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【支那】中華人民時事統合【中国】

152名無しさん:2005/01/27(木) 16:55:47
いま私は北京の喫茶店で、温かいコーヒーを飲んでいる。
ガラス窓の向こうは氷点下の冷たい風が吹き荒れ、その中に5歳くらいの子供が立っている。
子供は風の子と言っても、冷蔵庫の中のような気候で遊べるわけがない。みんな物ごいをしているのだ。

どこかに親が隠れていて、子供に「ほら、金持ちが来た。金をせびってこい」と命じるのである。
嫌がる子供もいて、親になぐられて目を赤くしてたりする。
私も喫茶店を一歩出ると、彼らにまとわりつかれるだろう。

豊かな日本では、貧しさが外から見えにくくなった。
だから、中国に来ると最初に、子供の物ごいを見てショックを受ける。
もっとも、米国にだって物ごいはいるのだけれど……。

中国についていうと、少し前に条例で物ごいを禁じてはどうかという意見が出た。
しかし「物ごいをする権利もある」という反論が出て、話は立ち消えになった。

物ごいを禁じよという声が出るようになったのは、豊かな人が増えたからだ。
その話がつぶれたのは、現実にまだ貧しい人がたくさんいるためである。

中国共産党はその昔、物ごいのいない平等な社会を作ろうとした。
しかし今は、金持ちの存在を認め、物ごいの権利を守る政党になった。
さすが、社会主義と市場経済を一緒にやってしまう人たちだ。

中国で暮らす外国人は、すさまじい現実を生の形で突きつけられる。
ただしそれを、いつも温かい部屋の中からながめる。
そしてある日、温かい部屋の中に中国の人も増えたことに気づくのである。

http://www.mainichi-msn.co.jp/column/hassinbako/news/20050127k0000m070149000c.html


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