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青少年健全育成基本法案/青少年有害環境自主規制法案
1 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/17(木) 15:52
http://www.asahi.com/politics/update/0717/005.html

・メディア規制の新法案 自民、秋の国会提出も

自民党内閣部会の「青少年の健全育成に関する小委員会」(田中直紀委員長)は16日、
「メディア規制」が懸念される新法案の骨子案を了承した。
昨春、国会への提出が見送られた青少年有害環境対策基本法案を事実上、
焼き直ししたものだ。

「青少年健全育成基本法案」と「青少年有害環境自主規制法案(略称)」の2本立て。
18歳未満の青少年に提供される商品やサービスで
「性犯罪や暴力を誘発、助長するおそれがあるもの」について、
事業者や業界団体に自主規制を促す内容だ。
テレビ番組や雑誌なども対象になる。

旧法案は、おもに放送業界から「有害の規定があいまいで、表現を規制する」と強い批判があり、
公明党も反対に回った。

今回は旧法案がうたっていた行政による「勧告」や、
勧告に従わない場合の「公表」の規定を削り、規制色を薄めたかたちをとっている。

同小委員会は今秋の臨時国会への提出を目指している。


デイリー自民の記事
http://www.jimin.jp/jimin/daily/03_07/16/150716a.shtml
関連情報
http://www.jimin.jp/jimin/daily/03_07/03/150703c.shtml
http://www.yamabikonet.gr.jp/KOKKAI/2003/_0703/0703_1.html

関連スレッド
青少年健全育成基本法案・青少年有害環境自主規制法案について(AMI-19)
http://jbbs.shitaraba.com/news/bbs/read.cgi?BBS=648&KEY=1058405474
「青少年健全育成基本法案」「青少年有害環境自主規制法案」(ジポネット掲示板)
http://jbbs.shitaraba.com/news/bbs/read.cgi?BBS=737&KEY=1058410295

「青少年健全育成基本法」スレッド
http://jbbs.shitaraba.com/news/bbs/read.cgi?BBS=648&KEY=1035245411
「青少年育成施策大綱」意見募集中。〆切りは7月9日(水)です。
http://jbbs.shitaraba.com/news/bbs/read.cgi?BBS=648&KEY=1057029743

2 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/17(木) 19:54
念のため、基本的なスタンスの確認。

児ポ法は、「児童に対する商業的性的搾取の深刻さ」を受け、
児童の人権を守る為に考案された法律。
つまり、本来は個人法益保護法で、メディア規制法ではない。

青環法は、「青少年の健全育成」を目的にメディアを規制しようとする法律で、
正真正銘の社会法益保護法であり、メディア規制法。

3 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/18(金) 00:43
良く考えたら、
「青少年に悪影響を与えるから、メディアを規制しろ」
というのは、
「青少年が犯罪者になる事を助長するから、そのメディアを規制しろ」
という事であり、
「犯罪者を罰すると同時に、その犯罪者に影響を与えたメディアも罰せ」
という事なんで、
これは要するに、「共謀罪」の発想と全く同じだという気がするなー。

「共謀罪」がいかに激ヤバかは、
http://www.kawada.com/etsuko/katudo/030517.html
の、サイトなんかを始めとし、
googleなんかで検索してみればぞろぞろ出てくると思うんで、省略。

4 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/18(金) 09:07
誰か議員さんたちに民主主義が何か教えてあげて欲しい。

5 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/18(金) 17:18
共謀罪、冗談?
戦前の話じゃなくて?
テレビで聞いたことないんですけど。
検索したんですけど、どう読んでも本当に冗談ですよね?
本当なら、マスコミもっと騒ぎませんか。
いや、信じられないんですけど

6 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/18(金) 18:11
共謀罪なんて、信じられないですね。
ここの掲示板で始めて知りました。
最悪、フィクションのようなことが
起こる可能性も出てくるかもしれません。
恐ろしいですね。

7 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/18(金) 18:34
犯罪を助長させるから、何でもかんでも情報を規制するのはおかしいと思う。
青少年は与えられた情報しか知ることが出来ず、
自分で情報を得れる機会が少なくなるように思う。
自立を阻むようにも思える。
それよりも、犯罪をさせないように家庭や学校でのしつけや
教育のほうが大事だと思います。

8 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/18(金) 23:51
青少年に何でもかんでも情報を与える方が乱暴に思う。
例えば、小学校低学年に頭を吹き飛ばされたイラク兵の写真を見せるとか。
「どう思うか自分で考えなさい」以前に、
ショックを受ける子が多いかと。
見せられた物に動揺しないで、背景を考えるには
成熟した大人の冷静さが必要だよ。

9 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/19(土) 00:45
行き過ぎた情報規制や行き過ぎた情報提供に
ならないように気をつけるべきですね。

10 名前: QWERTY 投稿日: 2003/07/19(土) 00:46
>>8
>小学校低学年に頭を吹き飛ばされたイラク兵の写真を見せるとか。

確かに、「嫌がる子供に無理矢理見せる」のは精神的にショックを受ける可能性が高いと思います。
しかし、「子供が見るかも知れないので、情報それ自体を規制する」
というのは、基本的に別次元の問題なので、同列に議論すべきではありますまい。
それと、「戦争残酷画像」は既にテレビ等では「必要以上に自主規制下」にあるので、
ご心配しているような事態はあんまり起こらないかと。
また、戦争報道から必要以上に「血の臭い」を消したりすると、
戦争の悲惨な実情が世の中に伝わらなくなるという、別の害毒が生じます。

ところで、素朴な感想。
「戦争の残酷な実像」を児童に伝える事が乱暴だと仰るならば、
イラク戦争同様に残酷な写真資料があれこれと展示されている、
広島、長崎の「原爆資料館」も乱暴だという事になりますまいか。
無論ですが、同施設は、「児童立ち入り禁止」ではありません。
毎年数多くの子供達があの施設を訪れているのでしょうが、
その結果、子供達が多大な悪影響を心身に受けた、などという話はさっぱり聞きません。
ショックを受ける児童も多いでしょうが、
平和について考える良い機会になっているのではないかと考えます。

11 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/19(土) 00:48
その辺りどう思うかは人によって違う訳ですが
だからといって法律で規制というのは
「どう思うか人によって違う」というのを認めない事になる訳で

12 名前: 7と9番目の発言者 投稿日: 2003/07/19(土) 01:02
7番目の「何でもかんでも〜」と言う書き方が、悪かったと思います。
行き過ぎた情報規制は、良くないと書きたかったのです。
意見を伝えることは難しいですね。もっと勉強してきます。

13 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/19(土) 05:48
http://www.mainichi.co.jp/digital/network/archive/200307/07/8.html

14 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/19(土) 19:50
平和教育に必ずしも、残酷な写真資料や戦闘シーンは必要ありませんねぇ。
ここで言う写真とは死傷者ですが。その例が、NHKの戦争特集。
建物の被害や父親を失った家族の苦労話だけでうまく構成してます。
>11 受け手の個人差は尊重されるのが理想です。
しかし、人が殺される描写などを愉快に感じたり、
実行を計画する人がごく少数派のうちは、
「世の中、まぁ、頭のおかしい人もいるな。」で済むんですが
治安をおびやかす様になると、やっぱり放置できないですよね。
犯人が悪い、表現は無実だ。じゃ誰も納得しませんよ。
表現は影響しないって?CMは莫大な宣伝費つかってるのに???

15 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/19(土) 20:38

>>14
・NHKスペシャル「映像の世紀」
・カラーで見る第2次大戦
・映像記録史 太平洋戦争
http://www.nhk-sw.co.jp/view/list_f.phtml?g=20

これらのドキュメンタリーは圧倒的な数の映像をそのままむき出しにして放送されました。「映像の世紀」は当時リアルタイムで見ていましたが、死傷者なんて当然のように出てきましたし、むしろその量は膨大なものでありました。沖縄戦でアメリカ兵が洞窟に手榴弾を投げ込むシーン、神風特攻隊、広島長崎原爆、ベトナム戦争、ケネディ兄弟の暗殺シーン、カンボジアでのポル・ポトによる虐殺…例を挙げればキリがありません。

一度ご覧になることをおすすめいたします。

16 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/19(土) 23:05
>>14
 戦前の治安維持法でも作りたいんですか?
 すぐに戦争にいっちゃいましたけど。歴史は繰り返されるって言いますね。

17 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/19(土) 23:05
>14
そういう意味じゃ報道が一番悪影響なんですよね。

18 名前: QWERTY 投稿日: 2003/07/20(日) 02:03
>>17
それを言い出したら、犯罪を報道する事自体が、「タブー」になってしまいますよ。

既に松代氏によって指摘されていますが、今回の長崎の児童殺傷事件でも、
こんな事態↓
「教頭が『裸で突き落とすぞ』 忘れ物の児童に 長崎県」
http://www.asahi.com/special/nagasaki/OSK200307120013.html
が、起こってますし。
この場合は、有害な影響を受けたのは、児童ではなく、いい年こいた大人ですが。

実を言うと、かの酒鬼薔薇事件の時だって、名古屋の中学校教師が、
「おまえの首も、ちょんぎって転がしてやる」
と児童に発言して騒ぎになりますた。

良く言われる「模倣犯」なんですが、
西鉄バスジャック事件の時だって、「ネオ烏龍茶」だの「ラットキラー」だの、
単に酔っぱらってバス運転手に絡む奴だのの、よりどりみどりの模倣犯が出現しました。
和歌山ヒ素カレー事件の時も、「毒物犯」が多発しましたな。

これらの事件を完璧に防ぐには、「凶悪な事件が起こっても報道しない」のが唯一の対処法と言えるでしょうが、
それでは只の現実逃避というものです。
「安易に模倣した人間個人」を叩くしかありません。

と言いますか、上述の例からもお解り頂けるでしょうが、
新聞テレビのような「報道機関」が「真似されると困るから、これこれのメディアは規制しよう」
などという論陣を張るのは、まさに自爆行為なんですが、解ってるんでしょうかね。

19 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/20(日) 19:02
>15
紹介文だけで気分が悪くなりました。
資料映像を遺したいとしても、未成年のアクセスは禁じるべきです。
大麻取締法みたいに特殊有害情報取扱者のみに研究、所持を認めるべき。
子供には、「毎日、葬式をしても足りないくらい犠牲者が出た。」
くらいの表現でいい。小学生くらいならわかるはず。

>16
左翼はみんな同じことを言うね。
その親玉の社民党が今、警察のやっかいになってますが(笑)
アメリカにも有害規制がありますが、あすこは軍事独裁政権ですか?
>17
子供の手本になるべき教師がイっちゃってるんですが、事態の深刻さを
わかってますか?もっと酷くなったらどうする?

報道はいいが、凶悪事件の手口まで仔細に解説する必要は無いです。
そのくせ、「危ないから真似しないように」とか言いはなち、
刑事ドラマで被害者役を火薬で吹き飛ばしたりしてる。
報道機関が都合のいいときだけ影響力を棚にあげて、
ぜんぜん歯止めが効かないし、誰も停められないってのが
まさに自爆行為なんですが。

20 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/20(日) 20:02
>>13
 民放連が見張っているなら一先ず、安心では

 今度は武力攻撃事態法ですか。
 なんで、武力攻撃?

21 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/20(日) 21:16
>>19

 貴殿の考える「有益な情報」を三つ挙げよ。

22 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/20(日) 22:35
 結局、青少年健全育成基本法案はどうなるのでしょう?
 意見募集はいいけど、募集した意見はどうなるのでしょう。

23 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/20(日) 23:13
>>20
>民放連が見張っているなら一先ず、安心では

民放連が反対していても通った法案なんていくらもあるでしょう。
大手のメディアも反対してくれることは心強くはありますけど、
だからといって法案が潰れる保障は何もありません。
私たちは私たちの立場で出来る事を全力ですべきです。

>>22
意見募集とはなんのことですか?
下のスレッドの話なら青少年健全育成基本法ではなく青少年育成施策大綱への意見募集ですよ。

「青少年育成施策大綱」意見募集中。〆切りは7月9日(水)です。
http://jbbs.shitaraba.com/news/bbs/read.cgi?BBS=648&KEY=1057029743

24 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/21(月) 00:26
 解散になったら青少年健全育成基本法案は消滅でしょうか。
 提出はされていないんですよね?

25 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/21(月) 03:10
>紹介文だけで気分が悪くなりました。
>資料映像を遺したいとしても、未成年のアクセスは禁じるべきです。
貴方が気分が悪いと言う理由だけでは、未成年者の知る権利を
不当に侵害する理由には当たりません。

>大麻取締法みたいに特殊有害情報取扱者のみに研究、所持を認めるべき。
>子供には、「毎日、葬式をしても足りないくらい犠牲者が出た。」
>くらいの表現でいい。小学生くらいならわかるはず。

社会的な繋がりが薄れている現在、身近な人の死を経験している子どもは稀少です。
また、戦争などのの悲惨さを訴えるには、映像などが効果的な手段の一つである事は明白です。

>報道はいいが、凶悪事件の手口まで仔細に解説する必要は無いです。
ある程度詳細に解説しないことには、防犯上の効果は上がりません。
また、詳細な解説・情報無しには、犯罪の経緯を自分の頭で考える事すら出来ません。

26 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/21(月) 03:12
>そのくせ、「危ないから真似しないように」とか言いはなち、
>刑事ドラマで被害者役を火薬で吹き飛ばしたりしてる。
>報道機関が都合のいいときだけ影響力を棚にあげて、
>ぜんぜん歯止めが効かないし、誰も停められないってのが
>まさに自爆行為なんですが。

「影響力を棚に挙げて」と言いますが、その影響には、大雑把にって
良い影響と悪い影響の2通りの物が存在します。
これは、表現の内容に関係なく、純粋に受け手側の問題である事が知られています。

悪いのは「悪い真似をした者」であり、報道や表現で無い事は言うまでもありません。
ごく一部の「悪しき模倣者」より、多くの「良い学習者」の事を考えるべきです。

「事件があると直ぐ表現のせいにする」のは、模倣犯に「ていの良い、言い訳」
を与えているのと同じであり、危険な考え方です。

27 名前: QWERTY 投稿日: 2003/07/21(月) 21:53
ところで、参考までに告知しておくけれど、首相官邸公式HPに
「教育改革国民会議」
http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/
というページがあることを御存知か。
委員は、この人達↓。
http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/meibo.html

この第一分科会で配布された資料一覧
http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/1bunkakai/dai4/1-4siryou1.html
が、この度「と学会」によって「トンデモ」に認定されている。
何故か。見りゃわかる。
「家庭が行うこと」の欄には、

>団地、マンション等に「床の間」を作る

いきなりこれだ。「床の間」を作ると教育になるのか。知らなかったよ。つーか、どーゆー教育だ。
以下、こんな感じ。
>「しつけ3原則」(甘えるな、他人に迷惑をかけるな、生かされて生きることを自覚せよ)の提唱・実施
(要するに、「親に迷惑をかけないよい子になれ」という事なんだが、
 それは「親にとって都合の良い子」であるに過ぎない。
 この国民会議とやらが考える「教育」がなんなのか、いきなり示してくれている)
>教育の責任は当人50%、親25%、教師12.5%、一般社会12.5%であることを自覚させる
(教育の責任って、そんなパーセンテージで表現できるもんなのか?)
>子どもを厳しく「飼い馴らす」必要があることを国民にアピールして覚悟してもらう
(子供を牛か馬と勘違いしとらんか)
>「ここで時代が変わった」「変わらないと日本が滅びる」というようなことをアナウンスし、ショック療法を行う
(「日本が滅びる」と政府が公式に発言するんだそうだ。カルト教団の教祖みたいな真似するな)
>家庭教育について対話できる土壌をつくるため、企業やテレビと協力して古来の諺などを呼びかける
(「ことわざ」が家庭教育の土壌を形成するとはしらなんだ)
>バーチャル・リアリティは悪であるということをハッキリと言う
(バーチャルは善でも悪でもない。つーか、「バーチャル・リアリティ」って言葉の意味、解ってるのか)
>[IT時代の学校と教員の在り方 −たかがIT、されどIT−]
(「バーチャルは悪」などという発言をする連中に、ITについて語る資格など無い)
>教壇を復活させることなどにより、教師の人格的権威の確立させること
(教壇一つで「権威」が復活するのか。実に安っぽい権威主義だ)
>遠足でバスを使わせない、お寺で3〜5時間座らせる等の「我慢の教育」をする
(バスを使わせないと我慢が身に付くのか。大体「禅」は我慢と違うんだが)
>学校に畳の部屋を作る
(「家庭に床の間」といい、だからそれが教育となんの関係があるんだ。安易な懐古趣味か)
>簡素な宿舎で約2週間共同生活を行い肉体労働をする
(「バスを使わせない」提言といい、薄っぺらな「しごいて我慢させる主義」が鼻につく)
>警察OBを学校に常駐させる
(警察国家マンセーって訳か?)
>子どもが生き生きと過ごしている学校の分析・検討と情報の提供
(「生き生きとしている子供」というのをどう定義する気だ)
>文部省、マスコミが1、2週間程度学校で過ごす
(意味不明)
>[子どものしつけは親がする、大人のしつけは誰がする]
(少なくとも、教育国民会議とやらのメンバーには任せられそうにない)
>有害情報、玩具等へのNPOなどによるチェック、法令による規制
(この辺については、反対運動を行っている皆さんの意見に任せる)
>名刺に信念を書くなど、大人一人一人が座右の銘、信念を明示する 
(「思想・信条の自由」とゆー憲法で保障されている権利をしらんのか。
 「信念を持たない」というのも、立派に自由なの!)
>「ここで時代が変わった」「変わらないと日本が滅びる」というようなことをアナウンスし、ショック療法を行う
(つまり、いい年こいた大人に対しても、終末論を吹聴せよということらしい。ますますカルトみたいだ)
>教育基本法を改正を提起し、従来の惰性的気風を打ち破るための社会的ショック療法とする
(どういう具合に改正するのかはしらんが、「ショック療法」なんだそうだから、どのみち碌なもんじゃあるまい)

……まさに頭痛ものだが、「有害情報の規制」があることから、
例の「青環法」もこの連中が提言した代物の延長線上にあるのかな。
いや、全く頭痛が……。

28 名前: こねこ 投稿日: 2003/07/21(月) 22:23
>27さん

リンク先を見ました。(子供への方策とかいう物)
妙な文章だと思います。表現なども不愉快な物が多かったです。
変わらないと滅びるとか書いているけど
昔のやり方に戻しているだけのような感じがします。
時代錯誤すぎる。。。

29 名前: こねこ 投稿日: 2003/07/21(月) 22:31
奉仕活動を義務付けるような案もあるようだけれど、
納得いかないです。自らが望んでするものなのに、
押し付けては駄目だと思います。自分からやらなければ、
活動は出来ないと思います。

30 名前: こねこ 投稿日: 2003/07/21(月) 22:54
家や学校に和室を作りたいようなことも
ただ和室が好きなだけのような気がします。
洋室でも充分に憩いの場になります。
現に茶道部などがある学校では、和室はあるのでは。

連続投稿ですみません。

31 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/21(月) 23:06
QWERTYさん>

「人間の遺伝情報が解析され、もって生まれた能力がわかる
時代になってきました。(中略)ある種の能力が備わっていな
い者がいくらやってもねぇ。いずれは就学時に遺伝子検査を
行い、それぞれの遺伝子に見合った教育をしていく形になっ
ていきますよ」
(教育改革国民会議座長・江崎玲於奈さん)

とゆー優生学ばりばりの人が座長なんですから、
残りも似たり寄ったりでしょー。
ノーベル賞もらっても、電波は電波ですな。
ところで、と学会の面子は、
この提案に全部茶々を入れた文章なんかを作成しているんでしょうか?
あるのであれば、私が一々ツッコミを入れる必要もなくなるので、
引用させて貰えると楽になるんですけどね。

32 名前: こねこ 投稿日: 2003/07/21(月) 23:35
>「人間の遺伝情報が解析され、もって生まれた能力がわかる
>時代になってきました。(中略)ある種の能力が備わっていな
>い者がいくらやってもねぇ。いずれは就学時に遺伝子検査を
>行い、それぞれの遺伝子に見合った教育をしていく形になっ
>ていきますよ」

夢を持つことや努力をすると言うことを、させないのでしょうか。
こんな人生に面白みを感じませんね。

33 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/21(月) 23:53
江崎さん、シャレで言ってるんじゃないの?

34 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/22(火) 00:57
33さん>
QWERTY氏の提示した資料に、
※一定レベルの家庭教育がなされていない子どもの就学を保留扱いする
※他の子どもの学習する権利を妨げる子どもを排除する権限と義務を学校に付与する
とあるので素だと思います。
他にも江崎発言を批判しているサイトは幾つかあるので、
『江崎玲於奈 遺伝 差別』で検索してみてください。

ちなみに、
http://www1.vecceed.ne.jp/~swtamura/koike22.htm
のサイトによると、
江崎玲於奈氏の息子の名前は、優生学(eugenics=ユージェニクス)
からとって勇人(ユージン)と言うそうです。
………ひょっとして、子どもの名前もネタっすかね?

35 名前: QWERTY 投稿日: 2003/07/22(火) 01:42
>鳥山氏へ

教育改革国民会議のあまりにもナニな提言の数々については、
「と学会年鑑BLUE」
http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31125181
で、取り上げられています。
しかし、基本的にと学会は「お笑い」のスタンスですから、
真面目で包括的な突っ込みはあんまり期待しない方がよいかもです。

まあ、それはともかく、鳥山氏が指摘しているように、
「教育改革国民会議」の提言が「落ちこぼれ切り捨て」「優生学的エリート主義」に陥っている面があるのは、
何も江崎氏だけのせいとは思えないんです。
同会議メンバーである曾野綾子氏の亭主である三浦朱門氏も
教育問題に深く関わっていた人でありまして、

「学力低下は予測しうる不安と言うか、覚悟しながら教課審をやっとりました。いや、逆に平均学力が下がらないようでは、これからの日本はどうにもならんということです。つまり、できん者はできんままで結構。戦後五十年、落ちこぼれの底辺を上げることにばかり注いできた労力を、できる者を限りなく伸ばすことに振り向ける。百人に一人でいい、やがて彼らが国を引っ張っていきます。限りなくできない非才、無才には、せめて実直な精神だけを養っておいてもらえばいいんです」
(つまり、才能のない人間には、まともな教育なんぞ不要だといった)

とゆー調子の発言をした人ですんで、
どうにも嫌ぁーな予感がしますな。

36 名前: 松代 投稿日: 2003/07/22(火) 04:21
江崎玲於奈氏の発言については、人権という観点からあまりにも問題が多く、要は「灰色のバス」を復活させたいのだろうと判断せざるをえません。
グリーントライアングルは、遺伝病の患者団体と連携を取りつつ、このような「優勢医学的新差別主義」に対しては、断固とした態度をとるつもりです。
また、優勢医学的新差別主義は、ほぼ間違いなく「性的招集者への差別」につながるため、その方面に対しても積極的にアピールしたいと考えています。

それにしても、遠足のバスには乗れなくても、灰色のバスに「載せられてしまう」こどもがいるってことに、全く頓着しない連中なんだよな。

灰色のバスがやってきた ナチ・ドイツの隠された障害者「安楽死」措置
草思社[フランツ・ルツィウス(著) 山下公子(訳)
第二次世界大戦中、ヒトラーに殺されていった数十万にもおよぶ障害者たちの運命を、実在する施設の記録をもとに生々しく再現。知られざるもうひとつの「夜と霧」。
(草思社 図書目録より)
http://www.chickenhead.co.jp/cgi-bin/goodslist.cgi?mode=view_detail&this_num_genre=&this_num_goods=&genre_id=00000085&goods_id=00000012&sort=

『遺伝管理社会──ナチスと近未来』
弘文堂 米本昌平

37 名前: 松代 投稿日: 2003/07/22(火) 04:28
おまけ

立岩 真也氏のサイトより
http://www.arsvi.com/index.htm

優生学・優生思想 eugenics

 「人間の性質を規定するものとして遺伝的要因があることに着目し、その因果関係を利用したりそこに介入することによって、人間の性質・性能の劣化を防ごうとする、あるいは積極的にその質を改良しようとする学問的立場、社会的・政治的実践。eugenicsの語は1883年にイギリスのF・ゴルトン Francis Galton が初めて使った。ギリシャ語で「よいタネ」を意味する。19世紀後半から20世紀にかけて、全世界で大きな動きとなり、強制的な不妊手術なども行われた。施設への隔離収容をこの流れの中に捉えることもできる。現在では遺伝子技術の進展との関連でも問題とされる。」
 (「用語解説」 in 立岩真也「常識と脱・非常識の社会学」,安立清史・杉岡直人編『社会学』(社会福祉士養成講座),ミネルヴァ書房)

●新着文献

◆玉井 真理子 19980228
 世界保健機構(WHO)による遺伝医療に関するガイドラインと「優生学」
 『信州大学医療技術短期大学部研究紀要』23:37-61
◆玉井 真理子・足立 智孝・足立 朋子 19990228
 「出生前診断と胎児条項──ドイツの胎児条項廃止とドイツ人類遺伝学会」
 『信州大学医療技術短期大学研究紀要』24:49-60
◆Trombley, Stephen 1988 The Right to Reproduce,revised edition 2000=20001130 藤田真利子訳,『優生思想の歴史』 明石書店,明石ライブラリー26,398p. 4600 *
◆立岩 真也 2001/10/25 「優生学について──ドイツ・1」(医療と社会ブックガイド・9)
 『看護教育』2001-10(医学書院)
◆立岩 真也 2001/11/25 「優生学について──ドイツ・2」(医療と社会ブックガイド・10)
 『看護教育』2001-11(医学書院)
◆立岩 真也 2001/12/25 「優生学について・3──不妊手術の歴史」(医療と社会ブックガイド・11)
 『看護教育』2001-12(医学書院)
◆立岩 真也 2002/01/25 「優生学について・4」(医療と社会ブックガイド・12)
 『看護教育』2002-01(医学書院)

http://www.arsvi.com/0p/eg.htm

38 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/22(火) 08:41
>>35
>「教育改革国民会議」の提言が「落ちこぼれ切り捨て」「優生学的エリート主義」に陥っている面があるのは
 それ、まさにアメリカの発想じゃない。

39 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/22(火) 09:06
 遺伝ってさ、父親が医者なら子供も医者になる。
 母親が画家なら子供も画家になる。
 そういいたいのかな。
 遺伝的要因だけではなんともならないだろう。
 その子の資質は生まれてからの環境も左右するし。
 何より、興味もないことはやりたくない。面白い事はやりたい。
 学ぶって、最初はそういうことだと思うけどな。

 ところで遺伝情報ってXとYだかの染色体が47本あるってアレでしょう。
 人間の身体的な特徴、指が何本あるとか、髪が黒、直毛とか、人間として形成している図面が遺伝子情報でしょう。
 数学が得意とか国語が得意とか、そんなことまで分かるのかな?

40 名前: こねこ 投稿日: 2003/07/22(火) 09:48
先天的な物で人間を決め付けるのは、
本当に人権侵害ですね。
何事もチャレンジすることが大事なのに、
それを否定しているように感じて不愉快だよ。
人間はこんなに単純ではないと思うぞ。
誰にも長所と短所が存在するぞ。
人間の都合のいいロボットではない。

41 名前: QWERTY 投稿日: 2003/07/22(火) 11:24
>>39-40
江崎氏のような「優生学的遺伝子差別主義者」のとてつもない勘違いの一つは、
遺伝子それ自体を「弄る」事が既に現代の科学では可能だという事に、気付いていない点かと思われます。

この問題を扱ったSF映画に「ガタカ」があります。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000062VQP/250-8427071-1091437

>遺伝子工学の発達によって優秀な遺伝子を組み合わせて生まれた「適性者」が支配し、人間の生活も固定化されてしまった未来世界。そんな折り、自然出産で生まれた「不適性者」のヴィンセント(イーサン・ホーク)は、宇宙飛行士になる夢をかなえるため、遺伝子適性をごまかして宇宙局「ガタカ」へ入社。しかし、ある日社内で殺人事件が起きて、ヴィンセントが犯人と疑われてしまい…。

優生学的エリート意識の持ち主というのは、ほぼ間違いなく、自分自身を「優れた人間」と考えているでしょうが、
現代の遺伝子工学を使えば、「完全無欠の、物凄く優秀な、遺伝子の持ち主」を人工的に作る事が可能でして、
既に「遺伝子組み換え食品」があれこれと議論を招いています。
少なくとも、近い将来には「人間の遺伝子を自由に弄くり回す」事が可能となるでしょう。
通常の生殖で生まれた子供というのは、
子宮内で精子と卵子の遺伝子が「ランダムに」混ぜ合わせられて誕生する訳ですから、
遺伝子の完全無欠さという点では、決して「自然出産ベビー」が「遺伝子工学ベビー」に敵う訳がありません。
要するに、今時優生学なんぞを振り回すというのは、
「ガタカ」で描かれたように「適性者」が支配する社会の到来を招いている事になり、
現在生きている人間は全員「不適性者」として差別の対象となるでしょう。
尚、「不適性者」の中には教育改革国民会議メンバー全員が含まれる事になりますな。

42 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/22(火) 12:37
 たとえ、遺伝子をいじくられて、数学や国語が得意な能力者が作られたとしましょう。
 ですが、その時点でそれらの才能は先天的な物ではないですか?
 直接、遺伝子に数学を教えると云うことは出来ません、例えば、普通の人間よりも筋肉量を多くなれるよう改造したとしましょう。
 その場合は、アミノ酸を取り、運動し、筋肉をつける事をしなければ意味はありません。
 たとえ、理解力や暗記能力に長ける人間を作れたとしても、その元になる勉強をすることをさせなければ意味はありません。
 ただ、理解力も暗記能力も、形のない物で遺伝子情報に書かれているはずがない。

 ところで、この勉強が出来るということですが、長期記憶と短期記憶というものに深く関わりがあります。
 簡単な説明は省きますが、記憶すると云うことは人間の集中力と関係します。
 子供が勉強をするぞという意識があれば、勉強で学んだことは覚えられますが、その意識がなければ難しいわけです。
 仮に、記憶するための太いシナプスが瞬時に作ることが出来るとしましょう。
 その場合、記憶の貯蔵庫からの出し入れが簡単に出来ます。
 しかし、今度はちょっとした反応で、てんかんなど過剰な反応を示す危険性が存在します。
 人間の構造は繊細なバランスの上で成り立っているのです。
 
 最後に天才も馬鹿も紙一重。
 人間の潜在的な能力はそれほど違いはないと思います。

43 名前: 42 投稿日: 2003/07/22(火) 12:38
>42
 たとえ、ではなくて「例えば」です
 失礼しました

44 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/22(火) 13:54
>人間の遺伝情報が解析され、もって生まれた能力がわかる
時代になってきました

 この能力という物が遺伝子情報にあるはずはないです。
 遺伝子治療にも云われる、誕生前に何の病気になりやすいかとか、身体的な障害は分かると思います。

 優生学の問題ですが、問題のある子供を産ませないという選択肢に使われるわけですよね。
 その問題が無脳症とかではなくて頭が悪い、良いという観点なのが非常に問題です。
 というか、頭が良いも悪いもないですけど。

 「詰め込み」か「ゆとり」教育しかないみたいですね。
 発想法や学ぶ力を身につけることは不要でしょうか。
 人前で理に適った説明をするという能力も必要だと思うのですが、何故、極端な発送をするのか謎です。

45 名前: こねこ 投稿日: 2003/07/22(火) 17:33
ロボットが意思を持つようになって、
人間を支配するのを想像してしまった。

遺伝子が詳しく分かるようになっても、優秀な人間を
作り出すことには使用厳禁だと思います。
遺伝子を操作すると、体に異常が出るかもしれないし。
かかりやすい病気などを調べるくらいで良いと思いますね。
どんなに優れていても、生きるロボットは嫌だな。
それにもっと未来には、不老長寿になろうとしたりしそう。

>発想法や学ぶ力を身につけることは不要でしょうか。
必要ですよね。そうすることで勉強も楽しくなると思います。
問題の答えだけではなく、それまでの過程も大事ですね。

学校のテストも丸暗記だけではなく、考えることが必要な
問題を増やすのがいいと思います。

46 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/22(火) 18:47
>45
>遺伝子が詳しく分かるようになっても、優秀な人間を
>作り出すことには使用厳禁だと思います
 研究者にとって魅惑的な研究だと思いますよ。
 あれだけ、人間を人体実験に使うなと云われても、研究してしまう。
 クローン人間ではありませんが、遺伝子工学で過去にそういう事件がありましたよね。
 クローン人間ももしかしたらやっているかもしれません。
 私の邪推ですけれど。

47 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/22(火) 22:49
 江崎氏は遺伝子関連の人ではなくて、物理の人なんですか。
 それなのに何故、遺伝子?
 そこもよくわかりません。ゲーム脳と同じで実態を知らないのに良い物っぽいからあやかろうという事ですか?
 芝浦工学の癖にVRシステムの悪口をいうとは。
 
>41
 その映画は知りませんけど、『マリア2』というゲームで同じテーマやってますね。
 こっちは主人公が女性記者で、ある教授にインタビューしに行ってから事件に巻き込まれるというお決まりの奴です。
 クローンが流行ってた頃だと思うので随分古い話だったかと、この中でも遺伝子操作で優秀な子供を作ろうという思想の持ち主が登場しました。
 当然悪者ですけど。

48 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/24(木) 17:55
器付き人形・射精キット・・・都立養護学校から過激な性教育教材押収

「これは、十四年以上、過激な性教育が行われてきた結実だ」――。二十三日、東京都議会談話室に都立七生養護学校(日野市)で使われていた教材が展示され、都議会議員や教育者、保護者らが次々と訪れ、驚きや憤りの声があがった。
 展示されたのは性器の付いた合計十一体の大人・子どもの人形やビデオ教材、絵本など計二十四点。中には、男性器付き股引き、注射器付き射精キット、コンドーム装着用木製ペニスモデルなども。同校で、いかに過激な性教育が行われていたか一目りょうぜんだ。
 説明に立った高橋史朗明星大学教授は、「保護者の同意が得られ、子どもの発達段階に即したものかが問題」と指摘。「性教協など推進派は、教育への不当な介入と批判するが、こうした教材では個人差を無視した画一的押しつけの性教育になる」と強調した。
詳細 ttp://www.worldtimes.co.jp/wtop/education/030724/030724.html

49 名前: 名無しさん@19歳 投稿日: 2003/07/24(木) 19:25
色々とサイトを見てまわりましたが
この法案についての続報が入ってきませんな

秋の国会は9月末頃からなんですが。むう。

50 名前: 49 投稿日: 2003/07/24(木) 19:26
失礼。HNがAMI19に書き込んだ時のままでした

51 名前: うなぎ@転載 投稿日: 2003/07/24(木) 21:48
アクティブジポネットML(仮)に投稿された、たろいちさんの意見を
参考意見の一つとして転載します。

この意見は、私個人の意見であり、今まで他の場所に公開しなかったのは
①メディアの影響力をはっきり認めている→ゾーニング等に関しては一定の効果が期
待できる事を否定しきれない
②メディアの影響はその『利益』と『不利益』のバランスで判断すべきと述べてい
る。→メディアが仮に『総合的に不利益である』と判断された場合は、メディア規制
の根拠となりうる
等の問題が解決しきれていないからです。
以上の点を踏まえた上で参考にしてください。
尚、引用した論文は英文ですがオンライン上で参照できます。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?holding=nih
興味がある方はこのページから検索してください。
著者名:”Cantor J”か”Miller MC”を打ち込むと一覧が出るので、そこから発表
年度を目安に目的の論文を選んで閲覧できます。
(1/4)

52 名前: うなぎ@転載 投稿日: 2003/07/24(木) 21:49
メディアの青少年に対する影響に関して
(寄稿日:平成15年7月23日、文責:たろいち)

 メディアは『情報発信者』の発信した『情報』を『情報享受者』に『伝達する手
段』であるから、メディアに対する暴露で当然他者に対する『影響』が生じる。しか
し、その『影響』の内容は『情報』や『伝達手段』により生じるのではなく『情報享
受者』の資質に拠るところが大きい。
 例えば『詐欺事件の報道』により『情報享受者』には『類似犯の防止』と『模倣犯
の出現』の正反対の影響が引き起こされるが、どちらが引き起こされるかは『報道内
容』や『報道手段』には左右されない。あくまでも影響は『情報享受者』個人により
決定される。
 この例に従えば、メディアの悪影響は『情報』や『伝達手段』の規制によっては解
決できず、むしろ『情報享受者』の資質の改善によってしか防げない事になる。

(2/4)

53 名前: うなぎ@転載 投稿日: 2003/07/24(木) 21:49
 一方で、メディアの社会的な影響は薬剤の『薬効』と『有害反応』の関係に似たと
ころがあると思われる(奇しくも民主党のゾーニング法案作成の中心である水島議員
は医師、肥田議員は薬剤師である)。薬剤の有益性の判定は個々の症例の検討のみで
は不可能であり、全ての症例における効果と有害反応により判定される。
 メディア影響論における『有害反応』は情報享受者層における『反社会的行動』や
『模造犯』等の増加にあたると一般的には考えられる。しかし、"Media
violence"(Cantor J., J Adolesc Health. 2000 Aug;27(2 Suppl):30-4.)や"Does
violence in the media cause violent behavior?"(Miller MC., Harv Ment Health
Lett. 2001 Sep;18(3):5-7.)等によると、メディアの影響により『反社会的傾向』
が増加したのか元々『反社会的傾向』を有する集団が『反社会的』なメディアに好ん
で接しているのかは大いに議論の余地を残している。
(3/4)

54 名前: うなぎ@転載 投稿日: 2003/07/24(木) 21:50
 他方で、メディア影響論における『薬効』の評価は極めて困難である。一般に『芸
術性』『資料的価値』等は世代間を越えて評価の対象になり得るが、『娯楽性』や
『メッセージ性』等に関しては世代間で評価が大きく分かれる事や、評価の具体的な
測定法が困難であるため、評価の対象になり難い。したがって、『娯楽性』や『メッ
セージ性』を前面に打ち出したメディアでは必然的に悪影響論のみが語られる傾向が
あり、結果としてメディア間で評価の格差を生み、一部の(特に若年者向けの)メ
ディアバッシングにつながっていると思われる。

 以上に述べたように、社会的な問題をの解決をメディア規制に求めるという考えは
実効性が疑わしいのみならず、世代間・メディア間の不平等を生み出す行為に他なら
ない。
 確かに最近の一連の未成年者の関わる『センセーショナルな事件の報道』を見ると
青少年の問題は看過できないが、それらの事件の原因を一様に若年者向けのメディア
に責任転嫁することは単なるスケープゴートであり、本質的な解決とはいい難い。
 青少年問題対策は、画一的・近視眼的な立場ではなく、世代間の相違等を調査した
上で、各世代の立場に基づき、総合的な視点から判断する必要があると思われる。
(4/4)

55 名前: うなぎ 投稿日: 2003/07/24(木) 21:52
>>51
3行目の「この意見は」からが、たろいちさんの意見です。
わかり辛くて申し訳ありません<(;_ _)>

56 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/24(木) 22:39
>>48
その記事はは『世界日報』(統一協会系の新聞)のものですね。いかにも。

57 名前: こねこ 投稿日: 2003/07/25(金) 18:43
>>48
他の同類の記事もタイトルを見たら、青少年の性を抑圧している感じがしました。
あまりにも行き過ぎた教育は駄目だけれど、
せめて間違った性の知識を信じてしまわないように、
するのが大切だと思います。

58 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/26(土) 14:33
こねこさん>
世界日報は純潔教育を推進する、
合同結婚式で有名な統一教会の機関誌なので、
こういった論調になるのは仕方ないと思われます。

ちなみに、児ポ法改悪を推進する、
矯風会も70年代には純潔教育に関わっていました。
宗教家に性的人権を訴えても、
馬の耳に念仏ってところでしょうか?
彼らと話し合いが成立すると思っている、
一部反対派の人達は何を考えているんでしょうか?
頭が痛いです。

59 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/27(日) 06:28
 鳥山さんへ

 「純潔教育」は1948年に文部省から通達されて、当時は中高生による
米兵相手の売春が流行っていたためにその対策として行われたとか。
 最近は統一協会系の人脈で行われている、「純潔運動」と混同されている
事が多いようですが…。

60 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/27(日) 10:29
スレの趣旨とは違うのであれだけど、遺伝子制御に関してみんなナイーブ過ぎるよ。
遺伝による障碍を取り除くというのは良いことだと認識してる人も多いと思うけ
ど『優秀』な性質を持った子供を作るのと同じことだということを認識してよね。

あと、明きからに遺伝による優劣が存在するというのを無視しないように。

61 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/27(日) 18:51
>>60
問題なのは、それが対象となる人物の意思によって決定されるのではないって事だと思います。
例えば病気などをなくす為に自分で遺伝子治療を受けるのはいいのでしょうが、
社会の為、教育の為と他人の意思でやられてしまうのはどうかと思うのです。
確かに今の法律は、子供が自己決定が出来ないという前提になっていますが、
だからといって強制を無制限に拡大して良いとは思えないです。

62 名前: こねこ 投稿日: 2003/07/28(月) 01:28
青少年と性は難しいですね。これからの課題だと思いますね。

63 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/07/28(月) 12:47
59さん>
誤解を招くような発言をしてしまってすみません。
訂正します。
申し訳なし。

60さん>
遺伝子そのものに優劣があるわけではありません。
優劣を決定する価値システムには実体がありません。

たとえば、足が速い人と遅い人が遺伝的に決まっているとしても、
前者を優位に、後者を劣位に扱うのは、
我々の価値観がそうさせているだけであって、
優劣の価値観そのものは遺伝子に付随している訳ではない、
ということです。

遺伝子という実体(情報)に、さも価値があるような発言をするのは、
如何なものかと思います。
そういうのは典型的な価値転倒(フェティシズム)なので、
以後はできるだけ謹んでください。

64 名前: QWERTY 投稿日: 2003/07/28(月) 21:36
個人的に気になるニュース2発。

「少年非行対策 過去の凶悪事件を再検討」
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20030729k0000m010092000c.html

どんな結論を出す気でいるのかは不明ですが、
主催者があの鴻池氏ですんで、嫌ーな予感がします。
思うに、これからの活動において、
「鴻池氏が児童だった頃の凶悪事件」を再検討するといった対抗策が、
ますます重要なウェートを占めてくるような気がしてます。

「ゲーム売り上げ減少。ゲーム離れ浮き彫りに」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030729-00000029-mai-bus_all
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/47/naruhodo014.htm

CESAのゲーム白書
http://report.cesa.or.jp/news/press_030728.html
によると、ゲーム市場の減衰は、もはや明らかだそうです。
今時の子供達は、既に「ゲーム」なんてやらなくなってきている模様です。
と、いう事は、「ゲーム脳」も少なくなってきているという事になりますから、
青少年の凶悪化がゲーム脳のせいだとほざく連中にとって、この問題は、
「何もしなくても、既に解消傾向にある」
という事になりますな。

65 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/30(水) 02:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030729-00000115-kyodo-ent

民放連が反対を表明したようです

何とか前回の時のように大きな波にして
今度こそ息の根を止めたいものです

66 名前: http://www.jp.piko.to/ 投稿日: 2003/07/30(水) 08:37
この2〜3日はは赤坂の幼女4人監禁事件の方にマスコミの関心の大半が移ってしまいましたが、それまで連日続いていた長崎男児誘拐殺害事件の報道をニュースやワイドショーで見るたびに、何か強姦殺人事件の詳細が報道されているのを目にしているような不快感を感じていたのは私だけでしょうか。この事件に寄せられる世間の関心というものは、単に加害者の少年が被害者をそのはけ口にしようとした少年加虐嗜好と同じものに根ざしているのではないでしょうか。こういう事件が起こるたびに必ず高まるお決まりの.0少年法の厳罰化の声にも相当の割合でそういう嗜好が含まれていると思います(なぜそういう人たちが右キチであることが多いのかという問題はよく考えると実はとても興味深い問題なのかもしれません)。例の打ち首発言にいたってはほとんど酒鬼薔薇じゃないですか。その証拠がほとんど同時期に起きた沖縄の少年リンチ殺人事件のマスコミでの扱いです。同じ少年事件でもこちらの方が細部でははるかに戦慄すべき事実がたくさんあるのに(リンチを1時間やったところで休憩してジュースを被害者と共に飲み、また再開したとか)報道の方も少年法厳罰化を求める声の方も格段に後回しになっています。要するに彼らにとってこの事件には「萌える」ところがないということですね。普通の人はあまり自覚していませんが、こういう少年加虐嗜好はいつの国のいつの時代にも普遍的に存在したのであって、たとえば「フランダースの犬」や「おしん」や「アルプスの少女ハイジ」のロッテンマイヤー女史がフランクフルトで大活躍する部分のようにそうした嗜好に応えるポルノグラフィもソフトなものならばいくらでも日の当たるところに出回っていると思います。長崎男児誘拐殺害事件について考えるならば、本当はそこから始める必要があると思うのですが、さしあたりは人を罰しようとする群れに加わらないことです。そういう群れに加わることは道徳的退廃の確実な第一歩です。

67 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/30(水) 10:22
民放連が正式に反対を表明した模様
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030729-00000115-kyodo-ent

自民党「青少年健全育成基本法案骨子(案)」等に対する民放連意見
http://www.nab.or.jp/htm/press/press20030729.html

68 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/30(水) 10:22
【社会】「青少年の価値観形成に国が介入するな」 民放連、青少年法案に反対意見
http://news2.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1059468723/

69 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/30(水) 16:23
社会】「青少年の価値観形成に有害?国が介入するな」 民放連、青少年法案に反対★2
http://news2.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1059534710/

70 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/07/31(木) 19:02
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030730k0000m040065000c.html
青少年法案:メディア関係4団体に説明 自民党

 自民党の「青少年健全育成小委員会」(田中直紀委員長)は、性や暴力表現など青少年に有害な情報を規制する法案の骨子をまとめ、
29日に日本民間放送連盟(民放連)や日本雑誌協会などメディア関係4団体との会合で示した。田中委員長は「今秋の臨時国会には与党案として提出したい」としているが、
表現・報道の自由を制約するおそれがあるとメディア側から批判が出ている。

法案は「青少年健全育成」関連2法案で、議員立法を目指す。18歳未満の青少年に提供される商品やサービスが「性的、暴力的逸脱行為を誘発、助長するおそれがある」ものについて、

主務大臣(監督官庁)が事業者や業界団体に自主規制を促す内容。新聞やテレビ、雑誌、インターネットなどすべてのメディアが対象となる。

田中委員長は「一般社会には有害なものがはんらんしている。青少年に対する影響は大きい。あくまでも自主規制を促すものでメディア側も理解してほしい」と話している。

一方、民放連は会合で「法案のような“官主導”による介入は、国民とマスメディアとの望ましい関係づくりを阻害する。
表現の自由や文化にかかわる問題は法律で規制すべきではない」と法案の撤回を求める意見書を提出した。【臺宏士】

[毎日新聞7月29日] ( 2003-07-29-20:00 )

71 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/08(金) 14:50
日本では40代50代が相対的に凶暴らしいでつ。

> 岩波科学2000年7月号に「戦後日本の殺人動向」という論文が掲載されている(長谷川寿一、長谷川真理子両氏の執筆)。これがまたおもしろい。
>近年若者による殺人事件がマスコミをにぎわしており、若い世代の凶暴傾向が年々高まっているように報道されているが、分析をしてみると、完全に逆の答えが出てくる、というものだ。
>人口100万人あたりの殺人率(未遂を含む;未遂率50%)は、1890年頃〜1955年頃まで戦時中の特別の時期を除いて、40人くらいだったが、その後一貫して減少し続け1990年頃には10人程度までになっている。すなわち約35年の間に、1/4に減少した。そのなかでも、20代前後の殺人率は1955年頃の230人/100万人から20人/100万人と激減している。20代の殺人率よりも40代・50代の殺人率の方が高いのだ。他国では、20代前半に鋭いピークが見られ、アメリカのように殺人率の高い国(900人/100万人)でも、イギリスのように比較的低い国(28人/100万人)でも同じ傾向が認められている。日本の若者による殺人は、きわめて例外的な国だとういうのが統計上の答えだ。日本も1955年頃は全く同じ傾向だった。
http://www.ohta-geo.co.jp/amanojaku_new.html

参考サイト
http://www.google.com/search?q=%E9%95%B7%E8%B0%B7%E5%B7%9D%E5%AF%BF%E4%B8%80+%E6%AE%BA%E4%BA%BA&hl=ja&lr=&ie=UTF-8&inlang=ja&c2coff=1&start=0&sa=N

72 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/08(金) 14:57
総武線猿紀行第61回
「気になる二つの統計」
http://www.1101.com/saeki/archive/2000-09-30.html

73 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/12(火) 09:36
 今、少年犯罪は犯罪全体から見ると何%でしょう

74 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/12(火) 17:38
 議員のかたで、犯罪の四割が少年が加害者として逮捕されているとか何とか言ってましたけど

75 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/12(火) 18:50
資料III-1 少年・成人別刑法犯検挙人員・人口比及び少年比
http://hakusyo1.moj.go.jp/nss/list_body?NSS_BKID=42&NSS_POS=275

76 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/13(水) 02:05
警察はよく誘導するんだですよね・・・
有害コミック騒動の時にもレディースになった原因が「BAD BOYS」にあるとか
メディア(その時は読売新聞)にリークしたり(扱いも異常に大きかった)
マスコミもこういう自分に火の粉が降り懸からない(と思ってる)事案には
積極的に煽りますからね。

<婦女暴行>女性31人を連続暴行、17歳少年送検 福岡 (毎日新聞-全文)
http://news.lycos.co.jp/topics/society/violence.html?d=12mainichiF0813m066&cat=2

2003年8月12日(火)21時33分
アダルトビデオや漫画
 福岡市中央区などで昨年8月〜今年5月に相次いだ婦女暴行事件で、福岡県警は12日、強姦傷害容疑で逮捕した同区内の私立高2年の少年(17)について、別の7件の婦女暴行容疑でも福岡地検に追送検し捜査を終えたと発表した。少年は「アダルトビデオや漫画を見て自分もやりたくなった」と話し、全部で31件の暴行を認めている。

 調べでは、少年は2月12日午後8時10分ごろ、中央区の会社員女性(26)に暴行し、女性が逃げてマンション2階から飛び降りた際腰の骨を折る重傷を負わせるなど、昨年12月〜今年5月、23〜32歳女性計8人に暴行を繰り返した疑い。この会社員女性はけがのため失職し車いす生活を余儀なくされている。

 同市中央区を中心に早良、城南、博多区で昨年8月〜今年5月、マンションで1人暮らしの若い女性を狙い、帰宅して部屋のドアを開ける瞬間に襲う暴行事件が続発。少年を追及したところ、19〜32歳女性計31人に対する婦女暴行などを認めたという。

77 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/13(水) 14:08
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/net/1060570983/
本当か嘘かわからないけど。上記のニュース関連で。

78 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/14(木) 08:46
少年に懲役5〜10年/福島地裁判決有期刑では最高/県北の連続女性暴行
> 判決理由で大沢裁判長は「ひたすら自己の性的欲望を満たすことのみで、被害者の人格の尊厳を全く考慮していない」と指摘。少年が小学3、4年生のころから観賞していたアダルトビデオの影響で人格形成にゆがみがあったとしながらも、「ビデオの影響で現実と空想の区別がつかなくなるような状態ではない」と弁護人の主張を退けた。また、公判中に逃亡を図ろうとしたことに触れ「各犯行に対し反省しているかについては疑問が残る」と断罪した。
http://www.fukushima-minpo.co.jp/news/kennai/20030809/kennai-20030809092710.html

79 名前: 74 投稿日: 2003/08/14(木) 15:07
>>75
 あれ、少年比16%ってどう考えても四割には届かないですよね。
 四割って書いてあったんですけどだいぶ違うじゃないですか。

80 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/19(火) 23:28
参考図書

・犯罪学を専攻する鮎川潤氏の著作
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index=books-jp&field-keywords=%E9%AE%8E%E5%B7%9D%E6%BD%A4&bq=1/ref=sr_aps_all_b/250-1204162-4011443

・赤塚行雄編 「青少年非行・犯罪史資料」全三巻 刊々堂出版社
敗戦後から一九七〇年代までの新聞記事の切り抜きを要約したもの。
http://www.google.co.jp/search?q=%90%D4%92%CB%8Ds%97Y%81@%90%C2%8F%AD%94N%94%F1%8Ds&ie=Shift_JIS&hl=ja&lr=

81 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/19(火) 23:34
>《事件》
>少年の犯罪についてもう少し考えたいと思います。
>ちょっとうんざりされる数だと思いますが、事件を列記しますので、
>まず読んでみて下さい。
http://www.ae.wakwak.com/~hig/w-hig2000Sep.html#9-16

82 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/21(木) 09:16
81さん>
読みました。
30年以上前の少年犯罪と、
現代の少年犯罪の間に、
大きな質的変化は無いようですね。

しかし、同じサイトを見ていると、
子どもたちの生活には大きな質的変化が見られます。
この結果から、少年犯罪は子ども全体の生活の質とは
あまり大きな関係のない、
イレギュラーとして捉えることが可能かもしれません。

個人的には、睡眠時間の低下や、
集団で身体を用いる遊技に費やされる時間の低下が、
非常に気にかかります。

健全教育を唱えたいわけじゃないですけど、
医学的にマズイと言われていることを継続していたら、
何か悪い影響が出ないのかなあと心配ではあります。

83 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/22(金) 16:37
>個人的には、睡眠時間の低下や、
性的成熟を抑制するメラトニンの分泌が抑制(性的成熟が早まる)される
という説があります。AVの氾濫よりこちらのほうが重要という人も。

ご参考までに。

84 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/24(日) 06:56
83さん>
その話は私も聞いたことがあります。
栄養が良くなったから、
性的成熟の期間が短くなったという説はどうも眉唾もので、
実際には睡眠時間の不足が性的成熟の期間短縮を、
招いているようです。

昔のことわざに「寝る子は育つ」というのがありますが、
医学的には「寝る子は肉体的に成長するので、性的成熟は遅れる」
というのが正しいのかもしれません。

85 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/24(日) 07:00
またオチが自殺です。
それも殺害した児童の遺体と一ヶ月も同居という、
どう考えても犯人はナニな精神状態だったようです。
おまけに、被害者は風俗店で働いていたようで、
こっちもナニな状態だったのは間違いなく、
何ともやり切れない気持ちにさせられます。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030823-00000094-mai-soci

86 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/24(日) 07:05
こっちも未成年者が関与した事件。
覚醒剤がらみだったという噂もある模様。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030823-00000012-yom-soci

87 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/24(日) 07:12
こちらは向精神薬を大量服薬した自殺。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030823-00001059-mai-soci

リタリンが中毒性の高い薬物なのは知っていたけど、
まさかこれほどまでとは思ってませんでした。
しかし、同薬物の日本での取り扱われ方や、
クリニックでの処方の仕方には疑問を感じる部分もありますね。

もちろん、患者が一番注意すべきなんですが、
依存症状が出ちゃったら、
自己判断能力は大幅に低下するだろうし、
止められないから中毒なんだしなあ。

薬は飲む前にきちんと調べるというのも、
一種のリテラシーでしょうから、
徹底させたほうが良いでしょうね。

88 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/29(金) 20:47
 ジポネットにて
 こういうのがあったので。
 なんだか、あまり変わってないような?


