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AIKa過激派

1妄想魔:2003/06/28(土) 07:37
ザコ(デルモその他)をボッコボコにしたい皆さん!
どうぞ!!
過激なAIKa超外伝もお待ちしてます。

管理人様
勝手にスレ増やしてごめんなさい。

48副官:2007/10/20(土) 17:30:17
お待ちしておりました。
どうもありがとうございます。
レスを一見し、その長大なる投稿にまずびっくりいたしました。
拝読するに従い、微に入り細を穿った設定に「よくぞここまで」と感心いたしました。

>手直し&書き足し中なので、待っていてくださいね。
推敲ご苦労様です
作品の完成をお待ちしております。

>肌 純白 純粋な擬似生命体ゆえ生物的な質感はない。大理石のような無機物的な質感。
薄気味が悪く、それがいかにもな感じでピッタリです。
変身したネーナも人間離れした白色でした。(変身藍華は褐色なので、まだ人間らしい)
これはハーゲンの好みですか。

>ホーリーファクス号消滅の際にコア形態で秘かに脱出、航宙して地球にやってくる。
この脱出方法も秀逸です。
ハーゲンとネーナの二人は「丸い物」でホーリーファクス号から飛び出ました。
しかしその「丸い物」は一回限りの登場で、流れに相応しくない唐突な感を否めません。
その設定を再登場させることは、流れを生かすことにもなります。

>だが製作されて間もないため実戦経験が皆無で、その点は未確認。
>また藍華さんと比べるとファイトスタイルはパワー任せで単調。
>予測しない機転を利かされると対応に遅れてしまうことがある。
藍華さんは結構ズル賢くて、卑怯というか騙し撃ちというか思いもよらぬ攻撃を繰り出します。
それに翻弄される「正体不明の強者」とは、人間臭くって面白い。
単なる力だけのバトルでは、いくら画面・場面がハデでも飽きてしまいます。
それに力は「インフレを起こし」て、ストーリーが進むにつけ
盛下がってしまうこともありますが「人間の動き」は飽きませんから。

>人間形態となるときはまずコアが発光〜
以下に続く細かく複雑な動きが、巧みな文章の表現により、目に浮かびます。
まるでアニメの絵を一こま一こま見ている様です。

>閉じていた両目が開かれる(鈍い音とともに発光)
藍華もネーナも変身では無音でしたから、ここは迫力があります。
「正体不明の強者」の怖ろしさが倍増します。

>一部を敵目掛けて発射することもできる。発射後はブーメランのように戻ってきて回収。
これは実に素晴らしい設定です。
遅くなりましたが、感想を本スレに投稿しました。

>よって無差別殺戮や侵略行為などはやらないやつです。
いいですね。怖い中にも救いがあります。
私は、こういう「基本的に優しい」キャラが好きです。
(デルモが好きなのも、仲間同士の思いやりがあるからです)

強力無比な設定が、素晴らしくも怖ろしさを感じます。
この敵を相手にして藍華さんがどの様に戦うのか、
拝見させて頂くのが大いに楽しみです。

49副官さんどうぞ:2007/10/22(月) 13:20:02
>これはハーゲンの好みですか。
同じ白でも、シヴィエネーナの灰色がかった白とはこれまた違うんですよ。
微妙に青みがかった白。対照的もしくはそれに近いに色にした方が光る目(黄金色)が
際立つと思ったからです。
あと巫女さん風の髪(髪型は少し違うけどスレイヤーズのシルフィールがモデル)は銀髪だけど、
開発者のハーゲンと同じように青紫っぽい感じで、唇は薄い赤紫です。
ちなみにすっきりとした首筋と鎖骨に続く端正な顎の線も印象的ですよ。

50プロローグ:2007/10/23(火) 00:05:04

                        オルタネート・ヴァルキリー


冷たくしっとりとした地中で、何者かが休眠の冷え冷えとした感覚から少しずつ醒めかけていた。
「それ」は冬眠から目覚める生物のように、徐々に意識をはっきりとさせ、活性化しつつあった。
生物とは呼べない「それ」に、意識といった生物的な感覚が存在するか否かはわからない。だが「それ」は生物ではないのは確かで
あるにしろ、周囲のさまざまなものを察知する能力、そしてあらゆる生物を凌駕する力まで備えていた。
「それ」が地上に姿を現した先には、第2の犬吠島基地ともいえる、デルモ達の仮設キャンプが設けられていた。
そこではピンクのコスチュームを着たデルモが装甲車やヘリの整備を行っていたほか、かつてりおんたちの乗った白鳥丸を撃墜した、
何名かのブルーデルモがライフルを肩にかけて見張っていた。そのほかにはあちこちに横穴が掘られ、銃座が隠してある。
また、対空砲を含む精巧な重火器類もやたら設けられており、大袈裟ともいえるほどの装備がそろっている。
仮設キャンプと呼ぶにはいささか大規模すぎるほどであった。
それらの存在を察知した「それ」は急に眩く、珊瑚礁のような青緑色に発光し始めた。稲光のような、或いは炎が激しい勢いで燃え上がる
ような力強い発光だ。
「それ」は自分自身の技量を試すだけでなく、以前自分を捨てるように置き去りにしていった者達を追って、地球までやってきたのであった。
そして彼女達に鉄槌を下し、徹底的に壊滅させるために、休眠しながら力を蓄えていたのだ。

51名無しさん:2007/10/26(金) 23:54:03
デルモの新しいアジトは丘陵に建造されていたが、そこは数百メートル南下すれば海に続く、虎牙岬(とらがみさき)
と呼ばれる岬の近くであった。上空から見た地形が、虎の横顔に似ているため新しく名づけられたのである。
設備はさすがにホーリーファクス号には劣るが、重機関銃と対戦車ロケット砲を備えた監視塔が四隅に設けられ、
3次元レーダーサイトもある。
あの犬吠島に優るとも劣らない立派な基地だ。監視に当たる青デルモ達は本部の周りで巡回しているもの以外にも、
監視塔で見張っているものや手持ちのロケット砲を運んでいるものなどいたが、何事もなかったかのように普段どおりの
仕事をしているだけで、特別警戒態勢などにあるわけではなかった。
しかし、周辺の森の様子は明らかに普段と違っていた。いつも近くでさえずっている鳥達が、バタバタと逃げるように
飛び去り、さまざまな昆虫の鳴き声もしない。大小の動物たちの気配もパタッと止んでしまっている。何者かの存在を恐れ、
警戒して逃げ出したかのようだ。装甲車や砲台の整備を済ませたピンクデルモの二人(3話でラグ砲弾を装填していた二人)
は少し気になっていた。
ピンクその1「いつもと比べて、随分静かだと思わない?」
その2「そうねぇ。でも天気もいいし、気にするほどのことじゃないと思うけど。」
二人はそれ以上、この静けさについて話さなかった。他の連中はなおさら気にも留めていなかった。
誰もこの穏やかな天気に似合わない、普段とは別物のように静まり返っている昼下がりを疑おうとはしなかった。
無論、それが嵐の来る前の静けさ、デルモ達にとって未曾有の災難となる予兆とは誰も予期していなかった。

52名無しさん:2007/11/02(金) 00:31:35
四つの監視塔のうち、南西の塔から近くの茂みががさつきはじめた。静まった森にそぐわない不自然ながさつき方だ。
立肖していた二人の青デルモ(2話でハーゲンに捕らわれた藍華さんに両サイドよりライフルを突きつけていた二人)はそれを見逃さなかった。
お互い顔を見合わせて合図をすると、一人はライフルの、もう一人は機関銃座の照準を合わせつつ、射撃の構えをとった。
照準器のレンズの細い交差点をがさつく木々の方角に向けた。
(出てくるなら出てらっしゃい・・・)
青デルモたちは完全に狙いを定めていた。
茂みから顔を出したもの―それは白い蛇だった。茂みからジグザグに這い出しながら、すぐ近くの丈の高い草むらに入っていった。
身体は胴回りの割には異様に長く、陽射しを浴びて水銀のような色に光っている。
彼女たちは曲がりなりにも戦闘のプロであるためその程度で取り乱すことなどなかったが、やはり生理的嫌悪感をあらわにしていた。
「気持ち悪いやつ。」
気味悪いものを見てしまったとはいえ、敵襲に比べればずっとマシである。頭から足の先まで緊張していた二人の青デルモは、
ほっとして気が抜けた。
しかし、気を緩めたそのとき、彼女たちは両脚から背中にかけて貫かれるような灼熱感を覚えた。まるでよくしなる鞭と焼けた鉄で、同時に殴られたような
衝撃だった。そして、一人は頭を、もう一人は咽喉を打ち抜かれるような衝撃に襲われた。
悲鳴らしい悲鳴すら上げず、それっきり立ち上がれなくなった。命を落とさなかったのが不幸中の幸いといえた。
灼熱感の正体は、先ほどの白い蛇と同じ姿をしており、痙攣しながら失神している二人の胸や股間や大腿に頬擦りでもするように、なおも絡み付いていた。
蛇の形をした「それ」は想像がつかない速度で監視塔を地下から突き破り、1階で交替に備え待機中だった4人の青デルモを一瞬で叩きのめすと、
なお余力で射撃を構えていた彼女たちを弾き倒したのだった。
「それ」が突き破ってきた床は、まるでコルク栓を抜いたようにきれいな穴が口を開けていた。

53名無しさん:2007/11/02(金) 00:36:54
↑訂正箇所発見。
×身体は胴回りの割には
○身体は胴周りの割には

54副官:2007/11/02(金) 00:56:39
深夜の投稿、有難うございます。

毎日このスレを拝見しておりますが、
途中でお邪魔をしてはいけないと思い、
コメントを差し控えておりました。
迫り来る者の正体は何か、と期待が膨らみます。

55名無しさん:2007/11/02(金) 14:18:00
市川円香☆「のほほん日記」
http://ichik.blog38.fc2.com/

56名無しさん:2007/11/05(月) 12:29:32
デルモ達が片付けられたときは実に手際が良かった。床や天井が突き破られた際も同じであり、突き刺さるような音が少ししただけで、
周囲に響き渡るほどの音はせず、外観は何の変化もなかった。デルモ基地の警戒態勢が万全であったなら、南西の監視塔内で
何があったのかと、不審を抱いたかもしれない。しかし今のデルモ達は警戒心に欠けていたため、気づくものはいなかった。
「それ」―正確にいえば先ほどの白い蛇たちは、四肢をだらりと投げ出して気絶し、純白のパンティをむき出しに晒している
青デルモ達を舐めるように一通り頬ずりすると、何者かに引き寄せられるように、床をくり貫いた穴に、尻尾から不自然に潜っていった。
いや、潜っていったという表現はふさわしくない。なぜなら蛇の姿をしただけの「それ」は、本体に収まったに過ぎないのである。
くり貫かれた床の穴からは、暗くてよくわからないものの、うっすらと人間もどきの何者かが潜んでいるのが見えた。両目に該当する部分が、
鈍い音を伴って黄金色に光っていた。

57名無しさん:2007/11/05(月) 12:31:10
「それ」は地下に潜伏しながら、監視に当たるデルモ達や、基地の様子を大小洩らさず捕捉していた。
周囲のものを感知して識別する能力が非常に優れており、ある程度の距離であれば目視でなくとも、
人間の体温や動きも感じ取れるセンサーのような機能も備えていたのであった。
潜入を許してしまった基地の南西部には、燃料集積所があり、補給車が並べられていた。一応、その周囲でも
青デルモが巡回していたが、強大な破壊者に潜入されたことに気づいていないうえに、非常時に比べると
警戒心が欠けており、潜入者にとってうってつけの突破口を晒すこととなった。だが監視塔が無事で、
なおかつ警戒態勢にあったとしても、「それ」には大した影響にはならないだろう。
「それ」はあっという間に集積所の地下までやってきた。

