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最萌トナメ用支援貼り場

1名無しさんだよもそ:2006/07/18(火) 13:41:10
最萌トーナメント用支援、射出準備完了、いつでも投下可能です!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ∧ ∧   ∧ ∧
       ___( _!志二保!(,,゚∀゚)
      ∧⊂/ ̄|二| ̄\つ∧二ヽ
      ι匚|_/_\_匚i_|∪∪i]
      \/二 / / \_/二/
      /二  '⌒´`ヽ         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     /二  〈. ノ从ハハ )___    / 出し惜しみナシ、合言葉は『ガンガン逝こうぜ!』
   /二 / /7ゝ゚ ヮ゚ノゝ / |  <  全力全開疾風怒濤、燃え尽きるまでいっくわよぉ♪
  /二 /  ○=萌= ~)/ |  _\______________
/二 /  i'''√√ i'''i ̄ ,,,,/ ,<X> ヽ
二 / /__(_(_)/ ̄   i i从((li. l i
 / /  \\\/      l从ヮ゚ .ノノリ  というわけで、支援だよ〜〜
          ̄ ̄  | ̄ ̄ ̄ ̄| ̄\ )
               |        |   |

92志保ちゃん支援縦読み:2007/01/11(木) 01:38:50
 机に座って、オレはぼんやり外を……街の方を見てる。
 にぎやか過ぎる、耳が痛い位の教室のざわめきが、やけに遠く聞こえる。
 かったるい。卒業記念パーティーで、これからハデに盛り上がろうって時のに、どう
 いうわけか、騒ごうって気になかなかなれない。
 たった一人の……一週間もしないうちに、勝手に関西の方に引っ越すらしい、やた
 らにうるさくて不器用だった……あのバカのせいで。
 くされ縁で高校まで一緒になった時は、『またなのかよ』とうんざりした。
 が、どうしてだか、いつしかあいつのことが、可愛い、愛おしいって思うようになって
 きて……そしてあの春の終わり、二人は結ばれた。
 もうそれ以来、一緒に遊ぶどころか、顔を合わせること自体、めっきり少なくなった。

 やさしい……いや、とことん不器用なヤツだったから。あいつは。
 さっさと両思いになりたかったのは知ってる。でも、あかりとの友情を気にして、どう
 してもそうなろうとはしなかった。
 くそっ、あのバカ……なんであかりにはやたら気をつかうくせに、オレの気持ちには
 ひどく鈍感なんだよ?オレはあかりじゃなくて、お前が好きなのに……。
 びりびり『本当は気になってる』って雰囲気が伝わってくるのに、話そうと思って近付
 くだけで、すぐに避けるようにどこかに行っちまいやがって……。

 チッと、やり切れない舌打ちをする。なんで普段はクソうるさいくせに、肝心な時にチ
 ャラチャラつきまとってくれねーんだよ、あいつは。
 イライラが募っていく。抑えようとしても、どんどん心は焦っていく。
 ムカつかせることと苛立たせることに関しては、どうしてここまで天才的なんだ。
 もうそんなに会える時間は無いんだから、こんな時くらい、素直になりやがれ……。



 ただ、時間だけが過ぎていく。教卓では委員長が集合場所の説明をしてるけど、
 そんなものに耳を傾ける気になんてなれない。
 がやがやと雑談に花を咲かせるみんなをよそに、オレは窓からぼんやりと、青く晴
 れた窓の外に溜息をつく。あかりや雅史が、どこか辛そうな目でオレを見ていたけ
 ど、それにすら気付かない位、オレは志保のことを考えていた。
 きっとアイツは、今頃あの辺の行き着けのゲーセンか……もしくはカラオケで、自慢
 の歌声でも披露していやがるんだろう。だけど……。

 教室の隅でどうすればいいか分からないまま、気ばかりが焦る。今からでも隣の教
 室とか校門に残ってる集団を覗いてみるか?それとも、あのバカのいそうな場所で
 も片っ端から探しに行くか?そう考えながら、ふと顔を上げて……気付いた。

 みんなが、じっとオレの方を見ていた。一人だけあからさまに浮いているオレに、な
 んだか訝しむような視線が集中していた。
 なんとも言えない、気まずさ。だが、ある人物の一言が、それを打ち消した。

「みんなも知っとるように、藤田君は今片思い中や。しかも相手はもうすぐ引越しやね
 ん。幹事は私だけでも平気やし、藤田君には逝かせてやらんか?」
 なんで委員長がそんなフォローを?……と、一瞬困惑した。でも、直後の「彼女のガ
 セネタをはよ聞きに逝ってき。向こうもきっと、あんたのことを待っとるで?」という、
 ピンポイントな一言で吹っ切れた。横を見る。あかりも一緒に頷いてくれてる。
 アホみたいに巻き起こる冷やかしも無視して、気付いたら突発的に駆け出していた。
 色々とありがとよ、恩に着るぜ、委員長、あかり……。

 のんびりお礼を言ったり、荷物を纏めたりなんてしない。ただ志保に逢いたいという
 思いに駆られて、人もまばらな校舎内を、下駄箱目指してダッシュする。
 いつもそばにいたのに、本音を打ち明けられなかった、去年の5月。その苦い思い
 出を取り返すように、オレは頭を真っ白にして、必死に走った。

93志保ちゃん支援縦読み:2007/01/11(木) 01:39:17
「あぁーーもう鬱陶しいっ!なんであたしがこんなことしなきゃいけないのよ!?あい
 かわらずムカつくわねあのバカっ!」
 くそ寒い校庭で、いつ来るかも分からないあいつを待ち続けるあたし。
 そんなに暖かい格好でもないのに、吹きさらしの中でひたすら立ちっ放し……
 まるで一昔前の恋愛ドラマみたい。だけどどうして、こんなにあいつを待ち続けてい
 るんだろう。どうして、どうして、どうして……。

 校舎から出てくるのは、相変わらず知らない生徒ばかり。あのバカがいるはずの校
 舎の窓を何回見上げても、中の様子は分からない。
「みっちりヤックとディナーをおごらせて、飲み代も払わせて、その後オールナイトにも
 ついでに付き合わせて、思いっきりたかってやるからね、じゃないと採算が……」
 めちゃくちゃな心模様に、乱れた顔を上げて……そして、硬直した。今まで待ち続け
 てきた、本当に大好きなひとの姿が、下駄箱から出てくるのを見つけて。

「いつまで待たせてくれたのよっ!この学園No1アイドル長岡志保ちゃんをこうもいら
 つかせてくれた埋め合わせは、きっちりしてもらうわよ!?」
「か……勝手なこと言うなこのバカ志保!こっちだって、寂しそうなおめーを探しに
 大急ぎで来てやったのによ。あと卒業したのに『学園のアイドル』はねーだろ?」
「人の揚げ足ばっかり取って、あんたっていつになっても子供ね〜。今位はいい加減
 に素直になって、この志保ちゃんの魅力をおとなしく認めればいいのにさ!」

 変わらない口論。あたし達の、挨拶代わりの儀式。
「わーってるよ、はいはいその通り志保様はとっても素晴らしい萌え〜な御方ですよ」
「って、口調が全然尊敬してないじゃないのよ!」
「て言われても、やっぱおめーなんかに尊敬なんてできねーし……」
「ものすごくむかつくいいかたね。やっぱさっさと帰ってればよかったわ……」



 子供同士の他愛ない口喧嘩のような、どこか微笑ましい……いや、どう考えても子
 供のそれ以上に幼稚で、しかも妙にストレスのたまるやり取り。
 の、はずなんだけど……。
 よく分からない。何だか分からないけど混乱してて、一体あたしはどんな顔で、どうい
 うな言葉を言って、どういう態度を取ればいいのか分からない。
 にも関わらずあたしの中では、『心からの望み』がどんどん大きくなっていく。

「時間あんまりないんだけど……用があるならさっさとしてくれない?この志保ちゃん
 をこれ以上こんな所で待たせる気なら、あたしは帰るわよ。引っ越しも近いし」
「わーったよ。それならもう、単刀直入に言ってやる。おまえさ、あれからもオレのこと、
 すき……って言うか、ずっと片思いしてたんだろ?」
「れ……冷静に考えなさいよ!あたしみたいないい女が、ヒロなんか好きになったりし
 てたらあかりに悪いし、そもそもあたしがあんたを好きになるわけ……」

「おい志保!」
 ものすごい剣幕で怒鳴りつけてくるヒロ。思わず気圧される。
「いいか、おめーがあかりを想って身を退こうとしてるのはわかる。けどな」
 きっ、と、睨みつけるような視線。今まで一度も見たことのない強いヒロの目に、じ
 りじり心が後退る。だけど、怖くはない。むしろ……。

「はっきり言って、オレが好きなのはあかりじゃなくておまえだ。そりゃおめーはうぜぇ
 し鬱陶しいしムカつく。けどな……ってこの先はもう散々言ってることだし、省略しち
 ゃっても構わねーだろうけど、ともかく、オレはお前が……」
 ぎしぎしと、心が軋む。好きなひとの想いに応えてしまいたい自分と、大事な親友の
 ために嘘を突き通したい自分との葛藤が、叫びたいほど痛々しい。
 いつも感じていて、慣れているはずの痛みなのに……だけど……だけど……。

94志保ちゃん支援縦読み:2007/01/11(木) 01:39:43
「どこまでも素直じゃねえバカだよな、おめーは……っ!」
「んっ……」
 なんでだろう。ヒロに抱き寄せられて、そのままキスまでされて……いつもだったら、
 とりあえず大声上げて殴ってるとこなのに。
 きっぱりと、ここで心をズタズタにしてでも、ヒロを振り解ければいいのに。

「もういい加減素直になれよ。おめーがあかりを心配してる位、オレも、あかりも……
 元気がないね、一人であんなに抱え込んで、辛いだろうね、って」
「気のせいよ、そん、なの……っ」
「にも関わらず、当の本人はというと、いつも強がろうとしてばかりで、悩みがあること
 なんて絶対見せようとしないで……ハタから見ればバレバレなのによ」
「れもそれは、あ、あかりの……っ……うぅっ……って、どうして……涙なんて、流……
 るのよ……っ……こんな、あた…………っ、うっ、ぅわぁぁあああっっっ!!」

 場所も周囲の視線も忘れて、あたしはヒロの胸に顔を埋めて泣いた。どう演技した
 所で、もうすぐ会えなくなるひとに抱かれて、我慢なんかできなかった。
 がんじがらめの友情も、良心の呵責も、何もかも流し去るように、ただ、泣いた。

「必ず後で遊びに行く。時間持て余してる時は話も聞いてやる。だから引っ越したらま
 ず真っ先に連絡しやがれよな?このバカ」
 あかりだって、そっちの方が嬉しいに決まってるしな……。優しく、そう付け加えてく
 るヒロに、あたしは強がることなんてできなくて。
「かってに、あたしに命令なんて、しな……でよ。まぁ、ヒロがそう言うなら、落ち着いた
 ら連絡くらい、してやってもいいわ。でも淋しくて電……なんて、絶対に、し……」



「どーしよーもない熱愛ぶりやな……けど、あんた本当にこれでええんか?」
「こっちは構わねーぜ。本命が居なくなればオレにもチャン……いや、なんでもない」
 にやりと殺気を込めた智子を前に言葉を飲み込む矢島をよそに、B組一同は
 いろいろあった学校生活最後のニュースを、下駄箱から覗いていた。
「てのはまあ冗談だけど、神岸さん、藤田のヤツを取り返すなら今のうちだぜ?」
「もう、決めたの。わたしは浩之ちゃんが好き。だけど浩之ちゃんが一番好きなのは
 わたしじゃなくて……それに、志保になら、喜んで譲れるから……」
 すごく澄んだ、でも失恋の跡を僅かに残した笑顔で、答える。……本当は、吹っ切
 れるか、ちゃんと笑って譲れるか、不安だったのかも知れない。でも、もう。

「なんや、そないな顔が出来るんやったら、これからもちゃんと、『親友』としてやって
 いけそうやな。……じゃあ、そろそろあの『バカップル』を連行して、会場の方に急ぐ
 で!合図で飛び出して、思いっきり冷やかしながら祝福や、ええね」


 前にもキスした。抱かれた。だけど、心からの想いを告げて、受け止めて、『一緒』
 になれたのは、制服を着る最後の時、別れと始まりの、今この時。
 歩む道は離れていても、もう逃げない、ずっと繋がってる……そんな誓いと共に。
「いちいちプライベートは漁らないでよ!てかこれもヒロのせいよ!どうにかしてっ!」
「て、なんでオレにばっかり!おめーこそなんとかしろ、この捏造ジャーナリストっ!」

 ゆく先は少し離れているけど、気持ちは誰よりも傍にして。
 こうしてあたしは校門をくぐって、三年間の学校生活に別れを告げた。バカヒロとい
 う恋人と、あかりと雅史、そして周囲を取り巻く元B組のやかましいみんなと一緒に。
 ……そして、これからも、ずっと……。

95ギャルゲ最萌・一回戦志保支援:2007/01/12(金) 12:34:07

566 :ヽゝ゚ ヮ゚ノゝ志保ちゃん支援 ◆SIHoKItAdE :2007/01/11(木) 01:42:26 ID:lq6JzLcm

    ___________________
   (   カオスをこえて縦読みが近づく ・ ・ ・    )
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          (\
           \\
             (\\
               \\\
             (\\\\
             (\\\\\
              \\ |||
  ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | '⌒´`ヽ
    ̄ ̄( ̄ ̄//// ̄\〈. ノ从ハハ )
        ̄(//// ̄\ ヽゝ゚ ヮ゚ノゝ 〜♪
         (/(/// ̄) ) つと )) \
               (/(/|  (\
                  (/((/ ∧| \\
                    ∪ ∪ 

↓葉鍵最萌時の遺産・それぞれの未来へ縦読みSS
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/1648/1153197670/91-94



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567 :ヽゝ゚ ヮ゚ノゝ志保ちゃん支援 ◆SIHoKItAdE :2007/01/11(木) 01:44:01 ID:lq6JzLcm

               /\
       |\  /\ /    ヽ /ヽ /| /_
   < ̄\ _ヽ\ |     /  レ´_ / /
  _ \ \_ヽ_.   '⌒´`ヽ /_ノ/ / __
  \_\ ∩._\_ ノ〈. ノ从ハハ ) /  /__/_フ
       ||      ヽゝ゚ ヮ゚ノゝ 〜♪
       ∪                ∩
                     ∩  ∪
    ∩      ∩        ∪
    ∪      ∪  ∩
              ||          ∩
       ∩      ∪         ||
       ∪   ∩             ∪
            ∪
  _____________________
 (   天からふりそそぐガセネタが世界をまどわす  )
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
↓葉鍵最萌時の遺産・志保ちゃん書房全集
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/1648/1148625489/

96ギャルゲ最萌・一回戦志保支援:2007/01/12(金) 12:34:58
569 :ヽゝ゚ ヮ゚ノゝ志保ちゃん支援 ◆SIHoKItAdE :2007/01/11(木) 01:46:50 ID:lq6JzLcm

浩之「第二回葉鍵最萌の使い回しかよ、ひでー手抜きだな」
志保「そっそんなわけないわよっ!これは中国故事でいう……」

 蔡理傭(さいりよう)

 その語源は唐代の宰相・理蔡空(り さいくう)が行った政策にある。
 当時国を脅かしていた突厥に対抗する武力を得るため、理は都で恐れられた盗賊
 迩蕃(にばん)・宣慈(せんじ)、罪に問われていた猛将典賽(てんさい)など、有能な
 人材を、周囲の反対を押し切り軍の精鋭に積極的に取り入れた。
 この判断は功を奏し、半年後の董標城(とうひょうじょう)の戦いでは見事敵を撃破。
 後のシルクロード支配の礎となり、その手腕は人々から理蔡空流と呼ばれ大いに
 賞賛された。
 ちなみに、現在不用品の再利用のことをいうリサイクルという語が、この故事を元に
 していることは、懸命な読者の推察の通りである。

 民明書房刊『編集者の憂鬱〜ネタがない言い訳じゃないんだからねっ』より

>>566 縦読み長文支援
>>567 民明書房風ガセネタ支援
                              ……どう見ても手抜です。本当に(ry

97ギャルゲ最萌・一回戦志保支援:2007/01/12(金) 12:37:36

675 :ヽゝ゚ ヮ゚ノゝ占いっぽい志保支援 ◆SIHoKItAdE :2007/01/11(木) 17:18:03 ID:eGl2RpQc

外部したらばを使って、ハイパーリンクを利用した『トゥハートヒロインのだ
れに萌えるかチェック』を作ってみたわよん。
てきとーに作ったやつだから、かなり自分の趣味とか思い込みとか混じっ
てるような気がすると感じる感情もあるけど、まあやってみてちょーだい。
もし当たってたら万歳三唱、自分の趣味と反対の結果が出てきちゃっても
泣いたり文句言ったり……しないでくれたら嬉しいなーなんて(汗)。
くだらないネタだけど、とりあえず<志保ちゃん>支援ってことで投下するわ。
なんか杜撰とかカバーし切れてないキャラがまだいるっぽいとかあるけど
……その辺は、ごめんなさーいっ(待てこら)。


↓志保ちゃんのトゥハート萌えキャラ診断
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/1648/1168500505/1

    '⌒´`ヽ    _________
  〈. ノ从ハハ )  />>639さん(AA・画像・SS)、655さん(二重縦読み・支援まとめ)、
   ヽゝ゚ ヮ゚ノゝ<  >>670-674さん(支援まとめ)も乙っ♪
   ⊂)i水!つ   \  こちらの支援も合わせて見てちょーだいねん♪
     く/_|j      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     し'ノ       ……以上自分は今回は私用ゆえここまでかもあとはたのむ



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737 :ヽゝ゚ ヮ゚ノゝ志保ちゃん支援 ◆SIHoKItAdE :2007/01/11(木) 21:26:39 ID:lq6JzLcm

縦……それしか私にはネタがない。コードも無いこの文で、た
だ私なりの志保への萌えを語るしかない。ただの縦入りってだ
けのがさつな萌え文。でもそれでも、私にできる些細なスキル
で愛おしいガセネタ少女へと文を綴る。全力出せなかった悔い
もすかってしまって受けなかった支援も、全てを込めて彼女に
送るしがないヲタクの生き様を……。まあこうして偉そうにして
る人ほど実は小物って説が大いにあるけど、次元の向こうが
わへへぼい縦読み送るのは、犯罪ではないだろうと思い……

     ……気持ちだけでも、く<長岡志保>>に、支援っ!!!


