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ラストオーダー計画

1メシア・エステバン:2013/09/16(月) 14:28:56
主な登場人物
レイジー セイ モグラ ハダグロ ジョーカー ハコサキ ハジェイ ジャックナイフ
ユトロ ユダ ムス スサラ ワンパッチ ニトー シロ ユアン タイゼツ ハクラン オヒョヒョ
ハマキ アヒル    

主な筋書き
時は西暦2033年11月中旬。JAP-DFG75号収容棟に収容されている収容者番号11673番の男から物語は始まっていく。
この物語は、成功不可能といわれたラストオーダー計画に参加し、ラストオーダー計画を見事に成功させたニュータイプ集団の活躍ぶりを忠実に再現させた物語。

2メシア・エステバン:2013/09/16(月) 14:35:37
日本列島内に数え切れないほど建設された収容所のひとつが、JAP-DFG75号収容棟で、収容所の場所は他の収容所同様、収容者には軍事シークレット扱いとされている。
JAP-DFG75号収容棟もごくありふれた収容所であり、収容規模は2万人〜3万人の中規模収容所である。


俺の名はハダグロ。もちろん。こんなダサい名前が本名の訳がない。
この計画が発動するだいぶ前に出合った訳のわからんジイさんに名付けられたニックネームだ。

俺の本名は、収容所に入れられる時に変な機械を頭に押し付けられて、過去の記憶ごと消された。
俺の記憶の中には、自分がどこの誰かすら残っていない。
だが、風貌と肌の色から日本人であるのは間違いないが。

代わりに俺にあてられたのは、JAP-DFG75号収容棟内のごく狭い一室と、収容者番号JAP-DFG75号11673番の分類番号だけだった。

そう。俺は家畜人間にさせられたのだ。
家畜に番号を打ち込んで管理するあれと同じ。俺も管理される哀れな家畜人間なのだ。

3メシア・エステバン:2013/09/16(月) 14:37:53
自分が哀れな家畜人間である事を知ったのも、ついこの間、訳のわからんジイさんに出会ってからだ。
それまでは、自分が家畜である事すら知らずに、与えられた衣服を着て、与えられた仕事を黙々とこなし、与えられた食い物を食い、
与えられた部屋でグースカ寝るだけの、幸せも不幸も、満足も不満も、何も感じる事もないロボットのような生活をしていた。

日本語での会話は廃止され、俺達は全員、英語のみの会話で収容所を過ごす事になった。
与えられた仕事を効率よくこなす必要上、英語の読み書きが必要と認められた家畜人間のみ、特別に英文を読める教育を施された。

俺の収容所で与えられた仕事は収容所建物の維持管理に必要な補修工事要員。すなわち建物や施設の整備と補修をするB-3レベル建設作業員である。
B-3レベルは図面の指示通りに工事を進めるなど、場合によっては複雑な作業が要求されるため、英文で書かれた図面や作業指示書が読める程度にまで英語の読み書き教育を施された。

一見、言葉遣いが乱暴でガサツに見られる俺は、以外や以外、きめ細かい作業が得意なんだよ。職人芸とでもいうべきか。
だからといっちゃあなんだが、ラストオーダー計画の物語を書きつづる作業も、意外と苦にせずスラスラと書けたもんだ。

4メシア・エステバン:2013/09/16(月) 14:39:09
そうそう。言い忘れたが、ラストオーダー計画の物語は、全部、ハダグロこと俺の主観で書かれた物だからな。
俺が実際に体験して、俺が実際に感じたことを思い出しながら、そのまま文章に書き残したのが、ラストオーダー計画の物語というわけだ。
俺が家畜人間から開放されて、誰からも命令されず、誰の指示にもよらずに、生まれて初めて自分の意志のみで書いたのがこの作品つうわけだ。

