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彼女に振られて
1
:
名無しのこびとさん
:2014/04/27(日) 18:58:01 ID:???
彼女にデートとして呼び出され、駅前に来た僕。
彼女はなかなか現れず、近くのベンチでウトウトしてしまう。
しばらくして大きな地響きでハッと目を覚ます。
目の前には巨大な、彼女の二本の美しい脚。
彼女は僕を見下ろし、にっこり微笑んでから、口を開く。
「悪いけど、もうあんたとは付き合ってらんないわ。」
「え、そんな…!」
突然の彼女の台詞に戸惑う僕。
「今までありがとね。さよなら!」
捨てるように言うと、笑顔のまま、すっと右足を上げ、僕の頭上へ。
「ちょ、ちょっと待って、うわああ!」
ぶちっ。ぐりぐり。
彼女は、僕を虫のように踏みにじった。
「ああ、スッキリした。」
彼女はそのまま去っていく。
半年以上続いていた2人の付き合いは、僕の人生と共に幕を閉じた。
1時間後。
僕は目覚めた。体は何事もなくピンピンだ。
体を起こしてみるとびっくり。血まみれの死体だ。
強く踏みにじられたため、ほとんど形は残っていないが、服装から自分の体だと分かった。
僕は踏み潰されても、再生出来るようになっていたのだ。
2
:
名無しのこびとさん
:2014/04/27(日) 22:49:48 ID:xfxoma6U
しかし、先ほどよりも明らかに小さくなっていた。
どうやら死んでも時間をかければ再生できるけど減ってしまった肉体は元にもどれず小さくなるようだ。
3
:
名無しのこびとさん
:2014/04/28(月) 00:30:31 ID:???
僕は小さくなったこと、血まみれの自分の死体がある事に驚くが、それよりも直前に起こったことが信じられない。
僕は誰よりも彼女を愛している。
彼女も・・・誰よりも僕を愛している。そう信じていた。
僕はその彼女に、さよならと言われ、虫のように踏みにじられた・・・?
夢だ。これは絶対に夢だ。
僕はそれから何も考えられなくなった。
しばらく呆然としていた。
それから思い立ったように僕は立ち上がり歩き出した。
4
:
名無しのこびとさん
:2014/04/28(月) 00:53:38 ID:???
彼女に会いに行きたい。
その一心で歩き出す。
しかしすぐにその足は止まる。
何故なら、今まで忘れていた疲労と空腹に襲われたからだ。
周りは駅前のアスファルトの地面が広がるだけ。
1000分の1ぐらいだろうか、この大きさでは食べ物も、休む場所も見つからない。
ドシンドシン!
巨大なものが2つ、通り過ぎる。
ドシンドシン!
ひと回り小さなものも2つ。
僕から見て上空高くに続いているようで、上の方はよく見えない。
少し先に光るものが落ちた。近寄って見ると、粉末のようだ。今の僕には石ころのようだが。
空腹が絶頂に達している状況。僕は何も考えずにそれを口にした。
するとどうだろう、体が成長した様な感覚。
石ころのような粉末が10分の1の大きさになっている。
僕はおよそ踏み潰される前の大きさに戻っていた。
この粉末を食べると、体が大きくなるのか。
ふと見ると先程通り過ぎた、粉末を落とした犯人であろう巨大なものたち。
そのうちひと回り小さな2つは、彼女の脚だった。
そしてもう2つは・・・男の人の・・・脚・・・?
何故、彼女の横に男がいるのか・・・?
何故・・・妙に2人は親しげにしているのか・・・?
僕はまた、信じられない気持ちになり、呆然とした。
2人は仲良くしながら遠ざかっていった。
なんとしても彼女のもとへ行く。
僕はもう一度決心し歩き始めた。
5
:
NEW2
:2014/04/29(火) 18:04:27 ID:q313ypVs
>>4
だが大丈夫なのだろうか、このサイズで目的を果たすには途方もない距離を移動せねばならない。
何かあってさらに小さくなればさらに距離は伸びてしまうのだ。
いや、目的のためには失敗は許されない。死なない体は目的のために神に与えられたものかも知れない。
長い旅が、始まった。
6
:
名無しのこびとさん
:2014/04/29(火) 23:10:59 ID:???
彼女の家は、商店街を抜けたところにある。僕と彼女のデートでよく訪れた場所だ。
普段なら徒歩10分位。100分1の今、それは100倍の距離になっている。
それに、この時間の商店街なのだから人通りが凄い。
僕は若い女性の多いファッションストリートを進むことにした。
女性なら靴底の面積が男性より小さく、安全だと判断したからだ。 もちろんそれでも油断は許されないが。
ベンチの横から商店街入口までは道路の隅を通って移動した。ここからが問題だ。どの店も繁盛しており、店に入る人にも気をつけないといけない。
最初の店に入りかかったとき、大きな影が迫った。
7
:
名無しのこびとさん
:2014/06/04(水) 16:40:29 ID:???
