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少林寺拳法or丸廉への批難・文句受容スレ
840
:
通りすがりの休眠拳士
:2004/03/04(木) 18:43
つづき
英語を例に取って考えてみます。
第五文型の1つ、SVOの第三文型を学ぶ場面を想像してみて下さい。
<少林寺の法形的教授法>
まずはSVO自体について教授します。さしずめ、Vは他動詞、Oは名詞や名詞句
であること、Oの前に前置詞はつかないこと等でしょうか。次に、このSVOの
変化形や応用形を教授します。たとえば、文頭に副詞句がついた場合、Oの前に
形容詞がついた場合、文の前や後に接続詞節がついた場合・・・等々。例文を
たくさん掲げて色々な角度から検証します。また周辺知識として、前置詞とは何か、
自動詞と他動詞の区別についての説明がなされるかも知れません。そして最後に
例文を声に出して発声するなどの練習で、結びになります。
仮に1時間の授業だったとしたら、これまでで60分全てを費やしてしまいます。
(もし、会話を重視する先生であれば、文法の内容を少し削ってでも、最後の
10分位は隣の席の人と、今日習った事を使って会話の練習をするなどの工夫を
するかも知れません。)
このような授業をミッチリ行う事で、生徒は文法に強くなり、語学としての幅広い
豊富な知識が身に付きます。自動詞と他動詞の区別についてなど、先生顔負けの
薀蓄を語れる生徒も育つかもしれません。
<乱捕・実践重視の教授法>
まずはSVO自体について教授します。内容は上とほぼ同じ内容になるでしょう。
最初の20分くらいこのように基礎をしっかり学んだ後は、次に早速会話の練習
に入ります。2人で、もしくは3〜4人のグループを組んで、今日習った事を使い
ながら、話す・聞くの練習をします。会話のテーマが出にくければ、先生が先導して
あげてもいいでしょう。その自由な会話の中では、副詞や形容詞、接続詞節なども
当然出てくるでしょう。また会話ですから、疑問文やその受け答え、否定文の形も
登場します。先日習ったばかりの、関係代名詞を試しに使ってみる生徒も出てくる
かも知れません。その生徒にとっても、それを聞いたの生徒にとっても、これは
良い復習になることでしょう。
こんな会話の時間を残りの40分に費やすのです。そうして、生徒達の中で、
SVOの文型が血となり肉となって身についていくのです。
日本の学校英語教育は、明らかに前者の方法論をもって英語を教えています。
そしてその結果として、英文法には詳しいが、全然英語を喋れない日本人が
数多く育成される事になってしまったのは、改めて述べるまでもないでしょう。
それでは、現在の少林寺拳法はどうでしょうか?
つづく
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