したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

SSの館

1名無しさん:2003/11/09(日) 05:43
創作小説をジャンジャンと

2名無しさん:2003/11/09(日) 06:03
小説でなくとも創作系ならガンガンと
替え歌とかも全然グーです

3名無しさん:2003/11/10(月) 03:08
替え歌は有りか
有りなら昔作ったのを貼ってみようかと思うんだが

4アクセルs:2003/11/10(月) 03:09
ネタだから良いと思うぞ?

5名無しさん:2003/11/10(月) 03:10
閑散タイム(ターンAターン)

レスが常に続くと 誰が決めたんだ 人数の不足が 流れを食い止める
マターリした談義は 人と人つなげて やがてくる人々 賑わいを願って
祭りの合間の 妄想と談義を このスレに捧げる 萌えというしるしで
閑散タイム 閑散タイム 閑散
閑散タイム 閑散タイム 閑散

6アクセルs:2003/11/10(月) 03:11
語り継ぐ人もなく
吹きすさぶおけつの中へ
紛れ散らばる漏れの名は
忘れられても
ヘッドおけつ・テールおけつ ホモはまだ終わらない
ヘッドおけつ・テールおけつ ホモはまだ終わらない

発見!また探してくるんだな、これが

7アクセルs:2003/11/10(月) 03:11
〜ミィたんに捧げる歌〜    by 黒騎士(ションゲ)
浜辺のふたり
ほら 空をみてごらん
綺麗な月だろう。 あの月が波をひいているんだ
遠い遠い彼方から…

君のすぐ側には 僕がいる。
僕のすぐ側には 君がいる。
こんなにも惹かれあうのは 自然なことだね…

8名無しさん:2003/11/10(月) 03:11
マナイタだって輝いて(嵐の中で輝いて) forフィオナ

マナイタだって輝いて 発育をあきらめないで
平坦なあなたの胸に 天使のブラ そっとつけて つけてあげたい

広く果てない板の片隅で 生まれたふくらみ 今小さくても
あなたの胸が育つ明日を 誰よりそばで 信じていたい
成長期すでに 終わっていても マナイタ(そのむね)に輝く
空望み(ゆめ)を 消したり そうさ 消したりなんてできない

マナイタだって輝いて 発育をあきらめないで
平坦なあなたの胸に 天使のブラ そっとつけて つけてあげたい

投下完了。こんなネタ覚えてる記憶力を他で生かせればいいんだけどなぁ…

9アクセルs:2003/11/10(月) 03:12
俺のテーマソング『アクセル隊長(デビルマン)』

あれは誰だ 誰だ 誰だ
あれはアクセル
アクセル隊長 アクセル隊長
ショボ隊長の名を受けて
プライド捨てて勧誘する男
組織の名前はTRFB
活動目的は仲間集め
本当はただ何となく
理由は特にありません
ショボのレッテル 貼られた
ショボい隊長
アクセル隊長 アクセル隊長

続き作って貼っていいか?

10名無しさん:2003/11/10(月) 03:13
Just sister Beat communication
飴も買えないから お金が無い 寒い思い
一晩中伝えたいよ tonight
濡れたその指を 暖めるように舐めた
舐めあったルリレビは 何を求め感じるの
二人の間に入りたい
悲しみ強さに変えるパパを信じて
Just sister Beat communication
舌を絡めながら 感じあえる 熱い舌技 誰にも見せられないから
Just sister Beat communication
通販やめるから 散財した きつい思い
一晩中伝えたいよ tonight

11名無しさん:2003/11/10(月) 03:13
【トップをねらえより】

くじけますよ 貧な私
姉の指が食事 隠した涙がアウアウ

シュウもみんな 初めはそう あきらめたらだめだ 舐めてみなさい しっかり

とてもできません
舐めなきゃ死ぬぞ

カジカジしてみる
噛んでも無駄よ

瞳閉じて 舐めるように
FireFire 今 お盛ん萌やすの

姉をとめないと走り続けます
口につっこんだ 指がふやけるまで

RIDE ON RIDE ON RIDE ON
RIDE ON RIDE ON RIDE ON

12名無しさん:2003/11/10(月) 03:14
【ロマンスより】

愛に気付いて下さい
俺が抱き締めてあげる
仮面つけるせつなさは 逃げられ屋のメロディ
壊れてしまったアイナとの関係
レビレビ撫でる指先が震えて
目を閉じてごらん
ラーメン屋に行こう
鮮やかに奪いさった パパのレビカレー!
愛に気付いて下さい
俺が食べさせてあげる
恋に落ちたマジボレは エロハチのメロディ

13名無しさん:2003/11/10(月) 03:14
ツカッツカッツカッ(足音)
アイナ「レビ・・・レビ=トーラーさん?」
レビ「ん?誰だ?アイナ・・・・貴様か何か様か?」
アイナ「貴方の・・・貴方のせいで!?あの人は!」
ギュッ(握る音)ダッ!!
レビ「な?!何を!!」
ダッダッダッダッダ!(走る音)
シロー「レビ危ないっ!!(今の俺かっこいい(TДT))
」ドンッ!(押す音)ブスッ!!(刺さる音)
シロー「ぐっ・・・・はっ・・い・・・痛ぇ・・」
バタンッ!(倒れる音)
アイナ「あ・・ああ・・・いやぁぁぁぁ!!嘘よぉぉぉ!!」
ダッ!(走り去る)
レビ「シ・・・シロー・・・だ・・大丈夫か?なぁ!返事しろよ!なぁ!!」
ユサユサ(揺する音)
シロー「レ・・・レビか?」
レビ「シ・・シロー!大丈夫か!?し・・死ぬんじゃないぞ!」
シロー「へ・・へへへ・・・ち・・ちく・・しょう・・目が・・・霞んで・・きたぜ・・・」
レビ「ま・・・待っていろ!今、人をy」
シロー「せ・・・せめて、レ・・・レビと・・・・一発・・やりたかっ・・・・」
ガクッ
レビ「シ・・・シロー!う・・嘘だろ?なっ!返事しろっ!シロー?シロォォォォォ!!」
ザァァァザァァァザァァァ(雨の音)
                    〜愛する者の為〜完

14アクセルs:2003/11/10(月) 03:15
エクセレン(以下エ)「キョウスケ、何時まで新聞を読んでるの?」
キョウスケ(以下キ)「ああ・・・分かってるエクセレン」
アルフィミィ(以下ア)「キョウスケ・エクセレンおはようですの!」
エ「おはようアルフィミィ朝御飯、直に準備するからね」
キ「ん?おはようアルフィミィ・・・今日も元気だな・・・」ゴソゴソ
ア「はいですの!」
            〜朝・・・始まり〜完

15アクセルs:2003/11/10(月) 03:15
仮面ライダーRB・シロー=アマダは、改造人間である。
ある人物に殺されたが作者によって改造手術を受け、仮面ライダーRBとして甦り、愛す者の為に戦うのだ!!
第一話【誕生?その名は、仮面ライダーRB】

やるかは、知らん(w

16アクセルs:2003/11/10(月) 03:16
【仮面ライダーRBのテーマ】
迫るある人 地獄の乙女
彼女ら狙う 黒い影
愛する者を 守るため
ゴーゴーレッツゴー 輝く砲身
ライダー(サーベル!)
ライダー(全弾発射!)
仮面ライダー レビ・ブッチャー
RB(アールビー) RB(アールビー)

OPまで、出来たんだな、これが(w

17アクセルs:2003/11/10(月) 03:16
○月×日何曜日?
今日は、エクセレンといっしょに商店がいにおかいものに行きましたですの。
おにくやおやさいなどがいっぱいあったですの。いっぱいあって、まよったですの。
おかいもののとちゅうで、東方のおじさんや九十九お兄さんに会ったですの。
かいものがおわって、かえろうとしたら雨がふってきましたの。
ぬれてかぜを引くといけないからと、エクセレンが言ったので雨やどりしてたら、かさを持ってキョウスケが来たの。
帰りは、三人で帰ったですの。いつまでも三人でいたいですの。今日は、楽しい日でしたの。

                    〜ミィたん日記より〜

18アクセルs:2003/11/10(月) 03:17
ヴィレッタ「シロー」
シロー「ん?なんだい?ヴィレッタ」
ヴィレッタ「すまない・・・・呼んでみただけだ」
シロー「ふふふ・・・そう」
ヴィレッタ「・・・・可笑しいか?・・・私がこんな事しちゃ(////」
シロー「ううん・・・ヴィレッタは可愛いな〜と思っただけさ」
ヴィレッタ「なっ!か・・からかうな!(////」

限界だ・・・もうこれ以上は書けないんだな、これが

19アクセルs:2003/11/10(月) 03:17
彼は父親の、飛影。彼女は母親のって居ないじゃないか!
気を取り直して・・・・彼女は、長女のレビ。彼女は、次女のルリ。そして、これは戌のジェット。
貧乏ながらも幸せに暮らしているこの家族。1つだけ普通じゃない事があります。え?すでに普通じゃないって?
普通です!確かに、父親が忍者ロボで戌までロボですが普通なんです!良いですね?
さて、1つだけ普通じゃない事とは?もう分かりますね?さっきから後でやってますしね?
そうです。この姉妹は、恥女だったのです。え?最初っから知ってるって?まぁ、常識ですしね?

                  〜姉妹は恥女〜未完

20自慰の鼓動〜遺言〜:2003/11/10(月) 03:19
三月四日、ルリルリのおっぱいを触った。殴られた。
三月五日、ルリルリのおっぱいを触った。蹴られた。
三月六日、ルリルリのおっぱいを触った。鈍器で殴られた。
三月七日、ルリルリのおっぱいを触った。包丁で刺された。
三月八日、ルリルリのおっぱいを触った。銃を乱射された。

薄れゆく記憶の中・・・感触を思い出しながら今、自慰をしながらこれを書いている。
俺の生きた証を残す為に。俺と股間の最後の戦いを成し遂げる為に。
しかし、死ぬ間際でも自慰は止められぬものだな。かの文豪達も自慰をしながら死んだのだろう。

さて・・・この文章を一番初めに読んだ人にお願いがある。死人の頼み、聞いて欲しい。
恐らく俺の股間が顕になっているだろう。舐めて欲しい。ゆっくり、丁寧に。
剥いてくれて構わない。叶わなかった俺の夢・・・叶えてくれ。

もう思い残す事はない・・・さようなら、人生。さようなら・・愛した股間。

21アクセルs:2003/11/10(月) 03:21
昔、ある国に王様とお妃がいたんだな、これが。
ちなみに、ギニアス王とシーマ妃って言うんだ。
名前で呼ぶから思えておくんだな、これが。では、続き行くか
仲の良い2人でしたが、子供が居なかったんだ。噂じゃギニアス不能らしいんだ
まぁそんな訳で毎日、神様にお願いしてたんだよ。
国中の人々も 子供を待ち望んでたみたいだな。
やがて、シーマに美しい女の子が生まれたんだ。
これが、美しいんだぜ?お世辞じゃなく。
お城では 誕生パーティーが開かれたんだよ。
六人の魔女が招待されたんだな、これが。それぞれが姫に魔法を掛けたんだ。
ちなみに、姫の名前は、エクセレンって言うんだ。姫も名前で呼ぶからな。
確か、俺の記憶が正しければ。最初の魔女は、世界一美しくなるように。
「これ以上美しくするのかよ!」って、突っ込みたかったね。彼女の名前は、恵子って言うんだ。
出るかは知らんが、覚えて上げてくれ。俺からのお願いだ。
次の魔女は、優しい天使の様な人になるように。
彼女の名前は、アルフィミィって言うんだぜ?彼女自身が、天使だって意見もあるがな
次の魔女は・・・・・・え〜とう〜ん・・・あっ思い出したした!!
優雅で上品な人になるようにって言ってたな・・・・たぶん
名前は、ルリって言うんだ。皆、ルリルリって呼んでるがな


ここで一時的に終

22アクセルs:2003/11/10(月) 03:21
 昔、ある国に王様とお妃様がいたんだな、これが。
この王様とお妃様の名前は、ギニアスとシーマだったと思う・・・・だぶん
名前で呼ぶから思えておくんだな、これが。それじゃ、続き行くか
 仲の良い2人でしたが、子供が居なかったんだ。噂じゃギニアス不能らしいんだ。
現実には、股間野郎だけどな!まぁそんな訳で毎日、神様にお願いしてたんだよ。
国中の人々も 子供を待ち望んでたみたいだな。
 やがて、シーマに美しい女の子が生まれたんだ。これが、美しいんだぜ?お世辞じゃなく。
 お城では 誕生パーティーが開かれたんだよ。
六人の魔女が招待されたんだな、これが。それぞれがお姫様に魔法を掛けたんだ。
ちなみに、お姫様の名前は、エクセレンって言うんだ。お姫様も名前で呼ぶからな。
 確か、俺の記憶が正しければ。最初の魔女は、世界一美しくなるように。
「これ以上美しくするのかよ!」って、突っ込みたかったね。
そうそう、彼女の名前は、恵子って言うんだ。登場するかは、不明だが覚えて上げてくれ。
 次の魔女は、優しい天使の様な人になるように。
彼女自身が、天使という噂がある魔女アルフィミィが掛けると効果絶大だな。
 次の魔女は・・・・・・え〜とう〜ん・・・あ〜・・・思い出した!!
優雅で上品な人になるようにって言ってたな・・・・たぶん
名前は、デスピニスって言うんだ。ロリロリな娘だ。一文字代えると死股間になる。
 次の恥女じゃなくて魔女は、エクセレンがダンスが上手になるようにだったと思う。
恒例の名前紹介で、名前はレビという。お盛んな娘だ。多重人格って噂があるよ。
彼女は、世界一の恥女になるようにって掛けるのではと心配だったのは内緒だ。
 次の魔女はなぁ〜エクセレンが小鳥のように美しい声になるようにって言ってたかな?
彼女は、レンジの妖精・・・電磁の妖精だったかな?って呼ばれてる名前はルリだ。
皆、ルリ艦長って呼ぶな・・・レンジでも電磁でもなく電子の妖精だったかも・・・・
 はぁ〜最後の魔女は、エクセレンが、どんな楽器でも、上手に演奏出来るように。
どんな男も一撃で倒せるようにと言うんではないかと心配したんだな、これが。
彼女の名前は、アスカだ。こいつも恥女な上レズだ。だが、エクセレンには、手を出すよ〜
 魔女らがお祝いの魔法を掛けて、魔女達がテーブルに着くと、
それぞれの席には金と宝石で出来たスプーンとナイフとフォークが並べられていた。
贅沢な食器だぜ・・・売ったら幾らになるんだろうな、本当によ。
金があるなら、シュウにでも上げろよ!そんで、俺にも頂戴!!←本心(w
ちなみに、シュウってのはグ(略の為に金欠な男だ。登場は、たぶんしないぞ。
 そこへ、一人の魔女が遅れて来たんだが、テーブルの用意がなかったんだよな〜確か。
その魔女が言おうとした瞬間に、何か行き成り消えたんだ・・・・・その後に居たのは!?
・・・・・グ(略が何故か居たんだな〜シュウが乗ってきたんだろうけど・・・出てきちゃったよ
「ククク・・・私を除け者にするとは、良い度胸です。仕返しと言う訳では無いですが、
姫が糸紡ぎの針で死んでしまう様に、魔法を掛けて上げましょう。何、お礼は良いですよ。
では、失礼します・・・ククク」
シュウは姫に魔法を掛けると、グ(略に乗って飛んで行きっちまったんだな、これが。
・・・・それにしても魔女役のアリエイル大丈夫か?ブラックホールクラスターくらったけど
しかし、魔女じゃなくて魔王が来てしまった・・・・負けるな王子!正攻法じゃ勝てないぞ!
「大変な事になった」ギニアスは大変心配そうだと思っていたよ最初はな・・・何故かって?
(このままだと、処女のまま死んでしまう!ならこの私が・・・)物騒な事考えてるんだぜ?
流石股間野郎って思っちまったってのは、内緒なんだな、これが

一部修正と追加をした今回は、ここまで(何時完成するのか)

