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資料集 Part2

325アルゴラブ ◆gNfxxWHnBY:2015/01/01(木) 16:25:52
>>324

この「過度に強調された誇大性」・「搾取性」・「共感性の欠如」・「傲慢」などと定義づけされている自己愛障害に至る要因について、かつては早期幼児期における母親からの応答の不十分さが原因と考えられてきました。


しかし、病因論的定義に立ち返ってみた時、そもそも自己障害というのは「自己対象関係障害」ということであって、自己愛の対象体験の不全による障害ということであれば、その自己愛の障害も自ずと異なると考えられるようになりました。
そこで自己愛障害の自己愛尺度の再検討がなされて、近年では自己愛障害の「誇大的側面」と「過敏的側面」という特徴に着目し、二種類の自己愛障害として、より緻密な要因の探索が進められるようになっています。


もっとも、その表面化している側面の背後には、もう一方の側面が潜むという表裏一体の構造で、二種類が独立して存在しているものではありません。

そうした複雑な構造の分析は、他者からの批判や嫌悪を恐れる「対人過敏性」、感受性の鋭さから人との関わりを避けようとする「回避性傾向」、自己愛が満たされない時に激しく怒りを露わにする「自己愛憤怒」の三因子の度合いによって検討されます。


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