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自衛隊をめぐる諸問題

15凡人:2017/10/22(日) 06:29:04 ID:tzjDGPFY0
注目される点をみてみよう。

1)日本の軍事力

まず、日本が7位にランクされている。ランキング指数をみれば、1位〜3位と4位〜7位にグループが出来ている。特に5位のフランス、6位のイギリス、7位の日本の差は僅かだ。4位のインドも人口の加算点もあるから、4位から7位はほとんど差がないとみていいだろう。1位から6位まではすべて核兵器保有国だ。非核保有国の中では日本の軍事力がトップということになる。

憲法9条は以下のとおりだ。「第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」

ただ、世界の中での軍事力が7位で、第二グループにいるとなると、憲法の「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」とかなりイメージは異なる。

2)中国の軍事力

中国は急速に軍事力を強めている。このランキングでは、1位アメリカ、2位ロシア、3位中国となっているが、ロシアと中国との差はわずかになっている。最近の中国の軍事費の増加率は非常に高いので、中国が2位になるのは時間の問題となっている。アメリカとソ連が戦後、ずっと2大軍事大国として世界に君臨してきたが、すでに世界は米露中の3大軍事大国時代に入っている。インドの経済成長が続き、軍事費が増大していけば、米露中印の4大軍事大国時代が訪れる可能性もある。

3)韓国と北朝鮮の軍事力

韓国のランキングは、2014年には9位、15年には7位と上昇していたが、16年に11位に落ち、17年も同じ11位だ。ただ、8位のトルコと11位の韓国までの軍事指数の差は僅かであり、第三グループに入っている。

一方、北朝鮮のランキングは上昇している。2014年には35位、15年には36位だったのが、16年には25位に上がり、17年は23位となっている。金正恩体制に入ってから、急速に軍事化していることがわかる。

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児玉克哉 SSI大学(インド)教授/国際平和イノベーション研究所長

国際平和研究学会(IPRA)事務局長、日本地域創生学会理事、トルコ・サカリヤ大学客員教授、パキスタン・マリル科学技術大学特別教授、ネパール・トリブバン大学客員教授、リンカーン・フォーラム理事・事務局長、一般社団法人社会貢献推進機構理事長、CSRジャーナル編集長。三重大学副学長・教授、国際社会科学評議会(ISSC)副会長を歴任し現職。専門は社会学、国際政治、政治社会学など。「ヒロシマ・ナガサキプロセス」や「志産志消」等を提案し国際・地域活動を行っている。2012年にインド非暴力国際平和協会より非暴力国際平和賞を受賞。連絡:kodama2015@hi3.enjoy.ne.jp
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