したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

『仮面ライダー龍騎』考

6Ricken:2003/05/01(木) 03:21
ワタクシ、龍騎はほとんど見てないのでホントはここにカキコする資格はないのですが、
僕がもっとも愛する特撮である、ウルトラセブンの話題が出てきたと聞き、馳せ参じました。
で、一通りスレの流れを見て、気になる発言があったので、
恥ずかしながらカキコさせていただきます。

>>いや、でもハッピーエンドでない終わり方はやはりまずいでしょう。
>>子供も見る、日曜あさ八時にやる番組なんですよ、一応(笑)。

>無理なハッピーエンドに持っていくことが、あたしゃ今の無責任な若者を作り出しているようにしか思えないんだけどね。

SeireiK氏はご存知の通り、僕はハッピーエンド絶対主義なのですが、
無理なハッピーエンドに持っていくことは、反対なのです。
だって、はっきりとバッドエンドなら全力でその作品を否定できるけど、
形式的にハッピーエンドであると、どうしても否定するエネルギーが鈍る。
やっぱ中途半端が一番良くないですねぇ(笑)。


ま、冗談はともかく、無理にハッピーエンドにするような中途半端な結論を出してしまった作品
=結果的に制作者が信念を曲げ、「何か」に妥協をしてしまった作品というものを、
子供って意外と見抜いていると思うんですよ。
逆に最後まで制作者が本気であった作品というのは、
子供をそれほど対象として考えていなくても、子供に受けいれられていきます。
いやむしろ、子供は大人以上に作り手の本気度を見抜いていたりもする。
♯例えば、SeireiKさんの言うような「子供が絶対に見てはならない」作品は、
♯意外と子供に受けるんだよなぁ・・・。

僕の愛するウルトラセブンという作品は、最後まで制作者たちが妥協をしなかった作品です。
もちろん、全ての回がそうであったとは言いませんが、
あの作品の脚本家たちは、競うように自分自身の人生観や信念を物語につぎ込んでいきました。
その結果、大人向けのストーリーが多くなり、子供には難しすぎる話も多くあります。
(「ダーク・ゾーン」の救いようのなさ、「ノンマルトの使者」で示した人類の原罪、
 「狙われた街」の最後のセリフでチラリと見せる皮肉etc・・・)
けれど、ウルトラセブンを見た少年たちは、
それらの作品に込められたメッセージをしっかりと感じ取っていました。
だからこそ、当時はもちろん、リアルタイムで番組を見た少年たちが大人になった今でも、
ウルトラシリーズの最高傑作はセブンであるとと言われているのです。

で、この龍騎という作品、最後まで制作者が妥協しなかった作品なんでしょうか?
SeireiKさんのカキコをみてると妥協がなかったとも思えるし、
myinyaさんのカキコみてると、なにがしかの妥協があったようにも思える。
結局、このあたりの結論って、龍騎を見ていた子供たちが大人になるまでわからないのかもしれませんね。
彼らが大人になった頃「龍騎は凄かった!」って思い続けているのなら、きっとこの作品は本物であったと。
♯少なくとも僕自身は、作り手の本気度を見抜くアンテナの感度がだーいぶ鈍っちまってるんだよなぁ。
♯大人になっちまったから・・・。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板