を示唆していること

4:コルチゾールの大量分泌は、
記憶の特異な障害を引き起こすこと
(認識能力は保持したまま、
記憶再生能力のみが低下する)

ということが解ってきたので、
以下の仮説を立てました。
(続く)

123 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/03(日) 01:55
1:日本人男性で小児性愛などの、
性的嗜好障害を起こしている者は、

2:幼年期に強いストレスを恒常的に受ける経験
(たとえば児童虐待など)をするか、
ストレスを受けやすい資質があったために、

3:鬱病、あるいはそれに近い精神障害を発生し、
並行してコルチゾールというストレスホルモンが、
常に高い数値で身体に放出された結果、

4:幼年期から勃起を経験し、
また平均年齢以下で精通を経験する過程を通じて、

5:かなり低い年齢で性的な関心を抱くようになり、

6:その中の一部が、自分と同年齢の子どもを、
性的対象としてしまった為に性嗜好障害になる。

というものです。

124 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/03(日) 02:02
この仮説のメリットは、

1:小児性愛者に児童虐待を経験している者が、
かなりの割合で含まれる現象を説明できるようになる。

2:小児性愛者に、低所得者層で悲惨な家庭環境にいた者と、
高学歴でインテリ層に属する者
(要するに、子どもの頃に苛烈な受験競争に晒された層)が、
同時に存在する現象を説明できるようになる。

3:小児性愛者に、精神病患者、
あるいはそれに類する精神疾患を抱えた者が多い
(これは聞き取り調査で確認済み)
現象を説明できるようになる。

などが挙げられるのですが………
いかんせん、医学、心理学に疎い私の仮説に過ぎないので、
引き続き調査が必要なのに加え、
専門的な知識を持っている人に、
何らかのアドバイスを受けなければ、
きちんとした内容にはなりません。
(続く)

125 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/03(日) 02:13
そこで、できればこの問題に関して、
聞き取り調査に協力して下さる方を募るのと同時に、
性嗜好障害に関する学会を立ち上げて、
専門家の協力を仰ぐという方向で、
動きたいと思っています。

この計画が上手く動くと、
1:小児性愛の問題を、心理学や医学の領域にシフトできるので、
倫理の問題としている宗教関係者を排除することが可能になる。

2:学会を立ち上げることで、
国家から公的に承認を得た活動とすることが可能になる。

3:小児性愛を精神障害の一種類とすることで、
厳しい取り締まりの対象ではなく、
ケアの対象として扱うことが可能になる。
また、小児性愛の問題を世間に広く問いかけることが可能になる。

可能性が高まります。
もちろん、これに伴うデメリットもあるんですが、
現段階ではメリットの方が勝っているかな、
というのが今の私の感想です。
(続く)

126 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/03(日) 02:25
そういうわけで、
私は現在日本学術教会に問い合わせを行いつつ、
今月中にも小規模なオフ会でも開いて、
『性嗜好障害研究会(仮名)』を立ち上げようと思っています。

最初は少人数で研究を開始して、
それが軌道に乗ったらスポンサーを募って、
専門家に依頼をする………というプロセスを踏むつもりですが、
どなたかご協力してくださる方はいらっしゃいますでしょうか?
スポンサー問題は私が対処しますので、
実体験や専門知識を提供して下さる方を募集します。

127 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/03(日) 02:28
思い出した。5−6を裏付けるかもしれない俗説。
男性がセーラー服に性的関心を持つ理由。
女子高生とかでなくセーラーそのものへの関心ね。
性的関心の強まるのが中高生くらい。当然同学年の
女の子に関心がある。周りの女子は当然制服。
で、性欲と対象が結びつくと。
その思い出にひたるような感じなんでしょうか。
けっこう「彼氏にセーラー服着てくれと頼まれた」
って女性の書き込みを見るような気がする。

もう少し踏み込むと性欲にはすり込み現象があるそうです。
(タマゴから生まれたヒナが最初に見た動くものを親だと
信じ込むアレです)
最初に性的興奮を覚えたものに対して刷り込みが起きる。
性に目覚めるきっかけであって快感であるとは限らない。
たとえば性的なことを言われた、いやらしい目で見られた
という一見ささいに見える(本人は死ぬほどショックを
受ける場合もある)ことも多いです。特に女性は相手が
自分に欲情しているかどうかに敏感ですから。
男性だと初めてムラッときたできごとなんでしょうか。

このきっかけがちょっと変わっていると倒錯した性癖に
なってしまうことがある。
ある女性は父親に風呂をのぞかれたことがきっかけで
のぞき部屋の風俗で働くようになったという話がありました。
これは最初に性的興奮を覚えた事柄と個人のお気に入りの
性的妄想を調べたら立証可能ではないかと。
ただ、シチュエーションや具体的なアイテム(セーラーとか、
AVのパッケージに書いてそうなキーワードね)ではなく
対象が児童という人間そのものなのが気になるところです。

128 名前: 84 投稿日: 2003/08/03(日) 03:00
小学生4人監禁事件に関連して。
小学二年生で親に売り飛ばされて、金持ちの性奴隷として飼われた人
の体験談。
体験、感情の吐露がメインだしその社交クラブ? に関しては、
仕組みだとか組織的な面に関しては、はっきりしたことは書いてない。
1と2はSM板からの移植。一番下のスレが現在進行形。

ある体験の・・・回想録 1
http://jbbs.shitaraba.com/study/bbs/read.cgi?BBS=2470&KEY=1055904784
ある体験の・・・回想録2
http://jbbs.shitaraba.com/study/bbs/read.cgi?BBS=2470&KEY=1056103126
ある体験の・・・回想録
http://jbbs.shitaraba.com/study/bbs/read.cgi?BBS=2470&KEY=1040153128

129 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/03(日) 08:57
>>126
当然,SMやゲイといった嗜好も分析の対象になるんですよね?

130 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/03(日) 10:12
>>122
>2:コルチゾールの大量分泌が成長ホルモンを阻害(?)し、平均年齢以下の若年者に精通を引き起こすこと、
 思春期早発症を調べてみてはどうでしょうか。
 分野的には産婦人科か小児科あたりで調べると出てきます。

131 名前: 松代 投稿日: 2003/08/03(日) 14:11
>>129
>当然,SMやゲイといった嗜好も分析の対象になるんですよね?

 対 象 に な り ま せ ん

『性嗜好”障害”研究会(仮名)』という名称からも明らかですが、社会生活の”障害”になる性嗜好(思考や志向、指向という側面についても一部は考察の対象となります)をテーマにしています。
そのため、研究の対象となるのは淫楽殺人症や窃視症、常習的強姦者、相手を完全に支配したうえでのみ性行為が可能な人々、そして小児性愛者など、違法行為であっても止められない人々です。
場合によっては、性同一性障害も対象となりえますが、基本的には人権という立脚点から、法的な問題を引き起こす人々のことを対象にします。道徳的な価値判断は一切考慮しません。

もし、あえて「当然」という接頭語で文章を組み立てるならば、以下のような文章になります。

当然、SMやゲイといった嗜好は分析の対象から除外されます。

132 名前: 松代 投稿日: 2003/08/03(日) 16:34
念の為に付け加えておきますが、研究会の名称にある『障害』とは、本人よりも他人にとっての『障害』という意味を持ちます。
例に挙げた淫楽殺人症や窃視症、常習的強姦者、相手を完全に支配したうえでのみ性行為が可能な人々、そして小児性愛者は、彼らが性愛の対象にした人にとって、社会生活の『障害』となりえますし、たいていの場合は非常に深刻な『障害』となります。
そのため、研究の基礎が固まれば、当人がそれによって性的快感を得ていなかったとしても、以下のような人々も研究の対象となるでしょう。

常習的に性的嫌がらせを繰り返し、他者から指摘されても止めることができない人々
ありとあらゆる性的な要素を嫌悪し、かつ極めて否定的にしかとらえることができず、自己の周囲にある性的な要素を全て排除し、周辺の人々にも同様の態度をとるように(場合によっては立法措置を講じてでも)強要する人々

繰り返しになりますが、障害とは「本人の社会生活に対する」ものではなく、その人物が「標的とした人間にとっての障害」です。
いわゆるハンディキャップの類ではなく(また大半の性的嗜好はハンディキャップと認定しません)、迷惑行為を繰り返す人々という意味合いです。

133 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/04(月) 03:25
127さん>
小児性愛とフェティシズムの関係は調査の対象外でした。
これは私の完璧な見落としですね。
以降は、注意を払ってみようと思います。
経験上、どんな性嗜好にもフェティシズム的傾向が、
あるのは解っているので、
おそらく小児性愛にもフェティシズムは存在するでしょう。
以前、はんてん氏が指摘していたことですが、
年齢なんかもそのカテゴリーに含まれるものと思われます。

128さん>
ただ今読んでいる最中ですが………
これはキッツイ話ですね。
通読後に感想を述べさせていただきますが、
しかし、これはなあ………。
上手い言葉が見つからないです。

129さん>
松代氏が厳しい調子で書いていますが、
ゲイやSMは基本的に調査の対象から除外します。
また、障害という名称が混乱を生むようでしたら、
パラフィリアに変更することも検討します。
いずれにせよ、私のような素人が考えたことなので、
エラーは必ず発生するでしょう。
なるべく破綻をきたさないような、
小さなエラーで済ませたいと思っています。

134 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/04(月) 03:35
130さん>
調べてみました。
コルチゾールの過剰分泌は、
まとめてクッシング症候群と呼ばれています。
うつ病によってもコルチゾールの
分泌リズムの異常が発生するようです。
うつ病による、コルチゾールの過剰分泌の特徴は、
デキサメサゾンという薬物を投与しても、
数値が変化しないと云うことで、
他のクッシング症候群の原因とは見分けがつくみたいですね。
(続く)

135 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/04(月) 03:46
で、うつ病やそれに類する精神障害が発生すると、
成長ホルモンの阻害が起こるようです。
分かり易く説明すると、一時的に背が伸びなくなったり、
小柄の体格のまま精通を迎えてしまったりとか、
そういう現象が見られるようなんです。

肉体的には、精通や初潮を迎えると「大人と見なされる」ので、
骨格その他の肉体的な成長が停止します。
男子はそれでもまだのびしろがかなりあるんですが、
女子の場合はあまりその後は成長しないみたいですね。

ここから推測できるのは、
男性の小児性愛者の平均的な身長は、
一般的な男子の平均身長よりも低いか、
小児性愛的傾向を獲得した時期に低かったのではないか、
というものです。

うつ病による成長ホルモンの分泌異常は、
クロニジン負荷試験というテストで確認できます。

そこで、以上の知識を前提とした上で、
次に子どものうつ病に関する記事を載せます。
(続く)

136 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/04(月) 03:49
子供にも広がるうつ病、国内初の大規模実態調査へ

 5年連続で3万人を超えた自殺の主因の一つ「うつ病」が、
子どもの間でも目立ってきており、
さらに低年齢化しているとの指摘もあることなどから、
北海道大学の研究グループは9月に、5000人規模の実態調査に乗り出す。
これだけ大規模な調査は国内初。
子どものうつ病は、摂食障害や不安障害など合併症の背後に隠れていることも多く、
実態がよくわかっていない。
今回の調査で、抑うつ傾向の広がりや深さを調べ、
予防法や、治療法など対策の確立につなげることを目指す。

 子どものうつ病は、大人と違い、
気分の落ち込みが時としてイライラ感や攻撃的な行動として現れる。
また、頭痛や腹痛など身体症状を訴えることも多い。
うつ病がこうしたことの陰になりがちのうえ、
低年齢児は自分の症状をうまく伝えられないこともあって、周囲は気づきにくい。

 伝田健三・北大助教授(児童精神医学)らのグループが、
文部科学省の科学研究費補助金(科研費)を得て調査にあたる。
児童、保護者、学校の同意が得られた札幌市内の小学1年〜中学3年の5000人に、
子どもの抑うつ傾向の測定に国際的に用いられている質問票を配る。

 気分を尋ねる質問など約20項目の質問票への回答から、
抑うつ状態にある子の割合や、年齢や性による違いを分析する。

 伝田助教授の所属する北大病院精神神経科には、
95年から5年間で17歳以下が410人受診。
そのうち、うつ病や躁鬱(そううつ)などの症状を含む気分障害と診断された子が
111人を占めた。最年少は8歳だった。

 そのうち、6割が摂食障害(41例)や、
パニック障害・強迫性障害といった不安障害(24例)などを合併していた。
不登校を理由に紹介されてきた場合が14例、
うつ症状が原因で欠席が続いていたケースが51例あった。
自殺未遂をした子もいた。

 こうした実態を受け、5000人調査と並行して、
北大病院で最近10年間にうつ病と診断された17歳以下の児童・生徒200人を
追跡調査する。発症年齢や成育歴、薬物治療やカウンセリングを受けたことによる
症状の変化、再発率などを調べる。

 伝田助教授は「子ども本人も親も気付かずに悩んでいるケースは多い。
軽症だからと放置すると、大人になって再発したり、重症化したりする。
今回の研究で実態を明らかにし、予防と治療に役立てたい」と話している。

(2003/07/25)

137 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/04(月) 03:56
仮にこの記事の内容が正しく、
私の仮説も正しいとすると、
今後、小児性愛が原因の事件や、
児童買春の事件が増えることはあっても、
減少する可能性はないということになります。

また、子どものうつ病、睡眠障害、パニック障害などを予防すれば、
必然的に小児性愛者の数や児童買春が減少することになります。
もちろん、小児性愛はうつ病だけによって引き起こされるわけではないので、
実証は困難でしょうが、何らかの方法で仮説を検証できれば、
政府に対して科学的な根拠を元にした提案が可能になるはずです。

138 名前: 130 投稿日: 2003/08/05(火) 19:20
>>134
 弱りました。
 130にて、調べてはどうかと申し上げたのは思春期早熟症の方なんです。
 知っていて、調べろと言うのは卑怯なのですが、あまり知識があるほうではないので。
 私が知っていることも今、現在わかっていることなのかどうかは分かりません。間違っている部分もあるかもしれません。

 ただ、思春期早熟症の原因は真性思春期早熟症の方はゴナドロピンの過剰分泌、仮性思春期早熟症のほうはエストロゲンでして、コルチゾールではありません。これは間違いないです。
 ゴナドロピンの異常分泌自体が難病なわけですが、真性思春期早熟症の方のゴナドロピンの過剰分泌の原因については頭部の外傷や、脳腫瘍、卵巣腫瘍、精巣腫瘍などあり様々で一番多いのは原因不明です。
 確かに鳥山仁さんが言われるように異常なストレスによりゴナドロピンが過剰分泌されたというのは考えられないことではないです。
 ですが、早期の初潮がペドファイルやロリコンなど性趣向障害になる一つの可能性であると仰られましても思春期早熟症事態も原因は色々あります。
 ちょっと困惑してしまいます。

139 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/05(火) 19:34
130さん>
こちらこそ、お手数をおかけしてしまって
申し訳ございません。
自身の知識不足は重々承知しておりますので、
ご批判、ご指摘は大変参考になります。
思春期早熟症に関しては、
再度調査いたします。
私の知識が蓄積された段階で、
もう一度仮説を立ててみますので、
その時にもう一度突っ込みをよろしくお願いいたします。

140 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/05(火) 19:46
メモ:ゴナドロビン異常分泌について

http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/040.htm

>機能性視床下部病変としては、ストレス、過度の運動、
>高度のやせや肥満を伴う栄養状態の変化、急激な環境変化、
>精神神経機能の変化などが知られています。
>慢性消耗性疾患に二次的に生じることもあります。
>下垂体を侵す主要な病変は、下垂体腫瘍、
>炎症、細胞浸潤、出血壊死、転移性腫瘍、自己免疫などです。
>女性では分娩時の大量出血によるシーハン症候群が有名です。

141 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/05(火) 19:55
メモ:成長ホルモン分泌不全性低身長症(下垂体性小人症)について

http://www.ibaraki.med.or.jp/kinmu/jigyo/nanbyo/sisin/10.htm

1.成長ホルモン分泌不全性低身長症(下垂体性小人症)

1)概念,疫学,病因:視床下部,下垂体系に何らかの病因があって
成長ホルモン(GH)分泌低下を起こし,
成長障害を呈する疾患を成長ホルモン分泌不全性低身長症
(下垂体性小人症)という。我国では成人例を含めると約2万例以上
存在すると考えられている。主な鑑別する疾患としては,
ターナー症候群,軟骨異栄養症,クレチン病等がある。
表1に成長ホルモン分泌不全性低身長症の診断の手引きを示す。

2)治療:頭蓋咽頭腫等の活動性病変によるものは,
手術・放射線治療を含め原疾患の治療を優先させる必要がある。
成長ホルモン分泌不全性低身長症(下垂体性小人症)には,
骨端線が閉鎖していない場合には、体重1kg当り0.175mg
のヒト成長ホルモンを週2〜4回に分けて筋肉注射するか,
あるいは6〜7回に分けて皮下注射する。
効果としては1年目には8〜10cm,その後も毎年4〜6cm増加するので,
ほぼ正常身長になったら中止する。他の前葉ホルモンであるACTH,
TSH分泌不全が合併する場合には,比較的少量のコルチゾール(1日5〜10mg),
および比較的多量のサイロキシン(5ug/kg/日)を投与する。
また身長がある程度の目標に達したら,
二次性徴をつけるため性ステロイド剤の投与を行う
(早期に投与すると,骨端線閉鎖が早まり充分な身長増加が得られない)。

142 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/05(火) 20:02
メモ:鬱病について

http://www.toukoukyohi.com/depression/whatisdepression.htm

143 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/05(火) 20:52
メモ:成長ホルモンについて

http://www.yobouigaku-tokyo.or.jp/lb34_grw.htm

> ただし、性ホルモンには、成長ホルモンや甲状腺ホルモンと異なり、
>骨を急激に成熟させる作用、つまり成長の終了をもたらす作用もあります。
>たとえば、二次性徴が早めに起こるこどもは、成長スパートも早めに来て、
>早く高い身長になりますが、それは最終身長に達する
>(骨成熟が起こり、成長が終了する)のも早めだということです。
>他方、二次性徴が遅めに起こるこどもは背もなかなか伸びませんが、
>骨の成熟も遅く、あとからスパートが起きます。
>この違いは、性ホルモンが増加する年齢の個人差によります。

144 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/05(火) 21:04
メモ:愛情遮断症候群

http://homepage3.nifty.com/preemie/youikujyou.html

145 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/06(水) 01:47
メモ:エストロゲンについて

http://www.earth-pure.com/ush/article/aging/aging024.html

146 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/06(水) 16:53
 児童の精神病ですが、ヤフーの健康と医学>子供>精神医学に結構載っています。
 参考になれば

147 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/07(木) 05:03
146さん>
早速参考にさせて頂きます。
情報提供に感謝いたします。

148 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/07(木) 05:20
>今週の週刊新潮の記事から

1)長崎事件の犯人は、以前に青年、もしくは成人男性から、
性的な悪戯を受けていたらしい。
2)その際に、「ペニスを切除すると女の子になる」
という脅迫をされ、それが性的なものと結びついていたようだ。
3)被害者に対する悪戯行為は、この模倣であり、
殺害の意図は無かったと主張しているらしい。

4)以上の情報が正しいとすると、
A:快楽殺人者の可能性は低い。意図した殺人ではなかった模様。
これは、5氏の指摘が正解で、私の憶測に誤りがあった。
B:被虐待児の虐待という、小児性愛によく見られるパターンである。
C:虚勢願望、もしくは女性化願望が性欲と結びついている。
その意味では、宮崎勤や英国のロバート・ブラックとの類似性が見られるが、
対象が男児だったという点が大きく異なっている。
前者二人は小児の女性器に関心を示していたが、
今回の事件の犯人はペニスの切除が女性化の方法と、
思いこんでいたフシがある。

個人的な感想でしかないが、
トランスセクシャル(トランスジェンダーじゃないよ!)
とペドファイルの強迫観念の持ち方には、
似通ったパターンがあるように思われる。
理由は不明だが、調査の必要があるかもしれない。

追記:男性に悪戯されて異常性愛者になる男性というパターンで、
記憶に残っている例としては、
消防署員が女性下着を着用した男性に悪戯をされたことがきっかけで、
「女性用下着を履いた男性」に興奮するようになり、
下着を盗んでは自ら着用してマスターベーションしていた、
というものが挙げられる。
今回の事件に最も近いケースかもしれない。

149 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/07(木) 05:36
メモ:小児心身症

4.内分泌・代謝系 神経性食欲不振症、(神経性)過食症、
愛情遮断性小人症、甲状腺機能亢進症、
心因性多飲症、単純性肥満症、糖尿病など

この問題を取り扱っているJSCNに連絡をして、
学会誌を取り寄せようと思います。
大変参考になりました。
感謝いたします。<146さん

150 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/07(木) 05:41
メモ:メディカルオンラインで、参考になる文献は発見可能か?

http://www.meteo-intergate.com/index.php3?UserID=

151 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/07(木) 05:49
メモ:愛情遮断症候群による低身長・その2

http://www.sukusukuland.com/3_pattern/c-chiryou/3-c/3-c.html

152 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/07(木) 06:28
メモ:うつ病の増加

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030806-00000197-kyodo-soci

15人に1人がうつ病経験 75%は病院に受診せず

 成人の15人に1人はこれまでの人生でうつ病を経験していることが6日、
厚生労働省の研究班の疫学調査で分かった。
うつ病は「心の風邪」と呼ばれるほど身近な病気になり、
年間3万人を超す自殺との関連が懸念されているが、
医療機関で受診した人はうつ病経験者の25%だけだった。

 同日初会合が開かれた厚労省の「地域におけるうつ対策検討会」は
調査結果を踏まえ、うつ病と気付かずにいる人に治療を促すため、
精神科以外の一般内科医や保健所向けの診断、
対策マニュアルを年内に作成することを決めた。

 20歳以上の計約1600人に訪問面接で質問し、
米国精神医学会の診断基準で判定した結果、
6・5%の人がうつ病にかかった経験があった。
性別は男性4・2%、女性8・3%で女性の割合が高く、
発症年齢は20代が多かった。(共同通信)

精神病の多くは睡眠障害と密接な関連性がある。
うつ病は夜間でも行動可能な現代に増加しているのか?

153 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/07(木) 07:00
メモ:愛情遮断症候群による低身長・その3

4.心理的な影響による低身長

 心理社会的な原因で低身長になることもあります。
「愛情遮断性症候群」とよばれるもので、両親から、
精神的・身体的な虐待を受けて育ったために、身長が伸びなくなる場合や、
入退院や、転居、転校を繰り返したりする場合にもみられます。
これらはその環境が良好な状態になれば、身長も再び伸びるといわれています。

仁注:愛情遮断症候群になると、
睡眠時に成長ホルモンがほとんど分泌されなくなることから、
睡眠障害の一種である可能性がある。
子どもの生活環境を無闇に変えることも、
虐待の一種になってしまうのか?

154 名前: たろいち 投稿日: 2003/08/07(木) 11:39
>>鳥山先生へ
先日は御転載有難う御座いました。
小児期のストレスホルモンと小児性愛に関しての論文ですが、私が調べた限りでは日本語の物は在りませんでした。
しかし、英文でいくつか興味深い物が在りましたので、こちらで紹介させて頂きます。

①"Effect of neonatal beta-endorphin imprinting on sexual and brain serotonin level in adult rats."
Csaba G.他
(Life Sci. 2003 May 23; 73(1):103-14)
脳内麻薬(これもストレスと関係がある)であるβエンドルフィンを生まれたばかりのラットに投与したところ、成長してから雌の性的行動は減少した。
雄の性的行動は変化が無かったが、アグレッシブ(この語が何を意味しているかは本文を読んでいないので不明)に成った。
また、性別差、個体差が大きかったが、雄では脳内セロトニンの減少が見られた。

②"Neurological effects of childfood abuse: implications for the pathophysiology of depression and anxiety."
Penza K.M.他
(Arch Womens Ment Health. 2003; 6:15-22)
児童虐待を受けた女性はうつ病や不安神経症になることが多い。
うつ病の女性では被虐待歴の有無に関わらずコルチコトロピン放出ホルモンによる副腎皮質刺激ホルモンの分泌が鈍い(副腎皮質刺激ホルモンによりコルチゾールは分泌される)。
副腎皮質刺激ホルモンに対する反応は成長の各段階で異なる可能性がある。
近年の研究をまとめると、児童虐待と不安神経症の患者の神経学的異常には関係があると考えられる。

③"Lower baseline plasma cortisol and prolactin together with increased Body tenmerture and higher mCPP-induced cortisol responses in men with pedophilia."
Maes M.他
(Neuropsychopharmacology. 2001; 24(1):37-46
異常性的嗜好(paraphilia)にはセロトニンの代謝の変化が重要と言う報告が在る事から、小児性愛の患者のセロトニンの反応を調べてみた報告。
患者ではm-CPPという薬剤に対するコルチゾールの反応は正常より高く、コルチゾールやプロラクチンの濃度、体温は正常より低かった。
これにはセロトニンと言う脳内物質に対する反応性の亢進が関係している可能性がある。

④"Pedophilia"
Fagan P.他
(JAMA. Nobember 20 2002; 288(19):2458-2465)
小児性愛に関する総説的解説。
小児性愛に成る動機づけや、それを保持する原因が存在する可能性。
患者の疫学的調査では、アドレナリン・ノルアドレナリンの濃度が高く、小児性愛ではm−CPPに対するコルチゾールの反応性が低い(これは③の結果と異なる)。
治療を行うにあたり、小児性愛を成人に対する欲求に変えるように条件づけをするのではなく、小児に対する性的欲求をコントロール出来る様にし、小児性的虐待をしないで済むようにするのが望ましい(小児を性の対照とする感情自体は治療の対象外)。
薬物療法としてはテストステロン(男性ホルモン)低下療法や、セロトニン再取り込み阻害剤(うつ病・不安神経症等の薬)が効果がある。
小児性愛者による犯罪を防ぐには、司法と医学の一層の協力が必要である。

155 名前: たろいち 投稿日: 2003/08/07(木) 11:50
これらの訳は私の拙い英語力で解読した物であり、私は専門家でも無いので、誤訳の可能性は多分にあります。
括弧内は私の理解したところによる付け足しなので、原文には含まれません。
これらのうち、②〜④はMed Lineで原文がダウンロードできます。
著者名+『pedophilia』で検索すると簡単だと思います。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi

もし、本気で小児性愛とホルモン異常・精神異常の事を研究したいのでしたら、最低④は読んでおくべきだと思います。
個人的には『水島議員(精神科医)にこの論文を見せるだけでも気が変わるかも知れない』と感じたくらいのインパクトを受けました。
(繰り返しますが、私は精神病の専門家では無いので、あくまでも想像です。)

また、これも一般的な生物学的なアドバイスですが、ストレスホルモンには様々な種類があり、コルチゾールにこだわる必要性は無いと思います。
確かにこれらの論文でも小児性愛者のコルチゾールの変化は指摘されていますが、それが性的嗜好変化の『原因』か『結果』かは特定できていません。
特に、ホルモンは様々なフィードバックシステムが存在していて、一時点の変化ではなんとも言えない部分があります。
因みにコルチゾールが異常に多い状態である『クッシング症候群』の状態では、性的機能障害がでる事があるようです。

また、同性愛・SM等を含むか否かに関しても、社会的・道徳な問題と生物学的な問題は必ずしも一致しない事が在ります。
松代先生の言われる事も理解できますが、生物学的には必ずしも明確な区別が付かない事があるのは認識しておいた方が良いのではないでしょうか。
ですから、個人的には『パラフィリア研究会』の方が適切な気もします。

156 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/08(金) 11:57
たろいちさん>
おお………素晴らしい。
ありがとうございます。

海外でもパラフィリアとセロトニンの相関関係を、
追求している学究者の方がいらっしゃるんですねえ。
所詮は経験から導き出した素人考えに過ぎないので、
「ダメで元々」というアイデアだったんですが、
こういう論文があるのを知って、
多少は勇気づけられました。
本当に感謝します。

またしても、経験則でしか話をできないのですが、
性的逸脱行為と精神病の間には、
明確な関連性があると思います。
「ナントカと天才は紙一重」と言いますが、
これはセックスの世界も一緒で、
常識からかけ離れた性嗜好を持つ人間には、
頭の調子がおかしい人が多いのは事実で、
しかも「病識」が無かったりします。

よく知られている事実ですが、
小児性愛者の多くは自分の性癖をノーマルである
と信じ切っており(同性愛型の小児性愛者の場合は、
普通の同性愛者と思っている場合が多い)、
「子どもとセックスするのは普通」
と放言してはばからなかったりします。

また、彼らの性癖は没個性的で共通点も多いので、
「これはどう考えても病気だろう」
と考えたくなる要素が満載なんですよね。

157 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/08(金) 12:25
ただし、たろいちさんがおっしゃるように、
全てを生物学的な要因へと還元できないのも事実です。
我々の性癖は文化的な要因にも大きく左右されます。

たとえば、就労人口の多くが農作業や狩猟に従事していた時代の、
最も多い変態的性行為の一つは獣姦で、
古事記や日本書紀にも禁止事項として明記されていたはずですが、
都市化され、農村の就労人口が全体の1割を切るような現代では、
それほど目立った性癖では無くなってしまいました。

もっとストレートなのは統合失調症の「させられ体験」で、
いわゆる「電波体験」(電波が俺に命令する!)が出てきたのは、
昭和初期の話であって、それ以前は「狐憑き」が多かったようです。

