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医療過誤・医療事故に関する諸問題

11いのげ:2003/01/01(水) 00:12
2ちゃんねる医者板ではたいへんけなされている熊本大学の粂先生だが
この問題に対する方向性・考想はじつは私とかなり近い。
(今後の支援活動についてスレ参照)
http://www.k-net.org/opinions/adr1.html
しかし、将来的な方向として、私は、医療事故を
裁判以外の方法で解決する方向とすることや、さらに医療関係者の
刑事訴追免除も一定の条件を満たすケースに限り認めることに対しては、
肯定的・積極的な立場です。しかし、その実現のためには、下記の2つが、
最低でも必須です。

1.まず、医療情報の最大限の開示です。
2.次に、医療事故を、第3者的に公平に裁定できる機関の設置です。

この情報開示の法制化と、刑事処分に替わるペナルティ(再教育や医師免許剥奪など)
の強制力・実行力を持つ第3者組織の確立をする前に、責任免除しろだけでは、
まったく一般市民に受け入れてもらえるわけはないと考えています。

また、さらに理想的には医療事故における無過失補償制度が確立することです。
つまり、現状の「過失があった医療事故に限り、医師・医療機関、あるいは製薬
会社などが、患者側に対して補償する」という制度では、医療事故が起きた際に、
医療従事者は、「常に過失が無かったことを主張」し、被害者は、「常に、
事故が過失に基づくものであると主張する」方が、利益があるため、事実に関わらず、
過失の有無に関して、双方の利害関係は相反します。しかし、結果として予測されない事態で、
患者が被害を被ったことが事実である場合、なんらかの保険制度を創設することで、
これらの事故が過失の有無に関わらず補償される仕組みを作れば、医療事故が起きた際の、
医療者と患者の利害の方向が一致して、良い医療事故対策も実現できるのではと夢見ています。


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