香港で、中国本土から持ち込まれたニワトリが鳥インフルエンザに感染していたことがわかり、感染の拡大を防ぐためニワトリなどの家庭での飼育が禁止されることになりました。
これは香港の周一嶽厚生食品局長が3日夜、記者会見して明らかにしたものです。それによりますと、一般の家庭でも20羽以下なら許可なしにニワトリなどを飼育できることになっている現在の条例を改正して、ニワトリやアヒル、それにハトなど6種類の鳥について、一般家庭での飼育を禁止するということです。これに違反した場合は、日本円で70万円余りから150万円余りの罰金を課すとしています。香港では2月1日、中国本土から無許可で持ち込まれ、家庭で飼われていたニワトリが鳥インフルエンザに感染していたことが確認され、周辺で飼育されているニワトリなどを回収して処分する措置が取られていますが、住民の一部にはこれを拒否する動きが出ています。香港では、3年前に鳥インフルエンザに感染した住民1人が死亡していることから、当局では感染拡大を警戒して、今回の措置に踏み切ったものです。
02/04 09:09 NHK