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汎用SS投下スレ

1SS★:2004/04/10(土) 00:48 ID:6jT3nF5c
エロパロ板の本スレに投下したいが、人大杉や規制で書き込めないとき用のスレです。
気付いた人が誘導するなり、コピペするなりしてあげて下さい。

2無礼度:2004/06/18(金) 19:29 ID:XD0JGr4U
携帯でSSを投下します一駄文書きなのですが、こちらにはジャンルやスレを問わず書いた上でスレの人に誘導をお願いしてよろしいのでしょうか?
投下に時間がかかると御指摘を頂きましたが、自分の携帯のコピー能力では一つの話を投下完了までかなりのレスを喰いかねませんので。
初心者に近く、右も左もわかりません。どうかご指導をお願い致します。

3SS保管人:2004/06/19(土) 00:54 ID:3VQ.OaGA
>>2
どうぞです。
投下終了時に誘導先のスレを書いてもらえば転載orリンク貼り致しますので。

思いっ切り書いて下さい。

4無礼度:2004/06/19(土) 17:05 ID:A3gp.0jA
レス&快諾有り難う御座います!!
では今後はこちらにカキコさせて頂いて投下という事で。
えーと、その場合は
「全レス数」
「投下先スレ名」
「コテハン」
等を明記した方が宜しいのでしょうか?
投下先は当たり前ですが。

5SS保管人:2004/06/19(土) 17:44 ID:6siOdmyU
>>4
全レス数:
 他にもこのスレを利用する人が出てくるようなら目安として必要になるかも知れませんが、現状では不要です。
 
投下先スレ名:
 必須。

コテハン:
 ご自由に。 保管庫への収蔵作業上、名乗ってもらった方がやりやすいですが。
 但し、複数のスレに渡っての共通コテハンは、個人攻撃の対象になりやすいという点だけはご注意を。
 (まあ、気の強い〜や幼馴染み、いもうと、姉スレなんかは兄弟スレなんで問題は無いでしょうけど)

6SS保管人:2004/06/19(土) 17:47 ID:6siOdmyU
あと、SSのタイトルを付けて貰えると収蔵が楽になるので嬉しいです。
タイトルを考えるのも手間が掛かるでしょうから、思い付いたときだけでも。

7無礼度:2004/06/22(火) 06:11 ID:KUuN4TW6
レス遅れて申し訳ありません。了解しました。


とゆーか投下先がバレてるのがなんとも(笑)。

8</b><font color=#FF0000>(bug9suXs)</font><b>:2004/08/30(月) 12:54 ID:LQNtzErA
■初めに;雑文SS書きの素養について

SSを書いて、発表するという事象がネットで起きるときの様々な現象を、
暇な折に随筆でも書くようにまとめて見た。
これらは単純な思考のあつまりであるが、私に続いてより精妙に考察するものが現われれば面白い。


■SS書きに必要な素質とはあるのであろうか。
それは何だろうか。この問題を分析するとき、まず架空の因子を設けてみた。
私はこれを東洋の伝統になぞらえ天、地、人と、気、心、体と名づける事にする。


天とは天分である。
地と発表の場である。
人とは努力である。

気とは気力である。
心とは萌えである。
体とは体力である。

9</b><font color=#FF0000>(bug9suXs)</font><b>:2004/08/30(月) 12:54 ID:LQNtzErA
■天地人と気心体とは何か

天、そもそもSSを書こうと思っていても、元々の才能が無いとロクなのが書けない。
それらは不断の読書によって培われた日本語能力と、元々知的活動に一般な因子、
つまりIQの高さからと、さらに豊かな想像力からなる。才能である。

これらを欠いたのが書いても所詮ゴミになる。

地、さらに発表の場が無いとそもそもSSを著すことが出来ない。
良い感想が得られる場所が無ければ、フィードバックして職人に動機が生まれない。

人、そして才能があってもSS書きとして努力したり、
技巧を身に付けたり、マナーを身に付けなければ、やはり良いSSは生まれない。

これらのSSを書く以前の外部及び恒常の環境が整い、さらに

気、二時間くらいSSを書くだけの気力が充実している。

心、心の中に萌えがあって、内的圧力として、その作品のSSを書くための動機が十分である。
また、SSを書くこと自体への快の作用(フィードバック)を求める精神が強い。

体、体に力が漲っていて長時間SSを書くのに集中して耐えられそうだ。

これらの一時的条件がある瞬間整ったとき、そしてそれらが複合した時、
初めて「神」と呼ばれるSSが誕生する。だから何れかの要素の量を欠いた際は、代数である数を代入するとき、
その変数の値の大きさでその積の値の大きさが上下されるように、出来が左右される。

10</b><font color=#FF0000>(bug9suXs)</font><b>:2004/08/30(月) 12:54 ID:LQNtzErA
■SS書きは次第に進歩するものである。

天地人が整えば、職人へのフィードバックが存在する余地がある。
フィードバックが存在すれば、創作のモチベーションは高まる。

フィードバックとは良い感想が来て、それで職人の「心」が高まる事である。
負のフィードバックとは故意の嫌がらせなどが来て、或いは正当な叩きが来て、
逆にモチベーションが減少する事象を言う。但し、いずれになるかは職人の気質にもよる。

一方、気心体は時間によって左右される偶然的なものである。
だから、出来不出来が重なる。だからその度に、フィードバックの量は左右される。
だが、SSは書けば書くほど練達するものなのである。だから、次第に職人の技量自身は、
それが譬えわずかにしても、着実に上昇していくのである。
少なくとも、客観的に見て、多くの場合は減少しないのである。

そこで、
一、天地人と気心体が整っているときにSSを書き続ければ、
職人のモチベーションは次々と高まり、相互作用が生じ、
結果さらに良作が次々生まれ、さらに職人自身もその技量が大いに成長する。
二、天地人はあって気心体がないときも、わずかながらモチベーションが促進され、
そして技量だけは相変わらず(個人差はあれ)増加していくのである。

つまりSSは次第に質が向上して行くものであるし、進化するものである。
読み手の側が環境を整え、正の極化を助けることができる。逆も亦可能。

11</b><font color=#FF0000>(bug9suXs)</font><b>:2004/08/30(月) 12:55 ID:LQNtzErA
■普遍的面白さと局部的面白さ

マンガや小説をみて人が面白いと思うのは、そもそもそれが人の無意識の
願望や快楽を満たしてやるからである。無意識を良い方に刺激するからである。
人は無意識の充足を求めるのである。

一般に人がマンガなどをみて、在る者は面白いといい、在る者はくだらないという。
それは題材に(例えば車に興味ないものに『頭文字D』がどうでもいいように)左右されることもあるが、
一方で面白い物は面白いと誰からも評価される作品もある。

そこで普遍的な面白さの因子と、個人差のある局部的な面白さの因子がある事が分かる。
普遍的面白さの因子とはあるものが快とするところであり、
局部的面白さの因子とはあるものは非常に快とするが、他は反って嫌悪する程のものもいう。
両者が衆人の望むところに合致すれば、良作と呼ばれるものが完成する。
さらに、個人の作品への興味と題材(格闘マンガか恋愛マンガか)への趣向が加わる。

■特殊性SSと普遍性SS

普遍的面白さの因子が多く、局部的面白さの因子が少ないSSは一般に評価される。
これを普遍性SSと取りあえず呼ぶ。普遍性SSはフィードバックの量も多い。
普遍的面白さの因子が少なく、局部的面白さの因子が多いSSは一般に評価されにくい。
これを特殊性SSと取り合えず呼ぶ。特殊性SSはフィードバックの量も少ない。

従って普遍性SSは極化が起こり易く、特殊性SSは極化が起こり難い。

■用語の整理

SSとは二次創作である。職人とは書き手である。神とは特に秀でたるものをいう。
極化とはある定まった性向に物事が突き進む事である。
フィードバックとは反応を促して相い作用を促す事である。

12</b><font color=#FF0000>(bug9suXs)</font><b>:2004/08/30(月) 13:31 ID:LQNtzErA
■フィードバックについて

フィードバックとはおためごかしではいけない。客観的な評価で無いといけない。
フィードバックとは嫌がらせであってはならない。良い物をわざと荒らして貶してはならない。
おためごかしが増えれば、職人に正しいフィードバックが左右されない。彼は慢心する。
嫌がらせが増えれば、職人はフィードバックの存在自体を嫌悪してしまう。彼はやる気を失う。
そこで極化を起こすのに相応しい「地」とは、いかなるものであるか。

第一に、客観的な評価が出来る事。第二に、管理が適当である事。

そもそも、客観的な評価をするには評価者に個性は必要ではない。
なぜなら、ネット上で個性を持てば、お互いに「馴れ合い」の人間関係が生じ、
正当なSSの出来の批評が出来なくなる。知り合いになってはならない。
逆に、個性など殆どない匿名掲示板であると、性根のねじくれたものが必ずいるものであって、
良い物を悪いといい、素晴らしいものを出来そこないといい、善良なものを邪悪と貶める。
そして匿名的掲示板ではこれらの正当な評価とは無関係な嫌がらせと、
客観的に評価した場合の批判的なフィードバックとの区別が極めて難しい。
従って、職人はフィードバックによって自身の力量を見極める事が極めて難しくなってしまう。

これは非常に難しい問題である。そもそも、フィードバックの物理量を増やすには、
(則ち閲覧者数を増やすには)、人が集らなければならない。
そして、人が集ると汚い蠅も入ってくるし、人間同士のいざこざが起こるのである。

そこで、若し良作を次々と生み出す「地」を作りたいと望むものがあるならば、
これらの矛盾を止揚した素晴らしい発表の場をつくらなければならない。

だが、一般に言って、普遍性SSや特殊性SSの高いものは、やはり評価されるものである。
見ているものは見ていて彼を美めるだろう。故に「徳は孤ならず、必ず隣あり」というのである。

13名無しさん@ピンキー:2004/08/30(月) 13:36 ID:LQNtzErA
死んでるスレなのでオナニーに使わせてもらった。
ごめんよ

14名無しさん@ピンキー:2004/11/04(木) 16:29 ID:7HiLhQAQ
氏んでんの?ここ

15名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 01:50:17 ID:5.v9cJGw
てすと

16名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 02:00:42 ID:5.v9cJGw
「痛っ…!」
 俺が押し倒したことで妹はフローリングの床に背中を強く打った。
 妹の眉が痛みで歪む。
 やった後で気付く「俺はなにをしてるんだ」と、酔いが一気に醒め妹の顔に目をやると、目の端には涙が滲んでいた。血の気が引く。
「お兄…ちゃん、どうしたの?」
 目を開けた妹は、心配そうに俺のことを呼ぶ。
「ごめん、…痛かったか」
「え…」
 さっきまであれだけ邪険に扱われ、あまつさえ押し倒されたのに妹は怒るどころか妹は俺の心配をする。
 それに俺は居た堪れなくなりすぐに立ち上がろうとした。
「む…お兄ちゃん!」
「なっ!?」
 だが、起き上がろうとした途端、俺の頭は妹に掴まれて抱き寄せられた。
「…ぇ」
 あまりに唐突なことで俺は少しの間思考がフリーズした。
 そしてさらにギュっと抱きしめられ顔の両端に柔らかい物があたった。フリーズが解ける。

17名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 02:01:22 ID:5.v9cJGw
「お、おい奈津美!? なにやってんだ!」
「あれじゃあ、さっきとおんなじだよ。抱え込むと解決するまで誰にも話さないのはお兄ちゃんの悪い癖、だからこうやって強引に聞き出さなきゃ」
「強引にって…これは、む、胸が…!」
 離れようとジタバタするが腕が完全に俺の頭を掴んで離さない。
 こうなったら妹の肩を掴んで────
 ムニュ
「あれ…?」
「お兄ちゃん…けっこう大胆だね」
 ムニュムニュ
 この柔らかいのは…
「あ、ああああああっ! いや違うんだよコレはその…」
「どう? 柔らかかった?」
「うん、…じゃなくてだな!!」
「最近またブラがきつくなったんだよね、だから今日はノー…」
「言うなぁ! てか離せ!」」
 何言ってんのコイツ、バカじゃねぇの! バッカじゃねぇの!? それかアホだ!
 兄に何はずかしめも無く爆弾発言してんだよ。いや、らしいといえばらしいんだけど。

「それはダメ」

18名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 02:02:01 ID:5.v9cJGw
「はぁ…?」
 さっきまでふざけていた妹の声が、真剣になった。
「離す前に、今悩んでること言って?」
「………」
 言葉に詰まる。
 妹と目が合うが、さっきの声と同様に真剣な眼差しで俺の目を見つめる。
 言いづらい。彼女が外国に行くのが寂しいから自棄酒してたなんて、とてもじゃないが言えない。
 なにかいい言い訳は無いかと口篭りながら考えていると、それを悟ったように妹が先に口を開いた。
「…私はさ、お兄ちゃんのこと好きだよ。男の人として大好き…」
「奈津美…」
 それは知っている。いつもいつも冗談のように言ってるけど冗談じゃない、妹の本音。
「でもさ、兄妹としても好きなんだ。だから、今のお兄ちゃんはほっとけない」
 俺の顔に妹の両手が添えられる。
「あ…う…」
 なんでだろう。今だけは妹が姉に思えた。
 今思えば、俺は妹の好意に気付いた時から妹ととのコミュニケーションを避けていたような気がする。それこそ兄弟としてのソレも。
 「そんなに言えないこと? お母さんにもお父さんにも言えないことなの?」
 「そんなことは、ないけど…」
 「私には?」
 でも妹は、そんな邪険に扱う俺にめげずに慕ってくれた。
 やりすぎなことも多々あったけど、今も俺を心配してくれる。

19名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 02:02:44 ID:5.v9cJGw
「ごめん…。少しだけこのままでいいか」
 妹の胸に顔をうずめる。
「…いいよ。お兄ちゃん」
 覆うように頭を抱かれて、どれくらいの時間かはわからないけど、妹の温かみを感じた。
「ん」
 いい加減離れようと頭を上げると、すぐに妹の腕が離れる。さっきまでとは大違いだ。
 外は夕暮れ、最後に見たときは朝だったような気がするがきっと気のせいだ。
「その悩みなんだけどさ、笑うなよ」
「笑わないよ」
「絶対だぞ」
「絶対笑わない」
「言ったな?」
「言った」
「…」
「んふふ♪」
 面倒だから割愛するが全部話した。ほんとに全部。
 彼女の留学とか、そのせいで寂しいとかetc
 で、その結果が
「あははは! お兄ちゃんってほんと可愛い〜」
 コレ。

20名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 02:03:21 ID:5.v9cJGw
 最初の口約束なんかどこへやら、妹は俺の目の前で爆笑している。
「なんだよ、悪いか」
「そんな寂しがりやなら家に帰って来たらいいじゃん。私は歓迎だよ。大歓迎!」
「自分から一人暮らしするって言ったのに、今更そんなことできるか」
 やっぱり言うんじゃ無かったとつくづく思う。後の祭りだけど。
「お父さんお母さんには私から言っといてあげるからさ、一緒にまた暮らそうよ」
「できるか。というか時間も遅いしそろそろ帰れ」
「しかたないなぁ、今日は泊まっていってあげるよ」
「なんでそうなる」
 妹の口端が歪む。
「お兄ちゃん寂しがり屋だし、誰かが傍に居ないと死んじゃうよ?」
「おまえなぁ…」
 俺が拒絶してもなんやかんや言って泊まるんだろうな。
 そう思いつつ俺は無駄な抵抗を続けた。

また来年。

21名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 17:32:29 ID:t02Fp1HE
「ここ、座ってもいいかしら?」
一つにまとめた美しい髪をなびかせ、美貌に笑みを浮かべながら
その女、ミドラーは承太郎の隣のイスに手をかけた。
フレンチをきかせた爪はラメが薄暗いなかにも光る。
「やかましい、あっち行け」
承太郎はあくまでそっけなくグラスの飲み物を口に含んだ。
その寒そうな格好の女はくじける様子もなく隣の隣のイスをひいて腰掛けた。
胸飾りを付けただけの胸はたわわに揺れ、
そして挑発的な視線を送るが承太郎は目もくれない。
「あのコが彼女、なの?」
「ウットーしいんだよ このアマ!」
目深に帽子をかぶる承太郎。
女医がいなくなったのを見計らったように登場したこの女に警戒の色を強めたようだ。
「随分年齢差あるんじゃない?承太郎…」
「てめー、オレの名前が承太郎だと、なぜわかった?」
「あら、さっきのコが呼んでたじゃない?」
大きく自己主張するように胸をたわませ、承太郎に向き直るミドラー。
「ねぇ…」
DJのマイク、絶え間なく響くアップテンポのBGMがミドラーの声をさえぎる。
ミドラーは胸の下で両手を組んだ。
形の良い胸が強調されるが承太郎は見向きもせず正面を見つめている。
フレグランスの芳香が承太郎を刺激する。
「ねぇ…ここじゃ落ち着いて話ができないわね」
「なんだと?」
「あたし…承太郎のことをもっと知りたいわ」
「何の話だ」
「どこか静かなところへいかない?」
「てめーいい加減にッ」
「二人っきりになりたいわ…」
「ふんッ…」
しばらくの沈黙。
やかましくBGMが鳴り響く。
時間にして十数秒の間があった後
帽子をあらためてかぶりなおし、承太郎はイスから腰をあげた。
「うれしい♪」
無邪気な声をあげて承太郎に細い腕を絡みつかせたミドラー。
さりげなくその承太郎の腕に胸をおもいきり押し付けながら。
「お待たせ、JOJO…って、あれ?」
女医が用を済ませて戻って来たとき、そこには承太郎の姿はなかった。
明るいところでみるその女はひときわ美しい。
モデル並みのグラマラスなスタイルと美貌、
豊満な胸の谷間もあらわに、細くくびれた華奢な腰まわりや
まぶしい太もももむき出しのその姿。
被覆率が極めて少ないわりに装飾品は数多く
その美体を彩っている。
だが承太郎はポケットに手を突っ込んだままで硬い表情を崩さない。
「ふふっ、踊らない?」
ヴェールの奥の美しい唇から出る声はややハスキーだ。
しなやかに細腕を伸ばすミドラー。
スラリと伸びた長く肉感的な足でリズムが刻まれ、
首筋に華を添える貝殻をあしらったネックレスがチリチリとなり
豊かな胸の膨らみはそれに合わせて大きく弾む。
その淫靡な光景にも承太郎は動揺することなくヴェールと頭布の間からのぞく
ミドラーの目を無言のままじっと見続ける。
彼女は視線を受け止めながら椅子に腰掛け
脚線の美しさをたっぷりと見せ付けるように真っ白い脚を組んだ。
「んッ……」

22名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 17:38:18 ID:t02Fp1HE
足首にはアンクレットが青白く光り、足の指には金色のペディキュアが明かりを反射する。
そんな姿ながら大事なところだけは黄色い薄布で隠されている。
そして承太郎を挑発的な視線で刺す。
「ふふっ……」
「……」
狂い咲いた花のような香りがさきほどのフロアとうって変わって静まり返っている部屋に満ちている。
ミドラーは間近に立つと口元のヴェールをめくりあげて湿った唇で承太郎に合わせた。
「んッ……」
整った顔立ちを静かに見据え口付けを受ける承太郎。
ミドラーは静かに体を沈ませていった。
ベルトのバックルに手がかかる。
豊満な肢体とは裏腹な力を込めて握れば壊れてしまいそうなほどの華奢な肩を
見つめながら承太郎はされるがままに任せていた。
すでに剛直にそそり立つ承太郎。
「あら…なかなかじゃないの…ふふっ」
膝立ちのミドラーは長く伸びた爪で口元のヴェールを上げて、舌を伸ばす。
先端を軽く舐めて意地悪く上目遣いの視線を投げかけて挑発する。
「キモチよくしてほしいんでしょ?承太郎…」
承太郎はあくまでクールだ。
「ふん、いやなことだな
逆に意地を張ってなにがなんでも気持ちよくなりたくなくなったぜ」
「ふふっ…強がっちゃって…」
承太郎を口に含んで包皮を舌で前後する。
唾液をたっぷり含ませた後、さらに先に軽く歯をあてる。
喘ぎながら熱く甘い吐息をもらすミドラー。
視線は絶えず上目遣いで承太郎を見やり、挑戦的に射抜く。
承太郎は帽子に手をやった。
「どうした?気持ちよくさせてくれるんじゃないのか?」
剛直に屹立するが射精の気配はない。
(なかなか…我慢強いわねぇ……)
さらに舌を落としていき裏まで責め立てるが状況は変わらない。
ミドラーの真っ白い頬はわずかに紅くなり、焦りを感じ始めた。
「ふふっ……」
内心の動揺を悟られないように勝気な笑みは崩さないままで
責め方を変えた。
それを剥き出しの胸の谷間に挟み込む。
肩を寄せてグッとそれに力を込める。
そして体をゆっくりと上下に揺らし始めた。
しかしそれでもいつの間に火を点けたのか承太郎はタバコをふかしている。
ミドラーは胸に収まりきらない先を口で強く吸いたてた。
並みの男ならぶちまけているその責めにも承太郎には通じず
怒張してはいるものの、全く射精する素振りはない。
胸をさらに寄せて擦りあげるように責めるが先を口の中で転がすように濃厚に責めるも
全く感じる様子もないまま不審な顔をミドラーに向けた。
「くわえたままですまねえが質問させてくれ どうしてさっき承太郎と呼んだんだ?
なあ 答えてくれ 子供のころ『刑事コロンボ』が好きだったせいか細かいことが気になると
夜も眠れねえ」
ミドラーは興ざめたように柳眉をしかめながら唇を離した。
こんなときにそんなどうでもいいことを、という表情だ。
しかし、気を取り直して承太郎を乳肉であらためてきつく締め上げ、
そして先端に軽く息を吹きかけた。
「だからさっき言ったじゃない…あの女が…」
「ふん…あの女はオレのことをJOJO、と呼ぶんだぜ」
「はっ……!」
「とぼけてんじゃねえ それにその声、
…女教皇のミドラー、だったな、もうバレてんだよ
また女医を危険な目にあわすわけにはいかねーからな
挑発に乗ってやったぜ」

23名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 17:39:06 ID:t02Fp1HE
ミドラーは妖艶に微笑んだ。
「野暮はいいっこなしよ…まずは楽しみましょ?ふふっ…」
多少計算が狂ったことは否定できないがそれでも
まだ想定内の出来事だ。
己の肉体を使って骨抜きにしてやれば承太郎を殺るチャンスは出てくる。
所詮はウブな小僧だ、と。
やさしく撫でつけ舌を這わし、かと思えば冷たく切って捨てるように
粗末に扱い罵倒する。
焦らして我慢させてから、立て続けに発射させる。
自由自在にいたぶってやろうとミドラーは被虐の表情を浮かべた。
なんといっても自分の崇拝者を灰として消し去り、
そして自分に地獄の激痛をもたらした忌むべき悪魔であるとともに
そのクールな表情はたまらなく自分の好みのタイプだという複雑な因縁の相手だからだ。
「野郎…面白くなってきたぜ…!」
「ふふっ……」
ドーン!!
「!?」
ひざまずいて承太郎を咥えていたはずのミドラーは突如ベッドの上に寝転がされていた。
(今のが…「世界」……?だと言うの…!?
時を止めた、と言うのッ!?
そういえばDIO様も時を止めて階段を登ってくる人を下に下ろす
練習をしていたわ…
まさかあたしも同じように時を止められた間に動かされた、と言うのッ!?)
動揺収まらないミドラー。
それを見透かしたかのように承太郎はスタンドを出した。
「見えたか? 気づいたか? これが悪霊だ」
スタープラチナはミドラーの長い足を持ち上げた。
「!?」
「あぁ…いきなり、そんな…ぁ」
媚を含んだ湿った声をあげて時間を稼ぐ。
「いきなり…?
いきなりと言ったのか?
この先はベッドでと言ったはずだぜ…
なにかに夢中になりすぎて聞こえなかったのとちがうか…?
ミドラーさんよ…」
承太郎は涼しい顔でミドラーの細い腰を抱き黄色い腰布をめくりあげた。
青い小さな下着を膝までずり下ろす。
雪のような白い肌とは対照的にたっぷりと水分を含んだ艶めく肉壁におもむろに押し込んだ。
「いくぜ、おい!
オラオラオラオラオラ!オラァ!」
ミドラーを責め立て突きまくる承太郎。
スタンドさながらの破壊力がある。
「っ!!!はぁッ!!」
ミドラーはたまらずに小さく悲鳴をあげた。

24名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 17:40:13 ID:t02Fp1HE
承太郎の首筋に手を回し首の後ろで手をつないだ。
鋭い爪を立てて力を込めたため承太郎の首後ろの薄皮が破け血が滲む。
しかしまだ妖艶な笑みを浮かべるミドラーにはだいぶ余裕がある。
中では温かく、そしてうねるように承太郎に絡みつくミドラー。
たしかに瞬発力がありパワーもある。
しかしミドラーが迎え撃てないほどではない、とみた。
「あー…ぁ…いいわぁ…承太郎、もっとぉ…」
貪るような嬌声すらあげる余裕がある。
「うふふ…それとも少し休憩する?」
挑発して消耗を早める手でもある。
しかし承太郎は帽子に手を当てた。
「やーれやれだぜ、休憩する必要はないな
お前があと一回呼吸するうちに終わる」
「あっハッハッハッ…」
ミドラーが何をバカなことをというような勝ち誇った笑いとともに
息を吐き出し、そして吸い込んだその刹那。
「スタープラチナ、ザ・ワールド! 時は止まる」
激しく、そして執拗に一点を突きまくる承太郎。
ミドラーは凍りついたように同じ表情、同じ態勢のまま
微動だにしない。
彼女に限らず周囲のすべてのものが動きを止めた。
動いているのはただ一つ、承太郎の腰だけだ。
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラァ!!
そして、時は動き出す」
「きゃ!…きゃひぃんっ!?
んくぁああっ…」
時を止めているときに注がれる快楽のすべてが
時が動き始めたときに一気に爆発した。
年下の承太郎をからかうようなミドラーの余裕の笑みは姿を消し
淫らに顔をゆがめ弓なりに背をまげて快感に溺れる姿がそこにあった。
「はぁぁああっ…ぁぁああっ…ぁっ…」
全身が快感を貫き悶えるミドラーに冷たく言い放つ承太郎。
「安心しな、手加減してある」
そそり立つモノを射精す前に引き抜いた。
「ダメぇ…抜かないでぇえ…」
残酷な仕打ちに悶えるミドラー。
「もうてめーにはなにもいうことはねえ…スター…!」

25名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 17:41:12 ID:t02Fp1HE
スタープラチナはミドラーの青い胸当ての上から正確に乳首を摘まみあげた。
至近距離からの弾丸すら指で捉えるほどの精密さを持つそのスタンドにとって
その程度はたやすい。
そして痛いほど硬直するその部分を軽く、あくまで柔らかく刺激を加える。
「あふぅっ!?…あぁっ……あ……」
「オラァッ!」
さらに承太郎が適度な強さでひねりあげるとミドラーは甘い吐息を漏らさずには
いられない。
カチカチに硬直するその性感帯を刺激され、恍惚の表情をうかべながら喘ぐミドラー。
「あああ!あぁぁあ…」
ドギャーーーーン!!
承太郎はさらに唇を硬く張り詰めた乳首に近づけ飾りの上から軽く噛んだ。
「んくっ…んふぅっ……あああぁっ!!」
痺れるような甘い痛みに下半身が熱を帯びて
承太郎を求めている。
両手をスタープラチナに押さえ込まれていなければ、
承太郎が例えみていようと自慰行為に耽るところだろう。
凄まじい快感に貫かれ、卑猥な声をあげてよがり喘ぐミドラー。
「ひぃっ…きひぃぃぃぃいっ……」
「行くぜ、おいッ!」
思い切り乳首を捻りあげられ、のけぞるように体を躍らせ
のたうつミドラーはすでに正気をほとんど失っていた。
その瞳はすでにいつもの気の強さをあらわす輝きは息を潜め
潤んで媚を売るようなものに変わっている。
さらにそこを指で握り潰すかのように力を込めた。
「きっ…きひいいいッ!!
体が疼く…疼くのぉお!
お願いぃい!」
快楽を求めて小刻みに体を震わせながら哀願するミドラー。
煮えるような欲望が体を焼き、
その視線はすでに承太郎の体の一点しか見ていない。
必死で体をくねらせるが彼女の華奢な体を押さえ込むスタープラチナは
びくともしない。
乳房だけが重たく揺れ、星の胸飾りが青く光る。
そして内股を締め付けるようにしてもどかしく刺激を求める。
「お願いぃ…イジワルしないでぇえ…もうダメなのぉっ!
…承太郎ォっ!お前のォっ…」
承太郎はとぼけたように耳に手を当てた。
「おまえ?」
「あ……あ…」
わずかに残ったプライドを熱い欲望が葬り去った。
「あなた様のぉっ…熱い、熱っいオチンチン挿れてぇえええっ!!」
承太郎は再び黄色い腰布をめくり上げた。
ミドラーが下に付けている下着は焦燥しきってじっとりと湿っている。
「やれやれだぜ…」
ゆっくりと承太郎は押し込んだ。
ミドラーは長い脚を承太郎に絡みつけ、もう離さないとばかりに力を込める。
すべすべした太ももの肌触りが承太郎に降りかかる。
「スタープラチナ・ザ・ワールド!」
湿った温もりと女の色香で充満する部屋が再び凍りつく。
壁にかかる時計の針は仕事を休み、冷蔵庫は低いモーター音を途切れさせた。
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!
そして時は動き出す」
「はふぅぅぅううっ!はううううっ!!」
ミドラーの敏感すぎる柔肉から膣、その奥の子宮に至るまで快楽が嬲る。
承太郎が数秒に渡って激しく突きまくったその力が
一気に襲い掛かるその瞬間、電流に打たれたような感覚がミドラーを包む。
が、時が動き出すそのときには動きがすでに止まっていて
絶頂に登りつめるには至らない。
衝撃と刹那の快楽、そして寸前のところで満たされない欲望に
拷問同然の焦らされているミドラーは打ち震えた。
目は潤み、両耳はこれ以上ないくらい充血した赤さを呈していた。
焦らされ弄ばれる感覚についにミドラーは自分で腰を振りはじめた。

26名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 17:42:26 ID:t02Fp1HE
が、冷酷にも承太郎は再び引き抜く。
ミドラーは黄色い頭布を振り乱し胸をブルブルと震わせて悶え狂い泣き叫んだ。
「お願いぃいいっ!欲しいのっ、欲しいのぉおっ!!
もう我慢できないいいいぃいいっ!!狂っちゃうぅうううっ!!」
実際時を止めずに承太郎が二突きもすれば
ミドラーは獣のような声を上げて愛液を撒き散らしながら
絶頂に達するだろう。
が承太郎は息も絶え絶えの白い肌と紅潮した頬というコントラストを描く
ミドラーを冷ややかに見つめるだけだ。
すがるような情けない視線をおくるミドラー。
ミドラーの秘所の奥の奥は火をつけられたかのように熱くなっている。
「ひどいぃ…ひっ…ひどいいいいっ…!!」
「いいや、慈悲深いぜ…発狂させないだけな」
悶絶するミドラーの腰布を承太郎は再びめくった。
体を痙攣させながらミドラーは腰をふって承太郎を求める。
胸当てからはっきりと乳首がうきあがるバストは汗を噴きながら激しくたわむ。
「イカせてぇ、気持ちよくしてぇええっ!!」
「やれやれ…流星指刺ッ!」
スタープラチナは正確、精密にミドラーの秘所の一番奥にある
肉襞に隠れたクリトリスを指で的確に突いた。
「くう、くううううううっーーーー!!!!」
わずか数回でも揉みしだかれれば腰が抜けるほど
昇天するだろうがわずか一突きではさすがにイけずに、
ミドラーは荒い息を吐きながら一瞬の快楽に切なく悶え狂い蕩かされる。
「イカせる気はないのッ!ないのねッ!?
こ、このまま生殺しで弄ぶ、そう考えているのねッ!?」
「ちがうね、おれが考えていたのはてめーが気持ちよくなりすぎた時
小便ちびられたら間近だからキタネねーなってことだけさ、ミドラー」
裏社会でもその名が高い暗殺者として知られる普段の彼女からは
およそ想像もつかない姿がそこにある。
超能力をもつ彼女にターゲットとして狙われたら最後、あるものは
切り裂かれ、またあるものは噛み砕かれ無残な最期を遂げる。
防御能力も高く刃物はおろか弾丸、さらにはダンプカーですら
「ダイヤモンドの奥歯」と称される鉄壁の防御に阻まれ
彼女の体には到達できない。
暗黒街でもその名の高い超能力者は増殖し続ける官能的な悦楽に身悶えるのみだ。
「お願いしますっ!お願いしますぅっ!!
あああっ!お、おかしくなっちゃうぅううッ!
なん…なん、でも、す、するから、いイカせて、イカせてぇええええっ!!!」
「やかましいッ うっとおしいぞォ!」
ミドラーは承太郎の機嫌を損ねないように口を閉じるものの、
呼吸は荒く、目は血走ったまま、生唾を飲み下し承太郎の下半身を物欲しげに眺めている。
焦らされきった秘所は絶え間なく脈打つ。
濡れぼそり光る。
「っ……ッ……!」
シミひとつない太ももを必死で震わせて、わずかでも快楽を得ようとする。
「お前が狂うのが先か、イクのが先か、
どちらが早いか試してみようぜ、というヤツだぜ」
承太郎はミドラーの膝に口をつけ、そして舌で舐める。
狂おしいほどに甘美に求めるミドラーはそれだけでも全身に鳥肌が立つ。
さらに女肉を味わうようにゆっくりと太ももに舌を這わせる承太郎。
苦悶に呻きつつも小刻みに体を震わせ続けているミドラーは
承太郎の舌の動きにかすかな安堵を浮かべた。
こすり合わせるためにピッタリ閉じられていた太ももを
少しずつ開き承太郎の舌を迎え入れる準備を始めた。
ミドラー自身も少しづつ口を開く。
真っ赤なそこからは我慢を強いられ続けたために発生する白く濁った
甘い蜜が泉からトロトロと流れ落ちる。
承太郎の舌は内ももへと侵入しながら上を目指してゆっくりと
しかし確実に突き進んでいった。

27名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 17:43:21 ID:t02Fp1HE
ペチョッ…クチュっ…
ミドラーは承太郎を怒らせることがないように
口を引き結んで今にも漏れそうになる歓喜の咆哮を飲み下していた。
「ッ……っ……っ!! ッ!!」
ついに舌は媚肉の入り口部分にまで到達した。
早く来て、と言わんばかりに腰を振るミドラー。
中までは侵入せずその周囲を舐めしゃぶる承太郎。
媚汁は絶え間なく流れ落ち、舌の侵入を、今か今かと待ちわびている。
「はっ……早くぅううっ…」
耐え切れず苦しげに呻くミドラーを冷めた目で見つめて舌を離す。
「それじゃあてめーは地獄の底で悶えてな!」
ビシッと指を指す承太郎。
ミドラーはなにかがキレた。
「触ってぇえええええッ!はぁああっ…はぁあああああっ…かきまわしてぇええええッ!!」
発狂寸前に追い込まれ、耐え難く焦らしぬかれたミドラーはわずかに
残った理性とプライドを完全に消し去り泣き喚いた。
押さえ込まれた両腕をなんとかほどこうと必死で暴れ、
ボリュームのある胸は激しく暴れ、腰を淫らに振り、下の口からは粘液を撒き散らす。
喘ぎ、呻き、熱い吐息、そして絶叫が交互に果てしなく響く。
絶え間ない刺激と、絶頂寸前まで連れて行かれ
そこからの急降下を味わいつくしたミドラーは凄惨な表情を浮かべてよがっている。
「二度とオレを狙わないと、誓うか?」
「誓うぅうううっッ!誓いますぅぅぅううううッ!!」
「オオオオオオオオッ!!
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!!!」
中が焼かれるように熱くなる。
「ぁああああぁあ…ぁああああッ!
承太郎ッ!承太郎ぅううううッ!!」
埋め込まれ、突き上げられ痛いほど仰け反り返り
呼吸をすることすら忘れたまま、
絶頂に達したときは彼女はすでにその意識を失っていた。

ミドラーが夜中に目を覚ましたとき承太郎はすぐに気がついて体を起こした。
「おい、どこへ行く気だ?」
ミドラーは気だるげに起き上がりシャワーを浴びるべく浴室に向かった。
「あたし…行くところがあるから」
「……」
熱いシャワーで甘い記憶と切ない疼きを流す。
「…スタンド使いは惹かれあう…か」

