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化学・薬品産業総合スレッド

1荷主研究者:2003/12/07(日) 23:23
これまで「石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=」で扱ってきた化学系のネタを独立させます。

社団法人日本化学工業協会
http://www.nikkakyo.org/

石油化学工業協会
http://www.jpca.or.jp/

化学工業日報
http://www.chemicaldaily.co.jp/

石油化学データベース
http://kaznak.web.infoseek.co.jp/new.htm

2391荷主研究者:2022/01/09(日) 18:15:12

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC263HT0W1A221C2000000/
2021年12月27日 17:17 日本経済新聞
KHネオケム、エアコン向け機能品原料の生産能力を5割増

2392荷主研究者:2022/01/09(日) 18:16:33

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC232PA0T21C21A2000000/?unlock=1
2021年12月28日 18:45 日本経済新聞
千葉の資源を世界へ、K&Oが子会社名にヨウ素 事業再編

2393とはずがたり:2022/03/14(月) 13:31:33

稀ガスはどこでやろう??ここかな?

ウクライナの半導体製造用ガス2社が生産停止、世界供給の約半分カバー
3/14(月) 7:51配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/32a91eba1b917ce8dec122a75f62c3a3956697a4
ロイター

3月11日、ロシアによるウクライナ侵攻が激しさを増す中、半導体製造用ガス「ネオン」を生産するウクライナの主要メーカー2社が操業を停止した。写真は半導体。2月撮影(2022年 ロイター/Florence Lo)

[ワシントン 11日 ロイター] - ロシアによるウクライナ侵攻が激しさを増す中、半導体製造用ガス「ネオン」を生産するウクライナの主要メーカー2社が操業を停止した。2社でネオンの世界の供給量の約半分を占める。

ウクライナ企業のインガス(Ingas)とクライオイン(Cryoin)は、半導体製造に使われるレーザー光の生成に必要なネオンの世界供給の45─54%を生産している。

2394とはずがたり:2022/04/01(金) 17:46:34

ロシアが硝酸アンモニウム輸出を4月まで禁止
https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/02/5e3114819fa3da94.html
(ロシア、CIS)

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モスクワ発

2022年02月07日

ロシアは2月2日から硝酸アンモニウムの輸出を禁止した(2022年2月1日付連邦政府決定第82号)。4月1日までの時限措置。硝酸アンモニウムは窒素肥料の主要原料の1つ。ガスプロムバンク経済予測センターのシニアアナリスト、ニナ・アダモワ氏は「ロシア産の硝酸アンモニウムは世界市場の流通量の45%を占めている」として、この時限的な措置が世界の硝酸アンモニア価格を上昇させる可能性があると述べた(「コメルサント」紙1月27日)。

今回の決定は、南連邦管区と北コーカサス連邦管区で早ければ2月から始まる春まきで国内の硝酸アンモニウム需要が高まることを見越してのもの。ドミトリー・パトルシェフ農業相は「輸出禁止によって硝酸アンモニウムの需要が最も高まる1〜3月に十分な量を国内農家に供給し、価格上昇を抑える」とした。また、アンドレイ・ベロウソフ第1副首相は、輸出禁止措置は需要のピークが過ぎる4月になれば禁輸措置は解除されることを強調した(「ベドモスチ」紙2月1日)。

ロシア政府は既に2021年11月に、同年12月1日から2022年5月31日の間、ユーラシア経済連合域外への硝酸アンモニウムを含む窒素肥料に輸出割り当てを設けている(2021年11月3日付連邦政府決定第1910号)。

硝酸アンモニウムとともに窒素肥料の原料の1つとなる尿素の輸出の減少も懸念される。尿素も政府決定第1910号で輸出割り当ての対象品目になった。ジェトロが2021年12月にロシアの窒素肥料メーカー12社に尿素の日本向け輸出可能性についてヒアリングを行ったところ、うち10社からは、世界的な尿素の需要増を受けて既に他社と長期供給契約を締結しており、輸出割り当ても導入されたことから、日本向けの追加供給は難しいとの回答だった。

(菱川奈津子)

(ロシア、CIS)

