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日本企業の生き残り作戦

252凡人:2016/02/09(火) 09:06:19 ID:17z.r60U0
日清食品、「ラーメン3世」を待つ苦闘
2015.09.29 [ career ] College Cafe by Nikkei

 日清食品ホールディングス(HD)で世代交代がはじまった。即席めんビジネスを担う中核の事業会社、日清食品の社長に安藤徳隆(38)が就任し、経営改革を進めているのだ。徳隆はグループの総帥であるHD社長の安藤宏基(67)の長男で、「チキンラーメン」を生んだ創業者、安藤百福の孫。いずれは宏基の後を継ぐと目されているが、「ラーメン3世」の行く手には苦闘が待っている。

■「謎肉」を復活
 「謎肉復活、キター」「謎肉だけ食べたい」――。今年4月、こんな話題がネット上で拡散した。

 謎肉とは、6年前まで日清食品の定番商品「カップヌードル」に使われていた具材、豚肉などが原料の「ダイスミンチ」だ。カップヌードルのコアなファンたちには再登場を望む声が多かったが、そうした根強い声に答えたのが、社長に就任したばかりの徳隆だった。

 謎肉の復活後は、若者の間で話題となるよう、ネットによる情報発信を駆使。カップヌードルのファン層の若返りを進めつつある。

日清食品HDと所属契約を更新した錦織圭選手(中)。右は日清食品HDの安藤宏基社長、左は日清食品の安藤徳隆社長(7月、東京都新宿区)

 2の矢も放つ。6月には、イタリア人に「これはパスタじゃない」と呼ばれた「カップヌードル パスタスタイル」を発売した。プレスリリースにはわざわざ、「気にせず新発売」と銘打ち、思い切った新商品であることをアピール。女性らの新しいファン層の開拓につなげる戦略を打ち出した。

 ライバルが新商品を定番商品にぶつけてきたら、マーケティング戦略でたたく。消費者からそっぽを向かれそうなリスクがあっても挑戦的な商品をつくる。それが、徳隆流経営だ。

■生まれたときから「ラーメン漬け」
 徳隆は外部人材を活用したり、商品ごとにマーケティング戦略を競わせたりすることもためらうことはない。今年4月に社長に就任すると、「カップヌードルなど100年続くブランドをいくつも持つ企業にしたい」と社内外に訴えた。

 徳隆は創業家出身で、慶応大大学院で基礎理工学専攻を修了した「慶応ボーイ」だ。2007年、持ち株会社制に移行する前の日清食品に入社し、経営企画や米州総代表など主要ポストをつとめた。

 一見すると、絵に描いたようなエリート街道を歩んできたが、創業者の百福から続く「即席めんファミリー」の帝王学は一味違う。社内では、こんなエピソードも知られている。

日清食品は「カップヌードル」の具材を刷新した

 お食い初めのメニューは、チキンラーメン――。お食い初めとは、子供が将来、食べ物に困らず、すくすく育つよう願う儀式のこと。生まれたときから、徳隆は「ラーメン漬け」だったのだ。

 日清食品に入社する前の3年間、徳隆は祖父の百福のかばん持ちを続けた。日清食品ではなく、百福がつくった「安藤スポーツ・食文化振興財団」が徳隆のビジネスマン人生のスタートだった。

 仕事は、インスタントラーメン発明記念館の掃除から駐車場の警備まで。百福が唱えた「食足世平(食が足りてこそ世の中が平和になる)」などといった経営理念を胸に刻み込んだ。
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