おそらく、精神的に混乱した人間が性的な意味づけを行う過程で、
その一部に逸脱行為が発生するものだと思われるので、
小児性愛もこうした社会からの影響を免れ得ないでしょう。
(本人達は往々にして、小児性愛は太古からあった伝統的な性癖である、
と主張しますし事実そう言う側面もあるのですが、
個人的には獣姦の衰退と小児性愛の隆盛は比例関係にあると睨んでいます。
この二つは性対象が全く異なるので比較されることはありませんが、
実は嗜好者の行動パターンが非常に似通っているんですよ)

158 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/08(金) 12:43
話は変わって医学的なものになりますが、
パラフィリアに着目する研究者が、
素人の私も含めてコルチゾールに興味を示すのは、
それが勃起と関係のあると言われている、
ストレスホルモンだからだと思います。

男性は極度のストレス状態に長期間おかれると、
性的に異常な行動に出る場合がある事が知られており、
たとえば満州にいた旧軍の兵士が、
ソ連軍の急襲を受けて塹壕で全滅しそうになる直前に、
集団でマスターベーションをしていたとか、
セクシャルハラスメントが多発する職場は、
仕事の量が非人間的なまでに多いとか、
そういう事例がよく知られているからでしょう。

また、パラフィリアに多いと睨まれているセロトニン代謝の異常、
特にうつ病では性的不能の例が報告されているので、
これを補うためにコルチゾールが………という
論理展開になるんじゃないかと思います。
実際にパラフィリアには周期的なEDが目立ちます。

ただし、これもたろいちさんや130さんが指摘していらっしゃるように、
全ての原因がコルチゾールにある訳もないので、
もっと広い視野を持つ必要があります。
こうした視野を私が獲得できないのは、
ひとえに知識不足、論理構築の不備が原因です。

この解消のためには時間がかかりますし、
これもたろいちさんの指摘通り専門家の報告を、
よく吟味する必要があります。
わざわざ情報の提示をしてくださったのに、
これを活用しない手はないので、
時間が空き次第、これらの論文に目を通したいと思います。
繰り返しになりますが、本当にありがとうございました。

159 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/08(金) 12:54
またしても話が変わって、
援助交際や性的虐待に関与した児童に関しては、
現段階で『アフター援助交際(仮)』として調査中です。
要は過去に援助交際をしていた人からインタビューをとっているんですが、
死屍累々と言っても過言ではない状況で、
居たたまれない気持ちにさせられますね。

ほとんどの人が精神病や精神障害にかかっていて、
「こういう人達に救いの手をさしのべるのが、
本来の行政としての在り方なんじゃないのかな?」
と嘆息しきりです。

もっとも、それが援助交際前から病気だったのか、
それとも援助交際が原因で病気になったのか、
あるいは別の原因かということがバラバラなために、
筋だった理論は形成できない段階にあります。
もっとデータを集めないと何とも言えません。
長期の調査が必要です。

最後になりますが、
たろいちさん以外にも複数の指摘がありましたので、
名称は正式に『パラフィリア研究会』に決定します。
性嗜好障害という文字は、どうも多くの誤解を招くようです。
混乱を生じさせてしまって申し訳ありませんでした。

160 名前: 松代 投稿日: 2003/08/09(土) 14:09
>>155

>また、同性愛・SM等を含むか否かに関しても、社会的・道徳な問題と生物学的な問題は必ずしも一致しない事が在ります。
おっしゃることはわかります。
特に同性愛に関しては、生物学的な見地から行われた研究の積み重ねもあり、研究は研究として尊重しなければならないと思います。
しかし、生物学的な要素のみによって人間の社会行動が規定されるワケでもなく、例えば生物学的研究結果が必ずしも社会学的な研究結果とは結びつかないことはよく知られていると思います。
また、生物学的研究が、性的少数者の人権擁護という観点から問題となった事例もあります。

優生学などはその最たるものですが、学問的研究が人権を侵害する、あるいは人権侵害の道具に使われることは非常によくあることです。
最近では「ゲーム脳」なんかがそうですし、また男女の生物学的差違と「社会における男女の性役割の固定化」を結びつけて主張する人がやたらと増えています。

まぁ、その手の言説はよく言っても「擬似科学」であり、厳密な学問的検証には堪えられないものですが、情緒的あおりに裏づけを与え、人をだますには十分な力を持っています。

自分は学問研究の自由を尊重するつもりですし、また生物学的見地から性的少数者を研究・分析する必要性も認識しています。
しかし、その場合は人権とのカラミを慎重に見極めたうえで行わないと、大変な結果をもたらしてしまうとも考えています。

少なくとも、性的少数者は「当然」分析の対象になるというような、科学に対してあまりにも無邪気、かつ異者を「単なる研究の素材として認識することを自明とする」かのような発言には、断固として異を唱えつづけて行くつもりです。
19世紀の博物学者が未開発地域の小数民族を実験動物のように扱い、さらし者にした歴史を繰り返すようなことがあってはならないと考えますし、また自らがその列に連なるようなことがあってはならないと考えます。

同性愛者やSM愛好者は「エレファントマン」ではありません。

あの書き込みにあった「当然」という言葉には、そのようは臭いが強烈に含まれていました。

161 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/10(日) 06:40
>>160
あなたたちの活動が、
>優生学などはその最たるものですが、学問的研究が人権を侵害する、あるいは人権侵害の道具に使われることは非常によくあることです。
これにならないようお気を付けください。

162 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/10(日) 07:15
161さん>
おっしゃることは良く解ります。
この問題に関しては、
昨年12月頃からROSF内で議論を重ねており、
当然の事ながら優生学の問題も対象となりました。

規制推進派の一部からは、
全ての小児性愛者に不能処置をすべきといった過激な意見もあるようで、
こんな馬鹿げた主張に医学的な根拠が用いられたら、
それこそたまったものではありません。

しかし、精神病を忌避するという、
日本的な偏見をそのまま保持した状態で、
政治的な活動をしていても、
事態の打開にはつながらないのも事実であり、
メリットとデメリットを天秤にかけた結果、
厚生省がここ数年で本格的に
精神病の問題に取り組んできているという
政治的な事情も鑑みた上で、
敢えてこの問題をオープンにしたということを、
ご理解頂ければ幸いです。

163 名前: 竹宮 投稿日: 2003/08/10(日) 20:12
小児性愛を成人相手のセクシャルハラスメントと同義で解釈するのは明らかな間違いです。今回の長崎の少年も大人と子どもほど違いのある幼児を狙った事から、12歳とは言え、間違い無く小児性愛発症者です。

164 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/11(月) 03:12
竹宮さん>
誤解を生むような書き方をしてしまったようですね。
申し訳ありません。

私は男性器の勃起とコルチゾールに
関連性があると述べているだけであって、
小児性愛だろうがノーマルだろうが、
勃起は勃起なので何も変わりはありません。

コルチゾールについて書かれている箇所については、
小児性愛と密接な関連性があるかどうかは、
現段階では不明な点が多く、
またそれ故にたろいち氏が
「他のホルモンとの関連性も考慮するように」
と私に対して注意を促しています。
その辺をご理解して頂けると有り難いです。

165 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/09(火) 08:49
これも青少年白書からの図表。
少年犯罪の検挙数と人口比をグラフ化したものです。

http://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h15zenbun/html/figure/fg010501.htm

これは警察の少年犯罪研究家も指摘していたことですが、
人口比に限れば1980年代の前半が最悪だったんですよね。

166 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/09(火) 09:06
で、これがここ数年問題になっている、
少年犯罪が凶悪化しているという根拠になったグラフです。

http://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h15zenbun/html/figure/fg010505.htm

確かに、平成5年(1993年)と平成14年を比較すると、
凶悪犯の数はほぼ倍増しています。
警察白書によると、凶悪犯の定義は殺人・強盗・放火・強姦を指すので、
「これは大変じゃあ」と思いたくなるのですが………
凶悪犯の項目をよーく見ると、なぜか強盗の欄だけが別枠として用意されています。
これはどういうコトかというと、凶悪犯として一括りにされた中で、
強盗の数だけが飛び抜けて多いので、別枠として扱う必要があったということなんです。
(続く)

167 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/09(火) 09:24
つまり、強盗以外の凶悪犯である、殺人・放火・強姦の件数は、
凶悪犯全体の数−強盗の数
で算出できるようになります。
この数式で、少年犯罪における殺人・放火・強姦の件数を抜き出すと、

 年度  凶悪犯総数 強盗犯数
平成5年:1114人−713人=401人
平成6年:1382人−911人=471人
平成7年:1291人ー856人=435人
平成8年:1496人−1068人=428人
平成9年:2263人−1675人=588人
平成10年:2197人−1538人=659人
平成11年:2237人−1611人=626人
平成12年:2120人−1638人=482人
平成13年:2127人−1670人=457人
平成14年:1986人ー1586人=400人

となります。
(続く)

168 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/09(火) 09:32
こうやって抜き出すと明らかなように、
少年犯罪の殺人・放火・強姦の検挙人数は、
ここ10年間で400〜500件の間を推移しており、
例外的に平成9年、10年、11年のみが爆発的に増えている、
ということが理解できるようになります。

この爆発的に増加した3年間を調べることで、
少年犯罪に関する何らかの知見を得ることが可能かもしれませんね。
現段階では資料が少ないので、なんとも言えませんが、
凶悪犯の増加はニアイコールで強盗犯の増加、
と考えた方が妥当だとは思います。
強盗犯に限るなら、確かに10年で倍増していますからね。

169 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/09(火) 10:52
 強盗犯の内容も調べるべきではないでしょうか。
 強盗といっても色んなケースがあります。
 何人のグループだったか。
 路上強盗なら恐らく、親父狩りです。
 引ったくりも怪我をさせれば強盗です。

170 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/09(火) 16:48
 平成9年、10年、11年といえば女子大生の就職氷河期と毎年毎年何%下がったと言われていた頃じゃないかと思います。
 高年齢の犯罪もよくニュースに取り上げられていましたね。

171 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/10(水) 04:10
169さん>
現段階では詳細の調査が出来ないので、
警察庁に情報を公開するように掛け合ってみてみますよ。
結果が分かり次第、この板にてご報告いたします。
青少年白書の表だけを見ているとグループによる犯行が目立ちますが、
まだその表だけではなんとも言えないですね。
他の資料が必要です。

170さん>
とりあえず、この後に書き込むつもりだったんですけど、
平成9年には強姦が一挙に2倍増えています。
10年も11年も同様で、
なんでこの3年間だけ強姦犯が倍増しているのか、
その理由が全く分かりません。
圧倒的にデータが不足しています。

172 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/10(水) 04:26
とりあえず、平成9年度の少年刑法犯における凶悪犯の構成を調べてみました。

平成9年度の少年刑法犯の中における凶悪犯の総数は、
殺人:75人
強姦:409人
放火:245人
総数:729人

ということになります。
青年白書における、平成9年度の凶悪犯の総数が588人なので、
少年刑法犯の数のほうが141人多いことになりますが、
これは触法少年(14歳未満の刑法犯)を、
141人分含んでいるからです。
(続く)

173 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/10(水) 04:32
触法少年に圧倒的に多いのは放火で、なんと132件も検挙されています。
強姦は8件、殺人は1件で、おそらくレアケースなのでしょう。

余談になりますが、放火は刑法犯の年齢と共に低下する傾向があり、
年長少年(20歳〜18歳)では14件しか検挙されていません。

その反対に、年齢に比例して増加するのが強姦罪で、
先述の通り触法少年では8件しか検挙されていないのに、
年長少年では212件も検挙されています。

つまり、少年刑法犯における放火と強姦は、
対照的な増減を描いていることになり、
一部心理学者が唱えている、
放火が性的な動悸に基づくものである、
という学説を裏付けているような気がします。
(続く)

174 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/10(水) 04:42
×→動悸
○→動機

強姦と同様に年長者に多いのが殺人で、
触法少年では1件しか報告されていないのに、
年長少年では40件もあります。

しかし、傷害罪は年少少年(14歳、15歳)と
中間少年(16歳、17歳)に多いので、
年長者=粗暴という訳ではないようです。

強姦罪と殺人罪が年長少年に多く見られるのには、
何らかの社会的な影響が関わっているのは、
ほぼ間違いがないと考えて良いのではないでしょうか?

たとえば、就職や親元を離れるなどの、
生活パターンの変化などが関係しているのかもしれません。
(続く)

175 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/10(水) 04:49
平成9年度に話を戻しますが、
平成8年度と比較すると、
目立って増えているのは強姦です。

平成8年度には277件しかなかったものが、
平成9年度には409件とほぼ5割り増しの
数値になっています。

ちなみに、戦後における強姦犯検挙数の最大は、
昭和33年の4649件で、
平成9年度に比べるとほぼ10倍の数値を示しています。

この時分にはエロ漫画もエロビデオもほぼ存在していませんから、
如何に「ポルノ悪影響論」が嘘っぱちかということが、
解るというものですね。

176 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/10(水) 05:00
逆に増えても4倍前後にしかならないのが強制わいせつ罪で、
最大でも昭和41年の1772件、最小は昭和22年の163件で、
この年だけは何故か10分の1になっていますが、
これはレアケース中のレアケースです。
平成9年度でも514件で、しかも年齢による差異がハッキリしません。
これは、強制わいせつ罪に問われた少年刑法犯が、
年齢や世代を問わず平均的に分布していることを示しています。
ただし、この強制わいせつ罪には、公然わいせつ罪やわいせつ物領布も
含まれた分類がなされているので、詳細に関しては不明です。

177 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/10(水) 05:03
詳細に関しては以上ですが、
やっぱり資料の不足を痛感せざるを得ません。
日本は情報公開制度が遅れている、
という現実を突きつけられた気がします。
情報は共有化しないと価値が無いんですけどねえ。

178 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/10(水) 11:04
 そういえば、年齢だけでなく少年犯罪の加害者の職業についてはどうなんですか?
 テレビの報道では年長者にフリーター、または土木建築業、または飲食店従業員という肩書きが多く見られたと思います。
 職業によっての差別と言われるかもしれませんが、水商売の従業員も肩書きでは飲食店従業員になります。
 土木建築業のなかには土建屋も入ります。


 あの頃は少年犯罪だけでなく凶悪な事件が目立った時期ではないですか?
 薬物混入した上、路上に置き去りにし殺害した強盗犯、韓国人の強姦殺人魔、保険金目的に仲間の夫までも殺してしまえと唆した看護婦などなど。

179 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/11(木) 01:15
「凶悪犯がイキナリ増えた」などと言うケースの場合、今まで凶悪犯として
取り扱われなかった事件を「取り締まり強化」の名目で凶悪犯扱い
する場合があるようです。

例えば、渋谷の4児童監禁事件の後、渋谷で一斉補導がなされましたので
来年の警察白書では「補導」の数値が跳ね上がる事になります。

180 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/11(木) 03:05
178さん>
加害者の職業に関しては、
当時の就職人口の比率と一定の関係があるようですが、
詳しいことはデータ不足で解りません。
ただ、一部を調査してくださった方の感想によると、
犯人が学生だった場合には愉快犯風の事件が多いのに、
犯人がブルーカラーだった場合には、
陰惨な事件が多いような印象を受けた、とのことです。
この調査は新聞記事を一次資料にしているため、
印象操作をされている可能性はあります。

179さん>
逮捕強化月間みたいなものですね。
そうなると、警察の逮捕イベント(?)関連を、
調査する必要もありますね。
うーん………どこを調べればいいんだろう?

181 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/11(木) 17:27
>>180
>警察の逮捕イベント(?)関連を、調査する必要もありますね。
 小説や本を出版するため、資料として必要だから教えて欲しいと警察の広報課に聞くというのは駄目ですか?

182 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/11(木) 23:43
181さん>

http://www.soumu.go.jp/gyoukan/kanri/jyohokokai/gaiyo.html

情報公開制度を利用して、情報の開示を請求すれば良いのですが、
どんな資料なのかが解らないのが一番の問題ですね。
今日中に調べてみます。

http://www.pdc.npa.go.jp/seikyuusho.pdf

ちなみに、情報公開には300円の収入印紙がかかります。
舐めてんのかと思いますよ。

183 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/12(金) 15:02
http://www2.kokugakuin.ac.jp/zyokoym/Delinquency1.html

この考察はかなり正鵠を射ているかも。
しかし、19歳の少女が中古CDを万引きして、
逃げる途中で店員を突き飛ばすと強盗致傷になるし、
その根拠が厳罰化が必要だからっていうのは、
個人的な感覚からすると、かなりずれているような気がします。
単に検挙点数を上げたいだけなのとちゃいますか?

184 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/12(金) 15:49
 児童を利用した警察の勢力増大ですよ。(見方悪いですか?)
 マスコミも警察もいい加減にしろよな

185 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/12(金) 16:09
184さん>

http://www2.kokugakuin.ac.jp/zyokoym/Genbatsu.html

同サイトの随筆より抜粋。

厳罰化を推し進めている警察は、昨年から3年間で、1万人の増員を行っている。
また、厳罰化の後始末をしている刑務所では、過剰拘禁状態となったため、
法務省では、莫大な予算を獲得して、新しい刑務所を建設する予定である。
このようなことが、果たして必要なのであろうか。
私たちは、今、行過ぎた厳罰化に歯止めをかける努力をすべきではかなかろうか。(2003年4月1日執筆)

警察の予算と人員を、年度別に調査する必要もありますね。
警察村の予算獲得運動のために、
ホームレスの人がおにぎり2個万引きしただけで、
懲役2年半もかけられるという状況は異常だし、
文字通り税金の無駄遣い以外のなにものでもないんですけどね。

186 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/12(金) 16:39
こりゃあ、面白いや。
地方警察官の定員は、一定階級以下に関しては、
『地方警察職員定員条例』によって決まっているんですが、
この改正による人員増加が、どの都道府県でも、
平成9年から一時的に止まっているんですよ。
ちょうど凶悪少年犯罪の検挙数が増加する時期と一致しています。

その後、検挙数が低下する平成13年前後から、
地方警察職員定員条例の改正による、
地方警察官の人員増加が始まってるんですよね。

どうも日本じゃ、警察官の数を減らすと凶悪犯の検挙数が増えて、
警察官の数を増やすと凶悪犯の検挙数が低下するらしいですよ。
どういう仕組みになっているんでしょうなあ。

187 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/12(金) 16:52
 少年犯罪が多発しているからポルノ規制を訴えてる団体や議員もそんなこと言ってる自体じゃないよ。
 予算増やすためにやられているのならもうたまらない。
 水増し請求の方がまだ可愛い気がする。
 振り回されている捜査官も哀れだな。がっぽがっぽなのは誰だろう。官僚?

188 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/12(金) 21:46
>>186
 えーと、普通増員すると検挙数が増えて減らすと検挙数も減るんじゃないですか。
 一瞬読み間違いかと思いましたけど違いますよね。結構何度も読み直しましたけど。
 なんでかなぁ。
 1,無能者を増員している
 2、その年に非常に多くの逃亡生活していた犯罪者を検挙しまくれた。
 3、増員した殆どが交通課勤務

189 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/13(土) 07:44
187さん>
多分、警察村全体の利益にはなるけれど、
一人一人にはがっぽがっぽというほどでは
ないんじゃないかと思いますよ。
金額を気にするよりは、労働時間を気にした方が良いかも。
国家公安委員会のやらずぼったくりが良い例ですが、
公務員の横領の基本は「働かずに金をもらう」なので、
調査をするにはどれぐらい働いているのかに
注目する必要があります。

188さん>
私も何度も表を見直しましたが、
どうにもそういう風にしか読めません。
ただ、凶悪犯の恣意的な作り方は解ったので、
この手の表を読むときには注意せにゃあかん、
という教訓は学びましたよ。

190 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/13(土) 14:03
>>186について
想像ですが、
1,本来そうならない犯罪者も凶悪犯として検挙することで
 検挙数を水増しし、「凶悪犯罪が増加傾向にあるから人員増を
 しなければ」という気分を醸成して人員増を認めさせる。
2,人員増が叶ったあとは、検挙数を減らして「人員増により
 治安が回復した」と説明することで、人員増が効果的である
 ことを認めさせ組織改革(人減らし)を牽制する。
 (警察が取り上げなければ事件にならないのだから、
  犯罪発生数の調整も容易い)
3,治安が回復してきて人員抑制が図られるようになると、
 また1に戻る。
という仕掛けではないでしょうか。
(治安が悪いままの時は、検挙がうまくいかない理由を
 ひねり出しつつ一層の人員増を求める。)

人員を減らされないこと、可能ならば増員を図って勢力を
維持拡大することを、理由はなくとも目指すのがこういった
組織の持つ性質だと思います。

191 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/13(土) 20:50
 マスコミや議員はそれを知らずに「少年犯罪は多発している」と煽ってるのでしょうか。
 もう溜息も出ないなー。

192 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/14(日) 13:15
 これ、マスコミや水島議員や田中議員などなどに叩きつけた方がいいんじゃないですか?
 水島議員も完全に少年犯罪は今現在、全体の四割とか言ってますし。

193 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/15(月) 04:05
190さん>
多分、その想像は当たっていると思います。
ただし、それを証明するためには、
『地方警察職員定員条例』を全て調査する必要があるので、
地域別でも良いので、どなたか協力していただけないでしょうか?
そうやって資料を作成できれば、192さんがおっしゃるように、
国会議員にでも何でも叩きつけることが可能になります。

とにもかくにも、ネットでのスカウター(情報調査員)
の訓練+育成をしておかないと、
今後はロビイングするネタが枯渇してしまうのはほぼ間違いありません。
反対派は一次資料の調査と蓄積を怠る悪い傾向があるので、
少人数で良いので常用スカウターが欲しいんですよね。

何かプログラムを作成する必要があるなあ。

194 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/15(月) 04:07
新潟県の中学三年生誘拐事件の犯人は、
やっぱり精神病患者だった模様です。

http://news.msn.co.jp/newsarticle.armx?id=587130

[新潟中3不明] 逮捕の26歳、両親に暴力
2003 年 9 月 14 日


--------------------------------------------------------------------------------

 新潟県村上市の中学3年、冨樫知里(ちさと)さん(15)が
10日間軟禁されていた新潟県金井町(佐渡島)の町営住宅には、未成年者略取
容疑で逮捕された近藤順容疑者(26)の両親も一緒に住んでいた。知里さんを
「友人」と紹介し、「知里」と呼び捨てにしていた近藤容疑者。両親に乱暴を働
いていることは近所でも知られていた。「恐怖」が軟禁を長引かせたのか。ただ、
事件解決のきっかけになったのも、恐怖を払いのけた父親の通報だった。【小畑
英介、柴田真理子】

 佐渡島のほぼ中心にある金井町は人口約7200人。
その静かな住宅地にある町営住宅に、知里さんが連れてこられたのは4日未明。
近藤容疑者は職探しで2カ月前から県外に出ており、突然の帰宅だった。「友人」
と紹介し、知里さんと両親が一緒に食事をしたこともあった。父親らは知里さん
が行方不明になっている少女だと気付いたが、近藤容疑者は知里さんを連れて自
分の部屋にこもることが多く、暴力におびえていた両親はすぐ通報できなかった。

 近藤容疑者は中学2年の時、新潟市から金井町に引っ越し、金井中学に編入した。
小学生のころから学校を休みがちで、中学3年の1年間も学校にはほとんど姿を
見せなかったという。

 中学の同級生だった女性公務員(26)は「あまり学校に来ていなかったし、
周りとの接触を断っているようだった。友達としゃべっている姿を見たことがな
い。存在感がなかった」と振り返る。「内向的」「消極的」というのが同級生た
ちのイメージだ。

 ただ突然、激することがあった。関東地方に行った中学の修学旅行では、
単独行動を取ろうとする近藤容疑者を別の生徒が注意すると「どこへ行ってもい
いじゃないか」と反抗。最後には「ぶっ殺す」と吐き捨てるように言い、教諭が
仲裁に入った。教室でも突然「ふざけるな」などと声を上げることがあった。中
学卒業後は進学せず、佐渡島内のホテルに就職した。

 現場の町営住宅には両親が約10年前から住み始めた。
近藤容疑者は東京都内や新潟県内を転々としていたが、99年から家族3人の生
活になったという。同じ住宅に住む男性(36)は「3年間、近くに住んでいる
けれど、近藤さん一家はよく分からない」と首をかしげる。家族が積極的に近所
づきあいをすることはなかった。近藤容疑者自身も仕事をせず家にひきこもりが
ちで「姿すら見たことがない」という人もいる。


今回の事件の概要は、奇しくも新潟監禁事件のそれと酷似しており、
若年性の精神病を放置→悪化というパターンの見本のように思えます。
もちろん、全ての精神病患者が犯罪を犯すわけではないのですが、
こういう人を見ていると、厳罰化の無意味さを思い知らされますね。

早急に未成年者の精神病患者をケアする病院を、
できるだけ国立で増設して対処することと、
(現在、未成年者専門の病院は、横浜と他一カ所?にしかない)
この問題を多くの人に理解してもらうことが必要だと思われます。

195 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/15(月) 05:32
>>194
>早急に未成年者の精神病患者をケアする病院を、
>できるだけ国立で増設して対処することと、
>(現在、未成年者専門の病院は、横浜と他一カ所?にしかない)
>この問題を多くの人に理解してもらうことが必要だと思われます。

国立なら、ほかに千葉県市川市がありますよ。

196 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/15(月) 07:51
195さん>
情報に感謝します。
うろ覚えで書いたので、正確な場所が解りませんでした。

自戒の意味も込めて、

http://www.mh-net.com/other/jidou.html

を載せておきます。
民間、県立、市立、私立を合わせても、
40カ所弱というのは少なすぎますね。

197 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/15(月) 13:24
>鳥山さん
新潟の事件ですが、今日の日経の朝刊では精神病うんぬんの話は出てなく、
「犯人はアニメ・漫画好きのひきこもり」という風な報道でした。

ワイドショーなどでも、同じ様な感じで報道されるのではないでしょうか。

198 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/15(月) 13:45
>>197
 AV、ねっとは犯罪の予行演習とか云ってました。
 罪悪感を感じにくくすると、アナウンサーではなくてコメンテーターの教授さんが。

199 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/15(月) 13:48
>>193
 地方警察職員定員条例って、図書館で調べられる物なんですか?
 それとも警察?
 警察署まで行かないと分からないとなるとちょっと大変かなって。

200 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/15(月) 13:50
197さん>
外見から与える印象が宮崎勤にそっくりでしたからね。
親に暴力を振るっていたという経歴も似ているし。
マスコミ関係者には、赤の他人が「どうして似ているのか?」
をよく考えて欲しいですよ。

201 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/15(月) 13:56
198さん>
その教授には、『ボーリング・フォー・コロンバイン』
を無理にでも見せてやりたいですな。

199さん>
いや、googleで調べれば簡単に出てきますよ。
googleのページまで移動して、
地方警察職員定員条例 
という単語を入力して検索してみてください。
たくさんページがヒットするはずなので、
そこから各県のデータを引き出せばお終いです。

http://www.google.com/search?q=%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E8%81%B7%E5%93%A1%E5%AE%9A%E5%93%A1%E6%9D%A1%E4%BE%8B&ie=UTF-8&oe=UTF-8&hl=ja&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=

こんな感じですね。
良い時代になったモノだと思います。

202 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/16(火) 12:15
 うーん、全部、手伝うは出来ないですけど。
 とりあえず、平成9年頃か11年頃の地方警察職員定員条例でしょうか?

203 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/16(火) 20:24
>>194
この記事のどこにも,精神病者を確定させる情報はないとおもうのですが、他に何か確定情報はあるのでしょうか?
外見だけで、診察も鑑定もなしに精神病者と決め付けるのは,まずいのではないでしょうか?