23アクセルs:2003/11/10(月) 03:22
題名【眠りの森の美女〜少し可笑しな物語〜】

登場人物
(メイン)
キョウスケ=王子 エクセレン=姫 アルフィミィ=優しい魔女
シュウ=真・悪い魔女改め魔王 アクセルs=ナレーションなど
(脇役)
ギニアス=王様 シーマ=お妃様 恵子=魔女A デスピニス=魔女Bレビ=魔女C
ルリ艦長=魔女D アスカ=魔女Eアリエイル=悪い魔女 九十九=兵士
復讐鬼(アキト)=コック シロー=村人 黒騎士=見張りの蝙蝠 ヴィレッタ=司会
(以後全ての名前は略させて頂きます【例】アクセルs→ア)()内のは劇には関係ありません
『』内のは、心の声です。え?どうやって聞くかって?企業秘密なんだな、これが〈〉内は音

24アクセルs:2003/11/10(月) 03:23
ヴィ「只今より、萌路学園による【眠れる森の美女〜少し可笑しな物語〜】を上映します。」
ビ〜ビ〜ビ〜(緞帳が上がる)
ア「昔、ある国にギニアス王とシーマ妃がいたんだな、これが。
 仲の良い2人でしたが、子供が居なかったんだ。噂じゃギニアス王、不能らしいんだ。
実際は、股間野郎だけどな!まぁそんな訳で毎日、神様にお願いしてたんだよ。
国中の人々も 子供を待ち望んでたみたいだな。
 やがて、シーマ妃に美しい女の子が生まれたんだ。これが、美しいんだぜ?お世辞じゃなく。
 お城では 誕生パーティーが開かれたんだよ。飯美味いんだろうな〜そんなことより
六人の魔女が招待されたんだな、これが。それぞれがエクセレン姫に魔法を掛けたんだ。
 確か、俺の記憶が正しければ。最初の魔女は、頑張り屋の魔女だ。」
恵「エクセレン姫が世界一美しくなりますように」
ア「これ以上美しくするのかよ!って、突っ込みたかったね。」
(恵「台詞なんだから仕方が無いじゃないですか!」ア「そうだな」)
ア「次の魔女は彼女自身が、天使という噂がある魔女だ。」
アル「エクセレン姫が優しい天使の様な人になるようにですの」
ア「彼女が掛けると効果絶大だな。信憑性も十分あるしな。
次の魔女はロリロリな娘だ。一文字代えると死股間になる名前の娘だ。」
(デ「それは言わない約束です」ア「そうだったか?」)
デ「エクセレン姫が優雅で上品な人になるように」
ア「次の恥女じゃなくて魔女はお盛んな娘だ。多重人格って噂があるよ。」
(レ「誰が恥序だ!」ア「お前(即答)」)
レ「エクセレン姫がダンスが上手になるように」
ア「彼女が世界一の恥女になるようにって、掛けるのではと心配だったのは内緒だ。
 次の魔女はなぁ〜レンジの妖精・・・電磁の妖精だったかな?」
(ル「電子です」ア「そうだったか?」ル「そうです」)
ル「エクセレン姫が小鳥のように美しい声になるますように」
ア「皆、ルリ艦長って呼ぶな・・・それと、レンジでも電磁でもなく電子の妖精らしい
 はぁ〜最後の魔女は、恥女な上レズだ。だが、エクセレン姫には、手を出すよ〜」
(アス「出さないわよ!」ブンッガンッ ア「イテテ・・」)
アス「エクセレン姫が、どんな楽器でも、上手に演奏出来るように」
ア「どんな男も一撃で倒せるようにと言うんではないかと心配したんだな、これが。」
(アス「死ね!」ブンッガ〜ン ア「へブッ」)

25アクセルs:2003/11/10(月) 03:24
ア「魔女らがお祝いの魔法を掛けて、魔女達がテーブルに着くと、
それぞれの席には金と宝石で出来たスプーンとナイフとフォークが並べられていた。
贅沢な食器だぜ・・・売ったら幾らになるんだろうな、本当によ。
 そこへ、一人の魔女が遅れて来たんだが、テーブルの用意がなかったんだよな〜確か。
その魔女が言おうとした瞬間に、何か行き成り消えたんだ・・・・・その後に居たのは!?
・・・・・グ(略が何故か居たんだな〜シュウが乗ってきたんだろうけど・・・出てきちゃったよ」
(シュ「私の役は無いんですか?」ア「無いぞ」シュ「ないなら作るまで・・ククク」
ア「前に言ってたが、こう来るとは」)
シュウ「ククク・・・私を除け者にするとは、良い度胸です。仕返しと言う訳では無いですが、
姫が糸紡ぎの針で死んでしまう様に、魔法を掛けて上げましょう。何、お礼は良いですよ。
では、失礼します・・・ククク」
ア「シュウは嫌、真・魔女改め魔王は姫に魔法を掛けると、グ(略に乗って飛んで行きました。
(ア「それにしても魔女役のアリエイル大丈夫か?ブラックホールクラスターくらったけど」
アリ「大丈夫じゃないです!」ア「その割には、元気そうだが」アリ「・・・・・・・」
ア「しかし、魔女じゃなくて魔王が来てしまった・・・・負けるな王子!正攻法じゃ勝てないぞ!」)
ギニアス「大変な事になった」
ア「ギニアスは大変心配そうだと思っていたよ最初はな・・・何故かって?それはな・・・・・」
ギ『このままだと、処女のまま死んでしまう!ならこの私が・・・』
ア「物騒な事考えてるんだぜ?流石股間野郎って思っちまったってのは、内緒なんだな、これが
 その時、優しい優しい天使のような可愛いアルフィミィは言ったんだ。」
アル「あの男の魔法は強いから、解く事は出来ないですの。
でも死なずにすむようにしてあげますの。百年間眠るのですの。百年経てば、キョウs」
(ちょっと待て!違うぞ王子様だ・・・良いね? アルフィミィ「はいですの解かったですの」)
(舞台を戻して) アルフィミィ「王子様が現れて、お姫様を魔法を解いてくれるですの」
ギ「百年も・・・・・・」ギ心『やはり、私が頂くしか』ブンッゴン ギ「イタタタ」
ア「いい加減にしろ股間野郎!!続き行くぞ続き・・・・
ギニアス王は、国中の糸車を燃やしちまったんだ。勿体無いよな売れば良いのに
 エクセレン姫は、すくすくと育ち、美しい王女になりました。当然だけどな・・・
 ある日、姫が庭で小鳥の囀りを聞いていると」
〈コットン カラカラ コットン〉
ア「と、不思議な音が聞こえてきました」
エ「あら〜何の音かしら?」
ア「音は、お城の高い塔の方から聞こえてきました。
 エクセレン姫は、怪談じゃなかった階段を一段一段上がって行きました。」
(ア「下から見たら中身見えるかな?」エ「あ〜ら見たいの?んふふ♪」ジャキッ
ア「い・・いいえ遠慮します(穴が空くのは嫌だ〜)」エ「そ〜お?」)
ア「塔の一番上の小部屋では、一人のお爺さんが糸を紡いでいました」
〈コットン カラカラ コットン〉
エ「こんにちは、お爺さん」ア「エクセレン姫が声を掛けると、お爺さんは、」
シュ「う、イタタ。娘さん、代わりにちょっと糸を紡いでくれんかね?」(爺の声)
ア「と、悲鳴を上げて指を抑えました。お爺さんは、指を怪我した見たいなんだなこれが」
(ア「しかし、何とも胡散臭い話だよな」シュ「私がいけない訳ではありませんよ」
ア「・・・・・無理矢理出てくる男が言うか?」シュ「それは、言わないで下さいククク」)
エ「ええ良いわよ〜、私が代わって上げるわ。んふふ♪」 ア「エクセレン姫はそう言って、
糸車に手を掛けました。その時!針が手にチクッと刺さってしまったんだな、これが」
エ「あ、痛い!」 ア「そう叫んで、エクセレン姫はバッタリ倒れてしまったんだな、これが」
シュ「ククク、上手く行きましたね」 ア「爺は、シュウ改め真・魔女改め魔王だったのだ!!
って、誰でも解かりそうだが・・・そこは、お約束気づかないのだ!」ズドーン
(ア「名前長いぞ、おい!」シュ「知りませんよ、勝手に短くすれば良いではないですか」
ア「それもそうだな。次回からシュウで統一するか」シュ「勝手にどうぞククク」)

26アクセルs:2003/11/10(月) 03:24
ア「倒れたエクセレン姫は昏々と眠り続けました。
そこへ、あの優しい優しい天使のような可愛い魔女が、現れました。」
アル「百年経って目を醒ました時に、独りぼっちだったら可哀想ですの寂しいですの。
皆のも魔法を掛けてるの。そしたら、独りぼっちじゃないですの。」
ア「魔女は杖を振りったんだな、これが。七色の光が、お城の中に満ちて行きました。
ギニアス王もシーマ妃も兵士の九十九もコックの復讐鬼も、皆眠ってしまいました。
ふあ〜俺も眠くなってきたんだな、これが・・・・お休み・・・・」ブンッ ゴ〜ン
ア「イテッ・・・・何だよ?」謎の人「寝るんじゃねぇ!」ア「解かったよ」
ア「棘だらけの蔦がお城を包んでいきました。
こうしてお城は、百年の長い長い眠りに就いたのでした。」
〜そして、百年の月日が過ぎて行き〜
ア「ある日、隣の国の王子であるキョウスケ王子が通り掛かりました。」
キ「あの城は、何故荒れ果てているんだ?」
(ア「もう少し愛想良く出来ん?」キ「・・・・・・」ア「聞いた俺が馬鹿でした」)
ア「キョウスケ王子は村人に尋ねてみました。村人は言いました。」
シ「あそこには、世界一美しい王女様が百年も眠り続けておられるのです。
何でも王子様がその眠りから目覚めさせると言う話です。」
キ「それは可哀想にな。その王子が来ると良いな」
ア「と、言って過ぎ去っていきました。っておい!お前がその王子何だぞ!」
(キ「何故俺なんだ?」ア「お前が王子役だから速くエクセレンを助けに行け!」
キ「エクセレンが姫役なのか?」ア「そうだ。だから行け!」キ「仕方が無い」)
キ「気が変わった。俺が助けに行こう」
ア「キョウスケ王子がお城に向かおうとした時、少女が現れました。」
(キ「お婆さんでは、なかったか?」ア「良いんだよ!これで」)
アル「この機体を持って行って下さいですの。きっと貴方を守るんですの」
ア「と、赤く額に付いた角がチャームポイントのアルトアイゼン・リーゼを渡しました。
そしてこの少女は、あの時の優しい優しい天使のような可愛い魔女でした。
 キョウスケ王子がお城の門を開けると、茨が絡み合っていて一歩も進めません。
生身だったらの話だがな・・・・王子は5連チェーンガンで粉砕しながら進みました。
 元魔女の部下である見張りの蝙蝠が飛び立ってシュウの所へ知らせに行きました。」

27アクセルs:2003/11/10(月) 03:25
黒「大変です!王子が、王子が・・・キョウスケ王子がエクセレン姫を助けに来ました!」
シ「キョウスケ王子が来ましたか。私の食事の邪魔をするとはククク」
ア「その日のシュウの食事は、もずく・・・一品でした。」
シ「クククそんな事は、良いんです。行き来ますよ。ネオ・グランゾン(以下ネオ)」
ア「シュウはネオに搭乗するとキョウスケ王子の居る所に向かって行きました。」
〜以後戦闘〜
キ「伊達や酔狂でこんな頭をしているわけではないぞ…!」
シ「その程度でこの私に勝てると思っているのですか?さて、私の番ですね
では、参りましょうか」
キ「損傷度を確認…さすがに丈夫だな。こちらの番か。…勝負!」
シ「 狙いがあまいんですよ。攻撃とは、こうするものです!」
キ「かわせんか…!だが、とどめには遠い!好き勝手にはやらせん!」
シ「むっ…その程度で私と戦おうと?…愚かな…さて、私の番ですね
これに耐えられますか?;ブラックホールクラスター、発射!」
キ「く…アルト、あと少しもたせろ…!」
〜戦闘終〜
キ「ぐっ・・・・」
シ「ククク私の食事の邪魔をした事を後悔しなさい」
ア「ちょっと待て!王子が負けそうでどうするんだ!!・・・・・仕方が無い。最終手段だ。
シュウ、ちょっとこっちに来てくれ」チョイチョイ(手を振る)
シ「なんですか?」
(ア「シュウ、ごにょごにょごにょ」シ「本当ですか?」ア「ああ」
シ「仕方がありませんね。負けてあげましょう」ア「契約成立!」)
キ「零距離取った!」シ「な・・・何!」
ア「行き成りの展開だが、シュウを倒したキョウスケ王子。無理矢理とか言うなよ。
お城の茨は消えて行き、代わりに美しい鼻じゃなくって花が咲き、小鳥達が囀り始め。
 百年の間眠っていたお城が、目を覚ましたんだな、これが。
キョウスケ王子は機体から降りるとエクセレン姫を探しました。しかし見当たりません。」
キ「おい・・・エクセレンは何処に居る?」
ア「塔に居るんだな、これが。」キ「そうか・・・・」
ア「キョウスケ王子が塔の上の部屋に入っていくと、エクセレン王女が横たわっていました。
その唇にキスを英語で言うとKIISをすると、すると・・・・・早くしろよキョウスケ!」
(キ「しなくてはいけないのか?」ア「あたりまえだ!」キ「・・・・ふぅ」)
ア「気を取り直してもう一度キスをすると、魔法が解けて、エクセレン姫はぱっちりと
目を開けました。」
エ「まあ、私どうしていたのかしら?貴方は誰?」
キ「俺の名前はキョウスケ。お前は」ブンッ ガン キ「くっ・・・」
(ア「お前じゃないだろ!?貴方だろ!?」キ「・・・・解かった」)
キ「貴方は百年もの間眠っていたんだ。そして、今眠りから覚めた処だ」
エ「ありがとう、キョウスケ王子様んふふ♪」
ア「エクセレン姫は立ちがりました。その頃、ギニアス王もシーマ妃も兵隊の九十九らも
コックの復讐鬼達も目を覚ましました。お城は生き返ったんだな、これが」
キ「エクセレン姫、俺と結婚してくれ」ア「エクセレン姫は喜びました」
エ「はい・・・・ありがとう、キョウスケ王子」
ア「ギニアス王もシーマ妃も大喜びのご様子」
ギ「さあ、結婚のお祝いだ!音楽を鳴らせ!!」
ア「こうしてキョウスケ王子とエクセレン姫は、何時までも幸せに暮らしました。
ちなみに、後で本当に結婚式をやるので御出で下さい。」キ「なっ!」
(緞帳を下ろす)
ヴィ「ありがとう、御座いました。これで、萌路学園による劇を終了します。
お付き合いして下さいまして、本当にありがとう御座いました。」

28名無しさん:2003/11/10(月) 03:26
アクセルsの大作の後にこんなのを投下するのは恥ずいな・・・
元ネタ解かる強者はいるかね?

