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УТП Зона2
1 名前: 松代 投稿日: 2004/06/23(水) 11:16
第二次輸送力増強五ヶ年計画(УТП)の掲示板です。 УТПはう〜て〜ぺ〜と読み、輸送力増強五ヶ年計画の頭文字とユートピアの語呂合わせです。前のスレッドが重くなったので、新規にたてました。

前擦れ
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/news/410/1024249084/

2 名前: 松代 投稿日: 2004/06/23(水) 11:49
http://www.asahi.com/national/update/0623/004.html
>中2の少女を補導 東京・新宿で5歳男児突き落とし容疑
>東京都新宿区の5階建てマンションから中国籍の孫継祖君(5)が転落してけがをした事件で、警視庁は、孫君をマンションの外階段踊り場から突き落としたとして同区立中学2年の少女(13)を補導し、23日朝、都児童相談センターに通告した。

別報道によると、被疑者の少女はかなり問題行動の目立つ人物で、児童相談センターでも度々指導していたようです。現段階ではなんともいえませんが、指導の際に精神的な問題を抱えていたかどうかのチェックがどの程度行われていたかが気になります。
また、ゲームセンターが主要な舞台のひとつとなっていることも気がかりで、ゲーム脳を煽っている連中は大喜びしているでしょう。ついでにいっておくと、被害児童が外国人であることも気になるところで、また妙な陰謀論が活性化するかも知れません。
ゲーム脳も陰謀論も、本当にうんざりです。

おまけ
>東京・渋谷駅で駅員撃たれ重傷 サラリーマンら騒然
http://www.asahi.com/national/update/0623/005.html

別の報道によると、洗面道具などを詰めた手さげ袋の取り合いから、銃撃へ発展したそうな。

個人的に親しくしている漫画作家さんから送られた脳内通信によると、手さげ袋にはロックフェラーの陰謀指令書が入っていて、計画書には日本のどこかでまたこどもをカッターナイフで殺したり、高いところから突き落としたりする計画が記されていたそうな。

3 名前: 松代 投稿日: 2004/06/26(土) 23:44
>>2の続報ですが、なんともやりきれない話になってきましたね。
あえて救いを探すとするなら、これで「ゲーム脳」との関連が完全に断ち切られたというところでしょうが、関係者にはなんの救いにもならないね。
被害者はもちろん、加害者についても心理的なダメージが1日も早く癒えるよう、心から希望する次第です。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040626it03.htm
>“異国人”少女に心の傷…男児突き落とし事件
>東京都新宿区高田馬場のマンションで孫継祖ちゃん(5)が突き落とされた事件で、観護措置中の中学2年の少女(13)は、約3年前まで暮らしていた東南アジアの小学校で、教師や同級生に「戦争で日本人にひどい目にあった」などと言われて、暴行やいじめを頻繁に受けていたことが26日、わかった。

おまけ
ネタもとは読売ですが、記事の文章は「共同通信社」の配信した原稿そのまんまです。

4 名前: GT賛同者 投稿日: 2004/06/28(月) 17:49
極めて重要なニュースなので、ここにアップします。
皆さんも、MLや掲示板などにこのニュースをアップして、なにが起りつつあるかを広く知らせてください。

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20040628k0000e040029000c.html
>事務所荒らし:民主2候補、選挙資金など盗難 さいたま市
>28日午前6時半ごろ、さいたま市浦和区仲町1の参院選埼玉選挙区の民主新人、嶋田智哉子候補(41)の選挙事務所で、机などに保管していた選挙資金など計約300万円とパソコン7台が盗まれているのを事務所に出てきたスタッフが発見、通報した。また同6時50分ごろ、同市大宮区仲町の比例代表の民主新人、家西悟候補(44)の選挙事務所でも、現金2万円とノートパソコン2台やデジタルカメラなどが盗まれているのをスタッフが見つけ、届け出た。いずれもドアをこじ開けられており、手口も似ていることなどから浦和、大宮両署は民主党の選挙事務所を狙った連続窃盗事件として捜査している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040628-00000599-jij-soci
>選挙事務所、相次ぎ盗難=現金、パソコンなど−

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040628-00000105-kyodo-soci
>民主2候補事務所で盗難 名簿入りパソコンなど

5 名前: 松代 投稿日: 2004/06/29(火) 01:03
>>5
共産党もやられるところだったようです。

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20040628k0000e040045000c.html
>事務所荒らし:共産党候補も被害に さいたま市
>28日午前2時ごろ、さいたま市大宮区北袋1、共産党埼玉県委員会の事務所で、1階台所のドアのガラスが割られ、事務所に残っていた職員が気付き、大宮署に通報した。被害にあった事務所は、埼玉選挙区と比例代表で同党から立候補している候補者2人の選挙事務所も兼ねている。大宮署が同市内の民主党候補者の事務所で起きた窃盗事件との関連を調べている。

選挙期間中なので、あまり滅多なことは言えませんが、きな臭いにも程がある事件ですね。
いずれにしても、首都圏でこれだけ荒っぽい事件が起きるのは、何年ぶりかのことじゃないでしょうか?

6 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/29(火) 08:43
ここまで大っぴらだと逆に絞れてきてしまうんではないですかね?
今後の成り行きに注目ですね。捜査の経過も含めて。

7 名前: 松代 投稿日: 2004/06/29(火) 12:49
>>6
>ここまで大っぴらだと逆に絞れてきてしまうんではないですかね?

ある程度は同意しますが、わかりやすすぎる容疑者が存在すると言うことは、ある意味で「冤罪が発生しやすい環境」でもあるので、選挙期間中ということも含め、やはり成り行きは慎重に見守るべきだと思います。

こういう事件は、メディアが取り上げなくなってからが勝負とも言えるので、できるだけ多くの人にこの事件を伝え、そして「大宮でなにが起ったのか、あるいは起りつつあるのか」をきっちり監視していかねばならないと思う次第です。

8 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/30(水) 02:04
キレる子供の脳には特徴?1万人追跡調査へ

 少年犯罪の増加や学級崩壊、不登校のまん延などの原因を、最先端の脳科学で探ろうと、文部科学省所管の独立行政法人科学技術振興機構は29日、零歳児と5歳児計1万人について、行動の特徴と脳の働きの関係を5年間にわたって追跡調査すると発表した。

 ここ数年、ささいなことですぐに「キレる」子供が増え、少年犯罪の増加などにつながっていると言われる。テレビやゲーム、インターネットの普及、ストレスの増大、少子化などとの関連が指摘されているが、はっきりした因果関係は分かっていない。

 同機構は、体を傷つけずに磁気や光で脳内の活動を調べる「機能的MRI(磁気共鳴画像)」や「光トポグラフィー」といった最先端技術を活用。子供の生活状況や心身の発達、言語の習得具合などを調べながら、脳との関係を長期間にわたって観察する。

 そのうえで、家庭環境の違いや地域差、男女差なども詳しく分析。問題行動を起こす子供の脳の特徴や、その原因などを突き止めるのが目標だ。

 今年度から2年間、予備調査を行い、調査手法やプライバシー保護のあり方などを検討。本調査は2006年度から5年間実施する。

 研究の代表者は、光トポグラフィーの開発者で脳科学が専門の小泉英明・日立製作所フェロー。全国の大学病院や自治体などの協力を得て、乳児健診時に家族構成や生活状況などを聞き、追跡調査の対象者を絞り込む。調査研究費は7年間で総額40―50億円にのぼる見込み。(読売新聞)
[6月30日0時26分更新]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040629-00000515-yom-soci

 なんというか、ついに科学調査が開始される模様。しかし、その根拠が嘘というのが何とも言えませんな。だから、少年犯罪は増加もしていなっつーの。しかも、調査の対象が0歳児から5歳児。0歳児から5歳児は少年犯罪を最も犯しやすい年齢なんですか? あったま悪いな、こいつら。

9 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/30(水) 02:55
>>8
少年犯罪者の脳には穴が空いているって言い出したの福島章でしたっけ。

今キレてる子の脳は検査せんのかい。

10 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/30(水) 08:41
調査の対象が0歳児から5歳児
→犯罪少年の経歴を調査
→独立行政法人科学技術振興機構の調査対象だった
→犯罪少年の低年齢時脳画像集積
→判別法確立
→全新生児に検査実施
→パターンに合致
→あぼーん

(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル

11 名前: 392 投稿日: 2004/06/30(水) 11:31
>10
優性思想の本読んでたんだけど今は優性思想が危険なものとみなされず
むしろ当たりまえの事として受け入れられているそうな。
ちなみに意外と北欧でも優性政策が取られていた。
ありえるかもね。

12 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/30(水) 11:45
優生学というのは、ぶっちゃけヒトの能力は全て先天的に決まっている、というものです。
でも、ヒトには後天的に身につける能力もたしかにある。
なぜなら、ヒトは社会的な生き物であるからです。
ヒトの社会性は遺伝子とはなんのかかわりもないもので、全く非自然なものです。
遺伝的な本能だけでは人の行動を説明しきれるものではありません。
ただ、優生学的な思考を全否定することもできません。
人の行動には本能的なものもたしかにあるのですから。
結局本能と社会性の狭間に人の行動はあるわけで、どちらか一方に傾くことは、どちらに傾くにせよ同じ程度に間違っていると思います。

13 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/30(水) 16:37
>兵庫県警、容疑の十数人を書類送検へ 書類偽造問題

>兵庫県警自動車警ら隊が摘発実績を上げるために虚偽の捜査書類を作成していた問題で、県警は、偽造に関与したとされる警察官約100人のうち、悪質と認められる十数人を虚偽有印公文書作成・同行使容疑で書類送検する方針を決めた。任意の事情聴取で容疑を認めた警察官もいるという。書類の偽造は6月と11月の「職務質問強化月間」の期間中に集中しており、隊員に課せられたノルマが不正を助長したと県警はみている。

>県警の特別捜査チームによると、隊員らは02〜03年、被害が軽微な自転車やミニバイクの窃盗事件などを処理する過程で、被害者名や容疑者名をでっち上げた捜査書類を作成。現場の捜査を取り仕切る警部補や巡査部長らが大半を占め、繰り返し偽造にかかわったベテラン捜査員もいた。

http://www.asahi.com/national/update/0630/024.html

14 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/07/01(木) 12:05
そろそろ新作に取りかかるのでタイムアップ。以降はリアクションが悪化するので、予めお詫び申し上げます。

9〜12さん>
 まさに『狂四郎2030』の世界ですね。ただ、少なくとも精神病患者、身体障碍者を断種、絶滅するという最悪の実験は、米国とドイツで行われており、結果は無意味でした。つまり、幾ら「アウト」を殺してもまた一定の割合で出てきてしまうので、「優れた人間だけの世界」は成立しなかったんです。

 にもかかわらず、ドイツ人を中心としたゲルマン系の文化圏は、どういう訳か人体実験が大好きで、大手薬剤メーカーの多くはドイツ系です。優生学もその名残で、同族の北欧国家には信奉者が多いですね。ただし、ナチス時代の優生学はトンデモだったので、優秀な遺伝学者はドイツから追い出されるか逃げるかしました。

 ソ連はその反対に、肥料工場の不足を公にしたくないという政治的理由からメンデリズムが否定され、著名な遺伝学者の多くが失職するか獄死したために、遺伝学の発展が遅れて作物の品種改良が進まず、結局これが農産物の減収に直結して体制が崩壊してしまいました。いわゆる『ルイセンコ学説』の悪影響ですが、1961年の段階で、トウモロコシの収穫量だけでも3000〜5000万トンの減収に影響があったのではないかと推計されています。

今度の実験のMRI検査に関しては、少なくともUCLAで強迫性障害の判断ができる、というぐらいには精度があるようです。ただし、犯罪を行う瞬間の脳の状態がモニターできなければ、それほど意味があるとも思えません。作家の見沢知廉が書いていることですが、殺人者は殺害を実行する直前に「光を見る」そうです。脳内で何らかの変化があるんでしょう。

15 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/07/01(木) 12:08
13さん>
 私もその記事を読みましたが、酷いとしか言いようがありません。点数稼ぎのために、未成年者の多くが加害者扱いされており、児童虐待とどこが違うのかと思います。官僚というのは、こういう嘘を平気でつくんです。少年犯罪の悪化という言説も同様でしょう。

16 名前: 松代 投稿日: 2004/07/03(土) 12:55
http://www.asahi.com/national/update/0703/014.html
>フリーター経験、マイナス評価の企業が3割 厚労省調査
>社員を採用する際、フリーター経験をプラス評価する企業はわずか3.6%なのに、マイナス評価する企業は30.3%で8倍以上――。就職難でフリーター生活を余儀なくされ、正社員への転身を図ろうとする人たちにとっては厳しい見方が、厚生労働省が発表した04年雇用管理調査でわかった。
>マイナスに評価する理由(複数回答)は、「根気がなくいつ辞めるかわからない」が70.7%で最も多く、「責任感がない」が51.1%で続く。「年齢相応の技能、知識がない」も38.1%で、3年前の前回調査に比べて12.1ポイント増えた。

正社員としての採用枠を極限まで減らし、フリーターと派遣社員、契約社員をこき使って「生産性向上」を図っておきながら、挙げ句にフリーター差別です。もともと、企業の人事担当者なんてのは、箸にも棒にもかからない人間ばかりで、彼らの言うことを真に受けると馬鹿を見るだけなのですが、流石にここまで来ると呆れてしまいます。
ちなみに、フリーターを否定的に評価する理由として挙げられている「根気がなくいつ辞めるかわからない」については、かつて転職者を否定的に評価する理由として挙げられていました。また「責任感が無い」についても同様で、いずれも「企業にとっての価値観や倫理観を無条件で肯定しない人間」に対し、企業が否定的な判断を下す際の口実として使われ続けてきたものです。
三菱自動車の例を引き合いに出すまでもなく、企業にとっての価値観や倫理観を無条件で肯定することは、必ずしも個人の忍耐力を示すものではなく、ましてや社会にとって責任のある態度と結びつくものではありません。それどころか、企業にとっての価値観や倫理観を無条件で肯定することが、社会に対する責任感を喪失させることさえあるのです。
ただ、急増している「年齢相応の技能、知識がない」については、当たっているといえるものの、日本には学校で職能訓練を施さず、就職してから「企業研修という形で職能訓練を受ける」という社会構造がまだまだ残存しており、そういう部分を無視してフリーターに否定的評価を下すというのは、やはり企業の身勝手さが現れていると思います。

まぁ、労働に貴賤はなく、労働は全て喜びなりという価値観を自明にしている人にとっては、企業から否定的評価を下されようが正社員として雇用されなかろうが、フリーターとして喜びに満ちた勤労生活を営むでしょうから、外野がどうこういうものでもないのでしょうがね。

17 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/04(日) 20:30
知人男性を暴行、監禁=女子高生コンクリ事件の元少年
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040704-00000896-jij-soci

18 名前: 松代 投稿日: 2004/07/05(月) 00:09
http://www.asahi.com/offtime/movie/TKY200407030247.html
>日本アニメの作品史たどる 6日から特集上映
>「漫画映画」の草創期である大正時代から60年代までの短編を中心に、230本以上のアニメを集めた特集上映「日本アニメーション映画史」が、6日から8月29日まで、東京・京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターで開かれる。

まぁ、文化というものはある意味で情報の蓄積ともいえるので、ひまな時にでも出かけてみてはよろしいかと。
会期もコミケ期間とかぶるので、地方の方もコミケのついでに足を延ばしたら良いかと思います。

19 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/05(月) 00:40
■ 憲法廃止の改憲「論点整理案」 自民党の体制転覆計画
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20040704#p2

この改憲案作成したのはキ○ガイですか?

現憲法第10章(最高法規)は章としては削除?
婚姻・家族における両性平等の規定(現憲法24条)は、家族や共同体の価値を重視する観点から見直すべき?

20 名前: chajka 投稿日: 2004/07/05(月) 00:52
>>18
アニメーションといえば、さらに今年の夏はこんなのもやります。
http://www.imageforum.co.jp/svank/
>>18と同様自分の好きなジャンルですが、これらを全回制覇はさすがに無理ですね…

2月にあった↓の上映会は丸一日かけて見る気力はありましたけど。
http://www.kinokuniya.co.jp/02f/d12/2_12000o.htm

21 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/05(月) 01:25
>>19
これは公明党が怒り狂いそうな草案だなあ…。
聞いた話によると自民党の改憲草案では「公共の福祉に優先する…」という
文言が「公共の利益に優先する…」に変わるそうで。

自民党の改憲案では、どんな暴政をやっても「公共の利益じゃーい」と抗弁すれば、
まかり通るわけです。
もう北の某国の事は笑えませんなあ(萎

22 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/05(月) 02:14
>>19
なんじゃこりゃあ。最近の自民恐ろしいです。

23 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/05(月) 03:23
>>21
>聞いた話によると自民党の改憲草案では「公共の福祉に優先する…」という
>文言が「公共の利益に優先する…」に変わるそうで。

↓これですね。

http://www.kenpoukaigi.gr.jp/seitoutou/20040610jiminkaikenPTronten2.htm
>「公共の福祉」(現憲法12条、13条、22条、29条)を
>「公共の利益」あるいは「公益」とすべきである。

「公共の福祉」とは、人権相互の矛盾衝突を調整するための実質的公平の原理ですが、「公益」はぶっちゃけ「お上の利益」や「御国の為」って事ですから、ぜんぜん意味が違うんですけどね。
なんちゅうか自己責任論者が大喜びしそうな改憲案ですなぁ……

24 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/05(月) 10:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040705-00000011-kyodo-soci
長短利益追求で脳活動に差 “キレる”秘密解明も?

25 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/07/05(月) 11:40
19さん>
>○ 現行憲法の基本原則である「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」は、
>今後ともこれを堅持していくべきである。ただし、「基本的人権の尊重」については行
>き過ぎた利己主義的風潮を戒める必要がある。  

 の一文を読むだけで、このプロジェクトチームの面子が官僚主義、社会主義的なのが理解できます。まともな道徳観の持ち主でないことは確実で、作者の実年齢を想定するに、考え方を変えることも不可能でしょう。

 何度も繰り返し述べていることですが、基本的人権、自由、道徳はすべて所有権という概念があって初めて成立します。「自分のものだから大事にする」、「××さんのものだから傷つけないようにする」のが一般常識であって、公共の利益=「みんなのものだから大事にする」が一般常識と言うことは絶対にあり得ません。あったら、社会主義国家はことごとく成功していたはずです。しかし、現実には戦間期の日本も含めてほぼすべての国で失敗しました。要するに、公共の利益を優先するという理念は反社会的で、長続きするものではないんです。

 ところが、官僚や官僚派の政治家は、この反社会的な理念を自明とします。これは、国民の財産権や所有権を制限することによって、自分達が「勝手に使える」取り分が増えるからです。そして、承認欲求が肥大した頭の病人がこの理念を支持します。何故なら、公共の福祉を優先する=みんなから承認される、と考えるからです。こういう人間を野放しにしておくとろくな事になりません。議員だったらさっさと落選させるべきでしょう。

 また、天皇制を支持していようが、神道の熱心な信者だろうが、社会主義者は社会主義者です。金持ちか、貧乏人かの違いはありますが、とにかく一般国民の所有権を制限したいというのが、社会主義に共通した理念なんです。頭(天皇制を支持するか否か、とか宗教を大事にするかどうか)の部分がどう変わっていようが、ここが変わらなければすべて同族と見なすべきです。こうした反社会的な道徳観を抑止しない限り、狂った社会理論が世の中から消えることはありません。

chajkaさん>
 シュヴァンクマイエルの作品は、今のところ『ファウスト』がベストですね。ただし、『アリス』を見れば一目瞭然ですが、あまりにもペド趣味=人形趣味が強く出過ぎていると、性対象がノーマルな人間には耐えられません。そういえば、『アリス』には子どものパンチラシーンが何度かあって、辟易した記憶があります。宮崎駿にも同様の傾向がありますが、「勘弁してくれよ」というのが正直な感想です。しかし、ご両人がアニメーション作家として抜きん出ているのも事実で、「アニメはペドじゃないと駄目なのか?」と妄想してしまいます。

26 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/05(月) 21:56
「宮崎駿」さんアニメは一般人や世界でも大人気ですよ。
ペド?だなんて、むしろ普通の人は、考えないと思います。

27 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/05(月) 22:24
>>26
大ヒット=ペドに受けるじゃなくって
優れたアニメクリエーターには、何故か「ペド要素を持っている」人が目につくって、そういう話だと思われ

一般人にはわからなくても、宮崎作品にペド要素がちりばめられていることは、多くの人が指摘するとおりだと思う

28 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/06(火) 00:16
>>26
大人気であることとペド自体は、直接的には関係ないと思う。
ちなみに千と千尋って、アホな親のせいで風呂屋(飯炊女とも言うね)
で働くはめになる話って監督が言ってたそうな。

ルパン三世カリオストロの城の、クラリスがロリコンという言葉を
定着させたらしい。確かに大人になってから見るとちょっとアレだ。

29 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/07/06(火) 07:39
26さん、27さん、28さん>
 作者がペドだった大人気作品というのは、意外と世間に流布されているもので、代表的なものとして『不思議の国のアリス』(ルイス・キャロル)や『ピーターパン』(ジェームズ・マチウ・バリ)、『人形の家』(ヘンリック・イプセン)などが挙げられます。これらのヴィクトリア期前後に登場した児童文学、及びに女性向け創作の作者の大部分は小児性愛者だった、というのが現在では定説です。

 つまり、キャロル(異性小児性愛者)やバリ(同棲小児性愛者)は優秀なハンターで、狩りをする道具の一つとして『物語』が必要だったんです(キャロルにはカメラという別の道具もありましたが)。そして、優秀なハンターは同時にノスタルジーを上手く操る名手でもあるので、彼らの作品は後代にまで名を残すことになりました。シュヴァンクマイエルが語っているように、「小児性愛者でなければ子どもの気持は解らない」は真実なのでは? 個人的な見解でしかありませんが、宮崎はイプセンと比較すると色々面白いとことが解ってくると思います。

30 名前: 松代 投稿日: 2004/07/06(火) 11:28
宮崎作品はどうにも口に合わないし、アニメ作品そのものもコメントするほどみていないので、アニメ作家ペド話はまぁそんなものかなと思うぐらいです。ただ、一般に広く親しまれている作品にも、作家のペド性がにじみ出ている作品はいくつかあるので、ペド以外にも支持されていることと、作家本人がペド性を有しているかどうかは、全くの別問題だといえますね。

改憲論については、もはや呆れてコメントするきもうせますね。
現在の政治情況から考えると、公明党に期待するのが現実的な態度なのでしょうが、それを受け入れる人がどれだけいるかは、また別問題でしょうね。

31 名前: 松代 投稿日: 2004/07/06(火) 11:49
http://hotwired.goo.ne.jp/culture/hamano/040706/
>国際競争力がある日本にコンテンツといえば、アニメーションとともに必ずあげられるのがビデオゲームであった。その日本のビデオゲームの先行きが怪しくなってきた。
>日本では、海外のゲームは人気がないものの、海外では逆に日本製ゲームの人気が失墜していた。日本で開発しても海外で売れないため、SCE(ソニー・コンピュータエンタテインメント)のコンテンツ開発はアメリカで統括されるようになったという噂を、昨年何度も耳にすることがあった。この噂の真意のほどはわからないが、日本のゲーム業界が弱気になっていることの表れであることだけは間違いないだろう。

以前、別擦れでも日本製美少女ゲームに対する海外ゲーマーの反応を紹介しましたが、その他のゲームジャンルについても、日本製品はあまり評価されていないようですね。自分はかねてから海外ゲームを愛好していたので、どうしても贔屓の引き倒し的な見方をしてしまいがちなのですが、そのことを割り引いてもこのコラムで述べられている内容には共感するところが大きいですね。
特に、以下の部分は完全に同意するところです。

>その理由の一つが、操作や世界観が複雑になりすぎていることだ。遊ぶために学んだり知っておかなければならない事柄や前提が多すぎるのだ。そのため、世界観や操作方法に慣れたシリーズものばかりに頼らざるをえなくなるのだ。そして、このことが、アメリカのビデオゲームの優位となっているのだ。

美少女ゲームほどではないものの、閉ざされたオタク的価値観におもねるような作品が目立っている限り、日本においても一般ユーザーの支持を得ることはできないでしょう。特に、一部のオタクがマンガにはマンガの、アメコミにはアメコミの、ミュージカルにはミュージカルの見方というものがあり、この見方を理解していないと作品的にどれほど優れていようとも内容を理解されないと言い放つように、ゲームにはゲームの遊び方があると主張するのならば、日本製ゲームも、日本のオタクがアメコミを揶揄するように「一部のオタクだけが認める忘れ去られた存在」に成り果ててしまうでしょうな。

32 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/06(火) 15:52
日米ではゲームそのものに対してきわめて本質的な違いがあるように思う。
ここでいうゲームとは、ルールによって規定された勝敗を楽しむ遊び、といった意味です。
契約国家である米国では、この意味でのゲームはとても人々になじみやすいものです。
一方、法治を標榜しつつも、実体は情治であったりする日本では、こうしたルールによって構築されたゲームより、
キャラクターによって構築されたドラマによりなじみやすいもの。
もちろん、これは一般的な傾向がそうだろうというだけなので、個人の嗜好とは別問題。
つまり、日本人だけどゲーム好きもいれば、ドラマ好きな米国人もいるのでしょう。
松代さんや鳥山さんはたぶん前者のように感じます。

33 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/06(火) 22:03
「小6男児、柳刃包丁で同級生切りつける 新潟」
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20040707k0000m040097000c.html
>男子児童(11)が柳刃包丁で同学年の男子児童(12)に切りつけ、
>右腕と左手の指に全治2週間のけがを負わせた。

大人が同じ事をしでかしていたら、たぶんニュースにもならなかったであろうニュース。
しかし、子供が同じ事をすると、全国的ニュースになる。いい加減異常だと気付け。
つーか、小学生が暴れて大喜びしている連中が、なんかどこかに絶対いそうな気がする。
小学生にもっと暴れて欲しいと、こっそり願っている連中もいそうな気がする。

大体、この種の暴力小僧というのは、「現代病」ではなく常に存在し続けている。
嘘だと思うならば、西郷隆盛どんが子供時代どんな目にあって、
「剣の道」を断念せざるを得なかったのかを思い出すと良い。
尚、西郷どんが「物凄く特殊な目にあった」のではない。
おそらくあの時代、ガキどもによる刃傷沙汰というのは、そこら中で発生していただろう。

問題は、この種の暴力小僧はたぶん「これからも一定数存在し続ける」から、
その度に頭の具合が変な連中が、一々ヒステリーを起こして喚くと思われるので、
どうにも鬱であるという事だ。

大体、少年事件というのはもはや治安問題ではなく、
頭の案配が妙な連中の煽りネタか、
「被害者両親の悲しみの手記」とか言うのをしつっっこく流すワイドショーのように、
悲劇のヒーロー的芸能ネタになってしまっている様な気がする。

34 名前: 33 投稿日: 2004/07/06(火) 22:12
>>33の続報。

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040707k0000m040097000c.html

>切りつけた男子児童と被害者の児童は、5年生の3学期ごろから不仲で、男子児童は靴を隠されたり、行動が遅いという意味の方言「もうぐれ」などとはやしたてられたりしていたという。

どうやら「いじめ問題」の模様。
突き落とし事件もそうだが、なんで「いじめ」がクローズアップされないのかな。

35 名前: 松代[TRACKBACK] 投稿日: 2004/07/07(水) 00:08
>>32
光栄の社長とかがいいそうなセリフですが(いや専務様か?)、でもその通りだと思いますよ。

アメリカではドラマもゲーム的というか、登場人物をチェスのコマになぞらえて、脚本家や場合によっては「劇中に隠された謀略家」が登場人物を動かし、受け手に対して「疑似的な勝負を挑む」かのように演出するという演出技法もあるそうですが、日本じゃうけないでしょうな。
事実、そういうドラマとして、アメリカでは「ダラス」とか「ダイナスティー」が全国的な人気を集めましたが(それぞれゲーム化もされました)、日本では放映すらされなかったというところに、ドラマに対する日米の意識が現れているような気がします。
そういえば、古代ローマ、古代中国の戦いからナポレオン戦争に第二次世界大戦まで、日本では戦争は「将軍というキャラクター」に収斂させないと「ドラマにならない」そうだし、銀英伝にしてもNHK大河ドラマにしても同様ですが、ゲームにおいても同じ方法論があてはまるでしょうね。

ただし、自分が別擦れで指摘したように、ゲームには「本当にただのひまつぶしとしてのゲーム」も存在していますが、この話では「意図的にその部分を無視して」います。
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/news/410/1024249084/r473

こっちのジャンルについては、日米の差もほとんどないでしょうし、また日本でもニコリのパズルが大人気であるように、ゲーム性重視(というそれだけ)でそこそこには売れると思います。ただ、このジャンルのゲームはどうしても「単価が低い」ので(下手をすると無料)、市場としては隙間以上の何者でもないというところが、チョット切なかったりします。

36 名前: 松代 投稿日: 2004/07/07(水) 00:11
>>33-34
色々と複雑な事情もからんでくるので、簡単にまとめることはできないし、また続報を待ってから判断したいニュースといえます。
ただ、メディアの仕掛けに対して「まず疑ってかかる習慣」をもつというのは、本当に大切なことといえますね。

37 名前: 松代 投稿日: 2004/07/07(水) 00:17
個人的に気に入っているアナリスト氏の「未来予測」です。
未来予測が当たるかどうかはさておき、予測の前提となっている情勢分析については、同意するところが非常に大きいといえますね。

http://www.miller.co.jp/kmp00/visitor/market/bn/200407/20040705.html
>11日の参院選の株式市場への影響
>しかも、『年金制度の抜本改革を行う』と言って作った年金法案が、『成立前から成立後に抜本改革を行う』と言ってしまったことや『法案の悪い根拠の後出し』などは、以前の内閣であれば総辞職ものですし、小泉総理の年金未加入問題や働いていないのに給与をもらい、更に年金に加入していたことなども総辞職に値する問題です。にもかかわらず、小泉総理が『問題ない』というだけで『騒動が収まってしまう』特殊能力を持っていることで、小泉総理や内閣の失敗は全く問題にならなくなってしまっています。このノウハウを作ったのは前官房長官の福田氏ですから『政治家の開き直り方法を教えた彼の罪は大きい』と思います。
>もう一つ、小泉総理がラッキーなことは『小泉総理に変わる政治家が出てこない』ことです。民主党が20世紀の政治家の菅代表を選んだ時点で政権交替はなく、次に小沢氏を選んだことで益々なくなり、最後に残務整理の岡田氏を選んだことで、参議院選挙では何も『新しい風が吹かない』環境を民主党自身が作ってしまったのですから、参議院選挙では何も起こり得ないのではないかと思います。
>唯一、希望があるとすれば、一度レポートしましたように、参議院を利権の巣から良識の府にするという風が起こることです。言い換えますと、小渕総理のときのように『参議院で野党が多数を占めて』小渕総理が行わざるを得なかった『常識ある政治』を復活させることです。
>つまりこの流れが参議院選挙で出てきて『投票率がアップ』し、参議院選挙で自民党が大敗すれば、つまり小泉総理の暴走を止めるために『アンチ自民党票を入れる』という流れができるので、日本は良い方向に変わるのではないかと思います。こうなれば、投資家としてではなく、日本人としては歓迎できます。

38 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/07(水) 11:52
本日の朝日新聞に、自民党の民主党ネガティブキャンペーン全面広告がでてました。

与党の癖に自民党もヤキが回ったんかなあ。

39 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/07(水) 18:05
>>33
>大人が同じ事をしでかしていたら、たぶんニュースにもならなかったであろうニュース。
>しかし、子供が同じ事をすると、全国的ニュースになる。いい加減異常だと気付け。

しかし、大人が小学生を殴ってつかまった事件などでも、もしも大人どうしの暴行事件だったら全国ニュースにはならないでしょ。
ようは、子どもを神聖視しすぎてるんだよね。

40 名前: 松代 投稿日: 2004/07/08(木) 00:08
>>38
いやぁ、マジでやばいみたいっすね。
世論調査で優勢が伝わると陣営の士気がゆるんだりするものですが、こりゃ最後まで目が話せませんな。
これだけ煽っちゃうと、投票率が低いという事前の読みも、思いっきり外れそうな予感…

http://www.asahi.com/politics/update/0707/006.html
>自民党の安倍晋三幹事長は7日、参院選徳島選挙区(改選数1)に立候補している同党候補の応援のために訪れた徳島市で街頭演説し、通常国会で成立した特定船舶入港禁止特措法に触れて、「この法律を通すと大変なことになると、北朝鮮はいろんな圧力を使って、いろんな工作をした。新聞、テレビに工作した。おそらくたくさんのお金を使った」と述べた。具体的な内容は示さなかったが、「こんな法律を通したら北朝鮮は怒るという評論家や学者、コメンテーターがたくさんいましたね」などと語った。

41 名前: 松代 投稿日: 2004/07/10(土) 00:58
http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&no=6186
パロティングが招く危機―メディアが培養する世論
石川旺[著]
出版社:リベルタ出版
価格:1,890円(税込)

>パロットはオウム。パロティングは意味も分からないまま真似(まね)ることだ。「メディアの意見を、深く考えずにそのまま受け入れる場合が増えてはいないか」の問題意識から書かれたジャーナリズム論である。

よく「学ぶは真似ぶ」なんて言う人もいますが、背景を知らないままただやみくもに真似ても、そこから何か有益な情報なり教訓なりを引き出すことなど、できるはずもありません。模倣欲求や「人としてあるべき姿」を自明とし、理由の如何を問うことなく「真似る」よう求める事が、どれほど危険な思考停止状態を招くのか、私たち自身の問題として考えなければならないでしょうね。

おまけ
http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&no=6182
ブッシュへの宣戦布告―アメリカ単独覇権主義の危険な過ち
ジョージ ソロス[著]寺島実郎:藤井清美[訳]
出版社:ダイヤモンド社
価格:1,680円(税込)
>「あれか、これか」という二分法の思考法は、ものごとを単純化するのには役立つが、複雑な社会の理解に使われると致命的な見逃しを招きかねない。グローバル経済の理解にも、この二分法が顕著である。一方には規制を次々に撤廃しようとする市場原理主義があり、他方には反グローバリズムがある。その狭間(はざま)で、健全な市場経済の構築が阻まれてきた。

イラク戦争は経済に起因すると主張する人々の多くは、反グローバリズム論者で、またソロスが大嫌いです。
ハンセンヘイワ活動において、ソロスをはじめとする戦争に批判的な「経済人」の発言は、なぜか重要視されていないように思えます。もしかしたら、彼らの目的は平和を求めることになく、グローバリズムに抵抗することで、そのために戦争を利用しているのかもしれませんね。

42 名前: 松代 投稿日: 2004/07/11(日) 11:16
TBSのブロードキャスターでもおなじみのワイドショーランキングですが、今年上半期の集計が出ましたね。
個人的に注目しているのは、佐世保小学生殺人事件の露出時間が思ったほど多くなくて、このままでは年間ランキングのトップ10圏外にオチそうな気配だということです。
>5位 衝撃!長崎県大久保小6少女 同級生殺傷事件 12:55:49

ちなみに、昨年の長崎殺人事件は、年間ランキングで6位でしたが、露出時間で大きな差をつけられています。
>6位 長崎4歳男児殺害 犯人は中学1年生 21:21:07

今後、佐世保小学生殺人事件がらみの露出が増える可能性は低いこと、イラク戦争がらみのような、独占的な大ニュースがなく、アメリカ大統領選挙やアテネオリンピックを始めとする「ワイドショー的にも無視できない重大イベント」が予定されていることなどを考えれば、事件そのものの風化が進む可能性すら十分に在ります。

これは報道にも同じことが言えるのですけど、特にワイドショーにおいては「他人事」ですまされる事件が好まれ、視聴者にとって身近過ぎる事件やネタに関しては、扱いが慎重になりがちです。つまり、洒落にならなくなっちゃうワケですね。個人的な見解ですが、長崎殺人事件は「猟奇色が強く」て他人事感覚、覗き見感覚での露出も可能だったのに対して、佐世保事件は「他人事とは思えないなにか」があり、洒落にならなくなったのではないかと思います。

とはいえ、陰謀論をたくましくふくらませている人にとっては、これもまた「メディア規制の現れ」に他ならないという解釈なのでしょうけどね。

http://www.tvdatabank.com/news/index.cgi?mode=more&id=6
>上半期 ワイドショーランキングBEST20 発表
>20位 霞ヶ浦で21歳女子大生遺体で発見 3:41:33
>19位 ダイアナ元王妃・事故死から暗殺説浮上 3:46:39
>18位 人気俳優 窪塚洋介 自宅マンションから謎の転落 3:57:00
>17位 女子テコンドー 協会内紛で五輪危機から出場決定まで 4:10:21
>16位 BSE影響で牛丼が消える・・・ 牛丼店に行列 5:13:21
>15位 ドイツW杯へ発進!サッカー日本代表 5:14:43
>14位 長嶋茂雄 氏脳卒中で緊急入院 6:13:43
>13位 水野真紀・後藤田正純議員 結婚 6:14:48
>12位 オウム真理教 麻原被告に判決 6:26:36
>11位 オリンピック女子マラソン高橋尚子 代表落選 7:06:56
>10位 若村麻由美 新興宗教教祖と極秘結婚 9:30:34
>9位 サッカー・野球・陸上・・・続々決定 アテネ五輪代表 9:55:46
>8位 79年ぶり鳥インフルエンザ 京都で確認 11:24:30
>7位 ザ・ドリフターズ いかりや長介氏 死去 12:02:57
>6位 民主党 古賀議員 学歴詐称問題発覚 12:21:30
>5位 衝撃!長崎県大久保小6少女 同級生殺傷事件 12:55:49
>4位 皇太子衝撃発言など皇室関連報道 28:58:18
>3位 年金未納・年金改革法案・参院選など政界報道 46:15:24
>2位 自衛隊イラク派兵・日本人人質事件 緊迫イラク報道 67:30:58
>1位 拉致家族帰国・首脳会談実現 北朝鮮 報道 92:41:02

http://www.tvdatabank.com/news/index.cgi?mode=more&id=1
>2003年度ワイドショーランキングベスト20 発表!
>1位 拉致/ミサイル/祝典 北朝鮮報道 193:00:39
>2位 戦争勃発から大統領 拘束まで イラク戦争 141:17:12
>3位 不況・再選・民営化 小泉内閣 78:50:30
>4位 今年も色々ありました 皇室御一家 31:05:06
>5位 新型肺炎SARS アジア中心に感染者急増 23:55:33
>6位 長崎4歳男児殺害 犯人は中学1年生 21:21:07
>7位 多摩川にアザラシ出現! タマちゃん報道 18:17:35
>8位 白装束集団 パナウェーブ林道を不法占拠 17:30:40
>9位 貴乃花・武蔵丸引退 大相撲 関連報道 13:20:22
>10位 松井もイチローも野茂も活躍 大リーグ情報 11:42:45
>11位 宮家かたり偽披露宴でご祝儀詐欺 10:43:20
>12位 16年ぶりに優勝!快進撃の阪神タイガース 9:15:30
>13位 中田にベッカム サッカー関連情報 9:06:29
>14位 知事再選 石原東京都知事 報道 8:12:30
>15位 小6女児4人渋谷で監禁 犯人自殺 6:44:16
>16位 建設会社役員 身代金目的誘拐殺人事件 6:28:41
>17位 九州で一家4人 生きたまま海へ投げ込み 6:28:29
>18位 相次ぐ医療ミス・医療過誤問題の真実 6:08:22
>19位 梅雨明けは??暑い夏は? 冷夏の影響続々 6:04:21
>20位 松原のぶえ 夫の借金で豪邸差押さえ 5:34:05

43 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/12(月) 00:04
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040711it14.htm
>茨城の兄弟殺人未遂、祖母を逮捕…「嫁困らせようと」
>茨城県関城町舟生、造園業菊池一美さん(40)の二男令人君(7)と三男悦史ちゃん(5)が首を絞められるなどして重傷を負った事件で、下館署は11日夜、同居している祖母の無職ちよ容疑者(73)を殺人未遂の疑いで逮捕した。
入院中の悦史ちゃんが同日午前、「おばあちゃんにやられた」と話し始めたのを受け、同署で追及していた。動機について、ちよ容疑者は「嫁を困らせようと思った」などと供述しているという。
>調べによると、ちよ容疑者は10日午前10時半ごろ、自宅車庫に隣接する物置に、庭先で遊んでいた令人君と悦史ちゃんを連れ込み、ロープや両手で2人の首を絞めて殺害しようとした疑い。ちよ容疑者は、令人君、悦史ちゃんの順に首を絞めたと供述しており、悦史ちゃんは襲われた後、自宅2階に逃げて泣いていたという。

44 名前: 松代 投稿日: 2004/07/17(土) 00:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040716-00000281-kyodo-ent
>青山ブックセンター閉店 破産申し立て受け

嗚呼…
あまりABCで買い物していない人間が言うのもなんですが、それでもやはり残念としか言い様がありません。
ついでに言うと、経済ニュースじゃなくって、エンターテイメントニュースってのも泣かせるポイントですね。

45 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/17(土) 01:49
http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/news/737/1070439156/359-360

46 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/07/17(土) 10:07
 青山ブックセンターは芸術、文学周辺の書籍を買うにはいい場所でしたが、如何せん芸術や文学そのものがSSRI系の向精神薬にとどめを刺されてしまったので、一緒に沈没というのが真相でしょう。以前、西炯子の四コマ漫画で、太宰風の登場人物が「文学の深淵」(?)に悩んでいたら、精神科医から向精神薬を投与されてお終い、というネタを読みましたが、全く正しい状況認識だと思います。ネット上で『詩人』と言ったら電波の別称にしか過ぎません。もはや、精神病が放置されているのは高校生ぐらいまでなので、文学も芸術も低年齢化するしかないんです。時代は変わりますね。

45さん>
 何がおっしゃりたいのか解りませんが、仮に昼間氏が逮捕されていたとしても反対運動に大きな変化はないのでは? 逮捕者を運動からパージせよと言うのであれば、山本夜羽音氏もカマヤン氏もパージするしかなく、これはどう考えてもおかしな話だと思います。

 ただし、AMIがらみの別件逮捕というなら、それは確実に児童ポルノにまつわる問題ですから、反対運動にダメージがあるのは必至でしょう。『痴漢冤罪の会』の会長が携帯で盗撮しちゃったのと一緒です。いずれにせよ、反戦デモで昼間氏が逮捕されたという確証は無く、所轄の渋谷署にでも問い合わせるしかありません。

 それにしても、ちょっとしか調べていないのですが、反戦デモが原因で逮捕された3人の氏名はどこにも載っていませんね。救援活動を呼びかけながら、救援対象の名前を明らかにしないと言うのは、不思議な感じがします。これも反戦運動の流儀なんでしょうか? 少なくとも、警察は氏名を把握しているのですから、対警察の戦術でないことは間違いないでしょう。こうした街頭活動は、部外者から見ると謎だらけですね。

47 名前: 松代@管理 投稿日: 2004/07/17(土) 12:28
>>45
意味不明のリンクに関してはコメントを避けますが、当Зона板においてはリンクの貼り捨てを推奨していません。
リンクを貼り付けるのは自由ですが、リンクを貼り付けた意味など、投稿者の意図がわからない投稿に関しては、無警告で削除する可能性があります。

48 名前: 松代 投稿日: 2004/07/17(土) 12:35
http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/business/story/20040716107.html
>MS『Xbox Live』の会員、世界で最も多いのは東京
>マイクロソフト社は15日(米国時間)、オンラインゲーム・サービス『Xbox Live』の会員数が、世界で100万人を突破したと発表した。2002年11月にスタートしてから、約1年8ヵ月で大台に乗せた。ユーザーが最も多いのは東京で、ロンドン、ヒューストン、シカゴ、トロントが後を追っている。

糞箱、糞箱、ディスク研磨機と馬鹿にしていたが、糞箱生は面白いね。
クリムゾンスカイの対戦にはまっちゃったよ。
しかし、ユーザ数は東京が一番とかいうくせに、音声チャットは英語ばかりというのはなぜなんだろう?

49 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/18(日) 02:40
>>46>>47
45の人の意図は解りませんが、昼間氏逮捕に関して、彼が仮にも
ジポ法時の活動・署名や都条例に関する署名活動に尽力をした人物で
あるにも拘らず、支援や声名その他のリアクションがそこここで
見受けられないと言う事が非常に気になっています。

50 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/07/18(日) 10:14
49さん>
 他の場所に関しては不明ですが、ここでの理由ははっきりしています。彼のAMIにおけるポジション、及びに活動内容が全く解らないからです。これは、GT、及びにROSFが、反対署名活動に全くタッチしていなかったし、今後もタッチする予定がないことと、AMIが公式コメントで昼間氏を含むメンバーの活動について言及を避ける傾向ある、という二つのファクターが重なった結果です。

 松代氏が何を考えているのか解りませんが、少なくとも私は人数を集めて平押しで相手を攻撃する、という戦術には最初から賛成していませんし、ましてやその指導部の役割(責任)が不明確というのには断固として反対しています。何故なら、責任者不明のまま運動の規模だけ大きくするという手口を使う団体は、往々にして反対運動の方向性が指導部によっていつの間にかすり替えられている、という事態が発生するからです。

 たとえば、表現規制反対運動に加わっていたと思ったら、いつの間にかイラク戦争に反対するように指導部から通達が来る、というようなケースです。こうしたすり替えに対して疑問を表明すると、「戦争に反対するのと表現規制に反対するのは一緒。戦時体制下では言論弾圧が行われたから」という煙幕を張られるか、疑問を提示した人間がパージの対象になります。

 こういう手段は羊頭狗肉の典型で、常識的に考えれば決して許されるものではありません。つまり、エクパット東京の正体がキリスト教矯風会と一緒だった、というのと同じ事です。虐待されている子どもを助けるはずの団体が、実質的には熱狂的なキリスト教徒によって占められていたら、非キリスト教徒が支援活動に賛同することは希になるでしょう。本人達もそれが解っているから、(宗教団体とは)別団体という形式を採用しているわけです。

 もちろん、AMIがエクパット東京と同一というつもりはありませんが、「だったら、昼間孝という人物は何者で、AMI内部でどのような役割を果たし、またどのような責任を負っていたのか?」という疑問は残ります。この疑問に一定以上の解答が示されない限り、彼の存在がこの場所でポジティブに評価されるのは難しいでしょう。

 しかし、こういう話を抜きにしても、まるで箝口令でも敷かれているかのように、昼間氏逮捕(あるいはその逆)の話が彼の周辺から出てこないのは不思議で、意図や目的がハッキリしません。それ以前に、彼がネット上で執拗に攻撃を受けている理由も判然としません。部外者の私には、内ゲバや脱会者への攻撃のように思えます。

51 名前: 49 投稿日: 2004/07/18(日) 18:06
>>50
鳥山さん>
AMIに関しては、あえて火中の栗を拾わず状態なのかもしれないですね。

ただ、AMIのありよう、例えばAMIにおける昼間氏の地位、
指導部の責任の概念部分には何か違和感を覚えます。
確かにアクティブ・非アクティブの差は有るでしょうけれども、
その他の面で差異が有るとはあまり思えませんので。
反対運動のためにどれだけ貢献したから幹部になれる、的な
組織では無いと思いますし。

又、私的に言いたい事と言うのは、どこぞの組織でどの地位に居た人間を
地位に応じて救うべき等と言うものではなく、反対運動の中で、
協力した仲間に対し、何も為さない事が、果たして良い事なのだろうか
と言う部分でして。
規制反対運動と言うのは、もっとドライにクールに、
自分の利益を勘案して当たるべき物なのでしょうか。

52 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/07/18(日) 23:29
 救援と評価は別物でしょう。評価が低い人物だという理由で、救援活動を拒否するのは倫理的に問題があると思います(児童ポルノ、及びに児童福祉法に違反して逮捕なら、その限りではありませんが)。しかし、ここで問題になっているのは、昼間氏とその関係者が周囲に救援要請もしなければ情報も一切公開していないし、そもそも逮捕されたかどうかも明らかにしていない、ということなのです。そして、その理由は外部の人間には判然としません。

 こうなると、外部の人間は内部事情を推測するしかありません。つまり、昼間氏個人を話題の対象にする事ができないので、彼の周辺関係にまで推測を広げるしかありません。そこで、「昼間氏のAMIにおける云々」という話が要素のひとつとして出てきます。というのは、反対運動関係者で、昼間氏と直接コミットしているのがAMIの関係者だからです。また、この話と昼間氏の評価には相関関係があります。

 もちろん、だからと言って「情報を開示せよ」と迫っているわけではありません。それはまた別の問題で、開示するしないは本人、もしくは関係者の判断でしかありません。そして、情報を開示しないのであれば第三者である我々には何もできない、あるいは「何もするな」という暗黙のメッセージが発せられたことになります。

 だから、今回の一件は不思議なわけです。同時に、不思議な事態に対して積極的に動こうとする人はいないでしょう。「不思議だけど、頑張れ」とか、「逮捕されたかどうか判らないけど頑張れ」とは言えないんです。従って、私にとって利益があるかどうかも判断不能です。

 しかし、仮に反戦デモが原因で逮捕されていたとしても、それを理由にパージするという意見には反対します。私個人の見解としては、絶対戦争反対という観点からの反戦運動は百害あって一利無しと思います(日本でこれをやったら、中国、北朝鮮、ロシアが喜ぶだけです)が、デモをするしないも昼間氏個人の判断でしかありません。「やりたければやれば?」ぐらいの感想しか思いつきません。私がドライに見えるのは、それが原因なのでは?

53 名前: 松代 投稿日: 2004/07/19(月) 00:21
>>49
まず根本的な問題として、7月4日のデモで逮捕された3名に昼間氏が含まれているのかどうか、その点さえ「救援活動の中心者」からは明らかにされていません。また、昼間氏が逮捕者の中に含まれているかどうかは、救援活動に参加するかどうかを判断する材料になりません。

少なくとも、自分自身は7月4日に警察が3人を逮捕したことに正当性を全く感じていませんし、釈放されたからといって問題が解決したわけでもないと考えています。しかし、自分自身もグリーントライアングルのメンバーも、7月4日のデモで逮捕された人々の救援活動に参加していません。

まず反戦平和活動にしても救援活動にしても、活動そのものが私たちの活動とあまりにもかけ離れているうえ、救援活動の情況も含めて情報が非常に不足していることもあり、今のところは様子をみています。これは、自衛隊宿舎へのポスティングで逮捕された人々に対する救援活動に参加しなかった事と同じで、限りのある活動資源を有効に活用するためです。

7月4日の逮捕者に昼間氏が含まれているという噂は聞き及んでいますが、裏づけを取っていません。もし、たとえ逮捕者の中に昼間氏が含まれていた事が判明したとしても、これから救援活動に参加するかどうかは微妙です。というのも、救援活動を主催している側が逮捕者の個人情報を厳重に保護している事から、当方が「勝手に調べて」救援活動に参加すると、そのこと自体が痛くも無い腹を探られる原因となるでしょう。

昼間氏のこととは無関係に、なんらかの情況変化によって救援活動へ参加する理由が発生すれば、救援活動に参加します。しかし、少なくとも自分自身はワールドピースナウ(WPN)の活動自体と距離を置く考えで、いわゆる大衆行動の効果についても極めて疑問視しています。

最後に、自分自身もグリーントライアングルの参加者も、他団体の運営方針に口を差し挟む考えは全く在りません。自分達の活動に関る問題が顕在化すれば、機会を観てそのことを指摘するでしょうが、問題指摘以上のなにかを行う考えはありません。

54 名前: 松代 投稿日: 2004/07/19(月) 00:51
http://www.asahi.com/international/update/0718/012.html
>19人連続殺害容疑者を逮捕 韓国の警察当局
>韓国の警察当局は18日、ソウル市内で昨年9月から今月にかけて資産家のお年寄りや出張マッサージの女性ら19人を殺害した容疑で無職の男(34)を逮捕したと発表した。調べに対し容疑者は「金持ちや女性に嫌悪感を抱いていた」と供述。余罪もほのめかしているとされ、国内では「史上最悪の連続殺人」(韓国メディア)として衝撃が広がっている。

10〜11ヶ月の間に19人というのは、犯人の能力というより警察の能力によって生まれた「記録」のような気がします。いずれにしても、短期間に目標を変更するなど、少なくとも欧米の連続殺人者と比較して、非常に特異で不自然な犯罪傾向を見せています。複数の殺人者が1人の犯人へ総合されているという可能性も含め、目が離せない事件ですね。

55 名前: 松代 投稿日: 2004/07/20(火) 12:10
http://www.asahi.com/edu/kosodate/TKY200407190165.html
>TV視聴と言葉の遅れ、因果関係「不明」 小児神経学会
>言葉の遅れや自閉症が、テレビやビデオ視聴のせいだとする十分な科学的根拠はない――。日本小児神経学会(青木継稔会長)は17日、そんな提言を発表した。小児科医らの団体から、長時間視聴の影響を懸念する提言が相次いでいるが、「育児不安をあおりかねない」と冷静な対応を求め、今後、望ましい視聴時間、方法、番組内容について科学的検討が必要だとした。
>提言をまとめた小西行郎・東京女子医大教授は「因果関係は不明なのに『テレビを見せたせいで自閉症になったのでは』と悩む親が多い。脳神経の専門家集団として、あえて発言した」という。同学会は、発達障害など神経の病気が専門の小児科医の団体で、会員は約3300人。

注目すべき提言です。また、東京女子医大教授小西行郎氏の「因果関係は不明なのに『テレビを見せたせいで自閉症になったのでは』と悩む親が多い。脳神経の専門家集団として、あえて発言した」という部分は極めて重要で、これまでにまとめられたTVやゲームを問題視する発言や提言の科学的根拠についても、疑問を抱かざるをえません。
最近、また活発になってきたゲーム脳煽りへの対抗という観点からも、重要な提言ですね。

56 名前: 松代 投稿日: 2004/07/20(火) 12:17
http://www.asahi.com/national/update/0720/003.html
>中絶胎児、「一般ごみ」で廃棄 横浜の医院、手足は切断
>横浜市内の産婦人科クリニックで、妊娠12週以上の中絶胎児を一般ごみとして捨てていたことがわかった。法律で火葬・埋葬することになっているが、一般ごみに紛れ込ませるために細かく切っていたという。12週以上の中絶を受け付けなくなった2年ほど前にやめたが、12週未満の胎児や胎盤については、朝日新聞が最近指摘するまで一般ごみとして捨て続けており、廃棄物処理法違反の疑いが強い。中絶という繊細な問題の陰で胎児の扱いに関する論議は深まっておらず、同種の問題を抱えた医療機関は少なくないとみられる。

事件の内容そのものについて、特にコメントはありません。
ただし、アメリカでは中絶クリニックが堕胎した嬰児が粗末に取り扱われていることがセンセーショナルに取り上げられ、中絶反対運動が大ブレイクするきっかけとなりました。日本においても、キリスト教原理主義団体などが、このニュースを利用する可能性があります。あえて具体名は挙げないものの、福島のAなどは要注意ですね。

おまけ
>「宇宙戦艦ヤマト」20年ぶり復活 06年夏新作公開へ
> 原作は1作目から製作に携わってきた西崎義展氏(原文ママ)。

57 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/20(火) 20:42
>>55
>ゲーム脳煽り

「ゲーム脳」の続編が出ますた。タイトルは、

「ITに殺される子どもたち 蔓延するゲーム脳」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062124750/qid=1090322635/sr=1-6/ref=sr_1_10_6/250-7879166-5859444
だそうです。

今回のターゲットは、ゲームと携帯電話とインターネット全般なようです。

この書物、私はまだ読んでないんですが、
森教授はこんな所↓で、
http://web.people-i.ne.jp/~circle/circle/data/ac2004.htm
>ゲーム脳・メール脳−子どもの脳はどうなっているか

「メール脳」
……なんていう、凄いニューワードが飛び出しているので、私の脳は既にキリキリと痛んでいます。
ゲーム脳であんだけ叩かれたのに、反省した節がまるでありません。
そのうち、「掲示板脳」とか言い出すかもです。
あれこれ考えた結果、私はこの本買わない事にしました。
金をドブに捨てる結果になる気が目一杯するからです。私は大して小遣い多くないんです。
私に言わせりゃ、こんな書物は斉藤環氏&と学会のメンツ&一部の物好きが買えば充分なのであり、
一般人は、立ち読みかせいぜい図書館でOKでございます。

58 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/20(火) 22:47
>>57
自分の気にいらないものを「脳の病気」扱いする点が、松〇さんや鳥〇さんにそっくりかも。

59 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/20(火) 23:25
>>58
松〇さんや鳥〇さんなる人物が、
イカサマ脳波計でアルファー波がこうだとか、ベータ波がこうだとか言ってた、というのは初耳ですな。

理論・状況の内容差を無視し、
「似ているように見える部分」だけを無理矢理ピックアップして両者を強引に同一視する、
というのは、オカルト手法以外の何物でもないですから止めなさい。
そいつをやったら、韓国で今話題の連続殺人鬼も、
偶然強盗に襲われて正当防衛で人を殺した人も、
同じ「人殺し」という事で同一視されて同じ罪状に問えますよ。

それと、ちゃんと批判したいのならば伏せ字を使うのはどうかと思いますよ。

60 名前: 59 投稿日: 2004/07/20(火) 23:50
失礼。>>59のテキストミス修正。
×というのは初耳ですな。
○というのは聞いた事がありませんな。

61 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/21(水) 10:30
昔、中間管理職風のサラリーマンがPCにこすった下敷き突きつけて、
「お前、静電気が苦手なんだってな。ほれ!ほれ!」てやってるCMがあったの思い出した。
こんな言説がまかり通るってのは森さんと同様にデジタルに恨み骨髄な人たちがたくさんいるってことだね。
でも、子供にすらできることが大人にできないってのはどうよ?

62 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/07/21(水) 10:31
57さん>
 『ゲーム脳』は科学的根拠が薄弱であることも大いに問題ですが、言語道断なのは虚偽の「脳の異常」を煽ることによって、本当に脳の病気(精神病だけではない)を抱えている人間を治療から遠ざけることにあります。

 たとえば下の58さんが典型ですが、「『ゲーム脳』が嘘なら、他の精神病に関する情報も嘘。だから、鳥山の言っていることも嘘(なので精神病の問題は軽視しても良い)」となります。これは、アメリカで実際に起こった事件で、マスコミと私立の精神病院が、児童の特異な精神病(もちろん根拠薄弱)を延々と煽った結果、私立の精神病院は正常ではあるが金持ちの子弟でいっぱいになり、本当に精神病だが貧乏で治療が受けられない子ども達は放置される、という結果を招きました。

 日本では、ただでさえ児童専門の精神科の数が少ないのだから、森氏の言説が広まれば広まるだけ、ゲームの主要な購買層である青少年への被害が広まるのは確実で、これをサポートするマスコミの責任は問われてしかるべきだと思います。

58さん>
 快不快と正誤は違います。私が間違っているなら、「××は虚偽の情報だから訂正せよ」と言えば良いのでは? それこそ、単に私が気に入らない「だけ」のようにしか思えないのですが。

59さん>
 時期も原因も定かではないんですが、「何故人を殺してはいけないのか?」という変な問いかけが、筑紫哲也(だったと思う)周辺から広まった時は本当に驚きました。殺人事件が発生したと聞いた時に最初に思うのは「何故?」という動機の部分で、これが欠落している質問はそもそもが欠陥です。つまり、本来問われるのは「何故人を殺したのか?」であって、その逆(何故人を殺してはいけないのか?)ではありません。

 それをなんの違和感もなく受け止める筑紫哲也と彼の主張を丸飲みする視聴者に、論理構成能力はほぼ皆無でしょう。しかし、こういう人達は社会に一定数は存在します。だからこそ、ゲーム脳という言説も広まるんだと思います。

 私も三菱欠陥車報道の時に、マスコミには一杯食わされているので、あんまり他人様のことは言えないんですけどね。

63 名前: 松代 投稿日: 2004/07/21(水) 12:58
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040720i409.htm
>「連れ去り目的で女性はねた」車に遺体…39歳男逮捕
>調べによると、宮地容疑者は19日午後11時5分ごろ、愛媛県松野町吉野の路上で、自転車を押して歩いていた、近くに住む無職加形有賀里さん(19)を車ではねて連れ去り、高知県大正町の山中に止めた車内で、加形さんの首をひもで絞め殺害した疑い。宮地容疑者は「連れ去る目的で車ではねた」と供述している。
>宮地容疑者は1997年4月、愛媛県日吉村で自転車に乗っていた女子高生にライトバンをわざとぶつけ、監禁して、鬼北署に逮捕監禁容疑で逮捕され、その後、懲役7年の実刑判決を受けていた。

通称「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の加害者が再び暴力事件を起こして逮捕された事から、少年犯罪厳罰化論が再び盛り上がる気配を見せつつありますが、懲役7年の実刑を食らっても「全然【懲りて】ない」という実例を見せられると、本当にやるせない気分になります。基本的に、性的暴行を目的とした誘拐または拉致犯は、極めて再犯率が高いため、非常に高度な再版防止プログラムを設定して、根気よく矯正をはかる必要が在ります。
しかし、日本においてそのようなプログラムは存在し無いに等しく、受刑者は単に「世間へのうらみつらみを肥大化させて」出所するだけといっても良いほどです。社会的復讐を求める事と、犯罪被害を減らしたり、あるいは犯罪を防止することは、全く違うということを、メディアも伝えて欲しいところです。

64 名前: 松代 投稿日: 2004/07/21(水) 13:03
>>57
既にツッコミが入っているため、特に何も申し上げることはありません。
ただ、以下のサイトなどを通じて、精神病に対する理解を深めていただきたく希望するのみです。

http://human.kdn.ne.jp/schizo0001.html
>統合失調症入門(主に家族のための)
>まず陽性症状と呼ばれる特有のものに、幻覚と妄想があります。この原因としては、脳における認知機能の故障によるものと考えるのが一番有力です。ちなみに、分裂病の診断では、こういった表にでてくる精神症状にたよっており、このあたりが、分裂病が脳神経障害ではなく、未だに精神病と呼ばれている所以かもしれません(私は、分裂病という疾患を解明しうると期待されうる脳神経学ないしは生化学と、その分裂病の症状によって引き起こされた残遺症状やパーソナリティの変容に関しての対処を考える学問とは、区別される性質のものではないかという印象をもっています)。
>幻覚と妄想の具体的な内容としては以下のものを挙げます。「自分のことが常にだれかに監視されている」「自分は平凡な人間なのに(非凡な隠された才能があるがゆえに)、秘密組織に命が狙われている」「実際に口で言っているわけではないが、いつも仕事をともにしているAがそぶりでそれを示している」「世界が危機であることを電波が伝えてくる」「TVのなかのタレントたちが、すべて私が思うように動いている」など。

おまけ

http://www.asahi.com/obituaries/update/0720/002.html
>「ガメラ」シリーズの映画監督・湯浅憲明さんが死去

65 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/22(木) 01:14
>>60
「デジタルに恨み骨髄」というのもあるでしょうが、
トンデモが跋扈する根本原因は以下のような具合ではないでしょうか。
トンデモ科学批判書はあれこれありますが、取り敢えずはこの辺とかをお勧めします。

「わたしたちはなぜ科学にだまされるのか―インチキ!ブードゥー・サイエンス」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4072289213/qid=1090423400/250-7879166-5859444

以下同書より引用。
『心理学者ジェームズ・オールコックは、ヒトの脳を「信じたがる脳」と表現している。脳は五感からはいってくる情報をつねに処理しつつ、その情報に基づき、身のまわりで信じられるものを増やしていく。新しい情報が、すでに信じているものと一致すればうけいれ、矛盾すれば信じない。そして、この「信じたがる脳」は、それが真実であるかどうかは考慮しない。「真実である」から「信じる」わけではないのである。
 というのも、脳は、ふたつの出来事のあいだに関連性を認めたときに、それを信じはじめるからだ。例えばAの後にBが起こる。再びAが起こると、脳はまたBが起こるだろうと予想する。確かに、原始時代の祖先にとって、こうした予測は生き延びる上で有利に働いた。だが祖先たちは、単なる偶然の一致と因果関係とを、きちんと区別していなかった──あらゆる関連性に注目し、安全策をとるほうが確実だからだ。』

つまり、例えばAという食べ物を食べたら体調不良に陥ったとすると、「Aを食べると病気になる」とこの「信じたがる脳」は信じてしまうのです。病気になった真の原因は、その食べ物ではないかもしれないんですが、飢餓状態でもない限り、とにかく食べない方が安全なので、そう信じておくのです。それが未開時代における人類の生きる知恵だったんです。即ち「パスカルの賭け」を使った未来予知理論だと言えるでしょう。

この「信じたがる脳」こそがブードゥー・サイエンスの主要発信源と同書ではされています。「AであればBになる」と人間の脳は信じたがります。それが真実かどうかとは関係無しに、とにかく物事の間に関連性を求めるのです。例えば干魃で皆が困っている時に、変な人間が山の上とかで踊りを始める、皆が訝しがって見ていると、たまたま偶然雨が降り出す。すると「雨乞いをすれば雨が降る」という法則を皆が信じてしまうのです。

また、引用箇所でも触れられていますが、この信じたがる脳は、これまでの法則と矛盾した事実に直面した場合「信じたがらない脳」に化けます。所謂「バカの壁」です。雨乞いなんかしたって現代気象学ではそんなもん無意味だと決まっているのですが、学者が文句を言っても雨乞いの有効性を信じ込んでいる人は大概聞き流しておしまいです。

尚「パスカルの賭け」とは、
「神様がいてもいなくても、取り敢えずはいた方にしておいた方がよい。そう信じておいた方が、もし神様がいた場合死後天国に行けるからであり、いなくても別に失う物は何もない。従って、神の存在を信じた方が有利」
という物なんですが、このロジックの詭弁性は、「失う物は何もない」と決めつけている点にあります。こんな調子でブードゥ・サイエンスなんかを信じたら、失う物はたんまりあるんですけれど。しかし、ネットなんかを見ていると、こんな案配に、
http://rongo.jp/kaisetsu/child052.html
「パスカルの賭け」を使って死後の世界を信じておくべし、なんて言い出す輩も大勢いるから、頭が痛くなってきます。
なーにが「ミニマックス原理」ですかね、まったく。

66 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/22(木) 10:38
>>65
要するに因果関係と相関関係の区別がつかないってことだね。
でも、この区別ってそんなに難しいのかな?
もちろん、きわめて巧妙なミスリードってものはあるんだけれど、
ゲーム脳の話にしても、多くの場合はあからさまににおかしいと感じるんだけどなあ。
結局、信じたいから信じちゃうんだと思う。つまり、バカの壁。
ではなぜ信じたいのか?と考えると、デジタル嫌いって言葉に行き着いてしまう。
こと、ゲーム脳に関してはね。

>「パスカルの賭け」
ミニマックス戦略なんてのはゲーム理論の用語だけれど、
ゲームってのはルールがハッキリしてるからきっちり体系付けられる。
でも、現実の世界ではルールはわからない。知りえない。
死後の世界の話にしても、有無だけにスパっとわかれない。
キリスト教的な天国と地獄以外の死後の世界がありえないときだけこの理屈が成り立つんだけど、
そんなこと死後の世界の有無同様に不可知なものじゃないですか。

67 名前: 松代 投稿日: 2004/07/22(木) 12:42
>>65-66
「信じたがる脳」と「信じたがらない脳」の問題はかなり深刻で、時として社会全体におおきな影響をもたらすことさえあります。
最近では、巨人の渡辺オーナーが「信じたがる脳」と「信じたがらない脳」っぷりをフルに発揮して、国民的関心事にまで発展しちゃいましたね。
まぁ、プロ野球は観なきゃいいだけなんで、それほど重大な問題でもないのでしょうが、教育の分野でも「信じたがる脳」と「信じたがらない脳」をぶん回している人がたくさんいるので、本当に大弱りです。

最近でも、こういうニュースが流れてましたね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040720-00000022-san-soci
>「父子」意識にすれ違い 都調査「深刻な問題」

わかりやすすぎる事例なので、特に解説しなくても大丈夫でしょうが、意識のすれちがいを認めない人間に教育される、あるいはしつけられるというのは、想像以上に精神的な負担となるため、ひどい場合は「精神病の原因」にもなります。もしかしたら、ゲーム脳を支持する人間に教育関係者が多いことと、この「信じたがる脳」と「信じたがらない脳」問題とは、相関関係があるのかもしれません。本当に、なんとかして欲しいところですね。

68 名前: 松代 投稿日: 2004/07/22(木) 12:54
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040722it01.htm
>脊髄損傷患者9人、中国で中絶胎児の細胞移植
>事故などで脊髄(せきずい)を損傷した日本人患者9人が、治療のため中国の病院で中絶胎児から採取した細胞の移植を実際に受け、6人が治療を予約していることが、現地の関係者や患者団体「日本せきずい基金」の調査で21日わかった。

〜中略〜

>胎児の細胞は未分化で神経細胞などに育つ能力を持つ。脊髄損傷やパーキンソン病など手立てのない難病の再生医療に応用できる。一方、細胞の入手には中絶という微妙な問題があるうえ、医療資源として使うことに「胎児の尊厳が損なわれる」との批判も根強い。

まぁ、いずれはこういう時代も来るとは思っていましたが、思ったよりもはるかに早く来ちゃったような、そんな感じがします。それにしても、中国という裏口があったとは、予想もしていませんでした。
胎児細胞問題についてはこれからも論議が続くでしょうが、安定的に供給するとなると、中絶胎児を使うよりも人口受精卵を使う事になるでしょう。手っ取り早く現金を得たい女性が、性的サービスを売るのではなく、卵細胞を売る日が来るのかもしれません。
パンツを売るような感覚で卵細胞を売っちゃう女性が出現したら、社会はどのように対応するのでしょうかね?

69 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/22(木) 12:59
週刊文春が少年法叩きを開始しました。
ペド事件だとしたら少年法だけの問題ではないのではないかと。

>少年法無力なり 鳥栖少女わいせつ犯は
>「17歳で男児殺害の過去」

そういえば女子高生コンクリ事件で「刑事処分」を受けた元少年が逮捕監禁で捕まりましたが、これって「厳罰化は無意味」って事じゃないんかのう。

70 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/22(木) 19:17
>>68
そういえば中絶胎児を普通ゴミにして捨てた医者がいましたね。
いろいろ使えるのにもったいない話です(ぉ

>>69
少年院と刑務所では、再犯率が倍も違うんだそうな。
もちろん、刑務所のが上です。
つまり、再犯防止としては少年院のが有効ってリクツが成り立ちます。
もっとも、刑務所送りの少年の再犯率だけを比較してるワケでもないので、
ちょっとズルい比較なんですが。
以前、判事を主人公としたドラマで刑事処分ではなく保護処分にすることを選んだ主人公に、
事務官が「厳しい処分ですね」と告げるシーンが出てきました。
問題の少年はケンカで相手に怪我を負わせたのですが、
刑事処分なら罰金刑で済んでしまうからです。
刑事処分が厳罰とは限らないということですね。
こんな具合でこういう問題って十羽一絡げにしていいもんではないと思うのだけれど、
カウンセリングをはじめとするようなきめ細かい対応って簡単にできることじゃない。
一度に体制を整えられるはずもないのだから、なにかしないことには始まらない。
はじめの一歩としてはなにが適当なのかなあ。
それは少年法廃止なんかより、むしろ充実という方向に進むことのような気がする。

71 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/23(金) 09:42
>>70
再犯率とは出所者を追跡調査して調べた出所者が再び犯罪を犯す割合かと思いきや、新規入所者に占める再犯者の割合を再犯率と称している場合もあるので、すごく分かりづらいですね。

こちらのサイトは定義の違う家裁と刑務所の再犯率を比べてしまっています。
http://www.kodomonoshiten.net/enquete.htm

どちらも以下のように定義した上で比較するべきだと思います。

>1993年(平成5年)の刑務所出所者のうち、1998年(平成10年)までの再入所者は、満期釈放者で60.8%、仮釈放者では38.7%でした。

72 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/07/23(金) 09:49
65、66さん>
 フェティシズム(価値転倒)発生のメカニズムが、よく解説されていると思います。つまり、ある物品の価値や効用を判断する能力があるのは人間(あるいは自分自身)だけなのに、物品そのものに価値や効用があると誤認しちゃう(ことによって時間の感覚が反転する)んですね。

 たとえば、あるマンガのキャラクターを見て「可愛いなあ」と判断しているのは自分自身なんですが、それを「このマンガのキャラクターが可愛いいから、俺にも可愛く見えるんだ」と考えてしまうわけです。そして、多くの社会学者が指摘しているように、価値転倒は呪物崇拝を生み出します。これが信仰の始まりなのだから、宗教の大部分が非科学的なのは仕方ないことなんでしょう。

69さん>
 文春は『神戸連続児童殺傷事件』で、犯人と同郷出身の編集者(後にライターに転身)である勝谷に電波が到達してから、この手の嘘記事を定期的に掲載していますね。まあ、勝谷の上司が『マルコポーロ』で「アウシュビッツは無かった」をやって沈没した花田だから、あそこの編集部の電波は代々ってことなんでしょう。まとめて開放病棟にでも入ったらと思いますが、週刊誌の編集や記者の脳味噌のレベルは概ねあんなもんです。何しろ、その前に流行らそうとしたのが『脳内革命』なんですから、相当厳重に注意をしなければ見せかけの態度すら改まらないと思います。

73 名前: 58 投稿日: 2004/07/24(土) 13:09
いちいちレスするのも面倒なのでまとめて。
ある一定の精神状態のみを正常と認めて、それ以外を精神の病(あるいは脳の病気)として「治療」の対象にするのって、すっごく「怖い」ことなんじゃないのかなぁ。
それはすなわち、精神の多様性を認めない立場ってことで、アメリカなんかそれでかなり怖いとこまでいっちゃってる気がするんだが。
つまり、精神におけるナチス優生学、っていってもいい。
脳内ホルモンがどうとか、「科学的なふり」してるけど、そういう形をとったファシズムだと思ってます。
なにが病気でなにが病気でないか、それを決めてるのは「ヒト」なわけで。
たとえば、身体的な病気だって、糖尿病であるかちがうか、高血圧症であるかちがうか、など、医師によって意見がわかれ、病でないのに病であるとされて治療の対象にされちゃって、かえって本物の病気になっちゃう人もいるわけで。
とにかく、人を「ビョーキだ」としたいわけですよ。そうすると、安心するから。
人種差別や、部落差別とどうちがうんでしょうね?