>これが、青健・青自法らしいです。
>危険な法案だと思います。
>http://homepage2.nifty.com/childrights/yujihirano/opinions/kenzen_ikusei/kenzen_ikusei_draft.htm

89 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/30(土) 08:45
88さん
あんまりというか、
ほとんど変わってないですね。

要するに、『青少年有害社会環境対策センター』
という天下り団体を作りたいだけなんでしょう。
この不景気だというのに、
官僚や政治家は国民を舐めきっています。

この辺に関しては、少年法との絡みで、
いずれ文章化するつもりです。

90 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/30(土) 12:24
 やっぱり、どうひいき目に見ても天下りですか。
 どうして、どうして、日本って生きにくい国なんだと思わせることをするんだろう。
 下手な共同意識、縦社会だけだってコノヤローって思うのに。

91 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/30(土) 12:48
90さん>
これは、あくまでも自説なので、
話半分で聞いて欲しいのですが、
戦後の農業政策の失敗が根幹にあると思います。

説明すると長くなるので端折りますが、
農地解放が結果として大量の零細農家を誕生させ、
就労人口における第一次産業の比率低下を妨げると同時に、
政府の援助無しでは国際競争はおろか、
輸入作物との価格競争にも対抗し得ない非効率な農業を延命させ、
結果としてこれらに従事する人々を、
農本主義的、国家主義的、官僚主義的な価値観で染め上げてしまう。

また、こうした『ムラ社会』で育った人間が、
都市部に進出してきても、
学歴がなければ零細企業に就職せざるを得ず、
やはり国家の援助無しでは経営が困難な会社で労働するために、
農本主義的な価値観が残りやすいし、
学歴があればあったで官僚制度に組み込まれますから、
やっぱり農本主義的な価値観から脱却できない。

これが日本における『保守』とか『倫理観』の正体でしょう。
自民党の支持基盤が、地方では農家、都市部では
零細企業のトップであることは、よく肝に銘じておくべきです。

92 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/30(土) 15:17
>自民党の支持基盤が、地方では農家、都市部では零細企業のトップであることは、よく肝に銘じておくべきです。
 その辺りは自治会に身内が参加しているのですっごくよくわかります。
 自治会に係わっている人間は強制的に自民党関係の仕事もさせられるんですよ。
 本人の都合とか関係なしに。

93 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/30(土) 18:45
92さん>
そうでしょうね。
自治会参加者が本人の意志と関わりなく、
自民党支持にさせられてしまうのは、
国会議員や地方議員が、
税金を地元に引っ張ってくるからです。

それでは、何故にその税金が必要かといえば、
自治会に参加している零細企業家や零細農家には、
状況を変えうるだけの資本の蓄積がないからです。

もちろん、論理的には自治会のメンバーの持つ
資本(主に不動産)を担保に銀行からお金を借りて、
商店街をアーケードに変えたり、
農地をよりよいものに変えることは可能ですが、
分散化した資本の所有者は、
そうした投機的な資本の活用に消極的な傾向があり、
よほど卓越したリーダーシップの持ち主でもいない限り、
成功しないことなので例外的な事象と考えるべきでしょう。

酷い場合は、農協のように税金の無駄遣いを正当化すべく、
歴史的事実とは正反対の主張をしているケースもあり、
(家の光という農協御用達の出版社の著作物を見ると、
この辺りの経緯がよーく分かります。トンデモ歴史観と
でも言いたくなるような代物です)
こういう主張を鵜呑みにしている間に、
いつの間にか農本主義者になってしまうんでしょう。
(続く)

94 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/30(土) 19:03
問題はこうした農本主義者が、
右傾化しても左傾化しても本質的には農本主義者なので、
右の主張も左の主張も、それほど差がないために、
自由主義的な人間には頼るべき政党が存在しない、
ということなのです。
だから、特定政党を応援しない浮遊票層が、
大量に出現してしまうわけです。

1950年代前後に生まれた世代までは、
就労人口に占める第一次産業の割合が
50%前後だった頃の価値観を受け継いでいますから、
単純計算しても2人に1人は農本主義者です。

1960年代でも20%だから、
単純計算すると5人に1人は農本主義者という、
驚くべき高い数値を維持しています。

この年代に生まれた日本人は、
現在では50代から40代で、
政治の世界では良い言い方をすればニューリーダー候補、
悪い言い方をすれば「ひよっこ」です。

この世代の人間が政治的に素晴らしい成果を残せる可能性は、
残念ながらほとんど無いでしょう。
先進諸国と言われている国々では、
就労人口に占める第一次産業の比率は10%以下が通常で、
そのような状況下にフィットした政策をやって欲しいというのが、
60年代後半以降に誕生した国民の大部分が抱いている、
偽らざる感情でしょう。

産業の大変化期に誕生した政治家や官僚が、
しばしばノスタルジーに引きずられて、
現実から遊離した政策をとってしまうことは良くありますが、
どうも日本もその例に漏れないようで鬱が入ります。
団塊の世代のかたには、再考を促していただきたいところです。

95 名前: 92 投稿日: 2003/08/30(土) 21:37
「自治会は地元のためのものであって、自民党のものじゃない。自治会が自民党の手伝いする必要なんかない。」
 と町会長に言ったことあるんですが、見当はずれだったわけですね。
「そうなんだけどねー。でも、長老どもにはわかんないよ」って言われましたよ。
 議員は自民党だけじゃないんだから一つの政党を自治体が応援するのは不公平になると思ってたのですが。

 しかも、今や自治体の若手候補自体がない上、市議会選挙は弁当が出るのが目当てで、マジメに票を入れてる人なんか殆どいない。
 って、それは私のところの自治会の話ですけど。
 
 でも、本当に救いがないですね。
 昔はそれでよかったんだろうけど。

96 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/31(日) 01:24
92さん>
確かに、昔は2重の意味で、
この制度が回っていたと思います。

一つは地方部の赤化を防ぐという
大義名分があったということです。

零細農家であっても、
土地を所有している以上、
ソ連式の集団農場には生理的な嫌悪感を
いだきやすいですから、
中国のような「農村からの革命」
を阻止してくれます。

赤化した国家の多くが、
小作人や農奴制によって農業が成り立っていた
ことを考慮すると、
土地所有による赤化の抑止力は、
かなりの程度あったのではないかと思われます。

2つめは朝鮮戦争という、
日本経済にとってはラッキーイベントがあった
(朝鮮半島のかたには、不幸以外の何物でもないのですが)
ために、日本では地主層が製造業に転換するという、
資本主義的な歴史の手順を踏むことなく、
工業化を達成できたという面があります。

しかし、既にソ連は崩壊し、
経済が傾いている現状では、
イデオロギーも成り立たず、
引っ張ってこられる税金の額も
たかがしれているので、
若手候補すらいない現状があるのは、
致し方ないところでしょう。

97 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/31(日) 01:33
長々と書くのが嫌だった解説を、
しているサイトを偶然発見したので、
参考資料として掲載します。

http://www5.ocn.ne.jp/~aikijuku/urusiyama-2.htm

(以下引用)
 農業改革の最大の注目点は土地の所有です。
大化の改新では農地はすべて国家が所有し、
耕作者は、国から土地を借り、
死亡すると返却するという制度でした。
しかし懇田永年私財法という法律を作って
農地の私有を許してしまい、
大化の改新の制度は崩れました。
その結果、国内に欲の深い集団を醸成させ、
争いの火種を残してしまったのです。

 明治維新でも農地の私有を許したため,
後に不在地主が跋扈して農民を貧困に追いやった歴史があります。
戦後進駐軍の圧力でこれらの農地を解放して,
不在地主を一掃しました。
しかし、これに懲りて農地は厳重な法律の規制の下に売買や転用の自由を失い、
農業の革新を妨げる原因となってしまいました。

 ヨーロッパでは開放農地制という制度が古くからあって、
合理的な土地所有制度になっています。

 もともと私有地が入り組んでいたのですが、
犂(すき)の発達で使い勝手が悪くなってしまいました。
犂は、畑の掘り起しのために牛などの家畜に引っぱらせる車輪のついた農機具で、
ターンするのに手間がかかり、
直線的に長い距離を往復運動できる広い農地を必要としました。

 所有権の入り組んだ農地では効率が著しく悪くなります。
そこで所有権はそのままにしておいて、一旦村に土地利用の権利だけ移し、
使用の段階で再配分するという方法を考えだしたのです。
この方法によってヨーロッパの農業は自由度を増し、著しく発達しました。

 日本でもこの考え方を応用して,現在の農地を一旦証券化するなどして、
土地は持っているが,特定の地域の何%かを権利だけ持つようにし、
利用は様々な効率的な方法を切り離して考えることにしてはどうかと思うのです。

 農地には、直接私有する私有地と、
証券として間接的に所有するのと二つの方法が共存するという形になります。
(以上引用終わり)

 この人が書いた、『コメ作り社会とビジネス社会』は、
かなり読んでみたいというか、
私の主張とほとんど一緒かも。
やっぱり、ちゃんと「見てる」人は
世の中にいるもんですなあ。

http://www.nikkei.co.jp/pub/newbooks01-01/19036/19036.html

98 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/08/31(日) 04:43
双葉社WEBマガジンでの連載漫画『帰って来たどらン猫2』(著者はるき悦巳)
に登場する片腕が無い猫を「修正」。
http://jbbs.shitaraba.com/news/bbs/read.cgi?BBS=648&KEY=1053632310&START=439&END=439&NOFIRST=TRUE
出版社側のこういった腑抜けた対応が、規制派をつけ上がらせる要因の
一つになっていると思う。

99 名前: 鳥山仁。 投稿日: 2003/08/31(日) 11:18
98さん>
そういえば、ボーカルがオーヴァードーズで死んじゃった、
アリス・イン・チェインというバンドの3rdアルバムの
ジャケットも、3本足の犬が原因で発売延期になっちゃいましたね。

http://www5b.biglobe.ne.jp/~yamazk/ROCK/A2Z/az/aic.htm

ええバンドやったんけどなあ。

100 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/08/31(日) 11:56
http://websearch.yahoo.co.jp/bin/query?p=ALICE+IN+CHAINS%a1%a1%b8%a4&hc=0&hs=0

悩み抱える人が67%と最高 内閣府の国民生活調査

 日常生活に悩みや不安を感じている人が67・2%と過去最高を記録したことが、
30日付の内閣府の「国民生活に関する世論調査」で明らかになった。
40、50歳代では70%を突破し、悩みや不安の中身は「老後の生活設計」
がトップ。少子高齢化が進行する中、内閣府は「景気低迷をはじめ、
年金など将来の社会保障制度への不安が要因ではないか」と分析している。

 今後の生活の見通しでは「悪くなっていく」が前回比6・2ポイント増で、
初めて30%を突破する過去最高の31・3%。一方、「良くなっていく」
が7・5%、「同じようなもの」は56・7%。現在の生活の満足度では
「不満」とした人が39・6%と1996年調査から連続して増加した。

 政府への要望(複数回答)では「景気対策」が67・4%で最も多く、
青少年犯罪の増加や北朝鮮問題を反映して「犯罪対策」が31・6%と
昨年の前回調査より7ポイント、「防衛・安全保障」が22・4%と
同6・2ポイントそれぞれ上昇したのが目立った。

 悩みや不安があると答えた人に、その内容(複数回答)を挙げてもらったところ、
「老後の生活設計」が前回に比べ6・3ポイント増の50・0%で1位。
次いで「自分の健康」(46・3%)、
「今後の収入や資産の見通し」(41・7%)の順だった。(共同通信)
[8月30日17時7分更新]

と言うわけで、青少年〜法の支持年齢層に、
案の定40代から50代の人が多いことが分かりますね。
この政治的負債をどうやって解消するのかが、
今後の重要なポイントになってくるでしょう。

101 名前: 98 投稿日: 2003/08/31(日) 20:21
>>99
私もA.I.C.のファンです。
レインが死んだと聞いた時、ショックよりも先に「あぁ、この人も悪い意味で
伝説の人になってしまうのか・・・」と、ウンザリしたのを憶えています。

SONYは、この他にも、大手米国パンクレーベル・エピタフのオムニバス盤
「PUNK-O-RAMA vol.2」のジャケイラストに描かれていた見世物小屋前で
屯す芸人達の中にいる「スケボに乗った手足の無いパンク少年」を、日本盤
発売の際に消去したという前科があります。

102 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/01(月) 03:08
98さん>
仲間がいた。
ちょっと嬉しい………。
「PUNK-O-RAMA vol.2」の件は知りませんでした。
参考になります。

後は、小耳に挟んだ情報なので、
信憑性は0%なんですけど、
ダイノソーJrの『グリーン・マインド』のジャケット
(女の子が喫煙しているモノクロ写真)
が保守派の突き上げを喰らったと、
いう一件があったそうなんですが、
それは本当なんでしょうか?

スコーピオンズの『ヴァージン・キラー』の
ジャケットが完全発禁になったことすら知らなかったアフォなので、
音楽情報に詳しい人から話を聞かせていただけると嬉しいのですが。

追記:シアトル系ミュージシャンは、
鬱系の人が多かったんで、
自殺とかオーヴァードーズが発生するのは、
ある程度仕方ないんじゃないですかね。

問題はメディアがそういう面を隠蔽するケースが多いので、
ファンにとってミュージシャンの死が唐突かつ不可解なものに移り
伝説化されやすいってところにあるような気がします。

103 名前: 98 投稿日: 2003/09/02(火) 02:39
>>102
Dinosaur Jr.の件は初耳です。ですが、あり得る話だと思います。
KORNやMarilyn MansonのTシャツを着ていた若者が逮捕されて
しまうようなお国柄ですからね・・・・。
http://www.geocities.co.jp/Broadway/2461/news9851.html

ロック、パンク、メタルのアルバムジャケットのアートワークが
保守派から叩かれるという光景は米国では日常茶飯事です。
先に挙げたKORNの1stも、児童誘拐を暗喩したアートワークが
非難の対象になりました。
http://a1764.g.akamai.net/f/1764/7694/60m/www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/ES/Korn/ESCA-6110/jacket.jpg
(裏のジャケットでは少女の姿が消えている)

104 名前: 98 投稿日: 2003/09/02(火) 03:38
あ、すみません。Dinosaur Jr.の件は日本国内の事でしょうか?

国内でのそういった話はあまり聞きませんね・・・。
統一協会の合同結婚式を使用したOasisのシングルジャケットに
クレームがついた事がありましたが、この一件は表現規制問題とは
また微妙に違ってくる問題の気がしますし。
http://www.zakzak.co.jp/geino/n_October97/nws1453.html

あと、これはアートワークに関する話題ではありませんが、
King Crimsonの名曲「21世紀の精神異常者」のタイトルを、少し前に
発売したリマスター盤で「21世紀のスキッツォイド・マン」に変える
という間抜けた真似を販売元のポニーキャニオンが行い、プログレ
ファンから顰蹙を買うという出来事がありました。
http://homepage3.nifty.com/kuma-p/worryrock/cover/13.htm
(ただ、これは抗議によるものではなく、自主規制らしいです)

105 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/02(火) 14:48
98さん>
すみません。
言葉足らずでした。
アメリカでの話です。

アメリカ国内の「ロック悪者論」は凄まじく、
民主党でも共和党でもまかり通っているところが、
世も末だと思います。

マンソンはマイケル・ムーア監督の『ボウリング〜』で
インタビューを受けていましたが、
(彼にしては?)至極まっとうなことしか言ってませんでした。

また、KORNの児童誘拐ジャケットにしたって、
メディアは年間10万人の子どもが行方不明に云々と語っていますが、
そのほとんどは家出か離婚にまつわるトラブルであって、
小児性愛者による犯行は年間で100〜200件がいいところ、
なのだそうです。

もっとも、日本では「ロック悪者論」が出る以前に、
メジャーレーベルにおける言葉狩りの度合いが、
あまりにも酷いために、
そもそも表現の自由など無いという有様なので、
どちらが社会として病んでいるかに関しては、
とてもビミョーなところでしょう。

106 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/02(火) 15:04
特に警察に対するレコード会社の配慮は異常で、
警察批判はおろか、道交法を無視して車を走らせる
という内容だけでも自主規制の対象になるらしい、
という話から考えても、
日本における表現規制の総本山が、
警察にあることがよーく分かります。

話は変わって、
クングクリムゾンのタイトル変更ですが、
いっそのこと英字表記ですませりゃ良かったんじゃないか、
とも思います。
いずれにせよ、プログレファンには、
そうしたディティールの変更に敏感な人が多い、
というユーザーマインドを無視してますね。
警察は無視しないのにね。
どっちがレコード会社にお金を払っていると、
考えているんでしょうね。

もっとも、ビートルズの『アビーロード』ジャケットですら、
喫煙を理由に変更を迫られる現状では、
「歴史的な名盤だから」というのは理由にならないし、
むしろ有名故に攻撃の対象になるのかもしれません。

そういえば、ガンズも1stでジャケット変更をさせられていましたね。
もっとも、あっちはそこそこ妥当な理由っぽいですけど。

107 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/02(火) 15:48
い、いかん。
クングクリムゾンだって………。
キングクリムゾンの間違えだ。
プログレファンに叱られるー。

108 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/09(火) 08:36
http://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h15zenbun/html/honpen/hp020600.htm

前にも書き込んだことのある、
平成15年度の青少年白書からの引用です。
こうした国の方針がある限り、
有害コミック問題は無くならないでしょう。
早急に抗議すべきだと思います。
(以下引用)

(2) 住民の地域活動の促進
 露骨な性描写のある少年少女向けコミック誌・単行本等の追放については,
各方面で住民の活発な地域活動が展開され,かなりの成果が収められている。
しかしながら,近年の社会情勢の変化に伴い生活環境も年々変化し,
青少年を取り巻く新たな有害環境の発現もみられるようになってきている。
このような環境の浄化のためには,幅広い住民の一般的な合意に基づき,
地域を挙げての住民運動を通じて,問題が解決されることが最も望ましい
方向であるとともに,これを促進することにより,
関係業界の自主規制も促進されるものと考えられる。

 これら住民の活動の促進を図るため,内閣府が関係省庁,関係機関・
団体等の参加・協力を得て毎年行っている
「青少年の非行問題に取り組む全国強調月間」(7月)及び
「全国青少年健全育成強調月間」(11月)においても,
「有害環境の浄化活動の推進」を月間の重点事項として定め,
住民の参加による有害環境の浄化活動を推進している。

 また,「平成13年環境浄化重点地区」においては,
地域住民やボランティアが中心となって,各種の環境浄化活動が
活発に行われている。

 さらに,文部科学省では,青少年の健全育成のための環境整備の観点から,PTAが平成10年度から実施しているテレビ番組の全国モニタリング調査を支援しているところである。

(以上引用)

まあ、個人的には、よくもここまでコケにされて、
大人しくしていられるなとは思いますよ。

109 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/09(火) 11:32
 風俗産業歓迎と容認されちゃった街には白ける話。
 有害コミックよりも893のほうが悪影響じゃないかな。

110 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/13(土) 08:09
109さん>

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030912-00000257-kyodo-soci

悪影響というか、殺されるんですが。
私も去年の終わりに少女売春絡みの調査で、
かなり危ない目にあったんですけど、
蔵書さんは命まで持って行かれちゃったからなあ。

111 名前: 109 投稿日: 2003/09/13(土) 13:52
>>110
>悪影響というか、殺されるんですが
 そういえば、血飛沫のついたシャツを着て、風俗関係の呼子してた男がいたのを思い出したです。
 自分の血ではないよなと思ってと見ない振りして何度か通り過ぎた事があったな。
 週に何度か違った模様の血飛沫や、真っ白のシャツになっている時があって、やばい人だってよく思った。
 ぱったりと見かけなくなったけど。
 考えてみれば、こういうのが日常に存在するのって悪影響どころじゃないんですか?
 警官が防弾チョッキ着て見回りしている光景もなんだか見慣れてきたし。
 一日に何台もパトロールしている光景も見慣れてるし。
 特別何かが起きてる雰囲気はないけど、昼間からゴロツキが街中歩いてる光景って悪影響だよなと思ってたんだけど。

 一番、笑えるのは風俗産業いらっしゃいしちゃったのが何十年前かの市長です。
 理由は風俗産業で街の活性化を図る。
 そんなわけで、夜は歌舞伎町ぽいです。韓国語、中国語、入り乱れ、立っているのはチンピラ。
 こんな街で有害コミック追放運動しても嫌味にしか聞こえないよなと思うんですよ。
 まったく。

>蔵書さんは命まで持って行かれちゃったからなあ。
 昨日テレビで見ました。怖いですね。

112 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/15(月) 14:05
109さん>
うげげ。
蔵書さんは、中国人マフィアの手がけていた、
児童売買ビジネスに首を突っ込んで殺されたって説が、
ネットで流れているんですけど………。
マジかよ。勘弁して欲しいなあ。

そうそう。
日本の風俗が急激に発展したのは、
売春反対団体が警察と組んで、
新風営法を成立させたからだという説がありますよ。

この法律は本番系風俗(要するにソープランド)
に厳しい制約を受けた代わりに、
非本番系風俗(イメクラとか、ファッションヘルス)
を許可制にして認めたため、
本番が苦手な=性的に未成熟な20代前半の若い女性が、
割と安易に風俗嬢として就職できる環境が整った、
というのがこの説の趣旨で、
それなりの説得力があると思います。

もちろん、この売春反対団体のほとんどが、
児童ポルノ法規制推進に回っているのことは、
改めて説明するまでもないですね。

113 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/09/15(月) 16:39
メモ:オタキングこと岡田斗司夫の2001年2月26日の日記を再アップ

http://www.netcity.or.jp/OTAKU/okada/nikki/o2001/o0102b.html

水島広子議員と田原総一郎のDQNぶりを、お楽しみください。
しっかし、田原はほんっとに電波芸者だな。
ゴーストライタンがバックにいないと、
こんだけ言動が酷くなるってことを、
彼のスタッフはよーく理解しているんじゃろか?
操り人形の糸を放しちゃダメだよ。
筑紫哲也みたいになっちゃうYO!


26日(月)
 赤坂の全日空ホテルで『通販生活』の座談会。
しかしもう、出席者がものすごい暴言の渦。
田原総一郎 「テレビは規制してはいけない。権力を監視する装置なんだから。
でもインターネットはねアナタ、規制すべきですよ!」
水島広子(民主党代議士) 「有害な図書、作品は法で規制すべきです。
有害の見分け方?そんなの誰でも見ればわかります!」
 これではまともな議論にすらならない。基本路線はこの三本だ。
代議士&青少年連盟
「とにかく有害な表現に法的規制を!」
田原&日テレ部長
「とにかくテレビは法案から外せ!」
岡田&大学教授
「有害表現規制に根拠はない。そんな規制はムダ」
 しかしこの議員さん、きっといい人なんだろうけど暴言のマシンガン。
「(法案の無意味さを指摘されて)皆さん法律を真面目に考えすぎです。
こんな法律があってもいいじゃないですか」
「(なぜ自主規制なのに法律で義務化しようとするのか?という問いに)
法で決めなければ規制できないじゃないですか」
 わかった、この人達は要するに話し合おうと言う気がないんだな。
田原総一郎はテレビ業界の利権を守るために発言してるだけだし、
議員さんはPTAからの票欲しさに、無意味無利益な法案を通そうとする。
あ〜、疲れたよ。

114 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/15(月) 17:29
>「(法案の無意味さを指摘されて)皆さん法律を真面目に考えすぎです。
こんな法律があってもいいじゃないですか」
 良くないです

 と、誰もが思ったでしょう。
 ちゃんとした反論になっていないところがまたなんというか。
 そういう決め方で色んな事が決まっているなら益々嫌になる。
 議員は汚職だけが問題じゃないなと。

115 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/15(月) 19:49
>皆さん法律を真面目に考えすぎです。
>こんな法律があってもいいじゃないですか
…暴言杉です…(゜д゜)

なんか取り合えず作っておきたい。みたいな感じですね
選挙での票と関係あるんですかね。やはり。

116 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/16(火) 08:35
 田原氏はネットで何かされたんですか。
 私怨とみた!

117 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/17(水) 01:20
「私怨」で「規制しろ」じゃ政治家と変わらないね

118 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/18(木) 09:17
>>117
その逆の方もいるみたいですね
「私怨」で法律や条例のせいで私は逮捕されたその法律と条例を廃止しろという方もいます
世の中いろいろです

119 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/18(木) 17:12
はんてん氏が新聞記事をまとめて日本パラフィリア学会MLにポストされた
「1960年の少年犯罪」です。

表計算ソフトなどを使ってご覧ください。
http://proxy.ymdb.yahoofs.jp/users/856d3c67/bc/1960%c7%af%a4%ce%be%af%c7%af%c8%c8%ba%e1.txt?bc9Rra_APFR6iU8_

はんてん氏のコメントはこちら
http://www.freeml.com/message/paraphilia@freeml.com/0000012

120 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/19(金) 23:04
TBSラジオ 954 kHz
   アクセス      22:00〜23:40
ttp://www.tbs.co.jp/ac/

9月19日(金)のテーマ

「青少年の健全育成のため、
放送・出版・ネット・ゲームにおける
ポルノ表現の自主規制を国が指導」
自民党が準備を進めるこの法案に、貴方は賛成できますか?

投票フォーム
ttp://www.tbs.co.jp/ac/bt/index.htm

121 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/20(土) 02:04
>>118
まあ世の中は法律を作るよりも廃止するほうが難しいわけで

122 名前: 仏滅ロック 投稿日: 2003/09/20(土) 07:09
>>121
そうです。特に日本みたいな社会主義国家では(w

123 名前: 田中 投稿日: 2003/09/20(土) 11:27
>>121
>>122
民主国家だから法律の廃止は難しいんですよ。
法律が存在する=民意で議会が合意している、ということなので
それを覆すのは大変なんですよ。

署名を集めて議会に提出するしかないと思いますよ。

124 名前: 119 投稿日: 2003/09/21(日) 09:33
>>119はファイルにアクセスできないようなのでこちらからご覧ください。<(_ _)>
http://briefcase.yahoo.co.jp/wanda2003jp

125 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/21(日) 12:29
>「私怨」で法律や条例のせいで私は逮捕されたその法律と条例を廃止しろという方もいます
「私怨」だけで法律や条例が廃止・改正されたことはありません。
それどころか、どう考えても、憲法違反でしかない法律が廃止されるのに数十年もかかったりします。
(尊属殺人罪とか、らい予防法とか)

126 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/25(木) 20:47
成人は「比較的人を殺さないであろう」高齢者を含んでいる。
そして現在は社会の高齢化が進んでいる。
したがって、前田雅英のように成人と少年の殺人検挙人員率を単純に比較するのは間違いではないか?

前田によると、1990年代の成人の殺人率は人口一〇万人当り1.2人のあたりを推移している。

検挙数あるいは検挙人員率(人口一〇万人当たりの検挙者数)
http://www.wako.ac.jp/souken/touzai01/tz0113.html
http://www.wako.ac.jp/souken/touzai01/tz01okudaira/okudaira_fig2.jpg

ところが、上のグラフを次の「年代別殺人率」と比較すると、1994年に100万人あたり12人を超える60歳未満の成人の年代層がほとんどで、45歳では25人近くに上っている。
http://www.nnet.ne.jp/~ise/katudou/news/new17.htm

単なる成人と少年の対比は、成人の殺人率が「比較的人を殺さない」高齢者によって薄められてしまうのでフェアではない。成人についても少年と同様により細かい年齢区分を設けて統計を作るべき。

127 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/09/28(日) 04:22
ちょっと面白いニュースがあったんで。

http://www.excite.co.jp/News/world/story/?nc=JAPAN-125971-1_story&nd=20030924142516&sc=in&dt=new
英国のテレビ・映画監視機関と英放送協会(BBC)の調査よると、
子供達は、ドラマなどの暴力シーンよりも、テレビニュースの暴力映像に衝撃を受けること、
また両者を明確に区別していることがわかった。


この調査を見る限り、アニメよりワイドショーの方が有害だって事ですね(w

128 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/10/12(日) 08:05
50歳代以上の犯罪増加率が危機的状況

たとえば14歳から19歳の少年による強盗犯が

平成4年 699人 → 平成13年 1705人 (2.43倍)

なのに対して、

50歳代
平成4年 93人 → 平成13年 331人 (3.56倍)

60歳以上
平成4年 28人 →平成13年 130人 (4.64倍)

となっています。

高齢化および少子化を考慮にいれて10万人あたりの人口比で比較しても、
なお50歳以上の犯罪率の増加は青少年のそれと同程度か、それ以上です。
(特に60歳以上)



ソース
平成13年の犯罪

第1  刑 法 犯
検挙状況
(被疑者の身上)
42 年次別 犯行時の年齢・性別 検挙人員

第8  そ の 他
144 年次別 年齢別 人口

http://www.npa.go.jp/toukei/index.htm

129 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/10/12(日) 16:22
自民党のマニフェスト(政権公約)には、
きっちり「青少年健全育成基本法案」の早期成立が約束してありましたね。
「健全育成=規制」の考え方は相変わらずのようです。
http://www.mainichi.co.jp/eye/2003senkyo/shugiin/manifesto/jimin_08.html

>3.「青少年健全育成基本法」の早期成立
>
>・青少年の健全育成に社会全体で取り組むため、国民の理解と協力を求めて青少年健全育成のための社会的規制を強化する。
>また、現在、参議院自民党で検討している「青少年健全育成基本法案」の早期成立をめざす。

130 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/10/13(月) 04:16
128さん>
情報に感謝します。
私の方でも締め切りから解放され次第、
改めて調査をして件の表に追加をしていきたいと思います。
しかし、この倍率は異常ですね。
裏に何かあるような気がします。

129さん>
今回の選挙で自民党に投票しないっていうのは、
健全育成反対派にとって大前提になりそうですね。
問題は替わりに投票すべき政党があるかどうか、
という点に絞られるんですが、
流れから考えると北朝鮮問題でのドキュンぶり目をつむっても、
比例区は社民党に投票ってことになりそうです。
現段階ではここで消滅してもらうと、
ホントに困るという消極的な理由なんですけど、
将来的には面白い政党になる可能性は………あるのかな?

小選挙区は………民主党なのかな?
『銀のスプーン』発言で世襲議員を批判した管代表の息子さんが、
立候補する段階で個人的にはかなり萎えなんですが。
少なくとも今の自民党よりも1000倍はマシなのは動かしがたい事実なので、
死に票にしたくないならここに入れるしかないでしょう。

むーん。

131 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/10/18(土) 07:43
仕事がどうにか一段落したので、
こちらの作業を復活させます。
お待たせいたしました。

132 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/10/18(土) 17:34
小泉改革宣言(+д+)マズー
いろんな点で。

http://www.jimin.jp/jimin/jimin/sen_syu43/sengen/index.html

133 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/10/19(日) 05:22
132さん>
5年間で不法外国人の数を半分に、
警官増員によって3年間で空き交番を0に、
って部分は冗談抜きでマズイですね。

昨日、松代さんが紹介していた、
トラフィッキングのワークショップに参加してきたんですけど、
不法就労外国人=不良外国人ってわけじゃあないですからね。
こういうウソに引っかかるバカが多いんだろうなあ。

134 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/10/19(日) 07:53
>133
そうは言っても、民主党のマニフェストでも警察官の大増員をいっちゃってるから・・・・

135 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/10/19(日) 10:15
>>133
都道府県によって巡査の数に相当な違いがあるようです。

それから、警察白書によると、駐在所(主として町村部を中心に全国に設置されており、警察官が、勤務場所と同一の施設内に居住しながら、地域の治安の第一次的な責任者として常時警戒に当たるとともに、勤務時間内はもとより、それ以外の時間においても事件、事故、急訴、住民の要望等に対応するように努めている)を減らして、交番(事件、事故等警察事象が比較的多い都市部を中心に全国に設置されている。原則として1当務3人以上の交替制勤務の警察官によって運用する)を増やす傾向にあるようです。

年 交番数 駐在所数 計
1992 6400 8800 15200
1993 6500 8800 15300
1994 6500 8700 15200
1995 6500 8500 15000
1996 6500 8400 14900
1997 6500 8300 14800
1998 6600 8300 14900
1999 6600 8100 14700
2000 6600 8100 14700
2001 6600 8100 14700
2002 6600 8000 14600

(各年の警察白書より)

ぶっちゃけ、警察官不在の程度は都市部とそうでないところでかなり違うのではないでしょうか?

136 名前: 135 投稿日: 2003/10/19(日) 10:25
>>135
最後の行は撤回します。
地域ごとに調べないといけませんね。
http://www.google.co.jp/search?q=cache:5KctfM9stw4J:www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030918/mng_____sya_____009.shtml+%E7%A9%BA%E3%81%8D%E4%BA%A4%E7%95%AA&hl=ja&ie=UTF-8

137 名前: 135 投稿日: 2003/10/19(日) 10:32
ちなみに1991年以前は交番と駐在所が合わせて1万5千箇所をキープしていたようです。

警察白書によると1970年代後半は下表のようになっていました。

年 交番数 駐在所数 計
1974 5858 10239 16097
1975 5780 10154 15934
1976 5100 9900 15000
1977 15000
1978 5400 15000
1979 5900 9000 14900

138 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/10/20(月) 03:06
134さん>
要は民主党が勝っても自民党が勝っても、
警察庁が安泰なように、両方に札を張ったってことでしょうね。
戦国時代の宇喜多家とか真田家を思い出しますな。
藤井総裁も大暴れだし、官僚の悪あがきもここまでくると面白いですね。
そういやあ、藤井総裁の弁護士もヤメ検じゃなかったっけ?

139 名前: 平成14年度犯罪白書からコピペ 投稿日: 2003/10/23(木) 11:40
256
1 年齢層から見た動向
(1)年齢層別の検挙人員
5−2−4−1図は,殺人及び暴力的9罪種について,年齢層別検挙人員を成人と少年に
分けて,その推移を見たものである。成人,少年別に各罪種を比較すると,強盗及び恐喝
において少年が占める比率が他の罪種よりも高くなっている。年齢層別に見ると,殺人,
脅迫,強姦及び強制わいせつを除いた罪種で10歳代が多いのが特徴である。20歳代に多い
罪種は,強姦及び強制わいせつである。また,50歳代,60歳以上の年齢層に関しては,す
べての罪種において増加を示しており,中でも強盗は,昭和49年と平成13年を比較すると
50歳代で12.7倍,60歳以上で18.6倍に増加しているほか,強制わいせつの増加も著しい。
強盗,傷害などにおける50歳以上の増加は,最近の数年間に著しくなっており,高齢者層
を取り巻く環境が大きく変化しているのではないかと推測される。
(2)年齢層別検挙人員人口比(発生率)
これらの年齢層別増減傾向は,少子高齢化や団塊の世代に代表される人口構成比のアン
バランスに起因している可能性がある。そこで,この人口のアンバランスを補正するため,
各年齢層別の人口10万人当たりの検挙人員(以下,「犯罪発生率」という。)を見たものが
5−2−4−2図である。
第4節犯罪者の属性から見た動向

http://profiler.hp.infoseek.co.jp/Crime_Data.htm

140 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/10/25(土) 01:01
話の腰を折ってしまいますが、コレは、GT的にも、出版社的にも拙いのではないかと思い、書き込みます。
東京都条例で、青環法出版物版が出ているようです。
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/news/648/1066924612

141 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/10/25(土) 06:52
交番と警察職員のが各都道府県の「統計年鑑」に記載されています。

例えば、

大阪府統計年鑑
第24章 司法及び警察
第30表 都道府県別警察官数、警察署・派出所・駐在所数等(約43KB)
http://www.pref.osaka.jp/toukei/nenkan/24xls.html

任意の都道府県について「○○統計年鑑」でぐぐって見てください。

142 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/10/25(土) 06:54
同統計年鑑は各自治体の図書館でも閲覧できるものと思われます。

143 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/10/25(土) 11:30
139さん>
情報、誠にありがとうございます。
まだ私の調査が追いつかない段階なので、
コメントは差し控えさせていただきますが、
特定の年齢層が犯罪を犯しやすいのではないかという指摘は、
以前から存在していたので、
現在調査中の情報を整理した後で、
早速そちらの問題にも取り掛かりたいと思います。

140さん>
これはマズイですねえ。
東京に出版社が集中しているのは、
戦前の政府が言論統制をし易くする思惑で、
印刷所や出版社を一箇所に集めたのがきっかけなんですが、
その当時の負の遺産を、
こんな形で再利用されたんじゃたまったモノではありません。
業界にも情報を流しておきますよ。
Kさんは相変わらずいい仕事してるなあ。

141さん>
こちらの情報にも感謝です。
早速、私のほうでも調査に入りたいと思います。
まずは、東京都の統計年鑑からですね。

144 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/10/25(土) 14:01
交番Q&A
ttp://www.kcciweb.jp/now/police/police5.htm

145 名前: 警察嫌い 投稿日: 2003/10/26(日) 10:49
[ザ]児童ポルノ法改正について〜 ...
http://thebbs.jp/coterie/1059614403.html - 2k

[ザ]What Do You Think About 児童ポルノ禁止法 ?
...http://thebbs.jp/current/r.exe/1031920465.101-200 - 52k

こちらの掲示板も、活用して頂きたいです。

[同じ[プロバイダ|学校|プロクシ]経由でクラッキング行為・掲示板荒らし行為等が行われたため詳細調査中であるか、匿名性の高いProxyサーバーを経由しているため規制させていただいております。
ブラウザの設定でPROXYを経由しないようにすると解消することがあります]

との理由で今、僕は、ザ掲示板に書き込みが出来なくなっており非常に残念です。

146 名前: 松代 投稿日: 2003/10/26(日) 11:03
>>140
「子どもを犯罪に巻き込まないための方策を提言する会」の「緊急提言」なるものは、青少年問題の枠を越えた「行政による住民の管理及び監視」を目的としたものと言え、断固として反対しなければなりません。
ただ、現在は既に総選挙の前哨戦に突入しており、都議、区議をはじめとする都の地方議員も多忙を極めている状態です。
また、既に本掲示板などで表明しているように、グリーントライアングルは総選挙に目標を絞った活動を展開しており、具体的な情報収集等は総選挙後にならざるをえません。
申し訳ありませんが、それまでは業界筋などへ情報を伝え、警告を発するのが精一杯というところかと思います。

ただ、活動を展開するうえでの疑問点などございましたら、遠慮無く質問してください。
返答には多少のお時間をいただくかもしれませんが、可能な限りきちんと調べて、情報を提供させていただきたいと思います。

また、このことはあまりいいたくもないのですが、最初にはっきりさせておかないと後で厄介なことになるから、あえて明言させていただきます。

−グリーントライアングルは、団体間の相互不干渉を重視します−
−他団体への干渉と受け取られる可能性のある情報に関しては、公開しない場合もあり得ます−

イベントなどの参加についても慎重に検討するので、その辺もよろしくお願いします。

147 名前: 松代 投稿日: 2003/10/29(水) 01:37
「子どもを犯罪に巻き込まないための方策を提言する会」の「緊急提言」に関連して、基礎的な情報となるレポートをご紹介させていただきます。
今回の「緊急提言」については、様々な情報が飛び交っており、自分も情報を整理しきれていないというのが実情です。
ただ、WEBでは既に業界サイドの自主規制や慣行と「法的な規制や規定」を混同したり、あるいは「緊急指定」について行政側の権限を拡大解釈して危機意識を煽るかのような情報も発信されており、厳重に注意が必要です。
基礎的な情報を把握することが極めて重要なのは、誰にとっても明らかなことでしょう。
自分も、当事者やジャーナリストの方々への直接アプローチを含めた情報収集に務め、可能な範囲で公開させていただく考えです。

>東京都青少年健全育成審議会の場合「有害」「不健全」図書は誰が、どうやって決めているのか
>文◎長岡義幸
http://www.pot.co.jp/zu-bon/zu-07/zu-07_154.html

以下、一部引用
>「有害」図書の指定方式はどんどんお手軽化の方向に進んでいる。もともとは一点一点を審議会などで検討して指定する「個別指定」方式だけだったが、徐々に総ページ数の何割以上、あるいは何ページ以上といった基準を示して自動的に「有害」図書とみなす「包括指定」制度が導入され、早急に指定を要する場合があるという理屈で審議会にさえ諮らないで行政の一存で「有害」図書にする「緊急指定」制度が取り入れられていった。「包括指定」は当初、全ページ数の三分の一以上というのが一般的だったが、だんだんと規制が強まり、五分の一以上、一〇分の一以上、あるいは一〇ページ以上といった条例も現れている。たとえば一〇ページ以上性的描写があれば『週刊プレイボーイ』なんかはもちろん『週刊ポスト』『週刊現代』でも「有害」図書と見なしうる自治体があるわけだ。また「個別指定」では山形県で『アンアン』が指定されたことさえある。
>タイトルも示さずに「有害」図書とみなす包括指定方式は、個別指定以上に、検閲性が強く、かつ販売者自身が「有害」図書かどうか判断しなければならないことから、「憲法違反」だという指摘がある。しかし、ほとんど論議にはならないまま、なし崩しに多くの自治体が取り入れてしまった。青少年に売れば即検挙もあり得るから罪刑法定主義にも明らかに反している。
>ほとんどの自治体では「有害」図書類の販売違反の取り締りを警察に任せているという問題もある。行政はただただ機械的に指定すればそれでおしまい。いや「包括指定」ならば行政が判断する必要はない。「あとは野となれ山となれ」といったところだ。実際、ある県に摘発件数を尋ねてみたことがあるが、まったく把握していないという答えだった。その意味では青少年がどうのこうのというよりも、警察権力で小売業者を威嚇する「事業者管理条例」と呼んだほうが青少年条例の実態を正しく表現しているといえるだろう。
>実際、審議会は都知事によって委嘱・任命された「業界に関係を有する者三人以内」「青少年の保護者三人以内」「学識経験を有する者八人以内」「関係行政機関の職員三人以内」「東京都の職員三人以内」の倫理観あふれる人々で構成される。
>業界委員は出版業界の自主規制団体「出版倫理協議会」の議長や「映倫管理委員会」の事務局長、映画館興行主の団体「東京都興行環境衛生同業組合」の副理事長が就き、学識経験者委員には都議会議員や新聞社の管理職(日本新聞協会推薦枠。朝日新聞社、読売新聞社、毎日新聞社)、主婦連合会常任委員、東京都地域婦人団体連盟専門委員、日本善行会常任理事らが就任。関係行政機関の職員として東京法務局人権擁護部、東京少年鑑別所のほか、警視庁少年育成課にもポストが与えられている。
>現在のメンバーは、会長が善行会の石崎富江委員、副会長が朝日新聞東京本社編集局記事審査部長の津山委員となっている。ちなみに石崎委員は東京都の元生活文化局長なので東京都の身内も同然の人物だ。善行会というのは鈴木俊一元都知事が会長になっている団体である。
>委員は都知事が正式に任命し、税金で運営されるれっきとした公的組織なのだから、主権者に申し開きのできる透明な運営をしなければならない。ところが審議会委員らは倫理とはまったくかけ離れた議論を延々としていた。

148 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/10/29(水) 10:27
>>147
審議会のメンバーには三大新聞の管理職が入ってるね。
以前、鳥山さんも指摘してましたが
新聞マスコミは味方にならない。

表現規制は報道の自由を脅かすから、
マスコミが健全育成を煽るのは自殺行為だという人がいるが、
新聞マスコミは既に「安全圏」にある。

新聞は新興勢力のインターネットと、以前から対立関係にある「非新聞社系雑誌」を
叩く道具として都条例や青少年健全育成法を使うのだうか?

