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今よみがえる伝説のアドベンチャー・ゲームブック達

2SeireiK:2004/09/17(金) 22:44
そして、思った。
ゲームブックは一つの文学であり文化である、と。
推理小説を「異形の文学」と呼ぶならば、ゲームブックは異形中の異形であろう。
しかし、「展覧会の絵」(後述:なんと復刊されてます!)のように文章そのものが素晴らしいものもあり、また「ゲーム部分も面白く、小説としても面白く、さらにその両面の融合ぶりが秀逸」という凄まじい完成度を誇るものもあり、文学とまでは行かずともこれは明らかに「活字媒体の一ジャンル」としてもっと評価されてもよいのではないかと感じた。
また、ブームに乗り実に色々な出版社がゲームブックを粗製濫造し、それがゲームブック衰退の一因にもなったと思うのだが、ゲームブック最盛期が丁度バブル経済期に当たることからむしろ当時の勢いやパワーを感じ取ることが出来ること、そして結局バブル崩壊と共に社会思想社や創元推理文庫がゲームブックから撤退、ブーム終焉となった、といったことなどはやはり時代を反映していたとでもいうか、文化的側面もあるよなぁなどとしみじみと思いを馳せてしまうのである。

今現在、ゲームブックは「そんなのもあったね」程度の扱いを受け忘れられようとしている。
かろうじてコンピュータゲームの「サウンドノベル」というジャンルでその存在は保存されているかのように感じるが、さにあらず。「サウンドノベル」と「ゲームブック」は似て非なるものだ。
これでは、いかん、と。
私は何故か使命感に燃えてしまった。
TRPGは根強いファンが要るからいいのだが、ゲームブックは違う。
これはやはり「誰かが後世に残す努力をしないと」永遠に忘れ去られてしまう。
誰もやらないなら私がやろう。
かつて出版された膨大な数のゲームブックを全て集め、将来は博物館なんかを作っちゃる!という勢いでもって古本屋めぐりの旅に出た(いや、旅には出てないけど…)。


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