イラスト上で均質の真球である恒星Kが近くの惑星Wに重力を及ぼしています。Wに働く重力の大きさはひとえにKの質量 m とKWの隔たり r による ? いや、Kのサイズの影響もあるでしょう。僅かながら。おそらくはそれが近日点の移動の主たる理由でしょう(従たる理由は省略)。ニュートンの球殻定理はパーフェクトではないのでしょう。
近接連星の思考実験です(摩擦のない平面上でとしましょう) 。質量 m の均質の同じ真球が主星は三つ、伴星は二つ(真球は一体として固着されている)とします。それら真球は一本の直線上にあります。主星、伴星それぞれが相手に及ぼし及ぼされる重力は真球のサイズ(彼我の)にもよるでしょう。球殻定理は忘れましょう。二体問題も複雑。
平面(摩擦なし)上に質量 3m の物体があります。左から紐で引かれ加速しています。紐の張力 F は 3ma です。さて、この物体の右にもうひとつの物体があり、ふたつの物体は紐で結ばれているとします。左の物体の質量を 2m とし右の物体の質量を m とします。紐を引く力 F は同じです。左の紐の張力は 3ma 、右の紐の張力は ma でしょう。