74 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/24(土) 18:42
治療しようとしまいと当人の自由てすが、その一方で電波飛ばしまくって回りに迷惑かける人間は病気であろうがなかろうが電波であるというただ一点のみによって規制反対運動の排除対象にされても仕方がないと思います。

75 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/25(日) 00:31
>>73
なんか精神病に対する知識にえらい問題点があるので、指摘させて頂きます。

精神病は、その名の通り「病気」です。人間精神に対する検閲制度と違います。人間はその容姿にしたって多様性があり、眉目秀麗なのもいれば、容貌怪異なのもいるでしょう。その容姿に基づいて人間を差別するのは良くありません。ですが、皮膚癌が頬にでもできて奇怪に盛り上がってきたとするなら、それは容姿の問題ではなく、只の「病気」なのです。「こんな顔の人間がいたって良いじゃないか」などと世迷い言を言っている場合じゃありません。とっとと病院に行くべきです。

精神病も、それと同じです。繰り返しますが、精神病は「病気」です。癌と同じです。実際、特に陰性症状を主体とする統合失調症は、ほっといたら高率で脳萎縮に至ります。MRI画像で、はっきりと「脳が縮小している」事が確認できてしまうんです。統合失調症は、その昔「早発性痴呆」などとも呼ばれていましたが、この名は伊達じゃありません。これは病気です。まあ確かに病気かどうかを判断するのは人間ですが、スカスカになった脳画像を見て「こんな脳があっても良いじゃないか」なんて言うのはナンセンスで、そうなる前に早期治療すべきです。

貴方は、精神病の人の妙な行動とかを「多様性の一環」と考えていらっしゃるようですが、それは違います。
例えば「ネ申」又吉イエス氏
http://yes.kazamidori.net/poster/
http://homepage.mac.com/yamasiro/seiken/03shugiin_tokyo1/matayoshi.jpg
は、まあどっから見たって病気を患っていらっしゃるとしか思えません。あんなやり方で、内閣総理大臣だか国連事務総長だかになれる筈がないって事は、小学生が考えたって分かるでしょう。つまり、目的と手段が完全に乖離しているのであり、その乖離っぷりがあんまりにも酷く、そこがまあ笑いを誘うのでしょう。

この「目的と手段を一致させられない。もしくは適切な手段を自力で発見できない」というのは病気人間の一大特性です。端から見て笑い者にしているだけの人達からすれば、それでもいいんでしょう。ですが、当の本人にしてみればこれは一大事です。又吉イエス氏の珍行動は、見方を変えれば悲劇なんです。又吉氏の目的は、内閣総理大臣であり、お笑い芸人ではないのです。つまり設定した人生の目的なり目標なりを、病気の人は永久に達成できず、不毛な人生を送るしかないのです。こんなのは「多様性の一つ」として本来容認できるような状態ではないのです。

また、このような状態を改善しようとする試みを「差別」とか言って拒否するよう呼びかけたりするのは、即ち不毛な人生を病気の人に強要する行為となりかねません。もしかしたら、又吉氏周辺にいる人達のように「人を笑わせてくれたから良いじゃないか」などと考える人もいるかもですが、それはあくまでも他人感覚だからです。出口のない迷路で人が右往左往しているのを見て喜んでいるのと大差ありません。
もう少し、病気を患っていらっしゃる方々の人生を考えて、理論を組み立てて頂きたく思います。

76 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/25(日) 00:38
>精神の多様性を認めない
精神病の人には多様性がない
いつでも、どんな状況でも同じ行動をしている
だからこそ病気なんだけど
病気じゃない人にはそもそも多様性がある
それを殺しているのは病気にかかっている本人自身だよ

77 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/07/25(日) 01:51
58さん>
 人種や部落問題と精神病を一緒に出来る神経を疑います。人種や部落は治療の対象にはなりませんし、周囲の差別さえなければ日常生活にも支障を来しませんが、精神病は差別が無くとも日常生活に支障を来す上に、治療さえすれば治る、もしくは苦痛を緩和することが可能です。

 また、精神病が問題なのは人間の多様性を喪失させる(経歴の異なる人間でも、驚くほど行動パターンが類似する)点にあって、「精神病の存在を無視すれば、人間の多様性を承認したことになる」という意見は明らかに矛盾しています。この点がどうしても理解できないようなので繰り返しますが、精神病は人格ではなく、本来なら多様であるはずのパーソナリティを一定のパターンに単純化してしまう病気なんです。

 そして、私は精神病を差別していません。これも何度か繰り返していますが、貴方が精神病に対してネガティブな感情を抱いているからといって、私も同じである「はず」だと思うのは止めてください。私は貴方じゃないんです。どうして、自分と他人の区別がつかないんですか?

 要するに、貴方は「自分が精神病を差別しているから、その話題を口に出すのは憚られるので、鳥山も同じことをするべきだ」と言っているに過ぎません。貴方がどう思おうが貴方の勝手ですが、鬱病患者や統合失調症の患者に自殺者が多い(一説には自殺者の70%は鬱病患者)という事実は変わりません。これは、耐え難い苦痛が患者を襲うのが原因です。その苦痛を人格の一種として認定するのは非人道的で、精神病を「無い」ものとし
て扱う人間の方こそ優生学の信奉者なのでは? 私は治療可能なら治療すべきだと思います。

 にもかかわらず、貴方が私を差別的だと思うのは、恐らく私が『理想の人格』=イデアを想定し、それにそぐわない人格を「病気認定」していると妄想しているせいでしょうが、そもそも私はイデアを否定しているんです。従って、理想の人格など考えたこともありません。この点が理解できない理由も解りません。

 私が否定しているのは、「精神病患者の妄想が事実である」という誤った意見に対してであって、精神病患者そのものを否定しているわけではありません。また、否定している考え方の中にはイデアも含まれます。

 我々人間にとって、多様性が必要とされるのは未来が分からないからです。仮に未来が分かるのであれば、多様性は必要ありません。イデアの信奉者は、未来が分かるとどこかで信じている(または信じたい)んです。そうした考え方は、多様な価値観を認める考え方とは根本的に対立します。否定してしかるべきでしょう。

78 名前: 松代 投稿日: 2004/07/25(日) 13:11
>>73
>>58
既にツッコミが入っていますが、あえて自分からも意見を述べさせていただきます。

>ある一定の精神状態のみを正常と認めて、それ以外を精神の病(あるいは脳の病気)として「治療」の対象にするのって、すっごく「怖い」ことなんじゃないのかなぁ。

また、この部分は精神病理に対する根本的な誤解から発せられたものであり、以下のサイトなどを通じて、精神病に対する理解を深めていただきたく希望するのみです。

http://human.kdn.ne.jp/schizo0001.html

上記のような認識は、ユングやフロイト系の精神分析から「派生した」精神病に対する最も根源的な誤謬であり、そういった誤解や誤謬がニーチェの超人思想と組合わさった結果、ひどい差別を生み出したことは否定できない事実です。しかし、精神病理学とは「異常な精神状態の様相を科学的に特定する」学問であり、正常な状態を特定することが目的ではありません。

そもそも、異常な状態とは「精神の多様性を失った状態」であり、精神の多様性を保つためには「異常な状態を矯正しなくてはならない」のです。

精神的な疾患の可能性を指摘することと、精神的な疾患を口実に誰かを差別することは全く違います。
精神的な疾患の可能性を指摘することと、精神の多様性を否定することは全く違います。
精神的な疾患の可能性を指摘することと、価値観の多様性を否定することは全く違います。

精神的な疾患の可能性を否定されることで、最も苦しむのは当の本人であり、また当事者の周囲にいる人々です。

また、既に>>59でも突っ込まれていますが、

> 理論・状況の内容差を無視し、「似ているように見える部分」だけを無理矢理ピックアップして両者を強引に同一視する、というのは、オカルト手法以外の何物でもない

この部分に対する反論はありますか?

>>58でも>>73でも途中の思考過程を無視して結論に飛びつく傾向が見受けられます。
例えば、自分と鳥山氏との間では、特に精神疾患とオタク観について、極めて顕著な相違点が存在しているのですが、なぜかそういう部分を全く無視して自分と鳥山氏を同一視しています。

その点についても、なぜ「自分と鳥山氏を同一視しているのか」を具体的にお答えいただければ嬉しく思います。

おまけ
http://www.asahi.com/science/update/0724/004.html
>なぜ、クマゼミ増加? 大阪の研究者ら、羽に印つけ調査
>移動距離のほかにも、湿度との関係などデータを積み上げないとヒートアイランド現象や温暖化との因果関係を立証するのは難しい。「結論よりデータを積み重ねるプロセスを若い人に面白いと思ってもらえれば」と沼田さん。

79 名前: 松代 投稿日: 2004/07/26(月) 12:10
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200407240441.html
>君が代起立、保護者の状況も報告 都立校50校分メモ
>今春の東京都立高の卒業式で、君が代斉唱時の保護者の起立状況について、都教育委員会に報告が上がっている例があることがわかった。約50校の報告メモに、教職員や生徒の起立状況に加えて記載されていた。都教委は「担当職員の判断で集めた情報だろうが、保護者の動向を知る必要はなく、そういう方針もなかった」と説明している。

教育関係者には「手本となる生きざま」なんてもの(イデア)を自明としている人間が山ほどいるため、なにかあると「手本となる生きざまから外れた人間」を探し出して「排除」しようとします。手本となる生き方を自明とすること自体が前近代的意識を丸出しにしているのですが、さらに排除論理まで振りかざすとなると、それは明らかに人権侵害です。自分は、人権という観点からは、この事件の背後にあるそういう意識構造まで考える必要があると思います。

おまけ
オタクと近代意識がらみのニュースを2つほど貼ります。

http://www.be.asahi.com/20040724/W24/0009.html
>「サザエさんをさがして」漫画 大人が読むと驚かれた
>漫画は90年代前半のピーク時には年20億冊を出版した。子どもの遊びの多様化などの影響でいまは14億冊に減ったものの、シニア向けなども出ている。掲載作に登場した大学生も60代を迎え、退職後は心おきなく漫画を読もう、と考えていることだろう。

個人的な感想なのですが、マンガを読むようになったことが近代意識の現れではなくって、個々人が自らの楽しみを追求するようになったことが、近代意識の現れではないかと思います。じゃぁ、80年代はナンだったのかというと、何でも無い、単に前近代意識が「新たなおもちゃに振り回された」時代だったのではないかと思います。

http://www.zakzak.co.jp/gei/2004_07/g2004072406.html
>ヤマト“ブラックホール”突入?映画復活の波紋

こっちは特にコメントしません。ただ、こんなやり方は近代的じゃないだろうと思います。

80 名前: 松代 投稿日: 2004/07/26(月) 12:19
http://www.asahi.com/tech/sj/long_n/02.html
>ロング・ナウ協会代表、スチュアート・ブランド氏に聞く
>――「ロング・ベッツ」(http://www.longbets.org/)というプロジェクトは?
>「説明責任を果たす未来予測、ということを考えた。多くの人々は、極めて軽率に未来を予測する。そんな予測は、みんなすぐに忘れてしまう、とわかっているからだ。次の10年、さらには世紀にわたる、きちんとした科学的予測を行うことは重要だ。そのような思考のトレーニングの意味もある。だれが、何を、いつ、どのような根拠で予測したのか。『ロング・ベッツ』のサイトではそれを記録にとどめ、衆人環視の中で、参加者が未来予測を行う。掛け金は、勝者が指定した寄付先に贈られ、参加者の手元には一銭も残らない。私も『2005年8月現在、民主党員が合衆国大統領である』という予測をしている。『NO』に賭けているのはブライアン・イーノ。掛け金はそれぞれ500ドル。私が勝つと思っているがね」

サブテーマを引用しましたが、メインテーマも本当に重要な問題なので、できればリンク先も読んで欲しいところです。ただ、あまりにも大きなネタなので、ここでは特にコメントできません。サブテーマに関しては、全面的に同意するもので、また自分自身としても「自らの過去発言」を気軽に打ち捨てないよう、また自分の予測がどうなったのか、自己検証を続けていきたいと思います。

蛇足ですが、アレだけいいっぱなし、突っ込まれっぱなしを繰り返しておきながら、いけしゃぁしゃぁと再登場する人がWEBには山ほどいますが、神経を疑いますよ。

81 名前: 松代 投稿日: 2004/07/26(月) 12:34
http://www.asahi.com/international/update/0726/001.html
>赤ちゃん118人売買で死刑 中国で6人、5人は無期
>25日付の北京紙「晨報」によると、中国南部・広西チワン族自治区玉林市の裁判所で23日、赤ん坊計118人を売買していた医療関係者ら52人に対する判決公判があり、6人に死刑(4人は執行猶予2年)、5人に無期懲役が言い渡された。

言語道断としかいいようがなく、気持ち的には「全員死刑で無問題」なのですが、そういう前近代的復讐はさておくとして、注目したいのは以下の部分です。

>中国の農村部には、働き手として男児を好む伝統が残っており、こうした売買に影響していると見られる。

機械化が進めば男女の身体的能力差も無意味となりますし、またベトナムやタイといった南アジア地域では女性でも十分に労働力として機能している事を考えると、やはりそこには「単純な身体能力差以外のなにか」が働いていると思えます。もしかしたら、子を売る人々にとって「手本となる生き方」は、まず「男であることが絶対条件」で、女として生まれた段階で人間失格なのかもしれません。

82 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/26(月) 16:41
>蛇足ですが、アレだけいいっぱなし、突っ込まれっぱなしを繰り返しておきながら、いけしゃぁしゃぁと再登場する人がWEBには山ほどいますが、神経を疑いますよ。
Webというか、ほとんどの掲示板は匿名を基本としています。
これは好むと好まざるとにかかわらず、今ある現実としてそうなっています。
匿名が当たり前であるのなら、発言の責任も一切問われないわけで、
そこに違和感を感じてしまうのなら、そちらの方が非常識だということになります。
この掲示板はそうした発言の無責任さにかなり厳しい方針を打ち出してはいますが、
匿名前提には変わりないわけですから、そうした非難はまさに蛇足です。

83 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/27(火) 06:58
>>82
匿名で書き込んでは逃げていく人間の心理状態に疑問を抱くことと、
そういった人間の書き込みが大多数だと主張することの二つから
どうやって常識などという言葉をひねりだせるのでしょう

特に「ほとんどの掲示板は」といった言葉から伺える狭い活動範囲から得た情報で
あたかも自分の発言が一般常識であるとも取れる主張を行う点には
既視感と共に驚きを感じました

私も見習って常識的かつ無責任に貴方を異常だと非難してみますね
匿名なら自分は傷付かないとか思ってるなら大間違いですよ

84 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/27(火) 09:27
殺人も強盗も警察がかさ上げしてるからそう簡単には減らないと思われ。
頭悪すぎです。

酒とタバコは賛同を得やすくするためのネタじゃないの?
と疑ってみたり。虞犯の実質的な処罰強化を狙ってんじゃなかろうか。

>補導強化のため法制度検討

>警察庁が去年、強盗や殺人など凶悪犯罪で検挙された少年2200人あまりを調べたところ、
>4人に1人が事件の前に5回以上飲酒や喫煙などの不良行為で警察に補導されていたことがわかりました。
>警察庁は補導を強化することが少年の凶悪事件を減らすことにつながると見ていますが、
>現在は警察の補導に法的な根拠がなく、補導した少年を交番に連れていこうとしても抵抗されたり、
>親に連絡しても子どもを迎えにこなかったりするケースが相次いでいるということです。
>このため警察庁から委託を受けた有識者の研究会が補導の強化策を検討し、このほどその中間報告案がまとまりました。
http://www3.nhk.or.jp/news/2004/07/27/d20040727000030.html

85 名前: 82 投稿日: 2004/07/27(火) 09:53
常識というのは多数派のことです。大多数であるなら、ただそれだけで常識と言ってよい。
単に多数であるというだけですから、正しい常識もあれば間違った常識もあります。
常識なんてその程度のものですよ。
Webの掲示板で匿名を前提とせず、名前を名乗ることを義務とする掲示板など見たことがありません。
コテハン推奨を掲げる掲示板ならいくつか知ってるけど、それですら多くの匿名書き込みが見受けられるものです。
たしかにそうした(コテハン推奨)板でなら単に匿名であることが非難の対象たりうるけれど、どう考えても少数派です。
発言の無責任さを指弾するためには、発言に対する責任を厳しく求めるそうした環境が不可欠で、
そして、この板はそこまでの責任を発言者に求めてはいないのですから、
80での松代氏の嘆息は単なる愚痴でしかなく、つまり蛇足です。
言いっぱなしの匿名発言を常とする者に発言に対する責任感を求めるのは、
八百屋で魚を買うようなものだとは思いませんか?

86 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/27(火) 10:32
コテハンが集中砲火くらうのも匿名掲示板ではよくあることでは。

87 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/07/27(火) 11:16
 懺悔しますが、今の今まで生まれつきだと思っていました。これまで仕事上で「この色使いはなんだ? どこに目ぇついてんじゃボケェ!」と罵ってきた、デザイナーや漫画家、イラストレーターや編集者の皆様に心よりお詫びを申し上げます。もう言いません。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040727-00000158-mai-soci

<色彩感覚>乳幼児期の体験で獲得 サル実験で先天性説覆す

 生まれつき備わっているとされてきた色彩感覚が、実は乳幼児期の体験で獲得されることを、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)の研究チームがサルを使った実験で突き止めた。27日付の米科学誌カレント・バイオロジーに発表した。研究チームは「人間にも当てはまる。室内にばかりいるなど乳幼児期に偏った体験をすると、色彩感覚が鈍くなる可能性もある」と指摘している。

 人間は通常、リンゴが夕焼けに照らされても、蛍光灯に照らされても、リンゴを「赤い」と判断できる。このように、照らす光が違っても物の色を正しく見分けられる色彩感覚は、生まれつきのものと考えられてきた。

 同研究所の杉田陽一・研究グループ長らはこれを確認するため、ニホンザル4匹を、生後2週目から1年間、物の濃淡しか分からない単色光の下で育てた。その後、指示された見本とは少し色彩が違う色をサルに選ばせる実験をした。

 白色光の下では、単色光サルと通常サルとで正解率に差はなかったが、光を色付きにして実験すると、単色光サルの正解率が大幅に劣る結果になった。訓練を続けても単色光サルの正解率は上がらず、「赤」と「赤に近い色」などの見分けは難しいままだった。

 杉田グループ長は「正常な色彩感覚の獲得には幼少期の体験が重要なことが分かった。単色光サルは色彩を見分ける神経回路が発達しなかったのだろう」と話している。【和泉清充】(毎日新聞)
[7月27日1時4分更新]

88 名前: 松代 投稿日: 2004/07/27(火) 11:38
>>82
まず、蛇足であるがと断っておきながら、実は大事なことを述べるのがスジであって、蛇足を免罪符として本当にどうでもいい愚痴やぼやきを垂れるというのは、極めて無粋な行為だという指摘については「全くその通り」だと同意します。

とはいえ、自分は「匿名」発言に対してぼやいたというワケでもなく、こてハンや掲示板の管理者であっても同じです。いいっぱなし、突っ込まれっぱなしを繰り返しておきながら、いけしゃぁしゃぁと再登場する人はWEBには山ほどいますし、やっぱり神経を疑いますよ。

最後に、82さんは「常識というのは多数派のことです。大多数であるなら、ただそれだけで常識と言ってよい。」との認識を示しておられますが、匿名やこてハンでWEB掲示板に書き込んでは逃げていく人間の心理状態に疑問を抱く人々は、最大多数とはいえないかもしれないが「多数存在している」のは間違いありません。2chなど、WEB世論に対する不信や疑念も、匿名やこてハンでWEB掲示板に書き込んでは逃げていく人間の心理状態に対する疑問から生まれたものといえ、そして不信や疑念を表明する声の強さは、そのような不信や疑念を持つ人々が多数存在していることを裏づけているといえませんか?

特定の問題に対して、複数の「相互に矛盾する常識」が存在しえるということもまた、常識なのではないかと思います。

89 名前: 松代 投稿日: 2004/07/27(火) 11:50
http://www.asahi.com/international/seoul/TKY200407230473.html
>脱北者キソン君の『資本主義はつらいよ』(1)
>母親、妻、小さな息子の3人とともに脱北した彼は現在、アルバイトをしながらソウルの美術大学に通っています。祖国北朝鮮を全否定しない彼は、「北朝鮮は党が人民を監視し、人民どうしが監視し合う社会だったが、それは言い換えれば、人と人とが見てみぬふりをしない、あたたかい社会でもあった」と言い、また「韓国は豊かで快適だが、個人主義が発達しすぎていてせちがらい」とも言います。

このキソンさんですが、どっかで聞いたことのあるようなことを言っておられませんか?
さておき、社会主義というのは計画経済を前提としている関係上、国家計画に疑問を持つような人間は排除しなければならない。また、国家に忠誠を尽くすような「自分の考えを持たない人間」を量産しなければならないから、教育の過程で「手本とすべき国民像」や「手本となる生き方」を練り込んで、自分では何も判断せずにお上の言うことだけ聴いてるのが良いという意識を深層心理の段階にまで植えつけようとするワケだな。
その結果、キソン氏が無邪気に語っているような「たかり脱北者」が生まれるのだが、当然ながら彼らは近代資本主義社会には全く適応できない、下手をすると単なる「社会のお荷物」になってしまうし、このようような珍事件が頻発するワケ。
社会主義というものが、人間をいかに堕落させるか、本当によくわかるね。
ただまぁ、日本の保守派も「手本とすべき国民像」や「手本となる生き方」を自明としていて、国家に忠誠を尽くすような「自分の考えを持たない人間」を量産しようとしているってところが、全くとほほな所なんだよな。その辺が、例えばやばくてもまだ多少は近代的なリバータリアニズム(リバタリアニズム)と、どうしようもなく前近代的な田舎保守との違いなんだよね。

あぁ、念の為にいっとくけど、自分はリバータリアニズム(リバタリアニズム)に対して、全面的に賛同してるワケじゃないですよ。

90 名前: 松代 投稿日: 2004/07/27(火) 12:09
思いっきり笑っちゃいました。
包茎手術というのは、日本独特のコンプレックス商売だそうで、特に宗教的な理由で割礼が日常化している欧米やイスラム圏では想像もできない商売なのですが、記事にあるような器具は日本にもやって来ちゃったりするんでしょうかね?
包茎手術を煽ってた医者あたりが、マッチポンプ的に輸入したりすると、なかなか面白いことになりそうですけどね。

http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/20040726302.html
>■男性よ、包皮を取り戻そう――米国に登場した各種の包皮回復器具■
>米国では、割礼を施された男性の割合が約63%と、世界で最も高い水準に達しているが、割礼により、性行為における重要な感覚的な能力が奪われていると指摘する声も多い。そこで登場したのが各種の包皮回復器具だ。厄介な手術の必要もなく、普通1〜3年で包皮を元どおりにし、性行為における敏感さを取り戻せるのだという。

91 名前: 松代 投稿日: 2004/07/30(金) 00:50
久しぶりに、かちんとくる書評というか、書籍紹介コラムです。
そもそも、なにがいいたいのかわからないし、なぜグローバル化とITを目の敵にしてるのかもわかりません。
単なる懐古趣味なのでしょうが、筆者が朝日新聞の編集委員となると、見逃すワケにもいきません。なにしろ、大新聞の編集委員や論説委員というのは、様々な会議や審議などを通じて、有害図書判定をはじめとする表現規制
にも大きな影響を及ぼしかねない立場です。そういう立場の人間が、この程度の恋愛観や性教育観しか持っていないというのは、本当に困ったことです。

http://book.asahi.com/news/
>愛の言葉を紡ぐ意味
>目を見張る情報技術(IT)の発展は、なるほど経済の世界化に多大に貢献している。瞬時の情報の伝達は、遍在する有形無形の規制の壁をたちどころに吹き飛ばしてくれる。
>これが男女関係に適用された場合、カップルを絡め取る「悲劇を紡ぐ糸」もかき消される。存在はするはずだが、少なくとも目には見えにくくなる。全く別の、新たな悲劇がそこに生まれる。それがどんなものかは、日々報じられる「事件簿」にいくらでも例証を挙げることができる。
>『少女たちはなぜHを急ぐのか』(高崎真規子著)は壁、仕切りをなくした少女にとって、愛とは何なのかを考えさせるルポだ。その先に得られる結論が「病気、中絶、性教育」とは。その不毛さ、寒々しさに、壁崩壊後の世界の近未来を見るような思いもする。

文中で、フランス構造主義の旗手とうたわれたアルセチュールの書簡と、出会い系で知り合った二人の間に交わされる、携帯メールなるものとを比較しているのですが、こんな比較になんの意味があるのでしょうか?
そもそも、哲学者とはいえ「プロの文章書き」が手がけた「恋文」と、勝手に想像した素人のメールとを比較すること自体馬鹿げているし、例えて言うならロナウドとそのへんの小学生の「ボール捌き」を比べるほどに意味がないと言えます。
そもそも、恋愛している人間同士は工夫を凝らして美しい言葉で「愛を語りあうのがあたり前」でしょうか?
そんなもの、愛しあってる人間同士は「セックスするのが当たり前」とうそぶくどっかのバカと、なんも変りません。
愛という、ともすれば他人を精神的にも肉体的にも傷つけてしまう危険な感情を、全く無批判に賞揚しているところからしてくるくるパーだと思いますが、特に許せないのが『少女たちはなぜHを急ぐのか』に対するコメントです。
言うに事欠いて、性教育を性感染症や中絶と同列に扱った末、不毛で寒々しいとは、どういう神経の持ち主でしょう?
あからさまに「あらかじめ批判する事を目的として引っ張り出した」のが明らかであり、そのうえまともに読んですらいないようなコメントです。
本当に腹が立ちました。

できれば、こんな書評に惑わされず、ちゃんと読んでいただきたい本です。

http://books.yahoo.co.jp/bin/detail?id=31398899
>少女たちはなぜHを急ぐのか
>少女たちが卒直に語る、はじめてのH、彼氏と愛とセックスの関係、セフレの出現とエンコーのいま…。性の低年齢化の一方で、性感染症(HIV)の拡大、早すぎる妊娠・中絶、ネットのなかの性の危うさなど、リスクが広がる。どう向き合ったらいいのか。

92 名前: 松代 投稿日: 2004/07/31(土) 00:34
まさこサマは「うとぅ」でちた(・∀・)アヒャ!
ところで、まさこサマの病気を指摘したメディアは、まさこサマを差別しているのでしょうか?
元パンピーのくせにミカドへ逆らったから、病でないのに病であるとされて治療の対象にされちゃって、かえって本物の病気になっちゃったのでしょうか?
とにかく、宮内省はまさこサマを「ビョーキだ」としたいわけですか。
そうすると、安心ですか。

そんなわけぁねぇよなぁ〜
いままでまさこサマはどうでもよかったが、漏れの同類だとわかったら、妙に親近感がわいてきたよ。
いやぁ、漏れも「やんごとなき方」と「おつむのぐあい」がおなじだたなんて、ほんにコーエーじゃノゥ〜

http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040730it07.htm
>雅子さまは「適応障害」、不安や抑うつ気分に
>静養中の皇太子妃雅子さま(40)の病状について、宮内庁の医師団が「ストレスへの適応障害によって不安や抑うつ気分が現れている」と診断していることが、30日わかった。
>雅子さまは今も立ちくらみや頭が重いなどの症状が続いており、医師団は〈1〉皇太子妃という特別な立場の苦労〈2〉ご懐妊や流産をめぐる問題〈3〉公私の別がない多忙な生活――などがストレスとなって、適応できずに気分が落ち込む「抑うつ」が生じていると診断。環境の改善、心理療法のほか、薬物治療も行っている。

93 名前: 松代 投稿日: 2004/08/01(日) 12:51
いやぁ、勝ちましたよ。
TVの前で大騒ぎしちゃった。
昨日は本当にいい1日でしたね。もぅ深夜まで電話しまくり!
俊輔のコメントにもありましたが、あの雰囲気でよく結果をだしてくれたなと、本当にそう思います。
実は、自分もユーロに興味がいっちゃってた口で、アジアはまぁ結果を押さえておけばぐらいだったんだけど、川口は好きだしって、そんな気持ちでいつも視てました。でも、川口がやってくれたからね〜〜
ますます好きになっちゃったよ。

http://live.sports.yahoo.co.jp/sportsnavi/jpn040731.html
>日本、苦しいPK戦を制し、ベスト4進出!
>延長に入ってからは一進一退の攻防。ヨルダンも日本も互いに決定機を作り出していったが、最後の最後で決められず、PK戦に突入。日本は最初の2本を外してしまい、絶対絶命のところまで追い詰められたが、決められたらヨルダンの勝利というところで、川口が奇跡的なセーブを連発し形勢を取り戻す。すると最後はヨルダンの選手が外し、日本がベスト4進出を果たした。バーレーンとの準決勝は3日、日本時間19時キックオフ予定

中村俊輔談話
>(今日のレフェリングについて)後ろから当たられても、ぜんぜん取ってくれなかった。向こうは足を蹴ってきても、逆にこちらがファウルを取られることもあった。ジャッジも(会場の)雰囲気もおかしかった。

94 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/01(日) 20:40
体感景気が悪化しそう…

>電気街の違法陳列撤去=秋葉原、犯罪の温床摘み取れ−「割れ窓理論」応用・警視庁
>電気街として有名な東京・秋葉原で、警視庁万世橋署と千代田区などが協力し、路上にはみ出した電器店の違法陳列や立て看板の撤去に乗り出した。軽微な犯罪を取り締まることで、凶悪犯罪を防ぐという「割れ窓理論」を応用。安全な街づくりを目指す試みだ。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/crime_prevention/?1091348590

95 名前: 82 投稿日: 2004/08/02(月) 10:27
「割れ窓理論」でリンクたどったら、こんなの出ました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/��蚊��腦����茫�

>心理学者フィリップ・ジンバルドは1969年、人が匿名状態にあるときの行動特性を実験により検証した。その結論は、

>「人は匿名性が保証されている・責任が分散されているといった状態におかれると、自己規制意識が低下し、「没個性化」が生じる。その結果、情緒的・衝動的・非合理的行動が現われ、また周囲の人の行動に感染しやすくなる。」

Webはまさに匿名性が保証され、、責任が分散された状態になっています。
そして、Webでよく見られる言いっ放しは、まさに「情緒的・衝動的・非合理的行動」だと言えます。
ジンバルドによる検証がどんな実験で、どの程度おこなわれたのかまではわかりませんが、
Webの様な環境にあっては言いっ放しの横行はごく自然な心理とであることがそれなりに確かめられているのは間違いないでしょう。
なにが言いたいかというと、Webの意見に責任求めるのは八百屋で魚を買うようなもので、
発言の無責任さを嘆いてもしょせん愚痴にしかなりませんよ、ということです。
もちろん、おっしゃるようにそんな無責任発言など、世間一般から重く扱われるはずがないわけですが、
それはそれでいたしかたのないことだと思うのです。
一方で、全く権威によらない意見交換の場があるということにも一定の価値はあるはずです。
Web世論に夢を持ちすぎてもいけないと思います。
なお、誤解のないように言っておきますが、私個人は無責任発言に強い不快感を覚えるタチです。
私のネットでの発言は、コテハンの使用と到達可能なメールアドレスの添付が規約にうたわれているという場から始まったものですから。

96 名前: 82 投稿日: 2004/08/02(月) 10:29
ありゃ、リンク化けちゃってます。申し訳なし。
ウィキペディアで「割れ窓理論」で検索してくださいませ。

97 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/02(月) 22:57
推薦図書の紹介はここでいいんでしたっけ?
「青少年に有害!」
ジュディス・レヴァイン (著), 藤田 真利子 (翻訳)
注文先:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309243169/studiopot-22/249-1489815-2272306

松沢呉一氏の「黒子の部屋」より紹介を以下抜粋。

>ジュディス・レヴァイン著『青少年に有害!』(河出書房新社)はホントにいい本ですよ。
>青少年を名目にした性表現の規制が如何に間違っていて、如何にバカバカしいかを知るには格好の一冊です。
>是非ともこれは買って読んでいただきたいのですが、性において、アメリカは我々が知っているアメリカとは
>すでに違う国になっていたんですね。
>今も我々日本人の多くが抱いている「性にリベラル」といったイメージは80年代までで終わっていて、
>今のアメリカは先進国でもっとも保守的な国に成り下がっていると言ってもよさそうです。
(中略)
>たとえば、性調査の予算は保守的な議員によって廃止され、青少年に対する性の調査にいたっては
>【ほとんど違法】になっているそうです。
>つまり、「セックスをしたことがあるか」「オナニーをしているか」と青少年に質問するだけで
>違法行為になってしまうらしい。なんてこったい。

http://www.pot.co.jp/matsukuro/20040728_782.html

98 名前: 松代 投稿日: 2004/08/03(火) 01:21
>>97
推薦図書の紹介はここでかまいませんよ。
また、鳥山さんも「青少年に有害!」には注目していて、この掲示板でもさわりを紹介したいと、どっかのスレッドで発言いました。楽しみですね。

>>95-96
82さん
WEB掲示板の匿名性については、単に別人格としての「仮面」をかぶる側面のみならず、過去や未来と切り離された「現在のみが存在する」という意味での「時系列切断効果」も備えていることが、無責任ないいっぱなしを生む要因となっているのでしょうな。

逆に言うと、過去発言に縛られず、これから先は何を言っても関係ないとなれば、こてハンだろうが実名だろうが、無責任にいいっぱなしを繰り返す人がたくさん現れるだろうとも思います。

日本でも「はてなダイアリー」に代表される、ブログ形式の日記サイトが流行していますが、ある程度の匿名性を維持しつつも、発言を継続して積み重ねなければならないとなったら、発言者は自ずと自らの発言に対する責任を感じるようになるのかもしれません。また、匿名掲示板でもID制を導入しているところは、単に自作自演を阻止するだけではなく、その場その場で発言内容を二転三転させる発言者の出現を阻止する意図があるのは明らかでしょう。

とはいえ、たとえこてハンや「仕事などで広く社会に知られたペンネーム」をつかって発言する人であっても、その場その場で発言内容を二転三転させる強者というか、都合の良すぎる人は後を絶たない現状から考えると、WEB発言の無責任さを嘆いてもしょせん愚痴にしかならないという指摘はもっともとしかいいようがありません。

ただまぁ、そうはいっても放置するワケにはいかないので、なんとか「発言の自由度」と「発言の責任」の妥協点を見いだせないかなぁとは思いますね。

99 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/08/04(水) 11:26
 子どもをダシに使って税金騙し取るのが目的だったようです。しかも、森派がらみ。健全育成もこの上に乗っかっていると見て間違いないでしょう。それにしても、どうして子ども絡みはこんな大人ばっかりなんですかね? あ、いかん。もう時間だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040804-00000001-yom-soci

補助金2億5千万、青少年交流協が不正受給の疑い

 森前首相が会長を務める文部科学省所管の財団法人「世界青少年交流協会」(東京都千代田区)が、5年間にわたって約2億5000万円に上る国の補助金を不正に受給していた疑いが浮上、警視庁捜査2課が補助金適正化法違反などの容疑で同協会事務所を捜索していたことが3日、わかった。

 同協会が行う国際交流事業の経費を水増しするなどして、同省への不正申請を繰り返していたらしい。不正に受給した補助金の一部は協会運営費などに充てられていたが、大半は使途不明になっているといい、捜査2課で同協会事務局幹部らから事情を聞いている。

 同協会は1969年に財団法人として設立され、日本の学生らを英国に派遣して青少年育成に関する研修を行う「日英青少年指導者セミナー」や、日本と韓国の学生らを相互に招待し合う「日韓学生交流」などの国際交流事業を行っている。一部の事業は、文科省の委託事業として行われている。

 関係者の話によると、同協会は、事業に参加する学生らの渡航費や参加人数を水増しした請求書などを旅行会社に作成させたうえ、この書類をもとに同省に補助金などの交付を申請。2003年度までの5年間に総額約2億5000万円の補助金を不正に受給した疑いが持たれている。

 補助金は、その一部が交付目的以外に使われていると、全額が不正受給額とされる。同協会は、約2億5000万円のうち少なくとも1億円超を交付目的以外に使用。これら流用分の一部は、人件費などの同協会運営費や、職員らの飲食費などに充てられていたが、大部分は使途が不明になっているという。

 捜査2課は先月末、同法違反などの容疑で同協会事務所を捜索し、関係書類を押収した。

 同協会のホームページによると、同協会が海外各国との青少年の相互交流を目的に、2002年度中に海外に派遣した学生らは622人で、海外から受け入れた学生らは392人。森前首相が会長に就任しているほか、川崎二郎・元運輸相が常務理事、額賀福志郎・自民党政調会長が理事を務めるなど、複数の国会議員が理事に就任している。

 国からの補助金のほか、「日本自転車振興会」「日中緑化交流基金」「国際協力機構」などの公的団体からも、助成金や委託金を受け取っており、2002年度の収入総額は約5億5800万円に上るという。

 ◆補助金適正化法=正式名は「補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律」。補助金の不正受給や目的外使用を禁じており、違反者には、5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる。個人だけでなく法人にも適用される。交付された補助金の返還を命じられるケースもある。(読売新聞)

100 名前: 松代 投稿日: 2004/08/04(水) 23:40
中国にもたくま君がいたみたいですね。
中国のたくま君もまた、日本のたくま君ように好き放題なことを言って、みんなを困らせるのでしょうか?

http://j.peopledaily.com.cn/2004/08/04/jp20040804_42018.html
>園児15人を包丁で殺傷 容疑者は幼稚園の守衛
>北京北大医院の院内幼稚園で4日午前、園児15人が刃物で切りつけられる事件が起きた。うち園児1人は重傷のため手当てを受けたがまもなく死亡した。このほか2人が重傷だ。他の園児に命の危険はない。教師3人も負傷した。

http://www.asahi.com/international/update/0804/007.html
>園児と教師計17人に切りつける 北京、園児1人死亡

おまけ
ね「ぶ」た だったっけ?
ね「ぷ」た はなんだっけ?

ラッセラーだったんだ
らっせいらーだと思ってたよ
らっせいら〜らっせいら〜らっせいらっせいらっせいら〜

http://www.asahi.com/motion/TKY200408020331.html
>青森ねぶた祭開幕、威勢良く「ラッセラー」のかけ声

101 名前: 松代 投稿日: 2004/08/05(木) 00:02
http://www.asahi.com/politics/update/0804/011.html
>反日ブーイング、対応に政府苦慮 新たな「火だね」懸念
>中国で開催中のサッカー・アジアカップで中国人観客が露骨な反日感情を示している問題への対応に、日本政府が苦慮している。自民党内や世論の批判の高まりは無視できないが、日中両政府の首脳往来が途絶えるなか、新たな火だねを抱えたくないためだ。

新たな火種もナニも、中国の民族主義的愛国教育が問題の根源であることは明らかで、もっというと中国の人々が「国際的なスポーツ試合を観戦する礼節を知らない」だけの話しに過ぎません。自分の国や自分がひいきしているチームが勝つように応援し、勝ったら大喜びするのは当然ですが、負けることを願ってブーイングを繰り返したり、ましてや「相手のサポーターに嫌がらせをする」なんてのは、はっきりいって「単なるフーリガン」です。
フーリガンでさえ、国際試合で相手国歌にブーイングするような奴はそうそういないよ。
2002年FIFAW杯で、朝日はフーリガンをさんざん非難していましたが、なんで中国のフーリガンは「わざわざ政治的背景を絡めて擁護する」のでしょう。オリンピックなどでは政治とスポーツは無縁とか、そう言うきれい事をならべているくせに、中国がらみだとすぐに「歴史的背景」を持ち出すなんて、こういうところが朝日の本当に嫌なところです。

http://www.asahi.com/sports/soccer-japan/asia-cup2004/TKY200407310310.html
>アジア杯サッカー場、露骨な「反日」 PK外すと大歓声
>一方、カップルで観戦していた重慶市内の大学3年生の中国人男性(21)は「小泉首相の靖国神社参拝など日本政府に不満があり、こんなに何万人もの人と一緒に不満を表せる機会はなく、とても楽しい」と話した。

ちなみに、重慶のローカルニュースはこんな感じです。
日本軍による爆撃被害の保障問題や不発弾処理、日本軍遺棄兵器被害問題などなど、毎月のようにその手のニュースが報じられていますね。
確かに、何年もこんなニュースを読んでいれば、日本に対する憎しみの感情がつのるでしょうな。
http://j.peopledaily.com.cn/Province/Chongqing.html

102 名前: 松代 投稿日: 2004/08/05(木) 00:14
興味ぶかい本を教えていただいたので、紹介させていただきます。
この本は「うつ」について臨床の立場からいろいろと説明とアドバイスを示しているそうです。当事者をめぐる様々な状況を写し出してくれるので、「うつ」が当事者の生活や身体にどういう形で表れるのか、どのような対処ができるのかについての知見に(そこそこ手軽に)触れることができるということです。

  【 書 名 】うつと自殺
  【 著 者 】筒井末春(つつい・すえはる)
  【出 版 社】集英社 集英社新書 【発 行 年】2004年4月21日
  【 価 格 】本体660円      【 ISBN 】4-08-720239-9
 
   序 章 中高年男性の自殺
   第1章 うつ病とはどんな病気か
   第2章 うつ病の症状七つのポイント
   第3章 うつ病をみつける
   第4章 からだの病気と共存するうつ病
   第5章 「実はうつ病だった」という症例
   第6章 うつ病とまぎらわしい心の病気
   第7章 ガンとうつ病
   第8章 高齢者とうつ病
   第9章 精神科と心療内科
   第10章 うつ病を予防し、「うつ自殺」を防ぐために

103 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/06(金) 13:34
> 昨年1年間に検挙された刑法犯少年の1割、凶悪犯少年の4分の1に、5回以上の補導歴があったことが5日、警察庁のまとめで分かった。
> 警察官による街頭補導の在り方を検討している同庁の研究会は同日、こうした実態を受け、「法的根拠のない街頭補導では非行防止の効果が薄い」として、不良行為少年に対応する警察官に法的権限を与えるよう求める中間報告を発表した。
> 同庁は、今秋まとまる最終提言を参考に、補導とその後の保護活動の手続きなどを定めた新法の制定を目指す。
> 同庁は、「少年非行防止法制に関する研究会」(座長=前田雅英・東京都立大教授)が今回の中間報告をまとめたのを機に、刑法犯少年の補導歴の統計を初めて公表した。

> このため研究会の中間報告は、新たな法律によって、補導時に少年に質問することや、必要に応じて交番に同行を求めたり、ライターや刃物などを一時的に預かったりする権限を規定することを求めた。法的根拠を明確にすることで「少年や保護者の理解や協力が得られやすくなり、補導の効果も上がる」としている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040805it03.htm

少年非行防止法制に関する研究会
http://www.npa.go.jp/safetylife/syonen14/hikouken.htm

104 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/07(土) 09:21
児童買春の摘発が大幅増 出会い系きっかけの事件
http://www.excite.co.jp/News/society/20040805101717/Kyodo_20040805a424010s20040805101725.html

鮎川潤氏の予想が当たりました。

>4.少年の福祉犯

>ただし,生活安全課や少年課の警察官が増員されるように聞いており,法改正によって法執行が容易化したり,非常に注目される事件が起きて取締りへの社会的要請が高まれば,検挙人員は来年度以降変化することも予想される。
http://www.jcps.or.jp/body/051_1501.html

105 名前: 松代 投稿日: 2004/08/07(土) 12:20
ナショナリズムや民族主義なんてのは偏狭でおバカなものですが、そろそろバカも一休みして欲しいものです。
そういやぁ、アメリカのバカがアル・ジャジーラサイトをクラックした時も、バカだ馬鹿だと思いましたが、政府のサイトでもこんなことやってるってのがツボでした。

http://www.asahi.com/national/update/0807/002.html
>中国ハッカー組織、HPで日本攻撃を公然呼びかけ
>中国のハッカー組織が日本の官庁などのホームページに侵入、サイバー攻撃を加えているとされる問題で、この組織は先月28日ごろから、自分たちのホームページで日本攻撃を公然と呼びかけていたことがわかった。

http://www.asahi.com/international/update/0806/008.html
>中国、外務省HPから「高句麗」削除 韓国が猛反発
>朝鮮半島北部から中国東北部にかけて千数百年前に栄えた古代国家「高句麗(こうくり)」に関する記述を、中国が外務省ホームページ(HP)の韓国紹介欄から削除したため、韓国が猛反発している。高句麗を「中国の地方政権」ととらえ直す中国に、韓国は「歴史の歪曲(わいきょく)」と憤慨し、政府高官を北京に送って6日、中国当局に抗議した。古代史をめぐる外交摩擦に発展しそうな様相だ。

106 名前: 松代 投稿日: 2004/08/07(土) 12:35
あえてオチは引用しませんが、げんなりするような「物語」です。
極端な事例だと思われるかもしれませんが、自分はイスラムもキリスト教も「原理者主義者のメンタリティは変らない」と確信しています。経験上からも、規制推進派に経済的メリットや文化価値を訴えて効果が認められたためしはなく、原理主義者が中核を担っている団体にいたっては、逆に反感を買ってひどい目にあうのがオチだと考えます。

http://www.be.asahi.com/20040717/W21/0001.html
>イスラム学の総本山、カイロのアズハル大学のモハマド・オスマン教授は言う。
>「性は結婚した男女間のものでなければなりません。婚姻外の交渉は許されない。性的な感情をかき立てるようなこともいけない。女性に顔と手以外は肌を見せないように求めているのも、そのためです」
>観光だけではない。結婚式や誕生祝いでも、ベリーダンスは人気だ。暮らしの中に深く根付いている。
>謹厳なオスマン教授に「伝統文化の一つと言えるのではないか」と尋ねてみた。教授は言下に否定した。「ただ楽しみを追い求めるものは文化とは言えない」。「でも人気があります」。なお食い下がる。教授は少し不機嫌な顔になった。
>「この世には犯罪が絶えない。だが、絶えないからといって合法になるわけではない。それと同じことです」
>犯罪と同じ扱いにされてしまった。
>実は、アラビア文学の傑作とされる千夜一夜物語も、エジプトではベリーダンサーのような扱いを受けている。
>カイロ大学の文学部で千夜一夜物語を教材に使ったところ、女子学生の親たちから「とんでもない」と抗議される事件があった。1984年のことだ。
>翌85年には、千夜一夜物語を出版した業者がわいせつ罪で起訴され、有罪判決を受けた。控訴審で無罪になったものの、イスラム強硬派は勢いづき、しばらく出版が途絶えた。
>詩人のマサウード・ショマーン氏は「彼らは、艶(つや)っぽい話だけを取り上げて攻撃する。ろくに読んでもいない。先達が残してくれた貴重な財産なのに」と嘆く。

おまけ
どうでもいいことだけど、自分はついこの間まで「仲間由紀恵」と「中納良恵」の区別がついていませんでした。でまぁ、仲間由紀恵はものすごく歌が上手くて怖い顔の人だなと、阿部寛と共演している「深夜のサスペンスドラマ」は、さぞかし恐ろしい番組なんだろうなと、そんな事を考えていましたが…
全然違いまちた…

http://images.google.co.jp/images?q="筝㊦����壩��"

107 名前: 松代 投稿日: 2004/08/07(土) 12:48
>>103
補導を繰り返して犯罪に至る人間が多いことから、補導の矯正効果が薄いという推論が成り立つのは認めます。
でも、それに対する回答として、法的根拠を与えるってのは、全く納得できません。同様の流れで出会い系規制法も成立しましたが、法律にすればナンでもいいという発想がスゴイというか、取り締まり側の無力さと没論理性を自ら露呈させているのではないかとかんがえます。

>>104

何度も指摘されていることですが、警察の犯罪統計は「警察の活動をまとめた統計」であり、決して「犯罪の実体をまとめた統計」ではありません。

取り締まりを厳しくする>検挙数が増える>犯罪が増えているかのように社会へアピールする>世論をテコに取り締まりを厳しくする>検挙数が増える>以下、無限ループ

今回も同様のマッチポンプを狙っているようですね。

108 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/07(土) 14:23
>>106
>性的な感情をかき立てるようなこともいけない。
>女性に顔と手以外は肌を見せないように求めているのも

ふと思ったんですが、イスラム社会には「女性が性的な感情をかき立てるようなイケメン」っていないんですかね? 冬ソナのヨン様なんかあきらかに「性的な感情をかき立ててる」と思うんですが。

109 名前: 熱心な投稿者 投稿日: 2004/08/07(土) 16:19
>>101
そうはいっても、反日感情をあおる根拠があることだって事実ですからねえ。反日教育に説得力をもたせているのは
日本自身の歴史であり、自業自得でもありましょう。普通は無差別爆撃とか受けたら延々と恨まれるのは無理ないことと
思いますよ。パレスチナとかベトナムとかいった例をあげるまでも無く。イラクも当面は奥底で反米感情が渦巻くこと
でしょう。それで政治問題が絡まない方が、かえって不自然ですよ。
それに中国国民が全員反日というわけでもないです。重慶のスタジアムで日本を応援しようとした中国人カップルも
いたそうですし(危険なので警備員に連れ出されましたが)
まあいずれにしても、こういう事態はどこの国でも見られるもので、海外における日本の立場を明らかにした事項として
特筆すべきものでしょう。アメリカ民主主義がどこの国でももろ手で歓迎されるわけではなかったと気がついたアメリカのように。

110 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/07(土) 19:34
>>103
>でも、それに対する回答として、法的根拠を与えるってのは、全く納得できません。

やはり抵抗すると公務執行妨害になるのでしょうか。

ロリコン警察官に家出中の女子児童を交番に連れ込む権限を与える結果が論理的に不可避であるという点がナニです。

111 名前: うなぎ 投稿日: 2004/08/08(日) 02:01
http://www.npa.go.jp/comment/syounen1/hikoupub.pdf
>2−2 「不良行為少年」の定義
>(2)法令により少年(児童)に行わせることが禁止された行為をした少年
>例)買春の相手方となる行為、風俗営業・性風俗関連特殊営業等での接客や
>これらの営業所への立入り、有害図書・有害玩具の所持

要保護児童であるべきの児童買春の被害者も「不良行為少年」
という定義なのですかそうですか。

112 名前: 松代 投稿日: 2004/08/08(日) 12:15
いずれもジェンダーバイアスが厳しく、またアダルトメディアには不寛容な地域なので、こういうニュースを紹介したときの反応もまた想像できるのですが、それはさておくとしましょう。いずれにしても、民族主義やアンチジェンダーフリーに対する最大の懸念要素は少子化で、少子化が進めば女性の社会進出や移民を受け入れざるをえなくならなくなるのは明らかです。
日本においても、少子化対策を熱心に進めている人々の中に、いわゆる保守派や「旧来のジェンダー価値観を自明とする専業主婦層」が混入していることを考えると、これらの国々においても少子化をめぐる議論の中に民族主義問題やアンチジェンダーフリー問題が表面化するのかもしれません。自分は、その点に注目しています。

http://www.asahi.com/business/update/0807/017.html
>NIESで進む少子化 ペース日本以上、対策急ぐ
>韓国、台湾、香港、シンガポールで急激な少子化が進んでいる。日本では、年金改革の前提が狂うとして、昨年の合計特殊出生率「1.29」が社会にショックを与えたが、4カ国・地域ではすでにこれを下回っている。かつて新興工業経済地域(NIES)とされた地域だが、日本同様、家族構成の変化や女性の社会進出、高学歴化による教育費の高騰などが原因と指摘されている。学校が余るなどすでに影響が出ており、各地域とも出産に奨励金を出したり、移民を受け入れたり、と対策を急いでいる。

おまけ

http://www.asahi.com/obituaries/update/0805/001.html
>「決定的瞬間」の写真家カルティエブレッソンさんが死去

113 名前: 松代 投稿日: 2004/08/08(日) 12:24
>>110
>やはり抵抗すると公務執行妨害になるのでしょうか。
専門家ではないので何ともいえないところですが、法的根拠が与えられた場合、補導に抵抗することが公務執行妨害罪に問われる可能性は極めて高いと推測します。

>>111
>うなぎさん
>要保護児童であるべきの児童買春の被害者も「不良行為少年」という定義なのですかそうですか。

少なくとも、保守派や警察官僚には児童買春の被害者という概念は存在していませんね。これはジポ法が成立した時からずっとくすぶっている問題で、今回の改正においても放置されてしまいました。
保守派にしても警察官僚にしても、また反ポルノ団体にしても、児童の保護なんてのは口先だけのお題目に過ぎず、いわゆる「よい子」の枠組みから外れた人間を選別して、社会から排除しようと考えているのがみえみえです。

おまけ

まぁ、編集部も途中で気がついていたようだし、これはなかなか擁護し辛い事件ですが、それにしてもやっぱり過剰反応のような気がしてなりません。こどもには「手本となるべき生き方」のみを教え、無菌状態の中で成長させようという意図が見え隠れしているととらえるのは、穿ちすぎでしょうかね?

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040807i401.htm
>小学館「小学六年生」で紹介のHP、アダルトに接続
>小学館発行の「小学六年生」最新号(9月号)の特集記事で、アダルトサイトにつながるホームページを紹介していることが6日、わかった。記事を読んだ保護者から抗議を受けた同社は、次号でインターネットを使う際の注意などを掲載することを決めた。

114 名前: 松代 投稿日: 2004/08/08(日) 12:26
>>94
亀レス申し訳無し。
秋葉原浄化作戦(仮)については、ネタを集めている最中なので、まだなんともいえないところがあります。しかし、秋葉原でうまくいったら、次は渋谷に新宿、池袋が標的になるとうわさされています。秋葉原が最初の標的になったのは、もちろん石原の再開発計画もあるのですが、千代田区内という事情もからんでいます。
いずれにしても、先行きが不安な出来事ですね。
しかしまぁ、石原に投票したおたくはたくさんいたんだけど、なんで「自分達の死刑執行人」に票を投じちゃったのかしらね〜

>>108
>ふと思ったんですが、イスラム社会には「女性が性的な感情をかき立てるようなイケメン」っていないんですかね? >冬ソナのヨン様なんかあきらかに「性的な感情をかき立ててる」と思うんですが。

すんません、もれは冬ソナ観てないんですけど、ヨソ様もポラリスアクセサリーも、気持ち悪くて大sageでちた…
さておき、イスラム社会における女性のメンタリティについては、全くのなぞに包まれているといっても過言ではありません。恐らく、自分自身が「性的な感情を持っている」ことさえ否定されている可能性が高く、例えなんらかの性的感情を刺激されたとしても、罪として認識するだけなのではないかなぁと、そんな風に思います。
ただ、イスラム社会といっても色々あるので、なんでもひとくくりにするのは危険なのですが、女生と性的感情や興奮とを切り離す、極めて強いジェンダーバイアスが存在していることはまちがいないでしょうね。

115 名前: 松代 投稿日: 2004/08/08(日) 12:34
勝った勝ったにゃ!!
でも、これでジーコも安泰にゃ…
それにしても、3点め入った段階で帰るなよ!!
中国人!!

>>109
相変わらず主旨が読み取りにくい発言で、困惑しております。
まず、熱心な投稿者氏は「民族主義」に共感しており、また「民族主義」を根拠とした対立の発生を容認する立場であるように受けとりました。
また、熱心な投稿者氏は「日本は特別に悪い存在」で、少なくともアジアの各国から差別されてもしかたがないと、そのように発言されておられるように読み取れます。

自分は「民族主義」を完全に否定しており、もちろん「民族主義」に端を発する対立も一切容認しません。
また、自分は中国国民の「全て」が半日思想の持ち主だと発言しておらず、その点についてはどの部分が誤解の原因となったのか、お手数ですが説明してくださるようお願いします。

最後に、発言の中で、特に気になる点がありました。
この点についても、説明していただければ助かります。

>まあいずれにしても、こういう事態はどこの国でも見られるもので、海外における日本の立場を明らかにした事項として特筆すべきものでしょう。

こういう事態というのは、中国の人々が日本チームにブーイングを繰り返した事態でしょうか?
それとも、サッカーの国際試合全般を指しているのでしょうか?
さらに、後段の「海外における日本の立場を明らかにした」という部分は、日本は「特に悪い国だから世界中のあらゆる地域でブーイングされてもしかたがない」という意味でしょうか、それとも日本もサッカーの試合でブーイングを浴びるぐらいの立場にあることが明らかになったということでしょうか?

まぁ、サッカーの国際試合全般において、どうしようもない観客が暴れることは避けられませんし、どこの国でもみられることです。そして、アウェイでひどいブーイングを浴びるというのは「強いチームの証」ですから、海外サッカーにおける日本の立場を明らかにしたとして特筆すべきことだとは思います。

それにしても、勝敗の行方が決まった段階で帰っちゃうなんて、そっちの方がひどいと思ったよ。リーグ戦じゃあるまいし、トーナメント戦の決勝だよ。負けても準優勝なんだし、そもそも決勝まで勝ちあがってきた事自体がすごいことなのに、連中はファイナリストに対する礼儀を知らないのかね?
負けた後の暴動は、まぁいつものことだからしょうがないよ。勝ってブーイング浴びるのは、ある意味で名誉なことでさえあるから、それはそれでいいよ。今回は負けたチームに対するバッシングが目立たなかった分だけ、まぁ良しとしましょうや。
2004年FIFAW杯の時なんか、中国のサポーターが負けたチームを罵倒しまくって、えらい騒ぎになったからね。もしも日本チームに対する憎しみが盛り上がりすぎて、中国チームが罵倒されなかったのだとするなら、その分だけでもブーイングされたかいがあったというものだよ。

116 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/08(日) 14:48
自民党、もうメチャクチャ。
議会民主政治を破壊しまくっているとしか思えません。
かの憲法草案といい、北の某国よろしく独裁国家を作ろうと考えているは、ほぼ確定でしょう。

質問主意書:野党の追及手段を封じ込めへ自民党が制限画策
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20040805k0000m010046000c.html
> 自民党が、国会議員が文書で政府に質問し、回答を求める「質問主意書」を制限することに乗り出した。
> 5日の衆院議院運営委員会の理事会で、議運委で精査し、「資料請求が目的」と判断したものは除外する
>ことを提案する。提出増に伴う各省庁の負担軽減が名目だが、野党の追及手段を封じ込める狙いもある
>とみられ、民主党からは「質問権の侵害」との反発が出ている。
> 質問主意書制度は国会法に定められた国会議員の権利で、政府は答弁書を閣議了解のうえ原則7日
>以内に回答する。今年に入って289件が提出されており、過去最多だった02年の319件を上回りそうな
>勢いだ。94年は49件だったが、ここ10年で急増した。
> 質問主意書は野党にとって政府・与党を追及する格好の「武器」。衆院では今年提出の241件のうち、
> 206件が民主党議員の提出。最近では(1)合計特殊出生率「1・29」が年金制度改革関連法の成立前
>に集計されていたのに公表されていなかった(2)社会保険庁が多額の年金保険料掛け金をゴルフ練習場
>などの維持費に充てていた−−ことなどが、民主党議員の質問で明らかになった。
> 自民党の中川秀直国対委員長は4日の記者会見で「量が多く、議運でチェックする必要がある」と述べた。
>これに対し、これまで約200本の質問主意書を提出した民主党の長妻昭衆院議員は「質問権を縛るのは
>言語道断だ」と反論している。【田中成之、古本陽荘】毎日新聞 2004年8月4日 19時46分

117 名前: 熱心な投稿者 投稿日: 2004/08/08(日) 14:53
自分も民族主義に賛同しているわけじゃありませんけどね。
じゃあどうすれば世の中から民族主義が一掃出来るのか、そういう具代的手段は
今のところ持ち合わせていないわけで、結局、必要としている人間がいる限り
存在し続けるでしょうし、そういった考え方を抱えたまま、社会全体において
共存の方法を考えるほうが、当面の犠牲者は少なかろうと考えるからですよ。
病気を根治させる方法を追及するのも重要だけど、まず患者の苦しみを和らげる
対処療法も考えるべきなんです。

>こういう事態
歴史ある国家ほど、周辺国とのいがみ合いを抱えるというのはある意味宿命じゃ
ないでしょうか?某米国のように、歴史が浅くても好き好んで恨みの種を振りまく
国家もありますが。
そしてサッカーに限らず、おおむね国際的なスポーツというのは、古代オリンピックの
時代から、代理戦争の性格を抱えているわけです。代理戦争の本質とは、ぶっちゃけ
人命や財産をいかに浪費せずに他国と勝負をつけるかにつきるのです。
サッカー発祥のイギリスだって、紳士の国と言う割には帝国主義を掲げてえげつないことを
やってきたわけで、ましてや戦争という本質に礼儀など国家の勝利に何の役に立つでしょう?
すなわち、中国人サポーターのフーリガン的行為は、礼儀やスポーツマンシップという虚構を
排除したときに現れる、スポーツの持つ本質にもっとも素直な態度を表したものだと、自分は
見ているわけです。

118 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/08(日) 21:19
>>117
>すなわち、中国人サポーターのフーリガン的行為は、礼儀やスポーツマンシップという虚構を
>排除したときに現れる、スポーツの持つ本質にもっとも素直な態度を表したものだと、自分は
>見ているわけです。
いや、言い訳してんじゃん

119 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/08(日) 23:55
>115
>連中はファイナリストに対する礼儀を知らないのかね?
知らないんだと思う。そして、単にそれだけなんじゃない?
要するに中国人はまだまだお行儀がなってませんな、てだけだと思う。
相手が日本だからとかそういうのは、そんなに重要じゃないんじゃないかな。
礼節の家元みたいな国だったのになんとも嘆かわしい、とか思ってしまうけどね。
実際、こんなことでオリンピックは大丈夫?て声は国際的に広がってるらしいし、
誰が見たって無礼なのは間違いないから、そのツケは彼ら自身が払うしかないよね。

120 名前: 松代 投稿日: 2004/08/09(月) 23:58
>>116
とりあえず、次の通常国会が勝負ですね。
ただ、流石にこれは自民党内にも異論があるそうで、公明党が同調するとも思いにくいので、なんとか阻止できるといいなぁ〜
それにしても、提出増に伴う各省庁の負担軽減が名目って、国民の代表が求める資料を用意することが「負担」だとは、役人の傲慢さにも腹が立ちますね。

121 名前: 松代 投稿日: 2004/08/10(火) 00:01
>>119
>知らないんだと思う。そして、単にそれだけなんじゃない?

自分もほぼ同意見ですが、たとえ単なるフーリガンであったとしても、そこにはやはりなんらかの背景というか、伏線のようなものはあったのだろうと思います。特に、北京において「中国国民党の軍服に似たデザインのコスチューム」に身を包んだ女性が、反日的な内容が書かれたとされるビラを配っていたというのは、注目に値する事件だったといえるでしょうな。
ただし、今大会においては「韓国チームやサポーターに対する無礼な行為」も目立っており、中日の歴史的背景だけに注目すると判断を誤る可能性が高いと思います。中国は中国独自の「フーリガニズム」を育んできたのは間違いなさそうで、場合によってはイングランドのフーリガンに匹敵する大勢力へ「成長」しちゃうかもしれません。
くわばらくわばら…

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/wcup/column/2002/ZZZ1RV3BQ3D.html
>フーリガニズムを語るには、サッカーの起源に始まり、発生に至るまでの経緯、そしてそれぞれの時代背景を学ばなければ、その全容をつかむことはできません。しかし、ご存じの通り日本のマスコミ(特にテレビ局)は、暴動騒ぎや警察官との格闘シーンのみを誇張して伝えてきたように思えてなりません。

122 名前: 松代 投稿日: 2004/08/10(火) 00:03
著作権をめぐる論議というのは複雑で、どうしてもわきに追いやられがちですが、ほっとくと大変なことになるのは間違いありません。本当に問題なのは、著作権をたてにした表現規制が行われた場合、作家や出版社とファンとの間に利害の対立が発生する可能性が高いということです。

http://www.asahi.com/english/svn/gillmor/TKY200408070135.html
>愚かな法がごり押しの頻発を招く
>シュワルツネッガーの件、アップルとリアルネットワークスの件、ジブジャブの件は、著作権が乱用されている数ある最新の事例のほんの一部にすぎない。いつかは、アメリカ議会と州の議員が自分たちの作り出した体制の破綻に気づくかもしれないが、それまでは、訴訟者が言論の自由を抑えつけ、革新の速度を鈍らせる。

おまけ
えらいこっちゃ〜
首が飛ぶのはやむをえないかもしれんが、人死にはかんべんなりよ…

http://www.asahi.com/national/update/0809/026.html
>「小学六年生」に出会い系サイト情報 小学館が回収へ
>小学館は9日、児童向け月刊誌「小学六年生」9月号(発売部数5万部)を店頭から回収すると発表した。3日に発売した同号の特集「メール&レター達人道」で紹介した携帯電話サイトに、出会い系サイトなどに接続されるものがあったため。すでに購入した読者には、該当部分を自社広告と差し替えた訂正本と、送料着払いで取りかえる。

123 名前: 松代 投稿日: 2004/08/10(火) 00:04
>>117
相変わらず主旨が読み取りにくい発言で、困惑しております。
熱心な投稿者氏は「民族主義」に賛同していないといいつつも、やはり「民族主義」にある程度以上の共感を寄せており、また「民族主義」を根拠とした対立の発生を容認する立場であるように受けとりました。つまり、賛同しないけど気持ちはわかるし、行動も容認するという立場でしょうか?
また、熱心な投稿者氏は「日本は特別に悪い存在」で、少なくともアジアの各国から差別されてもしかたがないと、そのように発言されておられるように読み取れます。

また、発言>>109の中で特に気になる点ついて説明を求めたのですが、お答えいただけなかったので、再度質問させていただきます。。

>まあいずれにしても、こういう事態はどこの国でも見られるもので、海外における日本の立場を明らかにした事項として特筆すべきものでしょう。

こういう事態というのは、中国の人々が日本チームにブーイングを繰り返した事態でしょうか?
それとも、サッカーの国際試合全般を指しているのでしょうか?
さらに、後段の「海外における日本の立場を明らかにした」という部分は、日本は「特に悪い国だから世界中のあらゆる地域でブーイングされてもしかたがない」という意味でしょうか、それとも日本もサッカーの試合でブーイングを浴びるぐらいの立場にあることが明らかになったということでしょうか?

自分は、民族主義だろうがなんだろうが、他者を暴力的に排除するような思想は全く容認しません。今大会で中国人サポーターがやったことは、在日朝鮮人をはじめとする、外国人への嫌がらせとどこも変らない、人間として恥ずべき行為であり、弁解の余地はありません。いかなる背景があろうとも、容認しえるものでもありません。
これは、WEBや現実世界で発生している在日朝鮮人をはじめとする、外国人への嫌がらせを容認しえないのと、全く同じ理由です。

そういや、こんなことになってきました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040809-00000245-kyodo-ent
>高句麗紛争が飛び火 韓国、日本に是正要請

124 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/10(火) 00:46
セッソウガナイデスナ

>上半期、少年犯罪も減少=街頭の補導強化が奏功−警察庁

>今年上半期(1〜6月)に刑法犯で検挙された少年(14歳以上20歳未満)は6万2458人で、昨年同期比1.1%(705人)減少したことが5日、警察庁のまとめで分かった。昨年過去最悪だった凶悪犯(殺人、強盗など)の検挙者数も809人と同26.7%(295人)減少した。
>街頭犯罪対策に絡み、少年の補導を強化した効果とみられるが、少年1000人に対する検挙者の割合は7.8人で、成人の約6.5倍に当たる高い数値。同庁は「少年犯罪に歯止めが掛かったとはいえない」としている。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040806-00000112-jij-soci

125 名前: 熱心な投稿者 投稿日: 2004/08/10(火) 16:20
>123
民族主義は容認できないし、それに伴う対立は存在するべきではないという立場です。
しかし民族主義を主張するなということは出来ないし、そういう思想を第一とする人間が
存在する以上、結果として生ずる対立も抑えることは困難でしょう。
また、日本人である自分としては、容認しがたい民族主義を批判できるのは日本国内の
民族主義が限界であり、海外の人間に対してまで彼らの信じる民族主義を批判する権利は
持ち合わせていません。せいぜい民族主義の持つ不合理性を語るまでが限界です。
「日本が特別悪い」というのはここから来る誤解でしかありません。

>こういう事態
時々、日本は感謝されているとか、うらまれる覚えはないとかいった主張をしてくる人がいます。
先日も、日本人ということでいじめられてきた帰国子女が傷害事件を起こしたニュースがあったように、
彼らに対して、日本が恨みの種をそこかしこに振りまいていた現実を知らしめたということです。
そして日本も他人を恨むことに何の疑問も抱かない国となるでしょう。
右曲がりの人間が言うところの「普通の国」の持つ現実がここにあるというわけです。

>自分は、民族主義だろうがなんだろうが、他者を暴力的に排除するような思想は全く容認しません。
まったく同感です。しかし民族主義思想そのものを世界中から排除することは現段階ではきわめて困難です。
今のところ出来るのは、実際的に行われる暴力的行為を排除するまでが限界でしょう。民族主義との
共存とは、彼らの持つ暴力性を表面化させないということです。

126 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/10(火) 21:04
統計に変動が起きるか〜?

>警察庁 長官に漆間氏が昇格

>警察庁の佐藤英彦長官(59)は勇退を決め、10日の閣議で承認された。13日付で発令される。後任の第20代長官に警察庁の漆間巌次長(59)が就任する異動も承認された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040810-00000021-maip-pol

127 名前: 松代 投稿日: 2004/08/11(水) 11:55
>>125
やっぱり、話が噛み合いませんねぇ〜

>また、日本人である自分としては、容認しがたい民族主義を批判できるのは日本国内の
>民族主義が限界であり、海外の人間に対してまで彼らの信じる民族主義を批判する権利は
>持ち合わせていません。せいぜい民族主義の持つ不合理性を語るまでが限界です。
>「日本が特別悪い」というのはここから来る誤解でしかありません。

なぜ、批判できるのは日本国内の民族主義が限界という発想が生まれるのか?
さらに、海外の民族主義を批判する「権利」などという発想が生まれるのか?

さっぱりわかりませんが、熱心な投稿者氏にとって、日本の民族主義が特別な存在である事は読み取れます。

単純素朴にいって、日本の民族主義を批判しつつ、海外の民族主義については口を閉ざすというのは、あまり納得できません。例えば、WEB方面では朝日の論調が批判を浴びていますが、普段の朝日新聞は日本国内や欧州、北米の民族主義や一国主義を非難しているくせに、今回のブーイング事件については過去の歴史を持ち出して「反日感情をあおる根拠があることだって事実」みたいな感じで、あたかも擁護しているかのような論陣を張ったのですから、ダブルスタンダードと勘繰られてもしょうがないですね。

あくまでも想像ですが、日本のサッカー代表チームがイングランドやオランダのチームと対戦した際に、観客席で試合の進行とは無関係に捕虜虐待問題や従軍慰安婦問題を非難するアピール、ブーイングなどを繰り返し、日本人サポーターにものを投げたり、大勢で取り囲んで馬声を浴びせたりしたら、やっぱり「過去の歴史」を持ち出して、反日感情をあおる根拠があることだって事実みたいな感じの論陣を張っちゃうのでしょうか?

そんなこたぁねぇよなぁ〜

だいたい、スタンドでそんなこと始めたら現地の人間が真っ先にそいつらをスタジアムから叩き出すだろうし、そうでなくても「変な人出現」でおしまいだよ。

あれはあれ、これはこれ。

ってな感じじゃないのかな?

128 名前: 熱心な投稿者 投稿日: 2004/08/11(水) 13:06
>単純素朴にいって、日本の民族主義を批判しつつ、海外の民族主義については口を閉ざすというのは、あまり納得できません。
まず、自分のところの民族主義の問題をどうにもできていないのに他民族の問題に首を突っ込んでも、それはどうかと思うわけです。
他者に害を与える事態でない限り、自分の問題も解決できないのに他人に口出しするのは傲慢かと思うのですよ。そういう意味で、
日本の民族主義に関しては特別な感情といえるかもしれません。

>だいたい、スタンドでそんなこと始めたら現地の人間が真っ先にそいつらをスタジアムから叩き出すだろうし、そうでなくても
>「変な人出現」でおしまいだよ。
実際やったらどうなるかはわかりませんけどね。
ただいえるのは、スポーツとは、選手達と観客とでは「勝利」に求める内容が違ってくるだろう、ということです。
部活動やクラブ活動でスポーツをやってきた人なら分かると思いますが、自分達が試合で勝つことと周辺が求める勝利に
違和感を感じたことがあるかもしれません。それは選手が勝利に求めるのが「達成感」であるのに対し、ファンなどが
求めるのは「一体感」であるからだと考えるのです。
今回のアジアカップでは、中国選手はフェアプレー賞をもらいました。中国人サポーターの態度とは対照的ですね。
それは試合に求めるものが違うからです。中国人サポーターが試合に対して「一体感」で繋がっていたとするならば
反日感情も「一体感」を構成する要素として普遍的に存在した、といえるのではないでしょうか。
もしヨーロッパ人サポーターが同様にスタジアムで歴史問題をからめることがあるとしたら、それは「一体感」を
成すだけの力を持った対日共通認識であると言えるでしょう。

129 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/11(水) 21:24
新聞記事で知ったのだが、美術作品がわいせつを理由に展示中止となったそうだ。
横浜美術館で「ノンセクト・ラディカル 現代の写真III」という展示が催されているのだが、
展示予定だった高嶺格さんの「木村さん」という作品がその作品。
この作品は身体に障害のある男性が介護を受けて自慰を行う様子を収めたビデオ作品だそうで、
入場制限によるゾーニングによって公開可能だと当初美術館側は考えていたらしいのだが、
警察に相談したらダメを出されて中止となったということ。
直前での中止のため、チラシ等の事前PRにはしっかり載ってるし、
展示会場にはロープをかけて封鎖した展示スペースもそのままといった体たらく。
ちょっとググって見たけれど、案の定、いくら公立とはいえあまりに弱腰、
と美術館側を非難する声がずいぶん拾えた。

130 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/11(水) 23:58
>>128
>自分のところの民族主義の問題をどうにもできていないのに他民族の問題に首を突っ込んでも、それはどうかと思うわけです。

えらい視野が狭いねー
「自国の問題を棚に挙げて、他国を非難する」のは、問題だけど
「自国の問題も他国の問題もそれぞれ非難する」のはまったく無問題でしょ。
ちうか、そういうグローバルな考え方をしないと国際問題はま〜ったく解決できないし。

131 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/12(木) 10:25
同人、秋葉原系のアニメ、マンガの未成年性描写に規制の動き
http://kiri.jblog.org/archives/000878.html

ソースはこのブログでしか確認できていないが、東京都は例のITビル建設を
口実に秋葉原の環境浄化へと動く腹積もりではないのか?