28名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 17:44:09 ID:t02Fp1HE
ステージはゲージで覆われ観客が乱入できないようになっている。
つめかけた満員の観客がすでに見世物が始まるまえからどよめいている。
そして極上の美女の登場とともに観客は総立ちになった。
胸に貼り付けるタイプのブラは星型でかなり小さく乳肉を半分以上露出させ、
腰からは黄色い布を垂らしただけでムチムチとした肉感的な
太ももの柔らかい曲線の長い美脚を見せ付け、
腹部には何もつけずくびれた腰を無防備にさらけ出す。
四方八方から彼女の肢体に欲情しきった男達のいやらしい視線が注がれる。
熱狂的な雰囲気に包まれすでに会場のボルテージは最高潮だ。
ほとんど全員が彼女の白い肌に痛いほど屹立させ昂ぶらせている。
「たまんねぇなー女あー!」
「見られて興奮してんのか、こら!」
「いい乳してやがる!」
欲情しきった視線があらゆる角度から突き刺さり無遠慮な野次が絶え間ない。
その彼女―ミドラーの頭髪をまとめ背中から腰まで垂れる黄色い布がスポットライトの光を
受けて光を振りまき、そこからのびる星をかたどった髪飾りが力なく揺れている。
「騒がしいわねぇッ!」
凄腕で知られる女スタンド使いはかけらほども動揺する気配はなく
整った顔立ちに冷笑を浮かべて観客達を一通り見渡した。
そしてフロアの異様な興奮状態、逃げ場のないゲージファイトという決戦の場、
男を誘うような淫らな衣装に注がれる熱い視線にも
下卑た怒号にも全く動じることなく悠然と受け流す。
並の女なら羞恥と恐怖で背を丸め身を縮めてしゃがみこんで泣き出すところだろう。
が、一般人の間では神出鬼没の暗殺者として知られ、
スタンド使いの間でも、近接戦闘はおろか遠距離操作でも屈指のパワーを持つと謳われた
彼女はむしろそんな異様な狂騒をむしろ楽しんですらいる。
「まさか、あんただったとはねぇ…」
素っ気無く言い放つミドラー。
「ワハハハハハハ」
壊れたように馬鹿笑いを放つ。
濡れて潤んだ視線を送るミドラーを意に介さず見返すポルナレフ。
その目には彼本来の明るい快活な光はなく半眼で、
片手には刀身のおれた刀の柄が握られている。
「覚悟できてるんだろうねぇ?」
ステップを踏み始めるミドラー。
豊かな乳肉をみせつけるように上下に波打たせる。
腰布が振幅しながらそよぎ、頂に星型の飾りをつけただけの
豊乳は音が鳴りそうなほど弾み観客を煽る。
ミドラーは素早くポルナレフに接近するなり体を反転させて
一瞬宙に浮き上がった。
上質のシルクでできた腰布が、頭布がその跳躍に伴い、たなびく。
目の前で彼女のTバックに到底納まりきらない尻をまともに見せ付けられ硬直するポルナレフ。
その隙を見逃さずポルナレフの頭部に長く美しい脚で蹴りを繰り出す。
「やぁッ!」
トパージュをあしらった青いアンクレットが鳴り
硬いサンダルを叩き込まれてひるむポルナレフに追撃を緩めず
「女教皇」の鋭い爪で切り裂いた。
ポルナレフは瞬時に体を引いて危うく直撃は避けられたが
浅く斬られて衝撃で吹っ飛ぶ。
体制を立て直し、呼吸を整えようとするポルナレフを
ミドラーは今度はしなやかに舞うように「女教皇」を水中銃に変えて攻撃する。
ポルナレフは「銀の戦車」で危うく払い落とす。
ミドラーは美貌に高慢な笑みを浮かべて腰に手を当てた。
そして悪戯っぽく蕩かすように笑った。
「ふふっ…踊らない?」
ぐっ…と上半身を前傾させると頭布がふわりと動き
ほとんど剥き出しにあふれ出す乳肉が波打つ。
会場の熱気と興奮は加速度的に増大し
悩ましげな肢体は目の前のポルナレフだけでなく会場の数千の観客をも挑発する。
そこにいる全員がこの生意気な女狐を想像の中で上から下まで嘗め回し
およそ考えられる限りの陵辱を尽くし泣き喚くほど犯しぬいていた。
全身に突き刺さる脂ぎった視線や浴びせかけられる野次などものともせず
ポルナレフに向けておもむろに近づいた。

29名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 17:45:43 ID:t02Fp1HE
「食らいなぁッ!」
空中に巨大なカミソリが現れるとそれはポルナレフめがけて飛んでいった。
ポルナレフは冷静にアヌビスで受け止めるとそれを弾き飛ばした。
「今ので…覚えたァッ!!」
スタンドが弾き飛ばされたのにあわせてミドラーも弾けとび尻餅をついた。
腰布がめくりあがり極小の青い下着が観客に晒される。
野獣の猛るような咆哮がわきあがったがミドラーは気にも留めず
素早くたちあがって態勢を立て直した。
「絶っ対に…負けないッ!!」
ポルナレフは二刀流でラッシュを繰り出してきた。
ミドラーは「女教皇」で壁を作りあげて攻撃を防ぐ。
防ぎきってはいるがそのパワーにじわじわ後退していくミドラー。
ポルナレフはさらにゲージを背負った本体に近づくなりおもむろに腹部を
蹴り上げた。
「ぐはぁっぁっ!」
ゲージに叩きつけられよろめくミドラー。
黄色い頭布で隠された背中は観客の目からは見えないが
痛々しく赤く腫れあがっている。
ミドラーは気を取り直して回り込んで距離をとる。
「残念だけど…死んでもらうわッ!」
華麗に腕を突き出すとポルナレフの立つ地面から車がとびだした。
風圧で腰布がめくりあがりその中の青い下着が遠慮のない視線に晒される。
ポルナレフは「銀の戦車」を出して弾き飛ばす。
それからミドラーはあまりに無防備すぎるほど優雅にポルナレフに向け歩みを進めた。
腰布が歩みに合わせて軽やかに踊り濃厚な色気がかもし出される。
突如空中に巨大なハサミがうなった。
ポルナレフはそれを「戦車」で迎え撃ったが、その隙にミドラーはポルナレフに接近し
強烈な蹴りを見舞う。
が、ポルナレフはもう一つの武器、アヌビスで脚をミドラーの脚をはらうと
彼女の頭布を掴んだ。
「とっておきのダメ押しというやつだッ!」
「銀の戦車」が剣をかまえると
ミドラーめがけて突きまくった。
「ウッシャァァァーー!」
ミドラーは勢いよく弾けとび、頭布はポルナレフの手の内に残り髪が乱れ自由になった。
「!?」
あれほど激しく突かれたというのに陶器のような肌には痛みはおろか傷一つついていない。
「ハッ!」
ハラリ、と切り刻まれた小さな布切れがステージに飛び散っている。
あわててミドラーは両手を胸の前で交差させた。
豊満過ぎる胸をかろうじて隠していたギラギラと青く光る星型の飾りが切り刻まれて床に落ちる。
ポルナレフはとりつかれたように笑い、片手におさまっている先ほどまでミドラーの
頭髪をまとめる役割を果たしていた頭布を「銀の戦車」で切り裂いた。
「フッフッフッフッ…なかなか鋭い蹴りだったが…
もう覚えたッ!」
口布で隠されていた真っ赤なルージュが彩る厚めの唇、
そして白い肌に紫がかった腰までの長い髪が流れ落ちる。
ざんばらになった髪が艶かしさを醸し出している。
ミドラーの細腕ではその見事なバストを覆い隠すことなど
到底かなわず、かろうじて先端の突起をカバーするに過ぎない。
相手がひるんだと見たポルナレフは「銀の戦車」の剣先を突き出した。
するとその先端部分がミドラーに突如向かってきた。
ポルナレフの奥の手だ。
反射的にかわして左手でかろうじて胸を抑えながら右手を突き出した。
「ハイプリエステス!」
「女教皇」は巨大な歯を持つ人の顔へと変わった。
数ある変化のバリエーションのなかでも最強の破壊力をもつのがこれだ。
大口を開けてポルナレフを飲み込もうとしたその瞬間。
「ぐえッ!?」
ミドラーの後頭部をなにかが襲った。

30名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 17:46:13 ID:t02Fp1HE
激しい衝撃に目の前に火花が散り思わずよろめき震える脚で踏みとどまる。
先ほど飛ばされた剣針だ。
刺さる角度ではなかったものの、突然鉄の塊に頭部を直撃された衝撃は
予想外に強くふらふらとうつぶせに倒れこんだ。
失神してもおかしくない一撃だったが、ミドラーは意識だけは失うまいと、耐えた。
ひんやりとした床の冷たさがむきだしの肌を襲う。
「ぐぅっ!」
乱れた頭髪の上から頭を軽く踏みつけるポルナレフ。
徐々に体重を乗せていく。
「うっくっ…うううっ……」
「やったッ!勝ったッ!しとめたぁッ!」
傲慢で挑発的な美女が足蹴にされ呻く姿に観客達はますますヒートアップしていく。
「犯せぇえっ!犯してやれぇえっ!」
「どうした女ぁっ!?それで終わりかぁっ!?」
ゲージにふれることができるほどかぶりついている観客たちはギラついた視線と
欲望丸出しの下品な野次を飛ばす。
「はっ…」
「んん〜!?」
ミドラーの苦しげな声にポルナレフは勝ち誇った勝者の笑みを浮かべた。
「ハイプリっ…」
空中に鉄骨が現れポルナレフめがけて降下した。
「うおッ!?」
慌ててバックステップしてかわすポルナレフ。
ミドラーは左手を鉄骨にかけて右手でユサユサと重く揺れ動く胸をおさえながら
ヨロヨロと立ち上がる。
髪は乱れ、ほつれ幾筋かが汗で額にはりつき苦しげに呼吸を乱して目を潤ませている。
異様な興奮、そして更なる期待とが観客席に渦巻く。
観客達は彼女のその手を払いのけかぶりつき
襲い掛かり、揉みしだき、吸い付き蹂躙する妄想を楽しんでいた。
足元がふらつくミドラーにポルナレフは「銀の戦車」で一気に切り込んだ。
「絶ーっ対に…負けんのだァァァァァーー!!」
振り乱した髪が視界を塞いだため顔を振って髪をどかしミドラーは斬撃を間一髪でかわす。
玉の汗がミドラーのくびれたウェストラインから飛び散る。
「ぐっ……」
左手で胸を押さえたまま右手を股間に落とした。
腰布、そしてその下着の紐まで切り裂かれ
その二つがハラハラとたなびきながら床に落ちた。
ポルナレフはそれをつまみあげた。
「ウッシャーーーァッ!!」
「銀の戦車」でバラバラに切り刻んだ。
光沢を放つ上質なシルクでできた腰布も
小さな青い下着もただの布切れと化した。
会場のテンションはひときわ高くなってきた。
ミドラーの後ろに席を取る観客達は豊かで張りのある極上の尻、
乳白色の滑らかな肌を目に焼き付けようと汗で光る肢体に注がれる。
尻はただでさえ肉付き豊かでただ立っているだけでも
まるで突き出されているかのように、男にせがんでいるかのようにそびえる。
また彼女を前から見る位置にいる観客たちは彼女の手で隠された部分をなんとか見ようと
撫で回すような視線を浴びせかける。
「手をどけやがれぇ!!」
「メス犬ぅ!見せろ!またひろげておマンコ見せろぉおっ!!」

31名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 17:47:54 ID:t02Fp1HE
肌を露出することには抵抗がないミドラーではあるが
それでも露出狂というわけではない。
セクシーで際どい衣装はむしろどんな男が襲ってきても
退けられるという自信、そして自分の美への圧倒的な自信からくるものだ。
そこには強い誇りこそあり圧倒的なスタンドの強さと
完璧な美しさを兼ね備えた自分への感嘆と崇拝の視線を浴びるのは快感ですらある。
しかし今のように全裸に剥かれ晒し者にされ、
欲情しきった視線を全身にまとわりつかれ這わされる羞恥と屈辱には耐え切れず
下唇を軽く噛み、頬は微かに震えていた。
剥きだしの胸と股間を両手で押さえながらジリジリと後退するミドラー。
「フッフッフッフッ…」
肩めがけて踏み込んできた一撃をミドラーは必死でかわした。
ピンチを迎えながらもあくまで反抗的な表情は崩さない。
容赦なく斬り込んで来るポルナレフにミドラーは両手が不自由でスタンドもだせず
ただよけることしかできない。
緊張で汗が額に浮かぶ。
絶え間なく続くラッシュに髪を振り乱し跳ね回りながら回避に集中する姿は
背後に陣取る観客達には扇情的に尻を振りたて男を誘う淫乱女にしか見えない。
「銀の戦車」とアヌビスの二刀流ラッシュをかわすのに集中していたミドラーに
本体のポルナレフが肩でおもいきりぶつけた。
「ぐふぅっ!」
胸を押さえていた左腕が衝撃を受け痺れ唇から苦痛の声が漏れ、弓なりに仰け反ってよろめいた。
必死で両手で股間と胸を押さえるのは彼女に残された最後の意地である。
痛烈な一撃に歯を食いしばって耐えている。
ついにゲージのはじまで追い詰められたミドラー。
その目と鼻の先の観客は背中を半分以上隠す長い髪や
くびれきった腰を舐めるように視姦しながらみずみずしい半球に艶めく尻を目で犯し続けている。
「犯すっ!!犯してやるぅううっ!!」
「ヤらせろ、ヤらせろぉおおっ!!」
激しい罵声への憤怒でミドラーの眉がピクピクと震えている。
ゲージさえなくこんな状況でもなければこの観客達を皆殺しするのに全く躊躇しないだろう。
「死ねぇッ!!」
「銀の戦車」の剣をグルグルと回し、そしておもむろに突きを繰り出す。
その必殺の一撃を回りこんでかわし、ポルナレフの懐に飛び込んだ。
防戦が精一杯だったはずの相手からの思いもよらぬ反撃に意表をつかれたポルナレフ。
ミドラーは全裸でいることなど感じさせない見下ろすような高慢で残忍な
笑みを浮かべた。
「食らいなァッ!」
そしてしなやかな右足を禁断の場所―股間に向けて蹴り上げた。
「はぁっ!」
禁じ手、裏技とも言うべきものだ。
「ああああああぁぁぁぁぁッ!!」
瞬間ミドラーはしゃがみこんで今蹴りをはなった足の甲を両手でおさえた。
ポルナレフの急所だったはずがそこにはアヌビスがあった。
切れ味こそなくなったとはいえ鉄をしたたかに蹴り上げた彼女の足は真っ赤に血が滲む。
「その蹴りは…覚えたぜッ!」
片方の膝を立て起き上がろうとするミドラーの鼻先にチャリオッツが突きつけられた。
ステージの光を受けて鈍く光る剣先。
赤いルージュも鮮やかな唇からは荒い吐息が漏れる。
「フッフッフッフッ……」
邪悪な笑みを浮かべながら近づいていくポルナレフ。

32名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 17:48:24 ID:t02Fp1HE
「オラァッ!」
すると突如一人の男がゲージを突き破り乱入してきた。
彼は身に付けていた学ランを脱ぐとミドラーの剥きだしの肩にかけた。
そして前を合わせる。
「早く車をだしな、逃げるぜ」
ミドラーは突然の乱入者にわけもわからずしゃがみこんだまま呆然としている。
「車を出せッ!」
「なんだァ〜!?承太郎ッ!」
ポルナレフが濁った目をむけるが承太郎はそれにかまわずミドラーをうながす。
ミドラーは左手で学ランをかきあわせたまま、右手を振り上げた。
「ハイプリエステス!」
承太郎はミドラーを抱え込んで車に飛び乗った。
「オラァッ!」
承太郎が身を乗り出してゲージに一撃するとその一角が粉々に砕け散った。
「…つかまってな」
荒々しくアクセルを踏み込んだ。
学ランを羽織っただけで呆然としているミドラー。
「助けて…くれたの?」
「ふん…ヤツにやらせるのはもったいねー、そう思っただけだ。」
ミドラーが笑顔に輝いた。
「ありがとう…うれしいッ!」
承太郎は前をむいて運転しながら
帽子をとってミドラーのむき出しの覆い茂る股間に帽子をかぶせた。
「やれやれだぜ」

艶やかな褐色の肌を持つ赤いフードをかぶった女は深々とタバコを吸い込んだ。
黒いストッキングに包まれた脚は見事な脚線を誇る。
真っ赤な口紅をつけた形のよい唇からタバコを離し紫煙をくゆらせた。
「鉱物をあやつる女が…磁力を帯びたらどうなっちゃうのかしら…
ふふっ…
DIO様…敵に寝返った裏切り者の始末、お任せください…」
女は天を仰いだ。

to be continued…
次回 「足がグンバツの女」

33名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 00:34:32 ID:VhZwXI3M
メローネ×トリッシュ
・トリッシュが※ふたなり化※しています
・相手の男を掘ったりするような描写はありません


それは徹夜明けの朝のことだった。
一晩かかって暗号の解析が済み、やれやれと眠い目を擦りながらベッドに倒れ込もうとした
メローネの部屋のドアを誰かが激しくノックした。

「メローネ! 開けて! 開けて!! お願い!!」

トリッシュの必死な声に、メローネは何事かとドアを開けてやった。
誰かに追われているのかと思ったが、部屋に入ったトリッシュはベッドに座り込んで荒い呼吸をするばかりで全く要領を得ない。
用がないのならベッドからどいてもらいたかったが、トリッシュはさんざんためらった後、小さな声を震わせて訴えた。

「こ、こんな事、メローネにしか相談できなくて……」
「何だ? 生理でも止まっちまったのか?」

メローネの下品な冗談にも反応せず、トリッシュは意を決したようにスカートに手をかけ、それをするりと脱ぎ捨てた。
おいおい、来てすぐにかよ? 参ったなぁ〜〜〜とやに下がるメローネの前で
彼女はそろそろとパンティーを下ろしていき……

「な……何だこれはァァァァーーーーッッ!!?」

女性には絶対にありえないものがそこにあった。
トリッシュの脚の間にぶら下がったものは、どこからどう見ても間違いなく男性のペニスだった。
ちょうど、お馴染みの可愛らしい割れ目のすぐ前にくっついている。
メローネに穴が開くほど凝視され、トリッシュは真っ赤になって股間を手で隠す。

34名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 00:35:24 ID:VhZwXI3M
「あ、朝起きたらいきなりこんな風になっちゃってて……」

自分の身に起きたあまりに衝撃的な事に、うつむいて涙ぐんでいる。
さすがのメローネも驚きのあまりしばらく呆然としていたが、持ち前のガッツですぐに気を取り直した。

「女の子なのにこんなのついてるなんておかしいわよね……メローネもこんなの嫌でしょう?」
「何を言うんだッ!!」

メローネは、今にも泣き出しそうな表情のトリッシュをいきなり抱きしめた。
その目は明らかにヤバい種類の好奇心に輝き、極度の興奮に瞳孔が開いていた。
徹夜明けということも相まって、精神テンションは最高潮だった。

「まさか……まさか生きているうちにふたなりに出会えるとはッ! 思ってもみなかったッ!
 しかもそれが君だったとは…… ああ、オレはなんて幸運なんだッ!!」

男女両方の性を持つ両性具有者は、「ディ・モールト神秘的だ!」と言うメローネの好奇心を掻き立てるものだったが、
さすがに今まで直接お目にかかったことはなかった。
だが、それも今の驚きと喜びに比べたら何ほどの事だろうか……!
そんな事など知るはずもないトリッシュは、メローネが自分を拒絶せず受け入れてくれたらしい事に
とまどいながらもおずおずと訊ねる。

「メローネ……あたし、こんなになっても変じゃあない?」
「変じゃあないともッ!!」
「よかった……」

今度は安心して瞳を潤ませるトリッシュは、メローネが淫蕩な笑みを浮かべたのに気付いていなかった。

35名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 00:36:41 ID:VhZwXI3M



医療用のような白いベッドの上でトリッシュは戸惑った顔をしていた。
メローネに『身体検査』と称して服を全て脱がされ、変化した身体を興味深そうに弄られているのだった。

「自分の身体の事なんだから……よ〜〜く知っておかなきゃあな……」

すらりとした脚を開かされ、改めて性器をまじまじと観察されるトリッシュ。
今の所、ここ以外に身体の変化はないようだった。
男性器としては小ぶりではあるが、一丁前に剥けているようだ。
とはいえ、亀頭の部分もまだピーチ味のグミキャンディのように可愛らしいうぶな色で、全くグロテスクな感じはしない。
さあどうやって苛めてやろうか、と考えながらメローネはそれを指先でつん、と突付いた。

「きゃっ」
「どうしたんだ? ちょっと触っただけで」
「あ、あんまりさわらないで……」

クリトリスに触れられるのと同じぐらいの刺激があるらしく、もじもじと脚を閉じようとする
トリッシュにかまわず、メローネは面白がってなおもそこを弄り続けた。
巧みな指で弄られ、血が集まって敏感になる感覚にトリッシュは身をよじった。
先端の割れ目から透明な液が滲み、垂れてきたそれを括れの周りに塗りたくるようにされて
思わず声を上げてしまう。
括れのところをぬるぬるした指で弄られるのがすごくいい感じで、もっと触って欲しいのに
メローネは限界まで勃起させたあたりで手を止めてしまった。
寸止めにされたペニスを持て余し、トリッシュは物欲しそうに荒い息を吐いている。

「ほぉ〜〜〜、おっ勃っても可愛いもんだな」
「だ、だめっ、こんなの見ないでよっ」

無遠慮なコメントと共にふたつの性器を舐め回すように視姦され、トリッシュは恥ずかしさに目をつぶった。
腰の奥がむずむずしてどうにかしたいのに、どうすればいいのか分からない。
さっきまでメローネがしていたように、自分の手でぎこちなく擦ろうとするものの
すぐに両手を頭の上に押さえつけられてしまった。

36名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 00:38:24 ID:VhZwXI3M
「ほら、射精したいって言ってみな」
「…………!!」

淫猥な言葉を強要され、トリッシュはびくりと震えた。 そんな言葉を口にするなんて……
メローネはにやにやしながらこちらの反応をうかがっている。
言わなければこのまま自分でも触れられず、生殺しにされるのだろう。
張り詰めた小ぶりな性器は疼いてたまらず、初めての感覚にもう限界を迎えていた。
ためらいながら唇を開く。

「しゃ、しゃせー……したいっ……」

早く自分で擦りたくてたまらず、トリッシュはその願いを口にしてしまった。
自由になった華奢な手でペニスを包み込み、擦り上げた。

「っうんっ……! あ、んあぁっ、なに、これ……いいっ……」

メローネとはまた違う、柔らかく熱っぽい掌での摩擦があまりにも良すぎる。
始めはお上品だった手の動きは徐々に荒々しくなり、露出した亀頭を指の腹でなぞり、茎全体を上下に激しく扱き出した。
切なげに眉を寄せ、耳まで紅潮させて自慰に没頭しているトリッシュをメローネは生唾を飲んで見守っていた。

「あっ、あ、あぁっ……んぅっ、んはぁぁぁ!!」

やがてお尻がきゅうっと引き締まり、可愛い声を上げてトリッシュは初めての射精を体験した。
充血した茎がどくどく脈打つのと共に、粘つく練乳のような、独特の匂いのする体液が飛び散った。
初めての感覚に恍惚とし、眼を潤ませて息を荒くしているトリッシュの手を取り
メローネは指先から垂れるそれを小瓶に移した。

「貴重なサンプルだ、ちゃんと精子があるか後で調べてやろう」

その妙に冷静な口調にはっと我に返る。
自分の恥ずかしいものを研究対象として扱われ、トリッシュはますます真っ赤になった。

「惜しい事をしたな、あれが初めての射精だったなら撮っておけば良かった。
 ……どうだった? たっぷり出して気持ち良かったか?」
「ば、バカっ……」
「それとも、こっちにオレのを出されるほうがいいのかな?」

37名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 00:39:42 ID:VhZwXI3M
ミルクを吐き出して萎えたものをちょいとつまみ上げて、その下の割れ目を確認すると
こちらもメローネを誘うように甘い蜜浸しになっていた。
色付いたおしべとめしべが上下に並んでいる様は、変わった形の花のように見える。
交互に舐めて可愛がってやりたいぐらいだったが、まずはこっちで味わおうとメローネはいきり勃った自身を取り出した。
挿入しながら前を弄りたいと思い、膝の上に座らせて後ろから挑む体位にする。
もちろん繋がるまでわざと時間をかけて焦らし、おねだりさせる事も忘れない。
先程からの艶事でしっとり汗をかいたトリッシュは何ともいえずいい匂いがして、
ようやくメローネを受け入れた内部は柔らかくとろけるようだった。

「おねがい……こっちも、あなたのでちゃんといかせてちょうだい……」
「言われなくてもそうするさ」

腰を掴まれていいところを雁首でぐりぐり擦られ、トリッシュは嬌声を上げた。
もう形まで覚えているような肉棒でかき回され、突かれているうちに
女の部分に刺激を受けたせいか、脚の間のものがまた触って欲しそうに勃起し始める。

(……ここも一緒にこすったら、あたしどうなっちゃうの?)

おかしくなってしまうほどの快感を予測し、期待にぞくぞくしながら
トリッシュはぴくぴく震える茎を自ら握って再び手淫を始めた。
メローネがその手に自分の手を添えて前を扱くのを手伝ってやると、トリッシュは満足げに甘いため息をついた。
男と女両方の快感に襲われ、我を忘れて腰を振りよがっている彼女にどっちが気持ちいい?と
聞いてみると、今度は恥らわずに素直に答えた。

「どっちも……気持ちよくって……い、いいのぉっ……」

トリッシュも自分と同じ快感を得ている事に満足感を覚え、メローネはいたく充実した気持ちでたっぷりと射精した。



けたたましい着信音でメローネは目を覚ました。
はいもしもし、とおぼつかない手で携帯電話を取るとギアッチョの怒鳴り声が耳に響く。
ブラインドの外ではとっくに日は高く昇っていた。

「いつまでも寝ぼけんな! 解析済んだのか? 早くデータ送って来い」
「聞いてくれッ、トリッシュにオレと同じのが生えてたんだよ! でも夢だったんだ、惜しい事したなあ〜
 お前さえ起こしてくれなかったらもっとイイ事できたのになあ……」
「……何言ってんのか全然分かんねーし分かりてーとも思わねーーッ、リゾットに代わるぞ」

メローネはギアッチョの代わりに、リゾットに今見た夢の話を語って聞かせた。
短気なギアッチョとは違い、微に入り細を穿った話を最後まで聞いたリゾットは、最後に一言だけ
「……疲れているようだからしばらく休暇を取るといい」という嬉しい知らせを口にして受話器を床に叩きつけた。

<END>

38名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:16:27 ID:.xGCpjtg
蛇口をひねり、お湯を風呂桶にため終えたころだった。
「ひゃっ」
思わず声が出てしまった。キリの手が、ほんの少しだけ動いたようだ。
たったそれだけなのに、今までとは全然違う反応を見せてしまってエルーはバツの悪い感じが胸のなかにあった。
とりあえず目の前のお湯を肩から、少しずつ全身を濡らすようにかける。後ろにキリがいることも忘れず、首筋にはなるべくかからないように注意を払ったつもりだった。
「っと」
「あ、すみません、お湯かかりましたかっ?」
「いや、気にしなくていいよ」
「服にかかったら大変ですもんね」
「いや、洗濯前の服だからこれ。っていうか今さら今さら」
キリの言葉にそうでした、とあはははと笑ってしまった。そして、同時に本当に彼が後ろに立っているのだということを改めて認識した。
「じゃ、じゃあシャワー流しっぱなしにしてもいいですか?」
「へ? いいけど」
万一でも、何か恥ずかしい音が聞こえたら嫌だなと思ってシャワーの温度を調節して出しっ放しにする。暴れないように、自分の足でえいやっと踏みつけておく。
「背中……」
「え?」
キリがなんでもないと誤魔化した。エルーもそれ以上は追及しなかったけれど、気になる。
――背中、背中、何か変だったかな?
エルーはわずかに首をひねりながら、身体を洗い始める。今まで両手を使って洗えることはなかったので、これは本当に気持ちが良かった。
こうして力強く、マッサージをするように念入りにごしごしと肌をこすって洗う感じがたまらなかった。
そのおかげか血の巡りが良くなり、段々身体のなかから温まってきた。自分の肌に触れているキリの指先がいつもより温かくいや熱く感じてきた。熱いけれど、離したいと思うような不快でもない。
彼の手が置かれている首筋が、くすぐったいというか心地よいというか不思議な感じがした。
――あっ、湯桶じゃなくてシャワー使ってれば……。
湯桶でかぶるのではなく、弱めのシャワーを使えばお湯はそうはねない。最初からそうしていればキリにかかったりすることもなかった、とエルーは今さらながら気づいた。
ちょっとしたことだが、それなりに肩を落とした。これからそうすればいいか、とすぐに気を取り直す。
足で押さえつけていたシャワーを手に取り、少し勢いを弱めて身体にかけていく。ついでに髪を濡らそうと、いやその前にキリに一言断りを入れておくことにする。
「これから髪洗うんで、シャンプーとか指にかかるかもしれません」
「あ、ああ」
キリが言いよどむ。エルーもいちいち一言ずつ声をかけていくのが、気恥ずかしいというかこそばゆい。ひとつひとつ答えが返ってくるのが、嬉しい。
どうしたんだろう、フフッとエルーは微笑んで首をちょっとだけすくめる。

39名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:17:26 ID:.xGCpjtg
「あ、あのさ」
「は、はい」
「髪洗うの手伝おうか?」
「へっ」
キリの突然の提案だった。早くものぼせてきたのだろうか、自分の顔が熱い。
エルーの頭のなかがぐぅるぐぅる渦巻いているようで、同じように舌もよく回っていない気がする。言葉がのどまで出かかっていそうで、ごくんとつばを飲み込んで落ち着かせる。
「お、お願いします……?」
ようやく出た言葉がそれで、エルーは固まった。それから、ゆっくりと後ろを振り返るのとほぼ同時にキリがぺたんと床に座った。思わずきゅ、ばっとエルーは真正面を向き、姿勢を正してしまう。相手は目隠しをしているのに、まともに顔を合わせられない。
「あ、あのさ」
「は、はひ」
「前見えないから、シャンプー、髪につけるのはやってくれない?」
「あ、はいはい!」
エルーがぎゅっぎゅとシャンプーのノズルを押し、手のひらにそれをためる。すっと自分の髪にのせ、のばして、指を立てて泡立てる。
そこでこつんとキリの指がぶつかったのがわかって、反射的に彼女は右手を引っ込めてしまった。宙を浮いたその手は行き場を探し、落ち着いた先は自分の太ももと膝の裏だった。
エルーの首筋にまだキリの指の感触があるので、空いている右手だけで彼女の頭髪を優しく撫でる。エルーは彼の手にぶつからないよう、自分の左手で残ったスペースを洗いたてた。
傍から見ればおかしな光景だ。銭湯で似たようなサービスがあったかな、と思うけれどエルーはされたことがない。
キリの指先は優しかった。繊細で器用な手先を活かして、エルーの右頭部を丁寧に洗髪してくれる。触っている彼の指が思いのほか硬く、女の子の自分とは随分違った。
――この手、この指で色んなものを作ったり……私や色んな人を救ってくれたりするんだ。
それを1人占めしているようで、ちょっぴり贅沢な気分だ。それに手を繋いでいる時とはまた感じ方に差があり、今一緒に自分の頭に触れているのでよくわかる。
そう優しいけれど、何か切なくなるこの感じをエルーはつかみそこねていた。
それからキリの左手も参戦したのを、また指同士がぶつかったので気づけた。エルーは両手を下ろし、黙って洗われることにした。こてんと後ろに首を傾け、キリに預けてしまう。しゃかしゃかと動く指が、今までにない安息を感じさせてくれる。
「ん、シャワー」
キリにそう言われ、エルーは名残惜しそうにシャンプーの泡を洗い流した。左手は離れていくけれど、右手はつむじから首筋の背骨をそってまた肩の辺りに置かれる。エルーはその手を取って、キリに立ち上がることを促した。
「湯船につかりますんで」
「うん」
重なり合った2人の手は指先だけ絡めて、転ばない程度でほんの少しだけ足早に歩いた。

40名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:18:33 ID:.xGCpjtg
ちゃぷ、ちゃぷんと足の先を沈めて湯加減を見る。丁度いい感じだ。
エルーは思い切り、ざぷんと湯船に身体を沈めて足を伸ばした。
「う〜〜〜、はぁ」
このお湯に全身が包まれる感覚。久し振りだな、とエルーはまどろむ。
「あんたオヤジくさいぞ」
「失礼なこと言わないでください」
ぷん、とエルーはすねるように頬を膨らませる。キリの吹き出す声も聞こえた。
「……」
シスターはトロイ感染者だ。他の人からの極力接触を避け、何をしなくても避けられる。
肌がむき出しになるお風呂の時なんて、誰かと一緒に入るなんて考えられないことだ。1人旅の時は宿に泊まることを選ばず、野宿した時もある。人にしかかからない病だから、お風呂に入れない時は川の傍でこっそり水浴びをするのがその代わりだった。温かなものなんてなく、トロイにかかった人の肌やシスターを見る殆どの目と同じように冷たかった。冷たいばかりだった。
トロイになる前は、お風呂を家族と一緒に入って団欒していたことを思い出す。温かな湯気に包まれた、優しい笑顔に満ちた記憶。幼い頃、両親に髪を洗ってもらうのが凄く好きだった。
泣きたくなる。
「キリさん」
「なに」
「ありがとうございます」
だけど、今一緒にいられる人がいる。
さっき彼が髪を洗ってくれた時、両親のことを思い出したけれど、その指や洗い方はぜんぜん違った。気持ち良いのに、なんだかこそばゆかった。
「……いきなり何だよ。ていうか、あんたオレに謝るかお礼ばっかり言ってない?」
「私の気持ちですから」
「ふーん」
照れ臭くなって、エルーはこぽぽと口をお湯につけてしまう。
「キリさんの手って凄いな、って改めて思って」
髪を洗ってもらったことがそんなに嬉しかったのか何なのか、その時に思ったことを言葉にしたくてたまらなかった。それに彼の手は本当に沢山の人を癒し、力を、勇気を、希望を与えてくれる。
「髪洗ってもらった時、なんか贅沢な気分でしたよ」
「んなことねーって。オレの手より、あんたの背中の方が凄いと思うね」
「せ、背中ですか」
見えてないよね、なんだろうとエルーが自らの背中を見ようと湯船のなかでばしゃばしゃ動く。
「オレが街のなかで絵とか彫刻とかしてる間、あんたはずっとトロイの治療をしてたんだろ」
「治療だなんて」
トロイは完全に治る病ではない。シスターが出来るのは、ほんの少し時間を与える為に患者の毒を肩代わりする程度だ。
「シスターってことで色んな風に言われたり、見られたりしたんだろ。なのに、ずっとシスター続けて、凄いよ。オレなんかには絶対出来ない」
「そんな。私がシスターをしていたのは、それしか出来なかったからです。間に合わなかった時だって……!」
「それでも、あんたは自分を捨てないで続けてこれたんだ。ずっとずっと、ほんとに色んなもの背負ってさ」
背中合わせにキリが素直に称賛してくれるのは嬉しかったが、エルーは心地悪かった。申し訳ない気持ち、無力な自分がどうしてもぬぐえない。

41名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:19:20 ID:.xGCpjtg
「オレはあんたを不幸にさせない」
エルーはハッと顔をあげ、少しだけキリの方へ首をひねる。顔は見れない。
「これからもやっぱ旅先々でシスターのことやトロイで言われていくんだろうけど、せっかく一緒にいて、手を繋いでいるんだ。もうあんただけの重荷にしないで、オレにも背負わせてくれよ」
きゅっと肩越しの手が動く。
「これ以上、キリさんに迷惑かけるわけには」
「迷惑じゃないって。ていうか、何を今さら。こんなこと言わせんなっつーの」
「あ……すみません」
「また謝る」
エルーはぶくぶくと湯のなかに沈む。こういう話になると、どうしても後ろ向きになってしまう自分が嫌だ。
「とにかく、もうあんたは1人じゃないんだから。そこんとこよろしく」
「……はい」
マーサに拾われて、シスターとして生きることを決めて、沢山の人に出会ってきた。救おうとしてきた多くの人に避けられ、距離を置いて、自ら遠ざける。どんな間柄の人間であってもそうしなければならない、触れれば感染る不治の病。
いつかシスターとしての限界を超えて発症することも、当たり前のことであったのに、頭の上では覚悟していたのに、いざその瞬間になれば恐ろしかった。この世界から文字通り消える。骨も何も残らない。自分を知るものがどれだけいたか、その人達は自分の死をどれだけ悲しんでくれるだろうか。もしかしたら消えたことすら気づいてもらえないかもしれない。
「はい」
エルーはキリの言葉をかみしめ、ゆっくりと反芻する。

