わたしは着せ替え人形 - 1376763106

1：NEW2：2013/08/18(日) 03:11:46 ID:s3mzSzSo: 勝手ながら同名のスレッドがありましたので一旦削除し上げ直しました

たろはんさん　作

あの日妹が買ってきた「お・か・し」を食べてしまったのが、運のつきだった。
今のわたしは、体長３０センチちょうどおもちゃ屋にある美少女フィギュアと
同じ大きさだ。あの日から私は、妹の生きた着せ替え人形となってしまった。

NEW2　作

　絶望的な日々が続く中、チャンスはやってきた。
「なんだおまえ、なんで小さくなってんだ?」
　ある日訪問してきた彼氏の達矢に助けを求めたのだ。
　わたしは達矢に保護され彼の家で生活することになった。
これで大丈夫だと思ったが、彼の思わぬ趣味を知ることになってしまった。
2：名無しのこびとさん：2013/08/18(日) 03:59:18 ID:???: 達矢は、世間を騒がせている連続失踪事件の犯人だったのだ。
達矢の部屋にあった「お・か・し」を無理やり食べさせられ
達矢に連れてこられた人々と一緒に10万分の1サイズに縮められた。
3：NEW2：2013/08/24(土) 16:51:33 ID:qI8vscY6: >>2
　達也の正体は若きマッドサイエンティスト。「お・か・し」を開発したもの彼だった。
電子顕微鏡のモニターを見ながら、
「さて、お前たちは　俺の開発した生物と戦ってもらう。選択肢はないぞ。
　逃げ出したところで　小さすぎて見えないからな。」
4：NEW2：2014/03/17(月) 02:53:13 ID:TX.9A6VE: >>3
　私をはじめ、ミクロ化された人たちが見たものは巨人だった。
わたし、いやわたしたちに比べれば１０倍以上はありそうだが、
普通サイズの人からすれば見ることができない大きさだろう。
5：NEW2：2014/07/08(火) 06:29:54 ID:AHTk.x0w: >>4
　巨人がこっちへ向かってくる。
戦おうにも相手が悪い。武器になりそうなものもない。
巨人はわたしの前に立ち止まり、しゃがんで手を伸ばしてきた。
6：NEW2：2014/11/18(火) 07:25:37 ID:Df/HFJQo: >>5
「うわあっ!」
　私の少し近くで　男の人が巨人に捕まった。
「え……!?」
　それに気を取られ私はもう一方の手の接近に気づかず、巨人に捕まってしまった。
7：NEW2：2015/05/09(土) 03:36:41 ID:4umGACmc: >>6
(く……苦しい……)
　自分自身を締め付ける巨人の指を両腕で押し返そうとしたが、
どうにもならなかった。
(このままじゃ握りつぶされる……)

-ぎゅうっー

　巨人の握る力が強まった。
8：NEW2：2016/05/04(水) 05:56:58 ID:jmbfta0E: >>7
(もうだめ、潰される……)
　そう思ったとき巨人の握る力が弱まった。
もしやと思い、巨人の指を両腕で動かそうとしたが　どうにもならない。
そう思ったとき、再び巨人の握る力が強まった。
　苦しさのあまり思わず声を上げた。
そのとき見えた巨人の顔はにゃっとしたように見えた。

　もしかして　楽しんでる……?
9：NEW2：2016/08/11(木) 08:20:26 ID:9fN4iJ5M: >>8
「うわぁぁぁ！」
　先ほど私と同じように捕まった男の人の叫び声だ、

-ベシッ、バシッ-

　いやな音がここまで聞こえてくる。
いつでもこのくらいのことはできると見せつけているのだろうか。
10：NEW2：2017/01/29(日) 09:28:00 ID:e3bJQ8VE: >>9
-ぎゅうっー

　再び巨人の握る力が強まった。
苦しさのあまり目の前の巨大な指を殴りつける。
「わぁぁぁ!!」
　巨人はもう一方の手で握っていた男を投げ捨て　私に近づけた。