ソニー・エリクソンは、ソニーとEricssonの携帯電話合弁会社であるSony Ericsson Mobile Communicationsの日本法人で、現在はドコモとau向けに携帯電話を開発している。海外では音楽プレーヤーの「Walkman」、デジタルカメラの「Cyber-shot」など、ソニーのブランドを冠した端末の投入でシェアを伸ばして世界シェア4位につけており、2月のMobile World Congress 2008では、同社初のWindows Mobile端末「XPERIA X1」を発表して大きな注目を集めた。
今回の研究で、米ノースイースタン大学(ボストン)複合ネットワーク(Complex Network)研究センター教授のMarta C. Gonzalez氏らは、所定のカバーエリア内での移動を追跡する携帯電話中継基地局のログ(log)を分析。無作為に選択した携帯電話ユーザー約10万人を対象に、その移動に関する情報を6カ月にわたり収集した。
米ハーバード大学(ボストン)生物学的人類学(biological anthropology)准教授のKaren L. Kramer氏は「人々は、現代では水飲み場や食料源を日々追い求めることはなくなった。都会では職場に行けば金銭を得られ、店で食料を買い、それを食べるために自宅へ持ち帰る。つまりヒトは、基本的には今も採集狩猟生活者であるが、資源が集中していれば移動場所もまた集中する」と説明している。