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文学:Joyce, Nabokov・・・

1:2004/07/02(金) 23:51


2:2004/07/02(金) 23:56
Nabokov "Strong Opinions" (インタービューと評論など)を読んでいる。
以下の答えは気がきいてるし、もってまわってて(Pompous)笑った。できたら日本語にしてみる。
http://lib.ru/NABOKOW/Inter01.txt 
(Do you like being interviewed?)
Well, the luxury of speaking on one theme-- oneself-- is a sensation not to be despised.

3:2004/07/03(土) 01:21
インタービューはお好きですか?

まあ、一つの話題だけ(作家自身)に限って話ができる贅沢を嫌うべきではない。

4:2004/07/03(土) 01:23
> Nabokov "Strong Opinions" (インタービューと評論など)を読んでいる。
> ナボコフがこの本で "There are no puzzles in Ulysses."と言ってるらしいが、どこかな。

ここかな?  http://lib.ru/NABOKOW/Inter07.txt

**As an admirer of Borges and Joyce you seem to share their pleasure in teasing the reader with tricks and puns and puzzles. What do you think the relationship should be between reader and author?

I do not recollect any puns in Borges but then I read him only in translation. Anyway, his delicate little tales and miniature Minotaurs have nothing in common with Joyce's great machines. Nor do I find many puzzles in that most lucid of novels, Ulysses.
On the other hand, I detest Finnegans Wake in which a cancerous growth of fancy word-tissue hardly redeems the dreadful joviality of the folklore and the easy, too easy, allegory.

What have you learned from Joyce?
Nothing.

Oh, come.

5:2004/07/03(土) 01:33
(訂正)
インタービューはお好きですか?
まあ、一つの話題だけ(作家自身)に限って話ができる贅沢な快感を嫌うべきではない。

(こう書くとまるでオーケンだね)

6名無しさん:2004/07/07(水) 03:41
The old drunk guy is singing this song toward the beginning of the film "Clockwork Orange".
I figured it must be a real Irish folksong, but for about 20 years I was never sure.

http://ingeb.org/songs/indublin.html Words and 2 MIDI files

1. In Dublin's fair city,
Where girls are so pretty,
I first set my eyes on sweet Molly Malone,
As she pushed her wheelbarrow
Through streets broad and narrow,
Crying, "Cockles and mussels, alive, alive oh"!

7名無しさん:2004/07/08(木) 01:57
上の歌は、Clockwork Orangeの冒頭付近で 酔っ払い爺さん が歌います。
本当のアイルランド古歌(民謡?)なのか20年来の疑問でした。

そのうち、「春はあけぼの」について私が書いたものをここに復活させます。

8名無しさん:2004/07/08(木) 02:02
☆☆☆ 翻訳 英語 などに関する【2】つの掲示版 ☆☆☆  お暇な時にお立ち寄りください。
(otd) stzz BBS: 翻訳 英語 書籍 文化 その他http://bbs10.otd.co.jp/stzzBBS/bbs_thread
stzz BBS: 翻訳 英語 書籍 文化 その他http://jbbs.shitaraba.com/bbs/subject.cgi?CATEGORY=study&BBS=4383

「樹影譚」 (文春文庫) 丸谷 才一 (著) 価格: ¥347
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167138093/qid=1084673235/sr=1-4/ref=sr_1_8_4/249-8149013-5257942

この中の短編「鈍感な青年」を読んだ。大学生くらいの男女カップルが毎日、図書館で並んで本を読む(デート)、そして、ある日、東京下町のお祭りに行ってみる・・・
こんなにすんなりと主人公(たち)に感情移入できる話は久しぶりに読んだ。

それから、表題作 「樹影譚」 を駆け足で読んだら、Nabokov "Pale Fire" に近い世界を日本語で実現していた。 つげ義春にも似ている。

3つめの短編 「夢を買ひます」 も良かった。 これは Lolita みたいな感じ。 愉快で笑った。

9名無しさん:2004/07/08(木) 02:06
丸谷さん、「樹影譚」(文春文庫)を読んだ時に読んだ時にやってくれるのじゃないか、という予感がありましたが、やはりやってくれましたか。(Ulyssesの世界を日本語で実現すること)
amazon には読了した人の絶賛評がいくつかあります。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062118491/qid=1086935208/250-8737878-9542658
(こういう以下の人たちのような、文学マニアでない人も絶賛する本は、本当に素晴らしい。おめでとうございます。)

なんともいえない雰囲気, 2004/03/12  レビュアー: のんちび
丸谷さんの作品は文章が魅力的。エッセイしか読んだことがなかったが、とても面白かった。
取り上げた題材にも興味があったこともあり、中盤から後半にかけてはすっかり引き込まれ、あっという間に読み終わってしまった。
ハードカバーは値段的に敷居が高いが、内容によります。...

素晴らしい出会い, 2003/07/10  レビュアー: miya_chai
源氏物語を巡る、丸谷才一氏10年ぶりの書き下し小説です。ただ私は源氏物語も、丸谷氏の著作も熱心に読んだことがなく、もしかしたら無意識のうちにイメージ的に避けてきたのかもしれません。そんな予備知識が全くない状況で「輝く日の宮」を読了しました。
面白いです。ほんとに面白い。一気に読みあげました。...

10万葉集 における 言葉遊び:2004/07/08(木) 02:11
http://homepage3.nifty.com/osuzume/kotonoha2.htm#Anchor737555
たらちねの母が飼ふ蚕の繭ごもり 馬声蜂音(いぶ)せくもあるか妹に逢はずして

http://www.nikkoku.net/ezine/asobi/asb13_02.html
『万葉集』の戯書の例としてよく引かれるのは、馬声蜂音石花蜘荒鹿
です。これで「いぶせくもあるか(心が晴れないことだ)」と読みます。

11名無しさん:2004/07/08(木) 06:09
>>たらちねの母が飼ふ蚕の繭ごもり 馬声蜂音(いぶ)せくもあるか妹に逢はずして

これですが、枕詞を取ると、「いぶせくもあるか妹に逢はずして」だけ。
つまり、意味は 「私の恋人に会えないので気が晴れない」 だけ。
これで合ってますか?

12名無しさん:2004/07/08(木) 06:31
この男の母が実際に蚕を飼っている、と解釈すべきですね。
では実際にその時点で繭があると解釈すべきですか?

13名無しさん:2004/07/08(木) 21:38
母ちゃんと言えば、ジョイスの母ちゃんてどういう人?

14名無しさん:2004/07/09(金) 09:36
「インテリ」タイプではなかったと思う。 Noraみたいな感じを想像する。
http://www.online-literature.com/james_joyce/
Joyce's mother, Mary Jane Murray, was ten years younger than her husband. She was an accomplished pianist, whose life was dominated by the Roman Catholic Church. In spite of their poverty, the family struggled to maintain a solid middle-class facade.

After graduation in 1902 the twenty-year-old Joyce went to Paris, where he worked as a journalist, teacher and in other occupations under difficult financial conditions. He spent a year in France, returning when a telegram arrived saying his mother was dying. Not long after her death, Joyce was traveling again.

15名無しさん:2004/07/09(金) 12:47
カトリックで避妊をしないというわけかな。
十何回か妊娠して何回かは流産したが子どもを産みつづけた、
と、どこかで、読んだような気がする。それで体がぼろぼろ
だったと。しかし、現役の母親としては幸せだったらしい。
兄弟何人いたのかな。

16名無しさん:2004/07/10(土) 09:36
http://www.kanshin.com/index.php3?mode=keyword&id=219398
山形浩生の空間
Nabokov
ロシアの貴族階級だったのが亡命して、ベルリンを経てアメリカ、そしてスイスへ。ロシア語でもそこそこの作家や詩人として名をあげ、『不思議の国のアリス』ロシア語訳なんかもしている。ことばの肌触りに敏感な作家。ロシア語を捨てて英語で書くようになったことで、特異な記憶との戯れが言語との戯れとして作品に強く顔を出すようになり、独特の世界を創り出す。詰めチェスが好きでチョウの熱心なアマチュア研究家でもあり、それが作品にも色濃くあらわれる。

17名無しさん:2004/07/12(月) 00:38
The opening lines of The Song of Roland. The pagan villain invokes Mohammed and Apollo.
http://www.galileolibrary.com/history/history_page_76.htm
Charles the King, our Lord and Sovereign,
Full seven years hath sojournèd in Spain,
Conquered the land, and won the western main,
Now no fortress against him doth remain,
No city walls are left for him to gain,
Save Sarraguce, that sits on high mountain.
Marsile its King, who feareth not God's name,
Mahumet's man, he invokes Apollin's aid,
Nor wards off ills that shall to him attain.

18James Joyce Love Letter Sells for Record $447,298 at Auction:2004/07/13(火) 01:15
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=10000102&sid=aELBc53IaZ5o&refer=uk
July 8 (Bloomberg) -- A love letter written by James Joyce in 1909 to his wife Nora Barnacle, addressing her as ``My darling little blackguard,'' ?????????

``Joyce is hot because he's the best writer of the century, and because he had the good grace to die leaving a small canon,''

He writes in the letter of his ``ungovernable lust'' for his wife, who had threatened to leave him. He compares her to a ``strange-eyed whore'' and signs the letter, ``Heaven forgive my madness.''

19「ボクはキミとハメハメしたい」:2004/07/13(火) 01:20
http://ok.halhal.net/~senichi/j/news/data/2004/2004_07_12_08_01.html
ジェームス・ジョイスのHレター
故ジェームス・ジョイスといえば『ユリシーズ』で知られるアイルランドの作家のだが、恋人で、その後に妻になるノラ・バーナクルさんに宛てた手紙がロンドンで約24万ポンド(約4830万円)で競り落とされた。
「ボクはキミとハメハメしたい」といった、変態リクエストがこと細かに描写されており、最後に「どうかボクの狂気を許しておくれ」などと書かれている。
ほかにも、これほどエッチではないが、似たような手紙2通も別々に落札された。(AP)

「ボクはキミとハメハメしたい」 の原文は?