↓第二回葉鍵最萌でも出した志保SS。もう撃つだけ撃つ!
SHIHO−CHAN FROM……
 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/1528/1167825535/27-30
HIROYUKI WITH……
 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/1528/1167825535/31-33

>>716(遊園地甘甘SS即興書き下ろし、GJ!)
>>682>>700>>725(画像支援)>>735(志保動画支援) こちらも見るヨロシ♪

98ギャルゲ最萌・一回戦志保支援:2007/01/12(金) 12:38:59

752 :ヽゝ゚ ヮ゚ノゝ志保ちゃん支援 ◆SIHoKItAdE :2007/01/11(木) 21:52:10 ID:lq6JzLcm

ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/1528/1167825535/34-37
長岡市探訪レポート装填完了、目標投票スレを補足!!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ∧ ∧   ∧ ∧
       ___( _百二円(,,゚∀゚)
      ∧⊂/ ̄|二| ̄\つ∧二ヽ
      ι匚|_/_\_匚i_|∪∪i]
      \/二 / / \_/二/
      /二  '⌒´`ヽ
     /二  〈. ノ从ハハ )___    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   /二 / /7ゝ゚ ヮ゚ノゝ / |  < おっけー、ハイメガ粒志保、発射ぁっ!!
  /二 /  ○=志= ~)/ |  _\_______________
/二 /  i'''√√ i'''i ̄ ,,,,/ , <X>ヽ
二 / /__(_(_)/ ̄   i i从((li. l i  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 / /  \\\/      l从゚ヮ ゚ノノリ< 葉鍵最萌の既出だけど、いっくよ〜♪
          ̄ ̄  | ̄ ̄ ̄ ̄| ̄\ )  \____________
               |        |   |

>>738(QOHバトル集)、>>748の画像と、そちらも支援次々にほんとすげえよ!
なお、これまでの支援は、>>737(縦読つき)+>>675(キャラ萌え診断等)に……



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820 :ヽゝ゚ ヮ゚ノゝ ◆SIHoKItAdE :2007/01/11(木) 22:57:21 ID:lq6JzLcm

[[GAL11-J5bhXVrs-WZ]]

そう、お互いに恋心抱くよりも、解り合える語り合える、いつまでもそんな仲でいたい。
ずっと昔こんな歌があったけど、志保の萌えどころの根幹は『切なさ』だと思ってる。
明るい性格だって、ガセネタだらけの志保ちゃん情報だって、鬱陶しいように見えて
付き合ってると実は楽しいその空気だって全部好きだけど。
でも、私の中で智子や千歌音と共に今もなお『萌えという次元を超えた別格の女性』
として志保が輝いてるのは、やっぱり秘めた繊細さがあるからなんだわ。
友情と愛情の間で揺れて、ヒロが欲しくて堪らなくて、それでもあかりを裏切れなくて、
人知れず悩み続けて、それでも無理して『悪友同士』のフリを続けて……。
あかりにヒロを譲ろうと決めて、それでも思い出が欲しいから、ただ一度『話題作り』
に見せかけて最初で最後の夜を過ごすPC版も、ヒロと想いが通じていて、本当に
幸せなのに「あんたのこと……嫌いよ!」と嘘を貫き通すPS版。
そのどちらも、本当に心からいとおしい。
今回は縦読みもネタも何も無しで、ただ私の感情のままに萌え文を添えて。
<<長岡志保@To Heart>>

そして、未プレイのゲームもあって悩んだものの、支援の熱意に押されこの2票を。
<<エルルゥ@うたわれるもの 散りゆく者への子守唄>>
<<君子@トゥルー・ラブストーリー2>>

99仁科りえ支援縦読み メグメル:2007/01/13(土) 00:12:19
  透んだ大気のような音色が、聴く者全てを魅了する。満員のホールに響
  き渡る旋律と、それを奏でる無垢な天使のような弾き手。厳しい予選を
  通過した『小さな音楽家』たちの中でも、彼女が別格の存在感を放ってい
  ることは、審査員は勿論、素人目にも明らかだった。

  夢はヴァイオリニスト――決して簡単な道ではないけど、あんな凄い演奏
  をしている彼女なら、その夢はきっと叶うと、誰もが信じていた。
  見惚れるような、綺麗でどこかおっとりした容姿。幻想世界に引き込まれ
  てしまうような、プロ顔負けの技術。
  いつも厳しい練習に追われて、それでも音楽が好きで、ずっと頑張ってき
  た、彼女の弦色。それが、あれからすぐ奪われるなんて知らなくて……。


 「やっぱり、もう駄目なんですか?」
  わからない、と俯いた医者だったけれど、その顔色が告げていた。もう戻
  らない、あんなに好きなヴァイオリンは、もう二度と弾けないって。
  かつては滑らかに動かせた指なのに、出来の悪い夢のように力が入らな
  い。自分の体が自分のものでなくなってしまっていた。
  永遠に閉ざされた、音楽の道。海外留学も、みんなの期待も、何もかも
  遠くに消えてしまった彼女には、それは、余りに辛いことで……。


「風邪とか骨折みたいに、この手もきっと治るって、考えたりもしました。あ
 の最後の発表会みたいに、きっとまた弾けるようになる、って」
 よく動かない手に、一瞬だけ視線を落として。
「うまく手が治ったら、また練習して、来年の発表会に出たいな、って。そん
 なこと考えるだけ無駄だって、本当は分かってたんですけどね……」
 微笑みを無理矢理浮かべるようにして、仁科は呟く。悲しくなるほど鮮や
 かな夕焼けの中、そのまま霞んで消えてしまうような危うさで。
「なんかもう何もかも嫌になって、あの時は本当に、死にたい、って……」
 声が微かに震えてることに気付かない仁科。取り繕った笑顔の裏側の、
 がんばってきた全てが失われた辛さを、俺は……。

 高校最大のイベント・創立者祭に向けての、最後の追い込み。
 いつものように、演劇部……というか古河と合同で練習して、歌歌って、
 空の色が変わり始める頃に解散して。
 かなり激しく歌って(叫んで?)疲れた体を壁によりかからせて休んでいた
 ら、仁科が隣で残ってくれて、いつしか何気ない話が始まった。ところが、
 ぼんやり音楽の話をしているうちに、こんな話になっていて……。
 くだらない……いや、思い出したくもない過去。でも、杉坂から大体のこと
 を聞いてはいたが、仁科本人からそれを聞くとは思わなかった。

 呼びかけるように、想いを届けるように歌う、仁科。その裏側にある、悩
 んで、悲しんで、自暴自棄になった辛い日々。
「でも、杉坂さんと幸村先生のお陰で、それでもまだ音楽が好きな自分が
 いるって気付いて……だから、ヴァイオリンは無理でも、歌だったら歌え
 るかなって、そう思って合唱部を作って……」

100仁科りえ支援縦読み メグメル:2007/01/13(土) 00:12:54
 この学校は、好きですか――そんな台詞を、思い出す。親父との喧嘩
 の時に肩を壊して、バスケが出来なくなった俺。趣味を失くした俺はその
 まま自暴自棄になって……春原と自堕落に過ごしてきた。
 まるで落ち込んで、投げ槍になっていた頃の、仁科のように。
 飛べない翼を動かすことにも疲れていた筈の俺。それなのにもう一度飛
 びたいと、気付けばガラにもなくがんばり始めていた。
 立ち上がれないほどの辛さを乗り越えた仁科の歌を、放課後偶然聞い
 てしまったのがきっかけで。お陰で今もこうして、それまでの俺からすれ
 ば信じられないけど、毎日合唱の練習をやっている。

 どこかボケてて、のんびりしていて、体が和みで出来ていて。
 こんな部長で本当に部活が成立するのか、正直謎だと思う。でもその胸
 に秘めた一途な気持ちと、心の籠った歌声は、確かに人を動かす。
 だから……。
「って、ごめんなさい、先輩疲れてるのに、いきなりこんなこと話してしまっ
 て……こんな重い話聞かされたら、ますます疲れちゃいますよね」
「いや、別に謝らなくてもいいって」
 けだるい体を軽く伸ばしてから、今頃になって思い出したように頭を下げ
 る仁科に言葉をかける。そんな彼女の強さに、今更ながら驚きながら。


 光が、眩い茜色から深い群青色へと変わっていく。二人きりの空き教室
 の外から時々響いていた運動部の声も、もう聞こえない。恐らく校舎の
 中には、俺達以外の生徒はもう残っていないだろう。
 揺らめく残光の中、チラッと仁科と視線を合わす。回想中の作った笑いか
 らは一変して、いつも見ている温和な笑顔だ。だけど心なしか、頬を赤ら
 めている気がするのは、夕陽の残滓のせいなんだろうか。
「いつも思うんですけど……先輩って、やっぱり優しいですね」
「ただのとんでもない思い違いだろ。俺は別に、…………」

 言葉を続けようとしたのに、何故かその先が出てこない。ざわめく木々の
 葉の音さえ聞こえるような沈黙が、暫く続いた後。
「もし……先輩がそこから先を言ってたら、ちょっと怒ってました」
 思いがけない台詞が、仁科の口から飛び出す。
「いつも手伝いに来てくれて、さっきだって、私のあんな話聞いてくれて……
 もし先輩が本当に『不良』だったら、そんなこと絶対してない筈です」
 全てを信頼した安心と、何かをかなぐり捨てるような表情を浮かべて――
 部室の中で、初めて、二つの影が重なった。

 残光も完全に消え、遠くの照明と月明かりのみが照らす空き教室。
 さやけき光の中、伸び上がるように縋り付いてきた仁科を、俺は何も言わ
 ずに抱きしめて、唇を重ねた。
 伝わってくる、確かな温もりと柔らかさ。それは、あんな辛い過去を乗り越
 えてきた強さが信じられないくらい繊細で、このまま力を込めたら、折れ
 てしまうんじゃないかと思うほどで。
 きらめくような、流れるような、緩いウェーブの長髪が揺れるたびに、ふわ
 っと漂う香りは、どこか懐かしい安らぎを俺に運んでくる。俺が長い間ずっ
 と忘れていた温もりで、俺を満たしていく……。

101仁科りえ支援縦読み メグメル:2007/01/13(土) 00:14:30
 冷たい夜の光の中、一度唇を離して、仁科の顔を見つめる。一瞬前まで
 ただの部長と手伝いの関係だった俺達。何か嬉しいような、気恥ずかし
 いような、不思議な気分。
 朝が来たらどうすればいいんだろう?手を繋いだり、名前で呼んだりする
 のだろうか……そんな馬鹿なことを考えてしまう。
 日没から大分時間が経つのに、仁科の頬は真っ赤だ。大胆なことをして、
 ものすごく照れているのが分かって……。

 迷い続けた不格好な俺達。挫折や喪失、夢、再出発、色々な『辛さ』を味
 わってきた、どこか似た者同士の『優等生』と『不良』。
「ずっと、先輩のことが……だから、その……私と……」
 にっこり笑おうとするけど、緊張と興奮でうまくいかない仁科。でも、既に
 進む方向は完全に決まってしまっていた。
「ん、ああ、そりゃもちろん、俺なんかで、いいんなら……」
「でも、とか、なんか、なんて聞きたくないです。だって、私は……」
 ゆっくりフィルムを巻き戻すように、もう一度キスする。
 くすぐったいような、可愛らしいような、仁科の吐息。それに幻惑された
 ように、俺はさっき以上の強さで、仁科の体を抱きしめた。


  痛々しい手のひら。傷はもう見えないけど、それを見たり、ふと動かして
  みるたびに、音楽なんてやってなければ良かったと思った。
  もう何年もの間、毎日重ねてきた努力が、みんな無駄になって。
  悲しい思い出が刻まれた手で、久しぶりに楽譜を持った時は、ちゃんと楽
  しく歌えるのか、本当に不安だった。恐くて震えが止まらなかった。でも、
  みんながこんなに支えてくれたのを、無駄にしたくなかったから、
  もう一度、音楽に挑戦してみたかったから。

  味方になってくれた先輩。辛い時励ましてくれたすーちゃん、原田さん。
  方向を見失っていた時、助けてくれた幸村先生……本当にたくさんの人
  に背中を押してもらえたから、今こうしていられる。
  変わっていけるということ。
  えいえんに立ち直れないと思っていた時も、誰かがいてくれたから、迷い
  ながらも歩き出せるようになったということ。
  がんばって、私の歌ってた歌がきっかけで出会えた大好きな人と、これか
  らも、ずっと……。

102仁科りえ支援縦読み メグメル:2007/01/13(土) 00:15:24
 重ねた手から伝わる体温。寄せ合った肩にかかる優しい重さ。全てを委
 ねるように、仁科は俺に寄りかかって、遠くの夜景を見ている。
 ただ二人並んで、夜景を見ながら雑談したり、ぼんやりするだけの時間。
 手を繋いでいるんだし、このまま少し眠ってしまいたい気もする。
 というか、キスをしてから妙にデレデレ化してる気がするぞ……繋がれた
 手を、もう一方の手でそっと撫でながら、そんなことを思う。
 のんびり無人の教室で過ごす時間。創立者祭の小物が散らばる部室の
 中で、警備員に見つからないように声を潜めながら、雑談や祭の準備
 に興じたりする。そして、そんな楽しみを見つけた自分に、驚く。


「小さい頃なんか、よくこういう段ボールで遊びましたよね。こうやって、小
 さいお城とか秘密基地とか作ったりして」
「なんだか懐かしいな。って、今は準備しないとまずいんじゃなかったか?」
 未来はもちろん、今日のことさえ考えてなかった俺。
 来るべき未来を失くしても、もう一度前へと進んでいく仁科。そんな俺達
 が、これからどうなっていくのかは分からないけれど。
「見てください、ほら、『ものみの丘の恩返し』……」
「えらく懐かしい昔話だな……って、だから今は創立者祭の準備だろと。
 たく、折角隠れて居残ってるんだから少しは……ってマテ、俺はいつか
 ら部長みたいになってるんだ?」


 光溢れる舞台。やっとのことで許可取って、戸惑いながら練習した、古河
 の一人芝居。世界に一人取り残された女の子の、悲しい『幻想物語』の
 中で歌う、ささやかなアカペラ。
 揺れ動く物語をもっと彩りたくて、俺達と同じように悲しい理由で夢をあき
 らめかけていた古河を精一杯応援したくて、今まで練習してきた曲。
 めきめきと演技力を増していく古河に負けないように、空時間を精いっぱ
 い使って、早朝も昼も放課後も、何度も歌い続けてきた曲。
 ただ、今の自分達にできる最高の歌にするために。

 言葉だけでは伝えきれないもの。本当に大好きな人から贈られた一枚の
 葉書や、結婚を誓う時の、世界で一番幸せな一言のように。
 もうあと一週間後にまで迫った創立者祭で、『演劇』に注いできた古河の
 思いが最高の形で実を結ぶように、そして同時に、古河と同じく、『合唱』、
 いや『音楽』に注いできた仁科の気持ちが、無事届くように。
 もしかしたら失敗するかも知れない。上手くいかないかも知れない。でも
 全力を尽くしたい。ちゃんと変わることができた仁科と俺と春原と、合唱
 部の全員で。


 遥かな君まで、残さず伝えて……  きっと……。

103仁科りえ支援縦読み 影二つ:2007/01/13(土) 00:29:34
 あれは高校生活最後の春。夕風が運んできた優しい歌声に誘われるか
 のように、空き教室を覗きに行って、俺は彼女に出会った。
 始まりはありふれた偶然。
 まるでドラマか何かのように引き寄せられた俺は、気付けば合唱部に入
 り、彼女とその友達と一緒に、俺らしくもなく練習に励んでいた。演劇部
 の古河と一緒に、毎日、校舎から人がいなくなる時間まで。
 日々の『輝き』、失くしていた学生らしい生活を、無意識に求めるように。

 強がって斜に構えて、進学も諦めて授業も普通に抜け出してた俺。それ
 がいつの間にか、驚くほどに変わっていたこと。
「ってか、俺達ってこんなに長い間、一緒に過ごしてたんだな。偶然出逢っ
 て、なのに気付いたらお互いに、凄い大事な存在になってて……」
 ただの傍観者から部員に。そして、思い出を積み重ねながら、恋人に。

「幼稚な……もとい恥ずかしい歌も必死で歌ったよな。『アレ』とか」
「いいじゃないですか♪私にとっては合唱部のみんなで初めて歌った思い
 出の曲ですし、だから今回も……」
 会う度に迎えてくれる、春のような笑顔。純白のドレスに包まれたそれは、
 いつも見ている笑顔に比べると、流石に少し声が硬くて、頬も微熱のよう
 に染まってるけど、強引に緊張を隠してる俺よりは全然自然だ。

 背伸びする子供のように、無邪気に求めていたヴァイオリニストへの夢。
 伸ばした手が、あと少しで届くという時に、全てを奪い去った事故。
 びっくりするほど残酷な過去を背負って、それでも捨て切れなかった音楽
 を『歌』という形で紡ぎ続けた女性。
 しがない電気工として今を生きている、以前親父との喧嘩から肩を壊し
 てしまい、生きがいだったバスケが出来なくなった俺。
 いつの間にか希望を失っていた男と、再び『何か』を見つけた女が出逢っ
 たことは、もしかしたら運命だったのだろうか。


 同じような辛さを背負う、不格好な連中が集まった、空き教室での日々。
 じわりと心を暖める記憶に目を閉じながら、あの頃のことを思う。
 風のように歌う少女に合わせて、地声で戦慄を奏でた4月。古河の演劇
 を彩りたくて、舞台の片隅でアカペラを披露した創立者祭の5月。
 うるさい位の声援に負けない気持ちで、応援歌を叫んだ体育祭の10月。
 けど、あんなに遠い日の景色なのに、それらは今も素晴らしい色で……。