132 名前: 熱心な投稿者 投稿日: 2004/08/12(木) 21:34
>>130
すいませんねえ、そういう性分なので。
つーか民族主義者がグローバルな視点から他人の聞く耳を持っているのなら
世の中はもう少し平和であるでしょう。

133 名前: 松代[TRACKBACK] 投稿日: 2004/08/13(金) 00:31
>>132
どうやら、真面目にやり取りする気持ちを失われたようですね。
謹んで、以下の言葉を返上させていただきます。
http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/news/410/1024317268/r391
>それは相手が理解できる、興味の引く言葉で説得しようという姿勢が足りないからでしょう。
>たとえ言っていることが正しくても、反感を買うような言動ではコミュニケーションとはいえません。
>実際、松代さんの書き込みは時々眉をひそめたくなるような印象持つこともたびたびあります。
>その点は気をつけたほうがよろしいでしょう。

例えば、熱心な投稿者氏は>>117で以下のように述べておきながら、話の流れを全く無視して>>128で中国チームがフェアプレー賞を受賞した話を持ち出したり、またスポーツ観戦と政治集会の区別もつけずに観客の一体感を持ち出すなど、言ってることもころころかわっているのですから、コミュニケーションもなにもあったものではないでしょう。

>すなわち、中国人サポーターのフーリガン的行為は、礼儀やスポーツマンシップという虚構を排除したときに現れる、スポーツの持つ本質にもっとも素直な態度を表したものだと、自分は見ているわけです。

熱心な投稿者氏の態度は、活動に協力しない人間は活動を批判できないとする何処かの市民団体をほうふつとさせるものがあり、第三者からの批判を一方的に封じ込めるという意味で、表現の自由を大きく侵害するものではないかとも考えます。
いずれにしても、真面目なやり取りが成立しえない発言者との疑いを持つに足る発言で、過去の事例と合せ、自分は熱心な投稿者氏とのやり取りを控えさせていただきます。
ただし、他の閲覧者の発言を規制するものではなく、もちろん熱心な投稿者氏自身の発言を規制するものでもありません。その点はご了承ください。

134 名前: 松代 投稿日: 2004/08/13(金) 00:35
尻タッチでBBQ!
ポイントは、他人に食わせても「自分は食ってないらしい」ということです。

http://www.asahi.com/international/update/0811/010.html
>比の結婚式で人肉 男性刺殺後、遺体を焼いて披露宴に
>フィリピン南西部パラワンで先月17日、結婚パーティーの最中に新婦の尻を触ったことに、父親ら4人が怒って親類の男性を殺害、その肉を焼いて招待客に食べさせるという事件があり、地元警察が11日までに4人を逮捕した。

おまけ
http://www.asahi.com/politics/update/0812/003.html
>アジア杯で中国観客の言動「極めて遺憾」 日中友好協会
>日中友好協会(平山郁夫会長)は12日、中国で開催されたサッカー・アジアカップで中国人観客が日本の国歌斉唱の際に激しいブーイングをしたことなどについて、「多くの中国の人たちの礼を欠いた言動は極めて遺憾」とする見解を発表した。中国との友好団体である同協会が中国側の言動を批判する見解を出すのは異例だ。

135 名前: 松代 投稿日: 2004/08/13(金) 00:44
>>129
なんの慰めにもならないでしょうが、過去にはこういう事件も起きています。
日本においては、美術館や博物館、図書館などの独立性が極めて貧弱で、運営に関しても行政の顔色をうかがわなければならない局面が多々あります。なぜ行政の顔色をうかがわなければならないかというと、最大の理由は「人事と予算の決定権を握られている」ためですが、芸術愛好者や作家、評論家のサポートが「ほとんどない」という点も大きな要因のひとつです。
他スレの話題と関連しますが、日本の芸術を取り巻く環境は、外部の人間が想像しているよりもはるかに悪く、そしてひどく病んでいるのです。

http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/artscape/artwords/k_t/toyama.html
>富山県立近代美術館事件

136 名前: 松代 投稿日: 2004/08/13(金) 00:51
>>131
秋葉規制問題とでもいいましょうか、そう言う動きがあるのは事実ですが、ブログの内容については裏づけが取れていないので、なんとも申し上げかねる所です。ただし、これだけははっきりさせておきたいのですが、もしもなんらかの規制反対活動を展開するとしても、当事者である同人作家や即売会主催者、印刷業者、委託販売業者などの支援が得られなければ、活動そのものが成立しないでしょうし、また既にそういった方々と連携を取っている団体が存在するのですから、まずは彼らの意思を最大限に尊重すべきだということです。
また、AMIの山口弁護士は去年の即売会連絡協議会で「表現の自由をまもるうえで最も役に立っているのはAMIである」と宣言し、規制反対活動を展開する際には全面的に協力すると表明したそうです。そして、ガタケットの実行委員を中心とする人々が、山口弁護士と連携して同人誌即売会開催業者間の連携を強化し、連絡協議会の機能を拡充する方向で活動を開始したという話です。
まずは、AMIのMLで議論を進めるのがスジなのではありますまいか?

137 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/13(金) 09:05
有害図書撲滅HP
ttp://plaza.rakuten.co.jp/yuugaitosyo/

Bruckner04HP
ttp://plaza.rakuten.co.jp/mizuhonet/

富士山2000HP
ttp://plaza.rakuten.co.jp/hisahito/

身元判明?

ttp://216.239.57.104/search?q=cache:iHOj-h6ORLYJ:plaza.rakuten.co.jp/yuugaitosyo/3000+hisa2000&hl=ja&lr=lang_ja&ie=UTF-8&inlang=ja&strip=1

ttp://asahikyumei2.hopto.org/cgi-bin/bbs/wforum.cgi?mode=newsort&page=0

ttp://hackjaponaise.cosm.co.jp/NorthKorea/bbslogs/nkoreabbs4210.html

138 名前: 熱心な投稿者 投稿日: 2004/08/13(金) 12:53
>>133
それは残念。でもそれらは自分の中では繋がっているんですけどね。ですから、自分の書き込みに対して
具体的に反論もないまま否定されても、ああそうですかとしか言いようがありません。
それでコミュニケーションを取れといわれても、自分にはそれを実現させるだけのスキルは持っていません。

>表現の自由を大きく侵害するものではないかとも考えます。
他人の表現の自由を制限する権限をもっているのならば侵害かもしれませんが、自分のスタンスはこうだと
表明することで他人の表現や言論の自由を束縛することになるとは思えません。この場に限って言うのなら、
その権限をもっているのは松代さんだけでしょう。松代さんの発言は我々には脅威ですが、我々の発言が
この場の脅威になることはありえません。

139 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/08/13(金) 13:01
宗教電波VS社会主義電波の戦いが、いよいよ佳境に突入して参りました。それにしても、名簿が大事って言うのが、いかにも宗教家と社会主義者っぽくて良いね。個人的には、各学校の選択制にすりゃ良いのに、ぐらいの感想しか思い浮かびませーん。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040813-00000000-san-pol

「ジェンダーフリー」教育現場から全廃 東京都、男女混合名簿も禁止

 男女の性差までも否定する過激な男女平等教育の背景になっているとして、東京都教育委員会は十二日、「ジェンダーフリー」という用語を教育現場から排除することを決めた。学校での「ジェンダーフリー思想に基づいた男女混合名簿」の作成も、禁止する方針。月内にも各都立学校に通知し、二学期からの実施を目指す。このような決定は全国で初めてで、今後、各方面に大きな影響を与えそうだ。
 「ジェンダーフリー」は、その意味や定義がさまざまで、単純な生物上の区別や「男らしさ」「女らしさ」といった観念まで否定する極端な解釈もされている状況。
 これに対し、都教委は「意味や内容が使用する人によってさまざまで、誤解や混乱が生じている」として、「都教委が目指す男女平等教育とは異なっており、今後は『ジェンダーフリー』という用語は使用しない」ことを決めた。
 通知によって、ジェンダーフリーの記述がある教科書を使う際には、社会の多様な考え方のひとつとして教育するよう配慮することになるという。
 学校の行政文書などからも、言葉が消える。
 また、都内の学校では一部の教職員や市民グループらがジェンダーフリー思想に基づき、「男子が先で女子が後は男女差別」などとして、男女を一緒にして五十音順に並べる「男女混合名簿」の導入を推進している。
 男女混合名簿については、都は平成十四年、「全校での実施を推進する」などと定めたが、都教委は「男女の性差を否定するような思想に基づき男女混合名簿を作成しようとする動きが見られる」として、作成を禁止する方向で検討している。
 ジェンダーフリーをめぐっては全国各地で混乱があり、一部では「ひな祭りや端午の節句は男女差別につながる」「服の色で男女を分けるのはおかしい」などの教育が行われているという。
     ◇
 【ジェンダーフリー】社会的に形成された性別「ジェンダー」からの解放を目指すという考え。「男女共同参画社会の実現」から「画一的に男女の違いを無くし、人間の中性化を目指す」までさまざまな意味で語られている。男女混合名簿導入にも影響を与えており、東京都内では今年4月現在、小学校81%、中学校42%、全日制高校83%で、男女混合名簿が導入されている。(産経新聞)
[8月13日3時28分更新]

140 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/08/14(土) 11:04
アメリカの宗教右翼の皆さんも意気軒昂のようで、「やってられんわ」という気持ちにさせられます。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040813-00000060-kyodo-soci

4000組の同性結婚無効に カリフォルニア州最高裁

 【サンフランシスコ12日共同】米サンフランシスコ市が同性愛カップルの結婚を承認したのは、男女間の結婚だけを認めたカリフォルニア州法に違反するとして州が市を相手に同性結婚の承認取り消しを求めた訴訟で、州最高裁は12日、州側の主張通り、市が認めた約4000組の結婚を無効とする判決を下した。
 州最高裁は判決で、州法は結婚を男女間に限ると明確に規定すると判断、サンフランシスコ市にこれを覆す権利はなく、同性結婚の承認は違法な越権行為に当たるとした。
 ニューソム・サンフランシスコ市長は「同性結婚を認めない州法は、差別を禁じた州憲法に違反する」と主張したが認められなかった。最高裁は州法の合憲性判断は避けた。(共同通信)
[8月13日9時28分更新]

141 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/14(土) 15:01
>>139
ここは笑うとこですよね?
ジェンダーフリーを推進する人たちが名簿にこだわるのはわかります。
ジェンダーとはそうしたあとづけの恣意的な性差の集合ですから、名簿の男女分かち書きは小さいとはいえジェンダーに他なりません。
ですが、「行き過ぎたジェンダー否定を戒める」と標榜する立場の人々にとってはこんなこと問題にも何もならないはずです。
なにしろ彼らの言う当たり前の性差は、理念などではなく、肉体そのものという磐石の現実に根ざしているわけで、こんな名簿なんかに左右されないはずのものなのですから。
名簿の書き方で男らしくなったり女らしくなったりなんてするはずないですからね。
つまるところ彼ら自身の標榜するところなんてただのうそっぱちで、彼らも理念だけ追いかけいるってことを自ら証明してるわけです。
つまり、立派なフェチってことですね。
いやはや。

142 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/14(土) 22:22
>>116に関連して。
あ〜あ、って感じ。
もう日本捨てる準備しようかなあ。

「戦力低下」は避けられず 民主、質問主意書の合意で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040806-00000227-kyodo-pol
 与野党は6日、政府への質問主意書について、衆院議院運営委員会の与野党理事が提出前に
チェックし、資料請求を目的にした主意書は提出者に修正を求めることで合意した。
 主意書を「国政調査の有効な手段」と位置付け、党内で提出を奨励してきた民主党は、過半数を
握る数の力を背景にした与党に押された格好。表向きは「何も変わらない」(幹部)と強気の構えを
見せているが、「戦力低下」は避けられないとみられる。
 民主党では、長妻昭衆院議員ら質問主意書を活用する議員が多い。約10年前までは衆院で
年間10−40件だった提出は今年は通常国会だけで201件に上り、年金制度改革の関連で
社会保険庁のずさんな経理や、出生率低下の公表遅れなどが暴かれた例もある。6日閉幕した
8日間の臨時国会でも70件が衆院に提出された。(共同通信)[8月6日20時42分更新]

143 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/14(土) 23:52
>>142
うあぁ。
そもそも役人には国民に対する説明義務ってもんがあるんで、質問趣意書に基づく資料の請求に応えるのははまさにその説明義務そのもの。
つまり、それ自体が行政たるものの義務であり、通常業務でないの。なぁにが「行政への負担」ですか?
にしても民主党の不甲斐なさにはあきれますな。
あっさり外堀埋められたとしか言い様がないでない。
ってことはこの先大阪城と同じ運命ってことじゃん…

144 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/15(日) 07:01
…民主党何やってんの?

145 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/08/15(日) 13:52
137さん>
 読みました。仮に有害図書撲滅サイトが、小林久人(世界日報社販売局次長)=統一協会のお偉いさんによって運営されているのだとすれば、あちらも随分と苦しいなと思います。まあ、北朝鮮拉致問題が出てから、朝鮮人がトップと言うだけで、統一協会の台所事情は相当に苦しいという話は何度も耳にしていますし、自ら偽装してネット活動でもしなければ、信者の集まりも悪いんでしょう。

 それにしても、この人の「日本人の誇りを取り戻せ」は笑わせます。在日系右翼の「日本人」と意味が一緒ですね。朝鮮戦争前後の共産党も同じ事をやっていましたが、朝鮮人が偽装「日本人」になると、必ず民族アイデンティティが持ち出されるところで、「お前のお里は知れてるよ」という感想しか持てません。自ら民族が幻想でしかないことを証明してどうするんだと思います。

141さん>
 おっしゃるとおりで、そこは「笑いどころ」なんですが、宗教団体関係者とそのシンパは本物のサイコなので、こんな簡単な理屈も理解できません。同時に、ジェンダーフリーを性の単一化と誤認しているフェミニストも、これが解らないわけです。

 個人的には、「ペニスの長さが15センチ以下だったらジェンダーフリー」とか「バストの大きさが85センチ以下ならジェンダーフリー」とかにすれば、もっと面白いと思います。男らしさ、女らしさの中に肉体的要素が入らないと思ったら大間違いでしょう。

146 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/08/15(日) 14:42
142さん>
 日本の官僚制度の問題点は「国会議員に罷免権がない」に尽きます。また、上級公務員の出世は互選制ですから、省内部の力関係によって決定されます。このシステムで官僚に「国民に目を向けろ」というのは無理で、官僚は国家上級公務員テストの点数や予算分取りの実績にしか注意を払いません。

 だから、官僚は国民に説明責任無しと増長するのですが、これを変えるためには、どうしても国会議員に公務員の罷免権を付与する必要があります。自分の生活がかかれば、どんなテストエリートでも、ある程度は外部からの話を聞かざるを得なくなるわけです。

 これは日本の会社にも言えることで、株主をこれだけ軽んじる経営陣がのさばる状況は世界的にも珍しいんです。ただし、アメリカの企業もエンロン社が代表的ですが、CEO制度を採択している大企業にこの傾向が見られ始めています。

 とにもかくにも、外部からのチェックを受けない人事システムというのは必ず腐敗します。まだ選挙がある分だけ国会議員の方がマシですが、役人と一緒になって予算分取りに精を出した段階でアウトです。質問主意書の一件も、この流れで理解すべきでしょう。

 個人的には、各省庁の経理システムを統一できるPCソフトを導入すれば、霞ヶ関で6000人の余剰人員が浮くことが試算で解っているのですから、これで浮いた人員を使って質問趣意書に回答する専門員を作ればいいだけだと思います。役人の言い分に耳を貸す必要はないですね。「労働者が可哀相だからリストラしない」という会社経営者の戯言も同様です。こういう甘いことをやってるから、会社も銀行も潰れるんです。国家も一緒でしょう。

147 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/16(月) 15:10
 最近どこのジャンルでもレトロブームでその国・地方独特の文化を見直そうという動きが各種メディアで取り上げられています。個人的には好きですが、たまにどさくさに紛れて変なのが紛れてる気がしますが。

 テレビで昭和30年代がブームだと取り上げていました。駄菓子バーやラーメン横町、昭和の趣を残した観光地、昔のおもちゃなどが取り上げられていました。
 昭和30年代って少年犯罪がめちゃくちゃ多かったはずなんですが。そんなにその時代は良かったんですかねえ。

148 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/16(月) 15:30
つまりは団塊世代が若い頃を懐かしんでるってことでしょうか?

149 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/16(月) 22:55
http://www.toshiken.com/recipe2004/nenpyo.html
http://www.works-i.com/special/newgeneration6.html
 調べたらインスタントラーメンができたりカラーテレビ、オリンピックなどありました。
 昭和30〜40年代は団塊が小学生〜中学生、まさに子供時代の頃。確かにあの頃は良かったと言いたくなるのかも知れません。同世代かやや上あたりが凶悪少年犯罪の主役だったってことですかね。
 気になるのはテレビに映っていた人たちが団塊世代より少々若い人、団塊ジュニアあたりが結構いたことです。

 文化が西洋化して現代の若者には逆に日本文化が珍しく新鮮に見えるという話は数年前の時点で聞いていたので、団塊にとっての懐古、若者にとっては目新しい文化というところなんでしょうか。

 「昔は人情があった」とかそんなまとめ方の番組でした。「やっぱりそうきたか」となんとなく反発心が起きた。

150 名前: 松代 投稿日: 2004/08/16(月) 23:59
>>147-148
色々ワケあって、しばらく掲示板で発言する機会が制限されそうです。
ヒント程度のレスになりますが、ご容赦ください。

昭和30年代ブームに関しては、町田忍氏の活動履歴をたどるようお薦めします。
彼が「単なる変人扱いされずにメディアの興味をひいた理由」について、色々と考えをめぐらせると面白いでしょう。もちろん、町田氏は「ものすごく営業が上手くて、執筆活動も熱心だ」という要素も大きな理由ですが、町田氏が幅広く展開している活動の中でも、なぜ昭和30年代に関するものが特に受けたのかは、まだきちんとした答えが出ていないように思えます。
この辺は、鉄道廃線ブームとか廃墟ブームと絡めて分析したり、丸田祥三&切通理作の腐れ縁コンビに注目したり、大人の生活誌「サライ」や「東京人」の特集をチェックしたり、色々な切り口があるので、チャレンジしてみて欲しいところです。
上手いことまとめて、本の1冊でも書き上げたなら、文化人の仲間入りができそうですよ。

町田忍博物館
http://www.edo.net/machida/
注:町田氏の経歴に絡めた陰謀論禁止!!

151 名前: 松代 投稿日: 2004/08/17(火) 10:57
昭和30年代ブーム関連のネタです。
チョット遠いところから引っ張ってきたので、なんで関連するのかちゃんと説明する必要があるのでしょうが、残念ながら今は時間がありません。
取り敢えず、自分の「脳内で関連している」ことだけ表明して、説明責任は放棄します。
ただ、いくらなんでも自分の「脳内で関連している」事を自明として、他者にも「関連づけるよう求めたり」するつもりは毛頭ないので、訳のわかんないことを言ってると思ったら適当に突っ込むなり流すなりしてください。時間が取れた時に、可能な限りの応対をさせていただきます。

その1

この「ストーリー性」という言葉には注目せざるを得ませんな。
キャラクター性とストーリー性の相違、あるいは類似について、ひとくさり述べたいところですが…

http://www.asahi.com/money/topics/TKY200408060074.html
>商社が「団塊」戦略強化
>西村博夫クオリティーライフ事業室長は「高級感、限定感、ストーリー性が重要」と話す。

その2

手書きにこだわるあたり、既にきな臭いのですが、まとめの言葉は本当にポイントですね。

http://www.asahi.com/offtime/movie/TKY200408100250.html
>アニメの原点は手がきの線 「日本漫画映画の全貌」展
>アニメの製作工程がデジタル化され、CGアニメが隆盛を見せる現在でも、手がきの線の味わいこそアニメの原点であり、魅力の源泉であることに気づかされる。

152 名前: 松代 投稿日: 2004/08/17(火) 11:09
ゴメンナサイ〜
これも貼るだけです〜
ただ、ニワトリとたまごの関係なのか、ヘアヌードが読者に飽きられたことが発端なのかについては、色々な意見があるでしょう。個人的に得た情報に因りますが、ヘアヌード狙いの読者は他の記事や広告に目を通すことが少なく、ヘアヌード写真集の売り上げにも貢献しないため、媒体の波及効果という観点からは「切り捨てられても仕方のない読者層」だと判断します。

http://www.asahi.com/culture/update/0815/002.html
>週刊誌4強、異変アリ 文春トップに、ポストが首位転落
>総合週刊誌の路線と部数に異変が起きている。上位4誌の一つ週刊ポスト(小学館)がヘアヌードをやめ、誌面刷新を試みた背景には部数の減少があった。今年上半期の推定平均実売部数では2位に落ち、11年守った年間1位に黄信号がともっている。代わっての1位は、ヘアヌードに手を出さずにきた週刊文春(文芸春秋)。ポストは雑誌ジャーナリズムの原点へ回帰し、活路を見いだしたい考えだ。しかし、総合週刊誌全体の部数は落ち込みが続く。各誌の関係者は誌面づくりに頭を悩ませている。

おまけ

Macじゃ観れない…
NTT逝ってよし!

http://www.asahi.com/culture/update/0811/004.html
>戦前のニュース映像がネットで検索可能に テレ朝系会社
>戦前の貴重なニュース映画をインターネットで検索し、視聴できるサービスを、テレビ朝日系の番組制作会社「テレビ朝日映像」(東京都港区)が、12日から始める。システムはNTTコミュニケーションズ(千代田区)が開発した。サイト名は「蔵出しニュース映像館」。

153 名前: 392 投稿日: 2004/08/18(水) 03:42
>>151
 団塊でぐぐると、結構団塊をターゲットに商品を企画中なとこ多いみたいです。昭和ブームはいわゆる大人買いの欲求を考慮してるのかなーくらいしか思いつきませんなあ。自分の価値観に合うものには金を惜しまない層ということらしいです。

 町田氏んとこにある薬の広告見ててビスマルクにビビりました。何考えてビスマルクを広告にしたんだろ。ドイツ人としか記憶に残ってないがすごいインパクトだビスマルク。きっと昭和ブームはビスマルクの陰謀です。

 松代さんはマカーだったのか……

154 名前: 松代 投稿日: 2004/08/19(木) 03:45
昭和30年代ブーム関連ということで、貼っておきます。
このままブームが続いてクライムヒーローが登場すればば、ビクトリア朝ロンドンや1920年代シカゴのように、昭和30年代の東京も「やば懐かしい時代」としての商品価値を持つかもしれませんね。

http://www.dentsu.co.jp/trendbox/adnenpyo/index2.html
>「日本の広告費」の補足として企画された広告景気年表は、広告と媒体の動向をはじめ、政治・経済・10大ニュース、世相・時の商品・流行語・ファッションなどの流行現象までさまざまな事象を毎年(暦年)記録した電通のオリジナル年表です。

クライムヒーローと言う意味で考えると、1963(昭和38)年はすさまじい1年だったのですなぁ〜
イギリスでもプロヒューモ事件が起きてるし、狭山事件や「復讐するは我にあり」の元ネタになった 連続強盗殺人事件もこの年だったんですなぁ〜
ケネディ暗殺から草加次郎まで全部くっつければ、かなり面白い陰謀論がでっち上げられるかもね。

http://www.dentsu.co.jp/trendbox/adnenpyo/r1963.htm
>死亡事件・事故相次ぐ−東京で村越吉展ちゃん誘拐事件(3),八丈島で航空機が山に衝突し19人全員死亡(8),沖縄で連絡船が転覆し死者・行方不明112 人(8),東京・池袋で百貨店火事(8),東京の地下鉄で時限爆弾が爆発(草加次郎事件)(9),東海道本線で脱線・衝突事故,死者161 人(鶴見事故)(11),三池三川鉱でガス爆発,死者458 人(11),力道山刺殺される(12),アメリカではケネディ大統領暗殺(11)など。
>'62 年からのニセ札大量使用に対して,伊藤博文の新千円札発行(11)。

155 名前: 松代 投稿日: 2004/08/19(木) 03:52
ジェンダーフリー関連ですが、男女共同参画会議の調査では、この他にも興味ぶかいデータがいくつも明らかにされています。少なくとも、ジェンダーフリーによって少子化が加速するという観方は、この調査によってほぼ完全に否定されましたし、また労働力の確保という観点からもジェンダーフリーによる女性の社会参加が必要であることは明らかにされました。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040817i104.htm
>働く既婚女性多い地域ほど出生率高い…政府調査で判明
>働く既婚女性の割合が高い地域ほど、1人の女性が生涯に産む子供の数も多い――。こんな傾向が、政府の男女共同参画会議の調査で明らかになった。

おまけ
陰謀なのか?
呪いなのか?

まぁ、せいぜい勝手にこじつけてください。

http://www.flix.co.jp/v2/news/N0005264.shtml
>『ブレア・ウィッチ』の撮影監督、飛行機事故で死亡

156 名前: 松代 投稿日: 2004/08/19(木) 04:59
最終戦ですが、1−0で勝ちました。
残念ながら、日本にとっては消化試合だったのですが、スタンドもホームゲームのような盛り上がりで、勝負とは離れたところの一体感が感じられて良かったなと思いマスタ。

それにしても、やっぱり消化試合なのね…

しばらく待ってたけど、ニュースは北島の2冠でうめつくされてしまいまちた…

157 名前: 松代 投稿日: 2004/08/19(木) 05:01
さておき、中国の変な民族主義は、なんだか面白いことになってきましたね。
戦争中の日本の悪事を糾弾することと、日本製品の不買運動がどうして結びつくのか、彼らの脳内は本当に不思議なことになっていますね。少なくとも、自分にはなんでこうなるのか、さぱぁりわかりません。

http://www.asahi.com/international/update/0817/003.html
>中国広東省で反日集会・不買ビラ配布 「終戦の日」に
>終戦記念日の15日、中国広東省深セン市で市民約100人が反日集会を開き、日本製品の不買を呼びかけるビラを配布した。16日付の中国系香港紙文匯報などが伝えた。

取り敢えず、中国政府はサッカー騒動の拡大を望んでいないようなので、その点は良いかなと思います。

http://www.asahi.com/sports/soccer-japan/asia-cup2004/TKY200408090247.html
>中国外務省が遺憾表明 アジア杯決勝の反日行動で
>サッカー・アジアカップの決勝戦で、中国人サポーターが君が代演奏にブーイングを浴びせ、試合終了後には駐北京日本公使2人の乗った大使館車両を壊したことについて、中国外務省の孔泉報道局長は9日、「ごく一部の人の過激行為は我々も見たくなかった」と遺憾の意を示すコメントを発表した。

でまぁ、面白いことになっているのはニホンのサヨク文化人も同様で、ここにねじくれたおもしろさがあります。
というのも、これまでは「中国政府が官製反日運動を煽っても、中国の民衆は日本に親近感を持っている」というのが、中国に優しい文化人にとっての共通認識だったのですけど、今回のサッカー騒動によってその認識が根底から揺らいでしまったのです。
というわけで、流石の朝日系文化人らも中国の民族主義を攻撃しはじめたのですが、ここでポイントになるのは「中国政府の態度がはっきりしてから民族主義批判を始めた」ということと、最初は「中国の民族主義に便乗して靖国批判を展開しようとした」ということです。
こういうわかりやすいことをしていると、またサンケイ系文化人から小馬鹿にされちゃいそうな気がしますね。

http://www.asahi.com/column/funabashi/ja/TKY200408120167.html
>サッカー義和団の乱
>中国の民族主義は恐るべき鬼子を宿しつつあるようだ。何が、それをもたらしたのか。
>冷戦終焉(しゅうえん)で、共産主義体制が瓦解(がかい)した。イデオロギー闘争で敗れた中国共産党は、民族主義を統治のよりどころとした。90年代、愛国主義教育が推し進められた。
>経済発展にともなって貧富の格差が拡大するにつれ、大衆の不満を政府に向かわせず、外国に逸(そ)らすガス抜き政治とガス抜き外交が時に進められた。インターネットの進展によって、日本と台湾は叩(たた)き放題という“ガス抜き室”がお目見えした。
>市場経済の拡大とともに商業メディアが登場したが、政治批判は依然、御法度だ。その代わり、スポーツ、芸能、社会ではある程度、好きなことを書かせる権力とメディアの間の一種の“裏取引”が生まれた。
>中国の排外的民族主義は主に反日の形を取る。
>反日ならお目こぼしだと大衆は感じている。実際、中国指導部が反日にどう臨もうとしているのか分かりにくい。指導部内が割れているようにも見える。
>「中国では、『歴史は召使のようなもの、どんな装いも主人のお気に召すまま』という言葉がある。四人組の歴史改変などがその典型だ」

ちなみに、サンケイはなぜか韓国保守層と相性がいいので、中国&朝日タッグ対韓国&サンケイタッグの戦いへ発展するかもしれませんね。

http://www.asahi.com/sports/soccer-japan/TKY200408110187.html
>サッカー日中戦、韓国「日本評価」 後日談に関心
>北京で行われたサッカー・アジアカップ決勝戦の日本対中国で一部の中国人サポーターが暴れた事件は、サッカーが国技とされる韓国でも大きく報道された。ただ、関心はむしろ後日談に集まっており、中国に抗議した日本側に北京市公安局が謝罪したことについて「日本の外交攻勢は効果があった」(朝鮮日報)と、日本の外交力を評価する見方が目立っている。

おまけ
それにしても、3点目が入って勝敗の行方がはっきりした段階でぞろぞろ帰っちゃった観客をつかまえて、選手と観客の一体感があったとか、そういう寝言をほざく人がいたことには、心の底からびっくりしたよ。あんなんでも選手との一体感を感じられたというのなら、今日の最終予選に集まった日本人サポーターなんか、気持ちはピッチ上にあるどころか、自宅まで選手とともにあるわけだな。

158 名前: 392 投稿日: 2004/08/21(土) 01:37
>>155
このニュース見た時、絶対誰か貼るだろうなーと思いました。
意外とまともな調査してたんですね政府。
関東は既婚女性あまり働かないのかな?
九州とか意外と男尊女卑っぽそうな地域が高いのも意外でした。
中国は田舎のわりに子供多し。

159 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/21(土) 08:26
>>155>>158

あくまで直感ですが、

ジェンダーフリーが進んでいる=出生率が高い、

ということではなく、

子どものが数が多い=働かなくちゃ食っていけない

だとおもうのですが。

160 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/21(土) 09:56
>>159
記事を見る限り、この調査からはジェンダーフリーが労働力率と出生率にどう関係しているか分かりません。
けれども、ジェンダーフリーとは無関係に労働力率と出生率が正の相関があるのは分かります。

ですから、
>子どものが数が多い=働かなくちゃ食っていけない
という可能性も否定できません。

ただ、アンチ・ジェンダーフリー論者によると、因果関係は別として、
ジェンダーフリーと少子化と女性の労働はセットになって現れてくる筈ですが、
そうした見方は今回の調査によって否定されたといえるでしょう。

もっとも正式の調査報告を見ないと何とも言えませんけど。

161 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/22(日) 14:21
久々の児ポ法関係のニュース。
8月22日の赤旗より。
http://ahiru2.zive.net/joyful/img/2993.jpgより

(現在の法規制の対象が実写だけに限定されていることに触れて)
アニメ・パソコンゲームなどのポルノは〜内容が、性犯罪の引き金となっているので
(アニメやゲームも)処罰の対象とするべきであるとの共産党の吉川春子議員の見解を示しています。

かの宮元潤子が相当プッシュをかけている模様。
しかし今度はエロマンガ・エロゲーが児童買春の引き金になるから規制をですか、
いいかげんしつこいオバハンだなあ…。

162 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/22(日) 15:00
坂井隆之キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

163 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/22(日) 16:03
いのうえせつこもいるし実に香ばしい面子ですな。

164 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/08/23(月) 03:43
161さん>
 情報に感謝します。新聞記事を読みましたが、アメリカの性表現規制とまったく同じ構造であることを再確認しました。つまり、原理的宗教団体と左翼系フェミニズムの合体です。ECPATの宮本潤子は熱心なキリスト教信者のはずなのに、何故宗教を否定する共産主義にコミットするのでしょうか? 「十字架の看板を外せばOK」という発想があるとしか思えません。日本では歴史的経緯からキリスト教を社会がそれほど受容してくれない、という事実をよく解っているんでしょう。悪質としか言いようがないですね。

165 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/23(月) 21:12
CIAを3分割…米上院情報特別委員長が改革案を準備

 【ワシントン支局】米上院情報特別委員会のパット・ロバーツ委員長(共和党)は22日、米CBSテレビの番組で、中央情報局(CIA)を事実上、3つに解体するなど情報機関の抜本的な改革を目指す法案を準備していることを明らかにした。

 米紙ワシントン・ポストなどによると、法案では、CIAや国防総省管轄の国家安全保障局(NSA)などを、新設する国家情報長官の権限下に置く。同長官は年間400億ドル(約4兆4000億円)の情報関連予算を一元的に管理し、すべての情報機関を統括することを目指す。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040823-00000204-yom-int

166 名前: 松代 投稿日: 2004/08/24(火) 00:04
なんちゅうか、まっとうな判断でよろしいのですが、ニホンの司法判断にも影響を及ぼしたりするのでしょうかね?
法律分野以外でも、著作権をめぐる論議はどんどん深まっていますね。既に、著作権という概念をどう解釈するかが、市民的自由を確保するうえで大きな論点となっているのですが、自分も含めて基礎的な情報の共有すらままならないという、極めて危機的かつお寒い情況にあるのは本当にまずいことです。

http://www.asahi.com/tech/asahinews/TKY200408200356.html
>ファイル交換、ソフト提供会社に責任なし 米高裁判断

http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/20040820103.html
>控訴裁判所「P2Pファイル交換サービスは合法」と裁定
>連邦控訴裁判所は19日(米国時間)、ピアツーピア・ファイル交換サービスの『モーフィアス』(Morpheus)と『グロックスター』(Grokster)は合法だとの判断を下した。
>こうしたサービスはユーザーの著作権侵害の責任を問われるべきだとして、ピアツーピア・ネットワークの運営企業を訴えていたレコード会社と映画スタジオにとって、この決定は大きな痛手となった。

http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/culture/story/20011130204.html
>「著作権至上主義は文化の衰退をもたらす」

http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/culture/story/20030925208.html
>「ヒトラーを褒め称えた古い雑誌記事」のウェブログ掲載で著作権論議

http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/culture/story/20040730205.html
>ブッシュ対ケリーの喧嘩を描く大人気パロディー作品に、思わぬ落とし穴

http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/culture/story/20040625202.html
>ジェフ・トゥイーディー氏が率いるオルタナティブ・カントリー・バンドのウィルコ(写真)が2002年にリリースしたアルバム『ヤンキー・ホテル・フォックストロット』は、評論家やファンから絶賛された。しかし彼らをスターダムにのし上げたこのアルバムで使用したサンプリング音に著作権の問題があるとして、次のアルバムがリリースされたばかりのこの時期に、トゥイーディー氏はイギリスの小さなレコード会社に何万ドルも支払うことになった。
>ロンドンにあるアーディアル・ディスクス社は1998年、いわゆる「乱数放送」──アルファベットや数字を延々と読み上げる謎の短波放送で、世界各国の情報機関が流しているスパイ放送だといわれる──の録音音声を集めた4枚組のCDを発売した。このCDの1枚目で、女性──イスラエルのモサドの諜報員とも噂される──が聴き取りにくいアクセントで「ヤンキー……ホテル……フォックストロット」という3つの単語をひたすら繰り返す。

167 名前: 松代 投稿日: 2004/08/24(火) 00:06
いい意味でも「悪い意味」でも、すごく面白そうなゲームです。移植して欲しいけど、固有名詞の変更とか、そういう「無粋なマネ」は絶対にして欲しくないっすね。

http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/20040823202.html
>ゲームレビュー:Xbox用アクションRPG『Sudeki』
>表面的なところに加え、Sudekiはまた、プレイ上の構成を『ファイナルファンタジー』やその後継シリーズから取ってきており、ストーリーに沿って直線的に冒険が展開される。キャラクターたちも、お決まりのRPGから抜け出してきたような顔ぶれ――悲劇的な過去を持つ威勢のよい若い兵士、生意気で手におえない魔法使いの王女、ほとんど裸に近い恰好をした勇猛な女戦士、眼鏡をかけた科学者(スクリーンショット)――となっている。彼らは帝国に仕えているが、この帝国はなんと――お約束の展開だが――崩壊しているのだ。
>またSudekiの脚本家たちは、ゲームのなかの位置付けにかかわらずそれぞれのキャラクター全員に、個別の名前を授けようとしたため、情けない結果になっている。メインキャラクターの名前に『ブキ(スクリーンショット)』や『テツ』といった、外国人が日本語クラスの1年目で学ぶような単語が充てられているほか(「武器」「鉄」では、とても深い象徴的意味があるとは思えない)、残りも中学2年生がトールキンを気取って『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のキャラクターに初めて命名しそうな名前ばかりだ。
>Sudekiのケース前面には、『娯楽ソフトウェア評価委員会』(ESRB)による、17歳以上の「大人向け」を示す『M』という評価が付いているが、これほど未熟なゲームなだけに、いく分皮肉なことではある。大人向けという評価を受けた理由は何だったのだろう? 卑猥なジョークが連発される脚本だろうか。女性キャラクターの恥ずかしいほど淫らな衣装(スクリーンショット)、あるいは断末魔の苦しみにあえぐ敵から噴き出す真っ赤な血だろうか? 結局のところ、Sudekiはゲームとして根本的に成長が必要だ。Sudekiの開発者たちは、日本製RPGの外見を模倣したものの、こうしたゲームを価値あるものにするはずのゲームプレイにおけるバランスを取り込めなかったのだ。

http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/20040823201.html
>大統領選の参謀になるシミュレーションゲーム『Political Machine』レビュー
>少なくとも、筆者が初めて選挙戦シミュレーションゲーム『Political Machine』に挑戦したときのシナリオはこうだった。新発売されたこのゲームで、プレイヤーは実在または架空の大統領候補(スクリーンショット)のキャンペーン責任者になる。そして選挙戦開始当初から投票日当日まで、トーク番組への出演(スクリーンショット)、広告スペースの購入、演説などを通じて、担当する大統領候補を当選へと導くのが任務だ。

おまけ
皆さんもご存じのことと思いますが、FCソフトに「アメリカ大統領選挙」ってのがありましたね。でもって、それをこしらえた「ヘクト」というメーカーは、他にも「将軍」とか「麻雀倶楽部永田町」とか、そう言うカルトなゲームを世にトーテいましたっけ…
実は、3種ともクリアしたことがあります。
それぞれ7〜8回ずつ…
もしかしたら、ヘクトファンだったのかもしれない。

拾ったコラム:ヘクトという存在
http://www.h4.dion.ne.jp/~kissy-hp/hector.htm

168 名前: 松代 投稿日: 2004/08/24(火) 00:07
>>158-160
男女共同参画会議の調査報告書は、厚さ2〜3センチはあろうかという代物で、さらに付録が2冊かそこいらあるという力作でした。というワケで、データを自分なりに消化するなんてまだまだ先で、全体に目を通すのさえいつになるのかわからないといった有り様なのですが、それでもピックアップしたデータの多くは真面目に調査されたように思え、アンチジェンダーフリーの立場から調査の内容を否定するのはひどく面倒なことだろうと推測します。

さておき、問題となった女性の労働参加と出生率の関連については、概ね>>160氏がまとめたとおりです。
つまり、基本的には「ジェンダーフリーによって少子化が加速するという観方を【否定】する」データといえ、関連性を具体的に検証するためには「世代別の労働参加実体」や、あるいは「所得と出生率との関連」を押さえなければなりません。

もし、単純に「子どものが数が多い=働かなくちゃ食っていけない」だけの問題であるならば、児童手当の大幅な増額という解決策が有効だとも考えられるでしょうが、あらかじめ収入を計算したうえで計画的に出産しているのか、あるいは「無計画な出産の結果」として「労働を余儀なくされているのか」という問題もあり、なかなか難しい要素をはらんでいるといえますね。

ちなみに、やみくもに児童手当をばらまいたところで、育児コストのインフレによって相殺されてしまう可能性が高く、最低でも「育児環境の整備」と並行して行わないと、単なる税金の無駄づかいに終わってしまうのではないかと、個人的には感じています。

169 名前: 松代 投稿日: 2004/08/24(火) 00:08
>>161
遅くなりましたが、情報提供に感謝します。
この板では何度も繰返し指摘していることですが、共産党は「規制推進派に近い」存在であり、特にジポ法関連では「規制推進派にシンパシーを感じている」のは間違いありません。

自分は共産党の政治力にこれっぽっちも期待していませんが、かといって規制推進派の活動を放置しておくわけにもいかないでしょう。グリーントライアングルとしてはジポ法に関連する活動を休止していますが、個々人が抗議なり反対意見なりを送るのは意味があると考えます。

ただし、共産党においては個々の議員ではなく、党中央の意向が最優先されるため、意見を送るのであれば赤旗の編集部や、党本部宛てにすべきだろうと判断します。

ジポ法に詳しい奥村弁護士のブログには、反対意見の材料がたくさん掲載されていますから、上手く利用して説得力のある反対意見を構築するのが良いと思います。

個人的な意見として、共産党が表現規制反対活動に好意を示すとか、ましてや積極的に力を貸すとは全然思えないし、また「共産党が活動に参加するのは弊害が大きい」とさえ考えますが、それでも「いたずらに敵を増やすのはよろしくない」という主張には説得力を感じます。

取り敢えず、ジポ法を始めとする表現規制問題については、中立的な立場を保っていただくよう、意見を送るのが良いだろうと思います。

あえて古い話を蒸し返すならば、いわゆる「チャタレイ裁判」をはじめとする1950年代初めの猥褻表現規制に対しても、共産党は穏当にいってかなり冷淡であり、特にカストリ雑誌に対しては「自業自得」と言わんばかりの対応だったとする者さえいます。また、1960年代の東映争議においては、組合側が「エロ・グロ・ヤクザ映画絶対反対」を掲げて、表現規制のお先棒を担ぐといった体たらくでしたから、今回の件についてもさほどの驚きは感じません。

鳥山さんの表現を借りるなら、さっさと左翼の森へ帰っていただきたいところですね。

170 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/08/24(火) 11:20
165さん>
 CIAは前身のOSS時代からFBIとの権力闘争に敗れ、任務を敵地でのサボタージュ活動に限定されたトンデモ諜報組織なので、さっさと解体しようという案があるのは当然だと思います。つまり、後背地域でのゲリラ戦と諜報活動は絶対に両立し得ない任務で、これを一緒にやろうとして失敗するのがCIAの伝統です。

 日本では旧軍内部の大アジア主義者とヤクザ、つまり被差別部落出身者と在日朝鮮人、中国人に資金援助をすることで政治を滅茶苦茶にしましたし、イタリアでもシシリア系マフィアに金を渡して同じミスをしています。ベトナムでもベトナム人と対立する山岳少数民族、キリスト教徒と組んで国政を悪化させています。

 こうした社会的マイノリティを援助しても、政治的にも諜報戦的にも何も良いことはないんです。残酷な話ですが、彼らには社会的なメインストリームになる可能性がないし、なったらその社会が滅茶苦茶になるからです。これは韓国の事例を見れば明らかで、弱小氏族がCIAの援助を受けて政権を握ると、必ず前任者の大統領を追訴、最悪の場合は殺害しています。

 中東でも同様で、ビン・ラディンのようなイスラム原理主義者や、その反対にフセインのような反宗教独裁者を支援していましたが、結果はごらんの通りです。一見すると弱者の味方をしているように見えますが、単にその国の差別構造を強化させているだけなんです。アメリカもこの組織を野放しにしておくと、他国との信頼関係が地に墜ちる、という事実にそろそろ気付くべきでは?

171 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/24(火) 13:36
>任務を敵地でのサボタージュ活動に限定されたトンデモ諜報組織
であるならば、
>社会的マイノリティを援助して
>その社会が滅茶苦茶になる
のは、本来の任務に忠実で、キチンと仕事してる結果と言えるんでは?
当然、
>他国との信頼関係が地に墜ちる
だろうからまさに「トンデモ諜報組織」なわけですが。
つまり存在そのものがダメのダメダメなんですね。はぁ。
いやがらせ専門機関を持ってる国って…どう考えてもイヤだよねえ。
しかもそれが一番でっかい国ってんだからイヤさも一番でっかいわけで…

172 名前: 松代 投稿日: 2004/08/24(火) 23:29
ボビーが再び現れる日を信じていた少年も、今はいい大人なのでしょうけど、こんな騒動に発展するとは、なんとも世知辛いというかなんというか、それこそ大人げない感じがしてなりませんな。
そっとしといてやればいいのにねぇ〜

http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD10763/
>ボビー・フィッシャーを探して(1993)

http://www.asahi.com/national/update/0824/027.html
>元チェス王者に退去強制令 救う会が執行停止求め抗告中

http://www.asahi.com/national/update/0819/025.html
>拘束されたチェス元世界王者、日本人と結婚へ
>無効旅券で出国しようとしたとして入国管理法違反容疑で先月、東京入管成田空港支局に拘束されたチェスの元世界王者ボビー・フィッシャーさん(61)と、日本チェス協会の渡井美代子事務局長(59)との婚姻手続きが進んでいることを19日、「フィッシャーさんを救う会」が明らかにした。
>日本外国特派員協会で記者会見した同会によると、2人は、フィッシャーさんが世界チャンピオンになった72年の翌年に日本で出会い、00年2月からは渡井さんの自宅で一緒に暮らしながら旅行などをしていた。

173 名前: 松代 投稿日: 2004/08/24(火) 23:31
オタクさんが大喜びしそうなニュースですね。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0408/24/news054.html?nc20
>「もはやニッチではない」オタク市場はデジカメ超える2900億円
>「コミック」は「同人誌」。野村総研の調査はライトユーザーを排除し、あくまでオタクにフォーカス。消費リーダーとしてのオタクのビジネス価値を積極的に評価する。
>野村総合研究所(NRI)は8月24日、国内のいわゆる「オタク」層の市場規模が約2900億円に上るとする調査結果をまとめた。これはデジタルカメラの国内市場規模を上回る。「市場に対する影響力と消費規模はもはやニッチとは言えなくなっている」。新商品のテストマーケティング対象としての役割など、オタク層のビジネス的価値は大きいと見ている。

http://www.asahi.com/business/update/0824/047.html
>「オタク」市場、規模は2600億円 野村総研が推計

朝日とitmediaで推計値が異なっているのは、自作PCマニアを含めるか否かの違いで、基本的な部分は同じです。
自分は、表現規制反対活動において、オタクの経済効果を根拠とする主張を展開しても意味がないという立場を取っているので、そういう観点からの考察はしません。反対に、経済効果を根拠とする主張を否定するようなネタや、統計の精度に関する漠然とした疑問についても、この場では言及しません。ただ、こういう推計が出ることによって、オタク業界に対する投資が活性化するなら、それは非常に意味があることだといえます。

問題は、投資の「質」と量ですが、それはまた別の話ですね。

それにしても、オタク市場の規模が映画の興行収入やレコード売り上げを越えるとは、なんとも豪快な話です(映画やレコードとはかぶっている部分もあるから、金額の差はより開くでしょう)。ともあれ、投資を引き寄せるなり、規制反対活動に使うなり、こういうニュースは上手に活用したいところですね。

参考
http://www.dentsu.co.jp/trendbox/adnenpyo/r2003.htm
2003年のレコード売り上げ
>総売上金額は2,363億4千万円で昨年より21.3%ダウン、総売上枚数は1億0,995万1千枚。シングルは3年連続の減少となりアルバムも2ケタの落ち込みとなる。ミリオンセラーはシングルが1作、アルバムは7作となり、昨年同様に深刻な低迷が続いた。

2003年の映画観客動員数と売り上げ
>年間入場者は1億6,234万人で前年比101.0%、158万人の増加となり15年ぶりに1億6,000万人の大台を回復した。映画館数は2002年より46館増え、2,681館で10年連続の増加となる。
>興行収入は2,032億円で、前年比103.3%であった。この結果は夏休み興行作品のヒットにより日本映画史上最高の記録となる。

2003年の書籍売り上げ
>出版業界は7年連続のマイナス成長。販売額は前年比3.6%減の22,278億円。販売金額で書籍はまたマイナスとなり、雑誌も6年連続のマイナス。

おまけ
http://www.asahi.com/business/update/0824/107.html
>法人所得、ドコモが2位に躍進 首位はトヨタ

記事ではオタクの市場規模がデジカメの市場規模を越えたとしていますが、デジカメ業界は「所得金額」だけでオタクの市場規模を越えるような(キヤノンの法人所得は2911億円)メーカーが背後に控えていますから、やはり基礎体力の差は歴然としていますね。オタクさんが主張するような「将来の基幹産業化」を現実のものとするためには、巨大企業の育成を含めた、中長期的ビジョンが必要なのでしょう。
ただ、やみくもに経済規模の拡大を追い求めることが、本当によいことなのかどうかという論点についても、もっと深く議論しなければならないのは間違いありませんね。

176 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/08/25(水) 10:38
171さん>
 アメリカは伝統的にヒューミント(人間を使ったスパイ)に弱く、これは日本も同様です。そこで高性能カメラ、盗聴器を使おうという発想になるんですが、そこから得られたデータの分析、統合には人間の判断力が必要だということをすぐに忘れます。そこでCIAのような『弱者に優しい』スパイ組織の伝統が残ってしまうんですね。

 ベトナム独立戦争初期に、CIAは何とホー・チミン(共産党)を支持していました。戦争の中後期にはカソリックを支持しています。これではベトナム人の大部分を占める仏教徒の支持を得ることはまず無理です。また、東欧や南米ではファシストグループ(鉄衛団やBRCA)に便宜を図っています。つまり、政治信条は関係ナシです。

 しかし、CIAから武器や資金の供給を受けたマイノリティグループが最初にやることは内部粛正で、まず諜報活動は行いません。これでは、混乱が生じるだけで何も正確な情報を得られないわけです。

 そして、日本のヤクザ問題は部落差別と在日朝鮮人差別の別称でしかありません。こうしたグループに所属する人間は社会的な差別を受けており、まともな就職口を探すのも難しい状況ですから、クランを形成して自衛をするしかありません。また、クランのリーダーは外部と交渉して仕事の口を探すしかなく、結果として手配師を兼ねることになります。これが近代ヤクザの原型で、この構図はヨーロッパのシシリア人、アメリカのシシリア人、ユダヤ人、アイルランド人とまったく同じです。

 ただし、日本は東西で部落差別に関する温度差があり、東日本ではこの問題は解消しつつありますから、ヤクザは主に西日本優勢で、東日本の右翼やヤクザ構成員には在日朝鮮人の占める割合が異常に高いという事態を招きます。同時に、ヤクザ内の部落グループと朝鮮人グループは共存しつつも対立する構図を残しているために、特に西日本のヤクザグループは、内部抗争があると2つに別れて叩き合いをする場合があります。

 日本最大の暴力団と言われる山口組の内部抗争の底流がこれで、安原人脈と地道人脈の対立、一和会の分裂などを見ると、部落派と朝鮮人派に比較的綺麗に分かれているので驚きます。そして、抗争にはたいがい部落派が勝利しています。これは、行政が間接的に部落派を支持しているためで、具体的には部落解放運動に投下された税金が組織まで回っているんですね。

 一方の朝鮮人グループにはこうした資金源が乏しいので、CIAとか自民党辺りの怪しい金に群がって政治的傾向を強めていくことになります。同時に、差別問題が解消されるとヤクザの人的プールは枯渇しますから、西日本側では構成員の高齢化が進んでしまうわけです。いずれにせよ、差別が無くなればヤクザも普通の人に成らざるを得ません。犯罪組織が何故社会に存在しうるのか、という問題を皆でよく認識するしかないでしょう。

177 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/25(水) 10:48
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/siryo/ka13-1-1.pdf
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/siryo/ka13-1-2.pdf
(トップ)http://www.gender.go.jp/

これって既に鈴木宗男みたいなやつの食い物になってないのかな?
予算規模でかすぎと思うのですが。

178 名前: 松代@管理 投稿日: 2004/08/25(水) 12:21
投稿174は投稿者の求めに応じて削除しました。
投稿175は管理権限を発動し、管理人がより適切と判断したスレッドへ移動しました。

179 名前: 松代 投稿日: 2004/08/25(水) 12:30
>>177
予算配分の内訳をきっちり検討しないと、軽々しいことは言えませんよ。
また、真面目に社会学的な調査研究を行うのであれば、かなりの予算を投入しなければならないという事情もあります。逆に言えば、調査研究と称して予算を確保しながら「人員も金額も押さえ気味」の方が、名目だけの調査となる可能性が高いのです。
NGOやNPOに金が流れるというのなら、どうしても「賭博性」が生じるものだし、金の流れを「きちんと追跡する」という条件が満たされれば、ある程度はやむをえないと思いますけど、さてどうなることでしょう。

た だ し

いわゆる「箱物」とか、上層部にやたら高額な人件費が流れているとか、そういうわかりやすい項目があれば、話は全く変わってきます。
既に「女性センター」とか、そういう系統の箱物は各自治体が「維持費をねん出するのに苦労するほど」保有しており、国がさらに建設する意味はほとんどありません。

180 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/25(水) 15:08
日本小児科学会が臓器移植の同意年齢を現行の15歳以上から12歳以上に引き下げる提案をしている模様。
乳幼児期のTV視聴の問題といい、なんだかきな臭い動きです。
彼らが本当に子供のためを思っているとは、どうしても感じられない。
こうした提言を行うのであれば、同時に性交同意年齢の問題も言及しなければならないはず。
臓器移植への同意を認めることとは、自らの死に対する責任を認めるということです。
一方、性交への同意とは、自らが生み出した生への責任に対するものです。
この二つは本来等価であったはずです。
どちらも安易に引き下げを検討してよいものではありません。
生と死への責任は、人の最も重い責任なのですから。
ぶっちゃけ、お前ら臓器移植したいだけちゃうんかと。

181 名前: 松代 投稿日: 2004/08/26(木) 12:20
CIAといえばMI6?
まぁ、イギリスも変な陰謀が大好きなのは変りませんが、迷惑なことに変わりはないですね。
そういやぁ、同じイギリスのジェフリー・アーチャーも、やはりアフリカでクーデター計画を支援して、同じように逮捕されていますね。ワイルド・ギースは名作だし、映画もだいすきだけど、こういうのはフィクションの世界だけにしておいて欲しいものですなぁ。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040825i212.htm
>サッチャー元英首相の息子、クーデター計画関与で逮捕
>石油やダイヤモンドなどの資源を巡る紛争が続くアフリカでは、南アの元軍人を各国政府や反政府勢力が事実上の傭兵(ようへい)として雇用するケースが後を絶たないが、サッチャー氏はこうした違法な計画を資金面で支援した疑いが持たれている。

182 名前: 松代 投稿日: 2004/08/26(木) 12:29
ブッシュ政権は「経済のために戦争を起こした」とされているのですが、なぜかブッシュ政権の経済政策は厳しく批判されてばかりいます。身内の経済閣僚も逃げだしているし、財界にも不満を持つ人々が少なくないとされています。
ブッシュ政権が「経済のために戦争を起こした」という指摘が何処から来たのか、最近はその点についての疑惑を深めています。

http://www.asahi.com/international/update/0826/002.html
>ノーベル賞の経済学者「ブッシュ政策NO」 米大統領選
>ノーベル賞を受賞した米国の経済学者10人が25日、ブッシュ政権の経済政策を「向こう見ずで極端だ」と批判し、大統領選で民主党のケリー候補を支持すると宣言する公開書簡を公表した。

http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&no=6428
>成功する政府 失敗する政府
>アミハイ グレーザー/ローレンス・S. ローゼンバーグ [著]
>井堀利宏:土居丈朗:寺井公子[訳]
>出版社:岩波書店
>価格:3,990円(税込)
>年金制度の改革や郵便局民営化などの政策的選択は政治家の決意や約束だけでその実効性が保証されるわけではなく、経済的要因によってもその効果が左右されるだろう。
>たとえば、政府は改正年金制度が長期に維持可能だと主張するが、その信頼性はいかに担保されるか(信頼性)。人々が改正制度によって将来の生活は十分保証されないと考え、私的貯蓄を増やすと、生産性ひいては保険料収入にどう影響するか(合理的予想)。保険料不払いという群れ現象(クラウディング・イン)の結果は何か。現行制度に代わる長期維持可能な制度がほかにも存在するのでないか(複数均衡の問題)。

183 名前: 松代 投稿日: 2004/08/26(木) 12:40
昭和30年代&キャラクター商売がらみということで〜
それにしても、昭和30年代のこどもたちは、たかが「ワッペン」で「心がゆがんでしまう」とみなされるほどのパープリンだったようですね。現代に生きる我々にしてみれば、ゆがんでしまうと心配した教育関係者の方が、よほどくるくるパーにみえてなりません。

http://www.be.asahi.com/20040821/W24/0009.html
>ワッペンブーム いけいけどんどんで収集
>狂騒ぶりは64年4月19日付本紙社会面にも載った。愛知県岡崎市教委は「こどもたちの心をゆがめる」と、学校への持ち込みを禁止した。先生は「買えないこどもたちが、盗みをしなければいいが」と心配していた。
>でも、爆発的なブームは国際化ではなく、脇役だったはずのキャラクターのおかげだった。当時テレビアニメが始まったばかりの鉄人28号だ。

おまけ
どうでもいいことですが、最近の中国ではやけに「裸体芸術」が盛んで、人民日報などでも「ボディペインティング関連のイベント」が、だいたい月に1回のペースで紹介されているほどです。裸体芸術の雑誌も登場して、案の定というか何というか、日本人カメラマンが中国人モデルを搾取した話が取り上げられていたりして、本当だったら許せないしウソならもっと許せないと二重に憤慨したりもしていますが、ヌーディストビーチに関する議論は抱腹絶倒ものでした。
だいたい、基本的な思考過程にものすごい飛躍というか、矛盾というか、不合理ななにかを感じてしまうのは、自分だけでしょうか?
それに、男女別々のヌーディストビーチなんて、裸体原理主義的にも意味ないからだめだろう。

http://www.asahi.com/international/update/0823/011.html
>中国初の「ヌーディスト遊泳場」、猛抗議で白紙に
>地元紙によると、論議の舞台は狼牙灘という川岸。その地域の環境や景観を維持する管理事務所の職員が、全裸で泳ぐ女子学生を目撃、「注意するにも近づけず、困惑した」。その話を聞いた同事務所では、禁止するのではなく、大胆に発想を転換して、厳格に管理するヌーディスト遊泳場を作ることにした。男女を分け、お互いに見えない専用区域を設け、看板も用意した。
>だが、地元から「風紀が乱れる」「裸を利用した商売だ」と激しい反対が出て、開設は見送られた。知識人から「裸で泳ぐことは別に異常ではない」と擁護する意見も出て、議論が続いている。

184 名前: 松代 投稿日: 2004/08/26(木) 12:54
>>180
鳥山さんが精神病の投薬治療関連で触れていましたが、医者の中には患者の要求よりも「自己の医学的信念」を優先させる人間がいるので、特に現場から離れて研究や言論活動を熱心に行う連中の言動には注意しなければなりません。
臓器移植関連の論議に関しても、そういう胡散臭さがつきまとうのは事実です。
ただ、悪質なことに医者は患者を人質に取っているも同然なので、外部からはなかなか批判し辛いという問題があります。あくまでも自分自身の経験や印象から、小児科医療には胡散臭いものを感じ続けていました。小児科医の中でも、特にアトピーやぜんそく、アレルギー疾患といった、慢性的で癒りにくく、かつ原因が特定し辛い疾病を好んで扱う連中に、電波医者や薬品業者がたくさんいると思っていたのですが、小児科と移植医療が合体すると、どうやら大変なことになってしまうようですね。

また小児科医の中には、ACTSのように児童保護を口実とした「反性教育キャンペーン」を展開する輩もいるし、とにかく香ばしさに満ちあふれています。

要注意ですな。

186 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/26(木) 17:51
オカルト学生が増えそうな悪寒

>「つくる会」教科書 中高一貫校で採択 東京都教委
> 東京都教育委員会は二十六日午前の定例会で、来年度開校する東京都立初の中高一貫校「白鴎高校」の付属中学校で使う教科書について協議し、歴史教科書は「新しい歴史教科書をつくる会」メンバーが執筆に加わった扶桑社の教科書を採択した。来年には、他の公立中学校で使われる教科書の採択が全国で行われることになっており、都の採択が影響を与えそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040826-00000026-san-soci

187 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/26(木) 19:52
深刻化する中高年犯罪?

>小国の犯罪率、一人で押し上げ?−−器物損壊容疑、再逮捕のパンク男 /山形

> ◇事件の半数、関与か−−1〜7月、県内2番目
> 町の犯罪率を一人で押し上げ?――。千枚通しを使用し、車のタイヤをパンクさせたとして23日に器物損壊容疑で再逮捕された小国町兵庫舘、ダンプ運転手、渡部哲治容疑者(55)が、他にも同様の手口による事件を起こしたと認めていることが25日、分かった。同町は、犯罪率が1〜7月で山形市に次ぐ県内2番目の高さだが、同期間にあった刑法犯の認知件数70件の半分がタイヤをパンクさせる事案。小国署では、その多くで渡部容疑者が関係した疑いがあるとみて追及している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040826-00000112-mailo-l06

188 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/26(木) 20:46
>>173
>オタクさんが大喜びしそうなニュースですね。
オタクさんって屈折してるからなあ。
「諸君はもはや主流なんだ!」なあんて言われても素直に喜んだりしないと思う。
ある種の選民意識が強い人も多いしね。

189 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/26(木) 23:25
破産出版社からの流出原稿販売、まんだらけに賠償命令 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/entertainment/comic_animation.html?d=26yomiuri20040826i513&cat=35&typ=t
しらん間に裁判してたのね。。

ついでに。
<声の使用料訴訟>声優側が2審も勝訴 東京高裁 (毎日新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/entertainment/comic_animation.html?d=25mainichiF0826m042&cat=2&typ=t

190 名前: 松代@管理 投稿日: 2004/08/27(金) 00:55
投稿185は、投稿175と同じ話題を扱っていました。
そのため、投稿175と同様に管理権限を発動し、管理人がより適切と判断したスレッドへ移動しました。

よろしくお願いします。

191 名前: 松代 投稿日: 2004/08/27(金) 02:08
>>186
教科書もオカルトなら、教える教員もオカルトというのが教育現場の偽らざる実体です。
左がかった教科書の左巻き教員というのも、保守派教員と同じぐらい迷惑な存在だったのは確かですけど…
個人的な意見ですが、歴史学や社会学という分野においては、教員が権威主義的に生徒を指導するという情況が改まらない限り、教科書がいくらよくても電波を量産するばかりだし、反対に教科書が全くだめでも「これ以上は悪くならない」と考えます。教科書から離れて、生徒個人が「独自の視点で資料の取捨選択を行い、資料を検討する能力を身につけさせる」教育を施さないのであれば、歴史教育なんかは「単に年号暗記能力育成コース」にしかならないのですから、それほど大騒ぎすることはないんじゃないかな?

>>187
余罪追求をおろそかにしておきながら、検挙率が下がったと宣伝する警察の姿が、また浮き彫りになったと思います。
しかも、こういう微罪も「統計上は1件」ですからね。もちろん、この種の「迷惑行為を繰り返す」ということは、やはり「重大事犯の前兆」と言えるワケで、軽々しく扱ってもらっても困るのですが、統計上のマジックは困りますよ。

そういえば、こういう事件もありましたね。

http://www.nikkansports.com/osaka/wak/wak-21-sk02.html
> 神戸 警備員が成績上げるため高校生にやらせ万引

192 名前: 松代 投稿日: 2004/08/27(金) 02:14
>>188
>「諸君はもはや主流なんだ!」なあんて言われても素直に喜んだりしないと思う。
カマヤンさんが大喜びでオタクちゃんねるに貼ってたから、それだけでもぅ十分おなかいっぱいですよぉ〜〜〜〜んだ。

とまぁ、冗談はさておき、おっしゃる通りだと思いますよ。
個人的には、帽子&ごみアサリのコンビがこのニュースに食いつくかどうか、食いついたらどういう反応を示すかが、まぁ旧世代オタクの反応を推測する手がかりになるとは思います。もちろん、食いついた時の反応は想像できていますけどね。

>>189
まんだらけの社長さんですから、下手すると最高裁まで引っ張るような(民事訴訟は高裁までだったっけ?)、そんな気がしてならないのですけど、なにはともあれよかったっすね。しかし、今回の裁判をきっかけに、まんだらけの評価がすっかり地に堕ちたと思っているのは、自分だけなのでしょうか?

193 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/27(金) 19:25
>小学校の校内暴力過去最多「憂慮すべき状況」に
> 昨年度、全国の公立小中高校での校内暴力が3年ぶりに増加し、いじめの把握件数も8年ぶりに増加に転じたことが27日、文部科学省が発表した「生徒指導上の諸問題の現状」(確定値)で分かった。
> 特に、小学校の校内暴力は1600件で、1997年度からの現行調査では最悪を記録。文科省は「憂慮すべき状況」と受け止めている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040827-00000011-yom-soci

最後の一行にモリョリ(・ω・)
> ただ、いじめはもともと表面化しにくく、相談体制が整ったことで、把握が進んだ面もあるという。

194 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/28(土) 09:50
>■小学生の校内暴力1600件 児童間、半数超す
> 文科省まとめ

> 文部科学省は27日、03年度に公立の小学校内で児童の起こした暴力行為の件数が前年度比27・7%増の1600件にのぼったとする調査結果を発表した。97年度に統計を取り始めて以来最悪の件数になる。公立の小中高全体の校内暴力も3年ぶりに増加に転じ、同6・2%増の3万1278件だった。文科省は長崎県佐世保市で小学6年生が同級生に切られて死亡した事件も踏まえ、「憂慮すべき事態で、感情の抑制についての指導を強めたい」としている。

> 小中高全体で、校内と校外を合わせた暴力行為の発生件数が増えたのは26府県。1千人あたりの発生件数でも28府県が増加していた。特定の府県で急増する傾向が目立ち、小学生では前年度に比べ神奈川県が8割、大阪府が4割の急増ぶりだった。

>◆「狂暴化」の判断は早計――いじめに関する著作が多い森田洋司・大阪樟蔭女子大教授(教育社会学)の話
>各地の教育現場を訪れる機会があるが、小学生が突然凶暴化したという話は聞かない。調査結果をよく見ると、暴行件数は多くの都道府県が微増・微減にとどまっているのに、特定の県だけが大幅に増えている。各学校の届け出件数を合計しているから、各県教委や各学校が暴力行為の範囲をどうとらえるかで、数字が大きく動く側面もある。今回の結果だけで、小学生が凶暴化していると考えるのは早計で、さらに掘り下げて調べる必要がある。
http://www.asahi.com/paper/front.html

195 名前: 松代 投稿日: 2004/08/28(土) 11:50
規制反対かいわいの掲示板では、既に出ていたネタも含まれますが、まとめ的にポストします。
いろいろツッコミどころはあるのですが、個人的に引っかかったのは『風のタクト』は緑色の服を来た子どもが主人公で、面白い妖精「チンクル」の助けを借りながら、言葉を話す船に乗って旅をするというゲーム、という部分ですね。

面白い妖精?

http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/culture/story/20040708202.html
>暴力的なビデオゲームを規制すべきか――激化する論争
>どうやらビデオゲーム業界は、かつてなく血なまぐさい内容のゲームで、世の中の限界――そして、良識の限界にも――に挑むことに、喜びを感じているようだ。これに対して議員や活動家たちは、一部のゲームが子どもの手に渡らないよう、禁止措置をとる必要があるとして、業界への攻撃を再び強めている。しかし裁判所は、これまで繰り返し米国憲法修正第1条[いわゆる言論の自由条項]に定められた権利をゲームに認めている。
>『風のタクト』は緑色の服を来た子どもが主人公で、面白い妖精「チンクル」の助けを借りながら、言葉を話す船に乗って旅をするというゲームだ。

http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/culture/story/20040630201.html
>性と暴力がはびこるダークなゲーム世界『Sociolotron』
>Sociolotronは多人数同時参加型オンライン・ロールプレイング・ゲーム(MMORPG)で、現在ベータ段階にある。『エバークエスト』や『ウルティマオンライン』のプレイヤーたちにはお馴染みの、戦う怪物たちや冒険の旅といった空想世界のモチーフも、このゲームには登場する。しかしSociolotronがこれらと違うのは、レイプや拘束具の使用といった性のタブーに耽ることが可能な点で、この結果、性病を移されたり、ときには妊娠することさえある。ただしこのゲームは、これからプレイしようとしているゲーマーたちに対して、ゲーム世界で体験する可能性のある事柄をきわめてはっきりと説明している。
>このゲームのプレイヤーの一部には、現実世界で起きたら悪夢としか言いようのない出来事にゲーム内で遭遇できることを、魅力に感じる人たちもいる。
>『パート』というハンドル名の女性キャラクターを持つプレイヤーは、こう話す。「現実のレイプは、卑劣な犯罪だ。けれども、現実のレイプとはまったく無関係に、多くの人がレイプにまつわる性的妄想を抱いている。たとえば、ハンサムで背の高い、見知らぬ相手に犯されたい、というような。ここで体験できるのは、こうした妄想だ」

アメリカのポルノ業界については、ちょっとした説明が必要かもしれませんが、いささか複雑に過ぎるので、また別の機会ということで。ただ、コミック&雑誌については、AMIのコラムに良いものがありました。
ポイントはアメリカでも「逮捕者が出ると業界が分裂してしまう」点と、モザイク以外の部分では「意外にアメリカポルノの規制が厳しい」という点です。

http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/culture/story/20040616207.html
>米連邦当局による過激なポルノ制作者起訴で業界に波紋
>サンディエゴで9〜12日(米国時間)に開催された『サイバーネット・エキスポ』では専門家が、ポルノサイトのウェブマスターたちに対し、十分注意する必要があると説明していた。仮にブッシュ政権が猥褻なコンテンツをめぐる訴訟で重大な勝利を収めた場合、さまざまな成人向けの写真や映像が米国中で違法とされる可能性がある。だがジョン・アシュクロフト司法長官率いる米司法省の脅威に、厳密にどう対応すべきかという点については、ウェブサイトを運営するアダルト業界の中でも意見が分かれている。
>さしあたってポルノサイトのウェブマスターたちは、エクストリーム社および異彩を放つ2人の運営者――ロバート・ザカリ(別名ロブ・ブラック)とジャネット・ロマーノ(別名リジー・ボーデン)――を、金銭的あるいは精神的にサポートするかどうかを決めようとしている。
>「業界では意見が大きく分かれている」とウォルター弁護士は言う。「エクストリーム社は行き過ぎていたのだから自業自得だと、声高に主張する人々もいる。自ら災難を招いただけでなく、極端なコンテンツを制作して皆に迷惑をかけたのだと」
>一方で、出演者も顧客も、十分内容を承知した大人だという点が重要だと考える人もいる。「意に染まないかもしれないが、やはりロブ・ブラックを支援する必要があるのだ」と、ポルノサイトをサポートする『ワイノットマスターズ』のコナー・ヤング氏は言う。

196 名前: 松代 投稿日: 2004/08/28(土) 11:51
次のニュースは注目です。
TV局がゲームメーカーから得る広告収入や番組制作費は微々たるものですし、ましてやTV離れを促しかねないとなれば、TV局がゲーム叩きを始めない理由は何処にもありません。特に日本は新聞メディアを頂点とするTVメディア、雑誌メディアまで含めたメディアの寡占構造があるので、TVが本格的にゲーム叩きを始めた場合は、壊滅的な打撃を受ける危険性すらあります。

http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=entertainmentNews&storyID=6085030
>テレビゲーム利用者、テレビ視聴時間削る傾向=調査
>テレビゲームで遊ぶ人々の約半数は、テレビ視聴時間を昨年削減したか、もしくは今年そのようにする考えであることが、ジフ・デイビス・デジタル・ゲーミング・オブ・アメリカ社の調査で分かった。

197 名前: 松代 投稿日: 2004/08/28(土) 12:07
高句麗問題については、韓国ネチズンの「熱さ」にくらくらしていましたけど、まぁ丸く治まるのなら良いかと思います。あえて、ここでは韓国メディアの記事を紹介しませんが、民族主義は本当にダメな主義思想だということを、本当によく表している事件だと思いました。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040824i212.htm
>「高句麗」問題、中韓が解決への協力で合意
http://www.asahi.com/international/update/0824/003.html
> 高句麗問題、中韓が5項目合意 韓国の関心に中国が理解
http://www.asahi.com/international/update/0827/007.html
> 韓国大統領、高句麗問題で中国側に「遺憾」表明

でまぁ、以前に紹介したコラムの後編です。
いいたいことはわかるのですが、どうも釈然としないなにかが残ってしまいます。悪いことは悪いと「お互いが率直に言える関係」が「気高い現代人」の関係だとも思うのですが、オチでやっぱり靖国問題に引っ張っちゃうアタリが、朝日的ななにかってところでしょうか。
靖国産廃には断固反対する自分でさえ、チョットどうかと思います。

なんちゅうか、これだったらはしのえみが代理人を務める「姫様」だって、もうちょっと「気高さがある」と思っちゃいましたね。

http://www.asahi.com/column/funabashi/ja/TKY200408190202.html
> 日中とも「気高い現代人」に

憲兵はまずいよなぁ〜〜
そういやぁ、ケンペー君とかいう、ちっとも笑えないマンガがあったけど、どうなっちゃったんだろう。

http://www.asahi.com/international/update/0819/003.html
>韓国ウリ党議長が辞任 父親の「日本軍歴」問題で

198 名前: 松代@管理 投稿日: 2004/08/28(土) 12:14
>>193-194
教育関連のニュースは長崎殺人スレにまとめるか、別すれを立てるかした方が良いように思うのですが、いかがでしょう。

板の使用法として、ニュースをこのスレッドに貼り、話が膨らんできたら別すれを立ててスレトップにリンクを貼るというのが良いと思うところですけど、異論があったらえんりょなく発言してください。

そろそろ、掲示板運営に関するすれを立てようかナ〜

199 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/29(日) 02:58
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/doujin/1091464968/295
>実際、ストーカー法案とかが可決しているみたいに、
>ネット上での誹謗や中傷、
>過度の荒らし行為そのものに対する
>特別な罰則法案が水面下で動いています

全く裏が取れてるのかどうか分からない書き込みですが
こんな噂もあるようです

200 名前: 松代 投稿日: 2004/08/29(日) 12:24
>>199
これのことじゃないスカ?
意見提出の締切は明日正午なので、いいたいことがある方は急いでください。
個人的には、総論賛成なるも「運用には最高度の注意が必要」というワケで、第三者機関の実効的な監視活動を具体化するためには、なにができるのかを模索すべきだと考えています。細かいことについては、北野さんのさいとを参照してください。

http://www.telesa.or.jp/019kyougikai/html/01provider/index_provider_040729.htm
>「プロバイダ責任制限法 名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン」の一部改訂に係る意見募集について
-法務省人権擁護機関からの情報削除要請対応プロセスの明確化-
>今回、このガイドラインが対象とする名誉毀損・プライバシー侵害に関し、被害者自らが被害の回復予防を図ることが困難と認められる重大な人権侵害事案について、法務省人権擁護機関からの要請がプロバイダ等になされた場合の手続を明確にするため、ガイドライン等の一部改訂を行うこととして、「名誉毀損・プライバシー関係WG」において検討を重ねて参りました。このほど、「名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン」の一部改訂案を取りまとめましたので、広く皆様の御意見をいただきたく、下記の要領により、意見募集を行うことといたしました。
なお、いただいたご意見は、今後の取りまとめの参考とさせていただきます。

たしか、今回の噂はふたばが発信源だそうで、そこから先は追跡できていないと思います。
例え水面下で「本当になにかが動いている」にしても、それが政府主導(役人主導)なのか、あるいは党主導(政治家主導)なのかさえわからないようでは、対策どころか裏づけのとりようもありません。それに、今回のパブリックコメントさえ意見募集の締切が来ていない段階で、罰則付きの法的規制を目論むというのは、いくらやることなすこと滅茶苦茶の規制推進派にしても、チョット度を越していると言わざるをえません。
気になるのは、他団体の掲示板でパブリックコメントの募集であることを無視し、いきなり「反対署名活動」を展開するよう煽った人がいることです。いずれも、迂闊な人の脊髄反射なら良いのですが、例えば「ロビイングを主軸とした運動が所詮は運動の発展性自体を阻害している」とか「やりたい放題の国家権力に蜂の一刺しでもくれてやれるのは、インターネットでも署名でも議員へのオルグでも選挙でもない」とかいった、意味不明のサヨク思考から「街頭行動、非暴力直接行動が存在するという事実を自分の思考の中に取り戻せ!」という所へ持っていきたいのではないかと、あらぬ想像をふくらませてしまいそうになります。
まいったねぇ〜

201 名前: 松代 投稿日: 2004/08/29(日) 12:49
率直に言ってしまうと、あの「華氏911」より、こっちの方に興味があります。
まぁ、ムーア監督については「THE BIG ONE」あたりまでがドキュメンタリーで、それ以降はプロパガンダに過ぎないという辛辣な批評もあるのですが、残念ながら「華氏911」については、プロパガンダという批判を退けられないようですね。

http://www.asahi.com/special/usaelection/selection/tactics_05.html
>全米の主要都市で9月に封切られる映画が、首都ワシントンでひそかに話題になっている。
>タイトルは「ブッシュズ・ブレーン(ブッシュ大統領のブレーン)」。ブッシュ大統領の選挙参謀を務めるカール・ローブ大統領顧問(53)の足跡を、関係者の証言でたどった約1時間半のドキュメンタリー映画だ。
>過去にブッシュ氏と戦った対立候補の関係者は、相手を徹底的に中傷するのがローブ氏の手法だと指摘。コンサルタントとして前例のない影響力をもったローブ氏のことを、「共同大統領」とまで呼んでいる。

ひまな方は、こっちのコラムでも読んでちょうだい。
アメリカが経済的な理由で戦争を起こしたのなら、なんで「サウジが悪者になっちゃうのか」という、至極まっとうな指摘も含め、考えさせられる要素を多く含んだコラムです。

http://tanakanews.com/e0716moore.htm
>「華氏911」とイスラエル

おまけ:1
まぁ、みんな買えよな!

http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&no=6482
>反社会学講座
>パオロマッツァリーノ[著]
>出版社:イースト・プレス
>価格:1,500円(税込)

おまけ:2
謎カケです。
自分は、ニュースによってオリンパスの大幅な減収減益を知っていたので、野村総研の発表を聞いた瞬間に香ばしいものを感じたのですが、このニュースにふれて「あぁやっぱりな」と思いました。
他の比較対象ではなく、なぜ「デジカメ」だったのか、もうちょっと考えてから「あのニュースは使ったほうがよい」とは思います。
でも、踊るあほうに観るあほうのノリで、同じアホなら踊らにゃそんそんという考え方もあります。
そういやぁ、そろそろ高円寺阿波踊りの時期ですな。

http://www.asahi.com/money/topics/TKY200408280156.html
>デジカメの国内出荷、前年割れ 市場飽和で海外に活路
>「新三種の神器」と呼ばれるデジタル家電に“異変”が起きている。DVDレコーダーと薄型テレビがアテネ五輪特需で絶好調なのに対し、デジタルカメラの6月の国内出荷台数は初めて前年を下回った。デジカメは普及率が5割を超え、早くも成熟期を迎えたようにみえる。

202 名前: 松代 投稿日: 2004/08/29(日) 13:05
サッカーの決勝戦を観てましたけど、いやぁ面白い試合でしたね。確かに、いわゆる「いい試合」じゃなかったとは思うんですよ。後半37分にフィゲレドが累積警告で退場になっちゃってからは、勝負になっても試合にはなっていなかったし、なんのカンのいっても実力の差が開いていたように思えちゃったしね。
だいたい、ファイナルで熱くなってるからといって、両チーム合計警告8の退場2(累積退場含む)ってのは、エキサイトしすぎですよね。まぁ、これだから南米サッカーは面白いのですけど、血気盛んな若者を22人も集めて、やっていいことと悪いことの区別がつかない状態でボール遊びさせたら、それは大変なことになるのはわかり切っていますな。
それにしても、アルゼンチンのテベスは本当に素晴らしいというか、インパクトのある選手ですね。芸術的な足技もさることながら、やはりポイントは外見です。まだ20歳だというのにあの面構えですから、このまま行けばウルグアイのレコバやスペインのイエロ、フランスのジダンやシセに匹敵する、サッカー界きってのスーパープレイヤーに成長するでしょう。甘いマスクの選手ばかりもてはやされ、ジダンやイエロが代表からの引退を表明する昨今、新たな英雄の誕生を心から祝いたいところです。
やっぱ、サッカーは顔と頭ですよね。

http://live.sports.yahoo.co.jp/sportsnavi/somensoccer-fin-arg-par.html
>アルゼンチン、初の金メダルを獲得
>アルゼンチンの猛攻をぎりぎりのところで食い止めながら同点のチャンスをうかがったが、エースのカルドソを負傷で欠いた影響は大きく、最後まで得点を奪うことはできなかった。アルゼンチンは17得点、無失点の圧倒的強さで優勝。テベスが8ゴールを挙げ、大会得点王に輝いた。アルゼンチンサッカー界にとっては初の金メダル。そしてパラグアイは銀だが、すべての競技を通じて五輪史上初のメダルを母国にもたらした。

203 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/08/29(日) 22:47
>>200
http://www.telesa.or.jp/019kyougikai/html/01provider/index_provider_040729.htm
>「プロバイダ責任制限法 名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン」の一部改訂に係る意見募集について
-法務省人権擁護機関からの情報削除要請対応プロセスの明確化-

これの「3 ガイドラインの適用除外となるもの」ですね。
ここの③に有害情報(性表現・暴力表現)が上げられており、ガイドラインの対象外だが、
所轄官庁が文句を言っきたら速やかに削除するべし、とされています。

204 名前: 松代 投稿日: 2004/08/30(月) 00:05
>>203
申し訳ありませんが、改定案と現行ガイドラインとでは、ほとんど変化が無いようにみえます。
どのへんに、抗議すべき内容が含まれているのでしょうか?

