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プチ住民(゚ε゚)キニシナイ!!
461
:
盤上の月2(24)
◆RA.QypifAg
:2012/06/10(日) 19:46:51
「ごめん、ヒカル待った?」
「まあいいよ。ほら、行くぞ」
「うん!」
あかりは顔がゆるみっぱなしだった。ヒカルが遊びに誘ってくれたことが嬉しくて、有頂天になる。
「……遊びにっても、オレ最近碁ばっかりで全然出かけてないなあ。
和谷達とはたまにサッカーとかして遊ぶくらいだし。あかり、オマエはどこ行きたい?」
「えっとね、そうだ私、お姉ちゃんから映画券もらっているの。映画でも見に行かない?」
「映画か……、たまにはいいかもな」
「じゃあ決まりね」
2人は近くのバス停へ歩き出した。
足を運んだ映画は最近流行りのファンタジー物で、ヒカルはそれなりに楽しめた。
今日は日曜日なので、街はいつも以上に大勢の人で溢れている。ヒカルとあかりは、とりあえず喫茶店
に入った。
「ねえヒカル。棋聖戦の最終予選決勝で負けて残念だったね」
アイスショコラテをストローで飲みながら、あかりは2人座りの対面席にいるヒカルに訊いた。
「えっ、何でオマエそのこと知ってるの?」
「だって私、今年から週刊碁を定期購読しているから」
「気張りすぎて滑った……」
そう言うとヒカルは、ズズズと音を立ててストローでサイダーを吸う。
「だけど北斗杯選抜戦があるし、本因坊最終予選には残っている。今年こそはリーグ戦入りしたいな。
そうだオマエさ、高校で囲碁部作るって話どうなってるんだ?」
「……う〜ん、やっぱり囲碁に興味持ってくれる人って、ほとんどいなくて……。
部員は中学校の囲碁部で一緒だった久美子ちゃんと私の2人だけなの」
「久美子って、津田のことか。津田とオマエ、同じ高校だったんだっけ?
都合のいい日にあかりの囲碁部へ行こうと思ったんだけどな」
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