20:2004/07/13(火) 05:50
長編小説 「ユリシーズ」 の (一分で読める)あらすじ:

朝、スティーブン起きる、同居人の男2人とお話する。少し険悪。ダブリンをうろつく。

朝、ブルームとモリー(奥さん)起きる、ブルームはダブリンをうろつく。
浜辺へ行って女の子の脚を見ながらオナ二ーする。
発射と同時に花火。 ← これが前半のクライマックス

モリー(奥さん)は町で浮気。

もう夜。スティーブン(S)とブルーム(B)は酒場で酔って騒ぐ。いろいろな妄想。
Sは船乗りに殴られる。Bが助けて、一緒にBの家に帰る。二人で立ちション。
モリー(M)がSを見て、「まあ、若くていい男ねえ」
Sは帰る。

BとMは逆むきでベッドで寝てる。BがMのお尻にキス。

最後の章はテンもマルもないMの回想というか意識の流れというやつですな中略
今日のお昼のボイランたら大きなおちんちんだわね馬のようだわね中略
そういえばあの彫刻のおちんちんはきれいで口に入れたくなったわね中略
ああ遠くで列車の汽笛が聞こえるわ Once in the dear dead days beyond recall 中略
Bがプロポーズした時のことを思い出すわ二人で海の見える丘の上に登って
そしてBがわたしにキスして私は目でもう一度言ってと言ったのよyes
わたしは腕をBの首にまわして下に引き寄せて私の胸が感じられるようにそして香水yes
心臓はもうはやくはやく鳴っていたそして私はこう答えたYes

(参考資料) http://www.fact-index.com/m/mo/molly_bloom_s_soliloquy.html

21:2004/07/13(火) 05:58
612 :吾輩は名無しである :04/06/12 02:06
コーラを飲んだ感想を文学的に表現しようスレで文体模写をしたんだけど
誰も気づいてくれないみたいでさみしいので本家ナボコフスレに自主転載。

158 :コカコーラ・コカコーラ :04/06/08 20:28
 コーラ、わが心のともしび、わが肉のほむら、わが罪、わが魂。コ、ー、ラ。舌の上を
はぜるように口蓋をふるわせ、三秒後に軽く歯に沁みる。コ。ー。ラ。
 朝、ソックスを片方だけはきかけて立って飲む350ccの彼はコだ。ただのコだ。ゲップを
はくとコーだ。アメリカではコークだ。正式にはコカ・コーラ。しかし、私の胃をもたれ
させるときの彼は、いつもコーラだ。
 彼はなにかの麻薬なんじゃないだろうか?そう、たしかにそうだ。じっさい、ある夏、私
があの最初の炭酸飲料を愛さなかったら、コーラは、まったく存在しなかったかもしれない。
海辺の、ある公園でのことだ。あれはいつのことだろう?そう、あのときから、コーラが生
まれるまでに、ほぼあの夏の私の体重分だけ肥満した計算になる。デブというものは、かな
らずこのようなひねった文体をこねまわすものと思っていいだろう。
 消費者のみなさん、販促物件第一号はかの暗黒液体が_あやまり伝えられているかの安価で
謎めいた製法をもった暗黒液体が、かねてうみだしたものである。このかなりつきでたお腹を
見ていただきたい。

613 :スカトロ教授 :04/06/12 02:14
ハンバート・ハンバートだな。やるね。

22名無しさん:2004/07/14(水) 02:14
>>18
ジェームス・ジョイスのHレター のこれ以外の内容が全く見つからない。

>>「ボクはキミとハメハメしたい」といった、変態リクエストがこと細かに描写されており
これと同じ内容の英文も、どの記事にも無い。

23.:2004/07/16(金) 08:34
http://www.ne.jp/asahi/ymgs/hon/kansou_folder/kansou03_ougai.htm
読書感想文は1行読めば書ける!実践3『舞姫』

24名無しさん:2004/07/28(水) 09:43

http://www10.plala.or.jp/transparentt/maruya.html

丸谷才一

「樹影譚」     『樹影譚』所収   文藝春秋 1988年

そこで、樹の影をあつかつた、ナボコフの作だと思ふ短篇小説のほうだが、うろ覚えで言ふとこんな筋だつた。

主人公は中年の小説家で亡命ロシア人。壁に映った樹の影を見ると異常に感動するたちである。自分のこの癖ないし趣味は何に由来するのかといふのは、長いあひだ彼の関心事だつたが、いくら考へてもわからなかつた。
それから話がいろいろあつて(このへんはきれいに忘れてしまつた)、多年、欧米を流浪したあげく、どうしたわけか故郷の家に帰り、なつかしい子供部屋にはいる。

###
###  実はまだまだナボコフについての話は続いていきますが、この辺で。上に引いた部分ですでに存在しないナボコフの短篇をひとつ作ってしまっているわけですが(はるかに遠い出典は『ベンドシニスター』の一節ではないかと思います)、
この作品はナボコフへのオマージュであるとともにナボコフ論でもあり、ナボコフ的に凝っていて、ナボコフに関するところを抜き出しているときりがありません。未読の方はどうぞ作品をお読みください。

25名無しさん:2004/07/28(水) 09:44
更新履歴   2003年8月より
http://www10.plala.or.jp/transparentt/rireki.html

26名無しさん:2004/08/07(土) 02:56
Nabokov「Pale Fire」→ 「青白い炎」

Q.ホントに『炎』は青白い?
A.黄昏時の太陽(Shakespeare) らしいから違うみたい。じゃあ何と訳すか?

薄い炎、 薄光の炎、   ????

27名無しさん:2004/08/07(土) 03:02
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480038817
青白い炎 ちくま文庫
ウラジーミル ナボコフ (著), Vladimir Vladimirovich Nabokov (原著), 富士川 義之 (翻訳)

以下の「レビュー」を書いてる人は日本語も駄目ですが、英語も殆ど読めない人だと思う。

翻訳がトンデモ., 2004/02/09   レビュアー: カスタマー   オナーヴァ
>> 読み始めたらあまりにも意味のわからない文章が続出するので,辞書を引き引き,ペーパーバックを読んでみたら,特に難しくないじゃないか!

英語が読めない人間にとっては、易しい英語も難しい英語も同じに感じられるかも。

>> (ブンガク臭のただよう豆知識みたいな訳注はいらないのでは? 英語の原書も文学的な前提知識は求めてないです.)
そうかね?

>> 作中詩には英語の原文が併記されているので,ワタシ程度の人間でも訳文がちょっとおかしい,とわかってしまいます.
ならば一つでも実例を挙げよ。

28From 2ch:2004/08/08(日) 16:20
(I fail to see the connection between Rand and Nabokov. -- I'll do some googling.)

アイン・ランド 『水源』がもうすぐ出るらしいけど、どんな感じの作家なんすか? ナボ信者なら詳しいと思うけど。

>> 選民意識が強烈らしいけど…
amazon.co.jpで山形がレビュー書いてるよ。<ランド Fountainhead やまがたのレビューより引用。

「本書を読んで感動し、ランド支持者となる多くの人は、自分こそはこの優秀な側の人間だと思っています。でも実際には、
多くの人は自分が思っているほどは有能ではなく、社会的な評価の低さも 実は単なる分相応だったりする場合がほとんどです。
本書を絶賛する人は、いったい自分がランドの世界で どこに位置づくかをよく考えてみるべきでしょう。」

29名無しさん:2004/08/08(日) 16:24
洛〇塔、我生命之光、我欲念之火。

ここに「ロリータ」(第一部)と川端康成の「眠れる美女」の中国語テキストあり。
http://www.tangritagh.net/chinese/book/waiguowenxue/wgxs.htm

329 :吾輩は名無しである :03/09/28 09:25
面白いものをありがとう。 そうか、納博科夫って書くのか(苦笑)。

30from 2ch:2004/08/08(日) 16:28
父ちゃんって決闘で死んだんだっけ?

>> テロリストに暗殺されたんじゃなかったっけ?

あ、そうか! 決闘で死んだのはセバスチャン・ナイトの父ちゃんのほうでした。
現実と虚構がごっちゃになってた。…イッテキマツ。

> キモチハヨクワカル

31Quotes from Nabokov's "Strong Opinions":2004/08/09(月) 08:49
http://www.robotwisdom.com/jorn/nabokov.html

I think like a genius, I write like a distinguished author, and I speak like a child.

My loathings are simple: stupidity, oppression, crime, cruelty, soft music. My pleasures are the most intense known to man: writing and butterfly hunting.

32名無しさん:2004/08/09(月) 15:25
http://www.generationterrorists.com/quotes/the_great_gatsby.html
And as I sat there brooding on the old, unknown world, I thought of Gatsby's wonder when he first picked out the green light at the end of Daisy's dock. He had come a long way to this blue lawn, and his dream must have seemed so close that he could hardly fail to grasp it. He did not know that it was already behind him, somewhere back in that vast obscurity beyond the city, where the dark fields of the republic rolled on under the night.

Gatsby believed in the green light, the orgastic future that year by year recedes before us. It eluded us then, but that's no matter - tomorrow we will run faster, stretch out our arms further... And one fine morning -

So we beat on, boats against the current, borne back ceaselessly into the past.

33名無しさん:2004/08/09(月) 15:49
短い文だがちゃんと理解して訳すのは大変そうだ。
よく意味が解ると青くさくて照れちゃうような文だ。

文中の orgastic (from "orgasm") は旧版では orgiastic 【形】 飲めや歌えの
になってた。似たような意味か。

34Lolita, Vladimir Nabokov.:2004/08/10(火) 02:46
Lolita, light of my life, fire of my loins. My sin, my soul. Lo-lee-ta: the tip of my tongue taking a trip of three steps down the palate to tap, at three, on the teeth. Lo. Lee. Ta.
She was Lo, plain Lo, in the morning, standing four feet ten in one sock. She was Lola in slacks. She was Dolly at school. She was Dolores on the dotted line. But in my arms, she was always Lolita.

http://bbs6.sina.com.cn/newsoul/soulpage/7/16/2001/0701/621355.html
洛丽塔,我生命之光,我欲念之火。我的罪恶,我的灵魂。洛--丽--塔:舌尖向上,分三步,从上颚往下轻轻落在牙齿上。洛。丽。塔。 在早晨,她就是洛,普普通通的洛,穿一只袜子,身高四尺十寸。穿上宽松裤时,她是洛拉。在学校里她是多丽。正式签名时她是多洛雷斯。可在我的怀里,她永远是洛丽塔。

35名無しさん:2004/08/17(火) 02:46
http://www.wombat.zaq.ne.jp/propara/articles/001.html
 ナボコフは、プーシキン作『エヴゲーニイ・オネーギン』の英訳を出版した後、あちらこちらからそこで使われている言葉が古いと非難を受けた。

かつては親友だったのにこの件で決定的な仲違いをすることになった、文芸批評家エドマンド・ウィルソンとの有名な論争で、"rememorating" "producement" "curvate" "habitude" "rummers" "familistic" "gloam" "dit" "shippen" "scrab"といった言葉について、ウィルソンから「こうした言葉はどれも『オックスフォード英語辞典』に載ってはいるが、どれもまったく辞書の中だけにしかない言葉であり、たいていは<方言>とか<古語>とか<廃語>とラベルが貼られている」と指摘されたとき、ナボコフはその一つ一つについて反論して、こう書いた。「"habitude"はここでぴったりのちょうどいい言葉である。ウェブスターの大辞典にも、<方言>や<廃語>といったラベルは貼られていない」

36名無しさん:2004/08/17(火) 07:53
habitude
【名】 習慣{しゅうかん}、気質{きしつ}、性癖{せいへき}、体質{たいしつ}

37抄訳 フィネガンズ・ウェイク:2004/08/26(木) 03:48
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/408773398X 抄訳 フィネガンズ・ウェイク
ジェイムズ ジョイス (著), James Augustine Aloysius Joyce (原著), 宮田 恭子 (翻訳)
明解な訳文と断章ごとの解説により鮮やかに全体像を現した抄訳版。

>> 柳瀬訳では読む終えることが出来なかったのですが、本書では読み終えることが出来た。
>> 訳は柳瀬訳よりかなり読みやすく、丁寧な注と解説で話し(があるとしたら)少しわかった気にさせてくれる。
>> とにかくわけからんのですが、楽しい。(本当は悲しい作品らしいのですが)
>> 私に『フィネガンズ・ウェイク』を読ませた、宮田さんの努力に星5つ。

38抄訳 フィネガンズ・ウェイク:2004/08/26(木) 03:55
http://www.yomiuri.co.jp/bookstand/news/20040609_01.htm
「ユリシーズ」の日から100年 ジョイス 相次ぎ文庫化

http://www4.plala.or.jp/cgi-bin/light/light.cgi/soodemonai/light
翻訳不可能と言われたフィネガンズ・ウェイクの日本語訳は2種類商品として流通している。先に出た柳瀬訳は、注が全くない全訳。この頃出た宮田恭子は、注が訳文と同じ位ある抄訳。

39名無しさん:2004/09/04(土) 01:44
http://www.apbu68.dsl.pipex.com/html/lore.html
The Pedigree of Honey does not concern the bee -
A Clover, anytime, to him, is aristocracy
(Emily Dickinson)

40名無しさん:2004/09/04(土) 01:47
少しこれみたいで良い。http://ww52.tiki.ne.jp/~tetsugen/jikukaisetu/jikusyoukai29.htm

「雲無心にして以って岫を出で、鳥飛ぶに倦んで還るを知る」

(Dickinson が禅語に通ずる、と松岡正剛っぽくなった。)

41名無しさん:2004/09/04(土) 01:51
http://homepage1.nifty.com/poem-club/mumonnkan/mumonkan2.htm
詩は情緒の解放ではなくて情緒からの逃避であり、個性の表現ではなくて個性からの逃避である。
    (T・S・エリオット「伝統と個人の才能」矢本貞幹訳/岩波文庫『文芸批評論』)

陶淵明の『雲無心にして岫を出て、鳥飛ぶに倦んで還ることを知る』

42名無しさん:2004/09/04(土) 01:56
http://www.bartleby.com/200/sw4.html
Poetry is not a turning loose of emotion, but an escape from emotion; it is not the expression of personality, but an escape from personality.