改定前
このガイドラインは、プロバイダ責任法で規定されていない事項については原則として取り扱っていない。ただし、例外として、プロバイダ等が送信防止措置を講じるよう要請を受けた場合において、ア)送信防止措置を講じても発信者との関係でプロバイダ等が免責されるのはどのような場合か、イ)送信防止措置を講じなかったとしても申立者との関係でプロバイダ等が免責されるのはどのような場合かの2つを判断するには、発信された情報の違法性についてプロバイダ等が判断しなければならないため、その判断の一助となる考え方及びにその背景となる判例をII章で紹介している。

改定案
このガイドラインは、プロバイダ責任制限法で規定されていない事項については原則として取り扱っていない。ただし、プロバイダ責任制限法で規定されていない事項についても、プロバイダ等が送信防止措置を講じるよう要請を受けることがあるため、このような場合において、ア)送信防止措置を講じても発信者との関係でプロバイダ等が免責されるのはどのような場合か、イ)送信防止措置を講じなかったとしても申立者との関係でプロバイダ等が免責されるのはどのような場合かの2つを判断するには、発信された情報の違法性についてプロバイダ等が判断しなければならないため、その判断の一助となる考え方及びにその背景となる判例をII章で紹介している。

改定前
3有害な情報(違法ではないが、受信者の特性によって問題のある情報。例えば青少年の健全な育成に悪影響を及ぼす暴力表現、性表現など)

改定案
3有害な情報(違法ではないが、受信者の特性によっては問題となりうる情報。例えば青少年の健全な育成に悪影響を及ぼす暴力表現、性表現など)

205 名前: 203 投稿日: 2004/08/30(月) 00:49
すいません、松代さん。
誤読してました。
よくパブリックコメントを読んだら、
>所轄官庁が文句を言っきたら速やかに削除するべし、とされています。
とは書いていませんでした。

>申し訳ありませんが、改定案と現行ガイドラインとでは、ほとんど変化が無いようにみえます。
おっしゃる通りでつ。
私の完全な勘違いでした。
うう、パニくってしまったようで…。いやお騒がせして申し訳ないです。

うわあ。
恥かいたなあ、もう(赤面)

206 名前: 松代 投稿日: 2004/08/30(月) 12:42
ワルシャワ蜂起に関するコラムを紹介します。ワルシャワ蜂起60周年に関する発言は他にもいろいろあり、いずれもだいたい似たような論調ですが、意外にも朝日のコラムが比較的抑制の聞いた文章で(読売と産経は論外)、個人的には好感をもちました。
アジアカップにおける中国人フーリガン(サポーターとは認めません)騒動や高句麗騒動と比較しつつ、民族主義を押え込むことの重要性を受け止めていただければ嬉しく思います。中途半端な共感や、多少の事はやむをえない式のガス抜き容認論は、問題をかえってこじらせるだけです。中国人フーリガン騒動の際には、当Зона板にもその種の「中途半端な共感を寄せちゃう人」が出現しましたけど、そういったいいかげんな態度が「内外の民族主義者」に対してどのようなメッセージを送ることになるのか、もう少し考えてみたらよいのではないでしょうか?
また、靖国参拝に賛成する保守派についても、近隣諸国との相互理解を欠いたまま唱えられる「戦争の悲劇を繰り返さない」とか「恒久平和を願う」とかいったお題目が、どれほど空虚なものなのか、もう少し考えて欲しいものです。
広島も長崎も東京空襲も、平和外交の場としては機能していません。同様に韓国の光復節や盧溝橋記念日も、平和外交の場として機能していない事について、もうちょっと考えてみたらいいんじゃないかと思います。

http://www.asahi.com/international/w-watch/TKY200408290179.html
>がれきに込められた意味
>にもかかわらず、関係国の指導者たちが歴史と向き合い、かつて欧州の破壊を招いた民族感情の爆発と不振の悪循環が息を吹き返すことがないよう、努力を重ねていることも、蜂起60周年にからむ一連の動きから読みとるべきだろう。
>プーチン大統領のメッセージも、ポーランド国民のロシアに対する悪感情の背景にスターリンの大国主義があることを十分理解したうえで、偉大さと悲惨さの両面をあわせ持つスターリン時代の清算が、なおもできずにいるロシア国民の感情への配慮と、どう折り合いをつけるかで、おおいに苦労したことが感じられる。
>「通商や人の行き来を広げ、国境の意味がなくなるようにする。関係国をしっかりと拘束し、支持も受けられるような政治、経済的枠組みを地域につくる。平和の利益の大きさで没収財産をめぐるいさかいを静め、個々の請求は裁判で決着させる。そして何よりも、苦悶に満ちたものであろうと歴史は消しされないことを受け入れつつ、ともに未来を志向すれば克服は可能である、という信念を持つことだ」

参考
ワルシャワ蜂起について知るには、以下の書籍を読むのがもっとも近道だと断言します。wikipediaの記述は本当に最低限の内容なので、あまりお薦めはしません。また、梅本浩志氏自身による「ワルシャワ蜂起」という本もあり、入門者にはこちらの方がとっつきやすいと思いますが、現在は入手困難です。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480855122/250-1354981-8819456
>ワルシャワ蜂起1944:J.M.チェハノフスキ/著 梅本浩志/訳:筑摩書房刊

カチンの森事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/��˨����潟�勖⤴篋�篁�

207 名前: 松代 投稿日: 2004/08/30(月) 12:55
>>205
まぁ、自分も人のことは言えない粗忽者ですが、お互いに脊髄反射もほどほどにしましょうね。
確かに、PDFというだけで読む気がうせたり、さらにもとの文章がどうしようもなく悪文だったりするのですけど、この手の文章を読み解く能力を欠いているというのは、活動に関わる際に極めて致命的な悪影響を及ぼす可能性が高いので、本当に「お互い注意する」ことが重要です。
おもいつきで突っ走るなんて論外だし、最低でも複数回のチェックが必要ですね。

また、今後の影響もあるので、あえてココで指摘しますが、カマヤンさんがテキスト化したガイドラインは「改定前の部分と改定案が混在している」ため、そのまま使用すると大変なことになります。まぁ、一読すれば「日本語として成立していない箇所が多々ある」ため、すぐにわかると思いますが、念の為に指摘します。
http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/news/535/1093791904/

恐らく、改定部分が赤字で表記されていて、横線で消されている箇所が削除部分であることが理解できなかったのではないかと推測しますが、ロビイングを始めとする活動経験者なのになぜ理解できなかったのかは、本当に理解に苦しみます。

おまけ
寝て起きたら、オリンピックの閉会式が騒ぎになっててびくぅり!
あえて率直な感想を述べれば、ギリシア「民族歌謡ショウ」だったし、なんちゅうか「田舎の結婚式に呼ばれて、じもみぃの歌と踊りを見せられた」って感じだった。まぁ、自分はギリシアも含めたバルカン民族音楽は嫌いじゃないからいいけど、アナウンサーの解説が「途中からフォローになってた」のが面白かった。
でまぁ、ガキの乳首に過剰反応してるロリペドさんが面白かったけど、規制推進派も同じぐらい電波だから、電波同士やんやんしちゃうのかなと思ったさ。

208 名前: 392 投稿日: 2004/09/01(水) 02:27
こんなんでましたけど。
なぜ売れる?アキバ系商売のしくみ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757302282/

ついでに。うちの入ってたカルトって昭和30年代前半に始まったんだよね。
あの頃確か他の新興宗教もたくさんできたって聞いた気がする。

209 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/02(木) 01:02
中高年に電磁波の悪影響が!(w

>携帯注意し逆ギレされる 電磁波研究の東北大助手

> 仙台市宮城野区のJR仙石線の車内で先月、優先席で携帯電話を使っていた男を注意した東北大理学部の男性助手(39)が「逆ギレ」した男に服を破られた。男性にけがはなかったが、仙台東署が暴行容疑で捜査している。
(中略)
> 男性によると、8月31日午後7時前、帰宅途中、優先席で携帯電話を操作している50歳ぐらいの男に気付き、電源を切るよう注意した。男が「通話してないからいいだろう」と居直ったため、男性は「通話しなくても電波は出る」と説明したが、男に胸ぐらをつかまれ、シャツが破れたという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040901-00000120-kyodo-soci

210 名前: 松代 投稿日: 2004/09/02(木) 12:02
民族主義を煽ったところで、なにもいいことはないという見本のような結果となりました。これは日本についても同じことが言えるワケで、例えば拉致被害者をだしにして一部の人々が展開しているような極端な民族主義的主張や排外主義は、日本の国際的な評価をさげることがあっても、肯定的に評価されることはまずあり得ないということです。
ただ、チョット気になったのは、記事では靖国に関する調査結果はあったのに、領土問題に関する設問の有無については触れていない点です。中国メディアが流した映像などもぽつぽつチェックしましたが、その範囲では靖国問題よりも領土問題の方が強くアピールされていました。どうやら、靖国問題と結びつけたいのは、日本側の都合のようですね。

http://www.asahi.com/national/update/0831/022.html
>中国の印象、「悪くなった」61% 朝日新聞調査
>サッカー・アジアカップでの騒動に関連し、朝日新聞社の世論調査(8月28、29の両日実施)で聞いたところ、61%の人が中国に対する印象が「悪くなった」と答えた。
>騒動が起こった背景について二者択一で聞いたところ、「一部のファンの暴走」(49%)とみる人が「中国人全体の反日感情の反映」(42%)とみる人をやや上回った。

おまけ
問題の映像をみていないので、なんともいえないところがあるものの、過剰反応のようなキもします。ただ、広告というのは「受け手に影響を与える事を目的としている」ため、作品的な表現よりも厳重な規制を受けるのは止むを得ないところがありますね。

http://movies.yahoo.co.jp/m2?ty=nd&id=20040831-00000009-flix-ent
>ガイ・リッチー監督のテレビコマーシャルが放送中止

211 名前: 松代 投稿日: 2004/09/02(木) 12:19
注目の裁判ですね。
検察側は技術論を避け、裁判官の心証に訴える戦術を取ったようです。
事情通によると、P2Pアプリをを公開したこと自体が、不特定多数に対して著作権侵害を煽る「ほう助」に相当するという切り口で、アプリ開発の是非そのものについては濁したまま逃げるという観測がなされているそうですが、それにしても苦しいよなぁ〜
なんか、悪者っぽいから罪に問おうという、そういう所に落とし込まれちゃ、法治主義もなにもあったものじゃないだろう。

http://www.asahi.com/national/update/0901/009.html
>「ウィニー事件」初公判 被告側、罪状を否認
>インターネットを通じて映画や音楽のファイルを交換できるパソコン用ソフト「Winny(ウィニー)」を開発して著作権侵害を助けたとして、著作権法違反(公衆送信権の侵害)の幇助(ほうじょ)罪に問われた東大大学院助手金子勇被告(34)=東京都文京区根津2丁目=に対する初公判が1日午前、京都地裁(氷室真裁判長)で始まった。著作権侵害事件でソフトウエアの開発者が刑事責任を問われるのは初めて。金子助手は「ウィニーは技術的な実験として開発・公開したもので、著作権侵害行為を手助けする意図はなかった」と述べ、無罪を主張した。

ちなみに、京都新聞の記事はかなり検察ヨリなので、逆に検察側の心証戦術がよくわかる内容となっています。

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004090100120&genre=D1&are=K10
>「Winny」開発の東大助手、無罪主張  京都地裁初公判

おまけ
この裁判における検察側は、イラク人質事件の被害者と同様に、金子氏やその支持者の主張が正しいかはどうでもよく、ただその見てくれや態度が反社会的だから、法の名において処罰しようと目論んでいるのでしょう。
興味ぶかいことは、K・MURASAME氏がカマヤン氏の運営するオタクちゃんねる2に、この発言を投稿したことです。ご存じの方もおられるでしょうが、カマヤン氏は自分の運営する「匿名掲示板」において、発言者やその支持者の主張が正しいかはどうでもよく、ただ彼らが素性を明かさないことや態度が気にくわないということを理由に、激しい非難を浴びせました。
K・MURASAME氏は、カマヤン氏に何を伝えたかったのでしょうか?

http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/news/535/1039730401/108
>108 名前: K・MURASAME 投稿日: 2004/08/30(月) 19:02
唐沢俊一(「裏モノ日記」「4月15日(木) ヒ・トジチ合奏団」他多数)
http://www.tobunken.com/olddiary/old2004_04.html
辛淑玉(『朝日新聞』6月5日「大衆の敵意 「物言う弱者」袋だたき」)
homepage2.nifty.com/kusuchurch/member/kilinuki/516.html
二人は人質狙撃に荷担した側(唐沢氏)、その反対側(辛氏)と立場は全く異なるが、実は同じ事を言っている。
つまり、人質やその支持者の主張が正しいかはどうでもよく、ただその見てくれや態度が気にくわないということが非難を浴びる原因になるということである。
これは人間の感情に基づいているため、下手に反論してもむしろ反感を買うだけで、より人質への狙撃をエスカレートさせたというわけだ。
唐沢氏への個人的感情は、今は封印しておく。

212 名前: 松代 投稿日: 2004/09/02(木) 12:43
マクナマラ氏といえば、ハーマン・カーン氏(ハマーン様じゃないんだよ、これが)とならんで、非人間的な制作を立案し、為政者に進言した官僚主義の権化として、いわゆる団塊の世代やベビーブーマーあたりには忘れられない人物だそうです。このコラムについては、著作権を尊重する立場から、一部引用に留めましたが、是非とも全文を読んでいただきたいし、映画も観ていただきたいですね。まぁ、コラムにはところどころに筆者の団塊親父っぽい嘆きや、レベルの低い誤植もありますが、マクナマラ氏の回想が提起した問題の大きさや深さについては、重く受け止めなければならないでしょう。

http://www.asahi.com/column/aic/Wed/d_sunayama/20040901.html
>「フォッグ・オブ・ウォー」マクナマラ米元国防長官の告白
>映画は、ケネディ大統領当時の米国防長官だったマクナマラ氏の告白を収めた、ドキュメンタリーである。95年に刊行された「マクナマラ回顧録」に心を動かされたモリス監督が、粘って彼とのインタビューに成功した。映画では、それに加え、彼の話を裏付ける数々の貴重な録音テープ、例えば、彼とケネディ元大統領やジョンソン元大統領との対話や電話の記録なども、流される。
>例えば、第2次大戦中は、陸軍中佐として、日本への空爆に関わった。それは、「来るべき本土決戦に備え、米兵の犠牲を少なくする為、その前に出来るだけ日本の力を弱めておこう」との目的で行われた。しかし、いま、彼は、「1晩に10万人もの普通の市民を殺すような東京大空襲、さらに100近い都市を焦土と化し、女性や子供を含む普通の市民を殺した縦断爆撃、ましてや広島・長崎の原爆が本当に必要だったのか」に、率直に疑問を呈する。彼は、統計管理の専門家で、彼の報告書が、軍幹部の心を動かし、それまでの高高度からの軍事目標精密爆撃から、低高度都市焼夷弾爆撃に、作戦が切り替わったのだという。「それにしても、目標達成と、引き起こす結果の、バランスを考えるべきで、日本の空襲や、原爆は、やり過ぎで、バランスを欠いていた」と、彼は苦渋に満ちた顔で「過ち」を認める。
>マクナマラ氏は、この映画のインタビューで、11の教訓を挙げている。例えば、教訓1:「敵の身になって考えよ」、教訓2:「理性は助けにならない」、教訓5:「戦争にも目的と手段の“釣り合い”が必要だ」・・・などなど。それぞれ、ベトナム戦争での米国の立場、「キューバ危機」に際しての米国政府内部の状況、日本への原爆や空襲に対する反省・・・などと呼応する。そして、11番目の教訓は:「人間の本質は変えられない」。

「フォッグ・オブ・ウォー」公式サイト
http://www.sonypictures.jp/movies/fogofwar/index.html

それにしても、広島や長崎への原爆投下、東京を始めとする縦断じゃない「絨毯爆撃」については、アメリカにおいてもやりすぎとの批判が少なくありません。そういう人々と連携して、それぞれの記念日をもっと国際的な平和を考える日としてアピールできないのか、首脳会談も含んだ平和外交の場として活用できないのか、そういう疑問をもってしまいます。せっかくだから、マクナマラ氏本人を招いて、シンポジウムでもやりゃぁいいのにね〜

おまけ:1
オークションとか、すごいことになるんだろうなぁ〜
ちなみに、日本でも「原爆風船」とか「水爆風船」とかいう、破裂させて大きな音を出すおもちゃが発売され、抗議を受けて回収されたという事件がありました。

http://flash24.kyodo.co.jp/flash24?MID=MRO&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2004082801001327
>同時テロの玩具自主回収 米国でキャンデーのおまけ
>米メディアは27日、高層ビル2棟に航空機が突入するのを模したプラスチック製の玩具を含むおまけ付きキャンデー1万4000袋以上が米国市場に出回り、販売元の食品卸売会社リジー(フロリダ州)が自主回収に乗り出した、と報じた。

おまけ:2
華氏911は、レンタルで十分だと思う。本当にアメリカ政治を深く知りたいのなら、先日紹介した「ブッシュズ・ブレーン(ブッシュ大統領のブレーン)」や、今回紹介した「フォッグ・オブ・ウォー」を薦めるし、プロパガンダ技術の研究がやりたいのなら、リーフェンシュタールの「民族の祭典」(オリンピア)か「意思の勝利」をお薦めします。

213 名前: 松代 投稿日: 2004/09/02(木) 12:51
>>208
その本はチェックだけしてスルーしました。オタクを特別な存在と定義して、特別な人々には特別なマーケティング理論によるアプローチが必要と煽っている段階で、完全にアウトでしたね。まぁ、マーケティング方面にも多いのですが、典型的なコンプレックス商売の裏返しで、著者がオタクに対して過剰なまでの拒否反応を持っているらしいことからも、そのことは明らかです。
それにしても、一緒に購入することを推奨されているのが、こともあろうに「動物化するポストモダン」ってのが爆笑物です。2冊まとめて「と本認定」かな?

>>209
これが本当の電波対決ってか?
電磁波関連にはリアル電波が多いのでうんざりですけど、この事例は優先席で携帯を操作してたんだから、注意されてもしかたないよね〜

214 名前: 松代 投稿日: 2004/09/03(金) 12:10
医療関連のニュースを、まとめてピックアップしてみました。
ヒト胎盤医薬品問題は、もしかしたら不法堕胎問題と絡んで、大変な事件に発展するかもしれません。
不法堕胎問題や、堕胎あるいは死産胎児の不法処理問題は性的人権問題とも関連するだけに、成り行きが注目されますね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040902-00000694-jij-soci
>長期入院防止に数値目標=精神障害者の地域生活支援−厚労省が改革ビジョン

http://www.asahi.com/national/update/0902/023.html
>ヒト胎盤で無承認の医薬品製造 厚労省が自主回収指導
>熱処理して細かく切ったヒトの胎盤を医薬品として無承認のまま製造・販売していたとして、厚生労働省は2日、製薬会社「メルスモン製薬」(本社・東京、山口由紀子)に対し、薬事法に基づき、出荷先や数量などを詳しく報告するよう命令するとともに「自主回収」を指導した。業務停止などの行政処分も検討している。健康被害などの報告は、今のところないという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040902-00000706-jij-soci
>ヒト胎盤を無承認販売=都内の製薬会社−回収を指示・厚労省
おまけ

昭和30年代ブーム関連ですが、記事の構成が典型的な昔なつかし商法で、もぅなんちゅうかまぁこれじゃ記事広告とかわんないよね。
もちろん、取材ソースとの関連もあるだろうけど、最初は反感から始まって、最後は郷愁と共感とって、こういうまとめ方になっちゃうのかしらね〜

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040902k0000e040088000c.html
> 給食レストラン:アルマイト食器で「懐かしさ」売る

215 名前: 松代 投稿日: 2004/09/03(金) 12:37
極めて重要な宣言が採択されました。
これは、純潔教育を推進する保守派に対する極めて強力な反証となりえるばかりか、性的自己決定権をバックラッシュと決めつけてしまうような反ポルノ活動者に対しても、非常に有効な説得材料になります。
普遍的人権を軽視する保守派は論外ですが、人権を口実に性的自己決定権などを否定しようとした反ポルノ活動者に対しては、活動そのものを根本的に否定することさえ可能となる、非常にありがたい宣言です。
みんなで性的人権のありがたみを噛み締め、有効に活用しましょう。

http://www.asahi.com/international/update/0903/006.html
>「性的権利は人権」、宣言採択し閉幕 地球円卓会議
>カイロでの国際人口・開発会議(ICPD)から10年を期してロンドンで開かれていた「地球円卓会議(GRT)」は2日夕(日本時間3日未明)、「性的自己決定権」を含めた「性と生殖に関する健康/権利」(リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)を「普遍的人権」とする宣言を採択して3日間の会議を閉幕した。109カ国から国会議員や人権活動家、保健衛生の専門家が参加、宣言では「安全で合法的な中絶」や「すべての若者への包括的な性教育」の保障も求めた。

216 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/09/03(金) 15:06
松代さん>
 ようやく1本目の〆切に目処が付きました。話は変わって、マクナマラのインタビューは絶対に見たいですね。彼と軍官僚の対決というのが、ケネディ政権の一つのハイライトで、マクナマラが勝つことでシビリアン・コントロールが維持されるわけですが、アメリカ人らしく自らのミスを率直に認めている点では非常に好感が持てます。

 日本の為政者だとこうはならず、未だに太平洋戦争当時の判断ミスを誰も公式に認めていません。これができなければ、政治の透明性が確保できないんですが、朝日の記者(砂山)にはこの点が全然解ってないですね。砂山の言い分だと、政治家、官僚派ノーミスでなければならないということになり、これは神ならぬ人間には無理な話です。

 それをさも鬼の首を取ったように言い募る、砂山の態度には不信しか感じません。「今だから言える」ことだから、どうしたというのでしょう? 言わない方がマシだったと言うことでしょうか? こういう、死人を持ち出して自説を正当化しようという人間の言い分には我慢がなりません。戦前の陸軍官僚が日華事変の戦死者を持ち出して、中国からの撤兵を渋ったのと本質的に変わりはありません。「いい加減にしろ」と思います。

217 名前: 松代 投稿日: 2004/09/05(日) 00:22
>>216
>鳥山さん

過去を制する者は未来を制する。
現在を制する者は過去を制する。
Geroge Orwell,1984

恐らく、朝日の記者はだれかに過去を制してもらい、過ちの無い未来を実現してもらいたいのでしょう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040903-00000023-kyodo-int
>江沢民氏を抹消? 中国で「修整写真」出回る

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/080505295X/250-1354981-8819456
>The Commissar Vanishes: The Falsification of Photographs & Art in the Soviet Union
>David King (著)
>Henry Holt & Co ; ISBN: 080505295X ; (1999/03)

218 名前: 松代 投稿日: 2004/09/05(日) 00:38
捏造話その2
やっぱ、映画評なんぞをまともに信じると、馬鹿を見るんだね〜

http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20040903i414.htm
>架空の映画評論ねつ造、ソニー米子会社が原告と和解
>ソニー傘下の映画会社の米ソニー・ピクチャーズエンタテインメントが、自社の映画に関する架空の評論をねつ造し、宣伝に使っていたとして観客から訴えられた集団訴訟を巡り、ソニーが原告1人あたり5ドル(約550円)、総額150万ドル(約1億6400万円)を支払うことで原告と和解したことが2日分かった。ロイター通信が伝えた。

219 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/05(日) 00:43
>>215
純潔教育&反ポルノで鳴らしている産経新聞社の反応が楽しみですね。で、その産経新聞社の話題。

・産経新聞04年6月23日
http://otaku.rulez.jp/kill_the_assholes/sankei_6_23_04.jpg
・産経新聞04年6月28日
http://d.hatena.ne.jp/tetsuto/20040628#p1
・正論(産経新聞社)04年7月号「子供たちに過激な性情報を注ぎ込んでいるのは誰か」
(少女マンガにおける性描写への法規制を訴えている)
http://www.sankei.co.jp/pr/seiron/koukoku/2004/0407/mokuji.html
・同上04年2月号「規制こそ成熟の方便」
(都条例改悪の肯定的意見)
http://www.sankei.co.jp/pr/seiron/koukoku/2004/0402/mokuji.html

2つめの投書に関しては、奥村弁護士もほんの少し触れています。
http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20040629
3つめは私も読みました。この事件を取り上げて(http://nice801.net/log/n_log14.html#news_20040420
正常な成人でもポルノに影響を受けて犯罪を犯す危険性があるとメチャクチャな主張もしていたと記憶しています。
またこの号ではありませんでしたが、正論は植草"ミラーマン"一秀の事件について「短いスカートをはいていた女子高生に
責任はないのか」という内容の男根精神あふれるコラムも掲載しています。

それにしても、オタク系日記サイトの多くが産経新聞を評価しているようですが、産経にとってオタクは過激な性情報の
蔓延の幇助をしているとして排除すべき存在と認定されているのだから、笑い話にもなりません。

220 名前: 松代 投稿日: 2004/09/05(日) 00:55
基本的には歓迎すべき事態なのですが、その一方で「心神喪失者医療観察(法保安処分新法)」を強引に成立させている所など、政府はなにがやりたいのか、よくわからなくなってしまいますね。

http://www.asahi.com/national/update/0904/022.html
>精神医療に改革ビジョン 「社会的入院」の解消目指す
>厚生労働省の精神保健福祉対策本部(本部長・坂口厚労相)は、精神医療を入院中心から、できるだけ地域で生活できるように転換するための「改革ビジョン」を策定した。都道府県が退院の数値目標を設定し、社会復帰を支援する計画を作ることなどを盛り込んでいる。05年の通常国会に精神保健福祉法改正案などを提出、06年度から10年間で、約7万人といわれる「社会的入院」の解消を目指す。

221 名前: 松代 投稿日: 2004/09/05(日) 01:07
>>219
>それにしても、オタク系日記サイトの多くが産経新聞を評価しているようですが、産経にとってオタクは過激な性情報の蔓延の幇助をしているとして排除すべき存在と認定されているのだから、笑い話にもなりません。

手前味噌で申し訳ありませんが、自分は以下のように分析しています。
排除されかかっている人間が、排除を回避するために「他の誰かを排除する」とか、あるいは「自らを排除しようとしている当事者にこびる」とか言う現象は、オタクに限らず何処にでも見受けられるものです。また、排除された経験を持つ人間は、おうおうにして「誰かを排除することを自明としている」ので、それらが組合わさると、かなり嫌な現象が発生しますね。

http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/news/410/1037028995/151-152
>人間、辛い経験を持つ人は自分のされたようなことは他人にしないだろうと思いがちだが、された分は利子を付けてやり返さないと気が済まない人もたくさんいる、という事なのかも知れない。ちと悲しいが。
>世間の役に立たないから疎外される、疎外されたくないなら世間の役に立たなければならない。
>問題はそれだけでは無い。大概の場合、彼らは自身の趣味が「役に立つ」事を世間に認めさせるのと同程度に、もしくはそれ以上の情熱を傾けて、役に立たない部分を切り捨てようとするのである。それも、役に立つ、立たないは結局「多数派の価値観」で判断してしまう。もしくは、どうにかして自分の価値観を「多数派の価値観」であるかのように見せかけようとしたりする。実際、会話中に異様なほど「普通は」とか、「常識だろ」とか、「みんなそう言ってる」とかいう語を混ぜるタイプのオタクがいる。とにかく自分の価値観を大きく見せようとするのである。
>所詮少数派であるオタクが、かかる態度を取るなんて、自滅行為なんだが。
>多数派と距離を保って生きているような人でも、何かのきっかけで多数派に受け入れられたら最後、自分を殺してでも多数派にべったり擦り寄る人が大勢いる、という事なのである。なにやらちと悲しいが。

222 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/05(日) 01:08
>>219
WEBでも読めますね。

正論(産経新聞社)04年7月号「子供たちに過激な性情報を注ぎ込んでいるのは誰か」
http://plaza.rakuten.co.jp/yuugaitosyo/diary/200408250000/

223 名前: 219 投稿日: 2004/09/05(日) 01:27
>>219
なるほど。イラク人質事件をめぐり、人質3人に対してやや批判寄りな意見を持っていた私でも
目を疑うような書き込みが多くのオタク系日記サイトで見られたのはその証左でしょう。

>>222
ポルノでは無くて性教育でした、失礼。
正論が繰り広げている反性教育・反ポルノの主張が勝共のそれと殆ど同じになっているのが
興味深いですね(笑)。

224 名前: 219 投稿日: 2004/09/05(日) 01:30
すみません、>>221の間違いです。

225 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/05(日) 11:13
>正論(産経新聞社)04年7月号「子供たちに過激な性情報を注ぎ込んでいるのは誰か」
読みました。229さんURLの紹介ありがとう。興味あったけど買う気にはとてもなれなくて…

一言で言うなら頭の中身が農村ですね。
鳥山さんの十八番じゃないが、今我々が生きているのが農業中心の社会であるのなら、
この主張はまさに「正論」でしょう。
でも、残念なことに今日本はすっかり都市化されてしまった。
都市化された人間にとってセックスはもはや生殖行為じゃない。
そうした部分が無くなった訳じゃないけど、極めて例外的な状況だ。
結婚した男女間においてすら主流とはいえないだろう。
つまり、この主張は彼自身が批判している、少数意見を一般化する論法そのものだ。
だのに、自分の価値観がどうしようもなく少数派だなんて思いもしないんだね。

私は性って「秘め事」だと思ってる。
で、「秘め事」だからこそ、道徳規範なんてものと無縁であるべきだ。
「秘め事」である、ということは、すなわちそれは最も私的な領域ということ。
そうした極端に私的な物事に公的な規範が影響を及ぼすべきではない。
それは人格への侵害そのものじゃないですか。

226 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/09/06(月) 11:31
225さん>
 「性が秘め事」になったのは、肉体の所有権が村落共同体から個々人に移ったからでしょう。例えば、古い村落共同体には「夜這い」などの相当オープンな性慣習があり、育児は主に村の女性の共同作業ですが、これは(男の)肉体=農作業に必要な労働力という認識がなければ成立しません。

 これが明治期にはいると、肉体の所有権が一段と小さいグループ、つまり「イエ」に移管されます。その際に、男女格差が大きくなっていくんですが、これはそのままストレートに経済力の格差と解釈するのがよいでしょう。つまり、自由の正体とは財産権、所有権なんです。「性的な自由選択権」は「肉体の所有権」がなければ理解不能です。

 現代になって「子どもの性」が問題視されてきているのもこれが原因で、未成年者には財産権、所有権がない、あるいは著しく制限されています。これは、未成年者が「自己の肉体を自由に使う権利」がないのと同意なんですね。

 ところが、宗教家や共産主義者は、原則として所有権や財産権を否定、あるいは軽視します。これが我々の日常感覚から遠く離れた「モラル」となって立ち現れてくるんです。社会主義フェミニストがしばしば語る「性的搾取」という概念は、「女性の肉体には価値がある(資本)が、男性の肉体には価値がない」と共通理解がなければ成立しません。これは、「金持ちが天国に行くのは、ラクダが針の穴を通るより難しい」とどこが違うのでしょうか? 同じだから、主義主張を無視して宗教家と合体して、児童ポルノ問題に首をつっこめるんです。

 反対派は、この点をよく認識しておく必要がありますね。

227 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/06(月) 14:33
>肉体の所有権が村落共同体から個々人に移ったからでしょう。
身体髪膚これを親に受く、みたいな考え方はたしかにあるんだろうけど、
ある人物の肉体をどうにかできるのは実際当の本人以外いないんだから、
肉体の所有者=本人、てのはごくごく自然な感覚だと思いますよ。
それこそ「自ずと明らか」ではないの?
肉体の所有権を本人の外に置くのって、どう考えてもあとづけですよ。
セックスに対するジェンダーと同様。

でも、教育勅語な人たちは実際にまだいるし、教育勅語世代でなくとも、
そうした感性に共感出来ちゃう人もそれなりにいる。
全体としてはそんなに多くないとはさすがに思うんだけど、
どうもエラい人たちにはそういう手合いが多そうだ。
まあ、エラい人達って人並み優れて権力欲、支配欲が旺盛なはずだから、
一般的な自己決定権をなるべく小さくしておきたいと考えちゃうのは至極当然かな。

でも、秘め事が秘め事であるうちは、他人のエッチに口挟むな、て主張は充分に一般的な訴求力もつと思うんだけどな。

>社会主義フェミニストがしばしば語る「性的搾取」という概念は、「女性の肉体には価値がある(資本)が、男性の肉体には価値がない」と共通理解がなければ成立しません。
セックスが男性が女性に対して一方的にするものでないとならんですもんね。
本来は共に与えあうものなはずですよ。
でも、もうそれって廃れつつあるんでは?(いや、生きた化石ってのはいつでもいるもんですがね)
だってそんなリクツ認めたら逆に女性のセックスを縛っちゃうもの。
私が以前みかけたフェミサイトは女がエッチだっていいじゃない、てスタンスでしたよ。
結局それって一過性の反動形成だと思います。
もう大多数の女性にすら受け入れられない「若さゆえの過ち」みたいな過去の遺物に過ぎないでしょう。

228 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/06(月) 15:32
>>222
その記事が載っているHPって、あの「有害図書撲滅」だったんですねー。
http://plaza.rakuten.co.jp/yuugaitosyo/diaryall

どうりで…w

229 名前: 松代 投稿日: 2004/09/07(火) 00:13
イラクへ派兵していないドイツやフランスの人々もイラクで拉致されているし、また脅迫ビデオの送付方法やロケットランチャーを構えてポーズを取るといった、自作自演論者がひんぱんに取り上げる疑問点も諸外国の拉致事件に共通する要素となっているにもかかわらず、いまだに自作自演説を支持する人間が少なくないのには、率直にいって呆れるほかありません。
ただ、フランス人拉致事件によって、母国が派兵していようがいまいが「拉致される時は拉致される」ことが明らかになったともいえ、左翼方面の「イラクの人々は悪くない」ってのも、全くどうにも信用できなくなりましたね。
だいたい、停戦後のファルージャでは「イスラム原理主義勢力が街の支配権を握った」ということで、女性や異教徒への大規模な人権侵害が発生しているかもしれないという、なかなかきな臭い情報まで飛び交っています。
自作自演説を信じているバカもバカですが、敵の敵は味方式に、アメリカに敵対しているなら「イスラム原理主義者でも擁護する」サヨクシミンも、同じぐらい度し難い存在だと思いますね。

http://www.asahi.com/international/update/0906/006.html
>仏とイラク、関係冷え冷え、2記者拉致事件が契機
>イラクのフランス人記者2人の拉致事件をきっかけに、仏政府とイラク暫定政府の関係が冷却している。イラク暫定政府のアラウィ首相が事件に絡んで「フランスもテロの脅威から逃れられない」と、イラク戦争や戦後統治に距離を置いてきた同国を批判。仏政府は解放交渉で「フランスはイスラムの敵ではない」と訴えているだけに猛反発している。6日から予定されていた暫定政府のガジ・ヤワル大統領の訪仏も延期になった。

おまけ

あれ、これは朝日のコラムだよな?
産経抄じゃないよなって、本気でそう思わせるコラムでした。
中国でごみを捨てる日本人だっているだろうし、ごみを拾う中国人だっているだろう。ごみをきちんと始末するかどうかは個人の資質や教育の問題であって、民族主義的に十把一絡げで論ずるような話じゃないのは明らかです。おまけに、不品行を見とがめる役を「白人女性」に背負わせたりして、民族差別ばかりか人種差別意識まで丸出しにしたナイスコラムです。
こんな戯言は、嫌中厨のブログに投稿するのがおにあいでしょう。

http://www.be.asahi.com/20040904/W13/0044.html
>ゴミ拾う人と拾わぬ人
>観光客が甲板に集まって雄大な三峡の景色に歓声をあげていた。私の前方に立っていた中国人の地方役人らしき人が、たばこの空き箱をためらいもなく長江に投げ捨てた。その横にいた南京大学の外国人教師らしい白人女性が非難のまなざしを向けたが、何も感じていないようだった。
>それと正反対の光景を成都で見た。イトーヨーカ堂成都1号店の今井誠店長の案内で近くの歩行者天国を見学した時のことだ。店に戻る時、入り口近くの歩道にアイスクリームの包装紙が捨ててあった。今井店長はごく自然にそれを拾ってゴミ箱に捨てた。
>取るに足らない些細(ささい)なことかもしれないが、感動を与えてくれた。反日感情が問題となった中国で、立派に振る舞う日本人。中国のメディアにぜひ取り上げてほしい。

230 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/07(火) 10:55
>>229
フランスは学校でのチャドル禁止でイスラムにケンカ売ったからなー。
でも、ドイツはなんかあったのかな?

231 名前: 松代 投稿日: 2004/09/07(火) 11:57
>>229
政教分離を徹底させたらテロでお返しとは、まぁイスラム原理主義者もいい根性しているとしかいいようがないですけどね。繰返しになりますが、そういうイスラム原理主義者を擁護するサヨクシミンの方々は、もっといい根性してると思いますよ。

あっらぁ〜〜〜

さておき、ロシアではこんなことになってるそうですよ。ロシア政府首脳はグラスノスチ(情報公開政策)は誤りだったと考えているそうで、やはり情報を統制することが権力を維持する秘訣だったと判断しているそうな。また、同様の企業買収や経営者に対する締めつけといった「資本主義的なメディア規制」は、イタリアやアメリカでも広がっており、日本もうかうかしておれませんね。

http://www.asahi.com/international/update/0906/011.html
>学校テロで政権への顔色うかがうロシアメディア

おまけ
学校を占拠したテロリストが書き残した落書きをいくつかみたんだけど、人間の命をもてあそんで茶化すようなセンスが、なんかチャネラーっぽいんだよね。ちゅうか、マジでニュー速スレの1行カキコっぽいのもあったし、なんだかんあぁっておもっちゃった。
オウム事件のときとか、魔法使いサリンのエピソードをメディアが面白おかしく報じたあげく、いわゆる有識者が訳知り顔でコメントしていたけど、人間性を軽んじてしまう人々のセンスって、どことなく共通したものがあるのではないかと思う。

232 名前: うなぎ 投稿日: 2004/09/07(火) 15:53
>>231
宗教スカーフ禁止法に関しては、敬虔な女性イスラム教徒の
教育を受ける機会を、「事実上奪いかねない」ので、個人的には
反対なんですけどね。

233 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/09/08(水) 06:12
227さん>
 おっしゃる通りなんですが、やはり私有財産保護が法律などで明記されている状況下でなければ、「自分自身の肉体を自由にする権利」は保証されないでしょうし、同時にそれが「フリーセックス」や「性の乱れ」と同義に解釈されるのも仕方ないでしょう。

 これも前に述べたことですが、公共の概念を重視する価値観(一部宗教、共産主義)の下ではモラル(道徳)が育ちません。つまり、「自分の身体なんだから大事にしよう」とか「××さんの身体なんだから傷つけないようにしよう」と思わなくなるんです。

 しかし、こういう価値観に凝り固まった人間は、逆のことを言い募ります。私人の権利が増大すると、「エゴが肥大化してモラルを破壊する」と本気で思っているんです。では、現実がどうかというと、ソ連、中国が典型的ですが、共産主義政権の成立と同時に犯罪件数は飛躍的に増加しました。これは、それまで隠れていた犯罪者が「公共物の切り取りご免」=いわゆる闇物資に公然とコミットした結果です。要するに、統制経済下で必要な物資を手に入れようと思ったら、裏のルートを頼るしかないんです。これでは犯罪者の数が減少するはずもありません。

 日本でも昭和11年から占領軍撤退の時期まで、高級官僚が統制経済=社会主義政策を実施していましたが、この時期に幼年期を送った人間の凶悪犯罪発生率は、他の世代と比較すると相対的に高いことが知られています。もちろん、その原因は複数でしょうが、統制経済が一つの要因であったことは疑いようがありません。

 これは松代さんと私の見解が少々異なる点ですが、やはり共産主義を自明とする中国人は、観光名所や公共物を破壊することに頓着しないのではないでしょうか? もちろん、それは民族性とは何ら関係なく、同じ主義で政治を運営すればどの国家にも発生する問題です。旧ドイツ、旧ソ連の集合住宅は、見るも無惨なぐらい汚いですね。日本でも似たような場所はあります。

 人間の命についても、同じコトが言えます。例の小学校占領事件で、ロシア軍と警察は、なんであれだけの被害者を出してしまったのか、ということですね。アルカイダの支援を受けたチェチェンのテロリストも「同じ穴の狢」でしょう。

234 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/09/08(水) 06:14
うなぎさん>
 厳しいようですが、宗教側が妥協すればよいだけの話だと思います。同じコト(宗教上の理由による登校拒否)を新興のカルト団体がやったら、誰もが眉をひそめるでしょう。フランスは革命が起こった際に、多数のカトリック宗教家を教育の現場から叩き出さしましたが、そのお陰で「地球は平らじゃない」と大っぴらに言えるようになったんです。イスラム教「だけ」例外というのはおかしな話です。

該当記事の中でも

>また犯行グループが仏国内法の宗教スカーフ禁止法の撤廃を求めたことから、在仏イスラム団体指導者がイラクを訪れ、同法がイスラム教抑圧を目的にしていないことを説いて回った。

と書いてあるように、イスラム教徒でも近代化に対して理解のある指導者は、これが宗教抑圧でないことを十分に承知しています。しかし、「教育」を「洗脳」や「模倣」と同義だと考えている人間には、このことがどうしても理解できません。

 アフガニスタン在住の子ども達が、タリバン政権下でまともな教育を受けさせてもらえなかった(特に女性)事実を思い出してください。妥協する必要性はこれっぽっちもないと思いますよ。

235 名前: うなぎ 投稿日: 2004/09/08(水) 14:39
>>234 鳥山さん
もちろんすべての信者が妥協出来れば問題ないのですが、イスラム教は「新興のカルト団体」ではないので、色々難しいのではないかと危惧しました。

というか、「スカーフ・ユダヤ教徒の帽子・大きい十字架禁止」は、積極的無神論者に対して「スカーフ着用を義務づける」行為に似てなくもないですし、「特定の服装を禁止する」というのは、校則で髪型が規定されているような「なんだかイヤな感じ」を受けるんですよね。少なくとも、自分がフランス人だったら、反対側に立っていたと思います。

案の定というか、ドコまでが禁止行為に当たるのか分かりずらい為、教育現場では混乱も生じているとの話もあります。

また、「地球は平らじゃない」と教える事は信教の自由に抵触しませんが、「スカーフ禁止」は、信教の自由に「抵触してなくもない」ので、この二つは同列に扱うべきではないと考えています。アフガニスタン在住の子ども達がまともな教育を受けさせてもらえなかったのは、単純に「タリバン」の問題で、フランスの事例に当てはめるべきではないでしょう。

記事には「在仏イスラム団体指導者がイラクを訪れ、同法がイスラム教抑圧を目的にしていないことを説いて回った」とありますし、私立の学校はスカーフ着用も問題な無いようですので、それほど気にしなくても良いのでしょうけど。

236 名前: うなぎ 投稿日: 2004/09/08(水) 14:51
ちなみに自分は「宗教スカーフ禁止法」には反対でも、「イスラム教そのもの」を擁護する意思はまったくありません。イスラム教は、最も「政教一致に陥りやすく、女性差別を発生させやすい」教義を内包する宗教のひとつと言えますので、「イスラム教そのもの」は、どちらかと言うと好きではありません。

237 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/08(水) 19:15
もう滅茶苦茶でんな。

少年院送致、14歳未満も 法相が法制審に諮問

 野沢太三法相は8日、現行では14歳以上に限られている少年院送致年齢の引き下げや警察官への調査権付与を柱とする少年法などの見直しと、人身売買罪の新設や逮捕・監禁罪の罰則強化を盛り込んだ刑法などの改正を法制審議会(会長・鳥居淳子成城大教授)に諮問した。
 少年法制の大幅見直しは、刑罰対象年齢の下限を16歳から14歳に引き下げた2000年の改正以来。法務省はいずれも法制審の答申を得て、来年の通常国会で法改正を目指す。多様な信託商品が登場した現代にふさわしい内容にする信託法の約80年ぶりの改正も諮問された。
 諮問された改正案要綱や法務省の説明によると、少年法制の見直しは、今年6月の長崎小6女児事件など凶悪事件の低年齢化に対処する狙い。収容年齢の下限を14歳としている少年院法の規定を削除する一方、14歳未満の少年院送致は家裁が「特に必要と認める場合」に限定する規定を少年法に設ける。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040908-00000162-kyodo-soci

238 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/09/09(木) 11:08
うなぎさん>
 妥協できない段階で、本人か親権者をテロリストのシンパと見なして良いのでは? 日本の左派系平和運動が典型ですが、民間人を拉致殺害するグループに一定の理解を示すのは、本人たちにも「その気」があるからに他なりません。アルカイダの活動資金には、普通のイスラム教徒が寄付した「お布施」が大量に流れ込んでいるんです。これは、エクパット東京が日本キリスト教協会から資金援助を受けているのと同じ構造です。

 また、複数の宗教に対して受容的な態度をとる教育現場がどうなるかについては、日米のケーススタディで結果が出ています。つまり、一部の宗教信者が性教育の禁止、禁欲教育の推進を訴えて教師や文部省に対してゴネ続け、科学的な真実(子どもにも性的な行動が見られる)をないがしろにしようとします。

 宗教に対して受容的な態度をとり続ける限り、彼らの意見をシャットダウンすることは出来ないでしょう。十字架は小さいのを隠し持つので十分なのでは? スカーフも帽子も学校を出たら被れば良いんです。大きな十字架を許容した国(アメリカ)がどうなってしまったのか、を考えれば十分でしょう。

 日本でも、テロ許容の国家改造を訴えるのは在野の日蓮信徒と相場が決まっています。血盟団の井上日召、北一輝、石原完爾が典型ですし、忘れてはならないのは石原慎太郎がこの流れに位置する人物(霊友会)だ、と言うことです。別項にも書きましたが、コレが東欧ではカソリックになります。教義やシンボルが変わっても、やってることは皆同じですね。神様に祈りたいなら、教会、お寺に行ってやってくれと思います。

239 名前: 松代 投稿日: 2004/09/09(木) 12:05
いやぁ、勝ちましたよ。
停電した時は思わず笑っちゃったけど、ジーコ監督は平然としていましたね。彼に言わせると、こういうことは「よくあること」なのだそうですが、南米という厳しい環境でプレイしていた神様の言葉は重みがありすぎです。

http://live.sports.yahoo.co.jp/sportsnavi/jpn040908.html
>停電のハプニングも、日本、4得点を挙げ快勝!
>ハーフタイムに停電というハプニングに見舞われ、30分以上後半開始が遅れたものの、日本は小野が直接FKで追加点。さらに久保を投入すると、前線で巧みにボールをさばき、福西が3点目。さらにセットプレーから宮本が4点目を奪って快勝した。

おまけ1
辻本氏の場合は、サヨクプロシミンの間で「国策逮捕」と言われましたが、同種の事件で「実刑判決が相次いでいる」ことを考えると、辻本氏に対しては裁判所もかなり甘い判断を下したと言えますね。

http://www.asahi.com/national/update/0909/011.html
>佐藤元自治相に懲役1年4カ月の実刑判決、秘書給与詐取
>国会議員による秘書給与詐欺事件をめぐっては、山本譲司元衆院議員(民主)は懲役1年6カ月の実刑だったが、辻元清美元衆院議員(社民)は懲役2年執行猶予5年の判決だった。

おまけ2
とりあえず、まぁよかったねということで。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040908-00000204-kyodo-soci
> 元チェス王者の送還停止 仮処分申請受け東京地裁

240 名前: 松代 投稿日: 2004/09/09(木) 12:51
>>237
法制審の諮問では少年法改正と並ぶ目玉となっている、人身売買禁止法関連のニュースです。
なんて言うか、一方では「国際人権機関の勧告を無視するような少年法改正」をもくろみ、他方では「外圧を理由に人身売買禁止法の整備を急ぐ」というのは、あまりにもやることが滅茶苦茶です。人権擁護を基軸に置くのなら、諮問のような少年法改正案が出てくるはずもありませんが、もしかしたら人身売買は「国歌の面子に関る」問題だから「人権擁護的な体面を整える」ために盛り込まれたのかもしれません。

こういう調査が行われるのは歓迎すべきことですが、背景がいささか胡散臭いというのは困ったものです。
加えて、宗教DQが妙なねじを巻かないよう、警戒しなければならないというのも、嘆かわしい事態ですね。

http://www.asahi.com/national/update/0907/031.html
>人身売買で比、タイに初の調査団派遣 政府、実態把握へ
>日本が6月に米国務省から人身売買の防止対策が不十分だとして「監視対象国」に分類されたことに絡み、政府は13日から初めての調査団をフィリピンとタイに派遣する。人身売買の被害者を送り出す側の国々の政府やNGO(非政府組織)と連携し、法整備や国際協力に生かしたい考えだ。

241 名前: 松代 投稿日: 2004/09/09(木) 13:42
>>235
うなぎさん
宗教的な背景を持つシンボルは、着用して公衆の前に姿を表すこと自体が宗教行為とみなされるので、公教育の場ではある程度の制約も止むを得ませんよ。また、教育に対する宗教の介入を防止するためには、公教育と宗教を厳しく分離させなければなりません。そうしないと、各宗派が自分に都合の良い教育者を公教育の現場に送り込み、最終的には力の強い宗教(多くの場合は伝統宗教)が教育現場を牛耳ってしまうでしょう。
事実、アメリカでは今だに公教育の場で「進化論を教えられない」ような情況があり、宗教と教育の分離がいかに大切なことかを示しています。
もちろん、保護者や学生が選択的に宗教的な「私教育」を行ったり受けたりするのは自由ですが、税金を使う公教育とは厳密に分離すべきですし、そのような教育には補助金を出す必要さえありません。

宗教的な服装と近代化との関連については、トルコの近代化を参考にされるのがよいかと思います。
トルコの近代化は、トルコ帽の禁止から始まったといわれています。また、宗教とはいささか異なりますが、日本でも髷を止めたことから近代化が始まったようなものです。
平等に主張する場を与えるだけではなく、平等に「黙らなければならない場を設ける」というのもまた近代精神の現れであり、同時に「少数者を保護する」ことにつながるのです。

242 名前: うなぎ 投稿日: 2004/09/09(木) 18:33
>鳥山さん 松代さん
 フランスではつい最近まで「宗教的シンボルの着用」が、違法ではありませんでしたが、かなり前から「進化論」は教えているはずです。重要なのは「宗教的教育を公教育としては絶対行わない」と言う事であり、「宗教的シンボルの着用を認めると政教分離できない」と言う事は無いと思います。

 自分が心を痛めているのは、「フランスで進化論をちゃんと教えているのは非宗教系の学校(主として公立校)」だと言う事です。「スカーフ禁止」の前は「スカーフを着用している人」も「進化論」を学ぶ機会があったわけですが、「スカーフを着用可の私学」では、それが望めなくなる可能性があり、そこが残念な訳です。

 トルコ近代化の事例にもあるように「改革の苦しみ」という感じで、長期的にみれば「良い結果」に繋がる可能性もありますので、そうなるように期待したいトコロではあります。

243 名前: うなぎ 投稿日: 2004/09/09(木) 18:34
 さておき、テロリストがフランスの、「スカーフ禁止法」を撤回するように求めたせいで、テロリストとは距離を置きたいフランスの宗教家たちは、自らの信条とは別に「スカーフ禁止法反対運動」を自粛せざるをえなくなっているそうですね。

 鳥山さんが「妥協できない段階で、本人か親権者をテロリストのシンパと見なして良いのでは?」と言っていましたが、フランスの宗教家達は、人質テロ事件によって、まさにそういう状況に追い込まれてしまっていると思います。

244 名前: magenta 投稿日: 2004/09/09(木) 23:01
>>238

>東欧はカソリック

ヨーロッパの旧東側各国でカトリック信者数が特に優勢なのはポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、スロベニア、クロアチアだったと思いますが、教会が公教育に口を挟んでくるような自体が実際に起こっているのでしょうか?
アメリカでは一部プロテスタント系教会の動きが活発なように見受けられますが…

245 名前: 松代 投稿日: 2004/09/11(土) 00:01
以下のような「電波情報」が、サヨクシミン運動系のMLに流れています。
カマヤンは激しく反応するでしょうが、あまりの電波っプリにくらくらします。
こういうのを無批判に転送するほうも頭悪いと思いますが、こんな話を垂れ流しているようじゃ、イラクの人間も支持できませんな。イタリアNGO拉致事件と合せ、イラク人にもかなりの非があると言わざるをえないでしょう。
それにしても、事実関係を照会されて、科学的根拠を示すでもなく、聖書のを持ち出すアタリ、手の施しようも無いと思います。

>★ イラクの人道援助団体が配布する缶詰肉が発癌性★
>イラクでは米軍による劣化ウラン弾の大量投下の影響などで癌などの発症が増加しているが、海外からの流入食品もその増加の原因になっているようだ。7日付けのネット紙、USモヒートが報じた。
>バグダード大学付属の市場・消費者保護研究センターは、諸外国や人道組織(NGO)、救援団体から人道支援物資の形でイラク国内に流入する缶詰肉の流通と消費を警戒するよう呼びかけた。
>同センターの情報筋は、「消費者に対して危険要因とならないように、イラクへの流入を許可する前に、このような肉や諸物資は試験所で精密な品質検査と原産地証明の記載を義務付ける必要がある」と語った。
>なお、(イラクで最大発行部数を誇る)アッザマーン紙が報じたように、多数のイラクの保健情報筋は以前、イラクに流入する缶詰肉の多くに放射性物質が含まれていると警告してきた。その結果、癌の罹患者が15万人を超える程に増加した。他にも、米軍の占領以前にはイラクで未知であった種々の病気が現れている。

ttp://us.moheet.com/asp/cunt_show.asp?lol=1394046****(アラビア語サイト)
>イラクの癌発生原因の7割が劣化ウラン弾によるもので、3割が劣化・不適食品であるとする医師の証言も報道されたことがある。
>この記事はあまりにも奇異なので、イラクに問い合わせていたために掲載が遅れた。ただいま以下の回答が着信した。
>【問い】この記事は真実か? このような残虐な行為をする人道団体の目的は何か?
>【回答】これが真実だ。占領軍がイラクに進攻した初日にバスラ・ネットはこのことを報道した。人道主義を装いながら、イスラエルやイラクを敵視するものたちと結びついている複数の組織(NGO)がある。
>ユダヤ人の聖書である旧約聖書には、(現在のイラクである)バビロンのある王が再び、イスラエルを破壊するとの記述があるため、彼らはイラクと闘ったのだ(米軍内には多数のユダヤ人将校が居ることは常識)。恐らく彼らはサダム・フセインがこのバビロン王となると考えているためだろう。
>旧約聖書は、イラク(バビロン)を破壊し、そこの民を殺さなければならないと記述している。現在世界で冨を保有しているものはユダヤ人である。彼らが、このようなバビロン王が現れることが無いように、イラクの民を滅ぼすことに関心を持つ人道組織を設立することはた易いことだ。

http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml;jsessionid=EZNHHAXCUTQ2QCRBAEZSFFA?type=worldNews&storyID=6186402
>国際支援団体、イラクからの撤退を検討
>イラクで支援活動を行っていたイタリア人女性2人が7日バグダッドの事務所から拉致され、米軍の死者が1000人を超えたことなどを受け、複数の国際支援団体がイラクからの撤退を検討している。

おまけ
自殺する中高年に対しては、あまり同情する気になれないのですが、大きな問題であることは間違いないでしょうね。

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20040909k0000e040032000c.html
>自殺率:日本が先進国でトップに WHO調査
>日本の自殺者数が人口10万人あたりの比率に換算すると世界第10位で、旧ソ連・東欧圏を除く主要先進国の中では最も多いことが8日、世界保健機関(WHO)の調べでわかった。99年の前回調査では、日本は16.8人(96年)で23位だったが、今回は特に45〜64歳の中高年男子の自殺者数が急増した。また、世界全体の自殺者数は推計で年間約100万人に達し、「殺人や戦争の死者の総計を上回る」と指摘している。

246 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/09/11(土) 09:50
うなぎさん>
 多くの人が「信じる」ことが「思い入れ」の問題でしかないと認識できない限り、宗教と科学が和解するのは困難なのではないでしょうか? たいていの場合は、「思い入れだけが本物だ」(独我論、唯幻論)になってオシマイでしょう。

magentaさん>
 どうも文章が読みずらかったようで申し訳なし。東欧でテロ許容の国家改造を訴えるのはカソリック絡み、という意味で、教育はあまり関係ありません。知っての通り、アメリカでは福音派の流れがこのタイプで、(テロを許容する)理由はハルマゲドンの発生を疑わないからです。

 余談になりますが、アメリカで性教育反対運動の中核を担っている宗教グループの間では、悪魔は実在すると考えられているそうです。恐らく日本も一緒でしょう。つまり、ポルノの存在は、彼らにとって『悪魔が実在する証拠』なんです。こういう人達と、どんな話し合いが成立するのかと思います。かなり強力な向精神薬でも服用させない限り、話が噛み合う可能性すら無いのでは?

松代さん>
 一説によると自殺者の7割は鬱病患者、統合失調症の自殺者も含めるともっと多いので、多少は同情の余地があるのでは? 日本の年間自殺者の数は、イラク戦争の死傷者の数を上回ります。規模を世界全体に拡大しても結果は同様です。しかし、戦争の方がトピックとしては目立ちます。反戦運動がどうしても好きになれない理由の一つですね。

247 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/11(土) 10:26
>>241
たしかに特有の服装なんかは宗教行為だけど、問題はそれが他者にどれだけ影響を与えるかじゃないのか?
服装が他者に与える影響なんて大したことないと思うんだけどね。
もちろん本人にとっては重い意味があるわけだけど、周囲にそれほど重圧与えるとは思えない。
学校というのは生徒にとっては日常生活の場でもあるのだから、むやみに特別扱いするのはどうも腑に落ちないな。
正直フランス当局の方が過剰反応って気がするよ。
茶髪は不良の始まりだって皆さんと同じ発想じゃないか。

>>245
日本もBSEじゃ似たようなことやらかしてんだから人のこたぁ言えんよ。

>>246
信じるものも感じるものも、ともに本物じゃまずいのか?
心と体は不可分かつ対等のはずだ。

248 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/09/11(土) 11:27
247さん>
 申し訳ないのですが、おっしゃりたいことが全く理解できません。心と体が不可分であるならば、そもそも心身二元論を持ち出す必要はないのでは? しかも、その二つが対等だというなら、自我(思い入れ)の優越性を唱える独我論は否定してしかるべきでしょう。

 もっとも、「本物」という単語は前後の文脈によって意味が変化するので、「俺が本物だと思ったら本物だ」と言われればそれまでですが。その点では、ヴィトゲンシュタインの主張が正しいことには同意します。

 ただし、やはり理解できないのは、信じることや感じることが「本物」でなければならぬという主張です。偽物でも十分なのでは? 神様が偽物=本物でなかったとして、どんな問題があるのかと思います。偽物で十分でしょう。

249 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/11(土) 11:44
>>247
逆に何故、服装や大きな十字架にこだわらなければならないのか理解できません。
信仰は心にあるのであってシンボルにはないでしょう。
公的な空間では外し、私的な生活空間では身に付けると言う事だって、できるのではないですか?
他者の価値観も容認できないというのもまた問題でしょう。

フランス当局が過剰かどうかは判断の余地はありませんが、ここのスレの書き込みは過剰だと思います。

250 名前: 松代 投稿日: 2004/09/11(土) 12:00
>>247
申し訳ありませんが、おっしゃることが全く理解できません。

イスラム教と不可分の関係にあるスカーフ着用と、個々人が自分の判断で「自由」に行う茶髪とが、なぜ同一視されるのか、あるいはなぜ同一視可能なのかがわかりません。

曲がりなりにも科学的根拠を提示し、科学的な検査方法の精度をめぐって議論されているBSE問題と、科学的根拠も提示せずに聖書を持ち出したイラクの当事者とが、ぜ同一視されるのか、あるいはなぜ同一視可能なのかがわかりません。

251 名前: 247 投稿日: 2004/09/11(土) 12:11
私の言う「本物」とは、本人にとって価値のある物事という意味だ。
目で見、手で触れられるものも、信じられるものも、等しく価値があるということ。
前者は身体的な、後者は精神的(観念的?)な体験。
このふたつの違いは、他者との共有が可能か否かだろう。
前者は可能だが、後者は不可。
言葉によってしか心の体験は共有できないのだが、言葉が不完全である以上、それは本物とは呼びがたい。
共感なんて、それこそゆめまぼろしの類だよ。
この点をもって、ならば思い入れなど偽者だというのなら、その意味では確かに偽者だ。
が、他者と共有できずとも、当事者にとっては確かな体験であることには変わりがなく、その限りでは思い入れだって本物じゃないのか?
それが「偽物で十分でしょう」ということならば、確かにそうだろう。
私は自分の中の、手で触れられずとも価値のあると思える何かをとても大事にしている。
当然、人にもそうして欲しいし、だから人のそれも大事にしようと思う。
神も仏も信じちゃいないけど、他人がそれに頭をたれることを批判する気にはならない。
くだらないことに感じられるのは確かだが、それをあからさまに表したりはしないようこころがけている。
未熟者ゆえまっとう出来ているとは思わないがね。
だって自分が大事に思っていることだって、人からみりゃくだらなく感じられるに決まってるんだからさ。
でも、それあからさまにされちゃあ愉快な気分にゃならないからな。
情けは人のためならず。もちろん本来の意味でだよ(苦笑)。

252 名前: 247 投稿日: 2004/09/11(土) 12:36
おや、二つもスレ違った。なるほど、みんな昼休みなんだな。
>>249
宗教ってそれこそこだわりそのものじゃないのか?
むしろ、こだわりと無縁であるべき当局が、なぜそれほどにシンボルの排除にこだわらねばならないんだ。
私は信仰を持つものと、そうでないものとでなら、圧倒的に前者のこだわりが強くて当然だと思う。
だからこそ、多少のこだわりは認めてよいのでは?と考える。
繰り返しになるが、そんなシンボルに周囲の他者はそれほどに影響受けるのかね?
信仰のないものにとってはそれこそ無価値でどうでもよいことのはずなんだが。
信仰を持つものにとって、信仰は生活そのものなんだろうと思う。
生き方が信仰とともにあるのなら、それを過度に排除するのはその人に死ねといってる様なものなのではないのかね?
私はロザリオだろうがチャドルだろうが、あるいは袈裟を着てようが、「ふーん」としか感じないんだが。

253 名前: 247 投稿日: 2004/09/11(土) 12:54
>>250
信仰は自由じゃないのかい?私は自由だと思うんだがな。
政教分離は必要だが、学校は政治の場ではなかろう。
ぶっちゃけ、そこまで厳密に宗教排除が必要という気がしないんだよ。
むしろ、現実にさまざまな信仰があるんだということが実感できたほうが勉強になるんじゃないのかとすら思う。
私は排除よりも、許しあうことのほうがよいように思うんだが。
252でも書いたが、信仰を持つ人々にとってそれを否定されるってことは、全人格の否定に他なんないんじゃないのかなあ。
個人的には神に全てを委ねちゃうのはどうかと思いはするけれど。

>曲がりなりにも科学的根拠を提示
ってことなら、
>医師の証言も報道されたことがある
そうじゃないか。
医師ってのは(一応)科学者のはずだよ。
いや、曲がりすぎだろそれ、て言われたら返す言葉もないけどさ。
だが、日本がこだわった全頭検査が科学的根拠乏しいってのも確かでしょ。
あれはとても解りやすい「安心」基準ではあったけど、「安全」基準としてはかなり曲がってるみたいじゃない。

254 名前: 松代 投稿日: 2004/09/11(土) 13:06
>>247さん
ちょっと確認なんですが、なぜチャドルが「特別に」問題視されているのか、また同じイスラムの風俗でもいわゆるイスラム帽やカヒーヤ、ターバンの着用については「禁止解除の声が小さい」のか、その点についてどう思われますか?

フランスにはシク教やジャイナ教徒が少なかったので、さほど大きな問題にもなりませんでしたが、なぜイスラム教のチャドルばかりが問題視されるのか、その点を考えればチャドル禁止解除を訴えかける人々は「信教の自由という概念をほとんど持ち合わせていない」し、また別の前近代的な問題も抱えているということがわかるような気がします。

チャドルは「内心の自由を認めない」というメッセージをはらんでいる事を考えると、内心の自由を認めるという観点からのチャドル擁護は、なんだかいびつなものに思えてしまうのです。

255 名前: 247 投稿日: 2004/09/11(土) 13:22
あ、そうそう。
教育の現場が宗教に支配されちゃうのは無論かんべんなので、教師においては別。
これは服装含めて厳にとりしまっていただきたいもんだ。
でも、生徒は多少はいいんじゃないのかね?
ちなみに私の学校(高校)は私服でした。

256 名前: 247 投稿日: 2004/09/11(土) 13:33
あ、またスレ違った(汗)。
>>254
チャドルに特に縛る意味が強いってのは知ってます、一応。

>チャドル禁止解除を訴えかける人々は「信教の自由という概念をほとんど持ち合わせていない」し、また別の前近代的な問題も抱えている

これもその通りだとは思いますよ。
でも、本人が縛られることを望んでいるのならそれもまたアリかな、と。

>チャドルは「内心の自由を認めない」というメッセージをはらんでいる事を考えると、内心の自由を認めるという観点からのチャドル擁護は、なんだかいびつなものに思えてしまうのです。

確かに不平等でねじれてると思います。結局甘いだけなのかもなんだけど、それでもあえて赦してしまいたいのですよ。
ただ、縛りあうのは彼ら達だけの間でやってくださいな、とは強く思うけどね、もちろん。

あ、お昼休み終わりです。
あとはまた明日。

257 名前: うなぎ 投稿日: 2004/09/12(日) 01:16
>BSE問題について
 危険部位の除去をやるだけで十分安全である事は確かですが、確立論的に言うと全頭検査を行う方がより安全で、かつ、汚染牛の根絶に役立ちます。しかも、全頭検査の費用は格安です。
 BSE感染牛がタマタマ出てしまったカナダとアメリカだけが狙い打ちというのは問題アリですが、大統領選さえ控えていなければ、日本の提案も本来問題視されるモノではなかったと思います。

258 名前: うなぎ 投稿日: 2004/09/12(日) 01:52
 ちなみにアメリカは、日本でBSE感染牛が発見された後、直ちに日本からの牛肉の輸入を禁止した訳ですが、現在もなお続いたままです。なので、アメリカに対す」日本の要求は、農業政策上理不尽なものじゃないと思われます。

http://www.maff.go.jp/www/counsil/counsil_cont/tikusan/kikaku/dai4_gijiroku.pdf

259 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/09/12(日) 02:59
247さん>
 「共感した(感動した)」「共感しない」と「本物か」「偽物か」は全くの別問題です。たとえば、私には好きな小説、映画がたくさんありますが、それらが「本物か?」と問われたら「偽物だ」と答えます。しかし、私がそれらの作品に接して「感動した」ことに変わりはありません。

 つまり、自分が「感動した」からそれが「本物だ」という主張、あるいはその裏返しの「すべては主観に過ぎない(本物などはない)」という主張そのものが尊重できません。ただし、だからといって上記の意見に無闇に批判をしても良いというわけではなく、TPOは弁えろという考え方には同意できます。

 たとえば、私が好きな映画を見ている最中に「これは偽物だよ」と言われれば腹が立つでしょう。それと同じように、ある宗教の祭典中、または聖域内で「お前の神様は偽物だ」とやったら明かなマナー違反で袋叩きは免れません。

 問題なのはライシテ(政教分離)の原則に基づいた公立学校が、サンクチュアリ(聖域)の役目を果たすか否かという点で、これは「果たさない」と考えるのが妥当ではないでしょうか? そして、そこがサンクチュアリでないのなら批判が許されるということになり、宗教VS宗教、あるいは宗教VS無宗教という論戦が発生しても仕方がありません。そして、この論争をやったら多数派の方が有利であることは火を見るよりも明らかです。これを避けるために、「校内で宗教的な主張はするな」というルールを設けるのは、一つの見識だと思います。

260 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/09/12(日) 03:00
 ただし、ヨーロッパ周辺ではポーランドとイギリスは、公立学校でもサンクチュアリの役割は「果たす」と反論し、ドイツは「原則として果たさないが、学生は例外が妥当」と答えています。皮肉な話ですが、宗教と政治の関わり合いだけは、共和制(民主主義)を掲げるフランスが反共和的で、カソリックの重要拠点であるポーランドと、立憲君主国のイギリスは共和的です。ドイツは第一次大戦まで、イタリアは第二次大戦まで立憲君主国をやっていたので、態度も宙ぶらりんですね。

 どこかの左翼がうそぶいていましたが、イスラム圏で共和制(民主主義)をやったら、間違いなくイスラム教が国教になるでしょう。安易な文化多元論を唱える人間や、反西欧中心主義を掲げる人間は、これを「多様な文化の並立」として歓迎しますが、肝心のイスラム教国内には表現の自由は存在しません。これは、その国で暮らす人々にとって幸福なことなのでしょうか?

