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まったりプリキュアの雑談をするスレ
1ふたりは名無しさん:2004/07/29(木) 19:35 ID:dQuk84LM
ここでは殺伐、荒らしの定義などの議論抜きで純粋に
プリキュアの話題で盛り上がりたい人同士まったり雑談するスレです。

2ふたりは名無しさん:2004/07/29(木) 19:40 ID:dQuk84LM
プリキュアの雑談がしたい、もっとまったりしたい、現行の雑スレの雰囲気が苦手…
そんな人はこっちで一緒に雑談しましょう。

早速ちょっと話題ふり。
来週のアレ、ジャアクキング様の最終形態なのかイルクーボの最終形態なのか、
それとも二人がフュージョンした姿なのか…。
ジャアクキング様だって言ってる人多いけど肌の色やら見るとイルクーボにも
見えなくも無いから微妙なところだ。

3ふたりは名無しさん:2004/07/29(木) 19:56 ID:mo2vmlMo
>>2
うるせー、ばか

4ふたりは名無しさん:2004/07/29(木) 20:22 ID:dQuk84LM
追加。>>3の様にただ罵倒したいだけの人はよそでどうぞ。

5ふたりは名無しさん:2004/07/29(木) 20:25 ID:mo2vmlMo
>4
うるせー、ageるぞばか

6ふたりは名無しさん:2004/07/29(木) 20:26 ID:5Yk5rghw
基本的にここでは馬鹿は放置ってことで。

>>2
あれはイルクーボ。
もし邪悪王だったら何であんなに小さくなってんの?ってことになる
だから邪悪王じゃない。話のわかる奴だ。

7ふたりは名無しさん:2004/07/29(木) 20:28 ID:mo2vmlMo
>6
うるせー、ばか
お前のようなばかは放置しない。

8ふたりは名無しさん:2004/07/29(木) 20:51 ID:dQuk84LM
>>6
わざわざ相手にあわせて小さくなるってのもなんだしね、
やっぱりイルクーボか。かくいう自分もいちおイルクーボ派。
イルクーボ好きだったからショックだったよ…。
ジャアクキング様は鎖に繋がれたまま雷攻撃でもしてくれると嬉しい。
部下失敗した時とかにあれで脅してたし怒った時もイライラぶつけるように
落としてたから自在に操れるみたいだしね。

だけどイルクーボはそんなの気にしない。見た目とか崩れまくり。ヤバい。

9ふたりは名無しさん:2004/07/29(木) 21:11 ID:mo2vmlMo
こっちの>>1もわかってないぞ

10ふたりは名無しさん:2004/07/29(木) 21:19 ID:.LEZUfq.
ジャアクキング様、衰弱しきってとうとうちっこくなっちゃったとか……。
男性の器官の一部みたいに。

11ふたりは名無しさん:2004/07/29(木) 21:22 ID:dQuk84LM
まさに萎え、かw

12ふたりは名無しさん:2004/07/29(木) 22:09 ID:.LEZUfq.
それに対し全てを生み出す力はクイーンによる出産という比喩で(ry

13ふたりは名無しさん:2004/07/29(木) 22:18 ID:dQuk84LM
女王がミップル出産するところ考えたらカンガルー思い出した。

14ふたりは名無しさん:2004/07/29(木) 22:56 ID:QYfk5E5U
そもそもミップルって女王の血縁なの?
姫って言っても形がクイーンと全然違うような。

15ふたりは名無しさん:2004/07/29(木) 22:59 ID:4qYeFUIM
>>14
クィーンは作り物で、中の人がいるという説が2ちゃんの
本スレに出ていたな。

16ふたりは名無しさん:2004/07/29(木) 23:03 ID:5Yk5rghw
>>15
蓮の親父みたいに巨大なオーバーソウルで姿を隠しているとみた!

17ふたりは名無しさん:2004/07/29(木) 23:18 ID:dQuk84LM
オーバーソウルキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

18ふたりは名無しさん:2004/07/29(木) 23:20 ID:.LEZUfq.
光の園のシーンはチラッと出てきたねぎ星人もどきが気になって仕方ない。

19ふたりは名無しさん:2004/07/30(金) 14:14 ID:xcaSgTBw
288 名前: ふたりは名無しさん [sage] 投稿日: 2004/07/30(金) 05:21
ttp://www.maru-sa.co.jp/news.htm
これはマジなのか第二期を2年目と言い間違えてるだけなのか……

20ふたりは名無しさん:2004/07/31(土) 01:10 ID:fgQS2.PI
>>19
2年目…だと信じたい。

21ふたりは名無しさん:2004/08/02(月) 16:07 ID:pxbORF9w
>2
イルクーボでしたね。しかもご主人様にやられるというあんまりな最後。
これで前半のボスクラスは闇イルクーボを除いて全員その場の勢い勝ち。
後半もこの方向なのかなあ。

22ふたりは名無しさん:2004/08/02(月) 23:40 ID:MwPan.us
>>19
はっきり来年と書いてあるし、つい数日前に更新されたものらしいから
やはり2年目のことを指していると受け取っていいかも。

23ふたりは名無しさん:2004/08/04(水) 17:15 ID:9aYZ01G6
イルクーボたんはご主人様にヤられちゃいますたね。
しかも電撃プレイで逝っちゃってますたね。ごめんなさい変な事言いました

24ふたりは名無しさん:2004/08/05(木) 01:09 ID:GOL7hbMs
>>19
まずい、削除されてます。
ttp://www.maru-sa.co.jp/news.htm
どこかから圧力がかかったのか、それともその情報自体が・・・・。

25ふたりは名無しさん:2004/08/07(土) 01:45 ID:CDZYROik
>>23
僕等はナカーマだ!(・∀・)人(・∀・)

26ふたりは名無しさん:2004/08/07(土) 20:38 ID:sOne5vCI
第2期はなんとか『鉄の防御力・紙の攻撃力・頼みの綱は必殺技だけ』状態から抜け出してほしいプリキュア
でも結局は小さい女の子向けのアニメなんで派手にできないという事情があるのよね。

27ふたりは名無しさん:2004/08/09(月) 16:00 ID:QJikQla6
本スレでは邪魔になりそうだしこっちに書き捨てとくか…話種としては雑談だし。
本スレで「何故なぎほのは新たな戦いに駆り出されることに葛藤がないのか?
メポミポも、なぜ二人を再び戦わせることに負い目や遠慮を感じないのか?」という
問題提起があったのね。それに対する私の考え(以下長げーっす。要忍耐)。

肝要な点の一つは、メポミポとなぎほのの絆がどれくらい深いかということだと思う。
それには26話の別れの描き方がいくらか示唆を含む。というのは、私は観る前には
もっとドライな別れの瀬戸で「また会いに来てねー」とか明るく別れて終りと思ってたのが、
ああいう二度と会えないみたいな描かれ方だったわけで。ほのかが「また…会えるよね」と
言うのに、否定的に言葉を濁す淫獣、さらに、ほのかが「いつでも遊びに来てちょうだい!」と
言っても「今までお世話してくれてほんとうにありがとうミポ」と的を外して答える淫獣。
まあ観てると、ポルンがいるから何時でも会えるだろ?と突っ込みたくもなるんだけれど、
しかしこれは、むしろあえて「涙のお別れ」として描いたんであって、それによって
メポミポとなぎほのの親近さを強調したというのが、制作者側の意図だったんじゃないか。
そう考えれば、なぎさが「終ったんだね、ほんとうに」と洩らすのは、プリキュアやメポミポという
非日常との別離を名残り惜しむ、現実にたちかえっての実感と解釈できるし、ほのかの科白
「これでいいんだよね。もう戦うこともないんだから。これで、良かったんだよね」も
戦いと同時に、メポミポとの絆もまた途絶えたことを自分に納得させようとする言葉と取れる。
つまり多少の不整合を犯してまで、なぎほのの中でメポミポの存在が大きかったことを描く、
それがあの26話の演出意図だったと思うわけ。それを敷衍すれば27話で非日常が再び生活に
触れて来たときに、二人にあまり葛藤がないのもむしろ自然なんじゃないかと思う。

もう一つの要は二人の戦いに対する態度。まず言いたいのは、あれだけ主義主張を喚きながら
戦うバトルって珍しいと思うし、21話の黒「上等!力づくでも分らせてやる!」の科白が
印象強いのがまた示唆を与えてくれると思う。
というのは、二人にとっては、実は戦いはほぼ対話に近いものなんじゃないか、という意味だけど。
ほんとうは戦いなんかしたくないんだとは、なぎさもほのかも心中で考えてないんじゃないか。
その結果が悲劇や決裂に至るとしても、かならずしも戦い自体を忌避したいという結論には
ならないんじゃないかと思うんだな。ああいう戦い方をするあの二人においては。
そういう視座で見ると、新たな戦いを前に躊躇するなぎほのというのはむしろ似合わないと思える。
またキリヤみたいな状況に陥っても「運命なんて変えてしまえばいい!」の鋭気の一言で
葛藤なんか乗り越えてゆくんじゃないかしらん、あの二人は。まあその方が個人的には好きです。

もちろん一つの現象には幾つもの解釈が与えられるべきだし、以上はそのうちの、
やや個人的な嗜好に偏った、一つの見方に過ぎません。同意より差異の方が重要であるような。

28ふたりは名無しさん:2004/08/09(月) 16:13 ID:QJikQla6
……とか書いてるあいだに公式予告更新!イヤッホウ!

>こんなたたかい、いったい、いつまでつづくの?
>みんなでなかよくできないの?

あらっ。やっぱり戦いを忌み嫌っててるみたいな物言いだわね。いやん。

29ふたりは名無しさん:2004/08/15(日) 09:34 ID:FMlXmlnw
ちょっとレギーネの欠片おいていきますね。


30ふたりは名無しさん:2004/08/15(日) 21:46 ID:zG74q44c
>>29
レギーネと聞いて、ふと思ったことがある。
逆に読むと「ネーギレ」…「値切れ?」

大阪のおばちゃんか?
 当方関西人、今日見たのは27話。

31ふたりは名無しさん:2004/08/17(火) 02:42 ID:vgpiZU9Q
28話のあの大量発生ザケンナー。
劇場版ドラゴンボールZ(メタルクウラのヤツ)のパクリじゃん!と思ったのは自分だけ?
盛り上がっているところで勝手に終わらされているのも同じだし。
と思って調べてみたら案の定、それの監督が西尾SDだった。←28話の演出

32ふたりは名無しさん:2004/08/17(火) 21:07 ID:esS0.SFw
>>31
そういやオープニング曲も三つ目が通るのに似てるな。

33プリキュア専用板の実態:2004/08/30(月) 14:53 ID:7aHoHZlk
1位 プリキュア雑談スレッド(1107)
    800後半から激荒れ⇒分類不能のネタスレ
2位 プリキュアとナージャと愉快な仲間達(753)
    愉快な仲間が増加中
3位 あと○分書き込みがなければのガイドライン(482)
    シンプルな願望吐露
4位 プリキュアで百合萌えするスレ(348)
    避難所以上アニサロ未満
5位 ふたりはプリキュアネタバレスレ(331)
    アニメ誌ヲチ
6位 サブキャラに萌えろ(265)
    十人十色
7位 プリキュアAAをあつめるスレ(176)
    律儀に伸びてる
8位 プリキュア造語(152)
    実用性皆無
9位 【祝】ふたりはプリキュアを振り返る【最終回】(137)
    予言スレ(35話は刮目せよ)
10位 プリキュア本スレの愚痴を語るスレッド(111)
    地味に機能
10位 入澤キリヤを語るスレッド(111)
    六月がピーク
次点 アニメ最萌トーナメントのガイドライン(97)


逆順
1位 er(1)
    宇宙語スレ
1位 え!え!え(1)
    見逃した人の嘆き
3位 Daniel Bornez Martinez(2)
    誰?外人?
3位 【なぎさ】ふたりはプリキュアのコスプレ【ほのか】(2)
    コスプレについて熱く語ります
3位 どこに売ってるの??(2)
    カードダスは買えましたか?
3位 なッちあリがトう( ○ ´ ヘ` ● )(2)
    ありがとう
3位 プリキュアぬりえ、やらないか? (Part2)(2)
    塗り絵スレは盛り上がらないの法則
8位 プリキュアの同人誌(3)
    描きはしません
8位 二人はプリキュラの塗り絵(3)
    塗り絵を買う200円が惜しい
10位 プリキュアの試作AA(4)
    これはプリキュアじゃない
10位 キャラミル研究所@プリキュア支部(4)
    趣旨が面倒
10位 ふたりはプリキユア(4)
    4レスで突き抜けた

34ふたりは名無しさん:2004/09/03(金) 16:23 ID:7X2WRbE6
   なかよし版はヘシンがないので
 普通の漫画っぽすぎていまひとつだよな
         (゚д゚ )
         (| y |)

  真顔で「部活も勉強も楽しいもん♪」
 と言ってのけるほのかは常人離れしてるよな
         (゚д゚ )
         (| y |)

  「今日も絶好調だね!」「何が?」と
 自分の蘊蓄女王ぶりに自覚がないのも凄いよな
         (゚д゚ )
         (| y |)

  へこたれてるのをすぐ顔に出すなぎさは
 次期キャプテンとしては相応しくないかもな
         (゚д゚ )
         (| y |)

 本名陽子の演技は段々仰々しくなってきたよな
    なぎさには合っているけどな
         (゚д゚ )
         (| y |)

   なぎさの部屋のぬいぐるみは変すぎる
 ほのかもそれを指摘して話題にしてほしいよな
         (゚д゚ )
         (| y |)

 敵キャラの雰囲気はホント後半入ってがらりと変ったな
   流石プリキュア 俺達の予想の遥か上を行く
         (゚д゚ )
         (| y |)

    電波みたいだけど電波じゃない
   それがプリキュアの他にない魅力だな
         (゚д゚ )
         (| y |)

35ふたりは名無しさん:2004/09/05(日) 18:50 ID:QRhGuHQU
>>33
スレ整理されましたね。管理人乙。

(…「ナージャで抜いた椰子」の最後のレスだけ読みそびれた…)

36age何卒不悪:2004/09/06(月) 22:28 ID:otpv18cs
うぃ。お伺いを立てるわけじゃないんですが、
というよりお伺いを立ててちゃんとした反応が得られそうな場所が
見当たらない(ほど板が寂々としてる)ので、ここに報告しますが
半分実用、半分ネタの新スレを立てさせていただきまつ。

タイトルは「プリキュアの科白を書き起こすスレ」です。

もちろん立て逃げはしない心構えですが、別段盛り上がる見込みもない
スレッドを新たに立てるのに、挨拶なしじゃ不遜だなと思い
ここに報告した次第でございやす。以後お見知りおきを。
レスが増えれば名場面データベースの用ぐらいは果すかもしれません。

37ふたりは名無しさん:2004/09/07(火) 04:03 ID:Q4jrqdoI
雑談ディスガ

絵板:えろ可板が…
エロ絵師が非常に入りにくい空気になっているのだが…

38ふたりは名無しさん:2004/09/07(火) 14:39 ID:r4EMx7R.
>>37
最近行ってなかったから見てみたよ。うむ、言いたい事はほんのり判ったw
けどエロ可とちゃんと表記もなっているんだから本来自由に使える立場の
人が遠慮する必要は一切無いと思われる。
もし37さんがエロ絵師様なら胸を張って素敵なエロ絵を描いて下され。

39ふたりは名無しさん:2004/09/08(水) 00:42 ID:BeEqW.u6
雑談スレ
>>1138
管理人さんですか?いろいろと乙です。
お伺いしますが、ネタバレスレを強制sage設定にはできませんか。
もし可能でしたらお願いしたいです。

40誰か助けて〜!:2004/09/16(木) 16:43 ID:zrhLGNHM
すみません!アニメ最もえトナメの支援準備の為
トナメ専用スレのUpローダーをお借りしたいのですが、
したらば工事のためか、これより前のページが読めなくなって
しまっておりまして、
アドレスがまったく分かりません!
どなたか、助けてください〜!!