43名無しさん:2004/09/04(土) 02:07
(誤訳かと思ったら悪訳だった)

(試訳) 詩作とは、感情の奔出ではなく感情からの解放であり、個性の発現ではなく個性からの解放である。

もともと エリオット は難しいのに、こんな悪訳を読んで理解するのは、天才みたいな人じゃないと無理だろうと思う。

44名無しさん:2004/09/08(水) 02:33
確かめる:
1.将棋、囲碁。感想戦の頻度。中国人、その他?
2.チェス。西洋人は感想戦を殆どしない。
3.Nabokovは感想戦をしなかった。

http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Sirius/8370/boardgame.html#感想戦
感想戦というのは、ゲームが終わった後に白黒の両プレーヤーがゲームをならべて 内容を検討する事です。検討の時間は決まっていませんが、自分の棋譜の確認などにも 役立ちます。
そして感想戦は、負けた場合でも上級者から何が悪かったかを教えてもらえる事が 多いのです。(もちろん一部の上級者の中には、感想戦を好まない方もいますが.....。)

45名無しさん:2004/09/10(金) 02:28
やっぱ、普通では考えられない位に外国語が好きとか文学が好きな人には
ごく普通の人は殆どいないのか。

当たり前か。

46名無しさん:2004/09/10(金) 02:31
ただし、少し変わってるだけの人を 無知・無教養な「クソ凡人」どもが
よってたかって変人(狂人)扱いすることはない。

47名無しさん:2004/09/10(金) 15:13
普通では考えられない位に...(人意外の物)が好きというひとのことを
オタクというのでは。

48名無しさん:2004/09/14(火) 07:50
http://members.at.infoseek.co.jp/studia_humanitatis/gewesen5.html
> 引用文については、・・・。学術書にこそ和訳を付けて、文学・小説には訳を付けないことを望みます。学術書は何らかの共通理解を言語化する書物だと思うので、共通理解が一部の人々に占有されるのはまずいと考えます。しかし、文学に関しては、わかる奴がわかることしかわからん世界だと考えているので、別に一部が理解されなくてもそれなりに楽しめるから訳がされなくてもよいのではないか、と。

>>「Lolita」の最初の方(パリ)でフランス語がいっぱい出てくるが、これは日本語訳でもフランス語のままが良い、と思う。
前後から内容が大体わかる。 外国にいて言葉が解らぬ感じを出してるのだと思う。

49名無しさん:2004/09/29(水) 14:21
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1056153777/
この映画は特に難解じゃないよ。「ティムは誰に雇われてたんだ??」なんて言ってる人はかなーり鈍いのでは? それとも字幕が悪いのか?

私は、これを見たらコッポラ「地獄の黙示録」の素晴らしさが再認識できた。

http://www5c.biglobe.ne.jp/~ATOMU/movie/video_06.htm
真・地獄の黙示録/HEART OF DARKNESS
【監督】 ニコラス・ローグ 【出演】 ティム・ロス / ジョン・マルコヴィッチ
■ コッポラ監督の「地獄の黙示録」でさえ未見なのに、いきなり「真」って言われてもな。でも原作「闇の奥”Heart Of Darkness”/ジョゼフ・コンラッド著」にはこちらの方が忠実らしい。

ストーリーは難解。アフリカ・コンゴのジャングルの奥地で突然連絡を絶った象牙採集人、カーツ(ジョン・マルコヴィッチ)を探しに行け!行って象牙を回収してきてくれ!と依頼されたイギリス人のマーロウ船長(ティム・ロス)がやっとの思いで彼と出会い、
どういうわけだか(死にかけの)カーツに魅了され(?)、別人のようになって帰ってくるという、哲学的なのか宗教的なのか、私にゃなんのこっちゃら全然分からん話でした。分からんと言えば人間関係もさっぱり。結局、ティムは誰に雇われてたんだ??

50名無しさん:2004/10/09(土) 08:00
面白い。 柳瀬尚紀的エッセイだと思った。 ただし、柳瀬のエッセイで面白いと記憶してるものは無いが。

http://www.wombat.zaq.ne.jp/propara/articles/040.html
ノーパンとナボコフ
 品のない話で申しわけないが、つい先日のこと。インターネットでスポーツ紙の記事を見ていたら、「聖子ノーパン始球式」という見出しが目にとまった。

51名無しさん:2004/10/13(水) 08:26
http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C111252006/E640274088/index.html
エドガー・アラン・ポー謎の死を遂げる (1849.10.7)

ミステリーの鬼才エドガー・アラン・ポーが謎の死を遂げる。自分の死に方までが多分にミステリーだった。泥酔して行き倒れの状態で発見されたのだ。暗い謎に包まれた死。最後の言葉「神よ、私のあわれな魂を救い給え!」

散人のいちばん好きなポーの作品は『黄金虫』。

52Bloom:2004/10/24(日) 07:50
from Front Matter:

My concern is only with strong poets, major figures with the persistence to wrestle with their strong precursors , even to the death.
Weaker talents idealize; figures of capable imagination appropriate for themselves.
But nothing is got for nothing, and self-appropriation involves the immense anxieties of indebtedness, for what strong maker desires the realization that he has failed to create himself?
Oscar Wilde, who knew he had failed as a poet because he (realized (?)...) that he has failed to create himself?

53Bloom:2004/10/24(日) 07:51
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9978761403
(「序論」より)
私が関心を持っているのは、強い詩人、重要な人物だけである。彼らは,先行するや強い詩人たちと、死ぬまで執拗に格闘し続ける。それほど才能のない詩人たちは、偉大な先立ちを理想化する.その一方,有能な想像力を持つ者達は,地力で先行者を押しのけて、自分の居場所を確保する。しかし、割り込むにはそれなりの代価を払わなくてはならない。つまり、自分で勝手に一区画を占有したために、先行者たちに影響を負っているという非常な不安感がもたらされるのだ。なぜなら強い詩人=創造者は、自分が自分を創造することに失敗したなどということを直視したくないからだ。オスカー・ワイルドは、自分がこの影響に不安を乗り越える強さを持っていないために、詩人として失敗したことを知っていたが、同時に、影響というものの暗鬱な真実をも知っていた。

54Bloom:2004/10/24(日) 07:59
最初の文を二つに分けては駄目。
するや の「や」トル
「地力」は自力。 本の中でもこうなってる?

良い訳とは言えないが、一冊全体としての主張はちゃんと伝えてるのかもしれない。

55Bloom:2004/10/24(日) 08:02
割り込む が悪訳

56名無しさん:2004/11/08(月) 15:10
おいおい、おまいら。
なんだってこんな時でも
 文 学 談 義
 し て ん だ?

新潟では大地震の被害が激しいってのに、家屋が崩れて犠牲になった方もいるってのに。
おまいらときたら、寝ても覚めても文学文学の一点張りかよっ。
兄ちゃん情けなくて天国の親父やお袋に顔向け出来ねぇよ。
おまいら今すぐ本棚の本を片っ端からbookoffに売って、その足で被災地援助募金に「すいませんでした」って有り金全部を寄付して来い。

ちゃんと「すいませんでした」って頭を下げろよ。

ったく此処は文学馬鹿ばかりだからな。
いい加減にしやがれってんだ。

540 :吾輩は名無しである :04/10/25 21:05:30
すいませんでした。

541 :吾輩は名無しである :04/10/26 00:38:43
>539-540
ひきこもりが、偉そうなクチきいて自演してる時じゃない。
藻前ら、
長年のひっきー生活から脱出するいい機会だ、
すぐにリュック背負って新潟へ向かえ。
何ができるか自分の身体を張って体験してこい。
藻前らの情けない半生を、根本から変える最後のチャンス。
2度とないぞ。神様の恵みだと思って勇気を出して実行しろ。全てが一変する。

★新潟中越地震ボランティア・センター(*必ず連絡して行動すること)0258(39)2217

57名無しさん:2004/11/12(金) 02:39
京大教授若島正先生の足元にも及ばないって本人が認めてる人だね
「乱視読者の新冒険」(研究社)・・・12月1日発売  よろしくね

### たしか松浦寿輝は博士号二つ取っています。

>> 京大教授若島正先生の足元にも及ばないって本人が認めてる人だね

本人=柴田元幸がそう言った?  なぜ若島氏はそんなに偉いの?

246   チェスの達人だから  ちなみに松浦寿輝も強い

247   若島さんはSFファン、詰め将棋作家としても有名だよねって

248  というか、そんな類の話はあちこちで書いてるじゃん。
高山宏や巽孝之が重量級だとしたら自分は舞の海だ、とか。

249  学識では謙遜も入ってるだろうが
肉体的には小結以下。小学生並みの身長体重。155、45キロ位だっけ

58名無しさん:2004/11/12(金) 14:07

日本一頭のいい文学者 若島正(京大 文学部 大学院 教授)
 
元数学者
元アマ将棋日本一
チェスプロブレムインターナショナルマスター(日本人唯一)
詰め将棋作家(看寿章史上最多7回受賞)

「乱視読者の帰還」(みすず書房)・・・本格ミステリー大賞
「乱視読者の英米短編講義」(研究社)・・・読売文学賞

10月5日発売「乱視読者の新冒険」(研究社)もよろしく。

59名無しさん:2004/11/16(火) 07:19
http://www.bartleby.com/126/24.html John Keats, On first looking into Chapman’s Homer

MUCH have I travell’d in the realms of gold,
And many goodly states and kingdoms seen;
Round many western islands have I been
Which bards in fealty to Apollo hold.
Oft of one wide expanse had I been told 5
That deep-brow’d Homer ruled as his demesne;
Yet did I never breathe its pure serene
Till I heard Chapman speak out loud and bold:
Then felt I like some watcher of the skies
When a new planet swims into his ken; 10
Or like stout Cortez when with eagle eyes
He star’d at the Pacific—and all his men
Look’d at each other with a wild surmise—
Silent, upon a peak in Darien.

See Notes.

