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規制推進派とオタクとの関係性について

124松代@擦れの流れに戻すためのネタフリ:2003/12/24(水) 01:55
ジポ法や青少年有害環境なんちゃら基本法の時にも経験したのだけど、規制話が出た時の反応が既視感に満ちあふれていたので、擦れの流れを戻すためにもネタにさせていただきます。

マンガ&アニメ&ゲームファンの皆さんもそうだったんだけど、自分の好きなメディアが規制の対象になると聞いた時、やたらとそのメディアの「芸術性が高い事」や「多くの人々から支持されている事」を強調するんだね。確かに、芸術的価値が定着していれば司法判断に影響するけど、規制推進派の連中はそんな事全然おかまいなしだし、多くの人々から支持されていようがいまいが、司法判断にはこれっぽっちぐらいしか影響しない。まして、規制推進派の連中にしてみれば、人気があるからこそ規制するってぐらいのもんだ。

でまぁ、規制対象となったメディアが本当に芸術的で、多くの人々から支持されているかとなると、ぶっ茶けた話、疑問なのですよ。

ジポ法や青少年有害環境なんちゃら基本法の時には、もっぱらエロマンガやエロゲーが槍玉にあがったんだけど、マンガやゲーム全体からしてみれば、小さなサブカテゴリーに過ぎないことはファンの人々がいちばんよくご存じのことと思う。

ところが、規制推進派はそのサブカテゴリーが「あたかもジャンル全体を代表しているかのように」騒ぎたて、不健全な問題表現が「ものすごい人気を獲得しているかのように」煽って、また一般とはかけ離れた感覚を持つ「芸術家連中が問題表現を承認しちゃったかのように」誤解して、いますぐにでも規制しないと大変なことになるというワケだな。

つまり、規制推進派にとっても規制対象となるメディアが「芸術的で人気を集めているほうが好都合」といえるのだね。

実際、芸術的でもなければ人気も集めていない、ごく一部のマニアむけメディアということになれば、わざわざ規制しなくてもいいという話になり、行政が規制を発動する大義名分を失うわけだね。

ところが、規制反対活動に関わる人々の中には被承認欲求ではちきれそうになってる人がたくさんいるから、自分の愛好するメディアを「芸術的でもなければ人気も集めていない、ごく一部のマニアむけメディア」などと、口が裂けても言わないワケよ。それどころか、規制されそうになればなるほど、声高に「メディアの芸術性や人気を主張する」ものだから、変な意味で規制推進派と話が噛み合っちゃうんだな。

個人的には、これまでの規制でSM表現が槍玉に上がらなかった理由のひとつとして、SMは「ごく一部のマニアむけメディア」という認識があったのだろうと思う。もし、自分の推測が当たっていて、今回の規制論議が日本人によるマッチポンプだったとするならば、SMの芸術性や人気を集めている点を主張するのは逆効果じゃないかとも思う。

実際、ホンマもんの大変な表現(例えばタイ直輸入のおもしろ写真満載週刊誌)はフリーパスに近い情況なんだが、それらは芸術的でもなければ人気も集めていない、ごく一部のマニアむけメディアだからじゃないかと思うんだけどね。

いずれにしても、規制推進派もオタクも、規制対象となるメディアが「芸術的で人気を集めていることにして欲しい」という点で共通してるんだよ。

皮肉な言い方をすると、規制推進派は規制対象となるメディアを「規制しなければならないと思うほどに承認している」わけだな。

良かったね、承認されたよ。


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