なぎさスレとマルチしてしまいましたがお許し下さい。

41誰か助けて〜!:2004/09/16(木) 17:25 ID:zrhLGNHM
解決しました。
お騒がせしてしまって申し訳ありません。

42ふたりは名無しさん:2004/09/16(木) 21:55 ID:IFJ.tNZs
netabbs.infoがJBBS@livedoorからの移転希望を受付中です。
重くて使い物にならないとお嘆きの方、ほりえもんが嫌な方どうぞ。
http://netabbs.info/test/read.cgi/rinji/1095329929/

43ラジオの前の Boys&Girls!!:2004/09/23(木) 17:22 ID:7whif3..
(゚∀゚)アヒャ :いよいよ始まりました、特別番組“プリキュアch・ベストヒット”!
 この番組では、皆様から数多くいただきましたリクエストカードと、
 番組製作委員会による審査とで決定した、プリキュアchのスレッド・ベストテンを
 カウントダウン方式で発表しつつ、時間の許すかぎり名無し達の数々の名レスを
 ご紹介したいと思っております。最後までおつき合い下さい!
(゚Д゚)マズ :本スレに書込みたい……でも規制中!そんな悩みが僕と専用板との
 出会いの切っ掛けでした。今はもうそれも青春の思い出ですが、あらためて顧みても、
 アニメ第8話との出会いや、プリキュアドールを手にした時の感動よりも何よりも、
 まずこのプリキュアちゃんねるとの出会いこそが、僕の青春で一番貴重な邂逅だったと
 断言していいと思います。リクエストを寄せていただいた皆様とともに、今宵は
 このなつかしい専用板の、様々な屈曲ある歴史を振り返ってみようではありませんか!
(゚∀゚)アヒャ :──それではまずランキング第10位の発表です!
 大田区の本多ジョビ子さん、福岡県飯塚市の雪城ボンボン丸さん
 ほか沢山のリクエストで、『プリキュアの奇妙な冒険』スレッドです!

 http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/anime/1261/1087555663/

(゚Д゚)マズ :6月21日から7月12日までの休養期間を得て見事復帰、……しかしその後
 8月2日から9月半ばまでスランプに陥ったあと、今度は第30話のほのかの名言
 「一緒に行くポポ」を元にしたネタをひっさげ、三たび不死鳥のごとく復活!
 有名漫画を下敷きにした定番のネタスレですね。>16-19の四千字に渡る
 長文ネタが病的でいい感じです!はっきりいって元の漫画を知らないと
 面白味も半減なのですが、元ネタを知らない奴は去れ!そんなダンディズムが
 熱いネタの行間から立ち昇ってきます!
(゚∀゚)アヒャ :ひっそりと目に付かないところで投下される高度なネタ……。
 「俺は人を笑わせるために戦ってるんじゃない。俺は俺のために戦っているんだ!」
 そんな叫びに共感できる強者たちの集うスレが、堂々の10位にランク・イン。
 馴れ合いや萌えばかりではない、プリキュアchの裾野の広さを感じさせてくれる
 順位結果でした!
 ──それではつづいて第9位の発表行きましょう、…『募集です;』スレッド!

 http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/anime/1261/1087819525/

(゚Д゚)マズ :6月21日から八月末までに30強しかレスがついていませんが、
 何気にコンスタントに伸びています。一週間を置いてのレスはあたりまえ。
 趣旨は分類不能。男性キャラ全般に萌えるスレ?……猫耳・尻尾が生えた
 イルクーボの話が出来るのはここだけでしょう!
(゚∀゚)アヒャ :とらえ所のないスレタイですが、こういうスレッドがまったりレスを
 伸ばしているのを見ると、まったく機能してないと言われていた一時の避難所も
 なかなか捨てたもんじゃないと思えますよね。北広島市の黄昏ミミさん、
 北海道は函館市のスカンジナビ夫さん、愛知県の吉田クリントンさん他沢山の
 リクエストで、ランキング第9位、『募集です;』でした!
 ──さて続きましては第8位の発表です!リクエストは港区の菊池ギヨ子さん、
 本庄市のオクラホマ幹夫さん他、またまた沢山いただいております!

 http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/anime/1261/1087064105/

(゚Д゚)マズ :これはダークファイブの数ある追悼スレの中でも一番追悼スレらしいスレ、
 ポイズニーの野辺送りスレッドですね。レス数は少ないですがその分純粋な
 追悼メッセージが多く、しんみりさせられます。「姉さんの復活を祈ります」
 「貴女みたいなお姉ちゃんが欲しかったです」……そして最後の最後でひそかに
 キリヤが降臨しているのが泣かせる!
(゚∀゚)アヒャ :しかしそれが一ヶ月放置されていて、爆笑! ……なんというか
 色んな意味で味わいのあるスレッドでしたね。70レスまでレスを伸ばしていた
 ピーサード追悼スレッドや、「次の敵どんなやつかな」などと無体なレスの目立つ
 ゲキドラーゴ追悼スレッドを抑えての、堂々のランク・イン、
 第8位は『【悪の華】ポイズニー追悼スレッド【って誰?】』でした。
 ──それでは第7位!
(゚Д゚)マズ :まだやんの?
(゚∀゚)アヒャ :ヘ?
(゚Д゚)マズ :もういいんじゃないの?
(゚∀゚)アヒャ :へ?
(゚Д゚)マズ :悪戯けはこれくらいにしてサ。
(゚∀゚)アヒャ :しかし……皆様からのリクエストが……!
(゚Д゚)マズ :まだ言うか。

44戦闘力てきとう考察(DBスカウター準拠):2004/09/25(土) 12:47 ID:BKdM7mmA
凡人(平均的な運動能力の持ち主):5

美墨なぎさ:8
雪城ほのか:7

──「ふつうの人の何十倍もの力が使えちゃう!」を五十倍と解釈して
キュアブラック:400
キュアホワイト:350

ピーサード:550*
ゲキドラーゴ(最終形態):600(800)
ポイズニー:850
キリヤ:800
イルクーボ(音速丸):1100(1300)

──「絶対許さない!」時(一時的)**
キュアブラック:600-950
キュアホワイト:500-800

旧ジャアクキング:4800***
クイーン:3500****

ジュナ:1550
レギーネ:1600
ベルゼイ・ガートルード:?

──レインボーブレス装着時*****
キュアブラック:1450
キュアホワイト:1350

* おそらく地力(400+350=750)で倒せたのはピーサードのみ
** 怒髪ブラック単体でゲキドラーゴ最終形態を撃破(11話)
*** とりあえずダーク5全員合わせたよりは強い
**** 黒白の怒りパワー+クイーンでジャアクキングをしのぐ(26話)
***** ブレス装着時は黒白それぞれがジュナ・レギーネと無難に渡りあえる(30話)

45ふたりは名無しさん:2004/09/25(土) 13:33 ID:qIsTjxaM
特に根拠はないがイルクーボはダークシードと同等位だと思うんだが。

46ふたりは名無しさん:2004/09/25(土) 21:28 ID:BKdM7mmA
なるほど。新敵キャラとレインボーブレスをちと優遇し過ぎたかな。
あるいはイルクーボを弱めに見積もりすぎたか。キリヤとポイズニー足したのと
同程度には強そうだから1400(音速丸1600)ぐらい?

……特に根拠はないが……。
っていうか作り手側もイルクーボとジュナとどっちが強いかなんて
どうせ考えてないだろうが……

47ふたりは名無しさん:2004/09/25(土) 22:12 ID:i0t6tFwU
まさかプリキュアで戦闘力考察をする日がくるとはな。
DBスカウター準拠みたいだが、普通に全員ヤムチャより強いのな。

48凡人=戦闘力5は絶対普遍:2004/09/26(日) 05:21 ID:jJ4yywLU
そうそう。「ふつうの人の何十倍もの力」=五十倍解釈は、
100以下の数値でちまちま考察してもつまらんからそう決めたというのと、
あとは、DBで初めてスカウターが出て来たときの数値になんとなく
同期させたからというのもあった。いずれにせよ恣意的だが。

単行本に出てくる値で言うと、プリキュアは大体
ラディッツ襲来当時の悟空・ピッコロのレベル(416・408)になる。
というわけでこの時点ですでに同時期のヤムチャ(177)は越えてるな。
あとマーブル・スクリューならピッコロ大魔王くらいは確実に倒せるわけだ。
まあそのぐらいの強さでなければ光の園の伝説の戦士とは言えまい。

また裏設定として、戦闘力には、その差が1割程度ならなんとか接戦に持ち込める、
2割差なら作戦しだい、3割の差なら殆ど勝機はない、という法則もあるらしい…
そこまで含めて考察するとやや偏執狂じみるが。

というか端から結論のあり得ない考察だぜっ。

49お知らせ:2004/09/26(日) 07:53 ID:jJ4yywLU
>livedoorしたらば メンテナンスのお知らせ
>
>下記の日程におきまして、livedoorしたらばの負荷軽減の為
>緊急メンテナンスを実施いたします。
>
>メンテナンス期間:
>2004年09月28日(火) 1:00 〜 9月28日(火) 20:00(予定)
>※日程の変更、及びメンテナンス時間が短縮・延長される場合がございます。
>
>メンテナンス内容:
>・負荷軽減
>・comからjpへのドメイン変更(予定)
>
>影響範囲:
>上記時間帯におきまして、livedoorしたらばの全サービスが
>ご利用いただけなくなります。
>
>ご利用の皆様にはご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。
>何卒ご理解、ご協力賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
)〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜◯〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(
                Ο
                o
            /`´ ヽ
           '/ノノ))ヾゝ
            从.゚ ヮ゚ノ゙  ....ロッコンショウジョ、ロッコンショウジョ
             ( つ旦O
            と_)_)

5048:2004/10/02(土) 15:23 ID:R0yzj1V6
>戦闘力には、その差が1割程度ならなんとか接戦に持ち込める、
>2割差なら作戦しだい、3割の差なら殆ど勝機はない、という法則

これはナメック星編で、示された戦闘力の差と、実際の戦闘の模様
(瞬殺、互角、やや不利、などなど)とを比較するとそういう法則らしきものが
見えてくるというだけで、もちろん公式設定ではない。某考察サイトの人の見解。
俺も実際に確認したわけじゃない。

まあでもやっぱダークシード優遇しすぎたかな……
あとピーサードももうちょっと強くてもいいかも……ブツブツ

51( ゚Д゚)<開設は2月9日:2004/10/05(火) 17:03 ID:g3QocCuE
( ゚Д゚)<二月誕生のこの板
( ゚Д゚)<プリキュア占いの結果は
( ゚Д゚)<ナナナント
( ゚Д゚)<ほのか度ミップル度が星一つ(実質最低)
( ゚Д゚)<
( ゚Д゚)<なぎさらしい板ですかな

52ふたりは名無しさん:2004/10/15(金) 22:02 ID:i6azrOTg
( ゚Д゚)<セイカのプリキュアジュエリーシール
( ゚Д゚)<を
( ゚Д゚)<携帯の親指の触れるところに貼って
( ゚Д゚)<「日本で俺が毎日一番ほのかに触っている」
( ゚Д゚)<などとのたまう後輩(非アニヲタ者)がいます
( ゚Д゚)<
( ゚Д゚)<ちょっと悔しいかなと思ういました

( ゚Д゚)<ちなみに彼はワタシの誕生日にプリキュアぬりえをくれた
( ゚Д゚)<いいやつ

53ふたりは名無しさん:2004/10/17(日) 02:31 ID:T2vyqt6s
( ゚Д゚)<と
( ゚Д゚)<思っていたのですが

( ゚Д゚)<52の彼(=後輩)
( ゚Д゚)<この秋に
( ゚Д゚)<クレヨン持参で一度ふらっと遊びに来て
( ゚Д゚)<ひたすらプリキュアぬりえをして帰っていきました
( ゚Д゚)<
( ゚Д゚)<謎です

54161(小説スレ):2004/10/20(水) 21:41 ID:P4.KDlRc
( ゚Д゚)<最近読んだもの
( ゚Д゚)<
( ゚Д゚)<バルザック『従兄ポンス』(菅野昭正訳)
( ゚Д゚)<エミリ・ブロンテ『嵐が丘』(河野一郎訳、新潮文庫の鴻巣訳とは別)
( ゚Д゚)<ヘンリー・ミラー『ネクサス』(河野一郎訳)
( ゚Д゚)<D.H.ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』(伊藤整訳)
( ゚Д゚)<伊藤整『変容』岩波文庫
( ゚Д゚)<川端康成『文藝時評』講談社文芸文庫
( ゚Д゚)<三島由紀夫『サド公爵夫人 / わが友ヒットラー』新潮文庫
( ゚Д゚)<JIVE『ふたりは♥プリキュア大百科2』

( ゚Д゚)<
( ゚Д゚)<読みまくり

55( ゚Д゚)<点取り占いinプリキュア板:2004/10/20(水) 21:56 ID:P4.KDlRc
( ゚Д゚)<自慢を
( ゚Д゚)<しては
( ゚Д゚)<いけない
( ゚Д゚)<
( ゚Д゚)<●2点

56ふたりは名無しさん:2004/11/01(月) 07:28 ID:dQ8sCwAE
( ゚Д゚)<ダンディベルゼイのうた
( ゚Д゚)<作詩:わたし 作曲:みなみこうせつ

( ゚Д゚)<
( ゚Д゚)<「必要なのは 覚悟と気迫だ」(前セリフ)
( ゚Д゚)<ワンツースリーフォー
( ゚Д゚)<ベルゼイゴーゴー
( ゚Д゚)<ベルゼイゴゴーゴー
( ゚Д゚)<初老のダンディズム
( ゚Д゚)<フー
( ゚Д゚)<紅茶に砂糖は入れないぜー
( ゚Д゚)<娘を呼ぶときゃ「お嬢さん」
( ゚Д゚)<それがー俺のーダンディズムー
( ゚Д゚)<をうをうをー
( ゚Д゚)<(セリフ)
( ゚Д゚)<「束の間の自由は より大きな絶望を生む」
( ゚Д゚)<ベルゼイゴーゴゴーゴー
( ゚Д゚)<歯磨きの後 うがい忘れずに
( ゚Д゚)<院長だけども エバらないー
( ゚Д゚)<引っ越しするなら 館ごと
( ゚Д゚)<それが
( ゚Д゚)<それがー俺のーダンディズムー
( ゚Д゚)<ゥ ォゥ
( ゚Д゚)<今だっ
( ゚Д゚)<ヒッサーツ
( ゚Д゚)<撤退だー
( ゚Д゚)<ベルゼイゴーゴーゴー
( ゚Д゚)<ベルゼイゴーゴゴーゴー
( ゚Д゚)<イェー