60名無しさん:2004/11/21(日) 02:55
【中国】村上春樹が爆発的人気【すっごく村上】

1 : ◆BiopaceyRg @ばいおぺーすφ ★ :04/11/20 18:09:59
作家・村上春樹氏(55)の作品が、中国で爆発的な人気となっている。
 代表作の「ノルウェイの森」はこれまでに100万部以上が売れた。
こうした「村上春樹(中国語読みでツン シャン チュン シュー)現象」を支えるのは、都市部の若い世代。
急速な経済発展に伴って生まれた「小資」(プチブル)や「白領」(ホワイトカラー)にとって、今や村上作品は、必読の書だ。

 「村上作品の魅力は、簡潔で美しいユーモアあふれる文体はもちろん、
孤独や空虚さ、退屈さを楽しむライフスタイルを読者に提供してくれる点にある」
 上海訳文出版社が刊行した「村上春樹全集」の翻訳を担当した林少華・中国海洋大学教授(52)(日本文学)は、
「欧米でも翻訳されているが、中国での人気は世界一だ」と断言する。

 実際、1989年に林教授が初めて翻訳した「ノルウェイの森」をはじめ、これまでに「海辺のカフカ」(26万部)など、
文集を含めて計27作品が出版されている。10万部を売り上げれば「奇跡」といわれる中国の出版界で、村上作品の人気は伝説的だ。
作風をまねた若手作家も登場しつつある。今年前半には、女性作家が書いたとされる「ノルウェイに森はない」というパロディー本も出回った。

 日本とは政治体制やイデオロギーが異なる中国でこれほど受けるのはなぜか。
 林教授によると、読者層は、高校生や大学生の学生層と、30歳前後の“中産階層”。
林教授が2002年6月に大学で外国語を専攻する100人余りの学生を対象にアンケート(複数回答)をした結果、
「世界や社会生活を認識する視点・方法を提供してくれた」が47・4%、「孤独や寂寥(せきりょう)感への共鳴」が36%と多数を占めた。

 上海訳文出版社の編集者、沈維藩氏は「今や村上作品を読んでいなければ『小資』ではないとまでいわれる。
大都市の若者の好みに合っている」という。改革・開放政策から25年、都市部の経済発展が一定水準に達し、
新たな階層が村上作品を支える市場になり始めたことを示している。
 「孤独や寂寥感への共鳴」は、「一人っ子政策」で育った若者に受け入れられる理由の一つだ。
林教授は「他の日本文学と異なって、主人公と読み手との距離感のなさが、
作品の中に自分の姿を求める孤独な『一人っ子世代』の若者に受けるのだろう」と分析する。
 30歳前後の世代は、反日感情が強いとされるインターネット世代でもある。
しかし、不思議なことにそれほど抵抗は見られない。

 北京市内で出版企画会社に勤める王立さん(30)は「非常村上」(すっごく村上)といわれる自他ともに認める熱烈な「村上ファン」だ。
王さんは「あふれるほどの清潔感と透明感が大好き。国際化したところも受け入れやすい」という。
伝統的な日本文学に特有の悲壮感や圧迫感がないことから、日本を意識せずに読み進められることが大きな理由だ。
村上氏以外では、渡辺淳一氏も同様の理由で人気が高い。

 林教授は新作「アフターダーク」の翻訳に取り組んでいる。村上現象の勢いは中国の経済発展とともに簡単には止まりそうにない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041120-00000105-yom-soci


2 :オレオレ!オレだよ、名無しだよ!! :04/11/20 18:11:07
2
なが

61名無しさん:2004/12/07(火) 03:53
一般的な話として、手紙は(普通)当人たちだけが理解できれば良いように書くものだから、何十年も後の人間が読むと細かい部分が判読できなかったりする。

http://www.tssplaza.co.jp/sakuhinsha/book/kinkan-info.htm 2004年12月刊行予定の本

『ナボコフ=ウィルソン往復書簡』 中村紘一・若島正訳  本体:4800円(税別)
“言葉の魔術師”ナボコフと“文芸批評界の大御所”ウィルソン。20世紀文学史上に燦然と輝く二人の巨人がくり広げるディープでスリリングな文学論争
――蜜月の時代から大破局に至るまでの20年間の全記録。

62名無しさん:2005/06/18(土) 01:28:37
>>32 【Gatsby believed in the green light, the orgastic future that year by year recedes before us. It eluded us then, but that's no matter - tomorrow we will run faster, stretch out our arms further... And one fine morning -】

広大なビーチの大部分はいまや閉鎖されてしまい、ひどく薄暗かった。明かりといえばただ、海峡を渡るフェリーの留まることを知らない光があるだけ。月が高く高く昇るにつれ、無用の館は溶けはじめ、やがてぼくはこの島のかつての姿を徐々に意識するようになった。オランダ人の船員の目に花開いたこの島――新世界の、溌剌としてみずみずしい胸部。いまはない木々、ギャツビーの屋敷に場所を譲った木々が、かつては、あらゆる人類の夢のうち最後にして最大の夢をささやきかけていた。束の間、まるで魔法にかけられたように、男はこの砂浜と、自分の探求心のキャパシティーに比例する何かをふくんだ対面を、理解もしなければ望みもしない詩的考察を強いられながら、かれ以降の人類が二度と経験しなかったようなその対面を果たしたに違いない。

ぼくは体を起こして、その遠い、知る由もない世界に思いを巡らせながら、デイジーの屋敷の桟橋の先端にあった緑色の光をはじめて見つけたときのギャツビーの信じられないような気持ちを思った。長い旅路を経てこの青い芝生にやってきたかれには、自分の夢がつかみそこないようのないほど近くにあるように思えたに違いない。かれには、それがすでに過ぎ去った夢だというのがわからなかった。あの街の向こう、あの広大で曖昧とした世界、共和主義の原野が夜にまかせて押し寄せようとしていたところにぼくらが置いてきた夢。

ギャツビーは信じていた。あの緑色の光を、年々ぼくらから遠ざかっていく、うっとりするような未来を。あのときはぼくらの手をすりぬけていったけど、大丈夫――明日のぼくらはもっと速く走り、もっと遠くまで腕を伸ばす……そしていつかきっと夜明けの光を浴びながら――

だからぼくらは流れにさからい、止むことなく過去へと押し流されながらも、力をふりしぼり、漕いでゆく。

63名無しさん:2005/06/18(土) 01:34:40
He did not know that it was already behind him, somewhere back in that vast obscurity beyond the city, where the dark fields of the republic rolled on under the night.

http://www005.upp.so-net.ne.jp/kareha/trans/gatsby.htm
あの街の向こう、あの広大で曖昧とした世界、共和主義の原野が夜にまかせて押し寄せようとしていたところにぼくらが置いてきた夢。

ぼくらが置いてきた夢。is not correct. Gatsby's dream was already behind him.

Here "the republic" just means "this nation" (the USA).

64名無しさん:2005/06/18(土) 01:53:32
新しい方の映画も良かったよ。 I love Martin Donovan! He was great in "Portrait of a Lady" opposite Nicole Kidman.

華麗なるギャツビー "The Great Gatsby (2001)"

< 放送 >
2003/03/13 深01:05〜深02:40
*当初 2002/02/24 深01:10〜深02:50の予定から変更

< 出演 >
ポール・ラッド(Paul Rudd)[ニック・キャラウェイ:井上倫宏]
トビー・スティーヴンス(Toby Stephens)[ジェイ・ギャツビー:山路和弘]
ミラ・ソルヴィーノ(Mira Sorvino)[デイジー・ビュキャナン:山像かおり]
マーティン・ドノヴァン(Martin Donovan)[トム・ビュキャナン:原康義]
フランシー・スウィフト(Francie Swift)[ジョーダン・ベイカー:宮寺智子]

65村上春樹 「ノルウェイの森」:2005/07/02(土) 04:47:53
>>60 【【中国】村上春樹 代表作の「ノルウェイの森」はこれまでに100万部以上が売れた。】
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BOOK REVIEW DESK Rubber Souls By JANICE P. NIMURA Published: September 24, 2000, Sunday

NORWEGIAN WOOD By Haruki Murakami. Translated by Jay Rubin. 296 pp. New York: Vintage International. Paper, $13.

''I once had a girl / Or should I say, she once had me,'' go the opening lines of ''Norwegian Wood,'' the Beatles song whose title Haruki Murakami borrowed for his 1987 novel. It happens to be a neat summary of Murakami's basic plot: boy falls for complicated girl and is changed forever. But the song, like the book, is not so easily described. An apparently simple lyric shifts upon closer reading; an oddly haunting snatch of melody repeats in the mind. ''Norwegian Wood'' is no idle choice for a title: it creates a subliminal background, both aural and symbolic, for a masterly novel of late-60's love.

Murakami has become popular in the West for a very different kind of fiction: novels like ''A Wild Sheep Chase'' and ''The Wind-Up Bird Chronicle'' feature matter-of-fact narrators enmeshed in bizarre postmodern fantasias. In his native country, however, ''Norwegian Wood'' is the novel that made Murakami famous. Jay Rubin's superb translation is the first English edition authorized for publication outside Japan. (True fans may have tracked down Alfred Birnbaum's earlier translation, published for Japanese students of English.)

66村上春樹 「ノルウェイの森」:2005/07/02(土) 04:50:20
Norwegian Wood By Haruki Murakami Vintage, 296 pages

Haruki Murakami is best known in this country for his distinctive and surreal novels like "The Wind-Up Bird Chronicle" and "A Wild Sheep Chase." So it comes as no small surprise that the book that first earned him fame in his native Japan turns out to be a tender, straightforward coming of age story.

Published abroad in 1987 but only now translated and published here, "Norwegian Wood" introduces us to Toru Watanabe, a successful businessman who finds himself overwhelmed with emotion when he hears a muzak version of the Beatles classic on an airplane. As he swoons over the musical madeleine, he's transported back to his days as a university student in Tokyo in the late '60s and his anguished love for two women -- fragile, enigmatic Naoko and wealthy, elusive Midori.

Watanabe vividly recounts his conflicts and complications, including the pain of watching Naoko slip out of his grasp and into madness. Along the way, he only occasionally veers into the maudlin, preferring instead to pepper his recollections with unexpected, welcome flashes of humor. While skillfully chronicling his helpless regard for the women who change his life, he broadens the picture. Here are dead-on observations of the frivolities of youth -- the erotic escapades, the eccentric roommates, the pretentious multiple readings of "The Great Gatsby," the endless nights of drinking and flirting and playing guitar.

Watanabe's wry digressions only serve to make the impending disasters more believable -- when, until we are very old, are we more susceptible to suffering than when we are very young and very sure of ourselves? Watanabe is hip deep in tragedies -- his best friend commits suicide, Midori's father wastes away and dies -- but he boldly declares, "I've chosen to live." Like all true survivors, though, he carries his past like a scar -- it marks him, it's part of him, but it only hurts when he reopens the wound.

The awkward fumblings and lonely regrets of a romantic college student may not be unique, but Murakami has such a warm, unaffected style it's impossible not to be drawn in, and the setting -- the Far East during the Free Love era -- gives the novel an exotic shimmer. Like the song that haunts its hero, Murakami's tale is a melancholy memory of what was and what could have been, a deft combination of adult wisdom and youthful heart.

--Mary Elizabeth Williams

67村上春樹 「ノルウェイの森」:2005/07/02(土) 04:53:34
&Uuml;ber den Staffellauf, der Leben hei&szlig;t
Haruki Murakamis Liebesroman Naokos L&auml;cheln ist ein sch&ouml;ner Kinoabend.
In den B&uuml;chern von Haruki Murakami geht es zu wie in den Filmen von Eric Rohmer. Sch&ouml;ne Menschen plaudern in angenehmer Umgebung ununterbrochen &uuml;ber Leben, Sex, Liebe und Tod und haben dabei keine M&uuml;he, die richtigen Worte zu finden. Dabei halten sie sich alle f&uuml;r etwas ganz Besonderes.

Nur der Protagonist Watanabe glaubt, er sei ein Durchschnittsmensch mit Durchschnittsintellekt und Durchschnittsk&ouml;rper und merkt gar nicht, welche abstrusen Charaktere er um sich versammelt. Zum Beispiel Nagasawa, eine Art japanischer Casanova, der Nacht f&uuml;r Nacht losziehen muss, um M&auml;dchen aufzurei&szlig;en, w&auml;hrend die sch&ouml;nste Frau zu Hause auf ihn wartet. Oder seine Kommilitonin Midori, die beide Eltern bis zum Krebstod pflegte und die sich nun nackt vor das Foto ihres Vaters setzt, um ihm zu zeigen, dass sie inzwischen eine Frau geworden ist. Midori w&uuml;rde sich nichts lieber w&uuml;nschen, als dass Watanabe beim Onanieren an sie denke.

