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愛すべき名作(迷作)プラモ漫画たち

4SeireiK@管理人:2003/07/28(月) 17:57
「プラモ狂四郎〜その影響と功罪:罪編〜」

「やられた」という言い方に、未読の方は「???」が頭上を飛び回ることと思う。
そう、狂四郎は、自身の作ったプラモに乗り、ライバルと熱きバトルを繰り広げるのだ!(爆)
この時点である意味、プラモデル漫画としては最初から破綻していたりするわけだが、
「プラモシミュレーションというマシンを使い、バーチャル空間でプラモを戦わせる」
この設定の上に成り立っている漫画だっただけに、
「シミュレーションで勝利を得る為」の改造がどんどんエスカレートしていくわけである。

なんせ、「お前のプラモデルは見せ掛けだけの弱さがある」と言われ、
前述の武者ガンダムはスポンジと消しゴムで作られていたり(!)、
ヘビーガンダムの装甲は鉄粉が混ぜられていたりするのである。
そもそも「見せ掛けだけ」のプラモが否定されれば、
はっきりいって現在模型誌で活躍中のプロの方々は
悉く狂四郎の世界(プラモシミュレーション)では勝てないに違いない。
こうなってくるとあまり自分がプラモデルを作る時の参考にならず、
ただひたすら「うーん。狂四郎ってすげーなー。真似できないや」と
更に憧れと尊敬の念が増すばかりで(いや、普通は増したりしない)、
はっきりいって、単なるエンターテイメントとしての漫画になってしまった。
それでも、今もってなお面白く読める作品である。

プロの方々がシミュレーションではまず勝てないはずなのに、
なぜか本物のプロがよく漫画に(数人)登場していたのも、
ブームの底上げに一役買っていた感がある。

だが!
一番凄いのはなんといってもプラモ特訓の回である。
「モデラーは外に出ないから運動不足になりやすい」
との観点から水泳などの基礎トレーニングをさせられる。
そこまではまぁいい。確かに運動不足になるし。だが…
暗闇の中、指先の感覚だけでヤスリがけをさせられたり(!)、
おかしのオマケプラモを風呂の中で100個も(1000個だったかな?流石にそれはないか)
作らされたり、そんなものがプラモデル作りの役に立つか!と今なら突っ込みを入れるところだが、
私は5つくらい風呂に持ち込んで実際やってみたことがある。恥ずかしい実話である。

だが、流石に親に怒られるので、新幹線の中でプラモ作ったりはしなかったぞ(笑)。


プラモ狂四郎は旧コミック版・再販版・愛蔵版の他、
武者ガンダムが出てくる話だけを再編したコミック(全一冊)があり、
古本屋でも(最近では)比較的見つけやすい。
モデラー必読(とまではいかないか?)の書として、
未読の方はぜひ一度読んでみることをオススメする。
いろんな意味でぶっ飛べるはずだ。
しかしそこで「俺のやっていたことは一体…」などと反省したりしないように。
貴方は正しい!狂四郎が狂っ…いや、変なだけなのだ!


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