だがな。ラストオーダー計画の全部が全部、俺がすべてを知っていたわけじゃないから、俺が知らない所とかは、俺の戦友であるニュータイプ仲間から直接聞き取って書き残したものだ。
俺をラストオーダー計画に引きずり込んだジイさんからも直接話を聞いて書いてもあるから、ジイさんから直接話を聞けなくなった今となっちゃあ貴重な物語だと、俺なりに自画自賛だぜ。

5メシア・エステバン:2013/09/16(月) 14:41:01
俺をラストオーダー計画に引きずり込んだ、得体の知れんジイさんと出合った場面から物語を始めていくとするか。

得体の知れんジイさんと出合ったころ、あのころ俺が与えられていた仕事は、環境保安員が壊した建物の壁やら器具やらを元通りに修理する作業だった。
環境保安員の仕事とは、得体の知れない現象や異音の正体を突き止めて、収容所内の家畜人間どもに、現象や異音が起きる原因はこれがこういう仕組みで発生していると説明して、不安を解消して安心させる事だ。

何しろ俺を含めて収容所内の家畜人間は、労働に必要な必要最小限度の知識しか与えられていないために、収容所内や労働現場で得体の知れない現象や異音が発生すると、発生の原因がわからずに
誰もが不安な精神状態に陥って、集団パニックを引き起こして現場周囲は騒然となり、家畜人間の混乱に拍車がかかる。

集団パニックが発生したら、警備員やら環境保安員が総出で家畜人間どもを混乱から静めに回るのだが、時には発砲とかの武力鎮圧で静めなきゃならん場合も起きる。
普段はおとなしい家畜人間どもだが、ひとたび集団パニックの混乱状態に陥ると、凶暴な獣へと変貌して暴徒と化しては収容所内で暴れ回って壊しまくるわ、集団で脱走を企てたりする。
収容所内の家畜人間ども全員、何十万人が一斉に暴徒と化してみろ、もはや警備員やら環境保安員が総出で武力鎮圧に回っても静め切れん。

そうなると、収容所ごと破棄せざるを得ない非常事態となる。
収容所ごと破棄するとは、緊急展開軍がヘリコプターでやってきて収容所ごと核兵器投下で全滅させるわけだ。
生き延びた脱走者も、緊急展開軍の兵によって一人残らず見つけ出されて始末される。

6メシア・エステバン:2013/09/16(月) 14:43:53
収容所の真上に核兵器なんぞ投下されてみろ。収容所内の家畜人間だけでなく警備員やら環境保安員も丸ごと全滅させられる運命となるがな。
過去にいくつかの収容所が、緊急展開軍によって丸ごと消滅させられたという話は、俺も環境保安員から聞いて知っている。

寝静まった夜中に激しい雷雨の音に驚いた家畜人間どもが、一斉に飛び起きてパニックとなり、集団パニックが暴徒と化して収容所内全体に飛び火して、
収容所内だけで鎮圧も解決もできないと判断されるやいなや、朝方には緊急展開軍のヘリコプターが数十機でやってきて、核爆弾投下で収容所ごと吹っ飛ばしたという身震いする事件もあったというくらいだ。

警備員やら環境保安員が反乱を起こして、緊急展開軍の兵士相手に収容所内の武器で戦って皆殺しにされたという事件もあった。
緊急展開軍の兵士は最新鋭の装備で攻撃してくるから、警備員やら環境保安員が収容所内の貧弱な武器で戦っても勝ち目なんぞ万に一つもないな。

とにかく収容所の外の奴らにとって、家畜人間どもを管理する側だろうが、家畜人間として管理される側だろうが、収容所の中にいる奴は全員が全員、家畜でしかないわけだ。
騒ぎを起こして静まらない家畜は皆、収容所ごと始末されるというだけの話さ。

そういうわけで俺の仕事は、環境保安員が原因不明の現象や異音の正体を突き止めようと壁やら建物やら器具やらを壊すのを手伝ったり、壊された部分の修理を班長として担当しているというわけだ。