68村上春樹 「ノルウェイの森」:2005/07/02(土) 04:56:12
Cet ample roman d'apprentissage, plac&eacute; sous le parrainage de Salinger et Fitzgerald, a des r&eacute;sonances autobiographiques. Le tempo du r&eacute;cit est envo&ucirc;tant : le h&eacute;ros devra rencontrer la souffrance, la folie et la mort pour acc&eacute;der &agrave; une libert&eacute; lucide, sans avoir abdiqu&eacute; sa qu&ecirc;te du pur amour. Une immense tendresse, un charme po&eacute;tique et une intensit&eacute; &eacute;rotique saisissants se d&eacute;gagent de ce roman-manifeste des ann&eacute;es 1969-1970.

SDM
Tendresse, charme po&eacute;tique, tension dramatique et intensit&eacute; &eacute;rotique. Magnifique roman d'apprentissage &agrave; r&eacute;sonances autobiographiques. Le h&eacute;ros tombe amoureux de l'amie d'enfance de son meilleur ami qui s'est suicid&eacute;. Mais, quelque temps plus tard, il s'&eacute;prend &eacute;galement d'une &eacute;tudiante de sa facult&eacute;. Recommand&eacute;. -- Services Documentaires Multim&eacute;dia

69村上春樹 「ノルウェイの森」:2005/07/02(土) 05:00:30

The only major point I can mention is that if you liked the characters in Wind-Up Bird, you'll like them again here. Not that either is a sequel to the other. It's simply that they are so similar, enough so that it's worth mentioning. The narrator, Toru, has the same first name in both books, and is virtually the same character, aged ten years further in one than in the other. May Kasahara in Wind-Up Bird is Midori in Norwegian Wood. Kumiko in Wind-Up Bird is to some extent Naoko in Norwegian Wood. One can consider this a flaw or not, but based on the copyright, if this is a flaw, it's in Wind-Up Bird. I simply read them out of order.

Having said now what I kept thinking throughout the reading, I've concluded that this is still a great book, and well worth the time to read it through.

70村上春樹 「ノルウェイの森」:2005/07/02(土) 05:06:11
GET THE ALFRED BIRNBAUM TRANSLATION, August 17, 2002
Reviewer: A customer from The Dolphin Hotel

It's not "Norwegian Wood" the story itself that I give 1 star to- it's the Jay Rubin translation. Over a decade ago I bought the Alfred Birnbaum translation, and I find Birnbaum to be a far superior translator to Rubin. Rubin's translation of certain sensual phrases from the Japanese turn into stale duds of sentences compared to Birnbaum's more heartfelt ones. Moreover, Rubin deletes words, sentences and paragraphs as he feels fit- Birnbaum does not make as vast edits as Rubin does. In this version of NW, Rubin writes that Murakami has approved this as the official translation. I'm sorry to say that although Murakami is my favorite author in the whole world, I have heard him lecture and his spoken English is remarkably terrible- he may know how to translate written English to Japanese really well, but he could use to learn about translating from his native language to English. I've rattled on long enough- but let it be said, Birnbaum's translation is far superior- and if you do not live in Japan, then go to your local Japanese bookstore in America like Kinokuniya or Asahiya and get it- leave this disgrace of a translation on the shelf.

71村上春樹 「ノルウェイの森」:2005/07/02(土) 05:10:22

以前の翻訳(Kodansha Internaional ?)の方が良いと言ってる
Rubin deletes words, sentences and paragraphs as he feels fit

I'm sorry to say that although Murakami is my favorite author in the whole world, I have heard him lecture and his spoken English is remarkably terrible-

72村上春樹 「ノルウェイの森」:2005/07/02(土) 05:15:51
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&amp;c2coff=1&amp;biw=992&amp;q=%E6%9D%91%E4%B8%8A%E6%98%A5%E6%A8%B9%E3%80%80%E3%80%8C%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%81%AE%E6%A3%AE%E3%80%8D++Rubin+Birnbaum+&amp;lr=

村上春樹 「ノルウェイの森」 Rubin Birnbaum の検索結果 約 77 件

73村上春樹 「ノルウェイの森」:2005/07/02(土) 05:21:24

So you can imagine how the flame leapt up when I finished the Rubin translation of Norwegian Wood (Murakami's first huge best seller in Japan, published there in 1987 but not brought out in America until 2000) and read a reference in the Translator's Note to "Alfred Birnbaum's earlier translation of Norwegian Wood, which was produced for distribution in Japan ... to enable students to enjoy their favorite author as they struggled with the mysteries of English." We should not, the note enjoined us, try to obtain this bootleg version, for "the present edition is the first English translation that Murakami has authorized for publication outside Japan." Aha!, I thought. So Murakami (or Murakami-plus-Rubin) is indeed running away from Birnbaum, consciously suppressing him, attempting to do away with this shadow self.

Naturally I sought out the bootleg version immediately. Thanks to the Internet, such things are now readily available, if at a shocking price: The two little paperbacks of the Kodansha English Library edition cost me over $100. Not surprisingly, I found that the Birnbaum version was better, in exactly the way his opening sentences of The Wind-Up Bird Chronicle were better.

74村上春樹 「ノルウェイの森」:2005/07/02(土) 05:25:52

The first three novels I read by Murakami -- A Wild Sheep Chase, Hard-Boiled Wonderland and the End of the World, and Dance, Dance, Dance -- were all translated by Alfred Birnbaum. When I finished the books, I was mildly curious to know more about Murakami; I was desperate to know more about Birnbaum. Who was this guy who could come up with two completely different kinds of English, an old-fashioned fairy-tale diction and a sharp-edged modern idiom, to render the two intertwined plot strands of Hard-Boiled Wonderland? How did he manage to do that weird, youthful, but never annoyingly with-it voice in which Murakami's narrator-protagonists spoke to themselves? How, in short, could he make a Japanese writer sound so remarkably American without losing any of his alien allure? All I could find out, from the jacket notes, was that Birnbaum was born in Washington, D.C., in 1957, grew up in Japan, and lived at various times in Los Angeles, Tokyo, London, and Barcelona.

Then The Wind-Up Bird Chronicle came out. This may still be Murakami's best-known novel in America; it was his first crossover book, the one that signaled his emergence from the ghetto of Kodansha to the classy precincts of Knopf. I started the first chapter as soon as the book was available, but right away I sensed that something was wrong. Turning to the front of the book, I noticed the name of a new translator: Jay Rubin. What had happened to my beloved Birnbaum? I called Kodansha, Knopf, the Society of Translators -- no answer. Nobody knew anything about the missing Birnbaum. He had apparently completed the transformation required of the Ideal Translator and become a figment, a ghost, an invisible man.

75村上春樹 「ノルウェイの森」:2005/07/02(土) 05:29:16
Here, submitted as Exhibit A, are the opening sentences of the Rubin translation:

"When the phone rang I was in the kitchen, boiling a potful of spaghetti and whistling along with an FM broadcast of the overture to Rossini's The Thieving Magpie, which has to be the perfect music for cooking pasta.

"I wanted to ignore the phone, not only because the spaghetti was nearly done, but because Claudio Abbado was bringing the London Symphony to its musical climax."

Not bad, eh? Perfectly good English sentences presented by a reasonably interesting narrator. But now listen to Exhibit B:

"I'm in the kitchen cooking spaghetti when the woman calls. Another moment until the spaghetti is done; there I am, whistling the prelude to Rossini's La Gazza Ladra along with the FM radio. Perfect spaghetti-cooking music.

"I hear the telephone ring but tell myself, Ignore it. Let the spaghetti finish cooking. It's almost done, and besides, Claudio Abbado and the London Symphony Orchestra are coming to a crescendo."

And there he is, my Birnbaum -- or rather, my voice-in-the-ear version of Murakami, my Birnbaum-inflected Japanese narrator, my unemployed cosmopolitan wastrel who loves jazzy rhythms and thinks of his life in the present tense. Even the tiny details (the Italian rendering of the Rossini title, the use of the term "crescendo" rather than "musical climax") seem to me crucial to the smart but strangely innocent voice. In this translation, the logic of cause-and-effect English sentence structure has been jettisoned in favor of some other mode, and it is that mode -- the intrusion of the surprising and the foreign and the unknowable into the mundane regime -- which marks the world of a Haruki Murakami novel.

76村上春樹 「ノルウェイの森」:2005/07/02(土) 05:34:59

こうして比べて見ると、村上が好きな翻訳者(Rubin)の訳は、(日本人翻訳者であなじみの)直訳調だ。

77村上春樹 「ノルウェイの森」:2005/07/02(土) 05:37:30

(日本人翻訳者であなじみの)直訳調 == 意味を訳すのに精一杯で、リズム・文体がまるで台無し

78名無しさん:2005/07/04(月) 03:48:36
http://en.wikipedia.org/wiki/Jorn_Barger

http://wired.com/wired/archive/13.07/posts.html?pg=6
"This is Jorn Barger," he begins. "Another homeless blogger,"

79感情教育:2005/07/09(土) 06:33:15
「感情教育」という言葉についての疑問
1.フロベールが題名に使う前からあった?
2.フランス語では一般的にどういう意味?
3.以下の英文では「思春期の性的な初体験・初恋」の意味で使っている。英語では一般的にこういう意味?

「Nora: The Real Life of Molly Bloom」by Brenda Maddox
Page 21: "... yes O yes I pulled him off into my handkerchief . . ." Nothing interested Joyce more than Nora's sentimental education, as "The Dead" proves. In the case of Willie Mulvagh, whose very name Joyce bestowed on Molly Bloom's first lover ..."

『感情教育』 青年のロマン主義的理想とその挫折を描いたフローベールの自伝的作品。
Gustave Flaubert "L'Education sentimentale", 1869
『新集世界の文学14 フロベール』(中央公論社、1972年)所収(山田【じゃく】訳)

あらすじ
【1】 七月王政下、身を立てるためパリに出てきた法科の学生フレデリックは、出版社社長アルヌーの夫人と知り合って恋心を抱く。
アルヌー夫人はフレデリックの好意に気づきながらも、単なる知り合いとして以上の親交を許そうとしない。彼は年金を持ち、前途を有望視されながらも、この恋のために出世のチャンスを逃してばかりいた。

 やがて二月革命が起こり、フレデリックと友人たちは混乱のパリであてのない遍歴を続ける。娼婦ロザネットとの関係、ダンブルーズ夫人との交際、フレデリックの帰郷を待つ故郷のルイーズへの拒絶。
アルヌーの没落がすすむうち、フレデリックはとうとうアルヌー夫人と二人で会う約束を取りつけるが、夫人の息子の急病のためこの約束は破られる。

 20年ののち、依然として無為の生活を送るフレデリックは、すでに老境に入ったアルヌー夫人と再会する。互いへの愛情を持ちつづけた二人は情熱的な告白を交わし、そのまま別れる。
そしてしばらく後のある冬の日、フレデリックと友人のデローリエは、成功しなかった自分の半生を振り返り、青春時代をなつかしむのだった。

・・・これをさらに簡略化すると、要するに次のようになるであろう。「理想を抱いていた青年が恋にも仕事にも挫折して結局は平凡な人生を送る」。

  ↑  ストーリー(Plot element)がプーシキン「オネーギン」と似てる点がある

80"sentimental education" == first loves at puberty?:2005/07/10(日) 02:50:07

One line of inquiry is to consider that most 19th (and 20th) century authors suggest emotions are passive responses to things that happen to the subject:

Flaubert differs, suggesting our feelings are like muscles that can be schooled and strengthened; but there are other possibillities.