「笑ってる顔、今日初めて見ました」
「いやまあ、そうか?けど、やっぱり何だか緊張して」
「あはは、そうですよね。でもやっぱり硬過ぎですよ。合唱は笑顔が基本だ
 って、何度も言ってきたのに……折角の晴れ舞台が台無しですよ?」
「たく、天然……じゃなくてそのマイペースぶりが羨まし……」
 ……そう呟きかけた俺の手を握った彼女の表情に、言葉が止まった。


 あれは俺達の最初の舞台、体育館一杯の観客に呑まれて動揺していた
 あの時の表情。震える古河の手を握って、杉坂や原田と一緒に贈った、
 振り返らない強さと、隠せない緊張、それに優しさと、励まし、願い……あ
 りとあらゆる想いを込めた、心からの『頑張ろう』。
 返事の代わりに、古河はあの時、僅かな沈黙の後力強く頷いた。舞台慣
 れしていた余裕だけではない、あの時の彼女には、痛みを知る人間なら
 ばこその、貫禄めいた輝きがあった。

「懐かしいシチュエーションだな、これ」
「かなり演技には自信なかったんですが、少しは励ましになるかなって」
 しれっと言い放つ彼女に、俺は思わず苦笑する。
「いつもはのんびりしてるくせに、こういう時には決めてきやがって……」
「日頃の軽口も戻ってきたし、作戦成功かな♪……って、何ですかその『色
 々言いたいけど何も言い返せなくてムカつく後で見てろ』みたいな」

104仁科りえ支援縦読み 影二つ:2007/01/13(土) 00:31:28
 そんな抱きしめたくなるほど愛しくからかってくる彼女を見て、改めて思う。
 のんびり屋で天然で、でもこんなに綺麗で優しい彼女。辛い時も自分の
 足で、大切なみんなと歩いていける彼女。
 音楽を失って、未来も失って、それでも再び笑顔を見つけた。そんな彼女
 が、他の誰でもなく、こんな不良を選んでくれたこと。

 耳に今でも残る、告白の言葉。さっき俺を励ましてくれた彼女が、あの時
 には祈るようにして、想いを告げてくれたこと。
 残り僅かに迫った舞台を前に、夕闇の教室で重なった影二つ。赤く染ま
 る頬の色、途切れ途切れの告白……。

 君子危うきに近寄らず、なんて先人の有難い忠告を忘れて、俺はもう、こ
 の先二度とすることのない質問をする。
 声を少し上ずらせて、彼女――『仁科』の、最後の笑顔を見つめて。
「はっきり言って、もう何度目か分からないけど、お前は……」
「どうしてこんな俺のことを選んでくれたんだ、なんて、そんなの当然です。
 こんなに優しくて、ちょっと悪ぶってるけど、怪我のことも、夢のことも、な
 にもかも受け止めてくれて……今私があの教室で、後輩の部員さんと
 いっぱい歌を歌っていられるのも、みんな朋也さんのお陰なのに、どうし
 てそんなこと言うんですか、もう……」
 もっとデリカシーを身につけて欲しいです、と優しく拗ねて微笑んでくれる。

『届かなくなった夢だけど、『声楽』ならいけるんじゃない?』
 くだらないと思いながらも、思わず漏らした時のことを、思い出す。
 ほんの些細な呟きから、毎日夜まで練習を始めたこと。学校が閉まった
 ら部員揃って俺の家に移動して、さらに練習を続けて……。

「もうあの頃から、俺達って『家族』みたいな感じだったんだよな……」
「うん、すーちゃんと原田さんと、それと春原さんも」
 一人では遠過ぎた奇跡。だけど、杉坂と原田がコーチになって、俺も一
 人前に指揮なんかして、春原も密かにお茶を差し入れたりして。
 じっくり目一杯練習に打ち込んで、時には病気の古河に感想貰い……じ
 ゃなくて励ましのコンサートに出かけたりして……。
「なかなかハードだったけど、みんなで練習できて、本当に楽しかった」
「いやまあ確かに。最後の方なんか、近所の人まで聞きに来てたしな」

 影で支えてくれた、かけがえのない仲間達。
 二人で……いや、みんなで励まし合って、本人がそれに応えて。だから、
 つかの間のような時間の中に、こんな幸せな記憶が生まれて……。

 高校生最後の年に見つけた幸せ。でも、やっぱり俺は思う。
 くだらなかった筈の学校生活を変えてくれて、俺にまで頑張る力をくれて、
 遠くに消えた他人の夢を、追いかける嬉しさまでくれた、彼女。
 くたくたになるまで、時には泊り込んで頑張って、それでも笑顔で歌声を
 響かせ続けた彼女。
 くだらない蒸し返しだけど、やっぱり俺がしたことなんて本当に些細だ。
 調子を合わせて一緒に歌ったコーチ二人と、彼女自身の頑張り。
 べただけど、俺はきっと、合唱部というより、ただ彼女の傍に……。


「……と、ついにこの羞恥プレイの時か……」
 大ホールへと繋がる扉の向こうから、「新郎新婦、入場!」の声と、殆ど
 事後承諾的に決められた、古河の一人芝居を彩った『あの曲』が、拍手
 に続いて響いてきた。
 抱えたブーケをちょこちょこ微調整しながら、彼女は俺と視線を交わし、
「いよいよなんだね、岡崎朋也く……ひぁっ!?」
「て、ちょっ!!」

105仁科りえ支援縦読み 影二つ:2007/01/13(土) 00:32:15
 育んできた思い出と、これからの未来を包み込むように、ドレスの裾を踏
 んでバランスを崩した彼女を、ブーケを落とす直前で抱き止める。
「だ……だいじょぶか?とゆーかこのタイミングでコケるなよ……」
 想い人を微妙な角度で受け止めて、痛みが走る肩を無視して笑う俺に、
「いつも朋也さん、自分のこと過小評価してるけど……でも、ドジな私のこと
 をこんな風に支えてくれる……だから、こんなに頑張れたんですよ」

 言葉と、それに込めきれない、沢山の想いを込めた笑顔。それは木々の
 葉から差し込む日差しのように暖かくて、それに何だか、そのまま欲望
 に任せて頭を撫でたり抱きしめたい位に可愛くて。
 変わりゆく世界の中でも、こうして支え合いながら歩いて生きたいひと。
 えいえんに変わらない愛情を、信じられると思えるようなひと。
「よいしょっと……で、怪我とかはないよな?」
「うーん、ちょっとひねりかけたけど、多分大丈夫、かな」
「……何だか不安だけど、その顔なら平気だろ。ってことで……」

 どこまでも澄んだ青空。天窓を通して降り注ぐ金色の光の中で、俺達は
 これ以上ないくらいの緊張と幸せを感じながら、歩みを進めていく。
 まるでスコールのような拍手の中、今度は心持ち足元を注意しながら。
「でも転んだら転んだで、さっきみたいにちゃんとフォローするからな、りえ」
「もうしませんっ。でも……もしもの時はお願いします、朋也さん」

 暖かくほころぶ季節の中、誰にも聞こえない囁きを交し合う。
 かつて俺達を支えてくれた杉坂達と、今や全国大会も狙えるほど上手く
 なった教え子達とが織り成す歌に包まれて。
 手を伸ばしても、もう決して届かないとばかり思っていた『音楽』と『家族』
 をこんなに感じながら、俺は誓うまでもなく決意する。
 繋いだ手は、もう離さない。
 いつまでも一緒に、不器用な二人だからこそ頑張って行こうと、嬉しい涙
 で少し霞んだ視界を、指でそっと拭って。


    君との未来を、語り続ける。ずっと、ずっと……。

106仁科りえ支援縦読み 小さなてのひら:2007/01/13(土) 20:25:55
 遠い山の向こうに沈んでいく、大きな太陽。茜色に染まった海から吹いて
 くる涼風、そして、懐かしい汐の匂い。祖母の家からほど近いあぜ道
 で、二人手を繋いで黄昏を見ていた。
「遠くの船が太陽の中に入って、なんだか絵葉書みたいですよね」
「くそー、『みんなあの夕日に向かって〜』とか思い浮かべた俺が悲しいぞ」
「でも合唱部時代の朋也さんって、本当にそんな、熱い感じでした」

 揺れそよぐ黄金色の中で、そっと寄り添い他愛も無い会話を交わす、そ
 れだけの時間。気の利いた飲み物も、腰かける椅子もない。連れ添っ
 て散歩して、綺麗な景色を見つけたら立ち止まって、思ったことを口にす
 る、そんな小さな宝探し。
 稲穂の海が奏でるざわめき、雑木林の縁にぶら下がるあけび、そして、
 穂先で揺られる小さないなご……。
 のんびりとした、コンビニもパソコンも何もない田舎だけど、こんなに広い
 海や田畑の中、愛しい人と穏やかに笑う。それは泣きたい位幸せだ。

 穂先に遊ぶ赤とんぼを見ながら、そんな喜びを見つけた自分に驚く。
 上空一面に飛ぶとんぼ達と、それに負けないほど鮮やかな紫に染め上
 げられた雲、そんな空の下に広がる、収穫間近の稲穂。
 穂上げ、穂上げ、目指した思い出へと――夕暮れの空き教室で聞いた、
 上手で、優しくて、そして心地良かった、あの歌を思い出す。今もおぼろ
 げに残る、俺をこんなに変えてくれた旋律を口ずさみかけた時。

「……え?」
 目の前を、何かきらきらしたものが横切った気がした。手を伸ばしたが、
 指の間をすり抜けたのか、幻のように何もない。
 しかし、俺には何故か確信できた。今俺が目にしたもの、それは決して、
 ただの見間違いではない。あれはずっと昔、どこかで……。
 思いやりや、願いに色があるのなら、きっとあんな色だろう。そんな温か
 い光は、一つだけではなかった。俺達の周りに、いくつも瞬いている。
 出発を急ぐように、それらは潮風に乗って揺れる稲穂を抜けて、畑の方
 へと流れていき、そして、
 とある映像を、揺らめく光の中に描き出す……。

   ----------------------------------------------------

.

107仁科りえ支援縦読み 小さなてのひら:2007/01/13(土) 20:26:52
 ぼんやりと目の前に浮かび上がる、懐かしい景色。
 くたくたになるまで遊んで、からすの鳴き声に追われるように家に帰った
 ら、ドアの向こうからきれいな音が聞こえてきた。
 はっきり言って音楽は苦手だけど、それでもレコードよりも凄いと思った。
「今日はこれで終わりでいいんだよね、お疲れさま」
「日に日に巧くなっててね。親馬鹿ながら、将来はサラサーテかな、って」
 まるで天使のような白い服の、長い髪の女の子を、大人たちが撫でる。
 でも、あんなにバイオリンが上手で、大人たちから褒められてるのに、そ
 の顔は、嬉しいどころか、むしろ辛そうで……。

 悲しみに打ちひしがれた瞳に気付かないで、お酒を持って居間に行って
 しまった大人たち。取り残されたぼくたちは、仕方なく外に出て……
「いつも、パパとママは、ああやって褒めてくれるの。わたしががんばって、
 こんなに弾けるようになったねって、すごく喜んでくれて。でも……」
 とりとめもなく、涙をこぼしながら。
「全部なくしちゃう、バイオリンが遠くに行っちゃう、夢を見たの……体の一
 部が欠けて、ベッドで泣いてるわたしと、みんなのゆめ……」

 覚めない夢のように、女の子は泣き崩れる。
 えいえんに訪れない希望に絶望する、物語のヒロインのように。
 てんで馬鹿馬鹿しい。心配性だねって励ましたい。なのに、それが避け
 ることのできない運命なんだと、どこかで納得しているぼくがいる。
 かつてぼくも、同じような運命、かけがえのない『何か』を奪われた絶望
 ……そんな幻想を、夢見たことがあったから。

 忘れられない、決して消えることのない傷跡。二度と戻って来ない、失わ
 れた未来、日常、生きがい。でも、その痛みや悲しみは……。
「ただ、それでもバイオリンがやめられないの。どうせ弾けなくなるって分
 かってるのに、支えてくれたみんなを悲しませるのに、どうしてかな……」


 小さな手に抱えたバイオリンのケースを、決して降ろさない少女。それは
 ささやかな希望を、大好きな音楽を放さないと誓うように。
「なんでだろう、ぼくもそういう夢、どこかで見たことがある気がして」
 手のひらを、ちょっと覗きこんでみる。まるでその中にある、希望や意思
 にも似た何かを、見出そうとするように。
「もうずっと前だから、よく覚えてないんだけど……」

 いつか見た夢。大好きなことができなくなり、世界が嫌になった自分。い
 つも一緒にいた誰かが、不意にいなくなる寂しさ。でも、それだけだった
 か?それは本当に悲しくて、泣き出したくて……けどその辛さがあったか
 らこそ、見つけられたものがあった気がして。
 かなりおぼろげだけど、温かくて、優しくて、穏やかで、何よりも強くて、
 ぼくがくじけそうになるたびに、何度も支えてくれたもの。
 くだらない毎日に疲れたぼくを元気付けてくれた、泣きたい位透明で、柔
 らかい、木漏れ日のような歌……。

 追いかけて、追いかけて、それでも届かない夢。だけど……。
「いつか、お母さんが教えてくれたんだけど、生きる希望もなくすほど落ち
 こんで、何もかもが嫌になって……そんな時に助けてくれたのは、失く
 したはずの趣味だったって。趣味のおかげで友達になったひとが、泣い
 てばかりいた自分を助けてくれたんだ、って」
 くだらないと思っていた言葉。痛みや悲しみを乗り越えて、味方に変える
 強い人になりなさい、そして、辛い時に支えてくれる、ママにとってはお父
 さんとかすーちゃんかな、そんな『大事なひと』を作りなさい……。

108仁科りえ支援縦読み 小さなてのひら:2007/01/13(土) 20:27:20
 熟しかけた実が風で落とされても、そこから種が芽吹くように。それがど
 れほどの励ましになるか分からないけど、ぼくはそう言ってみた。
「ただ、適当に言ってみただけだけどさ……失礼だったら、ごめ……?」
 ぶちぶち恥ずかしいセリフを誤魔化そうとして、止められる。
「どうしてそんなこと言うの?せっかくこんなに励ましてもらって、ほんとうに
 うれしかったのに……なんかうちのパパの照れ隠しみたいだった」
 のんびり、いや、柔らかな微笑と涙の混ざった顔で、そう言って拗ねた。

 下を向いて、悲しい顔ばかり浮かべていた女の子。でも何故かきっと、
 泣き続けたいほど辛いことを乗り越えて、お母さんみたいに、優しくて強
 いひとになるんだろうなって思った。
「てゆーか、バイオリン以外でやってみたいこと、ある?レッスンがなかっ
 たら、草野球とかゾリオンとかで遊びたいな、とか」
「日本一のバイオリニスト……じゃなくて、えっと、やっぱり音楽が好きだ
 から、ピアノとか習いたいかな。あとは歌手。ママみたいに綺麗に歌えた
 らいいな。おっきな舞台で、♪す〜きと〜お〜る〜、なんて……」
 歩き始めた、ぼくたち。
 いつの間にか、バイオリンを玄関に置いて、真っ赤な夕焼け空の下をふ
 たり手を繋いで、笑いながらあぜ道を駆けていく。

   ----------------------------------------------------


 小さい頃の思い出か、それとも遠い夢か……一つ瞬きした瞬間、残光は
 ささやかな温かみを残して、風に溶けていた。
「なんか今、変な幻覚を見た気がするぞ」
 手を伸ばしたまま固まっていた体を戻し、呟く。
「でも、本当に嬉しかったですよ。小さい朋也くんに励ましてもらえたこと」
「もしかして、それって……」

 離れないように、幻想で見た影二つのように、ぶらつかせていた手を照
 れながらまた繋ぐ。今まで自然に触れていたのに、今は妙に恥かしい。
「てゆーか、もしかしてアノ恥ずかしいセリフとかも覚えてたり?」
「もちろんです。あの時の照れ隠しとか、『三つ子の魂百まで』ですよね♪」


 ぼけぼけな普段とは違い、おいしい所は絶対忘れない……
 くすくすと顔をほころばせるりえに、呆れた視線を送る。でも、もしかした
 らと、浮かんでくる不安もある。
「はっきり言って、まさかとは思うけど……あれって『予知』じゃないよな?
 こんなこと言いたくないけど、俺達みたいなことを、子供も……」
 のんびり連れ添って歩けるようになった俺達。でももしあんなことが……
 道が閉ざされて、かけがえのないものを失くすようなことがあっても。

「ゆっくり、みんなで支えていけば、きっと頑張れますよ。だって、私と朋也
 くんの子供ですから、痛みも悲しみも、味方に変えていけます」
「ん……まあ、そっちに似ればな。俺に似たら怪しいかも」
「だけど、そうやってひねくれてると、変な子に育っちゃうかもですね」
「……おい……」



 いつか生まれてくる、新しい家族。
 つかの間の夢で見たように、もしその未来に辛いことがあったとしても。
 かけがえのないものを失っいながら大切なものを見つけて、二人歩いて
 くることができた俺達やすーちゃん、古河の家族や祖母……支えてくれ
 るたくさんの人がいるから。
 日光が山影に消えて、星が瞬き始めても、俺達はまるで、いつか来る日
 はきっとみんなで幸せになると空に誓うように、暫くそこに佇んでいた。

 一度はあきらめて、落ち込んで、それでももう一度音楽を頑張って、今一
 番幸せな時期を過ごしてる、りえ。そして、退屈な毎日の中で、好きな人
 の側で同じ時を過ごす幸せを見つけた、俺。
 思い出の創立者祭、応援で活躍した体育祭、電気工の仕事をしながら、
 いつしか同棲状態になって歌の練習に明け暮れた時間……。
 出逢いから今までに積み重ねてきた、沢山の想いから生まれる命。それ
 を慈しむように手のひらを置くと、鼓動と一緒に、辛い坂道も乗り越えて
 しっかり歩いていこうとする、逞しい音が伝わってきた。
 まるで、これから想像もできないごたごたが始まる俺達に向けて、がんば
 って、と声援を送っているように。重ねた二つの手の方に、もうすぐ生まれ
 てくるから、その時はよろしく、と、語りかけるように……。

