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PC関連スレ

1■とはずがたり:2002/11/04(月) 22:01
新規購入を検討するスレ

111とはずがたり(2/2):2004/03/02(火) 12:29

 第三世代の携帯電話でも独自規格化をねらう

 中国はEVDだけでなく、第3世代の携帯電話の規格化でも中国の独自方式「TD-SCDMA」を採用し、先進国と競争する意欲を見せている。中国の携帯電話は、間もなく2億7000万台に達し世界一である。ここでも政府の先導で「TD-SCDMA産業連盟」が結成され、多くのメーカーが参加してそれぞれ役割分担をしながら、開発に取り組んでいる。今年の夏までには、その成果が発表されると言われており、日米欧の携帯電話メーカーが注目している。

 中国政府は、アメリカのシリコンバレーなど外国で活躍している中国人技術者が帰国した場合、資金援助、各種の税制優遇措置などを制度化し、起業しやすいような施策を推進しており、すでに効果が現れている。最近も「漢芯3号」というCPUチップが開発され、IBM製品に組み込まれることが決まったが、この開発者たちもシリコンバレーからの帰国組みである。中国独自開発の半導体チップが、先進国の製品に組み込まれる時代になってきたのである。

 中国の技術開発力は、一部で完全に先進国を射程内に入れてきた。中国の特許戦略は、世界最大の市場形成の可能性を武器にしながら、特許で囲い込んだ独自の標準化や規格化をねらっている点で戦略的である。日本も後進国から先進工業国に至る過程で、官民一体となって先進国に追いつけ追い越せを目標に、先進技術の改良改善に取り組んだ時代もあったがいまや攻守ところをかえた。

 世界の工場となった中国の製造現場が、知的財産権をからめながら大きなうねりを作って先進工業国へ影響を与えることは間違いない。その波及を最も受ける日本企業は、中国の台頭という展開の中で知的財産創出力の真価が問われているのである。


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