コツ・・・コツ・・・
僕は上を見上げたが、確認する暇もなく、
ドーン!
頭上は巨大な靴で覆われた。
僕は女性客の高いヒールの下にいた。45度以上の急勾配だと分かる。
女性客は店へ入っていった。金髪でいかにもなギャル系だった。
「いらっしゃいませ!」
店の奥から女性店員が出てくる。ヒールの低いサンダルの脚は素早く近づいてきて、
ドスン、ドスンと僕をまたいで反対側へ来た。
僕はそれまで、驚いて全く動けていなかった。奇跡的に踏み潰されることは無かったが、しかし、今度こそ頭上に危険が迫るのを感じ、僕は立ち上がり、走って逃げた。
8
:
名無しのこびとさん
:2014/06/04(水) 16:58:08 ID:???
「これとかいいんじゃない?」
女性店員は慣れた感じでギャル系の女性客に新しいハイヒールを勧める。
「わー、めっちゃカワイイ!履いてみるー!」
女性店員はハイヒールを地面におく。僕がさっきまでいた場所だ。
女性客はタイツの脚をハイヒールに片方ずつ入れた。僕からだと、硬いハイヒールも変形するのが見え、女性客の重さがずっしりと掛かるのが分かる。
ちょっと遅かったら、それの下敷きであった。
「どんな感じ?きつくない?」
女性客は履き心地を確かめるためか足踏みをする。ドスンドスンと振動が伝わる。
僕は歩くことは出来なかったが振動に合わせて少しずつ飛び跳ねて離れていった。
そのまま隣の陳列棚まで避難した。
そこへ別の女性客がやってくる。彼女はジーンズに平ぺったいスニーカー。
しまった。ここはスニーカーの棚だ。ハイヒールのような土踏まずがほとんどない。
9
:
NEW2
:2014/07/24(木) 03:47:12 ID:saCQYF2Q
>>8
周りを見回しても隠れてここから離れられそうなところはない。
と、思われたがふと足元を見ると床がひび割れていた。
と、いうのは普通サイズの人間から 今の自分にとっては落ちたら危ない深い谷のよう。
このひび割れを使えば、別の場所に行けるかもしれないとおもつた。
10
:
名無しのこびとさん
:2014/07/25(金) 00:23:38 ID:???
スニーカーはどんどん迫る。靴底は平らだが、菱形など模様がよく見える。
意を決してひび割れに飛びこもうとしたとき、
カサカサ・・・
なにか音がした。そしてひび割れからゴキブリの触角が現れる。
びっくりした僕は尻餅をつく。巨大なゴキブリがひび割れから出てきた、その時。
ぷちっ。
僕はゴキブリもろともスニーカーの脚で踏み潰されてしまった。
平らな靴底でしっかり二次元にされたが、前と同じように回復していく。大きさはさらに小さくなって。
スニーカーの靴底には、僕の血とゴキブリの白い体液が付着している。
ゴキブリは僕から見たら巨大だが、通常より小柄だったようで、女性客は気付かずに通り過ぎて行ってしまった。
女性客はスニーカーを試着しようとしている。このままではまた踏まれる。
僕はとっておいた粉末でまた大きさを戻し、ゴキブリがいなくなったひび割れの中へと進んだ。
11
:
NEW2
:2014/12/27(土) 10:24:53 ID:ItNzG/L2
>>10
ひび割れの中を慎重に降りていが突然地震が起こった。実は
地震ではなくスニーカーを試着した女性客のあるいた振動だった。
それが原因で僕は割れ目の奥に落ちてしまった。
12
:
NEW2
:2015/06/18(木) 03:48:12 ID:9dqOudu.
>>11
-ぷちっ-
そう、さらに悲劇は続いた。
割れ目の間を必死で登り なんとかでられたと思ったとき
たまたま通りかかったサンダルばきの女性にしっかり踏み潰されてしまった。
回復はしたもののさらにひとまわり小さくなってしまった。
13
:
NEw2
:2016/07/15(金) 20:03:07 ID:7hfI8ezQ
>>12
踏みつぶされて死なないにしろどんどん小さくなっていく
つまりその分目的地への距離は相対的に長くなる一方だ。
-プチッ-
と、考えているうちにジョギング中の女性のスニーカーに
しっかり踏みつぶされまたもや回復時に小さくなってしまうのだ。
14
:
NEW2
:2016/11/12(土) 19:36:28 ID:0eY9Qit6
>>14
そうしているうちに 帰宅ラッシュの時間。
-プチッ-プチッ-プチッ-
一歩歩くか歩かないうちに何度も何度も踏みつぶされる。
道路を埋め尽くす通勤、通学する女子学生やOL
おっさんもいただろうが、考えないことにする。
どのくらい小さくなったろう その時奇跡が都合よく起こってしまった。
なぜかあの巨大化するための粉末が目の前に大量にあった。
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