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魔境避難所
1677
:
はじめてのにんげんどっく
◆lRIlmLogGo
:2016/09/20(火) 11:09:03
「どーゆーもこーゆーも、おまえの夢はやけにリアルだってこった。引っかかってたんだ、碁以外の
知識も記憶力もサッパリのおまえが、なんでンな薬の具体名まで出してくるんだって」
「冴木さんちょっとまって、オレ、アタマ混乱して」
「で?あんた実際、進藤が夢で乗せられそこねた分娩台みたいのに乗ったのか」
「ああ乗った。ありゃ恥ずかしくて消えてなくなりたくなるぜ」
ヒカルが門脇を思わず見る。門脇も、何か得体の知れないモノを見るような目でヒカルを見ている。
「進藤」
「なに、門脇さん」
「胡蝶の夢、って、知ってるか」
「しらない」
「冴木君は」
「そりゃ……オレも今、あんたと同じことを」
「だから!ふたりとも何云ってるかわかんねェ!」
ウチ帰ってから辞書引くかネットで調べろ!と揃って怒鳴られ、ヒカルは首をすくめた。
「で、最後の質問だ。検査から何日も空けてオレらと遊ぶ予定立てたのはどうしてだ」
「……門脇さん、もういいよ、なんでそんなこと訊くの」
「尿道から内視鏡ぶっこんだらな、その後何日かシミるんだ。それ治まるの待ってたんじゃないのか」
「…………」
ヒカルは、ついにフリーズした。
*
ふふふ、ヒカルたん……乱れる姿、とてもかわいかったよ。とてもいい三十歳の記念になったね。
来年の人間ドックも、ウチの病院へおいで。
夢と現の区別がつかなくなるくらい、いいや?ヒカルたんが無意識に記憶改変しちゃうくらい。
また、オレらがキモチよくしてあげるからさ。
と、忍び笑いを漏らしたのは、はたして誰であったか。
こわいこわい。
(;´Д`)ハァハァ
<了>
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