58名無しさん:2007/11/05(月) 17:43:14
いきなり燃料集積所で爆発が起こった。近くにいた青デルモ達は爆風ですっ飛ばされ、空中で一回転して、
さらに地面に叩きつけられたあとも転がりながら失神した。
以前に藍華に倒されたときのように、パンティを剥き出しにしたあられもない姿で力なく倒れこんだ。
しかし飛ばされただけですんだのは不幸中の幸いだった。直後にさらに大きな爆発が起こり、
燃料の入ったドラム缶が打ち上げ花火のように飛ばされ、大音響とともに立て続けにはじけ飛んだ。
もし爆発に巻き込まれれば、全員デルモ・フランベ(フランベはブランデー酒を燃料代わりにして焼く料理だが、
ここでは燃料がブランデー代わり)になっていたところだ。
すぐに非常警報がけたたましく鳴り響く。これだけの爆発が起これば警報など必要なかったかもしれないが。
これらの騒ぎはすべて、司令と副官がいるオフィスにも届いていた。
二人きりのお楽しみ(?)を邪魔された司令と副官は、穏やかな表情が一瞬に引き締まる。
司令「何があったのです?!」
(隣では副官が2話のような、鋭い表情をしている)
巡回中の青デルモ(携帯無線で通信)「緊急事態です、燃料集積所が爆発しました!」
副官「燃料集積所!?」
司令「行きましょう」
脱ぎかけた(!)制服を正すと、二人はすぐに、コントロールルームに向かった。
二人がやってくる以前に、コントロールルームでは、ディスプレイに爆発現場の様子と失神したデルモ達が映し出されていた。
何名かのホワイトデルモが通信機に向かってあわただしく呼びかけていた。
N「ガードタワー3号(南西の監視塔)、応答せよ、ガードタワー3号、どうした!?」
無論応答できるはずがない。Nは多数あるうち、ひとつのディスプレイに南西の監視塔の様子を映してみた。
映し出されたものはすでに破壊された内部と叩きのめされたデルモ達の姿だった。さらに、炎上した集積所を
映していたディスプレイには、得体の知れない螺旋状の蛇のような物体が、かけつけたデルモ達に絡みつき、
振り回して投げつけるさまが映っていた。
さらに、燃料の入ったドラム缶にも絡みつき、そのまま軽々放り投げてデルモ達にぶちかましていた。
驚愕したN「あれは何だ!」
P「・・・侵入者か!?」
直後に司令と副官がコントロールルームに入ってきた。他のホワイトデルモたちと同じように、二人とも一瞬あっけに取られた。
司令「!!・・・これは!?」
これが無能な指揮官であれば、臆病風に吹かれ自分だけが助かろうとするなり、無責任かつやけっぱちになるなりしていただろう。
されど司令はすぐに雑念を振り払うと、冷静に指示を出していた。
司令「燃料集積所に侵入者あり、ブルーはただちに燃料集積所に急行せよ!ピンクは装甲車で出動せよ!」
(ヴァレリーが先頭、あとからやられ役のキャサリン他、2話で藍華とガストを追って現れた20名ほど、集積所に向かう。
余談だが犬吠島での対決から数ヶ月たっているため、ヴァレリーはまた大分髪が伸びてセミロングくらい)

59名無しさん:2007/11/05(月) 17:46:10
当分収まりそうにない炎上を続ける集積所に、青デルモ達がライフルや対戦車ロケット砲を抱えて次々に駆けつけてきた。
そのあとには、ピンクデルモが操縦する装甲車が2台、爆発現場の左右からやってきた。
だが、燃え上がる勢いは増しており、失神している仲間たちも巻き込まれかねない。
ヴァレリー「先に負傷者を助けよう、医務室まで運ぶんだ!」
駆けつけた青デルモのうち数名が、倒れているデルモ達を運んでいった。それ以外は全員、この奇怪千万な災害の
原因らしいものが見つからないかと、武器を構えながら、燃え盛る集積所だけでなく、周りの丘や森の方角を見渡していた。
だが爆発の中より、もっと恐ろしいものが飛び出してきた。「それ」の本体がついに真の姿を現した瞬間だった。
激しく燃える炎さえ意に介さず、「それ」は重力の影響を一切受けないような、巧妙かつ流麗な動きで地上に現れた。
舞うように大きくジャンプした「それ」は、デルモ達の頭上を飛び越えると、装甲車の近くに身軽に着地した。
外見は藍華やデルモ達のように、美しい女性の容姿をしていた。
セミヌードのプロポーションは扇情的でナイスバディという表現がふさわしいが、真っ白い皮膚は血色が全くない。
長いストレートの髪は銀色の金属光沢を放っており、無機物的な質感だった。さらに硬質な小顔は彫りが深く、
鼻筋や顎のライン、首筋もすっきりと優美だった。
だがそれらはすべて作り物めいて、本物に似せた精巧なマネキンのようであり、水晶のような両目は
タングステンのように、強弱の光を伴って煌いていた。まさに「サイボーグ」という表現がふさわしかった。
さらに胸の谷間に藍華のオルタネートメタルと同じ形をしたものがあった。デルモを倒した先ほどの蛇も、
これより鞭が伸びるように発射されていたのである。形だけでなく、機能も似通っているといえよう。
実際、乳房と股間はプロテクターのようなものに覆われており、色が薄い紫であるのと、向きが左右逆なところを除けば、
シヴィエ藍華のそれと酷似していた。
女サイボーグは地獄から降りてきた魔神のように、見たものを戦慄させるように佇んでいた。

60副官:2007/11/05(月) 21:06:07
投稿をお待ちしておりました。
ここで少しお邪魔をしてもいいでしょうか?

いよいよ正体を現した。
しかもその現れ方が怖ろしくも凄まじい。
燃え盛る紅蓮の炎をものともせず、何とその中から。
戦闘のプロ青デルモ達ですら火の熱さを忘れ、その場に凍りつく。

デルモ達はこの火災の原因を瞬時に理解する。
同時に、それが容易ならざる敵であることも。
「この火に平然としている!」「こやつ人間ではない!」
それはコントロール・ルームでモニターを見つめている司令をはじめホワイト達も同じ。
さぁ、この続きは如何に!!

ところで、お約束のブルーのやられっぷりは相変らずですね。
拝読していて(変な言い方ですが)安心いたします。
物語に登場しているのが、お馴染みのメンバーであるのも嬉しい。
ブルーのリーダーはヴァレリーでしょうか?
赤毛のリーダーがホワイトに昇格したので、ヴァレリーがそのあとを継いだとか。

61名無しさん:2007/11/10(土) 01:40:49
>お邪魔をしてもいいでしょうか?
全然お邪魔とは思っていませんよ。思ったことがあれば何なりとどうぞ。
申し遅れましたが、他のスレを見るならいざ知らず、私の作品目的ならば、したらばを
あまりしょっちゅうのぞく必要はありませんよ。
私は仕事で24勤のときがあるので、毎日自宅にはいません。よって毎日ネタを考える余裕が
ないんですよ。
本題ですが、現在の状況は続きのVSブラック、VSホワイトは思い切り手直し&書き足し中だけど、
VSゴールデンはほぼ完成しています。だけど展開をどうつなげるかが一番の難関なんですわ(^_^;)
>ブルーのリーダーはヴァレリーでしょうか?
この中ではそうです。ホバー船の指揮とってたやつなんかも登場しますが、総合的に評価して
一番ふさわしいのはヴァレリーだと思ったので。
ついでにネタバレになりますが、ちょっとだけ活躍させます。

62名無しさん:2007/11/10(土) 01:44:23
肉食獣を思わせる敏捷な動きで翻弄するように、サイボーグは再び空中に舞う。デルモ達はすぐに一斉射撃するが、
胸の谷間から発した白い蛇が螺旋状に舞いながら叩き落してしまった。
近くの木に着地したサイボーグは基地の本部に向かおうとしたのか、銃撃から遠ざかるように大きくふわりとジャンプした。
偶然か、敵が余裕かまして油断していたのか、デルモ達にとってチャンスができた。敵が飛び出した先は、
装甲車から狙いやすい場所だった。
装甲車は敵を挟み撃ちにするように、ほぼ同時に機銃掃射した。
これが不意打ちなら確実にとらえることができただろう。だがそうではなかったため、敵はダンサーのように華麗な動きで、
全身をしならせて回転しながら舞うようにあっさりと受け流してしまった。
青デルモ「なんて奴・・・!」
幹の太い別の木に着地した敵は、腕の一部を変化させると槍のような形の光る武器を作り出した。
装甲車と青デルモ達は狙いを定めつつ銃撃するが、敵は蜘蛛のような身のこなしで太い木の裏側に回りこむと、
弾をシャットアウトしてしまった。
さらに敵は銃弾のラッシュを避けて横に飛ぶと、着地と同時に一方の装甲車の機銃を破壊し、返す刀でもう一台の装甲車に投擲。
ピンクデルモ「わあぁっ!」
ピンクデルモ「何よこれ!」
装甲車はタイヤから操縦席の辺りにかけてダンボールのように切断されてしまい、どちらも役立たずとなった。
レーザーのように発光する武器は装甲車を破壊すると、ブーメランのように戻ってきて回収された。
搭乗者のピンクデルモ達(ラグ砲弾装填の二人及び、5話で藍華さんに装甲車を水浸しにされた二人)は、追撃から逃れようと
あわてて脱出した。
サイボーグは反撃してきた青デルモ達の銃撃を、装甲車の機銃を受け流したのと同じように全く寄せ付けず、
再びデルモ達の頭上に大きくジャンプすると、触手のように放った例の白蛇を螺旋状に束ねて連続で繰り出してくる。
ピンクデルモ「きゃぁっ!」
キャサリン「はぁうっ!」
敵の攻撃はすばやく広範囲に及び、装甲車から離れたピンクデルモ達は言うに及ばず、キャサリン他10名近くの青デルモが
飲み込まれるように次々とはじき倒された。
(2話でシヴィエ藍華はデルモを捕まえて振り回していたが、戦い方は藍華さんと大分異なっている。)

63名無しさん:2007/11/10(土) 01:49:04
ヴァレリー「一箇所にとどまるな!離れて応戦するんだ!」
残った青デルモ(6話のパンモロ娘達及び、7話のホバー船の連中など)は、ヴァレリーの指示通り
その場から遠ざかる。
ちなみにこのヴァレリーの指示には、建物の陰や銃座から攻撃しろ、という意味も含んでいた。
他のデルモ達は、すぐに重機関銃や大砲がある銃座に這いこみ、丘の斜面に身を隠した。
ヴァレリー「これならどう!?」
敵が着地する隙を狙い、ヴァレリーは銃身に装着していたグレネード・ランチャーを発射した。
榴弾は爆発し、サイボーグは弾幕で視界をさえぎられた。爆発の閃光をまともに浴びたことで、
熱探知システムが過負荷となって、一時的に機能を停止してしまった。サイボーグは少し面食らったような
リアクションを見せた。
(4話の序盤で藍華さんに煙幕弾を食らったネーナみたいな感じ)
ヴァレリーは榴弾を新しく装填すると、敵がいた場所に再び狙いを定めた。
しかし、敵の反撃はすばやかった。ヴァレリーが狙いを定めたと同時に、一直線に伸びてきた
オルタネートメタルの蛇が彼女の腹部を襲った。
数フィート弾き飛ばされたヴァレリーは一瞬で気を失い、そのままうつぶせに倒れこんだ。

