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教師

1名無しのこびとさん:2012/10/19(金) 15:09:58 ID:???
半年ほど前、小学校で食事に薬物が盛られて騒ぎになった。
その結果、食事を食べた生徒や先生たちが皆巨大化した。
そして今日から学校が再開される。
俺はその小学校で、とある部のコーチをしていた。
子供達が心配だったのが、正直恐怖も有る。
お向かいに住んでいる低学年の男子児童が、休校のためたびたび、俺と遊ぼうとするのだが
そんな子でさえ、3mを優に越える巨体になっているのだ。
成長著しい高学年の子はどうなっているのか、それが恐ろしかった。

2NEW2:2012/10/24(水) 07:18:21 ID:HNt3jhSU
>>1
 心配かつ不安でもあるが、休むわけにもいかない。
俺は以前のように学校へ向かった。

 校舎は巨大な建物に建て替えられていた。
生徒たちのサイズに合わせたのだろう。だが、それだけではない、
学校に向かう途中で聞いたのだが、
地上部はわずかでほとんどの部分は地下に作られたという。
 そうこう考えてるうちに学校の前まで来た。
校門の近くで上から声がした。
「先生、おはようございます。」

3NEW2:2013/03/02(土) 15:14:28 ID:.Hc16OD2
>>2
 この声は確か自分のクラスの女子の上川、
「ああ、おはよう。」
 そう言って声の方を向いた。上川は俺を見下ろし、
「先生、どうしました?なにか付いてます?」
「あ、いやなんでもない。元気そうでよかった。」
 上川は、
「良美も実花も元気ですよ。私の倍近くになっちゃったけど。」
「そ、そうか。」
 俺は冷静を装い、職員室へ向かった。

4NEW2:2013/06/02(日) 15:11:01 ID:Zhk2QTXg
>>3
「おはようございます」
「おはよう。」
 巨大な生徒たちが次々と挨拶してくる。
その中にひときわ大きな生徒がいた。
(あいつは 大山……)

5NEW2:2013/08/14(水) 17:26:21 ID:M7/0HSbA
「せんせいおは……うわあっ!」
 大山は挨拶しようとしたとき、つまづいて転んでしまった。
10メートル近い巨体が転び、土煙が上がった。

6NEW2:2013/12/21(土) 10:00:43 ID:mqxSQr9k
>>5
「ごめんなさい。先生大丈夫ですか?」
 大山はゆっくり起き上がって言った。

7NEW2:2014/06/04(水) 06:33:36 ID:Nmo80jQw
>>6
「大丈夫だ。大山はどうだ?」
「大丈夫です。もうすぐ中田さんも来ますよ。」
「あいつ病気がちでよく休んでたからな。」
「もう元気で僕の倍くらいになってますよ。」

8NEW2:2014/10/04(土) 14:45:31 ID:Wivss7ns
>>7
「先生、おはようごいます。」
 そういうと中田の声がした。
「おはよう、大山から聞いたが元気になっていて良かった。どこだ?」
「先生のすぐ上ですよ。」
 辺りが暗くなる。急いでその場から離れる。
「先生、どうしたんですか。」
 声の方を見上げると、中田がいた。大山の2倍どころか5倍くらいだ。

9NEW2:2015/03/05(木) 05:55:11 ID:WbqKHKyI
>>8
「あ、そうだ。小口が来てないな。」
 すると中田が、
「小口君ならもう教室にいると思いますよ。何かいそいで学校に向かっててて
 ちょっと前に私を追い抜いていきました。」
「その時何か言ってなかったか?」
「何か言ってたかもしれないけど あんな小口くん見たことないから そっちに気を取られてて……。」
「わかった。とにかくみんな元気そうでなによりだ。」
 そこへクラス委員の下沢がやってきた。下沢は、
「先生、ちょっと来てください。小口くんが……。」

10NEW2:2015/12/05(土) 08:22:37 ID:5kPLmnO.
>>9
 小口はすぐ見つかった。他の生徒同様巨大化していたから当然だが、
小口は校庭の隅っこでうずくまり、
「僕、生きていく希望がない……。」

11名無しのこびとさん:2015/12/11(金) 00:01:39 ID:XlxzxgjY
小口は100mを越す巨人になっていた。
小口に話を聞くと、小口の片思いだった
吉川が特別クラスに編入されたからだった。
特別クラスは身長が1000mを越えた児童を集めたクラスで
元俺のクラスだった生徒が半数を
占めるので俺が担任をする事になっていた。
小口は離れ離れになるので、吉川に思いを告げたのだが
吉川は同じクラスの鍋島と付き合っていることを小口につげ
その結果、落ち込んでいるらしい。

俺は小口を慰めると、教室へ向かった。

12名無しのこびとさん:2015/12/12(土) 02:26:56 ID:rUWh3XuU
俺は職員室で副担任に綾部先生(35000m)と合流し教室へと向かった。
教室には特別クラスの生徒6人がすでにそろっていた。
早乙女(1030m)鍋島(1400m)神宮寺(1500m)
吉川(12000m)斉藤(20600m)浜田(28800m)だ。
鍋島、吉川、斉藤、浜田は元俺のクラスであとの二人は綾部先生のクラスだった。

13NEW2:2016/10/06(木) 05:55:06 ID:HJH3XcHw
>>12
「大変でしょうが、お互い頑張りましょう。」
 俺は綾部先生の言葉に思いっきりジェスチャーで返事したが、
見えているのだろうか。すると神宮寺が、
「先生、大変です。変な人がいます。」

14NEW2:2018/08/03(金) 19:31:53 ID:HJBup9hs
>>13
「みんな待ってて、わたしがみてきます。」
 そういって綾部先生が教室を出た。
少し時間がたったが綾部先生は戻ってこない。


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