勝ったフサイチパンドラは父サンデーサイレンス、母ロッタレース(その父Nureyev)という血統。従兄に今年死亡した84年愛ダービー馬エルグランセニョール El Gran Senorなど、活躍馬多数の名門出身。03年のセレクトセール当歳で8700万円で落札。ちょうど1年前の05年11月12日の2歳新馬(京都・芝1800m)で2着に6馬身差をつける鮮やかなデビューを飾り、続く阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)で3着。5戦目のきんせんか賞(500万下・芝1600m)で2勝目をあげ、クイーンC(GIII)2着、桜花賞(GI)は2番人気に推されながら14着と大敗したが、続くオークス(GI)ではカワカミプリンセスから3/4馬身差の2着に入っていた。この秋はローズS(GII)、秋華賞(GI)ともに3着してここに臨んでいた。今回が重賞初勝利。通算成績11戦3勝(重賞1勝)。