[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
資料集 Part2
334
:
アルゴラブ
◆gNfxxWHnBY
:2015/01/01(木) 16:37:08
>>333
続
しかし、真理を手に入れた聖者だと言っても、グル自身、精神的な脆弱さを克服したわけではなく、ただ躁的防衛によって誤魔化しているだけである。
したがって、万能感を傷つけられるような事態に出会うと、自己愛的な怒りにとらわれ、さらには被害妄想的になったり、神経衰弱や自己断片化を起こして、崩壊していく。
麻原が衆議院選挙で惨敗を喫してから、被害妄想が強まり、ハルマゲドンに走って行ったように、また、人民寺院のジム・ジョーンズが、離脱した元教団幹部が、ジョーンズタウンは強制収容所だと内情を暴露し、マスコミや国会議員が動き出したことから、危機感を募らせ、ついには集団自決によって九百人もの信徒を道連れにしたように、崩壊が始まると、一気に破滅的な暴走に至る。
それは、社会に対する攻撃と自己破壊的願望が一体化しているという意味で、社会を巻き込んだ無理心中だと言えるだろう。
万能感の肥大した誇大自己を抱えた人は、自分が死ぬときには、世界を道連れにしたいという思いを抱きやすい。
その人にとっては、自分が世界より重要なので、自分が滅んだのちも世界が存在するということが許せないのだ。
そうしたグルや教祖が営む教団は、共感や愛をその教義に謳っている場合でさえも、支配と主体性の剥奪が起きやすく、独善性に陥ってしまう。そこでは、自由な精神の発露も、真の創造性や自然な情愛も圧殺される。
理想郷を目指したはずが、「強制収容所」が生み出されてしまう。それは嫌と言うほど歴史が繰り返した真実である。
これらの特徴は、宗教的グルに限らず、政治的なグルである独裁者の特徴ともぴたりと合致することに気づかれるだろう。
「マインドコントロール」(文藝春秋)
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板