( ゚Д゚)<ヘイ
( ゚Д゚)<サンキュー

57ふたりは名無しさん:2004/11/10(水) 15:06 ID:lL3SCIrc

( ゚Д゚)<二年桜組の父兄参観です
( ゚Д゚)<なぜか知りませんがなぎさの父兄ということで
( ゚Д゚)<私と私の友人と二人、教室の後ろに立っています
( ゚Д゚)<なぎさが当てられました
( ゚Д゚)<答えられずに困っています
( ゚Д゚)<友人が代って答えようとするのを、私が必死で止めます
( ゚Д゚)<よし美先生に「後ろの人静かにしてください!」と怒られます
( ゚Д゚)<二人ともしょんぼりです
( ゚Д゚)<依然なぎさは、答えられずに立ったままうなだれています
( ゚Д゚)<あせって懸命に頭をひねっている姿が可憐です
( ゚Д゚)<友人は興奮して顔が真っ赤 私もハラハラです
( ゚Д゚)<なぎさ絶体絶命
( ゚Д゚)<するとどうでしょう
( ゚Д゚)<ほのかが手を挙げて立ち上がったではありませんか
( ゚Д゚)<「先生、問題が間違っています、それでは解けません…」
( ゚Д゚)<なんと
( ゚Д゚)<よし美先生の方に手違いがあったのです
( ゚Д゚)<答えられなくて当然だったのです
( ゚Д゚)<窮地をすくわれたなぎさ
( ゚Д゚)<それを見て歓喜の雄叫びをあげる友人
( ゚Д゚)<安堵でその場にへたりこんでしまう私
( ゚Д゚)<そして教室の扉を開けてなだれ込んでくる黒人
( ゚Д゚)<やがて教室中に、ほのかを讃えるゴスペルの歌声が満ち満ちて……


( ゚Д゚)<
( ゚Д゚)<以上
( ゚Д゚)<今日見た夢です

58第一回:2004/11/17(水) 20:38 ID:WWpQNRrQ
(゚∀゚)アヒャ :パチンコでマンションを建てたいと思いませんか?
(゚Д゚)マズ :何だよ急に。ってかこんな廃棄スレ[*註]で何をやるつもりだ。
(゚∀゚)アヒャ :DOKIDOKIしたいんですよ、胸がときめきたいんですよ、
WAKUWAKUしてるんですよ、なにか出来事待ち望んでるんですよ!
人しれず廃棄スレでこっそり妄言吐いてみるティーンエイジャーですよ!
(゚Д゚)マズ :マンションはどうした。……何か言いたいなら普通に
雑談スレにでも書けばいいだろうに。
(゚∀゚)アヒャ :いえ、アウグスティヌスも言ってるでしょう、他人が気落ち
したり鬱になったりするのを耐え難いと思い、温かい配慮をしてやること、
優しい思い遣りによる「連帯」こそが、人間の原罪の第一義なのだとね。
カキコしたりレスを返したりすることはまさにその「連帯の誘惑」です。
自分個人の趣味としてそういう罪は犯したくない気持があるんですよね。
(゚Д゚)マズ :なら何にも書かなきゃいいじゃないか。
(゚∀゚)アヒャ :そこはそれ、DOKIDOKIしたいティーンエイジャーなんだもん!
(゚Д゚)マズ :嘘つけ。……じゃあ自分のサイトにでも書けば?
(゚∀゚)アヒャ :嫌なんですね。なんか独り言つぶやいてるみたいだし。
(゚Д゚)マズ :ここに書くのも同じことだろ?
(゚∀゚)アヒャ :いや、違うと思いますね。やっぱりサイトはその管理者、作者
というものを意識せざるを得ないわけでしょう。一方ここは完全に匿名の世界。
作者がいるというより、書込みの一つ一つがキャラクターになっているという風に
考えられるかもしれません。例えば私(アヒャ)とあなた(マズ)のように。
ここにはあなたと私の二人が存在しているだけで、外には誰もいないんです。
書き手さえも。ほら、そう言っているとそんな気がしてきませんか?
(゚Д゚)マズ :……そんな気もする。でも、誰かが読みにくるかもしれないぞ。
(゚∀゚)アヒャ :来ないかもしれません。可能性のその否定の方がむしろ重要でしょう。
個人のサイトであれば訪問者があり得るかどうかの可能性は、その個人がどう行為
したかで簡単に左右される。知人にアドレスを教えたり、リングに登録すれば
可能性はポジティヴになる。何もしなければ端的にネガティヴ。そういう明白な
可能性が見えないところが、ここに書くことの面白さでもあります。
(゚Д゚)マズ :投瓶通信ってやつだな。で、何について語るんだい。
(゚∀゚)アヒャ :実はないんですよねえ、話すこと。
(゚Д゚)マズ :じゃ、ダメじゃん。

[*註 以下は、今は亡き廃棄スレ「ナージャで抜いた椰子」において
    八月の中旬から下旬にわたり、ひっそりと連載されていたものでス]

59第二回:2004/11/17(水) 20:40 ID:WWpQNRrQ
(゚∀゚)アヒャ :痛たたたっっ!爪の間にカマキリの赤ちゃんが入ったー!
(゚Д゚)マズ :ほんとか?
(゚∀゚)アヒャ :嘘だメポ!
(゚Д゚)マズ :速ッ!……くだらないことやってないでさっさと本題に入れ。
(゚∀゚)アヒャ :いやでも、友達に聞いたんですけど、ロシアでは、爪の間に
カマキリの赤ちゃんが入ると死ぬっていう迷信があるらしいですよ。
(゚Д゚)マズ :ほんとかよ?
(゚∀゚)アヒャ :よくぞ訊いてくれた!嘘だ!
(゚Д゚)マズ :そこは威張るところじゃねー!
(゚∀゚)アヒャ :さてアホはこれくらいにして、今回は28話についてでも語りましょうか。
(゚Д゚)マズ :28話ね。一応巷間の評価じゃ傑作回ということになっているらしいが。
(゚∀゚)アヒャ :その点が今回の対話の争点です。なんというか、プリキュアって
やっぱり自分には難しい作品なんですよね。手放しで誉められるわけではない。
不満はある。でも製作者側の都合を斟酌すれば如何仕方ないことだってあるし、
八百屋にいって肉が無いと怒るような批判じゃ的外れでしょうし。ひるがえって
じゃあ自分はプリキュアの何に惹かれているか?と自問してみても、これがなかなか
明らかにならないんですよね。視覚的な快楽をそんなに好むという自分でもないので
キャラデザとか、戦闘シーンの作画とかに嬉々としているわけでもなし。
……でも、今週の28話を観ていろいろと了解できた点があったように思います。
(゚Д゚)マズ :ということはおまえは、今回の28話にあまり満足はしていないのか。
(゚∀゚)アヒャ :そうなんですね。……アニメや小説に限らず、自分が或る虚構作品を
評価するときに、基準にしている文章があるんですよ。まずそれを引用してみますね。
D・H・ロレンスの小説からの引用です。

> 我々の人生が何であるかを本当に決定するものは、他人にたいする我々の
> 同情心の満干の仕方にある。そしてそこにこそ、正しく書かれた小説というものの
> 重要さがあるのだ。それは我々の同情の念を、新しい領域に気づかせたり、
> そこに導いていったりする。しかし、小説は噂話と同じように、偽の同情や反感を
> そそることがある。腐敗した感情でも、それが因習的に「純粋」なものとされて
> いたりすると、小説というものは、ひどく腐敗した感情をも美化しさることがある。

(゚∀゚)アヒャ :簡単に言えば、プリキュアには上述の意味で「偽の同情」と「正しい
同情の念」が混在していると思います。8話や18話などは、演出も含めて(おそらく
演出の指示で多少脚本が変ったのでは?と推測)間違いなく「正しく書かれた小説」
の名に値する回と思う。しかもそれらは、プリキュアやドツクゾーンという設定を
背景にしなければ成り立たない、この作品に独自の「新しい領域」を拓いていた。
とくに8話は因習的に美化された「腐敗した感情」など一毛もなかった、
掛け値なしの傑作回と思います。私は「プリキュア解散?ぶっちゃけ早すぎ!」と、
ロレンスの小説の最良のものとを、価値において併置してはばかりません。

60第三回:2004/11/17(水) 20:41 ID:WWpQNRrQ
(゚Д゚)マズ :えらく大きく出たな。じゃ、それを敷衍して28話はどうなるんだ。
8話の描く「正しい同情の念」に比べて、「偽の同情」をそそるのが28話とでも、
言いたいのか?
(゚∀゚)アヒャ :それが難しいんですよね、個人の嗜好もかかわってくるから……。
例えば、23話でブラックが平等主義を唱えたりするのは、私は許容できません。
あそこでブラックが強調しているのは「権利上の平等」ですが、まさしくその
権利上の平等(人道)の名目で、「事実上の平等」(軍事力の差異)を無視して
強力な軍事力をもった国家がそうでない国家を抑圧するというのが、現在の
世界情勢なわけですし。そういう権利上の平等を、なにか普遍的な価値みたいに
中学生女子が語るってのは……なかなか非常識ですよ。子供向けということを
考慮に入れたとしても、ちょっと教育学的すぎますね。
(゚Д゚)マズ :教育学的というのは分るけど。しかし28話はそれとは別だろう?
(゚∀゚)アヒャ :そう……やはり趣味の問題なのかなという気もするんですけれどね。
後半の「もっと普通の夏休みにしたいのよ!だからとっととドツクゾーンに
帰ってよね!」という描写は非常に良いと思うんですけど。いかにも
プリキュアらしいなあと。でも前半は……。
(゚Д゚)マズ :ああ、唐突になぎさが不安を吐き出すシーンだな。
(゚∀゚)アヒャ :挙げ句「どうせ虹の園もドツクゾーンに呑み込まれて…」みたいな
弱音を吐くでしょう。その後のほのかの「私だって不安でたまらないのに…」
の科白によるフォローや、作画の良さ、声優の演技で「美化」されているけれど、
今回の二人の「どうすることもできない」という絶望は、かなり因習的な、
偽の同情をそそる側面があったんじゃないかと、思うですよ。
(゚Д゚)マズ :しかし脚本的には必要だった。二人が先行きを案じて不安になる
(「いつになったら終りがくるの?ほんとうにあたしたちの力で大丈夫なの?」)
のは、婆さんが「絶望と希望は背中合わせ」という訓戒を垂れる前振りだし、
今回は婆さんフラグの解消回でもあったわけだからな。
(゚∀゚)アヒャ :それをどう評価するかってことなんですけれど。「絶望と希望は
背中合わせ」ってほのかが感心するほど深い真理じゃねえぞ!という突っ込みは
さておき、婆さんフラグが立ったのはかなり前だから、新しい戦いを前にした二人を
一度不安へ突き落とすのは、シリーズ構成で前々から決まってたんでしょうね。
その予定調和的な、シリーズ構成の手つきがミエミエなところが、いかにも二人の
感情を「偽」のものに見せてしまうわけでして。8話とは対照的に、
プリキュアという設定が却って二人の心情の自然さを歪めてしまったという、
一つの悪例と言っていいと思います。

61第四回:2004/11/17(水) 20:41 ID:WWpQNRrQ
(゚Д゚)マズ :さあ、どうだろうね。実際ああいう戦いに巻き込まれたら、
中学生女子だし、不安になるのが自然なんじゃないか。
(゚∀゚)アヒャ :まあそうでしょう。「因習的」にはね。ただ私は、
8話で「中学生にははーどなのよねー」と首を振っていたなぎさの
呑気さの方を好みますね。
(゚Д゚)マズ :……なんだか分ったような分らないような不満だな。
(゚∀゚)アヒャ :繰り返しになるけれど、どんな虚構作品も、人間の同情の心が
正しく用いられる必要があることを示さなければならない、と思うんですね。
小林秀雄にならってそれを「深い人間性の象徴」と言ってもいい。
それは博愛じゃない。同情を向けるべきでないものに対しては
同情の念を引っ込めさせつつ、未だ沈黙している奥処の感情に、言葉を
与えるということ。それは子供向けだろうが大きいお友達向けだろうが
関係ありません。28話は、やはり、浅薄な感情を美化しすぎた嫌いがあるし、
21話と同じような意味で、傑作になりそこねた回と見るのが妥当じゃない
でしょうか。
(゚Д゚)マズ :厳しいな。しかし、演出は良かっただろう?
(゚∀゚)アヒャ :演出というか、画面的には面白かったですよ。夏の光の
白々した表現とか、影が部屋を区切る形とか、レギーネのハイヒールが
地面に付くと同時に起る自動車事故とか、クローズ・アップの多用とか、
しばしば挿まれる赤い光の脈動のカットとか、BGMを極力排したりとか、
瓦礫越しのロングショットとか、扇風機の羽根となぎさ越しにミップルが
走り廻るレイアウトとか、フレーム手前のメポとポポのやりとりをなぎさの
かすかな眼の動きで追わせるとか、望遠効果で遠近感なくしたりとか……。
戦闘に冨田神も降臨しましたしね。ただ、どちらかというと
視覚的な快楽にはそんな惹かれないのが、自分の性向なんでしてね。
8話だって脚本と的確に対応しつつの、水準の高い演出でしたから。
28話はかなり、演出上のケレン味が脚本とはズレてたような気がします。
それが一致して相乗効果を上げていたのは、やっぱり後半の「だから!
とっととドツクゾーンに帰ってよね!」「立ち直ったわけ!?」「いくよ
ホワイト!」の辺りぐらいじゃないかなあ。
(゚Д゚)マズ :まあ無駄に凝っていたというのは、同感だけれど。
(゚∀゚)アヒャ :完成度で言ったら27話より低いと思いますよ。
(゚Д゚)マズ :とりあえずおまえの不満は理解したように思うよ。……
納得はあまりできないけど。しかし今回は真面目な対話だったな。
(゚∀゚)アヒャ :あ、あとついでに。どうでもいい話なんですけど。
十二進法の世界で「だるまさんが転んだ」が十二数えなくちゃならないなら、
二進法の世界ではどうなるんでしょうかね?気になって困ります。
(゚Д゚)マズ :俺に訊かれても……。