204 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/16(火) 21:13
>>203
http://jbbs.shitaraba.com/news/bbs/read.cgi?BBS=410&KEY=1037028995

205 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/17(水) 01:58
203さん>
ouch!
誤解を招くような発言で申し訳なし。
私の「顔云々」の文章は、197さんのレスに当たります。
つまり、アニメや漫画の悪影響と取り沙汰されたのは、
風貌が雰囲気が宮崎に似ていたからだろう、ということです。

で、後段の文章が精神病との絡みについての記述です。
しかし、専門家の艦艇無しで決めつけを行ったのは事実なので、
以降は気を付けますです。
申し訳なし。

206 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/17(水) 02:00
だ、ダメだ。
眠いと誤字脱字で滅茶苦茶。

風貌が→風貌や
艦艇→鑑定

207 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/17(水) 03:26
http://www.zakzak.co.jp/top/top0916_1_20.html

新潟中3少女誘拐26歳男のメルヘンな素性
10年以上ひきこもり、動物虐待の一方で小鳥に話しかけ…

 新潟県村上市の市立中学3年、冨樫知里さん(15)連れ去り事件で、
新潟県警村上署に未成年者略取容疑で14日、
逮捕された同県金井町の近藤順容疑者(26)。
故郷の佐渡島で「一粒種」として両親から溺愛(できあい)され育った同容疑者は、
10年以上も引きこもるオタク男。
一方で、動物虐待や家庭内暴力を繰り返すなど凶暴な素顔もみせた。

 調べだと、近藤容疑者は今月2日、学校から帰宅途中の冨樫さんを軽乗用車ではね、
気を失ったすきに車へ押し込んだ。冨樫さんにナイフを突きつけて「逃げたら殺す」
と脅しながら、カーフェリーで日本海を渡り、4日未明に自宅の町営住宅へ帰宅した。
父親(57)には「彼女は友達」と大ウソをつき、3人で食事を共にしていた。

 その2、3日後に父親は行方不明の少女と気付いたが、
家庭内暴力の再発におびえ、近くの相川署へ通報したのは
1週間ほど経過した13日夕方だった。

 同容疑者は、父親と寝たきりの母親(56)の3人暮らし。
幼いころからいじめられっ子で友達もできず、中学時代に不登校に…。
アニメや漫画が大好きで、近所の人は「ペットの小鳥に話しかけていた」と
メルヘンな奇行を証言する。

 一方で周辺からは「飼っていたニワトリをカッとなって殺した」
「同級生や先生にキレて『ぶっ殺す』と言った」など凶暴な一面もたびたび目撃されていた。

 中学卒業後は、工務店などに就職するも数週間で退職。
10年以上も引きこもりを続け、自宅の窓には「物を投げて割れないように」
と家庭内暴力対策に父親が段ボールを張り付けていた。

 14日朝に相川署から捜査本部のある村上署へ移送される際、
待ち構える報道陣に顔を隠すことを勧めた捜査員に「正々堂々と歩きたい」と拒否。
なぜかダメ人間らしからぬ“男らしさ”を見せたが、
その風貌はデカ眼鏡にボサボサ髪…というオタクそのものだった。


ZAKZAK 2003/09/16

※マスコミは、どうしても「オタク」の犯行にしたい模様。
オタク全体の中で、10年以上引きこもっている奴が、
どれぐらいの割合でいると思ってるんだ………。

208 名前: 田中 投稿日: 2003/09/17(水) 11:49
少し間をおいてしまいました。すいません。
>>186
警察の人員が増えているのに凶悪犯の検挙が減るという話ですが、
人員が少なければ、少ない人員を優先的に凶悪犯に割くというのが、
その理由のはすです。軽犯罪は増員とともに検挙が増えていると
思いますが。検挙率についても考慮して下さい。

そのような現状を考えれば、児童ポルノの単純所持規制が導入されても
所持が公務執行妨害に相当することがない限り(あるのか?)逮捕者は
出ないと考えられます。

単純所持規制に問題はあるのですが、実際に法律が施行されても行政が
それに対応できない事態は法治国家として問題がありますよ。

なぜか表現の自由について議論していると、警察を敵視する人を多く
見るのですが、所詮、法律に従って行動している公務員に過ぎません。

猫は最初に首輪を付けようとすると紐を咬みます。犬は付けようとした
飼い主を咬みます。どちらが正しいかは説明するまでもないと思います。

209 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/17(水) 13:20
田中さん>
違います。
警察の人員を増加「しなかった」年度に
凶悪犯の検挙数が増えているんです。
(減らしている訳ではありません)
それも、強姦と強盗「だけ」増えています。

そして、増員が決定された以降の、
強姦の数「だけ」減っています。
これを変だと思うなという意見には、
あまりにも無理があります。

全ての自治体を調べている訳ではないので、
即断は出来ませんが、
多くの自治体では平成9年度で一時的に、
警察官の人員増加を見合わせています。

両者の相関関係を調査することは、
一次資料をより正確なものにするためには、
当然のことだと思います。
(続く)

210 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/17(水) 13:30
また、検挙率の低下と人員の増減には、
ほとんど相関関係がありません。
警察の検挙率が低下した最大の理由は、
受理簿の操作を厳しく監視するようになったことと、

http://www.security-joho.com/topics/2002/ibaragi.htm

携帯の普及が原因です。

かつての警察は高度な無線を独占していたので、
複数の警察官が無線機を利用することで、
犯人を追いつめるのはそれほど難しくありませんでした。

ところが、携帯電話が普及してからは、
無線よりも高度な無線機=携帯を犯人が所持しているので、
相手側も相互に連絡を取りながら活動することが
可能になっています。

つまり、警察の持っていた通信に関するメリットが、
携帯電話の普及によってほとんど無くなっているんです。
これで検挙率を上げろというのは無理な話で、
実際に大幅な低下をしているはずです。

今の警官、特に私服の警官は、
自弁で携帯電話を利用しなければならない、
という公務員独特の酷い立場に甘んじています。

また、それが警察全体の「携帯憎し」という
感情を助長したり、
ハイテク監視システムの導入を、
自明化させています。

田中さんのおっしゃるように、
警察官は拳銃の撃てる公務員に過ぎませんし、
警察官「のみ」を敵視するのはおかしな話ですが、
公務員の集団が利権獲得のために、
数値や帳簿を操作している疑いがある以上、
これを調査しようと思うのもまた当然のことです。

警官一人一人が問題、というわけじゃないんですよ。
お解りいただけますか?

211 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/17(水) 13:45
参考資料として、未成年者の補導状況
(正式名称は不良行為少年の態様別補導状況)を挙げておきます。

平成9年:814202人
平成10年:928947人
平成11年:1008362人
平成12年:885775人

これらは、喫煙、深夜徘徊、飲酒、暴走行為などの
田中さんがおっしゃるような、軽犯罪の類であり、
警察の人員を「増やさなくなった」後で増加していますし、
人員を増やすことが決まった(つまりまだ増えていない)
年度に低下しています。

実はこれも奇妙な話です。
合理的な説明が必要だと思われます。

212 名前: 田中 投稿日: 2003/09/17(水) 20:46
>>209
鳥山さん>
説明が足りなかったと思うのでもう一度レスをさせてもらいます。


話を単純にするために数字を意図的に小さくし犯罪を絞ります。

警察官の総数が100人とします。世の中には強姦罪と軽犯罪しかないと
仮定します。また、実際に行われている犯罪の総数は無限大と仮定します。

その内、強姦罪の容疑者を取り締まるのに10人割いていたのを90人に
します。そうすれば強姦罪の検挙数は増えるでしょう。逆に、その場合に
90人いた軽犯罪を取り締まる警官が10人に減ったわけですから軽犯罪の
検挙数は減ります。

モデル化して数字を極端にしてますが、このような人員の配置が意図的に
行われていると考えた方がよいかと思います。

私のは警察官は自分の担当する犯罪以外の検挙はしないという前提の説明です。
これまでの皆さんの説明は、警察官は犯罪を見掛けたら、どんなものでも
検挙する(刑事課の警官がスピード違反を取り締まる等)という前提の説明に
なっていることに気が付いて下さい。

#くどくなってすいません。

213 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/17(水) 21:48
>>212
> 警察官は自分の担当する犯罪以外の検挙はしない
そのとおりだと思いますよ。

「なぜ人員が増加したのに、ある特定の犯罪の検挙数そのものが低下するのか」
についての田中さんの回答は、その犯罪を担当する警官の数を減らしたからだ、
ということになるのでしょうが、「なぜ担当職員を減らす必要があったのか」
という疑問については解消されません。

今ここで問題にされているのはそういう、人員配置という手段も含めて、
恣意的に犯罪統計の傾向をコントロールできうる
(ある犯罪の担当職員を増やして検挙数を延ばせば、その犯罪が
増加傾向にあるとのデータをすぐに作り出せる)
警察が、本当に適正な業務を行っているのか、という点についてでしょう。

214 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/17(水) 22:36
>>201
 
 グーグルで、地方警察職員定員条例 平成を検索したら、平成15年のものを見つけました。
 ○滋賀県地方警察職員の定員の配置に関する規則
 ttp://www.pref.shiga.jp/jourei/reisys/honbun/k0011104001.html
 なのですが、表が長いです。
 別表のリンク先がワードみたいなので表をワード形式にしてあるようです。
 
 残念なのは表が平成十五年度のものでして、役に立つのかどうか。
 滋賀県の条例のところで検索もしたのですがちょっとないような感じです。

215 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/18(木) 06:07
田中さん>
強姦の捜査は捜査第一課が行います。
だから、全警察官における捜査第一課の比率を調べれば、
田中さんの説が正しいかどうかが数値的に裏付けられるはずです。
また、田中さんの仮説が正しいのであれば、
213さんが指摘しているように、
次は「何故捜査第一課の人数を増やしたのか?」
を議事録などで調査すれば良いと思います。
最後に、強姦は親告罪ですから、
申告などの手続きなどに改正があったかどうかも、
調査する必要があります。

説明を単純なモデル化する必要は全くありません。
我々に必要なのは一次資料です。
面倒くさがらずに、きちんと調べてみようという方向で、
議論を継続させていただけませんでしょうか?

繰り返しになりますが、
規制反対派に不足しているのは、
一次資料に当たってみようという考え方です。
この点に関してだけは、
時間をかけても是正すべきだと思います。

単に経文を繰り返し唱えるシュプレッヒコール型や、
聖書を持ち出すように他者の著作物を持ち出す宗教じみた運動方針から、
フィールドワークを基本とする学術的な内容へと、
方針を変更する必要があると私は考えています。
今は過渡期なのかもしれませんね。

216 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/18(木) 06:24
214さん>
いや、これで良いんです。
ありがとうございます。
別スレッドを立てて私も協力しますので、
引き続き調査をお願いできませんでしょうか?

それにしても、最初にアップされた滋賀県は、
1年も休まずに人員を増やし続けていますね。
こういう県が総定数以上出てくると、
私の仮説がアウトということになりますな。
面白いでしょ?

217 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/18(木) 06:34
2番目は茨城県

http://www.pref.ibaraki.jp/kenkei/ip_jorei/kmu35-12.htm

平成10、11、12年は人員増が行われていません。

218 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/19(金) 10:07
This article addresses the risk factors associated
with the psychiatric disorder pedophilia, its treatment,
and treatment outcomes. It addresses physician responsibilities
associated with case identification of victims and possible
roles in the medical management of pedophilia.
The essential feature of pedophilia is that an individual
is sexually attracted exclusively or in part to prepubescent children.
While pedophilia may be limited to fantasies and impulses,
pedophilic behaviors are the primary concern of both
the mental health and criminal justice systems.
Remote risk factors for development of pedophilia often include
the individual having been sexually abused as a child.
Proximate risk factors for its behavioral expression are prevalence
of comorbid psychiatric disorders and substance abuse disorders.
Current treatment goals focus on stopping the behavior and achieving
long-term behavioral control in the community.
Common treatment methods are cognitive-behavioral,
group therapy, and, when appropriate, medications
such as androgen-lowering agents that can act as
sexual appetite suppressants. Meta-analyses have established
that treatment is more effective than nontreatment in preventing
recidivism of sexual offenders in general, a finding
that has a high probability of application to individuals with pedophilia.
Pedophilia is a chronic psychiatric disorder, but it is treatable
in terms of developing strategies for preventing behavioral expression.
Ultimately, reducing the prevalence of pedophilic behavior requires
further collaboration between the criminal justice system and the health care communities.

219 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/19(金) 10:12
本論文が検討するのは、精神疾患である小児性愛に関するrisk factors(危険要因?)、
その治療および治療の結果である。本論文は、被害者の症状同定に関する医師の責任と、
小児性愛の医学的処置において果たしうる役割についても取り扱う。
小児性愛の本質的な特徴は、専ら、またはある程度、思春期前の子どもに
性的に惹きつけられるということである。小児性愛が空想や衝動に制限されるかもしれないのに対し、
小児性愛行動は精神衛生及び刑事司法組織の両者の主要な関心ごとである。
小児性愛のdevelopment(進行?)の間接的な危険要因には、しばしば子どもの頃に性的に虐待されていることが含まれる。
behavior expressionに対する直接の危険要因は、comorbid psychiatric disorders(精神疾患の合併?)と
薬物乱用のprevalenceである。現行の治療の目的は、行動の阻止とcommunityにおける長期間の
behavioral control(行動抑制? 行動管理?)の達成に焦点が当てられている。
一般的な治療法は、cognitive-behavioral, group therapy(認知行動集団療法?)や、
適切な場合には、性欲抑制剤として作用し得るandrogen-lowering agents (抗アンドロゲン物質?)
といったmedications(薬品? 薬物治療?)がある。メタ解析により、
一般に性犯罪者の累犯を防ぐにあたっては治療をしないよりもした方がより効果的であることが立証されている。
この発見は小児性愛の者にも適用できる可能性が高い。
小児性愛は慢性の精神疾患であるが、behavior expressionを防止するための戦略を
発展させるという見地からは治療可能である。最終的には、小児性愛行動のprevalenceを減少させるには、
刑事司法組織とhealth care communitiesの更なる協力が必要である。

220 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/20(土) 00:28
投稿の手間をとらせてしまい申し訳ありません>鳥山さん

>>218->>219は私が翻訳中の医学論文の概要です。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=12435259&dopt=Abstract&itool=iconabstr

手をつけてみたものの、医学に詳しくないために幾つか手付かずの部分が残っています。そこで、英語のままになっている部分の意味や専門家の間で定着している訳語などについて、この掲示板を見ている方から助言を頂きたいと思い、経過をお見せすることにしました。

というわけで皆様のアドバイスをお待ちしています。

222 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/21(日) 00:41
risk factor 危険因子
development(
n) 開発; 展開; [写真] 現像; [生] 発育
behavioral
行動でbehavioral pharmacologyなら 行動薬理学

expression
表現だからbehavior expressionは行動表現かな。
comorbidが共存症の、
prevalenceは有病率
communityは生活共同体、地域
group therapy(心理) 集団療法
medicationsは薬物療法、投薬

223 名前: たろいち 投稿日: 2003/09/21(日) 22:53
ハリケーンの影響で書き込みが遅れました。以下に私の訳文を載せます。
翻訳を見せる対象によって訳し方は変わると思いますが、私個人としてこの論文を最も読ませたいのは、精神科でもある水島議員なので、その辺をターゲットに仮定して訳して見ました。
したがってこの訳文には疫学用語等が含まれます。

この論文では、精神疾患としての小児性愛に関するリスク要因とその治療、及び治療効果につき述べる。
本論文は、小児性愛の被害症例の同定における医師の責任や小児性愛患者の医学的処置において医師が果たしうる役割についても述べる。
小児性愛の本質的な特徴は、その個人の性的関心が思春期前の子どものみに、あるいは子どもを含んで向けられるという事である。
小児性愛には空想や衝動のみの場合も含まれるが、小児性愛行動の場合は基本的に精神衛生及び刑事司法制度に関わる問題である。
小児性愛の発症における遠隔的なリスク要因には、その患者が子ども時代に性的虐待を受けている事がしばしば含まれる。
小児性愛行動の発現における直接のリスク要因は、合併する精神疾患や薬物依存症の有病率がある。
現行の治療の目標は、小児性愛行動を止めさせる事と生活共同体内での長期的な行動のコントロールを達成する事に主眼が置かれている。
一般的な治療法は認知行動療法、集団療法や、適切な場合にはアンドロゲン抑制剤の様な性欲抑制作用を持つ薬剤が用いられる。
メタ解析により、一般に性犯罪者の累犯を防ぐにあたっては治療をしないよりもした方がより効果的であることが立証されており、この知見は小児性愛患者にも適用できる可能性が高い。
小児性愛は慢性の精神疾患であるが、性的行動の発現を予防するための方策という点からは治療可能である。
最終的に小児性愛行動を起こす患者数を減少させるには、刑事司法組織と医療組織の間の更なる協力が必要である。

224 名前: 松代@管理 投稿日: 2003/09/21(日) 23:01
>>221
当事者の依頼があったため、削除しました

225 名前: たろいち 投稿日: 2003/09/21(日) 23:04
翻訳にあたっての用語解説。

・risk factor=リスクファクター、リスク要因、危険因子。
疫学的には、何らかの疾病の原因ではないが、暴露する事により疾病の発症率を増大させる因子の事です。
例えば、『喫煙』は一部の『肺癌』の『リスク要因』ですが、『原因』ではありません(喫煙してもで肺癌にならない人も居れば、喫煙しなくても肺癌になる人も居る)。
・development=『進行』と訳すのが一般的なのでしょうが、『形成する』と言う意味や稀に『発症する』と言う時に使う場合もあるため、前後関係から今回は『発症』としました。
・behavior expression=『行動の発現』つまりはここでは『小児性愛行動を実行に移す』と言う事だと思います。
この行では『小児性愛行動の発現』と一部単語を補いました。
・criminal justice systems=10行目の場合は『mental health and criminal justice systems』と言う形で『mental health(精神衛生)』と対比されていますが、最終行では『criminal justice system and the health care communities』と『health care communities(医療組織)』と対比されています。
したがって、前者は『刑事司法制度』、後者は『刑事司法組織』と訳しました。
・prevalence=有病率、罹患率、患者数。
罹患率の方が一般的かも知れませんが(手元に正式な辞書が無いので不明)、薬物依存症や合併精神疾患に関して述べる場合は、『有病率』の方が意味が通る気がします。
また、最後の行では『患者数』とした方が適当だと思います。
・community=生活共同体、あるいは(地域)社会。
要するに患者以外の周囲の人を指すのでしょう。
・behavioral control=行動管理でも良いのでしょうが、文章の前半で『stopping the behavior』つまり、『既に行われている小児性I行動を止めさせる事』と述べられている事から、おそらく『今後の行動の再発防止』と言う意味合いがあると考えられます。
『管理』と言うときつすぎる気がする為、『コントロール』をそのまま使用しました。
・cognitive-behavioral, group therapy=認知行動療法(cognitive-behavioral therapy)や集団療法(group therapy)と言う単語はありますが、両者を合わせた単語は一般的では無い様です。
また、間にカンマ(,)が含まれる事から、おそらくはcognitive-behavioralの後のtherapyが略されているのだと解釈しました。
・androgen-lowering agents=『アンドロゲンを下げる薬剤』と言う意味であり、『抗アンドロゲン剤』とは厳密には異なります。『アンドロゲン抑制剤』としました。
・medications=薬品でも薬物治療でも意味は通じると思います。

また、全体的に『pedophilia』と『behaivioral expression』が明確に区別されて述べられている事から、『直接的小児性愛行為』に近い意味合いがあると思いますが、専門外の人間が意訳した場合は勇み足をとられ易いので意訳は最小限に留めたいと思います。
少なくとも規制推進派のように自分達の都合の良い様に訳を捻じ曲げていると解釈される轍は犯さないようにすべきです。
ただし、全体の文脈からは、『ファンタシーとしてのpedophilia』は強制的な治療の対象に成らないという点が貫かれていると思います(本人が治療してもらう意思があれば、治療対象には成り得る)。

誤訳や意訳は含まれると思いますが、こんな感じです。

226 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/22(月) 05:14
たろいちさん>
深く感謝します。
この翻訳を国会議員会館に配布するリーフレットに利用させてください。
水島議員にも必ず配布しますので、何とぞよろしくお願いいたします。

227 名前: うなぎ 投稿日: 2003/09/22(月) 21:02
>>224
ご迷惑をおかけいたしました。
削除感謝いたします。

228 名前: 220 投稿日: 2003/09/23(火) 02:04
>222さん
アドバイス感謝いたします。
prevalenceはやっぱり有病率なのですか・・・。

>たろいちさん
全訳まで作っていただき、大変助かりました。
ありがとうこざいます。

229 名前: 220 投稿日: 2003/09/23(火) 02:05
訂正します
ありがとうこざいます。

ありがとうございます。

230 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/24(水) 02:38
長崎男児誘拐、中1少年は発達障害
http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-030923-0018.html

 対人的な判断や行動が未熟で柔軟さに欠け、他人の感情に配慮したり、
共感したりすることが難しいとされ、狭い範囲に強い興味やこだわりを持つ
という特徴もある。

231 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/24(水) 03:25
230さん>
情報、感謝です。

発達障害ってことは、豊川主婦殺害事件の犯人と、
同じ障碍の持ち主だったと言うことですね。
アスベルガー症候群だったとすれば、
オタクの世界ではかなりよく見られる症例なので、
ちょっとやり切れない感じはします。

それに加えて、犯人の親の育て方が、
悪かったわけではないこともハッキリしちゃったわけで、
被害者の遺族の方もやり切れないだろうなあとも思いますよ。
『親の責任』とか言って煽っていた連中は、
今回の検査結果をどう受け止めているんでしょうかね?
また、「障碍だというのは甘やかしだ」なんてほざくんですかねえ?


アスベルガー症候群の解説
http://www.asahi-net.or.jp/~fe3s-mrkm/as-sindan.htm

豊川主婦殺害事件の診断結果
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200012/26/1226e034-401.html

232 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/24(水) 11:44
>>231
>『親の責任』とか言って煽っていた連中は、
 今回の検査結果をどう受け止めているんでしょうかね?
 そういう子供をケアをしないでほったらかしにしていたのが悪いとか云いそう。
 ケアすれば良くなるような物でもないし、そういう人が犯罪を犯すわけではないけれど、アスベルガー症候群のことを正確に認識している人の方が少ないだろうし。

233 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/25(木) 04:36
232さん>
最悪なのは、アスペルガー症候群の子どもを隔離しろ、
という主張がなされることでしょうね。

先述のサイトによると、アスペルガー症候群は
300人に1人の割合で発生するそうですから、
人口推計月報の、0歳から19歳までの総人口が、
582+598+613+700=2493万人なので、
確率的には、
2493/300=8.31で、
約83100人の障碍者が存在することになります。

この子どもたちを隔離することはもちろんのこと、
適切なケアを受けさせることも難しいかもしれません。
早急な政府の対応を望みたいところです。

話は変わって、被害者の両親が意見陳述をしたようです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030924-00000072-nnp-kyu
全ての内容を知っているわけではないので、
コメントのしようがないところもありますが、
一時期に比べるとかなり冷静な判断が出来るような、
状況になってきた感じがします。
もちろん、当事者の方の深い悲しみは、
第三者の私に理解できるはずもないのですが。

234 名前: 84 投稿日: 2003/09/26(金) 14:23
話題とズレますが、思ったこと。
子供の人身売買では白人の子や日本人は飼うため。
黒人や肌の黒いアジア人などは内臓目的。
色白がいいってのは世界的な傾向? それとも消費者が
白人なのか。

子供を飼うのは金持ち&エリート。
子供を買う(小学生4人監禁事件)のもエリート。
DVもエリート(3人に一人くらい)。DVは逆上した夫が
激情にかられて暴力を振るうイメージがあるけど実際はかなり
の知能犯。コントロールできるから会社では暴力振るわない。
http://www.tfnetjapan.org/backissue/oldsite/batterer.html

エリートにロリが多いのは権力的な問題かと思ったけどそうでも
ないような気がしてきた。エリートと加虐ってなんか関連が
あるのかな。

235 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/26(金) 17:12
殺害された染谷悟さんってプチエンジェルのこと調べてたんですね。
早速「殺されたのは借金のせい」にミスリーディングされてるようだが。

236 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/27(土) 03:03
64さん>
うーん。
具体的な数値がないので即断できないのですが、
その地方の風習、具体的には子供の売買と、
食人習慣に深い関連性があると思います。

西欧的な近代社会が成立するまで、
多くの社会では人身売買を容認してきましたが、
特に牧畜社会や集約労働的な農業社会では、
親が子供を売り飛ばすのは当たり前で、
それほど話題になるようなことじゃないっていうのがあります。
これは、マンパワーを投入すればするだけ、
それに比例して生産量が上がるという、
産業の構造と密接な関わり合いがあるからです。

日本の水田農耕なんかはその典型なので、
豊臣秀吉や江戸幕府が人身売買禁止令を出していますが、
これはあくまでも永代売買(一生売っちゃうってことですね)
を禁止しただけだったので、
年季奉公や養子縁組という形で児童の売買が公然と行われていました。

明治政府も1870年に中国人に子供を売買することを禁止したり、
1872年には娼妓解放令を出して女性を売春婦として売買することを、
禁止したりと色々やっているんですけど、
結局児童の売買が公然と行われなくなったのは、
太平洋戦争後からであって、
それでも終戦直後の上野近辺では、
女児の売買が堂々と行われていて社会問題になったそうです。
(続く)

237 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/27(土) 03:13
繰り返しになりますが、
こういう社会形態だと子供の売買は自明なので、
それほど大きな問題だとは認識されないんですよね。

今の日本でも児童の人権に関心が薄かったり、
少年法の立法精神に疑念が唱えられるのは、
こうした倫理観が未だに消えていないからでしょう。

長崎の事件で話題になった鴻池大臣などは、
こうした倫理観の持ち主の典型で、
親の責任を公然と唱える一方で、
子どもの労働枠を拡大しようとしたりと、面白い限りです。

また、中国を中心としたアジアや中東全般も似たり寄ったりなので、
女児の年季奉公を描いたNHKドラマ、
「おしん」が各国で大ヒットしたりしています。
なんで「おしん」が大ヒットするかと言えば、
主人公と似たような経験の持ち主が大量にいるからに他ならず、
それは各国で児童売買が公然と行われていた間接的な証拠なんですよね。
(続く)

238 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/27(土) 05:00
次に児童の臓器売買に関してですが、
適切な医療機関がないと成立しない裏ビジネスなので、
これも即断は出来ないんですけど、
食人嗜好が容認されていた地域と、
臓器売買が盛んだと言われている地域が、
かなりの割合で被ります。

たとえば、ウクライナやベラルーシなんかは、
白人が中心の国家ですけど、
昨年に行方不明になった6000人近くの子どもの多くは、
臓器売買に提供されたのではないかと考えられています。
で、ここは有名な食人習慣のあった地域なんです。

同じような場所は、南米の一部、
アフリカの一部、東南アジアの一部にもあり、
その辺もよく「臓器売買のメッカ」と考えられています。
(続く)

239 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/27(土) 05:06
個人的に興味津々なのは中国で、
あそこも人食いの習慣があったし、
医療技術もそこそこあるはずなので、
「一体どうなってるんだろう?」
と思わずにはいられません。

だから、人身売買とか臓器売買って言うのは、
ドメスティックな風俗習慣と、
それなりに関係があるんじゃないかなあ、
というのが現段階での私の憶測です。

もちろん、裏の市場価格では、
白人の女の子に高値が付いていたりするのかもしれませんが、
意外にリアルペドの人には、
有色人種大好きって人の割合が多いですからね。
そう言う人達は目立たないんでしょうかね?
ちょっとよく判らないですね。

240 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/27(土) 05:13
235さん>
現段階で染谷さんが殺された有力な原因は、
吉林省系の中国マフィアと、
麻薬絡みの問題でトラブルを起こしたから、
だと思われているみたいですよ。

染谷さんは裏BUBUKAで
山口六平太名義の記事を書いていて、
そっちは薬物系がメインだったし、
周囲にも「ブツが欲しければ売ってやる」
と言っていたそうですから、
そこそこ有力な話だと思います。

私の知っている限りでは、
プチエンジェルに外国人マフィアが
絡んでいるって話はないですし、
そもそもプチエンジェルが
中国系の人身売買組織と絡んでいるなら、
渋谷の町中に電柱広告を貼って回る必要もなかったでしょう。

もちろん、借金という話はほぼガセだと思います。

241 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/28(日) 04:41
やっぱ鳥山さん、さすがに詳しいなあ。食人は目から鱗。
そんだけ人間の価値が軽いんでしょうね。
丁稚奉公も人身売買って言われるまで気づかなかった。

>意外にリアルペドの人には、有色人種大好きって
これは初耳。といっても白人の方が高い云々は噂レベルなんですけど。
日本人が高いってのは福祉関係の人が以前漏らしてた。
どこで読んだか忘れたけど日本人は中国人の15倍の値段って。
今は知らないけど特に15歳以下の男の子は手に入りにくかったとか。

>染谷さんの件
2ちゃんだとケンコクギユウグンの線が出てる。
プチはそっちの線ないですか。幼児・臓器売買のネタつかんだから
じゃないのかって話があって。もう何が何やら。
ネットしか見てなくてわかるはずもないんだけど実際何ができるかって
何もできないし。

ああいう歌舞伎町の実体を書いた本ってどこまでがOKで
どこからが出してはいけない領域なんでしょうか。

242 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/28(日) 08:12
241さん>
そうなんですよねー。
日本だと年季奉公は「美談」扱いされて
いたりするんですけど、
ありゃあ立派な子どもの売買で、
一時期タイなんかで盛んだった、
観光客に自分の子どもを一定期間貸し与える親と、
本質的にまったく変わりありません。

TVドラマなんかで、
ああいうシーンが出てくると感動する人がいますが、
そういうメンタリティの持ち主が、
国民の大部分を占めている限り、
「児童売買が問題」と言っても、
多数の人間から同意を得るのは難しいでしょう。

児童売春に関する議論でも、
この点はそれほど変わりはなく、
焦点になっているのは、
自己判断で売春をやった=親の許可無しでやった、
という点だけであって、
その子どもの判断能力が、
正常だったかどうかという部分は問われません。

だから、児童売春容認派も否定派も、
売春をしている子どもが「まとも」であることを、
前提にロジックを組み立てるので、
実体とは大幅に異なった結論が導かれてしまいます。

もっとも、フィールドワークをしても、
本人がナニだとしょっぱい結論が出てきたりしますが。

243 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/28(日) 08:26
次にペドというか
子どもとセックスしたい人たちの
話題に移行しますが、
これにも色んなタイプの人たちがいて、
趣味嗜好の面でのカテゴライズは難しいですね。

私が実際に話した人たちだと、
1:白人が好き
2:日本人が好き
3:有色人種が好き
4:黒人が好き
5:子どもなら何でも良い
と、一応全ての人種が網羅されていましたよ。

ただ、中国人の子どもが好きとか、
朝鮮人の子どもが好きというタイプの、
日本のロリコンさんには会ってませんね。
これは、フィールドワークの不足が原因だと思います。

子どもと染谷さんの話題に関しては、
ちょっと次の機会に譲らせて下さい。
時間があったら書き込みをします。

244 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/29(月) 00:38
染谷さんの本、取次ぎに銀行経由で外資からの圧力がかかっているので
流通不可、だそうな。

