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初めてスレ立てます
1
:
スライム
:2005/01/23(日) 22:57
初めまして!スライムと言います。
ずっとROM専だったのですが、自分でも書いてみたいと思ってスレたてさせていただきました。
つたない文章ですが、よろしくおねがいします。
2
:
スライム
:2005/01/23(日) 23:00
それでは、始めます。
この話は梨華ちゃんの卒業発表の頃に半分書いて放置していたものなので、ちょっと時期的には遅いんですが、お許しください。
3
:
片思い
:2005/01/23(日) 23:03
<プロローグ>
4
:
片思い
:2005/01/23(日) 23:04
ずっと一緒に居れると思っていた…
いや、分かっていた。分かっているつもりだった…いつかはこうなるって。
でもさ、あまりにも急すぎるじゃん。あの二人の卒業だって2ヶ月以上も先なのに…
なんでこんなことになっちゃったのかな!?
あ〜あ、これじゃせっかくの計画が丸つぶれだよ。もうダメなのかなぁ!?
諦めろってことなのかな…………
…………梨華ちゃん………
5
:
片思い
:2005/01/23(日) 23:07
同じ4期メンバーとしてモーニング娘。に入って4年。初めはなんとも思ってなかった。
ネガティブ過ぎてちょっと引いたりしたこともあった。
でもいつも一生懸命で…気が付いたら好きになってて、あれからずっと梨華ちゃんだけを見てきた。
なのに、いつからこんな風になったんだろう…あんなに一緒にいたのに、
いつのまにかお互いの隣には別のメンバーがいて…
あたしが素直になっていれば違ってたのかな!?
梨華ちゃんの隣にいるのは今もあたしだった!?
こんな問いかけは意味もないって分かっているのに、でも考えてしまって…あたしは深みにはまっていく。
打開したくて…でも出来なくて。気持ちとは正反対のことばっかり言って傷つけたりもした。
何とかしたい気持ちと何にも出来ない気持ちとの戦い…時間だけが過ぎていく。
半分さ、諦めかけてる。もともと無理なんだって…メンバー同士だし、それに…女同士なんだから…って。
6
:
片思い
:2005/01/23(日) 23:08
<本編>
7
:
片思い
:2005/01/23(日) 23:11
忙しすぎる年末が終わり新しい年。
普通なら目標なんて立てて新しいこと始めようとするんだろうけど…。
どうせまた今年も何も変わらないんだよ…あたしと梨華ちゃんの関係は……
そんな時、突然、マネージャーさんから「みんなに発表がある」って言われた。
8
:
片思い
:2005/01/23(日) 23:13
初め、何を言っているのか分からなかった…あいぼんとののが卒業???
二人の実力が上がってることだって、二人ならもっと上に行けることだって、そんなこと分かってる………ずっと一緒にいたんだからさ。ずっと隣で見てきたんだから。
でもさ、でも…もう卒業なの!?
まさかこんなにも早く同期を見送ることになるなんて夢にも思わなかった。
次はかおりんか矢口さん…そんで、うちら4期が娘。を引っ張るんだって勝手に思い込んでた。
9
:
片思い
:2005/01/23(日) 23:14
家に帰ってからもいろいろと考える。あいぼんとのののこと、これからの娘。のこと。
そして…梨華ちゃんのこと………
変わってほしいと思ってた関係。変わるわけないって思ってた関係。
さすがに同期が二人だけになれば変化はあるだろう。
でもそれは良い変化?悪い変化? また近づくのか、もっと遠ざかるのか…期待と不安がごちゃ混ぜになってあたしを襲う。
まだあと半年以上ある。安倍さんの卒業だってまだなんだ…まだ考える時間はある…。
それなのに、落ち着かない。
だってあたしは知ってるから…今までの経験で知っているから……
「卒業までの時間」があっという間だということを。
10
:
片思い
:2005/01/23(日) 23:16
あたしの考えは間違っていなかった。
11
:
片思い
:2005/01/23(日) 23:18
やっぱり時間はあっという間に過ぎて、安倍さんは旅立って行った。
これまでの卒業も大変だったけど、今回ほどキツイものはない。
ごっちんの時だってこれほどじゃなかった……。
改めて感じる、安倍さんの偉大さ。
<娘。の顔>であるということ、エースであるということの意味。
12
:
片思い
:2005/01/23(日) 23:20
安倍さんの卒業で梨華ちゃんに求められるもの…はっきり言ってあたしには計り知れない。
そりゃあセンター取ったことだってあるし、フットサルではキャプテンなんてのもやってる。でも、それとこれとは全然意味が違う。
あのごっちんだってここまでは要求されていなかったと思う。
ミキティだって入ったし後輩も成長してるけど、それでも大変なポジション……。
ましてや夏にはあいぼんとののまで卒業する。どれだけの重圧の中に彼女は押し込められているのだろう……
考えれば考えるほど怖くなる。
かつては悩みや不安をあたしや先輩たちに打ち明けていた彼女。
もちろん彼女が強くなったなら、一人で乗り切れるようになったのなら問題はない。
でも……言えないのだとしたら。
13
:
片思い
:2005/01/23(日) 23:22
後輩が増えたことで、うちらは前よりも先輩に甘えるわけにはいかなくなった。
どちらかと言うとうちらが頼られなければいけない。でも、うちらだって辛いことはある。
もともとそういうことをあまり人に言うタイプじゃないあたしはもう慣れてしまっているが、そうではない彼女は???