 つまり、某表現規制反対派が主張しているのとは異なり、民主主義(共和制)と(表現の)自由は一致せず、むしろ世界的には対立する場合が多いんです。これは日本でも同様で、全く嬉しくない話ですが、ポルノ問題がその先端となっています。

 規制推進派が執拗に「宗教教育の重要性」を説いていることを忘れるべきではないでしょう。しかし、単純な「文化の多様性」を掲げていると、これを批判することは困難です。表面上の多様性に固執することなく、フランスと同様にライシテの原則は貫き通すべきでは? 私は最も大事なのは「共和」ではなく「自由」だと思うのですが。

261 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/12(日) 04:32
フランスのあの法律は本当はスカーフを外したいけれど周囲の反発で外せない
イスラム女性に「法律がそうなってるから」というエクスキューズを与えると
ころに価値があるんじゃないかと思いました。
そしてとりあえずスカーフを着用しないイスラム女性を学校の中だけでも存在
させてみることでイスラム教徒にスカーフを着用しないことへの慣れをつくっ
て、ゆくゆくは女性が完全に自分の意志で着用を選べるようにするのが狙いな
のかなあと。

262 名前: 247 投稿日: 2004/09/12(日) 10:38
>「共感した(感動した)」「共感しない」と「本物か」「偽物か」は全くの別問題です。たとえば、私には好きな小説、映画がたくさんありますが、それらが「本物か?」と問われたら「偽物だ」と答えます。しかし、私がそれらの作品に接して「感動した」ことに変わりはありません。

ちょっと確認。「本物」って目で見、手で触れられる、実態を備えたものっていう意味?
もしそうであるなら心のうちのすべてのものは「偽者」だね。
でも、「偽者」だとしても「感動」には価値があると思うよ。

>「校内で宗教的な主張はするな」というルールを設けるのは、一つの見識

その通りだと思う。
でも、信仰と共に生きる人々って存在自体が宗教的といっていいし、そうした人ならそこにいるだけで宗教的な主張をしているといえる。
だからといってそうした人たちを公立校から締め出すってのはまずいよ。
となると、「校内で宗教的な主張はするな」ってルールは無制限にはできない。
そして、私は服装は多めに見ていい小さな宗教的主張だと考えてるんだ。
もしかして私は身なりというものに無頓着すぎるのかな?

>私は最も大事なのは「共和」ではなく「自由」だと思うのですが。

そこなんだが、「自由」より「幸福」のが大事じゃないのか?
自由が重荷だって人達はいるんだよ。
先にも書いたが、私の学校は私服だった。つまり、服装の「自由」があった。
だが、「制服はいいね、何着るか考えなくて済むから」という人達もいたんだ。
ゲームなんかでも、あえて自由度を制限してあるのを歓迎するプレイヤーもいるじゃないか。
自らの全てをなにかに委ねてしまいたい人達は常に、どこにでもいる。
不自由な幸福ってのはたしかにあると思うんだがな。

263 名前: 247 投稿日: 2004/09/12(日) 10:44
ただ、不自由な幸福を望む人達は自らを委ねる相手を必要とするので、そこで支配する立場の人がでてくる。
ところが支配者達ってのはすべからく支配の拡大を望むから、結果として自由を望む人達をも侵そうとしてしまう。
これは困る。
支配されたがりに自由を押し付けるのはどうかと思うが、支配者の暴走はもっと困る。
困った困った。

264 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/12(日) 12:24
>>262
>先にも書いたが、私の学校は私服だった。つまり、服装の「自由」があった。

高校だったらどういうところを受験するか選択の自由があるはず。

私服高は少数派だろうから敢えてそういうところを選んで入学したとしか。

私服高でも古いところは昔の制服が一応選択肢として残っていることがあるのだけれどその点はどうだったのだろう。

完全な私服高で制服着たければ「選択肢の一つとして(私服着たくてその高校に入ってきた人がいるから)」制服を作ってくれと請願するのが筋だと思う。

265 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/12(日) 13:53
私服といえばこんな意見もあるようです。
http://osaka.cool.ne.jp/kohoken/lib/khk153a1.htm

266 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/12(日) 23:53
>>247
本物には価値があるかのような言動はやめてくれません?
息子が母親を愛しているのは当然だって強烈な思い入れの果てに
俺のチンコをしゃぶったマイマザーは殺したいくらいに本物なんで
幸福感なんていらないんで平穏をください

267 名前: 392 投稿日: 2004/09/13(月) 02:02
>>263
支配されたがる人に対して自由を「押しつける」というのはおかしいのでは?
「自由」が「制限」を課すのは矛盾しています。自由なんだから解放されこそすれ
「押しつけられる」ものはないはずです。
自由が重荷である人がいるのは確かですが「不自由な状態を選択する自由」
があるわけです。その自由を選択しないであくまでも「第三者からの強制」がいい
と言っても他人は自分の思い通りに動いてくれないわけで。
自由なき幸福が成り立つのはかなりレアケースでは?

>もしそうであるなら心のうちのすべてのものは「偽者」だね。
鳥山さんが「本物・偽物」と「感動した・しない」に分けて話しているのに
またごちゃ混ぜにしたら会話が成り立たないと思います。

268 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/13(月) 02:23
>>131の同人規制の続報です。
東京都は同人誌のみならず18禁ネット規制も企んでいるようです。

>次の猥褻規制の対象として、同人系やネットなんかでも同じように制限をかけていく方針に変わりはないようだ。
>出会い系も含めて「国際的な標準に青少年環境を是正」していきたいのだそうだが、どうしたら制限がかけられるかと
>聞くので普通に「カード決済が中心なのだから、ネットで決済している業者やサーバー業者に罰金刑をつければいいんじゃないすか」と
>答えたら膝を打たれてしまった。余計なことを喋ったか。
http://kiri.jblog.org/archives/000959.html

これと関連しているのか、気になるニュースも。


>「ネットと子ども協議会」設立総会
>出会い系など規制提言へ
>インターネット社会に潜む危険性から子どもたちを守る対策を考える「ネット社会と子どもたち協議会」の
>設立総会が八日夜、都庁で開かれ、出会い系サイトのメールを規制する法律改正や条例制定を盛り込んだ
>緊急提言の素案が明らかにされた。
>素案では、性犯罪の温床となる出会い系サイトのメールが未成年者の携帯電話に届かないようにする対策を
>携帯電話会社に求め、規制に向けた法改正や条例制定の必要性も挙げている。
>インターネットの検索サイトについては、有害な内容を含むホームページへのアクセスを阻むフィルタリングソフトを
>稼働させ、ソフト稼働を外す場合には警告を表示するように検索サイト運営業者に要望すると提案している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20040909/lcl_____tko_____002.shtml

これにはあの宮本順子も参加しています。
(宮本順子が参加した事は、朝日新聞の朝刊の地方記事に載ってました。日付は失念してしました。スイマセン)

どうも先行き怪しそうな予感がします。

269 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/09/13(月) 12:08
247さん>
 正確な定義付けをやりだすと、本が一冊書ける分量になるので省きますが、『本物』の正体とは単なる実体ではなく(過去から現在までの)時間のことでしょう。つまり、時間の中に実体が一要素として含まれるんです。従って、本物は実体とは限りません。ハイデガーが述べていたように、「ある(実在する)とはどういうことか?」ということです。中島義道が自己の哲学を時間論へとシフトさせたのもこれが原因です。

 また、247さんのおっしゃる『本物』、『感動』、『幸福』の正体は承認欲求でしょう。人間が「ありもしない虚構(映画、小説、マンガなど)」に接して感動できるのは、承認欲求を満たされるからです。分かりやすく言うと、「お前は生きていても良いんだ」とか「お前は特別な存在なんだ」というメッセージを、フィクションからも読みとれるんですね。そして、おっしゃるように、メッセージの受信者にとって、これが実体を備えた人間から発せられたモノか、虚構の存在、たとえば神から発せられたモノかはそれほど重要ではありません。つまり、判断基準を承認欲求でゆんゆんしている「受信者」に置いてしまうと、虚構と現実の区分がつかなくなってしまうんです。

 山本夜羽音氏が最新作のコラムで述べていましたが、『真のキリスト者』にとって、「キリストが死んでから復活したか?」どうかはそれほど重要ではありません。しかし、これでは何が歴史的な真実であったのかが問われず、信念=自分がどれだけ強く承認されていると感じているのか、の問題になってしまいます。また、ベンサム、ラッセルは、この感情を客観的に数値化できると主張して『幸福論』を書いていますが、ヴィトゲンシュタインが怒っていたように、これは完全な過ちでしょう。247さんもおっしゃっているように、主観は共有できないんです。

 宗教信者や類似するメンタリティの持ち主=承認欲求を重視する価値観の持ち主にとって、信仰心の強弱は重要な問題かも知れませんが、社会の妥当性を、この物差しで測ることは困難です。もっと分かりやすく言うと、信念を重要な価値基準にしてしまうと、社会が成立しなくなってしまいます。「俺が良いと思ったから、それで良いんだ」と言われたら、お話はそこでオシマイってことですね。

270 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/09/13(月) 12:10
 しかし、真実は個人の承認欲求とは無関係なんです。たとえば、キリスト教原理主義者が幾ら「地球は平らだ」と思っていようが、現実の地球は球形状で自転しているわけです。共産主義者はこの事実を認めたくなかったから、「科学はイデオロギーに汚染されている」と主張して、「科学にもプロレタリアート的なモノとブルジョアジー的なモノがある」と定義しましたが、やはり宗教と同様に現実(の科学競争)に敗れて衰退せざるを得ませんでした。社会主義フェミニズムも同様で、今では女性自身が彼女達とは距離をおいてしまっています。

 つまり、真実は万人にとって平等で、日本人にとっても、中国人にとっても、キリスト教徒にとっても、イスラム教徒にとっても、男にとっても、女にとっても変わりはありません。グスタフ・ハスフォードが端的に述べていたように、「弾丸は嘘をつかない」んです。ライフル弾で頭を打ち抜かれたら、誰でも死亡するんです。

 この原則を無視して、個々の承認欲求を相互に尊重し合う社会、というのは絵に描いた餅でしかないでしょう。「イスラム教徒にとっては真実だが、キリスト教徒にとっては嘘」という価値観を、社会の大原則として永続的に採用する訳にはいかないんです。日本も過去に「日本人の精神力は特別で、物量で劣っていてもアメリカ人を気合いでやっつけられる」と主張して太平洋戦争に突入しましたが、結果はご存じの通りでした。旧ソ連も、イスラム原理主義者のテロリストも、アメリカに対して同じコトをしていますね。

 また、自由な社会というのは上記の原則を元に身分制度(王侯貴族だけは宗教的に特別な存在)を否定したモノで、その本質は私有財産権に裏打ちされた拒否権のことでしょう。そうした社会的な枠組みの中でも、承認欲求を満たせずに悶々としている人達がいるのは事実でしょうが、「だからどうした?」と思います。こういう手合いは、規制推進派のお年寄り連中、宗教キ印なんかが典型的ですが、「社会が物質的に豊かになったら、精神が貧しくなってしまった」と言い募るわけです。だから、彼らが対抗案として出してくるのは、私有財産の制限、自由競争の制限ばかりなんですね。

 確かに、社会的弱者には財産が無く、財産のない者にとっては自由な社会でも自由を謳歌できないので、「どんな政体だろうと関係はない」と言われればその通りなんですが、だからといって「社会の枠組みを無産者を基準にして変化させろ」という意見には疑問を感じます。著名な黒人アーティストのジェームス・ブラウンは、黒人差別撤廃運動に参加している人達に対して、「働いて財産を獲得しろ。それがブラックパワーだ」と語っていましたが、こっちの方が余程真実を突いているのでは? そして、働き口を確保するために闘争するのはアリなのではないでしょうか?

 だから、「これから社会に出て働こうとしている子ども達が、その権利を剥奪されるのには反対だ。故にスカーフ禁止法には疑問を感じる」と言われれば、一考の余地は残されていると思います。ただし、「イスラム教徒は特別な存在だから、スカーフの着用が許される」であるならばアウトでしょう。

271 名前: 247 投稿日: 2004/09/13(月) 15:05
>>267
>「自由」が「制限」を課すのは矛盾しています。自由なんだから解放されこそすれ
>「押しつけられる」ものはないはずです。

自由には制限があるし、決して単なる開放ではない。
自由であるということは自己決定が可能な状態を指してるんだが、そこにはもれなく自己責任てものがついてくる。
つまり、自由であるてのは「てめぇのケツはてめぇでふける」状態のことだ。
自由が重荷に感じられるのはこの自己責任がついて回るから。
株式投資にでも例えれば、銘柄とか自分で(自由に)決めるのが本来の投資だが、これを人任せにする投資信託なんてものもある。
投資信託に資金を出す人がたくさんいるのと同様に、人生まるごと誰かに信託してしまうような人もそれなりにいるわけだ。

>他人は自分の思い通りに動いてくれないわけで。自由なき幸福が成り立つのはかなりレアケースでは?

たしかにその通りなんだが、では自分で決めれば思い通りなるのかと問えば、残念ながらこちらの答えも否だ。
世の中なかなかにままならん。
つまるところ、他人にケツ持ちさせるかどうかにすぎないんだ。
それをヨシとする人達は少なからずいて、そういう人達にどうでもてめぇのケツをふかせるのはいかがなものか、と考えているのだ。
そんなヘタレは切り捨てちまえ!てのもアリかも知れんが、存外そういうクチが多いように思う。
だからこそナポレオンだのヒトラーだのみたいな人民に選ばれた独裁者が産まれるんじゃないのか?

272 名前: 247 投稿日: 2004/09/13(月) 15:25
鳥山さん>

>本物』の正体とは単なる実体ではなく(過去から現在までの)時間のことでしょう。

私が先の記事で言及した「実体」には時間的な奥行きも含んでいることを念頭に置いていた。
四次元的連続体、とか言うんじゃなかったかな?物理学方面の言葉だと思ったが。
あと、私は高卒で専門教育は受けていない。
哲学に関してはいくつか啓蒙書(現代新書とかそのあたり)を読んだくらいだ。
だから、専門用語とか哲学者の名前をいきなり出されると困ってしまったりする。
単に不勉強なのだが、ご容赦願いたい。

>『本物』、『感動』、『幸福』の正体は承認欲求

そうだと思う。
私が繰り返し使った「価値」というのは突き詰めれば自己の価値にゆきつく。
全ての主観的価値判断は、自己の存在が礎であり、承認欲求というのは自己の存在価値を確かめようとする欲求に他なるまい。

>個々の承認欲求を相互に尊重し合う社会、というのは絵に描いた餅でしかない

そうだろうか?私はそこに希望を持ってるんだが。
社会の仕組みは金まかせでいいのではないのか?
社会のルールがそうあれば、個々の内心に踏み込まずに済むように思える。
もちろん、全くしないわけにもいかないだろうが、充分少なくできるのではないか?
個々の存在理由のありようを社会が(可能な限り)問わないルールというのはそんなにも画餅だとは思わないのだが。

273 名前: 松代 投稿日: 2004/09/14(火) 11:52
スポーツ観戦のマナーを確立させるために、お上が団体を設立して人々を指導するというのが、イカにも社会主義国家ですね。問題となった、サッカーアジアカップでのフーリガン行為ですが、領土問題に関するアピールなどは「中国政府の主張に沿った内容」だったことなどから、政府が政治的アピールの場としてスポーツイベントを利用した、あるいは利用することを黙認したのではないかとの推測もなされていました。
今回の措置に、そういった観測を否定する側面があるのは否定できないでしょう。
それにしても、教育などを通じて政府が領土問題などを煽るだけ煽っていたにもかかわらず、人々が政府の想定した範囲を越えた活動をはじめると、てき面に規制するというのは、なんとも素敵なお話しですね。


http://www.yomiuri.co.jp/sports/news/20040913it11.htm
>北京五輪までにマナー確立!ファン協会設立
>2008年北京五輪に向けて、サポーターを組織化し、マナー教育を強化するため、「北京球迷(球技ファン)協会」が12日、共産主義青年団北京市委員会などの呼びかけで設立された。
>「健全で文化水準の高い」首都のサポーターのイメージを社会に示すのが目的で、同協会には、政府各部門や市内18区・県、企業など計318団体が加入。今後は、地域支部を設立し、個人会員も増やすという。具体的な活動としては、専門家や著名なスポーツ選手、五輪関係者らを招き、フォーラムや講座などを開く計画だ。

274 名前: 松代 投稿日: 2004/09/14(火) 12:20
>>268
最近、規制反対派周辺の掲示板で話題のブログですが、裏づけがあまりにも乏しいため、なんともコメントしかねるというのが正直なところです。かつて、自分も東京都が「広告代理店とつるんで同人規制を目論んでいるかもしれない」というネタをふったことがありますが、当掲示板においても否定的な受け止められ方をされましたし、その後も情報がとれないまま立ち消えとなりました。
気になるのなら、代理店方面から探りを入れてみたらよいかと思います。

ただ今回の件に関しては、選挙のときに石原を支持したオタクさんが、何をいまさらという気持ちがどうしてもぬぐいきれませんね。

おまけ

247さん
基本的には鳥山さんと247さんとのやり取りと認識していますが、鳥山さんと自分とは以下の部分について立場が大きく異なっているため、念のため意見表明しておきます。

人間には、自己決定権を放棄する自由、あるいは「隷従する自由」が存在しています。
しかし、それは例えて言うなら「自殺する自由」とか、もっと言うなら「断罪されることを覚悟の上で罪を犯す自由」のようなもので、理論的には存在しても行使することは否定されている自由だと認識しています。

自殺したり、処罰覚悟で罪を犯すことと同様に、自己決定権を放棄することは「他者への迷惑行為」なので、それ相応のペナルティを科せられてもしかたないと判断します。

それにしても、両者合意の契約事項であり、また「途中解約も可能」な信託業務と、社会的な自殺に等しい自己決定権の放棄とを、同列に語ることができるというのは、自分にとって「理解の範疇を完全に逸脱する」ものです。

また、問題の発端となったスカーフ(チャドル)の件ですが、自己決定能力が発展途上にあり、また社会的な束縛を強く受けている女学生が、学校においてもスカーフ(チャドル)の着用を望んだとして、それが「真正の合意」と言えるのでしょうか?
十分な自己決定能力を持ち、社会的に自立した成人女性がスカーフ(チャドル)の着用を望むことと、自己決定能力が発展途上にあり、社会的にも親や年長者の意向を無視しきれない彼女たちがスカーフ(チャドル)の着用を望むことを、同列に語るというのは、自分にとって「理解の範疇を完全に逸脱する」ものです。

ただし、自分は http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/news/410/1037028995/148-156で、以下のように指摘したように、上下関係と自己承認がわかちがたく結びついている、もっというなら「他者を排除したり否定することによって承認を得る」人間の存在を否定できない以上、自分も「個々の承認欲求を相互に尊重し合う社会、というのは絵に描いた餅でしかない」と考えます。
この点については、鳥山さんと同意見です。

他人を踏み台にしないと承認されないと思いこんでいる人間、あるいは踏み台にしている人間が多い人間だけを承認する人間と、個々の内心に踏み込むことなく相互承認関係を構築できるのでしょうか?
自分はそんな幻想を抱いていません。

彼らが受け入れるのは、あくまでも彼らの価値観で自分より上だと思った人間だけであり、それも影で何を言われているか判った物ではない。とにかく、この種のオタクは人間関係を全部「勝ち負け」で判断しているから、その関係は対等では有り得ない。おまけに、一度負けてしまうと完全に屈伏しなければならないと思い込んでいるらしく(少なくとも、彼らに「負けて」しまうと屈伏させられる)、その為どんな手段を使ってでも勝とうとするのである。

275 名前: 松代 投稿日: 2004/09/16(木) 11:30
1日でも早く、日本でも「プライベートなことに国が口をはさんではならない」という常識が浸透して欲しいと、心から願う次第です。でも、中国フーリガン問題や、公教育現場におけるチャドル(スカーフ)着用禁止問題に対する反応を考えると、まだまだはるか先のことと思えます。

http://www.asahi.com/international/update/0915/005.html
>「不倫禁止」法案に欧州各国から批判噴出 トルコが撤回
>トルコ政府が、夫婦の不倫を罰する法律を作ろうとしたところ、欧州各国から「プライベートなことに国が口をはさむな」「守旧的なイスラム法に回帰する動きだ」との批判が噴出した。ヤマ場に差しかかった欧州連合(EU)加盟問題への影響を懸念するトルコ政府は、国会が開幕した14日、急きょ、条文の撤回を決めた。

おまけ
こういうのは別に気にすることないと思うけどね。こういう条項があるからって、決まり事をいいかげんに受け止める人間がいるとするなら、それはそいつ自身の問題だと思うがな。ただ、ソルトレークってのがな…

http://www.asahi.com/international/update/0915/007.html
>最低飛行高度「サンタのそりは除外」 米で条項削除論議
>米ユタ州の州都ソルトレークシティーで、市航空局が「市の上空を飛ぶ小型機の最低高度」を定めた条例の修正案を市議会に提出した。この条例には「クリスマスイブのサンタクロースのそりは適用外」という、冗談のような条項がある。今回の修正はその削除が目的だが、「子どもの夢を奪う」など、賛否の論議に発展している。

276 名前: 松代 投稿日: 2004/09/16(木) 11:41
いわゆる地域振興とか、市街地振興策の内容を知る度に、こういう「面白みも何もなさそうな企画」で、本当に活性化するのかと疑問に思っていましたが、落第どころか「税金をどぶに捨てていた」ような結果ですね。
それこそ、税金の無駄づかい以外のなにものでもないのですが、日ごろから税金のムダに目くじらを立てているプロシミンの方々は、なぜかこういうのはスルーしちゃうのです。はっきりいって、プロシミン利権というのがあって、市民派という仮面を被った「利権集団」が、広告代理店などとつるんで税金を食い物にしているんですね。
WEBには、なにかあるとすぐプロシミンを攻撃する人々がいますが、ただ単にレッテルを貼って憂さ晴らしするだけじゃなく、こういう「本当にやばい実体」を暴いてみたらよいかと思います。

http://www.kahoku.co.jp/news/2004/09/2004091401006040.htm
>市街地活性化、大半が落第 補助金の厳正審査など勧告
>1998年の中心市街地活性化法施行で、各市町村は基本計画を作って取り組んでおり、総務省は、2000年度までに計画を作成した20都道府県計121市町の中心市街地のその後を調べた。
>その結果、商店数、年間商品販売額、事業所数は90%以上の市町で減り、人口も69%で減少。アンケートでも59%の市町が「活性化していない」と答えるなど、空洞化に歯止めがかかっていないことが分かった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040915-00000015-kyodo-pol
>市街地活性化、大半が落第 補助金の厳正審査など勧告

http://www.soumu.go.jp/s-news/2004/040915_1_2.html
> 中心市街地の活性化に関する行政評価・監視結果に基づく勧告(PDF)

277 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/09/17(金) 03:54
247さん>
 学歴と頭の良さはそれほど関係はないでしょう。また、貴方が頭の悪い人物とも思えません。だからこそ、逆に貴方が承認欲求一点張りで持論を展開する理由が解りません。

 たとえば、貴方は自由を放棄する例として、ナポレオンやヒトラーが人民によって選ばれた例を挙げていますが、これは「とにかく承認されればそれで良いじゃないか」以上の意味がありません。ナポレオンにせよヒトラーにせよ、選ばれるまでのプロセス、つまり選挙の方法(質)が問われていないわけです。特にヒトラーによる独裁を可能にした、ワイマール共和国の選挙方法(完全ドント方式)は、現代に多くの教訓を残しており、ほとんどの先進諸国ではこの「危険な方法」に制限を設けて使用するか、使用そのものを禁じています。

 また、金銭を媒介項にした承認欲求の充足方法も同様で、「金を払ったんだから文句があるか」(または、その反対に「金をもらったんだから文句を言うな」)以上の意味を感じません。また、選挙と金のどちらにも共通することですが、これらは承認欲求を数量化する手段です。

 つまり、承認欲求を社会的なルールにしようと思ったら、数量化以外の手段がないんです。「1000人の人達が僕を承認してくれた」とか「このバッグには100万円の価値がある」ぐらいしか客観的な表現手段がなく、これでは(承認欲求の)「量」は問えても「質」が問えません。

 何度も言っているように、このような価値基準は社会的なルールとして使用に耐えかねます。何故なら、承認されれば何でも良いのであれば、承認対象が現実か虚構かが問題ではなくなるからです。要するに、現実と虚構の区分(質)が曖昧になってしまうんです。しかし、誰がどんな妄想を抱こうが、現実は現実でいささかの変化もありません。

 貴方の考えとは正反対に、幸福が主観の問題でしかないのであれば、社会は個々人の幸福に対して一切留意する必要はないでしょう。社会全体にとって大切なのは、個々人の『希望』や『幸福』ではなく、幸福を追求するための手段としての『自由』や『機会平等』を保持することなんです。そして、この2つに抵触する『希望』や『幸福』には大幅な制限を設けるか、排除するしかありません。つまり、『幸福』や『希望』の「量」だけでなく「質」が問われてしかるべきなんです。

 貴方と似たような考えを持つ知識人に、浅羽通明という人物がいますが、彼も色々と考察した挙げ句に承認欲求の問題に戻ってしまう、という悪癖があります。オタクの評論家系にもこのタイプが多いですね。繰り返しになるんですが、私には貴方も含めて、「どうして承認欲求を外して持論を組み立てられないのか」の理由が解りません。別の価値判断基準に、それほど魅力がないんでしょうか? 貴方に承認欲求以外の価値基準がない、とはとても思えないのですが。

278 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/09/17(金) 05:02
松代さん>
 金銭的援助で地域が変化するなら、部落解放運動に投下された税金によって、とっくの昔に関西周辺から部落差別が消えて無くなってますよ。地域振興も同様で、補助金を与えたからといって経済が活性化するはずがありません。

 鉄道や道路も同様で、太いラインを作れば作るほど首都圏が有利になる「だけ」だし、無ければ過疎化が進んでその地域が全滅する「だけ」なんですが、「オラが村」を大事にする官僚、政治家、反植民地主義の左翼は第三次産業に属する職業なのに、この理屈が解らないんですね。要するに、第三次産業は共同体外からの資金投下によって初めて利潤が発生するモノだから、「オラが村ルール」を部外者に強要した段階でアウトなのに、「郷に入ったら郷に従え」と説教をぶって「もうお前の所にはいかん」とそっぽを向かれてしまうわけです。

 必要なのは、金、モノではなくて意識(ソフト)の変革なのでは? 仮に補助金をもらったら、浦安のネズミランドにでも行って、接客方法を勉強して来いよと思います。

279 名前: 247 投稿日: 2004/09/17(金) 10:54
>松代さん
あんまりデジタルにとらえないで欲しい。
世の中、常に自ら選び責めを負う人間と、盲目的に服従する人生丸投げ人間の、どちらかしかかないなんてことはない。
ほとんどの人間に自ら選びたい気持ちと、責めから逃れたい気持ちの両方がある。
でも、現実はそれを許しはしないし、行動の結果は常に予測しきれない。
だからみんな色々悩むんじゃないか。

スカーフとかの件だけど、支離滅裂ですよ。まあ、もちつけ。つ旦~
自己決定能力が未熟って言っちゃったら、合意自体が根本的に成り立つはずもないじゃないか。
絵に描いた餅どころか、絵にも描けないなんとやら、だ。
ありもしないものの有無を問うても仕方ない。
ここで問われるべきは、合意とかではなく、誰が代わりに意思決定するのか、だ。
意思決定の対象は、未成年者の生活の基礎。つまり、いかにめしを食らい、いかにクソをたれるかだ。
どうやら松代さんはこれを国、もしくは社会がすべきと考えているようだが、私はそれに与しない。
私は本人の身近な人々、まずは親であり家族がすべきだと思う。
私が学校(公立校)での宗教的な服装に寛容なのは、宗教は生活そのものでもあると考えているから。
頭でっかちの新興カルトでもない限り、ある程度歴史のある宗教は生活と密着してるものだ。
たとえばイスラムだったら、イスラムでめしを食らい、イスラムでクソをたれるわけ。
これはクリスチャンだろうが仏教徒だろうが変わらない。
先に敬虔な信徒はそこにいるだけで宗教活動をしている、といったのはこのことだ。
箸の上げ下げなんて、学校で教える類のものだと思わないな。
学校で教えるのは、それこそ誰の身にも等しく訪れる物事だけでいいはず。
それできちんと世界の姿を理解できるようになれば、自らの信仰を再び問い直すこともできるだろう。
人にはそういう原風景みたいなものがむしろ必要だと思うんだがな。

>「個々の承認欲求を相互に尊重し合う社会、というのは絵に描いた餅でしかない」
今すぐそれが叶うとは思っちゃいない。
まず前提として、異質なものと対等な人間関係を築ける人間が主流(多数の必要はないだろう)となることが必要。
そして、残念ながら現状はこれに程遠い。
が、勝ち負けを人間関係の礎に置くことを貴重とした社会なんて私はイヤだね。
なぜなら、そんな社会は常に一定数の敗者を構造的に必要とするからだ。
誰かの犠牲の上でしかなり立たん社会なんぞ、奴隷制度に支えられてた大昔とどれほど違うと言うんだい?
私はその昔いじめられっ子だったからね。いじめられっ子を必要とする社会ではなくなって欲しいんだ。

280 名前: 247 投稿日: 2004/09/17(金) 10:56
ミスタイプ
勝ち負けを人間関係の礎に置くことを貴重とした社会

勝ち負けを人間関係の礎に置くことを基調とした社会

281 名前: 247 投稿日: 2004/09/17(金) 11:15
>鳥山さん
む、誤解されてる。個別例を書きすぎたか?
私が承認欲求を極めて重視しているのは確かだ。
自意識の強いオタクさんとしては当然のことだが。
同時に、以前にも書いたとおり、それは主観だから誰とも共有不可とも認識している。
ルールは厳密に共有されなくてはならないから、主観である承認欲求を忖度してはダメ。

私がお金でいいじゃないかと言ったのは、個人の主観を金銭化しろって意味じゃない。
お金に換算できないものにクチ出すな、てことだ。
つまり、
>社会は個々人の幸福に対して一切留意する必要はない
ってのに全く同意ってことだ。
広範囲に共有可能なモノサシとして、金銭は有効なはずだ。というか、そのための方便ではないのかね、金銭は。

そして、「個々人の幸福に対して一切留意しない社会」ってのは、「異質なものと対等に人間関係を営むことを基調とする社会」のことだと思うのだが、どうか?

282 名前: 松代 投稿日: 2004/09/17(金) 12:39
>>280
話が「全く」噛み合ってないことだけははっきりしました。
例えば、247氏は松代が自己決定能力が未発達な青少年の意思決定を「国、もしくは社会が代行すべきと考えている」ようにとらえていますが、全く正反対であり、そのような考えは「常に断固拒否すべき」と発言し続けています。
なぜ、このような誤解が生じたのか、理解不能です。
次に、松代は「勝ち負けを人間関係の礎に置く社会の危険性を示す事例」として、オタクの行動例を引用したものであり、また同時に247氏が主張するところの「個々の承認欲求を相互に尊重し合う社会」が「勝ち負けを人間関係の礎に置く社会」をもたらす危険性を指摘しています。
ところが、247氏はそのような危険性を回避する手段について言及することなく、ただ漫然と「勝ち負けを人間関係の礎に置く社会」を拒否しています。文面からは、あたかも松代が「勝ち負けを人間関係の礎に置く社会」を是としていて、247氏がそれを否認しているかのように読み取れますが、真意についてお聞かせいただければ嬉しく思います。

次に、青少年の自己決定能力についてですが、未熟なりに「自己決定能力が存在している」ことを前提として、より慎重かつ時間をかけた合意形成が必要なのであって、自己決定能力が未熟であれば「合意自体が根本的に成り立つはずもない」というのは、それこそあまりにも極端かつ二分法的な思考であり、とうてい理解することができません。

最後に、247氏は「人にはそういう原風景みたいなものがむしろ必要だと思うんだがな」と発言されていますが、原風景とは一体なんのことでしょう?
自分は、原風景なる概念を、いまだかつて理解したことがありません。
ちなみに、三省堂「大辞林 第二版」によれば原風景とは「原体験から生ずる様々なイメージのうち、風景の形をとっているもの」であり、同辞典によれば原体験とは「記憶の底にいつまでも残り、その人が何らかの形でこだわり続けることになる幼少期の体験」とあります。
また、講談社類語大辞典によれば、原風景の類語として「原体験」や「精神的外傷」「トラウマ」が示されていました。

いずれも個人が個別に抱くものであり、他者が「外部からその必要性について言及すべきものではない」と考えます。念のため申し添えておきますが、他者との共有は「全く不可能」だとも考えます。
以上の点を踏まえたうえで、原風景に関する説明を加えていただければ嬉しく思います。

283 名前: 松代 投稿日: 2004/09/17(金) 12:50
>>278
>とりやまさん
>地域振興も同様で、補助金を与えたからといって経済が活性化するはずがありません。
全くその通りで、またとりやまさんが言うところの「オラが村ルール」を外来者に適応しようとした段階で、その企画は完全にアウトなのですが、ここに広告代理店が関与してくるのですね。
つまり、とりやまさんがいうところの「オラが村ルール」でも、広告を上手く活用すれば「みんなのルール」になりますよと、そういう甘言を弄していわゆる地域振興策や市街地振興策を電波化させちゃうワケです。また、地元民や役人やプロシミンなんてのは、どいつもこいつも承認欲求を極度に肥大化させていますから、代理店の連中がいう「地域の独自性」ていうキーワードに、ころっとだまされちゃうんですね。
面白いのは、本気で商業活性化の目があるところ、あるいは地域の商業拠点となっているところは、どこもかしこも「プチ東京化」していることです。
要するに、なにをどうやっても商業的に成功する目処が立たないから、せめて「地域の独自性」を煽ってクライアントの承認欲求を満たし、適当に仕事して金を取ろうという魂胆ですよ。
もちろん、だまされたほうは「だまされつづけてるほうが気持ちいい」から、何度でも同じ手口に引っかかります。
こうして、人々の血税は砂漠に水を播くがごとく消えていくというワケですね。

284 名前: 松代 投稿日: 2004/09/17(金) 12:56
たしか、ものの本によれば、ゲーム脳がひどくなると、ボケ老人の脳になると、そう書いてあった。
老人にゲームをさせてはならない!
大変だ!
みんなで抗議汁!

なんてね〜
どうやら、ゲーム脳なんて電波理論信じてるのは、教育関係者と小児科医ぐらいらしいのですが、問題は「教育関係者と小児科医」ってところなんだよな。

ちょっとまじな話をすると、これがきっかけで「ナムコに抗議する連中」がでたら、なかなか厄介なことになるようなオカン…

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0409/16/news069.html
>「太鼓の達人」で高齢者がリハビリ
>ナムコは、大ヒットゲーム「太鼓の達人」を高齢者のリハビリ用に制作し直した「太鼓の達人 RT〜日本の心〜」を開発、11月中旬から病院やデイサービスセンター向けに販売する。

285 名前: 392 投稿日: 2004/09/18(土) 02:18
うちの県も独自性っつーか。県で作った物は県内の人間が食えというムーブメントがあります。
他県に売れないだけなのか? 愛国心じゃなくて愛県心を持てということなのか? 謎です。

>>284
教育関係者はともかく小児科医までとはなあ。
声に出して読みたい三色ボールペンの人も真に受けてたようで著作で取り上げていた。
がっくりしました。

しかし太鼓の達人RTはよさげな企画と思う。

286 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/20(月) 10:33
>>285
>「ビデオゲームを遊ぶ医師はエラーが少ない」
http://www.nintendo-inside.jp/news/134/13432.html

ゲーム脳の医者に手術してもらったほうが安全だとしたら悩むだろうね。

287 名前: 松代 投稿日: 2004/09/20(月) 14:22
どういう結論が出るのか、予断を許さないところではありますが、だんだん面白いことになってきました。
もし、中国の指導部が「反日派を出過ぎた杭」と判断したならば、中国側委員の言動はかなり面白い事になるでしょう。例えば、反日感情問題と歴史認識で譲歩する代わり、領土問題かなにかで実をとろうと日本の世論を煽りはじめたら、なかなか楽しいことになるでしょうね。

http://www.asahi.com/politics/update/0920/001.html
>新日中21世紀委が「反日感情」議論、両国首脳に提言へ
>日中両国の各界の有識者が両国関係の発展について議論する「新日中友好21世紀委員会」の第2回会合が19日、東京都内で開かれた。サッカー・アジアカップで噴出した中国人の反日感情や日中エネルギー協力などの問題について意見が交わされた。議論の総括は、小泉首相と胡錦涛(フー・チンタオ)国家主席に提言される見通しだ。

http://www.asahi.com/international/update/0919/001.html
>中国の江沢民党中央軍事委主席が辞任 胡氏が全権を掌握

謎カケ
勧告の核開発問題に対して、なぜか比較的押さえた論調の某紙は、東シナ海の海底ガス田問題につして激烈な論陣を張っています。また、在日方面の活動者には、なぜか反中姿勢をあらわにする人が目立ちます。
表現規制反対活動の中心人物と目されている誰かの掲示板でも、韓国や北朝鮮と仲良くしようという発言が多い一方で、中国を敵視するニュースをべたべた貼っています。
面白いですね〜

288 名前: 松代 投稿日: 2004/09/20(月) 14:33
>>285
>392さん
まぁ、医者だからといって考え方が科学的とは限らないってのがミソでして、当Зона板でもACTSをはじめとする「医者でありながら反性教育を掲げる電波」を何回かご紹介していますが、ゲーム脳や幼児の発達心理問題をめぐる小児科医の言動も、なかなかに香ばしいものがあります。

それにしても、当Зона板にも、発言の内容すらわからない段階から「医者が言ってるんだからまがりなりにも科学的だろう」とのたまってくれた人が出たのは驚きでした。確かに、ゲーム脳や反性教育を煽ってる連中は、そういう「発言の内容ではなく、発言者の肩書きや立場で発言に対する反応を決めるバカ」を引っかけようとしているんですけど、本当に困ったものですね。

>>285
特に腹腔鏡手術は画面を観ながらの操作になるから(しかも機材によってはジョイスティック使用)、ゲームとの親和性は高いでしょう。というか、ゲームがシミュレーターとしての役割を果たしているだろうことは、容易に想像できますね。ただ、ゲーム脳論者は「シミュレーターとしてのゲーム」という側面を故意に無視して、ゲーム=娯楽という無茶な定義で論を進めている点からして、もはやどうしようもないんですけどね。

289 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/21(火) 10:23
確かに性行為リスクは付き物だけど
これは如何なものかと思う。アフォか?
JI○RCのSさんとか関係しているのかな?

>中学生の「性」条例で規制 東京都、委員会で議論へ
>人工妊娠中絶や性感染症の低年齢化に歯止めをかけるため、中学生以下の性行為を条例で抑止できないか−−。そんな意見が東京都庁内で出ている。「保護者らは安易な性行動をさせないよう努めなければならない」といった罰則のない規定を都青少年健全育成条例に設ける構想。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040921-00000030-kyodo-soci

290 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/21(火) 12:28
>>289
ちうか、大事なのは「保護者への」正しい性教育だとオモウ。
モチロン児童への性教育も大事だけど、まず保護者。

291 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/21(火) 14:58
>>289
物凄い勢いで青少年健全育成とやらが進んでますね

子供達の権利がどんどん狭まっていきますね
その一方で少年院に放り込まれたり補導連発されたり

洒落にならない状態になって来てると思うのですが

子供は奴隷ですか?

292 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/22(水) 09:40
あかん日本がテロの標的になるかも

>■米軍再編「日本拠点、極東超え指揮」 司令部集中を説明
> 政府 安保の枠外、苦慮
>米軍再編をめぐり米政府が、ワシントン州の陸軍第1軍団司令部を日本に移すなど陸海空軍と海兵隊の司令部を日本に集める構想について、中東、中央アジアなどにも展開する統合部隊の指揮機能をもたせるための計画であると、外務省などに説明していることが分かった。日米安保条約は、米軍の在日基地を使用した活動範囲を極東までと定めており、日本政府内では条約との整合性を説明するのが難しいとして、計画の受け入れに慎重論が出ている。小泉首相は21日(日本時間22日未明)の日米首脳会談で米軍再編問題に前向きに取り組む考えを表明するが、この問題をどう扱うかが大きな焦点となる。

http://www.asahi.com/paper/front.html
http://www.asahi.com/politics/update/0922/001.html

293 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/09/22(水) 10:23
松代さん>
 「オラが村のルール」を最初に言い出したのは、在米パレスチナ人のエドワード・サイードで、『オリエンタリズム』という本の中で「ヨーロッパ人はオラが村の決まりを知らねぇ」とやって、全世界の田舎コンプレックスの人達を喜ばせました(これをポストコロニアル理論という)。

 サイードが巧妙だったのは、田舎コンプレックスに植民地主義をミックスさせて、「西洋人が田舎のルールを知らなかったから植民地主義を肯定してしまった」と論理のすり替えをすることで、被害者意識を煽った点にある(これはチョムスキーも一緒)んですが、このことによって大きな矛盾が発生します。つまり、サイードは西欧文明の利器(印刷技術、録音技術、通信技術)を使って西欧批判をしていたんです。しかし、パレスチナ人が文明の発達に寄与したという歴史的事実はほとんど無く、そんなに「オラが村のルール」を主張したいのであれば、西欧文明の利器は捨てるべきだったはずです。

 この矛盾を解決するために、サイードは古くからのお約束である「植民地からの収奪がヨーロッパを発達させた」という間違った理論をレーニンから継承せざるを得ませんでした。この点で、サイードは西欧音楽のコード理論を使って独自性を主張せざるを得なかった黒人音楽(ブルーズ、ジャズ)と同じ罠に落ちちゃったんですね(サイードも著名なクラシックピアニスト)。だから、サイードは左派系の文化人からは歓迎されましたが、現実の政治経済には何ら寄与することはなく、「現実と直面せざるを得なかった」アラファトと決裂せざるを得ませんでした。もっとも、この人の本領は比較文化論にあるから、現実の政治に寄与する必要性はこれっぽっちも無かったんですが。

 日本でサイードと同じポジションにいたのが本田勝一ですが、嘘八百がばれて『週間金曜日』という「オラが村」に引きこもりっぱなしになっています。「村のルールを尊重しろ」という輩は皆同じで、どこにでもある「コンプレックス商売」をする詐欺師とその信者の集まりでしかないでしょう。本田の後釜には小熊英二が座って頑張っているみたいですけど、「どこまで保つのか」という興味ぐらいしか持てません。本田は20年以上に渡って嘘をつき続けられたから、小熊も同じぐらいは保つんじゃないでしょうか?

 いずれにせよ、そんなに都会(西洋)が憎いなら、それ以上の経済的発展、科学的発展を「オラが村」でやればいいのにと思います。民族主義者=田舎コンプレックスの人間に、比較文化論と観光ツアー以外の何ができるんでしょうか? 右翼も左翼もこの点では「五十歩百歩」でしょう。「美しい日本文化を守れ」(右翼)と「西欧中心主義反対」(左翼)のどこが違うのかと思います。どこも違わないでしょう。

294 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/22(水) 11:09
>>鳥山さん
枝葉末節ですけれど、
サイードとバレンボイムがごっちゃになってると思われまする。

295 名前: 松代 投稿日: 2004/09/22(水) 12:04
>>289-291
東京都中学生せく〜す禁止条例(仮)ですが、最初はコントかと思いましたよ。
でもまぁ、東京都青少年はうんこ売っちゃいけない条例も存在していることですし、この調子だと世界一奇妙な条例の多い都市としてギネスブックに申請する日も近いでしょう。
まぁ、既にスーパー街灯という名のテレスクリーンならぬ監視カメラが街中に設置されようとしているのですから、東京都に愛情省が設置されてもおかしくはないか。

さておき、どうやら条例の主旨は「保護者らは安易な性行動をさせないよう努めなければならない」というもので、青少年の自意識を真っ向から否定して、保護者と社会が彼らの「全生活」を管理することが前提となっているように思えます。また、報じられている範囲では性教育に関する言及が全くない事から、純潔を自明とした条例である可能性さえ存在します。

ここで書いても影響無いからぶっ茶け話をすると、都の条例案に「こどもの権利条約との関係」や「自己決定能力が未熟な青少年の保護を目的とする」とか、あるいは「国に対して性的合意年齢の見直しを迫る意図も含め」なんて文言が含まれていたら、例えパターナリズムから生まれた条例で純潔教育を目論む内容だったとしても、こどもの人権という立場から反対することは著しく困難だったでしょう。
でもまぁ、委員会は「中学校教員などで構成」されるということで、こどもの自己決定権は断固として否定するだろうから、そういう心配は無用ですね。
また、都庁内にも一定の慎重派が存在するという肯定的な要素もありますし、都議会選挙が迫っていることから、色々と動きようもあるとは思います。ただ、去年の青少年健全育成条例改正問題と同様に、よほど引き締めてかからないと、適当な煙幕を張られた末に無修正通過の危険性があります。

例えば、都庁には「青少年の性的自己決定権をバックラッシュと決め付けた矯風会」と関連の深いAPPのSさんもいるし、宗教的背景を持つ規制推進派が大同団結していたら、これはかなり手ごわいというほかないでしょうね。
名指しで指摘しますが、矯風会にしても統一教会にしても、青少年の自己決定権を否定してる段階で、こどもを「社会の奴隷」だと考えているのは明らかです。

グリーントライアングルの内部でも、追い詰められた規制推進派が無謀な行動に打って出たという観測と、宗教的背景を持つ規制推進派が都庁内で一定の勢力を持った結果という観測の両方がり、情報収集を進めているところです。

296 名前: 松代 投稿日: 2004/09/22(水) 12:18
まぁ、無難なところに落ち着きましたね。

http://www.asahi.com/national/update/0920/021.html
>「エネルギー協力が重要」 新日中友好21世紀委が提言
>日中両国の有識者による「新日中友好21世紀委員会」は20日、エネルギーや環境分野での両国間の協力促進が長期的な両国関係で重要、とする提言をまとめ、発表した。19、20両日に東京都内で開かれた同委員会第2回会合での議論を総括したもので、小泉首相と胡錦涛国家主席に報告される。

おまけ
>>293
鳥山さん
>>294氏が指摘しているように、サイードとバレンボイムの理論を混同しているようですね。
つまらない揚げ足取りを避けるためにも、その辺はペダンティックに進めたほうがよいかと思います。

それにしても、鳥山さんがいうところの「オラが村のルール」を維持したいがために、近代文明を拒否した連中は意外と多くて、しかもサヨクと宗教者に受けがいい(というかサヨ理論そのもの?)というのは興味ぶかいところです。
イギリスのラッダイトもそういう文脈で括って問題なさそうですし、ポルポト理論&文化大革命はもろにそれでした。その結果がどうなったかはここで指摘するまでもないことですが、チョムスキーがポルポトを擁護したってところがまた香ばしいですね。
面白すぎるのは、マザー・テレサの発言内容が、ポルポト理論や文革理論の示すアレと、カナ〜リ近いということです。物質文明を否定しつつ「精神文明への回帰」が重要と説く人々が、近代的な設備の医療巡回車で西洋医学に基づく医療援助を行うというのは、どうにもこうにもいいとこ取りな気がして嫌でした。

297 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/22(水) 13:37
>東京都中学生せく〜す禁止条例(仮)
是非とも成立させて、生徒が
「ペッティング(死語)はせく〜すに含まれますか?」
と質問してもらいたい。

298 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/22(水) 15:49
とても面白いので有名どころなのかもしれませんが

「slashを読む日本人が見たやおい漫画を読むアメリカ人」
http://www.sting.co.jp/voice/v38.htm

「やおい」アニメ・漫画を通した比較文化論として秀逸です。
日米の性意識や放送・出版の問題ほか、鋭い視点があるように思う。

299 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/23(木) 00:29
>>289-291
の中学生のSEX禁止都条例(仮)に関連して。

長年、十代の性と向き合ってきた産婦人科医師、赤枝 恒雄氏の著作です。

『セックスが地球を滅ぼす』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479732760X/250-8494237-1073062
赤松氏は援助交際などで性病にかかったり、妊娠したりした十代の少女たちを長年診てきた方だそうです。
(赤松氏のHP→「赤松六本木診療所」http://www.akaeda.com/

たまたま書店にあったので、ザッと立ち読みしてみましたが長年、性病の最前線で戦ってきただけに、
かなり説得力があります。

児ポ法反対派的に美味しそうなネタとしては、エロ漫画やエロゲーが援助交際を誘発しているという規制派の論拠を
かなりブチ壊していたところですかな?
(氏曰く、原因は「少女の金欠と手っ取り早く大金を得たい願望(拝金主義)、ならびに幼少期に得られなかった
自己承認の欲求」これに携帯とテレクラ・出会い系サイトというアイテムが加わって、援助交際という市場を形成している、と)

もっとも他方、コンビニに並ぶエロ本を激しく糾弾もしていましたが…。

TVでこの条例に関する委員会が開かれたニュースが流れた際、「参加者の産婦人科医師は…」とアナウンス
されていたので、もしかするとこの方も参加しているのかもしれません。

この条例と向き合うなら、ぜひ一読されるといいと思います。
条例の方向性が透けて見えるかもしれません。

ちなみに赤松氏は本書にて中学生までのSEX全面禁止を訴えています。

300 名前: 299 投稿日: 2004/09/23(木) 00:33
スイマセン。

氏の名前をあちこちで、間違っていました。
赤松、ではなく正しくは『赤枝』でした。
申し訳ありません。

301 名前: 299 投稿日: 2004/09/23(木) 00:39
赤枝医師、委員会のメンバーでした。
以下ソースより。

『えっ、15歳以下、セックス禁止? 人工妊娠中絶や性感染症の低年齢化に歯止めをかけ
るため、中学生以下の性行為を条例で抑止できないか―。そんな意見が東京都庁内で
出ていることが21日、分かった。

 「保護者らは安易な性行動をさせないよう努めなければならない」といった罰則のない
規定を都青少年健全育成条例に設ける構想だが、庁内には「プライバシーにかかわる
問題を規制することになる」と異論もある。都は中学教師らでつくる「青少年の性行動に
ついて考える委員会」を22日に設置、議論してもらう方針だ。

 都によると、背景には異性と安易に性行為をし、避妊もしないなど「節度のない性行動」
が低年齢層に広がっている現状がある。

 都内の教師らが02年に実施した調査では、中学3年の性交経験率は男子6・8%、女子
8・7%。99年の調査より男子は1・5ポイント、女子は5・4ポイント増えた。

 都青少年育成総合対策推進本部長で、警察官僚出身の竹花豊副知事は「親や大人の
努力義務規定を設けることは、大人社会の決意を子供たちに伝えることにもなる」と強調。
委員会メンバーで、少女の性に関する相談活動を続けている産婦人科医の赤枝恒雄氏は
「好きな男性からセックスしたいと言われると、断れない少女が多い。条例で中学卒業まで
性行為を禁止してはどうか」と話している。』

http://www.yomiuri.co.jp/hochi/news/sep/o20040921_60.htm

302 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/23(木) 01:11
>「好きな男性からセックスしたいと言われると、断れない少女が多い。条例で中学卒業まで
>性行為を禁止してはどうか」
「これで地球が滅びない!」と、赤枝チェンチェイはそう言いたい訳ですかw
もう勝手にしてくれという気分になりますわ。

303 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/09/23(木) 14:02
294さん>
 あれ? 混ざってますか? バレンボイムって、イスラエルでワグナーを演奏しちゃった男気溢れるユダヤ人ですよね? 「サイードとはコインの裏表」ぐらいの認識しかありませんでした。申し訳なし。
  
298さん>
 まだ流し読みの段階なんですが、相当に面白いコラムですね。浅学で存在すら知りませんでした。それにしても、いつも思うことなんですが、オタク評論は女性(BL、やおい)の方がストレートでかつ優れていますね。どうにも、男性のオタク評論は難解な言葉を使っている割りに、自分の感情をストレートに表明しないと言う、もどかしさというか頭の悪さしか感じません。何度も言ってることですが、「僕は美少女になってチヤホヤされたいんだ」の一行で終了で、それ以上の何ものでもないと思うんですが。

304 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/09/23(木) 14:04
299さん、302さん>
 中学生セクース禁止令に関してですが、あちら側に赤枝氏がいるのが相当に厄介ですね。というのも、彼の主張の多くが「本当」だからです。

 まず、女子中学生の性交率は、親権者との不和率に比例します。つまり、親と折り合いが悪いと誰かとセックスしている(可能性が高い)ということです。次に、女子中学生の性交理由の多くは「相手から求められたから」=承認欲求を満たすのが目的で、性欲の高まりが原因であるケースが少ないんです。要するに、「恋人だからセックスするのは当たり前」とそそのかされたり、「お前を一人前の女性として認めるからセックスをさせろ」と強要されたりすることで、性行為に至るということです。

 これは、性衝動が攻撃衝動と極めて近いこと(男性ホルモンと関係あり)と、女性の75%は膣に性感帯がなく、性欲と性交渉が必ずしも一致しない(快感を得るだけならクリトリスオーガズムで十分)のが理由ですが、「セックスしないのが当たり前」になると、非常に困った問題が持ち上がります。それは、若年者の不感症、ED(勃起不能)の治療放置です。

 最近になって、ようやくこの問題にスポットが当たるようになってきているのですが、若年者の性行動障碍、特にEDの原因の約9割は鬱病、残りは約1割は統合失調症です。ところが、「中学生がセックスしないのは当たり前」になったら、こうした病気を抱えている子ども達は「普通」扱いされて、いつまで経っても病識が持てなくなるおそれがあります。

 これは、別の意味で親権者による児童への虐待と解釈しても良いのでは? 彼らが大人になってから、「普通」に性行為ができないのは良く知られた事例です。子どもに性欲がある方が「当たり前」なんです。中学時代にオナニーをしない方がどうかしており、その代表者として、あの宮崎勤がいることを忘れるべきではないでしょう。

305 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/23(木) 20:26
>>304 鳥山氏
子どもに限らず、性欲の強さは非常に個人差の大きいものだと考えられるので、「性欲がないのは異常」と言い切るのもどうかと思うのですが。

306 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/24(金) 09:36
>鳥山さん
>オタク評論は女性(BL、やおい)の方がストレートでかつ優れていますね。

以前そうおっしゃっていたのを、このコラムを読んで実感しました。
作品評価から社会背景や宗教問題にまでサクっと切り込むところが凄い。
後半の日仏米やおい会談が爆笑です。

307 名前: 松代 投稿日: 2004/09/24(金) 11:47
赤枝医師については、医療現場での実践活動や世代を越えた性教育の推進など、評価できる部分も多々あるのですが、青少年の自己決定権に関する意識が低いという、致命的な問題を抱えている人物であることも事実です。
人間には様々な側面があるので、どこかの部分だけを切り取って敵味方を判断するのは愚かしいことですが、少なくとも「規制推進派に利用されやすいパーソナリティ」を備えているとは言えるでしょうね。
委員会のメンバーをみればなんとなく想像できるかと思いますが、問題は性教育推進の是非ではなく、青少年の自己決定権を認めるか否かです。規制推進派はその辺のことをちゃんと計算していて、性教育を推進するといっても自己決定権を否定していれば、性教育の仮面を被った「純潔教育」になるのがわかっているのでしょう。
赤枝医師についても、成功のリスクを「青少年自身が判断するための能力を育成するための性教育」なのか、あるいは「感染症などの恐怖を煽って青少年を性から遠ざけるための性教育」なのか、活動内容によっては評価が割れるでしょうね。

おまけ
ラス・メイヤーが亡くなりました。亡くなったことよりも、朝日が訃報記事を掲載したことの方が驚きでした。
それにしても、DVDボックスセット発売&上映会に合せるようなタイミングでこの世を去るとは、最後までいい根性をしたおっさんだったと思います。

http://www.asahi.com/obituaries/update/0923/001.html
>米映画監督のラス・メイヤーさんが死去
>成人映画の草分けとして知られ、「女豹ビクセン」(68年)、「ワイルド・パーティー」(70年)など26作品を制作。クエンティン・タランティーノ氏やジョン・ウォーターズ氏など、現代の著名な映画監督に大きな影響を与えた。

http://www.fullmedia.co.jp/rm/fes/index.html
>2004年初春、連日満席のため急遽延長上映をした、ラスメイヤー映画祭の続編開催決定!

http://www.fullmedia.co.jp/rm/box/mondowild/index.html
>2004年2月にリリースした「ラス・メイヤー ヴィクセンボックス」の大ヒット大反響を受け、RMフィルムが所蔵する残り全11タイトルがDVD化!!

308 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/24(金) 11:50
>>293
第2種兼業農家ばかりが多い中途半端な地方住民です。
ベッドタウン化が進んで新住民との軋轢が増える中で、「オラが村ルール」に
こだわっていたご老人方の態度が近年、現実に擦り寄ってきているのが観察で
きて面白いところです。まだ、旧来の価値観との違いにとまどっているようで、
喫茶店などに行くと固まってぐちぐち言っているさまが楽しめます。

一方、農協や議員連中はまだ、農家保護だとか土建関係の利権に未練たらたら
で産業の空洞化をなんとかしようとしないのが笑えます(笑い事ではないです
が)。零細農家を続けたり、土建屋に税金ばら撒くのに意味がないことは、住
民もわかってはいるけど止められないのが悲しい。

当の農家の後継ぎは「会社の休みに百姓なんてやりたくねーよ、農地なんて
なくていいよ」というのが本音なのですが。

以上、少しずつ変化する地方の視点で書いてみました。

309 名前: 392 投稿日: 2004/09/24(金) 13:28
>>303
>slashくん
有名だから知ってると思った(そもそもやおいは男性には範囲外か。
http://www.bl.mmtr.or.jp/~kitchen/mits/
ついでに蜜の厨房も勧めておきます。評論としては有名。
やや古い、JUNE世代に視点が寄りすぎではないか? と言われてますが。
栗本薫と榎本ナリコ(野火ノビタ)は商業誌でやおい評論を出してますがやっぱり
JUNE寄りなんだよなあ。
BLメインの評論はまだ書いてる人がいないのかもしれない。

310 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/24(金) 21:41
初めて投稿させていただきます。
>>289
この話を聞いたとき、まず思い浮かんだのは「キャリー」のママでした。
いっそ「キャリー法」とでもしてしまえ!と思いました。

311 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/09/25(土) 13:18
305さん>
 性欲に個人差があり、かつそれが大きいことには強く同意しますが、『個性』と『病態』は違います。これは、精神病とパーソナリティの問題で散々語ったことです。つまり、アセクシャル(無性欲)と鬱病は別物と解釈せざるを得ません。いずれにせよ、特定の性欲を是とする法律のあり方は否定されるべきです。

 ただし、逆のケースは人権を侵害するおそれがある時「のみ」認められると思います。たとえば、強姦などはその典型でしょう。そして、性病の蔓延を予防することが目的である中学生セクース禁止令を、強姦罪と同一視することはできません。

306さん>
 優れたオタク評論家にBL系の人が多いのは、著名な映画評論家に同性愛者が多いのと同じ理由かも知れません。つまり、自己の性癖が仲間内でしか通用しない=承認されないことを前提に、理論を組み立てているんです。だから、件の女性も旦那さんからBLをからかわれてもさらっと流しています。ある程度の客体化ができているんですね。

 ところが、男性系のオタク評論は、すぐに承認欲求を振りまいて、場合によっては選民思想に繋げてしまいます。「美少女になりたいボクは選ばれた民だ」と主張されても、世の中の多くの人間は白けるだけでしょう。これを誤魔化すために、現代思想のタームを持ち出されても「だからどうした?」としか思えません。

 もっとも、本人達にはその自覚がなく、「こんな精緻に理論を組み立てているのに、誰も理解できないのは愚民が多いからだ」と思っているのには失笑を誘われます。裸の王様の寓話そのものですね。

307さん>
 地方に税金の持ち出しが多いことは、比較的国土の広い国ではある程度許容せざるを得ない事態です。日本では、北海道、沖縄、九州などがこのエリアに入り、毎年数兆円の税金が消えていきます。問題は、その地域の住民に独自性=オラが村のルールを主張された時で、大抵の人間は「?」となります。

 また、農家関連ですが、これも以前主張していた通りで、戦前は大地主の資本家転換が失敗し、戦後は農地改革が失敗したのが現在の農村です。狭い面積の耕地を耕しても、そこから得られる収入はたかが知れている、ということですね。これは、農作物の単価が工業製品を比較すると数十分の一という安価なことに起因します。つまり、工場と同じ金額を叩き出そうとしたら、農家は工業用地の数十倍の農地を持つしかないんです。

 ところが、たとえ狭い耕作地であっても、その土地はれっきとした農家の所有地です。「手放すのは嫌だ」と思うのが人情でしょう。農協のボスとか自民党の議員は、そうした農家の心情につけ込んで、「やれ土壌改良だ」「やれ補助金だ」と煽っているわけです。そして、北海道、沖縄、九州の勘違い連中と同様に、「俺は国策に従ってるから金が貰えるんだ」を自明とした連中が、「オラが村のルール」を持ち出して周囲を唖然とさせます。

 部落差別、地方振興もそうですが、補助金関係がいかに人の心を腐らせるのかが、よく解る事例です。国から「お小遣い」をもらっている間は、どんなに頑張っても大人にはなれないんですね。官僚も似たようなマインドの持ち主の集まりで、見た目は立派な大人でも、中味は子どものまんまです。「好きなことをしたいなら自分で稼げ」と親に叱られた経験がないんでしょう。

 時間がないので、今日はこれまでということで。

312 名前: 松代 投稿日: 2004/09/25(土) 17:54
>>309
>392さん
slashくんは知ってたけど、ここしか観てなかった(ノ∀`)アイター

http://www.fou.com/slash/

slashくんのところに、こんなにおもろいコラムあったなんて〜〜
なんかチョット悔しいざんす!
おまけに蜜の厨房は知らなかったから、まぁ他人のことは言えないか…

それから、評論に関しては話が長くなりそうだから、以下のスレに移動して下さい。
誘導かたがた、自分の論考をポストしておきました。

http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/news/410/1024249084/578-579

313 名前: 松代 投稿日: 2004/09/27(月) 12:09
外国人問題関連のニュースをピックアップしてみました。
当たり前のことでしょうが、こういう問題になると朝日は本当に素早く反応しますね。
個人的には、法に基づく外国人との共棲を目指したいところですが、観光客の受け入れにすら拒否反応が少なくない「日本の事情」を考えると、先はまだまだ遠いように思えます。

http://www.asahi.com/national/update/0925/012.html
>外国人の子、不就学調査 文科省が戸別訪問で把握
>日本に滞在する外国人の定住化が進む一方で、学校に通っていない多数の不就学児童・生徒がいることから、文部科学省は初の実態調査に乗り出すことを決めた。外国人については就学義務がないが、国際条約で日本も批准する「子どもの権利条約」上も教育の機会を確保させることは大きな課題になっていた。同省は、外国人が多く居住する全国28の自治体を選んで戸別訪問をして実態を把握する方針で、来年度予算の概算要求に4700万円を計上した。

http://www.asahi.com/politics/update/0924/004.html
>小泉首相、ビザ発給条件の緩和検討を指示
>小泉首相は24日の閣僚懇談会で、外国人観光客の査証(ビザ)発給条件を緩和する方向で検討するよう指示した。石原国交相らが、来年の愛知万博(愛・地球博)開催を念頭に、台湾からの観光客の査証を免除するよう求めたのを受けたものだ。首相は同日、首相官邸で記者団に対し「台湾だけじゃなく、全般的に何ができるか、どうやって外国人旅行者を増やすかという観点から考えた方がいいんじゃないか」と述べた。

http://www.asahi.com/national/update/0926/007.html
>歌手・ダンサー向け興行ビザ、厳格化へ 人身売買批判で
>政府は外国人の歌手やダンサー向けの「興行ビザ」の発給基準を、早ければ来年から大幅に厳しくする方針を固めた。興行ビザで入国した女性がホステスとして働き、最低賃金を大きく下回る低報酬で働かされたり、売春を強要されたりする例が相次ぎ、「人身売買の隠れみの」との批判があるためだ。

おまけ
保守系のメディアが大喜びしそうなニュースですが、こういう事例がクローズアップされると、中国の反日抗議は歴史問題を口実にした日本企業叩きという観方が説得力を持つだけでしょう。やってるほうは気持ちいいかもしれませんが、頭が悪いのは間違いありません。こういう事例にも、民族主義という思想の愚かさがよく現れていますね。

http://www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=040926050123X094&genre=int
>日本での新製品発売にも抗議=柳条湖事件の日で反発、「反日」過熱−中国
>満州事変の発端となった柳条湖事件73周年に当たる今月18日、キヤノンが日本国内を対象に新型デジタルカメラを発売したことに対し、中国国内でクレームが相次ぎ、北京の日系企業に困惑が広がっている。

314 名前: 松代 投稿日: 2004/09/27(月) 12:40
久々に興奮させられたニュースです。
でも、肝心の論文や著者に関する情報が無くて、なんともかんともなニュースでした。

http://www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=040926141847X162&genre=int
>独ソ開戦日の事前通報説は虚構=ゾルゲ神話に冷や水−ロシアで新著
>日米開戦前夜、東京を舞台に大掛かりな情報活動を行った旧ソ連の大物スパイ、リヒャルト・ゾルゲが1941年6月22日の独ソ開戦日を正確に予告したとの説は、フルシチョフ時代にねつ造された神話だったことが、ロシアの学者による調査で分かった。また、別のソ連のスパイが「6月21日開戦」というより正確な情報を伝えていたことも明らかになった。

おまけ
こっちにも興奮させられました。
飼ってる人は、気をつけましょうね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040927-00000030-kyodo-soci
ハムスターにかまれ死亡 アレルギーでぜんそく誘発

315 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/09/28(火) 22:50
冤罪の可能性?


>男児突き落としの少女「目離したら落ちた」と一転否認
>今年6月、東京・高田馬場のマンションから男児が突き落とされた事件で、東京家裁に送致されていた中学2年の少女(13)の第3回少年審判が27日、同家裁(山崎和信裁判長)で開かれた。

> 少女は精神鑑定のため、約2か月間、東京都内の病院に留置されていたため、審判は7月7日以来となる。

> 関係者によると、少女は事件発生直後は、突き落とし行為を認めていたが、精神鑑定が行われていた8月中旬以降、担当医師に「男児を踊り場の手すりの上に乗せたが、目を離している間にバランスを崩して落ちた」と、非行事実を否認し始めた。

> この日の審判でも、同様の説明をしており、当初、認めた理由は「警察官の調べが厳しかったから」と話しているという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040927-00000415-yom-soci

316 名前: 松代 投稿日: 2004/10/05(火) 11:44
こういうの本当に素で好きなんですが、サブカルっぽい側面が強調されすぎてるような気がして、チョットどうかと思っていたんですけど、やはりバカっぽさを全面に出した方がいいですね〜

http://www.kaiju.com/
カイジュウ・ビッグ・バトル

http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/20040915203.html
>人気の『カイジュウ・ビッグ・バトル』、ハリウッド大会レポート
>戦いに参加する怪獣たちはコスチュームを着た人間にしか見えないかもしれない。それでも、イベントの主催者は本物だと主張し、街を踏みつぶす怪獣の脅威が拡大するなか、人類は危機にさらされていると警告する。
>カイジュウ・ビッグ・バトルのレフェリーを務める『ジンジ(写真)』氏は、「怪獣のもたらす脅威が深刻で広範囲に及んでいることを実証する事例はいくらでもある」とワイアード・ニュースに語った。「『ゴジラ』をはじめとする数々の素晴らしいドキュメンタリー作品が、こうした史実を詳細に伝えている。この脅威は十分に認識されていないが、世界のリーダーたちは警戒を強めているはずだ」

それにしても、この発言には目から鱗が落ちました。

−あらゆる実写作品は「ドキュメンタリ」でした−

間違っていたのは、我々の方だったのかもしれない…

317 名前: 松代 投稿日: 2004/10/05(火) 11:56
注目の裁判が始まりました。
個人的には適切な指導監督下に置くことを条件に、被告達を帰島させるのが落とし所かなぁなんて思いますが、金銭面や人的負担のことを考えると、そうも行かないのかな?
もちろん、専門家の意見はまた別なのでしょう。
島の情況から考えると、やはり若い女性が男性の求めを拒否することが困難なのは明らかで、性風習では片づけられない問題をはらんでいるのも明らかでしょう。
稚児文化言説もそうですが、固有の文化を持ち出せば人権を侵害してもかまわないと考えている人がいれば、それは大きな間違いだと言う他ありません。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040930-00000110-kyodo-int
>男半数を被告に裁判始まる 太平洋の孤島ピトケアン

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/pacific/pitcairn.html
>性風習か強姦かで揺れる反乱水兵の「落人島」
>・・・・と、思っていたら、ピトケアン島は「そう遠くない将来」どころか、近いうちに無人島化しかねない事態になってしまった。最近、少なくとも過去40年間にわたって島の成年男子のほとんどが14歳以下の少女と性行為をしていたことが明るみになり、裁判にかけられるというのだ。事件が発覚したのは1999年にイギリスの婦人警官が研修で島を訪れた時のこと。島の女性たちと食事をしている時に、この島の「不祥事」を知り、ニュージランドで高等弁務官兼総督に報告。驚いたイギリス警察は2年以上にわたって捜査を行った結果、強姦罪や強制猥褻罪にあたるという結論を下したが、困ったのが裁判をどこで開くか。ピトケアン島にも一応名ばかりの法廷はあるが、実際に刑事裁判が開かれたことはないし、島には裁判官も弁護士もいない。そこでイギリスとニュージーランドは協定を結び、ピトケアン島の事件をニュージーランドの裁判所で扱うことに決めた。ニュージーランドは英連邦の国だしイギリス式の普通法を採用しているので問題ないということだが、これに島民達は猛反発している。
>そもそも何が犯罪にあたるかは、その国や民族の文化・慣習や時代背景によって判定基準が異なる。イスラム国では酒を飲んだだけで犯罪だ。性に関しても、日本では13歳以下の少女との性行為は合意があっても強姦罪や強制猥褻罪にあたるが、10数年前から淫行条例ができて18歳未満でも犯罪になった。同じ法律の下でも、どのケースが有罪か、どのくらいの刑罰がふさわしいかを判定するのは裁判官。10年ほど前に当時はイギリス植民地だった香港で、地下鉄の駅でいきなり女性に抱きつきキスをした男が強制猥褻罪で逮捕されたが、無罪になった事件がある。香港を含めて東アジアでは「女性にいきなりキス=痴漢」が常識だが、裁判官は白人だったので「キスは社交的な挨拶であり、痴漢には当たらない」と無罪にしたというわけ。ま、確かにアメリカ映画を見ていると、「ハ〜イ!」とか言いながら初対面の男女がキスしているシーンがありますね。ある民族を他の民族の判断基準で裁いてしまうところが、植民地のイカガワシイさを象徴する矛盾です。ピトケアン島の島民も「性に早熟なのはタヒチゆずりのポリネシア的性風習」だと主張して、ニュージーランドの判断基準で裁かれたらタマラナイ!と、島の事件は島で裁かせるように求めている。
>もし島の男達たちに実刑が下されれば、たちまち漁業は成り立たなくなるし、沖合に停泊した貨物船と島との間を往復して生活物資の荷揚げ作業も不可能になる。島での生活はたちまち不可能になり、女性や子供達も島を離れざるを得なくなってしまう。島で研究をしているアメリカの学者は「国連に訴えて島の独立を宣言したら?」と持ちかけているらしいけど、いくらなんでも人口40数人の独立国家というのは・・・・・ですね。

318 名前: 松代 投稿日: 2004/10/05(火) 12:04
宮崎哲弥氏の書評はあまりにも簡潔にして当を得ており、自分のような人間が付け加えるようなことは何も無いのですが、それでもあえて申し添えさせていただくなら、週金読者とチョムスキーの信奉者は問答無用で一読せよ、といいたいですね。

http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&no=6675
ポル・ポト“革命”史―虐殺と破壊の四年間
山田寛[著]
出版社:講談社
価格:1,680円(税込)
>カンボジアのポル・ポト政権による大虐殺の報は、辛うじて余喘(よぜん)を保っていた社会主義幻想を失墜させた。
>冷静な著者は、日本のジャーナリストや学者に「解放勢力」を応援し、「ポル・ポトは虐殺などしていない」と唱え続けた人々が多くいた、と淡々と記している。また、ベトナムがカンボジアを公然と非難しはじめるや、俄(にわか)に大虐殺批判派に回った「ベトナム応援団」も少なくなかったとも。
>このなかには、何の釈明も行わぬまま時を遣(や)り過ごし、憂い顔で「現代日本の右傾化」などを懸念してみせている「大物」もいる。正直いって、私はこのような処世に寛容にはなれない。
>ポル・ポトという恐るべき歴史の蹉跌(さてつ)を忘却しないためにも、また後知恵に頼って軽々に「片付け」てしまわないためにも、本書はいま読まれるべきである。

319 名前: 松代 投稿日: 2004/10/05(火) 12:19
あべどんがなくなりました。
変換すると安部丼とか安部どんで、なんか西原のマンガに出てくるジャンキー編集者みたいだし、アベドンでもなんか怪獣みたいだけど、実は世界的に有名な写真家です。ここ数年は、写真界の巨匠と呼ばれた作家達が次々と亡くなり、世代交代の予感かと思っていたところ、どうも写真的方法論そのものがデジタル技術に追い越され気味で、40代〜50代の作家を飛び越して、20代のデジタル写真作家へシフトしそうな予感がします。
まぁ、写真家というのは長生きする人種らしいので、40代〜50代の作家での「若手か中堅」という、噺家か政治家みたいなところがあるから、まだまだ先は読めないんですけどね。

http://www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=041002080457X509&genre=int
>R・アベドン氏死去=ファッション・肖像写真の巨匠
>米メディアによると、著名写真家のリチャード・アベドン氏が1日、テキサス州サンアントニオの病院で脳内出血による合併症のため死去した。81歳だった。ニューヨーク在住だが、撮影で訪れた同州で、入院していた。

おまけ1
まぁ、日本の「報道」はこういうもんだと思っていたけど、ココまであからさまだと流石にげんなりしますね。

http://www.asahi.com/national/update/1002/012.html
>270万円払い番組・記事依頼 鯖江市、地元2社に
>福井県鯖江市が99年、イタリアのミラノに海外事務所(今年7月閉鎖)を開設した際、地元の福井新聞社と福井放送に記事の掲載や特別番組の放送を依頼し、計270万円の業務委託料を支払っていたことがわかった。両社とも市と交わした業務委託契約に沿って取材し、記事掲載や放送をした。広告などではなく通常の記事、番組として扱っていた。

おまけ2
イタリアつながりって、強引か?
あまりにもどっかで観たようなニュースだったんで、最初は過去ログの誤配信かと思っちゃいましたよ。

http://www2.asahi.com/special/iraqrecovery/TKY200410010299.html
>「政府に感謝足りない」解放の伊女性を右派政治家ら非難
>イラクで9月28日に解放されたイタリア人女性シモーナ・トレッタさん(29)とシモーナ・パリさん(29)に対し、伊与党の政治家の一部が「政府にきちんと感謝すべきだ」と非難を浴びせている。4月の邦人人質事件後の日本と同様に、費用を自己負担させるべきだとの意見すら出す議員もおり、2人は30日開いた記者会見で政府などへの謝意を強調した。
>2人は帰国後に「イタリアやイスラム教徒の人々に感謝している」などと述べたが、ベルルスコーニ首相や政府には直接言及しなかった。また、パリさんが「伊部隊のイラク撤退を含めた訴えが必要」と発言したことから、親米路線を貫く中道右派のベルルスコーニ政権の一部から反発が高まった。

320 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/10/06(水) 02:40
みんな投票したか?

