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少林寺拳法or丸廉への批難・文句受容スレ

841通りすがりの休眠拳士:2004/03/04(木) 18:45
つづき

今の少林寺拳法も、先述の英語教育と全く同様の道を歩んでいると言えます。
たとえば、五花拳の1つ、片手投を例にとって考えてみましょう。

<少林寺の法形的教授法>
まずは片手投自体の形や術理を学びます。そして、右手の使い方や足の捌き方、
体の入れ方、投げ方などを詳しく教えます。さらに、形としては、攻者の構えが
何構えで守者の構えが何構えでといったことも教えます。この技は攻者が何を
しようとして守者がどのように動こうとした時の技であるかを説明します。
次にその変化形として、相手に掴まれた場合、握手してからの場合などをそれぞれ
教えて、更にそれらの形の名前を覚えてもらいます。それが終わると、ようやく
送片手投の説明に入ります。これは片手投とは術理が若干異なるため、また詳しく
説明をします。その後、両手で掴まれた場合、諸手で掴まれた場合について
説明し、やはり技の名前を覚えます。

その日の片手投の練習時間が仮に60分あったとしたら、しっかりやれば、以上
までで時間がきてしまいます。ほとんどの場合、左右をする間もない内に終わって
しまうでしょう。
(もし実践を重視する道院長がいたら、最後の10分くらいは、乱捕の時間を
 設けて、相手と技を掛け合ってみるといった工夫をするかも知れません。)
このような法形練習をミッチリ行う事で、拳士は法形に強くなり、少林寺拳法の
他の技法との関係などの幅広い見識が身に付きます。「こうきた場合はこう返す」
といった対処法については、道院長顔負けの薀蓄を語れる拳士が育つかもしれません。

<乱捕・実践重視の教授法>
まずは片手投と送片手投自体の形や術利を学びます。(両者は若干異なる術理を
持つため別個で教授します)手の使い方や足の捌き方、体の入れ方、投げ方など
を詳しく教えます。次は、早速投げてみます。投げ込んでみます。柔道で言えば、
打ち込みや投げ込みといった学習ノウハウなのですが、これを何度も繰り返します。
もちろん左右(左手を捕られた場合も)行います。この練習を30分もやった
あとは、乱捕に入ります。相手は簡単には手首を取らせてくれませんし、掛けよう
とした際も投げられまいとしてきます。鉤手を使って防ごうとしたり、後ろから
抱きついてきたりするかも知れません。更に抱きつかれた後に絞め技をしてくる
かも知れません。掴んできた後、技に入る前に殴ってくるかも知れません。また、
その乱捕の最中に、先日習ったばかりの引天秤系の技を試してみる拳士もいる
かも知れません。使い慣れた逆小手や送小手で応戦してくることもあるでしょう。

このような実践練習を残りの30分間費やすのです。拳士達は、引天秤や逆小手、
送小手その他の技との関連や、相手に防がれた場合や掛からなかった場合について
体で経験しながら、片手投が血となり肉となって身についていくのです。

 ※ちなみに、攻者の構えが何構えでとか、相手がどんな逃げ方をした時の技で
  とかは教えません。これらは乱捕の中で、体で会得することができるからです。
 ※この例で挙げた技や、時間(30分とか)はあくまでも一例としてです。

両者を比べてみて、いかがでしょうか?
(論点を分かり易くする為に、敢えて煽りっぽい文面にしてしまったことは
 お詫びいたします。)

つづく


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