7メシア・エステバン:2013/09/16(月) 14:47:20
得体の知れんジイさんと出合ったのは、俺が環境保安員につき従って、原因不明の異音が発生している壁を、いろいろな調査器具を使って調べて、どの範囲からどの範囲までを壊そうかと調査している時だった。

原因不明の現象や異音の正体なんてものは、時には野生動物が入り込んでいたり、時にはネズミや蜂の巣とかが原因であったり、機械の故障であったりとか原因が単純なケースが多い。

だが、まれに、本当にまれに、原因解明のプロである環境保安員や俺達でさえ、徹底的に壊してどんなに調べても原因不明、まったく見当もつかない摩訶不思議な現象や異音が発生している時があるのさ。
そんな時は環境保安員や俺達でさえ、恐怖で身が固まり背筋を身震いさせながら、その場から逃げ出したいほどの感覚を覚えるもんさ。

得体の知れんジイさんは、環境保安員や俺達では解決できない、摩訶不思議な現象や異音が発生している原因を突き止めて解消させるために、各収容所を巡回している霊能者と呼ばれる仕事をしている。
得体の知れんジイさんは俺達に近寄りつつ、ひと言ふた言、声をかけてきた。

「向こうで仕事があったついでに、こっちにも寄ってみたがね。どうかね?」
「ふむふむ、どうやら、こっちは私の出る幕じゃなさそうだが・・・」
得体の知れんジイさんは、俺達に話しかけてんのか?それとも独り言をしゃべってんのか?どっちかわからんような話し方で、一方的に話しかけてきては調査している壁をあれこれと詮索していた。

8メシア・エステバン:2013/09/16(月) 14:49:57
その場に居た環境保安員と短く会話を終えると、俺の方に視線を向けてきた。
「おや?こちらの真っ黒に日焼けしたお方は見慣れない顔だけど、もしかして新入りかな?」

俺が新入りだとお・・・このクソ爺!てめえ・・・
新入り扱いされた俺はとっさに顔つきが変わったが、そこはそれ、見慣れない相手に対しては紳士な態度で接するようにと、厳しく教育を受けていたために、
心の中ではクソ爺!てめえ・・・と叫ばせてもらったが、実際の言葉では
「私が新入り?とんでもない。この仕事についてもう三年目ですけど。」
とまぁ、やんわりと説明してあげたぜ。このクソ爺によ!

「たった三年の経験なんぞ、私から見れば新入りのうちだわい。ほっほほほ」
「何より、その真っ黒に日焼けした顔が経験の浅さを物語っておるわい。ぐふふふっ」

9メシア・エステバン:2013/09/16(月) 14:52:07
てめえ・・・このクソ爺!!
(喧嘩)やんのか?おい!やんのか?おい!

俺は腕まくりしたい衝動をグッとこらえながら、
「日焼けと経験の浅さがどうつながるのか意味不明ですけど・・・」
「それよりも、私に対してやたらと挑発的ですね、このお方は・・・」としゃべりながら、隣の環境保安員に困った表情を向けてみせた。
この道十数年のベテランの環境保安員も、困った表情で苦笑いをしていた。

どうやらベテランの環境保安員ですらも、目の前の生意気なクソ爺には頭が上がらない様子だった。

「っていうか、いきなりやってきて私にあれこれ言う、あなたはいったいどこの誰ですか?」
俺は、目の前のむかつくクソ爺にやんわりと質問してみた。

「ほほう、私を知らんとは・・・やっぱり新入りじゃな。こいつは・・・」

10メシア・エステバン:2013/09/16(月) 14:54:54
知らいでか!
世の中知らんで済む事も一杯あるんじゃボケッ!
俺は心の中でこう叫びながら
「いえいえ、あなたがどこの誰だかは、おおよそ推測はつきますけど、でもね、初対面なんだから、一応どこの誰ですかと尋ねるのが礼儀というものじ・・・」

「そうじゃ!肌が黒いからハダグロじゃ。」「お主の名前はハダグロに決めた。」
このクソ爺。俺の会話が終わらないうちから、突然、俺の事をハダグロと命名しやがった。

てめえ・・・このクソ爺!!
(一発殴られてえのか)やんのか?おい!やんのか?おい!