64名無しさん:2007/11/10(土) 02:07:16
一方、丘の斜面にある浅い洞穴に隠れていたデルモが、グレネードランチャーを装着したライフルと対戦車ロケットランチャーを構え、
いっせいに狙いを定めた。サイボーグのいる位置からは、彼女達が隠れている場所は死角になっていた。
だがサイボーグはデルモ達が隠れている場所を的確に識別すると、先ほど装甲車を破壊した槍を、デルモ目掛けて投げつけてきた。
その一撃は見事に弾薬に命中して、弾を爆発させた衝撃でデルモ(ウェイトレスもどき)をアクション映画のワンシーンのように吹っ飛ばした。
ウェイトレスもどき「わあぁぁっ!!」
ウェイトレスもどきは両隣の青デルモ(7話で一緒に仲良く気絶していた娘)も巻き込みつつ、空中で3人仲良く半回転して、胸や尻を丘の斜面に
バウンドしながら打ち付け、苔の生えた地面に顔をめり込ませるようにうずめて気絶した。
(微妙な半ケツパンモロアップで7話よりもインパクトのある倒れ方が、痛々しさを打ち消す感じ)
サイボーグは残ったデルモを仕留めようと、隠れている場所を熱感知センサーで的確に捕捉していた。人間であるデルモ達は、姿は隠れていても、
体温は無防備に晒すこととなった。サイボーグの熱探知システムはさっき面食らったときよりも調整されており、榴弾を食らった爆発程度にも
耐えられるようになっていた。
ウェイトレスもどき達が隠れていた丘とは別の方角より、サイボーグに榴弾が飛んできた。
銃座のある洞穴に身を隠していた別の青デルモ(6話のパンモロ娘数名)が、榴弾をサイボーグ目掛けて次々に撃ち込んできた。
榴弾はサイボーグの足元で爆発し、鋭い破片が浴びせられた。
青デルモ「やったか?」
榴弾の爆発が収まらない中から、螺旋状の4頭の蛇が現れ、デルモが隠れている洞穴にそのまま突っ込んでいった。
青デルモ「キャア!な、何!?」
青デルモ達は一瞬にして絡みつかれ、蜘蛛の巣に捕まった蝶のように為す術がなかった。蛇はコスチュームの中にまで入り込み、柔肌や乳房を
直接締め付け、激痛を浴びせるとともに締め落とした。丘の斜面に投げ出され、ずるずると力なく滑り落ちていった。
滑り落ちたあとは藍華に倒されたとき(言うまでもない6話のあのシーン)のようにパンモロしつつ、今回はおまけでコスチュームが破けて
美しい半裸の上半身をあらわに晒していた。
敵は隠れたデルモ達の体温を逃さず、的確に感知していた。オルタネートの蛇にしろ、ビーム状に輝く槍にしろ、反撃してくるデルモ達の体温を追って
一人、また一人と次々デルモを仕留めていった。
デルモ達はバタバタと倒されていった。意識はなく、かなりのダメージを追っていることは確かなものの、死人や再起不能の傷を負った者はいないようだった。
代わりにコスチュームの胸の辺りやスカートが裂けていたり、パンティがずり下がって半ケツを恥ずかしい格好で晒したままいやらしく倒れていた。

65名無しさん:2007/12/01(土) 00:13:20
〜場面が切り替わってコントロールルーム〜(丘陵に隠れた青デルモ達が倒される少し前)
予想外の事態に、ホワイトたちの表情は険しい。
これが只の火災であれば、今頃はみな安心していただろう。燃料集積所は、最悪の事態に備えて
機械泡と粉末を混合した消火剤(燃料より大量に配備)の噴射装置を作動させているため、
炎があれ以上燃え広がる心配はない。それどころか鎮火されつつある。
デルモ達にとって本当に予想外の事態とは、自分たちの本拠地を破壊しつつある正体不明の強者が現れたことである。
(モニターには、青デルモが洞穴から機関銃やロケットランチャーを撃つが、サイボーグがしなやかな身のこなしで
回転しながら大きくジャンプしつつ、オルタネートの蛇を竜巻のような壁にして、
爆風や破片を難なく受け流すところが映し出されている。)
本国艦隊の攻撃に顔色ひとつ変えることなく、いとも簡単に退けた彼女たちが、半分遊ばれるように蹴散らされている。
(ここでまたモニターに映し出されているのは6話のパンモロ娘の一部+αが半裸の上半身まで晒しながら
藍華に倒されたときみたいな格好で倒れているところ)
N「司令、まずいですよ!このままではこちらに乗り込んできそうです。」
エスコ「まともに立ち向かっていては、とても応戦できそうにありません!」
P「・・・奴の弱点は!?それさえわかれば・・・。」
今のところ死傷者がいないだけ不幸中の幸いだったものの、この先どうなるかわからない。
もしくは、敵はわざと自分たちを嬲り者にするため、あえて止めを刺さなかったのかもしれない。
しかし敵の正体や目的がわからない以上、そんなことを考えてもどうにもならない。
司令は時が来れば、自らの手で藍華と決着をつける目的を忘れたことはなかった。しかし、今はその目的はもはや
何の意味も成さない。
最高指揮官の自分までもが度肝をぬかれたままでいては、ますます犠牲者が増える一方だ。

66名無しさん:2007/12/01(土) 00:42:28
司令はこれまでの展開を冷静に分析してみると、サイボーグが機銃や榴弾さえ上手く受け流して
しまっていたのが気にかかった。
副官も同じことが気になっていたため、司令に尋ねてみた。
副官「司令、やつは何らかの方法で、目に見えないシールドのようなものを張っているのでは?
それ以外にも、見えない場所にいる相手を簡単に見つけられるのは、熱探知機でも使っていると思われますが。」
司令「確かにそうかもしれない。もしそうだとしたら、まずそれを封じないと。」
それを聞いた副官は司令の方を見ながらうなずく。
司令「ジャミングレーザー光照射装置(ジャミング効果の電波と相手の視力を奪うレーザーを織り交ぜたもの)
発動。高出力レーザー、エネルギー装填準備。」(これらの武器は全て天才科学者ルドルフ・ハーゲン博士の遺産)
ホワイトデルモ一同がコンソールを手際よく操作していくと、本部を囲むように備え付けられた照射装置が作動。
ターゲットであるサイボーグだけにジャミング電波と目潰しレーザーが浴びせられるように、
照射装置の照準が砲台のようにロックオンされる。(なおかつ万一他のデルモ達が巻き込まれないようにとの配慮も当然ある。)
だが敵は榴弾を連続して撃ち込まれても楽に受け流していたので、完全になめきって余裕。
エスコ「ジャミングレーザー光照射装置、ロックオン完了しました!」
司令「ジャミングレーザー発射!」
〜切り替わる場面〜
油断したサイボーグに、ジャミング効果と目くらましによる目潰しが直撃。
(場面が敵からの視界に切り替わる)
眩しさで視界がぼやけたうえ、多少の爆発にも耐えられるように調整済みのはずの熱探知ビジョンが、
再び機能しなくなっている。
違和感を覚えたサイボーグはあたりを見回し、自分の両手を目の前にかざしたりしている。
また遠目で倒れているデルモや負傷して避難したデルモ達の姿を見てみるが、体温が感知できないため、
見えづらくなっている。
どうやらジャミングの効果があったようだ。

67名無しさん:2007/12/01(土) 00:44:15
一方、別の大砲にもエネルギーが装填されている。こちらは高出力レーザーである。
エスコ「高出力レーザー、エネルギー装填完了。これより発射準備に入ります。」
次に立ち向かうのはこれまたハーゲンの忘れ形見である、高エネルギーのレーザー兵器(わざわざ
エネルギー装填したのは光線を連続で撃てるように)を搭載した大型の主砲だ。
操縦者は無論、2人のピンクデルモだった。(ひとりはスージー、もう一人の補助はビアンカに仕事をとられた娘)
スージーともうひとりは装甲車緊急発進の手配後、鎮火装置の作動を確認しつつ何時でも高出力主砲に
搭乗できるように待機していた。
敵はちょうど丘の頂上にいるうえに、周りにはすでに他のデルモ達はいないため、誰も巻き込む心配などない。
奇襲するにはうってつけだったが、直後にサイボーグの長い髪が変化し、地面に触れた途端砂塵が渦巻き出した。
砂塵はサイボーグの体全体を包み込むほどの勢いで巻き起こり、肉眼では全く見えない。
しかしレーダーはサイボーグの位置を見失うことなく、的確に捉えていた。
照準器にもレーダーと同じように、砂塵や煙で見にくい視界を分析して標的を捕捉する
機能が備わっているため、敵の位置は正確に把握できていた。
ビアンカに仕事をとられた娘「あの程度で身を隠したつもりかな?」
スージー「私語は慎みなさい、やるわよ。」

68名無しさん:2007/12/01(土) 00:45:32
2人のピンクデルモは狙いを定めており、発射スイッチもいつでも押せる状態だったが、1秒だけ遅かった。
地面を割って現れた竜が高出力レーザー砲を真っ二つに裂いたあとだった。
竜の正体はオルタネートの蛇と同じように、サイボーグの長い銀髪が変化した武器だった。
砂塵がサイボーグの周りを舞っていたのは、大きな竜に変化した髪が地面を砕き、地中を抉りながら
高速移動していたからである。
竜の姿をした鋭利かつ爆発力を備えた武器は、地中から地面をかち割りながら主砲に命中すると、
そのまま貫くように粉砕したのであった。
衝撃で2人は外に大きく投げ出され、直後に爆発が起こり、瓦礫のような破片が崩れだした。
2人のピンクデルモは爆発に巻き込まれてハンバーガー化するのは免れたものの、ダメージは十分だった。
スージーはやわらかそうな胸を地面に押し付け、尻を突き上げるような恥ずかしい格好で意識をなくしてしまった。
(アングルはやはり秘部透けパンティ晒し&尻と股間から胸の辺りまでにかけてアップ)
コスチュームが破けて滑らかな背中と腰の辺りまで露出していた。
形の良いヒップとともに晒したくびれは色っぽい曲線を描いており、それらが痛々しさを打ち消していた。
もう一人もスカートもろとも鳩尾の辺りまでコスチュームを裂かれ、パンツ丸見えは言うに及ばず、
引き締まった腹全体まで露出したまま大の字に伸びていた。

69名無しさん:2007/12/01(土) 00:46:32
戦闘不能になったデルモ達のうち、傷つきながらも意識を取り戻したヴァレリー他数名―3話で
ハーゲンの艦内放送中に最初に写った茶髪ロング&ショートボブの青デルモ達と、(この2人は
コスチュームが破けて乳房まで見え隠れしてスカートも破けている)
同じく3話のラグ砲弾扱った2人のピンクデルモは軽傷だったため、負傷している他のデルモ達を
担いで避難し始めた。ヴァレリーが無線で救護班を要請していた。
爆発炎上した砲台に佇んでいるサイボーグはそれらに気づいていたものの、相手がこれ以上
抵抗できないとみなしたのか、
一瞥したのみでなにもしなかった。
反撃できない相手(ただし、それでも障害となる相手なら話は別)は攻撃対象とはみなさない性質が、
デルモ達にとって幸いした。

70副官:2007/12/01(土) 02:22:33
お待ちしておりました。
毎日このスレを覗いております。

71名無しさん:2007/12/01(土) 14:51:02
>>70 今更ながら初の自作SS読んでいただきありがとうございます。
ちなみに>>46>>47ではあえて明かさなかったけど、オルタネートサイボーグの
さらなる詳細はこの先の展開で明らかになります。

