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らっきょの4ヶ国漫遊記。
239
名前:
らっきょ
投稿日: 2005/09/24(土) 23:33:58
[ 2rmDsnOE ]
続き。
BERBARD(ベルナール)と名乗る親切そうな紳士は、
話をしているうちに、一緒にご飯を食べないか、と申し出てきた。
実際きちんとジャケットを羽織り、しぐさも丁寧な物腰の紳士は、
今晩、友達と食事をする処なのだが、
相手が遅れてまだ来ないから待っている途中だという。
まぁ当然何処からきたとか、何しにパリに来たとか一通り聞かれる。
自分はベルギー人だとおっしゃった。(あとは覚えてない)
今晩はどうするのだと聞かれ、「適当にご飯食べます」というと、
ガイドを見せてくれといい、レストランのページを見て、
此処はいいよ、此処はマズイなどと教えてくれた。
それから、もしよければパリに居る間ご飯をごちそうしてあげよう、と。
パリは明日までなんで、というと「じゃ、明日」と云い出す。
「いや、結構です、次の日も朝早いから」
リュクサンブール公園で声をかけてきた男よりかは丁寧だが、
警戒はもちろんしていた。しかし相手も食い下がらず、
「日本人の知り合いがいなくてね、友達になってみたいんだ。
学生の話も聞いてみたい」とのこと。
何度かやりとりしたが、結局・・・折れた。
サン・ジェルマン・デ・プレ界隈のレストランでごちそうするとおっしゃった。
待ち合わせ場所と時間を決めた。
「この駅は出入り口が此処しかないから、此処で待ち合わせだ」
そうすると紳士の携帯に連絡が入る。友達が来たようである。
あと少しだけ話をして、「じゃあ今日は失礼するよ」と彼は去った。
・・・只軽く喋っただけの人と、食事の約束をしてしまった。
少しの罪悪感と、後悔が胸につっかえたまま、ルーブルを後にした。
今思い返しても、少し苦い思い出だ。彼は親切だったのに。
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