俺は怒りで殴り倒したい衝動をグッとこらえながら、
「ハダグロって・・・あんたねぇ、初対面の俺に対していきなり・・・」

11メシア・エステバン:2013/09/16(月) 14:57:14
「気に入ったかハダグロ。ええ名前じゃろ、ハダグロって名は。」
「それとも、このお方みたく収容所番号で呼んでほしいのかな?」
目の前のクソ爺にこう言われると、俺の怒りはググーンと引っ込んだ。

そうだった。俺はベテランの環境保安員から、「75号棟の11673番」といつも収容所番号で呼ばれていた。
どんなに同じ仕事を長くやって親しくなっても、管理する立場の環境保安員と管理される側の一般収容者では、立場の違いを明確にする必要上、そう呼ばれるのが規則だったからだ。

俺も目の前の環境保安員を呼ぶ際には、「環境保安員264番」と環境保安員番号でしか呼べなかった。
お互いが名前すらもなく、ただの管理番号で呼び合って仕事をしていたのだった。

「気に入ったわい。よしハダグロ。今日からおまえは、わしと一緒に仕事をする。」
「わしについて回って仕事を覚えるがよい。いいな、ハダグロ。」
「ああ、それからな、ハダグロよ。わしの名前はクソ爺じゃないぞ。」
「わしの名前はレイジーと呼んでくれ。霊能師のジジイ。略してレイジーじゃ。どうじゃ覚えやすいじゃろ?」

12メシア・エステバン:2013/09/16(月) 15:17:52
この得体の知れんジイさんの事は噂には聞いていた。
が、しかし・・・実際に見るのと聞くのとでは大違いだった。

人の心を読む能力といい、場の流れを支配する能力といい、このクソ爺の圧倒的な存在感の前に、俺はただ睨まれた蛙のように存在を薄くするしかなかった。
この場には俺とクソ爺と保安員の三人しかいないのに、まるで俺達二人の存在は透明人間になったがごとく、得体の知れんジイさんによって消し去られてしまった。

その日のうちにクソ爺の口から環境保安員上層部へと話はとんとん拍子に進み、霊能師の助手という名目で、俺の職場の配置替えが完了してしまった。
元の職場へのお別れの挨拶もなく。
俺には班長として手なづけた後輩が何人もいたというのに、そいつらへの別れの言葉もないまま、昼夜、爺と共に行動をさせられるハメとなった。
75号収容棟ともお別れとなり、俺には収容所内には寝場所が固定されない客人扱いとなってしまった。

爺の気の向くまま、思うまま、爺の指定した場所そこが寝場所となり、爺の休む場所そこが休息場所となった。
どうせ俺は家畜人間だし。息の詰まる規則正しい生活よりかは、爺との自由気ままな不規則な生活の方が俺の性分には合っているかな?と納得もしたし。

まぁ、そんなこんなで、俺はこのレイジーとかいう得体の知れんジイさんに従って仕事をするはめになった。

13メシア・エステバン:2013/09/16(月) 21:31:04
それじゃあ、俺達のメンバーを紹介するぜ。
俺が知っている限り全部で21名だ。


レイジー=男性。60〜70歳。日本人。得たいの知れない霊能師。
ニュータイプ戦士として戦いに参加。
ネームの由来:霊能師の爺(じじい)の略称でレイジー

ニュータイプ能力:
人の心を読み取る能力。
場を支配する能力。
場の流れを変える能力。
ニュータイプを発掘して育成する能力。


セイ=女性。23〜24歳。ウクライナ人。レイジーの一番目の助手。
ニュータイプ戦士として戦いに参加。
ネームの由来:声(こえ)を音読みにしてセイ

ニュータイプ能力:
人の耳には聞こえない指向性周波数の声で数百キロ先まで情報を届ける。
人の耳には聞こえない指向性周波数の歌声で99%の人を気づかずに眠らせる事ができる。
人の耳には聞こえない指向性周波数の声で精密機械を狂わせる事ができる。
人の耳には聞こえない指向性周波数の声でネズミや鳥や昆虫の大群を操る事ができる。