レビビ「予想しうる… 最悪の事態
    ”股間”の刺客――… だが…
    幸いにして… 短小だ…」

ドモソ「王者と呼べ… 四回戦ガール」

29名無しさん:2003/11/10(月) 03:26
・・・・・ちょうどその時、アメリア州政府・・・。
州政府大統領カットナルはいつものように精力的に実務をこなしていた。
「・・・あれからずいぶんと立つな・・・。」
かつてドクーガ3将軍の一人として闇世界に君臨していた彼もネロネロスの消滅、
ドクーガの解散などにより政治の世界に転進。表の顔としてこのアメリア州の住民
のために日夜精進をしていた。
「ふう・・これもかつての罪滅ぼしじゃい。それにしてもブンドルやケルナグールは
げんきにしておるのかのお・・・?」
・・・いつものように一日が終わろうとしていたその時・・・・。
事件が起こった。

30名無しさん:2003/11/10(月) 03:27
・・・「カットナル大統領・・・。」扉が突然開かれ何人もの兵士が執務室に
進入してくる。その中央にはカットナルが副官と頼んだノモア・ノモスがたたずんでいた。
「なんのつもりだ、ノモア?」カットナルの問いかけにノモアが静かに答える。
「私はアナタより巣晴らしい存在に出会ったのですよ。カットナル。覚えているかね?
ガイゾック戦争で破壊されたバンドック機動要塞がこの近くの海底に落ちた事を。」
ノモアの顔が醜くゆがむ。「私は月の出身でね。地球圏統一戦争で破れた月国家ムーンレイス
の出身なのだよ・・・。バンドックは実に興味深い存在だったよ・・。人類にとって
新たな飛躍をもたらすといっていい・・。ククク」
「まさか・・・すばらしい存在というのは・・・。」
「そう・・・ガイゾックのコンピュータは70%破壊されていたがまだ機能を残していた。
私はそこからさまざまな情報を得たのだ・・。そう人間爆弾のこともね。」

31名無しさん:2003/11/10(月) 03:27
「貴方は不要な存在になったのだよ・・これから私がアメリアの大統領として
地球連邦に宣戦を布告する。」
「馬鹿な・・・ガイゾック戦争後、地球の戦力は増大して今更バンドックを手中に
収めようと・・・」
「心配は無用・・・。私の最高傑作が起動しはじめるからね。ふはははは」
カットナルを連行しようとする兵士たち。次の瞬間兵士たちは銃撃を浴びて倒れ
てしまう。
「お久しぶり〜。元気だった?ミスタープレジデント?」とレミー
「はいはい、もういい年なんだからあまり興奮しないしない。」そういったのはキリー
「かつての敵だが、ほっておくわけにもいかないのでな。」と真悟
カ「まさか お前たちに助けられるとは・・・。」
レ「感謝の言葉は後後!たっぷりホテルのディナーをおごってもらうわよ。」
真「そういうことだ。窓の外にトライスリーが待機している。早く乗ってくれ」

32名無しさん:2003/11/10(月) 03:28
大統領官邸から離脱し待機するトライスリー。
地上には統一戦争で月側が使ったMSジュニスが攻撃を仕掛けてくる。
カ「すまんが SS-858ポイントへ向かってくれんか?あそこに大統領専用機が
隠してある・・・」
真「了解! 行くぞみんな」

次の瞬間・・大統領官邸が崩れ去り巨大なMAが出現した・・・。
ガロード「カリス・・・やはりここに・・・!ティファ!カリスを助ける。力を貸してくれ!」
統一戦争後忽然と消えたカリスを探していたガロードとティファ。
闇の情報屋(実はオルバ・フロスト)より情報をえてこのニューブロンクスへやってきていたのだった。
シャギア・フロスト「ふふふ・・・ガロード・ラン。私たちの味わった苦しみをお前にも与えてやろう。」

33名無しさん:2003/11/10(月) 03:28
レ「大統領専用機?これってドクーガの・・・・。」
懐かしいドクーガ幹部時代のカットナル艦。
カ「そうよ!これが一番! それにしてもノモアのやつ腹立たしいわ!!ぐぐ・・・精神安定剤を。」
カ「わしも出撃する。連中はあの巨大MA以外にもバンドックをかくしもっておるからのお」
「それじゃ 俺たちは先に行ってるぜ」「出遅れるなよ!」「貴方の戦力期待してるわよ〜♪」
カットナルは自分の指揮下にあるアメリア州軍にノモア追撃の指示を出す。
カ「うぬ・・・奴め!さすがに手が早い。わしの指示を聞いてくれたのは・・・」
「エクセレン・ブロウニングとキョウスケ・ナンブ・・非番で遊びに出かけていたからバンドック
要塞に拘禁されずにすんだとな・・・。」
ブンドル「そう あきらめたものでもないぞ。」ケルナグール「おう! かつての戦友の危機じゃい。わしらも手助けするぞ!」
スクリーンにかつての戦友 ブンドルとケルナグールの姿が現れる。
ブ「それにしても・・お前の目は節穴か?あんな美しくない男を側近においてうらぎられるとはな。」
昔のようにブンドルの皮肉が今のカットナルには嬉しかった。

・・・・・。ニューブロンクス市内。トライスリーとノモア軍の先頭は続いていた。
レ「いくら旧型のMSでもこんなに居たんじゃ。それにあのMAものすごい火力よ!トライスリーじゃ危ないわ。」
キ「文句をいいなさんなマドモワゼル。ゴーショーグンは健太と一緒に旅立ってしまったんだから、うちらでなんとかしないとね。」
真「それにしても連邦軍は何をしているんだ?これほどの大騒ぎなのに。」

34名無しさん:2003/11/10(月) 03:29
ジュニスの大部隊に押され始めるトライスリー。
レ「損耗率が70% そろそろやばいわよー。」
キ「ここまでか・・・自伝小説が 続・ブロンクスの狼 が永遠に消えちまう。」
真「どうせ売れてないんだ。紙資源の無駄にならなくて結構。にしても!」

ベートーベンの運命をかけながら MSクラウダ部隊と戦うブンドル艦、カットナル艦、ケルナグール艦
の前に 巨大な土偶を模した要塞が現れバンドック砲が発射される。
ブ「おのれ・・美しくないものにおされるとは何たる屈辱・・・。」
その時! 健太「 レミー、真悟、キリー・・・」
銀河の果てに旅立った健太とゴーショーグンが再び姿をあらわした。
健太「みんな・・地球は確かにネオネロスという悪しき意思の束縛を解いて
立ち上がったけど・・・再び・・・試練を受けなくてはならなくなったんだ・・
ビックソウルがそれを伝えるようにって・・。それだからゴーショーグンを再び
地球においておく事にしたよ・・。みんななら大丈夫さ!ボクは行かなくちゃ。」
レ、キ、真「健太!!」
健「そうそう・・・ゴーフラッシャースペシャルは使えなくなってる。試練が終わるまでは・・・。」
ブ「なんと! ゴーショーグンが虚空からあらわれるとはな・・それにしても美しい機体だ・・・」
ケ「こうなったらこっちのもんじゃい。はやくガシンするんじゃ!」

一方、ガロードは MAからカリスの意思を感じ取ったティファを信じDXで接近を試みていた。
「くっそー。なんて数だよ。キリがねえ! カリス!いいかげんに目を覚ませよ!」
ガロードが地上をモニターすると一人の少女が戦いの中を逃げ惑っていた。
「あーいうの・・・ほっとけないんだよな。ティファ、少しよっていっていいか?」
ガロードが振り返るとティファの顔が真っ青になってそして「ダメ!」とやっと声を振り絞って
告げる。「星が・・・星が輝くの・・・。もうすぐ!」
「何?星って 今夜だしたくさん輝いてるじゃん?」と聞き返すガロード。
その瞬間・・。街のあちこちで戦闘以外の爆発が・・。少女の居た場所もすさまじい爆炎の中に
包まれていた・・・。
「なんだ・・一体!?」「星が・・輝いて、人がたくさん死んだの・・」
カットナルが悔しそうにうつむく。「奴め・・・すでに人間爆弾を・・・」

35名無しさん:2003/11/10(月) 03:29
ノモアの姿が空に浮かび上がる。
「われわれの力は知っただろう?連邦の愚劣な諸君。私はこれより月に向かう。
失われたわれらが国ムーンレイスを再びこの手に取り戻すために。ふはははは!」

 バンドックが浮上する。月に向かって・・・。
そしてニューブロンクスではゴーショーグンとDXが共同戦線をはりMAを追撃する。
アメリア州軍のエクセレンとキョウスケもそれぞれの機体を駆って突撃を行った。

数時間後、MAは破壊され カリスも無事収容された。
しかし・・・・。

カットナル「わしに・・・もう少し人を見る目があったら・・・こんな事には・・・」
ブンドル「カットナルよ・・後はわれわれに任せて政務に戻るのだ・・・」
カ「しかし!」ブ「見ろ・・あの星の痣を刻まれた人々を・・。われわれの力ではどうする事も出来ぬ
このような犠牲者をもう出さないようにおぬしにはできることがあるのではないか?」
ケ「そうじゃ! わしらの力を信じんかい!」

「ブロウニング、ナンブ両名 到着いたしました」
カットナルの背後に唯一生き残った州軍パイロットが現れた。
カ「お前たち・・・ゴーショーグンチームと一緒に月に行ってくれ・・・。アメリアは
私が居るから大丈夫だ。」

ガロードはカリスを病院に見舞った後 少女を見かけた街角に花を捧げていた。
ティファも泣きながら黙祷を捧げる。
「ティファ・・俺たちも月に行く・・・。」
そしてその姿を後ろから見つめる 二人の男。
「兄さん ガロードたちは月に行くようだよ。」
「オルバよ・・われわれは日本に向かう・・・ゲッター事件・・使えそうだ」

36アクセルs:2003/11/10(月) 03:30
題名【眠りの森の美女〜少し可笑しな物語〜】

登場人物
(メイン)
キョウスケ=王子 エクセレン=姫 アルフィミィ=優しい魔女
シュウ=真・悪い魔女改め魔王 アクセルs=ナレーションなど
(脇役)
ギニアス=王様 シーマ=お妃様 恵子=魔女A デスピニス=魔女Bレビ=魔女C
ルリ艦長=魔女D アスカ=魔女Eアリエイル=悪い魔女 九十九=兵士
復讐鬼(アキト)=コック シロー=村人 黒騎士=見張りの蝙蝠 ヴィレッタ=司会、突っ込み
(以後全ての名前は略させて頂きます【例】アクセルs→ア)()内のは劇には関係ありません
『』内のは、心の声です。え?どうやって聞くかって?企業秘密なんだな、これが
〈〉内は音だ

修正・追加してまた参上!

37アクセルs:2003/11/10(月) 03:31
ヴィ「只今より、萌路学園による【眠れる森の美女〜少し可笑しな物語〜】を上映します。」
〈ビ〜ビ〜ビ〜〉(緞帳が上がる)
ア「昔、ある国にギニアス王とシーマ妃がいたんだな、これが。
 仲の良い2人でしたが、子供が居なかったんだ。噂じゃギニアス王、不能らしいんだ。
実際は、股間野郎だけどな!まぁそんな訳で毎日、神様にお願いしてたんだよ。」
ギ・シ「神よ・・・どうか私達に子を授けて下さい」
ア「国中の人々も 子供を待ち望んでたみたいだな。股間王子じゃない事を願ってたんだけどな。
やがて、シーマ妃に美しい女の子が生まれたんだ。これが、美しいんだぜ?お世辞じゃなく。
 お城では 誕生パーティーが開かれたんだよ。飯美味いんだろうな〜そんなことより
六人の魔女が招待されたんだな、これが。それぞれがエクセレン姫に魔法を掛けたんだ。
 確か、俺の記憶が正しければ。最初の魔女は、頑張り屋の魔女が
先に丸い玉が付いている杖をエクセレン姫の顔の上で円を書くように振りながら言いました」
恵「エクセレン姫が世界一美しくなりますように」
ア「その時俺は、これ以上美しくするのかよ!って、突っ込みたかったね。」
(恵「台詞なんだから仕方が無いじゃないですか!」ア「そうだな」)
ア「次の魔女は彼女自身が、天使という噂がある魔女でした。その天使のような魔女が
先に星が付いている杖をエクセレン姫の頭上で星を書くように振りながら言いました」
アル「エクセレン姫が優しい天使の様な人になるようにですの」
ア「彼女が掛けると効果絶大だな。信憑性も十分あるしな。
次の魔女はロリロリな娘だ。一文字代えると死股間になる名前の娘でした。そのロリロリ魔女が
先に三角形の付いている杖をエクセレン姫の体上で三角形を書くように振りながら言いました」
(デ「それは言わない約束です」ア「そうだったか?」)
デ「エクセレン姫が優雅で上品な人になるように」
ア「次の恥女じゃなくて魔女はお盛んな娘だ。多重人格って噂がある魔女でもある。
先に四角形が付いている杖をエクセレン姫の足の上で四角形を書くように振りながら言いました。」
(レ「誰が恥序だ!」ア「お前(即答)」)
レ「エクセレン姫がダンスが上手になるように」
ア「彼女が世界一の恥女になるようにって、掛けるのではと心配だったのは内緒だ。
ちなみに、三角形の理由は、馬だ・・・・解からないんならそれでいい。解かる奴が大半だろうが
 それじゃ次に行きますか。次の魔女はなぁ〜レンジの妖精・・・電磁の妖精だったかな?
まぁいいやその魔女が先に台形がある杖をエクセレン姫の首の上で台形を書くように振りながら言いました」
(ル「電子です」ア「そうだったか?」ル「そうです」)
ル「エクセレン姫が小鳥のように美しい声になるますように」
ア「皆、ルリ艦長って呼ぶな・・・それと、レンジでも電磁でもなく電子の妖精らしいんだな、これが
 はぁ〜最後の魔女は、恥女な上レズだ。だが、エクセレン姫には、手を出すよ〜
その危険な魔女が先に楕円がある杖をエクセレン姫の手の上で楕円を書くように振りながら言いました」
(アス「出さないわよ!」ブンッガンッ ア「イテテ・・」)

38アクセルs:2003/11/10(月) 03:32
ア「魔女らがお祝いの魔法を掛けて、魔女達がテーブルに着くと、
それぞれの席には金と宝石で出来たスプーンとナイフとフォークが並べられていた。
贅沢な食器だぜ・・・売ったら幾らになるんだろうな、本当によ。
 そこへ、一人の魔女が遅れて来たんだが、テーブルの用意がなかったんだよな〜確か。
その魔女が言おうとした瞬間 何か行き成り消えたんだ・・・・・その後に居たのは!?
・・・・・グ(略が何故か居たんだな〜シュウが乗ってきたんだろうけど・・・出てきちゃったよ」
(シュ「私の役は無いんですか?」ア「無いぞ」シュ「ないなら作るまで・・ククク」
ア「おい!何処行くんだ!」シ「・・・・ククク秘密です」以上過去より)
シュウ「私を除け者にするとは、良い度胸です。仕返しと言う訳では無いですが、
姫が糸紡ぎの針で死んでしまう様に、魔法を掛けて上げましょう。何、お礼は良いですよ。
では、失礼します・・・ククク」
(ア「何で糸紡ぎの針なんだ?」シ「そういう話だからです」ア「違うのでもいいじゃないか」
シ「王道で行くということで」ア「王道か」シ「ええ、王道ですよ・・・ククク)
ア「シュウは嫌、真・魔女改め魔王は姫に魔法を掛けると、グ(略に乗って飛んで行きました。
(ア「それにしても魔女役のアリエイル大丈夫か?ブラックホールクラスターくらったけど」
アリ「大丈夫じゃないです!」ア「その割には、元気そうだが」アリ「・・・・・・・」
ア「しかし、魔女じゃなくて魔王が来てしまった・・・・負けるな王子!正攻法じゃ勝てないぞ!」)
ギニアス「大変な事になった」(ア「本当に大変な事になったよ」)
ア「ギニアスは大変心配そうだと思っていたよ最初はな・・・何故かって?それはな・・・・・」
ギ『このままだと、処女のまま死んでしまう!ならこの私が・・・』
ア「物騒な事考えてるんだぜ?流石股間野郎って思っちまったってのは、内緒なんだな、これが
 その時、優しい優しい天使のような可愛い魔女のアルフィミィは言いました。」
アル「あの男の魔法は強いから、解く事は出来ないですの。
でも死なずにすむようにしてあげますの。百年間眠るのですの。百年経てば、キョウs」
(ちょっと待て!違うぞ王子様だ・・・良いね? アルフィミィ「はいですの解かったですの」)
(舞台を戻して) アルフィミィ「王子様が現れて、お姫様を魔法を解いてくれるですの」
ギ「百年も・・・・・・」ギ心『やはり、私が頂くしか』ブンッゴン ギ「イタタタ」
ア「いい加減にしろ股間野郎!!続き行くぞ続き・・・・
ギニアス王は、国中の糸車を燃やしちまったんだ。勿体無いよな売れば良いのに・・・」