72藍華さん ◆nmnpd8qryE:2007/12/01(土) 17:31:03
控えてはおりましたが、私もご投稿の最初から楽しみに拝読しております。

73名無しさん:2007/12/19(水) 15:26:16
モニターに映し出された竜を見せ付けられ、ホワイトデルモ達はすっかり度肝を抜かれていた。
全身が凍りついたかのように動けず、意識が遠のいてしまいそうだった。この世に存在しないはずの
怪物に遭遇してしまったような、かつてないほどの驚きだった。
この破壊者は、絶えず鈍い音を立てながらタングステンのように両目を煌かせ、銃弾や爆弾を全く寄せ付けず、
簡単に受け流してしまう。さらに、隠れた相手の位置も的確に察知できる能力がある。
挙句は髪を竜に変化させてなんでも叩き潰す。
スタイルの良い美女の姿をしており、艶やかな銀髪をなびかせてエキゾチックな雰囲気を漂わせているとはいえ、
どう見ても強大な怪物だった。
だが、司令と副官は恐怖感や雑念をあわてて振り払った。自分達をハンティングゲームの獲物のように
襲うこの怪物をどうにかしないことには、全員助かる見込みがないと覚った。
撤退も十分あり得るが、それには敵を何らかの方法で足止めしないと、無事で逃げ切れる確立はゼロだ。
(コントロールルームのレーダーが反応、敵の位置を知らせる)
R「敵が内部に侵入!CブロックとDブロックをつなぐ連絡通路を移動中です。」
基地内にはいたるところに侵入者対策のガーディアン・トラップが仕掛けられていたため、
(使われなくなった軍の要塞を再利用した基地であるため侵入者対策のレーダーやトラップは
仕掛けやすい構造、ちなみにトラップはデルモ達の大好きなハーゲンの遺産)いつでも迎撃できる状態だ。
鳴り続けるパルス音とともに、レーダーにはサイボーグの位置が的確に表示されていた。しかし、
モニターには何も映っていなかった。正確にいえば、連絡通路には誰もいなかった。
P「・・・おかしい・・・。」
サイボーグは確実に本部に侵入していた。レーダーにも敵の存在が反応している。だが、肝心の姿が全く見当たらない。
今のコントロールルームには基地内のあらゆる場所が映し出されており、サイボーグの居場所など一目瞭然のはずだった。
エスコ(困惑した表情)「敵は現在Cブロック、第一エレベーターのシャフトの前です。(さらに驚いた表情)姿は見当たりません!」
P「どうやって移動したんだ!?」
相変わらず、ディスプレイにサイボーグがいるはずの場所を映してみても何もない。それらの周辺の通風口や狭いダクト内も映してみたが、
サイボーグの姿どころか、侵入された形跡もない。
N(焦りといらだちの混じった表情)「どうなっている、やつは何をしたんだ。」
お互い顔を見合わせた司令と副官は、これまでにない悪い予感がしていた。2人は怪物の正体をようやく覚りつつあった。
副官(思い切り不安げな表情)「司令、やつはバリケードが仕掛けてあることを知っていたのでしょうか?
もしかしてやつの正体は・・・。」
司令(微妙に引き攣った表情)「そんな・・・。あれは、まさか!?」

74名無しさん:2007/12/19(水) 15:29:43
案の定、サイボーグはバリケードを迂回し、天井裏の狭い隙間を移動していた。
サイボーグは事前に基地の様子を補足していたため、高出力レーザー砲や、侵入者対策のレーダーや
バリケードの存在を察知すると、デルモ達が予想だにしない対策を一通り練ってから襲撃をかけたのだった。
司令と副官はそれに気づいたが、遅きに失した。
すぐに司令はサイボーグがいる付近のデルモ達に無線で知らせた。
司令「そこからすぐに離れなさい、侵入者が近づいています!」
無線に応じようとした黒デルモ達(6話で藍華さんに麻酔弾食らった娘)を、サイボーグが背後より目にも留まらぬ
早業で仕留める。
サイボーグ(ぶんどった無線で)「・・・侵入者が近づいています・・・侵入者ガ近ヅイテイマス。・・・フッ。」
一度目は司令の声で、二度目は全く別物の声で返事が返ってきた。みるみるうちに青ざめた表情の司令。
これまた度肝をぬく声帯模写だ。紛れもなくサイボーグのものだ。
司令「・・・しまった・・・!」
天井裏の狭い隙間より侵入したサイボーグは、続いて黒デルモたちを仕留めにかかった。天井を破った先には
黒デルモのみさき、さえ、ゆきの3人がいた。
しなやかなかつ身軽な動きで床に着地したサイボーグは、肉食獣のようなスピードで3人に向かっていった。
彼女たちは一瞬驚いた後、身体をスクリューのように回転させた旋風脚で次々に倒された。
蹴りの風圧で風まで起こる勢いだった。
みさき「ひゃぁっ!」
さえ「がふぅ!」
ゆき「んぐぁっ!」
3人はで飛ばされたようにすっ飛んで、いやな音とものすごい衝撃がした。
みさきは万歳のような格好のまま脚をVの字に開いて吹っ飛ばされ、鳩尾をまともに蹴られたさえは
前のめりに崩れた格好のまま弾き飛ばされ、目を剥いてよだれをたらして気絶(当然背中が見えるほど
スカートがめくれて尻を突き上げたような姿勢のパンモロ)、ゆきはこれまたスカート全開で半回転しながら宙を舞い、
落下先は美脚を投げ出してうつぶせに倒れているみさきの尻(アングルは秘部と尻のアップ、
パンティの食い込み部分に頭がジャストフィット)を枕代わりにして失神というおまけつきだった。

75名無しさん:2007/12/19(水) 15:37:24
サイボーグの攻撃はなおも激しさを増す。
両手にかなとさおりを捕まえると、顔や首をギシギシと締め付けて痛めつける。2人はじたばたもがくが、
彼女たちは蜘蛛の巣にかかった蝶よりも無力だった。
当然かなわないとわかっていても、あいとりかは何とか2人を助けたかった。勝ち目のない戦いを挑むかのごとく、
両側から挟み打ちでサイボーグ目掛けてパンモロ回し蹴りを放った。
(あいは上段回し蹴り、りかは後ろ回し蹴り)
だがサイボーグはかなとさおりを盾に使ったため、二人は味方に顔面を蹴り飛ばされるという悲惨な目に遭った。
サイボーグは一瞬ひるんだ2人に対し、あいをカウンターの横蹴りで、続いてりかを踵蹴りで蹴り飛ばした。
あい「あはぁっ!」
りか「ふぐぅっ!」
あいとりかはこれまたブルース・リーに倒されたオハラ(燃えよドラゴンより)のごとく吹っ飛ばされたうえに、
勢いで他の黒デルモたち(あいは藍華さんに背負い投げされてみぞおちへの一撃で気絶した黒デルモA に、
りかは6話の藍華に踏み台にされて風呂に沈められた娘に直撃)が巻き込まれて昏倒させられた。
あいは半ケツパンモロで壁にコアラみたいな格好で叩きつけられ、重力による落下先はAの顔にヒップドロップ。
Aはこれまた駐車場で藍華さんに倒されたときみたいに大の字、りかは駐車場の再現のように背中が見えるほど
スカートがめくれて安産型の尻を晒しながら踏み台娘の胸にのしかかるように顔を埋め、抱き合うような格好で失神。
かなとさおりは既に失神していたが、やぶれかぶれになって向かってきたデルモ(6話のロッカーに突っ込んだ娘と、
バスルームで藍華さんに最後に倒された2人)目掛けてハンマー投げのように遠心力を利かして投げつけられた。
デルモ達はピンボールのようにはじき倒され、特にロッカーに突っ込んだ娘は今度は壁に突っ込んで
6話の再現のような倒れ方。
ものすごい衝撃に度肝を抜かれる残りの黒デルモたち。

76名無しさん:2007/12/19(水) 15:42:50
他の黒デルモたちが駆けつけたが、銃器が通用しない相手に到底素手でかなうはずなどない。
デルモ達が全く及ばない力と素早さで、サイボーグはロー・ワイコン(酔拳2に登場した元ムエタイ王者)
の如き超高速回し蹴りや前蹴り、踵蹴り等の連続蹴りコンビネーション(動きに無駄がないうえに広範囲に
蹴り分けているため予測が困難)で黒デルモ達(あゆみ、えり、なおみ、Ⅲ−A~E)を
次々なぎ倒していく。
あゆみは胴体のちょうどくびれた腰の辺りに回し蹴りを食らって回転するように弾き倒され、
えりはほぼ恥丘の辺りを蹴られ、前のめりに倒されてスッテンコロリン(この瞬間、アングルは
勢いでスカートがめくれ上がり、秘部が透けたパンモロ尻のアップ)、かなわないと覚りつつも
跳び後ろ回し蹴りで反撃しようとしたなおみ(藍華さんにジャイアントスイング食らった赤毛ロングの娘)
はカウンターで尻を蹴られて恥ずかしい姿勢で蹴り落とされる。
あゆみはうつ伏せでスカートがめくれてTバックの尻露出、えりはまんぐり返しでパンモロ、臍まで剥き出し。
なおみは尻に痣までつくってえりの身体でバウンドして仰向けに倒れる。バウンドした理由は勿論
なおみのでかい胸とえりの安産尻&柔らか股間が接触したため。
Ⅲ−AとBは逃げる間もなく胸の谷間と下腹部(臍の下辺り)に踵蹴りをめり込まされて崩れるように倒れ、
Cは股間を蹴り上げられて(アングルはパンモロの股間から胸の辺りにかけてアップ)吹っ飛んだ先にいた
Dの胸の谷間に頭から突っ込んで共倒れ。Dは弾かれるように倒され、これまた臍が見えるほど
スカートがめくれてダウン。
E(りおんに下着の趣味が悪いと指摘した娘)は前蹴りで前のめりに倒されたあと、倒れているなおみの上に投げ捨てられ、
なおみの胸に頭から突っ込んでしまい、うつろな目でよだれを流して失神。
アングルは皆倒される際に乳房や秘部のアップが見られる、1話の駐車場バトルよりも過激な倒され方。

77名無しさん:2007/12/19(水) 15:44:08
残りの黒デルモ(6話のカラオケルームで郷造に倒された連中)はあゆみ達と同じように蹴り倒された。
まさにちぎっては投げ、ちぎっては投げといった表現がふさわしく、これは戦闘などというよりは、
単なる人間狩りだった。
あとにはよだれをたらしつつ涙目でダウンした黒デルモたちが転がっていた。みんな尻や大腿に
蚯蚓腫れをつくり、中でも重なり合って倒れている娘(あゆみ&なおみ&Ⅲ−E)はお互いの胸や尻に
顔や身体をうずめたまま昏倒させられていた。特になおみの大きく柔らかそうな胸は、Ⅲ−Eに顔を
うずめられたことでぐにゅりとたわんでいやらしく変形していた。
さらにⅢ−Eの尻はⅢ−Cに枕にされてなおさらいやらしく変形していて、これまたどう見ても
痛々しさを打ち消しそうな色っぽさを醸し出していた。

サイボーグは一つ一つの動作がシャープな印象を受ける歩き方で、残された黒デルモ達の方に向かってきた。
金髪黒デルモ(5&6話に登場)「よせ、やめろぉっ!!」
赤毛黒デルモ(同上)「わあぁぁぁっ!!」(腰を抜かして秘部くっきりのパンティ晒して後ずさり)
彼女たち以外にも、6話でスカートを引っ張られて階段転げ落ちた2人は既に完全に戦意を喪失。
(特に後者はうずくまって抱き合っている。)
彼女達の前で立ち止まると、ターミネーターが喋るように抑揚のない口調で、サイボーグが言葉を発した。
「死傷者ハゼロダ。全員、致命的ナ損傷モナシダ。」
りおんにスカートを引っ張られた娘「・・・なっ・・・?」
黒デルモ達はサイボーグの性質など全く知らないため、状況が理解できなかった。今にも混乱しそうだった。
なおも怯えている黒デルモ達に一通り冷たい一瞥を向けた後、シュルルと髪を変化させると、
床を抉って穴を開け、その中に潜るように去っていった。