81"sentimental education" == first loves at puberty?:2005/07/10(日) 02:52:26

Since it's not a usual English phrase, just about any use of it in English is in fact at least an allusion to Flaubert
(just as "tea-soaked madeleine" is an allusion to Proust).

Sterne's "A Sentimental Journey Through France and Italy" conveys the same meaning and precedes Flaubert.

The Grand Tour was an essential part of the young man's education, and the "sentimental education" was one aspect.
They are inextricably related.

82"sentimental education" == first loves at puberty?:2005/07/10(日) 02:57:50

The Grand Tour (1700-1760)
Places: England, Scotland, Britain, Europe.

[Preliminary entry] The “Grand Tour” was an essential part of the education of many young English gentleman in the eighteenth century and generally involved travelling for up to three years and stopping at cultural centres such as Paris, Venice, Florence and Rome. As travel became easier in the course of the century the Tour often extended to Naples, Sicily and/or Greece and was on occasion undertaken by young women and married couples.

Typically the young gentleman was accompanied by a tutor, or ciceroni, with whom he would read the classics, such as Pliny and Cicero, to extend the sensibility and the understanding. Among the most famous of the many such tutors was Adam Smith who resigned his professorship at Glasgow in 1763 to act as tutor to young Duke of Buccleuch at an annual salary of &pound;300 plus travelling expenses and a pension of &pound;300 a year thereafter. Such a princely sum far exceeded his modest professorial stipend and the time spend abroad enabled Smith to begin writing The Wealth of Nations (1776).

83"sentimental education" == first loves at puberty?:2005/07/10(日) 03:13:17
情操教育
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
情操教育(じょうそうきょういく)とは、暗記偏重の知識の教育、数学、理科、社会に対して、感情や情緒を育み、創造的で、個性的なこころの働きを豊かにするための教育、道徳的な意識や価値観を養うための教育で、小中学校の教科では、特に道徳、図工、音楽、保健体育などを指していわれるものである。

総合学習での福祉体験や、ボランティア、地域社会の中での勤労体験学習も、この一環として理解される。

84"sentimental education" == first loves at puberty?:2005/07/10(日) 03:16:00

情操教育
cultivation of aesthetic sentiments // culture of sentiments // education in good taste // education of one's feelings // enrichment program // sentiment [emotional] education

85感情教育:2005/07/10(日) 11:43:47
Google comes up with the following explanation by Flaubert:

"I want to write the moral history of the men of my generation-- or,
more accurately, the history of their feelings. It's a book about
love, about passion; but passion such as can exist nowadays-- that is to say, inactive."

The phrase is one that anyone might make up, in any of various senses. But the title appears to be very frequently alluded to,
sometimes ironically & sometimes irrelevantly. In _The Age of Longing_, by Arthur Koestler, it is the title of a chapter detailing the evolution of a revolutionist's son into an apparatchik.

86名無しさん:2005/07/20(水) 02:03:49
2 of 15 people found the following review helpful:

Classic example of the desperation to find a modern classic, January 21, 1999
Reviewer: A reader
This book was abominably boring and pretentious. The protagonist was about as much fun as a roll of sandpaper Charmin. AP English classes every year are being forced to read this mind-numbing drivel. It must stop!

87カズオ・イシグロ 「日の名残り」:2005/07/20(水) 05:53:43
★おい、カズオ・イシグロの新作出てるぞ★

1 名前: 吾輩は名無しである 投稿日:2001/04/19(木) 20:30
題名は忘れた。探偵物っぽい。私、「日の名残り」は楽しんだけど、「充たされざる者」は挫折した口。そんな私でも読めるでしょうか?読んだ人感想ギボン。

3 名前: 吾輩は名無しである 投稿日:2001/04/19(木) 23:28
>2 とりあえずイギリス文学板を読みたまい。つーか「わたしたちが孤児だったころ」、買って読めってばさ。絶対お薦めだから。1800円は安いよ。

4 名前: 吾輩は名無しである 投稿日:2001/04/19(木) 23:33
カズオ・イシグロ! 「日の名残り」好きです。あげっ。

5 名前: 吾輩は名無しである 投稿日:2001/04/19(木) 23:36
文章ヘタってかたどたどしいよね。イギリス人、エキゾチックジャパンに騙されるの巻。

6 名前: 吾輩は名無しである 投稿日:2001/04/19(木) 23:44
>>5 それは原語で読んだ感想? どの作品を読んだの? 翻訳を読んだのだとしたらたどたどしいもなにもないと思うが。

7 名前: 吾輩は名無しである 投稿日:2001/04/19(木) 23:52
翻訳読んだ感想。原語はどーなんすかね? なんか翻訳はひたすらたどたどしかった。翻訳家がヘタすぎとは思ったけど、ブッカー賞の作品だから翻訳家もそれなりのヒトだろうし、原作がダメダメなのかなと思った。翻訳家がダメなヒトっていうのが定説なの? 教えてちゃぶだい。

8 名前: 3 投稿日:2001/04/19(木) 23:53
イギリス文学板→イギリス文学スレです。 俺、そこにちょこっと新作の感想を書いたから。
感想なんていってもたいしたもんじゃないけどさ。ほんとの印象だけ。
あらためてここでふれとくよ。ネタバレを避けて感想を書くのは難しいんだけどね…
前半は淡々としてるんだけど、後半の、主人公が上海にいってからがすごいんだ。
そびえたつような迷宮に翻弄されっぱなし。
「充されざるもの」のライダーの過去と現在が交錯するところと似ているかも。
「充されざるもの」が好きならぜひお薦めするよ。
それと、この小説は原語で読むとだいぶ違った感想になると思うんだよ。
だから、原語で読んだという人にはぜひ感想を伺いたい。

それにしても5はなにがいいたいのかさっぱりわからん。

10 名前: 吾輩は名無しである 投稿日:2001/04/20(金) 11:41
「日の名残」は翻訳者(土屋氏)が良かった。

11 名前: 吾輩は名無しである 投稿日:2001/04/22(日) 01:34
5に同感。 昔、学校(イギリス)の必修で読まされて ひでーめにあったので好印象なし。 こんなので騙されちゃうなんて、イギリス人 ってダメダメ

12 名前: 吾輩は名無しである 投稿日:2001/04/22(日) 01:39
>>11 [ひでーめ」ってどんなめよ? 『日の名残り』翻訳で読んだけど、良し!だったよ。

13 名前: 吾輩は名無しである 投稿日:2001/04/22(日) 23:55
ひたすら長かったっす。やっぱ小説のたぐいは自分で なんかモチベーションあって読んでないとダメっす。
とにかく地味な話で退屈でした。たぶん学校で漱石の 「こころ」読まされてバッドトリップというのに近い
かも。おさえに先生がたが「なんたる心理描写のたくみさ! ジャパニーズすばらし〜」などと持ち上げてた
のでよけいウエっていう感じでした。そのときの印象では三島かなんかのきわめて古いスタイルの戦後日本
文学をそのまま英語に移し替えたものにしか(特にモチーフや文体)見えず、なにもそないなもんを有り難がらんでも、、、ましかし戦後英文学は(米じゃなく
て)それほど不作だったからしかたないか。という率直な感想でした。でもマジでカズオイシグロの魅力がわか
る皆さん、不幸なわたしに教えてもらいたいです。いったいどこがよいのやら。

88カズオ・イシグロ 「日の名残り」:2005/07/20(水) 05:54:11
14 名前: 吾輩は名無しである 投稿日:2001/04/24(火) 04:35
あの執事のジーサン(アンソニー・ホプキンスのイメージなんだなこれが)の古色蒼然たる天然記念物的古めかしさは、ギャグと思って読めばいいの? 

15 名前: 吾輩は名無しである 投稿日:2001/04/24(火) 22:34
ズバリ読んでて腹かかえて笑えるかどうかでしょ わたし的にはアウト。でした。

16 名前: 吾輩は名無しである 投稿日:2001/04/24(火) 23:00
>>15 ユーモア小説じゃないってば。>>14 いまとなっては「ギャグ」としか取られないようなある「時代」があった、と。それは全体としては様々な誤謬を孕みながらも、英国が最も英国らしくあった栄光の時代でもあった、と。それを、執事の視点という特異な設定で、しかも過不足なく感傷に溺れることなく、個人の人生と国家の推移を重ねながらみごとに描きえた作品だと思うよ。英国の特殊性とか時代というものが個人を呑み込んで移り行くさまとか、具体的に面白く読めたが。

17 名前: 吾輩は名無しである 投稿日:2001/04/25(水) 00:08
>>14 えー、私はその古めかしさがよかったんだけど・・・。 ラブシーンもないし、最後に女中を見送るところとか泣けたぞ。

89カズオ・イシグロ 「日の名残り」:2005/07/20(水) 06:06:12
カズオ・イシグロ 『日の名残り』を英語で昨晩読了。(映画版も好き)
夏目漱石みたいな感じだと思った。イシグロは漱石なんかに影響受けてるの?

Darlingtonに具体的なモデルはいるの?

(以下は、英国の高校(?)で『日の名残り』を読んだ人のコメント)

11 名前: 吾輩は名無しである 投稿日:2001/04/22(日) 01:34
昔、学校(イギリス)の必修で読まされて ひでーめにあったので好印象なし。 こんなので騙されちゃうなんて、イギリス人ってダメダメ

13 名前: 吾輩は名無しである 投稿日:2001/04/22(日) 23:55
やっぱ小説のたぐいは自分で なんかモチベーションあって読んでないとダメっす。
とにかく地味な話で退屈でした。たぶん学校で漱石の 「こころ」読まされてバッドトリップというのに近いかも。

おさえに先生がたが「なんたる心理描写のたくみさ! ジャパニーズすばらし〜」などと持ち上げてたのでよけいウエっていう感じでした。
そのときの印象では三島かなんかのきわめて古いスタイルの戦後日本文学をそのまま英語に移し替えたものにしか(特にモチーフや文体)見えず、なにもそないなもんを有り難がらんでも、、、ましかし戦後英文学は(米じゃなくて)それほど不作だったからしかたないか。という率直な感想でした。

90名無しさん:2005/07/20(水) 06:50:21
英語で小説などを読みはじめたい のですが、オススメはなんでしょうか〜ってか、英語で読む人のための総合スレとか そんなニュアンスじゃ駄目でしょうか?
2 :吾輩は名無しである :2005/07/18(月) 23:43:56
ナボコフとかラシュディとか、あるいはジョイスとか…読んでみたいのですが。

9 :吾輩は名無しである :2005/07/19(火) 20:44:44
ジョイスはやっぱり「ユリシーズ」や「フィネガンズウイーク」を読みたいんだろうけど、
異常に難しいみたいだぞ。生半可な英語力では到底無理らしい。「ダブリン市民」ぐらいなら読めるだろうが・・・
__________

大江健三郎が最近になって初めて「Lolita」が読めるようになったそうだ。

大江健三郎程度の英語力では 「ユリシーズ」 は絶対に読めない。

91宝島社 『ユリシーズ案内 丸谷才一・誤訳の研究』:2005/08/09(火) 09:05:59
http://amakara.tea-nifty.com/amakara/2005/08/post_07d3.html
北村富治というのはそういう人だ。初めてこの人を知ったのは、今はなき雑誌「宝島30」の1994年4月号。「丸谷才一の『ユリシーズ』は〝超訳〟だった」と題された記事の筆者としてだった。
 この記事は題の通り、長らく名訳とされてきた丸谷才一のユリシーズ訳の間違いを指摘するというもの。

 百五十個所に及ぶ「誤訳」を検討した本文にはしかし、訳者たちに対する中傷の気味はまったくない。読めるのはジョイス文学への烈しい愛、並でない英語力、そしてまさに天に代わって不義(誤訳)を討たんとする一種すがすがしい鋭気である。

92宝島社 『ユリシーズ案内 丸谷才一・誤訳の研究』:2005/08/09(火) 09:08:29
伊藤整訳、丸谷才一訳を並べた上で、著者は丸谷の訳を評価している。

Stately, plump Buck Mulligan came from the stairhead, bearing a bowl of lather on which a mirror and a razor lay crossed.