鳥山さん、暇なときでいいので続き待ってます。

245 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/29(月) 14:30
 なんか、プチエンジェルも含め不自然な報道のされ方をする事件ですね。
 プチエンジェルもプッツリと報道されなくなったし、こちらの方も極端に報道されませんね。
 報道するネタがないのか、報道可能なネタがないのか。

246 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/30(火) 01:29
精神鑑定報道にNPOが緊急提言 男児誘拐殺害
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kako/200309/24.html#02

「アスペルガー症候群」と診断されたとの報道を受け、発達障害児を支援
する特定非営利活動法人(NPO法人)「アスペ・エルデの会」は同会ホ
ームページ(HP)で、同様の事件の再発と偏った報道を防ぐための緊急
提言を掲載

247 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/30(火) 01:45
244、245さん>
あくまでも、私の知っている情報のみを列挙します。

※プチエンジェルについて
A:吉里容疑者死亡後、「プチエンジェルの顧客リスト」
なるものがエロ業界に流出した。
このリストが本物であるとすれば、以下の仮説が成立する。
1:吉里容疑者死亡の原因は顧客リストではない。
顧客リストが原因なら、業界にリストが流れるはずがない。
2:吉里容疑者は暴力団と関係があった。
顧客リストが業界に流出した経路は、
ほぼ893関係だと思って間違いない。
従って、吉里容疑者は暴力団にプロテクトフィー
(みかじめ料)を支払っていたと思われる。
3:事件早期終息の理由は顧客リストではない。
顧客リストが事件の原因なら、
業界にリストが流出することを警察が阻止したはずである。
警察がそのような措置を採ったという噂は一切ない。
4:練炭による自殺に無理がない。
ネットでは「練炭は高温になるのでビニールが解ける」
という説が誠しとやかに吹聴されているが、
練炭は十分な酸素のある状態でも1000度にしかならない。
しかも、酸素不足の場所ではせいぜい700度以下で、
これは煙草の火よりも低い温度である。
蝋燭の最も高い部分の温度である1400度、
都市ガスの1900度と比較すると、あまりにも低い。
加えて、練炭から発生する一酸化中毒で自殺しようとすると、
密閉した場所に不完全燃焼状態の練炭を持ち込むので、
最初が高温だった可能性も極めて低い。
このことを実験する方法は簡単で、
煙草の火にビニールを近づけて、
どの距離で熔けるかを確かめてみればいい。
なんなら指を煙草の先端に近づけてもかまわない。
あまりにも熱くならないので、かえって驚くはずである。

248 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/30(火) 02:24
これらの情報を総合すると、
プチエンジェル事件の報道が急速に終息した、
理由として最も有力なものに、
「売春に参加していた未成年者の身元がバレるとマズイから」
が浮かび上がってきます。

実際に、エロ業界には「買ったヤツ」の情報は流れても、
「売ったヤツ」の情報はほとんど流れていません。
情報をある程度つかんでいるはずの人間が、
存在しているにもかかわらずです。

ただし、これはあくまでも推測であって、
ネタが全然出ないから終息って可能性もあるし、
そっちの方が高いことも述べておきます。

個人的には、
「ウリをやっていた女の子が実はゴニョゴニョの娘で……」
ってネタが業界に広がったのは、
AV業界においてかなり面白い話があったせいだ、
と睨んでいるんですけどね。
そっちの方こそ怖くて話せませんが。

249 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/30(火) 02:28
246さん>
情報、感謝です。
こういう声明は早期に出しておいたほうが良いし、
これによってケアの体制が充実すると良いですね。
ただ、精神病や障碍者を忌避する傾向が未だにある、
日本の環境を徐々にでも改善することが前提になるんですけど。

250 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/30(火) 02:31
>鳥山さん
ありがとう。
顧客リスト、警察が押収したって書いてあったから流れて
ないのかと思ってた。
ネット見てても歌舞伎町の様子ってほとんど誰も書かないのね。
身元が割れるからなのか。怖くて何も書けないのか。

251 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/30(火) 02:45
250さん>
いえいえ。
リストには医療関係者がてんこ盛りって話ですよ。
歌舞伎町の様子を誰も書かないのは、
たぶん歌舞伎町の全体像をつかんでいる人が、
ネット関係者にほとんどいないからだと思います。
書籍関係ではそこそこ出ているはずです。

面白いから、アスペルガー症候群の詳しい説明をアップ

http://web.kyoto-inet.or.jp/org/atoz3/ask/utiyama/index.html

やっぱりオタク系の知り合いに多いなあ、と思う。
みんな悪い人じゃないけど、
社会や政治に関わると、途端に駄目駄目になるのがなあ。
後は本人に病識(?)が無いから、
そういうネタで話をするのがきつくって、
どんどん疎遠になっちゃうんですよねえ。

252 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/10/01(水) 00:08
 長崎の加害者児童のアスペルガー症候群の事で報道されてましたが、大体のところ、親が悪いで終わりそうです。
 本当の事はどこまでが事実なのか分かりませんが、母親に怒られるのが怖く、時には午前三時まで外に出歩いていたとかいうことで、母親との関係がクローズアップされていました。

253 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/10/01(水) 03:49
252さん>
あー、なるほど。
犯人がアスペルガー症候群ってことが解ったら、
今度は「そういう子どもの育て方云々って」問題になるんですねえ。
しかし、殺害の直接原因は小児性愛だと思うんですが。
それも親の責任ってことになるんでしょうか?
まあ、母親にも問題有りだと私も思いますが、
責任はちょっと違うような気がします。

254 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/10/01(水) 03:51
幼児に強い性的関心 中1少年精神鑑定結果

 長崎市の男児誘拐殺害事件で、補導された中学一年の男子生徒(12)
の精神鑑定の結果、少年は幼児に対して性的に強い関心を抱く傾向がある
と診断されていることが二十七日分かった。
殺害現場で男児の服を脱がすなどした際、性的興奮状態にあったとされ、
男児を誘拐した動機を解明する手掛かりとして注目される。
専門家は「性し好と発達障害との関係はない」としている。

 幼児に対する強い性的関心は、専門的には小児性愛(ペドフィリア)と呼ばれ、
異常な性し好の一つで、後天性とされる。
性的に未発達な子どもに対し性的な関心を抱き、男性に多い。
治療は難しく、成人に対してはホルモン療法がある。

 少年は、はさみを購入した上で長崎市内の家電量販店に向かい、
店内に一人でいた男児に声を掛けて誘い出した。
そして、約四キロ離れた人けのない立体駐車場の屋上に連れて行き、
裸にしてはさみで体の一部を傷つけるなどしたことが分かっている。

 小児性愛は通常、十六歳以上に現れる。このため、少年は年齢的には、
小児性愛を含む精神疾患の国際マニュアルの診断基準に沿って確定する
ことはできないが、一連の行動を踏まえた鑑定の結果、
小児性愛の傾向が認められた。

 少年は発達障害の一つ「アスペルガー症候群」と診断されているが、
発達障害に詳しいある専門家は「性し好と発達障害は通常、まったく関係ない。
この少年に異常な性し好の傾向があったからといって、
発達障害の子どもや親が心配する必要はない」と関連を否定している。
性し好の傾向については「一連の犯行の動機に結び付く重要な要素」とみている。


2003年9月28日長崎新聞掲載

http://www.nagasaki-np.co.jp/press/yuusatu/09/028.html

255 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/10/01(水) 04:02
前にも言いましたが、精神疾患の国際マニュアル診断の、
小児性愛に関する基準は変更した方が良いと思います。

私が2年近くかけて調べた結果でも、
小児性愛的な傾向を持つ人は、
早いと幼稚園ぐらいから、遅くても小学生3、4年までには、
同年代の子どもに性的な関心を持ち始めることは、
ハッキリとしており、16歳という基準がどのような理由で
決まったかが不明確です。

年齢差を小児性愛の要素として考慮しているのなら、
それはモノソーシャル的な小児性愛的行動との混同であり、
きちんと分別すべきもののように思われます。

256 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/10/01(水) 04:10
また、幼年期から同年代の子どもに性的関心を持つ、
小児性愛という性嗜好の特徴から考慮して、
小児性愛の発現とポルノには深い相関関係は無いと判断できます。

マスターベーションに使用されるポルノは、
その人物の性嗜好を自己承認という形で固定させる役割は果たしますが、
性嗜好を決定づける要素にはなりません。
また、性嗜好の決定には複数の素因があるのが通常で、
ポルノを無くしたからといって、
ただちに小児性愛者の数が減るわけではありませんし、
犯罪発生率が低下するわけでもありません。
この点を良く考慮する必要があるでしょう。

257 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/10/01(水) 04:10
長崎園児殺害 家裁の決定理由要旨

http://www.asahi.com/special/nagasaki/OSK200309290028.html

258 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/10/01(水) 10:24
 テレビラジオで4CHの朝九時前の放送で、加害者少年の事をやっていました。
 が、アスペルガー障害のことは一切言及されず、『普通だった児童が突然犯罪に走る』や『低年齢に増加』というフレーズが何度か使われ、また、低年齢層の児童の補導が急増、その他の未成年者の逮捕も増えたと、話していました。
 多分にもれず、補導逮捕に至る詳しい経緯は話されず、長崎事件との因果関係も話されません。(というか、なんの関係があるのでしょうね。)
 また、コメンテータらしき人は、『普通だった児童が突然犯罪に走る』を用い、二年前の事件(ただし何の事件かは発言ありませんでした)の加害者と今回の少年との特徴の相似をあげていました。
 まず、加害者少年の特徴として、思いやりの心が無い、思考が幼稚、コミュニケーションがとれない(ちょっとうろ覚え)
    親関連は、教育は熱心で児童を過保護に育てる
 というような事を言っていて、なんというか、生半可にアスペルガー障害のことを知っている人は逆にアスペルガー障害が犯罪を生むと勘違いしそうです。
 4CHの例の報道はたぶん、長崎事件を低年齢層の犯罪として纏めているのでしょうけど。

259 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/10/03(金) 02:37
258さん>
レスが遅れて申し訳ありません。
どこのTVもそうですけど、
コメンテーターは基本的に『肩書き付きの芸能人』なので、
コメント内容が実体とずれるのは仕方がないことだと思います。

性犯罪に関しては、放火と強姦を除いて
年齢別のカテゴライズにそれほど意味がないような気がします。
統計資料でも、この2つだけは明確に数値の差が出ているので、
年齢との関連性を研究の対象にしても良いかもしれません。

それにしても、『普通だった児童が突然犯罪に走る』ってのは凄いですね。
でも、この段階でアスペルガー症候群を把握していないのは明白で、
その責任はゴーストライターか、
ゴーストを雇う資金をケチった本人かTV局に帰すべきでしょう。

政治家だって演説原稿をライターに発注する時代になったんだから、
TVはなおさらきちんとしたコメントを、
ライターに発注すべきだと思うんですけどね。
金をかけていない箇所がバレバレでうんざりしますよ。

260 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/10/18(土) 11:42
<ホームレス暴行>小6含む少年10人逮捕、補導 川崎

 神奈川県警少年課と川崎臨港署は17日、ホームレスの男性に対して暴行を加え、
けがを負わせるなどしたとして、傷害容疑などで川崎市川崎区内の
中学3年から高校2年の少年8人を逮捕し、
市立小6年の男子児童(12)と中学1年の男子生徒(13)を補導した、と発表した

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031018-00000086-mai-soci

ダメだこりゃ。

261 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/10/18(土) 11:47
女子小中生に暴行20数件 家族不在確認侵入

 岡山市の民家に侵入し小学生の女児に乱暴しようとしたとして、
岡山県警が7月に女性暴行未遂などの疑いで逮捕、
起訴された大阪府高槻市牧田町、無職尾上力被告(34)が、
大阪や兵庫でも小中生を狙い同様の犯行を20数件繰り返した
と供述していることが17日、分かった。
 大阪府警は同日、尾上被告を大阪府内に移送し、
今年6月に大阪府北部で小学生の女児に乱暴しようとした
女性暴行未遂容疑で再逮捕、余罪の裏付けを進める。
 調べでは、尾上被告は約4年前から、東京、京都、大阪、兵庫、岡山
の5都府県で、下校中の女子小中学生の後をつけ、
自宅の鍵を開けるのを見届け、家族の不在を確認した上で家に上がり込み、
カッターナイフなどで脅して乱暴しようとしたと供述。
 「大阪府内では約10件やった」と話しているという。(共同通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031017-00000103-kyodo-soci

ついでにダメな奴をもう一本。
ペドファイルとしては少数派に属するハンター系ですけど、
手口が周到というかリアルやねえ。
そういえば、大阪で女児行方不明事件ってなかったでしたっけ?

262 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/10/19(日) 09:28
<交番襲撃>高1少年が警官に切りつけ、撃たれる 千葉・市原市

 18日午後2時40分ごろ、千葉県市原市国分寺台中央1の市原署国分寺台交番で、
同市に住む私立高1年の男子生徒(15)が同署地域課の男性巡査(36)に
刃物で切りつけた。生徒が拳銃を奪おうとしたため、巡査が1発発射、
弾は男子生徒の左足太ももに命中し貫通した。
生徒は強盗殺人未遂と公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕された。
巡査は右目の下と首の後ろに2週間の切り傷。生徒も4週間のけがをして入院した。

 調べでは、生徒は交番内にいた巡査に「相談がある」と話しかけ、
カウンターを乗り越えて切りかかった。
生徒は刃渡り14センチと16センチの包丁2本とナイフ(同13センチ)
の計3本を持っていた。巡査の拳銃を奪おうともみ合いになり、
一つの刃物を振り払われると、さらに別の刃物を持ち出したという。

 同署などによると、生徒は千葉市内の私立高校に在籍。
心身の不調を訴え9月に約2週間、市原市内の病院に入院し、
退院後も通院を続けていた。生徒は調べに対し「拳銃を奪おうと思ってやった」
と供述しているが、興奮しており詳しい話は聞けていないという。
同署は、拳銃を奪い自殺を図ろうとした可能性もあるとみている。
逮捕後入院した病院では、医師に意味不明なことを話しているという。

 同交番はこの日、巡査のほかに巡査部長(50)が勤務していたが、
別の事件処理で不在だった。栗岡勝俊署長は「男子生徒は複数の刃物を繰り出した。
負傷した警察官はやむを得ない処置として発砲した。
現時点で、拳銃の使用は適正かつ妥当と考える」とコメントした。

 現場は、市役所や市消防局、市民会館などが並ぶ市の中心地。【曽田拓】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031019-00000047-mai-soci

病気は早期発見早期治療が肝要というお話………になるのかな?
ただ、こういう子どもに厳罰を科しても無意味で、
治療が絶対必要ですよ、ということはコメントしておきたいですね。
しかし、最近のニュースはこの手の事件をフレームアップしたがるなあ。
なんでだろう?

263 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/10/21(火) 04:11
抗うつ剤で自殺の危険増 18歳未満への投与禁止

 うつ病の第一選択薬として広く使われている塩酸パロキセチン水和物
(商品名パキシル)の副作用で、思春期の重いうつ病患者に自殺の危険が
増すことが分かり、厚生労働省は20日までに、
18歳未満の大うつ病性障害患者への投与を禁止するよう輸入販売元に
添付文書の改定を指示した。
 急に投与を中止すると知覚障害などの症状が出る危険性が高まるため、
徐々に薬を減らすよう注意喚起している。
 パロキセチンは、医師が処方する薬。グラクソ・スミスクラインが
輸入販売している。
 同社によると、グラクソ本社(英国)はパロキセチンの小児への
適用拡大を狙い、7−18歳の合計1000人以上を対象とした
臨床試験を英国で実施した。
 ところが、重いうつ病である大うつ病性障害患者378人に投与した場合、
有効性が確認できなかったばかりか、5・3%に自殺を考えたり、
企てるなどの有害事象が発生。偽薬を投与した285人では、
2・8%だったのに比べ、リスクが2倍近くに増えることが分かった。(共同通信)
[10月20日14時10分更新]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031020-00000081-kyodo-soci

比較的安全性が高いと言われているパキシルですら、
大うつ病の子どもに投与すると症状が悪化する可能性が高いという臨床結果は、
成人と未成年者では身体の構造、特に脳の構造に差がある、
という可能性を示唆しています。

まあ、鬱病患者の自殺は治りかけに多いので、
薬効があることはあるんでしょうけどね。

264 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/10/21(火) 04:45
<摂食障害>崩れゆく子供の食 中学45%、高校54%

 拒食症や過食症といった「摂食障害」で悩む生徒が増えている学校が、
中学校で45%、高校では半数を超えて54%に上ることが、
国立精神・神経センター精神保健研究所(千葉県市川市)の
小牧元・心身医学研究部長らの調査で分かった。
摂食障害の生徒を経験したことのある中学は62%、高校は87%に上り、
小牧さんは「拒食症や過食症が、中学生・高校生の間で予想以上に広まっている」
と指摘している。

 厚生科学研究の一環として、昨年11月から今年3月まで全国8府県の
中学・高校の養護教諭を対象に実施、回答のあった1231校
(中学717校、高校514校)の結果を集計した。

 「摂食障害の生徒が増えている」と回答した学校のうち、
「急激に増加」との回答は中学で6%、高校は15%で、
「ゆるやかに増加」は中学、高校とも39%だった。

 摂食障害の生徒の特徴としては、「朝食抜き」「ダイエットの話題が多い」
ことが挙げられた。こうした生徒からの相談内容は「体重・体型」が
中学・高校ともトップ。発症・増加の原因をどう考えるか養護教諭に尋ねたところ、
「やせることを推奨する社会の影響」と「家族の問題」「ストレス」
などの答えが際立って多かった。

 一方、約6割の学校が「近くに紹介できる適切な医療機関がない」などと回答。
対応できる医療体制の不足も明らかになった。

 小牧さんは「外見が自己の評価に直結していると考えがちな、
現代の文化・社会的影響を、多感な世代が大きく受けている。
学校と医療機関が連携し、早期発見・治療の体制を確立しなければならない」
と話している。【江口一】

 ▽摂食障害

 体重増加を極端に恐れて食事の摂取を減らす「拒食症」、
食べることをやめられなくなる「過食症」が代表的な症状。
拒食症はさらに、食事を拒む「制限型」と、
食べることと吐くことを繰り返してやせる「むちゃ食い・排出型」
の2パターンに分かれる。拒食症の死亡率は6〜15%に達する
との研究結果もある。一方、過食症の患者は、
仕事のストレスを食事で解消しようとする社会人に目立つという。(毎日新聞)
[10月20日15時22分更新]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031020-00001060-mai-soci

こっちの方が、ポルノよりもよっぽど悪影響だと思う。
余談になるけど、実写ポルノの出演者の大部分は、
平均的な男女よりも体重がある。
これは、プロレスラーが鶏ガラ体型だと様にならないのと一緒の理屈で、
裸商売のヒトは質量がある程度無いとダメってことです。

また、レアケースだけど、ポルノ女優になったことで、
摂食障害が治っちゃったという女の子を一人知ってます。
人間って面白い生き物やね。

265 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/10/22(水) 23:20
>発達障害に社会的支援を 男児誘拐殺人受け学会
>日本児童青年精神医学会(個人会員約2500人)は22日、福岡市内で理事会と評議員会を開き、長崎市の男児誘拐殺人事件で中学1年の少年が社会性に困難のある広汎(こうはん)性発達障害の1つ「アスペルガー症候群」と認定されたことを受け、発達障害の人々に対する社会的支援を社会に訴えていく必要があるなどの考えで一致した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031022-00000115-kyodo-soci

266 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/10/23(木) 09:30
殺傷はTVゲームの影響 遺族が米国ソニーなど提訴

 【ニューヨーク22日共同】少年が銃で殺傷事件を起こしたのは、
暴力シーンの多い人気テレビゲーム「グランド・セフト・オート3」
の影響だとして、被害者の遺族が22日までに、
同ゲームソフトの販売会社など4社に総額2億4600万ドル(約268億円)
の損害賠償を求める訴訟を米テネシー州の裁判所に起こした。
 訴えられたのは、米国ソニー・コンピュータエンタテインメントや
開発会社のテイクツー・インタラクティブ・ソフトウエア(米国)など。
 AP通信によると、事件を起こした16歳と14歳の兄弟は今年6月、
車で通り掛かった男性(45)をライフル銃で殺害。
別の車の女性(19)に重傷を負わせた。
 遺族側弁護士は「少年らはゲームで遊ぶうちに車や人を銃撃するスリルを
味わおうと思った」と主張している。(共同通信)
[10月23日8時23分更新]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031023-00000028-kyodo-int

さすが、元祖原理主義の国。
狂いっぷりが半端じゃありません。
どう考えたって、事実無根の滅茶苦茶な訴えですが、
遺族側を応援したいなどとちらっと考えちゃうのは、
私がゲーム製作に関わる過程で「ソニーチェック」
に泣かされた記憶があるせいでしょう。

ソニーは子会社の出した作品であれば、
暴力的な内容でもプレステで発売してくれるんだよなあ。

267 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/10/24(金) 06:35
成人雑誌に17歳女子高生掲載 容疑の出版社を書類送検
------------------------------------------------
 神奈川県警少年課は22日、笠倉出版社(東京都台東区、笠倉操六社長)
を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(販売目的製造)などの疑いで
横浜地検に書類送検した。同課によると、
雑誌出版をめぐって法人が同法違反容疑に問われるのは全国で初めて。

 調べでは、同社は昨年9月と11月、横浜市内の高校2年の
女子生徒(17)=学年と年齢は当時=に、18歳未満にもかかわらず、
わいせつな行為をさせ、その写真計68枚を女性向けアダルト雑誌
「Kirei スーパーデラックス」(02年12月発行)と
「Kirei」(03年1月発行)の2冊に掲載した疑い。

 同社は2冊を計4万2750部発行し、
計約1350万円の売り上げがあったという。
同社は今回の摘発を受け「Kirei」を廃刊することを決めた。
加藤健次編集局長は「年齢を確認するという基本を怠ったケアレスミス。
申し訳ないことをした」と話している。 (10/23 08:43)

http://www.asahi.com/national/update/1023/009.html

この記事のポイントは2つ。
1つは法人が児ポ法の取り締まり対象となった点で、
この法律が何のためにあるのかが、
ますます不明確になってしまいました。

もう一つは笠倉出版が東京都台東区にあるのに、
逮捕に踏み切ったのが神奈川県警であるという点です。
これは、神奈川県警に告発が行われたことを意味しており、
恐らく被害者の親族が告発したか、
被害者本人か関係者が別件で警察に逮捕され段階で、
事件が発覚したものと思われます。

しかし、編集長不在で伝説になったエロ漫画雑誌、
『マンモスクラブ』の編集長様の名前を、
こんなところで見るとは思ってもいませんでした。
あの本には好きな作家が結構いただけに残念です。

初期のにゅ〜ABなんかは、
マンモスクラブがあってこそって感じだったしなぁ………。

268 名前: 警察嫌い 投稿日: 2003/10/27(月) 01:09
なんでもかんでも漫画、ゲームのせいにするな
http://www.wako.ac.jp/souken/touzai01/tz0113.html -

このサイトの図1、図2は、よくワイドショーなどで使われるグラフだ。
メディア規制を正当化させるための口実にしか見えない。
事実は、図3だ。
皆さん、少年犯罪凶悪化の幻想に騙されては、いけません

269 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/10/27(月) 17:30
「ゲーム感覚で人を殺した」の「ゲーム感覚」は
当人にとっての一大事をやらかす時の現実喪失感覚
のことではないか?

270 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/10/27(月) 17:30
「ゲーム感覚で人を殺した」の「ゲーム感覚」は
当人にとっての一大事をやらかす時の現実喪失感覚
のことではないか?

271 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/10/27(月) 21:58
>>270
 ゲームと言う言葉の意味は『遊び』ですよ。
 そうである以上、ゲーム感覚は遊び感覚です。
 
『ゲーム感覚、遊び感覚でその行為を行う』といった場合『その行為を犯罪だと認識していない』、または『犯罪だとしても罪が軽くお遊び程度にできるものだ』『どうせ捕まらない』と考えているという意味です。

 そもそも、何故、
 「ゲーム感覚で人を殺した」の「ゲーム感覚」= 当人にとっての一大事をやらかす時の現実喪失感覚
 なのかが分かりません。

 それと大抵の殺人事件は犯行時犯人は酩酊状態や、激情などで一時的に判断能力に欠けた状態で行われています。
 少年犯罪や特殊なケースにだけ使われるのは逆に不自然になりますね。

 逆に、犯行の最中、まったく思考や判断能力が欠如せず、自分の行動が正しく認識できるとしたらかえって異常です。
 価値観が非常に異常なのか、なんなのかわかりませんが。

272 名前: ASD 投稿日: 2003/10/27(月) 23:02
>>270

真面目に「犯罪」という問題を語ろうと考えるならば、
「ゲーム感覚」という言葉自体、学問的には全く無意味な俗語に過ぎません。
猟奇殺人や、快楽殺人といった異常犯罪は、現代固有の現象ではないのです。
かの有名な「切り裂きジャック」はテレビゲーム時代の人間と違います。

ゲーム感覚、という言葉には、
こうした現象をいわば「現代病」と捕らえる思考法が混じっていることは明白であり、
こうした単語を安易に使用して犯罪を語ろうとすると、
「相手が用意した土俵」にわざわざ乗ってしまう危険があります。

真面目に犯罪について語るならば、ちゃんとした学問的土台を持つ用語……
例えば、これは比較的良く知られていると思うのですが、
犯罪学では「サイコパス犯罪者」を

・秩序型犯罪者
 (秩序だった犯行現場、計画的、高い知能、証拠隠滅行動をとる、
  きちんとした定職を持ち、幼児期の躾は放任型、
  犠牲者は全くの他人であるケースが多く、犠牲者を生前に暴行する場合がある、
  犯罪報道をするメディアに高い関心を示す、
  等の特徴がある)

・無秩序型犯罪者
 (雑然とした犯行現場、無計画、低い知能、証拠を平然と放置、
  定職を持たないか、最下層の労働に従事している、幼児期の躾は厳格、
  犠牲者は顔見知りである比率が高く、犠牲者を殺してから暴行したりする場合がある、
  メディアへの関心は皆無、
  等の特徴がある)

の二種類に大別しています。
「遊び感覚」なんぞといいますが、その犯罪者が「捕まらないように証拠を隠したりしている」ならば、
それは秩序型犯罪者です。
「現実喪失感覚」なんぞといいますが、その犯罪者が本当に「現実感を完全に喪失」しており、
現場に指紋がべったり付いたナイフを平然と転がしていったりしているなら、
それは無秩序型犯罪者と判断される可能性が高いです。
無論、犯罪学にも様々な議論、説がありますが、
「ゲーム感覚」などという、
「メディアとの因果関係をほのめかす」ような単語をいきなり使用するよりは、一層マシかと考えます。

275 名前: 松代@管理人 投稿日: 2003/10/27(月) 23:58
投稿者の要請に応じて、多重投稿を削除しました。

276 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/03(月) 02:38
ゲームやテレビの前で1日2時間 幼児の生活調査

米国の6歳以下の子どもたちがゲームやテレビの画面の前で過ごす時間は
1日平均2時間と、外遊びと同じくらいの長さになっていることが、米民
間機関の調査で明らかになった。読書や読み聞かせの時間の3倍近くにな
るという。
米カイザー・ファミリー財団では、生後6カ月から6歳までの子を持つ親
1000人余りを対象に、電話での聞き取り調査を実施した。調査をまと
めたビッキー・ライドアウト氏は、「現代の子どもたちは電子メディアに
浸りきって育っていることが分かった」と話す。

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200311020003.html

アメリカですけど、一日2時間なんて日本でもさほど変わらないんじゃないかと

277 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/03(月) 06:13
むしろ少ないのでは?
こういうデータ日本になかったっけなぁ。

278 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/04(火) 17:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031104-00000005-yom-soci
 今、テレビ見てたら、殺人予備容疑で逮捕された少女の方をテレビでなんか報道してました。
 確かに特殊な少女みたいですけど、彼女のポエム取り上げてました。
 なんか嫌ですね。こういうの

279 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/11/22(土) 19:53
携帯と警察の暗闘?

携帯に「検問情報」サイト、警察は大弱り…近畿圏

 「○×交差点で飲酒検問やってるで」――。スピード違反や飲酒運転などを取り締まる警察の交通検問の場所などを携帯電話のメールで教え合うサイトが登場し、近畿をエリアとしたサイトの登録会員だけでも開設後約半年間で3万人を超えているという。

 検問を見つけた会員がサイトに書き込むと、全会員の携帯メールに一斉配信される仕組みで、リアルタイムで情報が得られ、容易に検問を回避できる。警察側は「警察業務に支障が出かねない」と苦り切っている。

 サイトでは、情報を提供してほしい地域を指定して携帯電話のメールアドレスを登録。会員が場所と検問の種類などを書き込むと、「神戸市兵庫区・湊川トンネル、飲酒検問」などの表示が、即時に携帯メールに送信される。

 交通違反などの検問は、これまでもドライバーが対向車にライトのパッシングで知らせるなどしており、長距離トラックの運転手同士が、無線機で情報を交換し、電波法違反で摘発されるケースもある。

 兵庫県警交通指導課は「悪意のある業務妨害と認定できれば、軽犯罪法違反に問うことも出来るが、メールで情報を流しているだけでは難しい。検問時間を短くし、場所をこまめに変えるなどしか対応のしようがない」としている。(読売新聞)
[11月22日15時48分更新]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031122-00000406-yom-soci

283 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/12/14(日) 14:20
ゲームのやりすぎが原因で子供が引きこもりになることはありません
 ―東京大学ゲーム研究プロジェクト公開講座

http://www.igda.jp/modules/news/article.php?storyid=52
http://www.dengekionline.com/data/news/2003/12/13/a2670c827808ce5754bf44df529ce98c.html
http://www.rbbtoday.com/news/20031213/14464.html
http://www.rbbtoday.com/news/20031213/14465.html
http://www.rbbtoday.com/news/20031213/14466.html
http://www.rbbtoday.com/news/20031213/14467.html

284 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/12/16(火) 16:05
ttp://profiler.hp.infoseek.co.jp/
なんか、やたらとこのサイトが叩かれているようですが、
これは本当におかしいと思います。

285 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/12/16(火) 17:31
「犯罪学は子供に有害」とでも…?
エヴァンゲリオン持ち出した検察はどっかの進化学説を危険思想扱いしてることに気がついているのでしょうか?