「たかじんのそこまで言って委員会」
東京都の中学生SEX禁止例の意見募集
http://www.ytv.co.jp/takajin/index_set.html

321 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/10/06(水) 14:59
ふと思たのだが

中学生SEX禁止令=中学卒業したらSEX解禁令

じゃなかろうか。それまで避妊とか感染症予防の技術を教える気があるのか?

322 名前: 松代 投稿日: 2004/10/08(金) 12:04
伝えられる発言内容には、メディアによって多少の異同もあるため、なんともいえないところがなくはないのですが、イラクでの日本人人質や拉致被害者の帰国後と、イタリアの彼女たちとで、自国メディアの扱いが大きく異なっている点については、非常に興味ぶかいものを感じています。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20041005i214.htm
>「イラク人には抵抗の権利が」…解放2女性の発言波紋
>バグダッドで武装勢力に拉致され先月28日に解放された民間援助団体のイタリア人2女性が、帰国後、米国のイラク占領政策や、ベルルスコーニ政権の対米協力に批判的な発言を活発に行い、賛否両論を巻き起こしている。
>イタリア有力紙「コリエーレ・デラ・セラ」のインタビューで、シモナ・トレッタさんは「私はテロと抵抗は区別する。一般市民の拉致には反対だが、(イラク人の米軍などに対する)ゲリラ戦は正当なものだ」と、反米武装勢力の活動擁護ともとれる発言をした。また、イラクに派遣されているイタリア軍は「疑いなく撤退すべきだ」と語り、イラク暫定政府は「米国人に操られたかいらい」と断じた。

おまけ
日本じゃアザラシやマンガのキャラクターにも気軽に住民票を発行していたが、個人的にはどうかと思っていたので、今回はオランダの役人を支持するよ。

http://www.asahi.com/international/update/1005/005.html
>「アンネの日記」のアンネへの国籍付与で論争 オランダ

323 名前: 松代 投稿日: 2004/10/08(金) 12:21
興味ぶかい書籍が相次いで刊行されたので、書評を転載します。

>言論統制―情報官・鈴木庫三と教育の国防国家
この本を読むと、どうしても自分達の抱えている問題とダブらせてを考えたくなります。特に深く迫ってくるのは、引用部分にもある言論人達の自縄自縛ぶりで、本当の敵は外部になく、自らの内心にひそんでいるということがよくわかりますね。ニュース転載でも触れましたが、イラクでの日本人人質や拉致被害者の帰国後と、イタリアの彼女たちとで、自国メディアの扱いが大きく異なっている要因として、御本人達のパーソナリティと、日本の言論人達が自主規制しているという2点は、決して無視できないと思います。

>重光葵 最高戦争指導会議記録・手記
高いけど、買うほかないよね〜
この本を無視して敗戦を語ることはできないからね〜

>中国権力者たちの身上調書―秘密文書が暴いた処世術・人脈・将来性
版元の「阪急コミュニケーションズ」とは、数年前に「TBSブリタニカ」を買収したところで、こういう海外良書の翻訳出版を継続してくれるのは嬉しい限りです。それにしても、ものを調べずに発言している人が本当に多いと、良い資料が出版される度に思うし、自分も気をつけなければならないと思います。

http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&no=6759
>言論統制―情報官・鈴木庫三と教育の国防国家
佐藤卓己[著]
出版社:中央公論新社
価格:1,029円(税込)

>それにしても、なぜ真相は隠されたのか。著者は、戦後、鈴木を思想弾圧の首謀者へと祭り上げ、批判した出版界の重鎮や作家、思想家たちの戦争協力の実態に目を向ける。石川をはじめ、国分一太郎、宮本百合子といった言論人。中央公論社、朝日新聞社、岩波書店、講談社といった大新聞・出版社。いずれもが、鈴木を思想弾圧の元凶に見立てるか、肝心なところで不自然に無視する言説をつくりあげてきた。
>「剣はペンより強い」。悪者を見いだすことで、自らを被害者の側におく。加害者の邪悪さや無教養をあげつらえば、自らの戦争協力は、非合理な暴力に屈した結果として免罪できる。すすんで行った戦争協力という否定しがたい過去を掘り起こさないためにも、鈴木庫三の真相に迫ることはタブーとなった。そこに、民主主義を騙(かた)る、歴史の捏造(ねつぞう)があった――これこそ、より根深い言論統制ではなかったのか。

http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&no=6765
>重光葵 最高戦争指導会議記録・手記
重光葵[著]
出版社:中央公論新社
価格:6,090円(税込)

>しかし記録が示すのは、強力な戦争指導とは程遠い小磯内閣の迷走ぶりである。日本の敗勢は明らかだが、どのように戦争を終結させるべきか。蒋介石との和平、独ソ戦の調停、フィリピン決戦後の妥協的和平など様々なアイデアが語られるが、いずれも現実性を欠き、重光の努力も空回りする様子が伝わってくる。

http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&no=6760
>中国権力者たちの身上調書―秘密文書が暴いた処世術・人脈・将来性
アンドリュー・J. ネイサン/ブルース ギリ [著]山田耕介[訳]
出版社:阪急コミュニケーションズ
価格:1,890円(税込)

>本書を読めば、昨今の感情的・扇情的な反中論が、まるで有害無益な代物であることがわかる。なにせ相手は、トウ小平^時代から二十年以上をかけて選び抜かれた、技術官僚出身のエリート中のエリートたちなのである。慎重で、柔軟性とバランス感覚に富み、なおかつ党の内部文書によれば「年間平均一万五千人が処刑」される異常さを黙認し、共産党独裁の必要性を信じて疑わない、強烈なナショナリストの一団でもあるのだ。

324 名前: 松代 投稿日: 2004/10/10(日) 11:14
デリダが亡くなりました。
哲学者は死して哲学を残すといいたいところですが、脱構築論はどうなのでしょう?
本人より先に命運がつきたとまでは申しませんが、脱構築理論自体も脱構築の対象となった段階で、哲学にさほど興味を持たない人間にとっては、かなりどうでもよい領域へ突入したように思えてしまいます。
脱構築理論自体がこの先どのように変化、あるいはさらなる脱構築を迫られるのか、やじうま的には興味がありますけどね。

http://www.asahi.com/obituaries/update/1010/001.html
>仏哲学者のジャック・デリダさん死去

325 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/10/10(日) 13:20
松代さん>
 デリダというか脱構築は、デリダ本人の意図とは無関係に時間論と繋げれば問題なく機能します。「哲学は神学の婢」という言葉がありますが、西洋哲学の最大の問題はキリスト教的価値観の影響下で運命論を内包しているケースが多く、未来の不確定性、偶然性を重視しない、もっと酷いと否定する内容であることなんです。

 つまり、キリスト教退潮後は哲学者や知識人といったカテゴリの人々が、西洋社会で宗教家や預言者の代役をやってしまった、ということです。また、多くの哲学者や知識人がこの誘惑=預言者の役回りの魅力に勝てませんでした。マルクスはその典型ですが、デリダも例外ではありません。

 そして、宗教人の多くが統合失調症や鬱病患者だったのと同様に、哲学者の多くも頭の病気でした。また、彼らの読者も宗教(オカルト)→現代思想というコースが一般的なんです。以上の歴史的事実が、既に西洋哲学を『脱構築』しちゃっているんですが、病識がないと運命論が捨てられず、「俺は病気じゃない」と喚いて主体性批判とか西欧中心主義批判を展開します。

 しかし、本来批判すべきは運命論や未来予測の方なんですね。どんなに精緻な論理を積み重ねようとも、明日のことは誰にも分からないんです。「人間は世界を把握できない」とか戯言を垂れ流している暇があったら、「未来のことは分からない」と、預言者の役回りの誘惑をきちんと断ち切っておくべきでしょう。それが、本当の意味で「誠実な」知識人のあり方だと思います。

326 名前: 松代 投稿日: 2004/10/11(月) 23:06
>>325
>鳥山さん

運命論や未来予知に関しては基本的に自分もほぼ同意見だし、フランシス・フクヤマなんかはその典型だと思いますよ。その他の部分は既に何回かご紹介したミノワの「未来の歴史」に詳しいので、特に付け加えるようなことはありません。

ただ、オタクと「脱構築理論」との関りについては、予言や未来予知とは異なる要素、たとえば自己承認欲求の問題などがからんで、よりいっそう胡散臭い情況をもたらしたと考えます。

ぶっ茶けた話、高等遊民であることを自称するオタクにとって、脱構築論はアニパロやヤオイやらを「学問的に見せかける奇弁」に過ぎず、社会に向けて自らの優越性をアピールする際の道具にしたとみなしても、さほど間違ってはいないでしょう。

脱構築論を振り回すオタクは今だに健在ですが、自らの理論さえまともに構築できず、また他者を脱構築するのは大好きなくせに、自身が脱構築の対象となると途端に怒りはじめるという人々の将来が、明るいとはとうてい思えないんですけどね〜

327 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/10/12(火) 13:50
流れを切ってしまってすみません。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041012-00000403-yom-soci
>中学生の二女に売春させる、母親を逮捕…京都

場所が場所だけに女の子は売り物ということなのか←しゃれになってない。

以前にも話題に上ったと思いますが、DQNな親、教師が大杉。
親に責任を求めるような法案や条例案出しても親がこれでは…。

328 名前: 松代 投稿日: 2004/10/12(火) 23:34
>>327
流れ豚斬り無問題

>以前にも話題に上ったと思いますが、DQNな親、教師が大杉。
>親に責任を求めるような法案や条例案出しても親がこれでは…。

基本的に、親や教師がこどもや生徒を「未成熟ながらも自意識を持つ1人の人間」と考えず、あたかも「自身の所有物」であるかのように捉えているかぎり、この種の問題は後を絶たないでしょう。また、親に責任を求めるような法律や条例も、同様に「こどもは親の所有物として管理せよ」という立場からつくられているため、問題を悪化させることはあっても、建設的な効果は全く認められません。

飼犬が人をかみ殺したら飼い主が責任を取ることと、こどもが人を殺したら親も同罪という主張との間には、なにひとつとして相違点は無いといえましょう。こどもも犬も同じように扱えという考えのまちがいに気がつかない限り、事態は解決しないでしょうね。

329 名前: 松代 投稿日: 2004/10/12(火) 23:38
コネタですけど、出会い系規制問題と「激しく関わってくるニュース」なので、問題提起的にポストしておきます。

http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20041008105.html
>実は怪しい「ウェブサイト訪問者数」
>サイト運営者にとって、そのサイトを何人が訪れたのかを正確に知ることは、不可能ではないにせよ、実際はかなり難しい。ウェブサーバーが追跡するのはIPアドレスであって、人間ではない。たとえば、もし私が職場と自宅に1台ずつパソコンを持っていて、それぞれからワイアード・ニュースを読めば、ワイアードのサーバーは、2回訪問があったと数える――そしてその2回の訪問が同じ人間によるものだということはわからない。反対に、図書館や大学のコンピューター室、あるいはインターネット・カフェにある1台のパソコンを使って1ヵ月に100人がワイアード・ニュースのサイトにアクセスしていても、サーバーは1つのIPアドレスしかカウントしない。

330 名前: 392 投稿日: 2004/10/13(水) 04:48
豚斬りとか誘い受けとかは801板以外でも一般的に使われてるのか…

>>329
>松代さん
訪問者数と出会い系規制ってどう関係あるんですか?

こないだアド街ック天国で秋葉原特集でしたが「オタク」とは呼ばずに
「マニア」と呼んでいた。そんな遠慮いらないよ。
アキバ五大民族の分類が面白かったです。
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332 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/10/14(木) 03:20
http://d.hatena.ne.jp/kitano/
中学生以下はセックル禁止!条例の話ですが

穏健派のお二人が竹花の逆鱗に触れ追放される見込みだそうです

毎度の事ながら最初から結論ありきの審議会

333 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/10/14(木) 07:19
出会い系サイトの時にも交通ルールを持ち出す議論があったので
今回もありそうだと思っていたら本当にやってくれました。
警察官僚という奴は・・・


>中学生以下の性交渉禁止条例、議論白熱−−都の委員会 /東京

>竹花豊副知事は「交通に例えるなら、ルールやリスクを知らない歩行者が道路に飛び出している現状。中学生かどうかは別にして、その年齢までは性行為は駄目だという対応をとるべきじゃないか」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041013-00000032-mailo-l13

334 名前: 松代 投稿日: 2004/10/15(金) 00:16
>>332-333
>毎度の事ながら最初から結論ありきの審議会

単に審議会を開催するだけではなく、人事や会の進め方についても透明性を確保しておかなければ、単なるセレモニーに終わるどころか、権力を持つ側に有利なアリバイ工作となってしまいます。こういう審議会のあり方は、本宮ひろ志休載問題にもつながるのですが、権力者のこういうやり方について、もっと厳しい目線を向けなければならないと判断します。

>出会い系サイトの時にも交通ルールを持ち出す議論があったので、今回もありそうだと思っていたら本当にやってくれました。

交通ルールを持ち出すのであれば、文字通り保育園や幼稚園の段階から警察が「交通安全教室」を開き、交通ルールの徹底に努力している点はどう考えるのでしょうかね?
保育園や幼稚園の段階から、警察などが「ネットマナー教室」や「性知識教室」を開き、こどもたちの判断能力を養おうとするなら、まだとりあえず「スジは通ります」が、そういう最低限の整合性さえ無視しているワケですからね。

本当にどうしようもないとしかいいようがありませんよ。

335 名前: 松代 投稿日: 2004/10/15(金) 00:27
>>330
>392さん
>訪問者数と出会い系規制ってどう関係あるんですか?

ごく表面的なレベルでは、単純訪問者数の増減が「出会い系規制の効果を示す指標」として、規制推進派に悪用される危険性があります。また、もう少し突っ込んだレベルとしては、テレビの視聴率調査よろしく、性別や世代別の訪問者数が独り歩きして、特定のサイトに対する監視や規制の口実となる危険性もあります。

>>329の引用先でも問題視されていましたが、算定基準があいまいで実体とはかけ離れたデータであるにも関わらず、非常に細分化されているため、誤解を招きやすい要素があると考えます。

また、この問題は広義のトラフィック問題と捉えることも可能ですが、トラフィックの把握はWEB規制の「キモ」と言うべき部分であり、やはり日頃からの情報収集が大切だといえましょう。

おまけ

http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/20041013204.html
>「チャットルームの監視システム」研究を推進する米政府
>テロリストたちがチャットルームの「喧騒」の中に潜んでテロ計画を練っている可能性があるとして、米政府は、チャットルームを監視する新システムの研究に資金を提供している。チャットの全内容をチェックするのでなく、各メッセージの送信時間を追跡し、トラフィックを統計的に処理して「隠れたコミュニティー」を特定しようというものだ。

336 名前: 松代 投稿日: 2004/10/15(金) 00:34
いやぁ、勝ちましたよ!
とりあえず最終予選進出が確定して、なんともかんとも良かった良かったというところです。
宮本のコメントが全てを物語っていますが、いいチームにしあがりました。
どうでもいいけど、鈴木は蓮池弟に似ていませんか?

http://live.sports.yahoo.co.jp/sportsnavi/jpn041013.html
>日本、オマーンに勝利! W杯1次予選通過を決める
>引き分けでもいいということを考えながら、現実的な試合運びができたと思う。前線から献身的に守備をしてくれたおかげで、後ろは守りやすかった。最初はなかなかうまくいかなかったが、アジアカップ後チームもまとまって、これからもいい戦いができると思う。90分間、自分たちが何をしなきゃいけないか、共通したものを皆が考えられるのが大きい。しっかりいいチームに仕上げて、ぜひワールドカップに出たい。

カムイの剣が代表作になるのか…

http://www.asahi.com/obituaries/update/1013/003.html
>作家の矢野徹さんが死去
>戦後、海外SF作品の翻訳を手がけ、ハインライン「宇宙の戦士」など数多くの作品を紹介した。85年、チャペック賞受賞。著書に小説「カムイの剣」など。

340 名前: 松代 投稿日: 2004/10/15(金) 23:36
書類送検は当然の措置だと思うのですが、総研に至ってもなお実名報道がなされないのは不可思議としか言い様がありません。ついでに言っておくと、少年犯罪などでやたらと実名報道を要求したり、勝手に個人情報を垂れ流したりする連中が、こういう事件については全然騒がないというのも、やっぱり不可思議としか言い様がありません。

http://www.asahi.com/national/update/1015/025.html
>女子生徒の髪切った中学校長を暴行容疑で書類送検
>埼玉県鳩ケ谷市の市立中学校で、3年の女子生徒(15)が校長(57)に髪を切られた問題で、埼玉県警は15日、この校長を暴行の疑いでさいたま地検に書類送検した。

359 名前: 松代 投稿日: 2004/10/19(火) 12:03
問うЗона板でも何回かこの手のニュースを取り上げていますが、こどもに対する役人の意識が露骨に現れていて、ここまで来ると面白がる他無いようにさえ思います。こういう情況こそ、こどもに大きな悪影響を及ぼすのではないかと思えるのですが、規制推進派の方々はそう思っていないようですね。

http://www.asahi.com/national/update/1018/031.html
>児童虐待防止ネットワーク、設置は4割 厚労省調査
>児童虐待の早期発見や予防などを目的に、保育所や児童相談所、病院などと「虐待防止ネットワーク」を設けている自治体が、全国の4割にとどまっていることが18日、厚生労働省の調査で分かった。未設置の理由は市町村合併を控えた「様子見」が多い。厚労省は今国会で審議予定の改正児童福祉法案に、自治体が関係機関と連携して虐待相談などを担うことを盛り込んでおり、法改正でネットワーク設置を加速させたい考えだ。

364 名前: 松代 投稿日: 2004/10/20(水) 23:11
まぁ、計画発表の直後から、不正アクセスや不正使用が危惧され続けていたので、むしろ遅かったかなという感じさえなくもないのですが、これからこういう不正取得や、偽造が増えていくのでしょうな。

http://www.asahi.com/national/update/1019/025.html
>住基カードを不正取得の疑い、中国人ら逮捕 外国人は初
>日本人になりすまそうと住民基本台帳カードを不正取得したとして、警視庁は19日、東京都豊島区西巣鴨1丁目、中国籍の風俗店従業員孟小妹容疑者(31)と埼玉県所沢市美原町5丁目、会社員吉永健新容疑者(45)を有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕した。公安部によると、外国人による住基カードの不正取得事件は全国で初めて。

おまけ
労働は喜びなり

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041019-00000068-kyodo-soci
>精神障害の申請、過去最多 厳しい労働環境影響か

365 名前: 松代 投稿日: 2004/10/20(水) 23:23
某規制反対団体によれば「マンガ・アニメ・ゲーム・小説」は、全くのフィクションだそうですが、この場合はどうなるのでしょうかね?
また、カマヤンさんによれば、マンガの登場人物は「実在する自然人ではない」そうですが、小説の場合は異なるのでしょうか?

http://www.asahi.com/book/news/TKY200410180303.html
>「モデル小説」出版差し止め求め、日経元社長らが提訴
>週刊現代連載の高杉良氏の小説「乱気流」をめぐり、日本経済新聞社の鶴田卓彦元社長と島田昌幸常務取締役が、「自分たちをモデルにした事実無根の内容で名誉を棄損された」として、発行元の講談社と高杉氏を相手取り、単行本出版などの差し止めと損害賠償、謝罪広告掲載を求めて東京地裁に提訴した。講談社は18日から単行本の販売を始めた。
>「乱気流」は、03年4月7日発売号から今月18日発売号まで75回連載された。架空の大手経済新聞社を舞台に社長を巡るスキャンダルなどを描いている。
>9月下旬に提出された訴状によると、週刊現代は連載前の予告で「実名小説という体裁はとっていませんが、書かれているのはすべて実際にあった出来事です」と述べた。連載では、鶴田元社長らを想像できる人物を設定。東京地検の取り調べを受けたり、赤坂のクラブ経営者を愛人にしたりしていたことなどを書いた。

おまけ
この本、売れてたんだ…
自分はしりあがりのイラストに引っかかって立ち読みしたけど、まさかベストセラーだったとは!
内容をうのみにしている椰子がいたら要注意だから、気をつけようね。
そもそも、この手の本を買っちゃった段階で(以下自主規制)

http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&no=6819
頭がいい人、悪い人の話し方
樋口裕一[著]
出版社:PHP研究所
発行:2004-07-02
体裁:219p 18cm
ISBN:4569635458
価格:750円(税込)
>つまり「リコウそうな話し方」のお手本を示した瞬間に、それは「バカそうな話し方」に転じてしまうパラドックスに陥るのだ。この本に列挙されるサンプルも、ことごとく本人はリコウぶったつもりで馬脚を現した自爆例といえる。少なくとも「“バカ”と呼ばれないための知的実用書」(帯コピー)の書かれ方としては、おそらくこの消去法こそが最善にして唯一の方法なのだろう。……と、今度は「ぐずぐずと話して何を言いたいのかわからない」「低レベルの解釈をする」の項目にひっかかりそうだ。

366 名前: 松代 投稿日: 2004/10/20(水) 23:31
色々な解釈ができるニュースですね。
例えば、このニュースから先のアジアカップにおける反日騒乱は、政府に対する不満をそらすために仕組まれた、組織的なガス抜きだったという推論を導き出すことさえ、不可能ではないでしょう。
というか、そういう推論の材料として流してるんだろうな、読売とかはな。
まぁ、それはさておきにしても、正確な情報が流通しないところでは、デマが大きな事件に発展するという見本じゃないかと思います。なんでも隠蔽すればいいってもんじゃないし、情報が流通しないと、その分を「陰謀論」で埋めようとする椰子が現れるから、長期的に見れば事態は悪化するだけなんだけどさ。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20041020i312.htm
>路上口論、1人のウソが発端…重慶で数万人が大騒乱
>同紙などによると、地元の労働者同士が路上で口論となり、一方が相手を殴ったことが発端。殴った方は市場で働く労働者だったが、その場を逃れようとして「私は(地元政府の)局長だ」とウソをついた。これが市民の間で誤って広がったようだ。
>庁舎前を包囲した市民と鎮圧に当たった警官隊の双方に負傷者が出たうえ、少なくとも数十人が警察当局に拘束されたという。汚職のまん延など政府に対する市民の不信感が騒乱の根底にあると見られている。

http://www.asahi.com/international/update/1020/006.html
>中国・重慶で騒乱 市民3〜4万人政府庁舎包囲
>中国・重慶市の万州区で18日、市民3〜4万人が区政府庁舎を包囲し、警察の車両を焼くなどの騒乱となった。警察官数千人が出動してゴム弾や催涙弾を使い、夜までに鎮圧した。数十人が身柄を拘束されたという。20日付香港紙・明報が伝えた。

367 名前: 松代 投稿日: 2004/10/20(水) 23:44
心配されていた事態が現実のものとなりました。
しかし、やはり自分は仏政府側というか、学校側を支持しますね。

http://www.asahi.com/international/update/1020/005.html
>スカーフ続けた中学生に退学処分 仏宗教シンボル禁止法
>9月の新学期から「宗教シンボル禁止法」が導入されたフランスの公立校で19日、スカーフ姿を続けていたイスラム教徒の女子中学生2人が初の退学処分となった。また、ターバンを脱ぐことを拒んで授業参加禁止処分になったシーク教徒の高校生たちが裁判を起こした。同国内外のイスラム社会から反発を呼んだ同法をめぐり、学校現場に波紋が出始めている。
>退学処分が出たのは同国東部ミュールーズ。処分を発表した学校長によると、2人は仏学制の第5学年にあたる13歳と12歳の中学生で、新学期の開始時からスカーフ姿を通したため、家族を交えて話し合いを重ねた。

当Зона板でも、多少のことは容認してもよいのではとか、そういう意見もあったのですが、そうすると今度は宗派間の差別待遇問題にぶちあたります。

>在仏シーク教徒団体は「ターバンは髪を切ることを許されないシーク教徒の男性に不可欠で、宗教目的はない」と主張していた。多くの学校は短いターバンを黙認する措置をとったが、一部の学校は「あらゆるかぶり物は一律禁止」とする規定を設けた。
>そうした学校では教員から「シーク教徒を特別扱いするのは、スカーフが認められないイスラム教徒への差別」という声があがっているという。

結局、公教育の場で妥協的な態度を見せてしまうと、例外ばかりが増えてしまい、最終的には「宗教と教育の分離」が果たされなくなってしまいます。公教育を受けられないこどもたちが出現するのは間違いなく悲劇ですが、自分達の宗教的心情を口実に、生活の「あらゆる場」で自分達だけのルールを押し通そうとするのは、はっきりいって間違いでしょう。

おまけ
児童や生徒への性的虐待や体罰などの前歴を持つ教員を、免許更新時に排除できるのなら、それはそれでよいかもとさえ思うのですが、おおかた「日の丸&君が代」を強制する道具に使われるのでしょう。

http://www.asahi.com/national/update/1020/040.html
>教員免許の更新制諮問、専門大学院も 中教審に文科相
>中山文部科学相は20日、今後の教員養成・免許制度のあり方を中央教育審議会に諮問した。指導力不足教員の増加が指摘される中、一定期間ごとに教員の適格性を見直す教員免許の更新制導入や、実践的な指導力を持つ教員養成のために専門職大学院の創設を盛り込んでいる。文科省は審議を踏まえ、06年度中の法改正を目指す考えだ。

368 名前: 松代 投稿日: 2004/10/20(水) 23:48
ざっと一読しただけですし、門外漢には論評し辛い部分もなくはないのですが、それでもなお「もう少し踏み込んだ【ゲーム脳否定】があってもよかったのでは」とおもいますね。

http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20041020/cesa.htm
>CESA、ゲームが人間に与える影響に関する報告書を公開
>「“ゲーム脳”の結論付けは時期尚早」

>報告書では、テレビゲームが脳へ長期的な影響を与えることについて、森氏らの研究は問題提起として大いに意味があるとし、一定の評価を与えている。しかしながら、テレビゲーム自体がまだ発展し続けているものであり、調査・研究も決して十分とはいえないため、早急に結論を出せる状態ではないとしている。特に子供の脳に与える影響については、脳をどう使うことが望ましいのかという見解が統一されておらず、問題を分けて考えるべきだと論じている。

おまけ
やっぱり、科学的根拠ってのは大事だと思うのですよ。

http://www.asahi.com/national/update/1020/039.html
>ガム比較広告の表現、グリコOK ロッテの訴え棄却
>「一般的なキシリトールガムに比べ約5倍の再石灰化効果を実現」――。こんな江崎グリコのガムの宣伝文句をめぐり、甘味料キシリトール入りのガムを販売しているロッテが「うそを広めている」などとして同社に広告の差し止めと約10億円の損害賠償などを求めた訴訟で、東京地裁は20日、請求を棄却する判決を言い渡した。飯村敏明裁判長は「宣伝の根拠となった実験は合理的で、表現はうそではない」と述べた。

372 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/10/21(木) 08:40
まあ多分に真理なのだろうなあと…

Think different.
http://www.apple.com/thinkdifferent/

382 名前: 松代 投稿日: 2004/10/22(金) 11:22
省庁の審議会とやらが、どうにも胡散臭くて信用なら無いと思っていたら、やっぱりこういうカラクリだったのね。
人事を握っている側は、本当にいくらでも好き放題のことができるから、よほど厳重にチェックしないとお手盛りの審議会でお手盛りの結論をだして、自分達がやってることをいくらでも正当化できるからね。
やってらんないとはこのことだよ。
役人から人事権を奪わないと、どうしようもないだろうね。
http://www.asahi.com/politics/update/1018/001.html
>中央省庁審議会委員の33%兼職、「4つ以上」15人も
>中央省庁に設けられた104の審議会の非常勤委員1702ポストのうち3分の1が、複数の審議会に在籍している兼職委員だったことが、朝日新聞の情報公開請求に対して内閣府が開示した文書でわかった。各審議会を担当する21府省庁に委員の略歴の開示も求めたところ、1割近い155ポストが府省庁の出身者だった。兼職や官僚出身者の任命の抑制を定めた閣議決定の趣旨に反する実態が、浮き彫りになった。

383 名前: 松代 投稿日: 2004/10/22(金) 12:27
杓子定規な役人と、いっちゃぁなんだが宗教DQの全面対決という構図です。
ただ、今回ばかりは役人を支持せざるをえないというところに、世の中のつまらなさがありますね。

http://www.asahi.com/international/update/1021/010.html
>「スカーフ退学」さらに6人 仏の宗教シンボル禁止法
>退学者8人のうち少なくとも4人は、スカーフを小さなバンダナに代えた後の処分。支援団体は「控えめなもの」や「おしゃれ小物」を認めた同法細則との整合性を問題にしている。だが、教育省は「2カ月近くもバンダナ姿で学校生活を続ける生徒については、宗教シンボルと考えるしかない」としている。

おまけ@予言
赤枝医師が大活躍するでしょう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041021-00000227-jij-soci
>中高生にHIVまん延の恐れ=20代前半患者が急増−厚労省エイズ動向

384 名前: 松代 投稿日: 2004/10/22(金) 12:35
革命の闘士だかなんだか知らないけど、やってることはマフィアとかわんない。

http://www.asahi.com/international/update/1022/008.html
>バスクのレストランシェフ、テロ組織に「革命税」払う?
>スペインの高級レストランのシェフたちが、バスク地方の分離独立を掲げるテロ組織「バスク祖国と自由」(ETA)の要求に応じて多額の「革命税」を支払った疑いが持ち上がり、スペイン国民の反発を買っている。
>「革命税」はETAが企業や店舗の経営者から身の安全と引き換えに徴収し、主要な資金源の一つにしている。

こっちもひどいね。
許しがたいのは、劣化ウランをネタに「イラクの人々までペテンにかけた」ってことでしょう。
どうせ、サヨクが「保守派の陰謀だのなんだの」いうでしょうが、彼女はNGO、つまりプロシミソ界隈でもお金に関する胡散臭い噂が耐えず、今回の事件に際しても「あぁやっぱり」と思う人は少なくないでしょう。
他人のことに手をだすのなら、身内の毒をだしてからにしろといいたいな。

http://www.asahi.com/national/update/1022/006.html
>「人間の盾」代表の女性ら逮捕へ 医薬品無許可販売容疑
>医薬品成分が入ったカプセルを無許可で販売したとして警視庁は22日までに、昨年3月のイラク戦争開戦時に「人間の盾」として反戦活動をしたアラブイスラーム文化協会の高橋千代代表(64)=東京都杉並区=と、製造・販売したとされる男(78)=神奈川県小田原市=ら計4人について、薬事法違反(無許可販売など)の疑いで逮捕状を取った。所在が確認され次第逮捕する。
>昨年6月にはイラクで劣化ウラン弾の被害に苦しむ人々を支援するためとして、カプセルをイラク国内の病院などに運んだ。この際、参加した日本の市民団体のメンバーらにもカプセルを売ったという。
>高橋代表は朝日新聞の取材に「有機ヨードを飲むと免疫力が上がる。湾岸戦争時に使われた劣化ウラン弾による放射線障害が深刻なので、患者たちの免疫力を上げるためにイラクの病院で使って欲しいと思った」と話していた。
>だが、同課によると、ヨウ素やクレオソートに免疫力を上げる効果はほとんど認められなかったという。

385 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/10/22(金) 18:34
自殺防止は鬱病対策が鍵のようです。

>自殺率が3年で27%減 ワースト1位の秋田県

> 9年連続で自殺率ワースト1位の秋田県で、県と秋田大が2001年4月からモデル地区の県内4町で自殺予防の事業に取り組み、自殺率が3年間で27%減少したことが22日、同大の本橋豊教授(公衆衛生学)の調査で分かった。
> 都道府県の自殺予防事業で減少が確認されたのは初めて。個人の問題とされがちな自殺だが、自治体の取り組みが効果的だったことを裏付けた。
> 本橋教授は「うつ症状や悩みがある住民を知り、地域全体でうつ病などの理解を広め、早期に芽を摘み採ることで自殺者数を減らせることが証明できた」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041022-00000147-kyodo-soci

386 名前: 松代 投稿日: 2004/10/23(土) 12:16
>>385
鳥山さんは精神病の悪化による自殺の危険性を繰返し指摘しておられましたが、そのことが実証されたのかもしれません。また、自殺は個人で解決可能な問題とは限らないワケで、社会的な援助が「ある程度」は必要なのだろうと思います。もちろん、単なる「弱者救済」では対症療法にもならないのですが、かといって保守派がよく言う「適者生存原則に照らして放置」では、死人の山が築かれるだけだとも思います。

殺伐とした話題が続いたので、ちょっとしたお楽しみを3つほど…

http://www.albinoblacksheep.com/flash/voter.php
>アメリカ大統領選挙用の汎用投票ガイド

ガイドというか心理ゲームですけど、なかなかよくできていて面白いですよ。
ただ、究極の選択めいたものが多くて、自分は何度も「弾が2発欲しい」と思いました。

http://www.rainbowanimations.com/animations/view.php?id=debate1
>John Kerry and George Bush in Galactic Debate 2004

ヒアリング能力が限られているため、ネタの10%ほどしか理解できませんでした、と書きたいところですが、それさえも追いつかず、討論会のニュース映像を再チェックして字幕を参照しつつ楽しみました。ただ、おまけムービーは英語がわかんなくても楽しめるから、まぁ最後まで観て下さい。

で、お約束のクエスチョン!
このムービーは「フィクション」ですか、それとも「ドキュメンタリー」でしょうか?

http://www.albinoblacksheep.com/flash/sellswindows.php
>Steve Ballmer Sells Windows 1.0 by Microsoft

説明不要ですね。
自分は、じゃパネット高田のCMがいかに洗練されているか、嫌と言うほど思い知らされましたよ。

387 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/10/23(土) 12:53
補導人員は警察関数だってばさ。

>青少年の深夜外出禁止を保護者に義務化

> 神奈川県神奈川県は22日、青少年保護育成条例を改正し、深夜に18歳未満の青少年を外出させないよう定めている保護者の努力規定の条文を義務規定に変更する方針を明らかにした。保護者に対して義務づけることになれば全国初。ただし、保護者の問題意識を高めるのが狙いで、罰則は設ないという。

> 神奈川県内では「深夜徘徊(はいかい)」での青少年の補導件数が急増。03年は00年の約2倍の約4万3000件になった。補導されても引き取りにこない保護者がいるなど「青少年の深夜外出に保護者の意識が薄れている」(同県)として、努力規定では効果が薄いと判断したという。
http://www.asahi.com/national/update/1022/018.html

388 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/10/23(土) 13:09
2000年は警察改革で補導している暇がなく、
2003年からは特に補導に力を入れるようになったのではないか。

【不良行為少年の推移】
区分 11年 12年 13年 14年 15年
飲酒 2,792 2,041 2,323 2,381 2,963
喫煙 28,993 21,266 22,833 22,904 27,121
深夜はいかい 28,306 21,966 28,425 34,645 42,814
不良交友 1,911 1,654 2,041 1,992 2,524
暴走行為 1,070 994 929 916 1,167
その他 2,611 2,216 2,458 2,431 2,963
合計 65,683 50,137 59,009 65,269 79,552
http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesd1007.htm#no_3

389 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/10/23(土) 17:40
マジデツカ・・・

>「バカでもチョンでも・・・」理事長予定者が発言
>首都大応援団設立総会で

> 来春開学予定の「首都大学東京」をサポートする会員制クラブ「the Tokyo U-club」が19日、都庁で設立総会を開いた。会長に就任した高橋宏・理事長予定者はあいさつの中で「大学全入時代、学校さえ選ばなければバカでもチョンでも、そこそこの大学に入れる時代が3年後に来る。首都大学東京は世界の共通の財産。有識者の声を反映した、いい大学にしたい」と発言した。 「チョン」は韓国・朝鮮人に対する差別的表現との捉え方もあり、今後、批判が出る可能性もある。
> また、石原慎太郎知事は祝辞で都立大のCOE返上問題に触れ、「一部のバカ野郎が反対して金が出なくなったが、あんなものどうでもいい」と述べた。都立大でフランス文学やドイツ文学を担当する教員に首都大の構想に批判的な教員が多いことに関して「フランス語は数を勘定できない言葉だから国際語として失格しているのも、むべなるかなという気がする。そういうものにしがみついている手合いが反対のための反対をしている。笑止千万だ」と話した。(奥村隆)

http://satou-labo.sci.yokohama-cu.ac.jp/041021pocus.htm

390 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/10/24(日) 03:14
385さん>
 おお。とうとう、統計学的にも自殺と精神病の関連性が証明されましたか。情報サンキューです。

 また、メンタルヘルス関連の問題は自殺が最も深刻ですが、実は経済にも深刻な影響を与えます。これは、就学時期や就労時期、つまり10代後半から20代前半に精神病が発症するケースが多いからです。そして、精神病発生直後に治療を受ければ早期に事態が改善します。

 ただし、松代さんがおっしゃっているように、単なる『弱者救済』では駄目というのがキモですね。もっとも、アメリカの研究では、統合失調症の60%、鬱病の50%、人格障害の25%には病識ナシなので、どこまで啓蒙活動に効果があるのかは疑問ですが。病気の問題が難しいのはこの点で、複合的な対応が求められるのだと思います。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041022-00000001-kyodo-bus_all

成長率0・25%押し下げ? 働かない若者の増加で

 第一生命経済研究所は21日、通学も就労も職業訓練もしていない「ニート」と呼ばれる若者が、2000−05年の間の潜在成長率を年平均0・25%押し下げるとのリポートを発表した。
 ニートの増加によって労働力人口が減少し、生産活動が低下するためで、同研究所の門倉貴史・主任エコノミストは「良質な労働力を維持するためにも、予防的なメンタルヘルスケアの充実など早急な対応が望まれる」と警告している。
 リポートによると、2000年のニート人口は約75万人だったが、05年には約87万人に増加。15年には100万人を突破し、20年には120万人に達する見通しだ。
 ニートを5年間続けた場合の大卒男子の生涯賃金は、一般の大卒男子の4分の3、10年続けた場合には半分に落ち込む。このため個人消費も伸び悩み、国内総生産(GDP)を押し下げるという。
(共同通信) - 10月22日0時2分更新

391 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/10/25(月) 02:46
『カラシニコフ』
http://www.esbooks.co.jp/books/detail?accd=31402256
 朝日新聞連載当時から話題になった本作ですが、再読してもいささかも価値の衰えない傑作ノンフィクションなので、お金に余裕のある方は可能な限り購入してください。朝日ということで偏見のある方も大勢いらっしゃるだろうと思いますが、これは例外的な書籍です。以下は本書の要約です。

1:AK-47という誰にでも簡単に扱え、故障が少なく、なおかつ価格の安い突撃銃(工場出荷価格は120ドル!)が大量に売られた(一説によるとライセンス生産も含めて1億丁が製造されたと言われている)ことで、兵士の若年化が進み、貧乏な国でも内戦、戦争が可能になった(対照的に精密兵器の操縦には、専門的な知識と莫大な時間がかかるので、ローティーンには無理)。そして、大量の民間人がこの銃によって射殺された。大量の突撃銃は、戦車、飛行機などの高価格、高性能の兵器よりも多数の民間人を殺傷する。そして、突撃銃が野放しになっている地域では安全が保証されないので、国家の存続そのものが危うくなる。

2:AK-47を大量に受け取ったのは、植民地政策から解放されたばかりのアフリカ諸国や、いわゆる第三諸国と呼ばれる国々だった。これらの国々は冷戦時代にアメリカから見放され、ソ連からの援助を頼って社会主義化したが、当然のことながら一党独裁は官僚腐敗を招き、特にアフリカでは部族社会制度がこの腐敗に拍車をかけた。結果として、国家の収入は独裁者の一族が山分けし、軍人、警察官、教師と言った国家を支える公務員達にも給料が支払われない状態となった。

3:給料を支払われない警察官、軍人は、手持ちの武器を売り払うか、その武器を使って強盗団、もしくは反政府ゲリラと化した(たいていは両方やった)。その結果として、これらの国々はAK-47で溢れかえり、治安は植民地時代と比較すると格段に悪化した。

4:アフリカにはこうした治安の維持も出来ない国々が、約20カ国も存在する。これらの国々は、アルカイダやリビアのようなテロ国家、テロ組織の拠点と化している。にもかかわらず、国連はこれらの「失敗国家」に議決権を与えている。明かな甘やかしで、こうした国家からは議決権を取り上げ、国連への加盟も再考すべきだ。また、こういう国ではODAも独裁者一族の懐にはいるだけで、国民に還元されることは希である。アメリカはアフリカ諸国へのODAの引き渡しの多くを、NGOに振り返る政策に転換した。日本はなぜ同様のことをしないのか?

392 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/10/25(月) 02:48
5:「失敗国家」の判定をするのは簡単である。教師・警察官・軍人への給料の遅配、ストップが起こっている国は例外なく失敗である。

6:国家は最低限治安の保証を国民にせねばならない。その為には、国民から武器を取り上げ、これを厳重に管理せねばならない。特に、AK-47のような誰にでも、つまり子供にでも扱える、メンテナンスフリーの銃器を野放しにしておくことは許されない。ソマリアランドは、こうした政策が成功したアフリカ諸国の代表例である。ところが、国連はこの地域に議決権を与えていない。つまり、国家として承認していない。

※ 本書を読むと、70年代まで日の出の勢いだったアフリカ諸国が、80年代以降に最貧国まで転落した理由がよく解ります。社会主義と安価な武器です。この二つがアフリカでの産業の発達を見事に阻止したんです。本書には書かれていませんが、このせいでアフリカの労働人口に占める第一次産業の従事者は50%を割ることなく、いわゆる『リカードの罠』が発生してしまったんです。

 ところが、左寄りの学者はこの事実を隠したいので、「植民地収奪の後遺症」とか「資本主義の犠牲」とかでアフリカが最貧国に転落した、と嘘八百を並べるんですね。一般人がアサルトライフを振り回している国で、どんなまともな商売ができるのか、小学生に訊いたって解りそうなことだと思うんですが、頭の良いはずの歴史学者や社会学者が、解らないフリをするわけです。

393 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/10/25(月) 03:04
 あ、そうだ。本書のオープニングは、11歳の女子小学生がゲリラにレイープされて少女戦士に調教されちゃう話なので、ロリコン、美少女戦士好きには、ここだけでも「買い」ですよ! リアルで見ると胸くそ悪くなるけどね。

394 名前: 松代 投稿日: 2004/10/27(水) 12:05
ジーナ・リンのコラムはいつも興味深く、示唆に富んでいるのですけど、今回のコラムは特によい内容だったと思います。性に関する「科学的な情報」を公にすることは、青少年にとって利益になることはあっても、不利益になることはありません。
また、青少年が「性的な誘いを拒否してもなんら問題はない」ということを理解するうえでも、最新の避妊法をはじめとする性に関する「科学的な情報」は極めて有益だと断言します。

http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20041026205.html
>「最新の避妊方法」について考える
>こうした論争が世間をにぎわせることで、セックスに関してきちんとした情報に基づいた判断をする少女が増えることも考えられる。大人になるまで使う必要はないと考えるまじめな少女もいれば(あなたはこちら?)、こっそり避妊ができるから、すぐにでも利用して自分を守ろうとする少女もいるだろう。
>実は、もう効果は現れているようだ。米国のティーンエージャーの妊娠率は依然として非常に高いものの、減少傾向にある。無防備なセックスのもたらす結果(妊娠と性病、両方の意味で)について学ぶにつれ、その場の情熱に駆られて頭のスイッチを切り、身体の興奮に身を任せる前に、ティーンエージャーたちはより賢い決定を下すようになってきている。
>性革命の『バージョン2.0』――テクノロジーをきっかけとした、性に対する姿勢と行動の規範の変化――の時代に入ろうとするなか、避妊方法の進歩が痛切に求められている。私は16年間、経口避妊薬を服用しているが、正直なところ、毎日飲むものなので、長い目で見た場合の副作用が気がかりだ。とはいえ、コンドームの15%という避妊失敗率を考えると、ピルなしで大丈夫とはとても思えない。たとえコンドームが破れたとしても、ピルさえ飲んでいれば、妊娠するのではないかと心配しなくてすむ(同じ目にあい、ピルのおかげで難を逃れて胸をなで下ろした人は私だけではない)。

395 名前: 松代 投稿日: 2004/10/27(水) 12:15
さて、また拉致られました。
個人的な印象ですが、こっちの方が「自作自演」臭くないか?
というか、もしも「自作自演」だと煽るなら、こっちの方がやりやすいだろうとは思います。
やんちゃな若者の大冒険が大失敗したかのように報じられていますが、さてさて「ネラーはどう料理する」のか?
自己責任の大合唱は今回もけたたましく響き渡るのか?
家族はどれだけ「経済的負担」を覚悟しなければならないのか?

そして、もっとも重要なのは、以下のポイントです。

サヨクプロシミソは救援に動くのか?

地震や台風で為政者に向ける国民の目線が厳しくなり、イラクで「自衛隊が存在感を失いつつあるかのように見える」この情況で、なんでこれほど「お茶目な事件」が起きるのでしょうか?

さぁ、陰謀論の出番ですよ。

http://www.asahi.com/national/update/1027/006.html
>イラクで日本人男性拉致、福岡出身の香田証生さんか

おまけ

救いようの無いバカ教師が出現しました。
鳥山さんじゃないけど、また「熊本」かよと、毒づきたくもなります。
こういう連中が「教員免許」を持っているということ自体、大きな問題であることは間違いないですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041025-00000183-kyodo-soci
>肝試しで原爆写真見せる 児童怖がらせようと教師

396 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/10/28(木) 08:23
>>395
>個人的な印象ですが、こっちの方が「自作自演」臭くないか?

>香田さんのビデオは日本のサーバにアップされている!

>IEなどのブラウザを使用し、日本語の説明画面からデータファイルを
>アップロードする仕組みになっているから少なくともデッタをアップし
>たヤツは、日本語ができるってことだよな。アルカイダ聖戦団には、日
>本語が分かるメンバーがいるのか?それとも日本に支援者がいるのか?

海外ボツ!News http://www5.big.or.jp/~hellcat/news/

だそうです。まあ、言葉判らなくてもなんとなくアップできるでしょうけど。
ここから自演説発生すると見た。

397 名前: 松代 投稿日: 2004/10/28(木) 12:10
>>396
>だそうです。まあ、言葉判らなくてもなんとなくアップできるでしょうけど。
>ここから自演説発生すると見た。

あぁ、やっぱりそういうネタが出てきましたか。
ネラーにしてみれば、曝しOKの痛い椰子だろうから、自演説も出てくるでしょうね。
それとも、痛すぎてスルーか?
ただ、ネラーは祭りになろうがなるまいがどっちでもかまわないのに対して、そうも言ってられないのはサヨクプロシミソの方々です。
今回の拉致は、当人が本当に単なるバックパッカーだとすれば、NGOネットワークが使えないという点だけでも救援し辛いし、拉致した武装勢力も「ホンマもんのテロ集団」なのですから、救援活動の組み立て自体も難しいでしょう。しかし、かといって救援活動に消極的な態度を見せれば、恐らくは「自作自演説が再燃する」でしょうし、そうでなくても「NGOの有名人は積極的に救援したけど、そうでないヤツには知らんぷりカヨ」という批判が出てくるでしょう。
狙ってるのか無自覚なのかはわかりませんが、これまでに誘拐や拉致された当事者に日本政府の担当者などが、そろって「今回の拉致は情況が異なる」という主旨の発言をしていることも、ならば「前回のは自演カヨ」とつっこまれるネタを提供しかねないと思われます。

この情況を打開するのは困難ですが、逆に「今回の拉致は保守派の自作自演」と煽ることによって、いろいろなことを正当化することは「不可能じゃない」のです。これは極めて危険な賭けですが、禁断の賭けに打って出る「サヨクプロシミソ」はいるのでしょうか?

自分はそのことに興味を持っています。

おまけ
まぁ、そういうことは抜きにシテも、新潟地震の母子救出劇に対して、拉致事件ニュースとぶつけるために「わざと救出のタイミングをずらした」ぐらいのことを言う人は出てくるような気がします。
なにしろ、拉致のニュースは「トラック多重衝突事故」以下の扱いで、ほとんど「国内ローカル中事件」程度のランクに追いやられていましたからね。

398 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/10/29(金) 21:43
>>395-397

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/535/1072379800/489
「有事法制」&テロ 関連スレッド2
489 名前: カマヤン 投稿日: 2004/10/29(金) 15:05
>>487-488  要旨
 今回のイラク人質事件は、米軍ないし軍産と日本政府による共謀の可能性がありうる。

399 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/10/30(土) 11:13
国旗・国家の話は米長氏から切り出した模様。
「頑張って下さい」と返していたら、それはそれで問題になったんじゃなかろうか。

>国旗・国歌「強制でないのが望ましい」天皇陛下が園遊会で

> 天皇陛下は28日の園遊会の席上、東京都教育委員を務める棋士の米長邦雄さん(61)から「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」と話しかけられた際、「やはり、強制になるということではないことが望ましい」と述べた。

> 米長さんは「もうもちろんそう、本当に素晴らしいお言葉をいただき、ありがとうございました」と答えた。
http://www.asahi.com/politics/update/1028/003.html

>■国旗・国歌――園遊会での発言に思う
>米長さんの発言は「教育委員のお仕事、ご苦労さまです」という陛下の言葉に答えて飛び出した。国旗・国歌問題を意図的に持ち出したかどうかはわからない。もし意図的でなかったとしても、軽率だったと言わざるを得ない。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html

400 名前: 松代 投稿日: 2004/10/30(土) 12:44
>>398
http://www.asahi.com/national/update/1030/005.html
>イラクで香田さんとみられる遺体 政府確認急ぐ

今回の拉致事件は、最悪の結末を迎えそうです。
不透明な部分があまりにも多い現状では、できるだけ発言を控えるように方針を転換しますが、以下の2点についてはあえて強調しておきます。

1:安易な陰謀論、自演論には強く反対します
今回の拉致事件は、被害者がイラクへ入国した経緯や入国の動機、拉致に至った経緯共あまりにも不自然というか、他の拉致、誘拐事件とは異なる点が多く、ひとくくりに語ることができない要素を備えていることは自分も認めます。また、被害者の遺体確認に関しても、ケネディ暗殺張りのまどろっこしさが伝えられているため、陰謀論に傾斜する人が現れるのはある程度まで止むを得ないとも考えます。
しかし、安易な陰謀論、自演論は拉致被害者の尊厳を大きく損ね、また陰謀論や自演論を唱える人間はもちろん、同調する人間の信用を損なうものと考えます。そのため、自分は陰謀論や自演論に強く反対するとともに、活動の場においても「客観的な真相究明努力をしないまま、安易に陰謀論や自演論を唱える人々」とは、断固として距離を置く考えです。

2:海外渡航者へ、日本政府が新たなる制限を科する危険性を恐れています
既に、一部報道では取りざたされていますが、日本政府や与党内において、海外渡航者に対して新たな規制を設けるよう、各方面に働きかけている人々が存在しているようです。今回の悲しむべき事件をきっかけとして、日本国民と海外との交流を妨げ、政府の「厳重な管理下に置く」ような施策が実現してはならないと考えます。
国家は、あくまでも「国民が納得する程度のゆるやかな管理」におくのみで、国家が独善的に国民の活動を管理するようなことがあってはならないと考えます。

あえて、こういうおまけをつけました
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041029-00000131-kyodo-int
>成人男性の3分の1に実刑 南太平洋のピトケアン島

401 名前: 松代@管理 投稿日: 2004/10/30(土) 12:50
>>399
申し訳ありませんが、スレ管理の都合上、以下のスレで返答させていただきました。
ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

青少年健全育成基本法案/青少年有害環境自主規制法案
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/410/1058424736/l100

402 名前: 松代 投稿日: 2004/10/31(日) 11:41
人違いで大騒ぎした直後ですから、家族による身許確認も含めた、詳細な検証を経ないと断言はしかねますが、残念なことにかなり確度の高い情報のようです。

テロは世論を硬直化、先鋭化させるばかりで、平和的解決を目指す人々にとっては、百害あって一利なしなのですけど、暴力に惹きつけられる人々は少なく内容ですね。今回のテロによって、すでに戦闘地域と化したイラクに、自衛隊が留まる道義的、法的根拠は本当にあるのかどうか、理性的な議論はふっ飛んでしまうでしょう。
もともと、権力者の面子ばかりキにした感情論だけで、なしくずし的に派遣延長が決まってしまいかねない雲行きだったのですが、ますます引っ込みがつかなくなってしまいましたね。

http://www.asahi.com/international/update/1031/003.html
>バグダッドの男性遺体、香田証生さんと確認 指紋が一致
>イラクのバグダッド市内で30日夜(日本時間31日未明)、首を切られたアジア人男性の遺体が見つかり、政府は31日朝、イスラム過激派グループ「イラク・アルカイダ機構」に拘束されていた日本人旅行者、香田証生さん(24)と確認した。町村外相が同日午前に記者会見し、「大変残念なことに、これが香田さんの遺体であることを確認した」と語った。

403 名前: 松代 投稿日: 2004/10/31(日) 11:45
スカーフ問題の続報です。
これも、テロが逆の効果を及ぼした事例といえましょう。

http://www2.asahi.com/special/iraqrecovery/TKY200410220118.html
>宗教シンボル禁止法により退学が相次ぎそうな兆しに、フランスのイスラム社会が困惑している。新法に従い、宗教スカーフの代用品として子供たちに勧めたバンダナまでが処分対象となったからだ。ただ、イラクの仏人記者拉致で犯人側が撤廃を要求した同法については国を挙げて守ろうという空気も強い。仏社会での孤立を招く組織的な抗議行動は難しい情勢だ。
>退学者は学費の高い私立校か通信教育を選ぶしかなく、同情の声は少なくない。だが、処分への抗議が全国的なうねりになる公算は小さい。新学期にスカーフ姿で登校した240人のうち、校長の説得に応じなかったのは退学者を含め70人強。500万人のイスラム社会からすればごく一部で、不満ながらも信教より国民の義務を優先した生徒が大半だった。
>在仏イスラム団体は、イラク人質事件で犯人側が求めたシンボル法の撤廃を内政干渉とはねつけたばかり。組織で動くにしても、バンダナ容認や退学者への柔軟な対応など、同法の存在を前提とした要求が軸になりそうだ。

404 名前: 松代 投稿日: 2004/10/31(日) 12:02
都市の景観といえば、なにやらどうも「個人の主観でしか判断できない」もののように思われがちですが、全く反対に科学的な検証が可能な存在なのです。そして、そこに「おらが街」の論理が入り込む余地があるのかといえば、かなり微妙なのではないかと思います。
とはいえ、東京高裁において住民の景観権を否定する判決が下されましたが、企業が「私の会社」の論理を振り回してもよいハズはなく、もっとバランスの取れた判断が望まれているのは言うまでもないでしょう。

http://book.asahi.com/news/
>東京「街」景──カオスの秘密
>そのことは、僕自身も痛切に感じてきた。科学記者として建築をどう書くか、という問題意識をずっと持ち続けているのだけれど、その一つの答えとして、町並みを「フラクタル次元」など数理の手法で解析する試みを記事にしてきた。単体のアートではなく、町並みの要素としての建築には科学の目がものを言う、と気づいたのだ。新宿副都心に新しい東京都庁舎が建ってまもなく、それがビル群のシルエットをどう変えたか、を専門家に分析してもらい、その結果を紙面で紹介したこともある(1991年5月14日付朝日新聞東京本社夕刊)。科学記者として、町並みという公の空間に読者の目を誘いたかったのだ。

おまけ
このアンケートで興味ぶかいのは、地域に密着しているはずの個人商店が低く評価され、マニュアル接客のコンビニが「好印象」を与えているということです。
やはり、地方部においても「おらがムラ」ルールは疎んじられ、科学的にお客の心理を分析したマニュアル接客の方が好印象を与えていると観るのは、いささか穿ちすぎでしょうかね?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041030-00000001-khk-toh
>笑顔ない 店の接客8割“不満” 岩手・市民アンケート

405 名前: 399 投稿日: 2004/11/01(月) 00:34
>>401
全然無問題です。
レスが遅れて申し訳ありません。

406 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/03(水) 09:28
● 香田証生さん殺害事件に絡んで、また流言飛語がネット上に流れているので、ここで2004年9月末から10月末までのニュースを時系列順に配置することで、香田さん殺害事件に関与したと言われている、ザルカウィ一派の動向を見ていきたいと思います。

 まずは、基礎情報としてザルカウィのプロフィールを。

http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/jor/news/20040917k0000m030052000c.html

ヨルダン:
米軍の仇敵ザルカウィ氏の人物像 故郷でルポ
 【ザルカ(ヨルダン中部)小倉孝保】イラクで続発するテロの首謀者として米軍が行方を追うイスラム過激派、アブムサブ・ザルカウィ氏の故郷をヨルダン北部ザルカに訪ねた。同氏を知る人たちは「非常にまじめで精神力の強い男だった」と語り、米軍の「極悪非道のテロリスト」との主張を否定する。しかし、同氏の人生には、アフガニスタンでの戦闘後、帰国した祖国から過激派扱いされた体験が暗い影を落としているようだった。

 ザルカウィ氏の本名はアフマド・アルハイララ氏。通称は出身地名などから付けられた。

 ザルカは首都アンマンから北東へ約30キロ。人口約80万人の中核都市だ。ザルカウィ氏の実家はその郊外ハイマスーミ地区にある。この地区はパレスチナ人が多く、同国では中流家庭の地域で、穏健なイスラム教徒が多い。

 近所の人々は、ザルカウィ氏について語ることを極度に嫌がる。ヨルダン治安当局がザルカウィ氏の家族を厳しく監視しているためだという。しかし、人々の話を総合すると、ザルカウィ氏の父は数年前に死亡、母も2月に死去した。今は兄で公務員のムハンマド氏の家族、ザルカウィ氏の妻と長男が暮らす。

 重い口を開いた近所の人々からは「アフマドのことを悪く言う人は近所にはいない」「家族はみんな地区内で尊敬されている」と高い評価の言葉が続く。ザルカウィ氏はよく近くのアルファラハ・モスク(イスラム礼拝堂)で祈っていた。兄ムハンマド氏の親友アブ・オマルさん(36)は当時を思い出し「とても物静かで丁寧な言葉遣いをした。近所の子どもの面倒をみるなど暴力的な面はなかった」と語る。

 66年にここで生まれたザルカウィ氏は、子どものころはけんか好きで、体に入れ墨をいれるなど不良少年だったが、80年代にイスラム意識に目覚め原理主義組織に入り、80年代後半に旧ソ連軍と戦うためにアフガニスタンに渡った。

 90年代初めに帰国したが、アフガンで過激思想を身に着けたことを警戒したヨルダン政府によって逮捕され、7年間の刑務所暮らしを送る。模範囚として90年代後半に出所後、ヨルダンを離れた。以来、家族にも何の連絡もない。

 米軍やヨルダン政府によると、その後、アフガンに戻りヨルダン、イラクでのテロを活発化させた。だが、アブ・オマルさんは「アフマドは出所後、職探しをしていたが、国がそれを邪魔して出国せざるを得なくなった」と言う。

 アラブでは多くの若者がムジャヒディン(イスラム聖戦士)としてアフガンに送り出されたが帰国後、国内での過激行動を嫌う各国政府に受け入れられず、ますます過激化した。「物静かな男性」の「テロ首謀者」への変遷には、アラブ政府に裏切られたとの感情が横たわっているのかもしれない。

毎日新聞 2004年9月16日 19時54分

● この段階では、アメリカはザルカウィ一派をビン・ラディンと関連性があると主張し、左派系のグループ(及びに親イスラム派)は無関係だと主張しています。結果から述べると、アメリカの主張の方が正しかったようです。

407 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/03(水) 09:28
● 次にザルカウィ一派が関与したと思われる誘拐事件の一覧表です。

http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2004/hostages/al-Zarqawi1031.html

 ザルカウィ一派の手による誘拐事件は、これまでに12件起きており、うち9件では被害者が殺害されています。

408 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/03(水) 09:30
▼(10月1日)
http://www2.asahi.com/special/iraqrecovery/TKY200410010182.html
ザルカウィ氏の武装集団関与か 連続爆弾テロで犯行声明
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 バグダッドなどで30日に相次いだ自動車爆弾テロについて、国際テロ組織アルカイダと関係があるザルカウィ氏が率いる「タウヒード・ワ・ジハード(統一と聖戦)団」を名乗る武装集団が犯行を認める声明を出した。AP通信によると、バグダッド西部の下水道施設の完成式典会場周辺で起きた爆弾テロの死者は、子供35人を含む42人となった。

 犯行声明は30日付でイスラム系ウェブサイトに掲載された。「タウヒード・ワ・ジハード団の軍事部門に属する3人が実行した」としている。

 病院関係者によると、式典会場周辺で起きた事件で搬送された131人の負傷者のうち、72人が14歳以下だという。

 爆発で飛び散った破片を浴びた12歳の男の子は「お菓子がほしかったら、こっちにおいでと米兵が呼びかけた。みんなで米兵のところへ駆け寄った瞬間、自動車が爆発した」と話したという。

(10/01 12:04)

▼(10月8日)
 イギリス人1名がザルカウィ一派によって殺害されたことが発覚。

▼(10月16日)
ザルカウィ氏組織、米がテロ組織指定

 国際テロ組織アルカイダとの関連が指摘され、イラクでテロ活動を主導しているとされるザルカウィ氏の組織「一神教聖戦団」をアメリカがテロ組織に指定しました。

 アメリカ国務省のバウチャー報道官は15日の記者会見で、イラクで拉致やテロ攻撃を主導しているザルカウィ氏が率いる「一神教聖戦団」をテロ組織に指定したと発表しました。
 
 財務省も対応に乗り出し、アメリカ国内の関連資産の凍結を命じ、締め付けを強化しました。
 
 当局は今回のテロ組織指定で関連団体の洗い出しや資金提供のルートを遮断することなどを目指すとともに、イラクに潜伏しているとみられるザルカウィ氏の捜索をさらに進める考えです。
 
 一方、民主党のケリー陣営はテロ組織指定がこの時期にずれ込んだことについて、「ブッシュ政権によるイラク政策や対テロ戦争の失敗の一例だ」と非難しています。(16日 14:33)

409 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/03(水) 09:31
▼(10月17日)
http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.asp?id=20041018000006
 【バグダッド17日共同】イラク駐留米軍は16日夜から17日にかけて、中部ファルージャを軍用機や戦車で攻撃した。ロイター通信によると、数十軒の家が破壊され、7人が死亡、17人が負傷した。

 米軍は16日の攻撃について、国際テロ組織アルカイダとの関係も指摘されるザルカウィ氏の組織が設けた検問所を狙ったと発表した。

 暫定政府のアラウィ首相はザルカウィ氏がファルージャにいるとみて、引き渡さなければ大規模な軍事作戦を行うと住民側に警告。米軍は市内に入る道路の通行を制限するなど包囲を強化しており、緊張が続いている。

 ロイター通信によると、イラクの首都バグダッドでは17日、サドルシティー地区をめぐる停戦交渉で武器買い上げ場所に指定された運動場と、外国人が宿泊するホテル付近が迫撃砲による攻撃を受けた。運動場では国家保安隊員2人と市民1人が死亡、9人が負傷したという。

▼(10月18日)
http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=6522031
ザルカウィ氏派の「一神教聖戦団」、ビンラディン氏に忠誠=ウェブサイト
2004年 10月 18日 月曜日 08:05 JST

 [ドバイ 17日 ロイター] ヨルダン出身のアブムサブ・ザルカウィ氏が率いるイスラム過激派組織「一神教聖戦団」は17日、インターネット・サイトに声明を掲載し、オサマ・ビンラディン氏への忠誠を約束した。同組織は、米政府がかねてより米同時テロの首謀者とされるオサマ・ビンラディン氏との関連を指摘していた組織。今回、初めてアルカイダとのつながりを正式に認めたことになる。
声明は、ラマダンが到来し、イスラム教徒が敵を前に結束する必要性をあげるとともに、「われわれは、一神教聖戦団がビンラディン氏に忠誠を約束したことを発表する」と表明。

さらに、「アブムサブ(ザルカウィ氏)がアルカイダの兄弟と8カ月にわたり連絡を取り合い、意見交換をしていた。その後連絡は遮断されたが、また再開し、アルカイダの兄弟らは、一神教聖戦団の(イラクでの)戦略を理解した」としている。

忠誠を宣言する今回の声明について、一部イスラム教徒からは、イラクでの「聖戦」を拡大するため、アルカイダの旗のもとで一神教聖戦団がさらに戦士を増やすことを狙っている、との指摘がでている。

© ロイター 2004 All Rights Reserved

410 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/03(水) 09:33
▼(10月20日)
http://blog.ishikawa-news.com/mt/archives/2004/10/post_506.php
 国際テロ組織アルカイダ指導者ビンラディンに忠誠を誓ったパレスチナ系ヨルダン人テロリスト、ザルカウィが率いる「統一と聖戦」(Jamaat al-Tawhid wa'l-Jihad)が、双方の連携を象徴するように新たな組織名「メソポタミア(2つの川に挟まれた地)・アルカイダ聖戦」(al-Qaeda of Jihad in the Land of Two Rivers)を使い始めた。

 この名称は、19日付でジハード系サイトに掲載された、イラク・ハバニーヤ地区での米軍車両に対する自爆攻撃の成果を誇示する声明の中で初めて使われた。声明は、この攻撃が、「メソポタミア・アルカイダ聖戦」の軍事部門「殉教者旅団」の「1人の獅子」によって決行されたとしている。

 声明は、ジハード系サイトのclearinghouse系に流れた。

▼(10月23日)
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__347510/detail
ザルカウィ組織の幹部拘束 イラク中部で駐留米軍
 【バグダッド23日共同】イラク駐留米軍は23日、中部ファルージャで同日未明、国際テロ組織アルカイダとの関連が指摘されているアブムサブ・ザルカウィ氏の武装組織の隠れ家を急襲し、幹部1人を含む6人を拘束したと発表した。
 ロイター通信によると、米軍は同日未明、ファルージャ南部を空爆し、イラク人2人が死亡した。

 米軍によると、拘束した幹部は比較的地位が低いとみられていたが、他の幹部の拘束や殺害により、主要な地位に昇格していたという。

 一方、駐留米軍は23日、ザルカウィ氏の武装組織がファルージャ市内から郊外に移動しているとの情報があることを明らかにした。

 米軍は、同組織が米軍の攻撃を避けるために、郊外に住む市民の間に紛れ込もうとしていると指摘、市民に武装組織掃討への協力を呼び掛けた。

 また中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、米軍は23日、ファルージャの市長を拘束した。理由は明らかではない。

 (了)

23日19時32分

411 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/03(水) 09:35
▼(10月25日)
http://www.iwate-np.co.jp/newspack/cgi-bin/newspack.cgi?world+CN2004102501000113_1
2004年10月25日

保安隊員「処刑」認める  イラクでザルカウィ氏組織

 【カイロ25日共同】イラクでテロ攻撃を指揮しているとみられるザルカウィ氏率いるイスラム過激派組織は24日、イラク東部で国家保安隊員多数の遺体が見つかった事件で、殺害を認める声明をウェブサイトに出した。

 AP通信によると、隊員のほとんどは後頭部に銃弾を受け「処刑」されていた。イラクでは治安部隊が襲撃される事件が多発しているが、これほど残虐な犯行は例がなく、事件の異様さが際立っている。

 声明はザルカウィ氏の従来の組織名「一神教聖戦団」から変更した「イラクの聖戦アルカイダ組織」名で出され、「偶像崇拝者である保安隊員48人の殺害に成功した」と認め「2台の車と金を奪った」とした。

 犯行グループは警察官を装って路上に検問所を設け、帰省する隊員を乗せた小型バスを止めて犯行に及んだという。隊員の多くがイスラム教シーア派教徒とみられる。ザルカウィ氏はシーア派を敵視しているとされる。

▼(10月26日)
http://www.kahoku.co.jp/news/2004/10/2004102601005883.htm
ザルカウィ氏支援者を殺害 イラク駐留米軍が発表

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 【バグダッド26日共同】イラク駐留米軍は、イラクでの多くのテロや攻撃の黒幕とされるヨルダン人、ザルカウィ氏の支援者を、バグダッド西方ファルージャで26日未明に殺害したと同日発表した。
 米軍は、「ザルカウィのテロ組織の隠れ家」を空爆した際、同氏の支援者として知られた男が内部にいたとの複数の報告があるとしている。
 米軍とイラク国家保安隊は、ザルカウィ氏の拘束または殺害と、同氏の組織の壊滅を目指し、連日軍事作戦を実施。米国は同氏に2500万ドル(約27億円)の懸賞金をかけ、拘束、殺害に全力を挙げている。

2004年10月26日火曜日

412 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/03(水) 09:36
▼(10月27日)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/photojournal/news/20041027k0000e040049000c.html
イラク邦人人質:
福岡出身の24歳男性 自衛隊撤退要求

 イラクの国際テロ組織アルカイダ系の武装グループは26日(日本時間27日早朝)、イスラム系インターネット・サイトを通じ、同国で日本人男性1人を誘拐したと明らかにし、イラク南部サマワに駐留する自衛隊が48時間以内に撤退しない場合、男性を殺害するとの声明を出した。日本政府はこの男性について「福岡県直方市の香田証生(こうだ・しょうせい)さん(24)とみられる」と発表した。事件を受け、政府は首相官邸に対策室を設置。小泉純一郎首相は27日午前、自衛隊撤退の要求について、視察先の兵庫県内で記者団に、男性の早期救出に全力を挙げるとともに、自衛隊を撤退させない方針を強調した。

 イラクでの日本人誘拐は、今年4月に中部ファルージャ周辺で非政府組織(NGO)関係者やフリージャーナリストら計5人が拉致・解放されて以来。イラク国内で誘拐されたとみられるが、確認はされていない。

 声明を出したのは、イラク国内でテロ攻撃や外国人人質事件を指揮しているとされるヨルダン人のザルカウィ氏率いる「イラクの聖戦アルカイダ組織」。米軍がイラク国内で掃討作戦を実施している。

 サイトの映像では、香田さんは長髪で白いTシャツ姿。組織名が書かれた黒い旗を背に、黒いマスクをした武装メンバー3人の前に座らされている。香田さんは英語で「彼らは自衛隊の撤退を求めている」などと語った後、日本語で「小泉さん、彼らは日本政府に日本自衛隊の撤退を求めています。さもなければ、僕の首をはねると言っています。すみませんでした。また、日本に戻りたいです」と話した。

 その後、武装メンバーの一人が「我々は日本政府にイラクから自衛隊を撤退するのに、48時間を与える。応じない場合は、彼は(人質として殺害された米国人)バーグや(同英国人)ビグリーやその他の不信心者と同じ運命をたどることになるだろう」という声明を読み上げた。

 4月にNGOの高遠菜穂子さんやフリージャーナリストら計5人が誘拐された2事件は地元イラク人の武装組織によるもので、イラク人の宗教指導者や部族長グループの仲介で解放が実現した。しかしザルカウィ氏のグループは外国人テロリストを中心に構成されるとされ、これまでイラク国内で外国人の誘拐・殺害を繰り返している。

 イラクでは高遠さんらの誘拐事件のほか、昨年11月に北部ティクリートで奥克彦大使と井ノ上正盛1等書記官の2人が襲撃され殺害された。また今年5月にはフリージャーナリストの橋田信介さんと小川功太郎さんがバグダッド郊外で銃撃され殺害されている。

 ■イスラム過激派のサイトで流されたビデオや文章での声明内容の要旨は次の通り。ビデオに映し出された旗には「二つの川にはさまれた土地(イラク)の聖戦アルカイダ組織」との組織名が書かれていた。

 ◆ビデオでの声明

 日本の軍隊に従う一人が「イラクの聖戦アルカイダ組織」の捕虜になった。彼はイスラエル、ヨルダンを通ってイラクに来た。彼の家族と日本政府が男性の身元を確認した後に彼の(旅券などの)書類を公開する。

 我々は日本政府が48時時間以内のイラクから軍隊を撤退させるよう要求する。さもなければ、この不信心者が(5月11日に殺害される映像がウェブサイトに流された(米国人の)ニック・バーグ、(英国人の)ビグリー、その他の不信心者と同じ運命をたどるだろう。