62第五回:2004/11/17(水) 20:43 ID:WWpQNRrQ
(゚∀゚)アヒャ :突然ですが新五百円硬貨と旧五百円硬貨、どっちが好きですか?
(゚Д゚)マズ :ええっ?そんなの違いなんてよく見てないからな……。新硬貨かな。
(゚∀゚)アヒャ :やっぱあたしたちって正反対!
(゚Д゚)マズ :なんでだよ!大して変んねーだろ、新硬貨も旧硬貨も!
(゚∀゚)アヒャ :でも、だからこそもっとお互いを知りたい!
(゚Д゚)マズ :知りたくねーよ!っていうかもう知ってるよ、嫌になるほど。
(゚∀゚)アヒャ :というわけで今回の対談のテーマは「百合萌え」です。
(゚Д゚)マズ :いや全然そういう話の流れになってないんだけど……どういうわけよ。
(゚∀゚)アヒャ :「百合萌え」ってなんですか?
(゚Д゚)マズ :は?
(゚∀゚)アヒャ :先生……教えてください、百合萌えって何なんですか!
(゚Д゚)マズ :ええっと、「百合」というのが女の子同士の恋愛のことだから……
それに萌えるということだろ。いちゃいちゃしたり、お互い馴れ合っている
女の子たちを傍から見て、興奮するような性向の持ち主ってことかな。
(゚∀゚)アヒャ :なるほど。あなた変態ですね!
(゚Д゚)マズ :おまえが教えてくれっつうから教えただけだろうが。
(゚∀゚)アヒャ :まあそうです。……今回の主なテーマはプリキュアにおける
なぎさ-ほのか関係は果して百合なのかどうか、そしてそれを愛しむことは
百合萌えにあたるのか否か、って点ですね。
(゚Д゚)マズ :そうなのか。……しかしそれはもう答えは出ているんじゃないか?
「百合キュア」って言葉もあるくらいだし。そもそも、萌え自体が
大概妄想に基づくんだから、元の作品において本当になぎさ-ほのか関係が
百合かどうかは、あまり萌える者にとって問題にならないことだろう。
(゚∀゚)アヒャ :ええ、私もプリキュア以外の作品について、例えば「マリみて」
みたいな作品で「百合萌え」するということなら、おおむねそう考えて
いいと思います。つまり作品は萌えにとって妄想のトリガーに過ぎないというね。
けれども、プリキュアのなぎさ-ほのか関係に萌えることは、それらとちょっと
別なんじゃないかと、なんとなく思うですよ。
(゚Д゚)マズ :へえ?それはどうかな。俺も「マリみて」には全然興味がないし
アニメもプリキュアぐらいしか碌に観てない人間だけれども、普通に
百合目当てで楽しんでるんだが。28話の、ほのかの「なぎさがいてくれなかったら
バラバラになってしまいそうなくらいなのに」発言なんか鼻血ものだったじゃないか。
恋愛とはちょっと違うかもしれないが、「真逆のキャラでも あい通じてる♪」で
萌えてプリキュアを観るというのは、ごく素直な見方だと思うぞ。
(゚∀゚)アヒャ :争点はそこですね。今あなたが挙げた例は歌詞の「あい通じてる」の
部分を具体化した科白でしょう。でもプリキュアの萌えの、他の作品から錐脱している
特異性は、「真逆のキャラでも…」の条件節の方にあるんじゃないでしょうか。
(゚Д゚)マズ :その意見、もっと詳しく聞かせてもらおうか。

63第六回:2004/11/17(水) 20:44 ID:WWpQNRrQ
(゚∀゚)アヒャ :つまりこういうことです。確かに20話爾来繰り返されている
「ホントのとこは 信じあってるんだよ」という百合描写は、プリキュアという作品に
不可欠な要素なのですが、それだけだったら他の百合萌えアニメと変らない。
なぎさとほのかが「あい通じてる」描写に、他の作品にない牽引力があるのだとしたら、
彼女たちが「あたしたちって正反対!」であることが決定的に重要と思います。
これをなぎさの側から言えば「住む世界が違う」「趣味が合わないんじゃないかな」
という表現に、ほのかの側から言えば「私と美墨さんは全然違う」「性格も考え方も
価値観も違う」という表現になる。実はこれは正反対というわけではないですね。
明と暗という風にあからさまなアニメ的キャラ類型に従った対照ではない。
むしろ「住む世界が違う」、「価値観が違う」といったような、微妙だけれども、
しかし人と人との間柄を大きく左右してしまうような点で二人に齟齬があること、
それを、二人の家族構成から服装(普段着だけでなく、制服の着こなし方も含む)に
至るまで製作者は丁寧に腐心して構築してみせたわけで、そうした二人が
「プリキュアになる」という偶然をきっかけにしてどういう関係を結び得るのか、
それを8話にいたる過程で見事に描き切ったことが、プリキュアという作品の
画期的な点だったと、思うですよ。だから「あい通じてる」「信じあってる」という
萌え描写も、その点を前提にして、はじめて意義を持つものと考えなければ
ならないと思う。
(゚Д゚)マズ :……でも、それならプリキュアを百合萌えとして観ても、何の問題もない
ことになるじゃないか。萌えという点では。
(゚∀゚)アヒャ :うーん、でもなんと言いましょうか、萌えるポイントが見方次第で、
やっぱりずれてくるんですよね。28話の「なぎさがいてくれなかったら、
バラバラになってしまいそうなくらいなのに」の発言とかも、私はそんなに
萌えじゃなかったですよ。どちらかというとその前の暑さに対する二人の
反応の仕方の違い(なぎさはダレダレなのにほのかは蘊蓄言うほどの余裕の姿勢)
の対照、そしてそんな風に違った二人が、それでも一緒に夏休みの宿題やってる
っていう或る種奇跡的に成り立ってる情景に、憧憬を感じるんです。
プリキュアになる前の二人だったら絶対にあり得なかった情景ですからね。
(゚Д゚)マズ :へーえ……。妙な見方だな。そうすると、二人が単純に仲良くしている
光景よりも、二人の差異や齟齬の描写の方が、むしろ萌えるということなのか?
(゚∀゚)アヒャ :そうです!そしてその意味で、自分の中での最萌えはやはりいまだに、
第5話ですね。なぎさとほのかの微妙な差異が一番繊細に現れたのがあの回でした。
男の子からラブレターが欲しいと切実に悩むなぎさと、毎月貰っているのにまるで
意に介さないほのか。和食を食べたがるなぎさと洋食ばかり挙げるほのか。
図書館好きのほのかと、図書館にまるで興味なしのなぎさ。
しかし一番巧いと思ったのはなぎさのことを昔からよく知っている人間──
アカネさんに、ほのかを評して「なぎさにしちゃ珍しいタイプの友達じゃん」と
言わせたところかな。つまりなぎさ、ほのか個人のキャラクターの対比じゃなくて、
彼女らをとりまく人間関係から二人の齟齬を照らしてみせたわけですね。
こういう描写を真面目にやっているアニメって、他にないんじゃないでしょうか。

64第七回:2004/11/17(水) 20:45 ID:WWpQNRrQ
(゚Д゚)マズ :んー、そうなのか。……分ったような分らんような……。
でも、仮におまえのその見方を堅持するとしたら、8話以降の評価はどうなるんだ?
今ではもう二人とも、最初の違和なんか忘れてしまったかのように
仲良くなってしまっているけれども。おまえの場合は、そうなってしまうと
もうあまり強くは萌えられないということになるのか?
(゚∀゚)アヒャ :いや、そうじゃないです。確かに名前で呼び合うようには
なりましたが、二人の差異や齟齬が解消されたわけではないですから。
二人をあくまでも「対等者」としては描かないという点で、製作者側の意図は
今も一貫していると思います。
(゚Д゚)マズ :対等者?
(゚∀゚)アヒャ :対等者というのは、フランスの文学者のアランの言葉から取った
んですけど……原典ではこういう意味です。「数学者は門外漢の賞賛を
軽蔑する。他の数学者から感嘆されることを欲するのである。彼は自分の
対等者をさがす。」(アラン「野心家の戯れ」)これに続けてアランは、
金で買ったのではない賞賛、追従者の媚びではない、ほんものの讃辞と批評とを
交すことのできる対等な人間、そういう対等者との関係を「厳しくて強い友情」
と呼んで推奨しているんですが、なぎさ-ほのか関係はそういう友情じゃないですよね。
(゚Д゚)マズ :それはなぎさの運動能力をほのかは正当に評価できないし、
ほのかの学力をなぎさは門外漢的にしか賞賛できないということ?
(゚∀゚)アヒャ :というより、そもそも価値観が違うわけですから。なぎさがほのかに、
ほのかがなぎさに興味を惹かれるのは、同じ価値観に立って相手を深く理解できる
からじゃなくて、お互いに、相手に自分にはない不思議な魅力を感じてるからでしょう。
そして二人とも、相手に影響を与えよう(相手を変えよう)としたり、
あるいは相手に自分を合わせようなどとしたりしてませんよね。あくまで
なぎさはほのかの前でなぎさらしく振舞うし、逆も然り。こういう関係をまさに
「それぞれひとりでも大丈夫な、独立したふたり」の「自由で、ゆるやか」な絆
と言っていいと思います。対等者同士の間柄のように強固なものではない関係、
相手を独立した人間として扱いつつ、自らも自分を失わない関係、というわけです。
従って、8話以降で百合萌え的に重要なのは、なぎさがほのかの前で自由に、
いかにもなぎさらしく振舞い、また、ほのかがなぎさの前でいかにも
ほのからしく振舞う様子の描写と思います。当然そこには二人の差異が現れる。
例えば22話で「子供の頃バトルレンジャーになりたかったんだ」というなぎさに
ほのかが「なぎさらしいv」と微笑む描写とかね。萌えっすよ。
(゚Д゚)マズ :普通はその後のプラネタリウムでの百合デートに萌えると思うんだが……。
(゚∀゚)アヒャ :ッキー!やっぱあたしたちって正反対だわ!
(゚Д゚)マズ :……言っとくけどな、おまえと俺とはプリキュアヲタ同士ってだけで
友達でも何でもないんだからな!
(゚∀゚)アヒャ :なんですと!それはこっちの科白だー!
(゚Д゚)マズ :マジギレすんなよ……。
(゚∀゚)アヒャ :お後がよろしいようで。

65第八回:2004/11/17(水) 20:46 ID:WWpQNRrQ
(゚∀゚)アヒャ :サイコロの目〜、全部足したら〜12になる〜不思議〜♪
(゚Д゚)マズ :いきなり歌い出してるよこの人。
(゚∀゚)アヒャ :俺たち〜憧れの渋谷公会堂で〜、勃起する〜義〜務〜♪
(゚Д゚)マズ :何の歌だそれ?
(゚∀゚)アヒャ :匂いの出る風鈴〜、ベリーファッキン〜新〜発明〜、イェア!
(゚Д゚)マズ :だから何の歌だよ……。
(゚∀゚)アヒャ :長渕です。
(゚Д゚)マズ :…………。
(゚∀゚)アヒャ :傑作アルバム『昭和』の中の一曲「明け方までにはケリがつく」です。
この頃の長渕剛は、ボブ・ディランに匹敵する天才シンガーでしたよね。
(゚Д゚)マズ :その意見には賛成だがおまえは何か間違ってる。
(゚∀゚)アヒャ :しまった!考えてみたらサイコロの目は全部足したら21だー!
(゚Д゚)マズ :いや、そこじゃないから。
(゚∀゚)アヒャ :というわけで今回のテーマは「プリキュアにおける恋愛」です。
(゚Д゚)マズ :いや全然繋がってないし話。おまえ、俺の言ってることちゃんと聞いてる?
(゚∀゚)アヒャ :さて!……去年はハーラン・エスリンのSFの題をパクった小説が
バカ売れした一年でしたけれども、そんな二〇〇三年、みなさんはいかが
お過ごしだったでしょうか?
(゚Д゚)マズ :題パクった小説って、『世界の中心で、愛を叫ぶ』のことか。
ってだいぶ今更な話だな。
(゚∀゚)アヒャ :ワタクシは去年は、ンな小説には一顧だにしないで、部屋にひきこもって
アナトール・フランス小説集をずっと読んでましたけどね!あー、『神々は渇く』
面白かった!
(゚Д゚)マズ :おまえ、それスノッブ根性丸出しじゃないか。……なにか恨みでも
あるんか、『世界の中心で、愛を叫ぶ』に。
(゚∀゚)アヒャ :そういうわけじゃないんですけど。ただ、ああいう小説が売れる背景、
純愛主義だかなにだか知らないけれども、無条件に恋愛を美しいものとして捉えて
はばからない考え方、そしてそれの蔓延している世相には、やや辟易ですね。
「カンベンして!セカチューに狙われた国!」って感じですか。
(゚Д゚)マズ :ふうん?作品としての出来に文句をつけてるわけではないのか。
(゚∀゚)アヒャ :それ以前の段階のことです。そもそも、西欧近代の恋愛小説の傑作、
スタンダールの『赤と黒』とかを読めば分るように、恋愛感情というのは
決して人間の情念の内で美しいものの一つではなくて、むしろ愚劣なもの、
特定の相手に対して見返りを求め、相手を束縛しようとする愚かしい煩悩
と見るのが普通と思います。プルーストの『失われた時を求めて』の第一篇
第二部、「スワンの恋」の最後の科白、「まったく俺ときては、大切な人生の
数年を無駄にしちまった、あんな女を相手に恋愛をしてしまった!」は
そうした愚かさの象徴でしょう。愛が美しいなどというのは嘘ですよ。
実は虚栄心と自尊心に憑かれた相互依存というのが、相思相愛の真実と思います。
世界の中心で愛なんか叫んだら、自分はアホだと公言しているのと同じ。

66第九回:2004/11/17(水) 20:47 ID:WWpQNRrQ
(゚Д゚)マズ :なんだかそれは、ずいぶん冷やかな意見に思えるな。
(゚∀゚)アヒャ :そう受け取られると、困るんですけど。要するに言いたいことは
人と人との繋がりは必ずしも「愛」に限らないということ──人間は誰しも愛を
肯定しなければならないという通念は、偏ったイデオロギーに過ぎないということで、
もちろん、人間の持つ同情の心がすべて愚かしいなんて言いたいわけじゃないです。
そういう極端な反ヒューマニズムは、神経質で頑固な自己憐憫に過ぎないと思うし、
純愛主義より以上に、私の厭嫌する考え方ですから。──それでも、
恋愛以外にも重要な人と人とのかかわり合いは、絶対あるはずだし、
それを描く方がよっぽど難しいと思うんです。
(゚Д゚)マズ :……なんだかプリキュアからどんどん話が逸れていってる気がするが。
結局何が言いたいんだ?
(゚∀゚)アヒャ :藤P!ブッ殺す!!
(゚Д゚)マズ :それかよ!
(゚∀゚)アヒャ :俺のなぎさに手を出すなー!
(゚Д゚)マズ :単なる嫉妬じゃねーか!
(゚∀゚)アヒャ :いやまぁ、藤Pって必ずしも嫌いなキャラクターではないんですけどね。
でも、29話みたいな描かれ方をするんだったら、いてもいなくてもいい感じです。
少なくともプリキュアという作品にとっては要らない。というか、29話で
キャラ変ってません?彼。「そこ……石段、壊れてる。……気をつけて」とか
「俺の鍛え方が足りなかったせいだよ」とか、あんなベタなプレイボーイじゃ
なかったと思うんですけどねー彼は。あー、ベタベタベタ!
20話で「ほのかさんなら、香水なんて付けなくても……」などと煩悩全開だった
キリヤ並みにベタですな!
(゚Д゚)マズ :でも、そういうもんなんじゃないのか、ああいう異性キャラの役どころは。
(゚∀゚)アヒャ :いや!彼だってもっと頑張れば出来るはずだ!
(゚Д゚)マズ :何を頑張んだよ……。
(゚∀゚)アヒャ :JIVE の「プリキュア大百科」に書かれている、「誠実な性格で友人も
多く、男女ともに人気があるよ」という表現を、結構重要視してみたいんですけどね。
サッカー部のキャプテンをしていて、あれだけ人気があるなら、中学生とはいえ
なかなか人間心理の機微に通じるようになるとも思えますし、八方美人や
博愛がむしろ不誠実だってことは、人望を集めているからこそ、経験として
分ってるだろうしね。17話、18話とキリヤ関連では良い役割を担った彼ですが、
モテる男ならモテる男で、プリキュアに固有の描かれ方をして欲しいと思うわけです。
憧れの先輩と両想いでハッピーなんて単純な話は勘弁ということで。それは今後
描かれる藤Pのキャラクター次第──彼の頑張り次第──ですが、
キリヤ-ほのか関係だって、ほのかの性格からして、ついに恋愛としては
描かれなかったし、とにかく安易な「愛情サイコー!」にプリキュアが
陥らないことを願ってます。ま、あまり心配はしてないんですけどね。
(゚Д゚)マズ :まあ29話は消化回みたいなものだったしな。なぎさと藤Pの関係も
ほとんど進展してないし。
(゚∀゚)アヒャ :そうです。──むう、でも、やはりひとこと言っておきたい!女の子に
「悪りィな」なんて科白は藤Pには似合わねー!
(゚Д゚)マズ :まあまあ……。
(゚∀゚)アヒャ :あと、看護婦萌えー!
(゚Д゚)マズ :……結局それが言いたかったんじゃないのか。