286 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/12/17(水) 00:36
>>284
そこはかなり真面目な犯罪研究のサイトで、
管理人さんは、この事件でサイト閉鎖などは考えていない、との事。
http://pine.zero.ad.jp/~zac81405/ibaraki.htm

「おかしい」と思うならば、bbsに応援メッセージの一つでも書いたら宜しいかと。
ついでに、犯罪研究サイトを「殺人HP」なんぞと報道した読売に抗議のメールでもどうぞ。

287 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/12/17(水) 12:58
児ポ法じゃ逮捕できないって言うのがねえ………。

性的児童虐待、4割は実父 大阪の研究班166件調査
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 子どもへの性的虐待は、約4割が実父によるもので、しかも被害を受けた子どもの4分の1が性交を強いられていたことが、児童精神科医の岡本正子・大阪教育大学教授を中心とした児童相談所職員らの研究班の実態調査でわかった。発見までに平均で2年半もかかっており、早期発見と子どもへのケアの重要性が浮き彫りになった。

 7府県1指定市の児童相談所が01年に扱った家庭内での性的虐待事例166件(162件は女の子)について調べた。

 内容は、「性的な言葉を言う」などから始まり、触る、性交など。全体の4分の1は性交があったことが確認された。

 加害者は実父が40%で最も多く、次いで継父が22%、母のつきあう男性が12%だった。

 虐待を受け始めた時期は小学4年から多くなるが、4人に1人は乳幼児期からだった。児童相談所への相談受け付けは中学生が約4割を占めた。虐待を受け始めてから相談するまで、平均で2年半かかり、中には7年以上かかったケースも複数あった。

 虐待が発見される経緯は、子ども自身が相談した例が半数以上。相談相手は教員が3分の1と最も多かった。

 虐待の影響として、75%の子どもに何らかの症状や問題行動がみられた。気分が変わりやすい、無気力、うつ、自傷など精神症状は約半数に、理由のない家出や徘徊(はいかい)、小さい子だと多動や乱暴といった行動上の問題は約52%に、性的な逸脱行動や年齢にふさわしくない性的な言動などが約36%に、夜尿や頭痛などの身体症状は22%に見られた。

     ◇

 <子どもの虐待問題に詳しい高橋重宏・日本社会事業大学教授の話> 加害者である父親が日本の場合はほとんど逮捕されていないのが問題だ。北米では逮捕され、服役して、家族関係の見直しをはかる。性的虐待は子どもの将来に重大な影響を残す。生涯を通じたサポート体制の仕組みも必要だ。 (12/17 06:17)


http://www.asahi.com/national/update/1217/007.html

288 名前: 松代 投稿日: 2003/12/17(水) 13:37
>>287

極めて重要、かつ貴重な調査報告が公表されました。この調査結果は、自分が虐待経験者から直接聞き取った内容とほぼ合致しており、個人的な経験と照らし合わせても非常に信憑性が高いといえます。

ジポ法改正に際して、事前にこのような調査が行われていなかったことは、驚くべきことといえましょう。この調査でも「公的なケアの充実が急務」であることは明らかなのですが、改正案では単純所持規制を始めとするピントのはずれたメディア規制ばかり盛り込んで、肝心の被害児童救済策がおざなりにされていたのは記憶に新しいところです。
規制推進派の面々は、虐待の実体を正確に把握せず、思いこみだけで規制を論じているのが明らかです。こどもをおとなのおもちゃとしてもてあそびつづけている規制推進派は、間接的な児童虐待者と呼んでも差し支えないでしょう。

また、母親の交際相手も含めると虐待者の74%が家族、あるいは家庭内の人物となるのですが、規制反対派が「単純所持規制によって『家族の写真』も対象となる」と主張している点と、この調査結果は極めて興味ぶかい関係にあるといえましょう。既に鳥山氏が指摘したように、こどもの入浴や水遊びを撮影したがる人には、無視できない数の虐待者が含まれており、この調査結果とあわせて考えた時、家族の写真をネタにした単純所持規制反対論がどのように受け止められるか、もう少し考えてみたほうがよいかもしれません。

個人的には、虐待経験者が某規制反対サイトを閲覧した時の反応が印象深いのですが、微妙な問題をはらんでいるので、詳しくいつか機会を観てお話しします。

おまけ
虐待を受けてるこどもにとっては、れい〜ぷされるぐらいなら夜遊びして、親に罰金払わせたほうがいいってことになるね。二重の意味で復讐になるし、家庭より警察の方が「たぶんなんぼか安全」だろうからね。

289 名前: うなぎ 投稿日: 2003/12/18(木) 16:53
>>288
>また、母親の交際相手も含めると虐待者の74%が家族、あるいは家庭内の人物となるのですが

推測ですが、兄や母、他の親類などの数値も入れると、80%程度か或いはそれ以上が身内による虐待なのではないでしょうか? なんとかして、この調査の具体的な数値を取り寄せたいものですね。

290 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/12/19(金) 00:56
松代さん、うなぎさん>
虐待者が親族、あるいは親権者で、
しかも写真を撮っているというケースは腐るほどあるんですけどね。
よりによって、その事例をカウンターアクションにする必要は無いと思います。

他に指摘しておかなければならないのは、
虐待者の4分の1しか性行為に至っていないことで、
基本的に小児性愛者はセックスに固執しない傾向がある、ということです。
性交不可能な年齢であるケースを勘案しても、
彼らの多くはセックスに対してこだわりがありません。
この点をよく勘案しておかないと、
児童への性的虐待の実体が見失われる危険性があります。

291 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/12/19(金) 23:01
>>290
1/4てのは少ないんだろーか。

294 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/06(金) 12:31
><犯罪状況>少年の性被害、過去最悪の7376件 03年
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040206-00001001-mai-soci

検挙件数、人員は警察活動が色濃く反映されるので、実際の発生件数が
どの程度反映されているのか怪しいものです。

たとえば、強盗の認知件数は上に凸の時間関数なのに検挙件数は下に凸です。
認知件数ですら怪しいのに、これでは検挙人員、件数の推移が実態を反映していると
考えるのは困難です。
ttp://www.npa.go.jp/toukei/keiji12/h15.12-hp.pdf
5頁参照

問題はここのところ犯罪統計書の発行が遅くなっており、
一般人が検証できるのはだいぶ先になってしまうということです。
「平成15年の犯罪」は恐らく来年にならないと出てこないので
まさに手遅れの感があります。

>性犯罪被害(強姦(ごうかん)、強制わいせつ)は前年比7%増の7376件に上り、
>統計が残る72年以降で最低だった90年の3倍に達して過去最高となった。
>一方、刑法犯で検挙された少年は14万4404人で、対象世代1000人当たり
>17.5人となり、戦後最悪だった82、83年(18.8人)に迫る勢いだ。

少年の被害のみならず枠全体の拡大が疑われるので、
全年齢層別に調べてみる必要があります。

>被害の総認知件数は前年より減ったが、凶悪犯による被害は2204件で8年連続の増加。
>虐待事件の死亡者は42人で前年から3人増えた。

凶悪犯と纏めてしまわずに殺人、強盗、放火及び強姦の4罪種のそれぞれについて、
年齢層別の被害者を調べてみる必要があります。

全年齢層における強盗被害「認知件数(発生件数に非ず)」の増加が疑われます。

また、冷たい書き方かもしれませんが、虐待事件の3人増加というのはごく自然な増減の
範囲内ではないでしょうか。なぜこんな所をフレームアップするのか意味不明です。
前年度比較ではなく、もう少し長いスパンで見ないと何とも言えません。


>少年の検挙者では、凶悪犯(殺人、強盗、放火、強姦)が11%増の2212人で
>大きく伸びた。特に強盗は10%増の1771人。触法少年(14歳未満)でも凶悪犯が
>急増して212人に上り、放火が6割強を占めた。

これも凶悪犯と纏めてしまわずに殺人、強盗、放火及び強姦の4罪種のそれぞれについて、
年齢層別の被害者を調べてみる必要があり、強盗の枠だけが拡大していると予想されます。

触法少年の放火急増は、単に「14歳未満の者による『火遊び』を警察が厳格に補導する
ようになっただけ」だと考えられます。

14歳以上19歳未満の少年について言えば、もともと放火の検挙人員は年齢が低い程多い
傾向にあり、触法少年の放火が多くても不思議ではありません。

100人程度の増加なら、各都道府県が2,3人多めに補導すればすぐでしょう。

295 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/06(金) 12:31
凶悪犯についてもう一つ。

昨年の夏にはこういう資料が出てました。
ニュースでも取り上げられたと記憶しています。

>○ 凶悪犯の増加
>・凶悪犯は、1,105人(前年比10.0%増) 16頁
>・殺人は63人、強盗は876人で、いずれも昭和54年以降最高
ttp://www.npa.go.jp/safetylife/syonen10/h1501-06hikogaiyo.pdf
2頁参照

>○ 殺人の検挙人員の急増
>平成15年の上半期の少年による殺人の検挙人員は63人(うち
>既遂事件の検挙は28人)で、前年同期に比べ29人(85.3%)増
>加し、平成10年と並び、平成に入って最高を記録した。なお、
>本年は少年の多人数による共犯事件(9人共犯による事件1件
>、6人共犯による事件2件等)が多くなっている。
ttp://www.npa.go.jp/safetylife/syonen10/h1501-06syonenhiko.pdf
7頁参照

平成15年の最終的な数は93人です。
ttp://www.npa.go.jp/toukei/keiji12/h15.12-hp.pdf
9頁参照

93人という数字は特筆に値すると言うわけではありません。
「前年同期に比べ29人(85.3%)増加」とありますが、
平成14年は一年間通して80人と少なかった部類に入ります。
ttp://www.npa.go.jp/toukei/keiji8/H14_All.pdf
41頁参照

さらに多人数による共犯が多いと言うことなので件数は減って
いる可能性もあります。

こういう偏向報道はゆくゆく青少年の重大な人権侵害につながるおそれがあるため、
ヘイト表現としてあぼんしちゃったほうがいいんじゃなんじゃないかと1ミリメートルぐらい
考えちゃいます。

情報を握っている行政主導のため「影響力大」且つ「反論が困難」で、二重に質が悪いですし。

296 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/02/07(土) 03:47
294さん>
こうした情報は警察官僚から新聞記者に流れるもので、
どちらも統計学に関して知識があるはずなのですが、
「衆愚」にはそれがないと高をくくって嘘をつきます。
そして、残念なことに多くの人間は統計学を知らないので、
実際に騙されてしまうのです。

この官僚とマスコミという、国民に多大な影響を与えるポジションにいながら、
選挙で選ばれたわけではない人間に対抗するためには、
こちらも統計学をある程度理解しておく必要があるのですが、
どういうわけか反対運動の関係者は、こうした地道な勉強や作業を嫌がり、
派手でマスコミ受けする活動に精を出します。

だから、反対運動の結果は最初から見えているようなものなのですが、
文句を言っても仕方がないので、ここだけでも作業に従事していくしかないですね。
千里の道も一歩から、です。

297 名前: 294 投稿日: 2004/02/14(土) 21:49
>>鳥山さん

統計学に強い人が増えなくても(増えてほしいですけど)、

①前年度比較ではなく、より長期的な動向把握が必要である。
②部分(例:少年犯罪統計)だけではなく全体(例:各年齢別犯罪統計)の精査が必要である。
③法執行機関の犯罪統計は法執行機関の内部事情によって大きく変動することがある。
④増加部分をクローズアップ&特異な事件(長期的に見ると実はありふれたもので
ある場合が多い)は危機意識を煽る常套手段である。

が常識として定着すればいいなぁ、と思います。
やっぱり前提としてある程度蓄積が必要でしょうか。

298 名前: 294 投稿日: 2004/02/14(土) 21:59
国会でこんな発言があったそうですが

>少年犯罪が大変多い。少年犯罪は成人以上に多くなっておりまして、
>人口比でいきますと成人の約八・四倍ということでございます。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/001815620030213010.htm

少年と成人の検挙人員人口比の比較は3つほど問題があります。

①罪種・手口によって犯罪率の人口分布がまるで違う。万引きと知能犯を混ぜてもしょうがない。
②罪種別ではなく一般刑法犯全体でみると、中高年は犯罪率が低い。必然的に成人の検挙人員人口比は小さくなる。
③少年は共犯が多く、その一方で成人は検挙人員一人あたりの検挙件数が多い。
 検挙人員では少年の方が多くとも、検挙件数は逆転する場合があり得る。

というわけで、より詳細に立ち入った検討が求められます。

299 名前: 294 投稿日: 2004/02/14(土) 22:02
訂正
×犯罪率の人口分布
○犯罪率の年齢分布

300 名前: 松代 投稿日: 2004/05/12(水) 12:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040512-00000188-mai-soci
><自閉症>家族ら「虐待と疑われ」 記者の目に反響
>自閉症やアスペルガー症候群など発達障害の早期検診や支援態勢の整備などを盛り込んだ「発達障害支援法案(仮称)」が議員立法で今国会に提出される見通しとなった。偏見や誤解が根強く、社会生活が困難なケースは多いが、これまで自閉症などは福祉の対象として法的な規定はなかった。

こういうニュースを観ると、つくづくこの国は「社会的弱者へのケア」をおろそかにしてきたのだなぁと思います。
とはいえ、立法環境が整ってきた背景には、とある「やんごとなき御方のご子息」が自閉症かもしれないと疑われ、母親がものすごいいじめにあった結果、ストレスから帯状発疹を起こすという悲劇があったとされます。
あぁそうなのかって感じだよね。

301 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/05/16(日) 07:12
http://life3.2ch.net/test/read.cgi/baby/1081674141/l50

302 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/04(金) 06:46
締め切りオーバー&徹夜続きなので手短に。

他スレの360さん>
被害者の父親が自社の社員ですから、毎日、TBSが勢いづくのはある程度やむを得ませんが、その結果の報道が、インターネットが悪いとかTV番組に影響された(しかも自社番組)、ではお話になりませんね。徐々に情報が開示されつつありますが、コンピューターと作文をアイデンティティにしていた加害者が、被害者から何らかの挑戦をされた結果の殺人だったと解釈した方が良さそうです。要するに、動機はネットの中で理想化された『別人格』が危機に瀕しての報復、だった可能性が濃厚です。ただし、まだ情報が不足しているので断定はできません。

他スレの361さん>
事実関係が明らかになっていないので、可能性としては当然あり得るでしょうが、加害者宇宙人説や、被害者が実は生きていた説ぐらいの確率では? そういえば、アスペルガーの加害者が事件を起こした時には、陰謀説は流れませんでしたね。酒鬼薔薇の時は、陰謀説があったはずです。そう考えると、加害者児童の「知能が高そう」に見える時に、陰謀説が出てくるような気がします。ある意味、分かりやすいですね。

303 名前: 熱心な投稿者 投稿日: 2004/06/04(金) 10:08
ぶっちゃけ、思春期において同質性を求める心理から来るトラブルが大元の原因なのかな
というのが現在の感想。
個を尊重するリベラリズムが未熟だったせいもあろうし、そういった思想が日本社会では
いまだに一般的ではないというところにもあろうかと。

304 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/04(金) 12:09
インターネットの先生役でぱど厨を思い出した。

まだ規約嫁とかやってんかな。

305 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/04(金) 13:30
<小6同級生殺害>「ぶりっこ」と書かれ怒り 加害女児供述

 長崎県佐世保市の小6同級生殺害事件で、家裁送致された女児(11)が県警の調べに、死亡した市立大久保小6年、御手洗怜美(さとみ)さん(12)から、ホームページ(HP)の掲示板に「ぶりっこ」と書かれたことなどに腹を立て、殺そうと思ったと供述していることが分かった。また、女児は怜美さんのHPにいたずらをしたことを認めており、県警はトラブルの端緒などを慎重に調べている。

 調べでは、怜美さんがHPに「ぶりっこ」と書き込んだのは5月末。学校でのやり取りが背景にあったとみられる。

 同じころ、怜美さんのHPは、キャラクターの人形が消されたり、内容が勝手に書き換えられるいたずらがあった。

 怜美さんはこれを「荒らしにアッタんダ。ミンナもこういう荒らしについて意見チョーダイ」「じゃまた今度更新しようカナ」「マァ大体ダレがやってるかワわかるケド。心当たりがあるならでてくればイイし。ほっとけばいいや。ネ」などと記していた。

 いたずらについて、女児は「自分が嫌な思いをした仕返しだった」などと関与を認めたという。

 怜美さんと女児は、昨年暮れから今春にかけて相次いでHPを開設。チャット(ネット上での会話)をしたり、日記を掲載したりして楽しんでいた。

 これまで女児が「嫌なことを何度か書き込まれ、腹が立った」と供述していることは分かっていたが、具体的な内容は判明していなかった。

 県警の捜査員は、前日に続いて3日も女児宅を訪れ、家族から女児のパソコン歴などについて、聞き取り調査を行った。(毎日新聞)
[6月4日3時2分更新]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040604-00000157-mai-soci

熱心な投稿者さん>
同質性を自明としたため、異質性に対して過度な反応(排除)をした、ということでしょうか? 確かに、日本の学校制度は年齢による同質性を基礎とする面はあります。ただ、それが日本独自かというとよく分かりません。

304さん>
私は恋緒みなとの『オレ通AtoZ』を思い出しました。半角カナ口調で鉄拳制裁ですよ。ぶりっこなんて書いた日には、カッターでざっくり逝っちゃうのは確定でしょう。

306 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/04(金) 15:54
事実誤認
温故知新

>「元気な女性が多くなってきた」=長崎女児殺害事件で−井上担当相

> 井上氏は、加害者が女児だったことに触れ、「男がむちゃをやって好き勝手
>はあったかもしれないが、女の子は初めてではないですか」と指摘。「最近は男、女の差はなくなってきたんだね」と述べた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040604-00000053-jij-pol

307 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/05(土) 06:41
異変 3学期ごろから 加害女児 バスケ部退部 関係?

 長崎県佐世保市の小六女児による同級生殺害事件で、補導された女児(11)は今年三月ごろから「急に変わった」と複数の関係者が話している。「うざいんだよ」。同級生をののしり、カッターナイフの刃をちらつかせることもあったという。「元気で明るかった」。教員たちの目にそう映っていた十一歳の女の子に“異変”が起きたのか。

 「とっとと帰れ。お前、うざいんだよ」。同級生の男児を追いかけ回した。たたいたり、けったりしたこともあった―。

 女児が通う大久保小学校の保護者は女児の五年の三学期の行動をこう語る。「三学期の途中までは優しい子だったのに急に言葉遣いも挙動も乱暴になったと聞いた」

 ある同級生の印象も符合する。「五年の三月ごろから暴力的になった」。男児からからかわれるなどしたとき、カッターナイフを取り出し、刃を見せて怒ることも度々あったという。はた目にも分かるほどの変わりぶり。女児に何があったのかは分からない。ただ、前述の保護者は「ミニバスケットボール部を退部したのが関係しているのではないか」と推測する。確かに女児は熱心に練習に励んでいた同部を今年二月に退部している。

 女児の異変は六年になってからも続く。「自分の頭を壁にぶつけることもあったらしい」。ある保護者は子どもから聞いた話をそう語り「うちの子は『怖い』と漏らした。友だちも離れていったようだ」という。

 孤立を深める彼女と親しかった一人が、被害者の御手洗怜美(さとみ)さん(12)だった。ほぼ同時期の今年四月から、別の女児を含めた三人でインターネットの掲示板のやり取りを始めた。そしてその掲示板の内容が悲惨な事件の動機になったとされる。

 「よく考えて行動すればこんなことにならなかった」。三日、面会した弁護士に女児はそう話したという。

■「PC友達」期待 不安 怜美さん 文集に思いつづる

 「PCを通しての友達はいい人だけではないだろうけど、心が通じ合える友達をつくって仲良くしていきたい」。被害者となった御手洗怜美さん(12)は五年生のときの文集でパソコンを通じた交友関係に期待と不安をつづっていた。

 「PCを通じての人との関わり」と題した作文で、怜美さんはパソコンを始めたころの不安を「顔も姿も見えない人たちと仲良くできるだろうか。正直そう考えていました」と振り返っていた。

 しかし、友人からメールで「相談に乗ってほしい」と持ちかけられた体験を経て「顔が見えないからこそ相談に乗ったりできるんだ」「これからも心を通じ合える友達をつくって仲良くしていきたい」と結んでいる。

 一方、加害女児はこれとは別の五年の文集で将来の夢を漫画家と記述。四年生のときの文集でも作文で漫画家志望と書き夢を実現するためにパソコンを使って漫画を描いているとつづっていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040604-00000019-nnp-kyu 

事件の内情が、どうにもよく分からなくなってきました。
前述の記事に信憑性があるとすれば、加害児童は暴力的で、漫画家志望で、壁に頭をぶつける行為をしていたと、精神状態が明らかに不安定です。しかし、本人に接見した弁護士は、精神鑑定の必要はないと判断しています。つまり、新聞記事か弁護士のどちらかが事実誤認をしているか、今回の事件をきっかけに、加害児童が正気に返った可能性があるわけですが、どちらなのか全く判断がつきません。

308 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/05(土) 06:42
おんぶで「重い」 長崎小6女児事件のきっかけに

 長崎県佐世保市の小6女児事件で、加害者の女児(11)が長崎県警佐世保署の事情聴取に「(被害者に)おんぶされ『重い、重い』と言われた」と話していたことが5日、分かった。
 佐世保署は、女児が被害者の御手洗怜美さん(12)に悪感情を抱くきっかけになったとみて、関係者から事情を聴くなど確認を進めている。
 女児の説明では、この出来事の後、5月半ばごろから、怜美さんが自分のホームページ(HP)に、女児の体重に関する書き込みを始めたという。
 女児は同じサイトに開設した自分のHPで「間食をしないと誓います」などと書いていた。同署は、怜美さんの発言や書き込みに、過剰に反応したことが事件の背景にあると判断。(共同通信)
[6月5日4時27分更新]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040605-00000023-kyodo-soci

306さん>
 井上喜一という人は、典型的な農林畑の官僚、しかもエリートコース(東大法学部)で、おまけに元保守新党で、とどめに兵庫出身です。きつい言い方になりますが、例のコラムニストの勝谷もそうで、兵庫出身の保守系(転び左翼も含む)知識人にはこの手の手合いが多くて困ります。つまり、「祖先を大切にしよう云々」と『昔は良かった説』を持ち出すのですが、たいていその昔とやらの正体は、本人が脳内で美化した妄想なんです。

 そんなに昔が良いなら、農業人口が7割弱のアフリカに行って暮らせば良いんです。きっと昔風の生活ができると思います。農林畑の官僚であれば、なおさら居心地がよいかもしれません。いずれにせよ、事実誤認・温故知新とは言い得て妙ですね。

309 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/05(土) 08:31
>>307
>つまり、新聞記事か弁護士のどちらかが事実誤認をしているか、
『異変 3学期ごろから』の記事は反抗期を大げさにしたものとは考えにくいですか?

310 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/05(土) 13:32
<小6同級生殺害>「苦汁、絶望が私を支配」 加害女児HP

 「元気してるか」。そう声をかけた父母に女児(11)は視線を合わさず、うなずくだけだった。長崎県佐世保市の小6同級生殺害事件で、加害者の両親は4日、長崎少年鑑別所で本人と面会した。外からは「普通」に見えた家庭で何が起きていたのか。

 フェルトペンで色鮮やかなサルが描かれている。この正月、女児からかつて習った教師に年賀状が届いた。

 <先生みたいに家族仲良くなりたいな>

 女児は鑑別所で付添人弁護士に「(被害者の御手洗)怜美(さとみ)さん以外のことでもいらいらしたの?」と尋ねられ、「ありません」と答えた。しかし、弁護士は「事件の核心には触れようとしない」と受け止める。

 近所の人たちは「仲のいい家族」と口をそろえる。休日には2キロほど離れたスーパーに車で女児と両親、姉の4人で日用品を買いに出かけた。自営業の父親は週に1、2度行くアルバイト先でも「温厚でまじめ」と歓迎された。

 女児は時々、年下の女の子がいる近所の家で遊んだ。帰り際に「ありがとうございます」とあいさつする。周囲には「きちんとしつけられた礼儀正しい子」に映った。

 女児が通った大久保小近くのバス停。きまって夕方5時前の便で帰宅した。「あそこの家は厳しかった」と同級生の一人は言う。女児は「お父さんが、決まり事はきちんと守れってうるさい」と打ち明けた。友達を連れて帰ると父親に「帰ってもらいなさい」としかられたこともあったという。

 スーパーに勤める母は「てきぱきと働く」と評判が高い。女児を連れて職場に子供服を買いに来たことがある。この時、迷っている女児を見かねた母親が「はよう選ばんね」と、さっさと決めてしまったのを店員は覚えている。

 女児は「親の言うことをきくいい子」を続けるのに疲れていったのだろうか。4年生の文集で自分の性格を「裏と表があるらしい」と書いた。5年生の2月には、自分のホームページで自作の詩を紹介している。

 「苦汁、絶望、苦しみが私を支配する」(原文通り)。それでも「最後は起きあがるのもいいと思う」と書いた。本当は誰かに助けを求めたかったのかもしれない。

 事件2日前の5月30日にあった大久保小の運動会。女児は母親と祖母と一緒に弁当を食べ、笑顔を見せた。この時、既に殺意を固めていた。(毎日新聞)
[6月5日5時45分更新]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040605-00000164-mai-soci

309さん>
もちろん、可能性としてはあり得ます。ただし、『壁に頭をぶつける』は、通常1〜3歳児の行為で、自己主張の一つとして解釈されます。つまり、正常な11〜12歳の子どもがする行為としては、相当に未熟です。ところが、上記の記事を見ると「自分には、裏と表がある」とか「苦渋、絶望、苦しみが私を支配する」など「そこそこに早熟」な印象を受けます。私自身は、加害児童は「自己の感情を周囲に上手く伝えられないタイプ」の人間だったのではないかと考えています。ただし、繰り返しになりますが、それが病的かどうかは不明です。

311 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/06(日) 03:15
長崎少女カッター殺人のまとめ

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/3958/nagasaki.html

ようやく通読できました。
締め切りが続くと、どうにもレスポンス&サーチ能力が低下しますね。

312 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/06(日) 05:11
ttp://human5.2ch.net/test/read.cgi/ms/1086341499/l50

313 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/06(日) 08:25
>>311
 すいません。
 リンク先、繋がってないようです。

314 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/06(日) 13:46
そんなにおじぃおばぁはネットがこわいんですかねえ。なにかというとそういう方向に話を持っていきたがる。
デジタルデバイドのうらみつらみなのかなあ。
そんな風にあつかってるメディア自体にとって、ネットは最大のライバルですから、それが理由なんでしょうか?
でも、問題の核心はそんなところにはない。
言葉だけのやりとりでは伝わらないものがある、などとコメンテーター達は口を揃えるけれど、言葉だけだからこそ伝わるものだってもちろんあるわけです。
どの道人は他人の心に直接触れることはできないのですから、人と人とのコミュニケーションは常に不完全で、行き違いの可能性をはらんでます。
つまり、今回の事件のような感情のもつれは、いつでも、どこでも、誰にでも、起こりうることなんです。
問題は、そうした感情のもつれが生じた点ではなく、ある種日常茶飯事ですらあるそれが、殺人というこの上なく常軌を逸した行動に結びついた点です。
私自身、同じくらいの年頃に、身近な人物を殺したいと思ったことがあります。夢に見たことすらある。
でも、そんなの別段珍しいことではないはずです。
思いこそすれ、行動に移したりなんかしない。思うことと、することには、大きな大きな
その溝を越えさせたものがなにか?私はそこが知りたい。そここそが知りたい。
でも、報道はそっちにスポット当ててはくれないんだよなあ。
精神鑑定が行われないなら、なおさら真相は藪の中になりそう。

315 名前: 314 投稿日: 2004/06/06(日) 13:48
すみません、終段近くの「大きな大きな」の後には「溝がある。」と続くはずでした。

316 名前: 松代 投稿日: 2004/06/06(日) 18:51
>>311
なんか、リンク先はやられたか自主規制か、そう言うことになってるみたいですね。
こういうこともまた、陰謀論の燃料になっていくのでしょうナ〜

>>315
>今回の事件のような感情のもつれは、いつでも、どこでも、誰にでも、起こりうることなんです。

これは当前の事だと思うのですが、その当然を当然のこととして認める、あるいは受け止めることができない人は山のようにいます。
好きな言葉に「天才は彼の最善部分によって、犯罪者は彼の最悪部分によってのみ評価される」というのがあります。芸術上の天才については例外もあるでしょうが、いわゆる「人々の手本となる人」について、裏面とされるいかがわしい側面が存在していたことを認めようとしなかったり、あるいはそういう部分について語ることを忌避する人が意外に多く、犯罪者が「善良な部分も持っていた」事を受け入れない人も意外にたくさんいます。

プロジェクトX的とでもいいましょうか、優れた人は「すべからく善人であらねばならない」のですな。

これは、日本で本格的な伝記が流行らないことにも現れているのですけど、鳥山さんが大好きなイデアを自明とする人にとって、小6女児という「純真無垢でなければならない存在」が殺人などという「イデアを真っ向から否定する行為」を実行するためには、どうしても「なんらかの理由」が必要なのです。

いわゆる「お受験殺人」と騒がれた文教女児殺人事件にも類似の反応が見受けられましたが、幸せそうにみえる専業主婦が他人のこどもを殺す理由を社会は探し求め、そして「お受験」を見いだしたというわけです。

ネットを攻撃するおじぃおばぁも、ワイドショーで「お受験」をしたり顔で語ったコメント屋も、サザエさん的な小市民生活から外れた「専業主婦」や「小学生」を「異者」として排除する口実を探しているワケでしょう。

また、今回は事件の内容が衝撃的だったため、よくわからない陰謀論まで飛び出していますが、陰謀論の根拠とされる色々にしても、その多くは「小学生がやったとは思えない」とかなんとか、個人の印象を語っているとしか思えず、社会的あるいは科学的根拠とはいえないようなものばかりですね。

つまり、陰謀論を語っている人にしても、ネット悪者論を語っているおじぃおばぁにしても、その動機はたいして変ることがないのではないかと思うのです。

317 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/07(月) 11:47
小6女児「仲間外れで嫌」部活巡り思い込み

 長崎県佐世保市の大久保小6年御手洗怜美(みたらい・さとみ)さん(12)が殺害された事件で、長崎少年鑑別所に収容された同級生の女児(11)が、1度退部したミニバスケットボール部の活動に今年2月、再び加わったが、「(部内で)仲間外れにされている」と思い込み、4月に「部をやめたい」と両親に訴えて活動をやめていたことが関係者の証言でわかった。

 これ以降、女児は暴力的な言動が目立つようになったという。

 証言によると、女児は5年生だった昨年6月、同級生に誘われ入部した。しかし今年1月ごろ、母親に「練習で帰宅が遅くなる。成績が下がったからやめなさい」と言われ、退部した。女児はショックを受け、姉は知人に「やめさせられて落ち込んでいたが、最近はパソコンにはまっている」と話していた。

 その後、部員が足りなくなったため、2月にいったん復帰し、市内で行われた新人戦に出場した。ところが、6年生になった4月、女児は「練習日の変更などを連絡してくれない。仲間外れで、嫌になった」と両親に訴えていたという。

 この時期を境に、女児のホームページの日記欄には「あの食べ方、まじでキモイ」「友達と遊ぶのそんなにスキでわない」「覚悟しときーや、おまえさん。(問題発言)」(原文のまま)などと不愉快そうな記述が目立つようになった。さらに5月20日前後には、同級生の男児にカッターナイフを振りかざすなど、急速に変ぼうしていったという。

 ミニバスケットボール部の関係者は「女児には2月の試合に出てもらっただけなので、その後の練習日を連絡しなかったのではないか」と話している。(読売新聞)
[6月7日11時3分更新]

どうにも、加害者児童は思い込みの強いタイプだったらしいですね。むーん……。

313さん>
あ、ホントですね。なんでだろう?