78名無しさん:2007/12/19(水) 15:54:11
これまでの一連の流れは無論、コントロールルームのモニターに筒抜けだ。
愕然とする司令、副官、その他ホワイト一同。
デルモ達の武器を一切寄せ付けない上に、どこかしら見覚えのある能力を持つこのサイボーグは、
数ヶ月前に皇藍華(シヴィエ藍華)が犬吠島の基地を壊滅させた姿を思わせるものがあった。
特に胸のオルタネートから繰り出した攻撃など、形状こそ異なっているものの、触手のような武器にするのは、
藍華のそれと全く同じやり方だった。
だが司令と副官はこの強力な敵に対し、どこか思い当たる節があったため、襲撃者の正体が藍華ではないこともわかっていた。
思い当たる節とは、ルドルフ・ハーゲンが妹のネーナに造っていた、オルタネートメタルの複製だ。
ハーゲンは藍華のオルタネートメタルを複製にした、人型兵器の開発も行っていた。
天地の元となった大地母神の名をとって、ティアマットと名づけられたそれは、オルタネートメタルを
アレンジして開発されたオルタネートサイボーグだった。
あの時機能テストなどは一切行わなかったが、司令と副官はいうに及ばず、ホワイトの連中はハーゲンが
オルタネートサイボーグを造ったことを知っていた。
もちろん、それの戦闘能力はいうに及ばず、危害を加えない限り襲ってこないことも知らされていた。
(回想シーンはホーリー・ファクス号のラボセクションルームでハーゲンがオルタネートの複製を開発中)
だが、彼女たちはそれのコア形態であるメタル球しか目の当たりにしていなかったため、それの真の姿が
どのようなものであるかまでは知らない。
しかし、今モニターに映っている敵の性質は、ハーゲンの言っていた通りの特徴がものの見事に当てはまっている。

司令(7話の洞窟で藍華にボロボロにされた部下達を見たときみたいに驚愕の表情)
「まさか・・・あれが、ハーゲン様が造ったサイボーグなのか・・・?」
エスコ(ちょっと信じられないといった表情)「しかし司令、あれはホーリー・ファクス号とともに消滅したのでは?
仮にあの爆発に耐えられたとしても、ハーゲン様の話では、自分に障害となる相手しか攻撃対象とみなさないはずですが。」
P「ハーゲン様の造った兵器が、われわれを襲うのはどうしてでしょうか・・・?」
司令「詳しくはわからない。・・・考えられることは、ハーゲン様亡き今、あれをコントロールできる者が
誰もいなくなったせいで、暴走を始めたのかもしれません。」
副官「あの化け物の正体が例のサイボーグであるなら、今回の襲撃は全て辻褄が合ってしまいます。」
2人は冷静に話しながらも、汗がかなり噴き出し、白く美しい首筋に濡れた髪が絡みつくように張り付いていた。
精一杯平静を装っているものの、表情もどこか焦りを隠せない。

79名無しさん:2007/12/19(水) 16:02:05
〜ホーリー・ファクス号より総員退避の回想(4話より)〜
デルモ達はホーリー・ファクス号より脱出する際、ティアマットを置き去りにしていた。
それゆえティアマットはホーリー・ファクス号の爆発に巻き込まれながらも脱出し、宇宙空間を漂いながら
地球までやってきたが、置き去りにされたことでデルモ達を恨んでいるわけではなかった。
ティアマットにとってそんな程度のことはどうでもよく、それで恨みを抱くのはくだらないことだった。
デルモ達は残念なことに、もっとも大事なことに気づいていなかった。
擬似人格と思考能力をもつがゆえ、自身の意思で行動することができるオルタネートメタル。
それをベースにアレンジされたサイボーグであるティアマットは、造られた当初からハーゲンの
思い通りに従う気は全くなかった。
実験により多くの犠牲者を出し、ネーナもオルタネートの負荷に耐え切れず暴走させてしまったように、
人間がそれをコントロールするのは困難というのも生ぬるい。
本来人間とオルタネートの融合は非常に危険なものである。いってみれば、オルタネートメタルが
自分をコントロールするにふさわしいと認めた相手でなければ、例え持ち主や開発者であっても破滅を招くのみ。
要するにオルタネートが暴走したのは、不適格の烙印を押されたというわけである。
オルタネートメタルで造られたサイボーグであるティアマットからしてみれば、地球人の中で最高レベルの
天才科学者であるルドルフ・ハーゲンとて、自分を野望のための兵器として扱うのは傲慢以外の何者でもなかった。
ハーゲンが自分にとって不適格とわかると、すぐに自身の手でハーゲンを妹のネーナもろとも始末するつもりだったが、
2人は兄妹で宇宙に散ってしまった。
しかし正確にいえば、そのきっかけを作ったのはティアマットだった。
ネーナのオルタネートが暴走したとき、彼女はそのまま跡形もなく潰されるはずだった。
しかし、原型をとどめなくなったオルタネートに絡みつかれていただけで、彼女は死んではおらず、
最期はハーゲンを巻き添えにして宇宙空間に飛び出した。
そうなったのは、既にティアマットが目覚め、コア形態のままネーナの崩れたオルタネートに密かに接触しつつ、
内蔵されたナノテクノロジー・トランスジェクター(コンピュータのプログラムの書き換えや機械を
自分の望むとおりに作動するように操作)を使って暴走を緩めていたのであった。
わざわざそんなことをしたのは、ハーゲンとネーナが2人そろったところを仕留めるつもりでいたからである。
宇宙空間に放り出したのも2人に対する制裁だった。
(ただし、藍華とりおんが巻き添え食らいかけたのはあくまでも事故。実戦経験が皆無ゆえ手口は雑。)

80名無しさん:2007/12/19(水) 16:03:28
ティアマットは無差別な破壊、殺戮はやらないし、侵略行為にも一切の関心をもたない。
むしろそれらの行為はばかばかしいとみなす。
されど、自分にとって障害となるもの―自分に立ち向かってきたり、危害を加えたりするならば
話は別であり、自分をコントロールしようとする相手でも不適格(能力だけでなく、人間性なども
見抜くため)
とみなせば、一切の例外なしに容赦ない制裁を下す。
(例を挙げれば、テロリストや独裁国家などが利用しようとすれば逆に壊滅させられて終わり)
このサイボーグにとっては、自分を野望のための道具として扱おうとしたハーゲンを慕い、忠誠を誓った限り、
デルモ達は全員同じ制裁の対象なのだ。

81皇藍華万歳:2007/12/22(土) 15:06:35
これまでの展開でわかりにくいところ(特に青デルモが正確に誰なのか)がないように、読みながら
イメージできるように解説しておきます。他にもわからないところがあれば質問を受け付けます。
>>52 第3監視塔の青デルモ2人はS(頭に一撃食らった方)とB。いずれも軽傷
1階で交替のため待機中のデルモ(7話でメイピアに吹っ飛ばされた2人とラストで包帯姿のやられ役)
→ただし、いつも待機しているわけではない。交替時間近くになってから来る娘もいる。この点はまちまち
>>57 燃料集積所で巡回している青デルモは7話のはくちょうまるにロケットランチャーを撃ち込んだ
名もなき青デルモと、同じく7話の通路でシヴィエ藍華に倒された娘2人(特徴はピンクのヘアバンド)
>>58 集積所の爆風ですっ飛んで失神の娘は上記と同じ
司令に報告している青デルモはW 炎上した集積所で倒される青デルモ達はWとD、U、V、3話でメイピアに踏み倒された娘
ヴァレリーの指示で負傷者を助ける青デルモは2話でガストに厨房や通路で倒された娘
>>62 「なんて奴」の台詞は青デルモT キャサリンと一緒にまとめて倒された青デルモは2話の甲板上
であとから(藍華の変身が解けたあと)やってきて3話でもバンドラと銃撃戦をやった連中
>>64銃座のある洞穴(こちらはただ隠れるだけでなく、武器や砲弾を運んだりする必要があるため、
基地内部に続いている。)
またこの際、サイボーグは映画のベロキラプトルのようなフットワークで丘の斜面を移動中→周りには
他のデルモ達がいないから狙いを定めやすい。
「やったか?」の台詞は6話でパンモロ組の指揮官、コスチュームが破けて半裸になった娘はC、X、
3話でハーゲンの艦内放送中に最初に写った茶髪ロング&ショートボブの青デルモ
ちなみに>>65で半裸の上半身晒してパンモロで倒れたところをモニターに映されたのもこの娘達
>>66 遠目で倒れているデルモ(ウェイトレスもどきら3人)や負傷して避難したデルモ(半裸のX)
軽傷のデルモ達がダウンした他のデルモ達を運んでいくところ→ヴァレリーが青デルモCを抱きかかえ、
他の2人の青デルモは青Tを、ピンクは青Xをそれぞれ2人がかりで運ぶ
>>74 司令が最初に倒された2人の黒デルモに無線で知らせたとき(アングルはサイボーグの熱探知センサーからの視点、
2人の黒デルモの体温を確認後、床の内部から透視して様子を伺っている。)
天井を破って現れた侵入先(みさき、さえ、ゆきを倒したとき)→2人の黒デルモを仕留めたあと、監視装置を破壊、
床を破って下の階に移動。(同じ階に全員固まっているのは不自然)
>>79 藍華とりおんが巻き添え食らいかけ→あくまで個人的な意見だが、藍華さんが再度変身して
宇宙船内に無事避難できたと思われる。ただし3話みたいに気力と体力尽きてそうだけど。
>>80 ハーゲンとネーナが2人そろったところを仕留めるつもりでいた→楽しみはあとにとっておくほど良い
同じ制裁の対象 デルモゲニィ全員同じ制裁という意味。デルモ相手には命まで奪うつもりはない。
ただし、ハーゲン兄妹は抹殺の対象。(兄妹そろってオルタネートメタルから嫌われている?)
というわけです。
ちなみに青デルモはttp://comic.2ch.net/anime/kako/1001/10012/1001263120.htmlの367−370、376
を読んで頂ければより詳しい解説が載っております。(ぱんちーと様有難う)

82副官:2007/12/22(土) 23:54:32
うーむ、これは凄い。
登場キャラは、何人居ることでしょうか。
それらを書き分けておられる技量に感心いたします。

83名無しさん:2008/01/05(土) 10:03:07
ブラボー!!ぜひ続きを見たい!

84名無しさん:2008/01/29(火) 17:01:10
(場面が切り替わって別のコントロールルーム)
もうひとつのコントロールルームで、反撃の機会を伺いつつ、モニターを見据えている4人のデルモがいた。
黄金色をベースに胸元が大きく開いたミニスカコスチュームは、デルモゲニィの特殊工作部隊、
ゴールデン・デルモのものだ。
ゴールデン・デルモはデルモゲニィの中でも選りすぐりの実力者であるが、肝を冷やすような気分で
滅入ってしまいそうなのは、彼女達とて例外ではなかった。
夢にも思わない能力を次々と駆使する怪物に対し、反撃の糸口を見つけるのは困難だった。
4人の中で一番苛立っているのはビアンカだった。彼女は険しい表情でモニターを食い入るように見つめながら、
悪態をついていた。
ビアンカ「化け物め!悪い夢でも見ているみたいだ。」
思わずディスプレイを叩いてしまう。彼女はできれば今すぐにでも出撃したい気持ちでいっぱいだった。
しかし、今回の敵は正面衝突できる相手ではない。犬吠島で藍華に蹴散らされた時の再現、もしくは
もっと悲惨なことになるかもしれない。
その過ちを繰り返さないためにも、不用意に立ち向かうマネはできないため、歯がゆい思いをするばかりだった。
トニア「こんなヤツが存在するなんて。一体何者?」
ビアンカの背後では、トニアがこの滅茶苦茶な状況に対し、不安と苛立ちと驚愕の混じった複雑な表情をしている。
サニア「なぜ襲ってきたんでしょう?随分派手にやってくれますわね・・・。」
トニアのすぐ隣で、サニアが同じように呟いているが、その困った表情がなぜかやたら可愛い。
だが、一番小柄で若い娘、リエ・ペトリヤコワだけは冷静だった。リエはホワイトデルモがそうしていたように、
これまでの展開を分析していた。
リエ「・・・惜しかったわね。高出力レーザー。最初からバレてたせいで、せっかくのチャンスが無駄になっちゃったわね。
・・・でも、大した能力をもっているのね。」
ビアンカはリエの方を振り向くと、睨みつけるような鋭い目つきをしながら問いかける。
ビアンカ「感心するだけか?これだけやられたのに。」
リエ「いいや。言うまでもないけど、コイツは敵の体温とか動きを感知できるわよね。」
ビアンカ「・・・あぁそうだろうな。でも何が言いたいんだ?」
リエ「バリケードを簡単にすり抜けたのも、探知機みたいのを使ってるからでしょうね。これは厄介だけど、同時に弱点よね。」
ビアンカ「弱点?どういう意味だ?」
サニアとトニアも「何だって?」という感じでリエの方を見る。
リエ「まぁ要するに、予め私達がいるのを気づかれないようにした上で、探知機能を封じ込めてやれば、有利に戦えそうよ。
妨害電波でも流せば完璧までいかなくても、ある程度は封じられそうね。コイツを倒すことができたら、
私達が一から出直した甲斐があるわ。データも手に入るかもしれないわよ。」
サニア「まぁ、素敵。その手がありましたわね。」