109謎の人物S:2007/03/16(金) 20:33:19
■3月5日

 朝四時自宅発、羽田空港から出雲に飛ぶ。
 この日は嵐で乱気流発生しており、乗物酔いで意識混濁しながら出雲に降り立つ。

  松江城付近の武家屋敷。休憩所の抹茶ゼリーはなかなか
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312222003.jpg

 空港からバスで松江に行き、ぶらぶら街を散策(駅〜松江城近辺)。丁度いい所に
 武家屋敷があったのでそこを見学して時間を潰す。
 その後時間がなくなり暑い中コート羽織って駅まで2キロ全力疾走の憂き目に遭い
 ながらも、やってきた電車に飛び乗って因幡の白兎伝説の海岸に向かう。
 途中も強風で電車が遅れて乗り継ぎがうまく行かなくなったり、色々と苦労しながら
 最寄り駅に辿り着いたが……。

  白兎(はくと)海岸。白兎がわに鮫に毛皮をひん剥かれた伝説を残す
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312222113.jpg
  大国主命に言われて白兎が体を洗ったという神聖な池
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312222218.jpg
  その池の前に立つ神社は……orz
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312222245.jpg

 垂直飛びすると1mくらい流されて着地するような暴風(松江では最大風速32m)で
 砂や波飛沫が巻き上げられて、海沿いの道路歩くだけでも辛い。
 砂が肌に当たってチリつくわ、唇舐めると砂と塩の味がするわ、目はうっすらとしか
 開けられないわ、とにかくなかなかの荒れ模様で海岸に降りられない(汗)。
 道路歩いてる最中も、何度か車道側に飛ばされかけたし。天気自体はいいのだが
 この4月終盤みたいな暑さと台風さながらの暴風はどうすればいいんだ。
 お陰で我が野望『海岸で桜貝拾ってウッハウハ』計画は頓挫だよこんちくしょう!!
 それに何より、この白兎神社の状況は……(orz)

 その後、海岸から駅に戻る時道に迷い、その辺で捕まえた地元の人に駅まで転送
 して貰った挙句、それでも通常の発車時刻に間に合わず、
 『強風で7分ほど列車が遅れる』トラブルがなかったらこの日の宿は無かった……
 という出来事もあったのだが、それは無かったことにしておくwww
 ついでに言うと、この日行きに米子駅で買った『大学の先生方への最後の土産』
 を帰宅後袋から出してみたら、土産のパッケージの中にまで、白兎海岸の細かい
 砂がしっかり侵入していたり、『妖怪汁』の表面に砂がたんまり張り付いていたり
 したことも、ここだけの秘密にしようと思うwwwww
 (砂は一応はたき落としたけど)先生方、もし歯応え悪かったらすまんねwwwwww

 なお、この日の宿はツアーでくっついてきた松江東急イン。
 しかしいざ着いてみると、朝食はあるけど夕食はナシだったので、大急ぎで近くの
 サティまで突撃、半額になった弁当やお菓子を買い占めた思い出を作ったので
 あった(苦笑)。

110謎の人物S:2007/03/16(金) 21:13:45
■3月6日

 『晴れ』『曇り』『雪』が10分毎にランダムに入れ替わる、強風吹き抜ける天気。
 ホテル東急インにて最高速で朝食をとってから、8時の電車で玉造温泉駅に移動、
 まがたまの里伝承館で、目の前に広がる宍道湖見ながら勾玉作り体験。
 材料は蝋石なので初心者でも簡単……の筈が、気付いたら爪も磨いてしまったり。
 ところがその後、『おやおや』という感じで削った爪見てた私の所に職人さんが
 やって来て、古傷や絆創膏だらけの指を見せて下さった。
 そりゃ蝋石より遥かに硬いメノウを磨いていれば、指先大荒れは必至ですが……
 ネイルアートが趣味な方とかは、作るのやめた方がいいかもである。
 この勾玉、作った後出雲大社や八重垣神社のような歴史ある神社に参拝して念を
 込めると奇しきぱうあーが宿るのだとか。

  自作の勾玉。硬度1だか2だかという究極の脆さを誇るw
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312222347.jpg
  ミュージアムの一角。右から2番目って、数十年後のばさらさn
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312222418.jpg

 勾玉作ったら、次は『歴史ある神社』で魂をゆらゆらとふるわせる力を宿しに逝く。
 でもその前に時間潰しも兼ねて昼食+松江城天守閣見学。
 お昼は『姫川』という、某トゥハートヒロインっぽい名前のレストラン。ここの名物の
 『宍道湖七珍懐石』は要予約だったので食えず(るるぶにはンな話なかったぞ!?
 謝罪を要求すr)。でもお昼の『花かご定食』も実に美味であったぞ。
 『姫川』の名は伊達じゃない。

  冷え切った体に嬉しい、和食レストラン『姫川』の昼食
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312222456.jpg
  松江城天守閣。最上階からの眺めはいいものだ
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312222645.jpg
  天守閣から市街を一望。見ろ!人がゴ以下省略
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 ↓3月6日・後編に続く

111謎の人物S:2007/03/16(金) 21:15:01
 その後、昼食+松江城天守見学で時間調整してから、バスで八重垣神社へ。
 ここは須佐之男命と櫛名田比売が結ばれた地に立つ神社で、縁結びの神様として
 有名。実際平日であいにくの天気だというのに、若くて綺麗なねーちゃん方が
 ちらほら見かけられる。
 かく言う自分も恋占いやってみた。指定の和紙に硬貨を置いて池に浮かべる。
 15分以内に紙が沈めば良縁が早く、30分以上だと遅い。近くで沈めば近くの人と、
 遠くで沈めば遠くの人と結ばれるのだという。
 他にも、池に住んでいるやもり(コイツがなかなか可愛かった?)が硬貨に触ったら
 願いが届くという話もあって、なかなか面白い。
 けど、自分はここから2キロくらいの所にある神魂神社という場所の方が好み。
 殆ど訪れる人もいないらしいが、鬱蒼とした木々に囲まれた社殿(1346年建立?)
 からは重力のような風格を感じた。
 さらにこの神社には、他にも目立たない『重要文化財』があったのであるが……。

  八重垣神社。日本最古のケコーン式場?
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312222717.jpg
  恋占い。その結果がどうだったかは……あはは、あはははははは(乾笑)
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070316203825.jpg
  神魂(かもす)神社。国宝の社殿は現存する大社造としては最古
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312222740.jpg

 八雲立つ八重垣神社で恋の行方を占ってみたり、貝合わせ縁結び御守りを見て
 『二枚貝って、互いにぴったりと合うのは一組しかないの。この世に一組しか……
 でもね、一組は絶対にあるの』なんて某アニメの台詞思い出してハァハァしたりと、
 不審な行動をした後は、駅に戻って今度は電車で揖屋駅へ。
 出雲風土記にもその名を残す揖屋神社と、黄泉比良坂を見に逝く。
 
  揖屋(いや)神社。記紀にも死を暗示させるような恐ろしい記述が……
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312222813.jpg
  これは揖屋神社のおいなりさん
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312222840.jpg
  黄泉比良坂。石碑本体よりも無人の沈黙の方が恐い?
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312222918.jpg

 黄泉比良坂はともかく、揖屋神社はかなり良い神社だった。一緒に祀られていた
 稲荷もいい雰囲気だった。
 元々この神社は、日本書紀にも『斉明天皇の時代、犬が死人の手をこの神社に
 置いた、天皇崩御の兆候だ』とか記されるような不穏な神社のようなのだが、
 正直雰囲気と外見だけなら八重垣神社より上かも。
 神魂神社と共に『比較的訪れやすい隠れた名所』ではないだろうか。

 ……ちなみに、揖屋駅にくっついている休憩所のような場所(6時まで空いてる)は
 揖屋神社等訪ねるなら寄ってよし。
 地図はくれるし、おばさんはいい人だったし、帰りに揖屋神社と黄泉比良坂訪ねて
 きたと報告したら、何故か瓦せんべいくれたし(笑)。
 休憩所のパソコンは、2chにもMSNにも繋がらなくてショボーンだったが orz

112謎の人物S:2007/03/16(金) 21:17:15
■3月7日

 この日も相変わらず、雪だか晴れだか分からない、冷たい風が強めな日。
 しかし、雨にも風にも負けず、さっさとフロントに荷物預けて朝早くから市内を散歩。
 賣布神社をちょっと覗き、松江城天守の下を通り、稲荷の横を抜けて、
 小泉八雲記念館&旧家を見学。

  賣布(めふ)神社。出雲風土記や延喜式にも名を残す古社だったり
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312232557.jpg
  松江城天守は下から見上げてみてもなかなかの迫力
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312232643.jpg

 なんつーか正直激しく驚いた。小泉八雲って本当に外国人ですか?
 皮剥いだら日本人が出てくるとか、そういうことはないんですか?なんか文章見ると
 日本人より日本的なんですが。というか、八雲の文章初めて読んだけど(待て)、
 実は文章滅茶苦茶上手かったんですな……。
 で、記念館見学した後横を見てみたら、それまで閉まっていた八雲旧家が開いて
 いたので朝一番で見学。ここの管理人のおばさんがなかなか気さくでいい人で、
 色々と話が弾んでしまいますた(笑)。

  八雲記念館。ここの八雲の名文読むと宍道湖の夕陽が見たくなる(笑)
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312232703.jpg
  旧家にて、生前八雲が好きだったという景色を撮影
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312232726.jpg

 その後、例によってダッシュで『めのうの店川島』で土産購入→和菓子店彩雲堂で
 松江銘菓げと→松江駅へ滑り込み。
 そしていよいよ今回の締め・出雲大社(いずもおおやしろ、と読むのが正確っぽい)
 へと向かった。
 電車で出雲市駅へ移動し、さらにバスに乗り換え25分、ついに神話の地に降臨。
 ……誰ですか?神無月の巫女探訪ツアーだとか思ってるやつわwww
 べ、別にぜんぜんそんなことないんだからな!勘違いするなよ!いやまじで!!

 ↓3月7日・中変に続く

113謎の人物S:2007/03/16(金) 21:18:20
  雪混じる風の中、堂々と佇む鳥居。ここは出雲大社勢溜
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312233121.jpg
  荘厳なる本殿。底つ石根に宮柱ふとしり、高天原に氷木たかしりて……
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312232954.jpg
  神在月の際、大社に集った八百万の神々が此処に泊まるという
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312232901.jpg
  写真では大きさが伝わりにくいが、神楽殿のばかでかい注連縄
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312232804.jpg

 ……もう何も言うまい。ツアー客が目の前歩いたりしている時は微妙だが、無人に
 なった時荘厳な本殿を見上げると、ただ畏怖の念が湧き上がる。
 その巨大さもさることながら、『八雲立つ』と詠われたこの地に相応しい雲の流れの
 中、天空に突き刺さるような千木の鋭さは、見ていると本当に厳粛な心持になる。
 伊勢や熊野や、あちこちで神社見てきた私ですが、『規模』で見ればここは流石に
 圧倒的。いやもう本当に凄い。
 これで激五月蝿いツアー客と、バスの中で偶然出遭って以来行動を共にしている、
 ことある毎に『カメラお願いします』なおばはん2人組がいなければ(笑)。

 他にも、正宗や村正、様々な奉納品を展示した宝物殿、重さ5.5tの大注連縄が
 かかる神楽殿等(個人的には建物が新しいので以下略)、本当に見所満載。
 神社が好きな方か古事記日本書紀フリークか、元ブルーシード視聴者かガチ百合
 巫女ロボアニメ信者か『いずも』を変換すると何故か『IZUMO』になるような方は、
 ここは迷わず行け!!
 しかも今なら私が此処を訪ねてから3日後に開館した博物館も待ってるぞw
 うわっはははははははorz

 ↓3月7日・後変に続く

114謎の人物S:2007/03/16(金) 23:00:53
 出雲大社を一回りしたら、お待ちかねのお昼。
 強風と雪のお陰でかじかんだ手を温めるには、やはり名物の『出雲そば』である。
 神在月、大社へ向かう神々が通るという『神迎の道』を、稲佐の浜方面に移動。
 ガイドにもある有名な老舗『荒木屋』は定休日だったので、その少し先に見つけた
 『かね屋』に逃げ込む。
 暖かい店内(あの強風が遮られるだけでも気温が5度上がった感じがする。まして
 それに暖房までついてたら……うーん、極楽)で、暖かい出雲そばをご馳走に。
 何となく普通のそばより弾力(こし?)が強いのだろうか、味覚音痴な私にはよくは
 わからんが、それでもとりあえず、
 うーーーまーーーかーーーっーーーたーーーぞーーー!!!!

  蕎麦の皮ごと挽いて作る、島根名物出雲そば
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312232929.jpg

 食後は『バスの時間が押している』というおばさま二人組と別れ、また単独行動に。
 指先まで温まった体を動かし、いよいよ国譲り神話の舞台・稲佐の浜へ。
 途中『手銭美術館』で暖を取りつつ日本刀コレクションや出雲の民芸品を堪能して
 から、向かい風に逆らって、かの小泉八雲も愛したという神話の海に辿り着く。
 相変わらずここでも桜貝見つけて姫千歌を偲ぶのは無理なようだったが、
 伝説の舞台に立ち、身を切るような荒ぶる潮風を体中に浴びてきたのは悪くない
 経験であった。

  相変わらず荒れ模様ながら、国譲り神話の舞台となった稲佐の浜
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312233308.jpg
  出雲には、誰も知らない社があったの……
   ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070312233211.jpg

 出雲阿国の墓に立ち寄り、『ただ一人で』大社を仰ぎ見て聳える千木に圧倒され、
 帰り際に出くわしたガイドさんの『正殿前の青銅の鳥居に触れるとお金に困らない』
 という情報を聞いて至急鳥居に触れ直り、『シャッター押してくれませんか』と頼んで
 くれた若くておしゃれなカップルの写真を多分凄くブレて撮影してしまって心の中で
 謝罪し、勢溜の前に展示された『古の本殿』を見て、2泊3日の出雲旅行は終了。

 間の悪さはどん底だったが、それもまた旅の味。素直に『出雲はいい所だった』。
 今もこうして、『黄泉の境から大社まで旅をした』勾玉見ながらカタカタ書き込んで
 いますが、写真見返したり、浜風を思い出したりするたびに、ふわっとあの土地の
 冷たい風や湿った雪や、束の間除く日差しの熱を思い出す。
 恐らく今後も、神無月突撃だの出雲風土記伝承地制覇だの足立美術館堪能だの
 色んな理由で出雲に出向くと思う。
 その時はまた、あの土地の萌え所をぐでぐでと語ろうと思う。

115ヾ!;゚□゚ノ' 野乃先輩支援一覧っ:2007/07/27(金) 20:47:58
856 名前:清き一票@名無しさん[sage] 投稿日:2007/07/16(月) 00:06:25 ID:Ng0x5jKQ
         _ ──-- 、        <<一ノ瀬野乃@ひとひら>> CV:川澄綾子 支援 イントロダクション
       ,  '          \
.    /             \    
    /        /  ヽ 、   ヽ    ttp://www.hitohira.tv/  公式HP
    |      / l // l l | | | i | l.|.    .ttp://www.hitohira.tv/files/op_hitohira_pv.asx 公式より、OPムービー(約45秒)
    | |  |  || |j_|_|/ /从j廾ナ | | |    ttp://www.hitohira.tv/files/ed_hitohira_pv.asx 公式より、EDムービー(約45秒)
.    | | | l从ナLlj | l'  /7アTV/     
    l| ||::ゝ Yイ辷l    ー" 彳l |    
.    | |::l l、l \     ゝ   /ヽ|ヽ     舞台は、芸術の道を志す若者が集う『熊鷹芸術学院』。
    |/:::|lゝ、l ljヽ   __   / /)| ).    緊張すると声が全くで出なくなると言う極度の上がり症であり、
    |:|::|:|、l:::j:::l丶、    /レlノ ' '     . 自分に全く自信のもてないネガティブな少女・麻井麦は、
    ヽ\|ヾレ、|    T            親友がそこに入ると言う理由だけでその高校に入ってしまう。
     r-ァ--yr'、    ヽ--ァ-ィゝ-、    . そんな彼女が、ひょんなことから演劇研究会に入部し、
    /    YヽYj、  ̄ヽ ─ Lヽヽ'、ヽ   . 文化祭の公演に出演することになってしまった!
   l     Ll l j        j_,| |v l   
   |      ヽj L_      メj,,Y  |.   演劇研究会の部長である一ノ瀬野乃、
   |   、  / l ‘   ヽ、j_/  \ ヽ.  同じく研究会の一員、西田理咲、桂木たかし、西田甲斐、
   |   |ヽ /        )-'    l    研究会と反目する演劇部の部長・榊美麗など、
   |   |/::       ヽ、     |   演劇に関わる個性的な人々との交流を通じ、
   |   |:::::::      __|ヽ    /.    麻井麦の成長を描く爽やかな青春ドラマ。