田中直紀が「インサイダーは問題ない、問題はアウトサイダーだ」と
いってたが、その意味がここにきてはっきりしたね。

新聞マスコミを味方につけようとしてもムダだろうが、
中立化できればそれに越したことはない。

しかし、読売とサンケイはいってもムダだろうし、毎日と朝日でさえ
これじゃ、話にならないかもな。

149 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/10/29(水) 19:21
148さん>
新聞社は再販価格維持制度に依存しており、
この制度が無くなると現在の新聞販売システムが崩壊してしまうので、
基本的に政府の(具体的には官僚の)言いなりですよ。

カマヤンさんがよくおっしゃっている分断統治は、
マスコミ業界内部の対立図を見れば、
現実だということがよーく分かります。

実際に児ポ法成立の際に、
新聞社だけは反対意見を出さなかったわけですし、
改正案が出た時には、
警察官僚と関係の深い、
ビデ倫とソフ倫は対象から外されることが内定していた訳ですから、
この問題は意外に根が深いのです。

余談になりますが、表現の自由を守る人たちも、
何故かサブカル関係者ぐらいまでしか情報の共有化をせず、
エロ本業会のコアな場所とは全然縁がなかったりします。

私自身もエロ本関係者の鳥山仁名義で活動する場合と、
一般作家、一般出版社名義で活動する場合の扱いの落差に、
何度も腹がよじれるほど笑わせていただきました。

ま、職業に貴賤ありってコトなんでしょうな。

150 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/01(土) 01:32
例の東京都が勧めている「青少年保護育成条例」は、
東京都だけが対象となるみたいではないようです。

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20031031k0000m010162001c.html

>首都圏4都県知事が会談し、テレビ電話を使った医薬品販売を容認したほか、
>米軍の横田空域の返還を要求することや青少年保護育成条例などの共通化を進めることで合意した。

下手をすると、この条例が「全国標準」になってしまう可能性が高く、
状況は、かなり危険に思います。

151 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/01(土) 08:35
>>150
面白いことに
首都圏四知事の中で男女協同参画を推進しているのは
千葉の堂本知事だけ
他の三人は積極的か消極的かの差はあれど
男女協同参画事業に否定的という共通点がある
誰とは言わないが統一べったりの知事もいる
誰が味方なのか言わなくてもわかるね
味方はいないという回答さえ成立する

参院選の投票率が低かった理由は
地元野党支持基盤の消極的サボタージュだ

野党にもネオコンはいるんだよ

オタクには石原シンパがたくさんいる
男女協同参画嫌いはもっとたくさんいる
笛吹けど踊らずにならなきゃいいね
オタク大分裂はむしろ歓迎すべきことで
オタクという居心地のいい一体感に引きずられ
活動が尻すぼみになる可能性を心配すべき
というかそうなる

152 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/11/01(土) 15:12
151さん>
おっしゃる通り。
オタクの政治的主流は右派で、石原支持者も多いですね。
「宇宙戦艦ヤマト」で感動していた歴史のある連中が、
右巻きじゃないって考えること自体に無理があるでしょう。
ヤマトのプロデューサーだった西崎が、
石原と仲がよかったのは周知の事実ですし、
オタクが西崎の影響を受けなかったとも思えません。

左派系なのは、学生運動上がりのコミケの初期からいる首脳部(明治大学流れ)と、
AMIの主要メンバーの一部にトランスジェンダー系の性癖を持つ男女性の一部で、
(コミケは発足当初から、少女漫画を読む男性=女性化願望のある男性が主要な参加者だった。
やおい系に至っては解説不要でしょう)
彼らがコミケを政治活動の舞台にしようとするから、
端から見ていると面白い状況が発生する訳ですよ。

コミケの延べ参加者数は40万から50万人で、
実際の参加者数は20万人から30万人弱だから、
これは十分に政治的な力を持ちうるのではないか………
と、ちょっとだけ頭の切れる連中は妄想しがちなんですが、
現実にはあそこは政治的沼沢地で、
足を踏み入れた人間は、
オタクというパイを分裂させないように気を遣ったあげく、
どちらにも動けなくなるのが関の山です。

私は最初から、「コミケもオタクも活動基盤にするな」
と警告していたんですけどね。
まあ、人生を棒に振るのは本人の選択だから、
私が彼らに何かを強制することもありませんが。

でも、上手く行ったらいったでラッキーなので、
一切の邪魔をせずに静観をするのが良いのでは?

153 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/01(土) 19:11
オタク系サイト見ると、石原閣下万歳、民主世論操作氏ね、社民、共産論外
でもボクロリだから青環法には反対だなぁ…ってのが多いこと。

154 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/01(土) 20:35
>>153
岐阜一区の対抗馬ならオタクが分裂せずに投票できるんじゃね―の
うまく煽ればひょっとして討ち取れるかもよ。

155 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/01(土) 23:15
石原閣下、またも失言。

http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20031102k0000m010058001c.html

>「隣の中国では人間積んだ宇宙船を上げて(中国人は)みんなびっくりして。
>中国人は無知だからアイヤーと喜んでる。あんなものは時代遅れ。
>日本がやろうと思ったら1年でできる」

「中国人は無知」ねえ。
しかしこれほど失言癖のある政治家というのも珍しい。
おそらく石原シンパは、こういうのを「失言だと思わない」連中で占められてるんだろうなー。
「日本人は無知」とかアメリカ人が言ったら、激怒するくせに。

156 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/02(日) 01:43
「隣の日本では人間の形したロボットをつくって(日本人は)みんなびっくりして。
日本人は無知だからBANZAIと喜んでる。あんなものは時代遅れ。
アメリカがやろうと思ったら1年でできる」

「日本人は無知」ねえ。
しかしこれほど失言癖のある政治家というのも珍しい。
おそらくブッシュシンパは、こういうのを「失言だと思わない」連中で占められてるんだろうなー。
「アメリカ人は無知」とかフランス人が言ったら、激怒するくせに。

157 名前: 松代 投稿日: 2003/11/02(日) 11:25
>>155-156
これ、テンプレになるね〜
「隣の○○では○○して(○○人は)みんなびっくりして。
○○人は無知だから○○と喜んでる。あんなものは時代遅れ。
○○がやろうと思ったら1年でできる」

「隣のインドでは核兵器積んだロケットつくって(インド人は)みんなびっくりして。
インド人は無知だからナマステと喜んでる。あんなものは時代遅れ。
日本がやろうと思ったら1年でできる」

「隣のタイではジェット機積んだ空母つくって(タイ人)はみんなびっくりして。
タイ人は無知だからコップンカーと喜んでる。あんなものは時代遅れ。
日本がやろうと思ったら1年でできる」

158 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/11/02(日) 13:09
155さん>
たぶん、石原は承認欲求の強い汚言症なんだと思います。
奴の発言を一つ一つ見ていくと、
悪意はあっても意味性が薄すぎます。
まあ、そこが奴の一般受けする素地でもあるので、
簡単に収まるもんでもないでしょう。
セックスワーク賛美派と一緒で、
たわけた発言をする度に吊し上げればいいんじゃないでしょうか?

松代さん>
中国の演劇の件でもそうですが、
反日、反韓、反中的な思想を持つのは、その国のインテリ層のグループで、
自国の歴史を理解する程度には、知識があるって言うのがナニですな。

日本では、おそらく左派系の学術グループのせいで、
知識が深まるとコスモポリタニックな思想になるという、
誤った認識が浸透しており、
ナショナリスト=低学歴、あるいは歪んだ人間
というイメージが形成されがちですが、
共産主義国であるはずの中国で、
未だに抗日運動が綿々と続いているという事実を、
もっと考えた方が良いと思いますね。

歴史的な問題があるにせよ、
一般的な中国人は日本人にそれほど悪意を抱いていないし、
一般的な日本人は中国人にそれほど悪意を抱いていません。
「ネズミを捕る猫は、黒い猫でも白い猫でも良い猫だ」
というのが健全な常識ってもんじゃないでしょうか?

159 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/02(日) 21:03
いや〜、悪所追放運動って最初から警察の肝いりだったんですね。

因みに当時の「母の会」会長曰く
「競輪は健全娯楽」だそうです。
実家が自転車の部品作っていたとか。 
はは。

>本の詳細
>有害図書と青少年問題 大人のオモチャだった“青少年”

> 橋本 健午●著
>版元●明石書店

>公序良俗の美名に隠れた大人社会のご都合主義が子供たちを翻弄する!! 出版物をスケープゴートに、根拠なく少年非行を「有害図書」に結び付けてきた戦後社会を検証し、真の責任の所在を明示化する。

http://www.hanmoto.com/bd/ISBN4-7503-1647-4.html

160 名前: 155 投稿日: 2003/11/03(月) 01:40
それでは恥ずかしながら、私からも推薦図書を。既出かも知れないですが。

「日本人のしつけは衰退したか 『教育する家族』のゆくえ」
http://product.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30536513
東京大学大学院助教授、広田照幸氏の著書です。

広田氏は、「青少年の凶悪化なんて幻想だ」という主張を繰り広げていることでも知られていますが、
この書物では、
「昔の親は、子供の躾は今と比べて遙かにきっちりやっていた」
という主張も「幻想である」としています。
氏はあれこれと資料を集めてきて、昔の親は躾なんてまともにやっていなかったと結論付けています。
戦前の下層階級は、その日その日の生活で手一杯であり、
子供の躾なんてまともにやっている暇なんて無かったと。
上流階級の方は、子供の相手なんて、女中やら乳母やらに任せきりにしていたと。
躾に熱心な「教育する家族」はそもそも都市への人口集中がもたらしたもので、
東京の山の手当たりを中心に発生した「中流階級」の産物であるとしています。
つまり、躾が云々、と一般的に騒がれるようになったのは、つい最近の現象なんです。

さらに、「教育する家族」に特徴的な現象として、
「勉強ができて、親の言うことを良くきく、そして子供らしい『良い子』が欲しい」
という強い願望があることを指摘し、これを
「パーフェクト・チャイルド(完璧な子供)願望」と広田氏は称しています。
この願望の何が困るって、
これはつまり「躾」によって「完璧な子供」を作り出せることが可能だと信じていると言うことは、
その子が問題を引き起こした場合、それは躾……つまり親の責任となります。
要するに、「完璧な子供」を欲していると言うことは、「完璧な親」を求めているのと同義であり、
躾には学校や、地域社会の協力も不可欠だの何だのと主張すると、
今度は、「完璧な学校」と「完璧な地域社会」が不可欠であるということになり、
とどのつまりは、この世の人間全員が完璧な善男善女で構成されていなければならないという、
ほとんど神懸かり的な世界観に行き着いてしまうんです。
カルト教団の信者でもない限り、そんな世界は実現不可能であることは誰の目にも明らかで、
結局の所、教育する家族の、「パーフェクト・チャイルド願望」は破綻必至です。
御存知、「青少年健全育成」問題も、
この「パーフェクト・チャイルド願望」に基づいていることはほぼ確実ですし、
実際問題として、「我こそは完全無欠の人間である」、
なんぞという事を真顔で言える人間が圧倒的少数派である以上、
パーフェクト・チャイルド願望は、子供だけでなく、親にも異常なほど多大なストレスを与え、
そして追いつめてしまっています。
子育てのやり方に悩む親が、今どれだけ大勢いるか、考えてみればこれは明白です。
個人的な感慨ですが、、
この「パーフェクト・チャイルド願望」は児童虐待問題の原因の一つになっているんじゃないでしょうか。
子供達の為にも、そしてその親の為にも、
このしょーもない妄想は、何処かで阻止せにゃならんと、私は考えています。

161 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/03(月) 16:00
>>155さん

戦後のある時期に小学校教員にアンケートをとった所、
「近頃の子供は賢くなった」との回答が多かったそうです。

それまでは小学校一年生ぐらいではまだ全然まとまりがなく、
授業にならなかったのですが、しつけをされた子供が増えてきた
ので授業をしやすくなったのだとか。

162 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/03(月) 18:05
「パーフェクトチャイルド願望」で思い出しました。
すでに市伝説かもしれませんが、私立小学校入試の際の両親面接での
回答マニュアルの話。
「どういうお嬢さんに育って欲しいですか?」との問いには、父親が
「娘は妻のような女性に育ってほしい」と答える、が、正解?なんでしょ。
絶対にいやだ。普通に考えて気持ち悪くないですか?

163 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/03(月) 20:10
>>161
 統計って、取り方によってデータ変わりませんか?
 例えば、渋谷繁華街で十代の若者に『飲酒喫煙についての意識調査』とか
 アンケート結果そのものより、それを取ったやり方や教員の世代などなどの方が重要です。
 
 それに『授業をしやすくなった』ことと『賢くなった』というのも違います。
 単に児童が『騒ぐと怒られるから』という理由で大人しくしているのと『ここで騒ぐと他人の迷惑になる』と考えて大人しくしているのでは大分違いませんか。
 しかし、『授業をしやすくなった』ことで教員が授業をしやすくなり、何故、児童が大人しくしているのかを考えないのなら児童の事ではなく教員の都合だけで物事を判断していると思います。

164 名前: 155 投稿日: 2003/11/04(火) 22:21
>>162
どうにも偽善的、形式主義的な話で、子供の教育に悪そうですなー。

>>163
「良い子」「普通の子」という言葉を繰り返す人は、
子供という存在に対し、強固なイデア(理想像)を持っているのです。
もっと詳しく言うなら、
「成績が良く、大人の言うことをよくきいて、心の優しい、良い子」
というイデアをやたらと強烈に持っている人は、
その全てのファクターがイコールでつながっとるんです。
つまり、
「成績が良く=大人の言うことをよくきいて=心の優しい=良い子」
と信じているんであり、
「成績が良い」という一言に直面しただけで、
その子は同時に「大人の言うことを良くきくだろうし、心も優しいだろう」
と、勝手に信じ込みやがります。
こーゆー思考法を持つ人は、163さんの仰るような事態に直面すると、
「授業がしやすくなった=大人の言うことをよくきく=成績が良い=心も優しいはず……」
と、いう具合に信じ込むでしょう。
よく少年事件なんかで耳にする、
「あの成績優秀な子が……」
なんて台詞は、全て上述のロジックに支えられていると思われます。
要するに、「成績優秀=心の優しい=良い子」なんです。
当たり前ですが、成績優秀だからといって、人格高潔とは限りませんよ。
まあ、その「良い子」が犯罪をしでかすからこの手の人達は衝撃を受けるんでしょうが、
それは要するに、自身が今まで持っていたイデアが動揺するから衝撃なのであり、
そんなしょーもない妄想はとっとと瓦解しちまえと、私は考えています。

165 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/05(水) 02:31
 あまり関係は無いんですが、「テレビで報道してるけど最近の子はモラルが下がってる」というのもなんか感じ悪いですね。
 こういう発言する人は自分の身の周りの子供たちまで「最近の子」というのかなって。
 そういうオジサンはどうなのよって良く思います。
 こういうのってなんでしょう。年齢差別?
 160-164の流れでちょっと、思いまして

166 名前: 松代 投稿日: 2003/11/05(水) 02:35
青少年育成問題協議会専門部会に参加した人から報告をいただきました。
形式はまだわかりませんが、近日中に禅道魂板へ報告をアップしていただきます。

報告を信じるならば、規制推進派はポルポト派や文化大革命の紅衛兵と同様の「都市生活破壊」を目指しているようです。

コンビニやカラオケボックスを始めとして、深夜営業しているあらゆる商行為を「有害環境」と決めつけ、同時に青少年は「環境的要因に行動が作用される生き物」だという考えを自明としています。

コンビニのない都市生活は成立しえないから、規制推進派の主張は自戒するという意見もありますが、そんな事はありません。事実、1970年代はコンビニもカラオケボックスもマンガ喫茶もインターネットも無い「近代的都市生活」が成立していたのですから、同時期に青年期を送ったであろう専門部会の委員にしてみれば、当たり前の生活に戻るだけといってもよさそうです。

さらに、東京でも地域の利権構造ががっちり固まっている東東京はコンビニやカラオケボックス、レンタルビデオ店等の深夜営業店舗が少なく、あの「浅草六区」でさえ夜は人通りが少ないという「現実」もあります。

深夜営業規制を盛り込むことは、世代的にも地域の利権構造的にも歓迎すべき要素だと考えるべきです。

問題はそれだけではありません。
青少年課に今後の進行を確認した報告者によると、次回会合以降の会議は庁舎管理上、傍聴人数を1〜2名に制限するようです。そればかりか、取材席も用意しないということで、いったいどこが公開審議なのだろうか、全くなぞという状態です。

以下は皆さんへのお願いです。

青少年育成問題協議会専門部会に足を運び、皆さんの目と耳で審議の情況を直接確認してください。また、以下の連絡先へ意見を送り、青少年育成問題協議会専門部会をきちんと公開するよう、皆さんも働きかけてください。

お願いします。

11月10日以降の専門部会は19日、21日が確定していて、場所・時間も10日と同じだそうです。

「東京都生活文化局都民協働部青少年課」
http://www.taims.metro.tokyo.jp/soumu/ad_027.nsf/?OpenDatabase
都民協働部青少年課 
メールアドレス S0000578@section.metro.tokyo.jp
直通電話 03-5388-3172
内線     29-551〜554

167 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/05(水) 03:08
>>166
大手コンビニは猛反発しそうですね。
ところで、
>深夜営業規制を盛り込むことは、世代的にも地域の利権構造的にも歓迎すべき要素だと考えるべきです。
なのかが良く分かりません。

168 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/05(水) 09:52
>>167
つまりコンビニをより出店しにくくして、旧来の商店街を間接的に保護
しようというわけですよ。

高齢者の多い商店街店主達にしてみれば、不倶戴天の敵であるコンビニが来なくなる
だけでもウマーなだけでなく、彼らの望む"古きよき時代"が帰ってくるわけですから
二重の意味でウマーなわけですな。

169 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/05(水) 11:42
>>166
傍聴した者です。
「深夜営業の規制」を唱えたのは一名だけですので、規制派の意見そのものではないと思います。
またその人は「深夜営業の規制は環境問題にも有効」とか言ってる人なのであまり相手にしないほうが
いいかと。

マンガ喫茶やカラオケに関する点としては、「深夜徘徊する未成年に対してどのような対策をとっているか?」
という点に集中していて、店側の回答としては自主規制でそこそこやっている、ということです。

今回の会議で各委員のスタンスがだいたい浮かび上がってきたと思います。


>>all
他に何か知りたいことがあれば聞いてください。

170 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/05(水) 12:37
>>168
そう思っている人がいることに驚き
深夜営業を抑えてもコンビニに商店街が勝てるはずがないような。
条件が同じではないですから。
それに、今更過去へは戻れない気がします。
コンビニも既に定着してます。

でも、ちょっと考えそうなことですね。

>>169
その一名が何方だったかがまず気になりますけど、だからといって聞いちゃ拙いんですよね。

ああ、でも
>「深夜営業の規制は環境問題にも有効」とか言ってる人なのであまり相手にしないほうが
いいかと
二十四時間働いてる人の身にもなって欲しい

あ、一つ質問があります。
それぞれ、どういうスタンスなのでしょうか?
答えられる範囲でお願いします。

171 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/05(水) 12:51
 商店街って大手スーパーとかできた辺りから寂れてきたと思うけど、コンビニの深夜営業つぶしたってディスカウントで買いだめすれば済むし

172 名前: 松代 投稿日: 2003/11/05(水) 15:00
コンビニ等の深夜営業規制ですが、主張していたのが健全育成論者の中心人物であり、都の教育行政に大きな影響力を持つ「堀内比佐子」だったことと、以下に述べるような零細小売り業界の動きがあったことと合せ、過剰反応したかもしれません。

堀内比佐子の言動をWEBでチェックするのはチョット大変かもしれませんが、都の各種専門委員会へ参加しており、参加情況をチェックするだけでも影響力が推定可能だと思います。自分のミスリードなら「それに越したことはない」のですが、念のためさらなる情報収集に務めてみます。
もし、堀内比佐子に関する情報などございましたら、お手数でも禅道魂板にアップしてください。

おまけ
零細小売り業界の動き

1:スーパーの深夜営業を法的規制の実現
最近、大手スーパーでも深夜営業やってるでしょ。あれをどうにかしたいんだって。

2:ドンキホーテをはじめとする安売り店の出店規制、営業時間規制の実現
説明しなくてもわかるね

2:コンビニ営業時間規制の実現
コンビニの大半は、零細小売り店が鞍替えしたフランチャイズ店なんだよ。それまで、週6日、1日9〜10時間労働がせいぜいだったのに、コンビニになると週7日の24時間労働に近いワケ。人件費もかさむし、バイトの教育なんかやりたくてもできないおじぃおばぁにとっては、お上がコンビニの営業時間を規制してくれると嬉しいんだよ。
営業時間が短くなると、おじぃおばぁは「商店会の寄り合いにも顔出せる」しね。
そりゃぁ経営本部は大反対だろうが、現場の意識としてはそんなもん。
コンビニが味方になるかどうかは、はっきりいって微妙だね。
セブン−イレブン・ジャパンみたいに、本部からして「青少年の健全育成と地域の環境浄化に熱心」なところもあるんだよ。

3:昔懐かしい商店街の活性化
これも説明不要だな

>>159さんが紹介した「有害図書と青少年問題−大人のオモチャだった“青少年”」でも指摘されていたけど、コンビニ規制は健全育成派の主要獲得目標だから、あまり軽んじないほうがよいと思うのだよ。ちょっと話はずれるけど、書店組合もコンビニ規制にはご執心だし、取次もアダルト出版物は扱いたがらない(金になるけど面倒だし、非取次流通も多いから旨味が無い)から、下手をすると四面楚歌になりかねないと思うんだけど、気にしすぎかな?

いずれにしても、みんなで傍聴することが重要です。
迷った時は現場にいきましょう!

173 名前: 169 投稿日: 2003/11/05(水) 16:35
>>都の教育行政に大きな影響力を持つ「堀内比佐子」だったことと
もしかしたら情報がやや欠落して伝わっているかも知れません。
その「深夜営業ボクメツ論」をぶっててくれたのは、堀内堀内比佐子ではなく小黒佳代子という人物です。

堀内比佐子についてはさもありなんという発言でした。
健全育成に環境の浄化は不可欠、ポルノの制作そのものが女性人権の商品化といったことを言っています。

>>170
小黒委員は公募に応じたヤクザ…じゃなくて薬剤師さんで、欠席だったのですが当日わざわざFAXを送っ
てきていて、その中で述べていたのが「子供がこんなになっちゃたのは自販機やコンビニが便利すぎるから
なので規制しよう」という内容だったのです。
よくわかってないだけの人だとは思うのですが、この方の「正義」は極論に走る傾向があるのでその辺だけ
チェックでしょう。

他の委員について、その日の発言を要約すると
前田雅英(刑法学者)=「青少年凶悪化」幻想論は間違い。ネットカフェにフィルタリングを。
酒井朗(お茶の水女子大学助教授)=性犯罪と性情報の因果関係は確認されているのか?
前田俊房(弁護士)=江戸の昔から続く春画文化に「手鎖の刑」に処すべきじゃない。

といった感じです。
これを元に敵だ味方だと評論するよりも、次回の傍聴の参考にしていただければと思います。

またこの日、前田俊房弁護士が資料として持ち込んだ新聞の切り抜き「メディアと「青少年凶悪化」幻想」
http://www.jca.ax.apc.org/toudai-shokuren/dekigoto/000824a.html に対し、前田雅英教授がクレーム
をつけ、次回彼が日経に書いた論文「少年凶悪犯罪 深刻さ認識を」
http://www.jca.ax.apc.org/toudai-shokuren/dekigoto/000909n.html を資料として提出するようです。

174 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/05(水) 17:06
>>173さん
例によって前田雅英センセイですか・・・。

成人には犯罪率の低い高齢者が多く含まれるため、それに比べると少年の犯罪率は高くなりがちです。
犯罪率の増加は少年だけの問題ではありません。
年齢層別の犯罪統計へのリンクがこの掲示板のどこかにあったのですが・・・。


凶悪犯少年の増加には強盗が最も大きな影響を及ぼしていますが、
昔なら「窃盗+傷害」強盗扱いされなかったものまで強盗扱いされているのではないか、とする説があります。

175 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/05(水) 19:07
>>173
委員って、五人で全部なんですか?

176 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/05(水) 19:15
>>174

広田氏vs前田氏の論争は以前から……約3年前から……繰り広げられており、
ネット上にも、前田氏を再批判するこんなカキコがあります。

http://www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/keijiban/a0066.html

>前田教授は『「社会調査」のウソ』を読んだか?

>・ここ10年ほどについて、「刑法犯検挙率の低下」を理由に、
 統計値を検挙率が下がらなかったらこうなるはず、と底上げをする「補正」を行っているが、
 それは正当な処理なのだろうか?
>・件数として「少年犯罪は処分に至らないことが多い」ことを理由に検挙件数を使っているが、
 処分不開始、不処分のケースに「非行事実なし」のケースがどれだけあるか、ということが明示されていない。 検証してレアケースだから統計上問題ないとしているのか、そもそも調べてさえいないのかが不明。

>といったところが気になりますね。また、警察が意図的な操作をすることはありえないとするあたりも、
根拠があまりないですね。
(「増加したように見せかける通知」なんてものはいらないので、
「取締り強化月間」程度でも十分に統計に影響が出ていると、批判する側は言っているわけで)。

おまけ、何処かに書いてあったとも思いますが、
『「社会調査」のウソ』とはこんな本です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166601105/249-6476259-7604347

177 名前: 176 投稿日: 2003/11/05(水) 21:46
追記。
真面目にブラウザの履歴をあさった結果、
前田氏の、「検挙率補正」理論に対する反論が他にもあれこれと出てきたので。
一応ここに貼り付けておきます。

「君よ!少年犯罪を識っているのか!?」
http://home.interlink.or.jp/~5c33q4rw/nikki/2001_03.htm

「刑事法への招待(第9回)」(大阪市立大学法学部助教授、三島 聡氏による)
http://koho.osaka-cu.ac.jp/vuniv2000/mishima2000/mishima2000-9-1.html

>検挙率は認知件数に対する検挙件数の割合を示したものですので、一般に、検挙率の減少は、
>検挙件数の減少のみならず、認知件数の増加によっても生じます。
(そして、確かに認知件数は増大している)

批判本もあります。
『少年の「罪と罰」論』
http://www.shunjusha.co.jp/news/2001/06/shounen.html
>とりわけ昨今の検挙率の低下などを考慮して統計データを補正し、
>少年犯罪は一般の印象どおり激化していると主張をされた刑法学者の前田雅英先生や、
>凶悪犯罪少年の脳には穴が空いているとユニークな説を提出された
>犯罪心理学者の福島章先生の言説については、徹底的に検証することになる。

私はこの本を「立ち読み」しただけですので、うろ覚え情報で申し訳ないんですが、
この本によると、「前田理論」のトリックは、
「少年犯罪、という言葉の定義が年と共に変遷している」
という点にあるのだそうな。

尚、常連の方なら知っているかもですが、
この前田氏「監視カメラ」の設置に、どういう訳かやたらと熱心な人としても知られております。
確か何処かで、少年犯罪抑止策としても監視カメラならぬ防犯カメラの設置を訴えており、
街中を監視カメラで埋め尽くしたいと考えているのは、ほぼ間違いないようです。

178 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/05(水) 22:33
>>175
委員はいっぱいいて、どこかにリストがアップされていたはずです。
欠席の人も何人かいたようです。

>>176
この情報、何とかして委員の人に伝えたいですね。
できれば前田俊房弁護士あたりに提供して、当日配布してもらうと効果高いと思います。

179 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/05(水) 23:15
福島章氏の本は持ってるのですが、
>凶悪犯罪少年の脳には穴が空いているとユニークな説を提出された
というとは思いませんでしたね。

180 名前: 賛同者 投稿日: 2003/11/05(水) 23:22
ここまでざっとレス読みました。
ここのスレの思想に賛同します。今度の選挙も含め、可能な限り協力していきたいと思います。
実は前の選挙も青環法阻止の名目で投票したんですけどね。

さて規制派はなぜ規制したがるのか。
これは政治論よりも彼らの育った社会環境に要因があると考えるのですがどうでしょうか。
今の子供達にとってみたらゲームや漫画を取り上げられる事は死に等しい恐怖だと思われますが、かつてはそうではなかったと思うんですよ。
ここからは完全に憶測ですが、子供達の世界が「退廃的で享楽的な娯楽を好む暴力的な子供」と「それに脅えて暮らすおとなしい子供」に二極分化していたと思うんですよ。
そうなると子供達を守る事とメディアを規制する事は同一線上に繋がると思うんです。
実際に子供達の間で娯楽至上主義的な思想(いわゆるオタク)が一般化したのはファミコンブーム以降だと思うし、それ以前の人達、特にエンターテイメントの洗礼を受けずに不良にビクビクしていた元優等生達が規制によって子供を守ろうとするのは自然の流れと思うんです。
だったら現在の子供達の声を伝えるのも有益な運動になりうるのではないでしょうか。

新聞紙上などでは少年による凶悪犯罪が起こるたびに「犯人の少年はテレビゲームが好きで」などという報道をよく目にします。
しかし現在は優等生、模範生も普通にゲーム、漫画、ポルノメディア等を楽しみます。
以前に何かのドキュメンタリーでボランティアをしながら牛乳配達のバイトで家計を支える高校生が取材に答えていてその中でAVやエロ本などについてコメントを求められ、「いやあ友達とはそんな話ばっかりしてますよ」などと屈託なく答えてましたが今はそれが当たり前なんですよ。
その当たり前を伝えていく事で相手方との議論の溝を埋める事も可能なのではないでしょうか。

学生時代のボランティア経験者、生徒会活動経験者などが自分の接してきた「有害とされる」メディアを明かし伝える事で相手方にインパクトを与える事もできると思います。
相手は感情論の塊ですから感情に訴えかけるのが一番の早道でしょう。

それにしてもこんな重大な法案が通りそうなのにメディアは何をやってるのでしょうか。
政治ネタもヌードも載せる週刊プレイボーイあたりキャンペーン張ってくれてもいいのに。

181 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/06(木) 01:04
>>180
 福島教授は、以前、「マンガと日本人」という本を出して、統計などの科学的データをもとに「メディア有害論はデタラメである。」という主張をした人何ですが、
当時を知る私にとって、今の変貌ぶりは驚くべきものがありますよ・・・。

182 名前: 181 投稿日: 2003/11/06(木) 01:12
>>179の間違いです・・・。スイマセン。

184 名前: 松代 投稿日: 2003/11/06(木) 03:06
青少年育成問題協議会専門部会の議論内容について、多少の誤解があったので訂正させていただきます。

誤:堀内比佐子は深夜営業の規制を訴えた

正:堀内比佐子は業界団体の自主規制努力を全く認めず、あいまいで実効性に欠けると一蹴した

当事者に再度問い合わせたところ、堀内発言と都青少年課長の「深夜徘徊少年は犯罪者予備軍的主旨の発言」とがごっちゃになって伝わっていたことが判明しました。いずれにしても困った人々であることに変わりはないのでしょうが、やはり情報は正確性を重視すべきでした。

誤解を指摘した下さった方には、心から感謝いたします。

また、なんにしても積極的に傍聴して、審議の過程を直接監視することが重要です。
傍聴席の縮小には、断固抗議すべきですね。

185 名前: 松代 投稿日: 2003/11/06(木) 03:17
>>180

グリーントライアングルとしては、基本的に以下のような路線で活動を展開しています。

規制反対派に対して「正確な情報の共有と理性的な議論の蓄積」を訴え、情報収集活動と分析を積極的に行っています。

また、以下のような活動も有効性はあると認識しています。

規制推進派に対して「勢いをもって情緒に訴えかける直接行動」は重要で、たとえば署名活動やデモ行進、大量の意見送付等、数の威力に頼る活動は実効性に富んでいる。

しかし、残念なことにグリーントライアングルとは全く正反対の活動が、規制反対派の主流となっているように思えてなりません。

つまり、規制反対派に対しては「恐怖心を煽って情緒に訴えかけ、とにかく数を集めることが最優先する」の一方で、規制反対派には「理性的な対話を呼びかける」というものです。

この辺、もう少し考えていただける人が増えると、色々が楽になるように思えます。

187 名前: 179 投稿日: 2003/11/06(木) 10:34
>>182
 犯罪心理学入門一度、読んでみると良いですよ。
 あの本読んでメディア有害論は言えません。
 82年に書かれた本ですが、あまり状況変わってないのではと思わされます。
 ただ、気になるのは日本人は同一性・一体化したがる傾向にあり、欧米より攻撃性に弱く、その為に犯罪が増えにくいと言うところでしょうか。
 家庭崩壊、村社会も消え、価値観も多様化してるわけで著者から言わせれば今の状況は良くないになるのかもしれません。
 しかし、82年ですからこの時点でも昭和30年代頃の異様な事件の多かったのに、少年犯罪はこれから増えるとかは言えないんですよね。
 昔のように増えるかもといえても。

 にしても、脳に穴がというと脳に異常があるってことですよね。
 犯罪を犯すのは何か一つの傾向で生じる訳じゃないし。
http://product.esbooks.yahoo.co.jp/product/keyword/keyword?accd=01853917

188 名前: 賛同者 投稿日: 2003/11/06(木) 14:13
>>185
だいたい理解しました。
ただ規制反対派によく見られる「多数は少数よりも強く客観的なデータを伴った理論は感情論よりも強い」とする発想には懐疑的な部分もあります。
相手が少数で感情を重んじる形で議論を進めるならこちらも相手のやり方に合わせないと話が通じないと思いますが。不良生徒に理屈が通じないのと同じで。
日本式の議論の場合、場の空気を仕切ってしまえば勝ったも同然なんで、署名を集めるぐらいなら劇団にでも入って演技の勉強でもした方が効率的かもしれません(w。

ゲームやポルノメディアの弱点は歴史が浅いが故に、そこに発生するセンチメンタリズムに関してマスメディアを通したコンセンサスが得られていない点にあると思うんですよ。
ストリップがポルノショーでありながら規制の槍玉にあがらないのもそこらへんに起因すると思います。
つまりゲームやAVにも付きまとうセンチメンタリズムをあらわにするのも戦略と思います。
「催眠」の松岡圭祐が昔書いたエッセイで、高校時代にAV女優の秋元ともみに本気で恋した顛末が書かれた本があります(タイトル失念)。
ポケモンの作者の田尻智のエッセイで不良のたまり場と言われた80年代ゲーセンで過ごした青春について書かれた本があります。タイトルはパックランドでつかまえてです。
犯罪データ本もいいんですが、まずはこういう本を参考にされるのもいいのではないでしょうか。
発言集読む限りは相手にはとても理性的な反論は通じそうにないですから。

あとなんとかいうフェミニストの「ポルノメディアは女性の人権搾取」みたいな物言い。典型的な世間知らずです。
実際に誇りをもって働いているセックスワーカーの人達に失礼。一度そういう人と直接対談する機会を設けるのもいいかも。

189 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/06(木) 15:16

少年犯罪データベース 肉親に対する犯行
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/5332/nikushin.htm

190 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/06(木) 16:59
>>188
>ゲームやポルノメディアの弱点は歴史が浅いが故に、そこに発生するセンチメンタリズムに関してマスメディアを通したコンセンサスが得られていない点にあると思うんですよ。
 性別、年齢、人種、趣味など自分と違う存在や自分と違う価値観を持つ物に対する攻撃性が強い存在がいることもあるのでは。
 2chをみると結構それが強い気がします。
 それと、フェミニストなんですが、フェミニストにも色々居ると思うので一概に女性が被写体のポルノ=女性の人権搾取と取るとは言えないと思います。
 
 それにしても、同性愛者の存在はどうなるんでしょうね。<ポルノメディアは女性の人権搾取

191 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/06(木) 21:08
第25期東京都青少年問題協議会委員名簿 
http://jbbs.shitaraba.com/news/bbs/read.cgi?BBS=648&KEY=1066924612&START=105&END=107

間違いないですか?

192 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/06(木) 21:28
横山実氏のレポート見せてやりたいですね
特にこっち
http://www2.kokugakuin.ac.jp/zyokoym/Genbatsu.html

193 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/07(金) 00:43
こういうところもあります。
少年犯罪を考える。
昭和二十一年度から十三年度までの統計などがあります。
ちょっと、確認は必要ですが。
他にも犯罪別の物など色々です。
正直、ここまでを個人でするとなると凄い大変ですね。
Juvenile Delinquency
ttp://www.geocities.com/kangaeru2001/

194 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/11/07(金) 00:55
191さん>
たぶん、あっていると思います。
少なくとも、名簿に載っていた人の何割かは出席していました。

192さん>
横山教授には直接会って教えを請いたいですね。
現在の私に教授とやりとりをできるだけの、
警察関係の情報が蓄積されていないので、
あまり意味がないのが非常に残念です。

こういう人から話を聞くに為には、
こちらもそれなりの予備知識を、
頭にたたき込んでおく必要があるので、
勉強が死ぬほど嫌いな私には、いろいろと大変です。

193さん>
CGIで情報の集積点をもうけて、
少年犯罪の情報を共有化する必要があると思いますし、
近日中にROSFで何とかします。
風邪を引いてしまって予定が狂っていますが、
今しばらくお待ちください。

195 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/07(金) 01:38
>>193の統計データhttp://www.geocities.com/kangaeru2002/toukei.html
とこれhttp://www.rosf.net/keisatu20.htmと比較しました。
強姦、殺人、強盗とピッタリ一致しています。
ただ、昭和初期の頃のデータは入手していないのでチェックしてません。
信憑性はあるのではないかと思います。
それにしても、すごい。

196 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/11/07(金) 02:03
195さん>
こういう調査をした方と情報の共有化ができれば良いんですけど、
こちらもそれなりの情報を持ってくるか、
それなりの対価を支払わないと、
「使わせてください」とは言えないでしょう。
もうちょっと頑張って、基礎資料を集積してみますよ。
もっとも、その前に東京都の方を何とかしなくちゃいけないんですが。
体が3つ欲しいアルよ。

198 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/07(金) 05:38
どーも少年犯罪の凶悪化、低年齢化の根拠にされそうなデータがありましたので御報告します。

少年非行等の概要(平成15年上半期)
[H15.8.8 掲載]
8ページ
凶悪犯の増加が目立つ触法少年
http://www.npa.go.jp/safetylife/index.htm

凶悪犯の触法少年が「平成14年の70人から15年の1131人に激増した」
というものですが、放火のみが突出しており、その他の凶悪犯罪は通常の変動の範囲に収まるといってよいでしょう。

199 名前: 198 投稿日: 2003/11/07(金) 05:48
同資料の41頁、少年による強盗の事例が列挙されています。

200 名前: 198 投稿日: 2003/11/07(金) 05:52
>>198
>「平成14年の70人から15年の1131人に激増した」
131人の間違いでした。

201 名前: 松代@管理 投稿日: 2003/11/07(金) 11:11
投稿者の要請に応じ、該当する発言及び派生発言を削除しました。

202 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/07(金) 11:31
>>198
 14年は48人だったのが112人に増加してますね。<放火
 放火の事例を見て思い出しましたが、私も小さいときはマッチとか悪戯しましたね。
 イライラしたときには結構落ち着くんですよ。
 いや、火事は拙いんで流しでしてましたけど。

>>199
武器はともかく、キの逃げる際に顔を殴ったってのはどうなんでしょうね
顔面で、素手なら軽傷だと思うのだけど

203 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/07(金) 12:09
>>199
第二章の7、21p 再犯率ですが
凶悪犯の再犯率が58.2%
粗暴犯は49.7%
街頭犯は36.9%
上記は十五年ですが十一年もほぼ同じ
少年犯罪は人口は増加せず、犯罪件数が増えている。
これって、厳罰の意味あるんですかね。

204 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/07(金) 16:55
既出かもしれませんが、コミックの出版数と少年犯罪発生数を比較したグラフです。
お役に立てれば幸いです。

http://www5b.biglobe.ne.jp/~kouji/images/graph2.gif

205 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/08(土) 03:32
前田論文対策資料ということで。

資料III-5 少年刑法犯の主要罪名別検挙人員の人口比(昭和21年〜平成11年)
http://hakusyo1.moj.go.jp/nss/list_body?NSS_BKID=41&NSS_POS=360

平成12年版 犯罪白書
http://hakusyo1.moj.go.jp/nss/cast_common?FUNC=1&FORM=docs_m.input&FORM2=mokuji.top

206 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/08(土) 03:33
それにしても両陣営とも凶悪化の定義がはっきりしないような。
質と量のどちらを問題にしているのか。

207 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/08(土) 10:06
>>203
 前にテレビで刑務所に入れられた少年の事を最初は家族も見に来るんだそうですが。
 そのうちだんだん見に来なくなる。
 で、出所時に家族(親戚含め)が迎えに来ない事が多いんだそうです。
 そして、出所後も風当たりが強い、家族環境も非常に悪いとかで、また、非行グループなどに戻ってしまう。
 そして、また犯罪を犯す。
 一番問題なのは刑務所で罪を悔い改めても、また元の悪い環境に戻ると結局同じ事だそうです。
 そういうケースが多いと言ってました。

>>206
 どちらを問題にしているのか、向こうも意識しているとは思えません。
 こっちはどっちを意識しているのか分からないから困ってるです。

208 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/08(土) 17:47
>>206
個々の犯罪の凶悪度(?)の総和を考えなければならないのでは?

209 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/08(土) 23:12
>>203で、再犯率が多いとの事だったので初犯者数を割り出しました
あと、共犯率も付け加えました。


11 12 13 14 15
刑法犯 64631 59721 61414 65573 63180
再犯者 16240 16007 16845 18010 18442
初犯 48391 43714 44569 47563 44738
共犯率 26.0% 26.2% 28.3% 28.9% 28.6%

凶悪犯 1042 1063 968 1005 1105
再犯者 553 575 569 542 643
初犯 489 488 399 463 462
共犯率 57.9% 52.9% 60.1% 56.1% 57.4%

粗暴犯 7360 8496 8987 7971 6888
再犯者 3363 3921 4195 3779 3426
初犯 3997 4575 4792 4192 3462
共犯率 52.9% 49.2% 47.9% 47.2% 45.1%

窃盗犯 40752 36128 36126 39315 37032
再犯者 9477 8722 8927 10095 10512
初犯 31275 27406 27199 29220 26520
共犯率 26.6% 26.8% 29.9% 31.9% 32.6%

街頭 18158 15725 15906 16757 16113
再犯者 5678 5106 5254 5770 5939
初犯 12480 10619 10652 10987 10174
共犯率 35.3% 37.3% 43.8% 48.4% 47.8%

210 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/10(月) 00:30
器物損壊の認知件数増加があ ゃ し ぃ

犯罪白書
平成14年版

第5編特集●
暴力的色彩の強い犯罪の現状と動向
http://profiler.hp.infoseek.co.jp/crime_data/HHH14H01.PDF

211 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/10(月) 00:42
暴力的色彩の強い犯罪になんで「住居侵入」と「器物損壊」が含まれるか?。
おまけにこの二つはあまり重要でないのかめちゃめちゃ検挙率が低い。
窃盗と同様に、苦情申し立て制度で突っつかれて、それまで検挙率を上げるためにかくしていたの表に出すようになっただけでは?

暴力的犯罪を水増しして危機感を煽りたいだけちゃうんかと。

212 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/11(火) 18:19
>>173
>>173
>ネットカフェにフィルタリングを。


これエライ迷惑なんですけど。勘弁して欲しいです。

213 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/11(火) 18:50
>>185
細かいツッコミですが、

>つまり、規制反対派に対しては「恐怖心を煽って情緒に訴えかけ、とにかく数を集めることが最優先する」の一方で、
規制反対派には「理性的な対話を呼びかける」というものです。



>つまり、規制反対派に対しては「恐怖心を煽って情緒に訴えかけ、とにかく数を集めることが最優先する」の一方で、
規制推進派には「理性的な対話を呼びかける」というものです。

の間違いですよね

214 名前: 松代 投稿日: 2003/11/12(水) 13:03
>>213
ご指摘ありがとうございます。その通りです。

鳥山さんも事あるごとに指摘しますが、規制反対派が基礎情報の収拾をおろそかにしているのは深刻な問題で、活動が行き詰まる大きな要因となっています。

規制推進派は客観的なデータを収拾しないか、あるいはデータを自分勝手に解釈しているため、彼らの主張は「前提条件そのものが間違っているか、あるいは実証されていない思いこみから主張を構築している」ため、本来なら議論が成立しえないハズなのですが、なぜか規制推進派の前提条件をうのみにする人が非常に多く、悪い意味で話が噛み合ってしまうケースが多々有ります。
漫画やアニメの文化的、経済的貢献を声高に主張したり、コンビニの経済効果を持ち出さなくとも、環境の悪化と青少年の問題行動に相関関係が実証されていない点を「繰り返し指摘」し、相手の前提条件が成立しえないことを明白にするほうが先決なのは明らかです。
当禅道魂板に時々現れる田中さんもそうですが、規制推進派の思いこみ、つまり深夜徘徊する青少年が増えると、加害者となるか被害者となるかはともかく「犯罪を誘発して治安が悪化する」を安易に受け入れてしまえば、規制推進派を利する結論が出るのは当然です。実際、田中さんは「自動保護の観点から深夜外出の制限」にう傾斜しているように見受けられますし、もしご本人にそのつもりが無くとも、規制推進派にとっては「おいしい」主張であるのは間違い有りません。

思いこみで規制反対活動を展開するのはたくさんです。
自分の意見を主張するのであれば、実証研究における証明とまでは行かなくとも、主張の裏づけとなる資料の例示や1次資料を提示するか、最低でも「自分の主張がいかなる学問的文脈に属しているか」を明らかにすべきです。大学教育を受けた人間であれば、資料の扱いは既にご存じのことと思われます。

当禅道魂板は学究的厳密さに関して寛容ですが(つまり多少のいいかげんさは容認するってこと)、それでも限度は有ります。

田中さんのように「1度警告を受けた」にもかかわらず、きちんと主張の裏づけとなる資料や1次資料、あるいは「自分の主張がいかなる学問的文脈に属しているか」を明らかにしなかった、あるいはできなかった人(批判的資料研究を要求されているレポートに対して、文献の名前をちょろっとあげた程度でお茶を濁したらどうなるか、学生の皆さんは身をもって体験されているでしょう)に対しては、厳しい措置を講じる可能性があることを明言しておきます。

215 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/12(水) 18:38
青少年健全育成条例スレッド(Gate of ZenDoKon)
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/news/410/1068628500/

218 名前: 松代@管理 投稿日: 2003/11/13(木) 01:40
投稿者の求めに応じ、発言を削除しました。

>>215
新すれを立てていただくのは非常にありがたいのですが、ちょこっとでも発言して、すれを根づかせるよう配慮していただけるとより嬉しく思います。
当禅道魂板では「すれを使い捨てにしない」つもりなので、育たないすれはみっともない姿を曝しつづける危険性をはらんでいます。その辺を踏まえたうえで、多少なりとも工夫していただけると助かります。

219 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/13(木) 15:50
 都条例の奴ですが、こんなのは駄目ですか?
 ちょっと、書いただけなので短いですが、
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 有害だ害悪だと騒ぐのは簡単ですが、物語が本当に有害かどうかは描写だけの問題で簡単に決まる物ではないと思います。バトルロワイアルの過激描写のみを取り上げて規制されたように読者が感銘を受けた物を簡単に規制をかけられるのは非常に残念です。
 確かに中にはろくに物語を読み取る能力のない人もいるかもしれません。しかし、物語とは一人一人が、何処までを読み取るのかは設定されているわけではありません。
 ですから、子供達に正しい小説の読み方、漫画の読み方、テレビの見方を教えてください。
 テレビのダイエット番組も低インシュリンダイエットなど本当は三十年前から存在するダイエット法だったり、椎茸ドリンクなど実は美容ドリンクをダイエットにも効果があると大げさな報道をします。正しい情報としてはテレビのダイエット番組は役に立ちません。
 ですが、あれがエンタテイメントであること、虚偽の事実があることを知っていればどうでしょうか。エンタテイメントで彩られたダイエットは見ていて活気が出ます。やる気が出ます。自分にあったダイエットを探し、やってみようという気になります。
 最近では一部の小学校でもメディアリテラシー教育を行っています。
 学校だけでなく家庭でも行い、もっと推進させればいいと思います。

220 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/14(金) 01:49
>>219
メディアリテラシーを取り上げるついでに、この掲示板で語られている通り、

「コンビニの深夜営業規制」等の
「青少年の健全育成を名目とした都市生活の破壊」
「青少年の健全育成を名目とした、一般市民の権利の制限」
という点にも言及した方が良いかもです。

221 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/11/14(金) 06:48
219さん>
メディア・リテラシーの意味が、ちょっとずれているので、
下の説明を元に書き直してくださるとありがたいのですが。
如何なものでしょうか?