85名無しさん:2008/01/29(火) 17:10:01
司令達のコントロールルームより、無線に連絡が入った。ビアンカが応対して指示を仰いでいた。
ビアンカ「はい、了解しました。」
司令は一言付け加えた。
司令「・・・今回の相手は最悪です。くれぐれも深追いはしないように。」
ビアンカ「はい。ですが、必ず御期待に応えてみせます。(無線を切ると、リエの方を見る)
お前の言うとおりだ。どうやら、司令も既にご存知のようだな。」
リエ「考えることは一緒みたいね。」
サニア「いよいよ出番ですわね。」
作戦内容は、まず司令達が妨害電波を流すことで電磁場を作り、ティアマットの探知機能を損なわせることだった。
(デルモ基地の監視装置やトラップは影響を受けないように周波数が調整済)
熱探知機とスキャン機能を封じた上で最初の罠に誘い込み、ゴールデンが4人がかりで奇襲と2つ目の罠との挟み撃ちで
仕留めるというものである。ただしチャンスは一度きりだろう。

ティアマットは襲撃の最終段階として、壁裏や天井裏の隙間を移動しながら司令達のいるコントロールルームへと
向かおうとしていた。
だが、突然その動きが止まった。電磁波の干渉で視界が急に悪化したうえに、知覚が鈍り始めたためだ。
壁の裏に潜んだまま基地内をスキャンしつつ、ズームアップしてみるが、上手くビジョンに映らない。
壁を内側より蹴破ると、ブロック間の連絡通路に入り込んだ。連絡通路は上層から地階まで
広く見通せる構造になっており、地の利を優位にするためだ。
だがそこはさらに濃密度の電磁波が漂っており、視界全体がハレーションに覆われたようにぼやけてしまった。
ティアマットはすぐに周辺をスキャンしたり、熱探知ビジョンで探ったりしてみるが、相変わらず視界や知覚は
鈍ったままだ。そのせいで、本来ならば簡単に見破れるはずの仕掛けに気づかなかった。
床がパネルのように次々と跳ね上がり、衝撃でバランスを崩したティアマットは、通路の下に叩き落された。
それらの様子は、司令達のいるコントロールルームでも確認済みだ。
副官「電磁場は効果覿面のようです。まだ安心はできませんが、やつは明らかに視界不良を起こしています。」
司令「(副官の方を見て頷く)あとは、良い結果を待ちましょう。」

86名無しさん:2008/01/29(火) 17:33:18
落下先は、階上まで10メートルほどの最下層だった。一見するとただの広間に見えるが、壁や床の特定の部分には
触れると罠が作動する仕組みになっている。
作戦の次の段階は、これらの罠に誘い込むことだ。ティアマットは妨害電波の影響でセンサー機能が鈍っているため、
罠の存在に気づかない。意識も散漫になっているところを、ゴールデン・デルモが奇襲。
一発、二発と敵の背中に、サニアの撃った爆弾が命中。大きくバランスを崩すティアマット。
もし不意を突かれなければ、青デルモ達を相手にしたときと同じように、オルタネートの蛇や竜巻のような髪で
衝撃を逃し防いでいただろう。
ティアマットはすぐにサニアを見つけると反撃に転じようとするが、同時にティアマットの肩と膝の辺りに
金属がぶつかり合ったような音が響き、衝撃が走る。
リエが鞭のようなカッターリボンで足止めしつつ、トニアが背後より空中で一回転して鉤爪の一撃を叩き込んだのだった。
無論その程度ではダメージは与えられないが、意識を散らすための攻撃としてはうってつけだった。
ティアマットは瞬時に円盤状の武器を作り出すと、リエとトニア目掛けて手裏剣のように投げつける。
だが、全く狙いをつけていなかったうえに、電磁波の影響が残っていたためでたらめな方向に飛んでしまい、
2人はそれをかわすことができた。
リエは大きくジャンプし、トニアは連続バック宙で離れると、再びサニアが爆弾を撃つ。今度はそれを楽々受け止めると
投げ返そうとするティアマット。しかし、同時にビアンカの火炎放射が浴びせられ、掴んでいた弾が誘爆。
ティアマットは爆風でバランスを崩して後退。デルモ達の作戦通り、上手く罠に誘い込めそうだ。
たまらず顔を横にそらせたところに、サニアが続けて弾を撃ち、爆風で押され、バランスをさらに崩すティアマット。
リエ「でぇいっ!!」
トニア「たぁっ!」
完全に爆炎に気をとられている隙に、リエのドロップキックとトニアの跳び後ろ回し蹴り(2人の股間と尻が透けるほどの
純白パンティ丸見え、とくにトニアは7話でガストを投げたときみたいに股間のアングルがエロい)がティアマットの顔面を同時に直撃。
蹴った反動で後方に空中回転して着地する2人。対照的にティアマットはトラップが仕込まれている壁に、勢いよく叩きつけられた。
高電圧ワイヤーが蜘蛛の巣のように飛び出し(昔の原住民がジャガーやピューマを捕まえるのに使った仕掛けと原理は同じ)
ティアマットを包み込むように捕縛。作戦通りの展開だ。
勝利を確信した4人のゴールデン・デルモ。
ビアンカ「やった、ざまあみろ!」(5話の藍華&卿造の装甲車を撃墜したシーンみたいなしてやったりといったテンション)
敵はワイヤーの中で激しくもがくが、装甲車を吊り下げても切れないほど強いワイヤーはますますきつく絡み付いてくる。
サニア「どうやら、勝負ありですわね。」
高圧線ワイヤーに捕縛された敵を見て、サニアは余裕の投げキッスを送る。
(KKコーポレーションのビルを爆破する直前にもやっていた)
リエ「デク人形のくせに散々調子に乗ってくれたんですもの、これくらいじゃぁ足らないわよ♪」
ビアンカ「きっちり息の根は止めてやらんとな。」
トニア「でもこいつは、なぜ私達を狙ったの?最後まで正体がわからなかったわね。」

87名無しさん:2008/01/29(火) 17:42:52
だが絡みついたワイヤーの一部が破れると、大きく揺れる異様な動きを見せながら、内側からワイヤーが切り裂かれた。
ティアマットの両手には、先ほどリエたちに投げた円盤状の武器が握られていた。
武器はサイボーグの身体に吸収されるように収納された。直後にどこからともなく氷柱のような穂先を供えた槍が現れて、
右手に握られていた。穂先はそれ自体が神秘的なエネルギーを発するように、白く煌き出した。
ビアンカ「バカな!!」
トニア「効いていないのか!?」
ティアマットはこれまでの反撃にかすり傷ひとつ負っていないように見える。しかも、一切の感情表現なしに、
涼しい顔をしたまま、冷たい目でビアンカ達を見据えている。彼女達にとってはそれが余計に恐ろしく、不気味に感じられた。
さらにオルタネートの順応力によって、急激な温度変化や電磁場による視界不良の回復が早くなっていた。
(アングルはティアマット視点、視界不良を起こさせていたハレーションがたちどころに消えていく。
ぼやけて映っていたビアンカ達の姿が鮮明に映ると同時に熱探知ビジョンの機能も回復。)
ティアマットは電光石火の身のこなしで槍を投げつけてきた。それは彼女達が立っている手前の床に命中し、強烈
な衝撃で吹っ飛ばされた。(7話でシヴィエ藍華に地中からの一撃を食らった時の再現)
空中でなんとか体勢を立て直したが、ティアマットはわざと外したようであった。
敵は余裕をもってこの戦い、いや、人間狩りを楽しんでいる。もはや逃げられないと覚りつつも、やれるだけのことは
やってやろうと、4人は対決の構えをとった。
リエ「決着をつけるわよ。」
ビアンカ「勝負だ!」(手甲剣をかまえる)

ゴールデンが4人がかりで立ち向かっても、それは無謀な挑戦だった。ビアンカの斬撃(大きく飛び込んでの右ストレート)
は手首を掴まれて止められ、同時に両手のアイアンクローで斬りかかったトニアは龍の尻尾のように
変化した髪でなぎ払われ、クロスカウンター気味に叩き落されてしまう。
急所は外れた(楽しむためわざと外した)が、叩き落された際に肩を負傷、頭から地面に突っ込んだため、
パンティ食い込んだエロい尻がモロ見えに。
敵はビアンカを捕まえたまま振り回し(アングルは5話で藍華さんに投げられたとき以上の股間アップ)、
後方から大きくジャンプしながら砲撃を狙ってきたサニア目掛けて、遠心力を利かして一直線に投げつける。
(ビアンカの股間と尻がサニアの顔面直撃)
二人は大きく吹っ飛んでしまい、地面に叩きつけられかなりのダメージを負う(この時二人ともスカートが全開にめくれ上がって、
おまけに顔をお互いの股間にうずめ合っている体勢)。
さらに敵はトニアを槍で串刺しにしようとした。間一髪、背後からリエの鞭のようなリボンがそれを弾き飛ばして阻止するが、
すぐにリボンをつかまれてしまい、手繰り寄せるように勢いよく引き寄せられたリエは胸元から下腹にかけて
強打(トニアを叩き落した髪が変化したもの)を浴びて失神。
(このアングルは後ろからで、リエが強打をもらうと同時に勢いでスカートまでめくれ上がって6話の最後の失神みたいに
尻を突き出すポーズ。
ただし、今回は戦いの最中に脱げかけたのか、パンティがずり下がり気味)
一方、トニアは肩を負傷しながらも反撃に転ずるが、痛みで動きがおかしくなっており、蔦が絡みつくように髪で絡め捕られ、
首と腰の辺りをギシギシと締め付けられてしまう。
トニア「くっ・・・この!」
ガキィィンッ!
締め付けてくる髪を切り落とそうとするが、自慢の刃は薄いガラスのように簡単に砕けてしまった。
ほぼ同時にティアマットは不意打ちのお返しとばかりに、トニアの首や腰をかなり強めに締め付ける。
トニア「ふぐぅっ!」
首を絞められた小動物のようにもがき、激痛と驚愕に目を剥いて顔を引き攣らせるトニア。
(トニアは強気な表情だったが直ぐに今にも力尽きそうな弱々しい表情に)
ふらつきながら立ち上がったビアンカとサニアも反撃しようと狙いを定めながらも、うかつに攻撃できない。
サニア(やや引き攣った顔で)「トニア!」
トニアは胸の谷間を蹴り飛ばされてダウン。蹴られた衝撃でコスチュームの胸の辺りが裂けてしまう。
直後に髪でなぎ払われ、ビアンカとサニアの方にすっ飛ばされた。(臍の辺りまでスカートが思い切りめくれ上がって
大の字で倒れている)
さらに落とした槍をフワッと宙に舞わせながら回収すると、残った二人もしとめるべく構えをとった。
(右手に槍を、左掌を顔の前で構え腰を少し落とした姿)