ビジネス短信 5e3114819fa3da94

2395とはずがたり:2022/04/12(火) 18:32:26

>「防衛装備は大半がロシア製で、肥料も依存している」とインド側の事情
肥料産業なんて尖端技術でもないしロシアに代わる生産国を育成すべきだなぁ。

http://www.jaf.gr.jp/faq.html
>肥料の原料は何ですか。資源がなくなることはないのですか。
>肥料の原料は、石油・石炭などのエネルギー原料、リン鉱石、カリ鉱石などです。国産の原料はほとんどなく、輸入に依存していますので、肥料の効率を高くし有効に使わなければなりません。
>窒素肥料の大部分はアンモニアが原料です。アンモニアは大気中の窒素と水素を高圧下で反応させて作ります。窒素は無尽蔵ですが、水素を作るためにはエネルギーが必要です。今は天然ガスが主な原料です。石炭・石油・余剰電力などを使うこともできますが、コストが問題です。

アンモニアを天然ガスから造るからロシアが産地なんかな?
もしそうなら天然ガス開発と肥料産業育成を同時に支援すると一石二鳥である。

米、インドに募る不満 対ロ関係めぐり温度差―ウクライナ侵攻で浮き彫り
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022040900340&g=int
2022年04月10日07時09分

 「国連での棄権は懸念を抱かせるものだ」。ミークス米下院外交委員長は6日の公聴会で、国連安保理での対ロ非難決議の採決で棄権したインドの姿勢に疑問を呈した。出席したシャーマン国務副長官は「賛成票を投じてほしかった」と本音を語った。一方で「防衛装備は大半がロシア製で、肥料も依存している」とインド側の事情を説明。関係強化の必要性を訴えた。

2396とはずがたり:2022/04/13(水) 11:16:32
アンモニア(窒素)だけじゃなくて塩カリもやばいのか。。
wikiだと
>鉱物として自然産出もし…主要産地は、ベラルーシ、イスラエル、ヨルダン、アメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、チリ、ブラジルで、旧共産圏が圧倒的な埋蔵量をもつ。
となっている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A1%A9%E5%8C%96%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0

https://twitter.com/daisycutter7/status/1510792933879865348
○イジー
@daisycutter7
作物肥料の3大要素 リン カリ 窒素 の内、カリが塩化カリウムの形で日本は全量輸入に頼ってる。65%がカナダで23%がロシアとベラルーシ。この23%は多分すでに禁輸?そうでなくともウクライナの港封鎖で値上げがすごい事になってるらしい。ヤバいなってマクドの女子高生が言ってた
午前10:34 ・ 2022年4月4日・Twitter Web App

2397とはずがたり:2022/07/02(土) 12:14:46
日本は化学肥料の原料のほぼ100%を輸入に頼るのだそうな。リン鉱石・カリ鉱石ともに一部の国に偏在してるけど賦存は十分らしい。
窒素(アンモニア)が生産時に石油・天然ガスを使うらしいがこの辺が今のネックかねぇ。。アンモニアは発電でも注目されてるし力を入れてきたい。
また2008年にも世界的な肥料の高騰があって2010年のこのレポート発表の時点でも高止まりしてたらしい。


肥料、値上がり分7割補助 店頭価格への効果不透明 農業者支援策
https://www.asahi.com/articles/DA3S15341722.html
有料会員記事
2022年7月2日 5時00分

 政府は1日、物価高対策の一環として、化学肥料の値上がり分の7割を補助する農業者への支援策を発表した。6月に購入した肥料の分までさかのぼって対象とする。価格の高騰に苦しむ農業者には一定の救いとなるが、農産物の価格がどれだけ抑制できるかは不透明だ。…

化学肥料原料の資源問題と食料安全保障
https://www.nochuri.co.jp/periodical/soken/contents/2010-09.html

1 はじめに
2006年末から08年半ばにかけて国際穀物価格が高騰したが、08年からは穀物生産にとって不可欠な生産資材である化学肥料の原料のリン鉱石、カリ鉱石、尿素の国際価格が高騰した。その結果、肥料原料の多くを輸入に依存している日本の化学肥料価格も上昇し、現在も高止まりしている状況が続いている。