☆概念説明 メディア・リテラシー media literacy 

 メディアのあり方を社会構造のなかにおいて理解し,メディアの提供する情報を正しく読み解き,メディアを使いこなす人びとの能力のこと。ある社会で文字を読み,書くことができる人の能力とその率をリテラシー(識字率)というが,メディア・リテラシーは表面的な情報の読み解き方だけではなく,メディアの構造・特徴・情報送出の仕組みから,その社会的機能や責任,その内包する諸問題までを人びとがどれほど知っているかということもふくんだものとして考えなければならない。それはたんに市民がメディア批判を行うということではなく,市民の側もまた現在のメディアが政治・経済権力の圧迫や広告主からの圧力など,いかなる困難に直面し,いかなる内部的闘いを強いられているのか,またメディアの論理と限界,紙面や番組などの制作過程やそれらの特徴を知り,その改革活動に従事しなければ,メディアの質は向上せず,市民・国民が主権者である社会の建設は簡単ではないという思想を背景としている。

 メディア・リテラシーとは,その第一義をメディアの提供する情報を市民主権主義の立場から読み解くことにおき,メディアを有効に使い,社会的プラス価値のある情報を発信するとともに,国家・自治体・共同事業体・企業などのメディア政策の立案と実行に参加することを目的とする能力のことである。そしてそういう立場からの訓練を〈メディア・トレイニング〉,そうした教育全体を〈メディア教育〉とよぶことができる。【参考】渡辺武達『メディア・リテラシー』ダイヤモンド社,1997年 ; 鈴木みどり編『メディア・リテラシーを学ぶ人のために』世界思想社,1997年 ; 菅谷明子『メディアリテラシー』岩波新書,2000年。(渡辺武達・山口功二編『メディア用語を学ぶ人のために』世界思想社,1999年、から)

222 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/14(金) 21:34
>>220
 そうですね。そっちも書きます。
 個人的な経験の話になりますが、深夜にコンビニがないと困るって事を中心に書いて見ます。
 
>>221
 ご指摘ありがとうございます。
 ちょっと、聞きかじりだったんで不安だったんですよ。
 自分では理解しているつもりだったんですけどなんか変なんで。
 でも、これ、本当に報道向けですよね。
 ダイエット番組の例とその前後ですが、こういう解釈ではどうでしょうか。
 また、ずれてたらすみません。
----------------------------------------------------------------
 ですから、子供達に小説や漫画やテレビなどメディアの読み取る力を与えてください。
 テレビのダイエット番組も様々なダイエット方法が取り上げられます。
 メディアはその取り上げたダイエット方法をさも万人向けの画期的なダイエット方法だと報道します。しかし、それらは実は万人向けではなく、本当にダイエットが必要な人向けのものやちょっと、体重が太ってしまっただけの人向けの物まで様々です。
 また、受けて側の生活習慣や性格によっては逆に太ってしまう物もあります。
 受けて側はメディアの流す情報を全て受け入れるのではなく、そのダイエットが自分の生活にあった物であるかどうかを分析する必要があります。
 自分で情報を選ぶという自主的な受け手が今後さらに必要になっていきます。
 最近では一部の小学校でもメディアリテラシー教育を行っています。
 ----------------------------------------------------
 あと、コレの前にバトルロワイアル小説版の感想(単なる残虐な話ではない)を載せようか考えてますが、ウザイでしょうか。
 小説が先立ったので映画は見てないので説得として弱いかなと思ったのですが。

223 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/14(金) 23:33
>>222
小説を持ち出すなら「バトルロワイヤル」も良いでしょうが、石原都知事ご自身の著書、
「太陽の季節」を持ち出すのも効果的かもですよ。

こんなシーンがあるんですけれど。
(18禁シーンなんだろうけれど、元ネタの「太陽の季節」が18禁ではないので、あえて貼り付けます。
猥褻だの青少年への悪影響だのという文句は、石原氏に言ってほしいです)

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3578/2003/shoujiyaburi.htm

「抵抗される人間のよろこび」ねえ……。
これはどう見ても強姦シーンなんですけれど。

当時の書評(奥野健男氏による)は、以下で読めます。

http://www6.plala.or.jp/Djehuti/286.htm
>まだ確固たる思想や観念や世界観はないが、既成道徳の影響から離れ、自分たちの
>割り切った論理によって行動して行く世代の出現と、それをはじめて文学として定着
>したことは、画期的なことと言ってよい。

つまり、「太陽の季節」は明瞭な「不道徳作品」なんですよ。当時からはっきりそう評されてます。
一種のカウンターカルチャーだったんですよ。
だからこそ、当時の若者共に大受けして、その後石原氏は現在の地位を確保できたんですよ。
まあ、石原都知事ご自身が、この頃から「権力萌えー」な人間だったとの解釈も可能でしょうけれど。
レイプ好きは、大概「権力萌えー」だから……。

224 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/14(金) 23:53
>>223
 いや、刺激強すぎてメディアリテラシーが消えちゃうでしょう。
 特に女性議員が見たら何を言い出すか。
 今の小説なんてどの議員も読まないだろうし。

225 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/11/15(土) 03:20
222さん>
だいぶ、いい感じになってきましたね。
後は、「TVで何故にダイエットを特集するのか、視聴者は考える能力を身につける必要がある。
それが、視聴率を上げるために選んだのか、それともタイアップ企業の宣伝なのかを分別し、
安易に購買意欲を刺激されないように注意するなどだ」
を付け加えていただけると完璧です。

また、224氏が指摘しているように、規制推進派は不健全図書を読まないので、
バトルロワイヤルの例や太陽の季節の例を挙げるのは無意味で逆効果
(読んでいないから脳内妄想で処理しようとするため、
たいして過激でもないのに過激な想像をする)
の可能性が高く、できるだけ具体例は避けた方が良いと思われます。

私が健全育成条例を審議する会議に参加した時も、
規制推進は不健全指定をされた図書に、ほとんど目を通していませんでした。
彼らがヘイトグループの一員であることをお忘れないように、
よろしくお願いいたします。

226 名前: 222 投稿日: 2003/11/15(土) 11:47
>>225
 ありがとうござます。
>「TVで何故にダイエットを特集するのか、視聴者は考える能力を身につける必要がある。
>それが、視聴率を上げるために選んだのか、それともタイアップ企業の宣伝なのかを分別し、
>安易に購買意欲を刺激されないように注意するなどだ」
 も、付け加えさせていただきます。
 あと、バトロワの感想はつけないほうが良いですね。
 もちろん都知事の小説も。

227 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/15(土) 21:47
『バトルロワイアルで描かれたテーマは現実の少年たちの置かれた現状と酷似しています。重圧、虐め、例えバトルロワイアルのような出来事がなくても虐めにあっている人間にとって、学校は戦場です。』
 程度でなら大丈夫じゃないかと思うのですが。
 太陽の季節などは都知事には当てこすりとうけ取られる可能性が大ですよ。
 相手を馬鹿にするようなやり方ではかえって逆効果ではないかと。

228 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/16(日) 22:17
既出ならすみません。


有害図書、コンビニ販売規制へ
横浜市が独自条例を検討
 横浜市の中田宏市長は十二日、記者会見し、わいせつな内容を含む
青少年向け雑誌(有害図書)について、コンビニエンスストアなどで
陳列できないよう独自の規制条例を検討する方針を明らかにした。
 同市長は「出版や販売の自由を規制する気はないが、場所をわきまえる
必要がある。実効性のあるルールを他都市と協議したい」と述べ、十三日に
川崎市で開かれる八都県市首脳会議(首都圏サミット)に提案する意向。

 有害図書は神奈川県の青少年保護健全育成条例などで指定されており、
十八歳未満への販売は禁止されている。
コンビニなどでは陳列棚に高さ十数センチの間仕切りを設けているが、
陳列自体を禁止するのは異例。

http://www.worldtimes.co.jp/wtop/education/031114/031114.html
(時事)

229 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/16(日) 22:20
この文脈で児ポ法が何故出てくる感覚が判らないのですが、ここが彼等の思考を知る
上での重要な部分なのでしょう。


有害図書規制で条例強化確認−首都圏サミット
コンビニでの陳列禁止へ
 東京都や横浜市など首都圏の八都県市の首長が一堂に会する「首都圏サミット」(座長・阿部孝夫川崎市長)が十三日、川崎市内のホテルで行われ、有害図書の陳列販売を禁止するなど、一致して青少年条例の規制強化を図っていく方針を確認した。
 サミットの中で、横浜市の中田宏市長は「小学生や幼児が出入りするコンビニで、有害図書が誰でも見られるところに陳列されている。壁で仕切るなどの対策が必要」と、有害図書の陳列禁止を提案。これに対して、他の首長たちは一様に賛意を表明した。

 埼玉県の上田清司知事は、一都三県の青少年条例を比較する一覧表を提出し、「包括指定」(一定の基準を満たせば有害図書とみなす方法)がなく、規制に緩い「個別指定」(個々の図書を個別に審査して有害図書に指定する方法)のみで対応している東京都を暗に批判。その上で「首都圏で条例の規則内容を同じレベルにすることが効果的」と強調した。
 神奈川県の松沢成文知事は「有害図書に関しては表現の自由などの憲法問題も絡んでくると思うが、(八都県市が)結束してやっていけば問題ない」と指摘。石原慎太郎東京都知事は「コンビニに限らず、違法店舗への罰則も必要」と語った。

 また、堂本暁子千葉県知事は「児童ポルノ法があるが、実効性が伴っていない。共通の条例を発表し、啓蒙(けいもう)していかなければならない」と訴えた。

 サミットではこのほか、首都機能移転問題への対応など四項目について協議。松沢知事の提案した「首都圏連合」構想については、堂本知事が「行政のスリム化や地方分権に反する」と反発したため、「八都県市の今後の広域連携の強化検討会議」を設置し、そこで検討することになった。

http://www.worldtimes.co.jp/wtop/education/031114/031114-2.html

230 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/16(日) 23:20
>>229
>堂本暁子千葉県知事は「児童ポルノ法があるが、実効性が伴っていない。共通の条例を発表し、啓蒙(けいもう)していかなければならない
 気がつかなかったです。
 でも、この間ヤクザと対抗してましたよね。現行法でも十分じゃないのかな。
 しかし、千葉知事なぜ、児童ポルノ法という単語が出るんでしょうか。
 これだと、大人に対して戒める物であるという認識でしょうか。
 だいぶ、おかしいですよ。

231 名前: 230 投稿日: 2003/11/16(日) 23:23
 というか、完璧に風紀と勘違いしてるんですね。
 ツッコミ所間違えました

232 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/11/17(月) 03:09
229さん>
ソース元は統一協会の世界日報ですか。
うーん。
PHP人脈と統一協会の間には、どんな相関関係があるんだろう?
ちょっと調べてみますね。

233 名前: 名無しさん@19歳 投稿日: 2003/11/17(月) 13:15
>表現の自由などの憲法問題も絡んでくると思うが、
>(八都県市が)結束してやっていけば問題ない
意味がわかりませんね
結束してもしなくても問題は問題だと思うのですが
世界日報的解釈でしょうか
それとも本当にこんな発言をしたのかなぁ…

234 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/17(月) 22:05
http://www.tbs.co.jp/ac/bt/index.htm
横浜の中田市長が、
青少年の深夜外出に対する条例強化を提案。
「深夜補導された青少年の「親」に罰則を設ける」
という提案にあなたは賛成ですか?反対ですか?

235 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/18(火) 01:20
>>234
なんか賛成派の方が少し多かったよ。
ホントにあんなに規制賛成派が多いのかよ?

236 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/18(火) 03:24
NETでも微妙に多いですね。
うーんうーん

237 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/11/20(木) 08:30
このスレでいいかなぁ。
689年持統天皇の時代に双六禁止令というものが
あったそうです。

行政の禁止って今に始まったことじゃないのね。

238 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/12/08(月) 02:24
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20031207/mng_____tokuho__000.shtml
横浜・中田市長の青少年保護強化策に賛否

親の罰金がどの程度かにもよるなぁ、「手前の罰金くらい手前で稼げ」と言い
そうな親もいるか?

239 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/12/08(月) 06:13
ちょっとズレますが

石原知事の口から「人権」と「プライバシー」
の二つが出ると思いませんでした

240 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/12/08(月) 09:20
>>239
 日曜にやったテレビの話でしょうか?
 それなら
「こういう非常事態になるとすぐ、法律、人権、プライバシーだの言いたがる人がいる」
 見たいな感じだったと思いますが。

241 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/12/08(月) 11:21
238さん>
中田市長は横浜の市営地下鉄を全席シルバーシートにするという、
電波ゆんゆんな人物なので、何を言っても無駄でしょうね。
痴漢もそうなのですが、そもそも通勤通学に電車を利用した結果、
特定の時間帯に殺人的な混雑が発生するようになった、
という社会がどういうものなのかという点を一切考慮せず、
口当たりの良いモラルだけを振り回しても意味がありません。

そんなにお年寄りや障碍者の人に席を譲らせたいのなら、
横浜にある学校や会社の開始時刻を強制的にずらさせれば良いのです。
いわゆるピークオフ通勤、通学の強制で、
乗車率が常時100%を切るような状況になれば、
シルバーシートなんか無くても席を譲る人が必ず出てきますよ。

朝のラッシュ時に、立錐の余地もない車内で、
どうやって特定の人物に席を譲らせることができるんでしょうか?
非現実的としか言いようがありません。

242 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/12/09(火) 08:10
>>240
いえ、>>238さんの記事の中で
慎太郎の発言を読んで思った事です

分かりにくい書き方で申し訳ないです>>239

sage期間中との事でsageます

243 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/12/16(火) 10:29
>>18関連の話題
非常にやばそうなのであげておきます。

15日午後5時5分ごろ、茨城県新治郡の中学3年の男子生徒(14)から「妹を棒で殴った」と
110番通報があった。石岡署員が男子生徒宅に駆け付けたところ、小学6年の妹(12)が居間で
後頭部から血を流してうつぶせに倒れていた。妹は重傷とみられる。

 同署は殺人未遂の現行犯で男子生徒を逮捕した。動機について、男子生徒は「インターネットで
殺人に関する内容のホームページを見ていて殺したくなった」などと供述しているという。

 調べによると、男子生徒は同日午後5時すぎ、自宅居間で、妹の後頭部を家にあった鉄の棒
(長さ約60センチ、太さ1・8センチ)で殴り、けがを負わせた。当時、両親は不在だった。同署は
男子生徒が見たホームページの特定を急ぐとともに、犯行の詳しい状況を追及している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031215-00000313-yom-soci

244 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/12/16(火) 10:48
>>243
 元々鉄棒が存在していたというのが不思議です。
 殺意があって入手したならばそれはすでに殺人の計画をしていた。
 殺人の動機は他にあるということになります。
 もちろん、別の理由で入手した可能性もあります。
 どんな理由があるか想像つきませんけど、情報少ないですね。

 ところで、2CHに>>243を貼ってませんか?
 2CHでリンクされてるのを見たんですけど。

245 名前: 鳥山仁 投稿日: 2003/12/19(金) 01:25
243さん>
プロファイル研究所が攻撃の対象になっているようですね。
あまりにも酷いようだったら、何か対策を考えないといけないかもしれません。

246 名前: 松代 投稿日: 2003/12/19(金) 10:58
>>243
根拠は全く不明ですが、読売はプロファイル研究所を「殺人サイト」を決めつけ(まぁ、殺人事件研究サイトであり、殺人者研究なのはまちがいないのですけど)、いかにも人殺しのやり方を解説したサイトのように煽りましたが、他のメディアは追随したのでしょうか?

プロファイル研究所の管理人氏は非常にしっかりした考えの持ち主のようで、今回の件についても、サイトの閉鎖などは考えていない旨のコメントをだしていますから、自分としてはしばらく静観するつもりです。応援メッセージについても、掲示板があふれてしまうようなら控えたほうがよいかなと思っているところです。
基本的に、掲示板あらしは被承認欲求によって動かされている虫のような存在ですから、放置して「承認しないことを態度で示す」のがいちばんですしね〜

ただし、読売の姿勢は非常に問題であり、読売へ抗議のメールなどを送るのは重要な支援活動でしょうね。

247 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2003/12/19(金) 12:09
 以下、こんな感じです。
 にしても、鉄棒は何故持っていたのかとか疑問はないのか新聞社

▼「妹の後頭部を鉄の棒で殴る 中3兄を殺人未遂容疑で逮捕」
http://www.asahi.com/national/update/1215/017.html(朝日新聞)
▼「殺人未遂:中3男子が小6妹を殴り重傷負わす 茨城」
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200312/16/20031216k0000m040098001c.html(毎日新聞)
▼「殺人HP見て妹を鉄棒で殴る、中3男子を逮捕」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20031215i313.htm(読売新聞)
▼「鉄の棒で妹を殴った兄を逮捕 殺人サイト見て襲う 茨城」
http://www.sankei.co.jp/news/031215/1215sha079.htm(産経新聞)
▼「鉄棒で妹殴り中3兄逮捕 殺人サイト見て襲う」
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20031215/fls_____detail__061.shtml(東京新聞)

248 名前: 松代 投稿日: 2003/12/20(土) 00:26
>>247
相変わらず産経は素晴らしい記事を掲載してくれますね。ここまでくると、購読している人々の見識についても、色々と考えをめぐらせたくなってしまいますが、ここではやめておきましょう。

さておき、いずれも警察発表を基礎としているようで、肝心なところはよくわかりません。鉄棒の存在についても、少年の両親がどのような仕事をしていたか、あるいは周辺の環境によっては、全く自然に存在している可能性もあり、即断は出来ませんねぇ〜

ただ、こうなると新聞にはあまり期待できないでしょうから、なんとももどかしいところがありますね。

249 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/01/14(水) 02:37
関連の書き込みが無いですね・・・

「写真より刺激的」漫画に初の猥褻判断

 書店で一般に売られている漫画が 「わいせつ」かどうかが 初めて
争われた裁判です。13日、出版社の社長に有罪判決が言い渡されま
したが、理由は「この漫画は 写真より刺激的だ」 というものでした。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye887827.html

http://news.tbs.co.jp/ram/news887827_5.ram
http://news.tbs.co.jp/ram/news887827_2.ram

250 名前: 様々な波及が考えられます。 投稿日: 2004/01/14(水) 03:07
わいせつ漫画:
解説 性表現過激化に警鐘
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20040113k0000e040083000c.html

 成人向け漫画本のわいせつ性を初めて認めた13日の東京地裁判決は、漫画の描き方によっては文書や写真よりも、性的刺激が大きくなると判断し、許容される「社会通念」を大きく逸脱したと認定した。過激化する性表現に警鐘を鳴らすとみられる。

 小説「チャタレー夫人の恋人」事件などをめぐる過去の著名な裁判では「芸術か、わいせつか」が論争となった。今回の裁判では、性的な刺激を追求する成人向け漫画の性表現が「社会通念に照らし許される範囲かどうか」が争点となった。

 判決は、この漫画が持つ特性を詳細に検討した。(1)デフォルメの程度が弱く迫真性や生々しさを備えている(2)物語性があることで1場面を写した写真よりも刺激は大きい(3)芸術性・思想的価値の要素がほとんど存在せず、性的刺激が緩和されていない――と指摘。ほとんど修整がほどこされていないことも加えて、刺激度が写真や文書を上回ると判断した。

 18歳未満への販売禁止を目的に大半の自治体が導入している有害図書指定制度の運用にも影響を与えそうだ。同制度は、青少年の健全育成の観点から雑誌やCD―ROMなどを「有害図書」に指定する。刑法で大人への販売も禁止する「わいせつ図画」とは明確に区別されてきた。大阪府の担当者は「問題があると思われる漫画について、その都度、警察との協議が必要だという議論も出てくるだろう」と語る。

 判決はインターネットの普及による性表現のはんらんと過激化についても触れ、「性道徳の乱れを招き犯罪を誘発する。取り締まるべきだとの社会的合意は確固としてある」との見解を示した。社会の価値観が変化しても、過激な性表現に慣れすぎないよう一定のブレーキをかけたと言える。【渡辺暖、臺宏士】

[毎日新聞1月13日] ( 2004-01-13-15:18 )

251 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/01/14(水) 12:18
 社会通念に関係なく裁判所で決めるという下りは書かないんですね。

 にしても、検事も言ってないような犯罪を誘発するってことを判決で言ってみたり、裁判官大丈夫かと思うのですけど。

252 名前: 松代 投稿日: 2004/01/14(水) 13:00
今回の裁判については、他のわいせつ物裁判と同様に、はじめから結論が見えていると判断していたため、特にコメントはありません。また、裁判所がわいせつ性の認定をするという見解や、性道徳の乱れに言及して裁判所が性秩序の維持を打ち出した点についても、過去の裁判と同様であり、特に新味は無いと認識しています。

今後、出版界へ大きな影響が及ぶとされた点についても、加納典明氏の摘発前と後でヌードグラビアの表現がどのように変化したかを考えれば、ある程度まで想像はつくと考えています。

今回の裁判については、関係者の誰もがこのような結果を予期していたといえます。そのため、結果よりも過程が重視される裁判でしたが、報じられている内容からは、旧来のわいせつ物裁判と何等変わりのない判決と言え、法定戦術においてなんらかの錯誤、あるいは失敗があったのかも知れません。

その他の点については、以下に要領よくまとまった記述があるため、そちらを参照していただければ嬉しく思います。

風俗愛好者のための法律講座 〜番外編〜
http://www1.mahoroba.ne.jp/~sailor/papers/k_low5.htm

253 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/01/14(水) 21:30
まあ地方裁レベルでは判例以上の内容を引き出すのは難しいかも。離婚調停とか
債権処理とか、日常的に教科書的判断以上のことを求められないから。
ただ、判決理由で裁判官の恣意的判断をうかがわせる内容を引き出せたのは
控訴審でプラスに働く可能性もあるかと思われます。

254 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/01/15(木) 01:18
こういう裁判では勝ち負けはそんなに関係ないですし、
できるだけ最高裁まで引っ張ることで、
警察に「得点を稼ぐ相手じゃない」と思わせるのが重要ですからね。
何せ警察様も立派な公務員なわけで、
効率よく案件を処理できる人間しか出世できない世界なんですよ。
ゴネてゴネてゴネまくった挙げ句に、相手に花を持たせてシャンシャンにすれば、
それ以上の追求はないと思います。

有害コミックの時は、例の同人誌の騒動でパクられた漫画家が、
調書の段階で片端から落ちちゃったから、
警察が味をしめたって側面があったんですが、
今回は山口弁護士に貴志社長だから、
最初から最高裁まで行く覚悟だと思いますし、
周りの人間もそれを前提に応援を続けていくということで、
基本的な合意ができているはずですから、
それほど心配しなくても大丈夫なはずですよ。

255 名前: 松代 投稿日: 2004/01/18(日) 00:40
>>245
>有害コミックの時は、例の同人誌の騒動でパクられた漫画家が、
>調書の段階で片端から落ちちゃったから、
>警察が味をしめたって側面があったんですが、

編集者や流通関係者は、もぅ何年も前から逮捕の恐怖に曝されつづけていたので、
それなりに戦い方を研究しているも少なくないでしょうし、また下手に罪を認めて
しまうと、文字通りの死活問題に直面するから、覚悟ができている人もたくさんい
ますね。

一方、作家のほうは「拘留期間が長ければ長いほど死活問題につながる」という、
編集や流通とは正反対の事情を抱えているうえ、特に漫画作家は「明日はわが身」
という情況になれていないのですから、ある程度は仕方のないことだろうと思いま
すよ。とはいえ、加納典明氏が自分だけさっさと罰金を払って、出版社の社長が裁
判を継続した時と比べて、今回はみんな優しいなぁと思います。

もちろん、加納氏が逮捕された時と今回とは「それまでの経緯が違いすぎる」し、
自分自身も加納氏は非難されてしかるべき点があったと思います。しかし、作家同
士が支援メッセージを交換しあうならともかく、まるで「次は自分が逮捕される」
かのような悲壮感たっぷりの決意表明まで飛び交うとなると、チョット気どりすぎ
じゃないかと、そんなツッコミもいれたくなります。

繰り返しますが、編集者や経営者、流通関係者は「何年も前から逮捕されていた」
訳で、その意味では 編集者や経営者、流通関係者が「闘争の第一線に立って」い
て、作家は「安全圏に置かれていた」といえましょう。

今さらのように、自分達だけが「戦っている」かのような、感傷的な決意表明を
得意げに騙っている作家に対しては、率直にいって失笑を禁じえません。

あまり不吉なことは言いたくないのですが、2人目、3人目の貴志社長は生まれ
るでしょうし、アダルト出版を経営するからには、それなりのリスクを覚悟され
てもいるでしょう。しかし、2人目の山口弁護士がいるかどうかとなると、また
話は変ってくると思います。

そして、警察権力は最も弱体な対象である、作家を攻撃しつづけるでしょう。

2人目、3人目の逮捕者が出た時、支援を継続できるかどうか…

明日はわが身とか、家族にはもしもの時の備えを固めるようにいってあるとか
(常に50万円用意しておけよという意味なのでしょうが)、大向こうウケを
狙った格好ツケをするぐらいなら、逮捕された時に「いっていいことと悪いこ
と、やっていいこととやってはならないこと」のチェックぐらいはしておいた
ほうがよいと思いますよ。

256 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/01/18(日) 09:23
松代さん>
>とはいえ、加納典明氏が自分だけさっさと罰金を払って、出版社の社長が裁
>判を継続した時と比べて、今回はみんな優しいなぁと思います。

うーん。
これはどうかと。
漫画家との交流のある部署では表面的な優しさはあると思いますが、
B氏が警察で歌ったという情報が流れた段階で、
「やっぱり漫画家はダメだ」というコンセンサスが、
業界人の間で再確認された「だけ」だと思います。

優しく見えるのは、漫画家が最初からポルノ業界人としての、
責任を果たし得ないだろうという諦観があるからでしょう。
だからこそ、漫画家やライターは、
出版業務の決定に参与させて貰えないわけなんですが。

もっとも、漫画家の方だって過大な責任を背負わされるのは嫌でしょうから、
「お互い様」ってことになるんだと思いますけどね。
要するに、ポルノを含めた出版業界全体にとって、
漫画家は「お客様」以上の存在ではないでしょうし、
漫画家の大部分もそういう認識を持っている、ということですね。

サド裁判やチャタレイ裁判のように、
本人が最後まで争えば、
業界の認識が変化した可能性もあったんでしょうが、
漫画家にそこまで望むのは酷なような気がします。

257 名前: 松代 投稿日: 2004/01/18(日) 12:48
>>256

>要するに、ポルノを含めた出版業界全体にとって、
>漫画家は「お客様」以上の存在ではないでしょうし、
>漫画家の大部分もそういう認識を持っている、ということですね。

この点については異なる認識を持っています。
同人誌騒動で逮捕された作家達に対して、同業作家達は「彼らが供述
に応じざるをえなかった理由」を躍起になって探し出し、警察に対し
て抵抗しなかったという困った事実の正当化を図りました。

特筆すべきは、完黙した作家がいるとされている点に有ります。

実際には「主要容疑事実であるわいせつ物所持」に関して、もっとも
警察が押さえたかった「流通経路」を完全に吐き出しています。

にもかかわらず、作家仲間では「完黙を貫いた」とされているのは、
彼が「作家に関する情報を提供しなかった」からです。

つまり、作家さえ守れれば、流通や編集、経営者等はどうなってもか
まわないというのが作家の本心と言えますし、公の場で編集者や自主
規制団体のメンバー(経営者)に対する侮蔑的な発言を繰り返してい
る点からも、そのような心情がうかがえます。

その他の言動などから、作家側としては流通や編集、経営者に対して
「自分達を搾取する敵」と認識しているとさえいっても過言ではない
ように思えますし、マンガジャパンやマンガ原稿を取り戻す会の活動
も、そう考えたほうが自然に筋が通るでしょう。

もし、ポルノ業界側で漫画家を「お客様」と認識していたとしても、
作家側はそう考えていないか、あるいは「お客様」だからこそ「まも
られて当然」と観ているのではないでしょうか?

そうでなければ、松文館裁判に関連して、流通や編集、経営者を全く
無視して、あたかも「漫画家のみが闘争の第一線に立っている」かの
ような発言が飛び出すはずはないでしょう。

>もっとも、漫画家の方だって過大な責任を背負わされるのは嫌でしょうから、

この点についても、異なる認識を持っています。

そもそも、責任を回避したいのであれば、漫画家が自主規制団体へ接
近を図る等ということはありえません。また、昨年11月に開催され
たマンガサミットにおいて、一部の作家が「作家も参加する自主規制
の枠組み」をぶち上げ、満場の喝采を得たものの、何故か議事録から
は削除されてしまったという事件もありました。

これらの事実からも、漫画家が責任を回避しているとは言えません。

流通や編集、経営者を意思決定から排除し、漫画家を頂点とする出版
の枠組みを構築しようと、本気で考えているのではないでしょうか?

258 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/01/18(日) 17:22
カマヤンと変わりない陰謀論を展開してもいいことないのでは?
医者にいくことをお勧めします。

259 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/01/18(日) 21:23
松代さん>
何度か読み返して、ようやく誰のことを指摘しているのか理解できたけど、
これはあんまりにも濃すぎて誰にもわかんないですよ。
つーか、既に電波扱いされてるし。
ここ1ヶ月ぐらいはゲームの仕事でレスポンスが確実に低下するので、
こういうネタはちょっと勘弁してください。

258さん>
うーん………松代さんの発言対象を理解しての突っ込みなんでしょうか?
だとしたら、個人的には1000点なんですが。
危うく笑い死にしそうになりました。
もしも、真面目なレスでしたら、大変申し訳ありません。
どちらか判らないので、先に謝っておきます。

260 名前: 松代 投稿日: 2004/01/19(月) 12:45
最近、1920〜30年代のソビエト芸術、及びその解釈に傾倒しているためか、必要以上に晦渋であった化も知れません。また、場合によっては「婉曲話法すら理解することを拒む読者」や、あるいは「語りにおける重層的構造を拒絶し、語り手に対して極度に皮相的かつ単純な話法を強要する幼稚な輩」さえも読者として計算に入れなければならない大衆メディアと異なり、語り手が比較的選択的に聞き手を限定することが可能なWEB掲示板の特性に依存しすぎていたという批判に対しては、全面的に同意します。

ちゅうか、忙しかったんやね。申し訳無し>鳥山さん

>>258
晦渋に過ぎていた上、点睛を欠いていた文章に、目を入れていただきました。
天晴れというほか有りません。
心から感謝いたします。

261 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/01/20(火) 01:12
つーか松代さんも言うことがきついですね。
出版社などは「業界」という言葉が成立しますが、基本的に孤独な存在の漫画家に
「業界」という言葉が当てはめられるかは、はなはだ疑問です。孤独な存在である
ということは、集団的な利害関係が成立しにくいといえるからです。つまり、
政治的な目的を個人の権利を守ることに限定せざるを得なくなるといえます。
もし作家の側にも業界の一員として政治的な利益を守ることに賛同してもらいたいと
思うのであれば、業界としてどのような利害を提示できるかどうかから始めなければ
いけないのではないでしょうか。

262 名前: 松代 投稿日: 2004/01/20(火) 13:12
>>261
個々の作家と業界との関係性については、自分の関心の外にある事項なので、何ともいえないところです。
個々の作家と業界との関係性については、鳥山さんからなにか語っていただきたいところです。

自分が関心をよせ、また批判しているのは、作家が「作家という集団を仮定しつつ、作家のみが『闘争の第一線に立っている』かのような発言をすることであり、同時に「作家が社会的発言をすべきである」と規定しているところも、場合によっては批判の対象に含まれます。

作家が「作家という集団を仮定しつつ、作家のみが『闘争の第一線に立っている』かのような発言をすることについては、これ以上の批判を加えても意味がないでしょう。

それに、作家という集団を仮定するのは自由ですが、全ての作家が「表現規制に反対している」訳ではなく、マンガ作家に限ってもさかもと未明氏のように「表現規制に賛成している作家」もいます(さかもと氏はマンガジャパンとマンガ原稿を取り戻す会に所属しています)。

作家として作品を世に問う立場にあるならば、まず「自己の主張を明確にすべき」で、作家集団の中に埋没すべきではないといえませんか?

また「作家が社会的発言をすべきである」と規定している点については、個々の作家が自主的に判断で社会的発言を行うかどうか判断するのが本来の姿だと考えるため、あたかも「社会的発言を行うのが作家の義務である」かのような言説については、批判的にならざるをえません。

そもそも、作家であるならば「作品を通じて自らの主張を世に問う」のが本義でしょう。
わざわざ「社会的発言である」と明言しなければ「社会的発言にならない」というのは、取りも直さず「自らの作品に社会的発言としての力がないことの表明」と言えます。

個々の作家が孤独であるか否か、業界の庇護を受けているか否かは、作家の集団性や作品の持つ力と全く関係ないでしょう。それどころか、孤立しているほうが「しがらみの無い自由な創作環境にある」と言えます。

おまけ
さかもと未明氏もそうですが、古来より作品より作家本人の方が露出するという「出たがり作家」については、自己顕示欲を満たすために創作活動を利用しているという批判がなされてきました。表現規制に関わる作家には、賛成、反対のいずれにも「出たがり作家」の姿が目につきます。
出たがりだから目につくし、自己顕示欲を満たす場として政治活動をつかっているのもわかりますが、だからこそ「彼らのとっての創作活動とはなんなのか」を厳しく問いたい所です。

はっきりいって、さかもと氏の作品は「第一級の力を備えている」と言いがたい内容であり、つまらんところで「社会的発言をしている」ぐらいなら、創作活動に集中したほうが良いのではないかと思います。

おまけ2
作家は社会的発言をすべきであると煽った結果、当然のように「規制を推進する立場の作家も社会的発言をはじめた」けど、煽った本人はその辺をどう思っているのでしゅかねぇ〜〜

263 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/01/20(火) 13:19
261さん>
松代さんがきついという意見には同意しますが、
業界が漫画家に利害を提示するというのは逆でしょう。
むしろ、漫画家の方が業界に利害を提示すべきなのでは?

少なくとも、私はさかもと未明のように、
「マンガジャパン」と「漫画原稿を守る会」のメンバーでありながら、
表現規制には賛同という人物がいる限り、何かを提示するつもりはありませんよ。
また、利害が金銭的なものだけならば、
漫画家は自分たちの意見が通ったと誤認するだけで、
業界に貢献しようという態度にはなりません。

しかし、金も出して口も出すと、
自分たちの権利が侵害されたと言って怒り出すか、
「あいつは漫画家にルサンチマンを抱えている」と言って、
小馬鹿にしてかかります。
(困ったことに、実際にそうした漫画家のなり損ないが、
マンガ編集に関わっているので反論するのが難しいのです。
元アシスタント上がりの編集者とか、劇画○塾あがりの編集者とかね)

そういう次第で、漫画家の方が条件提示をするまでは、
出版社としては彼らの存在を放置するしかありません。
誰もわざわざババを引きたいと思ったりはしないってことです。

264 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/01/20(火) 20:42
>>262
作家が集団としての明確な目的をもてないからこそ、個人的な利害のみに固執して
集団的な社会的発言が上がってこないのだといえます。マンガジャパンなどの件も
つまるところは個々の共通利害を集団で主張しているにすぎず、作家として社会的な
利害を主張しているとはいえません。だから集団としての統一的な方向に動くことが
できず、さかもと氏のような輩も受容してしまう形になってしまうのです。
また作家というものが孤独な存在である以上、作品に社会的な意味を持たせるか
どうかというのは、やはり個人の判断にゆだねるほかはありません。また自己の
主張はできても、集団としての主張を作品に反映できるかどうかも疑問です。
そもそも作家が集団的社会背景を持ちえないから、個人的に利するところがあれば
規制推進的な主張をもできるのです。
ついでにいうなら、社会的発言をするべきだと主張した人間ではなく、集団的社会
利害を意識できない主張を繰り返す人間を批判するべきでありましょう。

>>263
上記で書いたように、作家は自分たちにとっての社会的な利害がなんなのかという
業界的コンセンサスがいまだ見えていないといえます。これは作家自身が自由であらねば
ならないという原則と引き換えの弊害だといえます。
今のところ作家に対して説得しうる関係性を持っているのは、ファンか出版業界くらいの
ものでしょう。それくらい作家というものは社会とのつながりが希薄なのです。これは
しがらみと言い換えてもよいと思います。そもそもしがらみの少ない立場の人間が
いちいち社会的な主張をする面倒なことをしようと考えるでしょうか?そういうことが
自発的にできないならば、誰かが背中を押してやる必要があるでしょう。それができるのは
出版業界が今のところ考えうる唯一の存在ではないでしょうか?
何も知らないものに、何かを答えよとせまるのは矛盾です。まず教育を施さなければ
考えることもできないのです。

265 名前: 松代 投稿日: 2004/01/22(木) 00:51
作家という集団を仮定するのは自由ですが、全ての作家が「表現規制に反対している」訳ではないし、個々の作家は問題意識のありようも社会との関わり方に対する信念も様々です。マンガ作家に限っても、さかもと未明氏のように「表現規制に賛成している作家」がいます(さかもと氏はマンガジャパンとマンガ原稿を取り戻す会に所属しています)。

そもそも、作家にとって重要なのは集団なのか、それとも個人なのでしょうか?
集団的な社会的発言とは、作家が集団的価値観を共有しているという前提に立たねば上がってこないハズですが、それは取りも直さず芸術の全体主義化を意味してはいませんか?

作家として作品を世に問う立場にあるならば、まず「個人として自己の主張を明確にすべき」で、集団的価値観の下に埋没すべきではないといえませんか?

個々の作家は、外部からの干渉を受けることなく、それぞれ自主的に社会的発言を行うかどうか判断するのが本来の姿だと考えます。あたかも「社会的発言を行うのが作家の義務である」かのような言説については、批判的にならざるをえません。

作家には、社会的発言を行わない自由もあるのです。

そもそも、作家であるならば「作品を通じて自らの主張を世に問う」のが本義でしょう。
わざわざ「社会的発言である」と明言しなければ「社会的発言にならない」というのは、取りも直さず「自らの作品に社会的発言としての力がないことの表明」と言えます。

個々の作家が孤独であるか否か、業界の庇護を受けているか否かは、作家の集団性や作品の持つ力と全く関係ないでしょう。それどころか、孤立しているほうが「しがらみの無い自由な創作環境にある」と言えます。

作家集団の利害をたてに、作家同士が相互監視する道を開く可能性について、もっと敏感になるべきだと思います。

事実、表現規制に反対する団体においても、作家集団の利害に疑問を抱いた作家を、作家達自らが排除するという、極めて嘆かわしい事態が発生しています。

自分は、マンガサミットという公的な場において「作家も関与する自主規制団体の創設をぶち上げた」にもかかわらず、後から「ゾーニングに関して全く具体的なアクションを起していないし、起こす予定もない」としらを切る作家こそ、批判されるべきだと考えます。あるいは、表面的には寛容の精神を訴え、誰かを排除することで自らの正当性を主張する意識を攻撃しているようなポーズをとりつつも、内部ではメンタルキャパシティの欠如を口実として作家個人を情け容赦なく攻撃、排除する陰険な人々こそ、最も悪辣な人間達として批判にさらされるべきだと判断しています。

266 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/01/22(木) 11:09
264さん>
クリエーターの集団化についての疑問点は、
既に松代さんが書いているので重複を避けます。
また、そもそもクリエーター以外の国民の大部分も、
選挙を除いて政治に参加する必要はありません。
国民の大多数が常に政治に関心を持つ国の政治体制はおおむね独裁であり、
その理由は「政治的決定が、自己の財産生命にダイレクトに関わってくるから」です。

それでもクリエーターが敢えて政治に関心を持ちたいのであれば、
官僚と大手マスコミの動向に焦点を絞るべきでしょう。
この2つの職業は国民に対して大きな影響力を有するにも関わらず、
選挙で選ばれたわけではないので、好き放題をする傾向が強いからです。

しかし、クリエーターの大部分の制作動機は、
他者から称賛を浴びることですから、
往々にして自分を持ち上げてくれるマスコミ、
特に大手マスコミを批判することができません。
これが、クリエーターが政治活動に不向きな最大の理由です。

つまり、新聞社や大手出版社に対して事実誤認の修正を要求したり、
影で文句を言うことはできても、正面から逆らうことができません。
むしろ「新聞社とは協調してやっていく方が良い」と、
したり顔で意見を開陳したりします。
この傾向は官僚に対しても同様です。

こういう人間に、一体何をサジェスチョンすれば良いのでしょうか?
まだ、マスコミの悪口を公言して憚らない利権政治家の方が、
政治的にはよほどマトモな神経をしているという現実には、
嘆かわしいを通り越して、あきれ果てて適当な悪口すら思いつきません。

東京都の不健全図書指定には大手新聞の論説委員が加わっているのを承知で、
新聞に自分の言動が載ることを手放しで喜んでいる、
自称表現規制反対派の人たちとは、
何を話しても時間の無駄でしかないでしょうし、
相手もそう考えているはずです。

267 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/01/22(木) 14:20
さかもと未明氏はどういう表現規制をしろと言ってるのですか?

268 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/01/22(木) 15:10
>>266
ぐぐっただけでも結構見つかるよ。
http://www.sankei.co.jp/pr/seiron/koukoku/2004/0402/mokuji.html
これか。都条例にも賛成してるらしいとか。

269 名前: 267 投稿日: 2004/01/22(木) 15:18
>>268
私へのレスの間違いですよね?
どうもありがとうございます。

自分の書物が発禁になったり自分が刑務所にでも叩きこまれなければ自分がどういうこと言ってるのか理解できないのかな?

270 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/01/22(木) 15:23
http://mbspro6.uic.to/yybbs.cgi
>だいたいさかもと未明は東京都漫画規制条例に賛成している漫画家なのだが。
>ちなみに東京都漫画規制条例反対のサイトでの賛同者のリストをみてみると
>漫画家以外はすんげえ香ばしい臭いがするのですが・・・。

香ばしいのか……

271 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/01/22(木) 23:59
>>269
>自分の書物が発禁になったり自分が刑務所にでも叩きこまれなければ自分がどういうこと言ってるのか理解できないのかな?

 発禁扱いされても大丈夫なように心構えしてあるのでしょう。
 または完全に高をくくっているか。

272 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/01/23(金) 00:52
>>265 >>266
なるほど、作家は作品で自らの主張をすべきかもしれません。しかし、なぜ作家は
作品で自らの主張をしなければいけないのか、という疑問を満たすことはできません。
作品はあくまで自らの生活を支える糧であって、自己主張や社会主張をするための
道具ではない、という認識の作家もいるのではありませんか?
作家に対して社会的な主張を求めるときに必ず作品を通じて主張させる必要は
ないはずですし、我々の使うような手法ならば、いくらでもアドバイスやアプローチの
やりようはでてくるはずです。
問題は作家は孤独で孤立した存在ゆえに、作品という手法でしか主張しえないという
思い込みがそうさせているのではないか、ということです。また、松代さんや鳥山さんは
ある特定の作家の主張を、作家全体の主張と取り違えているのではないか?という疑問も
わいてきます。なぜなら表現規制反対派の内部対立の存在が、作家集団全体の意見では
ないということを証明しているからです。
まずは少数でもいいから、ともに行動を起こせる作家を取り込むべきだと思います。
世間的には、出版社よりも作家のほうが表現側の代表者であるという認識が一般的でしょう。
つまり政治活動にハクをつけることができるわけですし、彼らが注目を浴びれば対立している
集団を、正面から論戦をさせるきっかけにもなるでしょう。また無関心な作家の注目も
向けさせることができるかもしれません。そもそも作家が孤立して弱い立場にいるから
大手新聞などにおもねってしまうのであって、赤信号みんなで渡れば怖くない、の
精神で行けば口も出していけるはずです。民主的な政治活動の本質はそういうところに
あるはずです。
いずれにしても、今の作家集団では話にならないから突き放すというのでは、なおさら
話になりません。まずは無理やりにでも作家集団を引っ掻き回しまともな集団で
固まらせることが第一段階であると思います。

273 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/01/23(金) 02:10
業界の事情は解りませんが。
作品で自らの主張が出来るのはアーティストであって職人(商業作家)
ではないんでは。

274 名前: 松代 投稿日: 2004/01/26(月) 13:29
>>273
作者が作品に自らの主張を織り込むかどうかは、作者の自主的な判断に委ねられます。
作者がどの作品に自らの主張を織り込み、どの作品に「織り込まないか」もまた、作者の自主的判断に委ねられます。
作者がどの媒体において自らの主張を織り込み、どの媒体において「織り込まないか」もまた、作者の自主的判断に委ねられます。

275 名前: 松代 投稿日: 2004/01/26(月) 13:47
>>272
肯定的、否定的を問わず、特定集団の言動にあえて価値を持たせるつもりはありません。
平たく言えば、表現規制に関連する内容であっても、発言者が作家だからといって発言を無視したり、逆に過剰に重要視したりすることはありません。
内容がよければ取り上げ、評価に値しなければ無視し、問題があれば反論するだけです。
また、自分達の活動に理解を示したり、あるいは積極的に関与してくださる方々の中には「作家も含まれています」から、特に問題を感じてもいません。

作家を特別視することは、作家を広告塔扱いするか、あるいは教祖のように崇めたてまつる危険性をはらんでいます。

規制推進派がさかもと未明氏を広告塔のように扱い、規制反対派が作家のファンクラブ化している現状からも、その危険性は明らかです。もっと言ってしまうと、小林よしのり氏の著作や表現規制反対団体の中核に居座る作家のコラムや屁理屈を「聖典」の用に受け止め、批判を受け止めようとしないメンタリティの人々が最も熱心な活動者であるという現状を考えると、現状でも十分に作家が特別視されている訳ですし、このへんでいいんじゃないかと思います。

グリーントライアングルでは、表現規制に対する「団体公式の統一見解をまとめていません」し、またこれからもまとめる予定はありません。さらに、松代個人は他団体が何処でどのような主張を展開し、どのような評価を受けようとも、基本的にはその団体の自己責任であり、利害の衝突が発生しない限りは無関係だと考えます。

ただし、団体が特定の活動を展開するに至った経緯が不透明であったり、また判断の過程において団体中央の少数者が独裁的に権力を行使したのであるならば、批判されるのも当然でしょう。

集団の力に依拠した活動は、おうおうにして構成員の意図を無視した「団体の価値観に基づく独善」に堕することがあります。個人として意見を言えない人間が、集団の力を借りて意見を述べるという構造には、全く賛同できません。

他のスレッドにアップされた発言ですが、あえて引用させていただきます。
>ボルシェビキは多数派という意味なのですが、
彼らは真実多数からなる集団ではありませんでした。
実際は少数であった彼らが多数派を名乗って、
全体の利益を代表するかのごとくふるまったという点が彼らの性質を端的にあらわしています。
つまり、ボルシェビキとは自分の正しさを確信した少数派なのです。
そして、彼らの思想は極めて反動的なものであり、
本来の多数派(あるいは主流派)の単なる鏡像です。

http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/news/410/1031931511/381

276 名前: 松代 投稿日: 2004/01/30(金) 12:17
ニュースの転載ですが、作家性に関する話題でもあり、またフィクションとノンフィクションに関する馬鹿げた主張に対する決定的な反論にもなっているため、話の流れからこちらにアップしておきます。
制作者の意図が介在するからアニメやマンガは「全てフィクション」と主張するなら、同様に記録者の意図が介在するドキュメンタリーもまた「全てフィクション」という事になるでしょうね。

http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20040128208.html
アニメーションでドキュメンタリー映画に新時代
Jason Silverman

>PBSのノンフィクション・シリーズ『P.O.V.』のディレクターを務めるカラ・マーテス氏によると、アニメーション形式の採用はドキュメンタリーに素晴らしい新時代が訪れる予兆だという。
>「ドキュメンタリーは、この形式によって拡張されたおかげで、今までになく活気づいている」とマーテス氏は語る。「映画製作者は、フィクションの要素、実験的要素、アニメーションを混ぜ合わせている。そして、ドキュメンタリー映画の製作者が使用するアニメーションは、驚くほど想像力に富み、きわめて効果的だ」
>ユー監督も同様に、ドキュメンタリーであっても映画製作者自身の意図と心的傾向の産物だということを観客に思い出してもらうのに、アニメーションは実に有効だと話している。
>「どんなドキュメンタリーにも製作者の恣意はつきものだが、アニメーションを使うと、こうした恣意が非常に明確に、はっきりと見えるようになる」とユー監督は語った。

277 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/01/31(土) 02:50
>276
松代さんは「虚構は現実」とでも言いたいんでしょうか?

