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今野緒雪作品 感想・考察

104ごきげんよう、名無しさん:2004/03/01(月) 22:22 ID:q0UBzjYo
リリアン高等部において、先輩後輩はおしなべて広義のスールであるわけだが
一対一のロザリオ授受により成立する狭義のスールの意義とは何だろう?

一種の師弟関係ならば、複数の姉や妹がいても問題ないし、「儀式」など必要
ないのではないかとと思われる。一方、百合的な意味が強いとすると、二年生
が姉と妹を同時に持つことさえも二股のように感じられて、どこか釈然としない。

思うに、元々は「薔薇のつぼみ」に顕著なように、クラブの部長など特定役職の
「後継者指名」の小道具としてロザリオを使用したのが始まりではないだろうか。
それが、女同士で公然とバレンタインチョコをやり取りするような独特の校風の
中で擬似S的要素が加わっていき、一般生徒に広まっていったと。

結果「百組いれば百通り」で、お姉さまの卒業まで(卒業後も?)妹を作れない
者もいれば、頓着なく三姉妹を形成する者もいる。
作中で姉妹の両方が描かれている祥子や令の場合、姉とは師弟関係的側面
が強く、妹との関係が擬似S的でも辛うじてバランスが保たれていた気がする。

祐巳や由乃の妹がなかなか決まらないも、姉と築いたような関係をもうひとつ
作ることに本人(というか作者)が躊躇を感じるからではないかと思う。


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