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南アフリカの言語・アフリカーンス

1BOTSHABELO:2003/03/15(土) 08:49
先日、あるポータルサイトの「南アフリカ」の「言語」について読んでいましたら、少し気になる記述がありました。
この内容を批判する気はないのですが、少しばかり南アフリカについて知ったがぶっているだけなのです。

言語については、『英語、アフリカーンスなど11の公用語がある。アフリカーンスとはオランダ語から派生した南アフリカ独自の言語で、主にはオランダからの移民が中心に使っている』と説明されています。

言葉の概要については、『アフリカーンスとは、17世紀のオランダ語に、フランス語、ドイツ語、英語、東南アジアの奴隷からもたらされた言語などが組み合わさって発展してきた言語だが、オランダ語の方言と考えてよい。アフリカーンスは、アフリカーナーと(自ら)称する白人やカラードを中心に話されている』と説明されている。

少数のアフリカーナーの喋るアフリカーンスについてだけ説明しないで、アフリカン(黒人)の言語について説明しないまでも、観光・商用の範囲では英語で問題ないと説明して欲しい。
また、アフリカーンスはオランダ語の方言と書くのは問題があるかもしれない。一般的に記載されている、17世紀のオランダ語から発展したオランダ語の兄弟言語と書いた方がよいかもしれない。現在のオランダ語とアフリカーンスでは、単語の意味、発音、文法もだいぶ違うみたいです。

会話例については、次のように書かれています。
『だいたい綴り通りに発音すればよい』と書かれていますが、南アフリカでは通じないかもしれません。
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 
お元気ですか? Hoegaand? /フーガーンド?
元気です    Goed dankie /グード ダンケン
どうぞ     asseblief /アセブレンフ
すみません   Ekskuus /エクスカス
はい      Ya /ヤッ
いいえ     Nee /ニー
〜でしょう?  Ne? /ネ?
良い      Lekker /レカー
悪い      Sleg /スレッグ
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

アフリカーンスは、アフリカーナーとカラードで少し違うようですし、地域によっても違うかも知れませんが、このように書くのがよいかも知れません。

お元気ですか?     Hoe gaan dit? /フ・ハーン・ディット? 
元気です。ありがとう。 Baie goed, dankie. /バイエ・フット、ダンキィ
 ※バイエ・フットは、バッファと短縮して使用することもある。
どうぞ         asseblief /アセブリーフ
 ※英語の please と同じ。
すみません       ekskuus (ekskuse) /エクスクース(エクスクス)
 ※英語の excuse、pardon と同じ。
 ※ekskuus! は、英語の pardon me!、sorry! と同じ。
はい          Ja /ヤァ
いいえ         Nee /ニェ
〜でしょう?      Ne? /ネ
 ※英語の is it not?、isn't it?、yes? と同じ。
良い          goed /フット
 ※lekker は、英語の nice と同じ。
悪い          sleg /スレフ

2BOTSHABELO:2003/10/30(木) 21:26
南アフリカの国歌の行くへ

南アフリカの国歌は『ンコシシケレリアフリカ・ダイステム』で、途中でメロディーが変わるので有名です。最初の歌い出しは黒人言語ズールー語で、その後、黒人言語のソト語でンコシシケレリアフリカが歌われます。その後、白人言語のアフリカーンス語でダイステムが歌われ、最後に英語の歌が歌われます。
『ンコシシケレリアフリカ』は、弾圧されていた黒人の方たちが、アパルトヘイト政府への抵抗の歌として歌われていたそうです。1897年に作られ、多くのアフリカの言語に訳されているそうです。ザンビアおよびタンザニアの国歌にもなっているそうです。
『ダイステム』は、黒人の方たちからは『アパルトヘイトの歌』として嫌われているそうです。1967年に起きたソウェト蜂起は、黒人の方たちのアフリカーンス語の授業の放棄から起きたことは、あまりにも有名な話です。この嫌われている『ダイステム』も、アフリカーナーの方たちにとっては、1899年から1902年のイギリスとの苦しい戦争(ボーア戦争)時に作られた、ボーア人(アフリカーナー)の勇気をたたえる歌なのだそうです。1957年に国民党政権下で国歌になったそうです。
1994年にマンデラ氏が大統領に就任した際に、『ンコシシケレリアフリカ』と『ダイステム』の両方が国歌になるだろうと宣言し、1996年に2つの歌が結合して新しい国歌の『ンコシシケレリアフリカ・ダイステム』を作ったそうです。
ある黒人の方は「アフリカーンス語の部分は歌いたくない」と言い、ある白人の方は「ズールー語やソト語を知らないので歌えない」と言っているそうです。また11言語あるナショナルランゲージの、他の7言語の黒人の方たちからも不満があるみたいです。
『ンコシシケレリアフリカ・ダイステム』の『ダイステム』部分は、「アパルトヘイトの遺産のうちの1つとして政府が廃棄するのは時間の問題」と言われていたみたいですが、政府は「国歌を変更するつもりはない」と言っているそうです。

3虹の国・SouthAfrica:2003/12/13(土) 00:10
アフリカンスーン語、存在は知っていましたがこんな言葉だったんですか。参考になりました。


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