4 肥料原料の資源状況
(1) 窒素
窒素肥料に含まれる窒素成分そのものは空気中の窒素由来であり、その点では資源制約の問題はない。しかし、窒素肥料を製造する過程で天然ガス、ナフサ等の化石燃料を使用するため、窒素肥料のコスト、価格は化石燃料の資源動向に強く影響される構造になっている。

(2) リン鉱石
リン酸肥料の原料であるリン鉱石資源を有する国は、中国、モロッコ、米国、ロシア、ヨルダン、ベトナムなど一部の国に偏っており、リン鉱石の埋蔵量はモロッコ、中国の2カ国で世界全体の6割を占め、08年の生産量は、中国(30%)、米国(19%)、モロッコ(17%)の3か国で全体の3分の2を占めている。特に、輸出については、モロッコ1国のみで世界全体の4割を占めている。

リン鉱石の埋蔵量は、現在の年間使用量の90年分があり、技術が向上すれば280年分の採掘が可能であると試算されている(農林水産省資料)。したがって、リン鉱石の資源量自体は、当面、枯渇する懸念はないが、リン鉱石の資源国と輸出国が一部の国に偏在しているため、これらの資源保有国が供給を制限するとリン鉱石価格が高騰するという構造にある。

(3) カリ鉱石
カリ鉱石も、リン鉱石と同様に一部の国に資源が偏在しており、カナダのみで埋蔵量全体の53%を占めている。08年の生産量は、カナダ(31%)、ロシア(19%)、ベラルーシ(14%)の3か国で3分の2を占めており、その他の生産国はドイツ(10%)、イスラエル(7%)、中国(6%)、ヨルダン(3%)である。
カリ鉱石の埋蔵量は、現在の年間使用量の230年分あるとの試算があり、当面、枯渇の懸念はないが、一部の国に資源が偏在していることが問題である。

2398とはずがたり:2022/07/02(土) 12:17:21
>>2397
>日本は化学肥料の原料のほぼ100%を輸入に頼るのだそうな
窒素源としてはアンモニアであるが,アンモニアは天然ガスから造っていて,日本だとメーカー6社と見かけたが一社は商社っぽい。
川崎・富山・宇部・大阪・新潟で造っているようだ。
まあ円安が厳しい日本に拘ることはない。豪州辺りに石炭からアンモニア造るプロジェクトに乗っかって肥料も増産と行きたい。

【2022年版】アンモニア メーカー6社一覧
https://metoree.com/categories/6161/

昭和電工(株)川崎事業所
https://www.sdk.co.jp/work/basicchemicals/industrial_chemicals.html
https://www.sdk.co.jp/products/42/51/1038.html

日産化学(株)→富山工場?
https://www.nissanchem.co.jp/products/chemicals/industrial.html

宇部興産(株)ナイロン・ファイン事業部/ファイン・工業薬品営業部
https://www.ube.com/contents/jp/chemical/industrial_chemicals/ammonia.html
宇部ケミカル工場(藤曲地区)宇部アンモニア工業
https://www.ube.co.jp/ube/jp/corporate/office/office_j.html

三菱ガス化学(株)
https://www.mgc.co.jp/products/nc/ammonia.html
https://www.mgc.co.jp/company/basic-chemicals/#ac01
天然ガスの資源開発に始まり、メタノール、アンモニア、その誘導体である有機化学品類等、幅広い事業を展開
https://www.mgc.co.jp/corporate/access/nf.html
新潟工場:メタノールとアンモニアの誘導品、メタキシレンジアミン、MXナイロン、バイオ関連製品
MGC新潟工場では豊富な天然ガスを原料として、アンモニアの生産を行っています。

