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心の革命裏話
1 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/01/29(木) 01:59
革命にも裏があるって事で、
そろそろ署名活動も終わりに近づいたことだし、
知ってる情報を流しマース。
大した情報は無いので、期待薄で読んでね。

2 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/01/29(木) 01:59
1)消えた射幸心
 青少年健全育成条例改正案が東京都内で審議された当初、不健全図書にはパチンコ、パチスロ雑誌、及びに競馬新聞が含まれていた。これらの公営、あるいは実質上の公然ギャンブルは、未成年者が参加してはいけない決まりになっているし、射幸心(思いがけない利益や幸運を望む心)を煽るという意味でも健全育成には望ましくないからだ。

 ところが、この当初案が明らかになった途端に、パチンコ、パチスロ雑誌、競馬新聞は議論の対象外とすることが「不思議な力の発生」によって決定し、以降はたった一度も論議をされることがないまま答申案が作製された。

 射幸心を煽る雑誌群が、対象から外された理由は明らかになっていないどころか、それが話題になったことすら公になっていない。

3 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/01/29(木) 02:00
2)包括指定は平等だ
 エロ本出版社で構成されている出版倫理懇談会(出倫懇)は、包括指定制度に現段階でも反対していない。

 その理由は簡単で、東京都が採用している個別指定制度の運用が不平等だからである。昨年の指定雑誌一覧を見れば明らかだが、指定されている雑誌類のほとんどは出倫懇所属の出版社から発行されており、事実上の上位組織である日本雑誌協会(雑協)に所属する出版社の雑誌が指定される割合はごく少数でしかない。

 要するに、出倫懇は雑協の盾にされている。そこで、出倫懇としては全ての出版社が指定を受ける包括指定ならば、出版社のネームバリューや資本力に左右されず、指定が行われるので平等だと考えたし、この考え方は規制の是非を問わなければ全く正しいものである。

 現段階での個別指定制度は、その運用方法を見るにつけ、法の下の平等を体現しているとは言い難いのは明白である。しかし、この制度そのものに雑協が反対した形跡はない。

4 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/01/29(木) 02:01
3)君子豹変・小人革面
 実は雑協も当初は包括指定制度に賛成していた。というのも、この制度でダメージを受けるのは出倫懇に所属する出版社のみであり、自分たちは今まで通り例外扱いになると勘違いをしていたからである。

 ところが、包括指定制度が雑協所属の出版社まで対象にしていると判明した段階で、いきなり「包括指定は表現の自由を阻害する」と難色を示し始めた。それからしばらくすると、何故かネット上で包括指定の危機が叫ばれるようになり、またしばらくすると、包括指定制度反対の署名活動がAMIのメンバー主体で行われることが決まった。

 ただし、AMIの主要メンバーが雑協に洗脳された形跡は現段階では見あたらない。山本夜羽音氏の日記を見ても、全く見当違いの意見(雑協批判)しか述べられていないので間違いないだろう。しかし、時系列的に考えて雑協関係者による示唆があったのは確実である。

5 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/01/29(木) 02:01
4)本は売れなくても構わない
 コンビニエンスストア(CVS)にとって、書籍類は特別な商品である。というのも、他の商品は全て買い切りであるのに対して、書籍類だけは棚貸し、つまり売れ残った書籍は返本するだけで事足りるからだ。極言すれば、本が一冊も売れなくてもCVSは痛くも痒くもない。在庫を抱える危険性がないのだから当然である。

 CVSが雑誌類を重視するのは、客の誘因効果が見込まれているためである。雑誌を立ち読みするために店にやって来た客に、他の商品を売りつけることを考えているからだ。だから、全ての雑誌をビニール包装する事には反対だが、エロ本やグレーゾーンの書籍がビニール包装されても、主要客層とマッチする雑誌群が包装されるわけではないので、特別にダメージを被るわけではない。

 また、たとえグレーゾーン書籍が包装されたとしても、表紙さえ見えていればある程度の誘因効果が発生するので大きな問題はない。しかし、中身の読めない雑誌が買われる可能性は低いから、結果として出版社には少なからぬ損失が発生する。だが、これも先述の通り、CVSは単に出版社に棚を貸しているだけだから、この損失が経済的なダメージに直結するわけではない。

 CVSが危惧しているのは書籍群の撤去であり、包装の有無ではない。

6 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/01/29(木) 02:02
5)シュリンク利権?
 書籍包装という自主規制義務化案に、当初最も難色を示していたのは流通業者だった。ビニール包装をされた書籍の流通を考えると、そのコストロスは馬鹿にならないものだから、これも当然だった。

 しかし、ある時期を境に流通業者も書籍包装に反対しなくなった。一説によると、それは流通業者が大型書籍包装機械の導入、あるいは既存会社との提携を検討し始めた時期と一致しているという。仮に、この噂が事実であるとすれば、自主規制の書籍包装は書店でも出版社でもなく、流通業者が代行することになる。

 流通業者が扱う書籍領は莫大なものだから、これを全て包装するための費用も莫大なものになるが、スケールメリットが生じるため、一冊あたりの包装価格は確実に低下する。要するに、10冊の本を手作業で包装するよりも、10万冊の本を機械で包装する方が、労賃が低下するので価格も低く抑えられる。

 これはシュリンク利権なのだろうか?