39アクセルs:2003/11/10(月) 03:32
(それから十数年の月日が流れ)
ア「エクセレン姫は、すくすくと育ち、美しい姫になりました。当然だけどな・・・
 ある日、姫が庭で小鳥の囀りを聞いていると」
〈コットン カラカラ コットン〉
ア「と、不思議な音が聞こえてきました」
エ「あら〜何の音かしら?」
ア「糸紡ぎの音です。行ったら針に刺さって眠ちゃいます。」
エ「あら?ありがとう。じゃぁ行かない事にするわ〜」
ア「行かないと困ります。王子に会えませんが良いんですか?」
エ「・・・仕方が無いわね〜」
ア「音は、お城の高い塔の方から聞こえてきました。
 エクセレン姫は、怪談じゃなかった階段を一段一段上がって行きました。」
〈ツカツカツカ〉
(ア「下から見たら中身見えるかな?」エ「あ〜ら見たいの?んふふ♪」
何処からか〈ジャキッ〉っと聞こえる
ア「い・・いいえ遠慮します(穴が空くのは嫌だ〜)」エ「そ〜お?んふふ♪」)
ア「塔の一番上の小部屋では、一人のお爺さんが糸を紡いでいました」
〈ギィィィ コットン カラカラ コットン〉
エ「こんにちは、お爺さん」ア「エクセレン姫が声を掛けると、お爺さんは、」
〈ブスッ〉
シュ「ぐっ、イタタ。娘さん、代わりにちょっと糸を紡いでくれんかね?」(爺の声)
ア「と、悲鳴を上げて指を抑えました。お爺さんは、指を怪我した見たいなんだな、これが」
(ア「しかし、何とも胡散臭い話だよな」シュ「私がいけない訳ではありませんよ」
ア「・・・・・無理矢理出てくる男が言うか?」シュ「それは、言わないで下さいククク」)
エ「ええ良いわよ〜、私が代わって上げるわ。んふふ♪」 ア「エクセレン姫はそう言って、
糸車に手を掛けました。その時!針が手にチクッと刺さってしまったんだな、これが」
〈チクッ〉
エ「あ、痛い!」
〈バタンッ〉
ア「そう叫んで、エクセレン姫はバッタリ倒れてしまったんだな、これが」
シ「ククク、上手く行きましたね」 ア「爺は、シュウ改め真・魔女改め魔王だったのだ!!
って、誰でも解かりそうだが・・・そこは、お約束気づかないのだ!」
効果音:ズドーン
(ア「名前長いぞ、おい!」シュ「知りませんよ、勝手に短くすれば良いではないですか」
ア「それもそうだな。次回からシュウで統一するか」シュ「勝手にどうぞククク」
シ「それはそうと何故私の時は〈ブスッ〉なのですか?」ア「男女差別」
シ「そうですか・・・ククク」ア「い・嫌な予感が・・・」シ「・・・・・」ア「や・やめろ!!」
シ「ブラックホールクラスター発射!!」ア「うぎゃあぁぁぁぁ」シ「良い夢を・・・」
ア「・・・ぐ〜むにゃむにゃもう食えないよ」シ「・・・・・・」)
ア「(気を取り直して)倒れたエクセレン姫は昏々と眠り続けました。(パンツが〜)
そこへ、あの優しい優しい天使のような可愛い魔女が、現れました。」
アル「百年経って目を醒ました時に、独りぼっちだったら可哀想ですの寂しいですの。
皆にも魔法を掛けるですの。そしたら、独りぼっちじゃなくて悲しくないですの♪」
ア「と、言って先に星がある杖を星を書くように振るい魔法を掛けました。
すると、杖の先から七色の光が、お城の中に満ちて行きました。
ギニアス王もシーマ妃も兵士の九十九もコックの復讐鬼も、皆眠ってしまいました。
ふあ〜俺も眠くなってきたんだな、これが・・・・お休み・・・・」ブンッ ゴ〜ン
ア「イテッ・・・・何だよ?」ヴィ「寝るんじゃない!」ア「ちぇっ解かったよ」
〈ニョキニョキニョキ〉
ア「棘だらけの蔦がお城を包んでいきました。
こうしてお城は、百年の長い長い眠りに就いたのでした。」

40アクセルs:2003/11/10(月) 03:33
〜そして、百年の月日が過ぎて行き〜
ア「ある日、隣の国の王子であるキョウスケ王子が通り掛かりました。」
〈トコットコットコッ〉
キ「ん?あの城は、何故荒れ果てているんだ?」
(ア「もう少し愛想良く出来ん?」キ「・・・・・・」ア「聞いた俺が馬鹿でした」)
ア「キョウスケ王子は村人に尋ねてみました。村人は言いました。」
シ「あそこには、世界一美しい王女様が百年も眠り続けておられるのです。
何でも王子様がその眠りから目覚めさせると言う話です。
実は俺が今からあの城に行って眠り姫を・・・ふふふ。あんたも一緒に来るか?」
ア「と、最初こそ暗い表情で言っていましたが、本性を表すかのように
だんだん怪しい表情になり危ない事を言いさらに王子を誘いました」
キ「それは可哀想にな。その王子が来ると良いな」
ア「と、言いながら村人を仕留めると過ぎ去っていきました。・・・・・あれ?
お〜い!お〜い!お前がその王子何だぞ!過ぎ去って行ってどうするんだ〜」
(キ「何故俺なんだ?」ア「お前が王子役だから速くエクセレン君を助けに行け!」
キ「エクセレンが姫役なのか?」ア「そうだ。だから行け!」キ「仕方が無い」
ア「彼が王子役になった訳はエクセレン君が姫役になる交換条件だったのは内緒だ」)
キ「気が変わった。俺が助けに行こう」
ア「と、言って城にキョウスケ王子が向かおうとした時、少女が現れました。」
(キ「お婆さんでは、なかったか?」ア「良いんだよ!これで」)
アル「この機体を持って行って下さいですの。きっと貴方を守るんですの」
ア「と、赤く額に付いた角がチャームポイントのアルトアイゼン・リーゼを渡しました。」
(ア「独語で「古い鉄の巨人」だからって錆びてたりしないからな!」)
ア「そしてこの少女は、あの時の優しい優しい天使のような可愛い魔女でした。
 キョウスケ王子がお城の門を開けると、茨が絡み合っていて一歩も進めません。
生身だったらの話だがな・・・・キョウスケ王子は5連チェーンガンで粉砕しながら進みました。」
〈ズダダダダ・・・ カランカラン・・・〉
ア「その頃、シュウの元に元魔女の部下である見張りの蝙蝠が飛び立って行き
シュウにキョウスケ王子がきた事を知らせに行きました。」
〈バサッバサッバサッバサッ〉
黒「大変です!王子が、王子が・キョ・・キョウスケ王子がエクセレン姫を助けに来ました!」
〈ズズズズ〉
シ「キョウスケ王子が来ましたか。それにしても、私の食事の邪魔をするとはククク」
ア「その日のシュウの食事は、もずく・・・一品でした。」
シ「クククそんな事は、良いんです。行き来ますよ。ネオ・グランゾン(以下ネオ)」
ア「シュウはネオに搭乗するとキョウスケ王子の居る所に向かって行きました。」
〈ズドオォォォォォ〉

41アクセルs:2003/11/10(月) 03:33
シ「ようこそ、キョウスケ王子・・・・」
キ「!お前が姫を眠らせた者か?」
シ「いかにもそうですが・・・ククク」
キ「ならば倒す!覚悟しろ!!」
シ「こちらも食事の邪魔をした罪を償って貰いますよ?ククク」
〜以後戦闘〜
キ「伊達や酔狂でこんな頭をしているわけではないぞ…!」
シ「その程度でこの私に勝てると思っているのですか?さて、私の番ですね
では、参りましょうか」
キ「損傷度を確認…さすがに丈夫だな。こちらの番か。…勝負!」
シ「 狙いがあまいんですよ。攻撃とは、こうするものです!」
キ「かわせんか…!だが、とどめには遠い!好き勝手にはやらせん!」
シ「むっ…その程度で私と戦おうと?…愚かな…さて、私の番ですね
これに耐えられますか?;ブラックホールクラスター、発射!」
キ「く…アルト、あと少しもたせろ…!」
〜戦闘終〜
キ「ぐっ・・・・」
〈ピシッピシッ〉
シ「ククク私の食事の邪魔をした事を後悔しなさい」
ア「ちょっと待て!王子が負けそうでどうするんだ!!・・・・・仕方が無い。最終手段だ。
シュウ、ちょっとこっちに来てくれ」
〈チョイチョイ〉(手を振る)
シ「なんですか?」
(ア「シュウ、ごにょごにょごにょ」シ「!・・本当ですか?」ア「ああ」
シ「仕方がありませんね。負けてあげましょう」ア「契約成立!」)
キ「零距離・・・取ったぞ!」
〈ズキュバァァォォォン!ズバッァァズキュンッドバッドバッドバッドバッ・・・・ドバッ
カララララン・・・・ズバァァォォォン!〉
シ「な・・・何!」
〈ドバンッドバンッドバンッドォォォォン!〉
ア「行き成りの展開だが、シュウを倒したキョウスケ王子。無理矢理とか言うなよ。
お城の茨は消えて行き、代わりに美しい鼻じゃなくって花が咲き、小鳥達が囀り始め。
 百年の間眠っていたお城が、目を覚ましたんだな、これが。
キョウスケ王子は機体から降りるとエクセレン姫を探しました。しかし見当たりません。」
キ「おい・・・エクセレンは何処に居る?」
ア「塔に居るんだな、これが。」キ「そうか・・・・」
〈ツカツカツカツカツカ〉←少し早く
ア「キョウスケ王子が塔の上の部屋に入っていくと、エクセレン王女が横たわっていました。
その唇にキスを英語で言うとKIISをすると、すると・・・・・早くしろよキョウスケ!」
(キ「しなくてはいけないのか?」ア「あたりまえだ!」キ「・・・・ふぅ」)
ア「気を取り直してもう一度姫にキスをすると、魔法が解けエクセレン姫はぱっちりと
目を開けました。」(ア「お〜〜!!2人の影が1つに」)
エ「・・・あら?私どうしていたのかしら?貴方は誰?」
キ「俺の名前はキョウスケ。お前は」ブンッ ガンッ キ「くっ・・・」
(ア「お前じゃないだろ!?貴方だろ!?」キ「・・・・解かった」)
キ「貴方は百年もの間眠っていたんだ。そして、今眠りから覚めた処だ」
エ「まぁそうですか。ありがとう、キョウスケ王子様んふふ♪」
ア「そんなに嬉しいのでしょうか?エクセレン姫の顔には満面な笑みを浮かべていました。
エクセレン姫は立ちがりました。その頃、ギニアス王もシーマ妃も兵隊の九十九らも
コックの復讐鬼達も目を覚ましました。お城は生き返ったんだな、これが」
キ「エクセレン姫、俺と結婚してくれ」ア「エクセレン姫は大変、喜びました」
エ「はい・・・・ありがとう、キョウスケ王子」
ア「恥じらいながらもキョウスケ王子に抱きつくエクセレン姫その顔は幸せな顔でした。
ギニアス王もシーマ妃も大喜びのご様子」
ギ「さあ、結婚のお祝いだ!音楽を鳴らせ!!」
ア「こうしてキョウスケ王子とエクセレン姫は、何時までも幸せに暮らしました。
・・・・・え?結婚式も書けって?う〜んリクエストが有ったら書くかもしれないさ、これが」
(緞帳を下ろす)
ヴィ「ありがとう、御座いました。これで、萌路学園による劇を終了します。
お付き合いして下さいまして、本当にありがとう御座いました。」

42アクセルs:2003/11/10(月) 03:34
あるところに自称股間の神を名乗るドモンと言う男が居ました。
その男は、象・・・嫌マンモスが短いのを気にしていました。
ある日、ドモンは父親にマンモスが長くする方法を聞きました。
すると父親は、「そままでも良いだろう」と言いました。
こなままが嫌なドモンは、自分の師匠に聞きました。
師匠は「未熟者め!」と怒鳴りました。
「気になるのなら引っ張って伸ばせば良いだろう」と謎の声が聞こえました。
ドモンはアホなのでその言葉を実行する為に挟む物を探しました。
挟む物が見つかるものの痛くてしょうがありません。
仕方が無く挟むのはあきらめました。その後も伸ばす方法を探しましたが見つかりません
諦めかけ川で夕日を見てる時いきなり川からワニが現れマンモスに噛み付きました。
痛くてしょうがありませんが食われるのは嫌なドモンはマンモスを引っ張ります。
ドモンのピンチに気が付いた父親がドモンを一緒に引っ張ると
「ポンッ」
とマンモスと一緒に外れました。ワニはマンモスを持って去り、ドモンはマンモスがなくなりました。
こうしてドモンはマンモスが無くなり名前を代えドモンビーと名乗りました。おわり

【ドモンビー誕生秘話(嘘)】

43名無しさん:2003/11/10(月) 03:35
「それにしても兄さん・・・連邦はダメだね・・。」
「オルバよ・・・腐った大木が倒れる日も近いようだ・・。
 数人の高官を暗殺しただけであれではな・・・われらの計画を
邪魔するものに容赦はいらない・・。さあ 行くぞ!」
兄の車椅子を押しながら MSキャリアに乗り込む二人。
その胸には連邦高級将校のバッチが輝いていた。

ガ「カリス・・・これから俺たちは月にいくんだ・・・。アイツを
人を虫けらのように殺す アイツをゆるさねえ・・・」
カリス「ガロード気をつけるんだ。ノモアは統一戦争のあの時確かに
死んだはずだ・・・なにか裏がある気がする・・。とてつもない裏が・・」
νブロンクスを後にしてゴーショーグンと合流する二人。
エクセレン「可愛いカップルね♪これからよろしくー。」
キョウスケ「・・・・・。油断をするな・・・。」
彼女たちもまた月に向かうのだ。

「・・・何!奴は大統領を辞任しないだと!・・・わかった。」
カットナルの政敵 グエンラインフォードの事務所。
「ミハエル大佐・・・・。アメリア州の大統領には誰がふさわしいかね?」
「それは、グエン卿貴方です。あのようなドク―ガとの噂が囁かれるような
男では・・・。しかし 奴には何故か人望があります。今はまだ時期尚早かと。」

アメリアに混沌を残しつつグッドサンダー基地は元ドクーガ艦隊を率いて
月に向かう。
レ「なーに?瞬間移動が出来ないわけ?えー。健太くんの旅立ちでエネルギーが
ほぼなくなった?今はゴーショーグンが戻ってきたおかげで充電できるけど20時
間はかかるの?」
キ「はいはい、お嬢さん。俺たちが現れると会話口調が多くなって読むのが
大変になるからそのくらいにしておきましょ。」

ーバンドック復活編ー
第一部 完

44バーン:2003/11/10(月) 03:35
よっと、一応私の描写力の限界を貼っておくか…
PCの中から探し出すのにえらい手間がかかったが、
エロパロに貼ろうと思って書き始めたので途中で、頓挫したSSだ。
まあ、私が書くとこんな感じになるって訳よ。

1 ギル・バーグ

「お前達はわしの最高傑作じゃ。このブリッジにいる奴等もわしが造ったモノだが、お前達に
比べればカスのようなものだよ。ぬふふふふ」

そのターサン博士の言葉に、ギル・バーグは耳を疑った。無論その言葉は彼にかけられた
のではない。ターサン博士の正面にいる4人の者たちに向けられた言葉だった。

(この連中が最高傑作だと?笑わせやがる!エスパーだがなんだか知らんが、この俺こそが
最高の兵器だ)

彼自身、宇宙海賊バンカーの一員となるべく自ら体をサイボーグ化し、後はターサン博士がその
本拠地へと自分を連れ立つものばかりだと思っていた。しかし、その思惑とは裏腹に博士は何処から
か拾ってきた4人のエスパーと共に、コードネーム『ダンメカニック』という兵器をバンカーに売
り込もうとしているのだった。

(俺はなんの為にサイボーグ化までしたのだ…そう、力さえあれば俺は奪われる者から奪う者へと
なれる!)