三井化学(株)大阪工場
https://jp.mitsuichemicals.com/jp/corporate/group/domestic_04.htm

三井化学ファイン(株)→工場はなし?
https://www.mkf.co.jp/basic/derivative/ammonia/

2399とはずがたり:2022/07/18(月) 22:11:21
■…改訂済
□…未改訂
×…未調査

■大坊谷
■久々野ダム
■朝日ダム
■秋神ダム
■高根第二発電所
■高根第二発電所
■黍生谷
■高根第一ダム
□末川取水口①
□西野川堰堤②
×管沢
□床並
□鹿ノ瀬川(取水口)③
□湯川④
×寒原
□白崩川⑤
□白川⑥
□御岳発電所
□牧尾ダム
×薮原
×三郎沢⑦
×鱒沢⑧
×大又沢⑨
×溝口川⑩
□鈴ヶ沢⑪
×千沢⑫
□(無名の沢・氷ヶ瀬)(19)
×小俣川⑬
×?川⑭
□?川導水路導水橋
×小谷沢⑮
□濁川取水堰⑯
□下黒沢⑰
■王滝川ダム管理所
×王滝川ダム⑱
□滝越発電所
□白川林道
■三浦ダム・三浦発電所入り口
□常盤ダム
□三尾発電所
□常盤発電所
□黒川ダム

2400とはずがたり:2022/09/24(土) 20:41:02
燐って稀少資源になりつつある気がしてたけど価格暴騰すれば幾らでも手に入るんだなw

>特に「リン酸」の原料であるリン酸アンモニウムは、約90%が中国からのものだ(った)。
>中国に代わる輸入元としてアフリカのモロッコなどから手配しようと奔走している。
>輸送コストが上昇するので、リン酸の輸入価格は2年前と比べると3倍近くになっている。

>神戸市東灘区の東(ひがし)水環境センターでの下水を処理するときに出る汚泥からリン酸を抽出する取組みが注目を集めている。同センターは、神戸市内に住む151万人のうち約37万人分の生活排水を処理
>「こうべ再生リン」は年間130トンの生産能力がある

>福岡市に七つある下水処理施設の一つ、東区の和白(わじろ)水処理センター。
>年間に最大で150トンを見込める
>再生リンを使った肥料は従来品より2〜3割価格を低く抑えられる

2022/08/25 18:00
下水処理場の汚泥から抽出 資源循環型の肥料「こうべ再生リン」に注目
https://forbesjapan.com/articles/detail/49821
多名部 重則 ,
OFFICIAL COLUMNIST
地方発イノベーションの秘訣

ロシアによるウクライナ侵攻は、食料を特定の国からの輸入に頼っていると、輸出の制限が行われたりしたときに「食の安全保障」が直ちに脅かされることを世界の人々に知らしめることとなった。

そんな「食の安全保障」の問題が、いま食料そのものではないが、農業で使われる「肥料」でも指摘されている。

肥料は、「窒素、リン酸、カリ」という3つの主な成分で構成されている。肥料が詰められる袋の表面には「3-18-10」などと、それぞれが何パーセントずつ含まれているのかが、大きな文字で記載されているのが通例だ。これは国内だけでなく万国共通している。

日本では、化学肥料の原料のうち3成分とも、ほぼ全てを輸入に頼っているのが現状だ。特に「リン酸」の原料であるリン酸アンモニウムは、約90%が中国からのものだ。化学肥料以外にも、たい肥などの有機肥料もあるが、国内での使用量は限られている。

肥料メーカーからの引き合いも増加

昨年10月、中国政府が肥料原料の輸出規制を強化すると、日本へのリン酸の輸出はほぼ停止した。この背景には、穀物の国際価格が上昇したので、自国での食料生産を維持するために、中国国内で使用する肥料の確保を優先したからとみられている。

そのため、現在、日本政府や国内の肥料メーカーは、中国に代わる輸入元としてアフリカのモロッコなどから手配しようと奔走している。しかしリン酸アンモニウムの原料となるリン鉱石は産出国が限られていて、事態は容易に進展していない。また、中国と較べると輸送コストが上昇するので、リン酸の輸入価格は2年前と比べると3倍近くになっている。

そんななかで、神戸市東灘区の東(ひがし)水環境センターでの下水を処理するときに出る汚泥からリン酸を抽出する取組みが注目を集めている。同センターは、神戸市内に住む151万人のうち約37万人分の生活排水を処理する大規模な下水処理場だ。

なぜ下水道の汚水からリン酸が取り出せるのかというと、生活排水である人間のし尿にリン酸が含まれているから。もともとは食べ物に含まれていたリン酸なので、それを肥料にしてコメや野菜といった農作物に取り込まれ、再び食べ物になるというのは、自然の摂理にかなっている。