(伊藤訳)「肥満した堂々たるバック・マリガンが、石鹸壺の上に鏡と剃刀を十文字に横たえたのを持って、階段口から歩いてきた。」

(丸谷訳)「押しだしのいい、ふとっちょのバック・マリガンが、シャボンの泡のはいっている椀を持って、階段のいちばん上から現れた。椀の上には手鏡と剃刀が交叉して置かれ、十字架の形になっていた。」

「このふたつの訳文を読み較べてみて、伊藤訳は、いかにも翻訳調であるのに対して、丸谷訳は、完璧に日本語になりきっていると感じられ、丸谷訳の表現の巧みさにいたく感服したものである。」

93宝島社 『ユリシーズ案内 丸谷才一・誤訳の研究』:2005/08/09(火) 09:12:46

内容(「BOOK」データベースより)

これはただの誤訳摘発書ではない。文学史に輝くジョイスの傑作『ユリシーズ』に憑かれた著者は、30有余年の歳月をかけてダブリンを歩き、ジョイスの描いた世界を踏査してきた。そのアイルランド体験に、名訳とされる丸谷訳に散見される誤訳の研究を重ねて、ここに、本当の『ユリシーズ』の醍醐味が開かれる。

94宝島社 『ユリシーズ案内 丸谷才一・誤訳の研究』:2005/08/09(火) 09:15:14

 サブタイトルが「丸谷才一・誤訳の研究」と論争を呼びそうなものだけれども、実際には丸谷才一は著者に真っ正面から批判されているだけの相手となっているだけマシというもので、伊藤整訳など、丸谷訳以前の翻訳は当然のごとく丸谷に及ばない点が先に指摘されている。つまるところ、著者が批判しているのは、翻訳された『ユリシーズ』全般となっている。驚く、というより感心してしまうのは、著者が実際に『ユリシーズ』の舞台となったダブリンを歩き一々を確認していることだ。

95宝島社 『ユリシーズ案内 丸谷才一・誤訳の研究』:2005/08/09(火) 09:18:25

北村富治『ユリシーズ』案内 丸谷才一・誤訳の研究 (宝島社、1994年)ですか。
いまの丸谷ほか訳は96年の刊行ですから、 この書が扱っているのは、その前の河出書房新社の
緑色の本ということになりますね。 ともかくどこかでさがしてみます。

46 :吾輩は名無しである :03/07/03 23:31
>>45 そうそう。でもこの本で誤訳を指摘された箇所も結局そのままになってたけどね<新訳
全部を確認したわけではないけど。

96名無しさん:2005/08/09(火) 09:37:36

Nora Barnacle

http://images.google.com/images?svnum=10&amp;hl=en&amp;lr=&amp;safe=off&amp;c2coff=1&amp;q=barnacle+goose

97--- Lolita ---:2006/01/04(水) 10:31:35

A:「朝、四フィート10インチの背丈で靴下を片方だけはくとロー、ただのロー。スラックス姿ならローラ。学校ではドリー。署名欄の点線上だとドロレス。しかし、私の腕の中ではいつもロリータだった。」

B:「朝、ソックスを片方だけはきかけて立つ四フィート十インチの彼女はロだ。ただのロだ。スラックスをはくとローラだ。学校ではドリーだ。正式にはドロレス。しかし、私の腕に抱かれるときの彼女は、いつもロリータだ。」

98--- Lolita ---:2006/01/04(水) 10:32:10

A:「彼女には前身がいたか?そう、もちろんそうだ。実のところ、ロリータはまったく存在しなかったかもしれないのだ。私がある夏に、最初の少女を愛さなかったら。」

B:「彼女は誰かの生れ変りじゃないだろうか?そう、たしかにそうだ。じっさい、ある夏、私があの最初の少女を愛さなかったら、ロリータは、まったく存在しなかったかもしれない。」

99名無しさん:2006/03/24(金) 09:20:28
「(前略)、絶望的なまでに痛ましいのは、私のそばにロリータがいないことではなく、彼女の声がその和音に加わっていないことなのだと。」(若島訳435P)

「和音に加わる」ではなんのことかイメージが湧かない。

「そして、胸に突き刺さる絶望的な悲哀は、ロリータがそばにいないからではなく、その協和音のなかに彼女の声がまじっていないからだった。」(大久保訳 466P)

これならイメージが明白。要は「様々な音の集まりの中にロリータの声が含まれていないということだな」と解る。

「and then I knew that hopelessly poignant thing was not Lolita's absence from my side,but the absence of her voice from the concord.」

原文は「不在」なので、後者の方が近いと思います。

100名無しさん:2007/07/21(土) 01:48:54
【英国】かわいそうなジェーン
1 :守礼之民φ ★:2007/07/21(土) 01:43:17 0
今、ジェーン・オースティンが生きていたら、彼女だって作品の出版に
こぎつけられるかどうか。何とか自分の小説を出版しようと苦闘している
小説家が19日、ある“実験”の結果として明らかにした。

小説家のデビッド・ラスマンさんは、オースティンの初期のペンネーム
「ア・レイディ」にちなみ、アリソン・レディの名前で、オースティンの
小説からいくつかの章を抜き出し、タイトルと登場人物の名前を
変更して18の出版社に送ってみた。

17社が、送った原稿を無視するか却下した。
1社だけが罠に気がつき、『高慢と偏見』をここまで模倣するな、と言ってきたそうだ。

ラスマンさんは小説の売り込みに苦労しているときに、この実験を思いついたという。
マスコミに「現在、エージェントがいないと小説を受け入れてもらうのは本当に困難です。
でもここまでひどく拒絶されるなんて思ってもみなかった。かわいそうなジェーン」と語った。

ソース(exciteニュース): ttp://www.excite.co.jp/News/odd/00081184902625.html

101stzz:2007/10/24(水) 01:14:30
【英国】ワトソン君、これは不倫事件だ! [10/22]

名探偵シャーロック・ホームズの産みの親、コナン・ドイル。彼が遺した書簡や資料が死後70年以上
経って突然、競売にかけられた。幸いにしてそのほとんどは大英図書館によって買い取られ、貴重な
歴史的文物の散逸は免れたが、資料を調べたホームズ研究家のアンドリュー・ライセットによって、 ドイルの知られざる一面が明らかになった。

ライセットによると、ドイルは結核に冒された妻ルイーズを尻目に、妻より若く美しい女性ジーンと 不倫していたという。

ルイーズが死の床についた頃に、ドイルはジーンと出会う。周囲には「プラトニックな関係」だと
公言していたが、旅行先の記録などから、ホームズの著者らしくない「証拠」がいくつか見つかっている。

ドイルは妻の死後、ジーンと結婚することになる。新生活に向けて妻の死を待つドイルからは、 やや冷酷な印象を受けないだろうか。

ガーディアン(UK)より http://courrier.hitomedia.jp/contents/2007/10/post_202.html

102名無しさん:2007/12/27(木) 06:48:33
James Joyce on "Ulysses":

The only thing that interests me is style. (JJII 697)

From my point of view, it hardly matters whether the technique is 'veracious' or not; it has served me as a bridge over which to march my eighteen episodes, and, once I have got my troops across, the opposing forces can, for all I care, blow the bridge sky-high.

103名無しさん:2008/01/26(土) 10:30:05
p. 521 ? --- If I gave it all up immediately, I'd lose my immortality. I've put in so many enigmas and puzzles that it will keep the professors busy for centuries arguing over what I meant, and that's the only way of insuring one's immortality.

Joyce's reply for a request for a plan of Ulysses, as quoted in James Joyce (1959) by Richard Ellmann

104名無しさん:2008/01/30(水) 08:03:33
Nora (2000) 実在したアイルランドの文豪 ジェイムズ・ジョイスと妻ノーラとの出会いから波瀾万丈な日々を過ごす二人の世界なストーリー

見ている間「ふぅ〜ん?」って感じ。。。
ジィムズにもノーラの生き方にも まったく共感できないし
お互いとっても我が強いし我がままだし やりたい放題だし。

後半は変態チックな夫のジョイスについてく ノーラが少しかわいそうにも思ったけど 見てくうちにどっちもどっちかなー?
って思えて来たし…(^^;)

悩んで苦しんでる風な本人たちよりも 振り回される友人や子供たちの方が よっぽどかわいそうに見えたヨ…

最初はタイトルのイメージから 小説家を支える献身的な妻の 感動のお話かと思って見始めたのに まったく対極の位置にあるような映画だったんで なんだかすごく見疲れた。。。
感動して泣く予定が 見てる間 殆どイライラしっぱなしーーーー

105stzz:2008/01/31(木) 03:12:20
14 Oxen of the Sun http://park8.wakwak.com/~w22/469.htm
原文では、古代英語から現代英語までの英語散文文体史の変遷を、継ぎ目なく次々にパロディすることで、川が流れるがごとく表現しているところなんでしょ。そこを日本語文体史のパロディにしっかり変えてるなんて、かっこいいよね。ホント、すんなり理解できたら、どれほど楽しめることか。私もトホホ。

どう翻訳されてるかというと、<古代英語>の部分は「古事記」風の文体、「アーサー王の死」で有名な<マロリー>は「源氏物語」などの王朝物語風に、エリザベス朝散文は「平家物語」風文体、「ロビンソン=クルーソー」などで写実小説を開拓した<デフォー>は井原西鶴、「英国史」で有名な<マコーリー>は夏目漱石、言わずと知れた大衆文学の祖<ディケンズ>は菊池寛、唯美主義の<ペイター>は谷崎潤一郎風の文体に。

説明だけ読むと、わ〜、ピッタリかも、と思うよね。これを実際読んだらどうなったかというと、この14章の14ページから101ページまで、ほとんど丸々なにが書いてあるか理解できないまま終わってしまった(笑)

最初見たときは、お、「古事記」や源氏、平家の文体は無理でも、夏目漱石あたりからは読んでるんだし、わかってくるはずだわ、と思ったけど、そうでもなかった。

そうそう、私たちが読んだのは、あくまでもわかりやすい現代語に文章を直した小説であって、作家が書いたそのままではないもんね。おまけに前のほうがわかってないから、途中から多少、書いてあることが読みとれるようになっても、内容まできっちりとは把握できない。ここが第三難関にして、最大の難関だったわ。とうとう日本語ともサヨウナラ(笑)

「蓋(けだ)し国運勢数を論ぜんにもし夫れ繁殖の継続なかりせば」なんて文章が長々と続いてる時点で脳が死んでたかも(笑)

だったら、「後(のち)には茨草は時の十字架に薔薇(さうび)と咲き薫(かを)る。」なんて、日本語って美しいなあ、と思わせてくれたじゃない。意味わからないけど(笑)