忘れた筈の光景が一コマの断片の様に、彼の脳裏に浮かんでは消える。陵辱される自分の姉。
物陰に潜み何も出来ない無力な自分の姿。破壊し尽くされた廃墟。・・・そして、一瞬の閃光。
運が良かったのだろう。たまたま拾われたバンカーの一員が操縦している船から、その光景
を眺める彼の虚ろな瞳は、己の帰る場所るべき故郷が無くなったという事実を映していた。

(俺は・・・俺は・・・生まれ変わったのだ。それをこんな奴等に邪魔はさせん)

復讐など考えなかった。『生まれ変わった』ギル・バーグが目指したのは、海賊として食物連鎖の
頂点に立つ事であり、売り飛ばされた先の惑星は、戦士として彼が成長するのに様々な教材を与
えてくれた。やがて名も売れるようになりターサン博士の存在を知った時には、既に
少年の面影は彼の外ばかりではなく内からも消えていた。
そして、自ら生身の体を捨るに到るまでの道程は、過去を封印したの男の慟哭を聞いているかの
様ですらあった・・・

45アクセルs:2003/11/10(月) 03:36
【眠れる森の美女〜少し可笑しな物語〜外伝】
    【眠り姫の見る夢は?】

第1話【好奇心は人を消す・・・・え?】

眠り姫が魔王によって糸車の針に刺さって眠ってから
幾年かの月日が流れた頃・・一人の男が暇を弄んでいました。
男「あ〜!!暇だ!・・・暇過ぎるぞ!王子が来るまで後、数十年もあるしよ・・・・
好い加減シュウを見てるのも飽きたし、何か面白い事ないかな〜」
この男はエクセレン姫らをとある事情で見ている者でした。(只の暇潰し)
そんなある日の事でした。この男は1つ疑問に思った事がありました。
その疑問に思った事とは・・・・・
男「そういや眠り姫ってどんな夢を見てるんだろうな?・・・・そうだ!良い事思い付いたぜ」
どうやら新しい暇潰しを思い付いたようです。
男「思ったら直に実行せねば!準備、準備っと」
そう言うとその走って行った。
その男が走って行きドワを開けると何かの部品などが散乱してる部屋だった。
どうやら何かを作る部屋のようだ。部屋に入ると男は紙などを取り出し何か書き始めた。
男「・・・・ここがこうで・・ありゃ?違うな・・・」
どうやら何かの設計図を書いてるようだ。
〜数週間後〜
ピヨピヨピヨデコケッコッコー
男「ふふふふぁはっはっはっは出来たぞ!遂に完成だ!!」
男の居る部屋には以前は無かった装置が真中にドンッと己の存在感を出していた。
その装置は、簡単に言うと・・・・
四角形の物からホースに似た物の先に帽子の形をした物が付いていて
その四角形には画面が付いているはっきり言って変な物である。
男「これで、眠り姫の夢が見れるぞ!はっはっはっは」
どうやらこの男は、眠り姫の夢を覗き見るともりらしい。
プライバシーの侵害で捕まるんじゃないかと思うが、この世界では関係無い事である。
男「さてと・・・持って行くか!」
そう言って男は、その装置を何かバイクのような物の後に乗せると
自分もそのバイクのような乗り物に乗って男は眠り姫の居る部屋へと向かって行った。
姫の居る部屋に着くとその男は颯爽と装置を組み立てていく。ガチャガチャガチゴチャ
男「出来た!さてと颯爽やってみますか!!」
その男出来ると直にその謎の装置を動かそうとスイッチを押すと画面に何か文字が現れた。
ア「さてと、まずこれを眠り姫の頭に付けてっと」スポッ
そう言って眠り姫の頭に先にホース状の物が付いた帽子の似た物を被らせると画面を見ながら
なにやら操作していると姫の頭に付いた装置が光だす成功だと思ったが何やらその男は慌てている。
男「な!何だ!どうなっているんだ!」
装置の画面に暴走を表すかのようにEORRORという文字が危険を表すかのようにビービーと音が鳴る。
男「い・・いったいどうしたんだ!」
男は装置を操作するが事態は一向に変わらない嫌、時と共に前より酷くなっているようだ。
それを表すかのように部屋を嫌、城を世界を不思議な例えるならオーロラのような光が覆っていく。
男「こ・・・これは!」
男の叫びと共に光はより一層眩しく輝くと一瞬にして消えた。何も変わらないそう思えたが・・・・
そこの眠り姫の居る部屋嫌、【居た部屋】というのが正しいだろう。
何故ならばその部屋には、眠り姫もあの男の姿は無くなっていたのだから・・・・・・
                                   つづく

次回予告
消えてしまった俺と姫
しかし!?消えたのは彼らだけではなかった!!
・・・・・本当は未定だ。何せ行き当たりばったりだからな!!
はっはっはっは!って事で次回は未定!気長に待っててくれ!
待っててくれる奴なんて居ないか!はっはっはっはっは!!

46アクセルs:2003/11/10(月) 03:36
【眠れる森の美女〜少し可笑しな物語〜外伝】
    【眠り姫の見る夢は?】

第2話【不器用とホモ逝く・・・・おい】

世界が光に包まれる少し前
〜魔王の間〜
男「ふぅ・・・頂きますかね」
一人の男嫌、魔王ことシュウ=シラカワが卓袱台の前に座り食事を取ろうとしていた。
ちなみに、卓袱台の上には砂糖をまぶし炒った食パンの耳が三本置いてある。
(魔王になっても質素なのは変わらないようだ。
シ「ふっ大きなお世話です。第一そお思うならもう少し豪華にしてくれませんか?」
シュウにはそれが似合うからね)
シ「・・・・砂糖を使ったかいがありますね・・・喫茶店から砂糖を持って来たかいがありましたねククク」
そう言って食パンの耳を食っていると塔の方が何やら騒がしい。
シ「また、あの男が何か暇潰しでもやっているのでしょう。」
と言いながら食パンの耳を食べるのを再開しようとすると塔の方角から光が漏れていると思うと
一瞬にして彼自身をも光に包んでいった。
シ「なっ!こ・・これは一体!・・・彼は何をしたの・・・・」
光が消えると彼も消えていた・・・・時は進み
〜隣国〜
老「王子〜!!キョウスケ王子!何処に居りますじゃ〜!!」
老人・・・着ている服などを見る限り執事が何かだろうか?
その老人はこの国の王子を探しているようだ。
男「どうかしたか?じぃ・・・・・」
じ「おお!王子そんな所に居ましたか!?」
王子と呼ばれた男は一言で言えば無愛想な男といったイメージだ。
その王子嫌、キョウスケは木の枝の上で寝ていたがじぃに呼ばれそこから飛び降り見事着地した。
じ「王子!危険な事はしないで下さい!!もしもの事があったら王に何とお詫びしたら良いか」
じぃは腕で顔を隠し嘆いた。
キ「解かったから・・・好い加減に顔を上げろじぃ。で、用は何だじぃ・・・」
ジ「はっ!そ・・・そうでした王子!大変で御座います!実は・・・!?」
じぃが言おうとした瞬間、隣国である茨の城の方角から光が迫って来た。
キ「なっ!?何だいったい・・・・」
じ「あ・・・あれは!?」
言いかけたとたんキョウスケら光が包みそして・・・・キョウスケは光と共に消えた・・・・

次回予告
お約束でシュウも消え、時を越えキョウスケも消えちゃった
魔女達は出ないぞ?キャラは出ると思うが役が違う・・・たぶん
今度は何時になるやら解からんが待っててくれ!待つ人居たよ!嬉しいぞ!!
行き当たりばったりが何時まで続くか・・・・

47アクセルs:2003/11/10(月) 03:37
星の海へ・・・グッドサンダー基地は月へと向かう。
拡がる星の海に見とれるレミー。
レ「本当、宇宙に出るのって久しぶり〜」
キ「お嬢さん、今夜ロマンチックにシャンペンでもどう?」
レ「いいわね〜 でも また今度にしましょ?」
真「ははは、残念 キリー」
キ「いいさ いいさ 他のお嬢様たちをっとあちらさんはアツアツでした。」
真「キリー?いくらあちらさんが美人でも 人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて
なんとやらというぜ。おとなしくマージャンでもしよう」

一方 エクセレンとキョウスケ。
エクセレン「キョウスケ・・この辺ね・・・」
キョウスケ「ああ、アイツが消えていったところだ・・もうくるまいと思っていたが・・」
地球圏統一戦争の影でおきた連邦軍公式記録から抹消された”アインスト事件”
人類を消滅させ新たなる静寂な世界を作ろうとしたアインストと連邦軍独立部隊
の激しい戦闘のことだ。メンバーはすでに散り散りになりキョウスケとエクセレンは
軍をなぜか追われカットナルが歴戦の勇士として州軍に採用したのだった。
エ「あの子は私だった・・・」
キ「気にするな・・・。アイツは自分の心を得ながら逝ったんだ・・・。」

その時、グットサンダー基地に警報が!
ファザー「前方から救難信号・・・救命カプセルのようです!」
カプセルを回収するライン・ヴァイスリッター。
ガロード「はじめてみるけどエクセレンさんの機体って変わってるよな。キットが
みたら解体したがるぜ」
エ「冗談言ってないの。カプセル回収終わりました。」

カプセルが開けられる。
OVA「爆発物他 危険な反応はありません・・あ、目を覚ました!」
カプセルの中には13歳くらいの少女が横たわっていた。
ガ「何でこんなところに女の子が?遭難かな?」
キ「少年、浮気はいかんよ♪」
ガ「違うんだ! ただ気になったんだよ!本当だ ティファ!」
ティファ「この子・・・心が二つある・・・。」

エ「え!?何・・・声が・・・」

ノイ・レジセイア ”我が一族の肉をもつ人間の女よ・・・。我もまた人の行く末を
見たくなった・・・だが我の力既に尽きんとしている・・・・。
最後の力を持ち虚空に浮かぶ汝が分身の心をこの死にかけた少女に植え付けようと思う。
これは 我が一族を退けた汝らへの手向けだ・・・。
この宇宙には既に”別に生まれしもの”の来訪をうけている・・・。
人よ・・彼らを退け汝らが道を行け・・・・。ここまでのようだ・・・。
さらばだ・・・”

エ「ノイ・・・レジセイア?」
キ「どうした?エクセレン?」
少女が目を覚ました・・・・。
少女「キョウスケ、キョウスケ♪」
キ「何・・?この少女は一体・・・」
エ「この子はあの子・・・あの子の心をもってるの・・・」

48名無しさん:2003/11/10(月) 03:37
【出逢いガイゾック編】
ガイゾック戦争後・・。地球圏はガイゾックとビアル星人のもたらした
超科学によって未曾有の大躍進時代に突入した。

”地球圏以外に生命体がいて、その世界に旅立つことが出来る・・”

かつての16世紀、西洋の冒険者が未知の海原にのりだしたかのような
熱狂が世界を覆っていた。瞬く間に月面や火星に小規模なコロニーが建設され
スペースコロニー群が数カ所に建設された。

しかし、大航海時代と異なり星の海を駆けめぐるには膨大な資金が必要
になる。そしてガイゾックのような侵略者の存在。その事が世界を一つに
まとめようという動きが促された。
 そしてそれに前後して人類の力が巨大になることを嫌った地底からの
先住民族の抵抗・・・。

地球圏の各国家は国際連合の元に結集すると思われたが・・・。
宇宙世紀007年、ガイゾック戦争終結後6年。
地球圏の諸勢力はとある事件をきっかけに覇権を争うことになった。
これを地球圏統一戦争という。
そんな戦争中に起こった愛の一コマ・・を語ることにしよう。

・・・・・東南アジア、国際連合軍コジマ大隊第08MS小隊
シロー・アマダ少尉。何の変哲もない一軍人の彼がこれから愛の
物語の主役になる。

 いつものように密林を偵察中の08小隊。
この辺に降下したコロニー国家ジオン公国の秘密基地が建設されて
いるというゲリラからの連絡を受け捜索活動を行っていた。
サンダーズ「隊長・・・喉が乾きませんか?」
シロー「ああ・・・。そうだな。すこしおりてみるか。」
シローがMSをおり川に水をくみに行くと上流から緑色の物体が
どんぶらこどんぶらことながれてきました。

サンダース「隊長! あの緑色の動いています!人間のようです!」
シロー「何! 助けなくては! EZ−8起動!」

緑色の物体はシローによって助けられますた。よくよく見ると人間では
あるようですがなんだか凶暴な顔をしています。

サンダース「隊長! 絶対こいつはやばいですよ!捨てましょう!」
シロー 「馬鹿いえ! 顔だけで中身がわかるか!取りあえず介抱しよう」

しばらくすると緑色の巨人・・・キラーザブッチャーは目を覚ましました。
ザンボットとの決戦。バンドック頭部でザンボット3と戦ったブッチャーで
したが力及ばずザンボットのイオン砲によって破壊されブッチャーは後頭部
ユニットごとこの東南アジアに吹き飛ばされこの地で原始生活を送っていたの
でした。
ブッチャー 「おーほほほほ 人間に会うのは久しぶりよのお・・・
我が輩を介抱してくれたのか?・・・(感動)・・・」
ブッチャーは生まれて初めて他人に優しくされたのが嬉しかったのかシローに
ほのかな恋心をもってしまったのでした。
シロー「う・・・(汗)無事だったら良かった。しかし何で川に?」
ブッチャー「水を飲もうと思ったらひっくり返ってしまったのよ おーほほほ」(照)
シロー「こんな奥地で大変ですね。何かあったら連絡をしてくれれば守りますよ。
ここはジオン軍も潜んでいて危険ですから。」
シローは基地に帰投しました。でもシローを付けるガイゾック兵。
ガイゾック兵「ギョイ!ブッチャー!シローを守る任務遂行します。」
その日からシローは影に日向にブッチャーに守られるようになりますた。
ある夜など EZ−8が一晩が強力な機体に改装されたりシローにとっては
不思議なことばかり。
さてシローには想い人がいました。
名前は アイナ。ジオン軍のパイロットです。ガイゾック兵はある日ロケットを
眺めているシローの姿を発見しブッチャーに報告しました。
ブッチャー「ぬおおおおお! そのアイナという娘を抹殺するのだ!」
シローを思ってる娘のこともガイゾック兵は報告しました。そのなはヴィレッタ

ブッチャー「そんな小娘にまけてなるものか!」

ここに シローをめぐるバトルロワイヤルが展開されることになりますた。
この後の話はいずれまた・・・。

49アクセルs:2003/11/10(月) 03:38
【気紛れシリーズ
     ヴィレッタ編】

その時、シローと目が合いシローの顔が迫ってくる。
シ「ヴィレッタ・・・目を瞑って・・・・」
目を瞑るヴィレッタ・・・お互いの顔が嫌、唇が後数センチと言う時

彼女はパチッっと目覚めてしまう。
ヴィレッタは辺りを見渡すがそこは彼女の見慣れた寝室であった。
ヴィ「夢・・・・か」
そう言ってヴィレッタは自分の目覚めの良さを怨みながらベットから降りると
服を取り出し着替え始めた。ガサゴソガサゴソ
着替え終わるとキッチンに向かって行った。
そして、彼女は何時ものようにパンをトースターに入れる。
パンを焼いている内に目玉焼きとサラダを作り紅茶を入れる。
彼女の朝食の献立は固定しているらしいそんなこんなで彼女は食事を済ませた。
そして、彼女は出勤する・・・萌路学園へと

〜萌路学園前〜
生「先生おはようございます!」
と、元気に挨拶をしてくる生徒達に
ヴィ「ああ・・・おはよう」
と、元気無く返事をするヴィレッタ
生徒が疑問に思いその事を言おうとしたその時、校門の方から何か聞こえる
そこには・・・・・・シローとブッチャーが
ブ「あなたー!いってらっしゃい!!」
シ「ああ!行ってくるよブッチャー!!」
とシローとブッチャーがラブラブフィールドを展開していた。
気の滅入るヴィレッタを見て生徒は納得した。
そんな事は気にもせずシローとブッチャー更に強力なラブラブフィールドを展開している。
ブ「ああ!あなた!ブッチャーは・・・ブッチャーはあなたと離れるのが寂しいわ」
シ「僕だってそうさ!出来れば一秒たりとも君と離れたくは無いさ!!」
ブ「ならどうして一緒に居てくれないの?あなた!」
シ「はは・・・これも君や将来の子供為さブッチャー!我慢しておくれ?」
ブ「ああ!あなた!!」
シ「おお!ブッチャー!!」
と熱く無駄なエネルギーを朝っぱらから解放している。
そんな光景をみながらヴィレッタは我関せずな太陽を見ながら

       現実とは上手くいかないものだ
と思いながら校舎へと消えていく・・・・・
                 完

50アクセルs:2003/11/10(月) 03:38
この物語はインパクト後の話・・・・なのかもしれない

□年○月×日△曜日
あの大戦から幾らか経ったある日の事・・・・・
かつての仲間達にある手紙が送られた・・・
キョウスケらからの手紙であった・・
あなたは、手紙の封を切り中身を見ると二枚の紙が入っていた
1つにはこう書いてあった

『○○様へ

  この度私達は結婚する事になりました。
 場所は、○○にて○時から挙行いたします。
 つきましては、当日の挙式にご参列頂きたい存じますので
 挙式30分前に同所へお揃い下さいますようお願いいたします

                キョウスケ・エクセレンより』

どうやら結婚式の招待状であるようだ・・・
もう1つの紙には返信用の葉書であった。さて、貴方はどっちに丸を?
『□ご出席 □ご次席』
君は行ってエクセレン君のウェディングドレスを見て悔しがり
アルフィミィ君がエクセレン君の着ているウェディディンの裾を持っている姿に萌えるか
それとも行かないか!それは君の選択で決まる!!
では今回はこの辺でさようなら

