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今聴いているワーグナーCDを書き込むスレ【その2】

11ユルシュール:2004/10/11(月) 10:49 ID:yo/o78Ao
しばゆうさま、お薦めのイッセルシュテットの『トリスタン』、私も先日購入いたしまして、さっそく聴いてみました。
確かにいいですね、これ!指揮とオケは派手な自己主張をしない代わりに堅実の美を感じさせるもの。歌手を邪魔せず、しっかり支えるところがたいへん好感が持てます。
ローレンツ節、堪能いたしました。第三幕の長大な嘆きが圧巻です。恥ずかしながら私、このモノローグでこんなに引き込まれたのはこの盤が初めてです。
イゾルデを歌うパウラ・バウマン(初めて聴く歌手です)も、高音に余裕が欠ける感はありますが、女性らしいしっとりふくよかな声で素敵です。ベーレンスのイゾルデを思い出してしまったのは私だけでしょうか?声と表現はベーレンスの方がもっと軽やかですが、どこか似ているような気がしました。
似ているといえば、クルヴェナール役のクローネンベルクの声はどこかフィッシャー=ディースカウを彷彿とさせます(これもこう思ったのは私だけ?)

『ローエングリン』は私は、ナチス時代のベルリン国立歌劇場&ヘーガー指揮のもの(Preiser・1942年)が一番好きです。
最近の演奏ではあまり聴かれないような、むせかえるようなロマンティシズムを感じます。完全な悪としてのテルラムント夫妻、エルザ(マリア・ミュラー)の“夢”の決然とした歌い口、合唱の異様な迫力。
思わず演奏された時代に思いを馳せ考え込まずにはいられない録音ですが、むしろそれゆえに、初めて私にこの作品の不思議な魅力を教えてくれたような気がします。
カラヤン盤も、ロマンと毒がいっぱいの演奏のようですね。やはり『ローエングリン』には、べたべたなくらいのロマンと毒がほしいユルシュールです。


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