42名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:20:34 ID:.xGCpjtg

シスター同士でも触れ合うことに躊躇われるというのに、彼は迷わず苦しんでいたエルーを拾い上げた。とっさの行動でシスターとは気づかなかっただけかもしれない、いや彼はそうであっても躊躇わなかっただろう。
そういうことなどから彼を馬鹿だ、青臭い、理想論ばかりと片付けることは簡単だ。こうして彼の温かな手に触れている間にも、世界で多くの人がトロイで亡くなっていく。元よりシスターの数が足りない、完全な治療にはならないことから救世主は待ち望んだ存在だった。
それなのに、たった1人のシスターであるエルーを救い出し、それだけに一生懸命になってくれている。どうかしている、事態は一刻も争うだろうに悠長過ぎる。理解が足りていないのかもしれない。ただファルゼンが全滅してしまったから、護衛をつけて、自分達も強くなろうという考えは間違ってはいない。
けれども彼女も、世界もまだ救われていない。それだけが事実だ。
だけど、一般市民Aだった彼にいきなり世界を救うかもという重荷は厳しすぎる。彼にはまだ世界が見えていない、目の前のシスターを救い出すだけで手一杯でいる。それだけでも取りこぼしそうなくらい、彼はつたない。
今はまだ彼の行く末を見守っていよう。おかしい? 甘すぎる? 彼が今取っている行動はいずれ様々なカタチでの責任となってのしかかるだろう。悪く言えば今までのツケがのしかかるということであって、本当にこれから先、彼の未来には何が待っているかわからない。最悪すら、今では考えられないほどに想像を絶するものかもしれない。

一緒にいよう。それが許されている限りでいいから、この手が分かつまで。

「はい。ありがとうございます」
エルーはキリに応えた。彼はお礼と謝ってばかりと言っていたけれど、それは彼ばかりでなくこの世界や今まで出会ったきた人達、そして自分自身にも向けて言っていたのかもしれない。
「……そろそろあがりますね」
「もう、か?」
「これ以上入ってたらのぼせちゃいます」
エルーはあははと笑い、そう言って湯船のなかで立ち上がる。彼もそれに合わせて立ち上がったことを、首に置かれた手の感触でわかる。
この頭の熱さはのぼせそうなだけじゃないから、笑って誤魔化した。笑うより嘲うの方が近いかもしれない。
いつからだろう。世界や他の人達にかけていた心が、すぐ後ろにいる少年と自分の方ばかりへと移りいったのは。

43名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:21:29 ID:.xGCpjtg
「これから髪洗うんで、シャンプーとか指にかかるかもしれません」
「あ、ああ」
キリが言いよどんだ。
いちいち断りを入れてくれる彼女の気配りに、意識して動揺しているみたいで恥ずかしい気がしてきた。
「あのさ」
肩に置いた手にかかる濡れた髪の感触、その下に続く彼女の背中に何か思うがあった。そう、ひとつでも彼女の労をねぎえたらと思った。
「は、はい」
「髪洗うの手伝おうか?」
いやらしい気持ちなんてない。
「へっ」
突然の提案だったし、断られるかなとキリはすぐに諦めかけた。相手は年頃の女の子だ。流石にそんなことさせてくれるわけがない、むしろ変に警戒させてしまったかなと心のなかでため息ひとつ吐いた。
「お、お願いします……?」
エルーの戸惑いを見せるような、了承の言葉を聞いてキリは何かを思う前にどすっとびしょ濡れの風呂場の床に直に座り込んだ。
彼女の肩に置いた手の、指の力が思わず入ってしまいそうなのをこらえた。ツッコミを入れた方がいいのだろうか、なんて自分から言い出しておいてそれはないだろと言うのもおかしい。
「あ、あのさ」
「は、はひ」
「前見えないから、シャンプー、髪につけるのはやってくれない?」
「あ、はいはい!」
彼女がぎゅっぎゅとシャンプーのノズルを押し、手のひらにそれをためるような音が聞こえた。それを髪にのせ、のばして、指を立てて泡立てるのも音でわかった。
キリは意を決し、空いた手の方で彼女の頭に触れる。
手で頭の形をさぐり、離さないようにしっかりとつかもうとする。その時、こつんと彼女の指がぶつかったのがわかった。それがすぐに引っ込んでしまったのを、キリは少し残念に思い、なんで!?とその思ったことに対してまたツッコむ。
とにかく、とキリは彼女の髪をわしゃわしゃと洗い始めた。こうやって他人の髪を洗うなんて初めてのような気がする。幼い頃、両親に洗われたことはあった気がするけれど自分が両親にしてやった記憶はなかった。
傍から見ればおかしい光景に違いない。それでもキリは出来るだけ優しく、丁寧に、髪を洗う。おかゆいところはありませんか、なんて冗談も言い出せないくらい必死だった。
――この髪、毎朝いっつもハネてるよなぁ。
他人のことは言えやしないが、とキリはクスッと笑った。シャンプーしている間でさえ、髪がハネようとうずいているのがわかる。
片手だけでは難しくなってきた。なんとなくバランスが悪い。彼女の髪には触れているから、首のところに置いた手は離しても大丈夫だろう。
キリは両手を使ってエルーの髪を洗い始める。彼女の指にまたぶつかったのを追うけれど、どこかにいってしまったようだ。残念に思う自分に首をかしげる。
それからエルーがこてんと後ろに首を傾け、キリに預けてきたことに驚いた。硬直しないで耐えるまま、無心にしゃかしゃかと指を動かした。もうどこかヤケが入っているのは否めない。
「ん、シャワー」
いっぱいいっぱいのキリはそれだけ言うのが精一杯だった。彼女がシャンプーの泡を洗い流してくれると、ほっとしたのも事実だった。
キリはまず左手をそっと離し、右手は離さないようにつむじから首筋の背骨をそってまた肩の辺りに置く。決していやらしい意味でも目的でもないけれど、危うく鎖骨の方まで滑っていきそうになったのは目隠しのせいだ。そういうことなのだ。
頭を少し持ち上げた彼女はその手を取って、キリに立ち上がることを促してきた。
「湯船につかりますんで」
「うん」
会話はそれだけで、彼女が今何を考えているのか全くわからない。重なり合った2人の手は指先だけ絡めて、転ばない程度でほんの少しだけ足早に歩いた。

44名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:22:35 ID:.xGCpjtg
ちゃぷ、ちゃぷん、ざぷんと湯船につかったような音がした。お湯があふれてくることはなさそうなので、キリは手の位置を組み替えつつ湯船に背中を預けるように座り込んだ。
「う〜〜〜、はぁ」
「あんたオヤジくさいぞ」
「失礼なこと言わないでください」
彼女がそう言うの聞いて、キリは吹き出した。いつものやり取りだ。
「……」
また無言になった。別に会話し続けなくてもいいのだけれど、今の状況だと少し気まずい。
エルーはシスターだ。それがこの世界でどんな意味を持つのか、大人達はみんな知っている。
肌がむき出しになるお風呂を誰かと一緒に入るなんて考えられないことだろう。それに1人旅が基本のようだから、その間の苦労は想像に難くない。もっと人が優しければいいのに、と思うが周りが彼女を避けることは至極当然のことだ。
キリの家族との交流で泣かれてしまった時、もっとよく考えてみるべきだった。手を繋いで旅をしてきて、彼女の境遇を同じ視線で見て、痛感した。
泣きたくなる。
「キリさん」
「なに」
だけど、今はキリが彼女の傍に……一緒にいられる。
ある意味世界からはずれたものが出会い、互いに必要なと感じあえたこと、無意味なわけがない。
「ありがとうございます」
「……いきなり何だよ。ていうか、あんたオレに謝るかお礼ばっかり言ってない?」
「私の気持ちですから」
「ふーん」
それを言うならオレからもエルーに言いたいな、と口を開こうとした時、また彼女が喋り始めた。
「キリさんの手って凄いな、って改めて思って」
髪を洗ってもらったことがそんなに嬉しかったのか何なのか、彼女の声ははずみはしゃいでいるように聞こえた。こちらもそれだけ喜んでもらえて、何よりだと思う。
「髪洗ってもらった時、なんか贅沢な気分でしたよ」
「んなことねーって。オレの手より、あんたの背中の方が凄いと思うね」
「せ、背中ですか」
湯船のなかでばしゃばしゃと動く音がして、あふれ出た湯が彼の背中をつたうが気にしない。
「オレが街のなかで絵とか彫刻とかしてる間、あんたはずっとトロイの治療をしてたんだろ」
「治療だなんて」
トロイは完全に治る病ではない。シスターが出来るのは、ほんの少し時間を与える為に患者の毒を肩代わりする程度だ。
「シスターってことで色んな風に言われたり、見られたりしたんだろ。なのに、ずっとシスター続けて、凄いよ。オレなんかには絶対出来ない」
「そんな。私がシスターをしていたのは、それしか出来なかったからです。間に合わなかった時だって……!」
「それでも、あんたは自分を捨てないで続けてこれたんだ。ずっとずっと、ほんとに色んなもの背負ってさ」
耐性があるということは、他のトロイ患者より長く生きられるということだ。自分の思うままに、夢を追いかけることも出来たはずだ。それなのに、シスターは自分の時間を他人に分け与えることを選んだ。
湯船越しに感じる、彼女の背中。本当の目で見るより、ずっと大きく感じられた。

45名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:23:33 ID:.xGCpjtg
「オレはあんたを不幸にさせない」
自己犠牲は好きになれない。たった1人で背負い込むようなことを、見てはいられない。自分も他人もどちらも大切なものだと、救いたいと思うからだ。
「これからもやっぱ旅先々でシスターのことやトロイで言われていくんだろうけど、せっかく一緒にいて、手を繋いでいるんだ。もうあんただけの重荷にしないで、オレにも背負わせてくれよ」
きゅっと肩越しの手が動く。
見ていてオレがツラいから、彼女のわがままを聞いてやらない。それくらいしないと、優しい彼女はすべてを勝手に1人で背負い込もうとするだろう。
「これ以上、キリさんに迷惑かけるわけには」
「迷惑じゃないって。ていうか、何を今さら。こんなこと言わせんなっつーの」
「あ……すみません」
「また謝る」
謝りたいのはこちらの方だと、彼はひとつ息をつく。
「とにかく、もうあんたは1人じゃないんだから。そこんとこよろしく」
「……はい」
キリは小さな母親と大きな父親の間に生まれ、平穏に育ってきた。あの街が、目の前にいた人達が彼の世界だった。生まれ持ったその力と才能で沢山の人や心と触れ合い、感謝されてきた。自分の力や特技が他人の役に立てるのが嬉しかった。
感謝祭には小さな頃から手伝い、貢献してきたつもりだった。けれど今年はいつもと違って最高責任者を頼まれた。流石にそれは出来ない、と断った。スイは面白そうだからいいじゃねーかと言うし、両親はやってみたらと軽く言う。この手に出来ることはフレアと作品を作ること、まだ子供である自分ではとても責任が持てない。そう言うと大人達は笑った。俺達が一丸となってお前を支える、フレアだって1人じゃ何も出来ないだろ、お前も16歳になるしな、少しきついかもしれないがやるんだ、この街みんながお前の味方だ、この街のみんなから信頼されてるお前ならやれる。無責任な言葉もあったけれど、皆の言葉に悩んで推されて考えて決心した。
「はい」
それが彼の答えだった。
彼女は反芻するように、キリに語りかけるようにその言葉を繰り返した。

46名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:25:44 ID:.xGCpjtg
エルーと出会って、キリの生活は変わった。発作で苦しむ彼女を、シスターと気づく前に拾い上げたことが始まりだった。今までと同じように、大抵の病気ならフレアがあれば何とかなると思っていたのかもしれない。いくらフレアでもトロイには効かないからやめるんだ、と周りからそれを試すことは止められていた。
浅はかだった。それからまだ見ぬ世界の広さ、自分の小ささを自覚することばかりが起きた。いきなり救世主の卵と言われたり、ガゼルの暗殺者達から命を狙われることにもなった。ノリや勢いだけでは何も解決しないし、無力を痛感する。
無策で窮地に飛び込んだこともあった。繋いだ手を離さないと言っておきながら、何度も彼女の手を離してしまった。それからすぐに彼女に起きる発作を見れば、今のままのフレアではトロイを完全には治療出来ないことは明白だ。今までとは何もかも違う、広がった世界で彼は何とか出来なかった。
それなのに、周りはどうしようもない彼をどうしようもなく庇ってくれる。ただ守られるだけではツラい。ファルゼンが全滅し、個人の護衛に頼らざるを得ない今、自らが強くなる為の修行などそんな余裕はないはずだ。だけど、彼は広がった世界と彼女を守れるだけの力が欲しかった。
正直、世界と言われてもピンとこないし。けれど目の前に見える人くらいは守りぬきたい。
トロイで消えた街は数知れず、今もその脅威に怯える人は絶えない。そんな世界に待ち望んだ救世主の卵と言われた一般市民A、それは感謝祭の最高責任者の肩書きよりも重い。まだ救うべき世界が見えていないし、目の前のシスターでさえ満足に助けられない情けない男だ。
大人は責任を取るものであり、それを取ろうとしない大人は無駄に歳を食ったガキだ。今はまだ庇われてばかりのキリだが、大人になろうとあがいている。自分の今している行為もその代償も、背負っていこうとしている。自らの行く末に何があるのか、想像もついていない。目指すトロイ研究所で自分に何をされるのかさえ、わからない。
一緒にいよう。それが許されている限りでいいから、この手が分かつまで。
「はい。ありがとうございます」
エルーは何度も彼に応えるよう、返事をした。思うところが、自分と同じようにあったのだろうか。その間の取り方と風呂場に小さく響く声が、耳に心地よかった。
「……そろそろあがりますね」
「もう、か?」
「これ以上入ってたらのぼせちゃいます」
彼女はあははと笑い、そう言って湯船のなかで立ち上がる音を立てた。キリもそれに合わせて立ち上がる。
その表情が見えないまま聞こえた笑い声は、何だか切なかった。
彼女を守れるだろうか、いや守ってみせる。そして彼女の思いに応えること、それが自ら手を差し出したキリが取るべき責任だ。

47名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:26:49 ID:.xGCpjtg
「っしょ、と」
ぎゅっとエルーはバスローブの帯を縛る。身体や髪は一通り拭いたけれど、これからキリのお風呂に付き合うのだ。きちんとした就寝着はまだ無理だが、バスローブにくわえて濡れてもいい薄手の上着をはおっている。もちろん下着は新しいのを着用しているが、上は濡れてもいい余分な洗い換えが間に合わなかったのでショーツだけだ。だから上着をはおっているのだ、これでそれがわからないはずだ、とエルーは自分に言い聞かせ顔に出ないように努める。
「着た?」
「はい」
「目隠し取って」
「いいですよ」
キリが結び目をほどこうとするのを、エルーが手伝う。ぱらりとほどけた目隠しはエルーの手におさまり、彼は目をこすった。少しきつく縛りすぎたかな、大丈夫ですかと彼女が覗き込む。
「あ、大丈夫だから」
キリがきょろきょろと風呂場を見て、それからエルーを見た。風呂上りで、髪もまだ乾いていない彼女が小首をかしげてこちらを見ている。風呂場の明かりは大したことないはずなのに、まぶしくて正視しにくい。
「……」
「今つけますんで、服を脱ぐのはもうちょっと待ってくださいね」
若干の照れを見せながら念を押すエルーがじっと目隠しそのものを見ているところに、キリが声をかけた。
「目隠しするの不安?」
「やっ、そういうわけじゃ」
そこまで信用されるのも、キリ自身がなんだか怖かった。
「……別にオレはいーよ、しなくても。男なんて見るべきとこ少ないしさ。タオル着けるし、基本ずっと後ろ向いてるわけだし」
転ぶことさえ気をつければ、そう難しいことではない。しかし、エルーは真っ赤になって否定した。
「ななな何を言うんですか、もう! すぐつけます! さぁつけましたっ」
手早く、ぎゅっとエルーが目隠しを装着する。キリはぽかんとそれを見て、吹き出した。それから彼女の手が離れないよう、いつもと同じように服を脱ぎ始めた。

48名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:27:50 ID:.xGCpjtg
「ちゃんとついてきてる?」
「大丈夫です」
早々に脱いだキリは風呂場を歩き、ぺたんと座り込んだ。彼女の指先は彼の右肩にちょこんとした感触とともに置かれている。今までもこういうところに触れられたことはあるのに、やはり何か違うように思える。
「遠慮せずにもっとべたーって触ればいいのに」
「いいんですっ」
「ほら」
ぐいっとエルーの手首を取り、キリは掌全体を押し付けさせた。1mmでも離れたら発作が起きてしまうのだ。ちょこっと触っているだけだと、安心出来ない。
「ちょ、キリさんっ」
「今さら照れない」
「っ、今は違うんです!」
目隠しはしているが、異性が目の前で裸になっている。いつもなら腕で距離を置き手を繋ぐのだが、今はその肩へ直に触れているのだ。意識して当然だが、そういう問題ではない。
「お湯かかんないようにシャワー使った方がいいよな?」
「はい。そうですね」
エルーの失敗をキリが活かし、その温度を調整してシャワーを弱めに出し始める。後ろにいる彼女を見ながら、かからないように慎重に全身にお湯を浴びる。
それからごしごしと全身をくまなく洗う。エルーと同様、思い切り両手を使って身体を洗うのは久し振りだ。気持ちがいい。

エルーは動悸を抑えようと頑張っていた。
服の上からではない、直に彼の首筋へ手を置いていることに動揺を隠せなかった。目隠しをしている分、その固い肌触りを更に意識してしまう。
これで手の平をずらして、また指先だけにしようとしたら彼にまた手首を取られる。そんなことされたら、余計に鼓動が早まってしまう。
自分でも変に自意識過剰だよね、と思う。彼を信じていないわけではないのに、どうしてもそういう方面を意識してしまう自分が嫌だ。今までの旅でもそんな失礼なことを考えてしまったこともあり、その夜は申し訳なさでなかなか寝つけなかった。
まさか期待しているわけでもないのに、とエルーは自らの首をぶんぶんと横に振る。本当に頭がのぼせているのかもしれない。早く出て、頭を冷やしたい。
……沈黙が始まった。談笑なんてなくてもいいのに、やはり気まずい空気のような感じがした。
エルーは直に触れている彼の首筋から、その服を着ていてはわからないたくましさを感じていた。やはり女の子の自分とは違う、男の子のものだ。
また何か思い浮かべてしまったので、エルーはまた頭を思い切り振ってそれを振り払う。彼がそれに気づいて後ろを見たので、余計に恥ずかしい。その上見て見ぬふりをしてくれるのか、沈黙は続く。

49名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:29:12 ID:.xGCpjtg
ファランは暇だった。
悪いことではない。何事も起こらないのなら、それに越したことはない。無駄なことはしたくない。
「……」
現在もスイの帰らない部屋に聞こえるのは風呂場からの小さなシャワー音だけ、暇な彼がうとうととついまどろんでしまう。落ちかけたところ、カッと目を見開くことの繰り返しだ。
この半端な状態のままではいざという時、対応が出来ない。ここで彼は数分間眠りにつくことに決めた。ほんのわずかでも集中して眠れれば、本来の就寝時間まで耐えられるはずだ。少なくとも、今の状態を続けるよりいい。
決断したファランの行動は早く、固く目を閉じた。体勢はあくまで崩さない。
数秒後、彼は安らかな眠りについていた。

50名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:30:09 ID:.xGCpjtg
沈黙は続き、キリは身体を洗い終えた。ばしゃーっとお湯で泡を流し、ふぃーっと一息つく。
次は頭を洗うのだが、なんとなくここで動きを止めた。もしかしたらエルーが、なんてものが脳裏をよぎったからだ。しかし、その気配は無さそうなのでキリは黙々とシャンプーのノズルを押して、出てきたものを髪に伸ばす。
わしゃわしゃと先程彼女にやってあげたように、自分の髪を洗う。洗っている間にそのことを鮮明に思い出して物凄く恥ずかしくて、消えてしまいたくなってきた。自分に当たるように、洗髪している手の動きが早まる。
それと気のせいか、エルーの手の感触が少しずつ上にずれていっているように思える。うなじ、そしてえりあしに指先が触れている気がするのだ。
勢いづいていたキリの手がそのまま止まり、エルーの指先を全神経集中させて追いかけ待ってみる。緊張と同時に顔が熱くなってきた。彼女は無言で、彼がごくりとつばを飲み込んだ。

その時だった。
風呂場の窓から何者かが、足音も立てず侵入してきた。
全神経を集中させていたおかげでその異変に気づけたキリだが、目にシャンプーが入ってよく見えない。エルーは目隠しをしていて、よくわからない。
なんかいいところだったのに、2人がほぼそんなことを思っていた。
キリが足音もなく現れた侵入者に気づけたのは、それにおぼえがあるからだ。
「なぁーにやってんのかなぁ、おふたりさん」
にまにまと不気味な笑顔で2人を見ている侵入者、キリが確信を持って声に出した。
「おまっ、スイ!」
「え? スイさん!?」
エルーは目隠しをはずそうかどうか迷いながらも結び目に手をかけるが、勢い任せ出つけてしまったそれは意外にも固かった。キリはシャンプーの泡というかつてない妨害に苦戦していた。
「いーねぇ、らぶらぶで」
はぁんとうっとりするような声と仕草をスイが見せ、2人をからかう。
「って、お前早く出てけ! このパターン2度目かっ?」
「やだ」
きっぱりと言い捨ててきた。スイは獲物を見る目で、じりじりと2人に迫っていく。
エルーとキリの2人が一緒に風呂へ入ることになったと決まった時、スイは乱入して遊んでやろうと決めた。それから部屋の外のファランの隙を待ち、思い切り暴れられそうな時をじっと待っていたのだ。
それでもあのファランに気づぬよう気配を絶って、足音も無く忍び寄り、足場の悪い窓から侵入してみせるとはクリアナギンの血と才能の無駄遣いだった。
ここでエルーが叫べばファランは飛び起きるがスイは逃げ、残ったキリは言い訳の間もなく叩き飛ばされる。かといって、エルーが撃退しようとすればトロイがスイに感染ってしまう。
ここはキリが動いて、大きな音を出さずにスイを追い出すしかない。
無理だ。
それを悟った瞬間に、スイにキリの前隠しのタオルを取られた。慌てて片手で隠し、スイをうまく開かない目で追う。どこにいる、広いとはいえ風呂場という空間は限られている。
「っ、いた!」
「どこですか!?」
エルーの真後ろだ。にぃーっと笑うスイが、何もわからないエルーの上着のボタンをはずし、バスローブの帯と目隠しをほどいた。なんと言う早業、しかも彼女自身には指一本触れていない。またしても血と才能の無駄遣いっぷりを披露してくれる。
キリが捕まえようと振り向くと、エルーが置いていた手がずれる。しかも床は濡れている上、泡が残っていてよく滑る。体勢を崩し、それでいて手か身体のどこか一部でも離れないようにするだけでいっぱいいっぱいだ。
ばっしゃーと水音と共に転んだ音が風呂場に響き、スイがぴょんぴょん跳ねて倒れたキリを小ばかにする。
スイが思わず声に出して笑い始めると、風呂場のドアの外から物音がした気がする。引き際を知るスイはキリのタオルを手に持ったまま、また窓から外へと逃げ出した。こっそり窓の外で張り付いていることもなく、本当に宿の正面から入ってファランのいる部屋に何食わぬ顔で戻っていったらしかった。いや、後者は推測だが前者は確かなようだ。
「てててて」
「だ、大丈夫ですかキリさん」
彼女の手の感触が背中に感じる。どうやら離れなかったようだ。
キリはエルーの左手を取り、ぶつぶつとスイへの文句を言いながら起き上がった。彼女の右手はキリの肩にあるようで、かなり2人の距離が近くなっている。
それからぴたっと固まった。

51名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:31:17 ID:.xGCpjtg
そうだ。スイが暴れてくれたおかげで、エルーとキリは今真正面から向かい合っている。
それだけならいいが何より、エルーの格好だ。上着のボタンがはずれ、バスローブの帯がほどかれ、前がはだけている。まずキリに見えたのがへそ、そしてちょっと上に目が動くとブラなどつけていないことと出来ていない胸の谷間が確認出来て、下に動かすと太ももとショーツ……ここで彼は思い切り固くぎゅっと目をつむって手で覆う。
そして、エルーもまた目隠しがはずれているのをようやく自覚し、キリが固く目をつむった理由が何なのかすぐにわかった。悲鳴をあげたらキリの身が危ういので、堪えて慌ててはだけたすそを片手でかき集めて隠す。
「み、見てないから! 湯気で見えてないから! ごめん、見てない!」
「わわわわわわかってますってば!」
ぐぅとうなだれたエルーの視線の先、それがとどめだった。
これは決して故意ではない、自然現象だ。
片手では隠しきれない男性の、一点に血液が集まって起きるそれ……勃起をエルーは目の当たりにした。
「……っっっ!!!」
もはや声にする寸前、口もリアクションも今までで一番大きい。交互に失態を気づきあう2人、キリは思わずエルーの口を塞ごうと身体を起こす。
濡れた上に泡の残る床、バランスを崩しかけている体勢、その場の勢い。
この3つが揃った今、これもまた故意ではない事故は必然だった。
キリの身体が前のめりに崩れ、避けるより受け止めようとしたエルーが道連れで風呂場の床に倒れこんだ。
「っ!」
キリはエルーの柔らかな身体に顔がうずまり、エルーはその足に割って入ってきてしまう彼の身体を感じた。逃げ出そうにも、動くに動けない。
「ゃっ」
「ご、ごめ」
その身体の柔らかさに嬌声のようなものを聞いてしまい、ますますキリのものが硬くなる。このままだと変態一直線だと、彼は早くに起き上がろうと腕を突っ張って膝を立てようとする。
そんな彼の腕をつかんだのはエルーだった。動きが止まり、キリは顔を横に背けて聞いた。
「な、なに」
「あ、あの……」
心臓にも目にも悪い状況だ。キリは再び風景画を頭のなかで描こうとするが、どうしてもモチーフが裸婦像になってしまう。何度も丸めて捨てるが、どうしても駄目だった。
「キリさん」
「見てないよ、見てないから」
キリは女性に興味が無いわけではない。ただスイから3度の告白を受け即ふられ、ちょっと心に傷を負ってしまっただけ。だから、この体勢は非常にまずいのだ。
それなのに、エルーはキリの身体を引き寄せて抱きとめる。
「qあwせdrftgyう!!?」
「あったかいですね、キリさん」
エルーがはにかむように言ってきて、キリの頭はのぼせあがりそうだった。彼女の身体は柔らかくて本当に温かくて、いいにおいがして、くらくらする。
「ちょっと、本当にまずいから!」
「……」
そう言っても彼女は離そうとしない。むしろ、更に強く抱きしめてくる。
「っ、なぁあんた! 何考えてんだって!」
キリが声を荒げる。それでも風呂場の外には聞こえないよう、絶妙な大きさだ。
「キリさん」

52名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:32:13 ID:.xGCpjtg
「……なに」
「この先も、私達ずっと一緒ですよね」
「ああ」
エルーに突然不安のようなものが胸中で渦巻きだした。今触れている温もりが、そうさせているのかもしれない。
「絶対に?」
「絶対」
この先へ、向かうトロイ研究所で2人がどうなるかわからない。キリとエルーは離れ離れになるかもしれない。
手を離すだけで発作が起きる彼女より、生かすべきシスターは他にいると判断されるかもしれない。2人が望む通りにはならないかもしれない。
「私はこの世界からトロイがなくなるのが望みです。私自身はどうなっても」
「オレ、嫌だからな。あんたが消えるなんて、オレ認めないからな」
ぎゅっとキリがエルーを強く、強く抱きしめる。エルーの身体は少し震えていて、それも弱気も何もかも押し潰してしまおうとした。
この命を離したくない。
「ありがとうございます、キリさん」
「礼なんかいらない。オレは……」
2人が出会った時からその運命は変わった。いや、邂逅によって運命は始まったのだ。
この世界に、この力を持って生まれたのは彼女の為だと信じたい。
少しだけキリは上半身を起こし、エルーの顔を見た。真っ直ぐに視線がぶつかり合う。
「キリさん」
「エルー」
離れられないのはトロイがあるから、それだけじゃない。
ひとつ互いのことを知っていくたびに、少しずつ惹かれていった。
消えてほしくない。
目の前からいなくならないでほしい。
このわがままを通していたい。
この手が分かつまでとは言わないで、この先ずっと……。
「好きだから」
「はい」
「好きだ」
「はい。ありがとうございます」
2人はくすりと微笑みあって、もう一度ぎゅっと抱きしめあった。
温かな肌を感じあって、互いの肌の感触を知り合った。
キリは首だけ起こし、エルーの頬に触れる。くすぐったそうに彼女が笑うと、キリがごつんと優しくおでこをぶつける。
ごく自然のような、流れるように、2人はついばむようなキスをした。

53名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:37:12 ID:.xGCpjtg
スイ乱入時、ファランは何かを感じ取ってか目を覚ました。眠気もない、万全の体勢だ。
「……?」
聞き覚えのある笑い声も聞こえた気がする。いや気のせいではなさそうだが、少なくともガゼルの暗殺者ではなさそうだ。
警戒も気を張ることも緩めず、風呂場の方をじっとにらんでいる。
それから数分後、この部屋のドアががちゃりと開いてスイが帰ってきた。構えを解いて、スイの方を見る。
「どこに行っていた」
「うっせ! てめぇにゃ関係ねーだろ」
「そのタオルは?」
「あたしんだが文句あるか?」
がるるると今にも噛み付いてきそうだ。ファランは肩で息を吐き、また黙った。
「あの2人はまだ風呂か?」
「ああ」
「ふーん」
「……なんだその笑みは」
にやーっと笑うスイに対し、ファランはいぶかしむ。
「いやぁ、長湯だなぁって思ってさ」
「2人分だからな」
「あっは!」
ファランはどうして外出していたスイが2人が入っていた時間を知っているのか、怪しむ。素知らぬ顔でスイはチェリー缶をぱきんと指で開け、大口あけてぱくりと食べる。口の端からさくらんぼの枝をはみ出させながら、ファランに背を向けた。
「なぁーにヤッてんのかねぇ、キリのやつ」
こらえつつ肩を震わせ、タオルをぶんぶんと振り回し、スイは実に愉しそうに呟いたのだった。

54名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:46:13 ID:.xGCpjtg
湯気立ち込める風呂場に2人、横たわる。
キリはそっとエルーの首筋にキスし、痕が残らない程度に吸いつく。
「んっ」
びくんと彼女が可愛い反応を見せると、彼はそのまま首筋を伝って鎖骨までなぞる。
エルーはもぞもぞと動いて袖から腕を抜けば、そのバスローブのおかげで硬く濡れた床に当たっても痛くない。
首を少し傾げるキリがいきりたったものを、エルーの下の口にぶつけるのをショーツ越しに感じ取る。
「っ! ちょ、キリさん」
「や、よくわかんないんだけど」
「まだ早いです、早いですってっ」
ばたばたと足をばたつかせ、エルーがうーうーとうなる。
更に首を傾げるキリが、彼女に聞く。
「なぁ、オレどうすりゃいいの?
ぽりぽりと右手であごをかくキリに、エルーが真っ赤になる。
「そそそんなこと女の子に言わせないでくださいよっ」
「いや、ほんとにわかんないだってば」
うーとエルーがあごを少し引いて、目をそらす。
「も、もうちょっと……その、濡らさないと」
「うん?」
「感じさせて……」と、エルーが消え入りそうな声でつぶやく。
キリがその恥じらいを見せる彼女が物凄く可愛くて、ぎゅっと抱きしめた。
ひゃ、ひぅと思わず出てしまった声に自分でも恥ずかしくてきゅっと目をつぶる。
「感じさせればいいんだな?」
キリがエルーの耳元でささやく。
「悪い。ほんっとやばい、オレの理性マジやばい」
「キ、リさ……」
「あんた可愛すぎんだよ」
男の子の憧れ、女の子の乳房にキリが直に手を触れる。
大きくはないけれど、充分な手ごたえを感じる。
初めて触れる柔らかさに、キリは感動すらおぼえた。
「ぁ、ッ……」
「ん?」
何か言いたげなエルーだが、感じすぎて声が出てこないようだ
フレアはこんな感度まで2倍にするようだ。
キリは惜しそうに乳房から手を離し、「なに?」と聞いてみる。
「っ、はぁ……あんたじゃなくて名前、呼んでほしっ、くて」
「……あんたさぁ、オレの理性どこまで壊す気?」
「ま、たっ」
「またはエルーだっ」
キリはそう断言してから、乳房に唇をつける。
「ひゃ、あッ」
喘ぎ声が漏れ出てきたのを、キリは慌てて空いた左手の指2本を彼女の口に入れる。
下手にそういう声を出すと、ファランが風呂場に突入してくるかもしれない。
エルーもそれはわかっているのに、どうしても声が漏れてしまう。
状況はわかっているけれど、キリの手で感じて出るものを我慢したくないのだ。
――キリさんばっかりずるい。
右の手の平を、左手の人差し指でなぞってみよう。もしくは反対だ。
女性の感度は手の平、男性の感度は人差し指の方だと言われている。
それだけ大きく感度に差があるのだ。
ちゅく、と指が彼女の口から抜け出る。
「エルー、頼むから我慢して」
「ぅ、ぅ」
弱々しく頷くのを見てから、キリは乳首を甘噛みする。
「ひゃあッッ」
わわわわと大慌てでキリが手の平で彼女の口をふさぐ。
「我慢してってば」
「不意打ちすぎますっ!」
エルーが真っ赤になって首を振り、キリの下でぱたぱたとまた足をばたつかせる。
彼が困り、目を少しうるませる彼女を見て更に困った。
じっと可愛すぎる彼女を見つめていると、急にぴたっとぱたぱたさせていた足をとめた。

55名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:47:08 ID:.xGCpjtg
「エルー」
「……キリさん」
名前を、小さく何度も繰り返してつぶやきあう。
それから、じぃっとお互いの顔を見つめる。
「なんか胸がこう、こそばゆいな」
「はい」
2人は目を細めて微笑む。
キリは彼女のおでこにキスをし、それから頬や耳にも唇を落とす。
優しくて、幸せな感触にひとつひとつ口付けるたびにエルーはとろんと惚けてしまう。
またそんな可愛い表情を見せて、たまらなくなったキリは半開きになっている唇をふさぐ。
甘い唾液が彼の舌と入り込んできて、彼女の頭が痺れる。
彼のすべてが媚薬のように、エルーを快楽へとおぼれさせようとした。
唇をふさいだまま、キリの右手がまた彼女の乳房の方に伸びる。
やわやわとなでて、それから揉みしだく。
こうやって口で口をふさいでいれば、いくら感じても彼女の声は漏れないはずだ。
本当に柔らかく膨らんでいるそこは、平らな男の胸板とはぜんぜん違った。
乳房に触れていた彼の手の平に何かとがっているようなものがある。
それが乳首だとわかって、キリは手の平をすぼめてそこをつまんだ。
「ん、んっ!」
エルーが身をよじろうとするのを、その顔ごと動かして唇を離さない。
くりくりとこねくるように、乳首を中心に繊細なタッチを繰り返す。
そして今唇を離すと絶対にまずい、声に出るほど感じているのがよくわかる。
……彼女の言う通り、感じさせている。
おそるおそる、キリは左手をエルーの太ももの内側に伸ばしてみた。
ショーツをずらされ、彼女の下の口に直に空気と彼の指先が当たる。
「っッ!」
彼の指先が下の唇に触れただけで、彼女の上半身は跳ね上がりそうになるのを押さえつける。
「すごいな、これ」
キリは唇を離し、触れた左手の指をエルーの目の前で見る。
お風呂のお湯ではない、ぬめっとした愛液がついているのを見てエルーが口をパクパクさせる。
「み、見せないでくださいっ」
「ごめん」
キリがぺろっとその指先を舐めるのを見て、エルーが絶句した。
変態、と叫びたかったが彼にその自覚はないだろう。
多分なんとなくの行為だ、たまに天然でそういうことをするから心臓に悪い。
「……」
「なんでそこで黙っちゃうんですか」
「なぁ」
「なんです」
「見てもいい?」
「何を」
「エルーの大事なとこ」
一瞬で頭が沸騰した。