278 名前: 松代 投稿日: 2004/01/31(土) 12:51
>>277
はにゃ〜?
なんでそうなるの?
素直によろこぶニュースだと思うんですけどね〜

まぁ、要点を補足しておきますよ。

1:
アニメ表現の可能性がドキュメンタリー分野にも拡大していることが、誰の目にも明らかとなった。

2:
アニメやマンガ表現から写実性やドキュメンタリー性を排除し、表現の可能性を縮小させることで表現としての集団自殺を呼びかけていたアホ共もいたけど、決定的な反論要素がもたらされた。

というワケで、表現領域や表現手段の自由を拡大しようと考える作家にとっては、二重の意味で嬉しいニュースですな。

それにしても、表現の自由と求めると称する人々に、何故か「表現領域の縮小」や「表現手法に基づく表現の過剰なカテゴライズ化」を求める人々が多量に存在しているのは(つまり表現手段の不自由と引き換えに表現の自由を求めるってことか?)、非常に面白くも滑稽な現象だと言えますね。

279 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/01/31(土) 14:39
松代さん>
まあ、日本じゃ表現手段が実在性、虚構性を決定するという、
狂った理屈が写真業界とマンガ業界に成立しちゃってるから、
アニメでドキュメンタリーって発想そのものが希薄なんでしょうね。

昔はアニメンタリー(アニメ+ドキュメントの造語)と言って、
タツノコプロが『決断』という作品を出していたんですが、
左翼平和団体とPTAがタッグを組んで潰しちゃったからなあ。

この作品で幻の26話になった『天皇の決断』は、
是非見てみたかったなあ。
タツノコ版昭和天皇はポイント高いっすよ。

http://www.h2.dion.ne.jp/~sws6225/

280 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/01(日) 01:18
>>277
典型的な反児ポ法病的脊髄反射ですな。

281 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/01(日) 06:29
>>278
マンガでドキュメンタリーというとスポーツ選手の自伝ぐらいしか
見たことないな。歴史はドキュメントに入るのかなぁ。
てか自伝ってドキュメンタリーなのか自信が無くなってきた。

大塚英志が「海外の自伝はノンフィクションというジャンルだが
日本のそれは私小説という特殊なジャンルになる」とか書いてた。

>フィクションとノンフィクションに関する馬鹿げた主張
「マンガは架空のものなんだからどんな不道徳な内容でもイイ!」
とかそっちの話かと思ったんですよ。277ではないですが。

282 名前: 松代 投稿日: 2004/02/01(日) 13:46
>>280
まぁ、しょうがないことでしゅね。
規制反対、賛成を問わず、表現規制関連には視野狭窄に陥っている人が山ほどいるし、そうでなくてもいわゆるオタクは表現ジャンルを横断的に観ないという悪癖を抱えているので、その辺についてはかなり生暖かく見守っているつもりです。

>>281
ドキュメンタリーを構成する要件としては、まず第一に事実関係の再現性、つまり通時的類似性を押さえなければなりません。見た目の類似性は、通時的類似性に従属する問題に過ぎません。
確かに、マンガで史学的検証に耐えうるだけのドキュメンタリー作品が存在するかというと、かなり微妙な部分を抱えてはいますが、それでも「水木しげるが描いた一部の戦記マンガ」については、本格的なドキュメンタリーの要件を満たしていると考えられるでしょう。

その他にも、小林源文は日航機墜落事件をテーマにした「メタ・ドキュメンタリー」を発表していますし(なにが「メタ」なのかはネタばれにつながるためパス)、中西立太や滝沢聖峰も優れた作品を発表しています。事実関係の再現性という点においては、卯月妙子の「実録企画モノ」を無視することはできないでしょうし、戦後漫画史をほじれば他にもまだまだでてくるでしょうね。
スポーツ選手の自伝については、選手個人の利害に絡む部分もあり、虚実が入り交じってしまう事が多々あるのですが、中にはきちんと取材して客観的にまとめ上げている作品もあるとされており、一概に通時的再現性を欠いているとはいえません。

>大塚英志が「海外の自伝はノンフィクションというジャンルだが
>日本のそれは私小説という特殊なジャンルになる」とか書いてた。

海外の自伝でも、キャパの「ちょっとピンぼけ」なんかは、思いっきり私小説ですけどね〜
私小説とノンフィクションの相違点は、本人の心証世界のみで構成し、客観的な裏づけを欠いているのが私小説で、本人の記憶や心証世界を基に、追加取材などを通じて客観的な裏づけがあるとノンフィクションだと考えればわかりやすいと思います。

283 名前: 松代 投稿日: 2004/02/01(日) 14:00
>>279
いやぁ「決断」はあえてとっておいたんですけど、先に言われちゃいましたね。
せめて、ギャグメンタリー「穴断」ぐらいに押さえておいてくれたら、まだこっちも引っ張り様があったのに…
さておき、写真の世界にも「絶対非演出の絶対スナップ」なんてドグマが有りましたっけね。
自分の得意とする、あるいは好む表現技法の価値を高めて、その他の技法を排除しようとするのは作家の本能みたいなところがあるし、手っ取り早く承認欲求を満たす手段でもあるんですけど、それをそのまま受け止めるなんてのは頭のワルイファンだけでたくさんです。
ましてや、そのような言説を政治的につかったらどうなるか、如何に作家が世事に疎いといえども、少しはわかりそうなものです。
いちいち例示しませんが、写真でも映画でも音楽でも絵画でもなんでも、特定表現手法を賞揚して、他の表現手法を排除しようとした連中はごまんといます。また、評論家連中とぐるになって、政治的に特定の表現手法を封じ込めようとする作家は後を絶たないし、作家の大同団結が完全なるファンタジーである理由も、その辺からキテイルのですが、美術史をヤル人は少ないから幻想を抱く人もまた、後を絶たないようですね。

アニメやマンガ表現の空想性のみに着目し、写実性やドキュメンタリー性を排除することは、写真表現の空想性を排除する事と「ほとんど同じ」ですが、そういう連中にヤン・サウデックやロイ・スチュアートの愛好者が混じっているのは、もはや滑稽を通り越して悲しくさえあります。

284 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/02/02(月) 03:27
松代さん>
いや、日本人作家の場合は情景描写能力と構成能力が、
極端に劣るから「自伝」が「私小説」になっちゃうだけなんですけど。

フランス文学とドイツ文学にも同様の傾向があるから、
現代文学と呼べるものがコンスタントに創出できたのは、
英語圏、ロシア語圏、スペイン語圏だけかもしれません。

どの国にも詩を集団で朗読する習慣があるのがポイントで、
こうしたサークルが文学サークルの母体になっています。
日本でも、江戸期の近代小説は連歌が原型ですし、
明治以降も井原西鶴の研究者には美文家が多いです。

その中の一人が、団鬼六師匠というのがナニですが。
いやあん。

285 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/04(水) 22:25
>>275
僕はそれでもいいと思いますけどねえ。
というか政治的に力を得るには集団化が不可欠だし、それが独善的な方向になるのは
必然という他はないでしょう。「大衆」は理想や思想についていくのではなく、それを体現する
人間についていく、それが現実だし、純粋な理によって政治が覆った例って、そもそもあるんでしょうか?
独善で間違っているという説明はおそらく正しいのでしょうが、正しいから権力を得るわけでも
選挙で勝つわけでもない。力と人気のあるものが勝つのがこの世の習いです。この理不尽な
現実に対応する方法論が、松代さんにはおありなのでしょうか?
もしないのであれば、松代さんの批判するところの反表現規制的な活動を続けていくほかは
選択肢はないのではないでしょうか。

286 名前: 松代 投稿日: 2004/02/06(金) 12:11
1:
政治的に力を得ることと、選挙で勝つことはまた別物ですよ。
さらに、選挙で特定候補者を当選させることと、議会システムの中で政治的な発言力を増すことも別物ですよ。

揚げ足取りになりかねないのを承知で言わせていただくと、個人あるいは小集団で政治的な発言力を有するに至った作家は少なくないし、彼らは「自らの力と人気」をテコに政治的発言力を得たのですから、別に集団化が不可欠だとは思いません。
最近の人物に限っても小林よしのりにテリー伊藤、松山千春、塩野七生、堺屋太一、猪瀬直樹等がすぐに挙がってくるでしょうし、またアニメ界でも富野、宮崎両監督はなかなかたいした政治的発言力を備えていますね。

さてさて、これらの方々には、表現規制へ反対するようアプローチできないのでしょうかねぇ?
人気者で力もある作家さん達ですよ〜

既に作家ではありませんが、石原慎太郎東京都知事閣下も、自らの作家活動をテコに現在の地位を獲得した事を忘れてはなりません。

2:
作家とはいかなる存在かという問いに対して、作家とはすなわち内心の存在であり「作家の内心において自らを作家であると規定していられるのであれば、たとえ作品を発表していなくても作家である」という答えがある。

作品も発表しないで作家面できる人がそうそういるとも思わないので、自分はこの定義をキにいっているんだけど、一般的には以下の定義の方がしっくり来るでしょうね。

作家とは自らの作品を発表する機会を公然と与えられている人々のことである。

この場合、作家の作品性はともかくとして、もしも作家が自らの作品を発表する機会を放棄してしまうなら、その人物は既に作家と呼べない訳ですね。また、作家として作品を公表する機会を確保していながら、わざわざ「作品以外の形態で自説を公にする」というのは、作家という立場を悪用しているとさえいえるでしょう。

まぁ、作家団体のスポークスマン等、そうといってもいられない立場の人々のいますし、あえて「広告塔の役割を引き受ける」場合もあるでしょう。とはいえ、基本的に作家でありつづけるならば、やはり作品という形態で自説を公にすべきだといえますし、もしも自説を作品にしない、あるいはできないのならば、作家という立場を離れ、一個人あるいは一社会人として発言すべきでしょう。

287 名前: 松代 投稿日: 2004/02/06(金) 12:12
3:
1と2から、自分の提示する方法は次のようになります。

A:作家として主張するのであれば、作品や作家活動を通じて社会に訴えかけるのがスジ。
B:作品以外の手段で主張するのであれば、作家という立場を離れて個人として訴えかけるのがスジ。
C:どうしても作家という立場を維持しつつ作品以外の手法で主張したいのなら、広告塔扱いを甘受するのがスジ。

自分が批判しているのは、以下の2点です。

やみくもに作家の集団化を推進しても意味がない。
作家が作家を広告塔扱いしながら、あたかも「作家が作家のために活動しているかのような欺瞞」をふりまくのは問題だ。

ぶっちゃけた話、適当なファン集団が、適当な作家を広告塔にしたて、適当な専門家(弁護士や評論家、編集者)が団体のかじ取りを行うというのが最も現実的だし、また効率よく政治的な力を得る道でしょう。実際、去年の前半には混乱し、沈滞していた規制反対活動が再び活性化したのは、専門家の力によるところが大きいとは思いませんか?
まぁ、中にはいささかエキセントリックなところのある人もおられますが、活動の実績そのものは高く評価しています。専門家が活動を主導し、また作家が「自発的に広告塔の役割を引き受ける」のであれば、それはひとつの形として有効でしょうね。
そういや、署名は2万筆を越えるどころか、3万筆に迫る勢いだったんですってね。

大義のためなら小悪を飲むという現実感覚が求められる瞬間もあるのは認めます。
また、そのためには作家が「広告塔扱いを甘受せざるをえない」場合もあるのは理解します。しかし、少なくとも現状はあまりにも欺瞞的だし、またきれい事を並べ立てているのはどちらなのか、もう少し考えてみるのも悪くはないでしょう?
政治的な力を得るためなら、作家という立場にあぐらをかいているくせに作品での勝負を避け、掲示板やWEB日記、適当なコラムや声明と称する小文などで「社会的発言」を繰り返すだめ作家や、彼らの「お作家様根性」にも目をつむれというのは、いささか筋違いじゃないでしょうか?

288 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/06(金) 23:01
話しを折るようですが、あまり情報の無かった健全育成法関連です。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_seigan.nsf/html/seigan/1590180.htm

こういった請願は過去にも出てるようですが(審議未了)
今回は、自民党が公約を掲げて戦った後初めての提出ですから
ちょっと気になります。

289 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/11(水) 13:04
今日の朝日新聞朝刊に、今国会に青少年健全育成法案を提出する事を
自民と公明が合意したそうです。会期的に成立が厳しいとしながらも
万が一成立してしまえば、青環法制定への大きな足がかりになる事は
ほぼ間違いないでしょう。

法案の条文は下記HP参照のこと。
http://homepage2.nifty.com/childrights/yujihirano/opinions/kenzen_ikusei/kenzen_ikusei_draft.htm

290 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/02/11(水) 15:02
289さん>
いよいよ来ましたね。

1)左派系が中心となって、野党に働きかけを行う。
主に国会議員への陳情と署名活動が有効な方法か?

2)中道右派が中心となって、参院選の票をバーターに、
公明党の支持団体である創価学会の切り崩しを試みる。
電話や訪問による、公明党への投票依頼に対する逆提案、
という方法が無難か?

3)ネットで少年犯罪問題に対する、有効な(客観的な)
レジュメを提出し、右派、特に民族派の健全育成論を減殺する。

の3つの運動を並列で行えると、
各社会層へのアピールが理想的に行えるんですが。
前回の青少年〜は、射幸心問題が絡んでいて、
公営博打の面子が難色を示したために挫折した経緯があるけど、
今回は期待薄なので、どこかの国内産業に基盤を作らないと厳しい。
日本たばこ産業に働きかけるのが吉かな?
色々と考えてみます。

291 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/11(水) 16:07
>鳥山さん
これ使えませんかね?
自民党のアニメ、ゲームコンテンツ振興法案というものです。

「不況日本を救う切り札は映画にアニメ、着メロにゲームソフト−。
自民党は映像、音楽などに関連するコンテンツ(情報内容)産業の保護、
振興を図る「コンテンツ事業振興法案」をまとめた。世界で高い評価を受ける
日本のアニメやゲームを新たな基幹産業まで高め、低迷が続く経済を
一気に押し上げようという発想。法案は議員立法で近く国会に提出される見通しだ。

法案は二十四条で構成され、コンテンツ産業の成長によって国民生活が
潤うとともに、日本文化を海外に発信できるよう、国が責任を持って諸施策を
策定、実施するとうたっている。
(中略)
自民党は「法律によって国が後押しすれば、二十五兆円規模の産業になる」
と自動車産業を超える規模まで発展することも可能だと期待している。 」

記事の引用先:http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20040207/eve_____sya_____007.shtml

振興法があっても、規制があればそのせいでコンテンツ産業が育たないのは、
立証済みですし。
青少年保護法を施行している韓国や、コミックコード、プロダクションコード
をやったアメリカなんか、いい例です。

292 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/02/11(水) 19:42
291さん>
アニメ関係は門外漢なので解らないのですが、
ゲーム関係に大量の資本が投下されると、

1:資本の大部分が広告費と設備投資と3DCG作成費に回され、
2:資本投下を受けた会社とそうでない会社の間に、
クオリティと社会的認知度の大きな開きが発生し、
3:それが原因で、両者の売り上げに大きな差が生じ、
4:後者の会社が倒産するために、
5:年間に発売されるソフトの数が減少し、
6:それに伴ってハードの稼働率が低下するので、
7:ゲームの売り上げが減少する。

という悪循環が必ず発生します。
これは、ゲームの収益構造と販売期間が、
映画などのソフトコンテンツとは根本的に異なるために発生する問題で、
これを解決するためには、
1:中古市場を潤沢にしてハードの稼働率を低下させない。
2:特定ハードそのものから脱却し、パソコン、
あるいは携帯ゲームに活路を見いだす。
という方法を選択するしかありません。
(続く)

293 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/02/11(水) 20:23
ところが、携帯用ゲームでは現段階で
3DCGを多用する可能性はありませんから、
多額の投資を受けてもこれをペイするかどうかは不明で、
資金のほとんどが広告会社と携帯会社に流れてしまうものと思われます。
中古市場、旧作のリニューアルも同様で、資本の大量投下が不必要です。
つまり、ゲーム会社は潤いません。

今の弱小ゲーム会社に必要なのは、
安価に高度な3DCGを作製できる、
あるいは高度な3Dの基礎データを安価に提供してくれる会社で、
補助金によって第三セクター的会社を作り、
ここが目的を問わず3DCGの供給をしてくれるなら、
ゲーム、映画、アニメ会社を問わず利用できるし、
官僚の天下り先もできるし、
業界の底上げが可能になると思います。
ただし、共用データなので、各ゲームの画一化が進むというデメリットがあります。

私なら、この方法の推進に賛成するので、
規制運動とどうやってリンクをさせるかは思案のしどころです。
「使用目的を限定してはならない」ぐらいでしょうか?
他に、何か良いアイデアはありますか?

特にアニメ業界の人から意見を拝聴したいのですが。

294 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/02/11(水) 20:38
ちなみに、最悪のケースを書き忘れていたので書いておきますが、
>魅力あるコンテンツを生み出すため「高等教育機関での人材育成」も明記。
の一文が拡大解釈されて、東大や京大に「ソフトコンテンツ学部」が設置され、
ここの卒業生が日本のソフトコンテンツ利権を牛耳ることで、
学閥支配が成立するというケースは十分に警戒すべきでしょう。

ホントはこの問題はカマヤンさん中心で動いて欲しいんですが、
どうも話をしていると興味の対象外のような感じがするので、
こちらでも警告として記しておきます。
東大文学部、教養学部利権になっちまうのだけは避けないとね。

http://www.toshin.ac.jp/news/ob/univ/todai.html

295 名前: chajka 投稿日: 2004/02/11(水) 22:15
>>293
>安価に高度な3DCGを作製できる、
>あるいは高度な3Dの基礎データを安価に提供してくれる会社で、
>補助金によって第三セクター的会社を作り、
>ここが目的を問わず3DCGの供給をしてくれるなら、
>ゲーム、映画、アニメ会社を問わず利用できるし、

一応そういった組織ならすでにあります(自分もちょっと関わってました)。
http://doga.jp/
ただ、ここの配布してる「Doga-L」シリーズは3DCG初心者向けにばかり紹介されてし
まって(実際にはL3までいけば割とハイレベルな3DCG制作が可能ですが)、上級者は
LightwaveやMayaといったかなりの高額出費を要求されるソフトを使うのが当たり前
といった風潮が当然のようにあります。
http://doga.jp/2004/programs/dogal/index.html
というわけで、クリエイター向けというよりは小・中学校も含めた教育機関向けに
今ではアピールをしてるようです。
http://doga.jp/2004/general/education/
ちなみに、ここの主催してる「DogaCGAコンテスト」は、新海誠氏やロマのフ比嘉氏と
いった最近のCGアニメ作家を生み出してるということで、今でも人気は根強いです。
http://doga.jp/contest/index.html

>>294
早稲田が先に手をつけてるようですね。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20040209AT1D0906K09022004.html

296 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/02/11(水) 22:27
chajkaさん>
情報提供に感謝します。

ゲーム業界にいると、どうしてもおっしゃるように、
LightwaveやMayaが念頭に来てしまうので、Dogaを失念していました。
ここに資金注入をするだけでも、かなり状況に変化があると思いますか?
あるとするなら、陳情運動を起こすの意味があると思うのですが。

後は共同開発が、早稲田、慶応などの私大でも活発に行われれば、
学閥による占有という問題は回避されるので、
こちらもOBを中心に積極的な支援が必要でしょう。
いずれにせよ、ゲーム業界は近い将来学術系との共同作業が必須ですから、
より専門的な分野の人材育成と、そうした部門からの卒業者が、
主要な指導者になることが求められる日が来ると思います。

昔日の業界を知る者としては寂しい話ですが、
それが産業の正しいあり方なのでしょうね。

297 名前: 似非 投稿日: 2004/02/12(木) 01:23
ピントの外れたレスであったなら、事情を理解せぬ門外漢の意見としてご容赦下さい。

私は3D方面に明るくないのでよく分からず、一般論しか言えないのですが、非商業的
3Dソフトウェアの底上げが成されると、それが商業3Dソフトウェアにとって代わるの
でなく競争が発生して、より高度な商業3Dソフトウェアが競争優位に立ちたいゲーム
ソフト開発会社の支持を得て登場し、結局元に戻るような気がするのですが、如何で
しょうか?
アイデアと技術のある会社がそうでない企業の優位に立つ、或いは差別化要因の小さい
競合同士では資金力のある方がトータルマーケティングとして優位に立つ、という基本
原則は何も変わらないのではないでしょうか?
参入障壁=リスクを小さくしよう、という試みは、同人=インディーズの分野にプラスと
なるかもしれませんが(=プロ予備軍の増加)、こと商業的分野においては必ずしもプラス
となりにくいのではなかろうか、と考えます。

298 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/02/12(木) 02:22
似非さん>
長期的な視野に立って考えるのであれば、おっしゃるとおりです。
問題は停滞期をどうやって乗り越えるかです。

ゲーム業界がグラフィックに投下する費用のために、
労働集約型産業になっている現状から、
資本集約型の産業に転換するまでの過渡期を乗り切るためには、
1:CGに投下する費用をコストダウン可能なソフト分野への進出
か、
2:共通コンポーネントを基盤にしたソフト開発
のいずれかを選択する必要があります。

前者は携帯電話とゲームボーイで、
これは放置しておいても自然に成長するでしょう。

問題は後者で、車産業に喩えるのであれば、
共通のエンジンは用意するから、
車体は自分たちで設計しなさい、ということです。

こういう状況が準備されていると、
新規参入が比較的簡単になるので、
若年者がゲーム制作に参加しやすくなります。
古い話で申し訳ないのですが、
アニメに喩えるなら8mmカメラとフィルムが全盛期の状況再現です。
今ならパソコンによる安価なデジタル編集技術でしょう。

日本のゲーム業界の問題は、ボードゲーム世代と、
それ以降のデジタルゲーム世代との隔絶で、
プランナーにその傾向が顕著です。
特にミリタリーゲームの消滅が致命的で、
細々とながら継続できたアメリカとは、
プランニング技術の資本蓄積の面で、
絶望的な格差が発生してしまっています。

この差を埋めるのは現段階では不可能ですが、
短期であれば制作形態をプランナー優位に再編成し、
知識の資本蓄積が可能です。

おそらく、期間としては3〜5年程度で、
後は似非さんの予想通りの結果になりますが、
その時には優秀なプランナーには、
大手企業からのヘッドハンティングがあるか、
弱小企業に資本注入が起こっているでしょう。
人数的には3人ぐらい成功すれば上々です。
残りはインディーズで喰って行ければ良いのでは?

少なくとも、これ以上の発展は流通面で改革が起こらない限り無理でしょう。

299 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/02/12(木) 02:37
おまけ(?)
産業革命、あるいは改革は流通面での革命がなければ成立しません。
おそらく、似非さんの戦略にもこの点は組み込まれていると思います。
そして、それでも成功者と呼べる人間は2〜3人しか出てきません。

たとえば、アメリカの大量生産システムを支えたのは鉄道網の発達です。
しかし、その結果としてアメリカに君臨したのは、
ロックフェラーとモルガンの2社のみで、どちらも鉄道を支配しました。
つまり、最終的な勝利者は同時に流通網の支配者になります。

日本のゲーム業界にとって悪性の癌になっているのは、
SONYの小売業支配とネット販売優先の政策で、
まずはこれを崩壊させるためにはプレステ様に消えていただくしかありません。
その為に、政府の金を利用させないのは悪でしょうか?
私は業界に近すぎるので、岡目八目になれませんね。

300 名前: うなぎ 投稿日: 2004/02/12(木) 05:28
公明新聞のデイリーニュースで、青少年問題に関してスウェーデンの
取り組みについて触れられています。

http://www.komei.or.jp/news/2003/06/07_01.htm
>しかし、青少年向けの本格的な政策づくりは、日本では初めて。
>優れた青少年政策を持つ国々から学ぶべきこと>は多いのではないか。
> その模範になる国の一つがスウェーデンだ。
>1999年に国会の承認を得た「青少年政策」を基に、独立行政法人
>「青少年問題庁」が具体的な施策を実施し、着実に成果を挙げている。
> まず注目されるのは、同国の「青少年政策」が掲げた3つの基本理念だ。
> (1)「青少年には、自立した人生を送るために適切な条件が与えられるべきである」
> (2)「青少年には、参加し、影響力を行使する真の機会が与えられるべきである」
> (3)「青少年の関与、創造的能力及び批判的思考は、社会の資源として活用されるべきである」
>  ――いずれも、若者を大切にし、若者から学ぼうとする成熟した社会の風格を感じさせる。

これでは良く分かりませんが、平野さんのサイト
http://homepage2.nifty.com/childrights/yujihirano/opinions/ombuds/sweden_kdr.htm
を見る限りでは、スウェーデンの青少年対策は、「青少年(含む環境)の管理・規制」より
「青少年の権利の強化」に重きがおかれている気が致します。
野党及び公明党に対しては、特にこの辺をアピールして行くと良いような気が致します。

301 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/12(木) 10:12
結局公明党は裏切ったという事かな

302 名前: 松代 投稿日: 2004/02/12(木) 11:51
業界団体を形成して青少年問題への対抗勢力を構築するとしても、時間的に間に合うかどうかという問題が生じます。
間に合うか間に合わないかという判断もまた、議論の余地があるといえますね。

管理人より
公明党や創価学会がらみの話題がでると、何故か意味不明の発言を垂れ流す人々が出現します。
目に余る場合はIPを公開したうえで警告しますが、基本的には無視するようにお願いします。

1:
アニメクリエーター教育のお寒い情況については、以下によくまとまったレポートが有ります。
ただし、生徒の意図を無視して講師が独裁的に知識を詰め込む日本の教育方式や、学閥が幅を利かせる社会状況を考慮すると、将来の改善見込みに対しても悲観的にならざるをえないでしょう。

−世界に遅れる日本のアニメーション教育機関−
http://www.hotwired.co.jp/culture/hamano/030520/

2:
映画業界への資本投下については、1960年代に当時の通産省が制作費の低利融資を大規模に行った事例を検討したほうがよいと思います。特撮映画による外貨稼ぎを目的とした制作費援助だったのですが、その結果については厳しい意見もあります。いずれにしても、制作には高額の資本と多くの技術的蓄積が必要な点と、制作の全体指揮が作品の質を大きく左右する点は、特撮とアニメやゲームに共通している部分ですから、他山の石としても参考になる部分は大きいのではないでしょうか?

3:
旧通産省の一部には、かねてよりボードゲームに対して関心をよせる人々がおり、1990年代には外郭団体(ゲーム学会)を立ち上げ、様々な可能性を探っていました。ただ、その外郭団体はタチの悪いオタクにかき回され、成果をあげなかったとされています。また、少し遅れてミリタリーボードゲーム関連のクリエイターがビデオゲーム業界に参入しましたが、人間関係上のトラブルを起して成果をあげなかったとされています。いずれにしても、ビデオゲーム業界とミリタリーボードゲームクリエイターとの断絶は深刻で、解消する可能性については極めて悲観的といえましょう。
余談ではありますが、現在のミリタリーゲーム業界(というのはおおげさですが)は民族右翼が幅を利かせつつあり、今回の問題については規制を推進する側に回る可能性が高いと判断して問題ないでしょうね。

303 名前: 301 投稿日: 2004/02/12(木) 12:12
>公明党や創価学会がらみの話題がでると、
>何故か意味不明の発言を垂れ流す人々が出現します。
>目に余る場合はIPを公開したうえで警告しますが、
>基本的には無視するようにお願いします。
>別にそのような意図はありません
これは私の事も指してでしょうか?
だとするならばそういった意図はありません。

そう思わせてしまうような書き込みでしたら大変失礼致しました

304 名前: 似非 投稿日: 2004/02/12(木) 13:59
>>298
その意図は理解しましたが、弱者救済/底辺の救済という言い回しですと、アニメ業界でもそうですが
ビジネス上の競争に敗れた、或いは自助努力の不足というイメージを覆すのは難しいかと思います。
現在のグローバルなゲーム業界の競争において、日本の企業がおかれた状況、課題という事を勘案して、
閉塞状況を打開する為の施策、裾野/低辺を拡大して新しい人材やアイデアを導き入れる為の施策として、
という切り口で働き掛けるというのが、現実的な実現手段じゃないのかなあ、という気がします。

305 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/02/13(金) 00:30
似非さん>
うーん。
難しい問題ですね。
優秀なプロデューサーというのは、
ニアイコールで優秀な山師なので、
そもそも教育機関で育成できるかどうか疑問です。

仮に育成ができたとしても、
今度は周囲の人間をペテンにかけます。
ビンス・マクマホン養成プログラムとか、
ドン・キング養成プログラムが感心した内容にならないのは確実です。
まあ、官僚が痛い目を見るのも確実なので、
面白いとは思いますが、税金を使う事には?です。

かといって、弱者救済が砂漠に水を撒くのと、
大して変わらないのには同意せざるを得ません。
才能のないクリエーターに資金を出しても、
食費や光熱費に消えるだけでしょう。

結局、資金の投下に見合ったリターンが期待できるのは、
技術面の基礎研究とその蓄積だけ、というのが現段階での私の判断です。
つまり、私は最終製品、及びにその制作者に税金を投下しても、
それに見合った効果はあげられないだろう、と想定しています。
松代さんの忠告も、これを裏付けていると思うのですが、如何なものでしょうか?

結局、自分の金を失うというリスクがなければ、
優れた=儲かる作品を作る事は不可能なのでしょう。
官僚制度は、その真実を体現しているように思われます。

仮にこの計画が失敗しても、企業なら絶対にその責任を問われるところで、
官僚は「あーあ、やっちゃった」と放置してお終いです。
これで、何か上手くいくわけがありません。

どうしても官僚とタッグを組む必要があるのなら、
ゲームの出自を鑑みて防衛庁を選択するのがベストかもしれません。
ゲームには、常にこの切り札があり、
そこがアニメやマンガと最も異なる点でしょう。

306 名前: うなぎ 投稿日: 2004/02/13(金) 01:33
>>303
 「公明党が裏切った」とは、「青環対法の時には反対に回ってくれたのに、青少年健全育成法案の提出に合意した(>>289)」という事を指すと思いますが、「青少年健全育成法案」に対する反対の声が小さい為、公明党としては「裏切った」と言う感覚は全くないと思われます。

 公明党は、http://www.komei.or.jp/news/2003/06/07_01.htm に、あるように2003年6月時点では「優れた青少年政策を持つ国々から学ぶべき」としてスウェーデンの取り組みを紹介しています。スウェーデンの取り組みについて平野さんに確認を取った所、「確かにスウェーデンの青少年対策は、『青少年(およびその環境)の管理・規制』より『こどもの権利の尊重』に重きがおかれている」との事でした。

この事から、公明党の青少年対策は、他の与党に比べ「こどもの権利の尊重」を意識していると考えられます。

 従いまして、今回の合意は、私達や世論の反対意見が少なかった事もあり、与党の連携を保つ立場からの「政治的妥協をした」と見るのが妥当かと思われます。(無論、党内に規制推進派もいるとは思いますが、それが党の統一見解という事ではないでしょう)

 そこで、>>290の鳥山さんの提案の2つ目の「公明党/創価学会の切り崩し」を試みたり、政党や議員に意見を送る際には、公明新聞の記事を持ち出して「この記事に書いている事(スウェーデン等の優れた青少年政策を持つ国々に学ぶ事)はとても良いことで賛同できる。青少年問題は人権に関わるとても大事な事なので、自民党と下手に妥協するのではなく、この記事にあるような立派な政策を実現するよう与党公明党として努力して欲しい」と、申し出て見るのも一つの手だと思います。

 意見作成の際には、こちらの平野さんの意見が、参考になると思われます。
 http://arc.txt-nifty.com/arc/2004/02/post_16.html

307 名前: 松代 投稿日: 2004/02/15(日) 15:38
>>303
青少年健全育成法案に対する公明党の態度は、通信傍受法に対する路線変更をほうふつとさせる部分が有り、高度の警戒が必要なのは間違い有りません。
しかし、自民党が提出したジポ法改正案(廃案)に対して、民主党の一部議員が事実上の賛成に回った時は必死に弁明する規制反対派がいたものの、公明党に対しては「裏切り者の大合唱」が聞こえるのみで、弁明どころか「公明たたきのネタにされている」というWEBの流れが有ります。このような風潮は、去年の衆院選後に選挙結果への反省と称する社民党バッシングが顕在化した事と同様に、なにかと口実を見つけて公明党と創価学会を叩こうとする人々へ、格好の口実を与えるばかりで、規制反対活動に対するメリットは全くないといえましょう。
当禅道魂板においては、選挙結果に対する反省を口実とする社民党バッシングを拒否した時と同様に、無用の公明党バッシングも拒否します。また、他の規制反対系掲示板にみられるような二重基準の持ち込みを回避し、かつ「本当に有効な規制反対活動を展開する」ため、公明党の方針転換に対しても慎重に対処すべきだと提唱します。

民主党のみが味方であると考えるのは愚かですし、また民主党内部にも規制推進を訴える人々がいます。
ブランドではなく、個々の政治的な動きをよく見極めて、慎重に態度を決するべきでしょう。

308 名前: 松代 投稿日: 2004/02/15(日) 16:01
低レベルなウヨサヨ話にねじ曲げられたくはないので、会えてソースは明示しませんが、イラクへの自衛隊派遣を思いとどまるよう訴えた高校生の署名を、小泉首相が「深い事情をちゃんと教えない教師が悪い」といって黙殺した事件が有りました。その他、最近の防衛庁長官や官房長官の発言などからも、現政権の中枢を占める人物は、政治的に都合の悪い意見に対して「一部の扇動者に躍らされた特異な言動」というレッテルを貼り、自分達の政策は「サイレントマジョリティから広く支持されている」という態度を示しています。

青少年健全育成法案に対しても、同様の態度で望むことが十分に考えられます。

つまり、署名などで幅広く反対意見を集めても、それは「出版社や作家という利害関係者に躍らされたこどもたちの一時的なヒステリー」として処理され、前田教授を始めとする「自分達に都合のいい理論を提示する専門家」の意見を押し付ける可能性が高いということです。

個人的な意見ですが、業界団体による反対活動は逆効果になる可能性が高いと観ています。
某規制反対団体中心者のように、青少年の教育には「反面教師としての俗悪メディアが必要」だの「書籍などにはある程度の有害性を容認すべき」等と主張するのは全く論外で、規制推進派にとっては「利害関係者がこどもを食い物にしている」としか受け止められないは間違い有りません。
同様に、アニメーターやマンガアシスタントを始めとする実作者に対する公的補助を訴えるのも論外ですが、これについてはいまさら理由を説明するほどのことはないでしょう。
いずれにしても、規制推進派が本気で「汚れ」のレッテルを貼りにきた時に対する備えを固めておくのは重要で、場合によっては作家を始めとする広告塔に頼らない本当にファンだけの活動が必要となるかもしれません。

マスメディアがネガティブキャンペーンを展開した時の恐ろしさは、当事者にならないとなかなか伝わらないかもしれませんが、今度という今度は本当に血みどろの戦いになるかもしれません。

いささか嫌な予言をしておきますが、利害関係者が世事に疎い作家を操って、内部対立を煽る危険性さえ有ります。
というか、既に前哨戦は始まっちゃってるんですけどね。
もし、作家同士で粛清合戦が始まったら、それをとめられるのはファンの人々だけです。

小出しになっちゃいますが、できるだけ情報は提供するつもりなので、よろしくお願いいたします>各位

309 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/18(水) 15:30
子どもの権利問題つながりでこのスレにポストします。
児童買春に関する諸法律の送致件数と送致人員
について、警察庁の統計に基づいてまとめてみました。
風適法が無いなど(法改正で統計の取り方が変わったので良く分からない)
の不備もありますが、ご了承ください。

児童買春児童ポルノ法
児童買春関係
年次 2000 2001 2002 2003
送致件数 985 1410 1902 1731
送致人員 613 898 1201 1182

青少年保護育成条例違反
みだらな性行為
年次 1997 1998 1999 2000 2001 2002
送致件数 3709 3863 3833 2186 1749 1718
送致人員 2493 2583 2522 1334 1265 1291

労働基準法
年少者に関する有害業務
年次 1997 1998 1999 2000 2001 2002
送致件数 57 74 32 15 7 7
送致人員 71 57 28 16 4 6

児童福祉法
淫行させる行為
年次 1997 1998 1999 2000 2001 2002
送致件数 640 488 579 327 415 501
送致人員 385 392 443 251 345 395

職業安定法
有害な業務へ就業させる職業紹介等
年次 1997 1998 1999 2000 2001 2002
送致件数 269 287 290 158 157 123
送致人員 207 194 216 152 127 106

売春防止法
年次 1997 1998 1999 2000 2001 2002
送致件数 352 354 300 168 180 230
送致人員 224 184 147 121 126 134

合計
年次 1997 1998 1999 2000 2001 2002
送致件数 5027 5066 5034 3839 3918 4481
送致人員 3380 3410 3356 2487 2765 3133

結果は、児童買春児童ポルノ法施行直後に大幅減少、
その後増えて以前より若干低いレベルで落ち着いている模様です。
(つづく)

310 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/18(水) 15:34
(つづき)
これを警察活動の関数と見る立場からは、
新法であることや、既存の法律とのすりあわせで警察が取り締まりに
慎重になり、横浜会議の圧力を受けてようやく2002年以降に
新法施行前に近いレベルにまで戻った、
と解釈することができます。

逆に児童買春の実状が反映されているとする立場からは、
最初の年には法律の効果で大幅に減少したが、
3年目に元の水準に戻った、
と解釈できます。

なお、児童買春児童ポルノ法 児童買春関係 の増加分はほぼすべて
出会い系サイト関連です。

311 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/18(水) 22:49

ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040219-00000042-mai-soci
「スカウトも罰則付き禁止へ」だそうな。

ところが...
>路上スカウト:
>女子高生を性風俗店に紹介、逮捕 警視庁

ttp://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200307/30/20030730k0000e040064001c.html

>第六十三条
> 次の各号の一に該当する者は、これを一年以上十年以下の懲役又は五万円以上百万円以下の罰金に処する。
tp://roppou.aichi-u.ac.jp/joubun/s22-141.htm

条例の法定刑の上限は何年でしたっけ。
刑法学って何ですか。

312 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/02/19(木) 04:28
駄目だ。
NGワードに抵触して、書き込みができない。
何がNGワードなんだろう?

313 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/19(木) 08:14
生○○はダメみたいです。
したらばの方で規制しているのかしらん?

314 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/02/19(木) 11:27
311さん>
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2004/02/20e2i101.htm

6 勧誘行為の禁止
 何人も、青少年に対し、次に掲げる事項について、勧誘してはならない。
(1)着用済み下着等の売却
(2)性風俗関連特殊営業における客に接する業務への従事
(3)接待飲食等営業の客となること。

どうも、「着用済み下着等の売却」を「勧誘」することを禁止したいようで、
○セラ規制が主眼のようですね。
それよりも、

7 青少年の深夜外出の制限
(1)保護者は、正当な理由がある場合を除き、深夜に青少年を外出させないように努めなければならない。
(2)何人も、正当な理由がある場合を除き、深夜に青少年を連れ出し、同伴し、又はとどめてはならない。

に15歳未満の文字が見えないんですが、これは私の目が悪いせいなんでしょうか?
後は表現規制反対派にとって、
(4)知事は、指定図書類及び表示図書類の陳列がより適切に行われるように、東京都青少年健全育成協力員を置くことができる
は致命的のような気がします。

315 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/02/19(木) 11:29
313さん>
助かりました。
ありがとうございます。
まさか、生○○がNGとは思いもよらなかったなあ。

316 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/19(木) 12:05
>(3)30万円以下の罰金
>7(2)の行為を16歳未満の青少年に対して行った者
罰則があるものだけ警察の介入が出きるのではないかと。

>東京都青少年健全育成協力員
ヘイトグループのメンツで既に内定していたりして。

にしても前田教授は「風営法でスカウトの摘発は無理」って。。。
「嘘は吐いていないよ、隠していることはあるけどね」状態です。

317 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/21(土) 18:59
>4.少年の福祉犯
> 例年,統計的に興味深い数値を示すのが,少年の福祉犯関係だ。
>平成11年,児童買春・児童ポルノ禁止法が施行された。
>しかし,この児童買春・児童ポルノ禁止法の検挙人員と青少年育成条例違反の
>検挙人員を合計した数値が,従来の青少年育成条例違反の数値となっている。
>おそらく,この検挙人員は社会統制機関のキャパシティが影響しているの
>ではないかと推測される。ただし,生活安全課や少年課の警察官が増員される
>ように聞いており,法改正によって法執行が容易化したり,非常に注目される
>事件が起きて取締りへの社会的要請が高まれば,検挙人員は来年度以降変化する
>ことも予想される。
ttp://www.jcps.or.jp/body/051_1501.html

318 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/22(日) 10:38
都の条例改正案詳細

http://hp1.cyberstation.ne.jp/straycat/watch/news/archive/2004/26.htm

319 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/22(日) 16:14
ビミョーに趣旨とずれますがメモ的に貼っておきます。
ttp://133.70.21.55/sociocourse/kurioka/leckuri/labeling.html#001015

320 名前: AMI-MLより 投稿日: 2004/02/23(月) 07:32
東京都青少年健全育成条例改定案に対して意見を送る際の、
送り先などの様々な情報をまとめたサイトを作りました。
みなさん(東京都以外に在住の方を含め)も参考にしてぜひ意見を送ってください。

http://f31.aaacafe.ne.jp/~jyourei/

無断リンク・無断転載歓迎します。

321 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/23(月) 09:12
>>314
鳥山さん
>(2)何人も、正当な理由がある場合を除き、深夜に青少年を連れ出し、同伴し、又はとどめてはならない。

「とどめてはならない」とはなんなのでしょう。
例えば中学生が部活のOB(高校生)の家に無断外泊すれば
高校生を逮捕しても良いと言うことでしょうか?

322 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/02/23(月) 14:20
321さん>
罰則規定は16歳未満の青少年を連れだした場合に限られるようですね。罰則金は30万円のようです。

>五 第15条の4第2項の規定に違反して、深夜に16歳未満の青少年を連れ出し、同伴し、又はとどめた者

問題は「とどめてはならない」の定義ですが、どう考えても外泊のことを指しているのだと思います。
そして、とどめる相手について何もか書かれていない以上、高校生も対象になると思われますが、
罰金は親権者が支払うしかないでしょう。
おそらく、男性同士、女性同士でもこの法律は適応されるでしょうから、
ヤンキー系の集まりを妨害する目的も含まれているのだと思います。
まあ、ファックがしたければ午後11時までに外でしろという事だろうし、
金のない未成年同士の性行為なんかは、基本的にそんなものなのでは?

それにしても、
>第15条の2 何人も、青少年から着用済み下着等(青少年が一度着用した下着又は青少年のだ液若しくはふん尿をいい、青少年がこれらに該当すると称した下着、だ液又はふん尿を含む。以下この条において同じ。)を買い受け、売却の委託を受け、又は着用済み下着等の売却の相手方を青少年に紹介してはならない。
には唖然です。
ついに東京都の条例にウンコ、オシッコが明記されたわけで、世界の珍法律の仲間入りですな。
馬鹿丸出しです。

323 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/23(月) 14:46
>>322
>男性同士、女性同士でもこの法律は適応されるでしょうから、

間違いなくそうでしょう。だって異性とは断ってないんですから。
仮に18歳(高3)と15歳(高1)が夜中にコンビニに言っただけで途中で警官に会ったらタイーホ、罰金((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル

そう言えば親に罰金とか言ってる横浜市のほうはどうなったのかな?


>ついに東京都の条例にウンコ、オシッコが明記されたわけで、世界の珍法律の仲間入りですな。
馬鹿丸出しです。


これって他の国にはこういう法律なんですかね。。。ってあるわけないか

324 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/23(月) 14:50
>>322
>男性同士、女性同士でもこの法律は適応されるでしょうから、

間違いなくそうでしょう。だって異性とは断ってないんですから。
仮に18歳(高3)と15歳(高1)が夜中にコンビニに言っただけで途中で警官に会ったらタイーホ、罰金((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル

こんな夜間外出の同伴者に罰金なんて法律、日本以外の先進国にゃあありませんよ多分


そう言えば親に罰金とか言ってる横浜市のほうはどうなったのかな?


>ついに東京都の条例にウンコ、オシッコが明記されたわけで、世界の珍法律の仲間入りですな。
馬鹿丸出しです。


これって他の国にはこういう法律ないんですかね。。。ってこっちもあるわけないか


うーん、一体この国はどこを目指してるんだろう(w

325 名前: 324 投稿日: 2004/02/23(月) 14:52
2重カキコ失礼しました。
ところでここは「青少年健全育成基本法案/青少年有害環境自主規制法案」のスレなんですが、
青少年健全育成条例の話題もこのスレでいいんですかね?

326 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/24(火) 00:01
>>323
なんか一昔前の私立高校の学生手帳にのってそうな条例ですな。
自治体や国に教導を求める人が増えてるのかなぁ?

327 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/02/24(火) 02:18
324さん>
他の先進国では、夜間の外出には危険が伴うという共通認識があるから、
わざわざ法律で禁止する必要がないのかもしれませんね。
それだけ、日本の治安が良いという証拠なのですが、
そこで犯罪発生率が云々されているのはおかしな話です。

また、性行為、あるいは性的なものに関する法律は、
世界的にもおかしなものが多く、
「公衆の面前で勃起したら罰金」とか「アルマジロとセックスしたら罰金」とか、
並べているだけで首が曲がりそうなものがあります。

最近知ったのはミャンマーの法律で、
「獣姦をして罰金を支払わないと永久追放刑」だそうです。
どこに追放するんでしょうか?

328 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/02/24(火) 02:22
326さん>
青少年健全育成条例改正案の主要な要請者は学校管理職です。
だから、改正案が学生手帳に載っていそうな内容になるわけです。
正すべきは学校経営者、管理者の能力不足と職務怠慢でしょう。
生徒を教導できない人達に、生徒を任せるのは無理だし危険です。

329 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/02/24(火) 16:58
タイで18歳未満夜間外出禁止の法律を作ろうとしたら大反対にあって速攻つぶれたという話を聞いた
ひょっとして日本はタイより民度が低い?

330 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/02/26(木) 10:08
329さん>
エイズの蔓延を最初にくい止めたアジアの国がタイで、
未だにくい止められないのが日本、
という事実を一つとっても、どちらの民度が高いのかは明らかでは?

331 名前: うなぎ 投稿日: 2004/03/04(木) 13:02
 先日(3/3)放送されたNHKの番組『視点・論点』に出演された早稲田大学教授の長谷川真理子さんによると、過去40年日本の若者の殺人は急激に減り続け、彼らは世界的に見ても珍しい「殺人を犯さない若者」となっているそうです。
 また、犯罪精神医学の影山任佐東工大教授によると、ドイツでは「日本では、なぜ殺人が起こるのかということより、なぜ起こらないかを研究した方が良い」と書いた犯罪学の教科書まであるとの事です。

 にも拘らず、「少年による凶悪犯罪の急増」を口実に、青少年やその環境を管理・規制しようとするのは、非常に問題があると思われます。過剰報道に歪められた「凶悪な若者・少年像」に怯えて青少年達をがんじがらめの世界に閉じ込めてしまうのではなく、世界的にも稀有な「殺人を犯さない若者」の権利をもっと尊重し、その意見を政治に組み入れる努力をしてゆくべきだと私は思います。

332 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/04(木) 23:42
>>24
まったくです。
このへんの言説も一つ一つ潰していかないと。
http://www.google.co.jp/search?q=%E7%8A%AF%E7%BD%AA%E3%80%80%E6%88%90%E4%BA%BA%E3%80%80%E5%B0%91%E5%B9%B4%E3%80%80%E5%80%8D&hl=ja&lr=&ie=UTF-8&oe=UTF-8&start=0&sa=N

いっぱいあるなぁ (ぉ

333 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/05(金) 00:16
age

334 名前: うなぎ 投稿日: 2004/03/05(金) 01:20
>>332
>このへんの言説も一つ一つ潰していかないと。
認知件数の増加による検挙率の低下など、警察活動の影響を受けやすい物も多いですし、
実際に増加してる犯罪もあるでしょうから、全ての言説を潰すのは無理でしょうね。

殺人は比較的警察活動の影響を受けにくく、検挙率も90%以上を保っているので
非常に分かりやすいのですが。

335 名前: うなぎ 投稿日: 2004/03/08(月) 19:54
 別板で、「犯罪の増加は不景気の影響」という話があったのですが、要素の一つとしてはありうる事ですが、色々データを眺めてみると一概にそういえないというか、そもそも少年犯罪は増加していないのではないかなぁ……と思いましたので、自分の考えを纏めるいい機会だと思い、つらつらと書き出す事にしますです。
(0)

336 名前: うなぎ 投稿日: 2004/03/08(月) 19:56
 少年犯罪は「激増」しているか?

