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УТП Зона9

511転載:2012/03/02(金) 00:18:29
341 名前:名無したちの午後[sage] 投稿日:2012/03/01(木) 23:33:45.91 ID:Eb/VV54x0

日本ペンクラブ 「撮る」「書く」「話す」のいま
〜自主規制と公権力介入を考える〜 を傍聴してきました。
表現規制に関する発言を抜粋して紹介1


浅田次郎氏(日本ペンクラブ会長)

・自由の制御は法(ルール)ではなく礼(マナー)でおこなうべき。しかし、
最近は何でもかんでも法で制御しようという動きが顕著である。


山田健太氏(日本ペンクラブ)

・最近では思想・表現の自由を脅かす事例が頻発している。
・最近の官は民間による自主規制の取り組みを無視して、官による自主規制を
強制しようとしている。これは自主規制ではない。
・日本ペンクラブはわいせつとエロティシズムに差はないと考えている。わいせつかな否かは
書く人が判断すべきだ。明らかな犯罪の記録は取り締まられるべきだが、それ以外は自由であるべきだ。


田原総一郎氏(ジャーナリスト)

・テレビ・新聞はかつてはヤクザな商売だったが、今ではステータスが上がってしまい、
このステータスを守りたいという気持ちから無難な報道しかしなくなった。
・今のマスコミはそのときの空気に逆らったことを何も言えない。
・裁判所から取材テープを提出するよう命令が出たとき、ペンクラブなどが反対してくれた。世論が高まったら、
裁判所は提出命令を撤回した。司法・警察などの暴走を抑えるには世論が大事。
・週刊誌が○○は悪いという空気を作り、警察が正義の味方としてその人物を逮捕するという構図が出来ている。
(リクルートの江副氏、ライブドアの堀江氏、民主党の小沢氏などはみなこの手口でやられた)
・検察の取り調べは創作。その創作が通るか通らないかは裁判で決めればいいぐらいにしか考えていない。
・東京都の青少年条例が改定されたときに、猪瀬副知事のところに行って「これは言論弾圧では」と言った。そうしたら、
猪瀬副知事は「売り場を変えるだけです」と言ったので軽く考えていた。(河合先生から「売り場が変えられたら売れなくなる。
絶版になる本もある」と聞かされて)初めて事の重大性がわかった。


島田開氏(日本ビデオ倫理協会)

・ビデ倫事件は警察は最初、理事長が業者から圧力を受けて審査をゆるくしたという
シナリオで捜査を始めたが、審査は審査部の専権事項であることがわかり、捜査が行き詰ったので、
今度は審査員を犯人にすることにしたのではないか。
・東京地裁判決はこれまでのわいせつ裁判の判例を無視するもので容認できない。


河合幹雄氏(犯罪社会学者)

・警察は遵守不可能なきまりをつくって、自主規制団体を民間団体につくらせ、
そこに入っていない業者を捕まえる。また、自主規制団体に天下りする。警察の
天下りを受け入れてきちんと自主規制をしていたビデ倫を警察がなぜつぶしたのか理解不能。
(とある業者が警察に通報したらしいという島田氏の話を聞いて)業者の通報を受けて
よくわかっていない警察官が動いてしまったのではないか。
・出版業界だけは警察からの天下りを拒絶している。
・警察官はエロ本やAVが青少年に悪い影響を与えているとは思っていない。非行少年は不幸初年と
言われ、家庭環境などが問題だとされており、青少年の更生に真摯に努力している警察官も多い。しかし、
市民からの通報があると働いているところを見せなければいけないので取り締まる。
・官が情報を独占し、マスコミは官から情報をもらうために官の情報を垂れ流し、ミスリードする。
光市の事件も東京都の青少年条例もマスコミのミスリードがひどい。官の情報を徹底的に公開させ、
官とマスコミがミスリードしないようにすることが表現規制をなくす近道だ。


最後に田原氏が表現の自由は「勝ち取る」ものだと言って締め。
山本太郎氏は舞台稽古が長引いて出席できず。


田原氏が勝手に話を進めて河合氏の話が短くなったのが残念。(田原氏のおかげで
面白くなったところもあるので痛し痒し)
河合氏のレジュメには前田氏・後藤氏・エクパットの名前があるが、今回、触れられず。


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