56名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:48:04 ID:.xGCpjtg
「ななななななな」
「いいだろ?」
「……ぅー」
顔から火が出そうなくらい恥ずかしい。本当に彼は変態なのかもしれない。
確かに男の子なら興味があることだろうけれど、女の子としては物凄く恥ずかしい。
「嫌ならやめるけど……駄目か?」
そう真剣な表情で聞かれてしまい、エルーはその視線から目をそらした。
「……キリさんはずるいです」
「え? なんだって?」
あくまで真面目なキリにエルーはどんどん追い詰められる。
ずるい、という言葉も小さすぎて届かなかったようだ
「ど」
「ど?」
「ど……ぅぞ」
もう消えてしまいたいくらい、身体を縮こまらせる。
キリは少し考えてから、上半身を起こして彼女の下の方にずれていく。
彼女は身体を硬くし、じりじりと迫ってくる彼の動きを肌で感じる。
じれったいもどかしい、いや恥ずかしいのだがそんな感情がエルーのなかからふつふつとわきあがってくる。
エルーは微妙かつ複雑な気持ちで足を閉じていたが、考えている間にキリがあっさり開けてしまう。そしてずるっとショーツを脱がされてしまい、ぱちゃっと濡れた床に落ちる。
「っ、ぁ、ちょちょっと!」
何の感慨もなく、こうも簡単に剥かれてしまったことに今さらエルーが慌てる。
と同時に見られている、という視線を感じてきゅっと下の口が動く。
「へー」
キリが初めて見る女性の性器、それを興味深そうに見ている。どうしてこんなに濡れているのかも、その仕組みだってよくわからない。
それから、もうすぐここに自分のものが挿入っていくのだという生々しいことを思い浮かべる。未だにそれがどんなものなのか、わからないことだらけだ。
「キリ、さんっ」
「うぉッ、なに?」
「はっ、恥ずかしいんであんまり見ない……でぇ」
エルーが顔を覆い隠して、力強かった制止の声も段々小さくなっていく。
キリも彼女の性器より、その隠れた表情の方が気になって仕方ないという顔でまたのしかかる。顔を近づけてその両手首をつかんで、ぐいぐいっと引っ張る。
頑なに、今さらそれを拒むエルーにキリのなかで嗜虐心がうずうずと自覚させるように芽生えだした。
「エルー」
耳元で名前をささやくと、彼女は肩をせばめて彼の下でばたばた動く。嬉しいのか恥ずかしいのか、顔を隠したままでいる。
「え、る、ぅ」
1文字1文字かみ締めるように、彼女にささやきかける。彼女がこうしてやることがいちいちキリのツボに入って、どうしようもなく愛おしい。
キリは自らの肘を床につけ、ぐーっと力を込めてエルーの天岩戸をこじ開ける。
今にも泣き出しそうな、照れと怒りが混じったような複雑な感情が見えた。
「可愛いな」
「っ」
彼女の不意をついて、キリは口付ける。これでチャラな、と語りかけるような優しい口付け。
ゆっくり口を離すと、彼女が表情で語りかけてくる。許しません、と訴えかけている。
言葉を交わさず、目と目で会話をしあう。
どうしたら許してくれる?
知りません。
じゃあ、やめようか?
……それもいやです。
どうしようかな。
キリさんのいじわる。
「なぁ」
彼女の頭をかかえこんで、キリは抱きしめ頭を撫でる。ハネッ毛を指に絡ませ、少しだけ遊ぶ。
そうしてキリの言葉を待っているエルーに、彼が精一杯の言葉を渡す。
「オレ、一生大事にするから」
「……はい。キリさん、私を貰ってください」
きゅうっと2人はお互いを抱きしめ、そのままの体勢で止まった。
ずっと下でエルーは苦しくないのか、と彼は思いもしたが杞憂だった。
彼ののしかかってくる重み、直に触れて伝わる温もり、におい、すべてが彼女を心の底から満たしていく。

57名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:49:01 ID:.xGCpjtg
もっと彼のことを感じていたい。
これから先すぐのことが怖くない、といえば嘘だ。
それでも、彼ならいい。
彼でなければ嫌だ。
エルーは自分からキリの首筋に唇をつけ、ちゅっと吸った。痕を残して独占したい、と思うのは一緒に旅しているスイを意識してのことだろうか。
スイの元彼女、という言葉を思い出してずくんと胸を痛める。エルーより幼馴染としてずっといたスイは、彼女の知らない沢山のキリを知っている。
羨ましい、そしてずるい、そして嫌だ。
……もしかして、彼を想うばかりヤな女の子になったのかもしれない。
不安そうにキリのことを見ると、彼はいつものように笑って彼女を見た。
何も心配することはない、2人ならどんなことだって乗り越えられる。
そうだ、これから2人で沢山色んなものを見よう。乗り越えていくたびに、そこで見えた新しい何かをしっかり心と脳に刻んでいこう。
これからずっと隣を見れば繋がった手、そしてお互いがいることを誓おう。
約束だ。
そう、また無言で会話をした。
「エルー」
「キリ」
2人はまた口付けを交わし、ゆっくりとキリは身体を起こす。
「オレのこと、初めて呼び捨てにしたな?」
「……なんか変な感じです」
「大丈夫。これから先、それが当たり前になっていくんだから」
「はい」
エルーは肩の力を抜き、四肢を弛緩させる。
キリは彼女の足をゆっくりと開き、身体を割って入れていく。
薄っすらと生えた彼女の陰毛をなぞり、その先の筋へと指を動かす。
「っ、ぁあ」
もう充分なほど濡れている。
ごくりとつばを飲み込み、キリはそこに自身をあてがう。
「いくぞ」
「どうぞ」
ぐっと彼は腰を入れ、彼女を一気に貫いた。
はずだったが、勢い余って彼の自身は彼女の表面をなぞり上げるように滑る。
失敗。
しかし、その性器同士でなぞっただけなのにエルーの身体がびくんと痙攣のような反応を見せた。
「ふあッ」
キリがまた口をふさぎ、事なきを得た。
風呂場のドアを見るが、ドアノブもぴくりと動かない。
ほーっと息をつき、それから深呼吸を繰り返して落ち着かせる。
「や、やっぱり口ふさいでた方が」
「だな」
それだと彼女を貫くところが見えないけれど、今回は仕方ない。
キリは苦しくないように彼女にのしかかり、口付けする。
お互いすっかりキスにはまってしまったようで、彼女はむさぼるように自分から舌を絡ませてくる。
その積極ぶりに負けないよう、彼も腰を定め、手で彼女の下の口を押さえながら狙いをつける。
自分の指に誘導されるように、少しずつ彼女の下の口は彼自身にこじ開けられていく。
「っ、ッ、ぅ」
ず、ずっとゆっくり入ってくる熱い肉棒の感触にエルーの頭はどうかしそうだった。
キリもまた入りきっていないのに、しっかり腰を入れていないと押し戻されそうなくらい締めつけてくる感触は自慰では考えられないほどの気持ちよさだった。
ある程度押し入ったところで、壁にぶつかったように進まなくなる。
そこでもうはずれることはない、と確信したキリは一気に腰を沈めた。
「〜〜〜〜〜ッぁ!」
無事、エルーのなかはキリのもので貫通した。
ぎゅうぎゅうと亀頭を締め上げられるようなキツさ、エルーの表情から痛々しさが伝わり彼は動けなかった。
こんなに凄いものとは思ってもいなかった。
彼自身のものが彼女の熱いなかに溶けていきそうで、出てくる息を彼女と交換し合う。
色々な意味で苦しくなった2人は口を離し、それからごつっとおでこをぶつけた。
「痛かったのか?」
「そりゃもう。でも、なんか不思議と気持ちいいんですよ」
「マゾ?」
「失礼なこと言わないでください」
……っぷ、とお互いが同時に吹き出した。
今の体勢で今までと同じやり取りに、言いようのないおかしさを感じていた。

58名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:53:58 ID:.xGCpjtg
「動いていい?」
「もう少しだけ、このままの体勢でいさせてください」
「ん、わかった」
一番深いところまでキリのもので貫かれ、エルーのなかできゅっきゅと締め付ける。
今までで一番密着したカタチに、その触れ合う肌の不思議な感触と温もりに切ないほど胸が締め付けられる。
もう、ずっとこのままでもいいくらいだった。
「〜〜〜っ」
びくびくっとキリの身体が震える。
こちらはどうやら胸以外に締め付けられているところが、想像以上に気持ち良かったらしい。
フレアで上がった感度に対し男性のキリは女性のエルーほどの余裕が保てず、必死に堪えている。
痛みも徐々に収まってきた。
彼女は彼の背中に回していた手でぽんぽんと叩き、耳元でささやいた。
「も、動いていいですよ?」
「わる、い……」
カッコわるい、とキリがバツの悪そうな顔をする。
いつもリードされて、どこか大人びてるなぁと思っていた彼が急に子供っぽく見えた。
エルーはふふっと微笑んだのもつかの間、キリは腰を動かし始めた。
すぐにお互いの口で口をふさいで、止まっている間にたまっていた衝動をすべてエルーにぶつけてくる。
ず、ずずっとバスローブごと身体が動いてしまうほど激しい。足の踏ん張りだって効かない。
その上、フレアの力で感度も2倍。お互いが初めての性交だ。
「ん、んっ、んんぅんんぁ」
鼻で息をすることも忘れ、駆け足で絶頂まで上がっていく。
淫らな水音に恥ずかしがることもままならず、どちらもいっぱいいっぱいだった。
びくびくっとキリのものが力強く脈打ち、最後の時が近づく。
限界だ、と悟ったキリは腰を思いっきり引いてエルーのなかから引き抜いた。
「〜〜〜〜〜〜ッぅッッ!!!!」
いきなり抜かれて、エルーはびくんとこれまでで一番大きな反応を見せてイッた。
その感触、開放感に一気にキリのものはすべてを彼女の腹の上に飛び散らせる。
びゅる、どくどくっとあふれ出た白濁液がせっかく綺麗に洗った彼女を汚していく。
「ッあ、はぁはぁはっ」
キリのものの痙攣もおさまり、本当にすべてを出し切ったのかキリがばたんとエルーの上に倒れてしまった。
エルーも初めて襲われた感覚に、頭が真っ白になっている。
べちゃーと潰れてしまいそうなくらい2人は脱力して、そのまま倒れこんでいた。
「……もう1回、お風呂入りなおしましょうか」
「そうだなぁ」
「今日はいいですけど、やっぱり恥ずかしいのでこれからも目隠しはしてくださいね?」
「えー」
ぶぅとつぶやくキリに、エルーが笑う。
なんとか喋れるまで回復して、エルーはべとつく白濁液を指でつまんだ。
こんな濃いもの、なかで出されたら確実に妊娠していたに違いない。
キリの理性には感謝したい。
トロイにかからない人とシスター患者の間に生まれる子供はトロイに感染しているのかどうか、わからない。不幸な子供を増やしてしまうかもしれない。健全な身体を持って生まれることがどれだけ幸福なことか、エルーはよく知っている。
「にしても、すごかった」
よいしょっと起き上がるキリは、実感を込めてそう言った。むくりと起き上がるエルーは髪をかき分けながら、なんとなく彼と目が合わせられなかった。
「もう1回は流石に無理だな」
「ヤる気だったんですか」
想像以上に消耗したキリは、ぐったりとうなだれるように頷いた。
「早くトロイ研究所に行こう。エルー」
「はい?」
「どんなことされるかわかんないけど、そこ行かないと子供作っていいかもわかんないもんな」
ぼひゅっと音をたて、エルーの顔が真っ赤になった。そんな、さも当然だろという風な顔かつ直球で言われると困る。
「オレとエルーの子なら、絶対可愛いのが生まれるよ。きっと」
「とにかく、早く風呂入りましょう! キリさん」
力強く言って、キリの話をさっさと切りにかかる。これ以上、恥ずかしさと嬉しさに頭が耐え切れそうにないからだ。
さっきまでひとつになっていたというのに、彼がまじまじと見てくると思わずパンチが出てしまう。
まだ当分、キリの呼び捨て含めて慣れそうにない。

59名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 20:57:15 ID:.xGCpjtg
身体を洗いっこして、2人は手を繋いで広い湯船に同時に身体を沈めた。2人分の体積でお湯があふれ出る。
そうのんびりとつかってはいられない。後がつかえている。
「……なぁ、知ってた? エルーって寝相と寝言がひどいんだぜ」
「えっ、何ですかそれ。初めて聞きましたよ!」
「自覚無いんだよな、やっぱ。やー、昨日のはいっそう酷かったなー」
「え、え、おお教えてください! 私毎晩何言ってるんですか!?」
「さー、なんだろーなー」
「キリさぁん!」
なかなか寝付けない、なんて嘘にもほどがある。エルーはばしゃばしゃと暴れ、キリが笑う。
彼女の寝言や寝相がそこまで酷くなったのはいつからなんだろう。今まで気遣われて、誰も彼女に言わなかったのだろうか。それとも、誰も言ってくれるような人がいなかったのか。
「なんかキリさんに弱みとかそういうのないんですかっ?」
「や、ないな。オレ、完璧超人だから」
すました顔で言ってのけたキリに、エルーはむくれてぷくぷくと言いつつ口が湯船に沈む。とりあえず完璧超人と変態は紙一重ではあるかもしれない。
「……今から見つけていけばいいじゃん」
「!」
「オレ達、まだこれからがあるんだから」
ふーっと首までつかりながら、キリはエルーを見る。な?と同意を求めると、なんとか納得してくれたようだ。
本当に可愛いな、と頭を撫でたらまた怒られた。
女の子はやっぱりわからない、とキリは思うのだった。

「随分と長風呂だったな。手間取ったか?」
2人が風呂からあがった時、完全にのぼせていた。
顔もゆでだこのように真っ赤で、大丈夫かと声をかけるファランやスイのからかうのもまともに聞かず、ふらふらと冷たいベッドに同時に倒れこんだ。
そして、ぐーっ寝息を立ててすぐに眠り込んでしまった。
「?」
ファランは首をかしげ、それから風呂場のなかをのぞく。広いが、特にはしゃいで遊べるような玩具の類はない。
おかしい、確かに何かはしゃぐような声が聞こえた気がするのだ。悲鳴ではなさそうだから放っておいたし、仲が良いならこしたことはない。
不気味にスイがにやにやと笑い、キリの頭をちょいちょいとつつくのを制止する。
「さて、俺も入るか」
その言葉には一切興味無さげにまたキリをつっついてはにやつくスイを見て、ファランがサラッと言う。
「羨ましいなら一緒に入るか?」
「なっ」
スイが素早くキリから離れ、思い切り嫌そうにのけぞって固まる。少なくともファランにはそう見えた。
「そうか」
本意はよくわからないまま、ファランは自前のお風呂セット(アヒル隊長付き)を持って風呂場に入っていくのだった。スイはまだ固まっている。
ばたんとそのドアが閉じると、あとに聞こえるのは手をしっかりと繋いだまま幸せそうに眠る2人の息だけだった。寝顔も穏やかなもので、その寝息までしっかりシンクロしている。
紐で縛らなくても、きっと今夜はその手ははずれないことだろう。彼女の寝言も寝相も疲れ果てて出ないに違いない。

ある夜の話。

60名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 21:01:32 ID:.xGCpjtg
以上です。
>>38-59を【古味直志】ダブルアーツinエロパロ板 第2話 にコピペしてくださるか、直接保管庫などにぶちこんでくださると幸いです。
ただ前者をする際には本文を一部改行する必要があるかもしれません。

では、長文失礼しました。
規制で書き込めずにたまっていたものが、スッキリしましたw
場所を提供してくださったこと、ここを教えてくださった人に感謝します。

61名無しさんX ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 22:43:38 ID:MqADu/E2
現在某規制のせいで本スレにかき込み不能になったので此方に投下します。

■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その六 ■の方
或いは直接オリジナル、シチュエーション系の部屋 15号室巨乳小学生をテーマにしたエロパロ
へ投下してもらえればありがたいです。64kbとなりますが
巨乳美少女脱衣紀行譚 最終話投下開始します。

62巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 22:45:52 ID:MqADu/E2
最終章 

彰吾達はジャンゴの住むコテージに戻ってきた、後はコテージで写真を撮る事
そして彰吾とティナはお互い硬く結ばれる事を行うのみだった。

「戻ってきたんだね彰吾…ボク…違ったお父さんが待っている家に……私たち」

目深く帽子をかぶったティー…いやお互い顔や名前も知らなかったが
仕事抜きで彰吾が一目ぼれした少女ティナだったのだ

ティナは彰吾に胸に飛び込み温もりを感じていた
当初ティナは両親以外の人間を怖がり、彰吾との仕事の方も最初は若干ぎこちなかったが…
彰吾に付き合って最後まで付いてきたのだ。

そして明日彰吾はいったんこれまで取った写真を編集するべく日本に帰らなければいけない…
ジャンゴには仕事終了とティナもモデルとして一糸まとわぬ姿を撮った事や
このままティナの純潔を奪って自分だけのパートナーにする事など話を通したかったのだが

そんなときティナは机にジャンゴの書き置きらしいのを見つけ、彰吾に声をかける
「…手紙……ジャンゴ父さんだね…私と彰吾宛に置いてあるみたい」

彰吾はティナから手紙を受け取り「えーと何々……」と手紙の文面を読み始める

彰吾…ガールズアイランドの美少女達はどうだったか?
ドキドキしただろ?
本当に彰吾も付いていけなかったのが悔しいがぎっくり腰じゃあな

まあお前の事だ、最高の仕事ができたと思う。
日本に戻って仕事があったら連絡をくれ。今度はティナじゃなくて俺が行くから

それからティナに手紙を…

「なるほど…今度はティナあてか…読んでやりなよ」
と彰吾は残りの文面がティナ宛てだったので彼女に渡し

ティナ…彰吾との旅どうだったか?
仕事の時の彰吾は色々と厳しい所もあるがいい奴だったはずだ。

それとティナ…お前も彰吾に付き合って色々と見聞を積んだり
仕事で女の子の裸体を取る手伝いをしたと思うが。
その事でティナの胸が成熟している悩みとか色々解消できたと思う。

これから胸を当初お前が言っていたとおり手術で小さくしてもらうのもいいだろう。
だがワシとしてはティナの胸は自然のままここまで豊穣に育ったのだ。
誰からかつまらない事を言われたりしても、文字通りティナには前みたいに明るく
胸を張って生きていてほしい…ワシのエゴかもしれないがな
ティナが自分の体を憎んだりしているのはわしも辛い…だからティナにこれからの事を任せる。
との手紙が置いてあった。

ジャンゴは前もって書き置きを残していたのだ、今ごろは病院生活まっただ中だろう

63巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 22:46:43 ID:MqADu/E2
ある意味彰吾とティナにとっては都合がいいのだが
そんな訳で彰吾からティナに対して
「じゃあティナ。最後はジャンゴのコテージで撮影してから…
ティナとしての…女の子から女になるって感じで写真を撮りたいんだが」
とゴールに着いたのだがコテージで写真を撮るのも悪くないといい

ティナも帽子を外して長く赤い髪を棚引かせて
「分かった彰吾。
思いっきり写真撮ってね!池で撮った時とは今だったら違う感じの写真が取れそうだし!」
と服を脱いで今度はティナオンリーで写真を撮る。

ティナは先ほどよりも慣れた様子でまず上半身の服を脱ぎブラジャーも脱ぐとたわわすぎる132cmのWカップをした爆乳が彰吾の目の前にさらされ
それと反比例する筋肉で引き締まったウェストも見える

「やっぱりティナ…綺麗だぜ……」
彰吾は先程ティナの裸体を見たばかりだが、改めて綺麗だと思い口からその気持ちが溢れる。

ティナも彰吾に対して笑みを浮かべながら
「ありがとう彰吾…それじゃあラストダンスでいいのかな」
と下半身のズボンやパンティーを脱ぐと、弾力に満ちた可憐で綺麗なヒップと赤く健康的に生えている陰毛が出迎えてくれるのだ。ティナはこれで完全に全裸になって、彰吾のカメラの前に立つ。

そしてティナはコテージで華麗に…そして可愛らしくポーズを決めてくれるのだ
立ちポーズをとったり、座り込んで胸を強調したりなど
技と彰吾はティナにティナ本人の長い髪で胸を隠したりなどもやってみたりなど試みながら、充実した時間は過ぎていき。

「それじゃあティナ。ティナの私服持ってきて撮影しようか?」
と彰吾はティナに私服を着てもらおうと持ちかける、勿論ただ服を着るだけではないのだが…

ティナも彰吾の指示にキビキビ従い
「うん分かった!色々と持ってくるね!!」
とティナは急いで自分の部屋で服をあれこれ選び五分後

64巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 22:47:49 ID:MqADu/E2
「お待たせっ彰吾!!
私の服に…ボクの服もあるよ…彰吾は私として撮ってくれるって言ったけど……
ティーとしての私はこれっきりだから…ティーとしてのボクも…撮って欲しいな❤」
とティナは自分だけでなくティーとしての服も持ってきて、彰吾に改めてティーとしての姿を撮って欲しいとお願いする。

オンナノコのしての可愛らしいスカートは白いブラウスなどを確認したかと思えば
オトコノコとしてのジーパンやTシャツなど様々な服を持ってきてくれた

当初はティナオンリーにしようかと思った彰吾だったが、これはこれで撮ってみたいと思い
まずはティーとしての格好をチョイスする。

ボーイッシュなブラウスにカットジーンズのかなりラフな姿
しかもブラウスの下は下着を付けず、しかもティーの胸が大きい為ボタンが飛びそうなほど張り詰めている。
カットジーンズも当然パンティーは付けさせず陰毛が見えるぎりぎりまでジッパーを開けてもらい
いわゆる“着エロ”と言うのをティーのままでやってもらう

格好しだいでは美少女から美少年そして中性的な魅力を持つティーだからこそできる格好だ
彰吾はそのティーを撮影し始める

乳首が浮いたブラウスからは所々胸の谷間や乳房がブラウス生地からはみ出し
ぎりぎりまで下げたカットジーンズはティーの足の美しさそしてまだ見えぬ秘所への希望と欲情を奏でる。

「ティーいいぞ…そこで…後ろを向いて半ケツを出して…」
と彰吾が指示を出せば、妖しくティーは微笑みアナルがぎりぎり隠れる位までカットジーンズを下ろし
形のいい尻がちらちら見える度に・そして大玉バストがブラウスの上からゆさゆさ揺れる度にフェチズムの匂いをぷんぷんさせるのだ

少年の性と少女の性が入り混じった姿
それこそまさに一種の完成系と言えるモデルである

勿論ラミム・エアル・ノルトの三人。
そしてまだあった事のないモデルや自分以外のカメラマンが撮ったモデルとか
沢山綺麗でかわいい子は沢山いて…
ティナ事ティーが一番だと言う気は彰吾もさらさら言うつもりはなかった。

そして今度はティーに対して
「じゃあティー限界ぎりぎりまでカットジーンズを股間に食い込ませて…
ブラウスのボタンも…おっぱいの個所以外は外して」
とお願いし、ティーも「分かった」と利発に言う事を聞き

Tバック並みに尻と臀部そして股間も本当にぎりぎりヴァギナが隠れる位に露出し
ブラウスも過激にボタンを胸だけしか止めさせず、引き締まった腹部や綺麗な臍まではっきりと見える。

そんなティーを取りまくり。
ティーとしてはもう十分だと思った彰吾は

「じゃあ今度はティナでお願いしようかな…スカートとかに着替えてくれ」
とティナにバトンタッチしてもらう

65巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 22:48:24 ID:MqADu/E2
ティナは
「はい!じゃあ私として撮ってね彰吾!」
とティナとしての微笑みのまま一旦服を脱いで、正統派美少女として下着もフルセットで装着し
可愛らしい赤色の肌を持つ超乳の美少女に変化していく。

最初は普通に女の子らしいでたちのティナを取っている彰吾だが
「よし…カーディガンを脱いで…靴下も……」
と少しずつ服を削ぎ落す様にティナに服を脱いでもらい、どんどん露出を上げていくが
美少女としてのノーブルな装いがエロティックながら下品にならないという絶妙さだ

そしてフリルのレース・ベージュのスカートに…下着も脱いでもらい
見飽きぬティナの132cmWカップのダイナマイトバスト
引き締まっているが、筋肉が適度に付いている53cmのウェスト
そしてきゅっと子供らしいが肉感的でもある引き締まった83cmのヒップと秘書を隠す赤く綺麗な陰毛が再び彰吾の前に現れる。

「よしよし…ティナポーズ…早々」
とティナは可愛らしくから美しくを主眼に置いたポーズで、男の子の心と海綿体を操る魔女の様な魅力を放っている…そして彰吾は

「じゃあ最後は…これだ!ネグリジェ!!下着を付けないで着て御覧…絶対に似合うから」
と彰吾本人が本来使ってもらう予定で持ってきた、極薄のネグリジェを出してもらい、ティナに装着してもらう。

「これで…最後か……頑張るよ彰吾!!」
と全裸の姿からネグリジェを着てもらうが、超極薄のネグリジェだけに服としての様はなさない
だが特別上等の生地でティナも余りの着心地の良さにドキドキ来てしまう
勿論着心地の良さのみならず、胸もおなかも陰毛も全部見えるが全裸ではないと言う二重離反がティナのハートを熱くする。

彰吾の思惑通り超極薄の生地はティナの赤い肌にベストマッチをし、ティナの豊満な胸にも
ティナの引き締まったお腹周りにも・子供らしい健康なお尻そして大人顔負けに発達したヴァギナ全てに当てはまっていた。

そんなティナを取り続け…カチカチという音が響き渡る……
彰吾もティナもなんだろうと思うが…よくよく見たらもう全フィルムを使い果たしていたのだった。

彰吾はティナに近寄り、これでもう撮影が完全に終わった事をため息をつきながらだが
「終わったか…俺としてはティナのネグリジェ姿をもっと取りたかったけど……
ご苦労さんティナ!!俺の手伝いと俺のモデルを務めてくれて本当にありがたかった!!
ありがとう!!」
と改めて全工程が完全無欠に終わったのはティナのおかげだと彰吾は思いティナの手を取ってがっちり握りしめる。

ティナも
「彰吾が私やみんなのヌードを一生懸命撮ったからだよ彰吾!!
私も…私のヌードを彰吾に撮ってもらってうれしかった!!」
と彰吾の手を握り返しながら心から喜ぶのだった。

66巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 22:49:31 ID:MqADu/E2
そして…流石に全撮影行程が終わってすぐSEXしようと言う気には二人ともなれず
一旦ティナに服を着せて、二人で食事をする。

彰吾もある程度料理は作れるが、ティナが「私に任せて❤」と料理を作ってくれた

実際三日ぶりにティナの手料理を食べる彰吾だったが
「やっぱうまいなティナ!!お前さんの料理は最高だ!!
ジャンゴに教えてもらったのか?」
と彰吾はティナがかなり料理に対して手慣れている事が気になって、誰に教わったのか聞いてみる。

ティナは
「うん!サバイバル料理はジャンゴ父さんに教えてもらったけど…普通の料理は母さんにかな」
と教えてくれるのだ。

そんな和気あいあいとした会話を二人で楽しみ。二人で料理を食べた後
「それじゃあ俺からでいいかティナ……ティナが汚くない様に洗える所綺麗に洗いたいから」
と彰吾はお風呂に先に入りたいとお願いをする、こういう事をする以上汚いのは避けたかったからだ。

ただティナは彰吾が自分を気遣ってくれるのは先刻承知とばかりに
「もうお風呂入れておいたよ。休憩中位にね」
とあらかじめティナがお風呂の用意もしてくれて…先に彰吾が入り体を洗う

「体はよーく洗った……ではこれだな!」
彰吾はお風呂に入って体と髪を洗い、最後に平常時でさえも大きいペニスに取り掛かる
「出さないように…出さないように……ぬぅ!!俺も感度…高ぶっているな」
とカリの部分を洗おうとするが、その度にティナの陰毛が茂って肉厚のヴァギナやたわわなバストを思い出してしまい、むくむく勃起し…ペニスは一気に臨戦態勢にまで大きくなってしまう。

そのサイズはティナの腕くらいの太さもある規格外の巨根であり
西洋の太さと東洋の硬さが融合した女泣かせな究極のペニスである。

この後すぐこのペニスで可憐な乙女の肉をえぐって処女を散らすんだと考える度彰吾は
一抹の罪悪感と。処女…しかもティナほどの超乳美少女で童貞を捨てられる事に魂までも身震いするのだった。

しかもティナの膣内で更に大きく膨らみそうな位に…まだまだ高まる事も承知していた。
が…ここで射精しないように気を付けながらずるむけのカリを洗い…竿も丁寧に洗うのだった。

そして体が完全に綺麗になったと彰吾は確信し
「ティナ俺はもう大丈夫!完全に綺麗になった!俺…ベッドで待ってるから次はティナがお風呂入れよ❤」
とティナに自分が上がって自分は寝室で待つと言う、このままお風呂で始めてしまってもいいのだが
最初のSEXは普通にベッドでしたかったのだ、それはティナも同じ事で
「はい彰吾!じゃあ遅くなるけど……ベッドで待ってて❤」
とティナも体をじっくり洗う模様だ。

67巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 22:50:02 ID:MqADu/E2

彰吾はそのまま寝巻に着替えて寝室に移動する、湯上りの体はまさにピカピカだった
そして入れ違いでティナがお風呂に入る。

ティナもお気に入りの…初夜を過ごすように撮影最後に着たネグリジェ
しかもあえて締め付けるブラジャーもパンティーすら持っていかなかった。

ティナは肌を傷つけないよう何時も自分の手で体を洗う
まずは丹念に紅く美しい髪を洗い、次に顔と首を洗う。

そのまま背中を丹念に磨いた後でようやく…自分のたわわなバストに取り掛かるのだ。

「この胸…彰吾が綺麗って言ってくれたんだもの…自然体でもっと綺麗にならなきゃ!」
と自分に言い聞かすように胸を手で洗いだすが、まだまだ胸の成長は止まらない様で
基本として柔らかいが、芯がぎっしり詰まって…克皮膚が薄めの為か…感度も強く

「んっ…んぁぁ❤」
と胸を洗うだけでさえ乳首が硬く膨らんでしまい雌の喘ぎ声が漏れ出すのだった。
そして少し呆けたティナだったがそのままお腹周りを綺麗にし、しまったお尻を丹念に…
勿論初めてだが…アナルも綺麗にしようとゆっくり指をさしこんで…アナルを洗浄するが

「はぁぅ❤ぅうあ❤」
と菊門は自分の指を華麗に…しかもきつく締め付けて自分の指を加えこむ
が…ティナは喘ぎながらも倒れないように踏ん張り、アナル周辺を完全に清めた
そして足を先にやってから…いよいよ肉厚のヴァギナに取り掛かる

陰毛の周りは愛液でもうてらてら艶が増していたが…ティナは陰毛もシャンプーをかけて
ヴァギナを指でくぱあと開き…まだオナニーすらした事が無い純情なティナだったが
生まれて初めてオナニーの様な洗浄をする。

「はぁぁぁぁ!!!ひゃふぁぁぁん♪♪」
生まれて初めてティナは自分の感度が限界まで敏感になっているヴァギナに触った瞬間
体を震わせながら…愛液の潮吹きをして、絶頂してしまう。

「はぁ…はぁ♪こんなに女の子って……気持ちがいいんだ…体が溶けちゃいそう……」
と絶頂し虚脱していたティナだったが気を取り直し、陰毛から完全に満開に咲き誇っているふっくら肉厚の恥丘
そしてティナ自身も始めて見る陰核…要するにピンク色の綺麗なクリトリスが…しかも大粒なクリトリスが勃起していると分かっていたので

「私…興奮しているんだ」
とぼつりとティナは囁くも…彰吾はこんな感じやすい私を嫌いにならないかなと少し心配になってしまうが
それ以上に男との交わりがどれほどの快楽を得られるのかと思うと、ティナは自分の無垢なはずのヴァギナから蜜の様に濃い愛液が流れるのを止められなくなる。

が…それでもイキながらだが丹念に全身を洗い終えたティナは体の火照りをお風呂に入って、ある程度鎮めながら体を適度に温めて、浴槽から上がり。
タオルで豊満な裸体に寄り添うようについている水気を取り、薄手のネグリジェを着て彰吾のもとに向かうのだった。

湯上りで赤い髪の毛は湿り、艶を帯びた肉体はただでさえ豊満で美しいティナの体を扇情に見せ
下着を纏わぬ姿はうっすらとだが濃い目の赤い陰毛に132cmWカップと言う異常な大きさの
しかしツンとした半球の美しい形で乳首や乳輪も淫靡だが鮮やかで、清純さと淫乱さが同居している。

68巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 22:50:43 ID:MqADu/E2
その扇情的すぎるままティナは彰吾が待っているベッドに向かうのだった。
そしてそのままベッドで待っていた彰吾にティナは駆け寄って、お互い抱きしめ合う。

ティナには彰吾の熱い胸板を…彰吾は温かいティナの豊満な132cmWカップの柔らかくも芯のある硬さを感じる。

そしてどちらともなくお互いの唇と唇を重ね合わせる優しいキスを交わす。
お互いまだ何も言わなかった…何か言う事すらも野暮に感じたからだ……

だけど…お互いを求めある熱は一気に高まり、優しいキスからどんどん激しいものになっていき
彰吾の方からティナの唇に舌を指し込み、ティナの舌に絡め始めてくる。

「んっ〜ぁはぅぅ!!彰吾ぉ……」
その行為にティナはびっくりし、少し体を硬直させたが、すぐ取り直し自分もおずおずとだが彰吾の舌を受け入れ、舌を絡め合わせていく。

そして更に激しいディープキスを交わしながら彰吾はティナを抱きしめながら、背中に合わせた手を
ティナの括れた腰から…引き締まった可憐なヒップに伸び、優しいタッチで撫でまわすと…

「あんっ♪あぁっ…あぁぁ!!❤❤」
ティナの引き締まった自分のヒップを薄いネグリジェ一枚を通して撫でられながら、いまだに熱いキスが続きティナは全身をひくひく震わせる。

そのティナの快楽から来る身震いの為か、ティナのWカップと言うたわわすぎる大きさの綺麗なバストが彰吾とティナの間で淫靡な形に潰れる

そしてティナは自分の豊かすぎる爆乳肉の質感…柔らかくも張りと弾力のあるまだまだ成長をする胸が彰吾の胸にくっつく度
ティナの雌肉の熱さで彰吾の寝巻の下腹部が途端に熱くなり、猛っている男根がティナの薄皮一枚のネグリジェに押し当てられ

ティナのヴァギナは彰吾の熱を感じてヴァギナから通してネグリジェが濡れていく
それくらい激しく密着し、舌を絡め合い、抱き合っていた彰吾とティナだったが彰吾の方から離れてティナの手を取って

「じゃあ…ベッドに行こうかティナ。ティナの体の隅々を知りたいから」
と優しく微笑みティナのエスコートをする

69巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 22:51:17 ID:MqADu/E2
ティナも少しお辞儀をし淑女の様に
「喜んで」と彰吾の手を合わせてベッドに向かう。

そしてティナを先にベッドに座らせて、彰吾はティナの背中に回りだす…
少し心配そうなティナの表情を確認し、後ろからティナの豊満な胸を手で触って
ネグリジェ越しに揉みだしていく
「ひゃぁぁん❤」ティナの甘い声……超敏感なティナの胸はまるで性器の様な感度を見せつける。

彰吾はそれを知り、まずは優しいタッチでネグリジェ越しから胸をこねる位の力で揉む。
「適度に柔らかく…張りつやのいい胸だ……素敵だよティナ」
と紳士としてティナを褒めながら

極薄のネグリジェ越しからでさえ、ティナの圧倒的な乳肉の感触は心地よく
まるでスライムの様に自分の手に引っ付く弾力と柔らかさを感じ取る。

「ンはぁ♪ふぁんっ!!気持ち…いいよ彰吾……」
なれない乳房への愛撫で気持ち良くなりすぎて、うっすら涙を浮かべてしまうティナだったが
ティナは彰吾の愛撫の感触に天にまで登るほどの快感を得ていた。

彰吾もそれを分かっていたようで
徐々にだが負荷をもう少し掛けて、思い描いた通りにWカップの超乳を捏ね回していき、ティナの感触を更に深く知っていく。
薄布に包まれている胸の感触はまさにプリンプリンとしか言い様がなく、それを今度は轆轤の要領で乳房全体を愛撫するように回しながら撫でまわす。

ただ捏ね回していくうちに薄布のネグリジェ越しから胸がこぼれそうになり
現に今もたわわな胸の為かボタンが飛びそうな胸元のカットから、上半分が飛び出し
完全に上部乳房はぎりぎり乳首と乳輪が隠れていると言うエロス極まりない事になっている。

勿論ネグリジェ越しに触る感触とは全然異なり、彰吾は感動しながらもすべすべ赤い肌の上部分に直接手で触って、感触を楽しむ。
上部分だけでも並みの女以上のバストサイズ。そんな詰まったボリュームたっぷりのうしちちを触れば触るほど撓み、より一層乳肉がこぼれ出ていく。
余りに凄すぎる…生々しく淫らなティナの乳房だった。

70巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 22:52:08 ID:MqADu/E2
「俺…実はこんな形で女の子触るの初めてなんだ……しかもこんな大きなおっぱいで可愛らしいティナ
まずは胸をとことん責めてあげるよティナ」
と耳元で囁き、ティナのうなじにキスをしながら優しくティナを刺激する…勿論両手はティナの胸を揉み続けてだが