67第十回:2004/11/17(水) 20:48 ID:WWpQNRrQ
(゚∀゚)アヒャ :さて今夜も始まりました、アヒャとマズーの“プリキュア・マーブル・スクリュー・ナイト”!
まずはじめは岐阜県瑞浪市、ホイットニー・ヒューストンさん(17歳、職業:引き蘢り)
から頂きました、このお手紙です!
《プリキュアコスメが欲しいんですが、恥ずかしくて買えません!
 どうしたらいいでしょうか?》
(゚Д゚)マズ :死ね!
(゚∀゚)アヒャ :お聞きになりましたか、ホイットニーさん?すばらしいアドバイスですね!
自殺するなら感電死がお勧めです!チャネリングによると貴女の今週のラッキーアイテム
は座薬ですので、それを尻につめながらの鉄塔ダイヴが最良の選択でしょう!
……それでは次のお便り。
《いつもラジオを楽しく拝聴させていただいてます。ところで最近
 プリキュアについて文句ばかり言っているようですがどうしたのですか?
 オタク呼ばわりされてもめげずに、頑張ってください。 》
(゚Д゚)マズ :……やっぱペシミスト気取ってる俺でも、リスナーのハガキで
勇気づけられることってあるんだわ。ありがとう、あなたのおかげで
俺もプリキュアコスメを買う勇気が湧きました、ありがとう!
(゚∀゚)アヒャ :あんたまだ買ってなかったんですか!人に死ねって言っといて!
どないやねん!
(゚Д゚)マズ :ドールを買うのとはまた違った恥ずかしさがあるよな。
(゚∀゚)アヒャ :……やや同感です。それではとっとと次のお便りにいきましょう!
今度はめずらしく主婦の方から頂きました、このおハガキです!
《すみません、インターネットって世界中から見れるんですよね。
 以前、この場をお借りして私の息子に呼びかけてみたんですけど、
 まだ帰ってきません。
 どうしてですか?本当に世界中から見れてるんでしょうか?》
(゚Д゚)マズ :ちょっとインターネットについて誤った知識をお持ちのようですね。
インターネットとは、あなたが黒人と仲良くなるときに発動する水晶パワーの総称です。
その黒人が悪い黒人だったとき、水晶は赤く光ります。
(゚∀゚)アヒャ :なんと!インターネットにそんな意味があったとは。驚きです!
このハイテク時代、コミュニケーションの可能性は莫大に広がりましたけれど、
悪い人とはできるだけ関係を持ちたくないですよね。みなさんも赤い光に御用心!
……それでは次のお便り、愛知県の草野さんからいただきました、長いですよ〜。
《こんばんはマズーさん!ところでキャプテン翼「ワールドユース特別編」
 (本編とは別の短編)で、全日本ユースがオランダユースに0-6 、0-7と
 ボロ負けした後翼が加入しただけで10-1で完全勝利とはあなたはどう思いますか?
 僕は著者高橋の抱える問題意識からして、あれしか表現方法がなかったのではと
 好意的に解釈したい。》
(゚Д゚)マズ :なるほど、そうですね、やはり草野さんのおっしゃる通り、僕も
大長編では「ねじ巻きシティー冒険記」が一番良いと思いますね。部分部分の印象度で
言えば「宇宙開拓史」よりも上でしょう!
(゚∀゚)アヒャ :同感です!とくにのび太が幻覚で神と対話するシーンは、アニメ史に残る
傑作場面でしたよね!ワタクシは科白までそらで再現できますよ。「勝てないよ…」
「タイガーシュートは止められない…」「みんなあきらめるのかオレたちの夢を」
「夢?」「このメンバーでV3を達成する それがオレたちの夢だったじゃないか!」
「翼」「そうだよ翼」「勝負はまだまだこれからだ」「さあみんな 行こう!」
(゚Д゚)マズ :……もう言葉なんていらない。KICK OFF!!
(゚∀゚)アヒャ :それでは次、いよいよ最後のお便りです。神奈川県のヤスシさんから
いただきました、ずいぶんと達筆のお手紙です。
《僕は18歳の高校3年生ですが、今までほとんど女の子と会話をしたことがありません。
 それというのも、僕は女の子の前に立つとすぐアガッてしまい、赤面し、
 しどろもどろになってしまうのです。それに僕は顔もカッコよくなく、
 背も低くいし、所属しているのはカルタ研究会で、イマイチぱっとしません。
 しかもカルタ研究会は部員が僕一人で、今年僕が卒業してしまったら自然消滅
 という有り様です。なんだか僕の人生このままじゃずっとこんなふうな気がします。
 どうしたらよいでしょうか。》
(゚Д゚)マズ :死ね!
(゚∀゚)アヒャ :死ね!それではみなさん、また来週!

68第十一回:2004/11/17(水) 20:48 ID:WWpQNRrQ
(゚∀゚)アヒャ :ここ数回プリキュアの話を真面目にしてこなかったし、ちょいと
本腰を入れてプリキュアについて語りましょうかね。
(゚Д゚)マズ :というか前回が逸脱しすぎてたんじゃないのか。
(゚∀゚)アヒャ :「もう言葉なんていらない。KICK OFF!!」とか言ってましたからな。
ワケワカラン。でも、もともと、ごくフツーにプリキュアに関心を持つってのが、
自分にはちと難しいんですが。今後どうなるかなんてまるで興味がないし……。
単体のキャラに対しての萌えも特にありませんし。光の闇の対立についても、
何の意見も持ち合わせてないです。
(゚Д゚)マズ :現在進行形の事柄にあんまり関心を抱かないタイプだな、おまえは。
いいんじゃないの、好きなように語りなよ。
(゚∀゚)アヒャ :YEAH!ラジオの前の Boys&Girls!プリキュア・マーブル・スクリュー・ナイトの時間だよ!!!
(゚Д゚)マズ :だからそれはやめろー!
(゚∀゚)アヒャ :冗談です。今回のテーマは「プリキュアにおける死」でいきましょう。
(゚Д゚)マズ :いきなり重々しいな。……闇に還ったキリヤは果して死んだのか否か、
とか語るのか?
(゚∀゚)アヒャ :そう思われるでしょうが、実はそうじゃありません。今回この話をしようと
思ったのは、プリキュアの二人って、自分達が戦いの中で死ぬ可能性を
どれほど意識してるんだろうか、とふと疑問を抱いたことがきっかけでしたので。
(゚Д゚)マズ :戦いの中で死ぬ可能性?
(゚∀゚)アヒャ :ええ。二人とも実は29話に至るまでかなり死線をくぐって来てるでしょう。
15話、17話、18話、19話、24話、26話、などはほとんど紙一重の勝利です。
でも、なぎさとほのかが自分達の死について思いをめぐらす場面は、皆無ですよね。
淫獣も「光の園を守って戦ってくれるのはいいけど、下手すると死ぬよ?」といった
気兼ねが全然ないし。二人とも(特になぎさ)、両親からあんなに寵愛されているのに、
常識で言ったらかなり軽はずみなことをやりつづけているのは、変だと思いません?
(゚Д゚)マズ :あー、それは俺もちらっと思ったことはある。でもそれはああいうアニメの
お約束なんだと思って、別段突っ込もうとも考えなかったがな。
(゚∀゚)アヒャ :その「ああいうアニメ」って、どんなアニメのことでしょう?
戦う主体が子供かどうかにかかわらず、自己の命運をかけたバトルをテーマにする場合、
少年漫画とかだったら、むしろ主人公に自分の死を意識させる方が定石です。
自分の死を意識する、つまり自分の人生が単独のものであり、取り替えがきかない
一回限りのものであると意識するからこそ、生死を超えた友情とか、自己犠牲とかが
ロマンティックな光輝を帯びるわけですからね。ところがなぎさとほのかには、
自分の死を想いながら戦うというところがない。彼女たちの死の感覚は、
単独的な死というよりも、死の一瞬間前までまったく死のことを考えないような、
いわば事故死に近い感覚のように思えます。

69第十二回:2004/11/17(水) 20:49 ID:WWpQNRrQ
(゚Д゚)マズ :そのことは、要するに、プリキュアが少年漫画的なバトルを
メイン・モティーフにしていないことを証し立てるんじゃないのか?
(゚∀゚)アヒャ :正確には、バトルだけをモティーフにはしていないということですね。
プリキュアの面白いところの一つには、やっぱり少年漫画的なロマンティークと
少女漫画的な抒情とを無理矢理ごちゃ混ぜにしている点を、挙げられると思います。
単独的な死の感覚──死を想いながらの死というのは、私たちの日常的な死の
感覚ではありません。そんなの自殺とか死刑みたいな特殊な場合だけですから。
だから、少女漫画風に日常を写生するなら、確かに事故死的な死の感覚の方がむしろ
しっくりくるんですが、その延長で少年漫画的に迫真のバトルを描こうとすれば
どうしたって齟齬をきたしてしまう。──それがプリキュアのヤバイところであり、
まあ野心的な試みとも言えるわけですね。29話の日常シーンと戦闘シーンの
つながりの不自然なこと不自然なこと……。
(゚Д゚)マズ :あの乙女ちっくな日常と、覚醒したベルゼイの悪人ヅラとの温度差は
たしかにヤバい。
(゚∀゚)アヒャ :あとこれは余談になるけれども、光の園の一日が虹の園の百年という
「百年設定」ね。あれもヤバイですよ。真面目に計算すれば虹の園の時間の経過は
光の園より36000倍速いってことです。とすれば、仮に光の園で一年すごしたら
虹の園では三万六千年!人類滅亡してるっての。こういう設定もプリキュアが
いかに「死」を曖昧に扱っているかを表わしてますね。
(゚Д゚)マズ :でも日常シーンとバトルシーンの乖離というのは、放映当初から
感じられていたことだし、今更の指摘のような気がするな。
(゚∀゚)アヒャ :そうですか?でもそれを「死」の側面から考えてみようというのが、
今回の対談の目的なわけですけど。そこで、もう少し単独的な死/事故的な死の
違いについて言葉を補足すると、先に私たちの日常の死の感覚は後者だと言ったけど、
実は私たちの常識的な死の考え──とくに自分の死についての考え──には
むしろ単独的な死の方が合致する。というより自分の死について考えるということが
すでに、事故的な死の可能性を蚊帳の外に置いてしまうんですよね。とはいえ、
死について何も考えていないときは、基本的に私たちは事故的な死の感覚を
生きていると言えます。で、変な言い方になりますけれど、プリキュアという作品は、
「死」の位置付けを曖昧にすることで、私たちの普段の事故的な死の意識、
言い換えれば死に対しての意識の無さを、死に無頓着な戦闘少女を描くことで
むしろ視聴者に意識させるという、不思議な構造になっていると言えるかもしれません。
(゚Д゚)マズ :なんだかややこしい解釈だな。
(゚∀゚)アヒャ :これでも誉めてるつもりなんですよ。ことさら死を想え!なんて
視聴者に強要するような鬱アニメよりは断然プリキュアの方が良いと思う。
(゚Д゚)マズ :それは同感だけれど。

70第十三回:2004/11/17(水) 20:53 ID:WWpQNRrQ
(゚∀゚)アヒャ :ところで捕鯨禁止?
(゚Д゚)マズ :禁止。
(゚∀゚)アヒャ :今日も高島屋営業中?
(゚Д゚)マズ :営業中。
(゚∀゚)アヒャ :というわけで今回はズバリ「プリキュアとは何か」というテーマで
語ります。
(゚Д゚)マズ :……おまえの牽強付会、或る意味尊敬するよ。
(゚∀゚)アヒャ :今まではや十二回もごちゃごちゃと対談をつづけてきましたけど、
ほんとうはこのテーマが一番語りたかったんですよね。私は。
これまでの語り合いは、今回のテーマについて考えをまとめるための
準備作業みたいなものでした。
(゚Д゚)マズ :じゃあ今日で最終回ってこと?なら嬉しいが。
(゚∀゚)アヒャ :そう……。このままだと、また、あなたに嫌な思いさせちゃう
かもしれないし……。それにこういう対談って、やっぱりお互い信頼し合える人の方が
いいと思うし……。だから……。
(゚Д゚)マズ :それが分ってんなら最初っからやるなよ、こんな対談。
(゚∀゚)アヒャ :あなたね、話し合いはお互いを知るために大切なことでしょ!
(゚Д゚)マズ :おい!さっきと随分態度が違うぞ。
(゚∀゚)アヒャ :やっぱりこういうことはちゃんと語り合わなきゃ!
(゚Д゚)マズ :……人の気持を考えろって言ったのはあんただろ……。
おまえの徒言にいちいち付合わされて、こっちはいい迷惑だよ。
人のこと何も知らないくせに…… 偉 そ う な こ と を 言 う な!
(゚∀゚)アヒャ :……そうね……そうだった……。わたしマズー君のことなにも知らなかった
……なのに……ごめんね……。ご め ん な さ い!
(゚Д゚)マズ :プリキュアって何だ!あるとしたら、どんなプリキュアだよ!
(゚∀゚)アヒャ :……あ、もういいです。
(゚Д゚)マズ :そう?
(゚∀゚)アヒャ :案外乗せられやすいですよね、あなた。
──さて、あらためて今回のテーマ、「プリキュアって何だ?」ですが、
これは作品としてのプリキュアのことではなく、設定としてのプリキュアのことです。
まあそれが小さいお友達に玩具を売るための「変身少女」の設定であることは措いて、
セラムンやCCさくら、ミュウミュウやりりかのようなバトルヒロインものと比べ、
プリキュアの世界観がどう独自なのか、そしてそのプリキュアに固有の独自性に
どんな魅力があるかってことを語りたい。