88名無しさん:2008/01/29(火) 17:48:22
トニアと双子の姉妹であるサニアは、肉親をいたぶられて倒されたのを目の当たりにしていたたまれなくなり、
とっさに壁抜き銃を構えて狙いをつけた。だが同時に、螺旋状に舞うオルタネートの白蛇に絡みつかれ、
空中に持ち上げられてしまう。
ビアンカが火炎放射器で援護するが、レーザー光線のように飛んできた槍が、火炎放射器を装着している
左腕を斬りつけて防いでしまった。槍は後方の壁にまで命中して突き崩した。
ビアンカは幸い腕が動かなくなるようなことはなかったものの、激痛で引き金を引けなくなった。
宙吊りにされたサニアは空中で一回転してスカート全開の姿勢のまま飯綱落としのように地面に叩き落された。
ものすごい衝撃のあとは、蛇にところどころ破かれたコスチュームからしっとりとした柔肌を覗かせ、
パンツを晒して(臍まで見えるほどスカートも破けている)力なく昏倒したサニアの姿があった。
原初の地母神ティアマットの名を頂戴しただけあって、オルタネートサイボーグは想像を絶する破壊力とスピードで、
彼女達をたやすく翻弄するのであった。
ビアンカ「ちくしょう、お前は何なんだ!?」
仲間が圧倒的な強さで次々倒されるのを目の当たりにしたビアンカは、たじたじと後ろに下がりながら、
引き攣った顔で叫んだ。
ティアマット「・・・侵入者ガ近づいてイマス(司令の声帯模写が重なっている)」
ビアンカ「な、何を言ってるんだっ、バカにするな!くらえっ!」
やけになって向かっていったビアンカ。だが次の瞬間、ティアマットの髪が変化した龍の尾が一閃し、
彼女の下腹から鎖骨の辺りまでを直撃した。
ビアンカは激痛と、敵に対する怒りと恐怖の混じった喘ぎを残してその場に崩れ落ちた。
犬吠島で藍華に倒されたときの再現のように、涙で頬を濡らしたまま、奮闘虚しく敗れ去った。

89副官:2008/02/01(金) 00:49:34
長大なる続編を有難うございます。
投稿の途中でお邪魔いたします。

拝読して、怖い、と感じます。
>>86までは、
「流石はゴールデン・デルモ4人衆」「これで勝負あったか」
と安心・痛快に思っていましたが、
それが >>87から一転して敗勢に。

巧みにアニメ本編を引き合いに出して、各シーンの説明しておられますので、
それぞれが理解し易く同時に迫力が伝わって来ます。
ですから尚のこと、ゴールデン・デルモ4人の切迫した窮状をイメージ出来、
怖くなって来ました。

続きを大いに期待しております。

90名無しさん:2008/05/23(金) 19:09:49
副官様藍華さん様、そして何人おられるかわからないが他の読者の方、
大変ご無沙汰して申し訳ないですが、間違っても放棄したわけではないのです。
しょっちゅう顔を出せるわけではないし、もともと人一倍強烈なアレルギー体質で
花粉症による体調不良が続いていたとはいえ、期待を裏切ったり、予めやるといって
おきながら結局やらなかったり途中でやめたりするようなことはしたくないのです。

というわけで、いよいよ次のレスで第1部が終わります。

91名無しさん:2008/05/23(金) 19:11:07
ホワイトデルモがいるコントロールルームのモニターにはゴールデンデルモ全員の失神姿が映っている。
よだれをたらしてうつ伏せに失神しているリエはスカートが背中まで見えるほどめくれており、半ケツをさらした
つややかな小尻と健康的に引き締まった生脚が、華奢ながらもエロ可愛さを感じさせる。
このエロ可愛さが、力なくうなだれるように意識のない表情とのコントラストにより、なおさら引立っている。
大の字で倒れているビアンカはスカート全開はいうに及ばず、左腕の袖が破けてうっすらと血がにじんでおり、
先ほどの衝撃でデルモ服を大きく破かれ、胸から下腹にかけて剥き出しになっている。露にさらした胸や臍の辺りが
色っぽく、痛々しさをなぜか打ち消している。
サニアとトニアはともに臍まで見えるほどスカートがめくれており(サニアは破けている)、コスチュームの
胸の辺りは派手に破かれて形の良い乳房が露出している。トニアは乳房から鳩尾の辺りまで露出、サニアはあちこち
破かれているためほぼ半裸、また露になった乳房は片方が髪で隠れて見えそうで見えなくなっているところがかえっていやらしくそそられる。
さらに、彼女達は他のデルモと比べてひどいダメージを受けているに関わらず、なぜか表情は痛々しさよりも
眠っているようにも見えるため、痛々しさを感じさせない分いやらしく見えてしまうほどである。
さらに別のモニターには、他のデルモ達が倒された姿が映っている。
昏倒しているデルモ達は皆コスチュームまで破かれ、腰から背中にかけて剥き出しでパンティもずり下がったり破けたりして
形の良い尻まで露(青デルモA、S、黒デルモえり、Ⅲ−E、6話登場の正体暴かれた娘など)になっている。
さらに青デルモBは胸元から下腹にかけて
コスチュームを思い切り破かれて乳房が見え隠れしており、臍や下腹はハイレグパンティと共に剥き出し。
おまけで生脚をだらしなく投げ出している。青Xはほとんどパンティ一枚の裸で失神、黒デルモのあゆみとなおみは
袖の一部とヒールを残してほとんど全裸に近い格好に剥かれている。
あゆみはパンティまで破けてむっちりした尻に白いぼろきれを巻いているような姿、なおみは上半身が裸に剥かれて
大の字になっているうえに、ヒールは片足のみ、秘肉が見えそうなパンティが千切れかけてほぼ全裸。
(この娘達の中には見逃してもらったり救護班に助けてもらったりした娘もいたが、後にティアマットが身体から
切り離した蛇に運悪く襲われた模様)

92名無しさん:2008/05/23(金) 19:12:34
司令(迷いはなく、覚悟を決めた表情)「・・・みんなを、助けないと。」
副官「司令、危険です。今ヤツと遭遇してしまったら・・・。」
司令「私は最高指揮官。仲間が傷つけられるのを黙って見過ごすわけにはいきません。」
副官(頷きながら)「司令、私もお供いたします。私達が敵をひきつける間に、皆を避難させましょう。」
(背後で2人の様子を心配そうな表情で見ているエスコ→他のホワイトも同様だが、エスコが特に表情などから顕著)
副官の言葉を遮るように、コントロールルームに低い顫動音が響いてきた。それは、巨大なワニのいかつい唸り声にも聞こえなくもなかった。
副官「今の音は?」
低い顫動音はますます不気味に響いてきたかと思うと、パタッと止んだ。しかし、若い女性のものにも聞こえるクスクス笑う声が、嘲るように響いてきた。
P(鋭い顔つきで)「・・・いるのか?」
ホワイト達はティアマットが既にすぐ近くまで辿り着いていたことに気づいた。
司令(隣にいる副官と共に悲壮な表情)「来たわね・・・。」
Nの声帯模写「メロンが二つ、スイカが二つ。私の胸はでかいだろう、触りたい奴はいるか?」
N(驚いた表情)「言ってないぞ、やつはどこに隠れている!?」
エスコの声帯模写「私がホワイトで一番若いの、そんなにいけないかしら?」
エスコ(怯え気味の表情)「そんな・・・。」
さらに続く声帯模写。
司令の声帯模写「侵入者が近づいています」
副官「!!ふざけたマネを・・・。」
司令「姿を見せろ!」
再びいかつい顫動音が不気味にこだました。さらに、あのレーザー砲を破壊したときのような地響きと同じように部屋全体が大きく振動した途端、
床が中央から地割れのように大きく裂けた。
司令「危ない!」
衝撃で近くにいたN、P、Rの3人は思わずバランスを崩す。
Nは巨乳を揺らしながら腰から崩れるように倒れてしまい、秘部が透けて尻に食い込みそうな感じのパンティまで晒してしまう。
(思い切り床に尻をぶつけて痛そう)
PとRは床に突っ伏すように倒れ、大きな胸が床に押し付けられた状態でいやらしく変形し、スカートが捲れて
安産型の尻がむき出しのTバックが露出し、それに加えて見えそうで見えない半ケツのドアップだ。
さらに地割れに伴って下から見上げるアングル。スカートが捲れてすっころんだ3人以外のホワイト達のパンモロも見える。
なおかつ全員色っぽいつやの尻にはちきれんばかりの食い込んだパンティ、そして秘部が透けたスジまで露。
司令と副官はお互いを支えあうようにして踏みとどまり、倒れそうになったエスコを赤毛のホワイト(7人目)が後から支えてやる。
(またこの際、副官が司令の形の良い胸に顔を埋めており、司令は副官のくびれた腰と豊満かつ引き締まった尻をおもいきり掴んで
柔らかく形の色っぽい尻に手がめり込むほど。)

93名無しさん:2008/05/23(金) 19:13:49
地響きは収まったが、無論それで終わりではない。何か巨大なものが、力強い咆哮と共に床を破って現れた。
「グゥルルルルルル――――!!」
間近に見たそれは、スカイブルーの鱗を纏った竜だった。さらにその数は7体!
司令達は床が裂けた場所より離れながら、それを見上げた。なんということだ!自分達の大切な部下は、こんなとんでもない怪物と戦っていたのだ。
司令達と相対した7体の竜は、獲物に狙いを定めたように見下ろしながら重厚な顫動音を響かせた。そして猛禽のくちばしのように大きく鋭い口には、
獲物を切り刻み、粉砕する牙がずらりと並んでいるのが見えた。その内の1体の目がシャープな音を響かせて白く煌いたかと思うと、
残り6体の竜が強化改造されたアナコンダのように襲い掛かってきた。
R「うわぁっ!」
最初に抵抗する間もなく襲われたRは片脚の太ももと腰と胸の谷間を締め付けられ、圧迫された乳房は大きく丸い形が乳首もろとも浮き出るほどである。
空中で前後開脚のような格好にされ、秘部が透けそうなスカートの中が丸見えの姿で持ち上げられてしまう。
腰と胸を締め上げられた上半身は無理やり反り返された痛そうな姿勢だ。
さらに、両腕は頭上でまとめて竜の牙に捕らえられ、出血しない程度にやさしくではあるが、噛みつかれているので
Rの顔が苦痛にゆがむ。(本気で噛みつかれれば悲惨かつ凄惨)
R「くっ・・・!」
胸の谷間に食い込んだ竜の胴体は、そのまま擦り上げるようにコスチュームを剥ぎ取っていくため、大きな胸が揺れながら露出、
下腹の辺りまでモロ見えになってしまう。Rは胸や股間の秘部まで竜のゴツゴツとした鱗に圧迫されながら擦り上げられているため、
苦痛を味わいつつも恥らうように頬を赤らめている。
ホワイトデルモも一応ハンドガンやマチェーテ級の大型ナイフなど、武器は携帯している(制服やスカートの裏に隠すように)が、
無駄な抵抗に過ぎない。
Pが竜の目を狙って弾を次々撃つが、青デルモの撃った銃弾が効かなかったのと同様の結果だ。
さらに別の竜が一瞬で彼女の背後に回りこむと、
スカートに噛みついて軽々持ち上げ、これまた尻や腰や胸の辺りを強弱の力加減をしながら締め付けてくる。
P「は、放せ!」
みるみるうちにコスチュームの胸の辺りがはだけ、パンティは半分ほど脱がされ生の尻が露出、褐色の肌にみずみずしい艶がエロく際立つ。
さらに乳房や胸の谷間、股間の辺りまで締め付けたり擦り上げたりする度に強弱の度合いが異なるため、苦痛だけでなく、不本意にも気持ちよく感じてしまう。
(前開きのように胸がモロ出し、スカートは腹巻みたいに見えるほど捲り上げられ、ずり下がったパンティの中に白蛇が侵入。
パンティは千切れそうなほど引き伸ばされ、両脚も拡げられ、太ももや足首に食い込むように絡みついている。)