彰吾に愛撫されるがままのティナはボタンが飛びそうなネグリジェをうっとりしながら見つめ
「私もぉ…嬉しい……初めて男の人に愛情を持ってこんなことしてくれるの…初めてだからぁ
私の恥ずかしい位に大きいおっぱい…彰吾だったらぁ……」
と淫らに溶けた表情のティナはそんな様子でもじもじしながらも更に胸を愛撫してもらいたがる。
甘い吐息を上げながら少女は淫らな雌としても無意識でこれが雄の喜ぶ事だと理解している故ティナは彰吾にもっとしてと言ったのだ。ただしまだ無垢なティナとしては自分から積極的に求める事は恥ずかしすぎて出来ない。

彰吾はティナの初々しさと恥じらい…そしてティナに見え隠れする淫らさとにぞくぞくしながらも
「そうか……じゃあもっと俺ティナを正直にさせてやる
ティナ…俺に胸を揉まれて……感じているんだろ」
とティナに軽くからかう感じで言いながらも、彰吾は更に激しくネグリジェの上から執拗なまでにティナの豊満すぎる胸を揉みまくり可愛がる

いまだ無垢な魂のティナだったが、ティナの淫靡な体は彰吾の責めを気に入り、ティナの豊満すぎる乳肉は彰吾が一揉み・一揉みと重ねるうちに、柔らかさ以上に若い張りが増して…乳肉におっぱいが溜まっているのではと彰吾が思い違いをするほどだった。

「……ひゃんっっ!!ひゃん!!ひゃぁぁぁぁんんんん!!!!!」
彰吾にからかわれたティナは顔を真っ赤にしながらも、彰吾の絶妙なタッチで豊満なWカップを揺らしていくが…まだ恥ずかしいのか何も答えず顔をそらす

だけどそんなティナの女の子らしい初々しく可愛らしい仕草が彰吾には溜まらず、もっと突っ込んだ事を言ってやろうと
「感想を言ってくれないと俺何とも言えないよティナ。揉まれるの嫌じゃないみたいだけど」
と優しく言いながらも思いっきり胸を揉んでやるとティナの腰は跳ね上がり

「あひゃぁん❤❤」
とティナの雌として出す甘く切ない吐息が返事となって帰ってくるが
彰吾はあえて許さず、ティナの薄く感度のめちゃくちゃいい乳房を揉みしだき、ティナの巨大な乳房は彰吾に揉まれる度淫らな歪みを見せ
彰吾が痛くないぎりぎりまで負荷をかければ、彰吾の指からティナの豊満バストのお肉がたわわにはみ出していくのだ。

その激しい乳責めにティナは悶絶し、雌の狂いを覚えながら
「んぁぁぁ!!らめぇ!!彰吾ぉ…ふぁぁん!!ら…らめなのぉぉ♪」
甘い叫びを洩らし、ティナは生まれて初めて本格的に乳房から受ける、激しいエクスタシーを体中で感じている。

勿論らめと言われて彰吾は止める訳無く
「ティナやっぱり気持ちいいんだな……俺は止めないよティナ
もっともっとお前のでかぱいでお前を気持ちよくさせてやる…こんな風になっ!」
と今度もぎりぎり痛くないまでティナの乳房に彰吾は力を入れるが、今度は下部分も本格的に始める

71巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 22:52:48 ID:MqADu/E2
彰吾はあえて乳首・乳輪はまだ触れないように
だけど服からまろび出た上半分・ネグリジェを着たままの下半分の違いを楽しむようにティナの胸を揉み

更にティナのうなじにキスを連発しながらティナの肉の疼きをさらに増大させていき
「ティ〜ナ♪正直に今彰吾に私のおっぱい揉まれて気持ちいいって言ってごらん❤
そうしたら…乳首触ってあげるから」
と彰吾はティナの淫欲を煽ろうとする

ティナは内心
(どうしよう…確かに乳首触って欲しいし…乳輪も熱くて……彰吾に揉んで欲しいって思っているけどぉ)
と淫欲に任せたい本能の部分と
(でもあまりに淫らな私で…本当にいいの??)
清純な魂のせめぎ合いが起きるが

彰吾にうなじを沢山キスされ、更に生殺しの様に乳房だけを丹念に揉まれると言う淫らな拷問に本能が魂すら凌駕し
「ふぁい彰吾ぉ♪わたし…すっごく彰吾におっぱいを揉まれて…かんじてるのぉ……
オナニーとか本当にやった事のない私だけどぉ…もっともっと感じたいの…お願い彰吾!
乳首や乳輪も……触ってください」
と淫らなおねだりを自分から恥ずかしがりながらもはっきり言う。

実際彰吾はティナの乳輪や乳首を見てみるが、彰吾はティナに優しく囁く
「ティナ……本当にティナってスケベな女の子なんだな
もうお前の乳首ネグリジェごしに硬く勃起して……乳輪も膨らんで…本当に淫乱な…凄い事になってるよ」
とティナを傷つけないように…そして更にティナの羞恥心を呼びながら、淫らに染めようと彰吾はするのだ。

実際彰吾がそういう様にティナの乳首と乳輪はまだ直接彰吾自身触っていないのに
ティナの乳房先端。つまり乳首と乳輪はネグリジェ越しでぷっくり膨らんで熱くなっていた。

が…彰吾も辛抱たまらんと言う表情でまず膨らんでいる乳輪を優しくなでただけでティナは
「あふぁぁぁ♪♪」
体をビクンと震わせた。少しだけ彰吾もびっくりしたがティナはもう乳輪だけでさえオナニーが出来るほど性的快感を得られるようになったのかと嬉しくなってしまう。

そう彰吾が思うほどティナの雌としての開発は急ピッチで…しかも自分好みに染められる喜びに少し浸った。

すべすべした乳肌もいいのだが乳輪の質感もたまらず…彰吾はティナに甘く
「熱くて…もちもちしてるティナのスケベな乳輪……気持ちいい」
囁きながらも乳房から乳輪に彰吾は愛撫のターゲットを変え、指先を使って乳輪をいじるとティナは更に激しく。

「んひゃあ♪♪やぁっ♪あぁぁん!!」
鼻にかかった甲高い声でより一層淫らな喘ぎを聞かせてくれる
そうして乳輪を弄っているうちに、彰吾はティナの乳輪が余計膨らんでマシュマロの柔らかい弾力からゼリービーンズの様なこりこりした弾力に変っていき。

ティナの大粒な乳首もより一層肥大し…更に淫らすぎる乳首に……大人の乳首に変化していくのだ。

72巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 22:53:34 ID:MqADu/E2
だが彰吾はティナの乳首が勃起して触って欲しがっているのは分かっていたが…ティナがもう一度自分から乳首のおねだりをするまであえて乳輪と乳房責めに特化していき

(らめぇぇぇ!!乳首…熱いのに……乳輪もおっぱいも気持ちいいけどぉ)
とティナの苦悶に満ちた表情を優しく見つめながら彰吾は、ティナのネグリジェに指を突っ込み。
いかにも可憐で淫乱な赤みが強いピンクの乳輪を直接、しかも下半分も指で擦るように触れる度
ティナの腰はがくんがくんと跳ね、あまりにも刺激が強すぎてしまうのか体をよじって胸を震わせながらも胸を思いっきり抑えられている為逃げきれず
「ら…らめだよ彰吾ぉ!体…感じすぎ……ちゃう!」
と甘く心地いい悲鳴が彰吾の耳に届くのみだ。

そしてもっと彰吾は乳輪責めをしてやろうと、ネグリジェの胸ボタンを外しティナの乳房を丸裸にして、
ティナを抱きしめながらも両手でそれぞれの乳輪を責め上げ,指で軽く潰したりして遊びながら
「どうティナ…気持ち良さそうだけど。
俺に乳首もいじくってくださいって言ったら…ティナの恥ずかしい位に勃起した乳首もいじくってあげるよ」
と囁きかける。

実際完全にネグリジェからまろびでたティナの乳房先端。つまり乳首は痛々しいほど膨れて…今すぐにでも男の愛撫を欲しがっていると彰吾は察していたのだ。
実際ティナは
「ムぐぅぅ❤恥ずかしいよぉ…ふぁぁん!!あぅぅん!!はぁぁぁん♪」
と恥ずかしがり中々彰吾の求めには乗らなかったが…もう限界だと思ったのかティナは

「彰吾ぉ…私のぉ……勃起して熱いHな乳首も……弄ってください!」
と彰吾の言葉以上に修飾し激しくいじくってもらう事を望み、彰吾もやったとばかりに
指先ほど膨らんで勃起したティナの乳首を彰吾は軽く指で押しつぶし、軽くねじり込むだけでティナは

「ひゃぁぁん❤」
と生まれて初めて乳首を男に弄ばれると言う刺激はティナにとっては未体験ながら
焦らされて性感が溜まっていたティナにとっては気持ちよく、雌の喘ぎとともに体を悶えさせていく。

それを見た彰吾はティナの雌としての感度を凄いと思いながら
「ふふ…ティナの勃起して乳首って熱いな……
でもまだまだでかくなりそうだぜ…更にティナをスケベな女にしてやる……
この乳首をまずは完全に勃起させてやるか」
とさらに開発を進めようと、ティナの乳房全体を揉みながら右胸の乳首を指で掴んで弄り
彰吾の太い指が万力の様に潰すとティナの乳首も負けないように血流を送り……ついに彰吾の指が負けるほどティナの乳首は授産婦並みの極大粒に勃起しきった!

73巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 22:54:57 ID:MqADu/E2
それをティナに見せつけながら彰吾は
「ほらっ!!ティナの乳首って勃起しきるとこんなでか乳首になるんだぜ……左の乳首もそうしてやるっ」
と今度は左胸の乳首を激しくつねりながらも、それだけじゃあ彰吾は返ってかわいそうだと思い

乳房に対して今までは優しいタッチで愛撫をしていたが、ティナの乳房を掴むと激しく揺さぶってWカップの胸が激しくたわませていくと不思議な事に
あっという間にティナの左乳首も右乳首と同じ位に硬く大きく勃起しティナはハァハァ息をついて感じているが彰吾はまだ許さんとばかりにティナの完全勃起した大粒授産婦乳首を激しくひねる!

「〜〜〜ひぃあああ❤」
とティナは意識の飛びそうな位の絶叫を上げるがまだまだ彰吾は足らず、更に乳首を先端から末端にかけて扱く様に擦り、緩急を付けて今度は乳輪ごと摘まんで乳首を扱いたりとしながら彰吾は

「なんてスケベなんだティナって!!
顔立ちや体はまだ可愛い子供なのに胸とおまんこは凄い大人以上に発達していて、完勃起したティナの乳首は凄くこりこりした弾力で…これ以上弄ったらホウセンカみたいに弾けちゃいそうな位…張り詰めてる……
でも…喘ぎ方とはやっぱり子供のそれでとても素敵だよティナ❤」
と熱っぽくティナに伝えながら、どれだけティナのおっぱいが淫乱であるか教えながらも
まだまだ淫らを教え込もうと彰吾自体の手は休めず、乳首と乳輪責め、そして乳房責めを丹念に行い生気あふれるティナの豊満な胸を淫らに蹂躙する。

ティナも赤面したまま熱い吐息で
「らめらめぇ!!こんなおっぱいばかり弄られたらぁ…わたし……馬鹿になっちゃうぅぅ❤
毎日毎日おっぱい触ってHなことばっかりしちゃうの彰吾ぉぉぉぉ!!!」
と恥ずかしがりながらも、つい体をもじもじさせてしまう。

彰吾は内心ティナがもっと乳首責めをして欲しいんだなと、こっそりティナの満開な淫花が開ききるのを見て分かっていたが、清純なティナは自分からそういう事は言い出せないだろうなと思った彰吾はティナの背後に回りながら

「少し態勢を変えてみようかティナのおっぱいの!」
とティナの132cmもある乳房をティナの背後から掴んで、ティナの背中までティナのWカップを持ってくる。

余りに露骨に自分の胸が大きいよと言われているようでティナは恥ずかしそうに
「いやぁぁん!!彰吾ぉ…やだよぉぉ」
と少しべそをかきながら嫌がるそぶりを見せるが、そのままティナの勃起しきった大粒の乳首前で

「凄すぎるぜティナ!背中まで持ってこられるんだティナの爆ちち!」
とあえてからかう事をいい当然ティナは

「ひどい…彰吾ったらぁ……こんなこと今しなくても……」
と先ほど以上に泣き顔のまま表情が変わらない

少しやりすぎたかなと思ったが彰吾は、ティナの泣いている顔もとてもかわいいと思った。
そしてもちろんティナに対してフォローを加える事も忘れず。
「わりいなティナ…ちょっといたずらしたかっただけだから……でもこれからが本番!気持ちよくさせてやるぜティナ!」
と謝りながら彰吾はティナの赤みが強い右乳首を自分の唇で加えこんで軽く噛んでやる!

74巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 22:55:49 ID:MqADu/E2

その途端ティナはまるで雷に打たれた様に
「彰吾…んっ……ンはぁぁぁ!!はぉんん!!!あふぃっ!あふぅぅぅんん!!!!」
と喘ぎ狂いながらこれまで味わったことのないエクスタシーを感じ、先ほど以上に四股や体を震わせる。

勿論彰吾は後ろに回りながらティナの乳房責めは止めておらず、かなり強いタッチでティナの乳房を揉む
その度にティナ自身自分の胸弾力がどんどん強くなっていくのを感じていたがそれでも彰吾の五指がティナの豊満すぎる乳房に食い込むのだ。
逆に言うとここまでティナのバストの弾力が強くなってしまい、生半可な力ではティナの胸がつかめない、だからこそ彰吾はティナが痛くないぎりぎりまで力を加え掴み揉むのだった。

が…どうしてもティナにとっては刺激が強すぎてしまうのか激しくティナは息をつきながら
「はぅ……あああ……ぁぁぁぁ」
と言葉にならない吐息を洩らす

それはそうだろう…ティナがそんな調子なのは
彰吾がティナの乳首を乳輪ごと貪りつく様に舐めたくりながら乳首を吸い、じゅるじゅると下品な音を響かせるほど激しく吸っているのだから。

ただし彰吾本人もティナを悦ばせたいだけでなく、ティナの甘く少し塩味がする乳首と乳輪の肌をとても気に入っていて。
思いっきり乳首を乳輪ごとバキュームの様に吸い上げたりして味を楽しむ。

「ひぃぃ♪ひぁぅ!!らめらよぉぉ♪乳首……気持ちいいけど…むずむずしてぇ……」
とティナ本人は彰吾の愛撫を喜んでいたが同時にくすぐったさも感じていた
元々ここまで乳首を乳輪ごと責められる体験なんて初めてで、限界以上になったティナの乳首と乳輪は彰吾の責めでオーバーヒートを起こしたように、漏電した電流が乳首から脳みそを満たす様に駆け上がるも
勿論直接性器を弄られている訳ではない為。いくら彰吾に胸を沢山責められてもティナはなかなかイク事が出来ず永続的な快楽を与えられながらも、飽くまで据え置きと言うイキ地獄を味あう事になる。

75巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 22:56:40 ID:MqADu/E2
彰吾もそろそろ肉厚のヴァギナをいじりながらティナのバージンを奪おうかと考えていたがもっと乳首を責めたくて今度はティナの左乳首を再び軽く噛んでやる

「ひゃぁぁ♪また乳首…私の乳首噛んでぇ♪あふぁぁおぉぉ!!!」
と淫らな叫びをあげるティナだったが少し乱暴に舐めたくって左乳首から彰吾は口を外すと
今度はティナの両乳首をまたも乳輪を銜えて……

その様子にティナは今まで以上の快感を感じて危険だと思ったのか
「らめぇぇ!らめぇらよぉぉぉ!!彰吾ぉぉ!!!それをされたらぁぁ…私……壊れちゃうぅぅぅぅ!!!」
と体をよじるが彰吾はお構いなしに左右同時の乳首を甘噛みした

「ひあぁふぁぁぁぁっぁあぁ❤❤❤」
その途端ティナはまたも雌の悲鳴を上げながら、限界を超えた様に全身を震わせる
が…彰吾はまだまだとばかりに甘噛したままティナの両乳首を乳輪から乳首を扱き一期に乳首だけでティナを生かせようとスパートをかけた!

「ん゛ん゛ぁあっ……ン゛あ゛ぁぁぁ❤」
ティナも言葉にならない叫びとともに彰吾は悟った
ついにティナはティナ自身の乳首と乳輪・そして乳房責めだけでついにイキ……乳首を開発しきったと
ティナの腰はがくがくし、ネグリジェの下腹部はティナの愛液ですっかり濡れてしまっていた。

そしてこれほどのチャンスを逃す訳がなく、彰吾はティナのネグリジェを脱がして自分も全裸になりたくましい肉体を見せつける。
勿論ティナに対して立派すぎるほど勃起したペニスもしっかりと彰吾は見せるのだ。

ティナも息絶え絶えだがしっかりと勃起した彰吾のペニスを見て
「大きい……大丈夫かな……」
と自分の発達したヴァギナでも入るか少し心配になる

彰吾はそんなティナの頭を優しくなでて囁きながら
「大丈夫……もう少しティナのおまんこを柔らかくするから」
と全裸のティナに覆いかぶさるように彰吾はのしかかり、満開の淫花なティナのヴァギナをより感じさせようとまずは陰毛越しに指で優しく愛撫する。

ティナは生まれて初めて異性から濡れたヴァギナを触らせるのだが……
「ひぁぁぁっ!何彰吾ぉぉ❤さっき…意識飛びそうになったばかりなのに……また意識飛びそうな位っ」
と激しくのけ反りながら雌の悦びをまた学習する。

彰吾もティナに気を使いながら
「何回意識がぶっ飛んでも良いぜ……と言うかそこまで感じてくれるのは俺嬉しいな」
とすごく感じてくれる事に心から感謝し、左指でヴァギナを愛撫しながら
右手と口と舌はティナの乳房全部を愛撫し…余りの気持ちよさにとうとうティナは落涙しながら身悶え、無意識で体が動いてしまうのは止められない。

ただでさえ蜜まみれなティナのヴァギナだがここにきて更に濃厚な蜜を流すようになり淫らな水音と匂いが部屋いっぱいに広がっていく
しかし彰吾はもっと激しく左指をティナの大陰唇を擦りながら、乳房全体を再び蹂躙するのだ
彰吾の左指はティナの大陰唇内部の肉粘膜を刺激し、右手でティナの右乳首をねじり、ティナの左乳首を吸い上げると言う三点攻めにもうどうにもできないままもうティナはイキすぎて
「ぁぁぁ……ぁぁぁぁ」と虚ろな声しか出せない状態だが、その初々しさ・たどたどしさが逆に処女のそれで彰吾は満足だった。
喘ぎ方などこの夜でたっぷり教え込めばいい。満足に動けないティナのかわりに彰吾はアグレッシブに動き、ティナの淫花に対し自分から顔をくっつけ、淫花の蜜をすくう様に舌をヴァギナに差し込み、舌先がティナの膣内で動きまわる事で

「ふぁぁぉぉぉぉ!!」
ティナは体が跳ねあがり、反射的に足を閉じるも、彰吾はくぱっとティナの足をM字に開きながら

「ティ〜ナ足閉じちゃだめだよ」
と声をかけながらティナのぷっくりと勃起したクリトリスを口で含んで舐め上げて舌の快感をティナのヴァギナに教え込む。

クリトリスを舐め上げ・突っつき・淫らな唇を絶妙なタッチで舐め上げるのを繰り返していく。

「あぅあぁぁあぅぅぅぅ!!」
ティナの恥ずかしそうな表情とともに確実に体は感じているようだ。

その証拠にティナのヴァギナは狂い咲きの様に発育が速いとはいえ子供とは思えないほど膣口は手が入りそうなほど綻ぶが
彰吾はもっとクンリニングの楽しさを知ってもらおうと、更に舌をヴァギナ奥深くまで突き刺し

「あひゅぅ…あひゅぅぅぅ♪」
とティナを舌の魅力に夢中にさせてから、更にディープにティナの下をずっずと舐め進み
ピンク色のアナルを舐めたくった!

その刺激にティナはつい
「ふにゃぁっ!!きたないよぉぉ」と体を綺麗にしていると分かっていたがついそういう事を言ってしまう。

76巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 22:57:38 ID:MqADu/E2
彰吾はそんなティナに笑いかけながら
「ははっ!ティナのアナル凄い綺麗だぜ!
でも…そろそろ……これが欲しいだろティナ……十分濡れたみたいだから……そろそろね」
とがちがちに勃起し、先走りを垂らしているペニスをティナの顔に擦りつけながら挿入したいと言う。

ティナは今までイカされた分疲れながらも、その灼熱の様なものを見つめて……ただ一言
「うん……いいよ彰吾」
と挿入を認める……ついにこの時が来たのだ。

彰吾は正常位の態勢でティナを深く抱けるようにしながら
自慢な未使用大木ペニスを淫らすぎるティナの花芯に押し当てて思いっきり腰を引いて一突きにかける!

「じゃあ行くぜティナ!」

と彰吾はティナに対して思い切りよくティナのヴァギナ目がけノータイムで一気にティナを自分の怒張で貫いた!

その拍子にティナの淫蜜がヴァギナから巻き飛ぶほどの勢いだ!

彰吾に伝わる初めての感覚。ティナの膣が自分の極太を激しく締め付け
乙女を守る膜をカリがつき破り、一気に自分の物がティナの子宮口まで突き当たったのだ

「!!!っっ!!あぁっ!!いたぁい!!」
ティナの悲痛に満ちた可愛らしい叫び声。
彰吾はティナには悪いと思ったがこんなにも可愛らしい少女で自分の童貞を捧げられた事
そしてティナの処女を奪えた事に心の底から喜びを覚えた

そして一度ペニスをティナの処女膣から引き抜き
破瓜の証である血が極太ペニスのカリにべったり付着したのもちゃんと彰吾は確認しティナにもはっきり見せた。

それを見たティナは
「あふ……はぁ…はぁ…わたし…彰吾のペニスで…女に…なったんだ……彰吾だけの…女に」
といき絶え絶えにティナも純潔の証をきっちり彰吾に捧げ、自分も少女から一人の女になったのだと悟ったのだ。

そして彰吾はまたティナの頭を抱いて
「頑張ったなティナ……これでもう少しスムーズに挿入できるようになっているから」
と励ましながらも今度は正常位以上にペニスを深く突き刺そうと、座位の体位になって再びティナのヴァギナに自分の童貞卒業でかペニスを入れ込む。

77巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 22:59:51 ID:MqADu/E2

ただ流石にロストバージンを…しかも規格外ペニスなのだからある意味当然と言えるが…
「いたぁっ…まだ…ジンジンするっ……けど…私も頑張るから……」
流石にティナは先程以上に痛がらないが、まだ痛みが0になった訳ではないと痛々しいティナの表情から彰吾も理解していたのだ。

その為彰吾も少しずつ挿入をし、ちょっとずつ自分のペニスにティナのヴァギナを馴らさせていく。

「ごめんっ…彰吾…まだ……痛いから……もう少しゆっくりっ」
とティナが痛がるが、あえて彰吾はスローペースながら挿入を止めず
いったん自分のペニスをティナからある程度引き抜いてから、ゆっくりと深く挿入させるというやり方で強引だがペニスの良さもヴァギナに叩き込む。

その甲斐があったのか…ティナの表情から痛みによる険が和らぎ
彰吾としても相変わらず凄い締め付けだが、単に経験不足から男根からザーメンを絞りとるような動きに膣がなって無駄な力がかからなくなってきている。

それを見通した彰吾は徐々にリズムを早くしながら、より深くティナにペニスを指し込みティナを酔わそうとする。

ティナ本人も痛みもだいぶ和らぎ、それと反比例するように彰吾の鼓動やペニスを喜んで加えこんでいると認識してきたのだ。
この痛みと快感こそが女の幸せと知り…溺れてみる事にしたのだ。

そのうっとりしたティナの表情を見た彰吾は、更に限界までティナの膣内にペニスを限界まで深々と差し入れて腰の動きを全開にすると
当然ティナの体揺れも大きくなり、Wサイズのバストもたわむように揺れていくがティナも彰吾に激しくヴァギナを突かれながらも溶けてしまいそうな表情のまま

「はふぅぅ❤彰吾のおチンチン私完全に……加えこんで…飲みこんでるぅ
あんなに大きいおちんちんが…私の中で…喜んでいるのわかるのぉ」
と激しく息を切らせながら、とうとう子宮口にペニスが当たる位まで深く銜えこむのだった。

そして彰吾もティナの膣が天性の名器だと思い知らされていたのだ。
愛液がこんなにたくさんティナから溢れててもまだまだ無尽蔵にティナのヴァギナから濃厚な蜜のように流れ出し。
膣壁のひだも一本一本の数が異常に多いのに加えて、蛭の様に一本一本が自分のペニスを愛撫し…何回も意識が飛びそうになっていたのだ
しかし耐えきれず射精しそうになると級に膣が締まり、射精できずにむらむらとともに彰吾のペニスも限界一杯まで肥大していった。

そうティナが苦しかったように彰吾もまた苦しかったのだ。

だがそれも終わりとばかりにゴールの子宮口を激しく彰吾は叩き、子宮口すらも突き破る勢いでガツンガツン突きながら
ティナも彰吾も高まっていき、お互い快楽で体全部が沸騰しながらもついに彰吾は

「オォォオオオオオオ!!!」
と雄の雄たけびを上げながらティナの子宮口目がけ特濃初ザーメンを射精した!
「あぁっぁぁぁぁぁあああああああ!!!」
ティナも雌の嬌声で彰吾に答え、彰吾の特濃初ザーメンを子宮口を通して子宮に…
そして膣内すべてが濃いクリーム一色になる位の分量が一気に掛ったのだ。
更には彰吾の出したザーメンの勢いが強すぎて、直に子宮にかかったザーメンもあった位だ。
もしもティナが初経を迎えていたら確実に危険日で無くても妊娠していた事だろう。

二人ともこの初SEXに力を使い果たしたとばかりに、暫く二人とも抱き合う事しかできなかったがそれはそれで気持ちがよく、彰吾はティナの胸の感触を感じながらまたティナの中で射精をする。

そして二人の呼吸も正常に戻り、いったん彰吾はペニスをティナのヴァギナから引き抜くが
どろっとしたザーメンがべじゃぶじゃと土砂雨の様にティナのヴァギナからこぼれ出た。

78巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 23:00:32 ID:MqADu/E2
ティナは思った以上に体に沢山射精してもらった事を知って
「すっごく沢山出したんだ彰吾」
と感謝の念を込めてティナは彰吾にお礼を言う。

彰吾も頭をかきながら
「いやぁ〜ティナの全部が良かったから……俺の方こそこんないい体と名器で……
そしてティナの気持ちとか温かくて…こんないい子で童貞を卒業できたと思うとうれしいぜ全く」
と初めてのSEXがとっても気持ち良く、ティナも喜んでくれたようで男としてもうれしく思うのだった。

そんな照れた表情の彰吾だったがふと思いついたように
「あ…そうだティナ悪いけど少しやって欲しい事があるんだわ
俺の事変態って思っても良いけどさ…どうしてもヤリたいプレイを思いついちまったんだ」
と彰吾は少し恥ずかしそうな声でティナにお願いをする

ティナは何をいまさらという感じで
「何??私のバージン貰って置いて今更恥ずかしがる事無いじゃない」
と彰吾が何を頼むか知らないけど何でも聞くわよと返す

「実はな…アナルバージン奪うときはティーとして喘いで欲しいんだわ
ほら…ティーの様な可愛いオトコノコ相手だったら一度そういう事してみたいなって……」
と彰吾は恥ずかしそうに言うが、いきなりティナからキンタマをきゅっとひねられ

「いでっぇ!!やっぱダメ?ティナ」
と彰吾は痛がりながらもやっぱダメだよなと言う表情になるがティナは…

「もうっ❤しょうがないな〜彰吾は
ボクにそういうことしたいって変態さんだったんだね…でもボクも…変態かも
ボクを…ボクのアナルバージン…好きにしても良いよ」
ティーとしてアナルバージンさえも捧げてくれると言ってくれるのだった。
その証として自分から後ろを向いて彰吾の前に尻を突き出して、アナルを二本指でくぱっと開く

小さめのアナル内部はティナの褐色肌とは異なる、直腸の綺麗なルビー色がみえ…
ヴァギナとは違う美しさを誇っていた。

79巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 23:02:49 ID:MqADu/E2
その美しさに惚れぼれしながらも彰吾は一旦ティーに対して向き直ってもらい
「その前に…潤滑油が欲しいから……まずは俺のペニスをお前の唾液まみれにしてくれないかティー」
とフェラチオを頼む。
実際ペニスの奉仕をして欲しかった事もあるがこのままアナルセックスをすると
ティーことティナのアナルをキズものにしてしまう恐れがあるので、一旦唾液で滑りやすくしてもらう為だ

彰吾のペニスは二度激しくティナの膣内に射精したにもかかわらず
相も変わらず激しく脈打つ男の生命そのものを具現化したものだった。

ティーはそのまま
「大きいよ彰吾のペニス…それともおちんちんって呼んだ方がいい?」
ティーの口調で彰吾の極太ペニスをうっとりしながら見つつ、ペニスの呼び方で少し迷うが彰吾ははっきりと

「それじゃあ…ちんぽ!下品にちんぽでいいよ。今だけはティーが相手なら…男同士だし…」
と恥ずかしい呼び方で呼べというが、ティーとしてのティナだった為。

「うん!しょうごのでかちんぽ!ボクが沢山舐めてあげるっ!!
それでボクのスケベなお尻の穴にずぼずぼって彰吾にちんぽ欲しいっ!!」
と少し顔を赤くしてだがあっさりちんぽと言い、自分でもスケベなお尻だと言って奉仕を開始する

ちろ…ちろっ
まずは舌先でおずおずとカリを猫の舌みたいに舐めると…
「ふぉぉッ!!」
と彰吾が先程のティナ見たいに体を跳ねて震わせる

その様子を見ながらティーは
「彰吾ったら女の子みたい……じゃあボク初めてだけどもっと彰吾を満足させてあげるね…」
と中性的な声で囁き…徐々に…そして大胆になってきて
男そのものな赤黒い艶なカリの部分だけを口に含み、彰吾のザーメンとティナとしての愛液の味を味わいながら舐めほしていく。

彰吾は更に腰を震わせながら
「うぉぉッティー!!初めてだけど…舌使いうめえぇぜ!!このまま覚えていったら俺お前の舌だけで……イクッ!!」
と一気に射精したくなるほどの天性の冴え。ティーの舌は急速に彰吾の感じるポイントを覚えていき……一気にペニスを全部銜え込む!!
勿論慣れていない為か最初はごぼごぼと溺れる様にむせかえっていたが……徐々にペニスを咽る所からずらしつつ、ペニスのサイズに慣れていき
ティーはうまく彰吾のペニスを喉元まで銜えこみ、頬と唇でペニスを刺激しながら頭をゆっくり上下に動かすフェラをする。

正直まだまだたどたどしい所があるが、下手なプロよりも素人がやる分刺激的な上
ティーもなかなか上達が早く、純粋さとテクニックがうまい具合に噛みあっていたのだ。

「うぁぁ!!ティー……お前の口って天性だ……初めてちんぽを銜えこんだにしては……うま過ぎるぅ」
と先ほどのティナとは逆に彰吾がティーの舌技に翻弄されてしまう。

そしてティーはとどめとばかりに自分の舌で彰吾のペニスを激しく舐めたくりながら一旦ペニスを口から離し
カリからどんどん下に舌とつつとずらしていき…亀頭の表裏から太い竿をつっつと舌でなぞり……とうとう玉袋まで舐めていき…ついには玉袋を口に銜えこんでクラッカーの様に二金玉をぶつけて激しく刺激する。

「ぐぉぉぉぉ!!!」
その衝撃と快楽で彰吾から悲鳴に似た喘ぎ声が漏れ出していくがティーは駄目だしとしてティナの時に両乳首を噛まれてイカされた事を思い出し
彰吾の両金球を甘噛みした……その途端彰吾は全身がくがく震わせながら

「う……ウぉぉぉぉんんん!!!」
と咆哮一閃し三度目の射精をティーの顔に激しく放出する…赤褐色の美しい美少女…今は美少年か……
それが男のクリーム色をした濃厚のザーメンがかかって、さも言えない美しい化粧となった。

今だ激しい衝撃で壊れた蛇口の様にびゅるびゅる射精する彰吾を見ながらティーは自分にかかった顔のザーメンを指で掬って舐めてみた
「……うっ!にがぁ……でも彰吾のくっさいザーメン…ボク好きだよ
……じゃあ今度はボクのアナルに彰吾のぶっといちんぽハメまくってよ!!」
とザーメンの味に顔をしかめながらも、ティーは彰吾に対して再び後ろを向いてまたアナルを開く。

80巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 23:03:43 ID:MqADu/E2
まだ全身息絶え絶えの彰吾だったが……ティーのアナルを見せつけられペニスはあっという間に先程以上に血流が集まる様な……100%以上の回復を見せた。
そしてティナとしてのヴァギナを触りながら押し倒し…今だ濃厚な蜜をすくい取る

「ひゅぁぁん❤」
とティーはティナとしての喘ぎを見せるが彰吾の方はその蜜をティーの淫乱尻穴に塗りつけていく

「ひゃっっ!!彰吾ぉぉッ!!ボクのあそこの蜜ぅぅも潤滑油にするのぉぉ」
と少し乱暴に指でヴァギナをくにくにされながら喘ぐが彰吾は

「出来ればあそこじゃなくて下品におまんこ。そしてアナルはケツまんこで通してくれた方がいいなティー…またはティナ」
とおまんことヴァギナ・アナルをケツまんこと下品な呼び方で呼べと迫った…そちらの方がより淫らで彰吾も楽しいからだ。

それを察したのかティーとしてもティナとしても了解したとばかりに
「ふぁん!!ボクのおまんこぉぉまだエロい蜜たくさんれるからぁぁ」
「私のおまんこ蜜と彰吾のザーメンを私のスケベなケツまんこにたくさん入れてくらさいのぉぉ」
とティーとティナの淫らな声が混ざって余計彰吾は興奮していき、明確にペニスが一回り肥大化したのだった。

「よしっ!ティー・ティナ!!お前のセカンドバージンも貰うぜ!!」
と掛け声とともにティナを後背位の体位にし、いよいよ禁断ロリータアナルヴァギナに挿入をするが……

「ひぎぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
流石にティーは激しい痛みから絶叫を上げる。
ティーとティナのアナルは潤滑油のおかげでかなりスムーズに挿入出来たが
彰吾のペニスはヴァギナに加えこんだ以上の太さで、ティナはどうしても目を白黒しながら激しく体が動いてしまう。
勿論アナルから腸壁が強引に押し開かれる感覚に激しい激痛も感じている事だろう。

だが先ほどキンタマを責められた罰としてなのか彰吾は
「もっと力を抜けティー!俺の力んで受け入れたら肛門が捩じ切れちまうぞ」
と力を抜くことだけをアドバイスしながらも、激しくペニスを挿入し腸にめり込んでいく。

「うぐぅぅぅッ!!いたいぃぃ……れも……れもぉぉ」
とティナは相変わらず痛そうだが、声色が少しずつ変わってきており……
ケツまんこでも感じ始めているようだった…その証として彰吾はカリから腸液がたっぷりかかり
更に奥深くまで挿入しやすくなり、そして無意識にティーは痛みを感じる度にきゅんきゅんアナルを締め付けて彰吾のペニスを刺激するのだ。

そして完全に奥深くまでティナのケツまんこに彰吾のペニスが挿入され…激しく突かれる頃には……
「ひぁぁぁん♪♪ひぁぁっ❤❤ひ゛ぃよ゛ぉぉ!!!
ボクのケツまんこぉぉ彰吾のぶっといちんぽが暴れてぇぇぇ腸液れるのぉ❤
あひっあ゛ひ゛ぃぃぃ!!!」
と完全に感じている表情で彰吾のペニスを完全にティーの淫乱ケツまんこは受け入れていた。

そして後背位の為か…激しく突けば突くほどティナの132cmバストが淫靡に歪み折れ
淫乱まんこからはウィスキーの様に濃縮された淫臭が立ち込めていた
だから彰吾はティナとしての快楽を味あわせようとティナのヴァギナに親指を挿入して
ティナのWカップを思いっきりベッドに擦らせると……
「ひぁ!!!!あヴぁがぁぁぁぁぁぁ!!!
淫乱まんこ彰吾の指が挿入されてぇち…ちくびがベッドにこしゅれてぇぇぇぇぇ!!
乳首の先っちょぉぉぉぉこずられなぎゃぁぁぁ❤まんこぐりぐりぃぃッぃぃぃぃ!!」
と発狂寸前のエクスタシーがティーとティナの脳みそにかけまわりのたうちまわりそうな勢いだったが…更に彰吾は

「まだだぜティー!!ティナのクリも潰してやるからティー!!遠慮なくいき狂っちまいな!!!」
とクリトリスを左指でこね潰しながら余った指でヴァギナを蹂躙し、右手はティナの豊満な量胸を揉みまくり。
彰吾の腰はティナの乳首が擦り切れる勢いで突きまくり、ペニスは臓器全部に振動させるくらいにケツまんこを突きまくった!!!