2年前までは、下水からリン酸を取り出すコストが輸入価格の3倍もかかった。これを販売価格に転嫁していたので、肥料メーカーからは見向きもされなかった。ところが、リン酸アンモニウム自体の入手が難しくなり、輸入価格が高騰するいま、肥料メーカーからの引き合いが増えているのだ。

下水処理場で、どうやって汚水を海や川に放流できるまできれいにしているのかといえば、まず汚水に含まれる固形物を沈めて取り除く。そのあと水に溶けている有機物(汚れ)を微生物が食べて分解する。やがて微生物は固形物として沈むのでそれを除去すると、自然の水と変わらないレベルにまで浄化されるというわけだ。

ただ、沈んだ固形物は汚泥のような状態で、臭いもきつく衛生的にも良くない。そこで、消化タンクと呼ばれる大きな容器に入れて、空気と光を遮断し約30?40日間、約40度で加温する。

すると、メタン菌の働きで汚泥の中の有機物が分解されるので、メタンガスと二酸化炭素を含んだガスが発生し、臭いも取れてこれ以上の化学変化が起きにくい物質になる。通常であれば、これを絞って水分を減らし、焼却することで下水処理の工程は終わる。

2401とはずがたり:2022/09/24(土) 20:41:25
>>2400
ところが、これを水分を減らす前に特殊な容器に入れて、水酸化マグネシウムを加えて化学反応を起こさせる。すると、リン酸とアンモニウム、さらにマグネシウムを含んだ物質が取り出せるのだ。神戸市はこれを「こうべ再生リン」と名付けて、肥料の原料として売却してきた。

アンモニウムは肥料の3大成分のうち「窒素」に当たる。マグネシウムは植物の光合成に必要な葉緑素をつくりリン酸の吸収を手助けするので、肥料の原料としてしばしば使われている。なので、こうべ再生リンにカリウムを加えて、成分をうまく調節すると一般に使われている肥料と同じものができあがるというわけだ。

一般にも園芸用肥料として販売

この事業に着手したのは、いまから10年前のこと。汚泥を運ぶ配管にリン酸が付着して詰まらせてしまうので、それを避けるために汚泥に含まれるリン酸を除去しようとしたのだ。

そのあと、これが肥料として使えることから、神戸市内の農家でつくられるキャベツやスイートコーンなどの「こうべ旬菜」というブランド野菜や、市立小学校の給食で出される「きぬむすめ」という品種の米の栽培に使われてきた。

「こうべ再生リン」は年間130トンの生産能力があるのだが、実際に使われているのは25トン程度にとどまっていた。製造コストが輸入リン酸の価格を大きく上回っていたからだ。

一方で農林水産省では、食料の生産力向上と持続性を両立させようと、昨年5月に「みどりの?料システム戦略」を策定し、輸入を減らして資源の循環利用やたい肥の活用を進めようとしている。下水からのリン酸の抽出は、まさしくこの資源の循環に当てはまる。

神戸市は、現在はJAを通じて農家だけに供給されていた「こうべ再生リン」を、一般の人たちが家庭菜園や園芸で使えるように小分けし肥料商品として販売しようと検討している。

久元喜造市長は、「循環型社会の実現や農業経営の安定化につながるだけでなく、食料安全保障の観点からも貢献できる先駆的な事業です。全国的展開に繋がるように国にも支援をお願いしたい」と話している。SDGsにも結びつくこの取組みをさらに広げていきたい考えだ。

ちなみに神戸市の東水環境センターでは、先に述べた消化タンクから発生したメタンガスからバイオガスをつくってその全量を活用している。発電や自動車の燃料など使うことで、年間約6200トンのCO2削減の効果を生んでいる。

下水汚泥からリン酸を抽出するこの事業は、処理するのにコストがかかっていた汚泥の有効利用を一歩進めたといえる。ただ、これまでは肥料としての活用がけっして十分ではなかった。だが、食料安全保障の問題から、この事業が持っている意義を、もういちど見つめ直す好機なのではないだろうか。