859 名前:清き一票@名無しさん[sage] 投稿日:2007/07/16(月) 00:10:07 ID:Ng0x5jKQ

           ヽ      ',   <<一ノ瀬野乃@ひとひら>> CV:川澄綾子 支援 キャラ紹介
        /        !  ,   ',
  /   !   !    ヽ:.:.:  !:. :.!  :  |   公式キャラ紹介 ttp://www.hitohira.tv/chara/nono.html
  |    |:.:  |   .!   |:.:.:. :.:.|:.:.!:.|:.: .: 
  | :.  :! |:.:: |:.:. !:|:. :.:.|ハ イ 厂|`|:. .: /    ◆一ノ瀬野乃 (いちのせ のの) 
i  | , 斗 f 弋|ハ. | V:.::/ z.斗rく /:.:.:.:/.    
| イ |∨,.斗テト 从 V  {ハ;;r} ./:.:/     熊鷹芸術学院3年。演劇研究会部長。
  ヽ| / {ハ_rリ       ゝ‐' {イ!: 八     演劇部に所属していた頃は、榊美麗との二枚看板だった。
: :.::.:.ト ゝ‐ '            ハ:  \.  
ヘ:.:.:.|           〉     /:.:.:ヽヽ }.    常に冷静に場をまとめ、自ら先頭に立って研究会を引っ張る、
:.>:.:.|         ,    /:.:.:!:.:.:.ノレ'    名実共に研究会のリーダーにして精神的支柱。         
.:.:.:|:.:.ト、     ` ´   ,.イ.:.!:.::./:.:./.     弛まぬ努力を他人にも求める厳しい一面もあるが、
.:.:.从:.:| `  、 _     イ.:::/|イ从!し.     それは演劇に対する真摯な姿勢の表れ。
乂. V|       |¨ ´ ノ乂
 rく:ノ       ト、                  新入生麻井麦に、昔の自分を重ね合わせ、
::::\        {__:\ __   .            彼女の成長を心から願っている。
::::::::::::::\      ヽ∨:::::::::::: ̄::`:n_      
:::::::::::::::::::\ _   , |:::::::::::::::::::::::|!::|\    ◆イメージ画像
:::::::::::::::::::::::∧___  _|:::::::::::::::::::::::|!::|  ヽ   ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3229.jpg

116ヾ!;゚□゚ノ' 野乃先輩支援一覧っ:2007/07/27(金) 20:48:33
860 名前:清き一票@名無しさん[sage] 投稿日:2007/07/16(月) 00:10:53 ID:Ng0x5jKQ

<<一ノ瀬野乃@ひとひら>> CV:川澄綾子 支援 プレストーリー紹介その1

        ,. -‐ '¨ ̄ ̄` ヾ二ヽ  \      『ひとひら』の本編は、麻井麦ちゃんが入学する所から始まります。
      /              \    .   しかし、野乃さんのストーリーは、それよりも前から始まっているのです。
    /                 \  ヽ   そう、彼女が一年生の頃から……。
   /                       ヽ  |    
.  /    /  /             \  i |   一年生の野乃さんは友達もおらず、一人黙々と勉強をする暗い子でした。
 /    /  / /       ヽ     ! | /   そんな彼女の学生生活を変えたのが、同級生の榊美麗でした。
 |    | ! !  i i i   ハ   i i   i | |    既に演劇部に所属していた榊さんは、野乃さんを演劇部に誘います。
 | .i |  | | |  | | !   | | i  | |   / / .|   ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3231.jpg
 ∨ !  |斗r七T广N !. | 厂「i |` ト、 / ./  |  . . 
  \\ |V 斗rテト  |从V  rテrト、レ' / / ! |  .. 緊張の初舞台を終え、カーテンコール。
    |\!〈 |ハ_ト|       |ハ_ri}∨イ | ! i|    達成感に満たされた野乃さんは、演劇にのめり込んで行く。
    V|:ハ  ゝ-ソ       ゝ-'ソ / レ.| .i |     ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3232.jpg
     | 八 :::::::   i   :::::::  / |/ ! |   
     | i|ヽ            人 |  / /     親友と共に一つの事に打ち込む日々。
     |  | \    _.._    ィ|   | |/      毎日が充実感にあふれた、幸せな時間だった。
    /  ム.__> 、   . イ | .!|   i..       . ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3234.jpg
  /  /⌒ヽ\_ノ  ` ´  トレ'レV  ハ     
                          しかし突然、おしまいの日が来てしまう。



861 名前:清き一票@名無しさん[sage] 投稿日:2007/07/16(月) 00:11:44 ID:Ng0x5jKQ

<<一ノ瀬野乃@ひとひら>> CV:川澄綾子 支援 プレストーリー紹介その2

ひたすらに演劇に打ち込む野乃さん。その甲斐もあってか、
演劇部伝統の新入生歓迎公演『プリマヴェーラ』の主役の座を射止めた。

しかし、ハードなトレーニングが祟ったのか、野乃さんは、
「声帯麻痺」と言う、役者にとって死刑宣告にも等しい病を負ってしまう。
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3235.jpg
   美麗「声帯麻痺!? それ、どう言う事?」
   野乃「使いすぎだって……。酷くなれば、声を失うかもって」
   美麗「……し、しょうがないよね。プリマヴェーラは代役を立てて、体の事を第一に…」
   野乃「いやよ!」
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3236.jpg
   野乃「何のためにあなたに話したと思ってるの。私は降りない」
   美麗「今、無理して一生声が出なくなったらどうするの!? 私は認めない」
   野乃「あなたに決める権利なんて──」
   美麗「あるわ! これは部長命令よ!」
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3237.jpg
   野乃「なによそれ!」
   美麗「うるさいっ! そんなにやりたきゃ、完治してから出直して来い!」

117ヾ!;゚□゚ノ' 野乃先輩支援一覧っ:2007/07/27(金) 20:49:25
864 名前:清き一票@名無しさん[sage] 投稿日:2007/07/16(月) 00:12:38 ID:Ng0x5jKQ

<<一ノ瀬野乃@ひとひら>> CV:川澄綾子 支援 プレストーリー紹介その3

榊部長から降板を言い渡された野乃さんは、
親友と口論した事もあって落ち込んでしまいます。
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3238.jpg

同じ演劇部の桂木くんに声を掛けられた野乃さんが
顔を上げると、その目には大粒の涙が。
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3239.jpg

ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3240.jpg
   野乃「私、演劇部辞めるかもしれない」
   桂木「えっ! 主役が決まって、あんなに張り切ってたのに」
   野乃「たぶん…降りる事になると思う」
   桂木「……だったらさ、自分で部活作っちゃうとか?」
   野乃「えっ……?」

桂木くんの何気ない一言。これが全ての始まりでした。



865 名前:清き一票@名無しさん[sage] 投稿日:2007/07/16(月) 00:13:35 ID:Ng0x5jKQ

<<一ノ瀬野乃@ひとひら>> CV:川澄綾子 支援 プレストーリー紹介その4

ある雨の日。野乃さんは退部届けを手に演劇部に向かいます。

ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3241.jpg
   野乃「ごめん…ごめんね……。今この時を…この想いを止めたくないから…」

ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3242.jpg
   野乃「私、辞めるわ、演劇部」
   美麗「…な、何も辞めなくても。休部って手もある訳だし。ちゃんと治して、戻って──」
   野乃「戻らない」
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3243.jpg
   野乃「治すのなんて待ってらんない。私の高校生活は、もう半分も無いもの。
       あなたが反対するのなら、その場は自分で作る!」

こうして野乃さんは演劇部と袂を分かち、彼女と同じように榊部長と意見がぶつかって
演劇部を飛び出した西田理咲、言いだしっぺの桂木くんと共に研究会を立ち上げたのでした。

そして、4月。野乃さんは、麻井麦と言うかつての自分と出会う事になるのです。

118ヾ!;゚□゚ノ' 野乃先輩支援一覧っ:2007/07/27(金) 20:50:39
70 名前:清き一票@名無しさん[sage] 投稿日:2007/07/16(月) 00:42:18 ID:Ng0x5jKQ

     _             <<一ノ瀬野乃@ひとひら>> CV:川澄綾子 支援
   '´    ヽ  
.  i ,ノノソハ)〉 <麦、そんな事では、紅天女は任せられなくてよ
  从リ゚ ー゚ノリ 
   ⊂i丞iつ      ◆一ノ瀬野乃
    く/_|〉       演劇研究会部長。百合百合詐欺の首謀者。
     し'ノ        怒ると誰も止められない、第一級危険物。

◆バラエティ画像

・OPより。榊部長との微妙な関係(再掲)
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07upm/src/upm0770.jpg
・同じくOPより
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3281.jpg
・EDより。妖精さんの衣装。
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3282.jpg
・夏の私服
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3285.jpg
・髪を切る前の野乃さん
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3284.jpg



90 名前:清き一票@名無しさん[sage] 投稿日:2007/07/16(月) 00:56:26 ID:Ng0x5jKQ

     _             <<一ノ瀬野乃@ひとひら>> CV:川澄綾子 支援
   '´    ヽ  
.  i ,ノノソハ)〉 <リ〜サ〜キ〜
  从リ:::::::ノリ 
   ⊂i丞iつ      ◆怒った野乃さん集
    く/_|〉       桂木先輩曰く「怒った野乃さんは誰にも止められない」
     し'ノ        と言うことで、ここでは野乃さんが怒ったシーンを集めてみました。
・第二話より、桂木先輩の回想。
 大道具を壊した空手部の部室に乗り込み、腕ずくで修理をさせた野乃さん。
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3300.jpg
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3301.jpg

・演劇部から暗幕を無断で拝借した理咲さんに対して。
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3302.jpg

・本格的に覚醒した感じの野乃さん。
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3303.jpg

・おまけ。野乃さん、一体何者?
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3305.jpg

119ヾ!;゚□゚ノ' 野乃先輩支援一覧っ:2007/07/27(金) 20:51:52
77 名前:一ノ瀬野乃@ひとひら 開演1分前入場ぷちSS[sage] 投稿日:2007/07/16(月) 00:49:01 ID:P4brMKJP

野乃「ねえ美麗、ゲネプロの時の演技、あなたから見てどうだったかしら」
美麗「そうね、入部した頃よりはマシだけど、今日の試合勝ち抜くのは無理かしらね」
野乃「素直じゃないわね」
美麗「あんたにだけは言われたくないわ」
野乃「…………」
美麗「…………」
野乃「……じゃあ、そろそろ行くわ。あの時あなたが教えてくれた演劇、目一杯演じてくるわね」
美麗「はいはい、せいぜい台詞トチったり……喉潰さない程度に無茶してきなさい、野乃」

                                  ┌───────────
┌────────┐                    │台詞に感情込めて、もう一度!
│.この場面だけど….├────┐         │  _      _
│ '´. 、  ヽ    _   │オレンジ  │         │ '´. 、  ヽ   '´     デキナイ!
│l , /ハ !从〉'´   ヽ │'´ 、 /v'ス .:   _     │l , /ハ !从〉  i ノノハリl !
│w!、゚ ヮノリ !,ノノハリ! ! | ! l゙゙゙゙'"    .'´    ヽ    │w!、゚Д゚ノリ  从д!∩リ
│ ⊂i丞iつ !|、ー ゚ノリ.|. │ヾ!(゚),(゚).   i ,ノノソハ)〉   │ ⊂i丞iつ   ⊂i丞iノ
│  く/_|〉 ,へ⊂⊂√ヽ|  <i `i'´   从リ゚ ー゚ノリ    .|   く/_|〉    く/_|〉
└───┬────┘ ノ__!、_i    ⊂i丞iつ   │   し'ノ      し'ノ
        └────────.     く/_|〉    └──────────
  演劇がくれた思い出を胸に     し'ノ    <一ノ瀬野乃@ひとひら>、最萌の舞台へ……



193 名前:清き一票@名無しさん[sage] 投稿日:2007/07/16(月) 01:04:20 ID:Ng0x5jKQ

     _      <<一ノ瀬野乃@ひとひら>> CV:川澄綾子 開幕支援まとめ
   '´    ヽ  
.  i ,ノノソハ)〉    ◆作品紹介     >>21
  从リ゚ ー゚ノリ.    ◆キャラ紹介    >>23
   ⊂i丞iつ.     ◆プレストーリー  >>24-25 >>28 >>30
    く/_|〉      ◆バラエティ画像  >>70
     し'ノ.       ◆怒った野乃さん. >>90
            ◆入場SS     >>77

うわーん、間に合わなかったよーorz

>>123 ヒドスw



583 名前:<一ノ瀬野乃@ひとひら> 支援まとめ[sage] 投稿日:2007/07/16(月) 02:29:59 ID:P4brMKJP

             /|    \ 支援出サナイナラ……… 頃ス。
           /  |       ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.             |   |    _
    ,、_.     |   |   '´    ヽ              . -ー-...、
   〃'´ベ ンヘ.   |   |   i ノノハリl !             /      .:::ヽ
   |.!ミlイ゙゙'""l'|  │[] |   从ヮ 从リ。o ジャラ..      /  ::     .::::',
  ノ,ヘi'|.;Дノi|   |   |  .⊂i丞iつII. 8        。o⊂i:    5t  .:::::::::i
  ((⊂リi丞)つ.   |   |/  く/_|〉  8      8     '.       .:::::::::::::/
   ヽ く/_|〉    │ /     し'ノ    ゚ ∽ ∽ ゚      .ヽ、.::::::::::::::::::::,
     し'ノ    |/                        ~ ゙゙゙ ~
          /
                    
トリアエズ       __          入場ぷちSS:>>77
シエンマトメトクカ   '´ 、 /v'ス      ひとひら作品紹介:>>21
         ! i゙゙゙゙'"".ゞ  ∫  
         ヾ!( ),( )ノ  ∫   野乃さんキャラクター紹介
          とi `i'´lつ   i   >>23-25>>28>>30(美麗部長との、悲しい過去)
          ,,」´_)´_)  (壷).  >>70(バラエティ画像集)>>90(S意の波動ののさん)

120ヾ!;゚□゚ノ' 野乃先輩支援一覧っ:2007/07/27(金) 20:52:51
714 名前:清き一票@名無しさん[sage] 投稿日:2007/07/16(月) 03:19:26 ID:z3gpOyH1

[[AT0716-k948agxV-KD]]
<<一ノ瀬野乃@ひとひら>>
今期の大本命
自分勝手で、無茶苦茶で、無愛想……親友にはそう指摘されましたが、
それでも何より自分の目標に向かってどこまでも直向きな姿勢に惚れました
いつも厳しいだけの様に見えて、本当はきっと誰よりも麦のことを気にかけていた人
演劇に出会う前の過去の自分と重ねて…   支援まとめは>>193参照

(一部抜粋)



801 名前:<一ノ瀬野乃@ひとひら> 画像支援…!?[sage] 投稿日:2007/07/16(月) 04:02:29 ID:P4brMKJP

貴方が好きなの。
貴方の瞳が好き。春の銀河のように煌く瞳。春の日差しの様な、優しい眼差しが好き。
貴方の髪が好き。そよ風に閃くシルクの髪が、さらさらの髪が好き。
貴方の唇が好き。蜜の様な口づけをくれる、切ない吐息を聞かせてくれる唇が好き。
貴方の声が好き。高くて甘い、心に染み込む、澄み切った声が好き。
貴方の体が好き。抱きしめると折れてしまいそうな華奢な腰。薄くて、でも形の良い胸が、
重ねた肌から伝わってくる温もりが好き。
でも、一番好きなのは…貴方の心。
脆くて傷つきやすい。でもどこまでも純粋で美しい。決して誰も責めたりはしない。
全てを許す…優しさに満ちた魂が…
好きよ。大好き。貴方の全てが愛しくて堪らないの、麦。
 ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   _       _     
  '´    ヽ   '´ 、'  ヽ っ      ひとひらは臆病なヒロイン・麦の成長を描いた
. i ,ノノソハ)〉  i ノノハ))キ〉  っ    爽やかで健全な物語です。
 从リ゚ ー゚ノリ 、_从ヮ ゚;ノリ、_,     決して百合アニメでは…
  ⊂i丞iつ  ´ ⊂i丞i⊃  `   ttp://mig380.chez-alice.fr/up0/file/u1_001602.jpg
   く/_|〉     〈|_ヽ>     ttp://mig380.chez-alice.fr/up0/file/u1_001603.jpg
    し'ノ      しヽ>      ttp://mig380.chez-alice.fr/up0/file/u1_001604.jpg



34 名前:一ノ瀬野乃@ひとひら 支援まとめ[sage] 投稿日:2007/07/16(月) 04:20:31 ID:P4brMKJP

我が演劇研究会は
最萌トナメも大歓迎よぉ?/
 ̄ ̄\| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  アンシンシテ               | 最萌なんて……
    ,、__       _  ヤサシクシテアゲル            \ む、無理です(涙)
   〃'´ベ ンヘ    '´    ヽ                       ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   |.!ミlイ゙゙'""l'|   i ,iノノソハ)〉             _,、 ,、       _
  ノ,ヘi'|゚∀゚ノi.|   从リ゚ ー゚ノリ      詐欺だッ! ヽ, 不能ヽ7    '´ 、'  ヽ
  ((⊂リi丞)つ   ⊂i丞iつ              < lイ゙゙゙'""l'>  i ノノハ))キ〉
   ヽ く/_|〉     く/_|〉             Σ ヾ!;゚□゚ノ' 、_,从! iдiノリ、_,
     し'ノ       し'ノ               ⊂i `i'´lつ  ´ ⊂i丞iつ `
                               /.__!、_i      く/_|〉
                               <_ ヘ >     しヘ_)

↓<一ノ瀬野乃@ひとひら> 前スレの支援
ttp://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1184508939/583 前スレ支援まとめ
ttp://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1184508939/801 まるで百合画像

121ヾ!;゚□゚ノ' 野乃先輩支援一覧っ:2007/07/27(金) 20:53:32
717 名前:<一ノ瀬野乃@ひとひら> ネコパンチ画像支援[sage] 投稿日:2007/07/16(月) 13:23:12 ID:P4brMKJP

ちとせ「わ、私は見てしまったのよ!野乃先輩が着ぐるみで、くきょ…屈強な桂木先輩を!!」
麦チョコ「どういうことなの、ちとせちゃん?」

 苛葬弾剛矢(かそうだんごうや)…
 副将・李左姫(りさき)と共に、唐の繁栄を影から支えた戦慄の女人拳法家・一能青
 (いちのうせい)の秘奥義。その要諦は、捻りを加えた剛拳による衝撃で、敵の内腑を
 引き裂き、破壊することにある。
 この奥義により一能青は無敵を誇り、『技』の発生を隠すために彼女が羽織っていた
 虎の毛皮と相まって『捻虎拳(ねんこけん)』と呼ばれ大いに怖れられた。
 ちなみに、この技は不完全ながらも日本に伝えられ、現在でも猫の着ぐるみを纏って
 相手を萌え殺すパンチ『猫拳』として受け継がれているというが定かではない。

 太公望書林刊『演劇殺ろうよ!』より

麦チョコ「そ、それじゃあまさか文化祭で、野乃先輩のクラスが『仮装団子屋さん』だったのは……」
ちとせ「そういうこと。どうやら私達はとんでもない人を相手にしてるみたいよ!?」

↓資料映像:野乃先輩の猫パンチ。その威力は桂木先輩はおろか視聴者も萌えさせる。
ttp://park7.wakwak.com/~votecode/img-box/img20070716131238.gif
※他、野乃さん支援まとめは>>34の方に



174 名前:清き一票@名無しさん[] 投稿日:2007/07/16(月) 16:43:27 ID:A9sP7RIs
<<一ノ瀬野乃@ひとひら>> 支援

新規キャプ
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3497.jpg 制服
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3498.jpg 私服
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3499.jpg 長髪
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3500.jpg 妖精さん
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3501.jpg 水着(分かりにくいか
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3502.jpg ねこ
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3503.jpg ねこぱーんち
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3504.jpg 百合

122ヾ!;゚□゚ノ' 野乃先輩支援一覧っ:2007/07/27(金) 20:54:30
765 名前:<一ノ瀬野乃@ひとひら> ただの萌え文ッ[sage] 投稿日:2007/07/16(月) 20:33:44 ID:P4brMKJP

厳しい時は厳しい。麦に対しては時に『執着』に近いほど、強引に指導することもある。
しかしその裏側には、孤独で笑顔を作るのも苦手だった過去の自分が……。
くしくも『過去の自分=麦』が入学したのを見た野乃は、美麗がしてくれたように、自分
も何かできることをしたい、素晴らしい声を持った麦を変えたいと切に思った。
暖かくも厳しい目で麦を支えて、研究会のみんなと、一緒に頑張って、喜んで……。何
か妖気が漂っているとか、殺○の波動を感じるとか、視線を合わせるだけで命が危な
い気がしなくもないとか、そういう時も(たまに)あった……ような覚えもありますが、
先が思いやられる超ネガティブ上がり症少女だった麦を、あんなに成長させた野乃先
輩……そのカリスマ性と百合百合詐欺と孔明の罠にはマジ震えますた(ナヌ)。

……以上、書くスペースなかった萌え文を使い回しAAと一緒にこっちに書き込みッッ!