「ひぉアァァァァ!!!ちくび・まんこ・けつまんごぉぉぉぉぉ!!!!!!
イグゥゥ!!ボグいぎゅのぉぉ!!このままぁぁぁ!!イグゥゥゥゥゥゥッゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!」
ティーは完全に白目をむいた状態でアクメ顔のまま無様に絶頂した。

そして彰吾もそんなエロすぎるティーに対して最大の返礼とばかりに
「お…俺もイグゥ!!お前のエロすぎるケツまんごでイグゥぅぅぅぅ!!!」
と彰吾も意識が飛ぶくらいの快楽で、ティー同様人前で見せられないほどの無様なアヘ顔のままティー…そしてティナの臓器全てを犯す勢いで大射精を敢行するのだった。

81巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 23:04:33 ID:MqADu/E2
流石にあまりにお互い刺激が強すぎて彰吾のペニスがティナのアナルに刺さったまま動けなかったが、そっとティーは…いやティナは誰に言うまでも無く囁くのだった。
「さよなら…ティー……さようならアニムスの私……」
とティナはもう演じる事のないティーに対して別れを告げるのだった。

彰吾もティナに合わせて
「ありがとうなティー…お前は最高のパートナーだった……お前の事は絶対に忘れない」
とティーに別れを告げるのだった。

それからティナはヴァギナ・アナル・そして口の粘膜全ての純潔を彰吾にささげた後
彰吾と二人で夜が明けるまで体を絡め合い、本能のまま激しく性交を繰り返すが
二人の絡みに獣じみたものはなく、神語りの様な高潔さに溢れていた。

「あうっティナ…さっきよりも締め付けがっ…俺またお前の中にっ!!」
「いいよ彰吾ぉ❤私の子宮と子宮の入り口にぃ彰吾の…沢山っ!!ひぃぁ♪熱いの…きたぁ❤」

彰吾の怒張がまたティナの体内で暴れ、ティナの膣中が灼熱のマグマで溢れ…もう一杯な筈の子宮壁に彰吾の濃厚ザーメンがべったりかかった!

だが彰吾はまだまだやれるとばかりにティナの態勢を変えて、ティナのもう何回つぎ込んだか分からないが…相変わらずルビー色の粘膜をした肛門壁に挿入し
「ふぁっ❤またお尻ぃぃ❤❤お尻…私も好きぃぃ❤」
「すげえよティナっ!!さっきよりもティナの粘膜が俺の刺激して…気持ちいいっ!!」
といい加減ペニスに流れる血流が持たないと彰吾も思うが
ティナの肉体がどんどん自分の肉棒で開発されていくのが見てとれるのが嬉しく
彰吾は限界を超えてでもティナをとことんまで自分専用の女として開発してしまいたかった。
3.4年はここには戻れないだろうし、最悪死ぬ事になる可能性もあるからだ。

とまあ彰吾は今だけティナの体におぼれる事にし、思いっきり今度は胃や腸めがけて特濃のザーメンをぶっかければティナはっ
「いい…いいよぉぉ彰吾ぉ❤お腹が…私のお腹が彰吾のザーメンたくさん入ってぇ❤」
と132cmのWカップを激しくはずませて、体中で歓喜を伝え

彰吾は一旦ティナのアナルから極太危険ペニスを引き抜き
ティナの背中全てめがけてまたザーメンをぶっかけた!
「どうだ❤どうだティナ❤❤これでまた背中も俺のザーメンまみれだぜティナ!!嬉しいか♪」
ティナに思いっきりザーメンをぶっかけてご満悦の彰吾

82巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 23:05:25 ID:MqADu/E2
ティナも勿論悦びに満ちた表情で
「嬉しいっ♪彰吾の特濃ザーメン私の体の隅々まで覚えさせて!!
今度は私の顔と…もう一回口の中にザーメンタップリぃ!!!」
と今度はティナの可憐な唇を押し分けて厳太な彰吾のペニスを口内に挿入し
ティナは彰吾の感じる所を重点的に舌と唇…そして口内粘膜で丹念に舐めて…

「うぐぅ♪ティナ俺…出るぅ❤❤」
苦悶に満ちた彰吾の言葉とともに、またまた何回出したか分からないがいまだにとても濃いザーメンを彰吾が放出しティナの口はザーメンまみれ
そしてティナの要望通りに一度ティナの唇からペニスを抜いて…可憐なティナの顔と…
豊満な胸から引き締まった腹部など上半身目がけ特濃のザーメンスノーをかけまくった!

「うぁぁ❤濃いよぉ彰吾のザーメン。スペルマパックべたべたしてるぅぅ
それに…私の胸もおなかも彰吾のザーメンでザーメンパックされて赤い肌が白っぽくなってるぅ❤」
と余りの濃厚さにティナは気が触れてしまうのではという恐怖すら覚えるほど
ティナの上半身全てにザーメンが思いっきりぶっかかった。

まだそれでも足りないとばかりに彰吾はティナの綺麗な脚を手で持ち、そしてティナの秘所もぱっくり開いて
赤色のヴァギナを…そして彰吾のザーメンがこびり付いた白をまた彰吾に見せる
「まだだ…今度はまた…ティナの中に…出してティナの綺麗な脚もザーメン…パック…しなきゃ」
と言いながらもティナのぱっくり開いた肉厚の淫靡貝を極太のアッツイ錐で貫き

「ふぁぁぁ!!また…彰吾のでかちんぽが私の…膣内にっ❤」
とティナの嬉しそうな言葉に合わせて彰吾は、激しく腰を振って
ティナの全身を揺らし、豊満な132cmのWカップがたわむ姿と何十回も挿入…しかも自分の超極太を加えこみながらも…
いや挿入すれば挿入するほど自分好みの膣圧できゅうきゅうと加えこむスケベな小学生ヴァギナの締め付けを心の底から楽しむ彰吾

「俺もぉぉ❤ティナの膣中…さっきよりもっと熱くてきつきつで!!凄くティナって俺と相性いいんだな!!」
余りの気持ちよさに自分の体が溶ける感覚さえ覚えながらも、ひたすら腰を振ってこの喜びをティナと共有しようと頑張るのだ。

83巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 23:06:04 ID:MqADu/E2
「うぉぉぉ!!で…出るぅぅ!!小学生まんこに生理だったら絶対妊娠!確実ぅの特濃ザーメン射精するぅ❤」
そして彰吾はまたもティナの奥深くで絶頂を迎え、ティナも彰吾の熱の塊を感じながら

「あふぅん♪♪あふぅん❤❤彰吾のこゆいザーメンまたどっぷり赤ちゃん袋とヴァギナにかかってぇぇ❤
まだ私12歳の小学生なのぉぉ♪でも彰吾の超大人ちんぽはめてまたイクのぉぉぉ❤」
とティナもほぼ同時に絶頂に達するがまだまだとばかりに、馬鹿になってしまいそうなほどお互いの肉に夢中になっていったのだった。

彰吾ぉぉ❤

ティナァァァ❤

二人の嬌声は何十…いやもう何百の単位になっていたのだった…だがさすがに終わりは来る。

その後も更に何十回もイカされつつ彰吾を満足させたティナだが
「あうぁぁぁ❤しょうごのちんぽでまたイクぅぅ❤❤」
と彰吾から覚えた淫語で叫び、激しく体を痙攣させ、彰吾の方がヴァギナからペニスを引き抜いた所で
店じまいとばかりにティナはそのまま彰吾の胸に倒れこむのだった。

「ティナぁぁ❤❤俺もぉ…イクッ!!」
最後のとどめとばかりにもう三ケタ単位からもう数えていない性交で流石にザーメンの量もほとんど底をついていたが
情けとばかりに愛するティナのヴァギナからペニスを引き抜き、ティナの全身に自分の高ぶりのマグマを思いっきり掛けた後。
彰吾は自身のペニスが縮むのを見届けて、そのままもう限界とばかりに彰吾もティナの豊満な胸に寄りかかるがティナの返事がない。

「ティナ俺本当にお前で…て…ティナ?……おいティナ…大丈夫…か??」
彰吾は心配になったが、ふと我に返って当然だろうと思った、なぜなら朝から夜近くまで撮影。
そして夜から今現在…そう朝方になってまでも激しくSEXをしていたのだからとっくにぶっ倒れていてもおかしくなかったのだ。
だが幸運な事にティナは純粋無垢な笑顔のまま、すーすーと深い眠りについただけだった。

84巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 23:06:35 ID:MqADu/E2
彰吾は改めてティナを見てみる。
全身まるで複数から乱暴された様にボロボロな…
だがとても幸せそうに全身ザーメンまみれで、ヴァギナやアナルからいまだにどぼどぼザーメンを流し
口からも涎と一緒にザーメンを流してながら、長い夜を超えて眠っているティナを見て

いやもう愛おしい恋人か…そんな痴態……だがとても高貴なティナを拝んだ後
純潔を散らした時に染みついた血の付いたシーツをティナにかけてやり
そのまま彰吾は眠っているティナに対して一言だけ

「またな……」
と告げて頑張ったティナの頭を撫で、そのまま服を着てジャンゴのコテージから、急いで日本に帰るのだった。

一つはティナも含めたガールズアイランドの少女達の裸体がおさめられている
写真集と映像ディスクを世界規模で売り出す為

そしてもう一つはラミムとエアルの為
後々の憂いを潰しに行く為だった。

ティナが16になって自分と何の問題も無く結婚できる年になるまでに…世界をよりよい方向に持っていく為に…
そして自分の信念を貫く為に男は修羅の道に暫し戻る。

ちなみにティナらモデルを撮影した美少女脱衣紀行譚は空前の大ヒットで
重版を幾ら擦ってもまったく追いつかず…今後30年間はこの調子という事だ
印税がっぽりだが、税金もがっぽりで彰吾は頭を抱える事になるがそれはこの話に関係ないので省略する。

85巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 23:07:13 ID:MqADu/E2
エピローグ そして4年後の六月

ティナは最初に彰吾と会った時と同じ日課としてコテージを綺麗に掃除していた
彰吾とまた会う約束の日がきょうである。

ティナは彰吾と別れた日からちゃんと学校に復帰し、ジャンゴや彰吾との誓いを果たす為
胸を張って学校に行った、もちろんティーとしての肌を見せない姿ではなく
ティナとして132cmWサイズの爆乳を特注のブラジャーで包み込み、ブルンブルンたくましく揺らして学校に登校したのである。

当初こそ以前のように男子から雌乳とかメロンとか心無い言葉を浴びせかけられ
女子からはやっかみ交じりの視線で見られていたが
以前と比べて強く…そして逞しくなったティナは、胸を白いブラウスとブラジャー越しに見せつけ、周囲を黙らせ魅了するにいたる。

女王の様に悠然と余裕を持って構えた事により
ティナの周りも巨大な132cmのWカップな胸だけでなく、くびれた53cmのウェストや
引き締まった83cmのヒップの優れた肉体
そして何より自然を愛する優しさや明るさに惹かれる友人や理解者も沢山出来た

中学で背丈は165cmと12cmも大きく成長し少女から徐々に大人の女性にと変貌していくも
肉体自身まだまだ成長を続け、たった一年でさらに132cmWカップはさらに大きくなり
142cmの豊満極まりない、たわわなZバストに進化した。

3サイズも142cmのZカップな超乳に相反しさらにきゅっと54cmのしまったウェスト
引き締まりながらも純粋にボリュームアップした89cmのヒップ
というとてつもなく肉感的な肉体になり、モデルなどの誘いが増えるようになったがティナはすべて断った

「待っている人がいるから受け入れられません」と

その発言は色々と憶測を呼んだが、このころには皆ティナをあらゆる意味で好きになり
みんなでティナを守るようになっていたのだ。
そして高校生へと…16歳に…結婚できる大人の女性へと変貌していき。

高校生の頃になると背丈も大幅に伸び176cm位になっていたが
バストも驚異的な165cmの2Gカップというあり得ないほどの驚異的な超爆乳となっていた。
しかも乗馬などのトレーニングなどの甲斐もありだらしなく垂れたりせず
つんっと張ってそびえ立つ超美爆乳であった・勿論整形ではなく自然に成長したものなのはいうまでもない。

そして決して太ってはおらず人形みたいにくっきりと括れ
締った筋肉質の腹部は大人の女性らしく程よく肉は付いているがそれでも57cmという驚異的な細さで
ヒップも96cmのモチモチした柔らかさと筋肉の弾力に満ちたさらに美尻となる。

そんなティナは掃除しながらも
胸元が物凄くあき、大迫力のバストを収めたウェディングドレスに身を包み、花婿を待っていたのである。

そんな乙女その物のティナに対してジャンゴも
「精が出とるなティナ
親として彰吾だったらティナを幸せに出来るから…安心しろ」
と優しく声をかけてくれる。

「そうだよね父さん。私4年も彰吾を待っていたんだから!!
ジャンゴ父さんや母さんみたいに…うんう…もっと幸せになるから…」
とティナは涙ぐんでしまう…もしも彰吾とあってなかったら…

自分の体に自信が持てずティーとしてずっと胸を隠しながら自分の殻にこもり
手術で自分の肉体にメスを入れ、胸を捨てていた事だろう。
それを救ってくれたのは彰吾…そして彰吾と一緒に旅に行くように勧めてくれたジャンゴだった。

そして…別れの前日に処女だった…しかも小学生だったにもかかわらず
彰吾が今まで使いそびれた超特大丸太ペニスがヴァギナ・アナル・口全てを貫き
超濃厚妊娠確実42.0%のザーメンミルクがティナの肉体内部と外部全てにかかり
赤毛の髪・赤銅色の肌・ピンク色のヴァギナ・アナルすべて彰吾の物となったことを今でも鮮明にティナは覚えており
それを思い出す度ティナは体の芯から淫らな気持ちが溢れ…ヴァギナがとろけ
乳首もウェディングドレス越しに硬く勃起してしまう。

そんな淫らな変化を敏感に感じながらもティナは見晴らしのいいところに移動して
少しでも彰吾を見つけられるよう視線を凝らしながらも祈るように

「彰吾…今日で私彰吾と正式に結婚できるんだよ。
今度はたくさん子供産めるんだよ…そして……4年間彰吾の肌のぬくもりと優しさ
忘れたこと無かった…だから」

ティナの懸命な祈り…瞳から涙を浮かべ
ヴァギナからは甘い淫蜜が滴りウェディングドレスを穢していく

そんな淫らで可憐な花嫁は見つけた…
遠くから手を振るがっしりとした男を…そのなつかしい男の元にティナは
いや花嫁は走り出す…夫を…つがいになる人に抱きつき、改めて永遠に結ばれる為に

 完

86巨乳美少女・脱衣紀行譚 最終話 ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 23:09:05 ID:MqADu/E2
エクストラエピローグ さらに13年後の春
「それでお母さんとお父さん結婚して僕が生まれたんだね」
少年はそう声を上げた……その少年の名はティー。17年前男装していた時のティーによく似た少年だ

勿論彼は彰吾とティナの間に生まれた子供である。
ティナはティーを見ながら
「そうよティー。貴方位の時に私は父さんに会って旅をしたの……明日のティーみたいにね」
とティナは…相変わらず綺麗で落ち着いた母親としてティーに振舞う。

ティーは少しわくわくしながら
「楽しいな!ティナお母さんみたいに可愛くて綺麗で…おっぱいの大きな女の子の体を見られるなんて!!」
と張り切っている様子だ。

そして台所で晩酌していた彰吾とジャンゴはティーの言葉が聞こえていたのか
「おうよティー!ティナ母さんは今でも俺が一番好きな女だ!!
だけど世の中には魅力的で胸の大きな女の子は沢山いるぞ!!」
と彰吾は返し

ジャンゴも孫と一緒に撮影に行く事になるとは…しかも長年の仕事仲間と娘の孫と言う数奇な運命を感じながらも
「そうじゃなティー。子供のうちに綺麗で胸の大きな娘を沢山見ていくといい
ティーも16年前のティナの様に見分を広げるといいぞ」
とからから笑いながらも歓迎するのだった。

ティナはそんな親子を見ながら、そっと彰吾を呼び出して
「じゃあ彰吾……暫くあっちの方でしょ……私も参加したかったけど……」
と残念そうな表情をするが彰吾は…
「今回は駄目だティナ。お前さんだけの体じゃないんだから……」
と膨らんだティナの腹部を撫でてあげる

そう…ティナは妊娠しており、明日からしばらく入院する所だったのだ
しかも今度は双子…更には姉妹と言うスキャン結果だったのだ

「彰吾…おっぱいを…吸って欲しいな……」
とティナはこっそり物陰で、流石に少し乳首は黒ずんでいたが……甘い匂いを放つ乳蜜が少し漏れた…背丈以上に肥大化している200cmオーバーに膨らんだバストを見せつける。

彰吾は妊娠しているとはいえここまで大きな超超乳を見て唾を飲み込むが…
ティーとジャンゴが来ないうちにさっとティナの乳首を含んでんぐんぐとティナの母乳を飲む。

「ふぁぁっ!!」
ティナの甘い喘ぎ声とティナの母乳の甘さに相変わらずうっとり来る彰吾だった
流石にあまりの質量に、ある程度胸は下垂しているがだらしなく垂れているというほどでなく、寧ろ妙齢の女を思わせる乳房で嬉しくなってくる
そして満足するまですった後は優しく抱きしめ

「美味しかったよティナ……これ以上は俺達の娘の為にな……」
と囁きティナも

「それじゃあ彰吾……ジャンゴ父さんとティーの事お願いね」
とキスをして部屋に戻るのだった。

そして次の日には彰吾・ジャンゴ・ティーの男三人はガールズアイランドで数多くの少女の裸体を取る為に出かけて
ティナはそのまま彰吾達に病院まで送ってもらい、出産を待つのだった。

美少女脱衣紀行譚はこれからも変わらず……巨乳・爆乳美少女小学生がこの世に存在する限り終わる事は無い。

FIN

87名無しさんX ◆q5tFVKFOs2:2009/10/30(金) 23:16:01 ID:MqADu/E2
これで巨乳美少女・脱衣紀行譚は完結です。
こんな形で失礼ですが本スレとかにご感想を投下できたらとっても嬉しいです。

勿論保管庫のみの保管でも十分ありがたいですが、出来れば本スレに投下して頂けたらなと思います。
では落ちますね

88名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 20:00:15 ID:NMmNwLd.
誘導されてきました。BBSPINKで規制されてるため、ここをお借りします。
全レス数:たぶん3か4レス
投下先:ギャラクシーエンジェルでエロパロ
とりあえず携帯からは書き込めるため、自身でURL誘導します。

89名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 20:02:00 ID:NMmNwLd.
部屋に入ったとたん、あまい薫物のにおいに誘われた。
最近、あの人はお香を炊くことに凝っているらしい。なんでも、マジークから贈り物として届けられた一品だと言う。
少しエキゾチックなそのにおいはかぎ慣れないけれど、悪くない。

戦いが終わると、UPW軍のメンバーには少し長い休暇が与えられた。
それはいつも忙しいあの人にとっては嬉しいことだろう。
けれど、多くの犠牲の元に成り立ったものだと思うと、複雑な気持ちもある。
久々に帰ってきた二人の安息の時間。私ははるか離れた惑星から、あの人のもとへと向かった。
オフィスで仕事をしていたその胸のなかに飛び込んだ私を、彼はやさしく抱きとめてくれた。
出会って、恋をして、ともに結ばれて。今は「妻」と呼ばれる私だけれど、彼は相変わらず優しい。
「…ただいま、タクトさん」
出会った頃は、視線をはるか上に向けないと話せなかった。それが今では、すこし顔を上げるだけで見える。
…それでも、あの人のほうがまだまだ背も大きいし、背中も広いのだけれど。
彼は私の頭をなでて、やさしく笑った。
「おかえり、ヴァニラ」

90名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 20:02:55 ID:NMmNwLd.
私がタクトさんの妻になって、もう何年も経つ。
ほかの皆さんよりも早い結婚に、当時はずいぶん驚かれたものだ。
私とタクトさんとは歳が一回り近くはなれているから、無理もないのかもしれない。
それでも皆、本当に嬉しそうに祝ってくれた。
「ナノナノはどうだったかい? 会うのは久しぶりだし、積もる話もあっただろー」
「はい。…すこし、大人になったみたいです。以前ほど甘えてこなくなりました」
「ははっ。母親としてはちょっとさびしいかな?」
「…タクトさんのほうこそ、本当はさびしいんでしょう」
ばれちゃったか、とタクトさんが頭を掻く。
私の娘―正確には、目覚めさせたという意味でだけれど―ナノナノは、ルーンエンジェル隊として、前線で戦っている。
パートナーのカズヤさんを得てからは、驚くほど精神的な成長を見せた。
幼く、いつも私の後を着いて離れなかった娘の巣立ちを寂しがる気持ちもある。
だけど、これでいいのだろう。
「ヴァニラ」
私が物思いに耽っていると、タクトさんに声をかけられる。
振り向くと、私の唇にやわらかいものがあてられた。
「…ん」
タクトさんのキスは、いつも苦い味がする。コーヒーばかり飲んでいるから。
女の子の夢は、王子様がするレモン味のキスなのよ、と蘭花さんは言っていたけれど、私はこれも嫌いじゃない。
エルシオールにいた頃、タクトさんによくコーヒーを淹れてあげたのを思い出すから。
だから…嫌いじゃない。
「ヴァニラ、口をあけて」
「…、はい…」
私の胸が高鳴る。
こういう時、タクトさんがすることは決まってひとつ。私の口の中に、キスをするのだ。
ディープ・キスというらしいそのやり方は、名前の響きとは裏腹に、私の心をなごませる。
「ん…ぅ…」
こんな時、声を抑えることなんてできない。
タクトさんの舌が、くちゅりと音を立てて私の歯をなぞる。
とろけていいよ、とささやかれた気がした。
「ふ、ぅぅ…」
私も、タクトさんの頬をなで、髪をなで、そのにおいをかいだ。
少し汗ばんだそのにおいも、嫌いじゃない。少しつんとしているけど、落ち着くにおい。
むしろ、その男の人のにおいが私を興奮させる。
「タクトさん…すき……」
ぎゅっとタクトさんの背中を抱きしめ、体重を預けた。
タクトさんがスカートの裾に手をかける。脱がされる、と思ったのだけれど、タクトさんは手を口元に当てて考え込んでいる。
「…?」
「うーん…まずは、着たまましてみるかい?」
「え?」

91名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 20:03:46 ID:NMmNwLd.
する、というのはあのことしかない。でも、衣服を着たままで…というのはどういうことなんだろう。
きょとんとしていると、タクトさんは私の首筋に歯を立てる。
「んん…っ」
そのまま、熱い舌が首筋を撫ぜた。やわらかいかたまりが私の頭をぐるぐると動く。
「ん…た、くとさん…っ」
少しむずがゆい感触に戸惑っていると、タクトさんの手が私のスカートの中へと入り込んだ。
いたずらな指は下着の周りを這い回り、すりすりと皮膚を寄せてくる。
だけど肝心の部分―私がすぐにたまらなくなってしまう場所には触れてくれない。
「く…ぅ…」
じらすような指の動きがもどかしくて、私はいつの間にか腰をゆらしていた。
すると、タクトさんが下着の上から私の茂みをつぅっと撫でる。その瞬間、一瞬敏感な部分にあたる。
「……っ!」
「どうしたの、ヴァニラ?」
タクトさんの意地悪な声。私は唇をかみしめる。
「……なんでも、ありません」
どうしたのかなんて、聞かなくてもわかっているはず。
だけど聞いてくるのは…私を恥ずかしがらせたいからだ。
悔しいけれど…私はそれで感じてしまう。
タクトさんがそこから遠のこうとする前に、私は催促のことばを送る。
「ぁ…きもち、いい…です…タクトさんの…ゆび…」
「そっか。よかった」
タクトさんは再び、私の大事な部分に手をかけた。と、下着を持ち上げて、直接茂みをまさぐる。
「ひぅっ!」
「あれ。ヴァニラ、声がまんできなかった?」
「ん、んん…は、ふぁあ…っ」
こくこくと頷いて返す。タクトさんの指が触れていると思うだけで、私の頭はとろけて、快楽におぼれてしまう。
タクトさんが膣内を抉るたび、ぐちゅぐちゅと恥ずかしい音がして、私は声をかすれさせた。
タクトさんがスカートの裾を持ち上げて、その中にすっぽりと頭をおさめる。
はたから見ると、母親の懐に飛び込む小さな赤子のように見えるのだろうか。
だけどその赤子は母親の大事なところに舌を這わせて、いやらしい雫を味わっている。
じゅ、ずちゅっ、ずるる、ずちゅううっ!!
充血したクリトリスをぺろぺろと舐め、同時に膣奥を指で刺激され、じゅぶじゅぶと雫が垂れていく。
「ぅぁあああ……や、ぁは……あ、あぅ、おまめは……やぁあ…」
「ヴァニラはホント、おいしい味がするね」
「や…うぁ…だめ、いわないで、くださっ…」
恥ずかしくて恥ずかしくてたまらないのに、やめてくださいなんて口にできない。
愛する人の手で味わう絶頂の快楽を知ってしまったから、私は盛んに腰を振っておねだりする。
タクトさんも、もう何も言わなくてもわかっているのか、私が気持ちいい場所をぐりぐりと刺激する。
「ぁ…や、タク、タクトさ…も、だめっ……」
「ん、もうイっちゃう?」
のんびりとした声とは裏腹に、タクトさんが素早く舌を前後に動かす。
ぐちゅぐちゅちゅくちゅく、規則的な水音のリズム。
生暖かい舌が容赦なく這い回り、吐息が敏感な部分に吹きかかる。
きゅうう…っ!
タクトさんの腰を抱きしめ、もっととねだる様に腰を揺らす。
「愛してるよ、ヴァニラ」
そっと耳元でささやかれて、私は一気にのぼりつめる。
「ぁ…ふぁぁあああああっ!!!!!」
絶叫。
一瞬視界がぼやけた。かと思うと、ぴく、ぴくと膣が痙攣して、タクトさんの指をきゅうきゅうしめつける。
同時に太ももがふるふると震える。無意識のうちに膣が上下に振動し、甘い快楽を謳歌する。
「あ……ふぁ……イきま、した……」
うつろな瞳のまま、タクトさんを見上げる。
にこにこと笑いかけるタクトさんは余裕たっぷりで、なんだか恥ずかしくなってしまう。
「今の顔、かわいかったよ」
「…そんなの…しりません…」
だけど…ふとタクトさんのズボンを見てみると、そこは不自然に盛り上がっていた。
その下で息づいているものを想像して、私の身体はまたぞくぞくと震えた。
「タクトさん…今度は、ふたりで」
そう言って私は、胸を寄せて口付けをした。

おわり

92名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 20:04:43 ID:NMmNwLd.
投下終了。お貸しいただいてありがとうございました。では。

93名無しさん@アニメのセラどろ:2009/12/27(日) 16:45:16 ID:N40cEBlo
ネカフェで規制されてたので此方に投下します。

彩花みん「赤ずきんチャチャ」その3
へ投下するつもりだったものです。後で携帯から誘導します。
では、以下投下します。

94名無しさん@アニメのセラどろ:2009/12/27(日) 16:54:11 ID:N40cEBlo
クリスマスも終わり12月も終わりに近づいたある夜、うりずり山にあるどろしー城の格子窓がガ
ンガンと叩かれた。
「もう眠ってしまいましたか?」
音の主がそう言いながら人差し指を振ると、窓がキイとゆっくり開く。
「よっ」
その人物は窓の下枠に両手をかけて体を支えると、足を掛けて部屋に入り込んだ。窓を閉めてため
息をつくと月明かりに一瞬白い靄が立ち上る。それがまた闇に消えるまで見届けると、今夜も本当
に寒いですねと言いながらコートを脱いだ。そして目についた側のポールハンガーに掛けた。

するとその時、部屋がパァッと明るくなった。

窓から入った侵入者の姿が露になるが、当の本人は慌てない。
「こんばんは、どろしーちゃん」
昼間に屋外で出会う時と変わらず穏やかで落ち着いた挨拶をすると、明かりをつけた人物に微笑ん
だ。
「飛んで火に入る夏の虫ね、セラヴィー」
電気をつけた部屋の主どろしーは、見下した様な笑みを浮かべながらセラヴィーに言った。けれど
いつもの様にセラヴィーは聞き流す。
「今は冬ですよ。それに私は虫じゃあありません」
返る答えはいまいち噛み合わない代物で、いちいちどろしーの神経に障る。
「……フン、いいわ。そうやってバカにするのも今のうちよ。」
そう言うが早いか古い城には有りがちな重たい歯車がガコッと動く音がした。音とともにどんどん
床が崩れ落ちていく。
「あーあ」
セラヴィーは顔色一つ変えず、僅かにある落ちない部分をスタスタと渡っていった。その様子にど
ろしーの顔色がすぐに変わった。
「今夜このまま床に落ちてって……あれっ……!?」
焦ったどろしーは手を振り上げて何かの魔法を使おうとしたが、その寸前目の前に来たセラヴィー
に手首を掴まれた。振りほどこうとするがびくともしない。
「どろしーちゃん」
セラヴィーは一言そういった。
いつも万人に優し気な印象を持たせる雰囲気はそのままで、声音にどこか暗いもの潜めて。
「……な、なに?」
気圧されたどろしーはそう答えるのがいっぱいいっぱいで、もう一方の手をとられた事にも気がつ
いていない。
「つーかまーえた♪」
「え……」
両手が捕まった事より、そういう声をどこかで聞いたとどろしーが見当違いの思考にあるうちに、
ゆっくりと、セラヴィーの顔がどろしーに近づいた。
唇が触れるまで後少しという時、どろしーが突然大きな声をあげた。
「ちょっと待って!ドリスに捕まった時のあの生意気なヤツ、やっぱりあんたじゃない!」
「おや、今頃気づきましたか」
セラヴィーはそう答えてにこぉと笑みを浮かべた。どろしーはそう言われてやっと、両手が捕まっ
て大変な状態になっていることに気がついた。
「もう、何してるのよ!」
少し考えたセラヴィーの手の力が一瞬緩んだのをいいことにその手を振り払う。が、刹那に後ろか
ら捕まった。きゅうっと抱きしめられて、包まれる様な温かさに勢いが一瞬緩むが、口は止まらな
い。
「今頃……じゃないでしょーがっ!毎回毎回いい加減にしなさいよっ!こんな事して何か楽しい事
 でもあんのっ!?」
背中に両手が掴まれて後ろから捕まっているにも関わらず、どろしーはバタバタと身動ぎした。

95名無しさん@アニメのセラどろ:2009/12/27(日) 17:06:12 ID:N40cEBlo
「楽しいですよ。それに簡単に嫌いになれない私の気持ちなんてわかりませんよね」
セラヴィーは囁くと、心に何かが突き刺さって返事に詰まったどろしーをしっかり捕まえた。唇を
どろしーの首筋に寄せて唇を這わせる度、どろしーの胸が高鳴り思考を狂わせる。
「え、ちょ……んぅ、ちょっと……!」
どろしーは困惑しつつも意図のない艶を含んだ声をあげた。
そのことがとても恥ずかしくて、こういう事はやめさせようとどろしーは体上半分だけ振り返った

「は、はなっ……」
その口はすぐにセラヴィーの口で塞がれてしまった。すぐに舌が絡み唾液に息が詰まらないように
するばかりになっていく。一瞬離されてまた抱き締められた。ローブに残る石鹸の香りがどろしー
の鼻をくすぐり、今更だが近すぎると照れて、どろしーは顔をあげた。
そしてすぐに、セラヴィーの冷たく暗い眼に捕まった。またキスされると分かるのに目が離せず力
が抜けていく。
「(ずるい)」
eの子音と思われる不明瞭な声はすぐに止み、しばらく互いの唾液を交わすだけの無言の時間が続
いた。
次第に鼓動は早くなり熱さも激しさも増すのに、どろしーは何だかふわふわとして気持ちのいいも
のにゆたゆた揺らされて、何も考えたくなくなっていく。互いの舌が蠢く口の中に今度は神経が集
まっていき、瞼が重くなり、視界が曇る。どろしーは今にもセラヴィーの頭に手を伸ばしそうにな
る衝動を、それだけは抑えながら、結局今夜も流されてるわねと、心の何処かで感じていた。
しかし毎度毎度流されっぱなしという訳にはいかない。今年、いや今夜明日は特に。そんな理由で
急に冷静になったどろしーは、セラヴィーの手が顔に触れようとどろしーの手を離した瞬間、残り
の自我をかき集めた。そしてすぐにセラヴィーの後ろ髪を思い切り引っ張った。
「−−っ!」
「、はぁっはぁっ……」
セラヴィーはその痛みに即座に行為をやめてどろしーから顔を離した。そして後ろ髪をかき上げた
がすぐにどろしーに向き直った。
「痛いじゃないですか」
「はぁっはぁっ……ふん、懲りたらさっさと帰りなさい。今夜は大掃除で忙しいの」
どろしーは頬を赤らめ息乱れたまま、出来るだけ怒りを抑えてセラヴィーに言った。
「大掃除……ですか?」
セラヴィーはそれを聞くと暫くきょとんとしていたが、ふわっと微笑むと再びどろしーの手を取り
額に何度も口づけ始めた。
「ちょっと」
当然どろしーは文句を言う。けれど、セラヴィーはどろしーの後ろに腕を回し彼女の頭を抱えると
前髪をかきあげて額にキスし直した。二三度すると今度は柔らかい頬へ。全然やめる気配はない。
「ちょっと」
「明後日からですか。カレンダーに書いてますね」
セラヴィーは言うだけ言うとすぐ再開する。今度は耳朶へ。触れるだけにして、ほんの少し息を吹
き掛けて。
「ひぅ、…あ、あんたね……そうじゃっ………ぁ、あ…」
くすぐったさに気が緩むと体が一瞬何度も熱く蕩ける。これまで何度も刷り込まれた愉悦は、容易
に怒りを凌駕し、どろしーは目を開けていられず頭を後ろに逸らした。すると今度は無防備になっ
た鎖骨に唇で触れられる。
「……っ!」
怒りを飲み込んで冷静に一瞥するはずが、しばらくすると快感に艶かしく狂うどろしーの甘い声が
部屋中に響いた。

96名無しさん@アニメのセラどろ:2009/12/27(日) 17:16:25 ID:N40cEBlo
「いやっ……絶対いやあっ……あ、あぁ、ぁ、う……ぅん、……もうい……んく…ん、ん、ん…
 …んはっ……もう、離しなさいよっ!!」
その後床に組み敷かれたどろしーは、与えられる悦い感覚に散々喘いだ後、盛大に叫んだ。さす
がのセラヴィーもそれには驚いて、どろしーの衣服を脱がす手を止めた。
「どろしーちゃん」
セラヴィーは名前を呼ぶと、すっかり赤く染まったどろしーの頬をぷにぷにとつついた。柔らか
くて何だか楽しいのか、どろしーが何か言うまでずっとそうしている。
「……あのねぇ、」
とうとうどろしーは痺れを切らしてセラヴィーの手を払い退けようとしたが、あっという間に掴
まれて、逆に床に抑えつけられた。
「何です?」
とってつけた疑問符で微笑むセラヴィーにあるのは圧倒的な余裕に裏打ちされた際限のない穏や
かさ。どろしーは果たしてどう言えばこちらの要望は伝わるのかしら、と思案しつつ一応言って
みた。
「大掃除、させて頂戴ってば」
「カレンダーは?」
セラヴィーはそのまま動かずどろしーに聞いた。
「あれは、しいねちゃんが書いたのよ。書いた時ちょうどアクセスとしいねちゃんのお母さんが
迎えに来てそれで…」
「それで?」
セラヴィーが聞いてくれたので、どろしーはもしかしたら腕くらいは動かせるかもと動かしてみ
たがやっぱりびくともしない。しょうがないので話を続ける。
「しいねちゃんのお母さんが

『広くて大変そうだから、私達もお手伝いしましょう』

……って!!だから明後日までにどうしてもある程度は終わらせないと!!」
そこまで言うとどろしーはセラヴィーを見た。片手で顔を隠して尚かつ顔を背けて笑っている。
「何かおかしい?」
どろしーはジト目でセラヴィーを睨む。
「くくっ……いえいえ。あーはっはっはっはっ……でもまあ……くっくっくっ」
「笑うならもう帰ってよ」
そう言うとどろしーはもう片方のセラヴィーの腕を外そうとした。
「あら?うんーっ?」
やはり、セラヴィーの腕は外れない。
「でも今夜は寝るつもりだったんですね。明かりも消えてましたし……明日は頑張って下さいね」
セラヴィーはそう言うと、自分の腕を外そうと頑張っている方のどろしーの腕を掴んだ。

