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【分館】 参考資料スレ

35N:2012/04/19(木) 07:04:53
『孤独』とう言葉の由来が孟子に載っていた。

 老いて妻なきを鰥(かん)と曰(い)い、
 老いて夫なきを寡(か)と曰い、
 老いて子なきを独(どく)と曰い
 幼にして父なきを弧(こ)と曰う。

孟子はこの四者を「天下の窮民にして告ぐるなき者なり」と言う。
これは孟子が斉(せい)の宣王(せんのう)の「王者の政治とかはどういうものか」
と尋ねられて答えている部分だ。
以下岩波口語訳(適宜改変)
 

 これら四種の人たちは、この世でもっとも困っていて助けを求める相手もいない人たちです。
 文王(※周王朝を打ち立てた武王の父親、文王・武王は孔孟にとって理想的な王政の体現者)
 が仁政を行うにあたっても、この四種の困窮した人たちの救済をま真っ先にいたしました。
 だから、詩経にもこのことを
 『よきかな、この富める人(文王)、これら寄るべなき人々を哀れむとは』と
 詠んでほめたたえているのです。


宣王は「それは良い話を聞かせてもらった」と言い、
孟子が「そう思われるのならなぜ実行しないのですか」と詰め寄ると
わしには悪い癖があって、と弁解を始める。

ここからさきは、本を買って読んでほしい。
(ま、ネット検索すれば孟子を読めるサイトもいくつかあって、
 そっちの方が直訳に近く訳者のバイアスが少なかったりはするのだが)

儒教を知ることは、西洋(聖書)の倫理とは異なる東洋の倫理を知ることでもある。
特に日本(と韓国)は儒教との関係が歴史的に密接だ。
儒教の行方は今の日本をはかる上でもひとつの角度を提供する。


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