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相対論は間違っていた人とその仲間たち
4
名前:
名無しさん
投稿日: 2005/07/21(木) 16:37:00
「相対性理論の矛盾を解く」をざっと読んでみた。
なんか「カラスの死骸はなぜ見つからないか」みたいな本だね(笑
物事の考え方の多面性を養うにはいい本だし、この本に載っていることを「考えてみる」ことは有意義だと思う。
しかし「丸暗記」して「受け売り」に使うためだけに知識の収集をする人には向いてないですな。
山本がこうした本を憎むのも自分の目的(=「理解するのではなく暗記して知識をひけらかす」)にそぐわない
からヒステリックに「ウソやきちんと確認されていないことを書くのはけしからん」と憤るのだろう。
で、飛行機に原子時計を乗せた実験のねつ造疑惑の話。
この実験は4台の原子時計を飛行機に乗せて、地上に置いた1台の原子時計とのずれを計測している。
原子時計にも誤差はあるから(現に地球の標準時は各国の原子時計の平均によって算出されている)
この合計5台の原子時計の数値は一致しない。
実験者達が「隠匿した」というデータは4台の原子時計と地上に置かれた1台の原子時計とのずれを
時間毎に記録したグラフ。
データは飛行機に乗せる前や降ろした後のそれぞれの時計の時刻の差を
プロットしてある。誤差があるので当然4本のグラフは一致しないし、(地上の時計を基準として
)進みがちな時計もあれば遅れがちな時計もある。
http://www.dipmat.unipg.it/~bartocci/Image338.gif
でいえば"Eastward"、"Westward"と記されている区間が飛行機に乗っている間で、
この期間は地上の時計との比較は行われていない。残りの区間は刻々と地上の時計との
差がグラフ化されている。一見してわかるように地上に置いておいても進んでいく時計もあれば
遅れていく時計もある。
実験者らはこの静止してても遅れてたり進んだりしている分、すなわち各原子時計固有の誤差を
飛行機に乗せて動かした時に観測されたデータから補正して発表しているのだが、それが気に入らないらしい。
補正前のデータ(それぞれの原子時計がもとから持っている固有の誤差を含む値)は時間が
遅れたり進んだりで一見めちゃくちゃに見える。補正を行うと相対論に基づく理論値におおむね
一致する。これをもって「ねつ造」と言っているらしい。
この「補正」の仕方が妥当なのかが問題で、この本の著者(というか著者が引用している元の論文)は
固有の誤差を飛行機に乗せる直前の25時間分の実測値の平均を求めて、それによって飛行機に
載っている間の50時間分を補正しているのは、たまたま都合のいい結果になる期間(25時間)を
作為的に選んだのでは?と主張している。
グラフからも誤差は一様ではないのは明らかだから上手く期間を決めれば都合のいい結果を出せるのではないか、
ということらしい。
うーん、しかしこれを「ねつ造だ」というのは無理があるような。25時間ではなく50時間とか10時間に変えれば
確かに「飛行機による時間の遅れ」は変わる気はするが、それをもって「作為的に25時間を選んだ」というのは
どうだろうね。微妙ですな。
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