97名無しさん@アニメのセラどろ:2009/12/27(日) 17:21:09 ID:N40cEBlo
どろしーは焦る。
「あ、ちょっと……」
「続き」
セラヴィーは囁く様にそう言うと、どろしーに顔を近づけた。当然どろしーはまた叫ぶ。
「続きって、私に選ぶ権利はないの?!」
「選ぶ……うーんそうですね……




①床 ②ベッド どちらががいいですか?」
何か違う気がするがセラヴィーは真剣だ。
「 ③アンタは帰る よ!」
どろしーは即答で叫んだ。
「じゃあ ④両手を縛る にしましょう。さっきは痛かったです」
セラヴィーは最早選択肢の意味が全く無い答えを返すと人差し指をどろしーの目の前で振った。





次の瞬間、二人はどさっとベッドに沈んだ。セラヴィーが体を起こしてどろしーの両手の縛り具合
を確認していると、どこか呆けているどろしーと目が合った。
「……少しは慣れましたか?」
言い方はあくまで優しいが抵抗していないことを言われて、どろしーははっとなって逆上した。
「こんなの慣れる訳ないでしょう!!これじゃあ明後日は最悪だわ」
「そうですねー。もし一緒に住んだなら私もお手伝しますよ。……来年もう一回結婚しますか?」
愚痴るどろしーにセラヴィーは更にとんでも無いことを言う。
「する訳ないでしょう!!!!あんた結婚を何だと思ってんのよ!!」
当然どろしーはまた怒り狂った。両手を縛る魔法が破れかけてバチバチと鳴っている。
「判断…忍耐…あぁ、記憶を無くした時にする」
「それは再婚!……もう、それなのにどうしてあの時結婚しようなんて言ったのよ。ちょっとだけ
 本気にしたじゃない」
本当はにちょっとどころでは無かったのだがそれは知られたくなくて、どろしーは顔を背けた。
「……そうですね。今度こそ金髪に戻ってくれるかなーって」
セラヴィーはどろしーの長い髪を指で掬った。滑らかなその髪は力の無い指から、留まることなく
さらさらとこぼれ落ちていく。
「『髪の色は気にしない』ってプロポーズしたのに、結婚式で無理矢理金髪にしようとするなんて
滅茶苦茶じゃない」
「無理矢理じゃないです。あれは無断不承……」
「で……それが何か?」
顔を背けているどろしーの機嫌はセラヴィーとのやり取りで悪くなる一方だ。眉間の皺も深くなる
ばかり。それでもセラヴィーは手の平のどろしーの髪が全てこぼれ落ちるのをただ見詰めていた。

98名無しさん@アニメのセラどろ:2009/12/27(日) 17:48:31 ID:N40cEBlo
「でも、どろしーちゃんがチャチャ逹の前でエリザベスを持っていることを『個性』だって言って
 くれたのは少し嬉しかったです。エリザベスを助けてくれた事も」
セラヴィーはどろしーに顔を向けると唐突に切り出した。
「……あれは、ほら、どうでもよかったのだけど、無くした時に……なんていうか、見ていられ
 ない状態になるじゃない。そんなのチャチャ達が困ってしまうから私はただ代わりに……」
「何だかんだいってもどろしーちゃんは本当に優しいですね」
「何だかんだは余計よ」
「そうですね」
色々言ってどろしーを落ち着かせつつ、セラヴィーはどろしーの耳に唇を寄せた。耳朶を唇で挟む
と、くすぐったさにきゅっとどろしーが瞼を閉じる。
「もう、」
どろしーが、何か言いたそうににセラヴィーに顔を向けると、やっぱり口づけで舌足らずにされて
、何を言おうとしたか忘れるくらい頭の中は快感に塗り潰されていった。
「ぁ……だめ…」
セラヴィーの唇が首筋に触れて吐息がかかると、気持ち良さに意識が一瞬眩む。怖くてどろしーが
何か言おうとするがそんな事はお構い無しに腕を背中に回されて、セラヴィーの体がのし掛かって
きた。
密着された体が更に快感の度合いを増す。
「ん……」
呻く間もなく、胸元にセラヴィーの顔が押し付けられた。そのまま胸元の露になっているところを
舌が這い、時々強く吸われた。甘い痺れが身体中を駆け巡り、どろしーの息が上がっていく。気が
つくと衣服は中途半端に脱がされ、セラヴィーの指の腹が形を確かめるように滑らかに余すとこな
くすべっていた。素肌に包みかかる冷気と、小さな、けれど確かに暖かくて微妙な強弱で悦楽を呼
ぶ指の感触に、触れるところ全てが快感に溶けて全身を快楽で支配した。
「あ、あ……ん、だめっ、ふぁんっ」
「イってもいいですよ。後は知りませんけど」
ここまで翻弄しておきながら他人行儀なセラヴィーの言い方にどろしーは一言何か言いたかったが
、口づけされて上手く言えなかった。びくっと小さく震えたどろしーを満足そうに眺めると、セラ
ヴィーはどろしーの閉じている両脚を膝でこじ開けた。
「ちょっと、まだするの?!…んぅ……」
醒めてもすぐ、快楽に引き摺りこまれて。口唇が離れたのでふと瞼を開けると、セラヴィーが微笑
んでいた。
くちゅくちゅと互いの唾液が混ぜられる音を聞きながらどろしーは与えられる快感に翻弄されてい
た。

99名無しさん@アニメのセラどろ:2009/12/27(日) 17:52:05 ID:N40cEBlo
「そんなに気持ちがいいんですか?」
「ぁ……」
どろしーの蕩けたため息の出る口から、赤い舌がちろりと見えた。
「べ、別にっ。普通よ」
それでもどろしーは直ぐに気を取り直す。
「へー」
セラヴィーは間延びした返事をすると、どろしーの柔らかな唇を下から上に舐めた。
「ふぇっ……」
変な声をあげて、きゅっと身を縮めたどろしーをくすっと笑うと、セラヴィーは衣服の上から胸の
頂きをおした。
「ひぁん、あ…あ…」両手が組まれて縛られているため、元から大きめの胸がますます強調され
ている。先程からずっと熱くて感度の上がった身体では、衣服の上からの刺激でも、狂っていくの
には十分だった。どろしーはこんなにも達し易くなっている事に困惑しつつ、体が再び熱くなるの
を止められない。
「やだ……どうして……だめっ……!」
「脱がせてから、縛ればよかったですね。失敗、失敗」
さっきからどろしーの胸の膨らみを押して遊んでいたセラヴィーは、ふと手を止めた。
「……どうしたの?」
どろしーも気がついて、それを聞く。
「ん…、さあ」
曖昧な返事をしてどろしーの口腔をかき回す様なキスをすると、セラヴィーはどろしーから顔を離
した。
そしてどろしーの口の端に残る透明な涎を舌で舐めとると、にやりと笑う。
「な…なによ」
どろしーは戸惑って聞いた。高みを目前にして身体の熱がどんどん引いていく。セラヴィーはそん
などろしーをじいっと見ているだけ。
「あ……」
急に消えていく体の熱さの代わりに胸から広がる僅かな刺激に、どろしーは思わず声をあげた。
「何をしているの?」
「……内緒。感じたら自由に声をあげてくださいね」
セラヴィーはどろしーに優しく囁いた。それだけで達する直前で熱が引いてしまったどろしーの体
は熱を欲して感じてしまい、「ん」と小さな声をあげる。
「っと、いけませんね。」
そう言うとセラヴィーはまた顔を離した。そして、衣服の上から力を加減しながらちょうど乳首の
辺りまで、下から上へ、上から下へと行ったり来たりさせた。
「ぁ……や……何これ…」
どろしーの体で僅かにその刺激が熱になり沸き上がり、体の中をゆっくりたゆたう。力が抜けて気
持ちがいいのに物足りない。
「セラヴィー」
「何です?」
「――ううん、何でも無い」
喉元まで来ていた言葉の余りの恥ずかしさに、どろしーは寸での所でそれを飲み込んだ。
それでもセラヴィーはふっと笑う。
「ちゃんと言えたら叶えてあげますよ」
「何を……ってそれだけは絶対嫌!」
すぐにそれが何か思い当たったどろしーは全力で首を振った。

100名無しさん@アニメのセラどろ:2009/12/27(日) 17:56:26 ID:N40cEBlo
セラヴィーは一瞬わざとらしく驚いた様な顔をしたが、微笑んだ。
「ご自由にどうぞ」
それだけ言うと、どうにか腕だけでも動かそうとジタバタしているどろしーの両手に、自身の指を
絡めた。
「や……」
それだけでビクンと、どろしーの心臓は早鐘(?)のように鳴りだす。困惑して何かを欲するようなど
ろしーの表情に楽しそうに目を細めながら、セラヴィーはその手を軽く握った。
「ん……」
握られただけで快楽へと誘われて、どろしーは頭を少し後ろに反らした。息をつくと、そのまま後ろ
の方を見るよう努めて、せめてセラヴィーの顔を見見ないようにした。
「あ……ふぁ…」
息が上がる。長い間熱に浮かされた身体は力が入らず緩んで、綻んだ内股のそこから液体がさっきか
らまたとろとろと流れ出ていくのを止められない。
「いや……それ……ぁっ……!」
耐えきれない強い快感はないが喉元がなんだか息苦しい。頭は温い靄に包まれ一向に働かない。
「どろしーちゃん、物足りない?」
「違っ……」
答えたどろしーは思わずセラヴィーを見た。セラヴィーはどろしーの顔を覗きこむと、緊張感無く
半開きになったどろしーの唇に唇で触れた。
「何をして欲しいですか?」
その中に舌を差し入れることなくセラヴィーは聞いた。てっきり舌を入れられると思ったどろしー
の口から、赤い舌がちろっと出たがすぐに引っ込んだ。小さな息をはくどろしーの視線に意思はな
く、呆っとセラヴィーの眼を追う。
「いやよ……」
「意地っ張りですね。これ以上我慢すると、明日何も手につかなくなりますよ」
そう言いながら、セラヴィーはどろしーの両手の戒めを解いた。ほどけた両手は力無く離れていこ
うとするがそれは魔法を解いた片手で捕まえた。
「はや……ぁっ……」
「握った位で感じないでくれますか?」
かあっとそれ以上赤く染まらない位どろしーは顔を真っ赤にして答えに窮した。黙っているどろし
ーにセラヴィーは更に追い討ち?をかける。
「違わないんですか?」
「違うわよ……」
やっとの事でどろしーは否定したが、顔を近づけて来るセラヴィーから眼が離せない。昼間は並外
れた知性と理性を印象づける瞳の碧色はこういう時だけ本性を現して、どろしーを惹き付けて狂わ
せている。
「は……はな…」
「ま、今年中には言ってもらいますからね」
そう言うとセラヴィーは何度目かわからないキスをした。

101名無しさん@アニメのセラどろ:2009/12/27(日) 17:59:25 ID:N40cEBlo
「ん……あ……あ、あ」
舌が絡み、歯列も口蓋も、口の中で触れられない所は無いくらい何度もセラヴィーの舌が出入りす
る。どろしーの理性はあっという間に飛び散って、鼻に抜ける声をあげた。
「そういう時は可愛いですね、どろしーちゃん」
「なによぉ……ん、んく……」
飲み込む暇もなく忙しく舌が絡むので、たまにこらえきれない互いの涎がポタポタと、どちらかの
手に落ちた。
「手……ん、んくぅ…やだ」
「お互い様ですよ。ほら、ここも」
そう言うとセラヴィーはどろしーの手を解放して、背中から服の中に手を入れた。
「あ…あ…」
自然とどろしーの腰がうねり、服が下へ下へとずれていく。唾液で濡れた手をどろしーの柔らかい
お腹や太ももで這い回らせると、布地越しに小さな膨らみを探した。
「あん、あ、あ、あ……」
「ねえ、もう一度感じてるって言ってみてくださいよ」
酷薄な笑みを浮かべたセラヴィーは布地にするっと指を滑りこませると、ぴょこんと小さく主張し
ているその肉の芽を撫でた。

102名無しさん@アニメのセラどろ:2009/12/27(日) 18:02:25 ID:N40cEBlo
「いやっ、あぁぁあんっ、はん、あ、だめっ、んっ、あ、あ、あぁんっ……」
何度も撫でられ、その上ちゅくちゅくと既に濡れそぼったそこに指が入り、どろしーの下半身がき
ゅっきゅっと何度も締まった。
「あ…んっ…んっ…」
「あの時みたいに言ってみてください…よぅ…」
いつの間にか息の上がっているセラヴィーに懇願するように言われて、どろしーの頭の中は真っ白
になった。腰がうねり小刻みに足が震える。一息つく間もなく、唇にセラヴィーの唇が押しつけら
れて、またもやどろしーの意識は霧散させられた。気がつくと、力の入らない膝は曲げられていて
、硬く反り返ったセラヴィーの男性器がくにゅくにゅと、どろしーのまだ湿っている入り口を弄っ
ていた。
「……え、まだ……」
「当たり前じゃないですか。ほら、ふっ」
セラヴィーがどろしーに息を吹きかけると、その息がどろしーの体の芯を一瞬で熱くさせる。
「んぅ……」
「ほら、これじゃあ人前で普通に会えませんよ」
囁きながらセラヴィーは体を進めて、どろしーの綻んで愛液にまみれている膣に肉棒を入れた。
「あ……ん……」
待ち望んだ圧迫感にどろしーは思わず呻いた。
「あ……あ……」
セラヴィーがゆっくり腰を動かす度、どろしーが切なそうに艶やかな声をあげた。
「気持ちいい?」
「ん……ちぁ……あん……」
そう途切れ途切れにいうどろしーの腰はセラヴィーに合わせてゆっくり揺れる。
「ほら……どろしーちゃん……」
「あっ、あぁんっ」
セラヴィーが耳元で低く囁きかけると、その度どろしーは絶頂に震えてセラヴィーにしがみついた
。内壁が熱くとろとろにセラヴィーの肉棒に絡みついて締めつける。
「ん……あ……とまらない……あぁ……」
焦点の定まらない目をして、どろしーはセラヴィーを見詰めていた。いつの間にか、あのセラヴィ
ーが頬を紅潮させて、顔をしかめている。
「くっ……どろしーちゃん……力……抜いて……」
「あ、うん……ごめん……無理……あっ」
度重なる絶頂に曝された(?)体はどろしーの思うようにならず、何度も不規則にセラヴィーのモノを
締めつけた。
「仕方ないですねっ……!」
セラヴィーはそう吐き捨てると、どろしーの中に欲を吐き出した。
「んぁん……」
どろしーの中で熱い液体が広がり、どろしーは淫らに呻いた。

103名無しさん@アニメのセラどろ:2009/12/27(日) 18:08:01 ID:N40cEBlo
セラヴィーが萎えた一物を引き抜くとくちゃっと卑猥な音がした。
「……終わったの?」
その音にいくらか我に返ったどろしーは気だるい体を肘をついて起こした。セラヴィーは少しムッ
とした。理由がわからず、とりあえず露になっている丸い双丘に顔を埋める。
「ん……セラ……」
「忘れてました」
赤く染まりまだ硬さの残っている乳首をちゅと吸うと、そのままセラヴィーはどろしーを見上げて
そう言った。





「ちょっと、帰るんじゃなかったの?」
そう言うとどろしーは隣で猫の様にくるまっているセラヴィーをぐいぐい押した。
「……寒いので朝まで泊めてください」
そう言ったセラヴィーは毛布を強く握りしめて顔を隠した。
「何言ってるの、早く、 か え り な さ い よ!!」
さっきと同じくどろしーはぐいぐい押すが、だるくて眠いので実際はほとんど力が入っていない。
当然セラヴィーの体はビクともしなかった。
「朝食位は作りますよ〜」
「えぇっ」
突然顔を出したセラヴィーの申し出にどろしーの機嫌は一瞬で全回復した。更なる期待が顔に浮か
ぶ。
「大掃除はしませんけれど」
やはり。お約束の期待を消し去る一言にどろしーはずっこけたが、すぐに起き上がった。
「あんたチャチャがお城に帰って明日から暇なんでしょう?!少しは手伝っていきなさいよっ!」
「む」
尚も強制しようとするどろしーに、セラヴィーはどろしーの髪を手に取った。どろしーの目の前で
サラサラと垂らす。
「あんた、まだ言うの?」
どろしーの声にどす黒さが増したが、セラヴィーはやっぱり真剣だ。
「言いま……」
セラヴィーが何かを言いかけた時、どろしーがその胸ぐらを掴んで叫んだ。
「絶っっっ対この髪は戻さないわ!あんたがこのままずっと人形と話す変態に成り下がったままで
もね!!もう慣れたわ、変態で嫌味な上に鈍感無神経ってのがセラヴィーの正体なのよ!私にはもう
バレてんだからせいぜいチャチャ達の前では気をつけなさい!いくらあんたでもね、過去は取り返
しがつかないし、思い通りにはならない事がたっくさんあるってことをずーっと見せつけてずーっ
と思い知ら……せ……」
けだるい体で一気に力説したどろしーは、強い目眩に襲われた。ぐわんと景色が歪み、意識が遠退
いていく。
「はい、おやすみ」
そのまま気絶したどろしーを抱えると、セラヴィーは毛布を引き上げた。
そしてそのままベッドに倒れこむとうとうとと眠ってしまった。




おわり。


あれをどうとるかは人それぞれってことで。

では、スレの皆様、今年一年お疲れさまでした。よいお年を☆


>>502

なぜそんなあぶないことをしたのかはしらないけど、はげみになった。ありがとう。

ここまでよんでくれてほんとうにありがとうございました。

104名無しさん@アニメのセラどろ:2009/12/27(日) 18:10:03 ID:N40cEBlo
以上です。お世話になりました

105名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 21:42:13 ID:N8sqeZ0M
GJ!

106名無しさん@ピンキー:2013/05/09(木) 23:07:51 ID:4mvmULik0
久しぶりに来てみた

107どこかに消えた、僕らの夢の欠片の話:2013/06/08(土) 22:00:49 ID:AsL2d2CQ0
これは今から終わる恋のお話。
あるいは、始まらなかった恋のお話だと言い換えてもいい。
本来僕には今の僕らを取り巻いている退っ引きならない状況やそうなってしまうに至った
複雑にしてドラマティックな経緯を君たちに順繰り説明する義務があるのだろうけれど──ぶっちゃけそんなの糞食らえ、だね。
だってどうせこの話は終わってしまう。
もとい。
「なかったこと」にしてしまう。
何も残らないなら、説明するだけ無駄ってものさ。
そう、僕らは──いや、僕は。
これから世界を終わらせる。
僕らの世界を。
僕と──ひとりのお人好しで、笑った顔が可愛くて、泣いた顔も可愛くて、
お金が好きだなんて言いながら本当のところはお金のことなんていつだって捨ておけるくらいに友達思いで、
同じように僕のことを馬鹿みたいに真っ直ぐに想い、
よりにもよってこの球磨川禊と、ごく普通に青春してるまっとうな高校生の男女よろしく、恋をしてくれた女の子の、
馬鹿馬鹿しいくらいに幸せばかりだった世界を。

ここから先は、そう。
それでも、誰かの心に残ってほしい、なんて。
まるで恋に恋する少女のように愚かしい願いの残滓さ。

 

──これから消えゆく始まりの物語。

108どこかに消えた、僕らの夢の欠片の話:2013/06/08(土) 22:02:08 ID:AsL2d2CQ0
「『喜界島さん』『一緒に帰ろっ☆』」
死んだり死んだことをなかったことにしたりと慌ただしかった一日の終わり。
中学生組を一足先に返した球磨川禊は、そんな実に軽い、普段通りのノリで喜界島もがなを誘った。
うん、と普段通りの赤い顔で頷いて荷物を抱えるもがなと並んで廊下に出る。
設立したての裸エプロン同盟(彼女はあまり気に入ってくれていないようだがなあなあで押し通してやった、
名前なんか飾りです、偉い人にはわからんのです──なんてね)の話題などでそこそこに間を持たせつつ、
いつも通りに校舎を出、帰路につく──はずだったのだが。
「『あ、れ?』」
不意にぶれる視界。
何者かの襲撃か、などと思う間もなくブラックアウト。
「…ちゃん! ……!!」
自分を呼ぶ声が、恐ろしく遠く聞こえた。

109どこかに消えた、僕らの夢の欠片の話:2013/06/08(土) 22:02:58 ID:AsL2d2CQ0
スキル「大嘘憑き」は、かつて彼が所有していたときの形そのままに復元されたわけでは決して無い。
──という件に関しての解説は本編にて安心院なじみがサラリとしてくれていたので割愛しよう。
果たして自身の死を「なかったことにした」あの瞬間、
どういった不具合が一見完全に健康体として立ち上がった肉体に起きていたのかなど、禊当人にすらわかるわけがなく。
それが致命的なエラーではなかったということだけが、この場合は大切なのだ。
ともあれ。
意識を取り戻して真っ先に視界に飛び込んできたのは胸だった。
もっとストレートに言えば──喜界島さんのおっぱい。
そして死の間際謹んで謝罪させていただいたが鷲掴んだ感触はしっかりと脳に刻みっぱなしの、
競泳水着なんて締め付けの強いものの上から更に制服を着てもなお自己主張する立派な膨らみ越しに
彼女の涙目が禊の顔をのぞき込んでいる。
「……だいじょうぶ?」
なるほどこの大変非常識なアングルからのおっぱいはつまり膝枕かあ、と
後頭部を支える張りがありつつ柔らかい感触を思いつつ唇を開く。
声は、若干掠れてこそいたものの、問題なく紡がれた。
「『──おっぱい揉ませてくれたら大丈夫になると思う!』」
目に涙を沢山溜めて、唇を引き結んで、
今にも本当に泣き出してしまいそうな顔をしている女の子の心を和ませてあげようという
禊流のジャパニーズジョークだったのだが。
「……いいよ!」
あろうことか、常日頃彼の本能だだ漏らしな言動に真っ赤になって焦ったりツッコんだりしているもがなが、
ほぼ即答といえるような短い間のみを挟んで頷いた。
「『えっ』」
ここで遠慮なく両手を伸ばして胸をこねまわしていたらおそらく話はそれきりうやむやに終わっていたのだが。
「いいよ。それで禊ちゃんが大丈夫になるならいくらでも揉めばいいよ。お金なんかとらないよ」
別に禊はそういったことを気にして気の抜けた声を返してしまった訳ではないのだが、
もがなは至極真剣な顔と声で禊を見下ろし、己が胸の中心をどんと叩いた。
勿論その拍子におっぱいが余波を受けて弾んだのをきっちりと心の宝物フォルダに納めながらも
あまりに思い詰めたその様子に禊は、
「『喜界島さん』『……僕が「死んだ」こと』『さっき倒れたこと』『今こうしてることにもし』
 『「私のせいだ!」なんて責任感じてるんだったら』『それはお門違いってものだぜ?』」
そういうことなのだろう、と結論付けて、言葉を紡ぐ。
確かにきっかけは彼女の言葉であり、彼女を守るためであり、
彼女がそのことで思い悩み禊の行動の対価として好きなだけセクハラさせてくれることを考えているなら
それはそれで健全な男子高校生的においしいといえばおいしいのだが。
健全な男子高校生的に悲しくもある、と禊は思うのだ。
気になる女の子を守って戦う僕かっこいい!という展開だったはずが、
これでは気になる女の子に恩を売っておっぱい揉ませてもらう僕うれしい!という展開になってしまうではないか。
いや嬉しいけども。おっぱいは揉みたいけれども。
あくまで自分がそうしたいから、で動いた身の上としてはそうなってしまうとつらい。
これでなかなかナイーブな質なのだ、そういうつもりで助けたとはまさか思われまいが、
自分のちょっとした冗談が年下の女の子をシリアスに悩ませてしまったとあっては傷付くのだ。
伸ばした手で胸ではなく頬に触れて、禊はいつもの人なつっこい笑顔を作って言った。
「『やめてよね』『男の子はそういうこと言われると』『ケダモノになっちゃうんだよ』」
濡れているかと思った頬は、一応は乾いていた。
「──禊ちゃん、は……いつもそうだ…!」
もがなは小さく呟き──次の瞬間、爆発した。
「いっつもそう! いっっっっつも!!! 冗談にしないで! なんでもないことみたいに思わせようとしないで!!
 平気そうに笑わないでよ!! かっこつけるものもセクハラするのも禊ちゃんの自由だけど! 私は!!」
それなりの近距離で常識の範囲内ではあるが十分に鼓膜へのダメージが懸念されるレベルの声など出されては
たまったものではない。
が、まあ鼓膜破けたら破けたでなかったことにしちゃえばいいかなーくらいの楽観でもって
もがなの慟哭に耳を傾けていた禊は、しかし次の瞬間凍り付いた。

「私は!!! 禊ちゃんがなんでもなくないのになんでもないみたいに笑うのは……ッッ悲しいんだ!!!!」

110どこかに消えた、僕らの夢の欠片の話:2013/06/08(土) 22:03:43 ID:AsL2d2CQ0
──なんでもなくない、なんて。

──どうしてわかるのさ。

──君なんかに。

口に出すつもりなんてなかった。けれど喉も舌も唇も彼の思考をそのまま音声として紡いでいた。
いやだな、喜界島さん相手に、格好悪い。
「そんなのちゃんと見てればわかるもん」
「『それが君の思いこみじゃないってどうして言えるのさ』」
「それは」
「『見てれば理解できるってんなら君は』『めだかちゃんと善吉ちゃんの歪な関係にもっと早く気付いてたはずだろ?』
 『それが出来なかったってことは』『君の「理解」は都合のいいマボロシってことさ』」
「そうかもしれないけど、みんなのものの考え方は私の常識なんて通用しないものばっかりかもしれないけど、でもね禊ちゃん、私は、」
反論を拒むように早口にまくし立てて喜界島もがなは、
「みんなの心は正常も異常も悪平等も過不可も、程度の差だけでおんなじようにできてるって思ってる。
 だって何をどう考えるのか本当には理解することができなくなって、私と黒神さんは友達になれたもん。
 いつもいつもかっこつけて本気か冗談かわかんないことばっかり言ってて
 何考えて生きてるのかなんて全然わかんなくたって、私は、」
ひとつ、息を吸って、
「──禊ちゃんのことを、好きになれたもん」
泣くような顔で、笑って、
「だから、私の目で見た禊ちゃんがなんでもなくなさそうに見えたら、きっと何でもなくないんだって、ばかみたいに信じ込めちゃうんだ」
とんでもない理屈を述べてみせた。

ああ、まったくこれだから。

「『……喜界島さんってさ』『ほんと──』」

今自分は笑っているのだろうか。それとも無表情なのだろうか。自分はどんな感情でもって、この言葉を口にしたいのだろうか。わからないまま。

「『友情キャラだよねえ──』」

吐き出された台詞には、結局のところ乾いた笑いが乗っていた。

空き教室に夕日が射し込んでいる。みかん色に染まる、机も何もない、少しだけ埃っぽい教室。
その片隅で膝枕する男女。なんてロマンチックなシチュエーション。まるで少女漫画のワンシーンのよう。
みかん色に染まった少女の顔が、またしても泣き笑いの顔に歪んで、
「禊ちゃんの好きは、友達の好きじゃないよ」
ゆっくりと、膝に乗せた少年の顔に近付き、重なった。

「『……チューされるんだと思ったのに』」
「……ばか」
熱を計るように額に額を押し当てられて、ずり落ちた眼鏡が顔にぶつかって禊は笑う。
笑って、離れてしまったもがなの顔を追いかけた指が眼鏡をくぐって涙をすくった。
「『喜界島さん』」
「うん」
「『セックスしよっか』」
「えっ」
「『えっ』」
そういう空気なのかと思ったが全然そんなことはなかった。
夕日色より真っ赤に顔を染めて、これはまた怒鳴られるのだろうかと鼓膜を破かれる覚悟を固めた。
が。
顔全体を真っ赤にして、唇を震わせて、
それでも今し方はっきりと恋を告白したばかりの少女は、さんざん考えを巡らせた挙げ句、
「…………いいよ」
はっきりとそう答えて、零れ落ちんばかりに笑った。

──僕がどんな思いでいたかなんて、そんなの喜界島さんだけが知ってればいいことだよね。

111どこかに消えた、僕らの夢の欠片の話:2013/06/08(土) 22:04:32 ID:AsL2d2CQ0
「じゅ、準備、できたよ!」
教室端に打ち捨てられていたカーテンでぐるぐる巻きになったもがなに背後から声をかけられて、
体育座りで天井のシミの数を数えていた禊は喜色満面で振り向いた。
「『うん!』『──そのカーテンとらなきゃ準備完了ってことにはならないからね!』」
「う……」
きちんと畳んで壁際にそろえた自らの着衣
──制服は勿論、ブラウスや更にその下の競泳用水着までまるっとひとそろい──
に目をやり、意を決した顔でもがなは勢いよく我が身を守る難燃性の分厚いカーテンを引き剥がした。
「『……おお…』」
「うぅ……これ恥ずかしいよ禊ちゃん……」
まさかいきなり全裸になれだなどと無体な注文などしていない。
禊はただ、自分の着ていた学ランを手渡して
『喜界島さんが、裸にこれ羽織ってるところが、見た〜い、な! ただし靴下は絶対に脱いじゃいやだよっ?』
とねだっただけで、しかし、これがなかなか。
「『いやあ』『裸学ランってエロいなあ!!!!!』」
裸エプロンほどのえげつなさは無く、裸Yシャツほどのあざとさも無く、
「『──そそるね!』」
しかし白い太股がスカートではない厚い布地から伸びているという様が実に風情があった。
「あ、そ、それは、ほめられてる??」
「『もち!』」
サムズアップ後両腕を広げた禊は床に座ったままで、
もがなは普段以上に赤い顔を困惑の形にしつつ、結局床に膝をついてしなだれかかってきた。
といっても、密着するのが恥ずかしいらしく禊の両肩に手を添えて、ほんの気持ちばかり体重をかけてきただけなのだが。
「ど、どうすればいい、かな、あの、わ、わた、わた、た」
強引に抱き寄せてしまうという手もあったものの、
今にも目を回しそうなほど緊張している有様にはついそんな戦略も忘れて吹き出してしまう。
「『……とりあえず』『深呼吸しよっか』」
「う、うん、うん、……」
大きく吐いて、大きく吸って、距離は少し大きくとも肺活量の多い彼女の吐息がふわりと顔に吹きかかる。
あんまりロマンチックじゃないなあと思いながら、今度こそ禊はもがなの背中に腕を回した。
「あぅ……」
折り畳まれたもがなの腕の分だけの距離を置いて顔をつき合わせる。
実はこの時点で禊も年頃の少年らしくだいぶ緊張していたのだが、
度を超して緊張している様子のもがなの目にはおそらくいつも通りの余裕顔にしか映らなかったことだろう。
「『目、閉じてよ』『まずはチューからでしょ』」
「う、うん、うん」
瞼は勿論顎にもかなりの力を込めてぎゅうっと目を瞑ったもがなの顔は
お世辞にもキス待ち顔とは言えないほどにガチガチで、まるでげんこつを待つ子供のようだったけれど、
一瞬だけ触れた唇はきちんと柔らかかった。
肩を掴む手にも怯えたように力がこもる。
鼻とか眼鏡とか、障害物に当たらない角度を探して何度か軽い口づけを繰り返した。それから、
「んっ!」
ああ、これこそがうぶな青少年のあこがれてやまないファーストキスの形。既に全然初めてじゃないけど。
唇と唇がしっかりと重なりあって、内側の粘膜が軽く触れて、一瞬だけ吐息が頬をくすぐる。
頭の中で5秒数えて、名残惜しくてもう10秒数えて顔を離した。
これを僕のファーストキスということにしよう。既に全然初めてじゃないけど(二度ネタ)。
禊は心に誓った。
「ぷは…」
完全に呼吸を止めていたもがなが大きく息を吸い、吐き出す。
ぶっちゃけ最初に脱がしたのは「水着がないと体に力が入らない」という彼女の言を思い出しての保険だ。

──だってキスでうっかり肺が破裂しちゃったり内蔵引きずり出されちゃったりしたくないもんね!