昔のようにあたしが隣にいれば助けてあげられた!?
今のあたしじゃプレッシャーという箱の中から彼女を救うことは出来ない!?
もどかしくてたまらない。
こんなに大切に思っているのに……こんなに愛しく想っているのに…
14
:
片思い
:2005/01/23(日) 23:23
あたしは彼女にとってただのメンバーの一人にすぎないのですか?
あたしは彼女の特別な人にはなれないのですか?
あたしは彼女の…梨華ちゃんの…恋人にはなれませんか?
誰でもいいから教えてほしい。どうしたら梨華ちゃんの隣に行けるのか……
15
:
スライム
:2005/01/23(日) 23:25
とりあえず更新終了。
こんな感じでいきたいと思います。
感想・意見などありましたら、どんどん言ってください。
16
:
スライム
:2005/01/24(月) 23:18
本日の更新いきます。
ストックがあるうちはなるべくサクサク行きたいと思います。
17
:
片思い
:2005/01/24(月) 23:21
都大会に向けてフットサルの練習が再開された。
最近は、分割コンのリハとかで一緒になる機会が減っていたから、
こうして梨華ちゃんを近くで見れるのは嬉しい。
でもなぁ、やっぱり疲れてるっぽいな…
ののと麻琴とじゃれてる梨華ちゃんを見ながらそんなこと思ってたら、ののと目が合った。
「よっちゃんも一緒に遊びたいれすかー?」
おいおい…遊ぶって…そりゃあ休憩中だけどさ。
18
:
片思い
:2005/01/24(月) 23:24
とりあえず近づいていってその輪に入る。
妙にハイテンションのののと麻琴…この二人は全く…
…踊ってる時はあんなにキレがあるのに…思わず苦笑いしてしまう。
おっと、梨華ちゃんは…っと。良かった、笑ってる。
この人は笑ってるほうがいいね、やっぱり。
19
:
片思い
:2005/01/24(月) 23:26
「…よっすぃー…よっすぃーってばぁ!」
梨華ちゃんのことを考えてぼけっとしていたら、その本人に呼ばれていたらしく、ちょっと焦ってしまった。
「へっ!? あっごめんごめん…」
「もう、どうしたの!?かおたんみたいに交信中?(笑)」
「あっ、いやーなんかあの二人見てたらのんびりしてるなーって(苦笑) あれっ!?そういやーあいつらは?」
「本当に交信してたんだねっ。二人なら飲み物飲んでくるってさっき行っちゃったよ」
なんだよーあいつら、あたしも誘えよー。って、もしかして梨華ちゃん待っててくれた?
「そっかー。あっ行かなくて良かったの?」
「んー…どっか行っちゃってるよっすぃ置いて行くのもねー(笑) それにあんまり喉渇いてなかったし…」
あいかわらず優しいな…そういやーこういうとこにも惹かれたんだよなー。
って、もしかして今二人っきり!?
チャンスだったりする!?