106stzz:2008/02/01(金) 06:57:02
253 :( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/01/04(金) 20:21:11
そもそも糞なんですよ、亀山さんは(笑)まぁロシア語はまるっきり出来ないので放置しますけど、もう一人若島正とか言う方がおられます(笑)
しかもこの方の翻訳、稚拙な間違いばかりだと言うのに、俎上に載せられることもない。
ナバコフと言う一応は世紀の大文豪の作品に大してですよ、あの様な捩曲げを行っておられるにも関わらず、誰も感知されないようです(笑)

http://d.hatena.ne.jp/qfwfq/20060528/
いやはや(笑)これは酷い。この方本当にナバコフを理解しているんでしょうかねぇ(笑)
いえ勿論↑の方ではなく、若島さんの事ですよ(笑)
若島訳「聞くところによれば、そこにはルロワ・スマイリングが描いた祖父の肖像画が掛かっているとのことで、手を広げながら語ってくれた曖昧な話に、私は正直言ってあまり耳を傾けなかった。」
ルロワ・スマイリング(笑)なんですかそれは(笑)
旧訳ではこうなっているようです(笑)
小笠原訳「なんでもルロワの筆になる彼の祖父の肖像画がそこにあると聞いたという。笑顔で、両手を拡げて彼はなんだか漠然とした事情を話してくれたが、実をいえば私はろくろく聞いてもいなかった。」
北山訳「そこにルロワ描くところの彼の祖父の肖像画がかかっていると聞かされたという。彼はにこやかに両手を拡げて、いささか曖昧な話をわたしに物語った。」

254 さてさて原文に対照する所は如何でしょう(笑)幸いな事に一緒に引用されております(笑)後、私は英語に関しては劣等生ということを断わって置きますねぇ(笑)
「he was told, a portrait of his grandfather by Leroy. Smiling and spreading out his hands」
御覧の通り、原文では単に「ルロワが描いた祖父の肖像」程度の意味と言うのに、若島さんはピリオドの位置を読み間違えてスマイリングなんぞと言う姓を持つ画家を勝手に作り出してしまっている訳です(笑)
これは別に駄洒落でも何でもなく、劣等生にでも分かる英語のミスでしょうねぇ(笑)
まぁ学生がこの程度の誤訳をやっていても仕方が無いでしょう。併し若島さんの世界は「ナバコフ色」に染まっておられるようです(笑)それなのにピリオドをずらして読み違え、訂正すらせずに本の形になっているのはいかがでしょう。幸いな事に絶版のようですけど(笑)
若島さんの言うナバコフ色という奴がどうも怪しいものだと思えてきませんかねぇ(笑) このような方が「ロリータ」を翻訳し「アーダ」を翻訳しようとしている訳です(笑) 他にも「博物館を訪いて」の冒頭部だけでも随分怪しい翻訳をしている様ですねぇ(笑)
正直↑のリンク先の方も随分と文学通の振りをされているようですが、さして重要でもない所に拘って、後は勝手にディレッタント風を吹かせているだけです(笑)若島の徹底的愚鈍さを顕にしたにも関わらず、それにも気付いておられないとは(笑)

255 さてさて、引き続いて若島さんの翻訳の第一行を御注視の程を(笑)「奇妙な癖」? なんでしょう、ちょっと可笑しいですねぇ(笑)
原文では「a person with oddities」となっております(笑)試しにネット辞書(笑)で引いて見ますと、「oddity」は「変人・奇妙な」となっている訳ですねぇ(笑)
ですから「奇妙な癖」では少々無理のし過ぎではないでしょうか(笑)「変な性格の人物」位が適切だと思いますが(笑)
「mildly」を「やんわり」で他の方々が考えつかない訳を考えだしているというのに、とんだ間違いをしでかしてしまった訳ですねぇ……でも、これまたネット辞書(笑)では「やんわり」は「gently」に対応する筈なんですが(笑)
さてさて、こう書くと若島ファン(笑)の方々から「ナバコフだから」と言う免罪符を突きつけられるかもしれません(笑)
「それは駄洒落さ」「言葉の魔術よ!」「英語初心者どころか劣等生が、しかも随分怪しい日本語を使う愚物が専門家に文句をつけるな!」と言ったところでしょうか(笑)
大した権威主義だとは思いますけれど、正直な話、ナバコフとて人の子です(笑)
機械的に駄洒落や表現の象徴を掴んでいっても小説全体は見渡せません、ましてや小説の筋だけ読むようではもってのほかな訳です(笑)
小説は作者の意に反した方向に流れる事すらあります(笑)
若島さんはべったりな所はナバコフべったりですが(発言自体がそうですよねぇ(笑))
しっかりと尊厳を守るべきところで叛逆者(笑)を演じなさっております。
しかもこの人はマクベスどころかそこいらの小物大名小名連中よりよほどクオリティが低いと言うのに、それ以上を目指され様と為さっておられるからずっこける、
果てはいらぬ所にまで嘴を突っ込まれて阿呆な信奉者を増やされるからたまったものではないでしょう(笑)

107stzz:2008/02/01(金) 06:57:51
264 :( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/01/07(月) 14:41:26
まぁcoderatiさんが独自の粘着力で検証を検証しておられる訳ですけど、どうも検証をしている連中には亀山さん憎しという感情が感じられるんですねぇ(笑)
例えば「悪霊になりたかった男」で身も蓋をもない言い方を取ってしまいますれば、マトリョーシカがマゾであった(笑)という結論を出されたのを、誤訳であると批判していたのもこの方々でしょう(笑)
まぁ読者からしますと、女を人ではなくオブジェと見なすドストでこの展開はない名とは思う訳ですけどねぇ(笑)私としては好みですけれど(笑)
併しそれと比べると若島さんの翻訳は致命的、英語の読解力すら疑われかねないものでした(笑)あの短文だけで言葉を訳しそびれている箇所、明確な誤訳も見つけましたし、況してや長編の「ロリータ」ともなるとどれぐらい誤訳を仕出かされているのでしょうか(笑)
入らぬ意訳と稚拙な直訳が混交する、これがこの方の訳文のようですねぇ(笑)ロシア語がどれだけおできになるのかも怪しいところでしょう。

108名無しさん:2008/02/02(土) 03:31:14
Here form is content, content is form. You complain that this stuff is not written in English. It is not written at all. It is not to be read – or rather it is not only to be read. It is to be looked at and listened to. His writing is not about something, it is that something itself.

Dante...Bruno.Vico..Joyce, 1929 (p.14) --- On Joyce’s Finnegans Wake:

109名無しさん:2008/02/14(木) 09:36:11
The forms of zest are innumerable. Sherlock Holmes, it may be remembered, picked up a hat which he happened to find lying in the street. After looking at it for a moment he remarked that its owner had come down in the world as the result of drink and that his wife was no longer so fond of him as she used to be.

Life could never be boring to a man to whom casual objects offered such a wealth of interest. Think of the different things that may be noticed in the course of a country walk. One man may be interested in the birds, another in the vegetation, another in the geology, another in the agriculture, and so on. Any one of these things is interesting if it interests you, and, other things being equal, the man who is interested in any one of them is better adapted to the world than the man who is not interested.
-- Bertrand Russell, The Conquest of Happiness, p. 95

110名無しさん:2008/03/12(水) 09:30:17
589 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/02/20(水) 22:36:29 ID:WpphK1VE
『或る「小倉日記」伝』のフィクション性に関しては、過去ログでも話題に出ているところである。

> どの部分が創作か。 
田上耕作のモデルになった人物の鴎外研究という事実以外は、 ストーリーのディテール、人物造型等はフィクションと理解してよい。

> 松本清張は実際に「聞き込み調査」を行ったのか?
本作を書くための特別な調査というものは無かったようである。

> この短編小説には、森鴎外について研究者も知らないような新事実が書かれていたのか?

ラストで示唆されているやにも思えるが、特に無い。
__________

> この短編小説には、森鴎外について研究者も知らないような新事実が書かれていたのか?

なるほど。学問的、史実的な新事実はなかったんですね。

モデルがいたんですね。 ネット上より> 実在した田上耕作という人物を主人公にしたモデル小説である。
> 脳性マヒの田上耕作は実在の郷土史家。 > 実在の人物をモデルにした、伝記的小説である。

おまけ: ぬいは杉田久女(すぎたひさじょ 1890〜1946)をモデルにした人物であると言われ、事実その人生は、小説に活写されている ・・・本作では『或る「小倉日記」伝』の田上耕作とは違って、本名は使われていない。

狂った女流俳人ぬい(杉田久女がモデル、遺族の訴えで名誉毀損に)

「コスモス」のモデルは、やはり、「ホトトギス」を創刊した写生俳句の正岡子規?

597 エロイ俳句の師匠は西東三鬼だね。 でも彼はホモで有名だったわけだが。

598 Wikipedia>>> 1936年(昭和11年)虚子よりホトトギス同人を除名される。しかし除名後もホトトギスへの投句を続けた。

599 足袋つぐや ノラともならず 教師妻

>>597  2度目に会った時に「二人でどこかに消えた」(?)そして、その後は「歯牙にもかけなかった」師匠が西東三鬼? それは事実ですか?

> 短編小説『花衣』  それら中期の短編小説集の中に、『花衣』という作品がありました。内容を見ると、私ども俳句の知識があるものには明らかに俳人橋本多佳子をモデルとしていることがわかりました。

600 三鬼は歯医者だったが、汚い口の中を見るのがいやでやめた。 ホモってきれいなのがすきだし。

111名無しさん:2008/03/20(木) 07:03:19
某自殺サイトのオフ参加したんだけど、結構可愛い女の子とかいてびっくりした。
オフ会ではみんななんで自殺したいのかとか、不幸自慢大会みたいになってて
俺もたまたま隣に座った結構可愛い子に、「なんで自殺考えてるんですか?」って聞かれたから
「実はまったく女の子にもてなくて、いまだに童貞なんですよ・・・」って言ったら、
「そんなことで自殺を考えるなんて馬鹿みたい」って言われて、オフ会二人で抜け出して
そのままホテル行ってヤラせてくれた。
初体験終えた後は、こんなことで悩んでたなんて馬鹿らしいって思った。
それを気づかせてくれた彼女にも本当に感謝した。
それで彼女に「本当にありがとう。ところで○○さんはなんで自殺しようと思ったの?」って聞いたら、
「実は私、エイズでもう長くないんだ・・・」って涙ぐみながら話してくれた。

112名無しさん:2008/04/09(水) 00:26:06
ナボコフの罪な「遺言」4月7日12時29分配信 COURRiER Japon + hitomedia

少女性愛の代名詞にもなった名作『ロリータ』で知られる、ロシア生まれの米国人作家、ウラジーミル・ナボコフ。1977年に亡くなった彼の遺言が実行されるのかどうか、いま世界の文学愛好家や研究者が固唾をのんで見守っている。

その遺言とは、ナボコフの「遺作」についてのもの。彼が死の間際まで書き綴っていた未完の小説『The Original of Laura(ローラの原型)』の原稿は、スイスの銀行の貸し金庫に30年ほど保存されてきた。しかし、そもそもこの原稿についてナボコフは、相続人である妻ヴェラに、死後すぐに破棄するように明確に指示していたという。結局その遺言を実行できないまま、ヴェラが91年に亡くなってしまったため、遺言の実行は彼の息子ドミトリ(73)に委ねられることになった。

ナボコフのロシア語作品を英語に翻訳するなど、自身も文学研究家として名高いドミトリ。彼は遺作を読んだことがあり、その文学的価値を誰よりも知っている。それだけに遺言の実行にためらいがあったが、自分も高齢になってしまったため、そろそろ決着をつけるべきだと感じているようだ。

タイムズ2(UK)より。

113名無しさん:2012/06/03(日) 08:05:02
私のブログ見てください
ttp://blogs.yahoo.co.jp/pokemonnoblog


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