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月に叢雲、花に風

1水金翔:2016/12/26(月) 07:12:56 ID:???
東京都私立帝東学院中等部
3年A組クラス名簿

男子1番 相葉優人(あいば・ゆうと)
女子1番 朝比奈紗羅(あさひな・さら)
男子2番 芥川雅哉(あくたがわ・まさや)
女子2番 上野原咲良(うえのはら・さくら)
男子3番 雨宮悠希(あまみや・ゆうき)
女子3番 荻野千世(おぎの・ちせ)
男子4番 池ノ坊奨(いけのぼう・しょう)
女子4番 如月梨杏(きさらぎ・りあん)
男子5番 川原龍輝(かわはら・りゅうき)
女子5番 小石川葉瑠(こいしかわ・はる)
男子6番 木戸健太(きど・けんた)
女子6番 財前永佳(ざいぜん・ひさか)
男子7番 榊原賢吾(さかきばら・けんご)
女子7番 佐伯華那(さえき・かな)
男子8番 宍貝雄大(ししがい・ゆうた)
女子8番 阪本遼子(さかもと・りょうこ)
男子9番 松栄錬(しょうえい・れん)
女子9番 鷹城雪美(たかしろ・ゆきみ)
男子10番 城ヶ崎麗(じょうがさき・れい)
女子10番 高須撫子(たかす・なでしこ)
男子11番 田中顕昌(たなか・あきまさ)
女子11番 奈良橋智子(ならはし・ともこ)
男子12番 内藤恒祐(ないとう・こうゆう)
女子12番 鳴神もみじ(なるかみ・もみじ)
男子13番 原裕一郎(はら・ゆういちろう)
女子13番 蓮井未久(はすい・みく)
男子14番 春川英隆(はるかわ・ひでたか)
女子14番 平野南海(ひらの・みなみ)
男子15番 日比野迅(ひびの・じん)
女子15番 広瀬邑子(ひろせ・ゆうこ)
男子16番 真壁瑠衣斗(まかべ・るいと)
女子16番 星崎かれん(ほしざき・かれん)
男子17番 望月卓也(もちづき・たくや)
女子17番 水田早稀(みずた・さき)
男子18番 横山圭(よこやま・けい)
女子18番 室町古都美(むろまち・ことみ)
男子19番 芳野利央(よしの・りお)
女子19番 山本真子(やまもと・まこ)
男子20番 林崎洋海(りんざき・ひろみ)
女子20番 湯浅季莉(ゆあさ・きり)

以上40名

2水金翔:2016/12/26(月) 07:17:17 ID:???
00
生きるため、右手に銃を持つのなら、左手には何を持てばいいのだろう――

「右手が武器なら左手には盾が欲しいね。 絶対狙いを外さない銃と、絶対に貫けない巨大な盾、これで完璧だ。 これなら、俺の後ろのヤツらを護れるだろ?」

“超”が付く自信家のコイツは、これ以上正しい答えはないって風に答えた。
なるほどね、仲間想いのお前らしい答えだよ。

「そもそも銃だなんて、使いこなせるわけがないじゃない。 あたしは何も持たないわ、その必要がないもの。 だって、みんながあたしの分も頑張ってくれるから…そうでしょう?」

ちょっと特殊な家柄の子は、そう答えてやんわりと微笑んだ。
ちょっとちょっと、その根拠はどこにあるの。

「武器も大事だが、最初に持つべきは銃ではない。 情報を手に入れる術を、両手に持つべきだ。 情報こそが、最大の武器だからだ」

必要なこと以外はほとんど口にしないヤツは、表情を変えずにそう答えた。
それも確かに。優等生の考えることは違うなぁ。

「もしも銃を使う能力があるなら、私は両手に銃を持つわ。 生きるためなんでしょう? だったら誰にだって容赦はしない。 攻撃こそが、最大の防御よ」

ちょっととっつきにくい頭脳派の子は、そう答えてどこかに行ってしまった。
恐ろしい答えったらないなぁ、まあ仮の話だからいいんだけどさ。

「誰かの命を奪ってまで生きる意味があるのかわからないの。 だから、何も持ちたくない。 綺麗事なのかもしれないけど」

とても大人しいこの子は、俯いてそう答えた。
好きな答えだけど、もっと自分に自信を持ってよ。

「右手が銃なら、左手は空けておくよ。 そうすれば、何かあった時に使うことができるだろ? 余裕を持っておくことは大切だよ」

お兄ちゃん気質のコイツは、そう答えて笑顔を見せた。
まあ両手がふさがると色々不便だよな。

「そんなん使ったことないからわからんわぁ。 あ、こういうのはどうやろう、栄養満点で美味しいパンとか。 言うやんかぁ、腹が減っては戦はできんって」

おっとりしたこの子は、そう答えると飴玉をくれた。
確かに正論、平和で良いね。

「銃なんかいらないから、身を守る術が欲しいの。 怪我なんかして誰かの足を引っ張ることのないように。 攻撃なんて二の次よ」

そう答えたこの子の目は、ひどく真剣だった。
そんなに背負いこむことないんじゃないかな。

「そんな怖いもの持ちたくないよ。 そんなの持つよりも、両手に抱えきれないくらいのぬいぐるみを持ちたいな。 きっとふかふかで気持ち良いよ」

元気で少し照れ屋なこの子は、そう言ってはにかんだ笑顔を見せた。
確かにね、でも“生きるため”っていう話、完全無視?

「右手に銃を持つのなら、左手は添える。
 少しでも確実に狙い撃つためには、片手では不十分だろう。 試してみるか?」

仲間内にしか感情を見せないコイツは、答えてから立てた人差し指を向けてきた。
おっと勘弁してよ、仮の話なんだから。

なるほど。
みんなそれぞれだね。
じゃあ、こういうのはどうだろう。
この左手で、君を護り支えるよ、だなんて。
ちょっとクサいかな。


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