ラストオーダー計画の戦いでは、常にレイジーと行動を共にして、レイジーの作戦をニュータイプ戦士軍団に伝えたり、
戦闘中のニュータイプ戦士軍団の声をレイジーに伝える通信回路の役目を果たす。


モグラ=男性。年齢不詳。フィリピン人。
ニュータイプ戦士として戦いに参加。
ネームの由来:暗い隙間を見つけて潜り込むのが得意なのでモグラ

ニュータイプ能力:
見つからない能力。
気配を消して隠れる能力。
気配を出さずに移動する能力。
数百キロ先のセイの声が聞こえる能力。

14メシア・エステバン:2013/09/16(月) 21:34:03
ハダグロ=男性。35歳前後。日本人。レイジーの四番目の助手。
ニュータイプ戦士として戦いに参加。
ネームの由来:日焼けした肌が黒いのでハダグロ。

ニュータイプ能力:
遠目からでも目立つ能力。
目標にされやすい能力。(狙われやすい能力)
もうひとつの隠された能力はラストオーダー計画の戦いの中で判明するとの事。


ユダ=男性。33歳。メキシコ人。レイジーの三番目の助手。
ニュータイプ戦士として戦いに参加。
ネームの由来:レイジーによるとラストオーダー計画を成功に導く名前との事。

ニュータイプ能力:
脱出と変装の名人。
どんな場所からでも巧妙に抜け出す事のできる能力。
数百キロ先のセイの声が聞こえる能力。
もうひとつの隠された能力はラストオーダー計画の戦いの中で判明するとの事。


ムス=男性。42歳。エジプト人。レイジーの二番目の助手。
ネームの由来:いつもムスッと無口な態度で、黙々と仕事をこなすのでムスと名づけられる。

ニュータイプ能力:なし
レイジーによると、ニュータイプ能力の持ち主ばかりを周辺に集めると、計画がバレてしまうので普通能力の計画協力者も混ぜたとの事。


シロ=女性。31歳。台湾人の母と日本人の父との混血。
ネームの由来:心の中が純白すぎるほどきれいな心の持ち主。

ニュータイプ能力:なし
レイジーによると、シロのような隠し事とは無縁の女性が我々のグループにいる事で、誰からも怪しまれずに計画を準備する事ができるとの事。
「シロの存在なくては、これほど完璧にラストオーダー計画を準備できなかった。」とレイジーは言い切る。

15メシア・エステバン:2013/09/16(月) 21:36:42
スサラ=女性。22歳。イラン人。
ネームの由来:不明

ニュータイプ能力:不明
レイジーによると、スサラには悲運の相が出ており、ニュータイプ戦士としてラストオーダー計画には参加させられないとの事。
ただし、スサラの隠されたニュータイプ能力は相当なもので、悲運の相さえ出ていなければニュータイプ戦士として最大級の活躍をしていたとの事。


ユトロ=男性。15歳。ポーランド人。
ネームの由来:ユトロ自身、収容所に入る際に記憶を完全に消されたはずなのに、ユトロという名の自分の名前を覚えていた。

ニュータイプ能力:不明
レイジーによると、ユトロもニュータイプ能力の持ち主ではあるが、若すぎるゆえにラストオーダー計画には参加させられず、
ニュータイプ能力はあえて引き出さなかったとの事。
若さと勢いにまかせての暴走と自信過剰が計画を失敗に導くとの理由で。


タイゼツ=男性。27〜29歳。ウクライナ人の母とロシア人の父との混血。母親がセイと同じ異父兄弟。
ニュータイプ戦士として戦いに参加。
ネームの由来:体が絶対的に大きいので大絶と書いてタイゼツ