      _        _ …。 
    '´. 、  ヽ   .'´    ヽ   美麗「理咲や桂木君も、よくあんたみたいのと一緒に
   l , /ハ !从〉  i ノノハリl !     居られるわよね。本当、感心するわ!
   w.! iдiノリ  从- ゚ 从リ     我が儘で融通きかなくて、馬鹿で人の気も知らないで、
    ⊂i丞iつ  ⊂i丞iつ      いい所なんて、きっと一つくらいしかなくて……!」
     く/_|〉    く/_|〉     野乃「……(美麗)……」
      し'ノ      し'ノ     



886 名前:清き一票@名無しさん[sage] 投稿日:2007/07/16(月) 21:17:33 ID:Ng0x5jKQ

<<一ノ瀬野乃@ひとひら>> CV:川澄綾子 支援まとめ
   /  /   ./  /                       !
   |   !   / /   /  /   /    .|      |    |
   |  リ   /.:./:.  /  /   /     :.|    | : |    |
   |  / :./.:.:.:.:.:.: /!  |: ! ! ./ : / /|:.  :.|:.| :.:.:|    !
  / /:. :.:.:.:.:.:.r-|:. :!.|:  _|」⊥⊥|:.:. / :.//|:.|: ,⊥L_:./:.:  /
 /  :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|/ |:. :.|七 「 |:ハ|ハ||.::./ :// ハ|:./レ' |川:.:. //
 | i .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|ヽ.|.::.:.V 斗rfテ千ト乂|V/   rテ斥トり:.:./レ
 | | ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\|:.:.∧` .{r'こソ        {r少’ /イ
 V川从从.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| :::::::::::::::::      :::::::::::::: 八|
  乂川ハ|:.:.:.:.:.:.∧:.:./              〉    /:.:. |
       ハ川Ⅳ ∨\             ィ:.:.:..:/
____,.-<      \    tフ  ,. イ:.:/:.:.:..:/
弋\:::::::::::::\ 〉       ,> 、 _,  <::\|//Vハ
  ∨\:::::::::::::V\     /    \.\::::::::::Vハ   ',
   V__|:::::::::::::::V |     ’      Vハ:::::::::::V|   |
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1183302582/70-71

しかし、百合画像の貼られたレス番が801とは……。



925 名前:清き一票@名無しさん[sage] 投稿日:2007/07/16(月) 21:32:25 ID:+KdDyFcu

そういえば、投票してなかったなっと

[[AT0716-WNyguV.N-XE]]
<<一ノ瀬野乃@ひとひら>>
クールで理性的に見えて実は理不尽なところとか
無口で不器用なくせして意地っ張りなところとか
その割に誰よりも相手を親友として大事に思ってるところとか
実は無理してるくせに妙に強がったりとか
そのくせねこぱーんちとかお茶目なところとか
青汁で酔うところとか、キャベツをはむはむしてるところとか
酔ったフリして抱きついてお礼いうところとか
その後の「がんばれ麦」とか
支援ではあえて出してないみたいなんで自重するけどあのシーンとか

正直ののさん最高過ぎるだろ…俺的に考えて

123ヾ!;゚□゚ノ' 野乃先輩支援一覧っ:2007/07/27(金) 20:55:27
84 名前:<一ノ瀬野乃@ひとひら> 前スレ支援まとめ[sage] 投稿日:2007/07/16(月) 21:49:21 ID:P4brMKJP
        _
       '´    ヽ   麦「最萌トーナメントなんて、無理です…」
      i. ,ノノソハ)〉  野乃「もしかして、怖い?…安心して。やさしくしてあげる」
       从リ゚ ー゚ノリ
   | ̄ ̄∪ ̄∪ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
   │              入  部  届              │
   │                                      │
   │       美 術   科      1  年  1 組          │
   │                                      │
   │投票スレ25・前半までのまとめ                  │
   │ttp://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1184561398/558   |
   │画像支援                              │
   │ttp://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1184522648/289   |
   │ttp://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1184561398/174   |
   │萌文支援                              │
   │ttp://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1184561398/765   |
   │ttp://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1184561398/925   |
   |_________________________|

舞台は残り1時間と20分弱、頑張れ、ののさん!



132 名前:清き一票@名無しさん[sage] 投稿日:2007/07/16(月) 21:58:53 ID:Ng0x5jKQ

<<一ノ瀬野乃@ひとひら>> CV:川澄綾子 支援まとめ
◆文章系 ttp://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1184508939/77 入場SS
        ttp://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1184508939/21 作品紹介
        ttp://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1184522648/717 捻虎拳(ねんこけん)とは
        ttp://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1184561398/765 萌え文
◆画像など1 ttp://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1184508939/23 キャラ紹介
          ttp://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1184508939/24 プレストーリー1
          ttp://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1184508939/25 プレストーリー2
          ttp://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1184508939/28 プレストーリー3
          ttp://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1184508939/30 プレストーリー4
          ttp://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1184508939/70 バラエティ画像
          ttp://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1184508939/90 野乃、覚醒
          ttp://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1184508939/801 百合百合詐欺
          ttp://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1184561398/174 キャプ画像
★本日のおすすめ画像
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3229.jpg
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3503.jpg
ttp://mig380.chez-alice.fr/up0/file/u1_001603.jpg
★全部まとめて見る
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1183302582/70-71

124<麻井麦@ひとひら>入場ぷちSS…?:2007/08/25(土) 14:54:03
麦「最萌なんて恥ずかしい、逃げたいな、逃げたいよ…でもどうやって逃げればいいのかな…?」

  3択−ひとつだけ選びなさい
   答え① 後ろ向きの麻井麦は突如不戦敗の言い訳がひらめく
   答え② 荒らしがきて助けてくれる
   答え③ 逃げられない。現実は非情である。

麦(私がマルをつけたいのは答え②だけど期待はできないよね…
 10分前まで静かだった工作員さんがあと数秒の間にここに都合よくあらわれて、夏厨さんの
 ようにジャジャーンと登場して、「鯖落ちのため本日の試合は中止」と間一髪助かるってわけには
 いかないと思うし…逆に荒らしさんたちはすでにアクセス規制されてるかも……
 や、やっぱり答えは……………①しかないよね……)

麦「あ、あの先輩、何だかちょっと熱っぽくて、か、風邪をひいたかもしれません…だから、休……」
野乃「あら、それは大変ね。一緒に病院に逝きましょうか?(邪笑)」
麦「えっと、び、病院に逝くほどじゃ…………(滝汗)」
野乃「…………そんな中途半端な演技じゃ、誰も騙せないわよ?というわけで、連行(にやり)」
佳代「頑張れ麦!支援もとい試練を乗り越えてこそ、その喜びは格別のものとなるのよ(うるうる)」

答え③ 答え③ 答え③  <麻井麦@ひとひら>、先輩方に引きずられながら入場!?

125<麻井麦@ひとひら>支援まとめ用?AA:2007/08/25(土) 14:55:16
     |  |                          |  |     ひとひら恒例?開幕支援まとめ 
     |  |                          |  |    
     |  |                          |  |     『ひとひら』作品紹介
     |  |    じゃあ、行ってくるね、     |  |     >>999
     |  |/ .佳代ちゃん、ちとせちゃん! \|  |    
     |  |       _                 |  |     <麻井麦@ひとひら>キャラクター紹介
   .._|/|     '´ 、'  ヽ  _ _ _ _      |\|_   >>999>>999
  / ..|  |    i ノノハ))キ〉  ._ ._−_._.  |  |  \ >>999>>999>>999
     |  |/ 、_,从!゚ ヮ゚ノリ、_, ━ ━ ━.\_\|  |    
   .._| /_/  iー' i((つ .━ ━ ━ ━\_\.|_   
     /_/━   く/_|〉  ━  ━  ━  ━. \_\   
   /  /━    し'ノ   ━  ━  ━  ━\  \  



よし、いっけぇぇぇぇぇ
                _    
    'ヽ/ヽ       .'´ 、'  ヽ    
   '´, ´V`ヽ.     i ノノハ))キ〉     
  i ,ノソハリイ)   、_,从! iдiノリ_,    
  ヾ!、゚ ロ゚ノ,!     ´  ⊂i丞!  `    
   ノ)つつノ)Σドン  ,く/_|〉       
   く/_|〉       (ノー'         
    し'ノ

126<麻井麦@ひとひら>支援まとめ用?AA:2007/08/25(土) 14:55:59
_________________________
| _______________________ | ■MUGI SYSTEM(ムギ システム)
| |              ________             | | □GEKIDAN HITOHIRA PRESENTS
| | ≡≡≡≡≡≡≡|              |≡≡≡≡≡≡≡ | | 
| |   才是 言斥   |  テラメンドクセー!  |  シ夬 言義   | | 
| | ≡≡≡≡≡≡≡|  <.!イ゙゙゙'""i'>   |≡≡≡≡≡≡≡ | | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| |   CODE:A31   |  ヾ!;゚Д゚ノ'.  │   ____. │ | | む、無理で/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| |   ;:;・、::,    |   KAI・2.   |    |逃避中| | | \__  _ | 無理じゃないの、│
| |   :;・:;;_;   \        /     ̄ ̄ ̄ ̄ | |      |/   \ やるの。   /
| | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/\___/\/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | |     _        ̄ ̄V ̄ ̄ ̄
| | |   ASAI・3   \   MUGI   / KAYOCHAN・1 | | O   '´ 、'  ヽ      '´    ヽ
| | |   i ノノハ))キ〉   ├――――┤   ,iミ. ノノ'ヘ1〉  | | | ゚ i ノノハ))キ〉    i ノノハリl. !
| | | .、_,从! 。 _。ノリ、_,  |        |    !'メリ゚ ヮ゚ノリ.  | | | 、_,从!.iдiノリ、_,  .从ー ゚ 从リ
| | | 恥ズカシイデス….. |        |  麦ちゃんハァハァ  | | | ´ ⊂i丞iつ `   ⊂i丞iつ
| |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | |    く/_|〉       l|_ヽ>
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |    し'ノ         し'ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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 麦チョコ!みんなに    ____
 差し入れ作戦だ!    〃  ヾ、 _    
――――y―――――‐ i!_,.┻ 、!i_ ノ /    
               /o  ̄ ̄ ノ /    
    'ヽ/ヽ         i 0 麦茶 イ      
   '´, ´V`ヽ        ゝ_____ノ っ    
  i ,ノソハリイ)          i ノノハ))キ〉  っ   
  ヾ!、 ゚ ーノ,!         、_从ヮ ゚;ノリ、_,    
    ノ)つつノ)       ´ ⊂i丞i⊃  `  
    く/_|〉            〈|_ヽ>     
    し'ノ            しヽ>

127<麻井麦@ひとひら>支援まとめ用?AA:2007/08/25(土) 14:56:19
          __    ,、__       
         イvヽ ,. ヽ 〃'´ベ ンヘ      演劇なんて無理そうな、酷い上がり症の少女。けれど
         <i゙゙゙'l:.   i |,ミlイ゙゙'""l'|      劇場で響かせる声は、聞く者全てを魅了する。そして
       __.(゚)._!劇=劇!ヘi'|゚∀゚ノi.|      命懸けの特訓の果てに、彼女は奇跡を起こす…。
      ∧⊂/ ̄|二| ̄\つ∧二ヽ.    麻井麦。後ろ向きで怖がりで、でも頑張った女の子。
      ι匚|_/_\_匚i_|∪∪i]   井の中の泣き虫だった彼女の覚醒は感動的。そんな
      \/二 / / \_/二/   麦チョコに、私は精一杯の声援を送りたいッ!!
      /二 '´  ̄ ヽ
     /二 , i ,iノノソハ)〉__    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   /二 / /7!リ゚ ー゚ノリ  /|  < 麦、声が小さいわよ、何やってるの
  /二 /  ○=乃= ~)/ .|  _\_____________
/二 /  i'''√√ i'''i ̄ ,,,,/ .'´ 、'  ヽ
二 / /__(_(_)/ ̄   i ノノハ))キ〉  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 / /  \\\/      、_从iдi ノリ、_,< 大きい声なんて、無理です〜っ(涙)
          ̄ ̄   | ̄ ̄ ̄ ̄| ̄\ ` \_____________
                |        |   |

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128<麻井麦@ひとひら>支援まとめ用?AA:2007/08/25(土) 15:02:00
今から2ヶ月ほど前、秋葉原の某所で『無理ですカフェ』なるものが開かれていたらしい。
そこではひとひら制服の店員が、『オ無理ライス』『麦チョコパフェ』といった『オリナル』メニューを
出していたという。
残念ながら、筆者は訪ねることができずに終わってしまった。だが、このまま終わってしまうのは
そこはかとなく負けた気分である。噂の『オリナル』メニュー、ないならこの手で作り出す!

任侠の少女はライバルの歌をトレースした。闇の書のマスターは他人の魔法を操った。
ならば筆者にだって、料理の一つや二つ、再現する位不可能ではあるまい。
少なくとも『トマトしるこ』や『碁石クッキー』なんかよりは人間らしいものが作れるはずである。

……というわけで、実際に作ってみた。

 |_ 
 |、'  ヽ   <み、見ないで…ください……
 |ノハ))キ〉  
 |///ノリ、_, 
 ⊂ノ   `  ↓<麻井麦@ひとひら>支援!? 『無理ですカフェ』オリナルメニューに自宅で挑戦
 |       



インターネットで確認した所、『オリナル』メニューは、
『合宿カレー』『オ無理ライス』『麦チョコパフェ』『ひとひらフロート』の4種類であった。
この中から今回は、最も再現が楽で、特色が出しやすいと思われる『オ無理ライス』に挑む。

しかし、ここで問題がある。
カフェに逝けずに終わった筆者には、どのような食材が使われていたかが分からないのである。


↓これが勝利の鍵だ
ttp://akiba.kakaku.com/hobby/0706/14/112000.php
ttp://www.toranoana.jp/with_cat/report/report070615.html

かくなる上は僅かな手掛かりを元に、オリナルメニューをオリナルアレンジするほかなさそうだ。
このページに『オ無理ライス』と思われる料理の写真がある。
筆者にとって唯一の資料であるが、ここから分かる『オ無理ライス』の概要は以下の通りである。

 1:四角系の白皿に盛りつけられている
 2:形状は普通のオムライス(薄く焼いた卵でライスを包んだもの)
 3:周囲にはケチャップで、麻井麦のイラスト等が描かれている

材料等は一切不明であるが、外見が普通のオムライスである以上、具材もそれに準じるもので
あると推定できる。後は盛りつけを写真に可能な限り似せれば良さそうだ。

…だが、ただの『オムライス』では味気ない。
偉大なる上がり症女子高生・麻井麦の口癖を冠したこのメニュー。オリナルアレンジで作る以上
何らかの形でひとひらへの愛をアピールしたい所である。
と、いうわけで………………。


↓む、むぎです…
ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070825001023.jpg
ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070825001117.jpg
ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070825001135.jpg

オ無理ライス用の『ライス』にちょっとしたアレンジを加える。
押しに弱くて後ろ向きで恥ずかしがり屋だがそれがいい麻井麦ちゃんに敬意を表し、ライスの
代わりにこちらを用いることで、オリナルメニューに更なるオリナリティーを持たせる。

129夜食作るならイマノウチ…:2007/08/25(土) 15:04:18
麦に水を吸わせたり炊き上げたりする間に、菌糸類がはびこってたり黒くて6本足の生き物が
徘徊してたり、食欲が半減する臭いの酸化油でぬとぬとしてたりする台所を浄化。
さらにライス(?)を蒸らす間に、玉ネギとハムを微塵切りに。

↓玉ネギ〜目にしみて〜も〜涙堪えて〜♪
ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070825001207.jpg
↓卵の殻を破らねば…
ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070825001234.jpg

卵は買ってきた卵でなく、冷蔵庫内で変な汁や汚れにまみれて大量に眠っていたものを使用。
妙に割りにくかったが、あまり気にしないで先に進む。


玉ネギ・ハムをバターで炒め、玉ネギが透き通ってきた所でケチャップ混入。
均一に混ざったら麦投下。
本来ならご飯をほぐすためここで白ワインを加えるのだが、家になかったのでスルー。というか、
元々ほぐれまくりの麦なので無問題。