20
:
片思い
:2005/01/24(月) 23:28
「あのさー、最近どうよ?」
「急にどうしたの? なんか今日のよっすぃーちょっと変だよー(笑)」
あっやべっ、いきなりすぎたかな……
「いやー、ほらさー…あっそうそう最近分割で離れてるじゃん!? そっちはどうなのかなーとか思って」
「あー…う〜ん…別に変わったこととかないよ。そっちは安倍さん抜けたから大変じゃない?」
「うん…まーね。でもさ、矢口さんとか頑張ってるし、まっ大丈夫だとは思うけど…。
…梨…あー…石川は? ドラマとか撮ったりしてんでしょ? 忙しくない?」
「ちょっと忙しいかも…でももう慣れてるしねー、年末とかよりはマシだし…たいしたことないよ…」
……嘘ばっか…さっきあんなに疲れた顔してたのに…。
21
:
片思い
:2005/01/24(月) 23:30
「はーい!休憩終わりー!!始めるぞー。集合!」
「…もう行かなきゃね。」慌ててコートへと走る彼女。
やっぱ、ダメなのかな……何か……何でもいいから、何とかできないかなぁ。
22
:
片思い
:2005/01/24(月) 23:32
きっかけはひょんな所からやってきた。
23
:
片思い
:2005/01/24(月) 23:33
「はい、じゃあ次のテーマ何にしますかねー? よっすぃー何か書きたいものとかある?」
「へっ!?」
「あーもう、ぼーっとしてたね(笑) 次の連載のテーマだよ。」
「あっ、はい!そうでしたよね、すいません。」
やばいやばい、また梨華ちゃんのこと考えちゃってたよ…担当さんも困っちゃってるね。
あれからってか、最近梨華ちゃんのことばっかり考えてるよなーあたし。重症かも。
マジで何とかしなきゃなぁ…って、やばい、連載の打ち合わせ中だったっけ。
24
:
片思い
:2005/01/24(月) 23:43
「……えっと、そうだなぁ…あっメンバーのこととかどうですか?」
「メンバーについて?!」
「はい、あっでも他のネタの方いいですかねぇ?」
「っん、別にいいと思うよー。そうだね、今回はそれでいこっか! 誰か書きたい子いる?」
えっ!? 梨華ちゃんのこと考えてたから思わず言っちゃったけど、どうしよう。
梨華ちゃんって言っても大丈夫かなー? やばいかなー?
25
:
片思い
:2005/01/24(月) 23:45
「あっあの、梨…あっ石川とかどうですかね?」
「石川さん?」
「はい。あの辻と加護も卒業して同期は2人になるし、たまにはいいかなぁって。
……って、ダメですかねぇ?」
26
:
片思い
:2005/01/24(月) 23:47
あたしがこんな風に慎重になるのには理由がある。
2年位前だったかな!? あたしと梨華ちゃんが付き合っているとかって記事が出たのって。
もちろんガセだし、載ったのも3流誌みたいなやつだからあんまり気にしてなかったんだけど。
でも、事務所は違ったみたいで…梨華ちゃんと二人呼び出されて、説教みたいなのされて。
あれからだよなー、梨華ちゃんと距離が出来始めたのって。
27
:
片思い
:2005/01/24(月) 23:49
「……ごめんね、よっすぃー。」
説教が終わって帰る時、ネガティブな彼女は案の定泣きそうになってた。
「んー別にあんなの気にすることないって。それに梨華ちゃんが悪いわけじゃないでしょ。」
「で、でも、私がいつもくっ付いてるからあんな噂立っちゃって。よっすぃー迷惑だよね?」
あたしはこの頃はもう梨華ちゃんのこと好きになってて、
彼女と恋人に見られたことをちょっと喜んだりもしちゃってたわけで。
だから迷惑なんてことはありえなかった。
28
:
片思い
:2005/01/24(月) 23:52
でも、困っている彼女にそんなこと言えるはずなくて、言う勇気もなくて、
「そんなことないよー。だいたいさーありえないってのー。
事務所もいちいち真に受けて説教とかしてくるなっつーの。」
気持ちとは正反対のことを口にしていた。
「……ありえない?」
「そーそー。うちら女同士だしさー。」
「…………。」
「あれ?梨華ちゃん、どうかした?」
「えっ!?うんうん。……そうだよね、私たち女の子同士だもんね、ありえないよね。」
そう言って梨華ちゃんは寂しそうに笑っていたけど、その時のあたしにはそんなこと考える余裕なんてなかった。
「(がーん、やっぱ梨華ちゃん女同士はダメか…良かった、さっき告ったりしなくて)」
29
:
片思い
:2005/01/24(月) 23:54
「お〜い!よっすぃー。」
「へっ!?」
「またぼーっとしてたなぁ(笑)」
「あっ、はい!すいません。何回も。」
やっべー、2回目だよ。仕事中だってのに…ちゃんとしなきゃなー。
「いや、いいんだけどさ。 さっきの続きだけど、いいんじゃないかな、石川さんで?!」
