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【静岡県】事件総合スレッド

1名無しさん:2004/03/24(水) 20:38
町長の“株”上がった?下がった?公金勝手に投資
静岡・函南町 「けしからん!」「前向き運用」賛否両論

 静岡県函南(かんなみ)町の芹沢伸行町長(66)が議会などには隠密裏に、公金(財政調整基金)を使って株取引をしていたことが発覚し、波紋を広げている。ただ、町の声が「けしからん!」と一辺倒にならないのは、半年だけで約3000万円の利益を上げたからだ。議会で、議員から「やめなさい」と追及されても、町長は「やめません」と強気だったが、24日までに、株運用をやめることを決めた。事の顛末は−。

 人口約3万8800人、“丹那牛乳”と“平井のスイカ”が名産の函南町が、町長の株取引問題で揺れている。

 17日の定例町議会で、この件を問題視した千石貞幸町議が一連の経緯をこう明かす。

 「1月23日、総務委員会に町長ら三役が“公金の運用について”というタイトルの紙を携えてやってきたんです。『(来年4月の)ペイオフ完全解禁となると、銀行も安全といえない。株・不動産ファンドにも比較的安全なものがある』という説明でした。私が『そんなのやっちゃダメだ』と言うと、『いや、実はもう9月から始めているんだ』と、こうですよ」

 地方自治法によると、基金などは“最も確実かつ有利な方法”で運用しなければならないとある。定期預金や国債が一般的で、元本割れリスクのある株などは“ご法度”というのが常識だ。

 だが、芹沢町長は「預金金利がよければ株をやる必要はない。2年前から考えていた」と昨年夏に決心。町長は農家の出身だが、地元の県立高校在学中から株取引歴40年と豪語する。車のセールスマンを経て、貸しビルなど不動産業を営み、函南ライオンズクラブの会長も務めた。町議2期後、1994年、町長に初当選、現在3期目だ。

 収入役の泉明寺(せんみょうじ)邦彦氏は「昨年7月ごろ、町長から提案があり、違法とならないか調べた。県の見解を聞くと、最初は『ダメだ』と言っていたが、『株保有の行政実例があります』と資料を示し、『いずれにせよ自治体の責任でおやりください』となった」と話す。

 こうして晴れて(?)町の基金約22億円のうち2億円を上限に株売買を開始。半年間の成績は「最高で1億8000万円を投じた。町長がインターネット情報を見て、証券会社に売買の指示を行います。現時点で確定した利益が2900万円」(収入役)というから、たいした腕ではある。

 だが、千石議員ら数議員は当然、株で運用することや事後報告であった点も問題視する。

 もっとも、大半の議員の見方は複雑で、総務委員長の鈴木博義議員も「簡単にいい悪いと言えない。役所は予算を使うことばかりに頭がいっぱいなのに、この件は前向きな姿勢とも言える。コロンブスの卵は最初は反対される。もちろん、基金全部を使うのなら私も反対だが、ホンの一部で、しかも儲けているようだし…」と、現実の儲けを前に歯切れが悪い。

 町長は、事後報告になった点は「株は生き物」「損を出しても、1000万円ぐらいならポケットマネーで」と釈明したそうだが、千石議員は「マイナスだったら今も隠し続けていたかも…」と不信感を露にする。

 町長は新年度以降も運用ルールを整備し、株取引を続ける姿勢だったが、静岡県担当者は22日、町長に「株の短期売買は“不確実”な運用で、行うべきでない」と助言。町長は「手仕舞い時も肝心ですからな」と答えたといい、やむなく手持ちの2銘柄を今月中に売却することを決めた。

 ここは、町長に直接話を聞きたいところだが、多忙を理由に、23日までに取材に応じてもらえなかった。


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