 ◆サイトに書き込まれた声明

 我々は以前、イラクでユダヤ主義者や米国調査機関、米国の同盟軍と一緒に活動する者を狙うと警告してきた。しかし、いまだにイラクではスパイが活動している。

 48時間以内に自衛隊をイラクから撤退させるか、もしくは、日本政府が米国に対し、イラク囚人を殺害したユダヤ主義者の身柄を引き渡すよう圧力をかけるかしなければ、人質を殺害する。

毎日新聞 2004年10月27日 11時46分

413 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/03(水) 09:37
▼(10月29日)
http://www.ehime-np.co.jp/daily_news/20041029/news20041029579.html
2004年10月29日(金)
香田さんに言及せず ザルカウィ氏組織、声明で

 【カイロ28日共同】イラクで香田証生さんの拉致声明を出したイスラム過激派組織「イラクの聖戦アルカイダ組織」は28日、同組織として拉致後初めてとなる声明を出したが、香田さんへの言及はなかった。
 ザルカウィ氏率いる同組織の声明は3つあり、日本時間29日午前3時ごろ、香田さんの映像を流した同じウェブサイトにほぼ同時に掲載された。
 まずバグダッド南東で米軍の車列に対し、メンバーの1人が自爆攻撃を実行し「成功した」と表明。別の声明ではバグダッド南方のマハムディヤで、部族指導者で地方自治評議会長のダーリ・グリリ氏の首を切断して殺害したとし、3つ目では同じマハムディヤで米軍の戦車を爆破したと述べた。

▼(10月30日)
2004年10月30日(土)
外国人は敵とみなすザルカウィ派、殺害を自己目的化

 【カイロ=岡本道郎】イラクで武装組織「イラクの聖戦アル・カーイダ組織」に拉致された香田証生さん(24)の安否が気遣われているのは、同組織の首領であるヨルダン人テロリスト、アブムサブ・ザルカウィ容疑者の冷酷で残虐な性格が広く知られているためだ。
 同組織が関与した人質事件からは、米国とその同盟国への憎悪をむき出しにし、「ジハード(聖戦)」の名の下にいかなる外国人も抹殺対象とみなす異常さがうかがえる。

 ザルカウィ容疑者の過去の行動や各種報道から浮かび上がってくるのは、徹底した過激さ、非寛容性だ。今年6月の韓国人人質殺害の際に顕著だったように、イラク駐留部隊の撤退要求が実現しなければ、即座に人質を「処刑」することをためらわない。むしろ、こうした要求を人質殺害のための「手順」と位置づけているかのようだ。

 アラブ圏有力紙アル・ハヤト(9月10日付)が、この夏ファルージャでザルカウィ容疑者と面会したイスラム活動家の話として報じたところによると、同容疑者は拉致した外国人を「人質」でなく「スパイ」として取り扱っているという。敵の「スパイ」である以上、殺害するのが「当然」であり、異論の余地があるとすれば、首を切り落とすか射殺するかなどの「殺害方法」だけだというのだ。

 同容疑者はまた、女性を殺害することについても「やつら(米軍)が(イスラム教徒の)女性を(空爆などで)殺害しているのだから、我々が同じことをするのを神はお許しになる」と語ったという。

 「外人部隊」としてイラクに入り、同国民の意向とも無関係に、多国籍軍やイラク暫定政府・治安関係者、シーア派イスラム教徒、民間外国人などすべてを「敵」とみなすザルカウィ一派にとっては、イラクから「十字軍勢力(米国と同盟国)」を駆逐する「ジハード」の遂行もさることながら、「敵」を1人でも多く見つけ殺害すること自体が「目的」と化しているとも言える。

414 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/03(水) 09:39
▼(10月31日)
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2004/hostages/news/1101-345.html
香田さん遺体で発見 指紋が一致、政府確認
イラク日本人殺害事件
 イラクの首都バグダッドで日本時間の三十一日未明、首を切断された若いアジア人男性の遺体が見つかり、日本政府は同日午前、指紋などからイスラム過激派武装組織の人質になっていた福岡県出身の香田証生(こうだ・しょうせい)さん(24)と確認した。政府は、香田さんを拉致した「イラク聖戦アルカイダ組織」が殺害したとみている。事件は発覚後四日で最悪の結末を迎え、小泉政権にとって痛手となった。自衛隊の撤退要求を拒否した影響との見方もあるが、小泉純一郎首相は派遣継続方針を明言、自民、公明両党も支持した。ただ十二月十四日で期限が切れる派遣期間の延長について公明党は慎重な立場だ。

 イラクでの日本人殺害は昨年十一月の奥克彦大使ら外交官二人、今年五月のフリージャーナリストの橋田信介さんら二人に続き五人目。人質にとられる形では初めて。

 首相は三十一日昼、「残虐非道な行為にあらためて憤りを覚える」と犯行グループを強く非難した。

 遺体はバグダッドの病院裏の空き地脇の歩道に放置されているのをイラク警察官が発見。イラク保健省を通じて日本大使館に連絡があった。遺体は星条旗(米国旗)にくるまれ、両手を後ろ手に縛られていた。

 町村信孝外相は記者会見で、遺体の指紋などを東京に電送し、警察庁の専門家の意見を踏まえ、香田さんと確認したと説明。外相は香田さんの家族にも連絡した。遺体はクウェート経由で搬送する予定。ヨルダン・アンマンに置いた現地対策本部長の谷川秀善外務副大臣がクウェート入りし、遺体とともに帰国する。

 国際テロ組織アルカイダとの関係が指摘されるアブムサブ・ザルカウィ幹部が率いるイラク聖戦アルカイダ組織はウェブサイトで二十七日、南部サマワに駐留する自衛隊を四十八時間以内に撤退させなければ殺害すると脅迫した。同組織は欧米人や韓国人らを拉致し惨殺している。香田さん殺害について沈黙を守っているが、首切断はこれまでの手口と同じだ。

 香田さんは今年一月にニュージーランドに渡航し、イスラエル滞在を経て十月二十日夕、アンマンをバスで出発、二十一日にバグダッドに着いた。二十三日昼前、バグダッドのバス停で目撃されたのを最後に消息が途絶えた。
(了) 10/31

415 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/03(水) 09:40
▼(11月3日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041102-00000152-mai-soci
<ザルカウィ組織>ネットで香田さん殺害流す

 【カイロ小倉孝保】イラクで香田証生さん(24)がイスラム過激派に拉致・殺害された事件で2日、ザルカウィ容疑者率いる「イラクの聖戦アルカイダ組織」がウェブサイトで殺害の模様を撮影した映像を流し、「日本政府から身代金支払いの提示があったが断った」と主張した。
 映像では、床に座らされた香田さんの背後で覆面姿の3人が声明を読み上げ、その後、星条旗(米国旗)の上で香田さんを殺害している。
 声明で犯人グループは、日本政府から香田さんを解放する見返りとして「数百万ドルの身代金支払いの提示があった。しかし、アルカイダは神の意思に従いジハード(イスラムの聖戦)を実行した」と言及し、身代金を拒否したと主張。「こうした事態を避けたいなら、自衛隊を撤退させればいい。さもなくば十字軍とともに地獄に落ちる」と指摘し、自衛隊が撤退しない限り今後も日本を標的にすると脅している。
   ◇  ◇
 外務省は公開された映像と犯行声明を入手して分析を始めた。同省幹部は2日夜、毎日新聞の取材に「犯人側に条件を提示した事実はない。あり得ない話であり、でっちあげだ」と話した。
(毎日新聞) - 11月3日1時34分更新

416 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/03(水) 10:04
● こうしてニュースを並べてみると明らかなように、ザルカウィ一派は少なくとも2004年の初旬からは、アルカイダと何らかの方法で接点を持っていたようです。10月18日の声明は、アルカイダ側とザルカウィ一派の間に具体的な協力関係が成立したことの公式表明と考えるのが無難でしょう。

 また、香田さんの殺害動機はスパイ容疑(香田さんはイスラエル→ヨルダンという経路でイラクに入国をしていた)で、他の要因としては10月23日にファルージャで発生した米軍とザルカウィ一派の戦闘によって生じた犠牲に対する報復の意味合いがあると思われます。

 自衛隊撤退要求は、「できないことを解っていて、あえて突きつけたブラフ」で、これによって責任を日本政府に転嫁する卑怯な手段にしか過ぎません。親イスラム派の日本人が、この主張を鵜呑みにしていますが「正気か?」と思います。「貧乏だったから強盗殺人事件を起こしてしまった」と主張した永山則夫と同じ程度に滅茶苦茶です。よほど他罰的、外罰的な性格の人間でなければ、ザルカウィ一派にシンパシーを感じるのは不可能です。ところが、ネット上にはこの手合いが多くて驚かされます。「なんでも、かんでも人のせい」なんですね。

 それにしても、香田さんのイラク入国が10月20日で、その直後の23日未明にファルージャで戦闘が発生している事を考えると、彼は相当に運が悪かったと考えるしかありませんね。この場を借りて、ご冥福をお祈りいたします。

417 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/03(水) 13:13
>>416
 日本政府は日本政府で若干問題はあると思いますが、だからといって、無辜の民間人旅行者である香田さんを惨殺して良い筈はなく、ザルカウィ一派に対し、猛烈な怒りを感じています。
 また、香田さんを責め続ける連中や、ザルカウィ一派に対しシンパシーを感じる連中には、怒りと共に、ある種の哀れみすら感じてしまいます。「悪いのは誰か」が、これ程までに一目瞭然な事件もないでしょうに……
 遅ればせながら、香田さんの冥福を、心からお祈り申し上げます。

418 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/03(水) 22:53
大統領選挙は、ブッシュが再選されそうですねー。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20041104k0000m030078000c.html
信任選挙としては異例の「タッチの差」なんですが。

 ケリー・ブッシュ両候補が勝利した地域を見れば一目瞭然ですが、ケリー候補はニューヨークといった沿岸都市部で強く、ブッシュ候補はテキサスといった大陸内部の田舎で強いです。
 「二つの米国」という言葉があるんですが、これって要するに「都市と田舎」の事なんじゃないかと思われてならないです。
 「ブッシズム」なんて造語が出来るほど、ブッシュ大統領の妙な言動は有名でして、「なんであんな奴が再選されるんだ?」と思う人も大勢いるでしょうが、これは田舎ならではの現象です。米国の田舎では、あーゆー言動は「愛嬌がある」と解釈されて、大してマイナスにはならないのだそうです。都市でやったら笑いものになるだけですが。逆にケリー候補のように外国語に通じていたりすると、田舎では「知識をひけらかす鼻持ちならない奴・余所者におべっかを使う奴」と解釈されて却ってマイナスになるのだそうです。ぶっちゃけ田舎の人というのは、そこらの居酒屋で面白い飲み友達になれる様な人物を好むのでありまして、国際的見地からその地位に相応しい人物は誰か、等という問題には大して関心がないようです。当然イラクで異教徒が何人死のうが、これまた関心がないようです。
 困るのは都市部の住民で、こうした田舎風ルールによって成立してしまった田舎風政府が、進化論は間違いで創造論が正しいとかいった、前近代的田舎風価値観を都市住民にまで押し付けようとしてくるのだからたまったもんじゃありません。農業大国米国の田舎は、その広大な領土によって都市と遠く隔てられているもんだから、田舎住民と都市部住民はお互いを「ほとんど外国人を見るような感覚で」捉えているそうです。
 ともあれ、今回の選挙でどちらが勝とうが「二つの米国」が容易にまとまる可能性は低いでしょうから、今後米国では「都市vs田舎」の闘争がますます熾烈になるかもです。

419 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/03(水) 23:31
【脳】ストレスなどによりプロテインキナーゼCの活性が高くなると動物の記憶能力は混乱する
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1099448767/

ストレスが記憶に与える影響

 双極性障害や統合失調症に関与している酵素は、様々なストレスによって活性化されると、
ラットやサルにおいて短期記憶を妨げるという。眼の真上に位置する前前頭皮質は、計画の
立案や短期記憶あるいは「ワーキングメモリ」を含む、脳の高次実行機能(higher-order
executive function)に必要である。ストレスは前前頭認知機能を抑制することが知られてい
るが、超多忙な毎日を送っている人なら、それが何を意味するかお分かりだろう。

 Shari Birnbaumらによると、プロテインキナーゼC(PKC)と呼ばれる酵素の活性が高くなる
と動物の記憶能力は混乱するという。すなわち、ストレスはPKC活性を高め、同時に散漫性
や衝動性を増大させ、判断力の低下や思考障害を招く。これらはいずれも前前頭皮質に関
連している。著者らは、過剰なPKC活性がストレス下での記憶障害に干渉し、また、精神疾
患の症状にも関与している可能性を示唆している。

420 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/03(水) 23:32
【総合失調症】女性の発症に影響する遺伝子を発見
http://science.news2ch.net/read.php/1088805014/
■統合失調症、女性の発症に影響する遺伝子を発見2004/7/3/03:09

 統合失調症の発症に関係する新しい遺伝子を米コロンビア大の向井淳博士らの研究チームが
発見した。女性だけ発症の危険度が高まる遺伝子で、診断や治療薬の有効性の確認などに
役立つと期待される。
 米科学誌「ネイチャー・ジェネティクス」最新号で報告した。

 向井博士らは、たんぱく質に脂肪酸をくっつける特殊な酵素の遺伝子に注目した。
この酵素は神経細胞間で情報を伝える化学物質の放出などに深く関与しており、
記憶などを担う海馬や大脳皮質で働いている。
 米国と南アフリカの患者389人とその両親を対象に、研究チームがこの遺伝子の配列の微妙な違い
(一塩基多型)を調べたところ、両親のいずれかから、特定の配列を受け継いだ女性は
、受け継がない女性より、1・7倍も統合失調症になりやすいことがわかった。なりやすい人は
この遺伝子の働きが悪く、神経細胞の機能が落ちているようだ。

 統合失調症は人口の1%程度が発症するとされ、日本では70万人が投薬治療を受けている。
関連遺伝子はこれまでに数個見つかっているが、女性だけに影響する遺伝子は初めて。

 ◆統合失調症=幻聴や妄想といった急性症状と、感情の平板化、無気力などの慢性症状があり、
症状の出方は様々。遺伝要因による脳の障害と、環境要因、特に対人的な緊張が重なって、
発病に至るとされる。治療は薬物投与が中心。以前は精神分裂病と呼ばれたが、2002年、
日本精神神経学会が患者の人格否定につながるとして名称変更した。

http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040703i401.htm
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科学ニュース+から拾ってみた。

421 名前: 392 投稿日: 2004/11/04(木) 02:55
>>396
http://www5.big.or.jp/~hellcat/news/0410/27a.html

海外ボツニュースにちょっと追加が入ってました。

> AFPの記事の最後の一文を読んで、日本のアップロードサーバになぜ?と思ってこの記事を書いた
> のですが、さらに新たな事実がわかりました。

> アルカイダ聖戦団の今回の声明は、彼らのウェブサイトではなく「ムンタダ・アンサール・アルイスラミ」
> という掲示板形式のフォーラムで発表されたようです。

> http://www.al-hesbah.org/v/showthread.php?t=16553

> で、この映像のファイルは「ぬるぽ」も含め、12箇所のサーバにアップされています。その中には
> 明らかに日本のサーバと思われるものが2つありました。
> http://www.marushin.gr.jp/upload/upload/japan man.zip
> http://docomo7.ddo.jp/up/uploader10/src/up0389.zip


> AFPは当然ここを見て記事を書いたんだろうけど、なぜ、「ぬるぽ」だけを書いたんだろう?
> あれを読んで、わたしは映像ソースは一箇所だと思い込んでしまいました……。

422 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/04(木) 07:32
417さん>
 親イスラム派の人間は、日本政府やアメリカ政府の不手際は責めますが、原則としてイスラム過激派の行動を黙認します。そして、黙認できない場合はテロリストの主張をほぼオウム返しに繰り返すんですが、これが端から見ていて非常に不気味なわけです。

 今回の件に関して述べるのであれば、ザルカウィ一派の動向について語っていない発言者は、ほぼ怪しいと見て良いでしょう。また、どんなに間抜けでも香田さんに罪がないことは改めて言うまでもなく、彼の首を切断して殺害した犯人に怒りを抱けない、あるいは被害者を非難する人間は異常ですね。

 どの国でもそうですが、貧困層出身のテロリストの数は希で、たいていは中産階級の出自でそれなりに教育があり、しかも若い頃から何らかの思想にオルグされているという共通点があります。そして、ザルカウィにシンパシーを示す日本人も概ねこのタイプです。
つまり、本人達の主張、たとえば「弱者のために」というの真っ赤な嘘で、本当は自分達がテロ行為を通じて支配階層を排除したい「だけ」なんですね。イソップ童話の「卑怯なコウモリ」を彷彿させる連中で、正直言って好きになれません。

418さん>
 米大統領選に関しては、もうちょい結果が出てからコメントします。私の情報不足で申し訳ありません。

423 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/04(木) 07:36
419さん>
 先生! 前前頭認知機能は、児ポ法、メンヘル絡みだと『受け身のとれないスープレックス』並にやばいネタですよ! しかし、出してしまったモノは仕方がない(BY林葉直子)ので、私も禁断のカードを切ります。

http://www.nedo.go.jp/kankobutsu/report/933/933-09.pdf
(PDFなのでアクロバティック・リーダー無しでは読めません)

 このレポートを読めば明らかなんですが、脳の発達は20代までに
1:感覚の処理や動作
2:空間認知と言語
3:論理的思考(ここが前前頭皮質が司っている)
の段階で発達します。そして、既存の説とは異なり、脳の発達は思春期の直前に第二段階があり、これが早期発症の統合失調症などで阻害されると、とんでもないことになってしまうんですね。

 つまり、
1:思春期前の脳と思春期の脳と大人の脳は構造的に異なり、思春期前の脳は論理的思考能力が弱い。
2:思春期前に精神病が発症すると、脳の発達のプロセスに異常が生じる(正確には、通常失われる前頭葉灰白質の4倍の量が失われてしまう)ので、大人になっても論理的思考が困難になる。

 ということです。そして、この学説が正しいとするなら、
1:子どもの判断能力は大人よりも劣っているケースが多い。
2:いつまで経っても幼稚な大人がいる。
の2つの常識に科学的な裏付けがなされることになるんですが……まあ、人間の思考は前前頭認知機能のみによって成立しているわけではないので、なんともかんともなワケですよ。

424 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/04(木) 07:55
おまけ1・Prefrontal領域と心の理論(前前頭認知機能が阻害されると、共感能力を喪失する可能性が高い、というお話)
http://www.synapse.ne.jp/~shinji/jyajya/wadai/prefrontal.html

おまけ2・アスペルガー症候群のPETスキャン検査(アスペルガー症候群の患者に共感能力が薄いことを、解剖学的に推察した論文)
http://www.synapse.ne.jp/~shinji/jyajya/ronbun/pet.html

425 名前: 392 投稿日: 2004/11/04(木) 21:34
【心理】調査:小学生の2割「幻覚体験」−不安定な親子関係反映か[041102]
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1099554549/

 小学生の2割「幻覚体験」 不安定な親子関係反映か  2004/11/02 19:54

 統合失調症の診断基準にもなる幻覚(幻視、幻聴)を体験したとする小学校高学年の児童が2割に上ることが、名古屋大発達心理精神科学教育研究センターの調査で分かった。幻覚を訴える子供の割合はこれまでの海外の研究で19−35%とされてきたが、国内で示されたのは初めて。

 意識と行動のつながりが失われる「解離」や不安が関連しているとみられ、村瀬聡美助教授は「親子関係のストレスがきっかけで幻覚が出たという症例もあり、親子関係の不安定さが(調査結果の)背景にあるのではないか」とみている。

(後略)
※引用元配信記事:http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20041102&j=0045&k=200411020300
※北海道新聞( http://www.hokkaido-np.co.jp/ )2004/11/02配信
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 自分は、子供の時はオカルト好きで自称霊媒体質だった。知人の霊媒体質デザイナーから「見えても気にしないようにしている。見えるのはある意味精神病のようなものだから」と言われて納得した。(まだカルトを信じていた頃だったが、彼を尊敬していたので)。
 後にテレビ番組で「アメリカでUFOを見る人は子供時代に家庭が不安定、空想に耽るなどの傾向がある」と言っていたので間違ってはいなかったようだ。

426 名前: 松代 投稿日: 2004/11/05(金) 12:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041103-00000065-kyodo-soci
> 長子に多い強迫性障害 「一人っ子」説当たらず

そういえば、こういうニュースもありましたね。

427 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/06(土) 10:14
392さん>
 うわー。想像してたよりも遙かに高率で幻覚、幻聴が出てますね。救いなのは「不安定な親子関係」が原因とされていることで、これがトータルの環境説になったら、あっさり「悪書追放運動」の根拠になりそうでイヤンです。

 ただし、このデータは、宗教関係の連中が児童の権利問題に首を突っ込んで抜けられない現状では、接近戦の武器として有効に使える可能性がありますね。「どーして君たちは神様が見えるのかなー?」という感じで。

 まあ、それはさておき、不安定な親子関係から逃れるために、オカルト系(UFO、既存宗教も含む)に救いを求めてしまう子どもたちには、何らかの形で救済をする必要があると思います。ただし、そういう仕事は商業ベースに乗らないから難しいんですよね。その反対に妄想を煽るのはもの凄く簡単なんですが。

 その原因は言うまでもなく承認欲求で、オカルトにはまる子どもは、その段階で既に「超常的なモノに承認されたい」とか「自分が超常的な存在になることで、周囲から承認されたい」と思っているからです。この欲求を肯定することで金を引っ張るのは簡単ですが、その反対に否定しちゃうと「承認欲求を否定された」と判断して、むしろ意固地になっていくんですね。

 幸いなことに、392さんは既にこの状況から上手く抜けていらっしゃるから、こうやって明け透けに話をしても、まったく問題がないんですけど、いい歳をした奴が未だにこのスパイラルにはまっているケースは多いからなあ。うーん……。

428 名前: 松代 投稿日: 2004/11/06(土) 12:16
>>427
>鳥山さん
ぶっちゃけ、ヲタクもそうでしょ?

ヲタクがヲタク趣味を社会的に承認させようとする、例えばヲタク趣味の市場規模デジカメの国内市場規模に匹敵するとかいう野村総研のデータを喜々として取り上げたり、ベネチアビエンナーレをネタに「ヲタクは文化として国際的に承認された」と言い募ったりするところなんかね。
もちろん、その原因は言うまでもなく承認欲求で、ヲタク趣味にはまる子どもは、その段階で既に「ヲタク的ななモノに承認されたい」とか「自分がヲタク的な存在になることで、趣味仲間から承認されたい」と思っているからです。この欲求を肯定することで金を引っ張るのは簡単ですが、その反対に否定しちゃうと「承認欲求を否定された」と判断して、むしろ意固地になっていくんですね。

さて、自分はヲタク市場の比較対照がなぜ「デジカメ市場なのか?」というてんについて、かねてから疑問を感じていましたが、ここに興味ぶかいニュースがあります。

http://www.asahi.com/money/topics/TKY200411050104.html
>デジカメ失速? メーカー各社が出荷計画を下方修正
>生産台数で世界首位の三洋電機などデジタルカメラ各社が04年度の世界出荷計画を相次いで下方修正している。数字だけをみるとデジカメ失速と言えなくもないが、業界は「絶好調の時期に各社が発表した強気の計画を見直しただけ」と説明している。

この調子でデジカメ国内市場が調整段階に進むと、次は「ヲタク市場がデジカメ市場を上回った」と煽る輩が登場するのでしょうか?

おまけ
ヲタクといっても、40〜50代のおさーんと、やってることは変らんような気がします。
いわゆる一般で流行している様々なものに対する反応はもちろん、自らが「趣味の対象にしているもの」に対してさえ、このアンケートに現れているような「投げやりな反応」そしている人は少なくないんじゃない?
評価のアンテナがTVか、あるいはヲタクメディアやWEBかの違いはあれど、評判だけでわかったような顔して、したり顔で「批判ばかり」ってのは、典型的なヲタク行動だと思うがね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041105-00000001-oric-ent
>ドラマに対する期待度が低い男性層
>もともとドラマは女性層が好むものではあるが、自分の意志で探した情報、自分の判断で集めた価値基準もなく、新製品に対峙しようとする男性層の動きは、今後に大きな問題点を残しはしないだろうか。さらに、男性層は情報を受け売りする傾向が強いにも関わらず、各番組に対する男性の採点は極めて辛い。

429 名前: 392 投稿日: 2004/11/07(日) 02:25
>>427 鳥山さん
>「どーして君たちは神様が見えるのかなー?」
 宗教関係の人間は納得しない予感ですが、政治運動的には外野にこの疑問を考えさせればOKなんでしょーか?

>既にこの状況から上手く抜けていらっしゃるから
 長年何かに憑かれてますし、たまに金縛りにあったり、ついでに幻聴が聞こえたりしてますよ(w。子供の時から理科が好きで無神論者、感情を排した論理的思考を目指したのはいい方に働いたかもですが。

 その後はあえなく小林に引っかかるわけですが。今読み返すとなんでこんなトンチキにひっかかったのか小一時間(ry。相変わらず歴史的な記述の正誤がさっぱりなので適当にぐぐってツッコミページを読んでます(http://www31.ocn.ne.jp/~hinode_kogei/)。「戦争論で目の鱗が落ちた」と思いましたがあと100枚くらい鱗があるようです。
 南京事件スレとか戦争の話とか苦手分野で頭があんまりついていけないんですが面白いんでROMってます。

>>428 松代さん
 次のテロの標的は日本か? という時期に、ナマモノ好きのヲタ経由で「コミケ会場がテロのターゲットになっていたらしい」という噂を聞きました。これも承認欲求から出たんでしょうかねえ。

430 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/08(月) 10:07
少年一割?昔からこのぐらい?
それともサンプリングに偏りがある?

>暴走族71人を逮捕
>警視庁 改正法適用で過去最大
> 東京都内の首都高速をジグザグで走るなどの暴走行為をしたとして、警視庁交通捜査課は七日、道交法違反(共同危険行為)の疑いで、十五歳から三十七歳の男女百三十五人を摘発、うち七十一人を現行犯逮捕した。集団暴走で七十一人を一斉逮捕したのは警視庁では過去最大。暴走行為を警察官が確認した時点での摘発が可能となった改正道交法を適用した。

> 逮捕されたのは、静岡県沼津市、職業不詳石田孝之容疑者(30)らで、うち少年は七人だった。石田容疑者らは、横浜市を中心とする暴走族やそのOBで、「大黒埠頭(ふとう)旧車會」と称して暴走行為をしていた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20041108/mng_____sya_____007.shtml

431 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/08(月) 10:42
418さん>
 遅ればせながら、大統領選に関するデータを集めてみました。
1:ブッシュの選挙戦略は、既存の共和党員の投票率を高めるというものだった。
2:その為に採った戦略が、イスラム教との戦争、同性愛者への差別、道徳の法律化など、いわゆるキリスト教原理主義者の主張に沿った公約だった。
3:これに対して、ケリーは浮動票層への呼びかけを行うことで、民主党+浮動票による得票数増大を狙った。
4:その結果として、投票率は上昇したが、勝ったのはブッシュだった。つまり、投票率の上昇は、リベラル勢力に有利であるとは限らない。
という感じでしょうか? 現在の状況は、電子投票に対する不正操作の噂もあり、未だに問題がくすぶっているようですが。

 また、ご指摘のようにブッシュは『田舎紳士』の典型で、都会人には耐えられない存在です。しかし、問題なのは彼に対抗しているビン・ラディンやザルカウィも『田舎紳士』の典型である、ということなんです。つまり、お互いに「オラが村のルール」を押しつけ合っているわけですが、これだと「不信心者は法律を無視してぶっ殺してもかまわない。何故ならコーランが法律だから」と思っているイスラム原理主義者の一派が世界的な支持を得られないのは言うまでもありません。

 同時に、この「オラが村のルール」を実行してしまった段階で、ビン・ラディンもザルカウィも殺されても仕方のない存在と化します。ビン・ラディンの言い分は、「1982年のイスラエル軍によるレバノン侵攻と同じ恐怖をアメリカ人にも体験させてやる」です。
安全保障的な観点からもビン・ラディンを容認することは不可能で、対抗手段は徹底的な弾圧しかありません。

 それがアメリカのリベラル派にできるか、というと非常に難しいんですね。これは、アメリカの民主党が伝統的に核抑止力を過度に重んじるのが原因です。おそらく、トルーマンの日本への原爆投下が、民主党の戦争に対する認識のベースを作っているんだと思います。共和党出身のアイゼンハワー大統領は、1960年にこの突き上げ(ミサイルギャップ論争と言います)を民主党から喰らって、相当に悩まされたことを後に告白しています。

 確かに、核保有量を増やせば(実際にアメリカ以上に核兵器を保有している国はない)
大国間での戦争は防げるの「かも」しれませんが(これも非常に疑問ですが……)、非対称戦争、つまり大国と小国の戦争は「どーするの?」ということです。民主党的な考え方だと、「空爆で威嚇しておいて、それでも駄目なら核ミサイル(あるいは腐るまで放置)」で、これは歴史的に上手くいった試しがありません。

 イラク戦争の是非はともかく、現況のイラクではもう一度掃討戦をやるしかないんです。つまり、地上軍を侵攻させて、フセイン残党、民兵、外国から来たテロリストを武装解除するしかありません。ただし、イラクの根本的な問題は「農地がない」ですから、これが解決されない限り根幹の問題も解決されることはないのでは? 石油が枯渇する前に、緑化技術がレベルアップすることを期待するしかないですね。

432 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/08(月) 10:45
>>430
>横浜市を中心とする暴走族やそのOBで、「大黒埠頭(ふとう)旧車會」と称して暴走行為をしていた。
とあるから、検挙された集団は特に高年齢に偏った集団なんでしょうね。
というか、もうゾクは若いもんには(特に血の気の多いやつらであっても)魅力でないんでないかな?
少年誌からもゾクマンガ消えてるし。むしろ青年誌のがその手の多い気がする。

433 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/08(月) 10:56
 個人的には、ブッシュ政権に関しては、イラク戦争よりもこっちの方に強い問題を感じます。アメリカに自由の概念がないのは明白で、やはり政教分離は絶対に必要だなと思わせるトピックでした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041108-00000030-kyodo-int

同性婚禁止へ動き強化 ローブ上級顧問が見解示す

 【ワシントン7日共同】米大統領選で選挙参謀を務め、ブッシュ大統領を勝利に導いたカール・ローブ大統領上級顧問は7日、米テレビのインタビュー番組に出演し、ブッシュ大統領が政権2期目に、同性結婚を禁じる憲法修正を議会に求める動きを強めていくとの見通しを明らかにした。
 今回の大統領選でブッシュ陣営は、同性結婚に強く反対する保守的プロテスタントの福音派などキリスト教右派の支持を獲得、再選に結び付けた。ブッシュ大統領が憲法修正の動きを強化するのは同派の選挙協力への見返りとみられるが、同性結婚を禁じる憲法修正には共和党内でも異論があり、先行きは不透明だ。
(共同通信) - 11月8日9時19分更新

434 名前: 松代 投稿日: 2004/11/08(月) 13:13
>>418
>>431
>>433

アメリカ大統領選挙については、やはり他国民の「自主的な選択」であり、また2000年の選挙とは異なり、現職のブッシュ大統領がケリー候補に対して総計で350万票あまりの差を付けたという点は、重く受け止めるべきだと考えます。
さらに、今回の選挙は近年の大統領選挙においては例をみないほどの高い投票率(算出方法によってばらつきはあります)でもあり、アメリカ国民の総意であるとみて大きな問題はないでしょう。
また、日本での報道とは正反対に、若年層の政治意識が非常に高かったという分析もあり、世論調査会社として知られるゾグビー社の会長は、今回の選挙を「アルマゲドン」と称したほど、若年層においては双方に追い詰められた空気がみなぎっていたようです。
そういった「切迫感みなぎる情況」については、アメリカのブログにも現れていましたが、日本のメディアはほとんど取り上げていませんね。
ただ、アメリカ大統領選挙においてこのような結果が出た手前、今後は「投票率が上がれば政権交替がもたらされる」とか、あるいは「若者の政治参加によって政権交替がもたらされる」とかいう類いの、ファンタジックな論調が影を潜めるであろうことだけは、ちょこっと評価しても悪くはないかなとは思 います。

その他の部分については418さんや鳥山さんとほぼ同意見です。

435 名前: 松代 投稿日: 2004/11/08(月) 13:23
>>429
>392さん
>次のテロの標的は日本か? という時期に、ナマモノ好きのヲタ経由で「コミケ会場がテロのターゲットになっていたらしい」という噂を聞きました。これも承認欲求から出たんでしょうかねえ。

コミケをターゲットにしたテロってのは、基本的にどいつもこいつも承認欲求から出てきた話だと思うのですよ。
既に、コミケは日本最大規模の承認装置として働いているワケで、コミケに承認されようが、あるいはコミケを破壊したり否定することで逆承認を得るか、いずれにしても承認欲求を満たして欲しい、さもしいヲタクを呼び寄せる餌になってるのは間違いないです。


>>430
>>432
432さんも指摘しておりますが、やはり「高齢者集団」だったとおもわれますよ。
ただ、暴走族がお笑いの対象になりつつある現状から考えると、やはり432さんが指摘するように、若年層の暴走族離れは進むと思われます。

436 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/08(月) 18:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041108-00000010-khk-toh
皇室写真集押し売り横行 高齢者がターゲット

437 名前: 418 投稿日: 2004/11/09(火) 00:02
>>431
>鳥山さん。
 イラク戦争については色々言いたい事がある人がごっそりいるでしょうが、兎にも角にも「やっちゃった」以上は、最早後には引けないでしょう。ここで「嫌になったから止める」とばかりアメリカが全部投げ出してあっさり撤退してしまったら、今度は無責任の誹りが待っているでしょうし、イラク情勢は更に泥沼化するでしょう。大体あの辺は、シーア派、スンニ派、クルド人という宗教・民族対立がなんだかんだ言っても根深いですし、農業不作地帯で前近代的で貧困地域で、そもそもイギリスだかどこだかの列強の都合によってでっち上げられた人工国家で、国家としての枠組みそれ自体に怪しい点がある、という「何か起こらない方が不思議なほどの爆弾地域」なんですから。

 さておき、私は前のカキコで、碌にwebオチもせずに、米大統領選を、「都市と田舎の対決」と適当に書いてしまいましたが、どうやら他のネット上でもこの議論は勝手に盛り上がったようで、かの唐沢俊一氏とかは日記で、

http://www.tobunken.com/diary/diary.html
「一番ヒドイと思ったのは、ケリー支持=都市部中心、ブッシュ支持=地方中心というデータを受けての、農村地帯批判が盛り上がっていること。無知な田舎の牛飼いや農耕者には投票権などやらずに、教養ある都市圏の人間だけで大統領を選出し、世界を動かしていこうということか。思わず苦笑する。教養人という人たちは、やはりホンネのところでは民主主義がお嫌いらしい。あんたがたのそういうホンネを敏感に感じ取った人々が、唯一の自分たちの武器である一票を有効に使ったことによって、ケリーは敗北を喫したのである。ブッシュに再選を果たさせたのは、マイケル・ムーアを先頭に、ブッシュを(その支持者を)バカバカバカと言い続けてきた(いや、言う ことの快感に酔っていた)反ブッシュの人々の、その態度なのだ。彼らが食べる小麦も、大豆も、牛肉も、みんな地方の田舎者が作っている。それらを飽食しながら自分たちを啓蒙しようとする奢った文化人たちへの、今回の選挙結果は痛烈な返礼だ。」

438 名前: 418 投稿日: 2004/11/09(火) 00:02
……と書いてますな。
で、ブッシュをバカバカバカと言い続けてきた反ブッシュ陣営はこんな事やってます。

「United States of CanadaとJesusland」
http://www.kenlayne.com/2004/11/jesusland.html

 この「新、北米地図」どうも向こうのブログが発信源のようですが、僅か数日で途轍もなく普及しており、かのマイケル・ムーア公式HPのトップにも掲げられてました。
 ここで興味深いのは、同じ「民主主義」という言葉を使っていても、唐沢氏のような親田舎的立場の人と、都会派の人とでは、それ以前に「国家の枠組み」に対する感覚に決定的な違いがあるという事です。田舎にあっては、人はそこに代々定住するのが当然であり、その延長線上にある国家の姿も「変わりようがない筈だ」と信じて疑わない様です。ですが、アパート暮らしだったりする都市住民は基本的にジプシーといいましょうか、遊牧民族的なので、国家の姿も流動的に捉えるのです。田舎流発想では、国家の姿は絶対変化しないので、田舎住民が多数派を占めるならば、都市住民はどれほど文句があろうとも、田舎住民に敬意を払って従うべきだ、という発想が自然と出てくるでしょう。それが民主主義だと。唐沢氏とかは、そうした観点から都市部住民を捉えています。都市部住民は、自分達だけでこの国を支配しようとしていると。
 が、都市流では実はそうではないのです。都市住民は、あんまりにも田舎住民が迷惑ならば、「独立してやる」、つまり合衆国連邦を離れて、カナダに合流し、国の姿を変えてやるという具合に考えるのです。それが民主主義だと。即ち、田舎流民主主義が「国」に基盤をおいているならば、都市流のそれは「個人」に基盤をおいている様です。

 実際の話、唐沢氏は一つ重大な問題を隠蔽しています。食い物を作っているのは確かに地方の田舎の人が大多数でしょうが、それに「金」を払っているのは都市住民なのです。唐沢氏は「田舎の人間が食い物をつくってやってるのに、都会の連中は遅れているとバカにする」と申してますが、都市住民からすれば、「自分達は金を払って商品を買っているお客様」です。田舎住民は、商品を提供するサプライヤーの一つであるに過ぎません。お客様の言う事に商売人が従うのは、まあ少なくとも都市部では当然といえば当然の事です。それに対し、「食い物を作っている」という一点を持って妙な特権階級意識を持つらしい田舎住民とが衝突しているのだから、どうも両者間には決定的な認識のズレがあるようです。

 大体、アメリカはえらく若い国て、どれくらい若いかというと、「星が50個」になったのは僅か40数年前というくらい若い国なので、この調子で分断が進んでいったら、「USカナダ」はできちゃうかもです。その場合、USカナダとジーザスランドのどちらが困るって、ジーザスランドの方にきまっとるんです。ファーストフード業界なんか、より低価格の牛肉を求めて、今じゃ南米市場を血が出るほど絞り上げてます。連中は同じ事をたぶん「ジーザスランド」に平気でやると思うんですが。

439 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/09(火) 12:46
そしたらジーザスランドはUSカナダにありったけの核ぶち込んで焦土にしちゃうんでない?
神の鉄槌とか言ってさ。
食い物押さえてるヤツは暴力的な社会オッケーだからね、北斗の拳みたいな社会大オッケーなはずです。
食い扶持カツカツ以下の世界なら田舎もんが絶対に勝つんですから。
金は食えないもんな。

440 名前: 430 投稿日: 2004/11/09(火) 16:08
>>432 435
サンプリングが偏ってたみたいですね。
最初から目をつけられていたのかも。

441 名前: 松代 投稿日: 2004/11/09(火) 23:45
>>437-438
>418さん
横レスになりますが、唐澤氏の日記って、なんだか「罠」臭くって嫌らしいですね。
おおかた、無恥な粗忽者を引っかけようとしているのでしょうが、昔からの挑発体質はどうにも感心できませんねぇ〜

というのも、10年ぐらい前にアメリカでも仮想戦記が流行して、当然ながら南北戦争や南北戦争後の世界をテーマにした作品もいくつか生まれているし、また同時期にはアメリカのボードゲーマーが「アメリカ分裂による内戦」について、かなり熱心に論議していたんですよ。
しかも、そのきっかけとなったのは佐藤大輔の小説で、仮想戦記マニアはアメリカの動きにもそれなりの興味を示していたから、唐澤氏がそういう流れを知らなかったとは思えないんですね。もちろん、議論の過程では「都市対田舎」の対立構造は大きなテーマになりましたし、ボードゲーマー達は世代やジェンダー、宗教といった要素も考慮しつつ、かなり突っ込んだ議論も展開していたので、そういった議論に触れる機会を持っていたであろう唐澤氏が、あんなにプリミティブでナイーブなコメントを公開したことは、やはり「誘い受け」なんじゃないかなとおもえてならないですね。
下手に絡むと、南北戦争の経済的な位置づけも含め、情報量の差を活かして「なぶり殺し」にされかねないんじゃないかと、そう思うのはオレだけか。

だいたい、バカをバカといってなにが悪いと、さんざん突っ張って訴訟沙汰にまで発展させた唐澤氏が、同じように「バカをバカといってるに過ぎない」連中を、あんな格好でこき下ろすこと自体、自己矛盾に満ちた言動といえましょう。

そうそう、唐澤氏に限らず、最近は「トラックバックをたどって引用先をチェックする」人が増えているようです。
議論が深まる要因となるため、個人的にはトラックバックをたどってきた訪問者であろうがなんだろうが、閲覧者が増えることは大歓迎なのですが、リンクを貼る際にはトラックバックのことを念頭においていただけると助かります。

念のため言っておきますが、トラックバック機能を備えたページへのリンクそのものは無問題です。

さらに、418さんのように「抑制の効いたコメント」を添えていただけるぶんには全く無問題ですが、あからさまに好ましからざる相手として紹介する、はっきりいってしまうと「曝しあげ目的」のリンクに関しては、覚悟を決めたうえでやってくれと申し添えておきます。

もちろん、リンクによるトラブルが発生しても最終的に対処するのは管理人なので、その点は安心して下さい。

442 名前: 松代 投稿日: 2004/11/09(火) 23:48
>>439
農村生活者でも、好んで食うや食わずの貧乏生活をしたがるとは思えないんですけど、自分達の流儀を認めない都市生活民を葬り去るためには、自爆攻撃も辞さない「反知性主義者」は少なくなさそうですね。

唐澤氏の日記にも良く現れていますが、今回の選挙でブッシュ大統領が票を集めた要因として、都市生活民に対する農村生活者のルサンチマンと、いわゆるメディア知識層に対する反動形成があったのは間違いないところでしょう。

過去の書籍紹介を再掲しますが、アメリカの反知性主義がもたらす問題の深刻さに、改めて慄然とさせられます。

以下、書籍紹介再掲

規制推進派の精神構造を理解するうえで、参考になるであろう本といえます。
ぶっ茶けた話、規制推進派の精神構造はアメリカの極右、露骨に言えば「男性原理にまみれた田舎の保守親父」と変らないんですよね。こういう連中とフェミニストが呉越同舟で「反ポルノ活動」を推進している構図は、あまりにもみにくいといわざるをえません。

http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&no=5119
アメリカの反知性主義
リチャード ホーフスタッター/[著]田村哲夫/[訳]
出版社:みすず書房
価格:4,800円

書評より
アメリカの反知性主義 リチャード・ホーフスタッター著
国民性に根ざす「敵意」、知性で照射
>著者によれば、まず最初にアメリカ人の精神の型を大きく決定づけたのは、「宗教」的な反知性主義だという。君主制や貴族制の下で民衆を搾取する抑圧的なヨーロッパ文明を否定し、文化の存在しない広大な大地に理想郷を築こうとした移住者たちは、純粋な原始キリスト教に一足飛びに回帰する。彼らの福音主義にもとづく平等主義は、貧者の宗教を称揚する一方、学問は胡散臭(うさんくさ)い聖職者を作るだけだと忌避し、知性に不毛で危険な性格を見る。
>「政治」においても、ほどなく反知性主義が主流となる。知性重視は平等主義を無視する差別だとする政治風土では、知識人は政治の指導者になりえなかった。代わりに一般庶民の英知が重んじられ、無学の男、荒野の丈夫が大衆の英雄となって、大統領に選ばれる事態がしばしばおこる。十九世紀末から、政治のかかえる問題が複雑になると、専門職や知識人の役割がしだいに高まるが、反知性主義はけっして弱まることはなかったという。

443 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/10(水) 09:24
もう逃げたって… おいおい

>ザルカウィ容疑者逃亡か ファルージャ、12人死亡

> 【ワシントン9日共同】イラク駐留米軍のメッツ中将は9日、制圧作戦を行っている中部ファルージャに潜伏しているとみられていたヨルダン人テロリスト、ザルカウィ容疑者が既に逃亡した可能性が高いことを明らかにした。これまでの戦闘で、米兵とイラク兵12人前後が死亡したと述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041110-00000022-kyodo-int

444 名前: 418 投稿日: 2004/11/10(水) 12:07
>>441
>松代さん

 確かに、唐沢氏のテキストは「罠」である可能性は否定できません。私は前のカキコで、「唐沢氏は一つ重大な問題を隠蔽しています……」と書きました。私としても、唐沢氏レベルの人物が、「金を払っているのは都市住民」だなんて反論を想定できないとは、どうも考え難かったのです。
 唐沢氏の真意は判断し難いですが、既に他のブログとかでは同氏の文を引用し、
「奢る都市の文化人どもは悔い改めるがよい。田舎マンセー!」
 なーんて事を喋る連中が結構出現しているのには、正直呆れました。トラックバックがあるので、リンクはしませんが。たぶん、「食い物を作ってやってるのは田舎者達なんだぞ! 田舎者を尊敬せよ!」という、農耕民のレゾンテードルを賞賛する文言をブチ挙げられると、ああいう手合いは毎度思考停止に陥って狂喜乱舞してしまうので、この理屈に穴がある事なんてどうでも良くなってしまうのでしょう。そこまで計算して書いた「罠テキスト」だとするならば、唐沢氏恐るべしです。

 反知性主義、という物は裏返すと実用主義で物質主義で実利主義で、ぶっちゃけ「役に立つ物以外はクズだ」という発想だったりします。深遠な哲学や相対性物理学なんて「実生活で役に立たない」からゴミであり、大物のバッファローを仕留めてくるマッチョなハンターは「役に立つ」からより偉大なのです。439さんの「金は食えない」というのも正にそれで、貨幣は商品交換の媒介物であるに過ぎず、商品それ自体ではないから金よりも食い物の方が偉大なのです。

 しかし、これはより巨大で観念的な「制度」とか「社会システム」とでも言うべきものを軽視したり、そもそも認識できなかったりする事態をも引き起こします。法律だって食えません、着れません、住めません。だから西部劇に出てくるような田舎住民は、法を軽視して「リンチ」に走るのです。貨幣はそれ自体では役に立ちません。しかし貨幣は「市場」という巨大な社会システムの基礎要素なのです。マーケットを支配するのは伝統的にウォール街とかの都市部住民か、資本家で、そしてマーケットのシステムはとかく全世界的で巨大なので、否応なく農村部住民をその影響下に置きます。すると田舎の人はこれを憎悪したりするんです。「何故に何の役にも立たない金を持っているだけの連中が、役に立つ食い物を作っている俺達にあれこれ命令してくるんだ?」と。

 この憎悪というかルサンチマンというかが変な方向に向かうと、マルクスの資本論片手に赤旗を振り回したりしますね。旧ソビエト国旗に描かれていた「鎚と鍬」は工業の労働者と農民を暗示しており、つまりは何か役に立つ物を作る生産者こそが至上である、という価値観なんです。ところが、それらを統括する肝心の社会システムがトンデモだった為に崩壊しました。社会主義革命が成功した国々は、どこもかしこも後進的な農業国だった、というのはかなり興味深い現象に思われます。

445 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/10(水) 12:38
松代さん>
 オタクによっても承認欲求のあり方は異なるのでは? 個人的には70年代末から80年代初等に一つの境界線があるように思えます。具体的に言ってしまうと、1977年から学校の授業における理科の地位が低下したこと、ビデオデッキの普及、オフセット印刷、コピー機の普及と、オタクの質的変化には相関関係があるように思えるのです。

 70年代後期以前に『オタク』を始めた人間の承認欲求に対する妥当性は、科学的な客観性に基づいてジャッジされていました。つまり、ハードSFのような作品が最高で、これから外れていくと真剣さが薄れていくという、共通認識があったんです。従って、オタクにとってSF、あるいはSFのベースとなる科学知識は一種の教養として通用しました。裏返せば、そこさえ押さえておけば、たとえ社会性が欠如していても身内では承認されていたわけです。善し悪しはともかくとして、『と学会』は当時のジャッジシステムを今でも引っ張っていると思います。

 ところが、80年代前半には、既に「オタクと社会の関係」が取りざたされていました。また、宮崎事件が最終的なトリガーでしたが、80年代後期からはビデオと同人誌(もう少しお金があるとカメラ)が、オタクを象徴するアイテムになってしまっています。今ではパソコン、デジカメがこれに当たるんでしょうか? 消費行動は承認欲求の変化をストレートに表すバロメーターですが、そこから鑑みると『オタク』が特異なコミュニティを指し示していた時代はとっくの昔に終わっている、ということです。今はパソコンや携帯を持っていない、使ったことがない方がマイノリティという時代だと思うのですが。

446 名前: 松代 投稿日: 2004/11/10(水) 13:16
>>443
>もう逃げたって… おいおい

ビン・ラディンもそうですが、逃げたというより、逃がしたというほうがぴったりくるような、そんな感じですね。

>>444
>418さん
>この憎悪というかルサンチマンというかが変な方向に向かうと、マルクスの資本論片手に赤旗を振り回したりしますね。

確かのその通りなのですが、対局にある極右に走る連中もまた、間違いなく存在しています。
そして、北米大陸ではマルクス主義のウケが極めてよろしくないため、そういうルサンチマンを抱えた田舎者は、たいていが「ミリシア」に吸収されています。

特に以下の1文は、ミリシアの心情を簡潔に要約しているとさえ言えるでしょう。

>しかし、これはより巨大で観念的な「制度」とか「社会システム」とでも言うべきものを軽視したり、そもそも認識できなかったりする事態をも引き起こします。法律だって食えません、着れません、住めません。だから西部劇に出てくるような田舎住民は、法を軽視して「リンチ」に走るのです。貨幣はそれ自体では役に立ちません。しかし貨幣は「市場」という巨大な社会システムの基礎要素なのです。マーケットを支配するのは伝統的にウォール街とかの都市部住民か、資本家で、そしてマーケットのシステムはとかく全世界的で巨大なので、否応なく農村部住民をその影響下に置きます。すると田舎の人はこれを憎悪したりするんです。「何故に何の役にも立たない金を持っているだけの連中が、役に立つ食い物を作っている俺達にあれこれ命令してくるんだ?」と。

ミリシアを知りたいなら、以下の書籍とWEBコラムをお薦めします。

ttp://www.shinjuku-shobo.co.jp/new5-15/html/mybooks/ISBN4-88008-186-8.html
アメリカの極右 白人右派による新しい人種差別運動

ジェームズ・リッジウェイ/山本裕之 訳
A5判/332ページ
3301円(本体価格・税別)
ISBN4-88008-186-8
日本図書館協会選定図書
オクラホマシティーの米連邦政府ビル爆破テロで俄然注目を浴びた白人武装極右。彼らの思想と行動を詳細にたどった画期的なノンフィクション。   

ttp://www.shinjuku-shobo.co.jp/new5-15/koramu/rojiura_murayama/koramuvol12.html
>ハートランドから巻き起こるパラノイア

それにしても、アメリカの「南部化」がこれほどまで顕著に進んでしまったとなると、分裂の危機が現実味を帯びてきたようにさえ思えますね。

ttp://www.hc.keio.ac.jp/america/okuda/okuda_lecture.html
>授業科目の内容
>演習形式でおこなうアメリカ文化研究の授業です。今年度は、アメリカの歴史をさまざまな視点から読み解いていくことをテーマに、さまざまな歴史書を取り上げていく予定です。とくに、ハリウッド映画に焦点をあてて、さまざまな歴史(とくにマイノリティーの物語)がどのように描かれてきたかみていきたいと思います。

>「南部化」 ―― 南部出身大統領
1976年のジミー・カーター大統領就任以来、南部政治家の台頭が顕著になった。彼らがアメリカ社会に与えた影響や、アメリカの「南部化」について考察する。

447 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/10(水) 14:55
>>446
>確かのその通りなのですが、対局にある極右に走る連中もまた、間違いなく存在しています。
そして、北米大陸ではマルクス主義のウケが極めてよろしくないため、そういうルサンチマンを抱えた田舎者は、たいていが「ミリシア」に吸収されています。

アメリカでは、マルクス主義も「知性的な」増悪の対象と見なされるのでしょうなぁ。

448 名前: 松代 投稿日: 2004/11/11(木) 23:26
2chの一部で大人気を博した高成田氏の書評コラムですが、まぁなんともかんともお上品というか、大所高所から物事をお考えになっているというか、共感を拒否する文章には参っちゃいますね。
とはいえ、水資源問題とといわゆる在日問題については、概ね同意できる内容だったため、とりあえず紹介しておきます。

http://book.asahi.com/news/
 
>国際調査ジャーナリスト協会(ICIJ)がまとめた『世界の〈水〉が支配される! グローバル水企業の恐るべき実態』(佐久間智子訳、作品社)を読んで、ウォーターバロン(水貴族)と呼ばれる多国籍企業が途上国の水の民営化に食い込み、利益をあげるだけでなく、大きな災禍をもたらしていることを知った。
>ICIJに属するジャーナリストが南アフリカ、アルゼンチン、フィリピン、インドネシア、コロンビアなどの水ビジネスを取材したこの報告によると、水道事業の民営化によって、貧しい人々が水道へのアクセスを奪われ、その結果、衛生状態の悪化による伝染病の発生など悲惨な状態を招いているという。
>水企業の論理は、水をより多くの人々に供給するには、民間資金を導入して、企業に利益というインセンティブを与える必要がある、というもの。同書によれば、こうした論理を支え、途上国に民営化プロジェクトを押しつけているのは世界銀行だという。
>民営化が途上国での水の供給量をふやすという点では、役立っている例もあるのだろうが、水道のような基本的インフラを民営化すれば、貧しい人々がアクセスできないという危険は、当然予想される。こうした分野は、そもそも民営になじまない、という視点が米国を拠点とする世界銀行には理解できないのだろう。
>世界水フォーラムが昨年、開かれたのは知っていた。しかし、水企業がそのスポンサーだったことは知らなかったし、水道の民営化に反対するNGOがフォーラムにも参加し、民営化をめぐって推進派と激しいやりとりがあったことも知らなかった。不明をさらすようだが、この本を読んで、民営化された水を使えない貧しい人々の声なき声をやっと知ることができた。

中略

>大沼保昭著『在日韓国・朝鮮人の国籍と人権』(東信堂)は、歴史の中で押しつぶされてきた声をよみがえらせた労作だ。在日韓国・朝鮮人が外国人であることは自明のように思えていたが、この本を読んで、日韓併合以降、日本国籍を有し、しかも日本で生活していた「在日」の人々の国籍問題は、法的にも、道義的にも、外国人として簡単に割り切れるものではない、ということがわかった。
>植民地からの独立、戦争による国境の変更など、歴史的な例を比較しながら、「在日」の問題をみると、さまざまな政治的困難があったにせよ、植民地支配から民族自決した新しい国家、韓国・北朝鮮との条約での取り決めもなく、また、支配されてきた人々の自発的な意志を聞くこともせず、日本が一方的に「在日」の人々の国籍を放棄したことは、違法性が強い。そう本書は論じている。
>「在日は外国人」という前提のなかで、「文句があるのなら朝鮮半島に帰るか、日本に帰化せよ」といった俗論がなくならない今、あらためて戦後処理の原点に立ち返ることは、「植民地支配」や「戦後処理」が遠い過去ではないことを自覚することになるだろう。

449 名前: 松代 投稿日: 2004/11/11(木) 23:32
オヒオヒ3連発〜

オヒオヒ
こうなることはわかっていたが、それでも集英社の弱腰っプリには腹が立つよ!

http://www.asahi.com/national/update/1111/008.html
>「国が燃える」計21ページを削除・修正へ 休載問題
>集英社の週刊ヤングジャンプ連載中の漫画「国が燃える」が、中国での南京虐殺の描写をめぐり、「真偽がはっきりしない写真を参考資料として用いた」などと読者らから抗議を受け、一時休載した問題で、同誌は11日発売号で釈明記事を掲載した。この中で集英社と作者の本宮ひろ志氏は「資料の選択、検証に慎重さを欠いた」として、単行本化の際には、指摘されたうち計10ページを削除し、計11ページを修正することを明らかにした。漫画の戦争表現に絡んで外部からの抗議で内容を削除するのは異例だ。

オヒオヒ
陰謀論は勘弁だよ〜

http://www.asahi.com/obituaries/update/1111/003.html
>アイリス・チャンさんが死去、自殺か 「南京虐殺」告発
>旧日本軍の南京大虐殺を描いた中国系米国人の作家アイリス・チャンさんが9日、米カリフォルニア州サンタクララ郡の道路脇に止まっていた車の中で死亡しているのが見つかった。地元警察が10日、明らかにした。銃で頭を撃っており、自殺と見られている。36歳だった。

オヒオヒ
要は役人の言うこと丸のみってことかよ!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041110-00000005-kyodo-soci
>信憑性精査せず殺害と断定 イラク人質事件誤報 検証

450 名前: 松代 投稿日: 2004/11/11(木) 23:43
>>445
>鳥山さん
>オタクによっても承認欲求のあり方は異なるのでは? 個人的には70年代末から80年代初等に一つの境界線があるように思えます。具体的に言ってしまうと、1977年から学校の授業における理科の地位が低下したこと、ビデオデッキの普及、オフセット印刷、コピー機の普及と、オタクの質的変化には相関関係があるように思えるのです。

この点については、深く同意します。
振り返ってみると、と学会やオタク学なるものは、パラダイムシフトに抵抗した旧世代オタクの悪あがき、だったように思えますね。また、鳥山さんが指摘する時期は、いわゆる「ゆとり教育」への転換が行われた時期でもあると思うのですが、現在は「脱ゆとり教育」から「成績重視のエリート教育」へと転換しつつあるように思えます。
それも、知的な裏づけを欠いたまま、集団における規律だけをたたき込もうという、なかなかに香ばしい教育を施す時代が到来しつつあるようですね。
となると、この調子で集団内での規律ばかりを覚えた人間が量産されると、オタク的なジャンルは人口が急減し、再びヤンキー全盛時代を迎えるのではないかと、そう思えてしまうのですけど、その辺はどうなんでしょうかね?

おまけ
悪気はないと思いたいが、やっぱ素直に受け止められないね〜

http://www.asahi.com/national/update/1110/025.html
>迷惑メール規制拡大 総務省が素案
>総務省の「迷惑メールへの対応の在り方に関する研究会」は10日、携帯電話などに「迷惑メール」を送る業者への規制を強める素案をまとめた。現在の特定電子メール送信適正化法(迷惑メール規制法)は個人あてを想定しているが、対象を企業あてにも広げる。また禁止メールの対象の拡大や、罰則の適用基準を強化するなどの必要性も指摘している。これらを踏まえ、同省は来年の通常国会に法改正案を提出する。

451 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/12(金) 12:24
418さん、439さん、松代さん>
 唐沢チェンチェイは昔から典型的な『生産主義者』=作るのがエライという人で、レディースコミックの編集時代も読者をバカにしまくっていました。今回の農村万歳発言もその延長線上にあると解釈するのが妥当でしょう。しかし、その農村にしたって、都会で作った農耕機具、肥料、遺伝子改良補を施した新種作物を使わなければ経営が立ちゆかないし、経営が上手く行かない場合は都市部の税金から補助金を引っ張ってきているはずなんですが、唐沢チェンチェイはどうもそうした事実を綺麗サッパリ忘れてしまえる脳の構造をしておられるようです。弟子に「バカ」というあだ名を付けて、裁判で訴えられる暇があったら、自分の頭をどうにかした方がいいですね。

 また、アメリカの地方部における反知性主義の根元にあるのは宗教なので、そもそもが知性的では有り得ないと思います。たとえば、日本で純潔活動をやっているACTSの母体となっている、『セブンスデー・アドベンチスト教会(旧いプロテスタント系カルトの一派)』の一部の信者は、「都会が滅んで農村部に住む人間が生き残る。それが最後の審判だ」と未だに主張しています。こういう人間に何を言っても無駄でしょう。

 ところが、都市部の人間が知性的かと言えば、町山智浩の日記を読む限りそうではないように思えるわけです。コイツは今までマイケル・ムーアの尻馬に乗って、『金持ちVS貧乏人』の構図で大統領選挙を煽っていたのに、いざケリーの旗色が悪くなった途端に、「俺は前に言っていたんだけど、福音派が……」と言い出す始末です。

http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/
 
 こういう救いようのない馬鹿を見ると、「最初から金持ち、貧乏の構図を持ち出すんじゃねえよ」と怒りたくなる気持ちは解ります。この点では、私も唐沢チェンチェイに同意します。町田は政治センスが虚数だから、政治に関して首を突っ込むのは止めた方がいいでしょう。それをやって駄目になった『知識人』は、それこそ掃いて捨てるほどいるワケですから。

 マルクス主義とアメリカに関しては、後日の機会に。

452 名前: 松代 投稿日: 2004/11/12(金) 23:45
朝日がテレ朝の番組について報じているので、まぁかなり割り引いて考えなければならないでしょうけど、本当にこんな調子だとすれば、日本のメディア情況はロシアのメディア情況とあまり変らないといえましょうな。

http://www.asahi.com/culture/update/1111/006.html
>テレ朝「TVタックル」への行政指導で声明 BPO
>放送による報道被害救済などのために設けられた第三者機関「放送倫理・番組向上機構」(BPO)は11日、総務省が6月22日にテレビ朝日「TVタックル」の国会報道などに対して通達した行政指導について、「放送の自律や放送界の第三者機関に対する信頼を危うくする恐れが強い」とする声明を発表した。

とはいえ、肝心のメディア人にシテも、こんな有り様だったりします。
マスごみそのものといった体たらくで、これじゃぁ行政指導に抵抗できないのも当たり前かと思いますね。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20041111i414.htm
>TV記者らボランティア装い被災地侵入
>新潟県中越地震で、小千谷市塩谷地区の一時帰宅に際し、取材自粛を求められていたにもかかわらず、在阪のテレビ局スタッフがボランティアを装って立ち入り、取材活動をしていたことが11日、分かった。同市は同日、テレビ局側に厳重抗議した。

メディア情況とは直結しないけど、これも変な話です。
だいたい「天然ダム」という言葉自体、わかりやすくて「科学的にも正しい」言葉なのに、なんでそういう配慮をしちゃうのかな?
そもそも、天然って、そんなによいイメージの言葉だっけ?
やみくもに「天然」をありがたがるのは、なんというか「天然」の人だけじゃないか思うのですが…

http://www.asahi.com/national/update/1112/010.html
>「天然ダム」の表現、控えます 国交省が地元訴えに配慮
>新潟県中越地震の地滑りで、山古志村と小千谷市を流れる芋川にできた「天然ダム」について、国土交通省は12日、今後は「河道閉塞(かどうへいそく)」と呼ぶことを決め、関係機関にも同調を求め始めた。地元から「『天然』という言葉には『美しい貴重なもの』というプラスイメージがあり、被災のひどさが伝わらず、違和感がある」との声が上がっていた。

453 名前: 松代 投稿日: 2004/11/13(土) 00:09
いやぁ、萌え萌えっすよ!
ナニしろ、1974年に完成したと「噂されつつ」も運用実体は謎に包まれていて、一説には「原子炉の不調から実験艦としての試験運用に留まった」とまで言われていた「珍魚」ですから、みんな大喜びでしたね。
いやぁ、本当に運用してるんだ〜
よくもまぁ、ココまで立派に大きくなってねぇ〜〜
30年以上も前の基本設計で、だましだまし「外洋まで出かけている」のだから、それこそ「漢の船」と呼ぶにふさわしい存在でしょう。
ともあれ、今回は事故を起こしたようでもないので、漏れたりなんだりを気にしなくてもよいのは幸運の限り。
まさかと思いたいのですが、石垣島周辺でぐずぐずしてたのって、日本に対する示威行動でも何でもなくって、単に「浅深度の海底反射ノイズで探知を避けようとした」とか、そういう「Uボートまがい」の潜水艦戦術を弄したワケじゃないでしょうね。

http://www.asahi.com/politics/update/1112/007.html
>侵犯の潜水艦、中国の原潜と断定 海上警備行動は終結
>中国海軍所属とみられる原子力潜水艦が沖縄県・先島諸島周辺の日本領海を侵犯した事件で、大野防衛庁長官は12日午後3時50分、海上自衛隊に海上警備行動の終結命令を出すとともに、潜水艦が中国の方向に向かったことなどを理由に「中国海軍に属するものと判断した」と発表した。これを受けて町村外相は同日夕、在京中国大使館の程永華公使を外務省に呼び、中国政府に対する抗議と謝罪を求める考えを伝えた。同公使は調査中であることを理由に即答を避けた。
メディアはスペックやらなんやらを間違えまくるし、どっかのサイトでは「原子力潜水艦キロ級」を元にシテとか、
そういうデタラメを書いていたし…
ちなみに、キロ級とはロシアのディーゼル潜水艦で、1番艦が完成したのは1982年とされています。
大人なめとんのか?
まぁ、日本のメディアに軍事知識を求めるのは間違いといいつつも、ココまでひどいとね〜
http://www.f5.dion.ne.jp/~mirage/hypams05/s_han.html
>SSN 攻撃型原子力潜水艦 Type091 漢型(HAN) (中国)
>中国海軍が、1974年に完成させた攻撃型原潜で原子炉の問題で完成が大幅に遅れ就役させている。 船体は典型的な涙滴型で、艦尾の縦舵と横舵が十字型のオーソドックスな設計となっている。 詳細は不明だが、3番艦以降の1隻には8m船体が延長され対艦ミサイルの発射筒が追加装備されている。しかしこの対艦ミサイルは浮上時にのみ発射可能で、潜水艦にとって戦術的に極めて危険な浮上時の発射には疑問符が付く。


おまけ
なんだか、いやぁなオカンがしますけどね〜

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/archive/news/2004/11/11/20041112k0000m040061000c.html
> 秋葉原:ITを活用した最先端の街づくり構想が始動

454 名前: 418 投稿日: 2004/11/13(土) 01:21
鳥山さんのカキコには続きがあるそうですので、そちらは一端置いておく事にします。

>>453
 日本マスメディアのミリタリー知識欠損はひどいですよー。
 以前、イラクにイージス艦が派遣される時も、朝日新聞とかは「特設イージス艦解説ページ」をネット上に開設して、そこでわざわざ「対艦ミサイルに対しては、艦砲で迎撃する」とか言う大寝言をこいてましたからねー。CIWSの存在すら知らないというレベルの人が、「解説ページ」を平然と作成して人に講釈を垂れられるんだから、良い商売だと思わずにはいられません。

 一層の問題は、こんな「ミリオタ知識なんか揃えてて何になる」と、軍事知識全般を軽視する風潮があるという事です。この状況はですね、逆に言えば軍側が、「対艦ミサイルに対しては、大砲でこれを迎撃します」と、大嘘をついてもそれを見抜けないという事でもあるんですがねー。即ちこうした態度のマスメディアは、軍組織に対するチェック機能を備えているのかどうかえらく疑問なのです。ろくすっぽ本も読まずに、「平和・平和・平和」と呪文のように同じ文句を繰り返すだけの市民団体とかにも似たような傾向がありますね。

455 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/14(日) 11:21
>農村生活者でも、好んで食うや食わずの貧乏生活をしたがるとは思えない
話に聞くカンボジアのクメールルージュってまさにそれっぽいんですが?
カンボジアとアメリカでは教育の普及率がまるで違いはしますが、それゆえ軋轢や恨みは生みやすいはずです。
カンボジアでは大学出は稀有だろうから、そうした人と違う扱いされても自分を並み以下には感じないだろうけど、いっくらでもいるアメリカでだったら自分は並み以下のクズって思えちゃうだろうから。

>そもそも、天然って、そんなによいイメージの言葉だっけ?
ですよ?健康食品の類の宣伝見れば一目瞭然、あきれるほどの天然づくし。
100%天然のサプリメントってなんなんだっ!錠剤のどこが天然だっ!

>艦砲で迎撃する
いや、その、CIWSの主流は全自動バルカン砲で、日本のイージスもこれですから「艦」載火「砲」には違いないといえなくもないような…

戦争してない国の人間が高度な軍事知識を一般に備えてる必要はもちろんないです。
が、平和を論じる人がそれを知らないというわけにはいかないはずですよねー
平和の敵は戦争ですから、「敵を知り、己を知れば百戦するとも危ふからず」ですよ…てこれも軍事知識?

456 名前: 松代 投稿日: 2004/11/14(日) 13:16
>>454-455
まぁ、日本のマスコミには「科学的理性」さえ求め辛いところがあるし、研究者の中にさえ「軍事学は科学である」ことが理解できない人もいるぐらいだから、ある程度まではしょうがないことなのかもしれませんがネ。

>ですよ?健康食品の類の宣伝見れば一目瞭然、あきれるほどの天然づくし。
やっぱり、天然をありがたがる人は「天然」じゃないですか〜〜

>話に聞くカンボジアのクメールルージュってまさにそれっぽいんですが?
いやぁ、それはカナァリ違うし、違うから「大殺戮」が発生したんですけど、まぁその辺は長くなるからチョット勘弁かな。また、アメリカでもミリシアに逝っちゃうクラスの電波となれば、やはり高等教育をウケた人間は少なくて、たいていは初頭、中等教育の段階でドロップアウトしております。
やぱぁり、自分の脳味噌でモノを考えるようにさせる教育は、大事だと思うのですよ。

おまけ
日本最大にして最強の「負け犬」が、ついに変節しました。
このまま「負け犬」人生でも歩んで、独女板の主にでもなっていてくれれば面白かったんですけどね。
まぁ残念です。
ただ、パートナーとなる黒田氏が都職員というのがなかなかツボで、皇室はだてに姻戚政治を何千年も続けていたワケじゃないんだなと、本当によくわかりましたよ。

http://www.asahi.com/national/update/1114/003.html
>紀宮さまの婚約内定 お相手は都職員の黒田慶樹さん

457 名前: 松代@訂正 投稿日: 2004/11/14(日) 13:20
発言>>453において、紹介しているサイトが「あたかも間違いだらけの駄目サイト」であるかのように読める、との指摘をいただきました。

謹んで訂正させていただきます。

まぁ、日本のメディアに軍事知識を求めるのは間違いといいつつも、ココまでひどいとね〜
以下に、まともな情報を載せてる軍事マニアのサイトを紹介するから、参考にしてくださいね〜

http://www.f5.dion.ne.jp/~mirage/hypams05/s_han.html
>SSN 攻撃型原子力潜水艦 Type091 漢型(HAN) (中国)
>中国海軍が、1974年に完成させた攻撃型原潜で原子炉の問題で完成が大幅に遅れ就役させている。 船体は典型的な涙滴型で、艦尾の縦舵と横舵が十字型のオーソドックスな設計となっている。 詳細は不明だが、3番艦以降の1隻には8m船体が延長され対艦ミサイルの発射筒が追加装備されている。しかしこの対艦ミサイルは浮上時にのみ発射可能で、潜水艦にとって戦術的に極めて危険な浮上時の発射には疑問符が付く。

おまけ
米軍の潜水艦がうろちょろしてると、やれ「海洋生物に電磁波の悪影響が及ぶ」だの「スクリュー音で沖縄のジュゴンが脅える」だの、どうでもいいようなことでサヨクプロシミソがいちゃもんをつけますが、中国の潜水艦だったらいいのかと、小1時間ほど問い詰めたいですね。
だいたい、石垣島付近で「漏れ」てたら、どうするつもりだったんでしょうか?