へっ!?いいの? 横を見てもマネージャーさんも反対していない。
「最近あんまりよっすぃーと石川さんってないでしょ!?新鮮かなーって。
辻ちゃん・加護ちゃん卒業で4期のこととかもちょうどいいしね。」
「はい。」
「じゃーまーそういうことで。今日の打ち合わせは終わりね。
締め切り遅れるなよ〜(笑)」
30
:
片思い
:2005/01/24(月) 23:56
その夜あたしはテーブルの上の紙と格闘していた。
31
:
片思い
:2005/01/24(月) 23:57
「(やっべー、勢いで梨華ちゃんとか言っちゃったけどさー。
何書いていいかわかんないよー。あーもうはっきり言っちゃいたい!)」
だけど、下手なことを書いてまた事務所に怒られて引き離されても困る。
というか、そもそもそんなの読者に見られるのも恥ずかしいし、編集すら通らないだろう。
32
:
片思い
:2005/01/25(火) 00:01
「あー。もう、全然うかばねー。どうしよっかなー。」
今回は自分の連載で梨華ちゃんのことを語れるのだ。
いつもみたいに周りの目とか事務所とかを気にして心にもないことを言う必要はない。
「(最近あたしって突っ込み以外で梨華ちゃんと絡みないしなー。
今回はそういうんじゃなくってさー。
止められない程度のことで、でも梨華ちゃんに近づけるようにするにはー)」
33
:
片思い
:2005/01/25(火) 00:04
「そうだ!」
とりあえず最近の距離の離れ具合は照れ隠しみたいなことにしておいて。
で、さりげなく誘う感じで…あっここはご飯とかにしておくのが無難かな。
よし!これで、その後本当に誘って2人でご飯とか行けばまた梨華ちゃんに近づけるぞ!
・
・
・
出来上がった原稿を読み直す。
頭の中では梨華ちゃんと2人で出かけることを想像しながら、何度も何度も…。
「(よし、これでOKだね。名づけて
“梨華ちゃんとのLOVELOVEな日よカムバック作戦”開始だー)」
34
:
片思い
:2005/01/25(火) 00:08
本日の更新終了。
展開がコロコロ変わったり、急に時間が遡ったりと
読みにくい所があるかもしれませんが、ご容赦いただけると幸いです。
35
:
名無し(0´〜`0)
:2005/01/25(火) 01:19
おもしろそうなお話ハケーソ。
続き期待しています。
36
:
スライム
:2005/01/25(火) 22:36:58
わーい、レスがついてる!!
こんな駄文ですが、読んでくださってる方がいると思うとやる気出ますね。
>名無し(0´〜`0) 様
ありがとうございます!!!
初めてのレスに感謝感激です。
期待に答えられるよう頑張りますので、今後ともよろしくおねがいします。
それでは、気合入りなおしたところで
本日の更新行きたいと思います。
37
:
片思い
:2005/01/25(火) 22:38:39
〜4月の終わり〜
38
:
片思い
:2005/01/25(火) 22:40:32
「はい、吉澤。今回の分。」
「ありがとうございます!」
この間書いた分の連載が載っている雑誌をマネージャーさんから受け取る。
「(よーし、早速これで梨華ちゃんを誘って…って、どうやってこれ見てもらうかだよなー。
控え室にさりげなく置いておく? 発売まで待つ?
って、それじゃーちゃんと見てもらえるかわかんないしなー。
やっぱなんとかして見せないと意味ないなー)」
そんなことを考えながら廊下を歩いていると……
39
:
片思い
:2005/01/25(火) 22:41:43
「んっ?!」
自販機の横のベンチで俯いている梨華ちゃんを見つけた。
「(おーナイスタイミング!他に誰もいないし、今見せちゃおうかなー)」
40
:
片思い
:2005/01/25(火) 22:43:22
「おーい、何してるのー?」
「………よっすぃー。」
浮かれ気味のあたしとは対照的に、顔をあげた梨華ちゃんは浮かない顔をしてた。
「んー、どうかした? (梨華ちゃんへこんでる!?今これ見せてる場合じゃないかなー?)」
「……あっ、あのね……」
「ん?」
「………」
少しの沈黙があって、
「……ううん、何でもない。ちょっとね、考え事してて。」
まただ。また梨華ちゃん、何も話してくれないのか……。
41
:
片思い
:2005/01/25(火) 22:44:43
「……そっか。…何かさ、あるなら聞くから。気向いた時にでもいいから言ってよ。」
「…うん、ありがとね。」
42
:
片思い
:2005/01/25(火) 22:46:06
「ねぇそれ何?」
「へっ?」
梨華ちゃんに言われて持っていた雑誌のことを思い出す。
あれ?!もしかして今ってチャンス???
