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日本企業の生き残り作戦
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凡人
:2016/10/02(日) 10:31:44 ID:7k4vlssM0
コカ・コーラ東西統合を発表 アジアに攻勢、九州から
2016/10/1 2:00 Nikkei
コカ・コーラウエストは30日、コカ・コーライーストジャパンとの経営統合でコカ・コーラボトラーズジャパンを発足すると発表した。来年4月にはコカウエストを母体として、連結売上高1兆円を超す世界有数の巨大ボトラー(瓶詰会社)が九州に誕生する。本店所在地を福岡市に据える背景には、成長するアジア市場を取り込みに行く意図が透ける。
「企業には守るべきことと革新すべきことがある。本店所在地は存続会社発祥の地を大事にした」。新会社のトップに就任する吉松民雄社長は30日、都内で開いた記者会見で強調した。
新会社コカジャパンの本社機能は東京に、本店は福岡市に置く。売上高は前期の単純合算で1兆36億円と、世界第3位のコカ・コーラボトラーとなる。九州では九州電力(連結1.8兆円)、トヨタ自動車九州(単独1兆円)などに次いで「1兆円企業」に仲間入りする。
コカウエストは近畿・中四国・九州の2府20県で事業を展開し、コカイーストは南東北・関東・東海の1都15県を網羅する。新会社は単純合算で、コカ・コーラブランド製品の販売数量の86%を占める事業会社となる。東西コカの統一で、1999年から続いたボトラーの国内の大規模再編はひとまず幕を下ろす。
コカジャパンが次に狙うのは、世界の独立系ボトラーも狙うアジア市場だ。アジアでは中間階級の台頭で、お茶や果汁飲料など「スティル」と呼ばれる炭酸以外の飲料の需要が高まっている。日本はこの非炭酸の比率が約7割と先進国でも極めて高い。「海外市場も視野に入れると、(日本の)成熟市場での経験が生きてくる」(吉松氏)。
米本社は直接出資で経営を主導してきたアジア地域のボトラーから資本を引き上げ始めている。この機に乗じて、オセアニアのコカ・コーラ・アマティルはインドネシア、南米のコカ・コーラFEMSAはフィリピンに出資するなど、アジアではボトラー同士の勢力争いが起きている。このアジア市場に日本からどこまで関われるかが今後の成長のカギを握る。
課題も残っている。度重なる統合で膨らんできた工場の統廃合は進んでおらず、収益力向上の取り組みはなお道半ば。買収したキューサイとも共同での商品開発には至っていない。トップに就くコカウエストの吉松民雄社長は、国内と海外、2つの市場を見据えながら世界3位の巨大ボトラーの難しいかじ取りを求められる。
国内のコカ・コーラ 再編17年、総仕上げ
日本のコカ・コーラの歴史は再編の歴史だ。1990年代後半からビン入り飲料の需要減少や、健康志向の高まりで炭酸飲料の販売が苦戦。国内のボトラーは再編に時間を費やしてきた。
99年に旧・北九州コカ・コーラボトリングが口火を切った。米コカ・コーラの後押しを受けて、旧・山陽コカ・コーラボトリングと合併。これがコカウエストの母体となり、米国などで先行していた広域ボトラー(アンカーボトラー)の国内第1号となった。その後も近畿、南九州、四国と触手を伸ばし、西日本地域の大半を手中に収める。今回の統合で17年に及ぶ日本のコカ・コーラの再編は仕上げを迎えた。
北九州コカを立ち上げた実業家、故・佐渡島匡男は、太平洋戦争で渡った中国大陸で手にしたコカ・コーラに魅入られ、日本でのライセンス獲得に奔走したという。アジアをきっかけに国内に渡ったコカ・コーラ製品を、今度は日本のボトラーの力でアジアで広められるか。因縁の地で日本発の巨大ボトラーの戦いが始まる。(三島大地)
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