↓さすが麦だ、ほぐさなくても何ともないぜ
ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070825001303.jpg
ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070825001630.jpg
ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070825001653.jpg


中身ができたらいよいよ卵に取りかかる。
箸で泡立てないように軽くほぐした卵を、バターやオイルを溶かしたフライパンにIN。
いい感じに固まってきたのを見計らって、先ほどのバターケチャップ味の麦を投下する。

↓ここまでは良い感じ
ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070825001720.jpg
↓半熟な所に下準備した麦を…って書くとエロく見えるのは何故
ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070825001749.jpg


そしてここからの十数秒が勝負。
料理初心者の私は成功できるのか、オムライスの返しの時である。

130夜食作るならイマノウチ…:2007/08/25(土) 15:04:58
ただ勝手に食するだけなら、正直形が歪もうが卵が原型留めなくなろうが構わない。
だがこれは『オ無理ライス』だ。ここで形を崩そうものなら、ラストの『デコレーション』が出来ない
ため、1から作り直しの憂き目に遭う。

しかし、だからといって逃げちゃだめだ。精一杯やったという事実さえあれば、辛かった思い出も
全て楽しい思い出に変わるってばっちゃ……もとい偉い人も言ってたんだ。
文化祭の麦に比べれば、こんな不安などないも同然!男ならひとひらへの萌え見せてやる!
というわけでとりあえず、鍋を傾けて卵で包もうとしてみるが……

↓うわああああん!やっぱり無理でした…
ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070825001822.jpg

手火傷するわ、返しに失敗するわ、俺の料理はボロボロだ。
だがそれでも私はあきらめない!人類の可能性は無限大なんだ!!
鍋をゆすったり角度変えたり、自分でもどうやったか全く覚えていないのだが…………

↓見ろ、これが俺のキャンバスだ!
ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070825001849.jpg


後はデコレーションを決めるだけ。
より細い線が描けるように、本当はコルネを用意したい所だったのだが、クッキングペーパーの
在庫が切れていたので断念。
仕方ないのでクリーム用の絞り袋を発掘して、我が迸るパトスを皿にぶつける。
筆もといケチャップを手に、暫く作業に没頭した結果……

↓これを即座に描く店員さんはやはり神だと思った
ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070825001907.jpg
ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070825001926.jpg


皿が四角じゃないとか線がぎこちないとか色々あるが、ともあれどうにかそれっぽく完成。
早速試食してみると……。

私「味は普通。何かこう、もうちょっとアクセントが欲しかったかも。
  白ワイン抜きにしたのがまずかったのか、それともライスがライスじゃなかったせいなのか。
  それと歯応えなんだが、気のせいか普通のオムライスに比べて顎関節が疲れる。
  おまけに二、三度、炭酸カルシウムのような『じゃりっ』とした違和感が……
  虫歯の人や高齢者にはお勧めできない」

しかし、やはり自分で苦労して作った充足感が何物にも勝るスパイスになっていてGOOD。
少なくともアボカドラーメンだとか謎邪夢だとか、そんな人外なものではないことは保証しよう。

ひとひらへの萌えたぎるハートに溢れた、漢のオリナルメニュー。
皆様も暇を持て余している時などに、是非お試し下さい。

131<麻井麦@ひとひら>支援 第1話ストーリー紹介:2007/08/25(土) 22:13:11
芸術家の卵たちが集う熊鷹芸術学院。
その合格発表の日、校門の桜の影から掲示板前の人だかりを見つめる、一人の少女が。
緊張で声が出せず、口パクであたふたしている彼女が、後に文化祭で奇跡を起こす麻井麦ちゃんである。
  ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups〜〜.jpg おどおど麦ちゃん(img10006)

一方屋上では、部員不足で滅亡の危機に瀕する演劇研究会の面々が。
「ちまちましたのがいっぱいで可愛いわねー」「あの中から何人入るかなー」そんな会話をしていると、突然

      |          |                        |         ┌┐
.   ――┼――.   ―┼―――              ――┼――     ││
    ____|__/       |  ――, _|_  _|_    .____|__/        ││
   l´    |/ ̄ヽ.  ̄ヽ |      _|/__   _|/__   l´    |/ ̄ヽ  ̄ヽ └┘
   ヽ、_,/\ 丿  ノ .|  、__. (人 冫 (人 冫 ヽ、_,/\ 丿   ノ   □   という物凄い大きな声が。

本編開始から×分×秒目で初めて響き渡った麦の声は、研究会の部長・野乃さんをも驚かせる。
これがきっかけで、麦は研究会の先輩ズにロックオンされることになったのだった。
  ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups〜〜.jpg やった!初セリフ!(img10015)
  ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups〜〜.jpg 驚く先輩達(img10014)
  ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups〜〜.jpg 麦はまだ、自分の運命を知らない(img10018)



放課後。麦は机の下に隠れてガクガクブルブルしている甲斐君を発見。どうやら『何か』から逃走中の模様。
  ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups〜〜.jpg 多分スカート覗きとかではない(img10099)
麦同様、何部に入るかまだ決めていない甲斐。部活について雑談をするが、その声を聞いた演劇研究会の
先輩ズに発見される。甲斐が姐の理咲に脅迫されている間に、麦にも研究会の魔手が迫る。

理咲「我が演劇研究会に入れば、」
たかし「うりうりがうりうりにきてうりうれずうりうりかえるうりうりの声東京特許許可局長急遽休暇許可拒否」
理咲「こんなこともスラスラ言えるようになり、就職にも進学にも有利ぃっ♪」
麦「(…見ないで…見られてる…逃げたいな…逃げたいよぉ…)」
知らない人の視線に怯える麦。だが、そんな麦の不安に気付いた野乃部長が、甘い言葉で麦を勧誘。
野乃「安心して。やさしくしてあげる……」
  ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups〜〜.jpg 部長の百合百合詐欺に釣られて(?)(img10106)
  ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups〜〜.jpg 入部届にサインしてしまう(img10109)

書いたら、逃げられるよね?この人達も帰ってくれるよね……?そんな後ろ向きな理由から、演劇研究会に
入部した麦。しかし、先輩達が帰った後、
麦「…私、なに部に入部したんだっけ…?」 甲斐「はぁ?演劇研究会だけど?」 麦「演劇……」
  ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups〜〜.jpg いけない一人遊び・妄想モード麦ちゃん(img10110)

こうして始まった麦の高校生活。果たして麦はこれからどうなってしまうのか!?

132<麻井麦@ひとひら>支援(?) 夜食配るならイマノウチ…:2007/08/26(日) 01:45:52
ただ勝手に食するだけなら、正直形が歪もうが卵が原型留めなくなろうが構わない。
だがこれは『オ無理ライス』だ。ここで形を崩そうものなら、ラストの『デコレーション』が出来ない
ため、1から作り直しの憂き目に遭う。

しかし、だからといって逃げちゃだめだ。精一杯やったという事実さえあれば、辛かった思い出も
全て楽しい思い出に変わるってばっちゃ……もとい偉い人も言ってたんだ。
文化祭の麦に比べれば、こんな不安などないも同然!男ならひとひらへの萌え見せてやる!
というわけでとりあえず、鍋を傾けて卵で包もうとしてみるが……

↓うわああああん!やっぱり無理でした…
ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070825001822.jpg

手火傷するわ、返しに失敗するわ、俺の料理はボロボロだ。
だがそれでも私はあきらめない!人類の可能性は無限大なんだ!!
鍋をゆすったり角度変えたり、自分でもどうやったか全く覚えていないのだが…………

↓見ろ、これが俺のキャンバスだ!
ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070825001849.jpg


後はデコレーションを決めるだけ。
より細い線が描けるように、本当はコルネを用意したい所だったのだが、クッキングペーパーの
在庫が切れていたので断念。
仕方ないのでクリーム用の絞り袋を発掘して、我が迸るパトスを皿にぶつける。
筆もといケチャップを手に、暫く作業に没頭した結果……

↓これを即座に描く店員さんはやはり神だと思った
ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070825001907.jpg
ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070825001926.jpg


皿が四角じゃないとか線がぎこちないとか色々あるが、ともあれどうにかそれっぽく完成。
早速試食してみると……。

私「味は普通。何かこう、もうちょっとアクセントが欲しかったかも。
  白ワイン抜きにしたのがまずかったのか、それともライスがライスじゃなかったせいなのか。
  それと歯応えなんだが、気のせいか普通のオムライスに比べて顎関節が疲れる。
  おまけに二、三度、炭酸カルシウムのような『じゃりっ』とした違和感が……
  虫歯の人や高齢者にはお勧めできない」

しかし、やはり自分で苦労して作った充足感が何物にも勝るスパイスになっていてGOOD。
少なくとも大グレン団料理主任の何かだとか謎邪夢だとか、そんな人外なものではないことは
保証しよう。

ひとひらへの萌えたぎるハートに溢れた、漢のオリナルメニュー。
皆様も暇を持て余している時などに、是非お試し下さい。

133夜中のひとひらカフェ:2007/08/26(日) 02:03:27
今から2ヶ月ほど前、秋葉原の某所で『無理ですカフェ』なるものが開かれていたらしい。
そこではひとひら制服の店員が、『オ無理ライス』『麦チョコパフェ』といった『オリナル』メニューを
出していたという。
残念ながら、筆者は訪ねることができずに終わってしまった。だが、このまま終わってしまうのは
そこはかとなく負けた気分である。噂の『オリナル』メニュー、ないならこの手で作り出す!

任侠の少女はライバルの歌をトレースした。闇の書のマスターは他人の魔法を操った。
ならば筆者にだって、料理の一つや二つ、再現する位不可能ではあるまい。
少なくとも『トマトしるこ』や『碁石クッキー』なんかよりは人間らしいものが作れるはずである。

……というわけで、実際に作ってみた。
ttp://mayoiga.s33.xrea.com/img/img-box/img20070825001907.jpg

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 |、'  ヽ   <み、見ないで…ください……
 |ノハ))キ〉  
 |///ノリ、_, 
 ⊂ノ   `  <麻井麦@ひとひら>支援(?) 『無理ですカフェ』オリナルメニューに自宅で挑戦
 |       ↓想像の斜め下を逝く戦いの記録はこちらに
        ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1183302582/233-235

134きっと麦っぱい名無しさん:2007/09/30(日) 21:07:58
999 :清き一票@名無しさん:2007/10/03(水) 22:11:00 ID:nONo/saN(1400バイト)
`ー(i--;ヽ__)=、(⌒ Y. ゙̄)          [[コードくらいはいる]]
  '''''ン)、) /(   ノ!!! ⌒)._ (⌒ヽ、,-'⌒),_        
     ,ノー,(、`ヽノ''''' )、_ノ`(__,,ノ!!!`ー,-'_ノ⌒)-、  <<一ノ瀬野乃@ひとひら>>
    (~ !!!!`ヽ^ヽ,、ノ    (  ;'  ,!/ )ミ:::<'''__,)  <<好きなキャラ名@好きな作品>>
     `-' `ー'         `ー' `'`(  )、)
   , -、  夢一片           `'`'
 / │ r- 、                          
( _/! 、_ノ 「゙',-、     。* ・ ''      … * - 。. ,. _     
   ヽ、_ ノ | L..    ゙・* 。、..  _     _     ゚ '' ・。   
 ( ̄ヽ    ( ⊂、'          .'´ 、'  ヽ '´    ヽ , _. ..* '゙    
   ̄! i.」 ̄_) ` ̄       ,. * i ノノハ))キ〉i ノノハリl !            
   丶.__丿,-、 ,-、     。゙ 、_,从! ゚ヮノリ.从ー ゚.从リ ゙ *.        
        l L` '     ゚*: ´  ⊂i丞iつ⊂i丞iつ * ' ゚         
.最萌舞台 ヽ._ ゙ヽ        ゙ '* く/_|〉*.;く/_|〉          
         _ノ_ノ         。:*. し'ノ   し'ノ ゚ *:。     
  (`'ヽ,  _             ゚*:.、。,,..,.. . .. ..,,:。.:*゙    
,⌒ヽ..iiii ⌒ノ        
ヽ__,,-'''、__ン(`'ヽ.    
 `ー'( )_,i⌒ヽ.iiii.⌒ン  
, -,--、.ト、_ヽ__,,-''、__ラ  

999 :清き一票@名無しさん:2007/10/03(水) 22:11:00 ID:nONo/saN(1760バイト)
`ー(i--;ヽ__)=、(⌒ Y. ゙̄)          [[安心して。投票してあげる…]]
  '''''ン)、) /(   ノ!!! ⌒)._ (⌒ヽ、,-'⌒),_        
     ,ノー,(、`ヽノ''''' )、_ノ`(__,,ノ!!!`ー,-'_ノ⌒)-、  <<一ノ瀬野乃@ひとひら>>
    (~ !!!!`ヽ^ヽ,、ノ    (  ;'  ,!/ )ミ:::<'''__,)  <<好きなキャラ名@好きな作品>>
     `-' `ー'         `ー' `'`(  )、)
   , -、  夢一片           `'`'
 / │ r- 、       |    ,          /        !  ,   ', 
( _/! 、_ノ 「゙',-、     |    !  !  /   !   !    ヽ:.:.:  !:. :.!  :  |
   ヽ、_ ノ | L..    |    |  i  |    |:.:  |   .!   |:.:.:. :.:.|:.:.!:.|:.: .:  |
 ( ̄ヽ    ( ⊂、'    | !   .!  i  | :.  :! |:.:: |:.:. !:|:. :.:.|ハ イ 厂|`|:. .: /
   ̄! i.」 ̄_) ` ̄    V   /  i  | , 斗 f 弋|ハ. | V:.::/ z.斗rく /:.:.:.:/
   丶.__丿,-、 ,-、     |  |:.: .:| イ |∨,.斗テト 从 V  {ハ;;r} ./:.:/|
        l L` '     | :.八:. ⊥ ヽ| / {ハ_rリ       ゝ‐' {イ!: 八
.最萌舞台 ヽ._ ゙ヽ     | :.i:.:.:.:.| ∧::.::.:.ト ゝ‐ '            ハ:  \
         _ノ_ノ    /:.:.!:.:.:.:.\ ヘ:.:.:.|           〉     /:.:.:ヽヽ 〉
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,⌒ヽ..iiii ⌒ノ        |:.:|ヽ|:.!:.:.:.:.:.:.:|:.:.ト、     ` ´   ,.イ.:.!:.::./:.:./
ヽ__,,-'''、__ン(`'ヽ.    乂. |从:.:.:.:.从:.:| `  、 _     イ.:::/|イ从!し
 `ー'( )_,i⌒ヽ.iiii.⌒ン     V 从乂. V|       |¨ ´ ノ乂
, -,--、.ト、_ヽ__,,-''、__ラ

135む、むぎです…。:2007/09/30(日) 21:08:52
`ー(i--;ヽ__)=、(⌒ Y. ゙̄)          [[コードぱーんちっ]]
  '''''ン)、) /(   ノ!!! ⌒)._ (⌒ヽ、,-'⌒),_        
     ,ノー,(、`ヽノ''''' )、_ノ`(__,,ノ!!!`ー,-'_ノ⌒)-、  <<一ノ瀬野乃@ひとひら>>
    (~ !!!!`ヽ^ヽ,、ノ    (  ;'  ,!/ )ミ:::<'''__,)  <<好きなキャラ名@好きな作品>>
     `-' `ー'         `ー' `'`(  )、)
   , -、  夢一片           `'`'
 / │ r- 、       猫ぱーんちっ!             ,. -‐_¬
( _/! 、_ノ 「゙',-、                   , -‐  ̄f⊃ ̄ `ヽ.! ',
   ヽ、_ ノ | L..             / 二>'       -―‐  \|
 ( ̄ヽ    ( ⊂、'              | |/   <フ    二二二   \
   ̄! i.」 ̄_) ` ̄    \        !厶彡  ∧斗-―‐r‐-、      ',
   丶.__丿,-、 ,-、    \      /// ,.ィ: .:.:..:ヽ.\.:iヽ:.!|\     i
        l L` '      \     / / /.:.i..:i.:|ヽ.:.:!.::.!:.|斗<iハ.    |
.最萌舞台 ヽ._ ゙ヽ    ヽ   \   /    |:.:.「>z\∧/ ´{::::i} > ハ.    |
         _ノ_ノ      ヽ  \|    |.:ト〈 ト:::}       ヒrリ /.:ハ.   |
  (`'ヽ,  _             ヽ  \    |.:ト ゝ┘,        /.::.:.:∧   |
,⌒ヽ..iiii ⌒ノ            ∧   \ |.:.:ゝ   `       〈.:.:.:.:.:.:.:!  !
ヽ__,,-'''、__ン(`'ヽ.           !   |\!..:人   r ‐、   レイ::.:/   \
 `ー'( )_,i⌒ヽ.iiii.⌒ン            |  \.:.:>、 ヽ '  ,.ィi>'´      ヽ.
, -,--、.ト、_ヽ__,,-''、__ラ           / ,.>‐-ミ-`iー 彡 '´、r--z::::    /

999 :清き一票@名無しさん:2007/10/03(水) 22:11:00 ID:nONo/saN
`ー(i--;ヽ__)=、(⌒ Y. ゙̄)          [[コードあかいなあいうえお]]
  '''''ン)、) /(   ノ!!! ⌒)._ (⌒ヽ、,-'⌒),_        
     ,ノー,(、`ヽノ''''' )、_ノ`(__,,ノ!!!`ー,-'_ノ⌒)-、  <<一ノ瀬野乃@ひとひら>>
    (~ !!!!`ヽ^ヽ,、ノ    (  ;'  ,!/ )ミ:::<'''__,)  <<好きなキャラ名@好きな作品>>
     `-' `ー'         `ー' `'`(  )、)
   , -、  夢一片           `'`'
 / │ r- 、      
( _/! 、_ノ 「゙',-、    
   ヽ、_ ノ | L..   
 ( ̄ヽ    ( ⊂、'   
   ̄! i.」 ̄_) ` ̄    
   丶.__丿,-、 ,-、   
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.最萌舞台 ヽ._ ゙ヽ   
         _ノ_ノ   
  (`'ヽ,  _        
,⌒ヽ..iiii ⌒ノ       
ヽ__,,-'''、__ン(`'ヽ.   
 `ー'( )_,i⌒ヽ.iiii.⌒ン
, -,--、.ト、_ヽ__,,-''、__ラ

