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ある体験の・・・回想録6

764N:2014/08/28(木) 01:29:16
③実験による推定

『  白昼夢を見ているわけでもないのに、誰かに後を付けられているような薄気味悪さを感じて、
 振り返ってみると誰もいないという経験(....) 天井近くまで浮かんで、自分を見下ろしていたということは?
 こうした体験は、一般に考えられているよりもよくあることのようだが、
 ほぼ例外なく、超常的な意味合いで説明されている。』

『 スイス連邦工科大学ローザンヌ校の神経学者オラフ・ブランケによると、
 正体不明の人物に影のようにつきまとわれているような感じや 自分の身体から抜け出す感覚は、
 精神的に健康な人でも、脳の特定の部分に微弱な電流を流せば引き起こすことができる。
  (....)
 ある女性の右半球の一か所、角回に電気刺激を与えたところ、
 彼女は天井がらぶら下がって自分の身体を見下ろしているとはっきり感じた。
 一方、別の女性の左角回に電流を流すと、彼女は、影のような人が後ろにつきまとって、
 彼女のすることを邪魔しようとしていると感じた。』

『   体外離脱を起こす実験

   ハィディ”は突然、自分が身体から抜け出すのを感じた。
 天井近くを漂いながら、呆然と下を見下ろした。 彼女の本当の身体を囲むように三人が座っていて、
 一人が彼女の露出された脳の右側に電極をあてている。 
 ブランケは、彼女の発作の焦点を見つけ出そうと、皮質のさまざまな領域に
 微弱な電流を流しているところだった。

 ブランケが彼女の右角回を剌激したときである。彼女は自分の身体が、まるでティムーバートン
 の映画に出てくる紗のかかった亡霊のように浮き上がるのを感じたのだ。
 「天井に上ってしまったわ」 と彼女は叫んだ。 「自分の脚を見下ろしているのよ」。
  こんなことは今まで一度もない。彼女は驚愕していた。
 「なんだって?」 ブランケも負けずに驚いて、電極を離した。
 「待って」 とハイディ。 「もうテーブルに戻ったわ。何かどうなっだの?」
 「どうしたんだろう」 とブランケ。 「もう一度、試してみよう」
   ブランケはハイディの脳の同じ部分にまた二秒間電流を流した。電極は音がしないので、
 いつ何かどうなるのか、ハイディにはわかるはずもない。ところが、電流が流れると、
 彼女は自分が天井に舞い戻っているのに気付いた。身体から抜け出して浮かんでいる。
 幽霊のような身体の下で、幽霊のような脚が二本、ぶらぶらと揺れている。 (....)
 「何か見えます?」 ブランケは高いところにいるハイディに尋ねた。
 「背中が天井に付いています。脚は少し垂れ下がっているわ。先生たち三人が見えます」
 「あなたの腕はどうです?」
 「腕がどうなったのかは、よくわからないわ」 とハイディは答える。 
 「でも、頭と身体はあります。ベッドとサイド・テーブルが見える。
 いつもより身体が軽いけれど、動いてはいません」    』


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