人工呼吸だなんて実はだいぶ危ない橋だったと今にして思う。
「『魚みたいだなあ』」
「な、なんだかね、なんだか、息の仕方がわかんなくなっちゃって……」
すうはあと再度大げさな息をし、ひとつ笑って遠慮がちに近寄る顔。
「あのね、今のがファーストキスってことにしていいかな」
返事の代わりに禊の方からも顔を寄せ、唇を重ねた。

112どこかに消えた、僕らの夢の欠片の話:2013/06/08(土) 22:05:31 ID:AsL2d2CQ0
──結論から言って。
「『……水着脱いでもらっておいて本当によかったなあ』」
またしても仰向けに寝てもがなの顔を見上げることになった禊は
まるで襲われたような真っ赤な顔に荒い息で笑っていた。
押し倒す形に胸に乗り上げたもがなの頬が不機嫌に膨らむ。
「だ、だって、禊ちゃんが、その、す、吸うから、私もしなきゃって、おもったんだもん……!」
「『限度ってものがあるよねー』」
「ううぅ!」
膨れっ面のままのもがなの両手が禊のシャツの胸元をぎゅうと握りしめると、
両腕に圧迫されて飛び出した胸が一層強く押しつけられる感触が大変よろしい。
唇を合わせるだけでない本格的なキスをし出し、
最初は禊のされるがままになっていたもがなが応じて舌を絡めたり吸ったりしてきたところ
それが緊張のせいなのか天然なのか息を継ぐのは勿論
下手に顔を離そうとでもすれば舌ごと持っていかれかねないほど情熱的(最大限ぼかした表現)で、
すっかり攻守交代状態で最終的に酸欠で後ろにひっくり返った…というか
もがなが恐らく密着しようと体重をかけてきたのを禊の方で男らしく抱き留めきれずに押し倒されてしまった。
といった有様である。
「『……水着脱いでもらっておいて本当によかったなあ』」
しみじみと再度呟く。
「お、お、おなじこと二回も繰り返すことないじゃん!」
これ以上赤くなりようがないくらい真っ赤に染めた顔で叫ぶもがなが、しかし不意に眉を下げ、
「……禊ちゃん、だいじょうぶ?」
拳にしていた手を開き、指先で胸板の中心をなぞる。
まったく、セックスしようなんて要求を出すような人間にそんな心配なんて。
「『おっぱい揉ませてくれたら大丈夫』」
「……ばかぁ」
台詞に反して背中に手を回して抱き寄せる。
「『ごめんね』」
自然と笑みの顔が困った風に歪む。
「……私、わかんないから。禊ちゃんがしたいようにしてくれていいよ」
「──うん」
手を突いて身を剥がし、小さく呟くもがなの笑顔はきっと禊の表情の鏡写しなのだろう。
禊自身ぶっちゃけ偏ったエロ本知識しか持っておらずまっとうなリードができるかなど怪しかったものの、
ここで頷けない男はきっと一生恋愛童貞だと勝手に思ったら自動的に唇が動いていた。

113どこかに消えた、僕らの夢の欠片の話:2013/06/08(土) 22:06:24 ID:AsL2d2CQ0
──四つん這いの体勢で開いた学ランの袷から覗く肌が妙に眩しくて、リクエストは正解だったとつくづく思った。
「……」
「……」
「み、禊ちゃん…」
「……」
「な、な、なんか、言って、よぅ……」
「……」
「うぅ……」
「……喜界島さんってさぁ──」
「うん…」
「──水着でおっぱい苦しくない?」
「へっ」
「なんか……生の方が大きい気がする」
「そ、それ、は……うぅん…まあ、水泳ではおっぱい大きいのなんてジャマでしかないし……」
重力でこちらに向けて突き出されているという状態もあるのかもしれないな、などと
余計なことばかり考えながら思うまま両の五指で弄ぶ立派な乳房は言うなれば三日目の水風船のようで、
張りつめた瑞々しさと指先が浅く潜り込むほどの柔らかさが絶妙なバランスで同居したまさに神のごとき素晴らしさなものだから
常日頃こんな素敵なものをわざわざ締め付けて過ごしているだなんて勿体無いにも程がある、と
至極身勝手な感想を抱かざるを得ないのだがそれを全部口に出してしまわないのは何故かと言えば、
「あ、う、うそ、嘘っ、なにしてっ…」
おっぱいは吸うものだから、だ。
膝を立てて身体を下にスライドさせ、絞るように両手で掴んで寄せ上げたふたつの柔肉の、まずは向かって右側、彼女にとっては左に顔を寄せ、
「ひゃっ、あ、ぁ!」
可愛らしく色付いて飛び出した乳首を舌で小突いた。
「やめ、てぇ……〜〜っあ…!」
禊の身体を上からがっちりホールドしているもがなの太股が、びくんと震える。
制服越しに表面の柔らかい層がさざ波立つ感触すら伝わってくるほどに、大きく。
面白くなって、更に舌先だけを使って転がすように弄る禊の一つ一つの動きにもがなは取り乱したような声を上げて身を捩った。
その反応がやっぱり面白いから、余計に禊の行動はエスカレートして、余計にもがなの反応も大きくなって──
「み、みそぎひゃ、ぁん、へんだよぅ、ぁ、ひぁうぅ……」
最終的に禊は床に顔を押しつけて身を丸めるもがなの股間を無理矢理に割り開くように舐めしゃぶっていた。
せめてもの抵抗なのかはたまた禊の身を案じているのか、
開かれて力の入らない膝を必死に奮い立たせて彼の顔に座り込んでしまわないよう頑張っているらしいもがなの態度がまた実に健気で扇情的で、
変なのは禊の行いがなのかそれによってどうやら必要充分なほどに股を濡らすまでに感じているらしい自らの肉体の具合がなのか
とても気になるけれど口が塞がっていて質問できない。
溺れちゃいそうだなあ、と冗談混じりに思った。
愛液というものはなんだか海の味を感じさせる。
「あああぁ、ぁ……!」
舌先で一番感じやすい尖りを弾いた途端、もがなは激しく痙攣して膝を突っ張らせた。
禊としては、顔に座られちゃうっていうのもそれはそれで貴重な素晴らしい黄金体験なんだろうなァ、程度にまで思っているのだけれど。
どうやらもがなはそれだけはどうしても嫌なようで、
股からぼたぼたと滴を溢れさせながらそれでも太ももが攣りそうな不自然な開脚姿勢を必死で保っている。
流石に可哀想になって──あと、そろそろ堪えきれないものがあって。
股下をくぐり抜けて解放してやると、とうとうもがなは力尽きてへなへなと床に崩れ落ちてしまった。
「ぁ……ひゃぅ……はぁ…はひ……ひど、いぃ……みそぎちゃん、いじわる……」
「心外だなあ、僕としては優しくしてあげてるつもりなのに」
尻を持ち上げた姿勢のまま脱力して床にへばりついている姿を後ろから、というかなりとんでもなくいやらしいアングルの光景を記憶に刻みながら、
恨みがましい目でどうにか自分の方に視線を寄越すもがなに当てつけるように、頬までべたべたに汚している粘液を指で掬って舐めて見せる。
「ぅ……」
あ、泣きそう。
「ね……もういいかな?」
話を変えるように明るく言って、極上の笑いを作って手を差し伸べた。
改めて床に腰を下ろして、わざとらしく股間の腫れを主張するように脚を崩して。
「おいで」
別に、このまま後ろから、というのでも一向に構わなかったのだけれど、
どうにも喜界島もがなという人間は優しくする前に少しだけ、意地悪をしたくなるタイプなのだ。
とはいえ禊とて鬼ではないので、彼女が拒否するのなら無理強いはしないつもりでここまであれこれ致してきたわけで
──そして結局のところ、何一つとして本気の拒絶を受けることなくこの局面にまで至り、
「ん……」
ことここに至っても尚、もがなは顔を真っ赤にして禊の言葉に従うばかりなのだった。

114どこかに消えた、僕らの夢の欠片の話:2013/06/08(土) 22:07:14 ID:AsL2d2CQ0
「あ──……」
第一印象は、言葉にするのなら、そう──
「うわー……きつ…………」
ただひたすらに、きつかった。
エロ本みたいに処女膜がブチブチ破ける感触なんて判別できなかったし、
エロ本みたいに貫通さえしてしまえばあとは処女でもアンアンよがるなんてことはなかったし、
エロ本みたいに童貞でも器用に腰を動かしたりなんてできなかった。
当たり前に不器用に、強引に繋がって、
当たり前にぎこちなく、ほとんど抜き差しの形にできずにただただ刺激を求めて腰を揺すった。
「ぃ、た……──ぁ……っ、うぅ…………っ」
禊の腰に跨って揺すられているもがなはひたすらに眉をしかめ、歯を食いしばって苦痛に耐えている。
首を振り、飛び散った涙が眼鏡のレンズに張り付く。
立てた膝で体重を支えようとして叶わず、禊の動きに翻弄されて呻く。
しがみつかれたシャツの背中がぎちぎちに引っ張られて首が締まった。
冷静な思考を放棄した禊はそんなもがなの健気な努力に感じ入るものこそあれど
決して気遣って動きを止めるような紳士的な振る舞いに走ることはなく、
彼女の羽織った学ランの袷をより一層広げ、肩からずり落ちるか否かの瀬戸際まではだけさせ、
水滴にまみれた眼鏡を外して傍らにやや乱暴に放って笑った。
「すっ……げー、エロいよ、喜界島さん」
「あ、ぅ……!」
焦点の合っていない目で禊を見つめる顔。
それでも顔を寄せると唇を求めて目を閉じ、応じた禊の舌を懸命にしゃぶる。
「んん……っ、……、みそぎひゃ、…うっ、ぁ…、ひ、ひもち、ぃ?」
随分な呂律の回らなさで必死に問うもがな自身は、とても気持ちよさそうには見えないぐしゃぐしゃの顔をしていた。
「エロいよ」
「そっ…れじゃぁ、わかん、ない、ぃ……!」
「でもエロいよ、本当」
「うぁ……!」
ただでさえ貫通の痛みに呻いている処女には更なる激痛でしかなかろうとわかった上で、
力一杯腰を強く引き寄せて奥の奥を目指した。
「ひッ、……う、んぅう……!」
張りのある太ももが苦痛に引き攣り、禊の腰をきつく締め上げる。それでも手加減などしてやれない。

115どこかに消えた、僕らの夢の欠片の話:2013/06/08(土) 22:08:12 ID:AsL2d2CQ0
だって、虐げられ泣き濡れた顔をしておきながら、
苦痛を与えている張本人の禊を真っ直ぐに見、愛おしそうに眇められる大きな瞳に射抜かれている。
なるほど、と冷静な部分で得心する。
これを、こんなものを向けられて、見せつけられて、
所有欲の満たされない男など、支配欲を喚起されない男など、いるわけがない。
──ああ。
「うう、ふぅ、うぅ〜、っ、……っく、」
「喜界島、さん、」
「ん、うん、うんっ、なぁに、みそ、ぎ、ちゃん……っ」
「……──」
「どう、した、っの、……っあ、ん…!」
「好き」
「……!!」
──好きだなあ。この子のことが。
──そんなまっとうな感情、抱いたとこでろくなことにならないって知ってるくせにさあ。
──思って、しまった。
「……っぁ、あぁ、あぁぁ……」
「好きだよ」
「ああぁ……うあぁ……ん……」
「好きだ」
「ううぅ……うぁ……わたし、も……ぁ、みそぎちゃ、う、うれひぃ、よぅ…!」
より一層涙を零しながら、すき、と絞り出すように言って、無理矢理微笑んだもがなを、
禊は本当にとても素直に──愛おしいと、思った。
「ね、喜界島さん、出すよ、いいよね、中に出して、いいよね……!」
嫌だと言ったところで譲る気などなかったけれど。
「うんっ、うんっ、いいよっ、ぜんぶっ、みそぎちゃ、の、すきにっ、してっ、いいよ…!」
ようやっとスムーズに抽送できるようになってきたというのに、残念なことに限界だった。
「喜界島さん、ほら、もっとぎゅってして、もっとおっぱい押しつけてっ!」
「うあっ、んっ! みそぎひゃん……!」
両腕でしがみつくだけでは足りないとばかりに肩口に噛み付かれる。
布一枚越しに鈍く食い込む歯の鋭さと、布一枚越しにきつく押し付けられて潰れる乳房の柔らかさと、
何一つ挟むことなく直接触れて挿し貫いている膣の熱さに腰が勝手な動きをする。
まるで子宮の入り口を殴りつけるみたいな乱暴さで目茶苦茶に突き上げて、
逃げられないようきつくきつく抱き締めて──不意に鼻先をくすぐった、薄甘いもがなの汗のにおいに止めを刺された。
「──もがな! 膣内で出すぞ!」
「んッ、ふッ!? ひぁッッ、あぁ……──ッ!」
目を見開いて震えるもがなは中に出されている感覚がわかるのか、はたまた名前を呼ばれて感極まったか、
「は……ひゃ…………ひうぅ……」
何か言いたげに口を動かし、しかし叶わずにだらしなく涎を零し、ただ懸命に、禊の肩に顔を埋めて抱き付き直してきた。

116どこかに消えた、僕らの夢の欠片の話:2013/06/08(土) 22:08:57 ID:AsL2d2CQ0
「……なかったことにしないでね」
後始末もしないまま、二人床に直接寝転がって余韻に浸っていると、
不意にもがなが小さく、しかしはっきりとした声で呟いた。
「『……それは。つい中出しキメちゃったけどそれでもし妊娠しちゃってたとしてもそれでも絶対に、ってこと?』」
「うん」
「『……本気?』」
「うん」
「『ええー……困ったなあ……万が一の時はなかったことにしちゃえばいいかなあってつもりで僕、』」
「だめだよ。絶対だめ。そんなの私が絶対ゆるさない」
思わせぶりに腹に手を乗せて、笑う。
「私が禊ちゃんを好きな気持ちも、えっちしてもいいって思った気持ちも、えっちしたことも、
 全部全部大事な宝物だから、なかったことにしたら、いや」
──いやはや。
「……全部捨てて、また禊ちゃんひとりで不幸になろうとしたら、いやだよ。何があっても」
「『……一緒に不幸になってくれるの?』」
「一緒なら幸せだもん。不幸になんかならないよ」
「『子供ってさあ……お金かかるよ?』」
「いっぱい稼がなきゃね」
断固とした態度で更に笑みを深くした彼女の表情にもう、何も言えない。言えるわけがない。格好つけられない。
──なかったことにしたくない、と。本当に、心の底から思ってしまったから。

117どこかに消えた、僕らの夢の欠片の話:2013/06/08(土) 22:10:10 ID:AsL2d2CQ0


だから──そんな身の程知らずな願いなんて抱いてしまったから、結局。
最初から全部を「なかったこと」にするしか、もう立ち行かない。

「……いやだよ、禊ちゃん……」

──ごめんね。

「いやだぁ……」

──だけど他にもうどうしようもないから。

「すき……」

──僕も好きだよ。愛してる。

「わすれたくない、よぅ…………」

──大丈夫。忘れるんじゃないよ。最初から全部なかったことになるだけ。

──君が僕を好きになった気持ちを、僕が君を好きになった気持ちを、
僕たちが重ねてきた、ごく当たり前の世の中の「普通」の高校生同士みたいな恋を、
ばかみたいに語り合った根拠のない幸せな未来予想図を、
手を繋いだ日々を、抱き合った日々を、キスをした日々を、セックスをした日々を、
子供の名前はどうしようなんて冗談で相談したりした日々を、
全部全部、最初からなかったことにして、
君と僕は生徒会でまあほどほどに仲良くやってる程度の仲で、
僕は出会う女の子みんなにモーションかけてアドレス交換するけど結局ひとりだって恋人になんてなってくれなくて、
僕は人吉先生が好きで、めだかちゃんが好きで、安心院さんが好きで、その他たくさんの女の子が好きで、そして君は──

「『──ばいばい』」

──君が、それでもまた、僕を好きになってくれたらいいのに、なんて。

似合わない夢を見たことも全部、「なかった」。

ことに。

した。

 

なった。

118どこかに消えた、僕らの夢の欠片の話:2013/06/08(土) 22:10:50 ID:AsL2d2CQ0









……。
…………。
……………………。



「”もがみ”ちゃん、がいいな」
「『……生理きたでしょ』」
「将来の話だよ」
「『”もが”なと”み”そぎの子供だから、もがみちゃん? 単純だなあ』」
「もがなと禊の、最高の宝物だから。最上の、もがみちゃん。単純で、わかりやすくて、いいじゃん」
「『なるほど──僕らの愛の結晶だ』」



                                               ──どこかに消えた、僕らの夢の欠片の話。

119名無しさん@ピンキー:2013/06/08(土) 22:13:13 ID:AsL2d2CQ0
PC規制+携帯から投下するにはスレが残り少ないということでお借りしました。
めだかボックスでエロパロ11スレへの投下作品です。セルフ誘導してきます。

120名無しさん@ピンキー:2013/07/01(月) 02:05:16 ID:YlOeLKug0
PC規制のためお借りします。
色仕掛にはめられるスレへの投下作品です。

121終末の人類:2013/07/01(月) 02:06:58 ID:YlOeLKug0
「暇・・・じゃの」
窓からぼんやりと月明かりを眺めながら妲己は呟いた。
どこかの集落を丸ごと捕虜にしたらしく部下たちはその処理で皆忙しくしている。
そのため誰も妲己を構ってはくれない。
性交をしようかとも考えたが今いる奴隷たちにもなんとなく愛想が尽きてきている。
読書や料理の類などはもとよりする気がない。
その他暇つぶしの類も興が乗らない。
一言で言ってしまえば妲己は退屈していた。
基本的に彼女は飽きっぽい上に我儘である。
遊戯の類はもとより捕まえてきた彼女専用の奴隷は半年もたてば他の淫魔のところにまわされるか捨てられるかしてしまう。
しかも退屈が度を過ぎると女王という身分でありながら部下の目を盗み、こっそりと外出してしまうのである。
淫魔といっても妲己は肉弾戦では普通に弱い。
というか一人では着替えもままならない女王様である。
一歩間違えばというよりは正体が知れればほぼ確実にレジスタンスに捕まってしまう。
そうならないためにもお付きの淫魔達は彼女が満足するような新しい奴隷を探すのに必死なのであった。
今日もまた忙しい合間を縫って一人の男が部下たちによって彼女の前に連れてこられていた・・・


「ちぇんじ!」
「は・・・・・?」
両手両足を縛られ、猿轡をされた男を一目見るなり意味不明な英語を叫んだ妲己に対し部下たちはぽかんとした表情になった。
「人間たちの世では気に入らない娼婦に対してそう叫ぶそうじゃぞ?」
「つ・・・つまり今回の男はお気に召さないと?」
「当然じゃ。このような貧相な体の優男など興味がわかんのぉ」
「また・・・・ですか」
部下たちの顔が苦渋に歪む。
妲己の男の趣味というのは気分によって大きく変わる。
そのブレ幅はすさまじく若いイケ面から肥えた醜面の中年、果ては老人まで様々なのである。
ちなみに今回部下たちが連れてきた男は細身でさわやかな二十代の好青年・・・妲己の三日前までの好みである。

122終末の人類:2013/07/01(月) 02:07:34 ID:YlOeLKug0
「お・・・お待ちください。このものは昨日とらえた集落の中でも一番の好青年で・・」
「しかも正義感に熱く、他者に優しい上に器用だ、とでもいうのじゃろう?」
「・・・・・・しかも、集落の女性の一人と相思相愛の仲であり・・」
その言葉に興味のかけらも無さそうだった妲己の目が輝き始める。
妲己にとって隣の芝はどこまでも青く・・・・
「その女性自身も相当な美女でございます。」
その芝の持ち主が素晴らしければ素晴らしいほど芝の価値が上がる。
『他人の者ほど欲しくなる。』
妲己の趣味の一つであり、
悪癖でもある。
「ほぉ!してこの者の名はなんと?」
「トモアキと言うそうです」
「トモアキ!よい名じゃ!気に入った!、とりあえずその者の声を聞いてみたいのぉ!」
先ほどまでとは全く逆の反応を示す妲己に部下たちは安堵の表情を見せ、
男の猿轡を外す。
「ほら、妲己様に挨拶をせんか」
「・・・・あんたが淫魔のボスか・・・・、あんたに提案がある。」
猿轡を外されるか否や真剣な表情でトモアキという名の男が喋り出す。
「な・・・・」
失礼な態度に対しまた妲己が気を悪くされてはたまらないとばかりに慌てふためく部下たち。
ほとんどの者は強がるか自分の保身のためのごますりや命乞いをする。
まさか囚われの身の癖に交渉をするなどとは思いもよらなかったのである。
「ふむ?面白そうじゃの?続けても構わんぞ?」
そんな部下たちの様子を面白おかしく眺めながら妲己が続きを促す。

要約するとトモアキの提案というのは人類と淫魔の『共存』であった。
淫魔が人類を支配するのではなく、ともに協力し合い、共存していくという提案。
そのための方法やら歩み寄りやら・・・・。
「ぬしの言うことにも一理あるの?わらわも最近は共存とやらを少しは考えておった。」
真っ赤な嘘である。
トモアキの話の最中も方法やらの話はほとんど聞き流し、頭の中では一体この男でどうやって遊ぼうかというようなことばかり考えていた。
そんなこととは気づかず妲己の言葉にトモアキが素直に反応し、喜ぶ。
「本当か!!」
「じゃが・・・・・」

123終末の人類:2013/07/01(月) 02:08:43 ID:YlOeLKug0
暗い表情を浮かべながら妲己が続ける。
「一方で人間が家畜にしか見えん時もある。とくに、情や愛やらを捨て、欲ばかりをむさぼる様を見るときなぞは特にの?」
こういう時の妲己の演技は天才的だった。
はたから見れば本当に二つの思いに挟まれ、苦悩しているようにしか見えない。
そして意を決したようにして告げる。
「じゃからお主自身に証明してほしいのじゃ。人間が欲などには負けないということを」
「俺に何をしろと?」
トモアキには妲己の言わんとしていることが伝わらない。
それは妲己の目論見にも気づけないということである。
「つまりお主の提案とやらものんでやるからわらわの提案も聞けということじゃ」
妲己の提案とは・・・
1、 これから一ヶ月間妲己の付き人となり命令には絶対服従する。
2、 その間、淫魔達は集落の者には一切手を出さない
3、 集落の者や恋人には妲己と性交していることは隠す。
4、 さらにその間、自慰は禁止とする。ただし恋人と性交をするのは認める。
5、 一ヶ月後、トモアキが淫欲におぼれていなかった場合、淫魔は奴隷を解放し人類との共存を図る。

という内容であった。
「・・・・いいだろう。その条件聞いてやる。そのかわり約束は必ず守れよ」
「無論じゃ。わらわを信用せい」
こうしてトモアキにとっては地獄の、妲己にとっては面白可笑しい一カ月が始まったのだった。



「まずは風呂じゃ。寝る前には風呂に入らねばの?さっそく用意をせい。」
集落のものへの通達も終わり、自室に戻るなり妲己はとにかくご機嫌な顔を表情を浮かべた。
「・・・・用意と言っても湯はわいているようだし何をすればいいかわからないんだが・・・?」
先ほどこの部屋のすぐそばにあった温泉のような広大な浴室では部下たちが必死で風呂の準備をしていた。
ゆえにトモアキのできるようなことは何もないように思えた。
とはいえトモアキは妲己のにやにやした顔を見る限りあまりいい予感はしていなかった。
「そんなこともわからんのか?しかたないの?全部わらわが教えてやるからようく覚える

124終末の人類:2013/07/01(月) 02:09:14 ID:YlOeLKug0
のじゃぞ?」
「す・・・すまない」
「まずはわらわの服を脱がしてくれんかの?」


「脱がっ・・・・・」
トモアキは思わず妲己の体を見てしまう。
細くすらっとした美しすぎるほどのボディライン。
「それとも脱がないで風呂に入れとでも言うのかの?」
自分でも気付かずに妲己の体に見とれていたことに声をかけられトモアキは動揺した。
「じ・・・自分で脱げばいいのでは?」
「・・・できぬ!」
「は?」
「だからできぬのじゃ!わらわは服を着る時も脱ぐときもすべて従者まかせゆえな?
分かったならさっさと服をぬがさぬか!」
自慢にもならないようなことを妲己は自信満々にトモアキに告げた。

そうも自信満々な態度をとられてはトモアキには反論できなかった。
何より絶対服従の身であり、さからうわけにはいかなかった。
渋々、妲己の服を脱がしにかかる。
女性経験がないわけではないとはいえ、恋人ではない女性の服を脱がす、などという行為はトモアキにとっては初めての経験である。
その動きはたどたどしくぎこちない。
一枚・・・また一枚と布が地面へと落ちるたびに妲己の白い肌があらわになっていく。
そのたびにトモアキの目が妲己の体にくぎ付けになりそうになる。
(くそっ何をしているんだ俺は。しっかりしろ)
自分がこのようなことをしているのは平和のため、ましてや自分には愛する女性がいるのだ。
ふらふらしそうになる自分の意思にトモアキは叱咤した。
そんなトモアキの様子を服を脱がさせながら妲己はじっくりと観察する。
(初々しい。実にたまらんの)
顔をそらし、真っ赤にしながら下着を脱がす様が妲己の嗜虐心に油を注ぐ。
今すぐにでもめちゃくちゃにしてやりたいがそれでは興がそがれる。
まずはじっくりゆっくりと・・・・そして・・・
「お・・終わったぞ!」
顔を真っ赤にしながら怒鳴るトモアキの声によって妲己は我に返った。

125終末の人類:2013/07/01(月) 02:09:44 ID:YlOeLKug0
「じゃぁこれで風呂にいけるな、俺はもう用済みだろ?」
「何をいっておる?まだじゃ。風呂の前にある程度汚れを落としておいてもらわんとな」
そう、妲己にとって今のはオードブルに過ぎない。
これからが真のメインディッシュなのだ。
「汚れをおとす・・とはまさかタオルで体を拭け、とでもいうのか?」
「少しだけ違うの。タオルではなくぬしの舌でふき取ってもらおうかの?」
「・・・!?」
トモアキの目が驚きで大きく見開かれる。
「じゃからぬしの鼻でわらわの匂いを嗅ぎ、汗臭いと感じたらそこを舌で匂いがなくなるまでなめとるのじゃ。」
淫魔の体液には男を発情されるフェロモンが含まれている。
しかもその効果は淫魔が美しければ美しいほど効果が高い。
おそらく妲己ほどの者ともなれば簡単に男を虜にしてしまうだろう。
妲己の言っていることはトモアキに狂えと言っているようなものである。
「そ・・・そんなことができるか!」
そうでなくてもトモアキはノーマルな性癖の持ち主である。
女性の体をなめまわす、などといった行為がとっさにできるはずもなかった。
だが逆にトモアキ自身も気づかぬうちに妲己も申し出に異常な興奮を覚えているのも事実であった。
その証拠に彼のペニスはその服の中で大きく隆起し、視線も少しずつだがちらちらと妲己の体を盗み見ている。
その心にできた隙間を見逃がしてやるほど妲己は優しい女ではない。
「まぁそう嫌がらんでもよかろうの。今日はさほど暑い日でもなし。
さほど汗もかいとらんからこのくらいで狂ったりはせんじゃろ。それに・・・」
硬直し、直立不動体勢をとっているトモアキに抱きつき、首に手を回し耳元でささやく。
「逆らえば約束を反故にしたとみなしてもいいのじゃぞ・・・?」
これは妲己のもっとも得意な手法の一つであった。
初めは無理やり行い快感を味あわせてやる。
そして徐々に仕方がない、しょうがないからと自分自身に言い訳させずるずる泥沼にはめこむ。
こうやって妲己が心の逃げ道をつくってやるだけで、今までの男はみな陥落していったのだった。
そしてそれは今回も有効なようだった。
「くっ・・・・卑怯な・・・」
妲己に温かく抱きしめられるだけで愛する女性と抱き合う時以上の快感がトモアキを襲っていた。

126終末の人類:2013/07/01(月) 02:12:02 ID:YlOeLKug0
(これが、淫魔の体・・・・)
淫魔の体のせいというのもあるのだろうが、それ以上に恋人以外の女性と抱き合っているという異常性、背徳感が知らないうちにトモアキを興奮させていた。
だがその異常性に興奮しているということをトモアキは認めるわけにはいかなかった。
認めてしまえば自分が欲におぼれる人間だということを示してしまうかもしれない。
何より自分がそんな不道徳な人間であるはずがない。
しかし考えれば考えるほど無意識にがんじがらめになるのが背徳感というものである。
色々なものに縛られトモアキは動くことができなくなっていた。
「フハッ。あまり深く考えんほうがいいじゃないかの?ただ無心でわしの指図に従えばいいんじゃ。」
トモアキの心の葛藤を断ち切るように妲己がささやく。
(無心・・・そうだ・・ただ作業だと思って無心に・・・)
解決策を見つけ出したかのようにトモアキの心が動きだす。
「そう・・・それでよい・・初めはわしが誘導してやるからの?」
ねっとりと催眠術にかけるかのようにささやきながら妲己はトモアキの顔を自分の首と肩の間へと誘導していく。
(無心に・・・無心に・・・)
ひたすら考えまい、考えまいとしながらトモアキは妲己の首筋の匂いを嗅ぐ。
「・・・く・・・くぁっ」
女性の体と汗の匂いの入り混じった甘酸っぱい香りがトモアキの鼻腔に侵入する。
それは意識すべてを奪い去るかのような優しく、暴力的な香りだった。
それはどんな女性の秘部よりも淫らな臭いであり、トモアキが今まで感じたことのない欲を呼び覚ましていく。
一度嗅いでしまえば、再び嗅がずにいられない。
その匂いがそのままトモアキの脳を支配し次の行動へと導いていく。
ためらいながらも舌をだし、首筋をなめる。
トモアキの中に汗特有の塩っぽい味と先ほど嗅いだ臭いが口の中にも広がる。
臭いを嗅ぎながら少しずつ舐め進めていく
この行為に対しトモアキはセックス以上の興奮を覚え、我を忘れた。
彼のペニスは痛いほどに勃起し、鼻が臭いを嗅ぎ舌が肌をなめとるたびにで情けなくびくびくと震えていた。
「ほぉ!ぬしは中々素質があるの!」
ゆっくりと確実に臭いの強いほうへと顔を移動させていくトモアキを見て、妲己は感嘆の声を上げた。
「いくらわらわの香が強烈とはいえ普通の者なら最初からこうはならんのにな!ぬしには変態の素養があったと見える・・・・

127終末の人類:2013/07/01(月) 02:12:35 ID:YlOeLKug0
と、もう言葉を理解することもできんかの?」
妲己の言葉の通り今のトモアキの頭には妲己の言っていることを理解する能力は備わっていなかった。
ただ頭のどこかで美しい鈴の音のように妲己の声が反響するだけだった。
そしてその美しい声がより一層トモアキの性欲を掻き立て、本能で動く動物へと内面を変化させる。
トモアキの頭がより深い臭いのする場所・・・より美しいと感じ場所へと移動していく。

「おお!まさか、ここまでとはの。さすがのわらわでも予想がつかなかったわ。
普通のやつなら胸のほうにいくんじゃがの?
まったくぬしはわらわを喜ばせるすべを天性で備えとるようじゃの?
ほれ、わらわの腋の臭いをそんなに嗅ぎたいのか?」
トモアキの向かったところは妲己の腋だった。
いとおしそうに腋の臭いを嗅ぎ、頬をこすりつけペロペロと舐める。
もし普段の彼が今の自分をみたなら、恥ずかしくて自殺してしまうだろう。
「まったくまるで豚のようじゃの?浅ましいことこの上ないわ!豚のほうがまだ品位があるというものよ!ほとほとあきれ果てたの!」
呆れたという言葉とは裏腹に妲己も興奮の中にいた。
浅ましい男の姿は却って彼女を興奮させる。
そして興奮しているのはトモアキのほうも同じであった。
深く臭いを嗅ぎ美しい声で罵倒され続けた彼のペニスはいまや射精寸前だった。
まるで臭いを嗅ぐたびに妲己によって鼻を性感帯にされていくかのようであった。
これから先この臭いはヨシアキの脳に烙印のように刻み込まれるだろう。
「さて、もう満足じゃ!もう離れてよいぞ。」
突然妲己がヨシアキを引き剥がそうとする。
それは妲己の戯れであった。
ヨシアキがどんな反応をし、自分にすがりつくのか、それとも射精の許しを請うのか
確かめてみたかったのだ。
そしてその結果は妲己の予想外のものであった。


「落ち着け!落ち着けと言うとるのがわからんのか?」
「はぁっはぁっ、はぁっ」
ヨシアキの動作は止まらない。まるで妲己のすべてを味わいつくさんとする勢いだ。
「まぁどうしてもわらわの体すべてを堪能したいのであれば無理やりにでも押し倒せばよかろう?」

128終末の人類:2013/07/01(月) 02:13:32 ID:YlOeLKug0
その言葉にさらにトモアキの目の色が変わる。
押し倒せばすべてを味わってもよいのか。
力で無理やり奪ってもよいのか?
「な・・・・なんじゃ?まさか本当にわらわを?」
(こ・・・・・これは予想外の展開じゃがこれはこれで・・・)
おびえたふりをしながら妲己は心の中でほくそ笑む。
どちらにせよ自分の体におぼれるのであれば構わない。
初日で堕ちるのであればしょせんそれまでの男だったということだ
そんな妲己の思惑は知らず、おびえたような表情の妲己を見てトモアキの嗜虐心が火をつけられる。
この生意気な女の口から嬌声をあげさせてやりたい。
この美しい顔を自分の精液で汚すことができたら・・・。
トモアキの両腕に力がこめられ妲己の体を強くつかむ。
「・・・・!!」
その瞬間、脳裏に恋人の顔が浮かびトモアキはふっと正気にかえる。
(俺はなんと馬鹿なことをっ・・・)
淫魔のフェロモンにあてられていたとはいえ自分は今何をしようとしていたのか。
トモアキは自分が情けなくなり妲己から手を離す。
「・・・すまない・・・・」
「ふん。興がそがれたわ。わらわは風呂にいくからぬしは思い人のところにでも戻っておれ。あと・・・・」
不機嫌そうに言い放ちながら妲己は自室の机から怪しげな丸薬とうがい薬らしきものを取り出し、トモアキに渡す。
「・・・・・これは?」
「ただの精力増強剤じゃ。かならず毎日飲むのじゃぞ。今日は初日ゆえ搾精は勘弁してやるが明日はそうはいかんぞ。
何よりわらわが餓死してしまうからのっ」
というかすでに倒れそうじゃと妲己は小さな声で付け加える。
「わかった。でこっちのは?」
「ただの匂い消しじゃ。そんな淫魔の臭いをぷんぷんさせては集落の者に怪しまれるうえに思い人に愛想を尽かされてしまうと思っての?」
先ほどまでの不機嫌な顔をどこかへ消し去り、ニヤニヤした顔で妲己は告げた。

129終末の人類:2013/07/01(月) 02:16:30 ID:YlOeLKug0
「初日で堕ちるかとおもったが意外ともちこたえよったの・・・」
広い浴槽の中で妲己の独り言が響く。
ヨシアキは案外純情な男だ。あんなことがあったすぐ後で恋人で性欲解消などできるはずがないだろう。
いまごろ自分同様ヨシアキも悶々とした夜を過ごしていることだろう。
欲求不満同士明日はどうやって遊ぼうか。
被虐と嗜虐の狭間に立っている彼のことだ、どちらにでも転んでくれるだろう。
自分が悲鳴をあげながら彼に服従してやるのも面白いだろう。
逆に一度徹底的に快楽を教え込んでやるのも悪くない。
「どちらにするかの・・・・・」
万華鏡のような妲己の気分だ。どちらになるかは明日になるまでわからないであろう。


以上です・・・・・
全然話終わらんかったです。すまんです。
というか今のままだと色仕掛で暴走する小説です。
万が一需要があってスレが過疎ってたりしたらまた続けます。

130s:2013/08/07(水) 07:04:51 ID:PYf0iicg0
規制のためまたお借りします。色仕掛スレです。

131s:2013/08/07(水) 07:05:28 ID:PYf0iicg0
「あっ・・・ああああっ!」
もはや経験の乏しいトモアキでは悲鳴をこらえようとする小さな抵抗すらできなかった。
(キ・・・キモ・・チイイ・・・)
延々と続くかのような乳首責めがトモアキの思考力を奪っていき、顔をだらしなく弛緩させていく。
(そろそろ一回目といくかの)
トモアキの様子を見た妲己が射精させる準備にかかる。
乳首をいじり、舐めながらも残った腕でトモアキのズボンや下着を太ももの辺りまでずり下ろす。
妲己が与えようとしているのはトモアキの今までの人生の中で最もも刺激的で屈辱的な射精。
この最初の射精によってトモアキにマゾっ気の性癖を植え付けることが妲己の狙いだった。
「胸をいじられて喜ぶ様は全く女のようじゃがここだけは男のように自己主張しておるの?」
馬鹿にしたような表情をしながら妲己は乳首をいじっていた手をトモアキの目の前で舐める。
(う・・・・ウツクシイ)
それは乳首いじりで散々じらされ、快楽と酸欠で思考能力を低下させられたトモアキの目には世界中のだれよりも美しく、淫らな光景だった。
そんなトモアキの欲望のこもった視線を感じながら妲己は唾液でベトベトになった手でそっとペニスを握りしめる。
「ひぃぃぃっっ」
精力増強剤を与えられ、淫臭を嗅がされ続けながらも丸一日放置されていたペニスに刺激を受け、トモアキは悲鳴をあげる。
「さぁ遠慮せずわらわの匂いをもっと嗅いで覚えよ。これは命令じゃからの。」
トモアキの耳元で妲己が小悪魔のように甘く囁き誘惑する。
その甘く美しい声に逆らえずにトモアキは彼女の命令に従う。
それと同時にペニスに触れていた妲己の指が優しく包み込むように動き、しごきあげる。
妲己の唾液がヌルヌルとペニスにまとわりつきローションのような役割をする。
それはまるで本物の膣の中に挿入しているような感覚・・・いやむしろそれ以上の感覚だった。
「ああ・・・もうっ・・・・」
トモアキのペニスが一瞬で射精寸前の状態まで連れていかれる。

132s:2013/08/07(水) 07:06:10 ID:PYf0iicg0
我慢に我慢を重ねた彼のペニスはもう射精寸前だった。
「ほお?命令を素直に聞くやつには褒美をあたえんとの?」
とどめとばかりに妲己がトモアキの唇に自分の唇を重ねる。
トモアキは驚いて目を見開かせるが抵抗することができなかった。
そのまま妲己は舌をトモアキの口腔内に滑り込ませ、舌と舌をからみ合わせる。
トモアキの口の中が妲己の味で満たされていく。
恋人同士以上に情熱的なキスの中、視線が妲己と交差する。
ペニスを始めとする体中の感覚が妲己を感じている。
妲己の匂いによって体中を抱かれ、包み込まれている。
耳から聞こえるのは甘いキスの音と妲己のかすかな吐息。
五感すべてが妲己に支配される。
自分のすべてが妲己に犯されている・・・そう悟った時、
トモアキの心に未知の感情が満ち溢れ、
体を硬直させながら精液を妲己に向かって吐きだしていた。
「ん・・・んっ・・・あああっ」
射精している間も妲己の手は止まらずトモアキの視線は妲己の顔をとらえ、妲己はトモアキを見つめ続けている。
そのせいで射精中もまるで妲己に視線を捕えられ支配され続けているかのような錯覚をトモアキは感じていた。
「う・・・・うう・・・・」
ようやっと射精が終わった時にはトモアキの体を疲労と喜びが駆け巡っていた。
「しかしいくら何でも早すぎやしないかの?、いくらわらわの与える快楽がすごいとはいえ、握ってからこれほど早く達したのはぬしが初めてじゃぞ?」
「な・・・・っ」
妲己に罵倒されトモアキは現実に連れ戻される。
やってきたのは深い後悔と恥ずかしさ・・・・
(こんなことでこれから耐えきることができるのだろうか)
トモアキは改めて淫魔の・・・妲己の恐ろしさを感じていた。
「もしやぬしは普段からこんな早漏なのかの?」
「ふざけるな!そんなわけがないだろう!」
「ふむ・・・ならば・・・」
そこで妲己はにやにやと意地の悪い表情を浮かべる。
「ユイとやらとよほど体の相性が悪いかぬしが相当のマゾかのどちらかじゃな。」
「ユ・・・・ユイの名前を今出すんじゃねぇ!」
当然顔を真っ赤にさせてトモアキは怒る。
トモアキが早漏というのは妲己の嘘である。
むしろここまで耐えたことは褒めるべきことである。
(だかの、やつに自分は早漏かもしれない、マゾかもしれないと思わせることが大事なのじゃ。そして何より大事なのはユイとやらとわらわと天秤にかけさせること・・・)
天秤を少しずつ自分のほうへと傾けさせること・・それこそが妲己の狙いだった。
「ま、それは置いといての、ぬしの愚息どのはまだまだ元気なようじゃの?」

133s:2013/08/07(水) 07:07:46 ID:PYf0iicg0
以上です。
ご迷惑おかけしました。
相変わらず駄文ですが希望があれば二回戦以降もこっそり載せたいと思います


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