458 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/14(日) 14:46
松代さん>
 おっしゃるとおりで、「戦争反対」で「原子力反対」の人間は、アメリカの原潜よりもはるかに危険だと言われている漢級潜水艦の領海侵犯には、デモ隊を組んで反対すべきでしょう。そうでなければ、今までの活動がなんだったのかということになります。

 しかし、TBSの対人地雷除去キャンペーンの時にも、世界最大の対人地雷生産国である中国は糾弾の対象にならなかったばかりか、中国製の地雷は最後まで登場しませんでした。要するに、日本における反戦運動の主要な面子は概ね親中派で、日本の軍備増強には反対しますが、中国が戦争をしても軍事力を増強しても頬被りです。

 そして、内心では中国共産党に疑念を抱いている反戦活動家も、自分が左翼村からスポイルされるのを恐れて、今回の事件を「なかったもの」として扱うでしょう。いつも思うことですが、左翼村でどうして中国だけが特別扱いされるのかは外部の人間には理解不能で、「そろそろ反戦の看板を下ろしたら?」と言いたくなります。まだ、反米、反ユダヤ主義者だと言われた方がスッキリします。

 要するに、彼らは単なる人種差別主義者に過ぎないんですが、本人たちは大アジア主義やポストコロニアルの影響下にあるから、こういう批判をすると「中国人を差別したな」とか「白人(アメリカ人、ユダヤ人)の肩を持つのか?」と逆切れを起こします。今回の一件を見れば、どちらが差別主義者なのかは明白でしょう。アジア人は特別じゃないし、中国人も特別ではないはずです。中国人の原潜には反対しないと言うのはおかしな話でしょう。

459 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/14(日) 17:40
最近発見したのですが、先の参議院選挙において同性愛に関連する政策についての
アンケート調査が行われていたようです。

「'04 第20回参議院議員選挙 調査プロジェクト」
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/5937/04saninsentop.htm

主催は東京メトロポリタン ゲイフォーラム(TMGF)という所だそうです。
自民党が回答してないところが、なんともだなあと、思ったりしてりして。

460 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/14(日) 18:47
>>459
松村久義語録
「同性愛は法律で禁止すべきである。」
「同性愛者は異常性愛嗜好者である。この者達の人権等を認めるとなると、ロリコン・小年愛、果ては死姦まで認めなければならない。監禁すべきである。」
「異常性愛嗜好者は、刑法で処罰しなければならない。」
「日本社会から、ホモの排除を要求する。」
d.同性愛者を隔離し、異性愛社会への感染を防ぐ
f.そもそも、同性カップルの法的保障について配慮する必要はない
「そんなものが存在してはならないから。」

461 名前: 418 投稿日: 2004/11/15(月) 00:50
>>455
 申し訳ありません。私の言葉が足りなかったのでしょうが、件のサイトには、フラッシュムービー式イラストまで使って、こんごう級イージス艦艦首にある127mm単装砲を示し、「対艦ミサイルはこれで迎撃する」とはっきりくっきり書いてあったので、20㎜バルカンを「艦砲」と表現している訳ではないと思われます。
 まあ、127mmでもミサイル迎撃は可能かもですが。しかし、タイプによって違いがあるものの、大口径砲はスリープ状態から射撃可能状態になるまで結構な時間がかかります。立ち上がりが非常に早いと言われる英国のMK8砲でも10秒程度の時間が必要ですが、ミサイルは高速で突っ込んでくる上に、レーダー反射面積が小さく補足困難で、「気付いた時には眼前まで飛んできている」代物ですから、その10秒が命取りになります。だから一瞬で射撃可能になる小口径バルカンが入り用になってくるのですが、基礎資料も読まずフラッシュもどきのサイトを作っちゃう人達にとっては、どうでも良いオタク知識なのでしょう。

>>458
 中国の漢(おとこ)潜水艦は、原子力技術が大いに怪しかったり、機密のベールがあまりにも厚かった物ですから、「乗組員が全員ハゲたんでスクラップになった」とか言われたりしてました。そこまでメチャメチャ言われた艦が領海侵犯しても、国籍が中国だと、左翼な人達は頬被りなんですか。そうですか。
 左派にも右派にも、ドタマがどうかしているとしか思えない人種差別主義者がいっぱいいるようですから、普段はお互い激しく啀み合っているように見えて、最終到達点はどちらも「国家民族主義」だったりしますねー。そういやナチスの正式名称は「国家社会主義ドイツ労働党」で、この名前だけ見ると左翼としか思えないんですが、ナチスと言えば「右翼の究極系」だと思っている人も大勢いて、要するに行き着くところまで行っちゃうと見分けが付かなくなってくるようです。

462 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/16(火) 07:53
418さん>
 ご存じの通り、アメリカは清教徒によって創られた国です。そして、清教徒は本国のイギリスでは『王権神授説』に反対の立場をとっていました。つまり、清教徒は封建制や身分制度には、宗教的な理由から反対の立場をとっていたんです。

 だから、アメリカには建国当初から封建制度は存在しませんでした。特に封建制度につきものの、王族と聖職者階級がなかったんです。これでは、共産革命は成立しません。共産主義というのは既存の封建制の陰画で、「無産階級はエライ。王侯貴族はこのエライ連中にたかるダニである」という逆差別が成立しなければ意味がありません。そして、この「エライ無産階級」を率いるのは優れて理性的な人物=知識人、ということになります。

 この場合の理性というのは宗教の反対語で、無神論とほぼ同義です。要するに、知識人というのは本当に理性的かどうかはさておくとして、理念上は聖職者に対抗する存在です。しかし、アメリカにはそもそも封建制によって存在しているはずの聖職者階級がないから、アンチテーゼとしての知識人も存在しなかったんです。

 アメリカにおける知識人というのは、あくまでもヨーロッパに対する「オラが村のヒーロー」みたいなもので、ヨーロッパ的な知識人=無神論者というわけではないんですね。この為に、アメリカで共産革命が発生する可能性は限りなく0%なんです。

 また、アメリカで左翼が一定の地位を確保するようになったのは大恐慌時代以降で、その理由は「本が売れなくなったから」です。つまり、既存の作家やエッセイストが原稿料や印税を期待できなくなったので、左寄りの政策(社会保障)を支持するようになったのがきっかけなんです。これは典型的な「なんちゃって左翼」とか「共産趣味」のたぐいで、景気が良くなると途端に社会保障をうっちゃって、飲めや歌えの大騒ぎとなります。

 これじゃ、マイケル・ムーアがどんなに声を枯らしても、社会変革は無理なわけです。それ以前に、ムーアそのものが比較的熱心なカソリックだから「お前は一体何がしたいのかい?」という気持ちにさせられます。本気でアメリカ社会と対峙したいのであれば、棄教すべきでしょう。もっとも、その瞬間から大部分のアメリカ人には相手にされなくなると思いますが。

 これは、日本人が「僕は無宗教です」と言うと、アメリカ人からバカにされるのと同じ構図です。もちろん、本当にバカなのはアメリカ人で、「政教分離を経験していない国の人間に、何を言っても無駄だな」と嘆息させられます。日本にもアメリカ人と同じようなことを言って、「人間には信仰心が必要だ」と説く宗教キチガイがいますが、「イイから病院に行って薬を飲め」ぐらいにしか思えません。

 もっとも、たいていの日本人はアメリカの特殊性を説明すると納得してくれます。これは、信長が一向宗を根絶やしにして、家康がキリスト教を禁止したお陰です。その方法の善し悪しはさておいて、政教分離は自由を守るためには絶対に必要なんですね。アメリカには「神様を信じない」自由はないんです。どこが自由の国なんでしょう?

463 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/16(火) 13:51
>>461
そ、それは完全にアウトですねぇ(汗)。
でも、そんなにメディアがウソ八百だなんて困りすぎ。どうしたもんだろ。
今は個人の情報発信力もそれなりのレベルになってるから声をでかくするしかないんですかね。

>>462
>「人間には信仰心が必要だ」と説く宗教キチガイ
それが「誰でも」であるならもちろんキチガイでしょう。
でも、ほんとうに信仰が必要な人、信仰によってこそ救われる人も確かにいると思うよ。
ちなみに家康は自分から神様(権現様)になっちまいましたが(笑)。

464 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/16(火) 19:17
信仰に救われたいのなら個人で勝手にやってくれ、です。
癌で闘病中の父親に、宗教キチガイの親族が「大病の原因は前世の業が原因」と
書かれたパンフレットを持ってきた時は、本当に殺してやろうかと思いました。

465 名前: 392 投稿日: 2004/11/16(火) 21:25
>>464
残念ながらよくある話らしいですね、そういうの。自分は戸別訪問ならしたことあります。
ちなみに信者が亡くなったときに宗教のえらい人が遺族に「霊界誕生おめでとう」と言って
信者からも顰蹙を買ったという話を何件か聞きました。

教典にのっとって正しく生きると人の道を踏み外しますね。
神の道を目指してるのだから当人は他人から冷たい目で見られようが恨まれようが
関係ないのでしょう。


★ネットのオタク界隈での事件
少し前は直リン&無断転載のぱど厨がweb制作板で祭りになりましたが最近は他人の
サイトをのっとるのが流行だそうです。学校の課題で提出したり勝手に副管理人になったり
アレを書/描けとか日記・プロフィールの内容を厨に合わせろと指図したりか。

【管理人に】サイト乗っ取り厨続出警報 3【なってあげます】(4番目)
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/doujin/1100133311/
【管理人に】サイト乗っ取り厨続出警報 5【なってあげます】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/doujin/1100594735/

厨からのメールも事件の流れもテンプレ化するのは何故だ。合宿所もそうだったが。

466 名前: 418 投稿日: 2004/11/17(水) 16:23
>鳥山さん、他の皆さん。

 私見ですが、宗教の根本には拭いがたく運命論が張り付いています。運命論とは、「全ての事象は予め決定されており、人為的にこれを変更する事は出来ない」というのが基本発想です。神様とか霊とかの「運命プランナー」が人間の未来を勝手に、そして絶対的に決めているというのです。従って、人間が幸福になる為には、「運命プランナー」が作成したルール(教義)に従うか、他の何らかの手段でご機嫌を取るしかないのです。ご機嫌を取れれば未来が幸福になり、取り損ねれば不幸が待っている、というのが宗教の典型的な構造です。

 運命プランナーのルールはある程度開示されているので、これは裏を返せば、あらゆる人間に未来予知が可能となり、予言者であるかのように振る舞い出す事をも意味しています。オカルトの基本は「占い」つまり予言です。お神籤とかタロットとか占星術とか姓名判断とか血液型占いとか、千差万別色々ありますが、よーするに予言です。464さんのように、「現在の不幸は、過去の行いによって決まったいた」とゆーのもこれの変形であるに過ぎず、「だから、今正しい行い(入信)をしないと、未来に更なる不幸が待っている」と続く訳です。無論逆に、「入信すれば未来は幸福」と続くのもありです。

 伝統的なキリスト教世界では、赤ん坊が生まれたら即座に洗礼しなければならないんだそうです。何故かというと、「悪魔に魂を攫われるから」なんだそうで、予測不能なそんな未来をきっかり予知して恐怖に怯え、赤ん坊を水中に沈めたりしています。我が日本の仏教徒でも似たようなもので、何故お盆に祖先の霊を祀らなければならないかというと、理由は「祟りがある」からだったりします。ムジャヒディンはジハードで活躍すると、神様に幸福な未来が約束されていると信じています。こういう具合に、「運命プランナー」のルールに従って、暗澹たる未来を勝手に予知して恐怖に怯えたり、バラ色の未来を勝手に予知して恍惚となったりする事を「信仰心」と呼んでいるのです。悟りを開いた高僧とかならどうだか知りませんが、大概の一般信者はこんな調子なのです。当然ですが、未来予知なんて誰にも出来やしないんですが、それが可能だとまことしやかに語るのが運命論です。

 また、この運命論は「人間の力」を軽視する結果をも導きます。なにしろ未来は勝手に決められるので、人間は無力なのです。人間の力、即ち、知性・理性・科学とかは軽視されます。スティンガーミサイルで米軍機とかを撃墜したムジャヒディンは、「神は偉大なり!」と叫びます。どこまでも偉大なのは運命プランナーである神様のみであって、携帯型対空ミサイルを生み出した現代科学に対する敬意なんてありゃしません。かかる発想が支配的な地域では、反知性主義が横行するのはやむを得ないのではありますまいか。

467 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/17(水) 17:08
私的に宗教団体の卑劣、かつ、もっとも憎むべき点は
人の恐怖を煽る点にあると思います。

医学と社会の進歩により、少なくとも都会では状況が変わってきた
ように思いますが、幼少年期に幻覚や幻聴体験を味わった時
彼らの感じた恐怖に対して、親なり学校は有効な対処できない
時代が日本長かったと思います。
今だ地方や環境では、対処できない場合も多いのではと思います。

そればかりか、悩みを打ち明ければ「キチガイ扱いされかねない」
と言う二重の恐怖すら与えてしまいかねません。
そうした人々の一部にとって、宗教は安らぎをもたらす面もあるでしょう
なにせ霊的に(笑)大親分の配下に入ってしまうわけですから。

無論、カウンセラーなにかかるなり、投薬するのが一番ですが
そう言った発想が社会に根付いていない事が、妙な宗教団体のはびこる
要因にもなっていると思います。

今では時代遅れとされている精神分析等に、大きな価値があったとすれば
幻覚が脳内で生じる現象と認識させる点にあったと思います。
これを把握せず、宗教とかに関わると、恐怖が恐怖を呼んで
バッドトリップ的状況に陥ったり、幻覚が収まった後も宗教的ドグマに
汚染されてしまうような気がします。

そもそも幻覚を見るような人達は、状況が良ければ神秘体験だって
感じてしまいますからさらにタチが悪い。
ハイな体験をしてしまい、彼らの選民主義的「私は選ばれてる感覚」が
強化され、まずますドグマにしがみつき、幻覚が収まる年頃になっても抜けられない、と。
こうした神秘体験がわずか数ミリグラムの化学物質によって
生じる事を、親や社会はもっと認知すべきだと思います。
そして、個々の体験が何ら特別でない、普遍的に誰にでも
生じ得る脳内の作用と教育すべきだと思います。
大人も含め、個々の化学物質についての利害をちゃんと教育すべきでしょう
ここらへんが曖昧だから、抗鬱剤に必要以上の執着を示したり
アンフェタミンなどと言う最低の物質に手を出したりするのだと思います。
制御の効かないドラッグ蔓延は、粗悪な宗教が流行るのと似た部分が
あると私的には感じます。

宗教団体がドラッグやSEXに敵意を持つのは当然かもしれません。
快楽や神秘体験を神に独占させるのが必要ですから。
確かに神秘体験は気持ちいいもので、それを好む層の人達がいるのはわかります。
ただ、それはあくまで仲間内ないし個人に収束すべき問題で
罪悪感を煽るようなドグマを持つタイプの宗教には、正直、憎しみさえ感じます。

こうした宗教の醜態に「なんとなく」イメージで反感を持つ人も増えましたが
知識無しに神秘体験やら恐怖体験を味わってしまうと、簡単にオカルトに転んで
しまうような気もします。

浅学で多少頭の変な輩故、多分間違った事を言っているかもしれませんがお許し下さい。

468 名前: 467 投稿日: 2004/11/17(水) 17:10
×必要以上の執着
○必要以上の抵抗感

でした、すいません。

469 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/18(木) 04:40
418さん、他の皆さま>

 書くと長くなるから省略していたんですが、やはり書かねば収まらないのはこの板の宿命ですね。というわけで、アメリカ思想界の表番長と裏番長について簡単に書いてみます。といっても、長いので興味のない人は飛ばしてください。

 「アメリカの」というと語弊がありますが、少なくとも共和党よりのアメリカ人が持っている価値観は、ラルフ・ウォルドー・エマソン(1803〜1882年)と彼が提唱した『超絶主義(トランセンデンタリズム)』に多大な影響を受けています。エマソン自身は『ニューイングランド超絶主義』を提唱したサンプソン・リードから得るところが多かったのですが、これは科学・宗教・芸術を『美』という同一地平線上で語るという奇怪な内容で、宗教関係者以外でこの主張が納得できる人間は今も昔も皆無だと思われます。

 もちろん、リードの影響下にあるエマソンも同様で、彼の主張に合理的な一貫性はなく、著作を読んでも何が言いたいのかさっぱり理解できません。しかし、アジテーター、及びに詩人としては優れた人物でした。この点において、エマソンはマルクスと非常によく似た人物です。ただし、エマソンのアジテーションはマルクスと真っ向から対立するもので、相容れる内容ではありません。これは、エマソンが宗教的倫理観と、それに付随する土着の風習を重視していたからです。

 エマソンはユニタリアン派の牧師の息子で、自分自身も一度は牧師になるのですが、「より善き牧師になるため」という訳の分からない理由(一説によると、聖餐を授けるのに良心が咎めて)で職を辞しています。その後、彼はヨーロッパに旅行をしてカントに影響を受け、帰国後に前述の『超絶主義(トランセンデンタリズム)』を広めるべく哲学運動を始めます。

 その際のアジテーションは、「アメリカの身体、頭脳に巣くうヨーロッパという回虫を追い出して、ヨーロッパへの情熱をアメリカへの情熱に変えよう!」という極めて土着的なもので、ヨーロッパに対してコンプレックスを持っていたアメリカ知識人、特に『ニューイングランド超絶主義』の影響下にあった文筆家から賛同を得ます。要するに、この段階で立派なコンプレックス商売だったわけです。

470 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/18(木) 04:41
 エマソンを全米で著名な活動家にしたのは、1829年にジョシア・ホルブロックが始めたライシーアム運動です。日本風に言うと文化講座というやつで、今でも日本の町中でよく見かけます。ただし、受講対象者は独身の白人男性で、その目的は「独身男性の教育水準を上昇させることで、酒場や売春宿などの良からぬ場所に通わせない」ことでした。日本の文化講座の受講生は、有閑主婦と退職した公務員、サラリーマンが主ですから、この点ではかなり違ってますね。

 エマソンはこの文化講座の講演者として全米各地を周り、また彼の発言を地元の新聞が記事にすることで次第に有名になっていきます。従って、彼の活動は講演が主で著作は『添え物』程度でしかありません。この点でもヨーロッパの知識人とは相当に異なります。むしろ、説教を重視する牧師のスタイルと類似しているんです。

 講演者が聴衆から高い評価を得るためには、平易で解りやく、かつ聞き手を承認する内容を話さなければなりません。エマソンはこの手のアジテーターとしては飛び抜けた存在でした。しかし、先述の通り彼の論説には一貫性はありません。ちょっと箇条書きにしてみましょう。

1:考えてばかりいないで、すべきことをすべきである。人生とは頭で考えたり難癖をつけたりして、変わるようなものではないからだ。

2:1の論理的な帰結として、知識人は不要である。国民全体の教育水準が上昇する方が大切なのだ。

3:勤勉と教育こそが人生に成功をもたらす。成功とは金持ちになることや、社会的な権力を得ることだ。失敗する人間は怠惰で不勉強なのだ。

4:政府は勤勉な人間を支援すべきだ。それは、教育を保証すること、私有財産権を保証すること、商業を自由競争に任せること(最終的に勤勉な人間が勝つはずだから)などを機会平等という形で法制化することで、社会保障(施し)は不要である。怠惰な人間を甘やかしてはいけない。

 ……と書いている段階で、勘の鋭い人なら既にお解りでしょうが、エマソンの主張はある点で非常に矛盾しています。それは、

1:アメリカ土着の価値観を重視するなら、ネイティブ・アメリカン(アメリカン・インディアン)はどーなの?

2:アメリカ土着のものを大事にするなら、工業化や商業化によって自然が破壊されるのはまずいんじゃないの?

 というものです。もちろん、エマソン本人もこの点には気づいており、彼の最も有名な著作は初期作品の『自然論』(1836年)で自己の主張に一応の説明を与えています。それは「自然は共有の財産であり、想像力の源泉である」というものです(「矛盾しているやんけ」という突っ込みを推奨)。

471 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/18(木) 04:43
 もっとも、『超絶主義(トランセンデンタリズム)』の主張そのものが、「真の世界を知るためには、敢えて空想の世界に逃避すべし」というものですから、最初から矛盾しているわけです。ただし、こう言っておけば宗教や創作活動を擁護することは可能です。「俺は真の美少女を理解するために、敢えて生身の女性には近づかず、マンガやアニメの美少女に耽溺しているのだっ!」ってな感じですね。

 この主張に大きな影響を受けたのがヘンリー・デイビッド・ソロー(1817〜1862年)です。ソローは大学卒業後に教職に就いた直後に、学校の方針(生徒のむち打ちの刑罰を科していた)に反対して仕事を辞め(ここまでエマソンそっくり)、兄と一緒に文化講座(アイシータムという名前でした)を開きます。そして、この文化講座を通じてエマソンと親交を結びます。どちらもカリフォルニア州のコンコードという町に住んでいたんです。

 そこで、ソローは現実逃避の手段として「森で暮らす」ことを選びます。具体的には、ウォールデンという森の中に小屋をおったてて、2年以上もそこで生活をしたんですね。そこで得た経験を後に『森の生活』という一冊の本にまとめていますが、やっぱり師匠のエマソンと同様に、何が言いたいのかサッパリ理解できません。ただし、エマソンの主張をより先鋭的に解釈した内容のアジテートを行っています。これを箇条書きにすると、

1:土着は大切なんだから、自然は大切なんだよ。
2:土着は大切なんだから、ネイティブ・アメリカンの意見も大切にしよう。
3:ネイティブ・アメリカンも大事にするんだったら、当然黒人だって大事にしなきゃイケナイよ。だから、奴隷解放運動には賛成だよ。

 てな感じです。要するに、「オラが村のルールを大事にしろ」ってことです。こうして、アメリカ思想界の表番長(エマソン)と裏番長(ソロー)の主張を追っていると、彼らが民族主義、田舎主義、ナチュラリスト、エコロジストの元祖であることがよく解ります。要するに、民族主義、田舎ルールの発祥はアメリカで、その原因はヨーロッパに対する知的コンプレックスです。これが日本にどのような影響を与えたかについてですが……気力がそろそろ萎えてきたので次の機会に。

472 名前: 松代 投稿日: 2004/11/18(木) 12:14
技術的問題だそうです。
それにしても、なぜ朝日を始めとする日本の大手メディアは、このニュースを大きく報じないのでしょうか?

1:どっかから圧力がかかっているから
2:軍事情報にうとくてニュースの意味がわからないから
3:中国が言うところの「技術的問題」は本当のことで、やばい汁とかが漏れちゃってたから

正解=全部

http://www.reuters.co.jp/financeNewsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=6823939§ion=investing
>潜水艦問題で中国が技術的誤りと説明、日本は陳謝と受け止め=官房長官
>細田官房長官は、午後の記者会見で、中国政府が、日本の領海内を潜航していた潜水艦について、中国の原子力潜水艦であることを認めたうえで、技術的過程で誤って日本の領海に侵入したと説明した、と明らかにした。日本政府としては、これを陳謝と受け止めるという。

おまけ1
>鳥山さん
アメリカの問題点を手軽に学ぶには、以下の「漫画」をお薦めします。
こっちは複雑な文章が読めない、あるいは複雑な文章だと読む気になれない人でも理解できるでしょう。
なにしろ、漫画でしからね。
個人的にも、いままでの生涯で最も気に入った、そして影響を受けた漫画作品のひとつです。

http://www.grovel.org.uk/reviews/uncles01/uncles01.htm
>Uncle Sam
>Words by:Steve Darnall
>Art by:Alex Ross

おまけ2

内容はともかく、試合には勝ったよ。
敗者を踏台にして、はじめてみえる風景もあるってこった。
でも、そのまま勢いで観た「ピンポン」の方が、試合よりはるかに面白かったってのは、すこぶる問題じゃないのか?
漏れは窪塚の
あ〜い きゃん ふら〜〜〜〜〜〜ぃ
で5分ほど藁化してもらいましたよ。

http://www.asahi.com/sports/update/1117/120.html
>日本、シンガポール下し最終戦飾る W杯アジア1次予選

473 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/18(木) 20:12
>おまけ1
うわぁ、ふきだしが英語だ。
カッコよ過ぎて、つい読むのを後回しにしてしまいそうですね。
心の準備とかありますから。
ところで、漫画は読むのが簡単だ、という考えはその前提として
使われる文字が日本語以外の漫画があるのを想像できない
自民族中心主義のあらわれだ、という皮肉が上のネタには
込められているのですか?4回ぐらい読んで思いついたのですが。

474 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/19(金) 12:17
『軍事のイロハ バカな戦争をさせない88の原則』
http://www.namiki-shobo.co.jp/
 『ゲームジャーナル』に登場するやいなや、その博覧強記でミリタリーオタクやゲームオタクの知識レベルを一気に底上げしてしまった罪作り(?)な人物、別宮暖朗氏の最新作。本作は世界史の流れから「戦争とは一体どういうものか?」を解説するという内容になっていて、軍事史を全く知らない人間でもこれさえ読めば戦争についての基礎知識が一通り揃います。完全な初心者向けの作品で、高校生レベルの知識さえあれば「理解できない」ということはないでしょうから、どなたにでもお薦めできる一冊です。

 ただし、発行元の並木書房は都内でも入手が困難なマニアックな出版社ですので、並木書房のオフィシャルサイトからの購入をお勧めします。

475 名前: 松代 投稿日: 2004/11/19(金) 12:22
>>473
>ところで、漫画は読むのが簡単だ、という考えはその前提として
>使われる文字が日本語以外の漫画があるのを想像できない
>自民族中心主義のあらわれだ、という皮肉が上のネタには
>込められているのですか?

だいたいそんなところですよ。
某団体が唱えた「マンガの読み方論」などはその典型で、おたくマンガには独特の読み方があるにも関わらず、マンガの読み方を知らない人間が多すぎると、国際会議で「非日本語圏の人にアピール」してましたが、かなり人をばかにしたお話しでした。もちろん、後にアメコミ方面の研究者から激しく突っ込まれるんですが、なかったことにしておしまいですね。
ついでに言っておくと、国際的な「漫画作家の連帯」なるスローガンも、かなり人をばかにしていて、マンガでも漢語的な漫画でも、ローマ字表記のMANGAでも、やはり日本の言葉であることに変わりはないでしょう。ヲタクはあまりにも当たり前にこれらの言葉を使っていますが、非日本語圏の言語文化に対する敬意を欠いているという点は、厳しく批判されるべきです。
それに、絵の情報伝達力が強ければ、そして「マンガの読み方がわかっている」なら、ネームが英語だろうがなんだろうが、絵で「おおまかな内容は伝わる」ハズです。英語だからわからないとか、読む気がしないとは言わせませんよ。

ついでに言っておくと、原画家のAlex Ross氏は、写真をもとに絵を起こすことでも知られています。
さてさて、恒例の質問ですが、この「Uncle Sam」は、フィクションでしょうか?
それともドキュメンタリーでしょうか?

おまけ1
ぃゎιの頭もナンとやらと申しますが、これはチョットどうよ?

http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20041118204.html
>「10年前のサンドイッチ」オークションで700万円
>米フロリダ州在住の女性が、「聖母マリア」の顔が浮き出たというグリル・チーズサンドイッチをオークションサイトの『イーベイ』に出品している。10年を経たサンドイッチだが、日本円で数百万円の値がついて話題になっている。

おまけ2
鳥山さんがヲタクアイテムという側面から、オタクの変質を分析していましたが、その傾向はますます強まるようですね。1980年代ごろまでは、こどもの欲しがるアイテムとして「カメラ」や「ビデオデッキ」はかなり重要な存在だったのですが、今や見る影もありません。この調子だと「家庭用ゲーム機」さえ、持ってて「当たり前過ぎ」なので欲しいと思わないという、なんとも贅沢な情況に至りそうです。
でもまぁ、そうなると「事故を特別な存在として認めさせたい若者」は、なんと「オカルトに吸収されちゃう」というワケで、何年かしたら「大オカルトブーム」が到来するかも知れませんな。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041118-00000146-kyodo-soci
>ケータイで大人気分 子ども欲しがる物トツプ

476 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/19(金) 13:07
>それに、絵の情報伝達力が強ければ、そして「マンガの読み方がわかっている」なら、ネームが英語だろうがなんだろうが、絵で「おおまかな内容は伝わる」ハズです。英語だからわからないとか、読む気がしないとは言わせませんよ。

(´-`).。oO(しゃれにマジぎれすんなよ)

477 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/20(土) 01:00
■フロリダ州の電子投票機に「ブッシュ票が多すぎる」との疑惑■
< http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/20041119201.html >
 カリフォルニア大学バークレー校の調査グループによると、今月の大統領選でのフロリダ州の票数は、統計的に予測されるよりもはるかにブッシュ票が多く、票数の相違は最大で26万票に達しうるという。予測との不一致は、タッチスクリーン式の投票機が用いられた郡でのみ見られ、電子投票機の信頼性に対して疑問を投げかける結果となっている。
[Culture]

478 名前: 418 投稿日: 2004/11/20(土) 01:00
>鳥山さん

 私のうろ覚え記憶によると、エマソン哲学とは、
「土地に付着していて、大概の人間は気にも留めない自然物を、人間精神の比喩的、
あるいは隠喩的表現物であると発見する超哲学」
 だと思いました。それはエマソンの定義ではなくトマソンの定義ではないかと言われそうですが、たぶん気のせいです。正直に言えば、私にも理解できないのです。あれを理解して共感する人は宗教関係者かその信者限定(例:日蓮宗の熱心な信者だった宮沢賢治)だというのは、たぶん本当のように思います。

 またソローについては、「2年間山籠もり」なんて話を聞いて連想するのはユナボマーです。
http://pine.zero.ad.jp/~zac81405/unabomber.htm
 セオドア・カジンスキー、通称ユナボマーは、16歳で大学に入学し、数学分野で高い評価を得るほどの才人でしたが、何を間違えたのか、20年以上もソローよろしく山小屋に引き籠もって爆弾魔となった男です。なんというか、ソローからアジテート能力を全部奪い、10倍濃密にしたような感じてす。
 ユナボマーの持論は、「産業革命こそ人類最大の悲劇」「自然という理念を世に広めろ」というもので、科学技術は人間精神を腐敗させるだけだと考えてモンタナ州の山奥に土地を買い、「自然」の中に逃避したようです。そんなユナボマーが、爆弾を送りつける標的としたのは、大学(科学)と、航空会社(大規模輸送機関。田舎を破壊する物)でして、まあ確かにこの辺の行動には整合性があるかのように見えます。が、そのくせ暴力革命には反対していたらしく、もう言う事があちこち矛盾しているから、彼をまともに理解しようとすると混乱するばかりです。
 ともあれ、彼は一連の破壊活動を、腐敗しかもたらさない現代科学文明への正当な反乱だと信じていたようですが、彼の精神構造を分析してみると、どう見ても真の理由は「個人的なコンプレックス」でございます。

479 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/20(土) 22:35
【医学】期待通りの結果出ず、リーダーがデータ操作を指示し再解析=理研[041118]
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1100735589/

理化学研究所:
リーダーがデータ操作を指示 再解析し論文

 独立行政法人・理化学研究所の40歳代の研究チームリーダーが99年、統合失調症と
遺伝子の関連を探る研究で期待通りの結果が出なかったため、部下に指示して
データの一部を除外し、別のデータを加えて解析をやり直していたことが分かった。
再解析で期待通りの結果となり、01年に米国の専門誌に論文が掲載された。
国内トップクラスの研究機関での“データ操作”は波紋を広げそうだ。
(中略)
 リーダーは「脳の提供者は血液提供者に比べて年齢が高く、男性が多い。
条件の違う遺伝子を解析から外しても問題はなく、外したことを論文に書く必要もない」
と説明する。一方で、「最初の解析で差があれば、それで結果を発表した」とも話す。

 医学研究では、解析したデータはすべて明らかにし、除外したデータは理由を明示する
のが当然とされる。例えば、新薬の臨床試験で都合の悪いデータを外して解析したことが
発覚した場合、国の承認は得られない。

 国の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会の委員を務める岩崎学・成蹊大教授
(数理統計学)は「都合の悪い結果が出たからと言って、一部のデータを外してしまう
ことは許されない。明らかにおかしいデータというなら、外した経緯も論文に
書くべきだ。そうしないと、いくらでも都合のいい結果を出せる」と指摘している。
(後略)
----
※引用元配信記事:http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/news/20041118k0000m040162000c.html
※毎日新聞社のMainichi INTERACTIVE( http://www.mainichi-msn.co.jp/ )2004/11/18配信

480 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/20(土) 23:13
▼日本人の5人に1人は「不眠」
日本人の5人に1人は「不眠」
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1096866183/

社会の24時間化に伴い、深夜まで起きている人が増えています。
こうした不規則な生活や、ストレスの多い社会環境の影響か、
不眠に悩む人が増えているようです。わが国で行われた複数の
実態調査でも、日本人の5人に1人が不眠に悩んでいると報告
されています。

日本で初めて行われた睡眠に関する大規模疫学調査の結果に
よると、睡眠障害の症状がある人は全体で21.4%にも上った。

夜眠りにつきにくいことが「時々ある」「しばしばある」
「常にある」と答えた人の合計は、全体の40.0%。
夜中に目が覚めることが「時々ある」「しばしばある」
「常にある」と答えた人の合計は、全体の52.8%。
昼間に眠気を感じることが「時々ある」「しばしばある」
「常にある」と答えた人の合計は、全体の60.8%。

フランスの製薬会社が主体となって、世界10カ国で、共通の
質問用紙を利用して睡眠障害に関する実態調査が行われた。
不眠を解消するために「医師に受診した」人は日本人が
7.8%と最下位。それに対して「アルコール飲料を飲んだ」
人は、30.0%で最も多かった。

http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/factsheet/333636

481 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/21(日) 10:36
418さん>
 エマソンの思想の源流はカントだとか新プラトン派だとか色々あるんですが、ベースの部分になっているのは、やはりスウェーデンボリでしょう。この人は、聖職者→科学者→オカルト研究家というコースを辿ったスウェーデン人で、バルザックのチンコギャル小説、『セラフィータ』の元ネタになってます。要するに、チンコギャル=両性具有は真の愛を知っているからエライというもので、フランスとアメリカに存在するセックスカルトの根本教義となりました。

 エマソン自身はスウェーデンボリの教義をサンプソン・リードの著作から吸収したようで、セックスカルト的な要素はほとんどありません。最初の奥さんから「男としてどうよ?」と酷評を受けたことからしても、あっち方面は全然駄目で、むしろ不能に近い存在だったようです。ただし、これは同じスウェーデンボリから影響を受けたフランスのセックスカルト教団の長、ブーランも同様で、こっちの教義は「天使とか歴史上の偉人を想像しながらオナニーしろ!」です。

 エマソンがユニタリアン派から離れざるを得なかった真の理由も、おそらくスウェーデンボリへの傾倒にあるんでしょう。つまり、アメリカ的な価値観のベースとカルト教団の差異は、セックスカルト的な集団生活&性交を認めるか否かの差でしかありません。だから、1回たがが外れると、いきなりトンデモな事態が発生します。ニューエイジとかヒッピームーブメントとかドラッグカルチャーなんも、背景にエマソンがなければ起こり得ない現象です。

 しかし、この部分に目を瞑れば、東洋人にとってエマソンもスウェーデンボリ系のセックスカルトも悪い存在ではありません。というのも、両グループとも民族主義的な観点からオリエンタルブームを推奨しており、明治維新前後の日本人を数多く受け入れているからです。エマソン自身も、江戸幕府の遣欧使節とホワイトハウスで会っているようで、慶應義塾大学ではエマソン、ルソー、福沢諭吉は同系列の思想家として扱われています。これは、ある側面では真実でしょう。民族主義、国家主義、個人主義という面で、この3人には確かに共通点があります。

 そして、アメリカのウィルソン大統領が唱えた民族自決が発端となって、これらの思想がレーニンの『熱帯植民地論』と混合して奇妙な思想体系が世界中に広まっていきます。要するに、「宗教は信じているけれども共産主義、社会主義も正義だと思っているし、外国からの干渉は許せないから僕は民族主義者で、郷土も大事だと思っているから自然は愛しているけど、性的には異常で普通に異性とつき合うのは難しい」という人間の大量発生です。

 その代表格が宮沢賢治で、共産主義に傾倒しながら宗教(法華経・日蓮宗)にも熱心で、本人は実家に寄生して性的にはほとんど生身の女性とふれ合うことが出来ませんでした。女性関係を除けば、北一輝も同様で、日蓮宗門がいかに世界に興味を持っていたかが解ると同時に、非常に危険な思想であるかも解ります。

 ちなみに、現代の日本で最もエマソンとソローを熱烈に信奉しているのは、創価学会の池田大作で、学会員は知らず知らずのうちに超絶主義を学習することになります。ただし、こちらは直系思想なので、左翼思想は入らないわけです。これが、社会主義と宗教を同時に信じている傍系の近親憎悪をかきたてるんですね。端から見ていると、「同じ穴の狢だろ?」ぐらいにしか思えないんですが。

482 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/21(日) 11:01
おまけ1:O∴H∴西洋魔術博物館

http://www7.ocn.ne.jp/~elfindog/index.html

 セックスカルト、スウェーデンボリを探していたら発見したサイト。こっち方面の人には有名なのかな? とにかく、よくデータが記載されています。オカルトに興味のある方には是非。

483 名前: 松代 投稿日: 2004/11/21(日) 13:08
>>481-482
>鳥山さん
自分は創価学会の思想的背景にはほとんど興味が無くて、また具体的内容もよく知しません。
しかし、池田氏がエマソンとソローの思想を熱心に説いていることは確認できました。
ただ、池田氏がエマソンとソローの思想を熱心に説いているにもかかわらず、創価学会は「コスモポリタニズム」を重視し、かつ「外部の人間が思っているよりも性的少数者に対して寛容」で、さらに「科学技術や資本主義経済に対して肯定的」という相違点があるように見受けられます。

これは第2代戸田会長の遺産や、学会婦人部の力が作用していると思うのですけど、どないなものでしょう?

ただ、公明党となると、話は全然変ってくるようにも思えます。
また1990年代以降、アメリカでSGIが大きく勢力を伸ばしているのは、エマソンとソローの思想を熱心に説いている事が関連してるのかもしれません。

おまけ
>慶應義塾大学ではエマソン、ルソー、福沢諭吉は同系列の思想家として扱われています。
と学会も「スウェーデンボリ」から逃れられていないというのは、サブカルにおける大いなる皮肉以外のなにものでもないですな。

484 名前: 松代 投稿日: 2004/11/21(日) 13:17
死ぬほど笑いました。
恐らく、ゲーム脳理論もまた、こういう文脈で語られる日が来るのでしょう。
ちゅうか、朝日も過去の反省してるヒマがあったら、今すぐ「ゲーム脳煽り」やめれ。
ただ、さーやが「メールであいを育んだ」おかげで、メール脳煽りは不発に終わりそうですがね。

http://www.be.asahi.com/20041120/W24/0009.html
>「サザエさんをさがして」
>米国重視で米食軽視に
>パン食

>慶大教授で大脳生理学の権威だった故林博士の新書シリーズは、その後も「頭のよくなる本」(60年)「勉強が好きになる本」(63年)と続き、いずれもベストセラー上位に。今から考えると、そんなタイトルの本がバカ売れすること自体に「バカの壁」を感じてしまうが、その中身はもっとバカバカしい。
>「成長期に白米ばかり食べていると、ビタミンB群が不足し、頭が悪くなる」というのが、林理論。「日本人を西洋人に比べると2割方アタマが悪い」といい、「ノーベル賞の受賞者が日本人に少ないのもそのためだ」と続ける。米食を続けると胃がんの原因になり、長生きできないとまで言い切る。
>鈴木さんによると、当時、パン食を奨励していたのは、林博士だけではなかったそうだ。
>「国が主導する栄養改善運動も、たんぱく質やビタミン、脂肪が不足するからと、『米食偏重』は改めるべきだとしていた。日米関係を重視する政府の方針とも合致していたのです」
>まだ敗戦の記憶が生々しかった頃である。国民全般に、欧米人に対する抜きがたいコンプレックスが存在した。アジアの国々が欧米各国に後れを取ったのは、米を食べているせいだなどという説を、栄養行政のトップが平気で書き残している。
>メディアもまた、同じ流れにあった。「親たちが自分の好みのまま次代の子供たちにまで米食のおつき合いをさせるのは良くない」。58年の朝日新聞の天声人語の一節だ。

おまけ
こいつらにスパム送るのやめたほうがいいと思うぞ。
スパムでさえ、飯の種にしてやがる。
でもまぁ、バルマーのそういう「食えないところ」が、漏れは大好きさ!

http://www.asahi.com/tech/asahinews/TKY200411190234.html
>ビル・ゲイツ会長、迷惑メールは毎日400万通近く
>バルマーCEO自身も大量の迷惑メールを受け取っているという。同CEOは「当社の迷惑メール対策技術のおかげで、そのうちで自分の手元に届くのはわずか10通程度だ。もしみなさんが迷惑メールに悩んでいたら、社内の情報技術(IT)部門に対して、迷惑メール対策の最新技術を導入しているか問いただしてみたほうがいい」と自社技術のアピールを忘れなかった。

485 名前: うなぎ 投稿日: 2004/11/21(日) 16:47
>>483 松代さん
創価学会が「科学技術や資本主義経済に対して肯定的」なのは、第2代戸田会長の遺産もさる事ながら、日蓮の教えが元々「現世御利益」をうたって商人層を中心に広まったと言う事も関係してるかもしれません。また、「性的少数者に対して寛容」になったのは、信者獲得の際に、日蓮の言葉の一つである「桜梅桃李の己己の当体を改めずして……」を多用したのが、主な要因かと思われます。

486 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/22(月) 11:41
うなぎさん、松代さん>
 うなぎさんがおっしゃっていますが、「桜梅桃李の己己の当体を改めずして」と超絶主義とエコロジー、民族主義には共通点があるのでは? これらはすべて、「それぞれに独自の価値観や個性がある」という発想です。しかし、桜や梅ならともかく、人間社会でこれはマズイわけです。何故なら、この考え方を押し進めていけば、民族主義、人種主義、独我論を容認してしまうからです。

 たとえば「人間というのは本質的な部分では孤独で、相互に理解し合えることはない」と、疎外、ディスコミュニケーションを自明として社会を鳥瞰したら、残っている方法は「他人は殴って解らせるしかない」になります。これが共産主義、社会主義の国々で発生した事態でした。マルクスは「存在は意識を決定する」と唯物論を掲げたわけですが、ソ連の強制収容所に収監された無実の人々の間で流行ったギャグは「殴打は意識を決定する」だったんです。

 宗教家はこれを無宗教であることによる宗教的倫理観の欠如と断定しますが、「だったらイスラムはどうなのか?」と思います。アルカイダやイスラム原理主義の理想は『大イスラム帝国』の復活、すなわちイスラム教国が連帯して巨大な宗教連合を形成することです。コスモポリタニックな宗教が良いとは限りません。

 しかし、資本主義の中の社会主義、共産主義と特定宗教が性的マイノリティに優しいのも事実です。これは、社会的に差別されている人間にとって、それ以外の居場所がないからでしょう。ロリコン、ゲイ、トランスセクシャルなどの特殊な性癖の持ち主にとって、自由な社会も自由じゃないわけです。

 左翼、右翼などの政治的信奉者の大部分はこの類で、日本ではマゾヒストとゲイ、バイセクシャルは右翼へ、その他の変態は左翼に荷担する傾向があります。イギリス共産党の前身はゲイサークルでした。そういえば、右派系の桜チャンネルに出没していた『半ズボン君』はゲイでペドでしたね。「何が素晴らしい日本だ」と思います。

追記:鉄道マニアの半ズボンさんの異名が「あぼ」なのは、本人が「あぼあぼ」言ってるらしいからですよ。うーん……。

487 名前: 松代 投稿日: 2004/11/24(水) 12:10
>>486
>鳥山さん
>たとえば「人間というのは本質的な部分では孤独で、相互に理解し合えることはない」と、疎外、ディスコミュニケーションを自明として社会を鳥瞰したら、残っている方法は「他人は殴って解らせるしかない」になります。

この種のポラライズは、見つけしだい「いつでも、即座に、断固として」反対しなければなりませんね。
人格的な多様性や思想心情の自由を認めることと、疎外やディスコミュニケーションを自明とすることは全く異なります。
そのため、客観的かつ科学的なデータの提示や、論理的な整合性など、相互理解の共通土台をきっちりと構築しなければならないのですが、大半の宗教者や共産主義者は「客観的かつ科学的なデータの提示や、論理的な整合性をいちじるしく軽視」します。
例えば、ロシア・アヴァンギャルドの作家達は、論理的な整合性よりも共産党のテーゼを優先し、また「透明な自我」なる概念を持ち出して、最終的には個人の自我を否定して「生活におけるあらゆるものを共有するガラス張りの集団」を模索しました。皮肉なことに、そういった彼らもまた、最終的には「思想心情的な逸脱」を理由として、大半が粛清されました。
しかし、個人の自我を否定して「生活におけるあらゆるものを共有するガラス張りの集団」を目指した人々は、共産主義ロシア以外にもたくさんいます。身近なところではやまぎし会を始めとするカルト集団がそうですし、またアメリカのセックスカルトも同様です。
まぁ、性的求道者が趣味で乱交するのは微笑ましいのですが、性的なパートナーも集団で共有しなければならないとして、決められた日時に「必ず乱交しなければならない」とか、あるいは特定パートナーとの結びつきが強まるのを防ぐため、セックスした相手とは「二度とセックスできない」とか、そういうことになると息苦しくて困るでしょう。

個人的には、科学技術に深い関心を寄せている創価学会よりも、科学技術を軽視するサヨクプロシミソや環境団体の方が、よほど危険な連中だと思います。

>「殴打は意識を決定する」
なるほど、だから他団体の某メンバーは、飲み会のたびに「殴打で相手の意識を決定しようとする」のですな。

>うなぎさん
創価学会の興味ぶかいところは、科学技術や資本主義経済のあり方を「自らの教義にあてはまるよう歪曲する」のではなくて、科学技術や資本主義社会の変化に応じて「自らの教義解釈を変化させる」点に有ります。
現世利益を得るために、教義の方を変化させる宗教ってのは、なかなか珍しい存在なのではないでしょうか?

488 名前: 松代 投稿日: 2004/11/24(水) 12:26
労働は喜びなり(ドイツ強制収容所の門に掲げられていたスローガン)

まぁ、アエラの記事としてとりあげるぐらいだから、それは「ひどい事例ばかり」ですが、それにしても凄惨な有り様です。以前、当掲示板でも「労働の喜び」や「労働することは社会の一員として当然の義務」なる主張を掲げ、労働の搾取性を真っ向から否定しようとした人々が存在していましたが、そのような考え方は「搾取を隠蔽」することはあれど、搾取から身を守るとなると屁の突っ張りにもなりません。
搾取者の戯言を再生産するような、そういう連中の妄言には、くれぐれも気をつけなければならないと思います。

労働は搾取である。
しかし、労働者が「誰に搾取されるかを自由に選択でき」かつ「契約に基づいた関係が保障される」限り、労働の搾取性は大きく軽減され、ある意味では「無視しうる範囲」に留まるといえる。

問題は、今の日本では労働者が誰に搾取されるかを自由に選択できないどころか、契約に基づいた関係さえ保障されていないということです。

http://www.asahi.com/job/special/TKY200411180140.html
>非正社員切り捨てで失業率「改善」のまやかし
>企業の業績回復を受けて雇用情勢は好転している、という。が、セーフティーネットからこぼれ落ちる人たちは増えている。働き方の多様化に保護の仕組みが追いつけないのだ。(アエラ編集部・井原圭子)

489 名前: うなぎ 投稿日: 2004/11/24(水) 16:57
>>486 鳥山さん
> うなぎさんがおっしゃっていますが、「桜梅桃李の己己の当体を改めずして」と超絶主義とエコロジー、民族主義には共通点があるのでは?

根の部分での共通点はあったのかもですが、「桜梅桃李〜」は、「異なる個性(他者)の排除」ではなく「異なる個性(他者)の尊重」という意味合いとして使用されております。なので「性的少数者逝ってよし」という宗教にありがちな道徳感に陥らず「性的少数者でもイイ!!」となったのかと思われます。と、一応フォロー(?)しときますです。

>>487 松代さん
>現世利益を得るために、教義の方を変化させる宗教ってのは、なかなか珍しい存在なのではないでしょうか?

「地球が丸い」事を否定する宗教が現在では殆ど見られ無いように、ドコの宗教もある程度は「時代に合わせる」トコロも在ると思いますが、科学技術に関心の強い創価学会は、その辺が顕著ではあると思います。
 さておき、創価学会は「自己防衛機能が故障した場合等」に、多少の不具合が発生する可能性が在りますが、それ以外のケースでは特別に問題視する必要は無いのでは無いかなーと、個人的には思っておりますです。

490 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/25(木) 05:41
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20041124201.html

 インターネットのポルノはいわば現代の麻薬で、中毒になった人はやがて、女性嫌悪、小児性愛、勃起障害に陥ったり、豊胸手術に駆り立てられたりすると、臨床医と研究者が18日(米国時間)、米上院の委員会で証言した。

 「他の依存症とは異なり、ポルノは最も効果的な依存性物質を直接体内に発生させる。つまり、ポルノは自慰行為を誘発し、それによりオピオイド[アヘンに似た作用を持つ物質]の自然分泌をもたらす。ポルノには、ヘロインにはない作用があるのだ」とサティンオーバー博士は説明した。

 クイーン氏は、ポルノをめぐって自己破壊的な行為に駆られる人々を具体的に知っていると認める一方で、それはギャンブルや買い物においても起きうることだと主張した。
 クイーン氏はまた、ポルノが麻薬と同様に脳を刺激するという研究結果に対しても、性行為自体が脳を刺激する仕組みについて考慮する必要があると指摘した。

「性的に興奮すると、脳が活性化するのは周知の事実だ」

>レイデン博士によると、コカインは体外に排出できるが、ポルノ画像は永遠に記憶に残るので、
>ポルノ依存症はコカイン依存症よりも回復が難しいという。
すごい記憶力をお持ちの方のようです。

491 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/25(木) 10:39
>>490
>精神科医で全米同性愛研究治療協会(NARTH)の顧問を務めるジェフリー・サティンオーバー博士は、レイデン博士と同様に、インターネットとポルノが身体に及ぼす影響に対する懸念を訴えた。

>全米同性愛研究治療協会(NARTH)

香ばしすぎる…

492 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/25(木) 12:37
松代さん、うなぎさん>
 『ガラス張りの集団』はユートピア思想を唱える宗教家、左翼を問わず主張がなされ、たいていの場合は失敗します。特に『セックスのガラス張り』が致命的なわけです。これは、『ガラス張りの集団』を欲する根拠が被害念慮、被害妄想なのが原因です。

 つまり、「他人が何をやっているか解らないからいつでも覗けるようにしておきたい」からガラス張りを主張するわけで、これではマトモな社会が成立するわけもありません。そして、こうした主張をする人間は、暗に「自分には他人の行動や感情をシミュレーションする能力がない」=共感能力の欠如を仄めかしているわけです。

 従って、マルクスの疎外論にせよ栗本薫のディスコミュニケーション論にせよ、フェミニストの数々の主張にせよ、彼らの被害念慮、共感能力の欠如、そして「自分は承認されない」という切実な訴えは伝わってくるものの、その理論構成は最初から破綻しています。他人の気持ちが解らない、あるいは他人を信用できない人間に、ごく普通の社会生活を営めるはずがないんですね。ヤマギシ会や統一教会の信者も一緒でしょう。

 『1984』や『動物農場』の著者であるジョージ・オーウェルは、この理論的帰結と自らの被害念慮の間で引き裂かれた典型的な人物で、「ユートピアは好きだけれども嫌い(あるいは実現不可能だ)」という趣旨の主張をせざるを得ませんでした。つまり、「全体主義には反対するが、社会主義には賛成する」と言ったわけですが、この2つがワンセットなのは誰の目にも明かです。分けられると思うのは単なる妄想でしょう。オーウェルが生きていたら、どうなっていたかを考えると哀しいものがありますね。

493 名前: 松代 投稿日: 2004/11/26(金) 11:58
>>490-491

http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20041124201.html
>インターネットのポルノはいわば現代の麻薬で、中毒になった人はやがて、女性嫌悪、小児性愛、勃起障害に陥ったり、豊胸手術に駆り立てられたりすると、臨床医と研究者が18日(米国時間)、米上院の委員会で証言した。

ついに来るべき物がきたというか、本音を吐きやがったというか、なんともカンともなニュースですな。
ポルノ規制はあくまでも口実に過ぎず、本音は自慰を始めとする性行為そのものの規制、中でも同性愛など性的少数者の規制にあるのは間違いないでしょう。ここまであからさまな電波になってくると、流石に同調者も多くはないでしょうが、それでもこの手の「エセ科学」には断固として反対しなければなりませんね。
また、こんな戯言を真に受ける連中がいたら、そいつらも同様の扱いをする他ないでしょう。

>全米同性愛研究治療協会(NARTH)

ほんと、まだこんなことをやってる連中がいたんだね。
勘弁して欲しいよ。

>>492
>鳥山さん
>つまり、「他人が何をやっているか解らないからいつでも覗けるようにしておきたい」からガラス張りを主張するわけで、これではマトモな社会が成立するわけもありません。そして、こうした主張をする人間は、暗に「自分には他人の行動や感情をシミュレーションする能力がない」=共感能力の欠如を仄めかしているわけです。

共感力といえば、感情移入度を計測する「フォークト・カンプフ検査」が有名ですね。砂漠の真ん中で亀がひっくり返ってるとか、どうでもいい質問が延々と続いてうんざりさせられるテストですけど、オーウェルは引っかかっちゃったんじゃないかと思いますよ。
それにしても、宗教者や政治関係者、プロシミソが共感能力をほとんど持っていないことは本当に深刻な問題ですね。反ポルノ活動なんかもその典型で、よくもまぁそこまで他人の自意識をきれいに否定し、自分の価値観を一方的に押し付けられるのかと、呆れることばかりですが、共感能力が最初から備わっていないのかと思えば、納得の行くことばかりです。

そういえば、この事件も「共感能力の欠如」がもたらした悲劇でしたね。

http://www.asahi.com/national/update/1126/005.html
>短大生刺殺事件 「レッサーパンダ帽」の被告に無期判決
>レッサーパンダの帽子をかぶって、01年、東京・浅草で戸板女子短大2年の小川真由子さん(当時19)を刺殺したとして、殺人などの罪に問われた札幌市出身で住所不定、無職山口誠被告(32)に対し、東京地裁は26日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。公判では被告の責任能力や殺意の有無が争われたが、服部悟裁判長は「被告には軽度の精神遅滞と自閉傾向があるが、完全な責任能力があり、確定的な殺意を持って犯行に及んだ」と述べた。
>公判で弁護側は「被告は軽度の知的障害などに基づくコミュニケーション障害を抱えていた」と主張した。「犯行時は心神耗弱状態で責任能力と殺意がなく、傷害致死罪の適用が相当だ」と訴えていた。

494 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/27(土) 20:57
「ONE」は使わないんだろうな…

>米軍の秘密兵器は「ヘヴィ・メタ」 ファルージャ掃討
> 【ロサンゼルス=岡田敏一】イラクのファルージャで戦闘中の米兵が、軍用車などから「メタリカ」や「AC/DC」といったヘヴィ・メタル・バンドの楽曲を大音響で鳴らし、イラク兵に精神的な苦痛を与えるという心理作戦を展開している。メタリカのメンバーはこの心理作戦について先ごろ、米のラジオ番組に出演した際、この件について「文化が違うので、武器になるのだろうか…」と困惑まじりのコメントを述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041127-00000025-san-int

495 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/28(日) 01:33
【人類】ゲイ遺伝子vs.多産遺伝子
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1097916210/

 遺伝子は男性の同性愛傾向を増やしたり、女性の生殖能力を加速したりしているのかもしれない。

 イタリア人男性を対象にした調査によれば、同性愛は部分的に遺伝の影響を受けていることがわかった。同性愛の傾向を与えると提案されている遺伝子群は、女性の生殖能力も促進している可能性があり、これは、どうしてこれらの遺伝子が自然選択により除かれなかったのかという矛盾をうまく説明するものになっている。
 約200人の異なる性的志向を持つ男性に行った質問から、同性愛男性の母方の親族の方が異性愛の母方よりも子供を多く残す傾向があることを、Padua大学の研究者が見つけた。このことは、同性愛者の母と叔母は遺伝的な強みを持っているが、男の子供を産んだ場合、それは繁殖を阻む方向に働くことを暗示している。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ゲイ遺伝子が判明したら治療対象にロックオンしたがる人が出るだろうなあ

496 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/28(日) 11:11
>>494
で・かるちゃー←他に何を言えと…

497 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/28(日) 17:50
http://homepage2.nifty.com/otani-office/nikkan/n041123.html
>対話も感情もない「萌え」のむなしさ― 犯人、楓ちゃんをフィギュア化 ―
>なぜ萌えというのかは、諸説あって不明だが、要は若者たちが生身の人間ではなく、パソコンの中に出てくる美少女たちとだけ架空の恋愛をして行くというのだ。そこにある特徴は人間の対話と感情をまったく拒絶しているということである。無垢であってほしいのなら「キスしたい」という呼びかけに「ワタシ、男の人とキスしたことがないから、どうしていいのかわからない」と答えさせ、その答えに満足するのだ。自分の意に沿わない答えや、気に入らない少女の心の動きは完全に拒否する。

>パソコンの中で、それぞれ名前をつけられた少女たちのフィギュアショップがアキバと彼らが呼ぶ秋葉原に次々にオープン、遠くから若者たちが自分の好みのコスチュームをつけた少女のフィギュアを求めて買出しにやって来る。

>もちろんまだ犯人像が絞れないいまの段階で、今度の事件の犯人を直接、この萌え現象と結びつけることはできない。ただ、解剖結果から誘拐直後に殺害しているということは、犯人は一刻も早く少女をモノを言わないフィギュアにしたかったことは間違いない。その上でフィギュアになった少女の写真を母親に送りつけ、ここでもまるでモノをやり取りするかのように「娘はもらった」という言葉を使っている。これまでの誘拐犯なら「娘はあずかった」だ。

>もう一点、犯人は少女を浴槽のような水を張ったところで水死させている。この殺害方法だと、少女をまったく傷のつかないフィギュアにできる。いや、少女の体には無数の傷があったではないか、という反論があるかも知れないが、それこそが犯人の異常性。少女を水死させることで無傷の状態でフィギュア化し、思いのまま傷つけるのは、自分でなければ気がすまなかったはずなのだ。

萌え・フィギュアと犯人の異常性を結び付けたいようですが、私には論旨がさっぱり不明な文章です。江戸川乱歩の読みすぎか、自身の妄想の表出のような気がします。
タイトルだけ見たら、犯人がフルスクラッチでもしたのかと思ってしまいました。

498 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/28(日) 19:14
>無垢であってほしいのなら「キスしたい」という呼びかけに「ワタシ、男の人とキスしたことがないから、どうしていいのかわからない」と答えさせ、その答えに満足するのだ。
その記事を書いた本人が、対象を自分の望む(理解可能な)姿に「加工」してしまいたいと言う考えを持っている可能性もある。
何か事件や事故が起きた時に、得体の知れないものの所為にしてとにかく納得したい人たちと言うのは昔から大勢いるわけです。
幽霊だの妖怪だの神様だの悪魔だのプラズマだのの所為にしておいて納得してしまう。
最近だったら奇妙な事件はオタクの所為にしておけばなんとなく安心しちゃうんじゃなかろうか。

499 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/28(日) 23:42
プラハ少年少女合唱団の指揮者、少女性的虐待で逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041128-00000212-yom-int

500 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/29(月) 04:19
490さん>
 この手の人達にとって、科学というのは神意の表象に過ぎません。アメリカにおいて性に対して否定的な人間は、概ね悪魔が実在すると信じている人間と重なります。こういう人達が、科学の皮を被ったオカルトを垂れ流しているわけです。日本でも、それほど事情は異ならないでしょう。

494さん、496さん>
 AC/DCもメタリカも大ファンである身としては、やはり複雑な気持ちにさせられますね。ただし、ロックが自由社会の象徴的な文化であることも事実でしょう。つまり、イスラム圏ではこの手の音楽に対する耐性がありません。これは旧共産圏でも同様で、ソ連が最も危険視したバンドはやはりAC/DCでした。

 そういえば、デューイ・フィンが主演のお馬鹿コメディ映画、『スクール・オブ・ロック』のエンディングはAC/DCの『It's a long way to the top (If you wanna Rock'n'Roll)』の替え歌で、「おぬし、わかっとるな」と思いました。うろ覚えですが、他にも『ロック魂』、『地獄のハイウェイ』、『バック・イン・ブラック』も流していたはずです。制作サイドも重度のAC/DCフリークなんでしょう。

 話は変わって、反戦活動家が『ONE』を流して啓蒙にいそしんだ事ってあるんでしょうか? 『ジョニーは戦争に行った』の著者は、「自著が発売禁止になるたびにアメリカが関わる戦争が起こる」と言っていたし、曲としてもインパクト十分だと思うんですけどね。

501 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/30(火) 07:15
497さん、498さん>
 大谷氏の馬鹿げた点は、承認欲求を自明としている点にあります。「他人に認められたいから××する」のが正常であって、それを拒絶したら(あるいは理解できないのは)異常という論旨です。これはディスコミュニケーション論の亜流でしかありません。

 確かに、自閉症などの障碍によって自他の区別が無いために承認欲求が理解できない、と言う人間は存在します。しかし、この事件の犯人がそのタイプに該当するかどうかは不明な上に、猟奇事件の犯人の大多数は全くの正反対、つまり過度の承認欲求が犯罪の動機であるケースが圧倒的に多いことを考慮すべきでしょう。

 女子児童連続殺人事件で捕まった宮崎勤の殺害動機は、かどわかした子どもが「泣いたから」、あるいは宮崎を「おじさん」と呼んだから、です。要するに、子どもが「自分を拒絶した」と宮崎が判断した瞬間に殺意のトリガーが引かれているんですね。また、新潟女子児童誘拐監禁事件の犯人が、被害者に暴力を振るった理由も同様でした。この2つの事例を見ただけでも、真の意味でコミュニケーションに興味のない人間が、果たして子どもを誘拐しようと思うかどうかは疑問なわけです。

 大谷氏は、宮崎が今田勇子という女性になりすまして被害者の両親とコンタクトをとろうとしたことや、新潟の事件の犯人が母親と異常に濃密な関係を結んでいた、という過去の事例を失念しているんでしょう。今回の犯人のメッセージは「娘はもらった」です。つまり、娘を母親(か両親の)所有物だと理解しているんですね。死体だから「もらった」と言っている訳ではなく、「生身の人間なら預かったと言うはずだ」という同氏の解釈には無理があります。

 ただし、解るのはここまでで、ここから先は警察の捜査を待たねばなりません。推理小説のような手法が、現実で通用することはまずありません。大谷氏はこの点でも重大なミステイクを犯しているわけです。現実と幻想の区分が曖昧なのでは?

502 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/30(火) 09:25
高校教師が生徒にわいせつメール、担当は「倫理社会」 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/investigation.html?d=30yomiuri20041130ic01&cat=35&typ=t

503 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/30(火) 09:38
>>501
>「生身の人間なら預かったと言うはずだ」という同氏の解釈には無理があります。

生身、死体以前に営利目的じゃないもんな…

504 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/30(火) 22:41
裁判官が「検察の求刑は軽すぎる」として、より重い判決を言い渡した、珍しい裁判です。
ただし、ここまで被告がバカタレだと、全く同情する気になれません。

http://www.asahi.com/national/update/1130/038.html
>未成年の実の娘2人に長年性的虐待を繰り返したうえ、2人が保護された児童相談所の玄関ガラスを割って侵入したとして強姦(ごうかん)と建造物侵入などの罪に問われた大阪府東大阪市の男(48)に対する判決が30日、大阪地裁であった。朝山芳史裁判長は「最も信頼すべき父親から究極の性的虐待を受け、2人の屈辱感、悲しみ、無力感は筆舌に尽くしがたい。求刑は軽すぎる」として、求刑を3年上回る懲役18年を言い渡した。

>判決によると、男は98年ごろから長女に性的関係を強要。01年からは包丁で脅すなどして次女にも性的虐待を繰り返した。さらに、04年春に2人が保護されていた児童相談所に包丁を持って現れ、玄関のガラスを割って侵入した。

505 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/12/01(水) 00:16
>>474
>鳥山さん
>『軍事のイロハ バカな戦争をさせない88の原則』
>ただし、発行元の並木書房は都内でも入手が困難なマニアックな出版社ですので

地方都市の大きな本屋の軍事コーナーでも、わりと目立つところで売られていました。
……ひょっとして私、釣られましたか?

それはともかく、軍事ど素人の私には大変勉強になる本でした。
こちらの掲示板で論じられている戦争経済原因説批判や、民族主義批判の
バックボーンの一部が、朧気ながら理解できたような気がします。
良い本をご紹介いただき有り難うございます>鳥山さん

506 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/12/01(水) 14:18
>犯罪被害者基本法が成立 厳罰化の改正刑法も

> 犯罪被害者の権利や利益を保護するための犯罪被害者等基本法、有期刑の最長30年への引き上げなど凶悪・重大犯罪の厳罰化を盛り込んだ改正刑法と、改正刑事訴訟法が1日午前の参院本会議で可決、成立した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041201-00000039-kyodo-pol

507 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/12/01(水) 19:44
私も「軍事のイロハ」や別宮氏のサイトを読ませていただきました。
鳥山さんの軍事・歴史関係の発言の源流がこの人だったのですね。
論の展開の仕方まで似ているように感じられましたが、相当影響を
受けられたのでしょうか。

508 名前: 松代 投稿日: 2004/12/01(水) 23:36
今日は「世界エイズデー」だったのですが、ぐぐるにレッドリボンがあしらってたぐらいで、あまり盛り上がってなかったように思えます。盛り上がるという表現には問題があるかもしれないけど、年々エイズに対する感心が薄れていく現在、やはりなにか「盛り上げるための方策」が求められているように思えます。

でまぁ、検診受けました?>みなさん

>>494さん
ベトナム戦争時、アメリカは「Psychological warfare」を実行しているとか、O−2という専用の機体まで開発されたと日本でも報じられ、今風に言えば超心理学厨が激しく毒電波をまきちらしたものです。その実体は単なる宣伝ビラで、専用機といってもビラを空中で散布するだけの代物でしたが…
なんか、チョットそういう話を思い出しました。

509 名前: 松代 投稿日: 2004/12/01(水) 23:43
>>504
あぁ〜〜
こういう人が出る度に、厳罰化&死刑存続運動が力を増すんだよナ〜
勘弁して欲しいといいつつ、こいつには「仮釈放なしの終身刑」こそがふさわしいと思うよ。

というワケで、バカニュース3連発といきますか。

http://www.asahi.com/national/update/1201/016.html
>「犬も運ばんか」と救急隊員殴る 男2人を逮捕 北九州
>福岡県警小倉南署は1日、バイクにはねられた飼い犬を救急車で運ばせようとして救急隊員らに暴行したなどとして、北九州市小倉南区の建築板金業の男(44)と建築板金工(54)の2人を公務執行妨害の疑いで逮捕した。
>犬は即死状態だったが、隊員は店員と一緒に救急車で病院に搬送した。2容疑者は病院まで車で追いかけ、病院でも職員らに「犬も診らんか」と怒鳴り続けたという。
>事故当時、犬は放し飼いにされていたという。

http://www.asahi.com/national/update/1201/033.html
>国士舘大サッカー部員ら15人逮捕 少女にわいせつ容疑
>少年育成課の調べでは、浜野容疑者は6月3日未明、町田市内にある同部員のアパートに少女を連れて行き、部員14人に淫行相手として紹介した疑い。「女子高生とエッチしたいやつは集合」と携帯電話のメールで部員を集めており、自分もわいせつな行為をしていたという。少女は「嫌で仕方なかったが、大学生が大勢いたため抵抗できなかった」と話しているという。

http://www.asahi.com/national/update/1201/013.html
>「除霊」詐欺、二審も主犯格に実刑判決 東京高裁
>判決によると、宮崎被告は男女8人=いずれも一審で有罪判決=に指示し、駅前などで通行人に「首についている霊をとらないと、あなたの足がなくなってしまう」などと声をかけさせ、00年12月〜02年3月、47人から計約3700万円をだまし取った。

510 名前: 松代 投稿日: 2004/12/01(水) 23:46
まぁ、解説不要でしょ
http://book.asahi.com/category/s_book.html?code=4106100886&flg=0
>テレビの嘘を見破る
今野勉[著]
出版社:新潮社
発行:2004-10-20
体裁:222p 18cm
ISBN:4106100886
価格:735円(税込)
>初日に釣れたのに、最終日に釣れたとして盛り上げる釣り番組。新郎新婦はニセ物、村人が総出で演技する山あいの村の婚礼シーン。養蚕農家の生活苦を、擬似家族が訴えたドキュメンタリー作品―。視聴者を引きつけようと作り手が繰り出す、見せるための演出、やむを得ない工夫。いったいどこまでが事実で、どこからが虚構なのか?さまざまな嘘の実例を繙くことで明らかになる、テレビ的「事実」のつくられ方。

511 名前: 392 投稿日: 2004/12/02(木) 01:15
>>508
だからNHKでエイズワクチンの番組やってたのかぁ。
あまり騒がれないから有効な薬があるのかと思っていたのに、結局決定的なワクチンが
ないそうで(遺伝子の変化が異常に早すぎて作れない又はすぐに無効化される、
有効と思われるものはあるが安全性の確認が取れないなど)。

狂牛病のその後は知りませんが、エイズも数百年に渡り流行すると予想する学者も
いて恐ろしいことになってました。

512 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/12/02(木) 01:44
■エイズウイルス感染 過去最悪(04/11/24)
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1101312306/

 国連の合同エイズ計画の発表によりますと、ことし1年間に世界で新たにエイズウイルスに感染した人は
490万人にのぼりました。その結果、今年末の時点での感染者は去年より130万人増え、過去最悪の3940万人に
達すると推計しています。また、この1年間にエイズで死亡した人もこれまでで最も多い310万人にのぼるということです。

 地域ごとに見ますと、アフリカ大陸のサハラ砂漠より南で感染者が最も多く、世界の60%あまりを占めています。
また、中国を中心とした東アジアと東ヨーロッパから中央アジアにかけての地域では2年前に比べて感染者が
それぞれ40%以上増え、急速に感染が広がっています。さらにここ数年、女性の感染者が世界的に増える傾向にあり、
女性の社会的地位が低く雇用や教育などの機会が保障されていない実態が背景にあるとみられています。

513 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/12/02(木) 10:01
505さん>
 いや、釣りじゃないですよ。その書店の仕入れ主がマニアックなのか、並木書房の営業が頑張ったお陰だと思います。とにもかくにも、そこそこ読めたようでほっとしております。軍事モノは戦争がないと需要の増加が見込めず、かつ少部数発行が基本だから単価が高いというジャンルなので、自信を持って他人様に勧められる本はごく少数なんですね。
「1800円あったらマンガが3〜4冊は買えるよ」と言われたら、「それを蹴ってまで買いなさいよ」とはなかなか言えません。

 例外は小林源文のファンですが、並木書房と小林氏が柘植久慶の経歴詐称(柘植がグリーンベレーに在籍したことがあると嘘をついた)を巡って戦っているので、これはこれで勧めにくいという問題もあります。並木も単に売れるという理由だけで、フィクションと現実の区分が曖昧な「作家」を起用するのは如何なものかと思いますね。魔女の婆さんに呪われた!

514 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/12/02(木) 10:02
507さん>
 それほど頻繁に言っていないので、アニメやゲームのファンにしばしば失念されるのですが、私の趣味はヒストリカル・シミュレーション・ゲーム(HSG)で、松代さんは軍事関係のライターです。HSGというのは「歴史を再現することで遊ぶゲーム」というジャンルで、できの如何に関わらずケース・スタディとかヒストリカル・ノートいう文章が一種の付録(?)としてついてきます。

 ここには、おおむね「ゲームの題材となっている史実はどうだったのか?」と「ゲームデザイナーがどのような文献を元にゲームを作ったのか?」が記載されており、HSGのマニアはコレを元に歴史の知識を身につけ、かつ参考文章を入手して更に当時の歴史的背景を知ることが出きるようになっています。

 で、ここから先は自慢になるんですが、私のゲーム歴は10歳から今までですからきっかり25年です。これである程度歴史と戦史に詳しくなかったら、ただのバカタレでしょう。カマヤンが凄いのは、今までの人生の何分の一かをマンガとかアニメとかに突っ込んでいたクセに、私に対して「俺はお前よりもモノを知っているんだぞ」という態度をとっていたことです。

 確かに、マンガやアニメに関してはその通りでしょうが、歴史に関しては別だとは思わなかったんでしょうか? この板でカマヤンが散々な目にあったのは、そうしたことを失念して妄言を垂れ流していたのが原因ですね。仮に私が逆の態度(俺はマンガやアニメに詳しいぞ!)をカマヤンにとっていたら、確実になぶり者になっていたと思います。たった十年、十五年程度の読書量じゃ、歴史もマンガも大したことは言えません。

 話は変わって別宮氏についてですが、ゲームジャーナルhttp://www.gamejournal.net/に記事が掲載されるやいなや、HSGのマニアの大部分は氏を好意的に受け入れました。これは別宮氏の専攻(?)が第一次大戦だったことが最大の理由です。

 日本におけるHSGの人気ジャンルは、第二次世界大戦、太平洋戦争、日本史の3つに偏っており、これからやや下がってナポレオン戦争、南北戦争の2つが加わると、シェアの90%以上がこの5大テーマの中に収まってしまいます。つまり、マニアが詳しいのは主にこの5つのジャンルに関してでしかなく、第一次世界大戦に関しては知識はあっても包括的なイメージを持てる程じゃない、というのが一般的な(?)マニアのレベルでした。これは私も変わりありません。『八月の砲声』という第一次世界大戦のノンフィクションを下敷きにしたゲームもあったことはったんですが、ぜんぜん流行らなかったから「興味はあるけど、実際にどうだったのかわかんないね」ぐらいのものだったんです。

 そこに、別宮氏が第一次世界大戦の詳細な資料を持って登場したので、みんな一気に氏の話を聞くようになったんです。従って、第一次世界大戦と経済史の知識に関しては、別宮氏の記述に因るところが多いのは事実です。他に関しては、この板でも参考にしたゲームとケーススタディを並べてあるので興味があったらネットで検索でもしてください。

515 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/12/02(木) 22:40
>性感染症クラミジア、高校生の1割…大半は無症状

> 高校生の約10人に1人が、性感染症の一種、クラミジアに感染していることが、旭川医科大が実施した初の大規模調査で分かった。

> 旭川医科大の今井博久助教授らは、10代の性体験率や妊娠中絶率が全国平均と同等のある県で、高校13校に通う1―3年生の生徒、約3190人の協力を求め、尿や、性体験の有無、時期などを調査した。

> すでに性感染症で通院している生徒は除いて、クラミジア感染の有無を検査した結果、感染していた人は男子生徒の7・3%、女子の13・9%で、全体で11・4%。この全員に自覚症状がなかった。年齢別では、16歳の感染率が最も高く、男子8・6%、女子23・5%に達している。

ttp://www.yomiuri.co.jp/national/news/20041202i106.htm

全国平均と同等の県ってどこだろ…
首都圏だとしたら群馬かな。
http://image.i-bbs.sijex.net/bbs/AboHanzbon/1099484392577o.gif

516 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/12/04(土) 19:30
週刊誌の次は夕刊紙にゃ
百人町といえば某宗教団体の本部があるところだけど関係あるんか?

><風俗広告>運動紙などに是正指導、悪質なら摘発も 警視庁
> スポーツ紙や男性週刊誌などに無届け営業や禁止地域営業など違法な性風俗店の広告が目立つことから、警視庁保安課は「違法と知りながら掲載することは風営法違反のほう助にあたる」として、発行元のスポーツ新聞社や出版社などに対し、違法店の広告を掲載しないよう異例の是正指導に乗り出す方針を固めた。一方で、広告をチェックして違法店の取り締まりを強化。11月中旬以降、2店を摘発した。歓楽街の浄化を進めるだけでなく、紙面上からも違法店の一掃を目指す。
(中略)
>同課は、こうした週刊誌の広告を端緒に捜査を進め、11月中旬以降、大井署と成城署が、品川区大井1と新宿区百人町1の個室マッサージ店を、それぞれ風営法違反(禁止地域内営業)容疑で摘発、経営者を逮捕した。
(中略)

>しかし、風俗関連の広告が貴重な収入源となっている出版社などには影響が出そうだ。あるスポーツ紙の広告担当者は「掲載する業者が違法か適法かは識別できない」と戸惑っている。【合田月美】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041204-00000046-mai-soci

517 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/12/05(日) 13:04
>>515
数字が高いなあ〜
と思っていたら、「性体験ある高校生11%がクラミジア感染 」でちた。
誤報じゃんorz
 
>性体験ある高校生11%がクラミジア感染
> 性体験がある高校生の11.4%が性感染症の一種、クラミジアに無症状で感染している実態が、今井博久・旭川医科大助教授らが実施した3000人規模の調査で分かった。東京都内で4日始まった日本性感染症学会で報告された。性感染症の若年化が指摘されているが、これほどの規模で高校生の感染の実態を調べた調査は極めて珍しい。
> 調査は、性体験率が東京都と同等で、10代の人工妊娠中絶率が全国平均とほぼ同じという県で実施。高校生約3100人から協力を得た。

にしても東京都の人工妊娠中絶率は全国平均以下なのに、このサンプルの選び方はいいのかな…?

http://www.asahi.com/national/update/1204/019.html

518 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/12/05(日) 13:24
>>517の関連報道
>11%がクラミジア感染 性経験ある高校生の調査 - 共同通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041202-00000106-yom-soci
>若い男性16%が性感染症 対策必要と札幌医大教授 - 共同通信
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%A5%AF%A5%E9%A5%DF%A5%B8%A5%A2&st=n

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