愛されたかった息子

1：無条件反射：2015/11/27(金) 01:51:30 ID:zlo1KZHY: タカシ・・・努力を続ければいつか母に愛されると信じる少年
母親・・・息子であるタカシには必要最低限の愛情しか注いでこなかった

タカシが18歳の誕生日を迎えた日のこと、今まで一度も笑顔を見せてくれることがなかった母が、とても恐ろしくそれでいて美しい笑顔でタカシを見ていた。
しかし、タカシは母が自分に笑顔を向けていることより自分の身体が1cmほどに縮んでいるということに驚愕した。

「な、何がどうなってるんだよ！母さん！？」
「フフ、貴方を縮めたのは私よ。私はずっと貴方を食べてやるこの日を楽しみにしていたわ」
「お、俺を食べるだって！？」

舌舐めずりしながらそう言う母の目は冗談を言っているわけではない。
そんな母にタカシは恐怖した。
2：NEW2：2015/12/05(土) 08:35:41 ID:wjX4jGlQ: >>1
「……と、思ったけどやめたわ。」
「全く、母さんなぜこんなことを……。」
　タカシの体は元に戻り始めた……
と思ったが１０センチ程度で止まってしまった。
「このサイズでないとちゃんと味わえないからね。(ΦωΦ)ﾌﾌﾌ…」
3：NEW2：2016/10/05(水) 06:10:26 ID:Vw6XJ03s: >>2
「やめて！母さん！」
「大丈夫　よく味わってから食べてあげるわ。」
　そう言って巨大な手を伸ばしてきた。
4：NEW2：2018/08/03(金) 19:08:37 ID:9fHcoOpc: >>3
　もしかしたら自分は、この日のために母に育てられていたのか。
母の巨大な手の中で様々な思いが巡る。
「さあいくわよ。いただきまーす」
　母の口が目前に迫る。死を覚悟したその時、

-ピンポーン！-

　突然のチャイムに母は動きを止めた。
「ちょっとまってね。」
　母はタカシを手に持ったまま玄関に向かった。

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