 していません。少年の犯罪は減少傾向にあります。おそらく凶悪化もしていないと思われます。

「昔は悪かった」という事が良く知られている1960年代より、現在の方がはるかに治安が良いと言うのは、おそらく共通認識かと思われます。なので、比較的治安が良かったとされている平成元年以降の犯罪動向について、警察庁の犯罪統計書(資料1)を参考にして大雑把に説明しますです(大雑把な説明ですし、計算違いもあるかもなので、このポストをソースにするのはお控え下さい)。

まず、検挙件数・人口比共に、刑法犯総数では少年・成人事件ともに減少傾向にあり、少年の刑法犯総数の検挙件数(人口比)の推移について近似直線を求めると、毎年約2.1ポイント〔※1〕減少していっています(検挙件数では毎年3ポイント、約7100件減)。繰り返しになりますが、刑法犯総数では減少しているのです。
(1/7)

337 名前: うなぎ 投稿日: 2004/03/08(月) 19:56
次に、少年の犯罪で「増加している」と言われる凶悪犯ですが、検挙件数人口比で殺人・強姦・放火はほぼ横ばい〔※2〕〔※3〕で、「増加している」のは強盗だけです(検挙件数では、放火・強姦はゆるやかな減少傾向にあります)。

 強盗ついて考える際に重要な事柄は、窃盗についてです。何故なら、窃盗後、逃走の際に人を傷つけると事後強盗として、強盗に数えられてしまうからです。

 もし、「不景気によって、犯罪が増加した」なら、直接金品を奪う窃盗こそ増加しなければいけない犯罪となる筈ですが、少年の窃盗事犯全体(検挙件数)を見ると毎年約3.9ポイント減少しており、件数で言うと、毎年8000件近く減少している計算となり、大幅に減少している事が伺えます。この事からも犯罪の増加を不景気の責任とするのは困難だと思います。
(2/7)

338 名前: うなぎ 投稿日: 2004/03/08(月) 19:57
 全体として大幅に減少している少年の窃盗事件ですが、その中で際立って増加している事件が、手口の簡易性から模倣されやすいとされている「ひったくり」で〔※4〕、毎年56.9ポイント増(件数では毎年約700件増。成人は毎年61.3ポイント増、件数では約600件増)。という、少年・成年共に極めて極端な増加を示しています(無論、窃盗事件全体では大幅に減少していますのでこの事で犯罪が増加しているとするのは間違いです)。

 さて、この「急増」している、引ったくり事件ですが、引ったくりの際に被害者が転倒するなどして怪我を負った場合、場合によっては「路上強盗」となります。引ったくり被害者の多くが女性なのでこう言った怪我は比較的よくある事例です。
(3/7)

339 名前: うなぎ 投稿日: 2004/03/08(月) 19:57
 ここで、強盗に話を戻します。強盗の場合、件数よりもまず質について考える必要があります。例えば強盗殺人は1999年に認知件数の既遂率が1980年以降最低を記録(64.4%)し、1997年以降75%を切る低水準が続いています。死傷者に占める死者の割合も1997年以降ほぼ毎年70%を切る最低水準で推移しています。強盗傷人も認知件数一件当たりの死傷者が1998年以降減少傾向にあります。つまり強盗は、質には被害の縮小が見られるのです。

 さて、次に件数ですが少年の強盗(検挙件数)は毎年16.9ポイント(件数では毎年約45件増。成人は毎年16ポイント増、件数では毎年約125件増)の急激な増加を見せています。しかし、手口別に見てみると、少年強盗の増加で最も顕著なのが「路上強盗」である事が分かります。
(4/7)

340 名前: うなぎ 投稿日: 2004/03/08(月) 19:58
 前出の通り、少年の引ったくり事件の検挙件数は毎年約700件増加していてます。このうちの何割かが路上強盗に組み込まれてしまうと、少年の強盗の検挙件数の増加分である「毎年45件増」は、ごくごく簡単にクリア出来てしまいます。また、少年の万引きは横ばい傾向にあるものの、毎年3〜4万件程度発生してますので、万引き逃走中に追いかけてきた者を突き飛ばすなどしてしまった事例が、厳格に「事後強盗」としてカウントされてしまうようになってきたならば、「強盗の増加」も不思議ではありません。

 さらに、強盗が質的に被害縮小傾向にある事からみても、引ったくり致傷事件や、万引後き後逃走中致傷事件が強盗にカウントされてしまっている可能性が高いのではないかと思います。
(5/7)

341 名前: うなぎ 投稿日: 2004/03/08(月) 19:59
と言う訳で、少年犯罪の「激増」についてのまとめです。

事実
1)少年の刑法犯全体が減少し、少年窃盗事件も減少している。
2)少年窃盗事件は全体として大幅に減少しているが、そのうちの引ったくりは激増している。
3)引ったくる際に、怪我させるケースは少なくなく、それが強盗としてカウントされる場合がある。
4)少年の強盗以外の凶悪犯罪は横ばいなのに、何故か強盗だけが増加している。
5)強盗は質的に被害の縮小が見られる。
6)少年の強盗の中で特に目だった増加が見られるのは路上強盗である。

推察
1)少年の強盗は増えていない。よって少年の凶悪犯罪は増えていない。

結論。
少年の犯罪は全体として減少傾向にあり、おそらく凶悪化もしていない。
(6/7)

342 名前: うなぎ 投稿日: 2004/03/08(月) 20:00
注釈
※1ポイントは、平成元年の数値を100として計算。近似直線による計算のため、ポイント・実数共に全て近似値。
※2「殺人は横ばい」と書いたが、検挙人員人口比の推移を大雑把にみると1980年を底にごく緩やかに増加している。これを不景気の責任にする事は困難である。
※3「強姦が横ばい」である事から、少なくとも刑法犯事例からは「性的な表現物」を規制しなければいけない根拠は無い。
※4模倣性の高い犯罪である「ひったくり」であるが、「ひったくり」をテーマにした漫画やアニメ、ゲーム、ドラマ等は殆ど存在しない。また、増加しているとされる強盗をテーマにした作品も殆どない。従って、増加している「ひったくり」や「強盗」を理由に「漫画やアニメ、ゲーム、ドラマ」等を規制する根拠はない。

資料1
ttp://www.npa.go.jp/toukei/keiji8/H14_toukei.htm
ttp://www.npa.go.jp/toukei/keiji10/index.htm
ttp://www.npa.go.jp/toukei/keiji4/mokuji.htm
(これ以前のものはWeb上には無し)
(7/7)

343 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/08(月) 20:40
ひったくりの際に怪我をさせたり、万引きの逃走の際に怪我をさせる事例が
増えてるのはやばいんじゃないかい?
これをもって「凶悪犯罪は増えてない」とするならば過去の強盗の統計に
ひったくり致傷、万引き致傷は含まれていない、というソースが必要だと思うのですが?

344 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/08(月) 22:27
>2.少年強盗増加の契機
 少年による強盗は今回の特集の眼目の一つであり,どのように当初の予測よりも結果がエスカレートしたかの調査をはじめとして興味深い内容と知見が示されている。筆者も,情報化の進展,少年たちの生活世界の変動などと関連させて論じたいところだが,スペースの制約もあり,ここではただ一つだけ,時系列のグラフの重要性を確認しておくこととしたい。
 図5-3-2-2ならびに図5-3-2-12である。これを見ると,平成8年から平成9年へかけて少年の強盗の検挙人員は1,068人から1,675人へと一挙に1.6倍に増加した様子が示されている。その増加がどれほど激しいものであったかにあらためて目を見晴らされるとともに,あえていえばそれが不自然なものであったことが分かる。フーコーらが唱えるような歴史上の認識論的断絶が起こり,突如として少年たちの行動が激変したかのごとくである。
 しかしながら,このグラフは,強盗もまた犯罪を行う者とそれを取り締まる者との相互作用のもとで生み出されるものであることにあらためて気づかせてくれる。それは例えば図5-3-5-4に示される大阪府における少年の非侵入強盗の検挙人員人口比の突出傾向を見れば明らかとなる。図5-3-5-6など各県別の強盗の検挙人員,少年の検挙人員などを見る場合には,もともと強盗の少なかった県では数件増加しただけで,数百パーセントの増加となることに注意する必要もある。また社会の耳目を集めた少年事件が起きた県において,その後少年の強盗の検挙人員が増加している県もあるように見受けられる。したがって「大都市のベッドタウン地域を抱えて人口増加が激しい都府県」あるいは「夜間に営業している店舗・飲食店が多く,通行人も多い大都市」等だけによって説明がつくというわけではないように思われる。
http://www.jcps.or.jp/body/051_1501.html

345 名前: うなぎ 投稿日: 2004/03/08(月) 22:48
上記のポストですが、ポイントの出し方に問題がありますた。
ので、ポイントはスルーして下さい。ポイント意外は基本的に問題ないと思います。

>>343
>ひったくりの際に怪我をさせたり、万引きの逃走の際に怪我をさせる事例が
>増えてるのはやばいんじゃないかい?
>これをもって「凶悪犯罪は増えてない」とするならば過去の強盗の統計に
>ひったくり致傷、万引き致傷は含まれていない、というソースが必要だと思うのですが?

 個人的には、過去の強盗の統計にも「ひったくり致傷」は含まれていると思っています。ですので、「凶悪犯罪は増えてない」としているのは推論にしかすぎません。
 但し、自分の認識では「引ったくりの際に結果として怪我をさせる」と言う事件は、普通の人が想定するである「強盗」のイメージと比べると「凶悪」ではないだろう。と、思います。これは恐らく一般の人にも伝わりやすいと思います。

 今回の立論の趣旨は、「犯罪は増加も凶悪化もしていないが、一部の窃盗の形態が、模倣しやすいひったくりに変化したせいで、結果として強盗としてカウントされるケースが増えた」事であり、刑法における強盗の件数そのものが増加していないと主張したいという事ではありませんし。
 推察としては「凶悪犯罪は増えていない」としながらも、結論では「おそらく凶悪化もしていない」と、ニュアンスを変えているのはその為もあります。

 なによりも重要なのは、メディアとの関連です。犯罪は総合的に減少し、窃盗も大幅に減少。強盗以外の凶悪犯はよこばいで、増加している強盗も、既遂率や死亡率が低くなるなど内容的には軽くなっていて、引ったくりとの関係が怪しい。しかも、増加している引ったくりや強盗は、それらを題材にした作品は殆ど無い。
 にも拘らず「凶悪犯の強盗」が、増えている事を理由に漫画などの表現を規制して良いか?

 答はNOではないでしょうか?

346 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/08(月) 22:59
>六 強盗致死傷罪(240条)

>1 死傷の結果についての認識
> (1) 死亡の認識 有→強盗殺人罪 無→強盗致死罪 
> (2) 傷害の認識 有→強盗傷人罪 無→強盗致傷罪
> ※既遂、未遂は死傷の結果で判断。したがって、強盗殺人未遂のみが存在する。
http://www1.plala.or.jp/kunibou/houritu/k021.html
統計上の強盗殺人は強盗殺人罪と強盗致傷罪からなる。
未遂は死んでいないということ。

347 名前: うなぎ 投稿日: 2004/03/08(月) 23:07
ちなみに自分は「引ったくり対策」は、カナリ重要だと思ってますです。

個人としては、自転車のかごにアミを付け、バックはたすきがけにして
抱えるように持つか、あるいはひったくり対策を講じたバックを持つ。

あと、街路灯を設置し、各住宅の門灯の点灯を呼びかける事も効果があります。
これらは引ったくり以外にも、放火や痴漢、各種侵入犯にも有効な手段でもあります。

引ったくり対策を大真面目にやったらなら、強盗の件数も減る可能性が
高いと真面目に思ってますです。

348 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/09(火) 17:52
メディア規制なら警察の街頭犯罪防止キャンペーンを阻止しなければ。
全国規模でひったくりという手段の宣伝しているのですから。(w

349 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/11(木) 09:56
・最近の少年犯罪の増加につい 東京都立大学法学部教授前田雅英
2 犯罪増加の主役は少年犯罪であった
ttp://www8.cao.go.jp/youth/suisin/ikuseikon/kondan021018/08shiryou/08shiryou1.pdf
認知件数を検挙「人員」で分配してるからむちゃくちゃなことになってます。

350 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/11(木) 10:08
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/news/648/1058405474/393/
11日、12日。

つまり、今日と明日です。

351 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/11(木) 10:50
民法連等の動きが鈍いのが目につきます。

シンポジウムなどを開いていた前回とは大違いです
これは何故なんでしょうか?

352 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/12(金) 08:30
基本法の提出決定しました。
ソースはNNN24です

353 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/17(水) 07:30
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20040315

354 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/17(水) 14:34
<青少年育成法案>自民、公明両党が了承 今国会提出へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040317-00002073-mai-pol

355 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/03/18(木) 00:35
353さん、354さん>
どうにも外堀が埋まってしまったようで、対応に苦慮しています。
東京都の条例改正阻止が最終防衛ラインの可能性がありますね。
児ポ法改正案と並んで並列攻撃されると、反対派も苦しいとしか言いようがありません。
ROSFとしては、児ポ法の改正案に関しては援護射撃にとどめ、
青少年育成法にウェイトをおいた活動を行おうと思います。

その理由は以前にも説明したとおり、小児性愛者や少女化願望のある人間が、
主導権を握っているグループと距離をおきたいからです。
現段階では改正案には絵が含まれないことが確実視されているし、
疑似ロリ系の実写も含まれないことも確実視されているので、
他の懸案事項である単純所持、単純製造は、
「持っている人達が何とかして下さい」というのが本音です。
ただし、活動の足を引っ張るような真似は可能な限り回避するつもりです。
児童ポルノ=実在する児童への虐待の証拠物という考え方が定着することを望みます。

356 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/18(木) 13:56
都条例も大分厳しいようです

きっついなぁ

357 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/18(木) 22:57
今回は法案提出前に自民党が業界に根回ししたんじゃないの?
業界の無抵抗ぶりは異常。

358 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/18(木) 23:25
確かに民放連なんかの「反対」は表面上といったように見える

359 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/19(金) 00:57
直接的に政治家に利益のありそうにないこの法案をごり押しする理由は何か。
その裏についていくつか可能性を考えてみた。

1、規制団体(特にキリスト教系)の票固めのため。
すでに日本最強の集票マシーンである創価学会を取り込んでいるのに、さらに他の
団体にここまでいいかをを使用とするか疑問が残る。ビンゴ率1%。

2、包装機器業界の利権がらみ
割とありそうではあるが、あまりにニッチな業界の要請で、貴重な国会の審議時間を
割いてまでわざわざ法案を通すだろうか。ビンゴ率5%。

3、電子ブック業界からの圧力
以外にありそうなのがこれ。ソニーと印刷業界(特に凸版)がプッシュしている。
紙媒体の本を規制して、ポルノコンテンツを電子ブックのほうに呼び込んで需要を
喚起して大もうけしようというわけだ。ビデオやインターネットと同じだね。
印刷されないと本は出ないから、出版よりも立場は上であり、出版業界を黙らせることも
できるであろう。ビンゴ率9.9%。

ここだけの話だが、凸版本社ってやたら政治家だの国内外の要人だのがやってくる。
大企業とはいえ、どうしてたかが一私企業にこんなにやってくるのか。まあ表向きは
視察だの印刷ミュージアムの見学だのがその理由だけど、それくらいで足を運ぶかね?

360 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/03/19(金) 02:05
356〜358さん>
 とにかく、公明党が自民党を支持したのが致命的です。これで都の条例改正、国の法案成立が既定路線になってしまいました。これをひっくり返すためには、創価学会の婦人部にロジックボムを仕掛けなきゃアカンのですが、こっちにそのネタがありません。前から思っていたことだし、ここでも何回か表明していますが、やはり宗教団体は信用なりません。戦前の学会が治安維持法で散々酷い目に遭わされた過去を忘れてしまったようです。

http://www.tabiken.com/history/doc/K/K266L100.HTM

361 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/03/19(金) 02:27
359さん>
ナカナカ鋭イ指摘デスネ。
ぱっしぶトイウ意味ナラ、3番ハ当タリナノデハ?
シカシ、直接ノ目的ハ日教組ツブシデショウ。
歴史教科書ガ健全ジャナイカラ………ゲホゲホ。
教育利権モ想定スルコトヲオ勧メシテオキマス。

362 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/19(金) 04:26
>>359
えっとそれは都条例への考察ですか青健法への考察ですか

>2、包装機器業界の利権がらみ

とありますから都条例でしょうか?

363 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/22(月) 11:07
平成14年10月18日に開かれた内閣府青少年の育成に関する有識者懇談会において、東京都立大学法学部の前田雅英教授は「犯罪増加の主役は少年犯罪であった」と主張しています。

同教授はそのように主張する根拠として、認知件数の成人と推定される部分と少年と推定される部分の推移を示すグラフを提示しています。

>2 犯罪増加の主役は少年犯罪であった
ttp://www8.cao.go.jp/youth/suisin/ikuseikon/kondan021018/08shiryou/08shiryou1.pdf

ところが、警察庁の犯罪統計書を見てみると、成人事件と少年事件の他に成人・少年共犯事件という項目があります。この項目は同教授のグラフにはありません。

しかも、刑法犯総数(交通業過を除く)に占める成人事件の割合が同教授のグラフよりも高くなっています。同教授のグラフに見る成人・少年比は検挙人員の比のようです。

>罪種別 成人・少年事件別 共犯形態別 検挙件数
ttp://www.npa.go.jp/toukei/keiji4/hon146.pdf
>罪種・態様別 認知・検挙件数及び検挙人員
ttp://www.npa.go.jp/toukei/keiji4/hon1.pdf

(続く)

364 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/22(月) 11:07
(続き)

つまり、前田教授は共犯や余罪を無視して認知「件数」を検挙「人員」の構成比で分配するという、犯罪統計に長年注目してきた刑法学者とはおよそ信じがたいミスを犯しています。

さて、認知件数は発生件数でありませんし、検挙状況の成人・少年比が認知件数のそれに等しい(つまり検挙率が等しい)という保証も無いのですが、前田教授の手法を若干修正し、警察庁の犯罪統計書に掲載されている検挙「件数」に基づいて認知件数を推定してみましょう。

まず、検挙件数は次のように分類されます。

・解決件数
・解決件数を除く(成人事件、少年事件、成人少年共犯事件)


「解決事件(件数) 刑法犯として認知され、既に統計に計上されている事件であって、これを捜査した結果、刑事責任無能力者の行為であること、基本事実がないことその他の理由により犯罪が成立しないこと又は訴訟条件・処罰条件を欠くことが確認された事件(件数)をいう。」
ttp://www.npa.go.jp/toukei/keiji4/hanrei.pdf

式は

解決件数、解決件数を除く(成人事件、少年事件、成人少年共犯事件)の認知件数推定値
= 認知件数 × (解決件数、解決件数を除く(成人事件、少年事件、成人少年共犯事件)の検挙件数/ 検挙件数総数)

です。

注 表中の用語説明

総数…認知件数推定値の総数で、認知件数に等しい
除く解決…解決件数を除く認知件数推定値
成人…成人事件の認知件数推定値
少年…少年事件の認知件数推定値
共犯…成人・少年共犯事件の認知件数推定値
解決件数…解決事件の認知件数推定値
構成比…各項目の総数に対する比


結果は次のとおりで、
認知件数推定値増加の主役は成人事件です。

(続く)

365 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/22(月) 11:08
(続き)

認知件数推定値

年次 総数    除く解決 成人   少年   共犯  解決件数
1980 1,357,461 1,326,379 901,937 407,321 17,121 31,082
1981 1,463,228 1,432,283 957,587 454,453 20,243 30,945
1982 1,528,779 1,502,128 1,014,683 469,096 18,349 26,651
1983 1,540,717 1,514,071 999,976 495,716 18,379 26,646
1984 1,588,693 1,564,926 1,052,833 494,834 17,258 23,767
1985 1,607,697 1,586,687 1,058,379 511,328 16,980 21,010
1986 1,581,411 1,562,233 1,042,933 502,602 16,698 19,178
1987 1,577,954 1,562,399 1,056,596 490,326 15,476 15,555
1988 1,641,310 1,627,126 1,074,740 537,997 14,388 14,184
1989 1,673,268 1,654,644 1,068,548 568,288 17,809 18,624
1990 1,636,628 1,617,234 1,050,957 550,953 15,324 19,394
1991 1,707,877 1,689,515 1,120,915 552,970 15,630 18,362
1992 1,742,366 1,722,979 1,189,143 510,135 23,700 19,387
1993 1,801,150 1,781,038 1,273,283 487,971 19,784 20,112
1994 1,784,432 1,763,767 1,286,932 458,358 18,478 20,665
1995 1,782,944 1,760,268 1,299,189 444,137 16,942 22,676
1996 1,812,119 1,797,100 1,320,505 454,810 21,786 15,019
1997 1,899,564 1,878,791 1,358,485 498,277 22,029 20,773
1998 2,033,546 2,004,542 1,454,840 525,132 24,570 29,004
1999 2,165,626 2,138,408 1,585,099 523,798 29,510 27,218
2000 2,443,470 2,407,511 1,786,089 581,806 39,615 35,959
2001 2,735,612 2,680,942 1,943,740 689,319 47,883 54,670
2002 2,853,739 2,803,400 2,079,823 674,182 49,395 50,339

(続く)

366 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/22(月) 11:09
(続き)

認知件数推定値 構成比

年次 除く解決 成人 少年 共犯 解決件数
1980 97.71% 66.44% 30.01% 1.26% 2.29%
1981 97.89% 65.44% 31.06% 1.38% 2.11%
1982 98.26% 66.37% 30.68% 1.20% 1.74%
1983 98.27% 64.90% 32.17% 1.19% 1.73%
1984 98.50% 66.27% 31.15% 1.09% 1.50%
1985 98.69% 65.83% 31.80% 1.06% 1.31%
1986 98.79% 65.95% 31.78% 1.06% 1.21%
1987 99.01% 66.96% 31.07% 0.98% 0.99%
1988 99.14% 65.48% 32.78% 0.88% 0.86%
1989 98.89% 63.86% 33.96% 1.06% 1.11%
1990 98.82% 64.21% 33.66% 0.94% 1.18%
1991 98.92% 65.63% 32.38% 0.92% 1.08%
1992 98.89% 68.25% 29.28% 1.36% 1.11%
1993 98.88% 70.69% 27.09% 1.10% 1.12%
1994 98.84% 72.12% 25.69% 1.04% 1.16%
1995 98.73% 72.87% 24.91% 0.95% 1.27%
1996 99.17% 72.87% 25.10% 1.20% 0.83%
1997 98.91% 71.52% 26.23% 1.16% 1.09%
1998 98.57% 71.54% 25.82% 1.21% 1.43%
1999 98.74% 73.19% 24.19% 1.36% 1.26%
2000 98.53% 73.10% 23.81% 1.62% 1.47%
2001 98.00% 71.05% 25.20% 1.75% 2.00%
2002 98.24% 72.88% 23.62% 1.73% 1.76%


(続く)

367 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/22(月) 11:10
(続き)

認知件数推定値(解決件数を除く)
1980年を基準とする増加分

年次 総数  除く解決 成人  少年  共犯  解決件数
1981 105,767 105,904 55,650 47,132 3,122 -137
1982 171,318 175,749 112,746 61,776 1,228 -4,431
1983 183,256 187,692 98,039 88,395 1,259 -4,436
1984 231,232 238,547 150,896 87,513 138 -7,315
1985 250,236 260,308 156,442 104,007 -141 -10,072
1986 223,950 235,854 140,996 95,281 -423 -11,904
1987 220,493 236,020 154,659 83,006 -1,645 -15,527
1988 283,849 300,747 172,803 130,676 -2,732 -16,898
1989 315,807 328,265 166,610 160,967 688 -12,458
1990 279,167 290,856 149,020 143,632 -1,796 -11,689
1991 350,416 363,137 218,978 145,650 -1,491 -12,721
1992 384,905 396,600 287,206 102,815 6,579 -11,695
1993 443,689 454,659 371,346 80,651 2,663 -10,970
1994 426,971 437,389 384,995 51,037 1,357 -10,418
1995 425,483 433,889 397,252 36,816 -178 -8,406
1996 454,658 470,721 418,567 47,489 4,665 -16,063
1997 542,103 552,412 456,547 90,956 4,908 -10,309
1998 676,085 678,163 552,902 117,811 7,449 -2,078
1999 808,165 812,029 683,162 116,477 12,390 -3,864
2000 1,086,009 1,081,132 884,152 174,486 22,494 4,877
2001 1,378,151 1,354,563 1,041,802 281,998 30,762 23,588
2002 1,496,278 1,477,021 1,177,886 266,861 32,274 19,257

(続く)

368 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/22(月) 11:10
(続き)

認知件数推定値(解決件数を除く)
1980年を基準とする増加分
構成比

年次 除く解決 成人 少年 共犯 解決件数
1981 100.13% 52.62% 44.56% 2.95% -0.13%
1982 102.59% 65.81% 36.06% 0.72% -2.59%
1983 102.42% 53.50% 48.24% 0.69% -2.42%
1984 103.16% 65.26% 37.85% 0.06% -3.16%
1985 104.03% 62.52% 41.56% -0.06% -4.03%
1986 105.32% 62.96% 42.55% -0.19% -5.32%
1987 107.04% 70.14% 37.65% -0.75% -7.04%
1988 105.95% 60.88% 46.04% -0.96% -5.95%
1989 103.94% 52.76% 50.97% 0.22% -3.94%
1990 104.19% 53.38% 51.45% -0.64% -4.19%
1991 103.63% 62.49% 41.56% -0.43% -3.63%
1992 103.04% 74.62% 26.71% 1.71% -3.04%
1993 102.47% 83.70% 18.18% 0.60% -2.47%
1994 102.44% 90.17% 11.95% 0.32% -2.44%
1995 101.98% 93.36% 8.65% -0.04% -1.98%
1996 103.53% 92.06% 10.44% 1.03% -3.53%
1997 101.90% 84.22% 16.78% 0.91% -1.90%
1998 100.31% 81.78% 17.43% 1.10% -0.31%
1999 100.48% 84.53% 14.41% 1.53% -0.48%
2000 99.55% 81.41% 16.07% 2.07% 0.45%
2001 98.29% 75.59% 20.46% 2.23% 1.71%
2002 98.71% 78.72% 17.84% 2.16% 1.29%

(続く)

369 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/22(月) 11:11
(続き)

前田教授のやったような検挙「件数」と検挙「人員」の混同は、犯罪被害の責任を過度に少年に押し付けることにつながります。

例えば、警察庁の「平成15年上半期の犯罪情勢」は「街頭犯罪の特徴としては、検挙人員に占める少年の割合が高いことが挙げられる。」としており、街頭犯罪の検挙人員に占める少年の割合を示しています。その中から、検挙件数との比較が可能な窃盗犯を平成14年について見てみましょう。

手口 検挙人員に占める少年の割合
自動車盗 35.2%
オートバイ盗 96.5%
自転車盗 67.8%
ひったくり 68.6%
部品盗 64.8%
車上ねらい 24.6%
自動販売機荒し 75.9%
http://www.npa.go.jp/toukei/keiji13/15-1-2.pdf

一方、警察庁の犯罪統計書の最新版「平成14年の犯罪」をもとに計算した検挙件数の構成比は次のようになります。

手口 成人事件 少年事件 成人・少年共犯事件
自動車盗 84.2% 13.1% 2.6%
オートバイ盗 19.2% 78.6% 2.1%
自転車盗 42.8% 56.7% 0.5%
ひったくり 53.5% 41.3% 5.2%
部品盗 68.2% 27.0% 4.8%
車上ねらい 88.6% 7.2% 4.3%
自動販売機荒し 85.5% 10.9% 3.6%
ttp://www.npa.go.jp/toukei/keiji8/H14_toukei.htm

(続く)

370 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/22(月) 11:12
(続き)

少年の割合はいずれの手口も検挙件数の少年比が検挙人員よりも低くなっています。

特に、自動販売機荒しは検挙人員に少年が占める割合が75.9%なのに対し、検挙件数では10.9%(成人・少年共犯事件事件も入れると14.5%)です。

つまり、自動販売機荒しの被害の殆どは成人によってもたらされていると言ってよいでしょう。

ひったくりについても、検挙人員に少年の占める割合が7割近いことを理由に「少年が日本の街を歩けなくしている」とする論評がありますが、実際には引ったくり被害の半分は成人事件であると推測されます。

このように、検挙「件数」と検挙「人員」の混同は、犯罪被害の責任を過度に少年に押し付けることになります。

「街頭犯罪の検挙人員の大半が少年⇒治安の悪化は少年が原因」というような主張は非常に多く見られ、検挙人員統計のみを用いて検挙件数統計に言及しない警察のミスリードは極めて深刻だと考えます。

(終わり)

371 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/22(月) 11:14
一括表示はこちら↓
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/news/410/1058424736/363-370

372 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/22(月) 12:40
罪種別 成人・少年事件別検挙件数 構成比 平成14年

罪種 成人事件 少年事件 成人・少年共犯事件

刑法犯総数(交通業過を除く) 74.19% 24.05% 1.76%

凶悪犯 81.78% 14.76% 3.46%
殺人(合計) 95.15% 4.12% 0.73%
殺人 95.38% 3.85% 0.77%
嬰児殺 80.00% 20.00% 0.00%
殺人予備 95.65% 4.35% 0.00%
自殺関与 100.00% 0.00% 0.00%
強盗(合計) 71.60% 22.25% 6.15%
強盗殺人 88.75% 5.00% 6.25%
強盗傷人 60.87% 30.01% 9.12%
強盗強姦 84.54% 14.43% 1.03%
強盗・準強盗 78.94% 17.06% 4.00%
放火 90.17% 9.58% 0.25%
強姦 88.47% 9.71% 1.82%

粗暴犯 75.20% 22.80% 2.00%
凶器準備集合 10.00% 70.00% 20.00%
暴行 84.13% 15.08% 0.79%
傷害 78.39% 19.91% 1.70%
うち)傷害致死 89.44% 6.67% 3.89%
脅迫 91.79% 7.44% 0.77%
恐喝 50.62% 44.73% 4.65%

窃盗犯 74.59% 23.31% 2.10%
侵入盗 90.90% 6.74% 2.36%
乗り物盗 46.03% 52.48% 1.49%
非侵入盗 74.11% 23.77% 2.12%

知能犯 96.64% 2.34% 1.02%
詐欺 96.72% 2.65% 0.63%
横領(合計) 98.92% 1.01% 0.07%
うち)横領 97.80% 2.20% 0.00%
うち)業務上横領 99.49% 0.41% 0.10%
うち)占有離脱物横領 54.57% 45.26% 0.17%
偽造 95.66% 1.25% 3.10%
うち)通貨偽造 94.36% 0.84% 4.81%
うち)文書偽造 95.82% 1.23% 2.96%
うち)支払い用カード偽造 97.47% 1.08% 1.44%
うち)有価証券偽造 94.70% 3.97% 1.32%
うち)印章偽造 96.83% 3.17% 0.00%
汚職 100.00% 0.00% 0.00%
うち)賄賂 100.00% 0.00% 0.00%
うち)職権濫用 100.00% 0.00% 0.00%
あっせん利得処罰法 100.00% 0.00% 0.00%
背任 97.92% 0.00% 2.08%

風俗犯 91.18% 8.58% 0.24%
賭博 97.00% 0.67% 2.33%
うち)普通賭博 95.83% 2.08% 2.08%
うち)常習賭博 99.27% 0.00% 0.73%
うち)賭博開帳等 94.03% 0.00% 5.97%
猥褻(合計) 90.85% 9.04% 0.11%
うち)強制猥褻 87.46% 12.39% 0.15%
うち)公然猥褻 96.03% 3.97% 0.00%
うち)猥褻物頒布等 98.47% 1.27% 0.25%
その他の刑法犯 60.96% 38.53% 0.51%
うち)占有離脱物横領 54.57% 45.26% 0.17%
うち)公務執行妨害 86.08% 13.06% 0.87%
うち)住居侵入 82.01% 16.36% 1.62%
うち)逮捕監禁 79.16% 9.75% 11.09%
うち)略取誘拐 89.25% 9.35% 1.40%
うち)盗品等 53.74% 46.02% 0.24%
うち)器物損壊 82.88% 15.71% 1.41%

373 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/22(月) 12:41
窃盗 手口別 成人・少年事件別検挙件数 構成比 平成14年

罪種 成人事件 少年事件 成人・少年共犯事件

侵入盗 90.90% 6.74% 2.36%
空き巣ねらい 92.90% 4.60% 2.50%
忍込み 91.03% 8.02% 0.95%
居空き 90.55% 8.97% 0.49%
旅館荒し 83.45% 8.45% 8.11%
金庫破り 87.12% 5.58% 7.30%
官公署荒し 81.59% 15.42% 2.99%
学校荒し 67.73% 30.91% 1.36%
病院荒し 96.96% 2.13% 0.91%
給油所荒し 83.01% 11.75% 5.24%
事務所荒し 93.88% 4.16% 1.96%
出店荒し 87.37% 9.58% 3.05%
工場荒し 87.90% 8.45% 3.65%
更衣室荒し 85.17% 14.62% 0.20%
倉庫荒し 86.62% 10.46% 2.92%
その他 90.31% 8.48% 1.22%

乗り物盗 52.48% 46.03% 1.49%
自動車盗 84.24% 13.14% 2.62%
オートバイ盗 19.23% 78.63% 2.14%
自転車盗 42.80% 56.71% 0.49%

非侵入盗 74.11% 23.77% 2.12%
職権盗 97.87% 2.13% 0.00%
慶弔盗 100.00% 0.00% 0.00%
追い出し盗 86.49% 6.76% 6.76%
目見得盗 95.45% 4.55% 0.00%
買物盗 88.89% 7.89% 3.23%
訪問盗 76.32% 23.25% 0.44%
宝物盗 100.00% 0.00% 0.00%
鉄砲・火薬盗 検挙数0
動物盗 88.18% 11.82% 0.00%
部品盗 68.18% 27.03% 4.78%
色情盗 96.06% 3.94% 0.00%
車上ねらい 88.58% 7.16% 4.26%
資材置場荒し 93.39% 6.61% 0.00%
工事場荒し 92.27% 5.24% 2.49%
玄関荒し 93.69% 5.84% 0.47%
庭荒し 99.14% 0.86% 0.00%
CD盗 88.21% 10.83% 0.96%
窓口ねらい 100.00% 0.00% 0.00%
途中ねらい 85.71% 8.16% 6.12%
客室ねらい 90.35% 8.77% 0.88%
ひったくり 53.51% 41.31% 5.18%
荷抜き 87.50% 9.38% 3.13%
すり 97.23% 2.24% 0.53%
仮睡者ねらい 92.48% 7.30% 0.22%
脱衣場荒し 94.69% 5.31% 0.00%
電話機荒し 90.59% 6.09% 3.32%
自動販売機荒し 85.48% 10.88% 3.64%
店舗荒し 77.55% 20.60% 1.85%
万引き 61.94% 37.69% 0.37%
置き引き 88.26% 11.07% 0.67%
雇人盗 77.95% 19.73% 2.32%
職場盗 81.89% 17.80% 0.31%
同居盗 87.17% 12.45% 0.38%
その他 84.46% 13.88% 1.66%

374 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/22(月) 12:45
罪種別、窃盗手口別に成人・少年事件別検挙件数構成比をまとめてみました。
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/news/410/1058424736/372-373
>>373の「罪種」は「手口」の誤りでした。

参考資料
ttp://www.npa.go.jp/toukei/keiji8/H14_toukei.htm

関連投稿の一括表示はこちら
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/news/410/1058424736/363-373

375 名前: 松代 投稿日: 2004/03/22(月) 13:33
>>363-373
投稿していただき、感謝します。
かねてより、警察や規制推進派が発表するデータの信憑性に疑いを挟んできましたが、これによってデータの改ざんともいうべき欺瞞が明らかになりましたね。
少なくとも、規制反対派の内部においては、警察や規制推進派が発表するデータが全く信用なら無いことが、共通認識になったと思います。
そのため、警察や規制推進派の主張には科学的根拠が全く存在せず、単に自分達の独善的主張を押し付けたいがために活動していることも明らかになりました。
今後は、警察や規制推進派の主張を例えほんの一部でも受け入れたり、あるいは彼らが発表するデータを追認するような言動に対して、より強硬かつ決定的な反論が加えられることと思います。
もし、規制反対派内にもまだ警察や規制推進派が発表するデータや主張を追認するような人が居たら、彼らの不勉強をやんわりとたしなめつつ、これらのデータを提供してあげてください。

よろしくお願いします。

376 名前: 363 投稿日: 2004/03/22(月) 21:48
>>松代さん。
どういたしまして。

データそのものよりは読み方、見せ方の問題です。
警察統計は警察活動の統計であるという認識が広がれば
だいぶ状況が変わると思います。

今後ともよろしくお願いします。

377 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/30(火) 05:58
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/keika/1D9463E.htm
提出されました。ひっそりという感じで気づきませんでした

初歩的な疑問で申し訳ないですが
参議院で提出された場合、審議はどうなるのでしょうか?
参議院から衆議院という流れになるのでしょうか?

378 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/30(火) 09:35
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/keika/1D9463E.htm
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_gian.htm
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/gian/15907159012.htm
青少年健全育成基本法案が提出された模様です。


http://homepage2.nifty.com/childrights/yujihirano/opinions/kenzen_ikusei/kenzen_ikusei_draft.htm
の上の方に骨子があります
骨子ではなく法案そのものはどこかで見れないでしょうか?



>>377
審議は参議院→衆議院の順番のようですね。
参議院の議案審議情報に「本院先議」とあります。

参議院ではどこの委員会に付託されるのでしょうか?(青少年委員会は参議院にはありません)
意見を送るためにも知りたいです。

379 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/30(火) 09:38
衆議院で付託される時は青少年委員会でしょうか?

380 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/30(火) 10:11
2ちゃん】青少年有害環境規制法案、復活【だめぽ】
http://news10.2ch.net/test/read.cgi/news2/1058587026/

【アニメ・漫画も規制】自民「青少年健全育成法案」今国会提出へ
http://comic2.2ch.net/test/read.cgi/comicnews/1079139524/

381 名前: 松代 投稿日: 2004/03/30(火) 11:40
青少年健全育成基本法案が提出されましたね。
参議院では厚生部会、衆議院では青少年特別委員会に付託されると推測されますが、正確なところは公式発表をまたねばならないでしょう。

グリーントライアングルとしては、ジポ法の改正と青少年健全育成基本法案の両にらみで活動を準備してきましたが、今後は青少年健全育成基本法案に活動の全力を傾注します。

また、ジポ法の改正についても、既に意見書を用意しており、その意見書は確実に送付します。
意見書のタイトルは「こどもへの性的搾取及び虐待に関する誤解を解き、より実効性のある政策を立案するための簡単な資料」で、内容はタイトル通りです。

ただし、ジポ法の改正に関しては、意見書の送付をもって今国会における活動を停止します。
理由は、前述のとおり青少年健全育成基本法案に活動の全力を傾注するためです。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

382 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/30(火) 12:27
>>381
この法案の骨子http://homepage2.nifty.com/childrights/yujihirano/opinions/kenzen_ikusei/kenzen_ikusei_draft.htm
をざっと読んで見ましたが全体的に胡散臭さがただよっているものの、内容に関しては
基本理念と自主規制への促しであり、議論のたたき台になりにくく、明確な反対意見を
表明しにくいような気がします。
グリーントライアングルはどういう角度からでこの法案に向かい合う方針なのでしょうか。

383 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/30(火) 21:14
民放連やペンクラブなどの反対が小さいのも
>>382氏の仰るように
明確な反対意見を表明しにくい
という点にあるのではないでしょうか。

384 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/30(火) 21:40
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/news/648/1058405474/460-

385 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/30(火) 21:47
メディア規制反対特集のHP
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/mamos/anti.html

386 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/30(火) 21:59
>(5) 事業者は、基本理念にのっとり、その事業活動を行うに当たっては、国又は地方公共団体が実施する施策に協力し、
>その供給する商品又は役務が青少年を取り巻く社会環境に悪影響を及ぼすことがないよう必要な措置を講ずる等青少年の健全な育成に努めなけれぱならないこと。

>政府は、青少年の健全な育成に関する施策を実施するため必要な法制上又は財政上の措置その他の措置を講じなけれぱならないこと。

>5 年次報告
>政府は、毎年、国会に、政府が講じた青少年の健全な育成に関する施策等についての報告を提出しなけれぱならないこと。

>3 社会環境の浄化等
>国は、青少年を取り巻く社会環境の浄化及び青少年の健全な育成を阻害する行為の防止について必要な措置を講ずるよう努めるものとすること。


こういう条文があることを伝えればこの法案がヤバいってことがマスコミの人もわかるでしょ
この法案単体でも事業者への圧力になる上に他の規制法・条例を作る法的根拠になりうる
ところで骨子ではなく法律案そのものはどっかで見れないのかな

387 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/31(水) 01:04
さらに気になるのは、昭和33年から数年間の強姦件数の多さです。このこ
ろの少年の下半身に何があったのか定かではありません。しかし、一年間に
4500件以上という数字は、尋常ではありません。これまた近年、有害図
書の規制を強化しようとする動きがあります。ですが、このグラフからは、
ヘアヌード写真集もアダルトビデオもなかった時代のほうが、少年は性犯罪
に走りやすかったという事実が読みとれます。むしろポルノは安全弁である
との見方が有力でしょう。水門は常に開放しておくのがよさそうです。

http://mazzan.at.infoseek.co.jp/lesson2.html
http://www.cc.toin.ac.jp/kika/kawai.html

388 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/31(水) 07:17
データに基づいてどんな結論を出したのでしょうね〜。
場合によっては厳しく糾弾しなければならないでしょう。

まあ役人は尻尾を出さないと思うけど。

http://d.hatena.ne.jp/kitano/20040331#p1
>そんな中、都から示されたデータも、少年の割合が高いものとしてオートバイの盗みや自販機荒らしが示されていますが、これらの犯罪はもともと若者が多いと思われます。少年の比率が高くなるのは当然です。

>このようにデータそのものが恣意的に使われており、客観性が無いまま短期間に条例改定を進めております。

389 名前: 松代 投稿日: 2004/03/31(水) 11:44
>>382
基本的にはこれまでの活動を踏襲しつつ、より発展的かつ科学的に資料を作成する予定です。
具体的には、青少年健全育成基本法に批判的な議会関係者へ資料を提供すると同時に、規制反対派間での情報共有を促進し、反対活動を側面支援するというものです。
議会内においては、青少年の権利擁護という観点から過剰な規制に対して批判的な公明党の「女性議員」に対するアプローチを模索していますが、公明党の「男性議員」には青少年健全育成基本法の問題点を全然理解しようともしない人々が少なからず存在しているため、どのような結果が訪れるかは全く未知数です。
ちなみに、公明党とは対照的に、民主党では「女性議員」の方がメディア規制を含む健全育成に熱心で、どちらかと言えば「男性議員」の方に批判的な人々が多いという点から、単純に男女の性差のみでこの問題をとらえることは極めて危険だと申し添えておきます。

>>387
グリーントライアングルにおいては、いわゆる「ポルノ安全弁論」を採用しておりません。
どちらかと言えば、むしろ「ポルノ安全弁論」に対して、否定的な態度をとっております。

まず、性犯罪も含め、犯罪の動機は複合的であり、単純化することは危険です。
しかし、いわゆる「ポルノ安全弁論」は犯罪とポルノとの関係性を非常に単純化しており、その点ではポルノの影響力に対して過剰反応している規制推進派や、APPに代表される反ポルノ論者と同様といえます。

次に、メディアの受け止め方を論じる際には、受け手のメディアリテラシー能力を無視することができないにもかかわらず、いわゆる「ポルノ安全弁論」においては、性的経験をある程度まで蓄積ていると推定される成人と、性的経験の蓄積がほとんどないであろう未成年という、メディアリテラシー能力に大きな格差のある集団をいっしょくたに論じており、科学的にスジが通っているとはいえない部分があります。

さらに、日本を始めとする大半の国々においては、未成年とポルノとの接触が厳しく制限されており、ポルノメディアの売り上げや発行点数というデータと、特に未成年の性犯罪に関するデータが、科学的に有効な関係性を持つかどうか立証できないという問題もあります。

以上のような理由から、グリーントライアングルでは「メディア安全弁論」に対して否定的な態度をとっており、松代個人としてもいわゆる都市伝説の類と同様の扱いで十分なのではないかと考えています。

390 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/03/31(水) 13:50
387さん>
少なくとも、未成年者の被害者の実数や人口比は、
80年代よりも現在のほうが少ないのです。
つまり、ロリコンブームによる雑誌群が発売されていた時期よりも被害者数が減っており、
メディアと犯罪の関連付けは、児童ポルノ法反対運動にとっては自殺行為だと思います。
もっとも、このデータを振り回せば、規制推進派も法案改正の根拠を失うので相打ちになるわけですが。

391 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/31(水) 14:47
>>390
減っているのは加害者でわ…

392 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/31(水) 17:58
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/news/410/1055996266/449
数字を見ればすぐにわかりますね。
ロリコンブームがピークの年(1984年)はいわゆる淫行処罰規定による検挙数もピークです。
でもそれは雑誌や写真のせいではなく、東京、長野、千葉以外の道府県に条例が整備
されたことと、淫行処罰規定がほとんど限定も無く運用されていたためと思われます。
検挙者数は大法廷判決(1985年)後から減ってます。

393 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/03/31(水) 23:37
>>391-392
 検挙数が多かったり少なかったりというのは、イコール犯罪者が多い少ないではないでしょう。
 それだけ、警察が関心を持っていたかと見るのが正しいのでは・・・

 それに、そんな単純なものでないでしょう。

394 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/04/04(日) 00:29
>戦後の混乱期と比較して、例えば殺人なんかはそんなにふえていないよとかいう議論をする人がいるんですけれども、これはナンセンスです。あの混乱期の状況で、例えばかつて四十度熱があったことがあるから今三十八度だから平熱だと言っているような議論です。最近は平成から急カーブを描いて殺人も強姦も明らかにふえています。この事実はきちっと認識して議論していただきたいということです。

「もはや戦後ではない」って何時の言葉だったかなぁ…

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/150/0003/15011170003008c.html

395 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/04/04(日) 00:52
>>394
誰の発言かと思ったらまた前田雅英か!
この人は危機感を煽っているだけで、建設的提言をした事あるのか?

396 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/04/04(日) 09:39
犯罪増加の主役は少年犯罪?
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/news/410/1058424736/363-373

397 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/05/06(木) 09:48
自動販売機盗などみるといかに警察が少年を捕まえるのに熱心かわかります。

>3少年の街頭犯罪・集団非行
ttp://www1k.mesh.ne.jp/ZENSHOKYO/conditions/condition_03.html

↓明らかに件数と人員を混同しているし。

>街頭犯罪は,その多くが少年によって敢行されており,街頭犯罪8罪種(注)の検挙人員における少年の割合は約7割に達している。
ttp://www.pdc.npa.go.jp/hakusyo/h15/html/E2101010.html

398 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/05/19(水) 18:28
内閣府: :
女性に対する暴力についての法制度的課題
東京都立大学法学部教授前田雅英
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/boryoku/siryo/bo12-2.pdf

399 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/05/19(水) 18:42
http://www.nhk.or.jp/bsdebate/0405/guest.html
【BSディベートアワー】
◆前田 雅英(まえだ まさひで)
 東京都立大学法学部長、東京都治安対策専門家会議委員、 日本刑法学会理事、法と精神医療学会理事、 出入国管理政策懇談会委員、最高裁判所一般規則制定諮問委員、 東京都立大学評議員
◆土本 武司(つちもと たけし)
 帝京大学法学部教授 筑波大学名誉教授  法学博士 
  元最高検検事
◆石塚 伸一(いしづか しんいち)
 龍谷大学法学部法律学科教授 法学博士
同大学矯正・保護研究センター副センター長 
日本犯罪社会学会理事 日本学術会議・刑事法学研究連絡委員会委員
◆河合 幹雄(かわい みきお)
 桐蔭横浜大学 法学部 教授
 専門 法社会学

400 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/05/19(水) 19:01
> この窃盗犯の増加が、ここ25年の刑法犯犯罪率増加の主因であることは疑いない。そして同時に、少年犯罪が犯罪数の増加を加速したことを認識しておく必要がある。

>25年前に10.4%だった少年人口(14〜19)が、現在は7%に減少したにもかかわらず、窃盗犯検挙人員中の少年の割合は43%から48%に増加したからである。

>少年窃盗犯と成人窃盗犯の認知件数中に占める割合が、検挙された場合とされなかった場合でさほど大きく変動しないと仮定すると、74年の窃盗認知の内の72万件前後(43%)を少年が犯し、2000年の認知件数のうち156万件前後(48%)を少年が犯したと推定をすることが一応できる。そうすると、少年の窃盗事犯が2.2倍になったと想定しうるのに比し、成人の窃盗は、95万から169万へと1.8倍に増加したに過ぎない。しかしより、重要なのは人口の変化を加味した数値であり、74年には少年は成人の4.5倍の割合で窃盗を犯していたのが、2000年には10.5倍になってしまったのである。

http://home.catv.ne.jp/rr/maedam/13yp.htm

401 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/05/25(火) 21:20
コンテンツの創造、保護及び活用の促進に関する法律案が可決されたり
AMIにあった未確認情報ですが
参院選では自民党が青少年健全育成をさらに強調した公約を出すとか何とか
(何方か確認していらっしゃる方いますか?)