318 名前: 熱心な投稿者 投稿日: 2004/06/09(水) 00:43
>>305
日本では個性というと、"周囲に承認された個性"でしかないと思うんですよ。
日本は周りが認めてくれなければ個性を維持することが難しい社会だと思うわけです。
それを確信したのは、例のイラク拉致事件の世論の反応を見てからです。
それゆえ日本人は孤立を極端に恐れますし、小さなコミュニティを作ってそこに所属し、
同化しようと努めるわけです。そこから外れてしまうと当人にとっては大きなストレスに
なってしまうのでしょう。

319 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/09(水) 02:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040609-00000097-mai-soci

<小6同級生殺害>女児HP分析「認められたい強い願望」

 長崎県佐世保市の小6同級生殺害事件で、家裁送致された女児(11)が作ったホームページ(HP)には、多くの詩や小説が掲載されていた。どのような心の葛藤(かっとう)を映しているのか。2人の専門家は「他人に認めてもらいたいという強い願望を感じる」と指摘する。

 思春期の心の問題に詳しい精神科医の名越康文さんはHP全体の印象を「他人の目を意識した文章が多く、人に見せるために書いているようだ」と語る。そして「他人への不信感と、認められたい願望が共存し、批判にものすごく傷つきやすい印象を受ける」という。

 <私たち、生き物・自然に迷惑をかけないで、 この地球に住んでいるのは人間だけではないのだから><虫も 魚も 動物も 木、花も たった一つのかけがえのない、「命」をもっているのだから……殺さないで、沢山殺して殺して殺して殺して……>

 「嘆きの賛美歌」と題した詩は環境破壊に警鐘を鳴らしている。名越さんによると、思春期に多い「人間社会を外から見ている感覚」がこの詩からうかがえる。「世界への認識が急速に芽生えてくるこの時期に、大人が『確かに人間は環境を破壊し、戦争もする。でもあなたもその人間社会の一員なんだよ』と向き合うことが必要」という。

 バトル・ロワイアルをなぞった小説については「暴力的といってもどこかから借りてきたような表現ばかりで、内面の奥底が表れているとは思えない。むしろ、借り物の言葉で内面を形づくってしまったところに、危うさを感じる」という。

 また「ネット上の活字で本来の自分とは違うイメージが作られ、独り歩きすることがある」と指摘。「ネットで文章を公表すると、常に見られることを意識せざるを得なくなる。他者の視線に一層過敏になり、ネット世界への依存も進む。そこで消耗してしまう子供たちが増えている。ネット世界とどう付き合っていくのか、真剣に考えていかなければ」と話す。

 一方、「ネット依存の恐怖」の著者でNPO法人・教育研究所理事長、牟田武生さんは「詩には生への感受性が感じられるが、仮想と現実が心の中で同時進行している印象が強い」と話す。

 <親がいなくなったらこんなに……。さみしい><なのに皆はいなくなって欲しいと言った。その皆の親がいるのがずるい>。「許せない」という題の詩で、女児は「架空」と断って、親を亡くした子の気持ちを表した。牟田さんは「この時期の子供には、親のいない子は特別と映る。母を亡くした御手洗怜美さんを悲劇のヒロインととらえ、なりたい存在として自分を投影したのではないか」とみる。

 「引用の出典を明らかにしたり、頻繁な更新を見ると『見てもらいたい。認めてもらいたい』との意識が非常に強い」とも分析する。「自分をうまく表現できない学校などでの現実より、このHPが自分をアピールできる場だったのだろう。それゆえに、誰にも汚されたくない神聖な場所だったのではないか」と、HPの世界が女児の心に与えた影響を推測した。【磯崎由美、北川仁士】

320 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/09(水) 02:19
◇詩@嘆きの賛美歌

闇夜の空に沢山の星がちりばめられる、夏の空

心地良い草の香りのする草原、リンリンと鈴虫の鳴く音

田舎だが、私はこの環境がすきだ。

都会に無いモノがあるのだ。

人間は自分たちの生活が豊かになるために、

木を沢山切ったり、ゴミ、不燃物などを平気に捨てたり…

そんな事をしているらしいが本当に豊かなのだろうか?

熱帯雨林、環境破壊、有毒ガス、生活が豊かになる一方、

数え切れないくらいの自然破壊が多数ある…

川が汚れ、魚たちが死にいたり、森も破壊され

生き物たちの生きる場を失っている。

聞いて欲しい、人間の生活が豊かになるのはいいが

私たち、生き物・自然に迷惑をかけないで、

この地球に住んでいるのは、人間だけではないのだから。

わかっているのでしょう?

自然や生き物のこのままでの未来が。

わかってよ…

今では人間が生き物を殺すと何もならないことが多いけれど、

私たちは人間が生き物と同じ、

虫も 魚も 動物も 木、花も

たった一つだけのかけがえのない、

「命」をもっているのだから……

殺さないで、沢山殺して殺して殺して殺して……

森の木も人の手によって焼き払われたりしたよ。

「自然も生きているのだから、息をしているのだから」

木や花も動いたり、話したりはしないけど、

生きているのだよ……。

生きているのだから、全て生きているのだから。

神様はいるのですか……助けて下さい…(毎日新聞)
 
[6月8日21時35分更新]

この詩を見る限り、加害者児童に過度の承認欲求があったことは明白です。専門家の判断は正しいと見るべきでしょう。

321 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/09(水) 03:02
熱心な投稿者さん>
 うーん。「個性も規格内に納めろ」というような、無言の圧力があるということでしょうか? あくまでも仮定でしかないのですが、模倣教育を自明とした場所では、そうした圧力が発生する可能性はあります。つまり、イデア、理想モデルに反する行為は自粛しろ、と言う倫理観が成立している、ということです。

 しかし、日本でそうした圧力がある、という話はあまり聞いたことがありません。少なくとも、私は小学5,6年生の時の担任教師から、一度だけ模倣教育を強要された経験しかありません。そして、当然の事ながら、このクラスは学級崩壊を起こしました。恐らく、日本の小学校としては最も早い時期の学級崩壊の事例だったと思います。

 「学ぶは真似ぶ」などという話を聞くたびに、「だったら真似しなければどうなるのか?」という疑問が沸きますし、実際に真似されなければ、私のいたクラスのように生徒が教師を無視してアンコントロールな状況になるわけです。つまり、某かの強制装置がない限り、模倣教育は簡単に崩壊するんです。

 また、イラク人質事件で『自作自演説』を唱えていた人間の態度が目に余るものであったのは事実です。けれども、日本の左翼系平和活動家が、イスラムに優しくアメリカに厳しい態度をとれば叩かれるのは当然であって、それを不当だと思う方がどうかしています。それを個性だと言う意見には、まったく同意できません。

 さらに、過度の承認欲求を持った人間が、嘲笑の対象になるのも当然です(いじめはどうかと思いますが)。ナルシストが世間と折り合いをつけていくためには、ユーモアのセンス(自分から笑い者になる)が絶対に必要で、これがなければ周囲から馬鹿にされるのは万国共通でしょう。無かった場合は大人しく「分相応」に生きるしかないんです。今回の事件の加害者に欠けていたのは、このセンスなのかもしれませんね。

322 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/09(水) 08:55
今のところ毎日だけかな?

<小6同級生殺害>暴力、ホラーサイトに頻繁アクセス
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040609k0000m040163000c.html

323 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/09(水) 09:42
<小6同級生殺害>暴力、ホラーサイトに頻繁アクセス

 長崎県佐世保市の小6同級生殺害事件で、少年審判開始の決定を受けた女児(11)が自宅のパソコンで、同じクラスの中学生が最後の一人になるまで殺し合う小説「バトル・ロワイアル」や、バイオレンス、ホラーなどのジャンルのインターネットサイトに頻繁にアクセスしていたことが、長崎県警の調べで分かった。更に、そのサイトの内容を項目別に整理して保存していたという。県警は、女児がこうしたサイトから暴力的な世界にのめり込んだ可能性があるとみている。

 県警は、女児が自宅で愛用していたパソコンのデータだけを持ち帰って、インターネットのサイトにアクセスした履歴などを詳細に分析した。

 その結果、インターネットのサイトに接続した履歴には「バトル・ロワイアル」をはじめとした殺人や暴力をテーマにした愛好家のホームページ(HP)に頻繁にアクセスした記録が残っていた。また、こうしたジャンルのサイトにすぐに接続できるよう、アドレスを「お気に入り」に登録していたほか、後に検索しやすいよう「フォルダ」を作成し、サイトの内容別に整理していたことが判明した。

 「バトル・ロワイアル」をめぐっては、女児が「小説をよく読んでいた」と供述していたほか、姉のカードを使って、ビデオ店からDVDを借りていたことが分かっている。更に、自分のホームページに、これをなぞった小説を書いていた。殺害方法も「バトル・ロワイアル」の映画やコミック版に影響されたとみられている。

 女児が使っていたパソコンは自宅のリビングルームに置かれ、家族全員で共用していた。しかし、女児が過激なサイトも閲覧していたことや、フォルダを作成していたことは、家族は把握していなかったという。(毎日新聞)
[6月9日3時5分更新]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040609-00000163-mai-soci

322さん>
 バトロワ話が出てきた時から、この手の話題に移行するのは確定でしたが、いよいよ来ましたね。また、プロファイリング研究所がターゲットになっているのかな? いずれにせよ、長崎県警は要注意ですな。官僚、マスコミはこういうでっち上げを平然としてきますからね。

324 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/09(水) 10:37
本当に毎日ハッスルしてますね

有害情報叩き度も異常に高いですな

325 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/09(水) 14:22
324さん>
 おっしゃる通りですね。毎日は自社社員の家族が被害にあったので、一種のヒステリー状態になってるんでしょう。しかし、加害者児童が『異常だ』とストレートに言うことがはばかられるので、このような記事内容に傾いていくのだと思われます。また、想定できる最悪のケースは、記事の執筆者が若年者(大学を卒業して3年以内ぐらいの若い人)で、警察の言い分を丸飲みにしている可能性があります。正義感から記事を執筆していたら、いつのまにやら官僚の片棒担ぎ……というのは、児ポ法でもよくあった話です。

326 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/09(水) 21:24
週刊文春もなかなか過激タイトルです。
まだ発売されてませんので中身見てませんが。
>怜美ちゃんの顔を殺害後
>踏みつけた「激しい憎悪」
>● 虐殺現場を目撃していた下級生女児
 目撃者がいたなら、すでに新聞に載ってそうなのですけど、この件はまったく知りませんでした。
 新聞紙には掲載されてたのでしょうか。

 あと、こんなタイトルが何故かありました。
>「学校は悪くない」校長・教師の背後に社民党

http://202.32.189.64/mag/shukanbunshun/

327 名前: 熱心な投稿者 投稿日: 2004/06/09(水) 22:03
>>321
規格内に収めろというよりは、周囲の持つイメージから外れることを許さないという風潮でしょうか
いわば日本では個性とはアイドル化される傾向が強いといえるのではないでしょうか。
たとえば子供たちに対して、彼らは常に純真で天使のような存在であるというイメージが一般的に
あると思います。そこから外れてしまうと、人々は動揺し子供たちがそんなことをするはずがないと
考え、原因を他者に持っていこうとします。
それは個人に対しても同様で、ある人間に対するイメージの枠から外れると、コミュニティは
その個人を異端と捉え、排除にかかろうとするのではないでしょうか。違うのはその原因を他者に
求めるか、本人に求めるかといった点です。
これが一般的な社会ならば逃げ道はいくらでもあると思いますが、学校の場合は半ば強制的に
コミュニティに参加させられる場所ですから、このばあい異端とされることは恐怖の対象です。
その先にあるのは、いじめを受けるか、あるいは異端宣告した人間を憎悪するか、といった結果が
待っているのだと思うわけです。

328 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/10(木) 04:08
<小6同級生殺害>女児の精神鑑定を申請 付添人表明

 長崎県佐世保市の大久保小で小6の同級生を殺害したとされる女児(11)の付添人の迫光夫弁護士が9日、長崎市内で記者会見した。迫弁護士は「女児が面会時に見せる冷静沈着な様子と、事件でやったことの異常さの間には非常に大きな心の起伏がある」と述べ、週内にも女児の精神鑑定を長崎家裁佐世保支部に申請する方針を正式に明らかにした。

 付添人3人はこの日も午前中、長崎少年鑑別所(長崎市)を訪れて約1時間半、女児と面会した。迫弁護士は「今日は事件のことを聞いた。最初から最後までずっと泣いていた」と述べた。女児の様子については「無言のことが多く、泣きながらも大きな動揺を見せることはなく、話は素直に聞いていた」と語った。

 また、これまでの女児の様子については「普通の小学生なら落ち着かずあちこち動いてもよさそうだが、感情の起伏も見せず、冷静でじっとしている。それが彼女の特徴」と話した。そのうえで「犯行態様の異常さは普通の精神状態では説明できない」と、精神鑑定の必要性を説明した。

 迫弁護士によると、女児は学校での友達について「この子とは仲良し」「この子とは普通」「この子とはトラブルがあった」などと話し、被害者の御手洗怜美(さとみ)さん(12)については「割と親しい友達だった」と説明。更に「他に一番親しい友達はいる」とも答えた。

 怜美さんと一緒に入っていたミニバスケットボール部をやめた理由については「親から『宿題をやれないのならやめなさい』と言われ、いったんやめたが、部員不足から試合に呼ばれた。しかし、その試合に負けた罰として体育館の周りを100周走れと言われ、約束の日に行ったら誰も来ていなかった。それから次第に練習に行かなくなった」と話している。

 女児の鑑別所内での暮らしは、家裁調査官の調査や付添人の面会などで日程が詰まっているが、空いた時間は主に読書をして過ごしているという。

 また、女児の自宅には3台のパソコンがあり、女児のものは父親の部屋にあった。両親は「子供の(パソコン内の)フォルダは見たことがない」と話し、女児がインターネットでどんなものを見ていたかは知らなかったらしい。

 迫弁護士は「両親は被害者の親に会って謝りたいと話しているが、被害者の親が謝罪を受け入れられる状況にないことから、何か方法がないか模索している」と話した。(毎日新聞)
[6月9日21時26分更新]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040610-00000088-mai-soci

ようやく弁護士も事態を把握しつつある模様です。ただし、加害児童が精神病だったのか、一時的な狂気だったのかは、未だに判断できませんね。少なくとも、例の詩を書いてる段階で、かなり「危ない」のは間違いないんですが。

329 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/10(木) 04:22
326さん>
文春は何を考えてるんでしょうね? 判断は記事を読んでからにしたいと思いますが、今回の事件と社民党を結びつけるのには無理があるのでは?

熱心な投稿者さん>
 申し訳ない。文章前半の論旨がよく解りません。アイドルとイデアはどう違うのでしょうか? 仮に二つの単語の意味が同じであるとすれば、個性がアイドル化するというのはイデアの強制に他なりません。そして、イデアの強制を可能にするのはサンクション(賞罰制度)です。教育論でこれを唱える人間は模倣を自明としており、非常に危険な存在(ペドにこの手合いが多い)だと判断すべきです。
 ただし、学校(義務教育制度)が半強制的であるという論旨には納得できます。これは、日本の教育制度が私権よりも国権にウェイトが高い為です。つまり、子どもや親は公立に通う限り、学校や教師を自由に選択できません。そして、大学でも同様の現象が起こります。これは旧ドイツの大学制度が日本に残っているためです。これが、大学内でのスクールハラスメントを引き起こす一因となっています。どちらも、さっさと廃止すべきでしょう。

330 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/10(木) 19:29
 安易にネットのせいにするのもなんだかなあと思うので少し参加させてください。
 このスレの趣旨と違っていたら失礼。

 HPでのいさかいが事実であったにせよ、それから明確な殺意に発展するのは、
いかに未熟な年齢にしても動機としては弱いように思う。

>加害者児童に過度の承認欲求があったことは明白です。

 一連の報道に大きな事実誤認がないとしたら、加害女児の承認欲求はやはり厳しい
両親(特に母親)に向けられていたのではないかな。まあ子供だから当然なんだけど。
 加害女児が事件の核心に触れないことや、面接にいった母親が泣いてばかりだったの
をみると、加害女児は母親から被害女児と比較されていたのではないだろうか。

 卑近な例で申し訳ないが、ある幼稚園女児が「お受験」のプレッシャーから仲が
よかった同じ幼稚園女児を攻撃するようになった例を知っている。
 きっかけはどうやら母親から「どうして**ちゃんみたいにできないの?」
とその女児と比較して叱責されたことらしい。

 本人のいう「裏表のある」、鳥山氏が指摘する「加害女児が自己の感情表現があまり
上手ではない」はこれもまた、周囲を見る限りでは「両親の躾が必要以上に厳しい児童」
によく当てはまる。

 承認してもらいたい相手である母親から、

・母親を無くしていながら父親を励ますような=加害女児の母親にしてみれば、
手が掛からなくて、より好ましいように思えるタイプの)被害女児と比較されてい

・承認欲求の一種のはけ口である(熱心であることで周囲から承認される)部活動を禁止された

というのが事件に至った理由ではないかと。誰にでも起こりうるという意見には同意。

331 名前: 330 投稿日: 2004/06/10(木) 19:31
>事件に至った理由ではないかと
もっともらしい理由を求めてしまう、というのにはさらに同意だね(苦笑)

332 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/10(木) 19:59
820 :名無しさん@4周年 :04/06/10 19:42 ID:CYfsY7zc
>>814
> 御手洗が事務次官の親戚
まぢ?どこの省よ?

831 :名無しさん@4周年 :04/06/10 19:44 ID:p0rf64Br
>>820
文部科学省のHPみてみな。役職ラン。
なんで報道されないか気にしつつ、2CHのレベルの低さにあきれるぜ。

848 :名無しさん@4周年 :04/06/10 19:47 ID:CYfsY7zc
>>831
確かに同じ苗字だが、親戚関係というソースや確証はどこにあるわけ?

863 :名無しさん@4周年 :04/06/10 19:50 ID:p0rf64Br
>>848
規制中。一般人には特定不可能。おれは友達の省職員からのリークで知った。
次官はすごい迫力で規制と対策チーム結成をまくしたてたらしい。
他省の昼飯の会話はこの話でもちきり。

333 名前: 332 投稿日: 2004/06/10(木) 20:01
気になった書き込みだったのでコピペさせて頂きました
何分2ch発ですのでネタの可能性も大ですが
無きにしもあらずではないでしょうか

334 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/11(金) 00:32
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20040610/20040610-00000189-fnn-soci.html

長崎・小6女児殺害事件を受け自民党が文部科学部会で議論

長崎・佐世保市で起きた小6女児殺害事件を受けて、
自民党は10日朝の文部科学部会で議論し、
暴力的な映画などに設けられている年齢制限が形がい化している
などとの意見が交わされた。

部会では、加害女児が暴力的な描写で問題となった映画
「バトル・ロワイアル」に影響を受けたことについて、
「18歳未満禁止との制限はザル法だ」との指摘があり、
対応を求める声が上がった。

また、最近の子どもがテレビやテレビゲームから受ける影響を医学、
生理学的見地からも考えるべきとの指摘や、
「少年事件なのに、犯行の状況が詳細に報道されすぎている」などと、
マスコミ対応のあり方の問題を疑問視する意見などが出された。
自民党は、この問題に対応するためのプロジェクトチーム設置を検討している。

335 名前: 松代 投稿日: 2004/06/11(金) 00:43
>>332-333
事実関係の検証ができない情報となると、何ともいえないところですな。
ただ、個人的な感想を述べさせていただくならば、縁戚関係があろうがなかろうが、文部省は対策チームを編成して、学校や教員責任を追求されないよう、メディアに責任をおっ被せて法的規制を打ち出すのではないですか?
事実、自民党ではメディア規制を目的とした、検討会の設置が取りざたされているそうです。

336 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/11(金) 05:29
330さん、332さん>
 是非是非。別に趣旨に反していないと思います。

今回の事件がメディア規制につながりやすいのは、加害児童が『バトルロワイヤル』の熱心なファンであったという点に尽きると思います。この作品は過去に物議を引き起こしており、それらの騒動を引き起こした人間にとっては、今回の事件は『予言の成就』を意味します。「予言者たる知識人」が理性を失いやすいパターンの典型で、規制が最も通りやすいパターンでもあり、官僚がこの機会を見逃すはずがありません。仮に、官僚と被害児童に親戚関係が無くとも、対策チームは結成されていたのは間違いないでしょう。撒いたガソリンに擦ったマッチを投げ入れるようなもんです。

 しかし、事件の詳細が明らかになればなるほど、330さんが指摘しているように、加害児童はこの手の事件を引き起こす病的なパーソナリティの持ち主であることが解ってきています。つまり、現実よりも暴力的な空想を重んじる人間です。そして、連続殺人鬼について書かれた多くの書籍が指摘しているように、こうした犯罪はメディアによって引き起こされるわけではありません。不能感の裏返しとしての万能感を得るために、殺人が行われます。

 けれども、この妄想が精神病によってもたらされたのか、一時的な狂気によってもたらされたのかは、細かい事情を知る由もない我々には判断できません。引き続き、情報を収集すると同時に、警戒感を強めるしかないですね。早く精神鑑定の結果が出ると良いのですが……。前回の長崎児童殺害事件も、アスペルガーという判断が下ったために、事件が沈静化したという経緯がありますからね。

337 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/11(金) 08:34
>アスペルガーという判断が下ったために、事件が沈静化
なるほど。サイコドクターの人などは
>要するに、この記事に登場する「専門家」は、個人ホームページ一般の
>特徴を語っているにすぎないように思えます。
と控えめに見積もっているみたいです。精神病への偏見を警戒しているのかも。

338 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/11(金) 08:59
337さん>
 その意見は真面目な専門家としては当然のことだと思います。精神病に関する偏見を憂慮するのはもちろんのこと、直接鑑定を行っても専門家の間で判断が分かれるケースが多々あるからです。

 精神鑑定の難しいところは、カテゴライズを行わなければならない点で、一般の精神病も「普通ではない」という判断までは簡単にできますが、「どう普通ではないか」という分類は困難です。つまり、ある異常な行動をした過去のある人間は、今は正気かもしれないし、神経症的な側面を見せているかもしれないし、統合失調症的な行動をしているかもしれない、ということです。ましてや、直接的に聞き取り調査を行えない立場の人間には、判断を下すことは不可能です。

 これは、実際に精神病患者と交流のある人間であれば誰もが経験することで、むしろ病態が固定されているケースの方が希です。そして、精神病の顕著な特徴が、この「異常だが病態は一定しない。病態は時間の経過や環境によって変化する」という点にあると思われます。私の養父も、不眠症→神経症→強迫性障害→統合失調症→若年性アルツハイマー、と20年以上にわたって病態が全く安定していません。ただし、承認欲求が極端に肥大化している点と、現実よりも幻想、妄想(あるいは理念)を重視するという傾向は一貫して存在します。病気の所以でしょう。

339 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/11(金) 09:43
これは青健関連法への対応がまた難しくなりますね…
本当に成立阻止は不可能に近いんじゃないかと思うぐらいです

340 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/11(金) 11:04
>338
「ネットや小説のせい」だと自分に都合のよい言説を振り回すのではなく、
病気なら病気と診断して適切な対応をとるのが望ましいですね。
本人にとっても周囲にとっても。
(自分の330も「親の育て方が悪い」的予断が含まれていてよくないね。反省)

341 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/12(土) 03:19
文部科学省の名簿を調べてみました。
確かに事務次官にいますね。被害者と同姓の方が。
それよりも気になる事を発見。

なんと、大臣政務官に自民党の馳浩がいるじゃありませんか。
こやつはあの「青少年社会環境対策基本法案」作成メンバーで、
当時こんな事を言っています。

『では、こんな危険な法案の作成メンバーである自民党の馳浩衆議院議員(森派)は
どう考えているのだろうか。
「マスコミの自主規制に任せようと思うが、そこからはみ出してしまうような
アウトロー的なものに対しては一定の規制を掛けられても仕方がない」
当然ながらあくまで建て前の答えしか返ってこない。』
ソース:http://kodansha.cplaza.ne.jp/broadcast/special/2001_01_17/content.html

こりゃ、青環法リターンもありうるかも…。

342 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/12(土) 10:35
>>341
>青環法リターン
自民党は「青少年社会環境対策基本法案」を「青少年有害社会環境適正化自主規制法案」
に名称だけを変えて以前からリターンマッチを虎視眈々と狙ってますよ。

先ほど放映していた、よみうりテレビの「ウェークアップ」に出演していた日大教授は、
年齢規制は無意味で、抜本的な面からの規制が必要といった主張をしていました。
事件発生以来、ニュース番組やワイドショーを出来る限りチェックしていますが、
やはり大方が日大教授と同じ論調でまとめています。

テレビ局の皆さんは、己の首にカッターを突き刺そうと奮闘しているのだから
御苦労なことですなぁ。

343 名前: 松代 投稿日: 2004/06/12(土) 12:12
>>342
テレビ局に関しては、許認可業務なので「必要以上に役人の顔色をうかがっている」し、またうかがわざるをえないので、いってもムダじゃないかなという気がしています。
また、いわゆる「キー局」については、いずれも「新聞社の系列」であり、既に何回か指摘されているように「規制するかどうか審議する立場」でもあるワケです。
つまり、マッチポンプで世論を煽り、新聞社系列外の「雑誌やWEB」を規制するのが狙いと考えたほうがよいでしょう。
馳議員や田中議員が言うところのアウトローとは、新聞社系列外のメディアであり、記者クラブに所属していない独立系メディアと考えたら、話が全部つながると思いますよ。

344 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/12(土) 18:17
それで青健法にしても何にしても
明確に18未満への販売規制という事になって訳ですね
記者クラブ外のものを排除するとなると
販売規制じゃ意味ないですものね。
TV局が思った以上に大人しいのも理解できる気がします

全くアテにならなくはないかもしれませんが
TV局に働きかける労力を他に費やした方が
効果的な阻止が出来るのかもしれませんね

345 名前: 344 投稿日: 2004/06/12(土) 19:09
ミスしました

明確に18歳未満への販売規制という事になっていない訳ですね

と申し上げるつもりが
>>344のようになってしまいました。失礼致しました。

346 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/12(土) 22:32
>先ほど放映していた、よみうりテレビの「ウェークアップ」に出演していた日大教授は、
>年齢規制は無意味で、抜本的な面からの規制が必要といった主張をしていました。

暗に検閲を示唆するような主張でしたか?
それとも、15禁の映画を11歳の加害者が姉の会員証を使って
レンタルした事を危惧し、販売・レンタル方法の年齢制限の強化・徹底を
訴えるような内容の主張だったのでしょうか。

347 名前: ナツ 投稿日: 2004/06/13(日) 00:43
加害者のHPしりません(?_?)