94名無しさん:2008/05/23(金) 19:14:48
司令と副官は何とか助けに向かいたかったが、彼女達もどこからともなく現れた白蛇に襲われ、行く手を阻まれていた。
彼女達は一応他のホワイト達よりも強く、藍華にもそこそこ善戦したことがあるが、今回の相手はそれが通用しない。
食らいつくように飛びかかってくる他、絡み付こうと鞭のようにしなる蛇の攻撃を逃げるようにかわすのが精一杯である。
オルタネートの白蛇「ギィガアァァァ・・・。」
さらに、赤毛のホワイトとNが竜に腰と首に巻きつかれたまま宙吊りにされ、足元から襲ってきた蛇に、
絡めとられた両脚を無理やり前後や上下にこじ開けるように拡げられたと思うと、今度は別の蛇が胸や股間に牙を剥いていた。
蛇は容赦なくコスチュームの胸の辺りを引きちぎって乳房を露にすると、出血しない程度にNの乳房に噛みついた。
N「ぐぁっ!やっ、やめろぉっ!」
さらにスカートとパンティの中にも侵入し、まさぐり出した。
他のホワイト達が次々嬲られていく間、エスコは電熱式の特殊ブレードを投げつける(6話で藍華にトレイを投げつけたときと同じような感じ)
が、竜は意に介さず軽々噛み砕く。銃で応戦するも装甲のような鱗には全く効かない。
エスコ「・・・い・・・いや・・・!」
銃を構えながらも、エスコは腰を抜かしてM字開脚の姿勢でパンモロ、かつて藍華の反撃を目の当たりにしたとき以上の怯えっぷりだ。
だが、それで見逃してもらえるはずなどない。そんなことをするのは餓えた肉食獣に血の匂いを嗅がせるようなものである。
司令と副官は助けてやりたかったが、何処からともなく現れるオルタネートの白蛇に足首を絡めとられ、
両腕を背中で縛られてしまったうえに、
蛇はコスチュームの中にまで入り込んで柔肌をじっくり舐めるように這いずり回り、乳房や尻や秘部を次々刺激してくるため、
身動きがろくに取れない。
それどころか立っているのがやっとである。
おびえたエスコに対し、シヴィエドラゴンは獲物に襲い掛かる猛獣の如く、いかつい咆哮とともに
スカートに食らいつき、両脚をロックするように捕まえて逆さ吊りにしてしまう。
さらに、下から突き上げるように襲い掛かってきた蛇が、彼女の胸や腰や尻に絡みつき、コスチュームの中に入り込んで
侵食するように柔肌を擦り上げ、乳房や秘部の上を這いずり回り、絶妙な力加減で快楽と苦痛を交互に与え続けた。

95名無しさん:2008/05/23(金) 19:19:25
シヴィエドラゴン(両目を白く煌かせている)「グオォォ――――ガゥルルルル――――――!!」
7体の竜―正確には7つの首をもつ竜は、紛れもなくティアマット自身といってよいものだった。地割れの中より、
司令達の前にふわりと舞うように姿を現すティアマット。これまでモニターを通して見ていたのと違い、
生で見る堂々たる体躯は、犬吠島で戦ったシヴィエ藍華と比べると大分違っていた。身体は一回り以上大きく、
雪景色か氷山を思わせる艶やかな白い皮膚は、それ自体が頑強な装甲のようで、透き通るような腕輪や脚輪などの装飾品は
見る角度によって七色に変化している。
豊満な胸から肩と背中にかけて、または腰から股間の辺りを際どく覆うプロテクターは、裸体の美女の左脚から右肩にかけて、
昇り竜が巻きついて一体化しているように見える。
これまでむしろ穏やかに見えた目つきと眉は、今はどちらもシャープに尖っており、よく研がれた刃のようにギラついている。
青味がかった銀白色に煌くロングヘアーは乱れるように舞いながら、銀色、白、青緑とめまぐるしく色を変化させ、
7体の竜と連結してそれらをコントロールしているようであった。
冷たい印象を与える肌や顔とは対照的に、燃えるように煌く黄金色の目が、白蛇に絡めとられて動けない司令と副官を見据えた。
司令「なぜ、こんなことをした!?ハーゲン様に造られたお前がなぜ・・・私達は味方のはずだろう!」
ティアマット「・・・ルドルフ・ハーゲンハ私ヲ造ッタガ私ノ主トシテ不適格ダッタ。私ヲコントロールスル資格ノ
ナイ者、私ニ危害ヲ加エル者ハ全テ攻撃、破壊ノ対象ダ。」
副官「お前はそんなことで襲ってきたのか?仲間をこれだけ傷つけておいて・・・。」
ティアマット「私ハソノヨウニ造ラレテイル。ハーゲンニ従ッテイタ君達モソレナリノ扱イ、サセテモラウ。」
ティアマットはいきなり司令の胸をはだけ、大きく揺れながらあふれ出た乳房を鷲づかみにする。
頬を赤らめながらも、驚きと苦痛に顔をゆがめる司令。
副官「やめろ、司令に触るな!」
絡みつく蛇に強烈なまでに絞めつけられながらも、副官は気丈に振舞う。されど当然、白蛇が副官の胸や秘部や尻を
これまで以上に強烈に刺激し、意識が飛びそうになってしまう。白蛇が柔肌をまさぐる勢いで副官のコスチュームのあちこちが爆ぜて、
乳房や背中が露になってしまう。
ティアマットは今度は自分の胸を司令の顔に押しつけ、顔どころか頭までめり込みそうなほど埋める。
司令「な、何をする・・・。」
ティアマット「・・・感触デハ負ケテイナイダロウ?・・・フッ。2人ヲ除イテ、誰モ殺シタリ
拷問ニカケタリナドシテイナイ。コノ程度ハ警告ニ過ギナイ。」
司令「・・・2人だと?」
ティアマット「ルドルフ・ハーゲン、ネーナ・ハーゲン、コノ2人ハ私ガ宇宙空間ニ捨テサセテモラッタ。
ティアマット「ハーゲンハトモカク、ネーナハヨロコンデイタヨ。モットモアンナヤツニオルタネートメタルヲ
扱ウドコロカ、触レル資格スラナイワネ。」
司令「お前だったのか?・・・ではホーリーファクス号の爆破は・・・。」
ティアマット「艦ノ爆破ハ、皇藍華トカイウ女ニ続イテ侵入シタ連中ガ仕掛ケタ爆弾ニヨルモノダ。私ニトッテ、君達ハ抹殺対象外ダ。
・・・ソモソモ私ニヤラレテ死ンダ娘、誰カイタカシラ?」
(司令&副官をはじめデルモはみんなハーゲンとネーナの最期を目の当たりにしたわけではないから疑えない)
いきなり締め付けを強める白蛇。さらにきつく絞めつけながら、パンティを引きちぎりそうなほどの
勢いで陰核と秘部と尻の割れ目をきつく擦りあげて刺激。パンティの上からもわかるほどに、白蛇が異様な動きをする。
おそらく、全員オルタネートの蛇による挿入を食らったようである。司令&副官以外は全員失神してしまう。
ティアマット「随分長イ間、何モワカッテイナカッタヨウダネ。」

96名無しさん:2008/05/23(金) 19:20:17
頬を赤らめている司令「・・・それで、私達をどうする気?」
ティアマット「・・・ソノ前ニモウヒトツ。君達ハ今ラグヲ持ッテイナイヨウダネ。他ニ存在シテイルコトハ知ッテイルカシラ?」
見ツケテモ手ハ出スナヨ。」
司令「・・・それはどういう意味なの?」
ティアマットが話し続ける。
ティアマット「無理ヲ言ウカモシレナイ。君達ガサラニ強イ組織ヲ目指スコトハ大イニ結構ダ。
ダガラグニハ手ヲ出スナ。ラグ二手ヲ出セバ、私ハ君達ヲ全員抹殺スル。私ガ造ラレタノハ、ラグノ守護ノ為デモアル。」
司令と副官は少しでも気を緩めれば意識を失いそうだったが、次々明かされる驚きの事実に毅然とした表情を崩さなかった。
薄れる意識の中で、ティアマットが話を続けたのが聞こえた。
ティアマット「威勢ノ良イ表情ダガ、今君達ガスルコトハ、傷ツイタ仲間ヲ助ケテヤルコトダロウ?
最後ニ言ッテオク。今回私ガ現レタノハ警告ニ過ギナイ。私ニ報復スルコトハ、間違ッテモ考エルナ。」
ティアマットが話し終わったとほぼ同時に、半ば意識が遠のいていた2人は失神、半昏睡状態に陥った。
全員が意識をなくしたところで、パンティだけでなく肌も露な格好にされてしまったホワイト達は解放された。
副官は上半身をほとんど裸にされた司令の胸に顔からつっこむようにドスンと下ろされる。
司令の巨乳に
副官が顔を埋めているうえに、裸体を絡めあっているように見える格好だ。
7体の竜は一瞬でティアマットの髪に姿を戻すと、切り離されていた白蛇も全て胸元に吸い込まれ、溶け込むように身体に収められた。

97名無しさん:2008/05/23(金) 19:21:04
穏やか過ぎた天気は一変し、異様なまでに荒れ狂っていた。快適な日差しをもたらしていた青空は、
分厚い雨雲に飲み込まれるように全て覆われてしまった。大雨は地面や海面をえぐるような勢いで降り注ぎ、
強風がさらなる勢いを促すように吹き荒ぶ。眩い稲光に続いて、爆雷とも呼ぶべき雷鳴が次々に轟く。
一方その頃、デルモ基地からそれほど離れていない海域で、浮上してきた潜水艇があった。
そこから姿を見せたのは、スレンダーかつグラマラスなプロポーションに扇情的なビキニを纏った、美しい女性だった。
(本編1話のオレンジ色ビキニ姿)
優しい感じでありながらも知性と意志の強さを感じさせる、透き通るような紺碧の瞳と長い睫が際立ち、ブロンドに近い
美麗なロングヘアーをまとめ、円錐型のピアスがよく似合っている。
美人ではあるが、か弱い貧相なイメージは全くない。一言で表すと、「かっこいい女性」という印象が強い彼女は、
いうまでもなくあの特A級サルベイジャー、皇藍華だ。
偶然にも、今回の仕事はデルモ基地の近海で行っていたのであった。順調に回収作業を済ませた彼女は、作業を始める前とは
天気が別物のように荒れてしまっていることが気にかかっていた。
藍華「予想外に荒れてるわね・・・あら?」
天候の荒れ模様を気にしながら船に戻ろうとした藍華の動きが止まった。彼女の視界に一瞬入ってきたものが、異様な光景だったからだ。
藍華が見たものは、灯台の頂上に立っている人影だった。船は岬からさほど離れていないうえに、稲光が眩く照らしたため、
肉眼でも灯台の様子が捉えることができた。
藍華「・・・?」
これだけの強風を何の障害にもせず、灯台の頂上に平然と上っている者など普通は考えられない。風はますます勢いを増しており、
大波が渦巻くのも時間の問題だ。
しかし、「それ」は全く動じている様子などなかった。どうみても人間離れしている。藍華は不思議に思った。
何者かはわからないが、「それ」の真意が解せなかった。
彼女の所属するサルベイジャー会社の社長であり、養父でもある郷造が船の中から呼びつけた。
郷造「藍華、急ぐんだ。これ以上荒れるとまずい。」
藍華「わかったわ。すぐ戻りましょう。」


灯台に立っていた人影の正体は、紛れもなくティアマットだった。荒れた空模様と暗雲から吹き荒ぶ雷雨を全くものともせず、
長槍を構えて悠然と佇んでいた。美しくも力強く見えたそれは、全滅させた敵兵を背に敵将を討ち取り、
なおも獰猛に荒ぶっている戦士を思わせる姿だった。

(第1部終了)


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