ニュータイプ能力:
自慢の肺活量を生かした空気砲や音量波で目の前の敵を倒せれる。
肺活量を生かした同調音量波でドアや壁を破壊できる。
空気砲で頑丈な鍵穴をブチ壊す事ができる。
数百キロ先のセイの声が聞こえる能力。

異父妹セイからの導き声によって、戦いを有利に進めるニュータイプ戦士軍団の指揮官となる。

16メシア・エステバン:2013/09/16(月) 21:42:59
ジョーカー=男性。40歳前後。ドイツ人。
ニュータイプ戦士として戦いに参加。
ネームの由来:狙われた者は死神が必ず迎えに来るというほどの狙撃の名手が由来。

ニュータイプ能力:
目をつぶっていても、意識感覚で敵の位置を捕捉して敵の頭を撃ち抜けれる能力。
目で敵を識別して狙撃するのではなく、意識感覚で数十キロ先の敵を識別して狙撃する能力。
一旦別の金属物に当てて跳弾(ちょうだん)をワザと作り、物陰に隠れ潜んでいる敵をも倒す能力。
コインの穴をも通して狙撃する能力。


ハコサキ=男性。52歳前後。日本人。
ネームの由来:頭隠して尻隠さずで、地震が起きると箱から出て来そうにないほど臆病な性格なので名づけられた。

ニュータイプ能力:なし
環境保安員上層部に籍を置きつつも不眠症に悩む彼を、レイジーが計画の仲間に引き入れた。
レイジーの一番目の助手、セイの歌声を聞くと安心してよく寝れるらしいのが理由で仲間になった。


ジャックナイフ=男性。25歳前後。アメリカ人。
ニュータイプ戦士として戦いに参加。
ネームの由来:ナイフ投げの名手が由来。

ニュータイプ能力:
先が尖った物から硬い物まで何でもナイフのように投げて敵に突き刺す事が可能な能力。
細い木の棒からフライパン、あげくには本まで投げて一番硬い部分を敵に当てて倒す事が可能。
投げにつかう道具はそこら中、到る所から調達。食器からガラス製品も武器に早変わり。
柔らかい衣服ですら、この男にかかれば油を浸したり火を着けたりの投げ武器となる。
何も知らずにこの男に近づく敵はすべて倒される。

17メシア・エステバン:2013/09/16(月) 21:46:10
ハジェイ=女性。19歳。フランス人。
ニュータイプ戦士として戦いに参加。
父は緊急展開軍指揮官の身分でありながら、娘のハジェイはレイジーの仲間に加わりニュータイプ戦士としてラストオーダー計画に参加した。
彼女自身、ニュータイプ能力の持ち主でありながら、父にその隠された能力が認めてもらえず悩んでいた所を、レイジーに能力を見抜かれて仲間入りした。

ハジェイの父としては我が娘とはいえ、実戦経験もない若い女のくせに、まさか自分の能力をはるかに越える作戦運用能力の持ち主とは決して認めきれないだろう。
そこに娘のニュータイプとしての悩みがあったし、結局は凡人の父を捨ててニュータイプ戦士の仲間入りをした理由でもある。

ネームの由来:ハジェイは本名。

ニュータイプ能力:
敵戦力の展開配置を、遠くにいながら読み取る能力。
敵の戦闘力を遠くにいながら正確に把握できる能力。
敵の配備上の弱点を見抜く能力。
数百キロ先のセイの声が聞こえる能力。
ハジェイは戦闘経験なしの若輩の女性ながら、高い作戦運用能力をレイジーに評価されて、ニュータイプ戦士軍団のサブ指揮官となる。


ニトー=男性。38歳ぐらい?。イタリア人?。
支配階級からの命令で世界各地の収容所を出入りする商人。
ネームの由来:「ニトー」っとスケベそうな顔をレイジーに見られて名づけられた。