7 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/01/29(木) 10:30
新聞で読んだことがあるんだけど、書籍をシュリンク包装する機械ってすごく寡占らしい。
ある特定のメーカーが半数を大きく超えるシェアを持ってるんだそうだ(3/4以上だと思った)。
その記事によると、そのメーカーがそれほどに高いシェアを得られたのは、それがすきま需要であった点と、書籍流通と密着したサービス体制を敷いたことによるものらしい。
もし、シュリンク利権といったものが浮かび上がってくるのなら、それはおそらくこの特定のメーカーの問題なのではないかな?

8 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/01/31(土) 01:21
7さん>
私のほうで調べてみたのですが、
どうやら全国に2社しかないようですね。

http://www.tom-yamada.co.jp/

http://www.tam-tokyo.co.jp/top/index.html

どちらのシェアが大きいんでしょうね?
利権に関しては後で時間ができたらお話しします。
ちょっとスケジュールがナニなので申し訳なし。

9 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/05(木) 00:39
>>2
前から気になってましたけど、アルバイト雑誌なんかも最初は入ってたのでしょうか?
例えば、水商売系は未成年にはまずいですよね。

10 名前: 松代 投稿日: 2004/02/05(木) 12:39
>>9
あ、やばいところに気がつきマシたね。
着眼点は素晴らしいのですが、深く追求すると大変なことになりますよ。
まぁ、この件については、鳥山さんの返答を待ちたいと思います。

さておき、今週初めの段階で署名は2万筆を越えることが確実視されるなど、反対活動も順調に進んでいるようです。
署名の取りまとめという大役をこなした山口弁護士には、心からの感謝を捧げるとともに、今後とも「他団体のことを気にすることなく建設的かつ肯定的な活動を推進」していただくよう、陰ながら応援させていただく次第であります。

また、知らぬが仏ということわざもありますが、あまり内幕暴露ネタを流し続けるのもどうかと思うので、機会をとらえて本スレッドを倉庫送りにしたいと思うのですが、いかがなものでしょう?>各位

規制推進派がかつぎ出したさかもと未明氏の発言内容があまりにもプリミティブ(アート的な文脈ではなく、政治的な意味でとらえること)だったので、まぁ放置しても問題なかろうと考えていたところ、規制反対派の中心人物が東京都へ送った意見の内容もまた「同程度にプリミティブ」だったため、ここで内幕ネタを曝しつづけることは規制反対派全体の不利益につながると判断しました。

シュリンク問題はスリップや帯の話とも関わってくるし、納本時期の問題もからんで、グレーゾーンどころか真っ白な青少年向けマンガ雑誌、女性誌、場合によっては4こま誌にも影響が及びかねないのですが、一般のマンガファンにとってはどうでもいい話だと思うから今後はオフラインでやり取りということにしませんか?>各位

11 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/02/06(金) 01:51
9さん>
そうした情報は現段階では流れていません。
おそらく、初期の(つまり委員を選定する以前に、
地方公務員のみで行われた)会議でも、
失念されていたものと思われます。
また、そうした情報が出てきた際には、
改めて時期を考えながら情報を公開いたします。

松代さん>
別段、不都合は生じないので倉庫送りにしてください。
単に「情報は共有する」という約束事を守っているだけですし、
欲しい人は既にこれらの情報を取得しているはずです。

署名活動を妨害する意図はありませんし、
その為に情報の公開も締め切り直前にずらしていますから、
署名活動サイドでも大きなトラブルが発生しているとは思いません。

煮るなり焼くなり、好きにしてください。

12 名前: 松代 投稿日: 2004/02/06(金) 12:25
鳥山さん>
まぁ、こちらにもこちらの事情というものがあるので、その辺は押さえていただけるとすごく助かります。
そもそも、この板等で指摘していたのは、規制推進派は「青少年問題を口実に自らの政治的理想を社会へ押し付けている」という事実です。鳥山さんの暴露話からも、そのことが明らかになったと思います(だから残していたワケです)。

とはいえ、規制反対派自身が「なんらかの社会的規制と青少年問題を結びつける」かのような主張を展開しちゃっている現状から、こうした暴露話は「規制反対派全体の不利益につながりかねない」と判断しました。

鳥山さんには心からおわび申し上げます。

しかし、グレーゾーンだろうがなんだろうが、表現問題と青少年問題は無関係で、関連づけるほうが間違いという、規制反対派にとって最も都合のいい主張が、こともあろうに規制反対派の中心人物によって否定されてしまったのは、正直いってショックでした。

なんだか、疲れちゃったね〜

取り敢えず、週明けにでも当スレッドを倉庫送りにするので、必要な情報があれば適当にガメてください。

いやぁ、本当にもうし分けないです>各位

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