とにかく規制派がもの凄い勢いで攻勢をかけているようですね

402 名前: 松代 投稿日: 2004/05/26(水) 00:37
>>401
規制派は活発に攻勢をかけているようですね。
対抗しないと大変なことになるでしょう。

以下のコラムなどを参考に、皆さんもいろいろやってみてください。

http://hotwired.goo.ne.jp/bitliteracy/shirata/040525/textonly.html

>白田秀彰 の 「インターネットの法と慣習」
>第11回 法律の重みについて II

>日本での法律はズッシリと重い。一度法律になったものを動かすには、その法律を別の法律で乗り越えるしか方法はない。だから、私たちの要求を実現する方法として、アメリカでの戦略をそのまま踏襲しているだけでは効果が薄い。日本ではアメリカ以上に法律を作る場で影響力を発揮しないとダメだということがわかるはず。そのために私たちに与えられている法律上の手段は「投票」しかない[*4]。投票にいこうよ。そして、少しでもマシな国会議員を議会に送り込めるように、私たちが何をできるのか、ネットワークはどうつかえるのか、もう少しだけ考えようよ。国家だって政治だってシステムだ。Good Hack がありうるんじゃないかな。

-----------------------
>[*4] デモとか抗議集会とかは、「祭り」でしかない。政治家も裁判官も「人間」としては、そうした「運動」の圧力を感じるかもしれないけど、制度の一部である「官」としては、そうした「運動」に拘束される理由がない。無視することができる。対して、法律は「官」を拘束する。法律を無視した「官」は処罰される。効くか効かないかわからない方法よりも、効くことがはっきりわかってる方法を採用すべきじゃないのかな。

>だから、「デモに1万人来ましたぁ♪ 大成功ですぅ!」とか言って喜んでいるよりも、しっかりした実証データとか具体的な政策案とかを掲げて、議員たちにロビー活動をするほうがはるかに有意義だと思うんだ。
-----------------------

403 名前: 松代 投稿日: 2004/05/27(木) 23:38
青少年健全育成基本法案もしくは青少年有害環境自主規制法案への反対活動において、面白い情報を入手しました。
まだはっきりしたことは言えないのですが、ジポ法改正案は「みんなが議員の方々に感謝のメールを送りたくなるような内容」になるみたいですよ。なんちゅうか、公明新聞は間違ってなかったとか、そんな感じでしょうか。
ただ、その一方で相変わらずなんだかなぁなものも「付帯」してますから、それはそれでなんともカンともですけどね。

とりあえず、議員の皆さんにはすごく頑張ってもらってますんで、感謝の気持ちは忘れないようにね。
それから、他団体の皆さんにも心からおめでとうと申し上げますし、活動を高く評価していることも表明しておきます。

お疲れ様でした。

404 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/02(水) 00:13
>● 誓いを新たに!!平成13年度安全安心市民大会、開催される!!
> 平成13年(2001年)11月22日、市民、関係団体、関係機関が一堂に会し、「自らの安全と安心は自らの手で」を合言葉に大会宣言を決議、その後、東京都立大学教授 前田雅英氏(司法試験委員、刑事法学会理事等多数併任)の特別講演が行われました。
http://www.city.himeji.hyogo.jp/anzen-ansin/index.html

前田先生講演記事
http://www.city.himeji.hyogo.jp/anzen-ansin/simintaikai/maedakouen.html

405 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/02(水) 01:42
このスレで良いのでしょうか。


<児童ポルノ改正案>衆院の青少年問題特別委で可決

 児童ポルノ画像を電子メールを使って友人など特定少数へ送信することなどを
禁止する「児童買春・児童ポルノ禁止法」改正案が1日、衆院青少年問題特別委員会で
可決された。
3日の衆院本会議で可決されて参院に送られる。コンピューターを使った国際的な
犯罪に対応するためのサイバー犯罪条約締結に伴う国内法整備の一環。(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040602-00002081-mai-soci

406 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/02(水) 01:44
>送信することなどを

「などを」の部分が気になります。
他に何が有るのでしょうか? 判りますでしょうか。

407 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/13(日) 22:09
http://www.savemanga.com/
がいつのまにか「山口貴士と言いたい放題(仮)」なんてサイトに衣替えしていますね。

408 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/14(月) 00:43
407さん>
誰と山口弁護士が言いたい放題になるんでしょうね? 相方の存在は気になります。

409 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/14(月) 01:20
>>407
サイトのアドレスがアドレスなので内容が変わるなら別サイトを開く方が
いいと思うんだけど。元々が普通の個人日記サイトならともかく。

アーカイブは残ってるからいいけど。

>>408
相方いるのが前提なんですか。

410 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/14(月) 01:38
>>407
告知もなしですかそーですか……いいけどね。

412 名前: ムラクモ 投稿日: 2004/06/15(火) 00:06
横槍失礼。
>松代さん

私は
http://www.savemanga.com/
の運営には(今までも&これからも)一切タッチしてません。
あんまり誤解を招くような書き方はしないで欲しいです。
お願いします。

414 名前: 松代@管理 投稿日: 2004/06/15(火) 00:47
発言411と412には、重大な事実誤認が含まれていたため、削除しました。
全ての原因は、松代が「http://www.savemanga.com/」の運営に、ムラクモさんが関与していたと誤認していた事にあります。

心からおわび申し上げるとともに、この場を借りて陳謝させていただきます。

415 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/20(日) 19:24
産経が少女漫画叩きをはじめたようです。
おそらくメディア規制とジェンダーフリー運動潰しの両方を画策しているのではないかと思われ。
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/news/648/1040796290/325-328
以下、ソース元よりコピペ

名前: 名無しさん@19歳 投稿日: 2004/06/20(日) 17:47

産経新聞社「正論」7月号より。「子供たちに過激な性情報を注ぎ込んでいるのは誰か」−暴走する少女マンガ…その刺激に拍車をかける「自由」と「快楽」偏重の性教育。親たちよ、危機に目覚めよ!(皇學館大学教授 新田 均)
…内容は性表現と性的自己決定権を尊重する性教育への批判なんですが。
内容の一部です。「子供は今やマンガという名のソフト・ドラッグに侵されている。小中高生向けに描かれているマンガに対し、隔離・制限・禁止等の早急な対策が必要。ここに「表現の自由」の擁護という問題を持ち出すのはお門違いだ。」
他にも、少女マンガが未成年の貞操観念を著しく低下させている、出版社と性教育団体が裏で手を組んでいるのではないか、などと述べています。
まあとにかく本屋で探して読んでみて下さい。

416 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/20(日) 19:54
>出版社と性教育団体が裏で手を組んでいるのではないか

天界と交信中?

417 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/20(日) 22:45
>>415の記事で引用されていたデータ
>最近の無気味な現象の一つは、若い女性に子宮頸癌が増えていることである。これは、若い女性の性行動が活発になってきたためであると考えられている(メデイカルトリビューン,1999/5/20)。性行動と子宮頸癌のリスクについて驚くべきデータをご紹介したい。初交年齢が16歳以下だと、19歳以上に比べて16倍、初潮から一年以内に初体験すると、10年以上に比べてなんと26倍子宮頸癌になりやすい。さらに、パートナーの数も、5人以上の女性は0〜1人に比べて3.6倍子宮頸癌になりやすいという(日本母性保護産婦人科医会会報、平成11年5月)。このように、近年、若い女性に子宮頸癌が増えている理由は、性行為感染症であるHPV感染症が若年者に蔓延しているためであることはほぼ間違いない。
ttp://www.lomalinda-jp.com/鐚�鐚�篁c�勖��.htm

いくらなんでも倍率が違いすぎるんじゃないかと思う。
もしかすると16歳と初潮から一年以内のサンプルが少ないのではないか。
いずれにしても倍率「だけ」ではなんともかんとも。

>また、産婦人科学会の調査では、10代女性のやはり4人に一人(25%)がクラミジア、ヘルペス膣炎などの性感染症にかかっていることが明らかにされ、婦人科医はもはや危機意識を通り越して、絶望状態に陥っていると報告されました。このように近年、若年者の性行動の変容や性非行は我々大人の予想をはるかに超えるスピードで進んでいます。
ttp://www.acts.or.jp/鐚¥治鐚器竺筝糸宍1.htm

こっちのと同じ調査だとしたら母集団がめっちゃ偏ってることになるのだけれど、実際はどうなんでしょ。

>何らかの理由で産婦人科を受診した十代女性の四人に一人がクラミジアに感染しているといった調査もあるほど。
ttp://www.yomiuri.co.jp/iryou/kenkou/20000903sq51.htm

418 名前: 417 投稿日: 2004/06/20(日) 23:00
URLが文字化けしてしまいました。
ttp://www.acts.or.jp/ACTS主張1.htm
ttp://www.lomalinda-jp.com/10代の性.htm

>母集団がめっちゃ偏ってることになるのだけれど
サンプルの間違いでした。

419 名前: 松代 投稿日: 2004/06/20(日) 23:15
>>415
>>417-418

あぁ、また来たペギラって感じですね。
こういうのは台風みたいなもので、夏が近づくとざわざわしてきますね。
阻止することはできないものの、日ごろから備えを固めておけば被害はある程度食い止められるものです。
それにしても、マタACTSカヨ…
>>417さんの指摘にあるように、統計上の操作を立証するのが基本ですが、ご存じのようにACTSはキリスト教原理主義団体ですから、対抗活動においては特定の宗教的価値観を押し付けようとしている点も指摘しなければならないでしょう。

また、こういう活動は基本的に男女共同参画推進と相性が悪いものですが、性的な分野についてはそうともいいきれません。以下の発言を参照してください。

http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/news/410/1037028995/129-131

この辺の事情については、鳥山さんが詳しいので、可能ならば補足情報をお願いします>鳥山さん
また、ぼやぼやしていると大きな表現規制運動に発展しかねないので、この問題については他団体の皆さんにも奮起していただくようお願いしたいところです。

それにしても、ペギミンHが欲しいところよノゥ〜

420 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/22(火) 10:40
417さん>
返事が遅れて申し訳なし。
http://www.sda.or.jp/
 ACTSはセブンズデー・アドベンチスト(以下SDA)という『エホバの証人』と同時期にできた古いタイプのプロテスタント系キリスト教カルトの信者(医者)が作った偽装団体です。世界規模の病院やマスコミを持ち、日本では三育フーズが配下にある会社になると思います。その思想体系は、終末思想による締め付けと、都会を悪でいずれは滅びると断定する農本主義、という比較的お決まりのパターンで、菜食主義の奨励、禁煙運動と純血運動では、比較的主要な役割を果たしていますが、カソリックとは対立関係にあるようです。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~sonnar/jccj/canon/seventh.htm
 とは言うものの、対立組織のカソリックも、法王が「エイズの人間はコンドームを使うな」みたいな電波発言を繰り返しているので、外部から見ると「誰が正気で誰が狂っているのか」さっぱり見当がつきません。この点では左翼団体とそっくりです。
http://www.esbooks.co.jp/books/detail?accd=31338816
 また、『アメリカは恐怖に踊る』によると、乳癌や子宮癌倍増の話は、キリスト教原理主義の団体が流したデマで、日本でもキリスト教系の説教師が平気でリピートしています。こういう人達の行動は教義によって規定されているので、外部の人間の呼びかけには都合の良いものしか反応しないでしょうから、基本的に何を言っても無駄だと思います。相手から『悪魔認定』が下されたら、対話の可能性を探るよりも全力で叩いて「こいつらとやり合うのは戦術上不利だ」と思わせるしかありません。そうすると、矛先を別の所に向けてくれます。
 最も良いのは、ACTSがキリスト教系の偽装組織であることを触れ回ることで、身動きをでき無くさせることでしょう。日本ではキリスト教はマイノリティーなので、この方法は意外と効果があります。徳川家康に感謝するしかないですね。

421 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/22(火) 11:04
おまけ・カソリックによるコンドーム(及びに避妊)批判
http://www.japan-lifeissues.net/sub_section.php?topic=bc&subsection=sci
http://www.japan-lifeissues.net/writers/tru/tru_01familysafesex1.html

422 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/24(木) 10:32
http://www.jimin.jp/jimin/jimin/2004_kaikaku/contents/01-4.html
自民党参院公約
の中から青健法について触れられてる部分です

そもそも青健法は参院自民党が中心になって準備してるだけに
表までついております

ただ、一部で
「参院選公約は今まで以上に健全育成を前面に押し出した内容になる」
という噂を聞いていただけに少し拍子抜けというのが素直な感想です

423 名前: 松代 投稿日: 2004/06/25(金) 00:04
>>422
確かに、これまでの案とさほど代わり映えのしない内容で、拍子抜けしたという感想には自分も共感しますね。
問題は、現状の法体系では「このぐらいがいいところ」なのか、あるいは「なんらかの政治的都合による」ものなのか、その辺の見極めがつかないところなんですよね。
いずれにしても、警戒心をゆるめてはならないですな。

424 名前: 松代 投稿日: 2004/06/25(金) 00:16
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200406240345.html
>携帯の所持率、非行少年72%、一般少年57% 警察庁
>警察庁は24日、中学生と高校生の携帯電話の使用状況についてまとめた。検挙されたことのある非行少年の方が、検挙されたことのない一般少年より、携帯電話の所持率や使用頻度が高かった。

一昨年末に行われた調査の結果を、こういうタイミングで公表するアタリからして、既にかなりきな臭いのです。おまけに、以下の報道にもあるように中学生と高校生の携帯所有率には差がありすぎるため、平均値は統計上の意味が失われていると言えますね。地域差も不明だし、こういう「わかりやすい部分」だけピックアップするやり方には、そろそろうんざりします。

>携帯電話の所持率は、検挙されたことのある少年が72%、ない少年は57%だった。高校生の所持率は90%前後で差はなかったが、中学生では検挙されたことのある少年がない少年よりも男子で32ポイント、女子で26ポイント高かった。1日に使う回数は、検挙されたことのある少年は7.7回、ない少年は2.7回だった。

保護者への経済的依存度や、こども同士が構成する共同体への依存度を高め、自立心や自律性の発達を阻害する可能性を考慮して、個人的には小中学生の携帯所有に否定的です(高校生は微妙かな)。また、個人的に注目したいのは携帯の所有率ではなく、携帯の1日あたり利用回数です。
利用といっても通話かメールかWEB閲覧か、あるいは発信か受信かで大きく変るのですが、いずれにしても大きな差が存在することは気がかりです。もし、携帯によって結びついたこども集団への依存度と、問題行動との相関関係が立証された場合、単に携帯電話を所有させるか否かを越えた、生活全体の問題ととらえるべき内容に発展するといえましょう。

425 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/25(金) 02:04
少し古い話で恐縮なのですが、第159回国会 青少年問題に関する特別委員会で、少年非行の防止に関する国際連合指針(リャド・ガイドライン)
http://193.194.138.190/html/menu3/b/h_comp47.htm
が、取り上げられたそうですが、その中のパラグラフ43は、平野さん訳では
http://homepage2.nifty.com/childrights/international/juv_justice/riyadh_guidelines.htm

>43.マスメディア一般ならびにとくにテレビおよび映像メディアは、ポルノグラフィー、薬物および暴力の描写水準を最低限に留め、かつ暴力および搾取を好ましくないものとして描くとともに、とくに子ども、女性および対人関係について品位を傷つけかつ侮辱的な表現を行なわないようにし、かつ平等主義的な原則と役割を促進するよう奨励されるべきである。

……と、なっていますがこの「奨励されるべきである」は

「『平等主義的な原則と役割を促進するよう』奨励されるべき」のように、部分に掛かるのか、或いは「『ポルノグラフィー(中略)促進するよう』奨励されるべき」のように、全体に掛かっているのか、どちらなのでしょうか?

426 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/25(金) 07:23
425さん>
原文は、
43. The mass media generally, and the television and film media in particular, should be encouraged to minimize the level of pornography, drugs and violence portrayed and to display violence and exploitation disfavourably, as well as to avoid demeaning and degrading presentations, especially of children, women and interpersonal relations, and to promote egalitarian principles and roles.
となっています。

 平野さんの訳語の『推奨されるべき』にあたる部分は、should be encouragedですから、その対象はThe mass media generally, and the television and film media in particular(マスメディア一般ならびにとくにテレビおよび映像メディア)です。つまり、原文を直訳するなら、「マスメディア一般ならびにとくにテレビおよび映像メディアは〜を推奨すべきである」となります。従って、述べられている事柄すべてを「推奨すべき」であると解釈するのが妥当だし、これは当然のことでしょう。

 ポルノ関係ですら、レイプや小児性愛を題材にする時は、「これらの行為は犯罪です」、あるいは「真似をしないで下さい」とエクスキューズするのが通例です。厳しい言い方になりますが、こうした通例を尊守していないのはエロマンガ、エロアニメ、一部のインディーズ系実写のみで、この点でそれらの作品が批判の対象になるのは仕方がないと思います。

レイプを題材に扱うことに疑問を感じませんが、レイプを「素晴らしい」行為、あるいは「当然の行為」として推奨することは許されないでしょう。小児性愛も同様で、弁護の余地は全くありません。また、それらがフィクションかドキュメントかノンフィクションか、という区分も関係ありません。どういう形かという細目はさておいて、「真似するな」「犯罪だ」という但し書きはつけるべきだし、このガイドラインはそうした常識を明記したものに過ぎません。

427 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/25(金) 09:57
根拠の薄弱な少年犯罪深刻化論にエクスキューズがついたら
それはそれで面白いかも。

428 名前: 425 投稿日: 2004/06/25(金) 19:00
>>426 鳥山さん
「ポルノグラフィー、薬物および暴力の描写水準を最低限に留めなくてはいけない」のかと思ったので、「推奨すべき」が全体にかかっているのならば寧ろ安心しましたです。
但し書きは早く定着してほしいものですね。

429 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/26(土) 05:25
427さん>
 民族論、国家論が『コンプレックス商法』だとすれば、ニュース報道は『不安商法』なので、あらゆる手段を使って購買者の不安を煽ろうとします。これは、終末論型の宗教がしばしば用いる、「教義に反したら地獄に堕ちるぞ」とか「こうしないとろくな死に方をしないぞ」と脅して信者を拘束する手段と根本的に変わりがありません。ナチスのゲーリングがいみじくも語っていたように、「不安は人間を愚鈍にする」んです。ニクソンも似たような内容の事柄を真理だと語っていました。こういう人達がいる限り、この手の商売はなくならないんでしょうね。

425さん>
 「ポルノグラフィー、薬物および暴力の描写水準を最低限に留め」、かつ「暴力および搾取を好ましくないものとして描く」のは「子ども、女性および対人関係について品位を傷つけかつ侮辱的な表現を行なわないように」するための手段で、その目的は「平等主義の原則と役割」を守ることにあります。この平等主義とは機会平等のことです。従って、ここで否定されるべきは、「女性はレイプしてもかまわない」とか「対人関係でトラブルが起こったら暴力で解決するのが上策である」などという価値観を推奨、助長する行為です。また、こうした人権侵害に当たる行為を「推奨しない」のは常識的に考えても当然のことで、推奨する方がどうかしていると思います。私も但し書きが早期に定着することを望みます。

430 名前: 松代 投稿日: 2004/06/26(土) 11:39
>とりやまさん
>民族論、国家論が『コンプレックス商法』だとすれば、ニュース報道は『不安商法』なので、あらゆる手段を使って購買者の不安を煽ろうとします。

第2次大戦後、いわゆるカルトが勢力を増した要因のひとつに、ゲッペルスが磨き上げた「大衆宣伝技術」をアメリカの広告代理店が吸収し、そこで培われた技術がカルトへ流れたというものもあります。つまり、大衆宣伝を自明とする報道はカルトの祖先とさえいえるワケですな。

また、困ったことにいわゆるサヨクシミン団体も「大衆宣伝技術」を無批判に取り入れており、やたらめったら「大衆の不安を煽ろうとした」結果、支持を得るどころか人々に愛想をつかされてしまいましたね。

チョット話は変るのですが、日本でこの手の「不安商法」が最もうまくいったのは、いわゆる受験産業じゃないかと思います。中高大といった入学試験だけでなく、資格試験においても「受験生の不安を煽って」搾取するやり方が常道と化していますな。

問題は、新聞社と受験産業とのつながりが極めて密接だということでして、マッチポンプの疑いさえありますね。
新聞社と受験産業との結びつきに関して、適当なレポートかなにかが存在していないかと思ったのですが、残念ながら見当たりませんでした。もし、どなたか良い資料をご存じの方がおられましたら、紹介していただきたいところです。

431 名前: 392 投稿日: 2004/06/26(土) 19:54
>>430
昔は朝日新聞が「大学受験に出る」ってのをウリにしてましたよね。
今から思えば一新聞社と密着してるなんて当時の大人はなんとも
思わなかったんでしょうか。

432 名前: 松代 投稿日: 2004/06/28(月) 00:10
>>430
いまでも朝日新聞は「記事の出題率が高い」事を売りにしていて、合格したかったら朝日新聞を読めなどと、臆面もなくほざいていますが、読者も受験生も出題者も全く問題視していないというのが理解不能です。基本的に、新聞記事はいわゆる「一般教養」問題として出題されるようですが、新聞の記事が公正中立などというのは幻想に過ぎず、なんらかの形で記者やデスクの主張が込められているものです。
いわば、試験を通じて「特定新聞の常識や教養」を「一般常識や教養」として教えているようなもので、教育方法としては非常に問題があるといえましょうね。ただ、出題者が新聞関係者とつながりを持っているとか、下手すると新聞関係者が試験問題を作成している可能性もあり、その辺の構造をきちんと把握しないと、問題点が定まらないとは思います。

433 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/28(月) 01:12
「おやじ」の全国組織発足 星野仙一さんが講演

 地域の子供の健全育成に取り組む父親グループの全国ネットワーク「おやじ日本」の設立大会が27日、東京都内で開かれ、プロ野球阪神タイガース前監督の星野仙一さん(57)が基調講演した。
 星野さんは、おやじ日本の「総監督」として紹介され「最近、雷おやじがいなくてさみしい。愛情なくして子供をしかれない。子供に嫌われたくないという思いが強過ぎ、日本のおやじの姿が薄れていったんじゃないか」と語った。
 各地の父親グループ125団体、約500人が参加。講演後、治安担当の竹花豊東京都副知事の司会で、医師や小学校長らが子供を取り巻く環境について意見交換。広島県廿日市市や仙台市などの父親グループが活動内容を報告した。(共同通信)
[6月27日19時59分更新]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040627-00000096-kyodo-soci

 都条例改正の目的の一つは、やはり『おやじの会』を作ることにあったみたいですね。この会員に子供の監視をさせるつもりなんでしょう。治安担当が警察上がりの竹花だし。それにしても、集団化しなければ子どもも叱れないオヤジに威厳があるとでも思ってるんでしょうか? ただの警察補助隊以外の何ものでもないのは明らかです。官僚の考える事って、世界中どこでも一緒ですな。

434 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/28(月) 08:26
>>433
>集団化しなければ子どもも叱れないオヤジ
「一匹狼の群」てのを思い出した。

いまさら雷オヤジとか言われても「大声でおこる」は虐待認定されてたと思ったり。
少子化が進行して、子供の逃げ道がない状態で一方的に怒る権威が強化されると却って
崩壊が進行するんじゃないかなあ。どうだろ?

435 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/28(月) 09:58
「虐待 大声」で引っかけたとこ。
http://www2.wind.ne.jp/Akagi-kohgen-HP/Abused-message.htm

子育てというのを考えなおさずにオヤジの復権っつったって虐待を
肯定するだけなんじゃないのかなあ。

436 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/28(月) 12:15
434さん>
 「おやじの会」の結成原理は非常に分かりやすいですね。
1)最近の子どもは目に余る
2)子どもが目に余るのは、親のしつけがなっていないせいだ
3)まずは親にしっかりして貰わなければならない
4)親を集団教育しよう
 でしょう。

 問題は、集団化が健全育成につながるという発想です。これは、公共概念が道徳に繋がるという理念無しでは思い浮かびません。

 しかし、現実の我々の道徳や理念は、所有権無しでは成立しません。「自分のモノだから大切にしよう」「××さんのものだから傷つけないようにしよう」と、所有権を基準に判断しなければ、絶対に道徳心なんか身につかないんです。

 そして、子どもは財産権と労働権を制限されているので、なかなか道徳心が身につきません。これは責める方がどうかしています。ところが、公共概念が道徳であると考える人間=官僚的な思想の人間には、このことが理解できません。だから、「最近の子どもは道徳心が無い」と騒ぎ立てるのですが、本当に道徳心を失っているのはこれら大人の方なんです。

 こうした大人達は、所有権=エゴ(我欲)という誤った認識を、親だか社会だかに刷り込まれています。「みんなのものだから大切にしましょう」と教わってきた人間に、まともな社会的倫理観など身につくはずがありません。そう言われても、「みんなって誰だよ?」と思うのが普通でしょう。また、「みんな」の正体が、それを言っている人間の脳内にしか存在しないことにも気づくはずです。つまり、言ってる人間の頭の調子がおかしいんです。

 先日、祖父の一三回忌に出席してきましたが、従姉の子どもがお寺で騒いでも誰も叱りませんでした。反抗期の甥っ子は呼ばれもしません。それが普通の大人の態度でしょう。最近は、異常な大人ばかり目立ちますね。まあ、異常だから目立つんですけど。 

435さん>
 ニュースと虐待記録をつなげると、相当緒面白いコラージュになりますね。不謹慎ですが、笑ってしまいました。今度、それで遊んでみます。

437 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/28(月) 14:00
ニュース報道がむやみに不安を煽っているな、とう感じはずっとしてたけど、それがどうやったら商売になるのかな。
宗教の場合はもともと救いを提供するのがサービスの主体だから、納得いきます。
不安を煽って救いを求めさせ、救いを高く売りつける。ある種のマッチポンプですよね。
では、新聞は何を売ってるのでしょう?
娯楽ですか?
なんか違う気がする。新聞関連のなにかが娯楽を提供しているという気はしない。
映画、演劇、ゲーム、テーマパークetc
いずれも大なり小なり新聞系メディアと繋がりはあるけど、直接的な感じはしないな。
野球やサッカーなんて確かにそうだけど、それなりに大きなジャンルであっても、娯楽全体からすればホンの一部。

>問題は、集団化が健全育成につながるという発想です。
みんな一緒がいい世の中だ、と考える人は多いですから。
私などは色んな人たちが仲良く暮らせるのがいい世の中だと思うんですがね。
会社なんて特定の人たちの集まりでいいですけど、国そのものはまずいですよ。
なるべく落ちこぼさないのがいい国だと思います。

438 名前: 392 投稿日: 2004/06/28(月) 18:30
>>432
http://www.asahiguma.com/win/mr-kato/kato1.html

出題率が
> 第1位の漱石から、第2位川端康成、第3位芥川龍之介、第4位小林秀雄
> 第5位は「朝日新聞」

> そのうち、「朝日新聞」からの出題がじわじわと増えてゆき、時には出題数第1位になる
>こともありました。
> そして、気がついてみたら、第2位に圧倒的な差をつけて首位を揺るがなくなっていました。
>それは、この15年ほどのことです。

http://www.asahi-kyoiku.net/abriad_xaem/adriad_xaem.html
出題者と朝日に関係があるとしか思えないんですが。

439 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/06/29(火) 01:41
437さん>
 『コンプレックス商売』というのは『不安商売』の部分集合です。つまり、承認欲求は
排除無しでは成立しません。これを分かりやすく説明すると、「××しないと承認されない=排除される」か「××すると承認される=人並みになれる、もしくはちやほやされる」がコンプレックス商売で、「××を排除しないと社会が危うくなる=承認対象、もしくは自分自身が消滅してしまう」が『不安商売』となります。

 そして、ニュースや新聞の主たる収入源は広告で、その費用は購買者数や視聴者数によって決定されます。従って、より大きなマーケットに対して排除対象を提示できれば、それだけ多くの広告費が稼げます。だから、ニュースや新聞は「誰にでも起こりうる危機」を煽るんです。

 これに対して、娯楽はマーケットの大小を無視しての話ですが、ユーザーの承認欲求を満たすだけでなく『不条理』をどう作品内に織り込むかが作者に求められます。この『不条理』の度合いをどこまでも大きくできるのがフィクションの強みです。「こんなことありえねえ〜」と読者に思わせつつも、「でも、あったらいいな(あるいはあるかもしれない)」と思わせれば作者の勝ちなんです。

 つまり、フィクションライターの理想の一つのあり方は、読者に「作者は馬鹿(自分より劣っている)だけど、でもこういう作品を作る姿勢は評価できる」と思って貰うことです。逆に一分の隙もない作品は娯楽になりにくい傾向があります。これは、クリエーターが新聞記者やノンフィクションライターとはかなり異なったポジションに位置することの証左です。私は穴だらけの人間なので、ノンフィクションは難しいでしょう。人間には、何事にも適正がありますね。

440 名前: 松代 投稿日: 2004/06/29(火) 12:44
>>437さん
これは新聞だけに限ったものでもないのですが、メディアが売っているのは情報そのものではなく、情報を加工することによって生み出される「隠された真実」と「未来予測」に「社会の規範となる生き方」です。
これは、メディアがスクープを重視したり「社会の目」を自認したり、あるいは自社広告に「今日がわかる、明日がわかる○○新聞」等のコピーを臆面もなく使うこと、またコラムや情報コーナーを「経済あるいは政治、羅針盤や気象台」と称することなどからうかがえると思うし、また著名人の伝記や生き方を好んでとりあげるのもその流れに沿ったものです。

また>>438で392さんが指摘しているように、試験問題への出題率を高めることによって、朝日新聞は「朝日新聞を読んでいる受験生は人並みになれる、あるいは合格できる(ちやほやされる)」という環境を作り上げつつあります。これとは別に、産経新聞や読売新聞は「外国人や青少年を排除しないと社会が危うくなる」と読者へ刷り込むことによって、不安商売を成立させているワケです。

つまり、メディア(この場合は新聞)もカルトも、商売の基本はほとんど同じというワケです。

441 名前: 松代@補足 投稿日: 2004/06/29(火) 12:57
>情報を加工することによって生み出される「隠された真実」と「未来予測」に「社会の規範となる生き方」です。
これは「読者にとっての隠された真実」であり、本当に隠された真実である必要性は何処にもありません。というか、できれば「メディア人にとっての常識」をあたかも「隠された真実のように加工」して、適当に切り売りするほうが望ましいぐらいです。

同じことが「未来予測」についても言えます。
未来予測といっても、それは「読者にとって望ましい未来像を承認する」ための方便で、極端な例を挙げるならデイリーや報知が「今年は阪神、あるいは巨人が優勝する」と「予測」するようなものです。

蛇足ですが、産経新聞のTVCFでは、フリーターらしき若者が石原都知事のコラムを読み、天を仰いで「みていてください石原さん」等とのたまうバージョンがあります。わかりやすすぎて悶絶しそうになりました。

442 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/29(火) 14:12
>出題者と朝日に関係があるとしか思えないんですが。
すわ、日教組の陰謀か!?(笑)
まあ、陰謀それ自体はないだろうけど、間接的には関係あるのかも。
入試問題の出典として新聞が適切である、ということ自体は万人の認めるところだと思う。
そして、より人口に膾炙していことが望ましいから、全国紙、いわゆる四大紙のいずれかから取るべきというのも納得がいく。
でも、この先になると、客観的な優劣は付けがたいと思う。
もともと新聞は特定の誰かが書いているものではないし、その内容も文章も、平易さを旨としている。
それゆえ、多少は新聞ごとの論調の差はあるけれど、概ね許容範囲と言っていい。
となると、各紙のいずれが問題作成者に近いか、ということが選択に影響をおよぼすのではあるまいか。
問題作成者とは、すなわち教員であり、教員が身近に感じる新聞としては、やっぱ朝日だということなのではないのかな?
根拠のない偏見でしかないけれど、教員ってやっぱりサヨっぽい気がする。
↑この思い込み自体が日教組の陰謀?

>>439
うーん、不安を煽ったほうがニュースは売れるのか。
改めて思えばそんなフシも感じられるな。

443 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/06/29(火) 20:03
http://human5.2ch.net/test/read.cgi/ms/1085265998/l50
宗教関係のヘイトグループの女性ハケーン

446 名前: 松代@管理 投稿日: 2004/06/30(水) 11:56
発言>>444-445は投稿者の求めに応じて削除しました。

447 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/02(金) 22:44
警視庁少年育成課と池袋署は2日、東京都青少年健全育成条例違反
(深夜外出の制限)の疑いで、住所不定、無職小見山稔容疑者(23)を
逮捕した。

6月1日に改正条例が施行され、正当な理由がないのに深夜に16歳未満
の少年、少女を連れ回すことが禁じられて以来、初めての逮捕。

調べによると、小見山容疑者は2日午前2時ごろ、東京都豊島区東池袋の
路上で、山梨県塩山市の無職の少女(15)を16歳未満と知りながら連れ
回した疑い。
 
少女は今年1月に家出し、3月ごろ小見山容疑者と知り合ったという。少女
の家族から捜索願は出ていなかった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040702-00000080-kyodo-soci

448 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/03(土) 14:49
青健推進一派 ヤル気マンマンのようですよ
http://hp1.cyberstation.ne.jp/straycat/watch/top.htm
中曽根Jr氏曰く
>私は、先の通常国会で青少年健全育成基本法を
>議員立法で国会へ提出しました。
>私が長年準備をしてきたものでございます。
>ただ、国会の会期末で混乱がありましたので、
>成立させることはできませんでした。
>大変残念でありましたけれども、
>次の国会では是非この法案を成立させたいと思っております
以上有害規制監視隊より抜粋

449 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/07/04(日) 09:49
448さん>
 中曽根ジュニアのバックは日本会議という霊友会、生長の家、統一教会といった右派宗教団体の寄り合い所帯です。また、彼らが支持しているのは平沼、中曽根と言った自民党官僚派の2世、3世議員なのですが、左派団体と同様に内部事情が複雑で、外側から見てもよく解らない面が多いのです。つまり、団体内部で支持者の食い合いをやっており、リアルタイムで観察していないと勢力図が見えてきません。

 取りあえず、小泉を含む森派が神社系を支持母体としており、中曽根、平沼を含む亀井派は統一教会・生長の家が支持母体と考えれば、それほど間違ってはいないようです。しかし、健全育成』という共通目的はあるものの、神社本庁の考える『健全育成』と統一教会の考える『健全育成』には違いがあるようなんですね。

 ただし、北朝鮮拉致問題発生以降、文鮮明が教祖の統一教会の立場は我々が思っている以上に右派内部では苦しいんです。これは、衆議院議員選挙の際に、中曽根シニアが終身議員特権を剥奪されたことからも明らかです。『青少年健全育成基本法』が成立しなかったのは、もちろん日程の問題も大きいんですが、こうした支持母体の衰弱も関係があるようです。

 また、拉致疑惑が問題になっていなかった時期に、森首相のやっていた対北朝鮮政策(拉致問題隠し)を考えると、小泉がトップをとってからの神道系政治グループの方向性には大きな変化が見られます。つまり、CIAが太平洋戦争後に日本における不正規戦の要員としていた、統一教会、右翼、右派系在日朝鮮人と言ったマイノリティと距離を置き始めています。これは、ブッシュ政権の外交政策とは無関係ではないでしょう。

 それにしても、こういうサイトを見るとhttp://nakayosi.tv/「なめてんのか」と思います。

450 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/04(日) 16:14
>それにしても、こういうサイトを見るとhttp://nakayosi.tv/「なめてんのか」と思います。

A)内容が馬鹿くさい
B)表現が稚拙である
C)両方

どの意味で「なめてんのか」と思われたのか、ちょっと興味あります。
わたしは、Bの意味かなと思ったのですが、10年くらい前までなら紙芝居とかでやってたことなので、それほど問題を感じませんでした。

451 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/07/04(日) 18:14
>>450
 C+運営団体

452 名前: 松代 投稿日: 2004/09/25(土) 18:00
中高生せく〜す禁止条例関連は、こっちに移動して下さい。
余炉!

http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-040924-0016.html
>性行為禁止条例に、石原知事が“待った”(日刊スポーツ)

それから、都知事発言ですけど、真意を計り兼ねています。
なんか、個人的には疑問だけど、委員会の意見は尊重するとかなんとかいって、最終的には改正案が議会にかかりそうなオカンですけどね。
事情通によると、都議会に上程されれば、まず間違いなく可決されるというお話しでした。

453 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/10/03(日) 22:33
さかもと未明って統一教会と関係があったようですね。
どうりで『正論』に東京都健全育成条例にも賛成意見を載せたわけだ。
青健法でもマンセー意見を喚きそうな予感です。
↓はソース元。世界日報からですw

http://www.worldtimes.co.jp/wtop/education/s031019/031019.html
「女性を不幸にする男女共同参画条例
女性3論客 ジェンダーフリーを斬る
シンポジウム発言者
 山谷えり子(衆議院議員)、さかもと未明(漫画家)、野牧 雅子(中学校教諭)」

454 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/10/04(月) 22:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041004-00000177-kyodo-pol
臨時国会は12日から12月3日までの予定だそうです

>衆院議院運営委員会は4日午後、理事会を開き、
>細田博之官房長官が臨時国会を12日に召集する方針を表明した。
>野党各党は召集前倒しを求めて了承しなかったが、
>政府は5日の閣議で決定する。
>会期は12月3日までの53日間となる見込み。

規制派の激しい攻勢が予想されますです

455 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/10/04(月) 22:42
>>452
これ、単純に性同意年齢を16歳にすれば良い話じゃないのかなと思ったのですが
そんな簡単な話じゃないといわれそうだけど・・・

456 名前: 松代 投稿日: 2004/10/05(火) 12:26
>>455
>これ、単純に性同意年齢を16歳にすれば良い話じゃないのかなと思ったのですが

根本的にはその通りだといえましょう。
ただし、自治体の条例ではなく、国法として定めなければ無意味です。
また、青少年の社会的権利、つまり自ら働いてえた収入を自分の判断で運用できる経済的権利や、あるいは自らの意見を行政などに表明できる政治的権利の確立をともなっていなければ、ただ単に青少年から性を遠ざけるだけの父権的保護主義を法という形で追認することとなるため、なんともかんとも難しいという側面がありますね。

457 名前: 松代 投稿日: 2004/10/07(木) 11:44
東京都というか、石原のやり方について、情報人K氏が適切なコメントをだしています。
非常によく問題点をまとめているので、あえて転載させていただきました。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/648/1075983108/618

>性教協は、石原知事・純潔教育派のすすめている反性教育路線を徹底的に批判しており、人権救済申立までしています。この人権救済申立に、石原都政は(反性教育担当者は)打つ手が無くなって困っていたのは事実。
>ここら辺参照→ http://d.hatena.ne.jp/kitano/20040929#p1
>そこで石原は、たぶん頭の良い取り巻きが考えついたのでしょうが、性教協の中で孤立した活動家をヘッドハンティングし、性教協を内部から崩壊させ、都政批判をゆるめさせようと考えた。そして、白羽の矢が赤枝恒雄にささったというわけです。
>人脈を使って「まあまあ赤枝先生、ここはひとつ反セックスで共闘しようじゃないですか」とか言って、性交の制限を以前から主張していた赤枝を引きぬいた。典型的な分断統治。
>赤枝のあの「セックスダメ」発言は、石原と性教協に対する「わたしは石原知事への絶対服従と、性教協への決別を誓います」というメッセージだった。
>ところが、赤枝はあまりにも露骨にメッセージを言い過ぎたために、石原の権謀術数ぶりが世間に知れてしまった。MXテレビのあの記者会見の質問は、「性教協の赤枝は石原と裏で手を結んだ」という関係者の認識をふまえたものだった。
>なので、石原は「裏で赤枝と手を組んだわけではなくあくまでも赤枝が勝手にしゃべったことなんだよ」というタテマエのメッセージをマスメディア連中に言い聞かせ納得させるために、否定的見解を示した。そして、マスメディアは石原の思惑通り真相について沈黙した。というのが関係者筋の認識らしいです。私もその認識に同感。
>石原は、ほんとはこっそり踏み絵を踏ませたつもりが、裏の政治の身の処し方についてはド素人の赤枝が公衆の面前でおもいっきり踏み絵を踏んだものだから、踏み絵を踏ませていたことがバレてしまい、ちょっとマズイのでここは否定しておこうと判断したのではないかと。赤枝嫌いの石原支持者・純潔教育派へのリップサービスもあったとは思いますが。

ちなみに、赤枝医師の著書は望まない妊娠と性感染症の恐怖を煽るばかりで、読者に成功への嫌悪感を植えつけるような内容となっており、帯には石原が推薦文を寄せています。

>エロ漫画業界で第二第三の赤枝が出ないとは限らない。どこかの有名エロ漫画家や会社が赤枝みたいに裏で石原と手を組んで「包括指定制度に賛成する。松文館をぶっつぶせ」と言い始めるなどということが、将来も絶対に無いとは言えない。

この点についても全く同感です。
自分も含め、こういうことがありえることを、しっかりと認識しておかねばなりませんね。

458 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/10/28(木) 12:34
提言 夜回り先生「『少年狩り』では少年少女は救えない!」
http://www3.asahi.com/opendoors/zasshi/syukan/index.html

警察の補導が活発化しているそうです。

で、小言・説教は何度も繰り返されるとうんざりするものですが、補導の効果が落ちているとか、親が引き取りに来ないというのも補導の増加に理由の一端があるのではないでしょうか?

459 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/10/29(金) 00:04
>親が引取りに来ない
これを論拠のひとつとして横浜市長も夜間外出禁止令を発布しようと
している訳だが、一体何%の親がこうした対応を取っているのだろう。
そんなに深刻な数字が出ているのか。
俺には特異な事例を持ち出して一般化しているとしか思えないが。

460 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/10/29(金) 12:44
松代さん、458さん、459さん>
 そういえば、今上天皇から東京都教育委員会の米長邦雄(将棋棋士)に対して「国歌、国旗は自由意志で」という趣旨の発言がありましたね。異例の発言ですが、「天皇の名前を騙るキティガイ集団」と皇室に関連性がないと言うことを公式の場でハッキリさせたかったんでしょう。もっとも、石原の周辺は「いんなぁとりっぷ」霊友会がらみ=日蓮宗だから、そもそも皇室と深い関係を持つのは無理なんですが。

461 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/10/30(土) 10:16
>今上天皇から東京都教育委員会の米長邦雄(将棋棋士)に対して「国歌、国旗は
>自由意志で」という趣旨の発言がありましたね。
今上帝も立憲君主としての自覚が足りないね。
天皇の政治発言は許されるべきではない!(とか、本来は言うべきだと思う、左の人は。)

462 名前: 松代 投稿日: 2004/10/30(土) 13:04
>>461
>今上帝も立憲君主としての自覚が足りないね。
>天皇の政治発言は許されるべきではない!(とか、本来は言うべきだと思う、左の人は。)

まぁ、本来はそうじゃないかとも思いますよ。
自分も、天皇の発言を「大喜びで迎え入れるサヨク」には、ちょっと呆れているところだし。
だいたい、かつて「秋の嵐」とかいう名前で「天皇制粉砕活動」やってた人とか、特に天皇を誉めちゃいけないのではないかとも思うけど、まぁ「そういうところも含め」て、サヨクプロシミソってのは愛すべき【フツーの人】なのだ」から、ここでチョットばっかりいやみを言うぐらいにしておくのがよいかとは思います。

さておき、УТП Зона2スレの399さんも指摘していましたが、あのやり取りでは「天皇が政府見解を答える他に選択肢が無い」と思うのですけど、米長氏はよほど「自分のやってることに自信があって、しかも天皇に認めてもらいたかった」のでしょうね。

さもしいひとだなぁ〜

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/410/1087957000/399
>国旗・国家の話は米長氏から切り出した模様。
>「頑張って下さい」と返していたら、それはそれで問題になったんじゃなかろうか。

399さんとは別の部分を引用します。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html

>国旗・国歌のように鋭い対立をはらんでいる問題は、天皇の主催行事である園遊会の場にふさわしくない。
>米長さんの発言に対して天皇陛下があいまいな応答をすれば、そのこと自体が政治的に利用されかねない。陛下が政府見解を述べたことは、結果としてそれを防いだとも言えよう。

463 名前: 松代 投稿日: 2004/10/30(土) 13:09
さもちいついでに言うと、民主党の岡田もさもちい人だね。
この場合は、残念ながら小泉の対応が正解。

それにしても、読売や産経の狼狽ぶりは、みていて痛々しいほどに滑稽だね。
産経なんか、週末のニュースワイドで「皇室主催なのに園遊会の扱いが小さくなっちゃった」という、全体未聞の珍事にまで発展してる。これまでは、地震がおきようが台風が来ようが、凶悪犯罪が発生しようが(いや、外国人凶悪犯罪は別か?)、なにはともあれ「皇室情報」って感じさえあったのにね。
まぁ、大事件連発のさなかで、本当によかったね〜>保守系メディアの皆さん

http://www.asahi.com/politics/update/1029/006.html
>天皇発言で民主代表が「何も言えないのはおかしい」
>民主党の岡田代表は29日、天皇陛下が園遊会の席上、国旗・国歌問題で「やはり、強制になるということではないことが望ましい」と発言したことについて「陛下も人間ですし、当然いろんなお考えをお持ちですから、何も言えないというのはおかしいと思う。一般論として申し上げるが、自由に自分の考えが伝えられるような方向に持っていくべきじゃないか」と語った。視察先の横浜市青葉区で記者団が「天皇の政治的発言という声もあるが、どう思うか」と質問したのに答えた。

http://www.asahi.com/politics/update/1029/005.html
>天皇の国旗・国歌発言、首相「ごく自然に受け止めを」
>天皇陛下が秋の園遊会で学校での国旗・国歌について「強制になるということではないことが望ましい」と述べたことについて、小泉首相は29日、「ごく自然に受け止められたらいいんじゃないですか。私もそう思いますね。あまり政治的に取り上げない方がいいんじゃないですか」と語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。

464 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/01(月) 00:58
人工妊娠中絶実施率が高くなるのは十代後半です。絶対数に換算すれば中学生はごくごく一部だと推測されます。従って、中学生"のみ"に対する施策を講じても十代の人工妊娠中絶を減少させる上で殆ど意味がないでしょう。

性病と中絶をネタにして叩き易い所を叩いてるだけとしか>東京都

>平成15年度
>保健・衛生行政業務報告結果の概要
>(衛生行政報告例)

>4 母体保護関係
>図6 年齢階級別にみた人工妊娠中絶実施率(年齢階級別女子人口千対)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei/03/kekka4.html

465 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/01(月) 04:49
 性に関する規範って何でしょう? 「セックスをするのは性欲が高まるから」「妊娠目的以外の性行為の場合はコンドームを装着する」なんかだといいんですがね。東大法学部から警察官僚という、ある意味高級官僚の権化みたいな竹花副知事に、こういう指導が可能かどうかは甚だ疑問です。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041031-00000086-kyodo-soci

中学生の性で親に努力義務 都が条例化を本格検討

 東京都は31日までに、中学生以下の子供たちが安易な性行動で性感染症にかかったり、妊娠したりしないよう、保護者に対する努力義務規定を条例に盛り込めないか、本格的に検討する方針を固めた。11月2日に都青少年問題協議会(会長・石原慎太郎知事)を開き、諮問する。
 インターネットの有害サイトなどから子供たちを守る方策も検討してもらう。来年1月の答申で、都青少年健全育成条例の改正が提言されれば、2月中にも開会する定例議会に改正案を提出する考えだ。
 都によると、保護者の努力義務規定は、子供たちの性行動を規制するのではなく、性に関する規範を示すのが目的。罰則は設けない。
(共同通信) - 10月31日16時48分更新

466 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/01(月) 04:51
おまけ:竹花副知事へのインタビューです。日付は2003/12/7なので、約1年前になります。

http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/interview/In03120701.html

暴走族対策の経験が糧

 子どもを守る体制つくる

 全国で凶悪犯罪が多発し、日本の「安全神話」が崩壊の危機にさらされている。とりわけ事態が深刻なのが首都圏だ。その対策のため東京都の石原慎太郎知事が副知事に抜てきしたのが、前広島県警本部長の竹花豊氏である。広島で大きな成果を挙げた暴走族、暴力団対策の経験を踏まえ、地域や都民とともに治安再生に動き始めて五カ月。取り組みの現状と課題を竹花氏に聞いた。(東京支社・守田靖)

 ―就任五カ月を振り返ってください。

 石原都知事からは「思うことは存分にやれ」と言われた。だが、行政の責任ある立場で治安を考えるのは初めての仕事。マスコミも、ぼくが副知事になれば東京の治安が瞬く間に良くなるような取り上げ方が多く、期待に荷が重かった。悩んでいるときに、一緒に暴走族対策をやった広島県警の職員たちから手紙をもらったのが励みになり、広島での経験を生かせばいい、と自信を持てるようになった。

 暴走族、暴力団対策を通じて感じたのは、治安の問題は警察だけでなく、県や市町村、県民が手を取り合って取り組むことができれば非常に大きな成果が得られるという事実。そして、問題がどんなに複雑でも放置してはならない、という大人のき然とした姿勢が大事だ。

 ■規模には戸惑い

 ―東京都でも同じ手法を考えたのですか。

 東京と広島では都市規模が違い、正直言うと戸惑った。広島では暴走族対策に焦点を絞れば、全般的な少年問題や治安問題の改善にも大きく波及した。だが東京は繁華街や住宅街、郊外のニュータウンごとに課題が異なる。そこで各地域に応じたきめ細かい対処を積み重ね、大きな流れをつくろうと思い直した。

 ―まず何から始めましたか。

 八月に東京都緊急治安対策本部を設置した。その際、「外国人による組織犯罪」「少年犯罪」「安全・安心の町づくり」の対策を三本柱にすると決め、都民に宣言した。広島の時と同じように、宣言することで都民に協力を呼び掛けることからスタートした。

 ■入国審査厳格に

 ―外国人による組織犯罪は深刻な問題ですね。

 都内の留置場の四割は外国人が占め、パンク状態だ。治安悪化の大きな要因であることは間違いない。取り締まるのは、法務省や警視庁の管轄であり、自治体にできることは少ないと思っていたが、それではすまないと考え、都の権限を越えて、入国管理局や警視庁に呼び掛け、八月に合同会議を立ち上げることができた。役所の会議としては信じられないほど本音で議論し、十月に共同宣言を出して入国審査を厳格にした。

 ―「安全・安心の町づくり」では、どんな対策を打ち出しましたか。

 都民には、自分の身は自分で守る意識を持ってもらうよう呼び掛けた。区などの自治体には、せめて管轄する公共施設の治安状況は知っておこうと要請した。都民に安全チェックリストを全戸配布する一方で、自治体が管理する公園に死角はないか、街灯が暗すぎないかなど、住民とともに総点検してもらった。

467 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/01(月) 04:52
 ■パトロールの輪

 いま、自発的パトロールが都内の各地域で芽生えてきたことは本当に心強い。例えば、空き巣被害が多かった杉並区のある地区では、三月に約二十人で始めた「おはよう」などの声掛けが、今では二百人が参加するまでに運動が広がった。その結果、空き巣被害が激減した。世田谷区では、犬を散歩させる人にパトロールの腕章を巻いてもらう取り組みを始めた。こうしたボランティア組織は都内に約百団体ある。来年中には二千団体の登録をめざし、都もサポートしたい。

 ―自治体だからこそ積極的に取り組める分野はありますか。

 子どもを非行や犯罪に巻き込ませないために教育が果たす役割は大きい。警察の立場では口を挟みにくかったので思いきりやっている。荒れた子どもたちを学校から排除せず、呼び戻すようにしたい。それには子どもを非行に走らせないという、大人の側の強い情熱が大切。教師任せにせず、元教師や元警察官、地域の力で先生を支える「スクールサポート制度」の創設を準備している。実際に犯罪に巻き込まれない方法を指導する「セーフティー教室」も来年度、都内の全小中高校で本格的に実施する。

 ―青少年健全育成条例の改正も検討中ですね。

 子どもに読ませるべきでない、と思う有害図書がコンビニエンスストアで簡単に手に入る現実はおかしい。「出版の自由」との問題もあるが、子どもが買えないような方策を考えたい。大人の側も不便を強いられるかもしれないが、大人がき然とした態度を示さない限り、子どもの環境を良くすることはできない。大きく変わったといわれるように改正したい。

 ―今後は結果が問われますね。あらためて決意を。

 広島では、私たちが暴走族問題に取り組む過程で、多くの市民が立ち上がってくれ、問題解決の大きな力になった。社会の総合力を結集していくという「広島発」の取り組みは、東京でも必ず広がると確信している。全力を尽くす。

468 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/01(月) 04:53
--------------------------------------------------------------------------------
 大切な「大人の見識」
 首都の治安対策に取り組む竹花氏が強調するのは「大人の見識」だ。有害図書のまん延、だれでも買えるたばこの自動販売機、女子高生の下着を売買する店の存在…。これまで行政も警察も手をこまねいてきた問題に、都条例を改正して切り込もうとしている。

 「だれもがおかしいと思うことは、どんなに困難でも正していかなくちゃいけない」。昨年全国で起きた刑法犯は二百八十五万件。過去最悪となった背景にはこんな実態を放置する大人の無責任さもある、と訴える。

 竹花氏が一年九カ月余の広島県警本部長時代に実感したのは、「大人が本気で子どもたちにぶつかることの大切さ」だった。

 先月末、日本記者クラブで講演した際、「夢」と書いた色紙を掲げ、「子どもにこんなふうに育ってほしい、というメッセージを大人が伝えてないから、若い人に夢がなくなっている」と語り掛けていた。その姿はまさに副知事でもなければ、警察官僚でもない、一人の「頑固なおやじ」に見えた。

469 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/01(月) 05:00
すみません。
ゴー宣関係で『今日の日本茶』ってどういう意味なんでしょうか?
どなたか知っていらっしゃる方がいらしたら教えてください。

470 名前: 392 投稿日: 2004/11/01(月) 09:07
>>469
政治思想板に新・今日の日本茶スレがあります。
小林っぽい民族派社会主義な人たちのこと?
日本茶掲示板が名前の由来らしい。
http://www.nc4.gr.jp/nihoncha/

最近スレが落ちて11/1付けで新スレができてます。

【また】今日辺りの日本茶2【おまえ注意されてる】
http://tmp4.2ch.net/test/read.cgi/sisou/1099249939/

今日の日本茶
http://ebi.2ch.net/sisou/kako/950/950785234.html
第二次日本茶内戦スレッド
http://ebi.2ch.net/sisou/kako/959/959412228.html
新・今日の日本茶
http://ebi.2ch.net/sisou/kako/963/963318747.html
新・今日の日本茶2
http://ebi.2ch.net/sisou/kako/970/970593940.html
新・今日の日本茶10
http://tmp.2ch.net/sisou/kako/1002/10029/1002955249.html
新・今日の日本茶14
http://tmp.2ch.net/sisou/kako/1016/10169/1016976533.html
この鈴木小太郎ってのも
http://ebi.2ch.net/sisou/kako/968/968333718.html
右Q正伝
http://ebi.2ch.net/sisou/kako/968/968113647.html
差別主義者ラーメン屋二郎こと岩瀬駿里
http://ebi.2ch.net/sisou/kako/969/969191363.html
狂五郎大論争
http://ebi.2ch.net/sisou/kako/969/969446155.html
皇国史観で東日本人を侮辱するな
http://ebi.2ch.net/sisou/kako/970/970010917.html
その2
http://ebi.2ch.net/sisou/kako/974/974133129.html
日本茶賢者の議定書
http://ebi.2ch.net/sisou/kako/974/974954648.html
輝け第一回日本茶論客大賞
http://ebi.2ch.net/sisou/kako/974/974731196.html
佐々木ぴょん吉がゆく
http://ebi.2ch.net/sisou/kako/974/974513267.html

471 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/02(火) 08:06
392さん>
 助かります。日本チャチャチャが縮まって日本茶になったんですね。それにしても、掲示板の雰囲気を守る方法が相互批判とは……。民族派(国家)社会主義とは言い得て妙だと思います。やっぱり、最終的にはリンチして自己批判ってパターンになるんでしょうか?