71第十四回:2004/11/17(水) 20:54 ID:WWpQNRrQ
(゚Д゚)マズ :あっ、そう。でも、俺もそうだけど、他のアニメを碌に見たことないのに
バトルヒロインの比較論なんてできるの?
(゚∀゚)アヒャ :YES!できません!
(゚Д゚)マズ :どっちだよ!
(゚∀゚)アヒャ :ははは。できないです。結局、プリキュアをできるだけ深く正確に穿って、
他との比較なしでその独自性を明らかにするしかないですね。
(゚Д゚)マズ :いや、そういうことならオーケーよ。俺もプリキュアの世界設定については
一家言あるから。
(゚∀゚)アヒャ :そう?是非聞かせてくださいよ。
(゚Д゚)マズ :まあ、誰でも指摘できるようなことだと思うんだがね。──
おまえがさっき挙げたアニメのうち、俺は『CCさくら』ぐらいしか知らないけど、
それとの比較だけでもまず言えるのは、プリキュアの戦いを知る人間が
虹の園に皆無だって点が、奇妙だなあというか、面白いと思う。戦いの目的は
地球が滅びるかどうかという、クロウカード集めなきゃーみたいな呑気ではなくて
ものすごい深刻なことなのに、誰も全然気づいていないし、なぎさもほのかも
他の人間に助けを求めようとはしない。このことには、もう一つ面白い設定として
指摘できる「ザケンナー修復機能」も一役買ってる。つまり戦いで
どんなに虹の園が壊れても、ザケンナーが去れば結果修復されてしまうんで、
虹の園には何の痕跡も残らない。闇に呑み込まれるかもしれないという危機も
その過程では人々に全然実感されない。その場にいあわせた人間の記憶は、
残る場合も残らない場合もあるようだけれど、基本的に「山の神様」とか
無茶なオカルト解釈でスルーしてしまう。これは考えてみると結構特異じゃないか。
(゚∀゚)アヒャ :14話はどうなります?あれはいずれプリキュアが人に認知されるという
伏線だったかもしれませんよ。
(゚Д゚)マズ :うーん、そうかも知れない。でも、アカネさんもプリキュアのこと
もう忘れちゃってるみたいだし、その話はいまは措こう。……言いたいのは、
俺は最初はこういうプリキュアの認知されなさを、設定の杜撰だと思っていたのよ。
単にプリキュアであることが人にバレたらどうなるか、考えるのが面倒臭いから
ご都合主義ではばからないのかなって。
実際、プリキュアが人にバレたらどうなるかという危機意識、
それは描かれてはいる(12話等)けど、なんか安閑とした印象を与えるし、
なんだか敵さんもわざわざ虹の園に迷惑はかけないようにしてくれる風だし、
人目につかないところで戦闘が行われるのが、ほとんど毎回毎回偶然そうなった
ってだけだし(8話でさえ!)。……でも、それが幾度も繰り返されると、
もうお約束とか設定の杜撰とかいう次元を越えて、何か製作者の意図なんじゃないか
と思えてくるんだな。つまり、光の園、ドツクゾーン、プリキュアという
非日常と、虹の園という日常との乖離は、むしろ『プリキュア』という作品にとって
必然なのかもしれない。その乖離こそがこの作品の魅力なのかもしれないと、
最近では思うようになった。

72第十五回:2004/11/17(水) 20:55 ID:WWpQNRrQ
(゚∀゚)アヒャ :へえ!……いや、結論だけなら同感できますよ。
プリキュアにおいて非日常が日常生活をまったく犯さないご都合主義が、
むしろ興味深いということでしょう。でもそれが魅力だというのは?
(゚Д゚)マズ :んー、実はそれ以上あまり考えをすすめたことはないんだがね。
結局、欠け茶碗に味わいを見い出すように、設定上の欠陥をプリキュアヲタとして
自虐的に楽しんでるだけかもなーと苦笑することもある。
ただ、一つだけ考えたことはあるんだ。
(゚∀゚)アヒャ :なんでしょう。勿体ぶらずにどうぞ。
(゚Д゚)マズ :……考えたのは、プリキュアの関係を、現実世界にそれと
似たものを探すとしたら何になるだろう?ってことなんだよ。おまえはどう思う?
(゚∀゚)アヒャ :面白い問い掛けですけど……
普通に考えたら、すぐには思い付けないんじゃないですか。
だってさっきおっしゃったとおり、プリキュアって存在は日常から完全に切れてる
わけですし。
(゚Д゚)マズ :そうなんだけどね、うん。だがちょっと思い付いたことがあるんだよ。
ほんとうに、ふと思い付いただけのことなんだけど……。まぁ勿体つけずに言おう。
ぶっそうな話でもあるんだけどね。かなり前の事件だけれど、中学生の女の子の
三人組が、来世での生まれ変わりを信じて、一緒に飛び下り自殺をした事件、
あっただろう。その三人は同級生でもなんでもなくて、住んでいるところもおよそ
隔っていたらしいけど、雑誌か何かを介して文通して、共通に「来世」という
妄想を信じるようになって、ついに転生のための自殺を実行してしまったのだけれど。
……実はなぎさとほのかの関係は、その三人の関係に近いんじゃないかと
なんとなく思うんだよな。
(゚∀゚)アヒャ :………………OK!
(゚Д゚)マズ :……何?
(゚∀゚)アヒャ :OKです!
(゚Д゚)マズ :だから何よ。
(゚∀゚)アヒャ :そこまで考えついたのなら、もう答えも出たようなものじゃないですか!
つまり、何故プリキュアにおいて日常と非日常が乖離していることが魅力なのか、
ということについての答えが。
(゚Д゚)マズ :そ、そう?
(゚∀゚)アヒャ :OK!あとは私にまかせてください!
……と、ここですこし時間をいただいて、以下の挿話を読んでいただけるよう
お願い申し上げます。なくても話はできるんですが、一応読んでおくと
続きの議論が分り易いと思いますので。
(゚Д゚)マズ :挿話?……ええっと、なになに……

 ──一つの掌編。と或る女学生が学校へ行く途、駅のプラットフォームに何気なく
目を落すと、奇妙な小石のつらなりを見つけた。電車を待つあいだ、彼女はその奇妙
な小石の並びを変えて遊んだ。ところが次の日の朝、ふたたびその小石を見ると、そ
の並びがもとの形に戻っている。誰が直したのか? 疑問に思いつつ、彼女はふたた
びそれを乱してみた。そして次の日見たら、またそれは元の配列に戻っていた。間違
いなく誰か他の人が彼女に対抗して、この小石の並びを乱さぬよう意地を張っている
のだ。彼女はなんとなく面白く、また負けず嫌いでもあったので、毎朝、駅を通るた
びにその小石のつならりを乱していった。そして来る日も来る日も、翌朝また小石が
元通りの形に並んでいるのを見掛けた。──そんなほんのなにげない遊びは三ヶ月も
続いて、すると段々に、彼女には、その見えない遊び相手が気味悪くもなってきた。
その人はほんとうは彼女が小石を乱すのをどこからか盗み見ているのではないか。も
しかするとその人は彼女の知り合いかも知れぬ。いや、特定の人物ではないかもしれ
ない。そしてさらに思いつめると、奇妙なことに、彼女はもしかするとこれは自分の
独り遊びなのかもしれないとまで、妄想し出した。ほんとうは自分の考えているよう
な遊び相手などいないのかもしれない。なにしろ、彼女とその遊び相手以外には、こ
の遊びのことを誰も知らないのだ。それでも彼女は毎朝律儀に小石を乱す習わしをや
めなかったが、或る日、やむを得ない用事が重なって、どうしてもその小石に触れず
にしまった。そしてあくる朝、急いでそこへ行ってみて、彼女は驚いた。小石はすべ
て跡形もなく消えてしまっていたのだ。きれいに表白されたような地面を見下ろして、
彼女は、今まで続いていた遊びがほんとうにあったことなのかどうか、自身のことで
あるにも拘らず、茫然と訝しむ想いで、しばらくそこに立ち尽くしていた。

(゚Д゚)マズ :……ふふん。だいたい言いたいことは分ったよ。プリキュアの体験は
この女学生の体験に近いって言いたいんだろ。

73第十六回:2004/11/17(水) 20:56 ID:WWpQNRrQ
(゚∀゚)アヒャ :まあ、あまり結論を急がないで……。プリキュアの話に戻りましょう。
──あなたが先程おっしゃったように、ザケンナーの面白いところ、というか
恐ろしいところは、虹の園にまったく痕跡を残さない、その能力ですね。
そしてそれゆえに、これが重要な点ですが、なぎさとほのかは自分の身に起ったことを
ほとんど証明することができないわけです。己の身にはたしかに起ったけれど、
自分の過去としてしっかり把握できず、また他人にも語りようがない出来事、
──プリキュアの戦いが、現実には、そのようなものでしかないとすれば、
体験として一番近いのは夢か妄想でしょう。つまり、設定上プリキュアの存在が
日常から切れていることは、二人のプリキュアとしての体験を
はっきりした過去ではなく、夢の記憶のようなおぼろなものにしてしまうわけ。
……例えば、上で読んでいただいた小石遊びの体験のようにね。なにしろ、
出来事の痕跡が物の上にも(除2話)、ときには人の上にすら残らないんですから。
(゚Д゚)マズ :なるほど。『CCさくら』の場合は、クロウカード(敵)が
しっかり人様に迷惑かけてたからよかったけど、何の被害らしい被害もないのに
「世界はドツクゾーンに呑み込まれて…」とか言っても、狂人扱いされるわな。
(゚∀゚)アヒャ :で、プリキュアの興味深いのは、その夢うつつの妄想を
独りで見ているんじゃなくて、なぎさとほのかの二人で共有していることです。
簡単に言えば、上の小石遊びの掌編の主人公の女学生が、二人組だったらと
想定してみたらいい。これは「狂気」の共有の可能性を考えることです。
自分たちでもはっきりと把握できず、自分たち以外の誰にも語りようがない経験、
そんな経験を共にすることから始まる間柄。……これはもう普通の友情じゃないですよ。
もちろん、アランの言う対等者同士の「厳しく強い友情」とも違います。
(゚Д゚)マズ :「恋愛」とも違うな。
(゚∀゚)アヒャ :そう。でも、なぎさとほのかのように、あれほど違った二人が
結びつくには、「狂気」の共有といったことをきっかけにしない限り、
あり得ないんじゃないでしょうか。価値観の共有も、趣味の共有もない二人です。
もともと互いに興味を持っていたわけでもないですし。
というか、そうした感情の交流を飛び越えて一挙に成立してしまうのが
「狂気」の共有の希有なところなわけですが、
──ただその場に共に居合わせればいいだけだから──、
でも、そういう人間的なウェットな感情から始まらなかった間柄だからこそ、
「自由で、ゆるやかで、だけど決して切れない絆」を、なぎさとほのかは
結ぶことができたんですよ。すくなくとも私はそう思いますね。
(゚Д゚)マズ :分ったよ。俺もそう思う。プリキュアにおいて日常と非日常が
ほぼ完全に隔っているのは、二人の「狂気」の共有を強調するためなんだな。
だからこそ他にはない魅力を感じるわけだ、プリキュアという関係に。
(゚∀゚)アヒャ :そう思います。プリキュアという作品が利用している偶然や曖昧は、
ご都合主義やお約束ではありません。
通俗的な作品が自意識なしになぞっている紋切り型の偶然性や感傷性とも違う。
あくまで製作理論上の必然なんです。
これまで延々とプリキュアについて語ってきましたけれど、
その最後に私はそう結論してはばかりません。
(゚Д゚)マズ :最後の結論ね。ここに来てはじめて俺たちの意見が一致したみたいだな。
(゚∀゚)アヒャ :いいえ、もともと大した相違はなかったんでしょう。結論においては。
少なくとも『ふたりはプリキュア』が素晴らしいという結論においては、ね。
作品の解釈はいろいろあるにせよ、最後の最後でプリキュアヲタ同士が手と手を
取り合えないということはありませんよ……。(と、手を差し出す)
(゚Д゚)マズ :おまえ、さっき猫の糞片付けた後手洗ったか?
(゚∀゚)アヒャ :どないやねん!

74エピローグ:2004/11/17(水) 20:57 ID:WWpQNRrQ
.

(゚Д゚)マズ :うあ、いままでホント長かったわ〜。脳味噌がくたくた重い。
(゚∀゚)アヒャ :……終ったんですね、ほんとうに……。これでいいんですよね。
もうプリキュアに頭を使うこともないんだから。……これで、良かったんだよね。
(゚Д゚)マズ :良かった良かった。まあ久しぶりに頭使ったんで、楽しかったよ。
(゚∀゚)アヒャ :マズー……今まで付合ってくれてほんとうにありがとう。
(゚Д゚)マズ :?……どうしたのよ。またいつでも会えるだろ?
(゚∀゚)アヒャ :…………(否定的な微笑)。
(゚Д゚)マズ :なんだよ、おい。またいつでもココに遊びに来ていいんだぜ。
(゚∀゚)アヒャ :……マズーにあえて本当によかったミポ。マズーのことは忘れないミポ。
(゚Д゚)マズ :アヒャ……。
(゚∀゚)アヒャ :…………。
(゚Д゚)マズ :…………。
(゚∀゚)アヒャ :……ってこれが26話のパロディだってどれだけの人が分りますかねー。
(゚Д゚)マズ :さあな。
.

75( ゚Д゚)< チラシの裏 > (゚Д゚ ):2004/11/23(火) 19:05 ID:4zfCBfhc
( ゚Д゚)<先日
( ゚Д゚)<非アニヲタ者の友人にプリキュアを観せました
( ゚Д゚)<酒が入っていましたが、文句も言わずつき合ってくれました
( ゚Д゚)<と、
( ゚Д゚)<30話を観ている時、友人の携帯に仕事の電話が入りました
( ゚Д゚)<友人「うるせぇ!これからプリキュアが新必殺技打つところなんだから後にしろ!」
( ゚Д゚)<と言って電話を切りました

( ゚Д゚)<
( ゚Д゚)<よいのでしょうか

76ふたりは名無しさん:2004/11/28(日) 08:16 ID:coxI6XaM
ウチの近辺の町内会は
役職をあみだくじで決めるくらいアホでいい加減
で、なしくずしで自治会長に任命された私(26歳)
あげく右も左も分らぬまま「連合自治会代表者会議」とやらに駆り出される次第
そしてその席で
オバン「おたくのところは民生委員だしてないよね?恥ずかしいと思わないの?」
とか言われる始末

しかし
それでも心の内で「プリキュア映画化決定オーイェー」とくり返しつつ、ニヤニヤ笑っている私
でしたとさ

77ふたりは名無しさん:2004/12/02(木) 03:47 ID:1k107RdM
どうでもいいことだが、今日用事でデパートに行ったんだけど
本屋とおもちゃ売り場が同じフロアにあって
本を物色したあと、おもちゃ売り場の前を通りかかって
もちろんそこに、プリキュアコーナーがあったわけだが
さすがに見るわけにもいかないので素通りしようとしたら
レジのオバちゃん二人組みがプリキュアの玩具の話をしていて
コミューンがヤバイくらいの売れ行きでその店の売り上げでもトップだとか言ってた
俺はその話を聞いてムフフと笑顔で嬉しくなって変な顔をしてしまった。
やはり今年度の玩具商品一位の栄冠をとっただけのことはあるなとおもいましたよ。エエ。

78 ( ゚Д゚)< チラシの裏スレ > (゚Д゚ ):2004/12/03(金) 00:36 ID:rBGn8bR2
( ゚Д゚)<「プリキュア」という単語さえ入っていれば
( ゚Д゚)<どんなレスでもスレ違いなし
( ゚Д゚)<なーし

79ふたりは名無しさん:2004/12/03(金) 21:21 ID:rBGn8bR2
さて
せんだっての新潟県中越地震の被害状況
ほんとうに心が痛みます
と、いうわけで
ウチの自治会が所属する地区連合自治会でも、義援金の募集を行うことになった模様
連合会長じきじきのお達しとあっては断われませぬ
一町内会長の私も、せっせと義援金お願いの回覧物を作って、各戸に配付します
ウチの町内会は世帯数が100を越えるので大変ですが
その分、寄付額にも高い期待がかかります

そうして
募集期間をすぎ
最終的に
当方の自治会員から集った寄付金の金高は──
どどーん
0円

最強です
みんな素晴らしく協力的です
(まあはじめから期待してなかったけど)
しかしさすがに自分の自治会から寄付金ゼロとゆうわけにはいかないので
自治会長みずから
プリドラCD第二弾を買う予定だった金を寄付金として振込みました
とさ

うえーん

80ふたりは名無しさん:2004/12/04(土) 18:57 ID:bjwkRPO6
>>78
ところで貴方様は一体誰なのでございます?