136む、むぎです…。:2007/10/02(火) 22:25:07

         _ ──-- 、        <<一ノ瀬野乃@ひとひら>> CV:川澄綾子 支援 イントロダクション
       ,  '          \
.    /             \    
    /        /  ヽ 、   ヽ    ttp://www.hitohira.tv/  公式HP
    |      / l // l l | | | i | l.|.    .ttp://www.hitohira.tv/files/op_hitohira_pv.asx 公式より、OPムービー
    | |  |  || |j_|_|/ /从j廾ナ | | |    ttp://www.hitohira.tv/files/ed_hitohira_pv.asx 公式より、EDムービー
.    | | | l从ナLlj | l'  /7アTV/     
    l| ||::ゝ Yイ辷l    ー" 彳l |    
.    | |::l l、l \     ゝ   /ヽ|ヽ     舞台は、芸術の道を志す若者が集う『熊鷹芸術学院』。
    |/:::|lゝ、l ljヽ   __   / /)| ).    緊張すると声が全くで出なくなると言う極度の上がり症であり、
    |:|::|:|、l:::j:::l丶、    /レlノ ' '     . 自分に全く自信のもてないネガティブな少女・麻井麦は、
    ヽ\|ヾレ、|    T            親友がそこに入ると言う理由だけでその高校に入ってしまう。
     r-ァ--yr'、    ヽ--ァ-ィゝ-、    . そんな彼女が、ひょんなことから演劇研究会に入部し、
    /    YヽYj、  ̄ヽ ─ Lヽヽ'、ヽ   . 文化祭の公演に出演することになってしまった!
   l     Ll l j        j_,| |v l   
   |      ヽj L_      メj,,Y  |.   演劇研究会の部長である一ノ瀬野乃、
   |   、  / l ‘   ヽ、j_/  \ ヽ.  同じく研究会の一員、西田理咲、桂木たかし、西田甲斐、
   |   |ヽ /        )-'    l    研究会と反目する演劇部の部長・榊美麗など、
   |   |/::       ヽ、     |   演劇に関わる個性的な人々との交流を通じ、
   |   |:::::::      __|ヽ    /.    麻井麦の成長を描く爽やかな青春ドラマ。




           ヽ      ',   <<一ノ瀬野乃@ひとひら>> CV:川澄綾子 支援 キャラ紹介
        /        !  ,   ',
  /   !   !    ヽ:.:.:  !:. :.!  :  |   公式キャラ紹介 ttp://www.hitohira.tv/chara/nono.html
  |    |:.:  |   .!   |:.:.:. :.:.|:.:.!:.|:.: .: 
  | :.  :! |:.:: |:.:. !:|:. :.:.|ハ イ 厂|`|:. .: /    ◆一ノ瀬野乃 (いちのせ のの) 
i  | , 斗 f 弋|ハ. | V:.::/ z.斗rく /:.:.:.:/.    
| イ |∨,.斗テト 从 V  {ハ;;r} ./:.:/     熊鷹芸術学院3年。演劇研究会部長。
  ヽ| / {ハ_rリ       ゝ‐' {イ!: 八     演劇部に所属していた頃は、榊美麗との二枚看板だった。
: :.::.:.ト ゝ‐ '            ハ:  \.  
ヘ:.:.:.|           〉     /:.:.:ヽヽ }.    常に冷静に場をまとめ、自ら先頭に立って研究会を引っ張る
:.>:.:.|         ,    /:.:.:!:.:.:.ノレ'    名実共に研究会のリーダーにして精神的支柱。
.:.:.:|:.:.ト、     ` ´   ,.イ.:.!:.::./:.:./.     弛まぬ努力を他人にも求める厳しい一面もあるが、
.:.:.从:.:| `  、 _     イ.:::/|イ从!し.     それは演劇に対する真摯な姿勢の表れ。
乂. V|       |¨ ´ ノ乂
 rく:ノ       ト、                  新入生麻井麦に、昔の自分を重ね合わせ、
::::\        {__:\ __   .            彼女の成長を心から願っている。でも、そんな熱意の裏には……
::::::::::::::\      ヽ∨:::::::::::: ̄::`:n_      
:::::::::::::::::::\ _   , |:::::::::::::::::::::::|!::|\    ◆イメージ画像
:::::::::::::::::::::::∧___  _|:::::::::::::::::::::::|!::|  ヽ   ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/a07ups/src/ups3229.jpg

137む、むぎです…。:2007/10/02(火) 22:26:12
◆<一ノ瀬野乃@ひとひら> 野乃さんのキャラというか過去紹介

強気で行動力があって頭もよくてスポーツもできる野乃さん。
ですが、そんな彼女も、高校に入学した当時は、友達もいない、成績だけが取り柄の寂しい少女でした。
現演劇部部長・榊美麗に声をかけられるまでは……。
 画像:美麗部長に誘われる野乃
 画像:??

美麗「違う自分になれて楽しいわよ?」
その言葉通り、始めは無表情だった野乃さんは、少しずつ感情を表に出せるようになり、表情にも笑顔が
見えるようになっていきます。
 画像:演劇の練習をする野乃
 画像:美麗との友情

辛い練習に逃げたくなったり、その都度美麗や仲間達に励まされたりしながら、ついには新歓公演の主演
まで任されるほどになった野乃さん。それは、野乃さんはもちろん、美麗達にとっても幸せな時間でした。
ところが……。
 画像:プリマヴェーラに選ばれた野乃


◆<一ノ瀬野乃@ひとひら> 野乃さんのキャラというか過去紹介 その2

ある日突然、声が掠れた野乃さん。病院に向かいましたが、医師からとんでもないことを宣告されます。
声帯麻痺で、無理に声を使い過ぎると、声を失うかも知れないと――。
 画像:医師の辛すぎる宣告
 画像:ショックの野乃

でも野乃さんは、演劇を続けます。例え声を失うかも知れなくても、美麗がくれた演劇はやめたくないから、
美麗がくれた演じる楽しさを捨てたくなかったから。
野乃さんは美麗に懇願します。もし自分が声を出せなくなった時は、フォローをお願い、と。
 画像:美麗に打ち明ける野乃
 画像:ショックを受ける美麗

しかしこれを聞いた美麗は激怒。
「治ってから出直してきな!」と、野乃さんを頑として舞台に上げません。
 画像:美麗の想い

しかし、残り半分もない高校生活を無駄にしたくないからと、野乃さんは演劇部を退部。理咲やたかし達と、
新しく活動する場所・『演劇研究会』を作ってしまいます。
そして春。この演劇研究会に、昔の自分と似た少女・麻井麦が入ってきた所から、物語は動き出します。

138保科智子支援 『思い出の街、始まりの朝]』:2007/10/05(金) 02:53:26
 偶然出逢えた誰かのお陰で、あんなに張り詰めていた自分が、信じられないくらい自
 然体で居られるようになったこと。
 がむしゃらに、頑なに、ただ故郷の街に帰ることだけを考えて勉強してきた自分が、
 いつしか友達と気兼ねなく過ごせるようになったこと。
 くり返し思いを馳せてきたこの場所で、そんな『奇跡』を、改めて実感する。
 つかの間の帰郷。見慣れた景色から新しい景色へと、着実に移りかわる街。それは
 もう、幼い頃――友達と遊んだり、走り回ったりしていたあの景色ではない。でも。

「かなり前から、藤田君に見せたかった……私の好きな景色や」
「さすがいいんちょ♪オレとのデートのために、こんな場所教えてくれるなんてさ」
「なっ、何調子乗っとんねん。私はただ入学式までの時間潰しに、思い出の景色をふた
 りで見ながら、適当な話でもしよかって……せやから……」
 あの運命の夜から、季節がもうすぐ二巡りになる頃。私は藤田君と、朝陽の橙に染ま
 った神戸の街を眺めている。誰も知らない植え込みの裏側。小さいころから何度も見
 てきた筈なのに、今日の街は、今までのどの思い出とも違う眩しい色だ。

「あれがオレ達のホテルで……ってことは、夜景見ながらキスした公園はあの辺か?」
「なんやの、その『オレ達のホテル』って。それに、あの辺はちゃう、もうちょい右や」
 ただ、輝く景色の中で、他愛もない話をする。すぐ下には全国有数の大都市が拡がる
 というのに、邪魔な喧騒や車の音は、不思議なほどに聞こえない。
 出会ったばかりの時は、なんやこいつ!と思ってた。
 会って早々、知った風な口を聞いてきて、変な親切押し売りしてきて、いじめよりもず
 っと嫌だった。正直、一時は学校に行くのも嫌になった筈だった。……なのに、どうし
 てなんだろう。ある時不意に、自分が藤田君を求めてるって気付いた。

 恋はいつだって唐突――そんな言葉を聞いたことはあったけど、本当にあっという間
 に、家でも塾でも学校でも、藤田君のことばかり考えるようになってた。
 落ちて、惹かれて、勢いのままに一線を越えてしまった私。
 ちょっと恥ずかしい素顔も、飾らない本音も、全てを曝け出せる二人の時間。
 ただこうやって、他愛もない話をするだけでも、心から幸せって言える。だけど……。

139保科智子支援 『思い出の街、始まりの朝]』:2007/10/05(金) 02:54:04
「聞きたいことが、あるんやけど……」
 この街を見下ろす場所で、ふと、口から出てきた言葉。
「えっと、藤田君は……どうして私のこと、好きになってくれたん?」
 そっと、小さく震えながら、声に出す。
 うじうじそんなことを悩むなんて、格好悪いなって思う。相思相愛なら、それでいいじゃ
 ないかって思う。なのにいつだって、自分に自信が持てなくて、訳もなく不安になる。

 鼓動が、片思いの夜のように苦しい。
 動揺、不安、緊張、罪悪感、恋心、嫉妬、そして、願い……胸の中に、色々な気持ち
 が溢れ出して、頭が真っ白になった状態で、固まったように藤田君を見つめる。
 恥ずかしい。後ろめたい。何より、藤田君に悪い。
 ずっとずっと、もう長い間傍に居るのに、どうして自分は、こんなことを考えてしまうの
 かなって思う。そんな自分は信じられないし、好きにもなれない。
 しかし、自分がどんなに否定しようとしても、相手は本当に信頼できる人だと分かって
 いても、ソレはずっと心の奥底に引っかかったまま。
 よく分らないけど、何故かいつになっても消えてくれなくて……。

「どうしてなんて言われてもなぁ……」
 うだうだ引きずり続けている臆病で格好悪い不安に、向き合ってくれる藤田君。
 しょーがねーなー、という、いつもの口癖を言う時の、面倒臭そうな雰囲気と、優しくし
 てくれている雰囲気の混じった、あの表情を浮かべて。

 私は本当に、心から愛されているのだろうか?それは、今の自分が本当に幸せだか
 らこその、贅沢な悩み。こんな夢みたいな時間だからこそ、目が覚めるように消えて
 しまうのが怖い。この思い出の街で、リアルな温もりを感じている今でさえ。
 くだらない、でも確かにある不安。そんな私に、彼は……
「はっきり言って、分かんねーんだよなー」
 なにげなく、でも顔を僅かに赤らめながら、呟く。
「いいん……智子のどこが好きって言われても、色々あってどう答えたらいいんだか、
 よくわかんねーんだよな。可愛いし、綺麗だし、あ゛〜何て言うんだろ〜な〜……」

140保科智子支援 『思い出の街、始まりの朝]』:2007/10/05(金) 02:54:29
 今更不思議に思う。転校したばかりの時は、あんなに戻りたかったはずの街。孤独な
 日々の中、この街を懐かしんでばかりいた私。それなのに、今夢見ていた故郷で、心
 が晴れなくて。そう、もう私の居場所は、神戸ではなくて……。
 終わってしまった淡い想い。それと引き換えに手にした、新しい想い。
 わけもなく意地を張り続けて、心が痛むほど壁を作って、友達も作らずに勉強を頑張
 って、周りから爪弾きにされても、どんなに温もりが欲しくても、クールな委員長を演じ
 て、弱音一つ吐かずに心の中だけで目を腫らして。
 もう今では、どうしてあんな孤独で我慢できたのか、不思議なくらいだけれど……。

「明け方まで、ベッドで色々話したの、覚えてるか?智子が初めてオレの家に泊まって、
 日付変わった頃に、『なして、こんなに優しくしてくれたん?』って」
 がっしりした胸板に顔を埋めて、泣いて、両思いになったこと。忘れるわけない。
 過去の色々な記憶の中でも、一番幸せだった夜。
「ぎゅうって抱きついてる智子の髪撫でながらさ、『こんなに可愛くて、綺麗な人が困っ
 てて、放っておくヤツなんていねーだろ。まして、それが好きな人なら』みたいな」
「もう、思い出させんといてよ、あんな恥ずかしいセリフ……」

「いや言わせたのはそっちだろ。オレだってくそ恥ずいんだぞ、ちきしょー。けど……」
 つい昨日のことのように、あの日の残像が浮かぶ。
 もう幸せ過ぎて、痛みも、悲しみも、全部忘れて真っ赤になった、初々しい記憶。
「傍にいたくて堪らない位好きだった人で、あんな本心聞かせてもらって……やっぱオレ
 にはうまく言えねーけど、とにかくあれからずっと好きで……こんなんじゃダメか?」
「いまいち伝わらへんかったけどな、ま、辛うじてオッケーかな」
「て、顔は照れまくってるよーな気がするけど……相変わらず素直じゃねーな、お互い」

 ずっと憧れ続けた街を、ふたり笑い合ってからもう一度見下ろす。吹き抜ける風に乗
 って運ばれてくる春の匂い。陽の光を受けて金色に染まる海。それは、直視するには
 とても眩しいけど、同時にずっと見つめていたくなる、そんな最高の景色だ。

「素直に……なった方がええか?」
「直せるなら直した方がいいんじゃねーの?出逢った頃に何度も言ってただろ、『神戸
 に戻った時は、普段の私に戻れる』って。その割にはさっきから……」
 変わってしもたんやから仕方ないやろ……そう、心の中で呟く。
 わいわい騒いだり、時には遊びに行ったり。そんなことが自然にできるようになってか
 ら、私の中での『神戸』の意味が変わっていった。シェルターのような、絶対に欠かせ
 ぬ存在から、普通の懐かしい故郷へと。
 二人一緒で、その絆を確かに感じられる世界。ありがちで馬鹿馬鹿しいけど、好きな
 人と過ごせる場所――それが、今の私の『神戸』になってしまったから。

 信じられないほどに、この場所から見下ろす街並みのように、移ろい変わりゆく自分。
 じんわりと、心の底から溢れてくる不思議な気持ち。
 ただの同級生から友達に、友達から恋人になるように。小さな頃は広く見えた景色が、
 いつしかビルに覆われ、古い家々が新興住宅へ姿を変えるように。でも、それは。

141保科智子支援 『思い出の街、始まりの朝]』:2007/10/05(金) 02:54:59
「あかん……もうこんな時間や」
「なんつーか、やっぱり楽しい時間は早く過ぎるんだな。もう『ゆっくり朝食』は無理だな」
 ただ寄り添って、朝の光の中で恋話していたと思ったのに。時計を見ると、式まであ
 と四十分ほど。『その辺の売店で何か買い食い→即直行』は決定のようだ。
「逢引のせいで入学式遅刻は……ま、それもいい青春の思い出になりそうだけど」
「って何言うとんねん、そういうのは『若さゆえの過ち』言うんや!」
 ただ、そう言いながらも確かに、『ここで二人でずっと居たい自分』もいたのだけれど。

「あ、でも、あと10分位は大丈夫だよな?」
「のんびりし過ぎはあかんから、長くて5分や」
「日の出を見ながらできるだけ一緒に居たいのに……委員長時代から変わんねーな」
「かなり変わった、言うたやろ。せやけど、あんたのせいで何十回も授業遅れたんやか
 ら……今かて少しは『委員長』に戻りたくなることもあるわ」

 どこかツンケン気味で、些細なことで言い争って。でも表情は、他人にも恋人同士な
 んだってすぐ分かるような甘い笑顔で。
 なにかと不安になっても、相手の気持ちが不安になっても、ついさっき思い出話をした
 時のように、ちょっとした言葉ですぐにまた大好きで幸せな気持ちに戻れる。
「にしても、やっぱりなんや名残惜しいな……」
「でも、だんだん行かないと遅刻するんだろ?委員長のくせにだらしないなw」
「もう私は委員長やないのに、こないな時ばかり持ち出してくるんやから……けど……」

 すっと瞳を閉じて、植え込みを抜け出す前に、甘い甘いキス。今までも、これからも、
 べったり嫌というほど一緒に過ごせるのだけれど、やっぱり止められない。
 てんでだらしがなくて、いつも気だるげで、一見面倒臭がりで、時々変態で、だけど私
 を元気にしてくれる、嬉しくしてくれる人と、何もかも繋がれる時間なのだから。

 感じた気持ち、伝わった温もりをはっきり残した身体で、同級生だった頃のように、閉
 じようとしている出入り口へとダッシュする私達。『委員長』だった頃には絶対に考え
 られなかった行為だけど、今の私はそれを焦りながら楽しんでる。
 れーせーに考えれば、なんというか、私の手を引いて走ってる人のせいで、堕落して
 るような、もう少し節度ある生活をした方がいいような、そんな気もするけれど。

 気持ち良い風と、祝福の桜の中、受付へと滑り込む自分。ただただ勉強を頑張ること
 が、高い内申と学力で、此処に戻って旧友と会うだけが目的だった自分とは違う。
 すごく生き生きした瞳で、心からいとおしい人と辿り着いたこの場所で、これから始め
 る4年間を思い浮かべながら、私は彼――浩之君に、最高の笑顔を向けた。


     ただあなたがいるだけで、そばにいるだけで、こんなに幸せになれる奇跡。
     だから、いつまでもずっと。
     YOUR’MY ONLY FEELING HEART…….


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