348 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/13(日) 01:35
http://zeroplus.s43.xrea.com/s/a.myhp.cafesta.com/dhuo19.html

349 名前: MAX 投稿日: 2004/06/14(月) 19:55
被害者のHP知りませんか?

350 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/14(月) 20:43
相変わらずこの二人は。

http://www.shakaihakun.com/data/extra.html

351 名前: 松代 投稿日: 2004/06/15(火) 00:22
>>350
レスをつけるキにもなれませんが、しょうがないので以下のニュースを紹介しておきます。
この2人と平沼は同レベルですよ。

http://www.asahi.com/national/update/0614/035.html
>「個人尊厳行きすぎて、生徒が殺し合い」 平沼前経産相
>平沼赳夫前経産相は14日、大阪市内で開かれた亀井派所属国会議員のパーティーで講演し、教育基本法改正の必要性を強調する中で、「教育基本法では個人の尊厳が強調されている。日教組の教育とあいまって、個人の尊厳が行き過ぎて教室破壊が起こり、生徒同士が殺し合いをする荒廃した状況になってきている」と述べた。長崎県佐世保市の小6女児死亡事件を念頭に置いた発言と見られる。

352 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/15(火) 06:43
350さん、松代さん>
 お祖父ちゃんが、統帥権問題をねじ曲げた平沼騏一郎という人物に、何を言っても無駄だと思います。こういう、官僚主導の社会主義信奉者には、道徳や美醜の価値観が所有権に根ざすことがどうしても理解できません。「自分の命だから大切にしよう」、「自分のものだから大事にしよう」という考え方が分からないんです。同時に、子どもに財産権がない故に、こうした所有権に根ざす道徳観念が薄いことも分かりません。

 むしろこの点では世間の常識と倒錯しており、道徳は公共概念に根ざすと誤認しているんです。この点で、ヤマギシ会と官僚は一緒で、反社会的な存在なんです。これは、官僚が扱う会計が原則現金のみ、つまり税金で動いていることに起因します。要するに、官僚とか公務員は、国民から『お小遣い』を貰っている大きな子どもなんです。自分じゃ一銭も稼いでいなんです。これが彼らの所有権に関する世間的な常識を正反対にねじ曲げてしまうんです。若年者に共産主義のシンパが多いのも同様の理由です。

 こういう人達が道徳について語っている様子を見ると気分が悪くなります。自分で金を稼がない人間に、道徳について語る資格はありません。唐沢も含むいわゆるオタクもこの点では一緒です。アフォかと思います。

353 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/15(火) 06:46
349さん>
348のアドレスがそうなのでは?

354 名前: 熱心な投稿者 投稿日: 2004/06/16(水) 02:42
教育比較論の資料的ニュース

ソウルの小中高 「起立」「礼」廃止 教育庁 「日本の慣習一掃」 教育 秩序より自由を

【ソウル15日藤井通彦】
韓国・ソウル市の教育庁は七月から、小中高校を対象に日本の「起立」「礼」にあたる、
児童生徒の教師へのあいさつを廃止する運動を始める。「自由で多様な価値観」を
大事にする立場で、学校現場から権威主義的慣習を取り除くことを目的としている。
韓国では、授業開始時と終了時、児童らが座ったまま「チャリョ(気をつけ)」「キョンレ(敬礼)」の
号令とともに、教師にあいさつする。近代教育が日本の植民地時代に始まった経緯や、
教師に対する尊敬を重視する儒教的価値観が背景にあるとみられるが、世界でもこうした形で
児童生徒にあいさつをさせているのは日本、中国、韓国などわずかだという。
同教育庁では、従来の号令の代わりに、「さわやかな朝ですね」など、双方を尊重する柔らかな
あいさつに切り替えることを検討中。進歩主義的風潮を背景に「日帝(植民地)時代の残滓(ざんし)を
一掃する」という名分が説得力を持つ一方、教師や父母の間には「礼儀と秩序をきちんと教えることは大事」
との反対論も根強いという。(西日本新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040615-00000073-nnp-kyu

355 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/16(水) 21:51
日帝 って事で
ある程度保守層の理解も得られたんでしょうね
それともそんな要素はあまり関係無いのか
(単に日本が遅れてるだけなのか…)

356 名前: 松代 投稿日: 2004/07/01(木) 00:10
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/morning_news001.html
>「交換日記から外れて」 佐世保事件同級生目撃 事件の直接要因か
>長崎県佐世保市の大久保小学校で、同小六年の御手洗怜美(さとみ)さん(12)が同級生女児(11)に殺害された事件で、事件当日の六月一日、二人の間にトラブルがあったことが二十九日、関係者の証言で明らかになった。怜美さんが女児に「交換日記から外れてほしい」という趣旨の話をしているのを、同級生の一部が目撃していた。その後、女児は怜美さんを学習ルームに呼び出し、カッターナイフで切り付けており、関係者はこのやりとりが事件を引き起こす直接の要因になった可能性が高いとみている。

ワイドショーを始めとする覗きメディアの動きも沈静化しつつあるように思えます。また、以下の記事などから読者も最初のヒステリックな反応から覚め、冷静に事件を受け止める方向へと変化しつつあるように見受けます。
メディアによる加害者の「異物化」が失敗しつつある徴候なら良いのですが、選挙が終わればまた元どおりの可能性もあります。いずれにしても、警戒の手をゆるめてはなりませんな。

しかし、陰謀論の方は今だに収まっていないようですね。困ったものです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040701-00000103-mai-soci
><小6同級生殺害>命の大切さ教える責任、保護者に

357 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/07/01(木) 09:40
松代さん>
 事実だとしたら分かり易すぎて涙が出てきます。ネットも何も被害者から直接排除を告げられているし。そういえば、宮崎勤事件もきっかけはビデオ録画サークルからの追放でしたね。子どもや精神的に不安定な人間にとって、特定グループからの追放は文字通りのスケープゴートになっちゃう「場合もある」んでしょう。

358 名前: 松代 投稿日: 2004/07/03(土) 23:35
まぁ、関連情報ということで、こっちに貼っておきます。
この調子だと、第二、第三の学校内殺人が、それこそこの瞬間に起きたとしても不思議じゃないのです。
もし、再び小学校の中でこども同士の殺人事件が発生すれば、佐世保事件に関する陰謀論は決定的に粉砕されるかもしれません。しかし、誰もそんなことは望んでいませんよ。

とにもかくにも、やりきれないニュースですな。

http://www.asahi.com/edu/kosodate/TKY200407020142.html
>小学校4〜6年の約10人に1人以上が「眠れない」「何をしても楽しくない」といった抑うつ傾向を示していることが、5都県の3300人以上の児童を対象にした筑波大学の調査で分かった。こうした多府県にまたがる大規模調査の報告はこれまでになかった。2日から都内で始まる第1回日本うつ病学会で発表される。

359 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/07/04(日) 00:34
松代さん>
 鬱病の発症率は大体どの社会でも10%前後ですから普通なのでは? ただし、この調査では数値が比較的低く見積もられていますね(約6%)。どちらにせよ、今までこの問題を放置していた親や教師、及びに厚生労働省に問題があると思います。この調査の数値を信用するなら(小児の鬱病患者は3.5%)、全校生徒が1000人の学校で35人は既に鬱病にかかっているわけですから、早急な対策が必要だと思います。実際には、もっと多いと思いますけどね。

360 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/05(月) 23:42
>>332の続報です。
文部科学省がネット規制に乗り出すみたいです。
これでまた青健法制定の圧力が強まりそう…。

「有害サイト規制を議論 長崎事件受け文科省懇談会」

長崎県の小6女児事件を受け、文部科学省は30日、識者で構成する「情報社会における子どものモラルに関する懇談会」を開いた。事件の原因究明と再発防止を目的に同省が設けたプロジェクトチームの活動の一環。
インターネットの有害サイト規制が議論の中心となり、焦点の一つになっているメディア教育については、ほとんど触れなかった。
日本インターネットプロバイダー協会の小林洋子副会長補佐は「アダルトサイトなどの有害情報をブロックするには限界がある」と指摘。ほかの出席者からも「受け手が対処するだけでなく、発信源を規制するべきだ」との意見が出た。
家裁送致された少女が影響を受けたとされる小説「バトル・ロワイアル」に関連して小野晋也文科副大臣は「どんなに教育をしても、子どもが殺し合うような映画を見せられたら、その影響は食い止めようがないのではないか」と話した。

http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20040630/20040630a4990.html

361 名前: 松代 投稿日: 2004/07/06(火) 12:03
>>360
現状では「情報社会における子どものモラルに関する懇談会」の参加メンバーを特定し、そこで「どのようなやり取りがなされたのかを具体的に検証する」ことから始めなければならないのですが、手が回りかねるというのが正直なところです。表現規制に直結する問題でもあり、他団体の方々がどのように受け止めておられるのか、特にこの問題に対してなんらかの対抗活動を行う意思があるのかないのかによっては、補助的な役割に徹したいと考えるところです。

362 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/08/02(月) 10:45
 事件の一因はオリジナリティを巡る論争だった模様。しかし、「失礼じゃない」って怒る小学生は私もイヤだな。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040801-00000010-mai-soci

<小6同級生殺害>日記の表現で対立 削除の書き込みも判明

 長崎県佐世保市の小6同級生殺害事件で、被害者(12)と鑑定留置中の女児(11)の間に事件前、交換日記の「NEXT」という表現をめぐっていさかいがあったことが分かった。また、女児が削除した被害者のホームページ(HP)の書き込み内容も判明。こうしたトラブルを経た事件当日、被害者は「疲れた。交換日記をやめたい」と書いたメモを教室で回していた。長崎家裁佐世保支部もこうした経緯を把握しているとみられ、動機などについて慎重に調査を進めている。事件は1日で発生から2カ月を迎える。
 学校関係者によると、2人は他の同級生を交えて少なくとも4冊の交換日記をしていた。女児はそのうちの1冊で、毎回最後に「NEXT」の文字と次の順番の同級生の愛称を書き添えていた。被害者を含む同級生がこの手法をまね始めたところ、女児は5月中旬ごろ「パクらないで」と日記に不満を書いた。
 被害者は日記の中で謝り、その後は使用を避けたが「NEXTは絵文字じゃないし、パクりにならないのでは」とも主張。この後「NEXT」をめぐるやり取りはなくなったが、女児は別の日記でもイラストなど他の表現について「パクりはしないで」と書き、オリジナリティーへの強いこだわりを見せていたという。
 一方、HPの運営会社の記録によると、被害者はHPの掲示板で事件3日前の5月29日、「最近正直に言えないことが多い。前の方が良かった気がする」などと書いていた。そして嫌いなタイプの人間として、しつこい▽自己中心的▽孤独をアピールする――などを列挙。中でも「失礼じゃない」と言う高慢な人が一番嫌い、という趣旨の書き込みをしていた。
 この直前の同27日、女児が学校で同級生らにふざけておぶさった際「重たい」と言われ「失礼じゃない」と怒った経緯が分かっている。女児は被害者のHPを見て自分が非難されていると感じ、被害者のHPに侵入して書き込みを消したり、キャラクターの人形を勝手に消すなどしたとみられる。
 被害者は事件の起きた6月1日午前の2時限目終了後の休憩時間中、交換日記仲間に「もう疲れた。勉強で大変になるし(複数ある交換日記の)一部をやめようと思う」と書いたメモを回した。これを人づてに聞いた女児は「なんなら全部やめれば」と話していたという。(毎日新聞)
[8月1日3時6分更新]

363 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/08/02(月) 10:48
 続いてもう一本。この作文の段階で既に被害妄想が広がっていた模様。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040802-00000007-mai-soci

<小6同級生殺害>事件直前、作文に何度も「殺す」

 長崎県佐世保市の小6同級生殺害事件で、鑑定留置中の女児(11)が事件直前にあった作文の授業で「殺しても殺し足りない」など「殺す」や「殺し」という言葉を何度も使っていたことが分かった。事件直前の女児の心理を解き明かすカギになる可能性があり、長崎家裁佐世保支部は慎重に調査しているとみられる。(毎日新聞)
[8月2日3時2分更新]

364 名前: 松代 投稿日: 2004/08/27(金) 01:28
佐世保事件に対する文部科学省の方針が明らかになったんですけどねぇ…
まぁ、ツッコミどころ満載なのはお約束としても、予想をはるかに上回る頭の悪さで、こりゃもぅ面白がるほかないような気がします。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040826i503.htm
>小6女児殺害事件受け、文科省が対策プログラム公表
>同事件で発足した文科省のプロジェクトチームが、<1>命を大切にする教育<2>学校で安心して学習できる環境作り<3>情報社会の中でのモラルやマナー指導――の3点を検討してきた。

オタクさん的には、インターネットのマナーが子どもに浸透していないこと、メディアの暴力表現が女児に影響を与えた可能性などを指摘された事がポイントなのでしょうが、自分は「安心できる学校」に関する、以下の部分に注目しました。

>対応策には、カウンセラーなどを拡充し、複数の目で子どもの変化を見守ることや、教員OBや警察官OBを「生徒指導推進協力員」(仮称)として小学校に配置して教員を支援すること、生徒指導担当教員が生徒指導に専念できる体制を作ることなどを挙げた。

ぶっ茶け、小学校に内務班というか、憲兵というか、政治将校というか、そういうのを配置すると、文部科学省はいうておるわけですな。しかも、教員OB&警察官OBと言うことは、体の良い「おじぃおばぁの再就職先」だということでしょう。
まぁ、もはやコメントする言葉も無いというのが本音ですが、それでもあえてこれだけはいいたい。

「生徒指導推進協力員」(仮称)がこどもにいたずらしたら、そんときはただじゃおかんぞ!

365 名前: 松代 投稿日: 2004/08/27(金) 01:46
こういう人々が、こどもに <1>命を大切にする教育を施し<2>学校で安心して学習できる環境作りに励み<3>情報社会の中でのモラルやマナー指導を行うそうです!
(・∀・)イィ!

個人的には、なぜ「戒告」ですんじゃうのか、そしてなぜ「実名報道されないのか」が謎です。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040826i301.htm
>「母親『がん』の人、手を挙げて」校長が無神経発言
>川崎市立中学校の校長が今年2月、運動部の男子生徒7人に「この中に、母親ががんの生徒がいる」と述べ、その生徒にほかの生徒の前で挙手させていたことが、25日わかった。家族の病気というプライバシーに配慮を欠いた行為に、川崎市教委は近く校長を戒告の懲戒処分とする。

366 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/27(金) 08:54
>小6同級生殺害:
>「情報モラル」で、文科省が初会合
> 委員は、ネットと子供の関係を研究する赤堀侃司・東工大教育工学開発センター教授▽日本インターネットプロバイダー協会の小林洋子副会長補佐▽携帯電話やネットのリテラシー(情報活用能力)教育を実践する群馬大社会情報学部の下田博次教授ら5人。電子メディア規制の可否などに議論が集中し「メディアを封じることができないとすれば、子供自身の判断能力や自制力を養う必要がある」「読み解く力を子供に求めるのはいいが、その前に情報を出す側の質を上げることが大切」などの意見が出た。【千代崎聖史】

http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/katei/news/20040701k0000m040106000c.html

367 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/27(金) 08:59
「有害 赤堀侃司」
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&ie=UTF-8&c2coff=1&q=���絎�+莎ゅ��箴����&lr=

「有害 小林洋子」
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&ie=UTF-8&c2coff=1&q=���絎�+絨����羇�絖�&lr=

「有害 下田博次」
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&ie=UTF-8&c2coff=1&q=���絎�+筝���医��罨�&lr=

368 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/27(金) 13:48
>>365
>個人的には、なぜ「戒告」ですんじゃうのか、そしてなぜ「実名報道されないのか」が謎です。
全くです。PTAとか関係者はそれでなにも言わないのでしょうか?
私が関係者であったらこんな人物に校長を勤めさせるのなど願い下げですが。

369 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/28(土) 07:14
「ねちずん村」村長、群馬大学社会情報学部下田教授
http://www.netizenv.org/top.htm

370 名前: 松代 投稿日: 2004/08/28(土) 12:31
>>366-367
>>369

やっぱ、下田教授はポイントですよね。
なにしろ「Deep Love」を「援助交際を助長するわいせつ小説だ」とか逝っちゃうでむぱさんですから、前田教授に匹敵する素晴らしさです。ただ、困ったことに「Deep Love」には、ロリぺど親父の「可愛い女の子になって援交しながらちやほやされたい」願望が山ほど盛り込まれていて、作品として評価が極めて困難という要素があります。その意味では、下田教授の感性もなかなか鋭いっちゅうか、自分がやり多淫ちゃうかってところですけどね。
それにしても、ねちずん「ムラ」かよ!
みんな村がだいすきだね。ムラにこどもを集めて…

371 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/30(月) 08:25
8.30の朝日新聞に校内暴力統計は冷静な分析が必要、てなコラムが出てました。

すごく意外なんですが、少年法厳罰化とか学校に警察OB配置とか出てきてさすがにシャレにならなくなってきたからかな?

372 名前: 松代 投稿日: 2004/08/30(月) 12:59
>>371
OBとはいえ、学校内に警察関係者が入って、児童や生徒を監視するという事態の重大さに、ようやく気がついたのではないかと思われます。
学校内というのは、法律的にも極めて特殊な場所で、文部科学省の「聖域」だったのですが、その「聖域」さえ「こどもの安全」を口実に、警察が支配しようとしているわけですな。
こども利権をめぐる文部科学省と警察の綱引きという観点から情報を再検討すれば、色々と面白い発見があると思いますよ。

373 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/30(月) 14:24
学校関係者を監視した方がいいのではないかと思われます。

中学校長を名誉棄損で逮捕、女性教諭の合成写真まく
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040829-00000315-yom-soci

<大阪>男性教師をストーカー行為で懲戒免職
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040826-00000012-abc-l27

374 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/30(月) 18:35
>>365の川崎の校長も、>>373の岡山の校長も、ふつうに考えて、これじゃまともに社会生活営めないんじゃないか、てくらい非常識だと思う。
くわしくは知らないが、校長って一定の教職経験が必要だったはず。
だとすると、そんな非常識人間が教職を続けてこられたことになる。
それっておかしかありませんか?

375 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/31(火) 14:12
>>374
校長になるのは学閥と年功ですよ。閉鎖的で、大人であるだけで権威者と
なれる環境なら、自我の肥大したおかしな人の割合は一般社会よりも高く
なると思われ。身内でかばい合う体質も警察とかわらずだし。
以前にも学校はロリペドの巣窟という話が出てたと思う。

376 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/31(火) 19:56
>身内でかばい合う体質
思い当たるフシあるなぁ。
小学校の頃、子供にもわかっちゃうくらい情緒不安定な先生に当たっちまってさ、
トラブルになって校長と親とその先生とで三社面談てなったんだよ。
で、件の先生支離滅裂な発言してるんだが、校長必死にフォローしてたっけ。
こういうのって割とよくあることなのかもな。
でも、まずいだろ、それ。

今にして思えば、あの先生って病院行くべきだったんだと思うよ。
そもそも教師なんて精神的重圧がはげしい職種なんだから、
他の職種に比べて心の具合が悪くなりやすいはずだよな。
そういうフォローってきちんとできてる…わけなさそうだな。
心の病気も移るからなぁ。
そんな先生に当たっちまった生徒はマジ不幸だよ。
なんとかして欲しいよな。

377 名前: 松代 投稿日: 2004/09/02(木) 11:46
またしてもでむぱ教員登場の巻。
今回は流石に停職処分となりましたが、佐世保事件がらみだったからか、それとも「管理職じゃなくて単なる教員だったから」なのか、その辺をつい勘繰ってしまいます。人事が不透明な組織というのは、本当にひどく腐敗するものですね。
いずれにしても、彼は再教育が必要な人間であることに間違いないでしょう。

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20040901k0000m040019000c.html
>小学校教諭:佐世保事件で「殺されるのは当たり前」 愛知
>愛知県豊田市の市立小学校で、男性教諭(56)が6年生の理科の授業中、長崎県佐世保市で起きた女児殺害事件について「殺されるのは当たり前だ。殺した方は悪くない。周りが悪い」などと発言していたことが31日分かり、愛知県教委は「不適切」として、教諭を同日付で停職2カ月の懲戒処分とした。

378 名前: 松代 投稿日: 2004/09/03(金) 12:19
ちょっとずれた話題なのですが、こっちに投げておきます。
当事者に虐待意識が全くない当たり、構造的には戸塚ヨットスクールと全く同じで(もしかしたら、石原は救援に乗り出すかもね)、とにもかくにも「死ななかったのはめっけもの」と思います。あえていいますが、これは氷山の一角に過ぎません。性的虐待については、まだまだ不十分といってもある程度のチェックが入るようになりましたが、特に民間の体育教育関連での暴力や虐待問題については、外部の予想をはるかに越える深刻な事態が存在していると考えて間違いないでしょう。
画像を観る機会があれば、当事者達の「厳しい指導」とやらがどのようなものか、そしてこれだけの暴力をこどもにふるっておきながら、なんらやましいところはなさそうな態度をとってしまえる当事者の精神状態について、考えていただければ嬉しく思います。

http://www.asahi.com/national/update/0903/011.html
>剣道合宿で小4が全身けが 東京の剣友会を警視庁捜査
>剣道愛好家でつくる「常盤台剣友会」(東京都板橋区、会員数約150人)が8月に千葉県で行った合宿で、参加した小学4年の男児(10)が指導員数人に竹刀でたたかれるなどし、全身に2週間のけがをした。心的外傷後ストレス障害(PTSD)の疑いがあるとも診断されており、両親から届け出を受けた警視庁が傷害の疑いで捜査を始めた。
>同会の責任者で、合宿にも参加した根本鎮男相談役(60)は「厳しく指導すればこれぐらいのけがはあり得ることだ。男児の親とは剣道観の違いがある。ただ、結果的に痛い思いをさせたことについては申し訳ない」と話している。
>男児は両腕が腫れ上がり、頭にこぶがあったり尻に大きなあざがあったりしていた。病院に行ったところ、全身が2週間、頭も1週間のけがで、併せてPTSDの恐れがあると診断されて3日間入院した。
>朝日新聞記者の取材に対し、指導員らは「やる気が見られないので平手で顔を数回軽くたたいた」「構えを正そうと、竹刀で軽く腕を打っただけ」などと説明。「あくまで指導の一環で、他にもっと厳しくした子もいる」などと話した。

379 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/06(月) 02:22
文部科学省が動き出しました。
おそらく長崎事件を受けての事でしょうが、あからさまなメディア規制ではないものの
注意が必要だと思います。

>「有害図書・ビデオから子供守る コンビニなどに巡回員」
>来年度からPTA、教職員ら参加
> 成人向け雑誌やアダルトビデオのような有害情報から子供を守るため、文部科学省は来年度から、地域の大人がコンビニエンスストアやビデオ店を見回る
>巡回員制度を創設する方針を固めた。
>また、親子を対象に、既に実施しているメディア対応能力(メディア・リテラシー)を高める講座の内容を
>拡充するなど、有害情報から子供を守る仕組みづくりに本格的に取り組む。

http://news.goo.ne.jp/news/sankei/shakai/20040816/SHAK-0816-05-04-32.html

380 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/06(月) 02:28
>>378
こういう民間団体の児童虐待事件に、PTAや児童保護団体がちっとも動かないのが
全く不可解です。
教員による生徒へのスクールセクハラもかなり問題になっているのに、まるで動く気配がありません。
エロ本よりも、こっちの方がはるかに問題だと思うんですがねえ。
日本には本当の意味で児童を守ろうとする団体(官・民含めて)全くないと言うのが、現実なのでしょうか。

ため息が出るばかりです。

381 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/09/06(月) 11:02
380さん>
 剣道関係者に警察、右翼関係が多いからでしょう。それにしても、日本人の大人にモラル(道徳)とマナー(作法)を混同するというか、転倒して理解しているケースが多いのには驚かされます。恐らく、モラルよりも先にマナーを覚えさせられるのが原因ですが、「モラルを壊してもマナーを覚えさせる」という価値観にはついていけません。「子どもを傷つけてもマナーを覚えさせるのがモラル」だと本気で思っているのだとしたら、そいつはさっさと頭の病院に行くべきでしょう。こういう人達が語るモラルには寒気を覚えますね。

382 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/06(月) 12:51
>380
>教員による生徒へのスクールセクハラもかなり問題になっているのに、まるで動く気配がありません。
エロ本よりも、こっちの方がはるかに問題だと思うんですがねえ。

たぶん身近さに違いがあるんだと思う。リアリティと言ってもいいかもしれない。
エッチな本はホントにあふれてる。どこにいっても目にすることができるし、
手に取ることもできる。そうしたものの前を子供が行き来しているのももう日常。
でも、セクハラ教員なんてさすがにどこにでもいるってほどにはありふれてない。
だから、そんなことはレアケースだと考えてしまうから優先度はひどく下がるでしょう。
ようするに他人事って感じちゃうんだろうね。

383 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/06(月) 21:59
>>382
動かないのは、リアリティ云々というより政治的な配慮だと思いますけど。
児童保護団体やら何やらに学校関係者が参加している例は珍しくないでしょう?
エロ本叩きならスクハラ問題と違って火の粉が飛んでくる事を恐れる必要なんて無いですし。

384 名前: 松代 投稿日: 2004/09/06(月) 23:43
佐世保事件からこっち、こういうニュースまで全国配信されるようになっちゃって、これでまた「WEBコミュニケーションに対する悪印象」が増幅されるのかと思うと、ちょっと鬱が入ります。おまけに、ちょっと前までなら「恐喝」だったかもしれない事案だと思うが、きっちり「強盗」ということで、重大事件の出来上がりです。
やれやれですね。

http://www.asahi.com/national/update/0906/010.html
>ファンサイトの書き込み巡り因縁、コンサート会場で強盗
>大阪市中央区の大阪城公園で5日午後6時ごろ、人気歌手グループの「w―inds.」(ウィンズ)のコンサートに来ていた高校1年の少女(15)=大阪市住吉区=と同級生の少女(16)=同西区=が、6人組の女に暴行を受け、現金計約6万円を奪われた。少女2人はいずれも顔や腹にけが。東署は強盗致傷容疑で6人組の女の行方を追っている。

385 名前: 松代 投稿日: 2004/09/06(月) 23:56
>>382
自分も383氏と同意見で、やはり教員が身内の悪事から目をそらすために、有害情報というスケープゴートを持ち出していると考えたほうがすんなりまとまります。また、教員の中にはいまでも体罰を「愛の鞭」と言い張る人間がいるように、スクールセクハラを「師弟間の交流」と本気で考えている人間がいるのも確かです。
あの戸塚ヨットスクール事件で、石原慎太郎をはじめとする「大規模な援護言論活動」が展開されたことは有名ですが、大阪でのスクールセクハラ事件では「先生にも人生がある」として「地域ぐるみの教員擁護活動」が展開されたあげく、被害者が「2chでバッシングされる」という嫌な展開を見せたのも記憶に新しいところです。
また、地方のPTA支部は全国組織の完全な支配下にあるため、教員や文科省に不利益をもたらすような活動を展開することはありえません。
以下の調査結果からも、教員側のDQ体質がうかがえますが、日本の教育界は本当に腐りきっているので、本気で教育改革を考えるのならば、まず「教員をはじめとする教育関係者全員を厳重な監視下に置く」必要があるでしょうね。

http://www.asahi.com/edu/news/TKY200409050114.html
>日本人教師は平等重視 中央教育研国際比較
>外国人教師と日本人教師で差が出たのは、授業中の答えさせ方だった。挙手を促す、目があった生徒を指名する、眠そうな生徒を指名する、騒いでいる生徒を指名するのは、外国人教師の方が高かったのに対し、日本人教師は、ランダムに当てる、機械的に当てるなど「平等感」を重視する傾向が出た。

ココは注目です!!
>自由回答で「教育で一番大事なこと」を聞いたところ、日本人教師は「愛」が最も多かったのに対し、外国人教師は「コミュニケーション」だった。
>結果について、同研究所は、「日本人教師は、教育を心情的にとらえ、自分が何とか導いていこうとする教育愛を基礎として生徒らに接しているのに対し、外国人教師は、異なる文化を持つ生徒らに対し、はっきりした行動や責任を重視し、情報を伝えていると考えられる」と分析している。

これは邪推かもしれませんが、日本の教員には「金八」に描かれているような教員と生徒との関係を理想としていて、それを「教育現場でも再現しようとしている」のではないでしょうか?
もし本当にそうだとすれば、虚構と現実の区別がついていないのは「生徒じゃなくて教員の方」と言うことになりますな。

386 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/07(火) 04:23
>>385
>これは邪推かもしれませんが、日本の教員には「金八」に描かれているような教員と生徒との関係を理想としていて、それを「教育現場でも再現しようとしている」のではないでしょうか?