81風邪ひいてる人:2004/12/05(日) 18:48 ID:UHHgMaRw

       ∩
     ⊂⌒(  _, ,_) 
       `ヽ_つ ⊂ノ 

んあー……熱っぽいなどうにもアタマが。ふぅ。
さて、と。
アニメに限らず、何かの作品について語るときは、紋切り型の批判の身振りが一番悪い。
といって、賞賛すればよいってもんでもない。月並みな褒め言葉なら黙ってる方が誠実だ。
そして型通りでない批判なら述べる価値はある。
無論、最上の身振りは、紋切り型でない肯定意見を言うこと。

……しかし、以下に少し書くことは、多分42話に対する紋切り型の批判になる。
だったら黙ってりゃいいんだけど、本スレでも百合スレでも似た意見をみかけない。
でも全く偏った考えとも思われない。同じような印象をとどめた人間は他にもいると信じてる。
だからここにヒソーリと書いておく。瓶に手紙を入れて真暗な海に投ずるみたいに。

ちくしょー、でもほんとは書きたくないんだよこんなことは。

……要するに言いたいことは……、
これまでにしっかり描いてきたことをあんま無視しないでクレー
ということです。
そりゃー35話の「ほのかがいると心づよいもん!」を引合いに出すまでもなく
なぎさがほのかをどこか頼りにしているらしいのは、分る。分るさ。
でも40話の
「私、勉強もいまいちだし、料理もできないし、頼りないだろうけど……
  …でも、ほのかのそばに居るから。」
のやりとりで、みだりにほのかに頼ってばかりじゃだめだって決意が、
なぎさの中で生まれたんじゃなかったのか。
しかも自分がほのかにしてあげられることで、何よりもまず「そばに居る」ことを
挙げたなぎさが、42話でホワイトと離ればなれにされたときに、
なぜ真先に「(ほのかにああ言った以上)自分がしっかりしなきゃ」と考えなかったのか。
ほのかを一人にしてしまったことに対する自責の念こそまず胸を噛むべきじゃなかったか。

──ところが、代わって42話で描かれていたのは、
「やっぱあたし独りじゃダメだよ…… あたし独りの力じゃ無理……
  ホワイトがいないだけで、こんなに不安になるなんて、ありえない」
とひどく依頼心の強いなぎさの弱音と、
「あたしがあたしのためにほのかを探して何が悪いの!?」
という、「自分がしっかりしなきゃ」の決意とは軌を一にしない奇妙な主張。
40話までの流れをほぼ無視しているような行き成り放題の心情描写。

なんだか……
うん。
そうだな、例えば第42話と第40話の順番が逆だったらそれなりに納得したかもしれない。
ちぇっ、でも事実は第40話より第42話の方があとに来たんだから、第40話を経ても、
二人の関係にも、なぎさの意識のありようにも殆ど何の変化もなかったということじゃないか。
それが公式の解釈なのか。
ああ、もう……
熱で頭が廻らんよ。何を書いてんのか分らんくなってきた。

……まあいいや。
この駄文を読み通して下さった方へ、Hallelujah.
そしてゴメン。

82ふたりは名無しさん:2004/12/05(日) 20:00 ID:.OYqQ8m6
>>81
アホみたいな仮説だが、とりあえず書いてみるぜ。

「ブラックとしてホワイトを見る」のと、「なぎさとしてほのかを見る」と
言うのに若干の違いがあると思う。

プリキュアに変身する時や必殺技時のセリフは思ってもない事なのに
勝手に喋る。その事から考えるに、プリキュアになるとある程度
意識を支配されていると見ていいだろう。大体普通の中学生が
命かけて戦うわけだ、たとえ大きな力を得たとしても精神が
それについてくるかどうかわからない。普通の中学生として
湧き上がってくる恐怖や不安を押さえつけてるのかもよ。
恐怖を押さえつけるというのは具体的にどうすれば良いかわからんが、
人間は恐怖する生き物だからその辺を鈍くしてやればいい、
「人間の記憶、あるいは感情の動きをぼやけた物にする」とかそんな感じ?
例えば40話のベッドシーンでの記憶やケツイもプリキュアになったら
薄れてしまったりするという事がありえる。

更に効率よく意識の制御を行うために、プリキュアシステムの開発者は
「ふたりにする」という画期的な案を思いついた。もう1人がいるという
図式は人間として、あるいは中学生にとっては最も勇気の出る事かもしれない。
早速それをシステムの柱として採用した、プリキュアはお互い支えあって
敵をドンドン倒して行く事ができた。

しかし、そこでプリキュアのふたりがバラバラになったらどうなってしまうか。
システムの柱を失った事により、恐怖や不安を打ち消す事が出来なくなる。
一方は取り乱して相棒を探し回った末ヘトヘトになる、
一方は恐怖と絶望で身動きがとれないとかあったりして。

ブラックがそんな最大の危機を抜け出したきっかけは、メップルとのしりとりで
なぎさとしてほのかに40話で誓った事をハッキリ思い出したからではないだろうか。
そうでなくても、ここは明らかにブラックからなぎさへ、ホワイトからほのかへの
スイッチとして書かれている。戦闘を行いやすくするためのプリキュアシステムの
特性そして欠点を乗り越え、中学生なぎさの親友のほのかを助けたいという思いが
全ての恐怖と絶望を乗り越えた。

という事で、簡単にブラック・ホワイトの関係になぎさ・ほのかの関係を
当てはめないというのが今回の素晴らしい所だと思うのだが、どうか。

83ふたりは名無しさん:2004/12/05(日) 20:48 ID:XclpwFnY
すげえ…こんな辺鄙なスレに深い考察が。
そこまで深く考えられない自分には到底真似出来ない。

>81の言ってる40話からの伏線は完全に忘れて見入ってしまってたな。
放送前にはその伏線を使ってくると思ってたんだが。
>81の意見も尤もだ。
で、それに対する>82の考察。読むとなるほどと納得させられる。
ブラック・ホワイトからなぎさ・ほのかの関係への移行と
それに伴うなぎさの心情の変化は確かに今回良かったところの一つだな。

84ふたりは名無しさん:2004/12/06(月) 07:28 ID:nPUVzYR6
オー
まさか小生の駄レスにこんな真面目なレスを返していただけるとは
思いもよらなんだ
感謝です


ふむ
でも42話についてはもう自分は黙ってたほうがいいと思うノデ
みなさんの興味深い意見には特に何も言わんでおきます、すまないけれど
ただ

> ブラックがそんな最大の危機を抜け出したきっかけは、メップルとのしりとりで
> なぎさとしてほのかに40話で誓った事をハッキリ思い出したからではないだろうか。

うん、一応この可能性は考慮した上で、でも、得心いかなくて>>81を書いたと
だけは言っておきまつ
42話もかなり見返したし、熱っぽくて、配慮も十分ではなかったけれど
81の見解にはその程度の誠実はあったとゆうことで
かんべん願います


TO THE HAPPY FEW!!

85ふたりは名無しさん:2004/12/06(月) 09:38 ID:orLIyYrw
一度決意したからって以降それが決して揺らぐ事はないか、って言ったら
必ずしもそんな事はないのが人間だもの、と身も蓋もない事を言ってみる。

86ふたりは名無しさん:2004/12/16(木) 02:19 ID:vd1opGlY
ワタクシは四人兄弟の長男でして
一番下の末弟とは、年が十二も離れておりまする
したがって彼は目下14歳
中学二年生
と、いうことは
考えてみれば
きゃつはなぎさやほのかと同世代なのでありました
全然顔を合わせないのですっかり忘れておりましたよ

んで
この間
ひさしぶりに実家(同じ市内)に寄りましたら
何やら、銀色で画面が二つある物体で遊んでいる弟を発見
きゃつ「ニンテンドーの新しいハードだよ」
なんと
タッチパネル
無線通信
驚きの新性能
それはプレステでゲームを卒業してた私にはまさにカルチャー衝撃
そこへ、きゃつの口からさらに驚きの新情報が
きゃつ「これでゲームボーイアドバンスのソフトも遊べるぜ(今までウチにはGBは無かった)」

なんですとー
どきどきと高鳴る胸をおさえつつ、さりげなく訊ねる私
ワタシ「へー。他に買ったゲームは?このマリオのゲームしかないの?」
きゃつ「今はね」
ワタシ「ふーん。…最近、アニメなにか観てる?」
きゃつ「観てないよ」
ワタシ「ほうほう。…パズルゲームとか好き?」
きゃつ「嫌いだね」
ワタシ「(……ちっ)」
一瞬プリッキュア〜!なゲームを遊んでいる自分を夢みた私でしたが
弟のつれない態度に
あえなく望みを断たれ
悔しいのでゲーム機のタッチパネルに思いっきり指紋を付けて
返してやりました
オトナゲナイ

さしあたりプリキュアヲタであることもアニヲタであることも
兄弟に秘しているワタクシです

87 ( ゚Д゚)< チラシの裏 > (゚Д゚ ):2004/12/26(日) 21:46 ID:5VlSbNng
( ゚Д゚)<アンタッチャブル山崎柴田
( ゚Д゚)<彼らも
( ゚Д゚)<どちらが欠けるわけにはいかないという二人ですねえ
( ゚Д゚)<プリキュアと同じくらいホント良いコンビということで

( ゚Д゚)<優勝おめでとう

88ふたりは名無しさん:2004/12/28(火) 09:34 ID:PLOj2QHU
火事だ……けむたい

89ふたりは名無しさん:2004/12/28(火) 14:58 ID:7Zhdp9ZU
>>88
( ゚Д゚)<ナント
( ゚Д゚)<こんなところで火災実況
( ゚Д゚)<さすがだ

( ゚Д゚)<
( ゚Д゚)<でもわりと危険ですので
( ゚Д゚)<逃げよう

90ふたりは名無しさん:2004/12/28(火) 18:07 ID:7Zhdp9ZU
( ゚Д゚)<あのな
( ゚Д゚)<>>88

( ゚Д゚)<俺にできることがあるなら何でも言ってくれ
( ゚Д゚)<
( ゚Д゚)<
( ゚Д゚)<できないことは何もしないから

91ふたりは名無しさん:2004/12/29(水) 09:27 ID:9LLMQdfE
あーもう、何でこのメールサーバーは遅配がデフォかな
さあもう出掛けようという頃になって届くかなあ!
ってわけで暫く時間ありませんすいません

ウチの建物の斜め向かいのもうちょい奥の家々数棟がいろいろ全滅全焼。瓦礫のヤマ。
凄まじい喧騒と怒声に似たアナウンス声に徹夜の頭を揺さぶられて外を見れば、
底無しの煙で真っ白な街中のところどころにおおきな黒い灰が舞っている光景に目を疑う。
今日はハツユキ。昨日が今日だったら良かったのに、とほんとにほんとに
どうしようもないことを思わずにはいられない。とか。

92ふたりは名無しさん:2004/12/29(水) 21:06 ID:0pPAJ3do
( ゚Д゚)<ホーイ

93ふたりは名無しさん:2005/01/17(月) 22:12 ID:F9ZKMS0k

本名女史「あなたなんて同じ番組の声優てだけで
     友達でもなんでもないんだから!
ゆかな女史「ガ━━(゚Д゚;)━━━ン



本名「あ、あの…
ゆか「私に、ほのか役をやる資格はないなって…
   それにこういう仕事ってお互い信頼し合える人の方がいいと思うし…
   だから……
走り去るゆかな
本名「の、野上さん!



のち、google検索で相方のweb日記を発見する本名とゆかな
それを読み合い、お互いに相手の思い悩みを知る二人であった
そして



ゆか「……これ、なぎなぎの、イソジンでしょ……
   あ、あの……
本名「…行こっ、ほのほの!