 『よりよいウンチャラ』とか宣う理念主義者、理想主義者に限って、こういうマナーとルールを混同した奇怪なサムシングを振り回したがるのは、もちろん承認欲求のせいで、「俺は異論の持ち主を排除しない。ただ退場させるだけだ。だから、俺が周囲から承認されて当然だ」というポーズをとりたいからでしょう。ルールなんてモノは、排除がなければ成立しないし、そもそも排除役=汚れ役さえいればルール無しでも場は成立します。

 規制反対派の掲示板でも、しばしばこういう態度をする人間がいますが、病的で奇怪としか言いようがありません。嫌なら排除するだけで良いし、掲示板から排除されたって死ぬワケじゃあるまいし、という常識すら失っているようにしか見えないんですね。

472 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/02(火) 08:06
 これは、北海道という土地の特殊性によるモノなんでしょうか? それとも、日本全国で等しく見られる現象なんでしょうか? いずれにせよ、中学生の抑鬱症状が全体の23%であるという結果は異常で、早急な対処が望まれます。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041101-00000102-kyodo-soci

中学生23%、小学生8% うつ病リスクの抑うつ症状

 うつ病につながるリスクがある「抑うつ症状」が小学生の約8%、中学生の約23%にみられることが1日、北海道大大学院の伝田健三・助教授(児童精神医学)らの調査で分かった。こうした子供たちは「何をしても楽しくない」といった気分の落ち込みに加え「泣きたい気がする」「独りぼっち」などの悲哀感が強かった。
 約3300人のデータを分析した結果で、小、中学生を対象にしたこれだけ大規模な調査は初めて。自殺志向を持つ子供が少なくないことも示され、思春期の心のケアに向けた教育現場の取り組みが強く求められる。
 調査は学校の協力が得られた北海道の小、中学生を対象に実施。昨年10−12月に学校を通じて質問用紙を送り、小学生2175人、中学生1156人の計3331人が回答した。
(共同通信) - 11月1日14時3分更新

473 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/02(火) 08:07
おまけ・子どもの鬱病
http://private.rocketbeach.com/~mms1643/kokoro/html/utu_kodomo.html

こどものうつ病とは?
おもな症状
幼児期
 ・遊びが単調
 ・理由もなく泣く
 ・極端に臆病
 ・食欲不振
 ・睡眠障害
小学生
 ・カンシャク
 ・感情表現が乏しい
 ・非創造的
 ・友達付き合いができない
 ・集中力がない
 ・執拗な癖(夜尿、爪噛み、性器いじりなど)

中学生
 ・物事にこだわる
 ・自殺の話が多い
 ・劣等感
 ・気分が変わりやすい
 ・頭痛や腹痛をよく訴える

症状がよく似ている病気
 身体的な病気の初期、軽い意識障害、精神分裂病、衝撃的出来事(ストレス)への反応、登校拒否など。

どのような病気なの?
 憂鬱な気分と自責感を主症状とする精神障害で、精神と身体の活力が全体的に低下している状態です。うつ病よりは軽い状態のものを含めて、憂鬱な気分の状態を一般に『うつ状態』と呼ばれています。
 児童精神科外来を訪れる子供たちの13〜25%は色々な程度のうつ状態を示しています。2対1で男児に多いようですが、思春期以降は性差はありません。
 口数が多く、活動量が増す躁状態と交互にみられることもあります(躁うつ病、双極性感情障害)。

474 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/03(水) 13:46
十代の妊娠中絶を減少させるためにはハイティーンに力を入れないと焼け石に水です。

>19歳の中絶、50人に1人 厚労省が初めて集計

> 19歳の女性の50人に1人、18歳だと64人に1人の割合で2003年度に人工妊娠中絶をしていたことが2日、厚生労働省の統計で分かった。10代を1歳刻みで集計したのは初めて。10代の中絶率は前年度より微減したが、10年前の約2倍と依然多かった。
> 厚労省は10代女性の身体と心を傷つける中絶の減少を母子保健10カ年計画で目指しており「ショッキングな数字。学校や市民団体と協力して性に関する知識の普及啓発をしたい」(母子保健課)としている。
> この調査は1948年に開始、母体保護法に基づいて都道府県などに届け出があった件数を集計し、01年までは1−12月の年間数、02年度からは年度の数字をまとめている。
>(共同通信) - 11月2日8時46分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041102-00000038-kyodo-soci

ちなみに、この調査は1948年に始まっているのに、ウェブに出回っている統計は1955年以降の分しか見当たりません。
この期間に十代の出生率が急激に低下しているので、抜けている期間のデータがどうなっているのか気になるところです。

475 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/04(木) 14:01
20歳未満の出生・人工妊娠中絶を都道府県別に比較をしてみました。

■都道府県別 20歳未満の人工妊娠中絶件数(平成13年)
http://image.i-bbs.sijex.net/bbs/AboHanzbon/1099485362593o.gif

参照した資料は以下のとおり。

厚生労働省統計表データベース
調査年(度): 平成13年  調査名: 母体保護統計  調査時点: 平成13年
第10表_ 人工妊娠中絶件数,年齢階級・都道府県別
ttp://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/data/220/2001/toukeihyou/0003811/t0063239/h10_001.html

■都道府県別 20歳未満の人工妊娠中絶率(人口千人あたりの人工妊娠中絶件数)(平成13年)
平成13年の20歳未満の人工妊娠中絶件数を20歳未満と15〜19歳の人口で割り、
人工妊娠中絶率(人口千人あたりの人工妊娠中絶件数を求めました。

http://image.i-bbs.sijex.net/bbs/AboHanzbon/1099484392577o.gif


厚生労働省の平成15年度保健・衛生行政業務報告結果の概要によると、
(表6 20歳未満の人工妊娠中絶件数及び実施率 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei/03/kekka4.html)

20歳未満の人工妊娠件数に占める14歳以下の割合はかなり低いので、
20歳未満の人工妊娠件数を15〜19歳の人口で割ることによって15〜19歳の人工妊娠中絶率
に近い値が得られると思われます。


参照した資料は以下のとおり。

厚生労働省統計表データベース
調査年(度): 平成13年  調査名: 母体保護統計  調査時点: 平成13年
第10表_ 人工妊娠中絶件数,年齢階級・都道府県別
http://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/data/220/2001/toukeihyou/0003811/t0063239/h10_001.html

総務省統計局
平成13年10月1日現在推計人口
II 統 計 表
II−10 都道府県,男女,年齢5歳階級別人口−総人口
http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2001np/zuhyou/05k3e-10.xls

476 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/04(木) 14:01
■都道府県別 15〜19歳の出生数(平成2年および12年)
http://image.i-bbs.sijex.net/bbs/AboHanzbon/1099451076452o.gif

参照した資料は以下のとおり。

厚生労働省統計表データベース
調査年(度): 平成13年度  調査名: 出生に関する統計(人口動態統計特殊報告)
第20‐1表 出生数,母の年齢(5歳階級)・都道府県(大都市再掲)・年次別_ ‐平成2・12年
http://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/data/012/2001/toukeihyou/0003958/t0067863/h201_001.html
http://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/data/012/2001/toukeihyou/0003958/t0067863/h201_002.html


■都道府県別 15〜19歳の出生率(人口千人あたりの出生数)(平成2年および12年)
http://image.i-bbs.sijex.net/bbs/AboHanzbon/1099449320046o.gif
http://image.i-bbs.sijex.net/bbs/AboHanzbon/1099450183406o.gif (縦軸を変えたもの)

参照した資料は以下のとおり。

厚生労働省統計表データベース
調査年(度): 平成13年度  調査名: 出生に関する統計(人口動態統計特殊報告)

第20‐2表 出生率(女子人口千対),母の年齢(5歳階級);合計特殊出生率,都道府県(大都市再掲)・年次別_ ‐平成2・12年‐
http://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/data/012/2001/toukeihyou/0003958/t0067864/h202_001.html
http://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/data/012/2001/toukeihyou/0003958/t0067864/h202_002.html

■都道府県別 15-19歳の出生率(平成12年)および人工妊娠中絶率(平成13年)の計
上記のグラフからの15-19歳の出生率(平成12年)および人工妊娠中絶率(20歳未満の人工妊娠件数を15〜19歳の人口で割ったもの、平成13年)
を合計し、15〜19歳の妊娠の全体的な状況を把握しようと試みました。しかし、流産、死産の統計が抜けていること、
出生と人工妊娠中絶で調査の年が異なること、中絶件数には14歳以下の数値も含まれていることから、
かなり大雑把なグラフです。
http://image.i-bbs.sijex.net/bbs/AboHanzbon/1099452116124o.gif

477 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/05(金) 01:56
警視庁の統計
第49表 刑法犯の検挙件数(特定罪種別、犯罪供用物別)
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/toukei/bunsyo/pdf/keishicho09.pdf

一部の罪種について、成人事件と少年事件の検挙件数が載っています。

478 名前: 松代 投稿日: 2004/11/06(土) 11:59
結局、こどものことなんか、行政はなぁんもかんがとらんようです。
少子化が問題だと言うぐらいなら、子育て環境の整備について、もうちょっと真剣に考えてもいいような気がしますけどね。

実際には、まぁ体のいい首切りで、目的が人件費圧縮であることは明白なのですが、対象となる職員は政治的にリベラルな「サヨクプロシミソ」の中核でもあり、政治的にも大きな影響はあるでしょう。
また、先に「廃止ありき」の一方的なやり口は、東京都も各区もおんなじで、役人の嫌らしさが良く現れていますね。

そして、ココは特に強調しておきたいところなのですが、政治的な後ろ楯を持たない署名は「無意味」ということです。

http://www.asahi.com/edu/kosodate/TKY200411060118.html
>東京の公立幼稚園続々廃止へ 旗印は「幼保一元化」
>財政難に直面している都内の区や市が公立幼稚園の廃止方針を相次いで打ち出している。多摩市で06年度末、三鷹市で07年度末、大田区では08年度末に公立幼稚園が全廃される予定だ。背景には幼児教育と保育を一元化する動きもあるが、その将来像ははっきりしない。保護者からは「地域の幼児教育の中核を担ってきたのに」と、性急な廃止に反対する動きも出ている。
>「限られた行政資源の中で保育園児ら幼児全体の教育を向上させたい。区立幼稚園がなくなっても私立幼稚園には空きがある」。大田区は九つの区立幼稚園を全廃する理由をそう説明する。
>区立幼稚園を廃止する条例案は10月、区議会で賛成多数で可決された。一方、幼稚園の保護者らが約4000人の署名とともに提出した存続を求める陳情は否決された。
>署名集めに走り回った30代の母親は「『幼稚園廃止方針』の文書が父母に届いてから議決までわずか2カ月余り。一方的で納得できない」と話す。

479 名前: 松代 投稿日: 2004/11/08(月) 13:55
まぁ、なんとも香ばしい1件でしたね。
陳謝という形で決着するようですが、それにしても「不愉快な思いさせた」とは、陳謝どころかダブルレイプじゃ無いかと思うのですけどね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041101-00000049-mai-soci
><福井副知事>不登校児は「不良品」と暴言PTA大会で

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041102-00000268-mailo-l18
>副知事の発言問題 「人権無視の暴言」、知事に謝罪求める−−高教組 /福井

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041108-00000062-kyodo-soci
>不愉快な思いさせた 不良品発言の副知事陳謝

480 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/08(月) 22:36
>>479
謝罪する相手が間違ってますしね。
不良品でなかったら不良か、だらしがないと考えていそうです。

481 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/09(火) 11:51
陳謝といっても「無神経な言葉遣い」をわびてるだけ。
不登校児は学校には不要であり排除すべし、という考え方が批判されていることなぞ思いもよらんのでしょう。
彼にとってはおそらくあまりにもあたりまえなんだろうね。
ご本人も選良自認しちゃってるんだろうし。
件の副知事は教育関係のボランティアにも熱心とあるけど、彼が熱心なのは子供全般の教育ではなく、「よい子」の教育だけでしかないだろうことは丸分かりですな。
モノの品質管理は不良をはねればそれでしまいだけど、人であるならはねるわけにはいかない。
こういうエラいさんはたくさんいそうだが、それではドロップアウト量産社会になってゆく懸念が大だと思う。
なんとかこの手合いにご退場いただく手はないもんですかね?
底上げはてっぺん高くするより地味ながらより困難であるんだろうけど、それできなければ立派な社会といえないよな。

482 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/15(月) 10:29
条例に盛り込まれると、学校から保護者あてに
「安易な性行動をしないようご指導いただきたいと思います」とか書いた
プリントが来るのだろうか?

>中学生の性交禁止条例化
>意見分かれ先送り 「考える会」会合 
>低年齢化する子供の性行動について検討する「青少年の性行動について考える委員会」の第3回会合が8日、都庁で開催された。委員会は3回の予定だったが、まとめに中学生以下の性交禁止を盛り込むかで意見が分かれ、結論は出なかった。事務局で意見を再度集約し、結論が出ない場合はもう1回会合を開くという。
http://www.sankei.co.jp/edit/kenban/tokyo/041109/kiji01.html

483 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/15(月) 14:48
>482
> 一方、赤枝恒雄委員(産婦人科医)は「今は緊急事態。現実に対応する必要がある。法律は弱者を守るためにあるので、大人が悪いことを悪いと言ってこなかったからこうなった」などと反論した。

条例で決めたら弱い立場の人間が困るのでは。
大人の姿勢を示したいなら啓発のための予算組むとか他にやることあるだろうに。

484 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/16(火) 21:25
平成13年における各都道府県の人工妊娠中絶率(人口千人あたりの人工妊娠中絶件数を)、横軸を20歳未満、縦軸を成人に取ってプロットしました。
ただし、20歳未満の人工妊娠中絶率は20歳未満の人工妊娠中絶件数を15〜19歳の人口で割って求めました。

参照した資料は以下のとおり。

厚生労働省統計表データベース
調査年(度): 平成13年  調査名: 母体保護統計  調査時点: 平成13年
第10表_ 人工妊娠中絶件数,年齢階級・都道府県別
http://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/data/220/2001/toukeihyou/0003811/t0063239/h10_001.html

総務省統計局
平成13年10月1日現在推計人口
II 統 計 表
II−10 都道府県,男女,年齢5歳階級別人口−総人口
http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2001np/zuhyou/05k3e-10.xls

(つづく)

485 名前: 484 投稿日: 2004/11/16(火) 21:25
(つづき)
両者には正の相関があります。

縦軸 成人の人工妊娠中絶率(20〜24歳)
http://image.i-bbs.sijex.net/bbs/AboHanzbon/1100533105040o.gif

縦軸 成人の人工妊娠中絶率(25〜29歳)
http://image.i-bbs.sijex.net/bbs/AboHanzbon/1100533140634o.gif

縦軸 成人の人工妊娠中絶率(30〜34歳)
http://image.i-bbs.sijex.net/bbs/AboHanzbon/1100533237228o.gif

縦軸 成人の人工妊娠中絶率(35〜39歳)
http://image.i-bbs.sijex.net/bbs/AboHanzbon/1100533346931o.gif

縦軸 成人の人工妊娠中絶率(40〜44歳)
http://image.i-bbs.sijex.net/bbs/AboHanzbon/1100533387478o.gif

縦軸 成人の人工妊娠中絶率(45〜49歳)
http://image.i-bbs.sijex.net/bbs/AboHanzbon/1100533443509o.gif

486 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/17(水) 17:52
自民が憲法草案を作りました
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20041117/K2004111701980.html

その中で
>青少年を保護するため、
>「出版及び映像に関する規制を法律で定める」との規定も創設する
アイタタ

というか何故こんな事が憲法に出てくるのか全く謎です

487 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/17(水) 18:10
自民、公明、民主
の3政党が意見は違うものの憲法改正を容認している訳ですから
数年以内にはほぼ確実に憲法が改正されると思います

その時、こうした条項が入ってはならんと思うのです

488 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/17(水) 20:13
これって、どうなんでしょう?

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/648/1033421721/64
●チャンネル桜、掲示板で少年愛を煽り??
右のみなさんのメディアであるチャンネル桜の掲示板で、何と子供の半ズボン復活しようという怪しい書き込みを放置している。
http://www.ch-sakura.jp/bbs.php これの11月7日の掲示書き込み。
長崎で幼児が性愛の対象にされて殺されたが、その時、ネットを調べて子供を性愛の対象にしたサイトが多数あることが判明し、なかには長崎の事件とまったく同じような悪戯を漫画にして販売している悪質なサイトまであった。
 このようなものは児童ポルノとして、所持しているだけで犯罪であり、厳しく取り締まるべきであると国会でも取り上げてもらった。半ズボンというのは少年愛好家の対象ですらあり、こんな投稿を放置しているのは、さすが言論の自由を尊重しているチャンネル桜なんでしょう。
 このチャンネル桜の最初の投稿者「あき」なる人物は、10月28日に高校生によって、少年愛サイトの常連と暴露されている。半ズボンなんて親にまかせておけばいいものを、怪し過ぎる。きっと都内で有名な半ズボンおじさんに子供を育成しようとしているのだろう。
半ズボンおじさんhttp://www.wainet.ne.jp/~santa-m/torihada/kitigai/hanzubonmokuji.htm

489 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/17(水) 20:31
>>487
私は逆に憲法改正はかなり厳しいのではないか思いますが。
と、いうのも自民党と民主&公明は憲法観が両極端なまでに離れていま。
また民主は憲法改正は政権奪取後、という感じですし、公明は自民の国家主義的憲法に賛成するとは思えません。
自民が自作憲法をゴリ押しすれば連立の崩壊を招き、それは自民政権の終わりを意味します。

仮にもし憲法改正があるとすれば、次の衆議院選挙で民主が政権を奪取、公明と合意した場合だけだと思います。

490 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/17(水) 21:26
児童福祉法も児童買春児童ポルノ法も風営適正化法も都条例の買春処罰規定も「みだらな性行為」を定義した最高裁判例も無かったことにするとは…

>「青少年の性行動について考える委員会」意見のまとめ
>3 青少年の性行動に関する法律等の規制
> 児童及び未成年者の性行動に関連して次のような法律がある。
>「刑法」第176条、第177条 − 強制わいせつ罪、強姦罪が規定されており、13歳未満の男女に対し、わいせつな行為をした者は暴行・脅迫等の手段を用いない場合においても犯罪になる。
>「民法」第731条、第753条 − 男は満18歳、女は満16歳で結婚することができることになっており、未成年者が婚姻をしたときには、成年に達したものとみなすとしている。
>
> 次に、都道府県においては、現在、長野県を除く46都道府県で青少年健全育成条例が定められている。東京都以外の条例においては、何人も青少年を相手に「みだらな性行為等」を行うことは禁止され、大人に対しては処罰規定もあるが(福井、静岡、岡山、広島、長崎の5県では、青少年自身も処罰対象)、「みだらな性行為等」の定義があいまいであり、どのような性行為が禁止されているのか分かりにくい。
> 一方、東京都の青少年健全育成条例では、この規定がないため、13歳以上の子どもの自発的な性行動についての法令上の言及はないと言える。
> このような状況において、13歳以上の青少年が性行動を行うのは本人の勝手であるとの主張が一部でなされている。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/KONDAN/2004/11/40ebf202.htm

491 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/18(木) 02:12
逆に言うなら、ここまでボロ負けしているからこそ、でしょう。

492 名前: 松代@管理 投稿日: 2004/11/18(木) 12:21
話題が錯綜し始めているから、ちょっとレスは控えます。
ちゃんねる桜の半ズボン君なんか、有名な割に発言が見当たらなくって、裏も取れなかったし〜
憲法問題は大きなテーマであり、かつ愉快なお話しなので、別スレを立てていただいてもかまいません。

おまけ
>>488
半ズボンさんは漏れもチェックしてるが、最前線くんと並ぶ人気者になってるね。
ところで、なぜ半ズボンさんは【あぼ】なの?
おしえて!
えらい人!

493 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/20(土) 11:55
『「青少年の性行動について考える委員会」意見のまとめ』によると、
>○ 「福祉犯罪(性的被害)で保護された女子少年数(東京都内)」→平成15年571人で9年前の3倍、うち中学生は149人で9年前の14.9倍の増(注4)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/KONDAN/2004/11/40ebf202.htm

とのことです。ところが、『警視庁の統計』を調べてみると、おかしなことが分かります。

以下に、『警視庁の統計』に掲載された福祉犯被害者の統計から性的被害に関係のありそうな項目をピックアップしてみました。

総数
http://image.i-bbs.sijex.net/bbs/AboHanzbon/1100882498794o.gif
中学生
http://image.i-bbs.sijex.net/bbs/AboHanzbon/1100882584762o.gif

どうやら、

>平成15年571人で9年前の3倍、うち中学生は149人で9年前の14.9倍の増

これは児童福祉法(淫行させる行為)、児童買春・児童ポルノ法、売春防止法の合計のようです。

しかし、また、9年前には東京都の青少年保護育成条例の淫行規定児童買春・児童ポルノ法も存在しなかったため、東京都にはいわゆる援助交際を取り締まる法的根拠がありませんでした。したがって、平成6年と平成15年の福祉犯統計を比較して意味があるのか甚だ疑問です。

9年前という中途半端な時期と比較するのも、その年に中学生の福祉犯被害者が特に少なかったからなのではないかと勘繰ってしまいます。

東京都には是非ともここ十年の「福祉犯罪(性的被害)で保護された女子少年数(東京都内)」を年次別、罪名別に公表していただきたいと思います。

494 名前: 493 投稿日: 2004/11/20(土) 12:16
なお、1997年以前の『警視庁の統計』に福祉犯の統計はありません。

495 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/20(土) 23:05
【出産】米のローティーン出産が激減、戦後最低レベルに 早い時期からの性教育が奏功
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1100676931/

英文ソース
★Births to Youngest Teens at Lowest Levels in Almost 60 Years (Press Release- Nov 15, 2004)
http://www.cdc.gov/od/oc/media/pressrel/r041115.htm

和文ソース
★米のローティーン出産が激減、戦後最低レベルに
 10代前半の少女による出産数が米国で第2次大戦後最低レベルになっていることが、
米疾病対策センター(CDC)の全国調査で分かった。早い時期から子供に積極的な
性教育をする風潮が功を奏しているものとみられる。
 90〜02年の13年間、10〜14歳の少女による出産例は約13万7000件あった。
94年の年間1万2901件をピークに減り始め、02年は年間7315件だった。
この期間に10〜14歳の少女の人口は16%ほど増加したが、出産数は約4割減少した
ことになる。
 現在、この世代の少女1000人当たりの出産率は0.7件で、46年と同レベルだという。

朝日新聞 http://www.asahi.com/science/update/1116/002.html

関連リンク 米疾病対策センター CDC http://www.cdc.gov/

496 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/23(火) 23:20
子ども好きネタ2連発。
まずは日本から。
こっちは子ども好きと言うより、子供の死体好きなんですかね? 周囲で発生した連れ去り未遂事件の被疑者は女装していたという噂もあり、これが当たっていたらロリコンだけじゃなくて女装っ子も大ダメージ確定なんですが。それにしても、エド・ゲインを思い出してしまうのは気のせいかな?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041123-00000073-mai-soci

<奈良女児誘拐殺人>発生から24日で1週間 全体像は

 24日で発生から1週間を迎える奈良市の小1女児(7)の誘拐・殺害事件。奈良県警捜査本部は捜査員延べ約950人を投入。聞き込みや検問、物的証拠の鑑定作業などから、必死の捜査を続けている。犯人の動機や女児を連れ去った後の足取りは。これまでに判明した事実から、事件の全体像を探ると――。
 ◆足取り 女児が持っていた携帯電話のGPS(全地球測位システム)機能などから、17日夜の犯人の足取りが一部判明した。奈良市内の連れ去り現場から数キロ南の同県王寺、平群両町周辺を北上。この地域を縦断する国道168号かその周辺の抜け道を通ったとみられている。
 その前には、女児の自宅近くにいたこともGPSで分かっている。また、捜査本部は午後8時4分に女児の携帯電話から女児の写真付きメールが母親(28)に送られた23分後、同じ地域で微弱電波から携帯電話の位置の特定に成功するなどした。室内とみられる殺害現場の割り出しを急いでいる。
 ◆物証 女児の衣類などには人の頭髪や体毛が付着し、人間のものとみられる微量の唾液(だえき)も検出された。捜査本部は犯人に結びつく重要な手がかりとして、DNA鑑定や血液型の分析を進めている。
 また、メールの写真にはグレーのソファと、白っぽいシーツのような背景が写っていた。死因は水死で、肺に残っていたのは水道水だった可能性が高い。いずれも犯行現場に直結する手がかりとみて、一帯での聞き込みなどを続けている。
 ◆現場は 女児が連れ去られたのは、自宅の北約200メートルの路上。一方、遺体が見つかったのは、平群町の幹線から離れた住宅地のはずれの造成地だった。
 遺体は両足を側溝に入れられ、座ったような状態で、上半身が外へ出ていた。車から投げ捨てたとは考えにくく、抱きかかえて置いた可能性が高い。近くには田んぼや雑木林など人目につかない場所があり、犯人が遺体発見を想定してこの現場を選んだ可能性もある。
 一方、携帯電話、ランドセルやソックス、靴がなくなっており、犯人が別の場所に捨てた可能性もあるとみて、捜査本部は遺体発見現場を中心に検索を続けている。
 ◇ゆがんだ犯人像
 発生から1週間。犯人の動機は不明だが、殺害後とみられる女児の写真を携帯電話のメールで母親に送りつけるなど、特異で残酷な手口の背景に、幼い子どもを狙う事件の急増やそれを助長するネット社会も浮かぶ。
 犯人は遺体の顔の一部を傷つけ、住宅地の端の道路側溝という目立ちやすい所に遺体を置いた。作田明・聖学院大講師(犯罪心理学)は「遺族の感情を害し、苦痛を増すことにも快感を感じ、大騒ぎになることで満足している。携帯という新しいツールを使っており、犯人は比較的若いのではないか」と分析する。
 警察庁によると、全国の街頭での連れ去り事件は今年上半期で99件。昨年同期から70.7%も増えた。街頭以外での連れ去りを含めると、12歳以下の女児53人が被害に遭った。イタリアの児童保護団体の調べでは、昨年、日本発と分かった児童ポルノサイトは165で、世界で8番目に多い。間庭充幸・大谷大文学部教授(犯罪社会学)は「ネットの普及に加え、核家族化が進み、地域社会のつながりが薄れたことで、人間関係をうまく築けない人が増え、体力的に弱い少女に目をつける傾向がある。今回の事件もゆがんだ犯人像が思い浮かぶ」と指摘する。
(毎日新聞) - 11月23日22時11分更新

497 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/23(火) 23:21
続いて海外から。
平和活動のついでに子どもにもイタズラしてきました。

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20041123k0000e030009000c.html
コンゴ:
国連監視団が150件の性的虐待
 国連の平和維持活動(PKO)局当局者は22日、コンゴ(旧ザイール)で活動している国連コンゴ監視団(MONUC)の一部要員が難民女性に対し約150件に上る性的虐待事件を起こしていたことを明らかにした。

 同当局者によると、事件には少女に対するレイプや売春などが含まれており、写真やビデオテープなどの証拠があるという。時期については触れなかったが、今年春ごろからとみられる。

 当局者は、何人の要員が関与したのかは明らかにしなかったが、複数の事件に関与している者がいることを示唆。ゲーノPKO局長は、規律を徹底的に見直す意向を表明した。MONUCの活動は継続する方針だ。

 MONUCは約1万800人の軍部隊と60人の文民要員で構成。今年5月には北東部の町ブニアの難民キャンプでMONUC要員による約30件の性的虐待が発覚した。(ニューヨーク共同)

毎日新聞 2004年11月23日 10時48分

498 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/23(火) 23:31
>>496
「ワースト8位」という数字がひとり歩きしてますな。
同調査で日本は1%未満。

>イタリアの児童保護団体の調べでは、昨年、日本発と分かった児童ポルノサイトは165で、世界で8番目に多い。


>(1)米国(10,503件・61.72%)
>(2)韓国(1,353件・7.95%)
>(3)ロシア (1,232件・7.24%)
>(4)ブラジル(1,210件・7.11%)
>(5)イタリア(423件・2.49%)
>(6)スペイン(288件・1.69%)
>(7)チェコ(285件・1.67%)
>(8)日本(165件・0.97%)
>(9)スウェーデン(123件・0.72%)
>(10)カナダ(116件・0.68%)

http://arc.txt-nifty.com/arc/2004/01/post_21.html

499 名前: 松代 投稿日: 2004/11/26(金) 12:29
「殴打は意識を決定する」を地で行くような事件ですな。
それにしても、これは体罰でも何でもなく、ただの暴力事件とちゃうか?
こんなやり方に、教育的効果もナニもあったもんじゃないだろう。
それに、毎度の事ながら匿名報道だし〜
こんな糞爺は、実名曝したうえ、教員免許はく奪すべきだと思うがね。

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004112500058&genre=F1&area=K1B
>男性教諭が生徒に体罰 上京・同志社中 「いじめ抜く」と暴言も
>京都市上京区の同志社中(丹沢登志郎校長)で10月上旬、体育祭の練習中、保健体育担当の男性教諭(62)が3年の女子生徒の頭をたたき、髪をつかんだ上、「おれの前に姿を見せたら、いじめ抜く」などの言葉を浴びせていたことが25日わかった。止めに入った3年の男子生徒も振り払われ、腰を打ったという。生徒2人にけがはなかった。校長は教諭に厳重注意し、2人と保護者に謝罪した上、集会で全校生徒にも謝った。
>同中によると、体育祭前日の10月6日、運動場で1年生を指導していた男性教諭が、通りがかった女子生徒から「声がうるさい」と言われたことに腹を立て、女子生徒の頭を数回たたき、髪の毛をつかんで揺さぶった。さらに、校内放送で運動場に呼び出して説教し「おれの前に姿を見せたらいじめ抜く」などと話したという。

だいたい、体罰に教育的効果なんかは無いことが、研究によって実証されているというのに、感情的な体罰容認論ばかりで嫌になるよ。そこまで体罰の教育的効果を認めさせたいのなら、自分達の手で客観的に信用の置ける研究結果を出せばいいのにね。

http://www.apa.org/journals/bul/press_releases/july_2002/
>Psychological Bulletin

http://members.at.infoseek.co.jp/ete/shinbun/2002.html
>体罰は逆効果 米研究チーム発表
>2002年06月27日 産経新聞
>幼児期などに親から体罰を受けた子供は、その時には親に従うが、長期的には反社会的行為などマイナス面の大きいことが米コロンビア大学の心理学研究チームが26日までに発表した調査結果で分かった。
>同チームは「体罰に踏み切る場面だと思ったら、一度部屋を出て10まで数えてほしい」と呼び掛けている。
>調査は全米の約3万6000人を対象に約60年前までさかのぼって体罰の影響を調べた。
>その結果、体罰を受けた子供は、その時には親の命令にすぐに従うといった“効用”があるが、一方で、長期的には1攻撃性が強い2反社会的行動に走る3精神面の問題を抱える−といったさまざまなマイナス面が見られることが判明したという。
>米国では、子供のしつけのためには体罰も許されるとの考え方が比較的定着しているが、同チームは「大人あるいは動物への暴力的行為が違法とされるのに、子供に対しては合理的だと信じられている。見直す必要があるのでは」と主張している。(共同)

500 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/26(金) 13:41
>>499
教師って昔から匿名報道でしたっけ?
匿名になるのは少年と精神障害者の疑いがある人だと思ってたのだが。
公務員が不自然に匿名になってる希ガス。

501 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/27(土) 13:34
万引被害実態調査アンケート結果
http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/seisyounen/manbiki/shuukei.pdf

502 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/11/27(土) 13:43
>3.タグ&パック、日書連と会談

> 12月19日(金)午後3時より、日書連(日本書店商業組合連合会)事務所にて、万引きへの有効な対策について話し合いの場を持ちました。タグ&パックからは安藤大三(明屋書店)、加藤和裕(三洋堂書店)、木和田泰正(精文館書店)、日書連からは萬田貴久会長、丸岡義博副会長が出席。

>まず、萬田会長より日書連及び東京都書店商業組合の取り組みについて報告がありました。

>タグ&パックからは、

>1.万引き対策運動への支援、協力のお願い

>2.古物営業法施行規則改正への取り組み依頼

>3.警察庁「万引き犯」認知件数向上への取り組み依頼

>4.万引き犯損害賠償請求の他業界への普及について

>以上の4点について取り組みを要望しました。特に、古物営業法に関しては以下のような請願(案)を提案しています。(一部抜粋)。

http://www.google.co.jp/search?q=cache:V0wrlopfq9UJ:www.pcomic.com/tp/%2582%2594%2582%259020/%2583%255E%2583O%2581%2595%2583p%2583b%2583N%2582Q%2582O.htm+%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E3%80%80%E4%B8%87%E5%BC%95%E3%81%8D%E3%80%80%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E4%BB%B6%E6%95%B0&hl=ja

503 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/11/28(日) 01:46
 仕事が忙しいので手短にご報告を。

 11月26日(金)午後4時から午後5時にかけて、民主党の石毛えい子議員http://www.tky.3web.ne.jp/~eishige/と山内おさむ議員http://www.sanin.com/yamauchi/に対して、グリーントライアングルで作成した資料http://www2.gol.com/users/mct/index.htmlを元に、現状の説明と青少年に対する不当な報道、取り締まり、条例の改悪などを改善していただけるよう、陳情活動を行って参りました。

 石毛議員、山内議員が我々に下さったアドバイスは、
1:来年には少年法の改正がある。これをよりよいものにするためには、民主党内で勉強会を開くなどして、国会議員に様々な情報を提供する必要がある。

2:この会合に参加するためには、グリーントライアングルが勉強会を開くなどして、外部の認知を得る必要がある。

3:具体的には、他の類似の問題に興味を持つ団体と連携をとって、より広くこの問題を認識してもらう必要がある。

 というものでした。

 会合が終了した後に、話し合いを行った結果、我々は石毛議員と山内議員のアドバイスは適切であるという結論に達し、今後は他団体との連携、及びに勉強会の開催を視野に入れた活動を行うことで大筋の合意に達しました。

 ただし、連携の相手として、
1:宗教団体は選ばない。
2:いわゆるプロ左翼市民が実権を握っている団体は選ばない。
3:独自に情報の収集、及びに整理を行わず、ただ遮二無二活動だけをする団体は選ばない。
 という点でも合意をしたので、相手選びには難航するのはまず間違いありません。ただし、これまでの経験から言って、「とにかく、数だけ集めればええんじゃ」的な団体の内情や実体がろくでもないことだけはハッキリしているので、慎重に活動を進めていきたいと思っております。

504 名前: 熱心な投稿者 投稿日: 2004/11/28(日) 14:44
どうでもいいですけど、GTでもよく使うようになった「いわゆるプロ左翼市民」って
どういう定義で使ってますか?
2ちゃんねるのネットウヨの定義なら、おそらくGTのみなさんもプロ左翼市民に
なるでしょうから。

505 名前: СТАЛКЕР 投稿日: 2004/12/02(木) 22:38
毎日新聞より。
宮崎事件に絡めて児ポ法で「絵」を規制しろとの事
もういい加減にしろと。

>クローズアップ2004:奈良・女児誘拐殺人 発生から1週間
>◇増え続ける女児被害−−ゆがんだネット社会の影
>(中略)
>イタリアの児童保護団体の調べでは、03年に日本発と分かった児童ポルノサイトは165で、
>世界で8番目の多さ。
>99年に児童買春や児童のわいせつ写真販売などを処罰する児童買春・児童ポルノ禁止法ができたが、
>イラストや絵は規制外で抜け穴が多い。

http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/11/24/20041124ddn003040012000c.html

506 名前: 鳥山仁 投稿日: 2004/12/03(金) 08:23
熱心な投稿者さん>
たとえば、こういう団体がカテゴリーの中に入ってきます。ジャミーラ高橋とかもこのタイプですね。

2004年12月2日(木)
UFOカルト教団がエミネムを「名誉聖職者」に認定(BARKS)
UFOカルト教団、ラエリアン・ムーブメントがエミネムを「名誉聖職者」(Honorary Priest)に認定したと、SOHH.comが報じている。

これはアンチ・ブッシュ・ソングであり、アメリカの若者に対してイラク戦争に対する反対を訴えた、エミネムの曲「Mosh」のプロモーション・ビデオをラエリアン・ムーブメントが高く評価したもの。

同教団の代表者、ラエル氏は「このビデオは素晴らしい。何百万人もの政治に無関心な若者に対して、ワシントン(アメリカ政府)が嘘や偽善を与えていることを気付かせ、暴力に対する真実を思い出させている」とコメントしている。

さらに「この(「名誉聖職者」という)称号は自らの経歴を危険にさらすことを恐れずに、平和運動を支援する有名人に対して与えられるものだ。ラッパー達は論争を恐れておらず、ブッシュ政権が軍事行動を行なうことによって、アメリカ市民から奪われることになる<言論の自由>を改めて教えてくれる素晴らしい例である」と続けている。

ちなみにラエリアン・ムーブメントとは、'73年にラエル氏が宇宙人と接触したことをきっかけにフランスにて設立されたUFOカルト教団であり、宗教活動、政治活動、そして平和運動などを行なっている団体である。

なお、今回の「名誉聖職者」を与えられたことに対する、エミネム側からの声明は発表されていない

http://music.yahoo.co.jp/club_dance/music_news/barks/20041202/lauent007.html

507 名前: 松代 投稿日: 2004/12/03(金) 12:18
ロビイングの際に、青少年犯罪に関する誤解を解き、より実効性のある政策を立案するための簡単な資料の要約として、以下のテキストを配布しました。
なんか、てきとうな使い道を思いつく人がいたら、好きに使って下さい。

1:犯罪の主役は中高年をはじめとする「おとな」です。
 2004年4月26日に文部科学省が発表した、『安全・安心な社会の構築に資する科学技術政策に関する懇談会報告書』の『安全・安心に関する調査データ集』に記載されている資料2−2『世界経済フォーラム「安全と経済的繁栄に関する国際世論調査」』によると、日本国民の68%が「次の世代は今よりも安全でない世界で暮らすと思う」と回答し、なんと86%が「10年前より安全ではなくなった」と回答しています。
 そして、同報告書にはそれを裏付けるように、『1−4.犯罪に関する動向』という資料が掲載されており、少年凶悪犯検挙人員と来日外国人凶悪犯検挙人員が、ここ10年間で増加したことが一目で理解できるのですが……何故か刑法犯の検挙人員の総数が、昭和から平成にかけて低下していることも理解できます。
 この統計は明らかに不自然です。刑法犯の検挙人員が低下している中で、少年凶悪犯と来日外国人凶悪犯の検挙人員「のみ」が増加するような事態があり得るのでしょうか? 
 そこで、我々が警察庁の犯罪統計書を調査したところ、1980年以降の殺人事件に関しては1965年以前に誕生した中高年が検挙人員、人口比あたりの検挙人数でもトップであることが解りました。つまり、『犯罪に関する動向』のデータは、殺人事件は中高年者が最も起こしているという大切な事実を隠蔽していたのです。
 さらに、大人の万引き犯が過去10年間で倍増し、検挙者の6割以上を占めていることも、警察庁の統計で判明しました。万引きは「青少年の非行の始まり」と見られがちでしたが、最近は組織化された窃盗集団が目立ち、手口も巧妙化しています。

2:犯罪統計はそのまま信用できません。
 にもかかわらず、最近の警察は青少年と外国人の犯罪取り締まりに活動の重点をおいているように見受けられます。これは、おかしな事態です。少年に関しては、1965年以降に生まれた世代の殺人検挙人員人口比は、ピーク時の3分の1程度でしかありません。
 警察当局の統計とは、犯罪の実態を調査したものではなく、あくまでも警察活動の記録を纏めたものです。そのため、それらの中には青少年や外国人といった社会的弱者に加えて、警察当局にとって不都合な分野においても、無視できないほど偏った情報を発信している可能性があります。

3:中立的な第三者機関を交えた、大規模な犯罪実態調査が必要とされています。
 このような疑念は我々だけが抱いているわけではなく、既に多くの法学者や社会学者の先生たちによっても指摘されています。最近では、2004年11月8日に掲載された日経新聞の社説でも、この問題が取り上げられています。犯罪白書は細かい記述が多くマクロな犯罪状況を理解するのは専門家でも難しいとの指摘もあり、犯罪実体の全体像をわかりやすくかつ客観的に国民へ提示する必要性が高まっているのです。
 そこで、我々は中立的な第三者機関を交えた、大規模な犯罪実態調査の必要性を、国会議員の皆様に訴えていきたいと思っています。ご協力を、なにとぞよろしくお願いいたします。
 
月日
主幹名

508 名前: 松代 投稿日: 2004/12/03(金) 12:39
>>505
まず、毎日新聞という媒体については、もともと犯罪報道をセンセーショナルにあおりたてる悪しき伝統が有り、体感治安の悪化についてはA級戦犯のひとつです。政治的、教育的分野で比較的リベラルな論調を掲げている反面、事件報道となると警察情報丸のみのパニッシュメント記事が目につきます。例えば、被疑者の特定がなされていない犯罪について、外国人犯罪であるかのような見出しを掲げることが多く、読売と並んで他紙を大きく引き離しているという嘆かわしい情況もあります。

今回の記事については情報源が特定できないので、推測する他ないのですが、恐らくは公明新聞でとんちんかんな連載を執筆していた「某活動家」あたりから情報を得たのではないでしょうか?
もしそうだとすれば、こういう記事になるのも当然でしょう。

問題は、メディアの情報源があまりにも偏っていることで、今回の事件にしても警察の誘導にメディア自身が躍らされていることは明らかです。例えば、犯人像の特定すらできていない段階で、フィギュアマニアを容疑者扱いしたり、この記事のように児童ポルノ悪影響論を展開する一方で、被害者が「進んで車に乗り込んだ」という目撃情報や、あるいは「被害者の胃から給食のあとに食べたなにか」が検出されたなど、犯人と被害者が警戒心を持たずに車に乗ったり、与えられた食べ物を口にするほどの親しい関係である事をうかがわせるような情報については、相対的に押さえられているという胡散臭さが有ります。

警察にとっては、迂闊に被害者の近縁者を犯人扱いして、もしも異なっていた場合のリスクよりも、社会的弱者であるヲタクを槍玉に挙げていた方が楽という事情はあるでしょう。もちろん、東京ですすめられている秋葉原浄化作戦とも、なんらかの関連があると見るのは自然な反応です。

しかし、神戸の連続児童殺傷事件や宮崎事件を再検証すればすぐにわかることですが、警察やメディアの専門家が垂れ流した情報が、本当の犯人像に迫ったためしはありません。
メディアにとっても、被害者の近縁者が残酷な殺人事件を起こすより、フィギュアマニアのキモヲタが悪いことをしているを煽る方が「読者の期待に答えられる」でしょう。
ココまで来ると、もはやメディアに煽られる受け手の問題も少なからずあるのではないかと、そう思えてしまいます。

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