下水から抽出した、無臭の白い結晶…正体は? 農家向けに販売
https://mainichi.jp/articles/20220924/k00/00m/040/087000c
毎日新聞 2022/9/24 11:33(最終更新 9/24 14:44) 643文字

 福岡市に七つある下水処理施設の一つ、東区の和白(わじろ)水処理センター。積み上がった白い結晶を職員に両手のひらですくってもらうと、指の間から砂のようにさらさらとこぼれ落ちた。臭いも全くない。

 結晶の正体は「再生リン」。窒素、カリウムと並ぶ化学肥料の3要素の一つのリン酸を、市民生活で出た下水から回収、抽出したものだ。市は博多湾の水質汚濁を防ぐため、1996年にリンの回収事業をスタート。さらに、国土交通省が開発した回収技術を今年4月に導入したことで回収量が15倍になり、年間に最大で150トンを見込めるようになった。

 回収量が増えたのを機に福岡市は、JA全農ふくれん(同市)と共同で、再生リンを使った肥料の製品化に取り組むことにした。従来商社に販売していた再生リンは肥料メーカーに渡り、堆肥(たいひ)に配合して肥料に生まれ変わる。ふくれんが8月末から福岡県内で農家向けに販売を始めた。

 日本は肥料に欠かせないリン酸のほぼ全てを輸入に頼っているが、価格はロシアのウクライナ侵攻などで高騰している。そうした中、再生リンを使った肥料は従来品より2〜3割価格を低く抑えられるといい、肥料の値上げに悲鳴を上げる農家にとっては朗報だ。

 約9万7000人の下水処理人口を抱える和白水処理センターの佐々木友幸所長は「海外のリン市場価格に左右されず、農家に安定的に肥料を提供できるシステムにしていきたい」と意気込む。白く輝く結晶のいくつかは、畑と食卓を経て、やがてこの場所に再び巡ってくる。【津村豊和】

2402atmoppy:2023/05/31(水) 13:21:53
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https://www.88kopi.com/product/product-1167.html

2403とはずがたり:2023/07/04(火) 16:22:48
https://twitter.com/kei_sakurai/status/1675508627002781697
Keiichiro SAKURAI
@kei_sakurai
ノルウェーで世界最大のリン鉱石鉱床発見、埋蔵量は少なくとも700億トン。世界の他の全ての確認埋蔵量710億トンに匹敵。肥料、蓄電池、半導体、太陽電池等々の需要100年分以上。

「需要100年分以上」は、既存の確認埋蔵量と合わせて、今の年間需要100年分以上、との趣旨だそうです。
https://euractiv.com/section/energy-environment/news/great-news-eu-hails-discovery-of-massive-phosphate-rock-deposit-in-norway/

ちなみに2位はモロッコ(500億トン)、3位が中国(32億トン)。

2404とはずがたり:2023/09/29(金) 22:31:14

2022.02.13 05:45
退学率50%超も…薬学部の異様な修学状況が判明、入試の簡易化で学生の質低下か
文=吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト

ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2022/02/post_278901_2.html
Copyright c Business Journal All Rights Reserved.
https://biz-journal.jp/2022/02/post_278901_2.html

2405とはずがたり:2023/11/08(水) 19:00:55
硫酸製造の化学工場で火事「煙突の点検中に炎」 消火活動続く 日産化学名古屋工場
https://news.yahoo.co.jp/articles/1894c1d145c506f46f459f9226bffdfcaee2ccc2
11/6(月) 17:27配信
メ?テレ(名古屋テレビ)

日産化学の工場(名古屋・港区)

6日夕方、名古屋市港区の硫酸を製造する工場で火事があり午後5時現在、消火活動が続いています。


 消防によりますと午後4時半ごろ、名古屋市港区の日産化学名古屋工場の関係者から「工場の煙突の点検、修理中に炎が出た」と消防に通報がありました。

 煙突から火が出ているのが確認されましたが、けが人の情報はないということです。

 消防車両22台が出動し、現場で消火活動が続いています。

 日産化学によりますと、工場では硫酸を製造しています。

 工場の外部に硫酸が流出するような被害があったかどうかについては、確認中だということです。


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