スクール・ウォーズかもです

387 名前: 382 投稿日: 2004/09/07(火) 10:50
>>383
>>385
私の先の記事の対象は、学校関係者ではなく、親たちです。
学校関係者に関してなら、身びいきであるというお二方の意見に賛成しますよ。

そういえば金八先生見て教師に志しました、なんて人、たくさんいそうだな。
どの学校にも一人や二人はいるんでない?
志すきっかけとしてだけならそれでいいけど、あああるべきだ、だとさすがに困り者だよね。

388 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/07(火) 13:34
警察庁生活安全局の「少年非行防止法制の在り方について(中間報告)」に対して、
次の二点を指摘し、メンバーの見直しも含めて今回の少年非行防止法制に関する議論を一旦白紙に戻すべきとの意見を送りました。

・「少年非行防止法制の在り方について(中間報告)」には事実認識に問題があり根拠が薄弱であること
・刑法学者の前田雅英東京都立大学法学部教授はその主張に極めて問題のある人物であり、「少年非行防止法制に関する研究会」の座長としてふさわしくないこと


指摘の詳細は次の通り

(つづく)

389 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/07(火) 13:35
(つづき)

■少年検挙人員・刑法犯の人口比(成人・少年)の推移について

 警察庁の犯罪統計書『平成12年の犯罪』、『平成13年の犯罪』および『平成14年の犯罪』を用いて少年検挙人員を罪種別に調べてみると、ここ十数年ではいわゆる初発型非行(非行の動機・手口が比較的単純で,初期的段階の非行といわれる万引き、オートバイ盗、自転車盗、占有離脱物横領)が七割を占めており、同時に少年検挙人員の推移は初発型非行によって決定されていることが分かる。

 そして、戦後における少年非行の第三のピークに向けた少年検挙人員の増加の内訳を平成14年版犯罪白書および昭和61年版警察白書で調べてみると(但し触法少年も含む)、昭和51年から昭和58年までの少年検挙人員の増加およそ11万1,000人のうち約八割のおよそ8万8,000人が初発型非行による増加である。

 このように、戦後後半期の少年検挙人員の推移は初発型非行によって決まると言ってよい。そして、この初発型非行は社会統制機関の対応によって変化する。

 初発型非行の一つである占有離脱物横領(殆どが放置自転車の乗り逃げ)について、金城学院大学の鮎川教授は著書『少年犯罪 本当に多発化・凶悪化しているか』(平凡社新書、平成13年)で次のように述べている。

(つづく)

390 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/07(火) 13:36
(つづき)

 少年の場合、占有離脱物横領は窃盗に次いで多く、交通関係業務上過失致死傷を除く少年犯罪の約二〇%を占める。この占有離脱物横領はどのようにして検挙可能な犯罪であろうか。放置自転車の乗り逃げというか無断借用して勝手に乗っていったものの検挙は、ひとえに警察の努力にかかっている。


 警察官が夜間に無灯火で走っている自転車、あるいは運転者がはたして持ち主かどうか疑問をいだかせる自転車を呼びとめて、尋問してはじめて検挙が可能な犯罪だ。所有者が明らかになれば自転車盗となり、所有者が不明であれば誰かの占有を離れてしまったものを盗ったということで、占有離脱物横領となる。


 成人よりも子どものほうが調べやすく検挙もしやすいとなれば、取締りのターゲットは自然に少年に向けられることになる。しかし、そればかりではない。

 
 占有離脱物横領の検挙数が急激に増加していったのは、少年刑法犯の数が増加し戦後第三のピークとされた時期であることが注目される。これは、初発型非行への「早期発見、早期治療」のスローガンのもとで少年による占有離脱物横領に対して警察活動が活発化したことの表れにほかならない。自転車に乗っている少年を頻繁に呼び止めた成果が提示されているのだ。(18頁)

(つづく)

391 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/07(火) 13:36
(つづき)

 「放置自転車の乗り逃げというか無断借用して勝手に乗っていったものの検挙は、ひとえに警察の努力にかかっている」とあり、『平成14年の犯罪』を調べてみると、実際に占有離脱物横領は検挙件数の96%、自転車盗は75%が職務質問を主たる被疑者特定の端緒とする極めて特異な罪種である。

 また、万引きについて、鮎川教授は次のように述べている。

(つづく)

392 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/07(火) 13:36
(つづき)

 少年犯罪および少年非行の統計数値が社会ならびに社会統制機関の対応によって変化することは、少し極端に思われるかもしれないが交通違反の取締りと類推的に考えてみればよい。


 警察の公式統計に示される交通スピード違反者や駐車違反者の数が実際にそれを行った人の数であると信じる人は誰もいまい。また、スピード違反や駐車違反をして反則金の用紙を受け取ったものの数が増加したからといって、実際にスピード違反や駐車違反をしたものの数が増えたというように考える人も少ないだろう。むしろ、取締りが強化されたために違反者が増えたというように考えるにちがいない。暗数が多いと考えられる種類の犯罪については同様のことが該当する。


 いうまでもなく、少年による検挙人員の推移はこうした通報方針、取締り方針、検挙後の処理過程の変化によるものばかりではない。先に述べたように、万引きの検挙人員は、万引きの対象物の吸引力、万引きが行われる状況的環境、万引きを行うもの、万引きを防止・監視ならびに摘発するものの四要素に影響される部分が大きいからだ。たとえば、一九七〇年代における少年の窃盗による刑法犯検挙人員はスーパーマーケットの売り場面積の増加と相関関係を示していた。また少年が万引きくらいたいしたことはない、犯罪というほどのものではないというように規範意識が低下すれば増加する可能性は高い。しかし、万引きは膨大な「暗数」を持った犯罪である。統計に表れてくる数値が検挙人員である以上、小売店、大規模小売店と社会統制機関の対応もまた見逃しえない非常に大きな要因である。(前掲書、27頁)

(つづく)

393 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/07(火) 13:37
(つづき)

 「小売店、大規模小売店と社会統制機関の対応もまた見逃しえない非常に大きな要因である」とあり、『平成14年の犯罪』を調べてみると、実際に万引きは検挙件数の92%が民間協力を主たる被疑者特定の端緒としている。この値は他の窃盗手口に比べると飛びぬけて高い。


 このように、初発型非行によって推移が決定される少年検挙人員は社会統制機関の活動の産物という面が強く、少年犯罪発生状況としての信憑性は低い。


(つづく)

394 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/07(火) 13:37
(つづき)

■凶悪犯について

 中間報告には凶悪犯は2,212人(前年比11.4%増、このうち強盗は1,771人)とあるものの、ここ十数年の推移を見れば未だ微増ないし横ばいの範囲内である。

 最近十数年間の少年の凶悪犯検挙人員の増加は主に強盗による。そして、この少年の強盗検挙人員は1997年に突然増加した後ほぼ横ばいという、実に不自然な推移を見せている。

 このような少年の強盗の急増は警察の活動方針の転換によるところが大きいとの指摘が犯罪学の専門家からなされており、例えば鮎川教授は次のように述べている。

(つづく)

395 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/07(火) 13:38
(つづき)

 少年による強盗は今回の特集の眼目の一つであり,どのように当初の予測よりも結果がエスカレートしたかの調査をはじめとして興味深い内容と知見が示されている。筆者も,情報化の進展,少年たちの生活世界の変動などと関連させて論じたいところだが,スペースの制約もあり,ここではただ一つだけ,時系列のグラフの重要性を確認しておくこととしたい。


 図5-3-2-2ならびに図5-3-2-12である。これを見ると,平成8年から平成9年へかけて少年の強盗の検挙人員は1,068人から1,675人へと一挙に1.6倍に増加した様子が示されている。その増加がどれほど激しいものであったかにあらためて目を見晴らされるとともに,あえていえばそれが不自然なものであったことが分かる。フーコーらが唱えるような歴史上の認識論的断絶が起こり,突如として少年たちの行動が激変したかのごとくである。


 しかしながら,このグラフは,強盗もまた犯罪を行う者とそれを取り締まる者との相互作用のもとで生み出されるものであることにあらためて気づかせてくれる。それは例えば図5-3-5-4に示される大阪府における少年の非侵入強盗の検挙人員人口比の突出傾向を見れば明らかとなる。図5-3-5-6など各県別の強盗の検挙人員,少年の検挙人員などを見る場合には,もともと強盗の少なかった県では数件増加しただけで,数百パーセントの増加となることに注意する必要もある。また社会の耳目を集めた少年事件が起きた県において,その後少年の強盗の検挙人員が増加している県もあるように見受けられる。したがって「大都市のベッドタウン地域を抱えて人口増加が激しい都府県」あるいは「夜間に営業している店舗・飲食店が多く,通行人も多い大都市」等だけによって説明がつくというわけではないように思われる。(鮎川潤「社会変動と刑事政策 ―平成15年版犯罪白書を読んで―」『罪と罰』第41巻1号、平成15年12月 )

(つづく)

396 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/07(火) 13:38
(つづき)

   また、国学院大学の横山実教授は次のように述べている。


 犯罪統計で強盗が増加したのは、警察の強硬姿勢の反映でもある。かっては、少年が、金を脅し取った後に、被害者に暴行を加えたときは、窃盗および傷害の容疑で検挙されていた。しかし、警察は「悪質な非行には厳正に対処、補導を含む強い姿勢で挑む」(1997年6月3日の全国警察少年担当課会議での関口警察庁長官の発言)という方針を打ち出して、強硬方針をとるようになった(服部朗・佐々木光明、2000年、668頁)。それを受けて、警察庁は、8月には「少年非行総合対策推進要綱」を制定し、少年事件に係る捜査力の強化を掲げ、悪質重大な少年犯罪に対しては、まさに組織として取り組むことを宣言した。そこで、少年を検挙する場合でも、より重い罪名で行うようになったのである。例えば、中古のCD(Compact disk)を売っている店で、19歳の少女が、CDを万引きしたのが見つかり、逃げるときに店員を突き飛ばした場合でも、事後強盗で被害者を負傷させたという理由で、強盗致傷で検挙するようになったのである(寺尾史子、1999年、224頁)。このような重い罪種の適用という形のrelabelingを通して、警察は、実態以上に、統計の上で強盗の数を増やして、社会に少年犯罪の凶悪化を強く警告したのである5)。そのために、普通の人が「凶悪な強盗」と考えないような事件も、犯罪統計の上では、強盗事件に含まれるようになっている。日本では、強盗といっても、前述の事例のような些細な事件が、多く含まれているのである。なお、1995年から1998年にかけて、少年警察活動のnet wideningで、主要な罪種の多くが激増しているのに、恐喝は6.8%しか増加していないことが注目される。これは、おそらく、relabelingによって、これまで恐喝とされていた事件が、強盗として処理されるようになったことを反映しているであろう。その典型が、「ひったくり」事件である6)。(横山実『日本における少年非行の動向と厳罰化傾向』國學院法学第38巻4号)

(つづく)

397 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/07(火) 13:39
(つづき)

 なお、「少年非行防止法制に関する研究会」の座長である東京都立大学の前田雅英教授は、著書『少年犯罪 統計からみたその実像』(東京大学出版会、平成12年)の中で、強盗に関する上記のような見解を「専門的に見ればまさに奇妙な主張」だとしている。

 これに対して立教大学の荒木伸怡教授は次のように反論している。


 少年による強盗のみが近年増加したことは犯罪白書から明らかであり、それを否定する刑事法研究者はいない。また、その増加理由については、粗暴犯である恐喝の一部を凶悪犯である強盗と扱うようになったと理解されている。これに対して著者は、「『恐喝かさ上げ説』は、専門的に見ればまさに奇妙な主張」(一〇四頁)と述べている。粗暴犯である恐喝と凶悪犯である強盗との分水嶺は、抗拒不能であったか否かであるから、被害者の供述録取書にその旨を警察が記載しさえすれば、恐喝ではなく強盗として、検察庁・裁判所にそのまま通用して行く。この意味でこれは、刑事手続の実態についての著者の無理解を露呈した記述である。(荒木伸怡「統計は犯罪の実像を示しているか」『法学セミナー』第553号)


 以上から明らかなように、この十年ほどの間に起きた少年の強盗検挙人員の増加は犯罪の実態を表すものではない。

(つづく)

398 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/07(火) 13:39
(つづき)

■「街頭犯罪の検挙人員の7割弱は少年」という点について

 しばしば誤解されていることだが(意図的かどうかは不明であるが、警察白書ですら解釈を誤っている)、「街頭犯罪の検挙人員の7割弱が少年である」という事実は「街頭犯罪の約7割が少年によって敢行されている」ことを意味しない。

 まず、街頭犯罪に限定せずに一般刑法犯に関して言えば、検挙されたものには膨大な余罪のある場合が多い。一般刑法犯の検挙件数は約半数が被疑者の取調べを主たる被疑者特定の端緒とする余罪であり、検挙人員だけを見ていたのではこれを見落とすことになる。

 さらに、少年犯罪は成人に比べて共犯率が高く、成人事件の共犯率が15%前後なのに対し、少年事件のそれは30%近い。そのため、少年の検挙人員は多くなりやすいと推測される。

(つづく)

399 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/07(火) 13:39
(つづき)

 実際に警察庁の『平成14年の犯罪』を調べると、一般刑法犯検挙件数(平成14年、解決件数を除く)の内訳は成人事件が74%、少年事件が24%、そして成人・少年共犯事件が2%であり、成人事件は少年事件のほぼ3倍である。

 中間報告で取り上げられている街頭犯罪に目を移すと、『平成16年上半期の犯罪情勢』によれば、街頭犯罪八罪種((路上強盗、ひったくり、部品盗、車上ねらい、自動販売機荒し、自動車盗、オートバイ盗、自転車盗)の検挙件数の内訳は(平成15年、解決件数を除く)、成人事件が71%、少年事件が25%、そして成人・少年共犯事件が4%である。検挙人員は成人34%、少年66%であり、比率が完全に逆転してしまう。

 つまり、「街頭犯罪の七割が成人によって敢行されている」と推測できる。

(つづく)

400 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/07(火) 13:40
(つづき)

 窃盗犯は一般に余罪が多く、特に街頭犯罪の検挙件数は「平成14年の犯罪」によれば自転車盗(20%)とオートバイ盗(40%)を除いた全ての手口で大体70%〜90%が余罪である。

 そして、「平成16年上半期の犯罪情勢」によれば、平成15年の街頭犯罪八罪種における成人事件の共犯率は29%なのに対して少年事件は45%である。

 したがって、街頭犯罪八罪種の検挙人員における少年率が高いと言っても、それは成人に比べて少年の共犯率が高く、かつ検挙人員に少年の占める割合の高い自転車盗とオートバイ盗(特に後者)に余罪が少ないというだけの話なのではないか。

(つづく)

401 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/07(火) 13:42
(つづき)

 付け加えるならば、治安情勢を分析する場合の統計上の指標とされる「重要犯罪(殺人、強盗、放火、強姦、略取・誘拐、強制わいせつ)」及び「重要窃盗犯(侵入盗、自動車盗、ひったくり、すり)」の検挙件数(平成14年、解決件数を除く)は、前者の84%、後者の85%が成人事件である。

 警察の統計は組織の活動記録という側面が強く、犯罪発生状況の指標としての信憑性は低い。しかし、検挙件数は犯罪被害の件数を加害者の年齢別に把握することのできる唯一の統計であり、少なくともこれに依拠する限りは「犯罪の大多数が成人によって敢行されている」という結論しか出てこない。

 政府の「犯罪に強い社会の実現のための行動計画」に掲げられた法制上の課題について具体的な解決策を検討することを目的の一つとして設置された「少年非行防止法制に関する研究会」であるが、「行動計画」が少年犯罪対策を重点課題に選んだこと自体の根拠が薄弱であると言えるのではないか。

(つづく)

402 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/07(火) 13:42
■座長の前田雅英東京都立大学法学部教授について

 「少年非行防止法制の在り方について(中間報告)」の座長を務める刑法学者の前田雅英東京都立大学法学部教授は、統計に基づいた少年犯罪深刻化論者としても著名な人物であるが、その手法には極めて問題が多い。

 例えば、『少年犯罪 統計からみたその実像』(東京大学出版会、平成12年)の中で、前田教授は検挙率の低下を考慮すると称して少年検挙人人口比の「検挙率補正値」を算出し、それに基づいて少年犯罪が深刻な状況にあると主張している。

 しかしながら、そのような補正の妥当性については、立教大学の荒木伸怡教授や評論家の宮崎哲弥氏を始めとして、複数の評論家や専門家から批判がなされている。詳しくは荒木伸怡「統計は犯罪の実像を示しているか」(『法学セミナー』第553号)、宮崎哲弥・藤井誠二『少年の「罪と罰」論』(春秋社)、および三島聡『刑事法への招待』(現代人文社)などを参照されたい。

(つづく)

403 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/07(火) 13:43
(つづき)

 そして、昨年出版された同教授の『日本の治安は再生できるか』(ちくま新書、平成15年)はさらに酷い。

 まず、前作の「検挙率補正値」に代わって「推定犯罪率」なる妥当性の怪しい指標を導入している。「推定犯罪率」は認知件数を検挙人員の比で成人と少年に割り振るというもので、およそ刑法の専門家のやることとは思えない(2-3参照)。また、「検挙率補正値」への批判も一部当てはまる。

 また、この本は極めて欺瞞的である。数学的にこじつけとしか思えない記述が数多く見受けられ、その上データの取り扱いが極めて怪しく、時には改竄の疑われる箇所すらある。

(つづく)

404 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/07(火) 13:43
(つづき)

 たとえば、強盗の検挙人員は成人や少年、それに外国人といった各グループの検挙人員の和である。警察庁の犯罪統計書によると1991年以降の強盗の検挙人員増加のうち、来日外国人によるものは10%に満たない。検挙件数についても同様である。

 それにも関わらず、前田教授は来日外国人犯罪が少年犯罪と並んで「強盗などの急増の最も主要な因子」(前掲書、191頁)であると断言している。

 これだけでも噴飯物なのに、その根拠は「たとえば日本で検挙された事件の三・四%が来日外国人によるものであるが(平成一三年)、来日外国人の強盗罪検挙件数の割合は、その倍の七%となっている」(前掲書、53頁)というもので、何の説明にもなっていない。

 前田教授は、他にも認知件数と検挙件数の比である検挙率のように多変数関数として定義される指標の分析を幾つか行っているものの、どれも数学的に中途半端或いは全く滅茶苦茶である。

(つづく)

405 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/07(火) 13:44
(つづき)

 データの取り扱いに関しては、例えば61頁の「図15 外国人犯罪検挙数の推移」は検挙件数のグラフなのに、縦軸に(万人)と記している。このため、外国人の検挙者が実際の何倍もいるかのような印象を与える結果となっている。

 同じ様なデータの取り違えは随所に見られ、しかも、それらが前田教授の自説を補強する結果になっている例が少なくない。

 さらに、91頁の家庭裁判所の処理状況を論じている箇所では、引用された家裁送致少年の総数、不処分及び審判不開始の数は司法統計と一致するのに、処分者の数は実際より少なくなっている。また、処分者の内訳が示されており、項目別の数値は司法統計と一致するのに、それらの和は本文中にある処分者の合計と一致しない。

 ここまでくると、家庭裁判所の処分が甘いとする自説を補強するために処分者の数字を改竄したのではないかと疑わざるを得ない。

(終わり)

406 名前: 388 投稿日: 2004/09/07(火) 13:46
以上、警察庁生活安全局の「少年非行防止法制の在り方について(中間報告)」に対して送った意見でした。

http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/news/410/1057844668/nt388-405

407 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/07(火) 23:32
>>385
スクールセクハラの関連ニュースです。
いうまでもなく、これは氷山の一角でしょう。
「教員をはじめとする教育関係者全員を厳重な監視下に置く」という松代さんの意見に激しく同意します。


★わいせつ教員5年で22人処分

・児童や生徒の体に触ったり、女性にセクハラをしたりする「わいせつ行為」などで
 99年度から約5年間に、県内の公立学校の教員22人が懲戒処分を受けていた
 ことが3日、朝日新聞社の情報公開請求で分かった。このうち8人は最も重い
 懲戒免職だった。今年は、すでに4人が懲戒免職や停職処分を受けており、
 県教委は通知を出して防止に努めている。

 文部科学省は、教員と生徒の性的関係は同意の有無を問わず、すべて
 「わいせつ行為」と判断している。
 22人の内訳は、小中学校の教諭や教頭が10人、高校の教諭が12人。

 処分の種類は懲戒免職が8人だったほか、10人が停職、3人が減給、1人が
 戒告。わいせつ行為の相手が、自分の学校の生徒だったのは14人。うち7人が、
 顧問を務める部活動の部員だった。
 開示されたのは、本人に渡された処分文書。発令日や、教員の氏名、学校名は
 黒塗りで、公開されなかった。

 ある高校教諭は顧問を務める部活の生徒とキスをしたり、性的関係をもったり
 した。このほかにも別の3人の生徒の体をさわる、抱きつくなどの行為を繰り
 返して懲戒免職となった。
 また、今年5月、女子生徒に手紙で文通し、下着を差し出すことを迫るなどしたと
 して警察に逮捕された高校教諭が懲戒免職。6月には、中学校教諭が女子高生に
 現金を渡してみだらな行為をしたとして逮捕され、懲戒免職になっている。

 22人のうち、この教諭を含む16人の処分を、県教委は公表していない。県教委は
 「被害者の保護や人権擁護の観点から公にしなかった。公開基準を作った03年
 1月から、すべて公表している」と説明している。
 県教委は5月と7月の2回にわたって、各校の校長に指導を徹底するよう注意喚起。
 「児童生徒と親密な態度で接し、2人きりになるなど誤解を招く状況を避けること」
 「食事やドライブなど児童生徒との個人的な面会を避けること」などの通知を出した。
 http://mytown.asahi.com/niigata/news02.asp?kiji=6469

408 名前: 407 投稿日: 2004/09/07(火) 23:35
>>406は新潟県のニュースです。
全国だとどれぐらいセクハラ教師がいるやら…。
いまや学校に子供を預けるのは、一番危ない選択肢のひとつなのかもしれません。

409 名前: 392 投稿日: 2004/09/09(木) 02:00
>>385
>教育を心情的にとらえ、自分が何とか導いていこうとする教育愛を基礎として
なんか宗教みたいだなあ。

410 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/09/09(木) 12:04
392さん>
 愛とか言ってる段階でアウトでしょう。要は自分が子どもから承認(上位承認)されたいだけです。ユニセフの会合にも、この手合いが出ていて「愛さえあれば人権は要らぬ」と訴えていましたが、さすがに全員が引いてました。

 こういう人達は、「お前を愛しているんだから」と言われながら、親や教師から虐待を受けた人間が相当数いることを、都合良く忘れますね。彼らがこの話を聞いたら、どう思うかを想定した方が良いのでは? 不信感が募るだけでしょうし、実際にこの不信感は当たっているでしょう。

411 名前: 松代 投稿日: 2004/09/09(木) 13:03
児童保護関連のニュースを見繕ってみました。

それにしても、虐待は「休みの日など大人が家にいる時に起こりがち」って、そら当たり前だろて思うのは、自分だけかいのぅ〜

http://www.asahi.com/edu/kosodate/TKY200409080298.html
>児童虐待対応、24時間体制に 全国の相談所で来年度
>子どもへの虐待が深刻化するなか、厚生労働省は来年度から、全国の児童相談所のうち60カ所で、夜間、休日にも児童福祉司などの専門職員を置き、24時間365日の体制で相談に応じることを決めた。「休みの日など大人が家にいる時に起こりがち」との判断から実態に合う運用を始める。

これなんか、本気でやってくれるのなら、諸手を挙げて歓迎したい事業ですね。
ただ、あえて陰謀論的な解釈をするなら、某やんごとなきかたの御息女の発育情況が「大きく作用している」との見方もあります。ふぅ〜〜んって感じです。

http://www.asahi.com/national/update/0907/041.html
>発達障害支援に本腰 厚労省、05年度からモデル事業
>自閉症や学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)などの発達障害の人を、一人ひとりの特徴や成長に合わせて本格的に支援しようと、厚生労働省は05年度から文部科学省と協力してモデル事業を全都道府県で実施する。省庁の枠を超えて、乳幼児期から成年期まで一貫した支援体制づくりをめざす。

ただねぇ、児童保護関連では「仏つくって魂入れず」ってのが、あまりにも多いんだよな。
いわゆる表現規制関連の手が早いことに比べて、こういう「児童保護に直結する事業」となると、あまりにも動きが遅くて小さいのが、本当に滑稽なぐらい。
この家庭訪問事業なんてのはその典型例だけど、下手に虐待事例なんか掘り起こしちゃったら、役人の手間が増えちゃうワケですよ。もちろん、お金も人手も必要になる。児童保護なんか、いくらやったところで票にも利権にも結びつかないから、できれば「やったふりだけ」して放置したいというのが、役人の偽らざる本音でしょう。

http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/bebe/news/20040907k0000e040079000c.html
>児童虐待防止:家庭訪問事業が不振 厚労省、活用呼びかけ
>児童虐待を減らすため、国が補助金を出して今年度から始めた家庭訪問事業を実施している市町村が、国の想定数の13%にとどまっていることが厚生労働省の調べで分かった。相談待ちではなく、手遅れになる前に支援を図る積極策で、虐待防止効果に期待が高かった。厚労省は、実施率が低い状況が続くと事業が縮小・廃止に追い込まれる可能性もあるとして、活用を呼びかけている。
>しかし、今年度当初予算でこの事業を計上して実施しているのは、125市町村しかなかった。未実施の理由に「厳しい財政事情」を挙げているところが多いという。

412 名前: 松代 投稿日: 2004/09/20(月) 13:58
まぁ、お里が知れるというのはこういうことですよ。
以前にもニュース紹介の中で指摘しましたが、有害情報規制の熱心さに比べ、実在児童に対する具体的な施策となると、これがからっきしだめですからね。

また、反ポルノ活動を行う団体の多くは、ポルノ、特に児童ポルノがこどもへの虐待を助長しているという認識の下に、ポルノ廃絶を訴えかけています。
しかし、具体的な実在児童へのケアや虐待防止策となると、きちんとした意見表明さえしていない団体が少なくありません。
とあるキリスト教系の婦人団体では、最近の機関誌で「子どもポルノコミックやパソコンゲームが大量に合法的に出回っています。子どもの尊厳を犯してよい「表現の自由」はあり得ません」と、独自の価値観に基づく一方的な現状認識を披露したうえ「何より子どもを性的対象物とする価値観を正当化し、再生産し続けている問題に対して、しっかりと取り組んでいかなければならないと考えます」としていますが、こういう行政のあり方こそ、こどもへの虐待を正当化し、再生産し続けている問題と言えないでしょうか?
しかも、この団体の中心者は、青少年の健全育成や虐待防止に関する行政の諮問機関に、一定の影響力を行使できる立場にあるのです。
にもかかわらず、彼らは行政のあり方に疑問を示すことなく、有害情報の排除に血道を上げているのです。

彼らの言うところの「こども保護」がどのような意図の下に進められているのか、非常によくわかるやり方だと思いました。

http://www.asahi.com/edu/kosodate/TKY200409160241.html
>知事会の補助金廃止案、虐待対策も対象に 専門家は懸念
>国と地方の税財政改革(三位一体改革)で、国の補助金削減のため全国知事会などがまとめた補助金廃止案の対象項目に、虐待を受けた子どもをケアする対策費や、子どもを受け入れる児童養護施設の費用が含まれていることがわかった。廃止されると、虐待問題への取り組みは地方自治体の裁量にゆだねられることになる。虐待対策は今でも地域格差が大きく、専門家から疑問の声があがっている。

413 名前: 松代 投稿日: 2004/09/20(月) 13:59
悪ふざけ?
校長からしてやっていいことと悪いことの区別がついて無いから、こどもに手を出す教員があとを絶たないのだろうね。だいたい、加害者と被害者で言ってることが違いすぎるし、これも匿名報道というのがむかつく。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040920i301.htm
>「記念にもらう」と中学校長、女生徒の髪切る…埼玉
>埼玉県鳩ヶ谷市内の市立中学校で、校長が3年生の女子生徒(15)に対し、「短い方がいい」などと言いながら髪の毛十数本を約10センチ切っていたことが19日、わかった。校長は事実を認め、「悪ふざけで、校長として慢心があった」と謝罪した。
>女子生徒は、泣きながら担任に報告。「後ろから抱きつかれ、ほおを寄せられた」と訴えているという。

http://www.kobe-np.co.jp/edu/s-9/01.html
>1.発生率15倍 突出する中学教師
>教師によるわいせつ行為などの性犯罪は、本当に多いと言えるのか。いくつか試算してみた。例えば、兵庫県警が今年一―九月に強制わいせつ(未遂含む)容疑で摘発、逮捕したのは七十九人。県内の十五歳以上六十五歳未満人口を基礎にすると、四万八千人に一人という計算になる。
>一方、県内の中学校教師は臨時教員を含めて約九千五百人。同容疑で同じ期間に逮捕された教師は三人、三千二百人に一人だ。男女構成比の違いを無視した計算にはしても、発生率は、先の平均値の実に十五倍に上る。
>こんな数字もある。県迷惑防止条例違反を含むわいせつ事案で逮捕された中学教師は五人。県内の中学校は三百九十五校。七十九校に一校が今年、逮捕者を出したことになる。中学教師の性犯罪は確かに多い。「個人の資質」では済ましようのない数字が並ぶ。

全文目次
http://www.kobe-np.co.jp/edu/s-9/index.html

414 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/20(月) 14:57
>同容疑で同じ期間に逮捕された教師は三人

スクールセクハラは多そうだけど、これだと数が少なすぎて
統計分析にはなじまなさそう。
全国規模でやらないとちゃんとした結果は出ないかも。

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