「あーこれ? 連載してる雑誌の今度出るやつ。さっき貰ったんだ。 見る?」
「えっ?!いいの?」
「うん。どうせお母さん買ってくるしさ、持って帰ってもいいよ。 って、いらないかな?(苦笑い)」
「ううん、そんなことないよ。ありがとね、後でゆっくり見るから。」
「おー。」
43
:
片思い
:2005/01/25(火) 22:47:16
「あっじゃあ私もう行くから。 これ、本当にありがとね。」
そう言って梨華ちゃんは行ってしまった。
ってか、あんな雑誌であんなに感謝しなくてもいいのに…梨華ちゃんらしいなぁ。
まっでも最後笑ってたし、見てもらえそうだし、安心したかな。
44
:
片思い
:2005/01/25(火) 22:49:26
あれから数週間。
あたしは未だに梨華ちゃんのことを誘えてはいない。
「(あーもう。タイミング難しいなー。でも早くしないと誘いづらいしな。
あっ今日早く終わるし、誘ってみようかなー)」
そんなことを考えていたら、
「はーい!みんなちょっと静かにー。今日はこれで終わりだからー。
っと、吉澤この後ミーティングするから残ってね。」
ミーティング? なんだよー、せっかく梨華ちゃん誘う決意したのによー。
しかも何だー、あたし何かしたっけ? 怒られたりは嫌だなー。
45
:
片思い
:2005/01/25(火) 22:51:43
「はい、じゃあミーティング始めるから。みんな集まってー!」
「「「はい」」」
年下メンバーが帰った部屋にはあたしと梨華ちゃん、かおりんと矢口さんだけが残っていた。
って、なーんだあたしだけじゃなかったのか…。
っと、梨華ちゃんはっと…
「(ん?なんかちょっと深刻な感じ?)」
そこには、すごく真面目な顔で固くなっている梨華ちゃんがいた。
「(えっ?まさか、梨華ちゃん卒業とかないよね?!)」
46
:
片思い
:2005/01/25(火) 22:53:25
「じゃあミーティング始めるぞー。
えーっと、まずは…突然のことだけど、来年の正月のハローのコンサートで飯田が卒業することになった。」
「(かおりんが卒業? だって安倍さんだってこの前卒業したばっかりなのに…なんで…。)」
横目でかおりんを見たら、すごく落ち着いた表情をしていた…隣の矢口さんも、梨華ちゃんも。
「(えっ、何?!みんな知っていたの? 知らないのってあたしだけだった?)」
一人でものすごく動揺しながら、それでも卒業が梨華ちゃんじゃなかったことにちょっと安心しちゃたりして。
でも、そんなあたしの気持ちは次の瞬間打ち砕かれた。
47
:
片思い
:2005/01/25(火) 22:54:07
「それから、石川も来年の春で卒業することが決まった。」
48
:
片思い
:2005/01/25(火) 22:55:16
何を言っているのか理解できなかった…いや、受け入れたくなかった。
あいぼんとののの卒業が決まって、あたしたち4期もそういう風になったんだなって思っていたけど、
それでもやはり今の言葉は信じられなかった。
「それで、飯田の卒業後は矢口がリーダー,吉澤がサブリーダーってなるから、
大変だけどしっかりやるように!」
「(あたしがサブリーダー?梨華ちゃんじゃなくて? って、梨華ちゃん卒業って…)」
49
:
片思い
:2005/01/25(火) 22:56:48
「…すぃー…よっすぃーってばぁ!」
「ほえっ?!」
あまりにもびっくりしすぎて変な声が出てしまった。
「(笑) ったく、大丈夫かー? みんなもう帰っちゃったよ。」
「えっ?」
気が付いたらあたしたちの他にはもう誰もいなくて。
どれだけの時間こうしていたのだろうか…。
50
:
片思い
:2005/01/25(火) 22:58:16
「まったくー矢口が声かけなかったらずっとここにいちゃってたぞー(笑)」
「…あっはい。すいません…。」
「んーまぁいいんだけどさ…いきなりだったからよっすぃーも驚いたんでしょ?」
「はい…あの…矢口さんは平気なんですか?」
「平気って?」
「はい、あのぉ2人が卒業だって聞いても普通だったから…」
もしかしたら矢口さんは平気な振りをしているだけかもしれないけど、でも、
それでもあんな風に堂々とすることはあたしには出来ない。
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