             完

94ふたりは名無しさん:2005/01/18(火) 00:10 ID:joy8.s0E
「新キャラがちゃんとなぎさとほのかの中に入り込めるか?」って思うんだが、
中の人の方面でも同じか・・・。

95ふたりは名無しさん:2005/01/18(火) 02:21 ID:MUA.ma3c
>>93
GJ!w
激しくツボにハマってメガワロスw
すごい文才ですね。いやぁおもしろい。

96ふたりは名無しさん:2005/02/09(水) 20:54:16 ID:UHzmgt3k
( ゚Д゚)<なかよし版単行本買いました
( ゚Д゚)<なんとビックリです
( ゚Д゚)<映画特別割引き券
( ゚Д゚)<1枚にて3名様まで有効
( ゚Д゚)<
( ゚Д゚)<この割引券を一人で使うのは
( ゚Д゚)<微妙に寂しい

97ふたりは名無しさん:2005/03/05(土) 22:43:56 ID:R0cgExdk
平成十七年三月五日

(゚Д゚)マズ 様へ

拝啓、
 いよいよほんとうの春の先触れが感じられ、晴天つづきに肌膚もざわめき、日差
しの下へ散策に出るのも、自然足が浮き立つような今日このごろとなりました。
(゚Д゚)マズ 様はいかがお過ごしでしょうか?
 さて、このお手紙を書く直前に、これまでのプリキュアMHをざっと観返した私
でありまして、今回は、それを本題に書いてみようかという気がしております。ま
あ、さしあたり、プリキュアというのはとにかく他では得難い興趣のアニメだ、と
いうのが私の先ずの確信です。一週おきで観るのと、まとめて観るのと、やはり
違った印象を得ましたけれども、プリキュアはどうも他のアニメと比べて異質のよ
うだ、という本質の感想は変りませんでした。無印のはじめの頃でも、そういう感
触をなんとはなしに得たからこそ、8話の傑作を予感しつつ、いそいそと視聴して
いた私でしたけれども、MHも、第4話までで視聴者に似たような予感を抱かせる、
不思議な雰囲気を備えた作品だと、私には思われます。 (゚Д゚)マズ 様にあらせられ
ましてはどうでしょうか。
 ともかくも、まず──、「九条ひかり」というキャラクターは、私には、もはや
類例のない異常と見えます。思うに、例えばダークシードの三人を元は人間でな
かったと考えれば、ひかりと似たような設定になりますでしょうか、つまり、忽然
と人間の形であらわれて、周囲の人間の記憶を操作して社会に溶けこむ。見た目は
人間なんだけれど人間くさい感情や自意識はない。人間と同じような生活習慣に馴
染んでいるけれど、それを身につけた過程はない(なぜか初めから身に付いている)。
周囲の人間の記憶操作はどうやら、万端というより、そのつど便宜的におこなわれ
るようで、だからたぶん、ひかりが一年桃組の中で友人を作ったのは、洗脳抜きで、
普通に対話しての交際なのでしょうけれども、──それにしても、メイン・キャラ
クターの一人にもかかわらず、どういう位置づけなのか、あいまいで捉えがたい彼
女です。本当に奇妙な存在です。

98ふたりは名無しさん:2005/03/05(土) 22:44:43 ID:R0cgExdk
 或いはまた、感情移入、という観点からみても、ほとんど女児向けアニメの一ヒ
ロインと思えないほど、ひかりの設定の異様は際立っています。やはりダークシー
ドもそうだったと思うのですが、人間の形をしているけどそもそも人間じゃない、
というのが根っこにあるから、悲しみや怒りや怖れといった感情も、われわれとは
やや違うもの、つまり、まったく感情移入できないわけではないけれど、なにか他
の文化圏の人の動止を見ているような、そういうよそよそしさを感じさせる。です
から、ひかりがまわりとのズレで覚える孤独感や、自分のことを知りたい(だから
こそ、懐かしく感じるポルンや、なぎさとほのかの二人について知りたい)と願う、
いかにも人間的な自意識も、なにか奇妙に見えてしまうところがある気がします。
それは、よほどひかりが「九条ひかり」として人間社会に馴染んだ上で、周囲との
ズレを感じる、というなら分るのですが、はたしてひかりがどの程度「人間」でど
の程度「クィーン」なのかが判じ分けつかない現在では、彼女は、キリヤ以上に、
まだちょっと感情移入に隔てのあるキャラクターだなあ、と私には思われるのです。
逆に言えば、それが不思議な面白さになってもいるのですが。それこそダークシー
ド達が記念写真を取っていたり、コスプレしたり、案外ちゃんと食事したりしてい
るのを垣間見た時の可笑しさ、それと似たような可笑しさが、人間社会にちゃっか
り溶けこんでいるひかりを見た時にも、こみあげてくるのです(第3話は何度観て
も面白い)。
 そして、この微妙な「可笑しさ」というのが、むしろプリキュアには不可欠なの
かしら、という気も、一方で私はするのです。あまり先の話をすると後で恥をかく
ことになりそうですけれど、MHを通して、ついにひかりは「人間的な」感情をも
たないだろう、というのが私の予想です。小林秀雄によると、もっとも人間的で分
りやすい感情とは、「ふて腐れる」こと、要するに拗ねることなのだそうですが、
言わばひかりは最後まで拗ねたり、ふて腐れたりすることはないように思います。
これは言い換えれば、はじめ人間的な情緒に乏しかったキャラクターが、だんだん
にまわりの感化で人間性を取り戻していく、そういうヒューマンな主題は『プリキュ
アMH』の中心にならないだろう、という意味です。もし、そうした主題を描くの
であれば、微妙な「可笑しさ」なんて捨象して、初めからもっと、ひかりを感情移
入しやすい様に設定したろうし、そもそも、ヒューマニスティックな整合性の欠如
──言わば道徳的なあいまいさが、無印でも一貫していた『プリキュア』の面白さ
だと思いますので。やはりこの点、他のアニメだったら人間主義的な調和に迎合し
てしまうでしょうに(例えば、ひかりのようなキャラクターを出す場合、他のアニ
メなら、その人間性の欠如をトラウマか何かとして「治癒すべきもの」と看做して
しまうでしょう)、異彩の『プリキュア』の個性が輝いてみえます。まぶしすぎて
苦笑してしまいそうなほど、輝いてみえます。
 まあ私の予想は大抵みごとに外れるのが常ですけれども。ともかく、今後も
「九条ひかり」から目が離せないということだけは確かです。
 ──それでは、今回はこの辺りで。上私事のみ失礼しました。なにとぞ御身御大
切になさってください。

                                (゚∀゚)アヒャ 拝

99Bogdan Raczynski : "Thinking of You":2005/03/14(月) 17:09:50 ID:8QRepm92

わかりませんよ
君がわるいか だれがわるいか
わからないんだ
君がいいのか どっちがいいのか
わからないんだ
どういうふうに食べたらいいのか
わからないんだ
どういうふうに話したらいいのか
なんか、わからないんだ
ぼくがいいか だれがわるいか
わかるか?
だから、わるいというか、だれのため
なにがもっとたいしたことあるか
なにがもっと もっと大切な
だれのためにやった方がいいか
なんの時代のためにやった方がいいか
なんのことやった方がいいか
どうしよっか?
だれとやろうか?
会おっか?
話そっか?
ラブラブしよっか?
あきらめよっか?
いや、
始めよっか

ラ〜ラ〜
君のそばに、いたい
やっぱり
(聞き取り不能)
ラ〜ラ〜
君のそばに、いたい
.

100ふたりは名無しさん:2005/03/14(月) 17:17:24 ID:8QRepm92
平成十七年三月十四日

(゚Д゚)マズ 様へ

拝啓、
 御無沙汰申上げました。その後も御健勝のおん事とお慶び申上げます。さて、こ
の間のプリキュアMH第六話、おそらく、 (゚Д゚)マズ 様もご覧じられたかと思いま
すが、私も観て、考えること、思い付くことなどありましたので、今回も少しばか
り、それを書き綴らせていただきたく存じます。どうぞ、御目を通されまして、ふ
たたび御軽蔑ご確証くださいますように……。

 ──さてさて、第四話まででは色々とぎごちなく、例えば、知らないはずのひか
りの名をポルンが突然呼んだりなど、描写の疎漏、構成の不味さなど、心にかかっ
たMHでしたけれども、なぎさ / ほのか / ひかり、三者の位置関係も含めて、第
六話で、ようやく申し分なく表現がゆきとどいたようだなあと、私には考えられて
います。例えば、九条ひかりの性格について。それを端的に示すものを第六話に求
めるとしたら、それは、アカネさんに「どこ行ってたのよ〜? こんなに心配させ
て…」と怒られ、応える台詞、「ごめんなさいアカネさん…」、この語調に見いだ
せるのではないでしょうか。文字で書き起こしても伝わりませんけれども、この時
のひかりの口調は、敏感に自分の負い目を悟って、平に謝るのでもなく、といって、
間に合わせの心ない謝罪でもなく、繊細でもなく粗雑でもなく、なにか、非常に素
直な、つなたさというものを感じさせます。この演技を聞いて、ルミナス役には、
田中理恵以外あり得ないと、あらためて確信させられたものでした。
 この、声優のキャスティングという点でもそうなのですが、プリキュアの製作者
たちの、一種のバランス感覚というか、『プリキュア』らしさとは何か、という点
に関する判断の確かさには、今更ながら驚かされます。先日も、無印のプリキュア
を見返す機会があったのですが、それを観ている間は、やっぱり、ここにもう一人
重要なキャラクターが加わるとは、とても想像できないように思われる。しかしM
H第六話では、もはやこうするよりほかにないという形で、なぎさとほのかと、ひ
かりとの三者の関係のバランスが、はっきり示されていたと思います。日常パート
のそれを、あえて、メタファーで捉えるとしたら、それは先輩-後輩でもなく、友
人関係でもなく、たぶん、三姉妹の馴れ親しみの如き関係──という感じで捉えら
れるでしょうか。勿論、「だけど、ひかり、本当に大丈夫なのかな…」「ひかり!
えらいえらい!」(以上第六話よりなぎさ)「ひかりさん、無理して、何もなかっ
たように振舞っているだけかも…」「でも、一人で心細くなかった?」(以上第六
話よりほのか)と心配する側の、なぎさと、ほのかが、お姉さんの位置ですね。タ
コザケンナーに襲われる前、「あぶない!」と言って、なぎさとほのか二人でひか
りを庇いながら逃げる場面も、六話にはありました。そして他方、「タコくださー
い」「 Σ(´∀` ) ええっと、生きてるのじゃなくて…」「ありがとうございま
すー」と、一人でのお使いを二人に見守られているひかりが、妹的な位置付け。ど
うでしょうか、私には、考えれば考えるほど、三人目のキャラクターは、なぎさと
ほのかに対してこのような位置に入るしかない、と思われます。
 と、言いますのも、無印のプリキュアでは、キリヤ以外では、なぎさとほのか以
上に深く造形されたキャラというのは、いなかったのですが、それは、裏を返せば、
『プリキュア』というアニメの世界では、簡単に重要キャラクターのヴァリエーショ
ンを増やせないことを、意味するのですね。だから九条ひかりも、その世界観を壊
さぬような、それでいてしかも、印象的なキャラにしなければならなかったわけで
す。この条件を、MHは見事に解決したと思いますが、これは、案外本質的な課題
だったと思います。

101ふたりは名無しさん:2005/03/14(月) 17:19:30 ID:8QRepm92
 この点、もう少し突っ込んで述べてみましょう。例えば、『プリキュア』という
作品に、決して嫌なキャラクターが出てこないというのは、衆目の一致する見解と
思います(なかよし漫画版を描いてる上北ふたごも、そんな事を言ってます)。で
は、嫌なキャラとはそもそも、どういうものでしょうか。意地悪なキャラ、うちと
けないキャラ、厭味なキャラ、高慢なキャラ、エゴイスティックなキャラ──とり
どりありましょうが、それを、『プリキュア』との関連で簡潔に述べれば、「素直
に無償の行為ができないキャラ」、と凡そ表現できると思います。どんな行為をす
るにあたっても、自意識が先に立って、行為の損得勘定をしてしまうキャラを、一
般に「嫌」と感じる。そういうことなのだと思うのです。対して、無印において、
なぎさとほのかが、そもそもプリキュアとして戦う理由からして、ほとんど「無償」
であったのは、言うまでもありません(無論、この無償がもっとも発揮されるのは、
なぎさ-ほのかの間の助け合いの際です)。そして、敵対するドツクゾーン側も、
卑しい悪を行使するキャラは一人もいなかった。そう、「無償の悪」というのもあ
り得るわけですね。
 以上を踏まえますと、当然ながら、ひかりというのが、どういうキャラであって
は「ならなかった」か、も推察されます。当然ながらまず、もう、キャラのデザイ
ンと設定とからだけで、エピソードや何やら全て判ってしまうような、安易なアニ
メ的なキャラではあり得なかった(ちなみに九条ひかりの公式設定は「中一のわり
に大人びた女の子。一見大人しそうだが、芯は強い。学校の成績は優秀だけど、ど
こか世間の常識とズレているところアリ。」これを読むだけでは、無論、前述の
「素直なつたなさ」のような、微妙なプリキュアらしいキャラクター性は、感受さ
れません)。はじめからなぎさとほのかに、心の隔てがあるようなキャラでは、あ
り得なかった。なぎさとほのかと、ソンをするとかトクをするとか、そういう利害
関係を持つキャラでもあり得なかった。そして、より積極的な規定としては──、
なぎさとほのかが、あたかも恋人同士のように(まあ友人関係というのも一種の恋
愛ですから)、無償の好意を交しあっていたのと同様に、なぎさ / ほのか / ひかり
の間でも無償の好意を交しうる、そういう関係が成り立ち得る、新キャラクターで
なければならなかった。姉妹関係、というのがそういう無償の成立する関係のアナ
ロジーであるとは、ご理解いただけると存じます。製作者側の正確な意図は、とも
かくも、第六話で描かれたエピソードは、まさしく無印の『プリキュア』からの延
長で、プリキュアらしさを保った上で、さらにそれを拡げてみせたという、ほんと
うに快心の出来映えだと、私には考えられます。スタッフの技術的な水準について
は、私には何も確かなことは言えません。しかし、後々まで印象に残るエピソード
というのは、案外こういう回なのではないだろうかと存じます。
 余談になりますが、戦闘パートでのルミナスのあり方も、第六話で、いくらか明
白になったと、言っていいと思いますね。第五話でのポルンの言葉──「二人で力
を合わせてプリキュラを助けるポポ!」でも、既に明らかだったのでしょうが、前
列の白と黒とが、互いに助け合いながら(この描写はMH第一話でも、第三話でも、
はっきりとありましたが)戦うのと同様、後列からプリキュアを「助ける」、とい
う位置付けのようですね。この点、十中八九、製作者側に企図の曖昧はないと思い
ます。やはり無印からの延長で、それ以外にありえないという意味でも、そう思い
ます。

 ──またいつものように、長々しいお手紙となってしまいました。相変わらずの
妄言、おゆるしください。どうぞお聞き流しくださいますように。
 では御身御大切に遊ばしませ。

                                (゚∀゚)アヒャ 拝

103ふたりは名無しさん:2005/09/06(火) 11:27:46 ID:aDIkZ/U2
短く、分かりやすく言ってくださいよ。
見本をみせてやる。
プリキュアおもしろい。声優も売れてるの使ってるし。
新キャラのひかりってこれからどうなるんだろ?
最初見たときはちょっと不安になったけど、これからがたのしみだね!!

俺の足りない頭で上に書いてある長文を略したらこうなった。
シンプル イズ ペスト

104ふたりは名無しさん:2005/09/06(火) 19:47:02 ID:DFAY1SJw
なんか雑談スレじゃなくネタスレになってきたような。

105エビちゃん:2006/07/05(水) 20:59:36 ID:eSaLdxRE
ちょっとヤバイ写真が友達経由で回ってきました。
エビちゃんこと蛯原友里さんのほぼ全裸写真。なんでも撮影時にスタッフが盗撮したものらしいです。マガで配信する予定なので、見たい人は空メ送って待っててね。
空メ⇒613022s@agw.st
説明⇒http://66.160.206.49/maga/

106永江聡:2006/10/02(月) 10:24:06 ID:GP0HP2P6
毎週日曜日に見ています、ビデオに録画為てます

107ふたりは名無しさん:2006/12/05(火) 06:35:53 ID:FNDl7VFQ
簡単で確実にお小遣いをGETする方法を紹介します。
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108ふたりは名無しさん:2009/04/26(日) 15:44:20 ID:whCnHV6c
長文多いなw

109ふたりは名無しさん:2009/04/28(火) 08:12:35 ID:x1lRoogM
行間空けて書いてくれないと読みにくいよw

110ふたりは名無しさん:2009/05/01(金) 05:36:57 ID:ePu8hwVA
そうだね。

111ふたりは名無しさん:2009/05/08(金) 16:54:59 ID:JM3v1Z5.
おじゃる丸か。

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