ニュータイプ能力:なし
レイジーによるとニトーにもニュータイプ能力は少しはありそうだとの判断。
しかし、ニトーにはニュータイプ能力を引き出さなくても、やってもらう事があるとの事。

世界各地の収容所を外から支配する支配階級の情報は、すべてニトーによってもたらされた。
ひとつ疑問なのは、レイジーがどういう取引条件でニトーを仲間に引き込んだかだ。
ニトーを仲間にしたいきさつをレイジーは決して俺に話そうとしなかった。

18メシア・エステバン:2013/09/16(月) 21:47:52
ワンパッチ=男性。見た目は20歳ぐらい?。ブラジル系イタリア人?。ニトーの子供か?
ネームの由来:ニトーの弟子として「パッチ」と呼ばれていたのを、レイジーが「たった一人の息子」ワンパッチと呼ぶようになった。

ニュータイプ能力:なし
支配階級と密接につながる商人のニトーと共に弟子のワンパッチをも仲間に引き入れたレイジー。

謎だ。ラストオーダー計画最大の謎だ。
どうやってニトーとワンパッチを仲間にしたかだ。俺はニトーの事もワンパッチの事もよく知らない。
レイジーがニトーと話す機会を作る度、何度か居合わせた事があるだけだ。


ユアン=女性。10〜12歳。韓国人。
ネームの由来:精神が大きく揺らいでいる事にちなんでの揺らぎと不安の略称でユアン。

ニュータイプ能力:
自身の精神が大きく揺らぐ事で、人の生死の鼓動が聞こえる能力の持ち主。
死期が近い人や、もうすぐ死ぬ運命にある人を正確に予知できる。

ただしレイジーによると、ユアンの精神は幼く、それらの未来予知能力はまだまだ不安定であり、
身近な人の死など、強い精神的ショックを与えると、それらの未来予知能力は永久に封印されてしまうとの事。

今度のラストオーダー計画の戦いでは、ユアンが慕う女性、ハジェイとハクランがニュータイプ戦士として参加しており、
レイジーによると、戦死する可能性があるハジェイとハクランの未来をユアンの未来予知能力で見てもらう事はできないとの事。

ユアンが成長して精神が安定する事で未来予知能力も低下する事になるが、意識的に精神の揺らぎを起こす事ができれば、
成長した後も高い未来予知能力を維持する事ができるとレイジーは言う。

19メシア・エステバン:2013/09/16(月) 21:50:29
ハクラン=女性。17歳。カナダ人。
ニュータイプ戦士として戦いに参加。
ネームの由来:白い蘭のような大きくて強く美しい花を咲かせたという意味で。

ニュータイプ能力:
周囲の敵の戦闘エネルギーを吸収して自身の戦闘エネルギーに変換する能力の持ち主。

ニュータイプ戦士軍団中、最年少の女性ながら、タフな精神の持ち主でラストオーダー計画の戦いに参加する。
精神的な安定感はニュータイプ戦士軍団中でもピカイチ。
敵の数が増えれば増えるほど、逆境になればなるほど戦闘エネルギーが増加していく。
惜しむらくはハクランがまだ若い女性であったという点。
戦闘経験値の豊富なベテランの男性であれば、この数十倍の戦闘力となっていただろう。


オヒョヒョ=男性。25歳。ケニアのマサイ族。
ニュータイプ戦士として戦いに参加。
ネームの由来:川幅10メートルの川を走って飛び越えたのでレイジーが「オヒョヒョー」と驚いたのが由来

ニュータイプ能力:
ビルからビルへと飛び移るジャンプ能力が凄まじい。
長身なのに持ち前の身軽さで、敵の頭を踏んづけながらピョンピョン移動できる。
高速で走る車から車へと飛び移りながらピョンピョン移動するのも得意。
身体バランス感覚が優れており、敵が撃った弾丸を避けながら移動もできる。

20メシア・エステバン:2013/09/16(月) 21:53:33
ハマキ=男性。30歳。インド人。
ニュータイプ戦士として戦いに参加。
ネームの由来:燃える建物から煙に巻かれて平然と脱出してきたので、煙をモクモクと出す葉巻に由来

ニュータイプ能力:
意識変換能力によって「火もまた涼し」の感覚で高温の熱に強い。
ヨガの習得によって10分間は呼吸を止める事ができるので、催涙ガス弾の攻撃にも耐える。
体全体の皮膚呼吸も止める事ができるので毒ガス攻撃にも数分間耐えれる。
敵も味方も呼吸が苦しくなる煙幕を張って8分間呼吸せずに戦う事ができる。
数百キロ先のセイの声が聞こえる能力。



アヒル=男性。26歳。中国人。
ニュータイプ戦士として戦いに参加。
ネームの由来:アヒルのようにガァガァとうるさいので名づけられた。

ニュータイプ能力:
ガァガァとうるさい声で敵の精神をイラ立たせるのが得意。
冷静沈着な敵でも、アヒルの出す騒がしい耳障りな声を聞くとイライラして攻撃が雑になり散漫になる。
騒がしくうるさい声で敵の精神をイラつかせて混乱させた後に反撃するのが得意。
普段聞きなれている味方ですら、冷静な戦い方ができなくなるほどアヒルの声は周波数的に精神破壊の効果が抜群。
アヒルの声によって闇に隠れ潜んでいる敵を飛び出させるのが得意。
味方のモグラですら、落ち着いていられずに隠れ潜んでいた場所から飛び出してしまうほどアヒルの声攻撃は凄まじい。

21メシア・エステバン:2013/09/16(月) 21:59:38
以上がメンバーの紹介と能力だ。

レイジーのクソ爺の事だから、俺の知らない仲間が他にもいたかも知れんが。
とにかく俺が会った事のあるメンバーは全部で21名だ。

そのうちニュータイプ戦士として、ラストオーダー計画の戦いに直接参加したのは、レイジーのクソ爺も入れて全部で13名だ。

タイゼツが指揮官としてニュータイプ戦士軍団を率いたのが俺も含めて全部で10名。
レイジーとセイは戦士軍団の後方支援として動き、モグラは単独での隠密行動となった。


レイジーによると、ラストオーダー計画作戦の成功確率は0%だったらしいが。
レイジーが計画を立てた時点で100%失敗すると予測したわけだ。なんちゅう無謀なジイさんだよ。

だが、ユダの加入によって成功確率は2%となったらしい。
そして俺ことハダグロを見つけて成功確率は5%になったと喜んでいたよ。あのクソ爺は・・・

要するに、俺ことハダグロとユダが、この作戦のキーパーソンちゅうわけね。
俺のニュータイプ能力はそれほど重要だったわけだよ。。。どこじゃが。

22メシア・エステバン:2013/09/16(月) 22:14:54
でもよ。ニュータイプ能力として、俺ことハダグロの能力とユダの能力と、
他メンバーとのニュータイプ能力をこうして書き並べてみると・・・しょっぺえなー

俺とユダのニュータイプ能力は・・・なんてしょっぺえんだよ。

なんだよ。
遠目からでも目立つ能力。って・・・
なんだよ。目標にされやすい能力。(狙われやすい能力)って・・・

それって俺が弾当て代りの標的になってるだけじゃねえかよっ。どこがニュータイプ能力なんだよっ!

あのレイジーのクソ爺!
俺をニュータイプ能力の持ち主だとか、うまくおだてて作戦に参加させやがってよー
俺だって、こんなしょっぺえー能力しかないとわかってたら、ラストオーダー計画作戦なんぞにゃ、絶対参加しなかったぜ。

だってよー、俺は弾当て代りの標的なんだぜ?他のメンバーを助けるために俺が標的になるんだぜ?
んな、やってられっかよ。ちっくしよー!

今思い返しても、むかついてきたわ。
あのクソ爺にうまい事おだてられてしもうたわ。。。済んだ事は・・・まっええわ。


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