気紛れシリーズ 3人編 第1話『手紙が来ました・・・え!?』

51もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:40
新西暦188年、DC戦争、ホワイトスター戦役を終えた人類にまたも危機が訪れた。
エアロゲイターと呼ばれる異星人、ゼ・バルマリィ帝国の本格的な侵攻である。
それに対し、地球連邦は先の戦争勝利の立役者ハガネ、ヒリュウ改の2艦を中心に戦力を集中し短期決戦を試みた。

この、後にL5戦役と呼ばれる史上最大の戦いの結果

人類は敗北した

機体の大半が大破し、兵士の殆どが戦死もしくは重症を負って、戦力といえるものを失った人類には
もはや帝国の侵略に抗う術はなかった。

そして新西暦193年、地球人類は帝国軍による破壊活動そして理由不明の捕獲によって人口を従来の半分近くに減らしており、
現状でこれに抵抗するのはレジスタンスと呼ばれるゲリラ集団のみとなっていた。

52もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:41
月の人の気配がしない工場のそばに2つの機動兵器が降り立った。
地球連邦の主力兵器であったPT、AMのどれにも形状は似ていない。もちろん帝国で使われる人型兵器とも違う。
そのそれぞれのコックピットから宇宙服を着た男女が降り、工場の制御室に向かうと
慣れた手つきでパネルの操作を始めた。一般のものよりかなり広い工場内に空気が満ちると
―先ほどしたのはおそらくこの操作だろう―2人はヘルメットを外し大きく深呼吸した。
男の方は背が高く、眼鏡をかけた青年。女の方は逆に小柄で可愛らしい少女である。
二度ほど深呼吸を繰り返した後、男はまたパネルを操作し、乗ってきた機体に無線連絡を入れた。

53もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:42
「ラウル、フィオナ、聞こえますか」
呼ばれた2人は残された機体のパイロットだろう。
機体を工場の方に向け、眼鏡の男の呼びかけに応答した。
「こちらラウル、通信状態バッチシだ」
「こちらフィオナ、こっちもOKよ」
2人のパイロットは双子だろうか、性別の違いを除いてはよく似た顔立ちをしている。返答を聞き男は眼鏡を押し上げ頷きながら、また通信を返した。
「結構。それでは先ほど伝えたようにここでエクサランスの最終チェックをします。
用意はいいですか?」
「ちょっと待った、ラージ。さっき聞いたときも思ったんだけどさ。
もうここは完全に帝国の占領下だぜ。いくらなんでもちょっと危ないんじゃないのか?」
ラウルの心配そうな問いにラージと呼ばれた青年は自信に満ちた表情で答えた。
「確かにすでに地球圏は帝国の占領下にありますが、現在帝国軍の動きは殆どが地球上で、という話です。
月面上ではここ2年間帝国軍は確認されていません。
それにいくら時流エンジンが半永久機関とはいえ
エクサランスはコロニーから地球までの長距離航行なんて想定していません。
大気圏突入もありますからここからは輸送機を拝借していきますが、
地球に着いたと思ったらいきなり帝国軍に鉢合わせ、
しかし予期せぬ故障があったなんて洒落にならないでしょう」

54もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:43
(だったら最初から輸送機でも用意したらよかったじゃない…全く妙なところでケチなんだから)
内心で毒づきながらフィオナもラージに質問した。
「それは分かったけど、チェックってどうするの?
ここまで来てエクサランスをバラす訳にもいかないし、
まさかこんな所でエクサランス同士でドンパチやるつもり?」
「その心配も無用ですよ。相手はこちらでしっかりと用意してあります。
いいですか、ミズホさん」
ミズホと呼ばれた少女は先程からラージとは違うパネルを操作しモニターを見ていたが
ラージとは違い困惑した表情を浮かべている。
「はい、残っている機体のオートパイロット設定は済みましたけど…
本当にいいんでしょうか?」
「構いませんよ。この工場の持ち主のマオ・インダストリーはすでに存在してませんし、
完全に出来上がってもいなくて、出来上がる予定もない機体が2、3体壊れたところで
大きな損害にもなりませんよ」

55もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:44
マオ・インダストリー―かつてこの月に本社を置き、数多くの優秀なPTを作り出した一大企業だったが、
L5戦役後地球圏を占領した帝国軍によって本社が攻撃を受けたため壊滅してしまっていた。
この工場はそのマオ・インダストリーの工場の一つだったのだが、
本社や他の工場から特に離れた位置にあったため奇跡的に無傷のまま残っていたのだ。
しかし機体の製造を依頼する地球連邦も命令を下す本社も無くなってからは
完成していない機体を残して廃墟と化していた。

56もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:44
ラージの不遜とも言える物言いに顔を引きつらせながら
ミズホは引き続きパネルを操作すると工場からエクサランスの目前に一つの機体の影が現れた。
「おい、ラージ!もしかしてこれがその『相手』なのか!?」
その相手の意外な姿にラウルが驚きの声を上げる。
「そうですよ。量産型ヒュッケバインMk-Ⅱ…まだ製造途中のため武装は装備してはいませんが
駆動系は完成していて問題なく動くことはできます。しっかりと狙わないと当てることはできませんよ。
なおフィオナが乗っているコスモドライバーフレームは比較的接近戦に不向きですから
ストライカーフレームのラウルが接近戦、
フィオナがその援護というフォーメーションでいって下さい」
「ちょっと待って…もう!いつも人の都合ってものを考えないんだから…
ラウル!聞いたとおりよ。こっちで動きを押さえるから後は頼むわよ!」
「任せろ!」

57もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:45
ラウルの操るエクサランス・ストライカーがその巨体に似合わないスピードで
量産型ヒュケバインMk-Ⅱに接近し攻撃を仕掛ける。
だが相手もかつての連邦軍の主力となった機体である。
パイロットがいないとは思えない俊敏さでその攻撃をかわした。
しかしその先で物陰から放たれたエクサランス・コスモドライバーの遠隔機動兵器
フェアリーのビームまでには反応することができず、直撃を受け体勢を崩した。
「今だ!ギガントクラッシャー!!」
ストライカーの右腕に装備されたウェポンアームが量産型ヒュッケバインMk-Ⅱの胴体を貫いた。
一瞬火花が散り、爆発の衝撃が周囲に広がっていった。

58もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:45
「ふむ、一応問題はないようですね。しかし念のためにもう少し続けましょうか。ミズホさん…」
2体のエクサランスのデータを取りながら、その動きに満足したように頷いていたラージの言葉が終わらぬうちに、
次々と残りの量産型ヒュッケバインMk-Ⅱが起動しエクサランスの方へ向かってきた。
「ラージ!これはさすがに多すぎじゃないか!?」
ラウルが思わずラージに大声で問いかけたが、当のラージも予定外の事態らしく慌てた声をあげた。
「ミズホさん、あと一機だけでいいんですよ。ここまでしなくてもいいんです」
「違うんです!私は何の操作もしていません!暴走…いえ、
誰かがここのコンピューターにハッキングを仕掛けているんです!」
「何ですって…!?」

59もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:45
突然のアクシデントに4人はうろたえるが、起動したヒュッケバインMk-Ⅱ
はそんなこともお構いなしにエクサランスに攻撃を仕掛けてくる。
しかし相変わらず武装の装備はしておらず格闘戦のみだったので
エクサランスの2体も後退しながら何とか攻撃をかわすことができていた。
舌打ちしながらも冷静に状況を把握し、フィオナはラウルに呼びかけた。
「仕方ないわね…全部で6体、相手できない数じゃないわ。やるわよ、ラウル!」

「我はデュミナス…過ちを起こさせるもの」

「!?」
「フィオナ!聞こえたか!?」
「ラウルも!?」
突然聞こえた謎の声に2人は動揺したが、ラージの声によって我を取り戻すのに
さほど時間はかからなかった。
「2人とも一体何を言ってるんです。しっかりしてください、敵が近づいてますよ!
…あと気休めかもしれませんが元連邦軍のコードでSOSを発信しておきました。
何とか持ちこたえてください」
「連邦軍ってもう無いじゃないか…本当に気休めだな…」
そうぼやくラウルだったが言葉とは裏腹にその目の闘志が衰えておらず、
ストライカーのウェポンアームから放たれたビームは、敵機の頭部に命中した。

60もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:45
工場のコンピューターが暴走し戦闘が始まってから10数分たった。
2人とも武装してない量産型が相手のため墜とされる様子はないが、
装甲が装着されていないものまで持ち出し次々と現れる敵に疲労と焦りを感じ始めていた。
逃げようにもまだ制御室にいるラージとミズホをコックピットに乗せることができるほどの余裕がない。
「こんなところで終わるわけにはいかないのに…」
「弱気になるな。でも…このままじゃキリがない…ッ!フィオナ!後ろだ!!」
フィオナのコスモドライバーにヒュッケバインMk-Ⅱが背後から迫る。
体勢を立て直すのもフェアリーを呼び戻すのも間に合わない。
フィオナは思わず目を瞑った……が、いつまでたっても予想していた衝撃がこない。
恐る恐る目を開けると腕から巨大な薬莢を落とす白い、
歪な形をした機体の足元にヒュッケバインMk-Ⅱが黒煙を上げ倒れていた。
何が起こったのかわからず呆然としていると白い機体の後方から通信が入ってきた。
「こちら『レジスタンス』のリュウセイ=ダテ中尉だ。救援に来た!
SOSを発信したのはあんたたちか?」
「やった…地獄に仏ってこのことね。はい、そうです!救援感謝します!」
待ち望んだ通信がに喜ぶフィオナに続き、
後方からもう一つのPTの影が見えたのを確認してラージも安堵の溜息をついた。
「駄目元のSOSでもやってみるものですね…
しかしレジスタンスは今地球にいると思ってましたが…」

61もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:46
レジスタンスの増援によって一気に形勢は逆転し、工場から来る機体は全て沈静化した。
味方の数が増えたのもその要因の一つだが、何より増援に来た2人の戦闘技術が
ラウル、フィオナの2人のそれを遥かに超えていたことが大きかった。
「終わったか…。えっと…あんたらのその機体、もしかしてエクサランスってやつか?」
「えっ!?、何でそれを知ってるんですか?」
極秘で、というより個人レベルで開発していたエクサランスのことを
地球にいたレジスタンスのリュウセイが知っていたことに驚くフィオナを見て、
ラウルは呆れたような声でラージに言った。
「ラージ…もしかしてフィオナに何も言ってなかったのか?」
「僕はてっきりラウルかミズホさんが言うと思ってましたから…」
「私も二人のどちらかが言っているものだと…」

62もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:46
3人のやり取りを聞きどうやら自分だけが何も知らなかったらしいことに気付いたフィオナは
戦闘中にも見せなかったほどの鋭い目つきでラウルを睨んだ。
「ラ〜ウ〜ル〜、どういうことか説明してもらえるかしら?」
口調は丁寧だが声は明らかに怒りに震えている。
「(やばい、フィオナがこういう声を出すときは大体キレる寸前なんだよな)
あ、いや。いくらエクサランスでもたった2機で帝国を相手にするわけにはいかないだろ。
だから地上で活動してるレジスタンスに合流して協力させてもらうってことになってさ。
それでこっちの戦力をアピールするためにもその連絡の際にあらかじめエクサランスのデータも一緒に送っといた
…という訳なんですが…ご理解いただけたでしょうか?」
眉間に皺が益々寄ってくるフィオナを見て冷や汗を掻きながら
あたふたと弁明するラウルの言葉にリュウセイも続いた。
「全くこっちも驚いたぜ。秘密裏に行動している俺たちの連絡手段をどこから見つけてきたんだか…
しかも協力したいって機体は訳の判らない動力を使っているものらしいしな」
「訳の判らないって…時流エンジンというものはですね…」
「いつまでも無駄話をするな。戻るぞリュウセイ」
リュウセイの言葉に反応してラージは説明を始めようとしたが、白い機体からの声に遮られた。

63もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:46
「わかったよ…ったく、それにしたって無愛想にもほどがあるだろ…」
戻ろうとする2体を見て慌ててラージとミズホをコックピットに乗せながら、
フィオナは2人にまだ礼もしていないことに気付いた。
「あっ、本当にありがとうございました、リュウセイ中尉と…えっと」
「…キョウスケ=ナンブ大尉だ」
ぶっきらぼうだが別に不機嫌なわけでもなさそうなキョウスケの声にフィオナは安心した。
(よかった…怒ってるわけじゃないみたいね。
それにしてもあのときの声…デュミナス?間違いを起こさせるもの?一体何者なの…)
「フィオナ、わからない事をいつまでも考えていたってしょうがないぜ」
フィオナの顔を見て何を考えているか想像がついたのだろう、ラウルが声をかけてきた。
「ラウル…うん、そうね」
しかし、胸にいつまでも妙な不安感が付きまとう。
工場から離れたところに停泊してあったレジスタンスの旗艦、クロガネに向かいながらも
フィオナには空に広がる宇宙がいつにも増して暗く感じられていた。

64もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:47
フィオナたち4人はエクサランスをクロガネに着艦させた後、
キョウスケに連れられブリッジへと招かれた。
5年前に作られたとはいえ、当時では最先端の技術を用いられた戦艦の一つというのは伊達ではないようだ。
想像していたよりブリッジの中にいる人間は少なかったが、航行に不自由しているようには見えない。
初めて乗る戦艦に4人とも珍しそうにあたりを見回していると、
20代半ばほどの若い女性が近づいてきた。
「初めまして。私はレフィーナ=エンフィールド大佐、このクロガネの艦長です。
パイロットのフィオナ・グレーデンさんとラウル・グレーデンさん。
メカニックにラージ・モントーヤさん、ミズホ・サイキさんでしたね。
ようこそ、レジスタンスへ。歓迎します」
「へえ、意外とお若いんですね。俺は艦長といったら厳つい顔のおっさんをイメー…ぐはっ」
自己紹介と共に差し出された手を握り返していたラウルの鳩尾に肘打ちをきめて、
フィオナは今まで疑問に思っていた事をレフィーナに聞いてみた。
「すみません、失礼な事を。
ところでレジスタンスは地球で活動していたと聞いていたんですが、なぜ月に?
私たちにとっては助かりましたけど…」
自己紹介のときは真面目な顔をしていたレフィーナだったが
2人のやり取りを見て思わず笑顔でそれを崩し、リラックスした表情のままフィオナの質問に答えた。
「ふふ、構いませんよ。仲の良いご姉弟なんですね。
…月へはあなたたちを迎えに来た、と言いたいところなんですけど
実は近々、宇宙で大規模な作戦を行う予定なんです。
そのために一旦月を経由していたところにあなたたちのSOSを受信したというわけなんですよ」

65もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:47
「艦長、俺はこれで失礼させてもらう。フリッケライの整備をしたいんでな」
今まで後ろで話を聞いていたキョウスケが会話に割り込んできた。
それまで一言も発しなかったため、正直4人はそこにいた事を忘れかけていた。
「あ、わかりました。お疲れ様です、大尉」
「あの人…無口ですよね。さっきもここへ案内するときもほとんど何も喋らなかったし」
フィオナの肘打ちで悶えていたラウルがようやく立ち直り、
ブリッジから出て行くキョウスケの後姿を見ながら呟いた。
「根は悪い人ではないんですよ。ただちょっと過去の戦争で…
いえ、これは今の話には関係ありませんでしたね。
とにかくキョウスケ大尉はPT部隊の隊長ですので戦闘では彼の指示に従ってください」
少し表情に影を落としたレフィーナだったがすぐ気を取り直し、説明を続けた。
「今この艦はセレヴィス・シティに向かっているのですが…
テツヤ副長、後どれくらいで到着しますか?」
「はい、後30分といったところです」
副長の返答を聞き、レフィーナは頷いた。
このテツヤと呼ばれた青年も副長という役職の割には若く見える。

66もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:48
よく見てみると、ブリッジに入ったときには気付かなかったが、ここにいる人員は若い者が多い。
向い側に座っている、おそらくオペレーターであろう女性もレフィーナと大差ない年齢だろう。
「ありがとう。…聞いた通りです。とりあえず今から30分は自由時間ということになりますので、
手の空いている者に艦内を案内…あら、ラージさんは?」
見渡してみると確かに先程までいたラージの姿が消えている。
すぐに行き先が思いついた3人は揃って頭を抱えた。
特にどっと疲れたような顔をしたフィオナがレフィーナに言った。
「気にしないでください、病気みたいなものですから。何もまずい事はしないと思います…多分。
案内は私が聞いておきますから大丈夫です。で、セレヴィス・シティへは何のために?」
「本当の目的は近くのムーンクレイドルで補給をするためなんですが、
あの街に用事がある人が結構いるんです。
あなたたちもやり残したことがあるのら済ませておいたほうがいいですよ」
そう言うとレフィーナはまた暗い表情になった。
「…あまりこういうことは言いたくはないのですが、
今度の作戦は生きて帰れるという保証がありませんから…」

67もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:48
レフィーナの話の途中で姿を消したラージだったが、3人の予想通りのところにいた。
格納庫である。
いきなり見知らぬ男が現れじっと機体を見つめているという奇妙な光景に他の整備員たちからの
視線を一気に集めているのだがラージは全く気付いていない。
この熱中振りを見るとフィオナが言っていた病気というのも
まんざら嘘ではないのではとさえ思えてしまう。
そのラージはさっきからリュウセイが乗って自分たちを助けに来たR-1を見上げていた。
「R-1…データによれば動力は核融合エンジンなのですが、
あのときの戦闘で見せたパワーは確実にその限界を超えている。これは一体…」
ラージは工場での戦闘の際に救援に来た2体の戦闘データも取っていたのだ。
これをまめと言えるかあざといと言えるかはともかく、そのデータと自分の持っていたデータの
食い違いに違和感を感じていた。
「そのデータは古いものだよ」
周りを気にせず考えにふけっていたラージは突然背後からかけられた男の声に驚いた。
振り返ると金色の長髪を後ろで束ねている青年がにこやかな笑みを浮かべ立っている。
「あ、失礼。俺はロバート・H・オオミヤ、
ここで整備班主任をやらせてもらってる。ロブと呼んでくれ。
で、このR-1だけど、元々は君が言っている通り核融合エンジンを搭載していたんだ。
だけどこれの兄弟機R-2がL5戦役の時に大破してね。
修理しようにも専属パイロットは戦死してしまったし、そんな余裕もなかった状況ということもあって
そのトロニウムエンジンをR-1に組み込んだんだ。
それに伴いT-LINKシステムもR-3のものを組み込んで強化しているから
今のR-1のスペックは昔のものより大体5割増くらいになっているよ」

68もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:49
トロニウムエンジン―新西暦179年落下したメテオ3から発見された
希少金属トロニウムを媒体とし膨大なエネルギーを生み出すエンジン。
しかしその使用には常に暴走の危険性を伴っている…
ラージは昔父親の部屋から盗み見たデータを思い出し、苦虫を噛み潰したような顔を浮かべた。
「あまり感心しませんね…」
「君の言いたいこともわかるよ。自分たちで発見し、生み出した力以外は使うべきではない、
というのがモントーヤ博士の持論だったからね。
でもあの時の俺たちにはエアロゲイターに対抗するためにこの諸刃の剣に頼るしかなかった。
まあ、結局負けてしまって、今もその状況は変わらないんだけどね。」
自虐的な笑みを浮かべ首を振るロブの話に自分の父親が出てきたことに驚いた。
「父を知っているんですか?」
「そりゃ知っているさ。君は知らないかもしれないけどEOTI機関が設立された当初、
フェル・グレーデン博士と共に君のお父上も参加されていたんだ。
EOTI機関は元々色んな研究をしている人たちが集まっていたけど、
特に博士たちの研究は変わっていたから記憶に残っているよ。
確か論文によると時流エンジンというものはその力を突き詰めていくと…」
「…夢物語ですよ。」
「そうかい?俺から言わせてもらえば時粒子を取り出しそれをエネルギーに変えるなんてことも
夢物語だと思っていたけどね。実際目の前に実物があるんだからそうも言えないが」

あまりしたくない話なのだろうか、ラージは目線をキョウスケが乗っていた白い機体に移し、話題を変えた。
「では、あの機体もトロニウムエンジンを?」
「いや、あれの母体はゲシュペンストMk-Ⅲアルトアイゼンで、動力は普通の核融合エンジンだよ。
…まあ、見て判らないというのも仕方ないかな。どうもパイロットが無茶をよくしてね。
よく壊して帰ってくるんで他の機体のパーツと交換していたら、
もう原形をとどめていないほどになってしまったんだ。
今ではコードネームもフリッケライガイストというものに変わっているよ」
コクピットのハッチを空け整備をしているキョウスケを見ながらロブは苦笑いを浮かべた。
そのキョウスケは自分の方を見られているということにも気付かず、相変わらずの無表情で
整備に没頭している。
「フリッケライガイスト…継ぎ接ぎの亡霊ですか。
言い得て妙というか、名は体を現すとはよく言ったものですね」

69もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:50
「やっぱりここにいた…ラージさん!いきなりいなくなるからフィオナが怒ってましたよ」
ミズホが格納庫に入ってきた。フィオナに案内は自分たちが受けるから
ラージを探してくるように頼まれたのである。
こちらに駆け寄ってきたミズホはラージの隣にいるロブにようやく気が付き
慌てて会釈した。
「もしかしてオオミヤ博士ですか?私ずっと博士を尊敬していたんです!
一緒の艦に乗れるなんて感激です。よろしくお願いします」
満面の笑みを浮かべ目を潤ませているミズホを見てロブは照れくさそうに頭をかいた。
「ああ、こちらこそ、ミズホさんだったかな。エクサランスのデータは見せてもらったよ。
戦場に対応してフレーム換装に従来のものより汎用性を高めるというコンセプトか…
中々画期的で面白いね。そこのコンテナに入っているのが他のフレームかい?」
あまり褒められるということに慣れていないミズホはロブの言葉を聞き、顔を真っ赤にした。
「はい、陸上戦用のストライカー、宙間戦用のコスモドライバーの他に
射撃戦用のガンナー、空中戦用のフライヤーがあります。
でも、そんなに珍しいアイデアでもないですし…」
「まあ、アイデア自体は確かに以前からあったものだけどね。
だけどここまで大胆な換装システムは考えられてなかったよ。
本当に大したもんだ。マオ・インダストリーかテスラ・ライヒ研究所が残っていれば
優秀な研究者になれたと思うよ。社交辞令抜きにね。」
もう褒め殺しの域にまで達しようとしているロブの賛辞にミズホは益々顔を赤くする。
マオ・インダストリー、テスラ・ライヒ研究所…どちらも現在は存在していないが、
ロボット工学を学ぶ者たちにとっては誰もが一度は夢見た職場である。
そこの研究者の中でも五指に入るといわれたロブに認められるとは
本当に夢じゃないかとすら思えてくる。

70もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:50
「でも…さすがにオオミヤ博士には及びませんよ。
博士はもう開発には携わってはいないんですか?」
ミズホの言葉を聞きロブは少し目線を下に落とした。
「ああ…その環境が整っていないというのもあるけどね。
一番の理由は…怖くなったんだ。前の戦争で俺の作った機体で大切な仲間を不幸にしてね。
人殺しの兵器を作っておいて勝手な話だと自分でも思うよ。
でも…もう無理なんだ。ライやアヤの様な人を俺はもう見たくない…」
何か聞いてはいけなかった事を聞いてしまったらしい。
どうしたものか迷うミズホにすっかり話から外されていたラージから助けが入った。
「ところでミズホさん、僕に何か用があるんじゃないですか?」
「あ、はい。セレヴィス・シティに着いたら…」
そう言うのと同時にクロガネが少し揺れた。どうやら減速を始めたらしい。
「あ、言っている内に…とにかく、セレヴィス・シティの共同墓地に行って
お父さんのお墓参りをしようってフィオナが言ってましたよ」

71もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:51
月やコロニーに対するゼ・バルマリィ帝国の破壊活動の被害は地球と比べて小さかった。
その差は小さなもので住民が息を潜めて生活しているという状況は変わりがなかったが、
病院のような医療機関が健在なだけ地上よりはマシといったところだろう。
そのセレヴィス・シティにある唯一の病院の廊下をリュウセイは一人歩いていた。
人が少ないためか院内は静かで足音がよく響く。
ある病室の前に立ち、リュウセイは一瞬迷ったあと扉を開いた。
病室の中では肩ほどに伸びた緑髪の美女が微笑を浮かべながらベッドの上でマフラーを編んでいる。
「久しぶり…アヤ」
アヤはちらりとリュウセイを見たが、何も言わず微笑を浮かべたまま編み物を続けた。
アヤはリュウセイも所属していた元SRXチームのリーダーだった。
しかしL5戦役のとき激しさを増す戦いの中、
彼女の繊細な精神は過剰なT-LINKに耐えることができなかった。
それ以来アヤはこの病院に入院することになった。リュウセイも始めは頻繁に見舞いに訪れていたが、
レジスタンスとしての活動が忙しくなると次第にその間隔も開いていった。
最後にアヤに会ってからもう2年が経つ。久しぶりに会う彼女は以前と変わらないように見えたが
その雰囲気は比べようがないほど儚げに感じられた。

72もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:52
リュウセイは病室を見渡したあとベッドの脇で椅子に腰掛け、話を始めた。
アヤは相変わらず話を聞く様子がみられなかったが気にしていない。
「アヤ…3日後レジスタンスはグリーンフラワーに攻撃を仕掛ける。
…5年前は、俺は弱かった。弱くて…SRXの力を引き出せなかったんだ。
ライはそんな俺を助けるために死んだ。そしてお前も…
…今の俺はあの時からどれだけ強くなったかわからない。
だけど今度は絶対に勝つ。勝ったからといって何も戻っては来ないけど、
守りきってみせる…今度は、絶対に。
それだけを言いに来たんだ。もう、ここに来ることもないかもしれないから」
「ねえ、リュウ」
突然呼ばれてリュウセイは驚きアヤの方を見た。
「このマフラーの色…マイに似合うかしら?」
そう言って編んでいたマフラーをリュウセイの目の前に差し出した。
入院してからアヤはただマフラーを編み続けている。
部屋の隅にはすでに編みあがったマフラーの山ができていた。
しかしこれからもアヤは編み続けるのだろう、すでにこの世にいない妹、マイのために。
おそらく、ずっと。
「ああ…そうだな。似合うと思うよ」
リュウセイは目頭が熱くなるのを必死にこらえて、ただそう言った。
握っていた拳に思わず力が入る。
「そう、よかった」
アヤが編み物を再開するのを見てリュウセイは病室を出ようと立ち上がり扉の取っ手を握った。

「来るわ」

アヤが言ったのかと思い振り返るが、相変わらず編み物を続けている。
気のせいかと思いリュウセイは病室を出た。
リュウセイの足音が次第に遠ざかっていき、また病室に静寂が戻る。
その中で微笑を浮かべていたアヤが小さな声で呟いた。

「あの人が…来る」

73もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:52
リュウセイが病院でアヤと会っていた頃、フィオナたちはセレヴィス・シティの郊外にある
共同墓地にある彼らの父親の墓の前にいた。
「ここに来るのも久しぶりね。最近はずっとエクサランスの開発にこもりっきりだったから…
 ミズホは来るの初めてだっけ?」
来る途中に街で買った花束を墓前に置きながらフィオナは聞いた。
「ええ…でも博士たちと面識がなかった私が来てもよかったんですか?」
性格からだろうミズホは居心地が悪そうに答えた。
「別にいいさ。親父たちは偏屈なわりに寂しがり屋だったからな。人数は多い方が喜ぶよ。
 ミズホの方はご両親に連絡とかしなくていいのか?」
「私も…父も母ももういませんし、墓もエルピスにありますから…」
「そっか…ごめん」

ミズホの両親は9年前のエルピス事件の際に命を落としていた。
彼女だけではない。この共同墓地に眠る人々もほとんどが戦災等によって亡くなっている。
そういう意味では病死という自然な形で人生を終えた父たちは幸せと言えたのかもしれない。
以前よりもずっと多くなった周りの墓石を見ながらフィオナはそう思った。

「それにしてもタイミングが悪いよな。レジスタンスに合流したのはいいけど
 いきなり敵の本隊への突撃作戦だっていうんだから」
重くなった空気を変えようと努めて明るい調子で言ったラウルの言葉にラージが答えた。
「逆に言えばチャンスですよ。ここで戦果を挙げることができたら
 時流エンジンの有効性を大きく広めることができますから」

そう、それがレジスタンスに参加した一番の目的だった。
新しいエネルギー技術の宣伝には戦争というものは格好の舞台である。
他人が聞けば不謹慎だと激怒しかねない理由だろう。
もちろん地球圏の開放という意思は少なからずある。
しかしそういった理想だけで人が生きていくことはできない。

「とにかく負けることはできませんよ。ここまで来て失敗したら
 あの世で父さんたちに何て言われるか…」
「メチャクチャ怒るでしょうね、何か目に浮かぶわ。
 …もうそろそろ時間かな。クロガネに戻りましょう」
「そうだな」
クロガネへ戻る途中、ラウルは奥に一つの人影を見つけた。
「あれ、あそこにいるのキョウスケさんじゃないか?」

74もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:52
キョウスケは一人墓前の前に座り、持ってきた二杯のコップに日本酒を注いでいた。
いつもは見せないような穏やかな表情をしている。
「エクセレン…前にお前が飲みたがっていた大吟醸だ。結構高かったぞ」
チンと音を立て持つ者がいないコップに乾杯をして口をつけていると
様子を見ていたフィオナたちが近づいてきた。
「キョウスケさん…」
「ん?お前たちか…」
雰囲気から話しかけてもいいものか迷ったが好奇心から思わず話しかけてしまった。
墓石を見ると Excellen Browning 164−188 と書かれてある。

「昔の仲間…ですか?」
「ああ…」
拒絶されるのではないかと恐る恐る尋ねるがそんなことはなくキョウスケは淡々と答えた。
先程の様子から見て、ただの仲間などではなくおそらく深い関係…恋人同士だったのだろう。
「やはり帝国監察軍に?」
不躾な質問をするラージに思いきりヘッドロックをきめながら慌ててフィオナはキョウスケに謝った。
「何であんたはいつもそう無神経なのよ!
 ごめんなさいキョウスケさん!こいつの言うことは気にしないでください」
2人の漫才のようなやり取りを全く気にせずキョウスケは立ち上がった。
「いや、こいつは…エクセレンは…俺が殺した」
「え…?」
意外な答えに4人が固まっていると墓地にもう一人入ってきた。

「お、何か珍しいメンバーが揃ってるな」
「リュウセイ…アヤの調子はどうだった?」
「…うん、元気だったよ。エクセレンへの挨拶は済んだみたいだな」
笑顔で話すリュウセイだったが少し表情がぎこちない。
無理をして笑っているのだろう。よく見ると目が少しはれている。
「ああ、俺はもう戻るが…お前はライのところに寄って行くのか?」
「まあな、少し遅れるかもしれないから艦長にはそう伝えておいてくれよ」
墓地を出て行くキョウスケを見送った後リュウセイは暗い顔をしている4人の方を振り向いた。
「で、どうしたんだ、お前たち。キョウスケに何かきついことでも言われたか?」
「いえ…その…エクセレンさんの事を聞いて…」
フィオナの言葉を聞いてリュウセイは少し困ったような顔をした。
「そうか、聞いたのか…まあ、昔の話だしお前たちには関係ないさ。
 あんまり気にするなよ。じゃあ、俺はまだ用があるからまたな」

リュウセイと別れて帰路についても4人は口数が少ないままだった。
「ねえ、ラージ。私がもし死んだらキョウスケさんみたいにずっと私のお墓参りに来てくれる?」
フィオナはふと思った事を口にした。
自分にはエクセレンの様に何年経っても自分の事を想ってくれるような人がいるだろうか…
「死ぬなんて、そんなふざけた事を言わないでください」
「ラージ…」
「あなたの生命力の強さとしぶとさは僕が一番よく知っています。
 僕よりあなたが先に死ぬことなんて100%ありえませんよ」
思わず出てしまったラウルの笑い声を聞きながらフィオナは肩を落とした。
(少しでも感動した私が馬鹿だったわ…)
4人の中に少し明るい雰囲気が戻ってきた。
もうすぐクロガネも視認できるくらいに近づいてくる。
それでも腑に落ちない何かが消えることはなかった。

75もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:53
その日の夜、フィオナは一人で艦長室の前にいた。
扉の前に立ってインターフォンを押そうとし、その手を下ろすといった事を数分繰り返している。
また少し悩んだ後、意を決したような顔をしてインターフォンを押した。
「どうぞ」
「…失礼します」
中からのレフィーナの声を聞き、開いた扉の中に入っていった。
「あら、フィオナさん、どうしたんですか?さあ、そちらに座ってください」
艦長室のデスクにはスコッチが注がれたグラスがあった。
真面目なレフィーナのイメージに似合わないそれに気付き、思わずフィオナは聞いてみた。
「お酒…飲まれてたんですか?」
「あ…ええ、尊敬していた人たちがよくお酒を飲まれててね。真似して飲み始めたんですよ。
 私はあんまり強くないから本当に少しずつですけど。
 …規律違反ですから内緒にしてくださいね。
 って私のことばかり話してもしょうがないですね。何か話があるんじゃですか?」
急に話を振られたフィオナは言いにくそうにした後、姿勢を正してレフィーナの顔を見た。

「共同墓地でキョウスケさんに会ったんです。
 そこで聞いたんですけど、エクセレンさんって人を殺したって…どういうことでしょうか?」
初めは彼女を守りきることができなかったという意味だろうと思った。
しかしそれを言ったときのキョウスケの顔や、リュウセイの態度を見ると
それだけではないような気がする。
彼らに改めて聞くことははばかれるがレフィーナなら何か知っているのではないか、
そう思ったのである。
レフィーナは黙ってスコッチを一口飲んだ後、聞き返した。
「なぜそんな事を聞くんです?あなたにそれを知る必要が?」
「……わかりません。ただ…気になるんです。単なる好奇心とかじゃなくて…」
フィオナの言葉を聞き、一つ溜息を吐いてレフィーナは話し始めた。
「5年前、私たちの敵はエアロゲイター…帝国監察軍だけではありませんでした。
 今はなぜか出現しなくなりましたが、アインストという正体不明の敵もいたんです。
 そして…」

76もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:54
何度目かのアインストとの戦闘の後、突然エクセレンは失踪した。
次に彼女が現れたのはアインストの集団の中、敵としてだった。
恋人だったキョウスケは説得を何度も試みたが効果は見られなかった。
そしてその日が来た。
アインストの罠に掛かりキョウスケ以外の者が出撃できないときにエクセレンが現れた。
艦を、他の仲間を守るためにキョウスケができたのは一つだけだった。
エクセレンが乗る機体の撃墜。
脱出装置は、働かなかった。

「それから大尉は変わりました。元々よく喋る人ではなかったんですけど、めっきり無口になって…
それに戦闘でも…」
元々突撃戦法を得意としていたキョウスケだったが、特に無茶な突撃をすることが多くなった。
今まで生きてこれたのが奇跡と思えるほど機体も壊れた。それでもその戦い方を止めようとしない。
これは、キョウスケにとって自分に対する罰なのだ。戦うこと、死ぬこと自体が罰ではない。
仇を討とうにもその相手はいない。自ら命を絶とうにも、そんな安易な死では自分が許せない。
その状況でどこまでも不器用な男のできる唯一の贖罪。
それはエクセレンのいない世界で戦い、生き続けること。
どんなに苦しもうとも、傷つこうとも続けられるだろう。
いつか意味のある死が彼を全てから開放するまで。

「そんな…そんなのって…」
「キョウスケ大尉だけではありませんよ。リュウセイ中尉もL5戦役でチームメイトを
 亡くしてしまいました。彼ら以外にもこの艦にいる人は大体同じような傷を持っています。
 私も…大切なものを失いました」
レフィーナは手に持ったグラスを見つめた。いつの間にかグラスは空になっていた。

フィオナは愕然としていた。自分の周りにいる者の想像していた以上に過酷な生き方に。
それに比べると自分たちのやろうとしていることが、とても自分勝手で幼稚なものに感じられる。
自分にはここにいる人たちと共に戦う資格すら無い様にさえ思えてきた。
フィオナが何も言葉を発することができずにいると、後ろの扉がいきなり開いた。

77もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:54
「艦長、いつの間にそんなにおしゃべりになったんだ」
キョウスケが艦長室に入ってきた。先程の話の直後だったためフィオナは驚いて思考が停止した。
「大尉…女同士の会話を盗み聞きですか?」
「部屋に入ろうとしたら聞こえてきただけだ。それにそんな話でもなかっただろう」
「キョウスケさん…その…」
何か言わなくてはと思いキョウスケの方を見たが目が合うと二の句が告げなくなってしまった。
その暗い瞳に自分の全てが見透かされるような気がして酷く惨めに感じる。
自然と涙があふれてきた。
「私…その…ごめんなさい!」
結局何も言うことができず、ただそう謝ってフィオナは艦長室を飛び出した。
キョウスケはしばらく扉の方を見た後、フィオナが座っていた椅子に腰掛けた。

「女の子を泣かせるなんて男の風上にも置けませんね」
「……さっきといい、最近ショーン副長に似てきたんじゃないのか」
微笑みながら言うレフィーナにキョウスケは心底呆れた顔をした。
「フフ…そうですか?とにかく何の御用でしょう」
「分かっているだろう、オペレーションSRSの確認についてだ」
「そうだと思いましたけど。どうですか、彼女たちは?」
急に真面目な顔になりレフィーナは聞いた。
オペレーションSRS、三日後行われる地球圏の存亡をかけた作戦の名前である。
「センスはいいものを持っている。機体性能も中々のものだ。
 贅沢を言えばもう少し経験を積ませたかったが時間がないしな。
 まあ、足手まといにはならないだろう」
「厳しいですね。まあ、私たちには人員を選んでいる余裕なんてないんですけど」

78もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:54
フィオナと共同で使っている部屋にいたミズホは、
今まで見当たらなかったフィオナが急に入ってきて驚いた。
「フィオナ、一体どこにいたんですか?…もしかして泣いてます?」
フィオナは目をこすり涙をぬぐって、明るい声で答えた。
「ううん、ちょっと艦内を散歩していただけ。なんでもないよ。
 …今日は色々あって疲れちゃったからもう寝るね。おやすみ」
「……おやすみなさい」
ミズホは心配そうにフィオナを見ていたが、
どうしたらいいのかわからなかったのでフィオナがベッドに入るのを見とどけた後
自分もベッドにもぐりこんだ。

ベッドに入ったフィオナだったがレフィーナの話が頭から離れず眠れずにいた。
枕を抱きしめながら、明日どんな顔で皆に会えばいいか考えたが全く思いつかない。
自分は何をするべきなのか、何ができるのか。そんなことが頭の中を回る。
その日、フィオナは結局ほとんど眠ることができなかった。

79もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:55
「…オナ…フィオナ!」
心ここにあらずといった感じでエクサランスのコクピットで整備をしていたフィオナは
同様に整備していたラウルからの通信にやっと気が付いた。
「え…何?」
「何?じゃないよ。ラージがさっきから呼んでるぜ」
下を見ると確かにラージがエクサランスの足元でこちらの方を見上げている。
「ホントだ…ごめんラージ!どうしたの?」
「時流エンジンのチェックをしますから出力を50%まで上げてください!」
少し苛立っているようなラージの声を聞き、フィオナは慌ててエンジンを起動した。
エンジンの機動音が格納庫の中に響き渡る。
その中でミズホが心配そうな顔でフィオナの方を見つめていた。

ロビーのベンチに座り俯いてまた悩んでいたフィオナだったが、
急に首筋に冷たいものを当てられて驚いた。
「キャ…ラウル!」
ラウルは笑いながら両手に持っていたジュースの入ったカップの片方をフィオナに差し出して
隣に座った。
「今が戦闘中だったらお前は死んでいる…なんてな」
冗談を言って茶化した後、ラウルは神妙な顔をしてフィオナの顔を覗き込んだ。
「一体どうしたんだ?今朝からおかしいぞ。ミズホも心配していたけど、
 昨日の夜何かあったのか?」
「うん、ちょっと…」
「俺にも言えないようなことなのか?」
「ううん、そうじゃない…実はね…」
フィオナは昨日レフィーナに聞いた話をした。
キョウスケの過去、リュウセイの仲間、この戦いまでに失われていった命。
そして自分たちはこのままでいいのだろうか…

「そっか…そんなことが…」
ラウルはジュースを飲みながら天井を見上げた。
「でもさ…酷な言い方だけど俺たちが悩んでもどうしようもないんじゃないかな。
 全てはこの戦いに勝ってから…だろ?」
「そう…かもね」
少し明るい表情に戻ったフィオナを見てラウルは安心した。
「そうそう、大体フィオナの頭は深く考えることに向いてはいないんだからさ。
 悩んだって意味ないって」
「そうね…ってあんただけには言われたくないわよ!」
「ちょ…フィ、フィオナ…首…き、極まってる…って」
数分後、医務室に青い顔で意識を失ったラウルが運ばれてきた。

80もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:55
「…以上がオペレーションSRSの内容だ。質問は?」
オペレーションSRS決行の前日、ブリーフィングルームにパイロットが集められ、
キョウスケから作戦内容の説明があった。
その内容は至極単純なものだった。
まず、PT部隊による敵旗艦ヘルモーズへの攻撃。
それにより人型兵器の陽動。
そこにクロガネの回転鋭角を用いてヘルモーズ内部への突入。
そしてPT部隊も突入し、艦の中枢を破壊というもの。
地球圏存亡を賭けた作戦としてはいささかお粗末で無茶なものとも思えるものだが、
彼我戦力差を考えてもこれが最善の策だ。
そしてその前準備としてレジスタンスは地上での大胆な活動を行い、
帝国監察軍の戦力を地上へと向けさせていたのだ。

「作戦成功確率はどれくらいなのでしょうか?」
リュウセイの隣に座っていた見知らぬ女性が手を上げキョウスケに質問した。
フィオナとラウルは「誰?」と囁きあう。
「…成功確率は9.23%だ。ただしこれが最も高い数値でもある。
 ラトゥーニ少尉以外に質問は無いか?」
その想像していたよりも低い数値を聞き騒々しくなった部屋を見渡し、
キョウスケは先程までより大きな声で言った。
「無いようだな、ではこれで解散する。今日は全員よく休んでおけ」

81もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:55
会議が終わった後、ミズホと2人で廊下を歩いていたラウルは、
展望室に入っていくリュウセイを見かけ、つられるように展望室の中に入った。
窓から宇宙を見ていたリュウセイだったがそこに映るラウルたちを見て振り向いた。
「ラウル…何か用か?」
フィオナにはああ言ったものの話しかけづらくなってしまっていたラウルは戸惑った。
「あ、いや、別に用というほどじゃないんですけど」
「すまないな」
「はい?」
急にリュウセイに謝られて何を言っているのかわからず思わず聞き返した。
「危険な作戦に巻き込ませてしまった。
 元はといえば俺たちが5年前に負けてしまったのが今の地球圏の状況の原因だ。
 本当なら俺たちだけでケリをつけるべきなんだろうけど」
「そんなこと気にしてません。自分たちからレジスタンスに参加するのを志願したんですから。
 それに誰もリュウセイさんたちを責めてはいませんよ。
 リュウセイさんたちも大切な人を亡くして今まで苦しんできたんでしょう」
言ってしまった後でしまったとラウルは思ったが
リュウセイは気を悪くした様子も無く、また窓の方を見た。
「ああ、そうだな。だから今度は失くさない。命に代えても…」

「リュウセイ…」
先程ラトゥーニと呼ばれた女性が入ってきた。
ラトゥーニの様子を見て女の勘からか何か閃いたミズホはラウルの腕を引っ張った。
「ほらラウル、エクサランスのチェックをしなくちゃ。明日はガンナーで出撃ですよ」
「え?それは会議前に終わらせたはずじゃ」
「…鈍感。いいから行きますよ」
そのままミズホはラウルを引きずって展望室から出て行った。
「何だ?あいつら」
「…こっちも鈍感」
ミズホの意図が全く理解できなかったリュウセイには小声で呟いたラトゥーニの声も聞こえなかった。
「リュウセイ…さっき命に代えてもって言ってたけど…」
「聞いてたのか…」
「駄目…だからね、死ぬなんて考えたら。そんな事をしたってライ少尉もアヤ大尉も喜ばない…
それに…リュウセイがいなくなったら…私…」
ラトゥーニはそう言って俯いた後、首を振った。
「ううん…リュウセイはアヤ大尉の面倒をずっと見るんでしょう。だから…生きなきゃ」
「…そうだな。生きて帰らなきゃいけないよな」
また窓の外を見て言ったリュウセイを見て、ラトゥーニはぎこちない笑顔を浮かべた。

82もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:56
艦長室ではレフィーナとテツヤが向かい合わせで椅子に座っていた。
「よく考えてみれば副長とこうやって2人きりでお酒を飲むのは初めてでしたね」
「自分は酒が全く駄目ですから…」
「これはそんなに度が高くないから大丈夫ですよ」
ワインを2つのグラスに注ぎながらレフィーナは言った。
「本当に副長には感謝しています。副長がいなかったら私の時間は5年前で止まったままでした」
「そんな、艦長がいらしたからこそ我々もここまで戦って来れたんです。
 それに艦長の下について支えていけというのがダイテツ中佐の最後の命令でしたから」
それを聞いてレフィーナは目を伏せた。
「そう…だったんですか…」
「いえ!命令でなくても自分は艦長の下に入る事を望んだだろうし
 …できることなら、これからもずっと艦長を支えていけたら…って何を言っているんだ俺は
 ……ええい!」
急にしどろもどろになったテツヤはグラスのワインを一気に飲み干し、
真剣な顔でレフィーナを見つめた。
「艦長!この戦いに生き残ることができたら、自分と…」
そう言うテツヤの口に指を沿えレフィーナは止めた。
「副長…私、好きなものは最後まで残しておくタイプなんです。
 だから…それは全てが終わった後聞かせてください。
 ただ…今は…名前で呼んでもらえませんか?」
「艦…レフィーナ…」
そして薄明かりの中で2つの影は重なった。

83もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 03:56
ついにオペレーションSRS決行の日が来た。
ラグランジュポイント5に到達したクロガネの前方に
帝国監察軍旗艦ヘルモーズ、コードネーム・グリーンフラワーが見える。
カタパルトから次々と発進していくPTに続き、フィオナたちが乗るエクサランスも発進した。
「でかい…」
遠くにいても視界のかなりの部分を占めるヘルモーズを見てラウルは呟いた。
クロガネの数倍の大きさはある。
「サイバスターがいれば少しは楽になったかもしれないけどな」
「マサキは…まだラ・ギアスから帰ってきてないから…地上のことは…私たちで何とかしなきゃ」

リュウセイたちの会話を耳にしながらフィオナは不安そうな顔でヘルモーズを見た。
ラウルに言われたことはわかっているのだが
それでもキョウスケが乗るフリッケライガイストを見るとつい悩んでしまう。
そこにキョウスケからフィオナに個人回線で通信が入ってきた。
「フィオナ、この前艦長に聞いた事を忘れろとは言わん。
 だが俺たちの過去はお前たちには関係のないことだ。
 戦闘中に他の事に気をとられると死ぬことになる。今はただ…生き残る事を考えろ」
「キョウスケさん…はい」
部隊の展開が終了すると、ヘルモーズからも敵機が出撃してきた。

全部隊にレフィーナの通信が入る。
「こちらクロガネ…全機へ、聞こえますか。
 今まで…多くの同胞たちがその命を散らしていきました。
 我々がここまで来れたのも、その屍を礎にした血塗られた階段を上ってきたからです。
 彼らの想い、彼らの願い、決して無意味なものにしないためにも…
 この戦い、負けることは許されません!
 皆さんの奮戦を期待します!!」

84アクセルs:2003/11/10(月) 03:58
幼女────
汚れ無き未成熟な体に純粋な心を持ちし幼い女の子の事である。

そんな天使のような幼女に黒い魔の手が忍び寄っていた!
そいつらは、全ての幼女を大人にしてしまおうとする
     悪の組織《アンチロリータ》
幼女達は抵抗も空しく次々と奴らの手によって大人にされていった
しかし!そんな時に何処からかそいつは現れた!
全身が真っ赤なパワードスーツを着て
額にチャームポイントの真っ赤な1本の角を付け
端ら辺に○の中に《幼》の字のある真っ赤な布を首に巻き
そして、目の部分は唯一赤くない黒いサングラスを付け
そいつはやって来た!!そいつの名は・・・・
     幼女大佐ロリッシャー!!!!!

《幼女の味方》

?「突然だが諸君、君達は幼女が好きかね?
私は幼女が好きだ!嫌、大好きだ!!
あの汚れ無き未成熟な体を触れるのが好きだ。
白く純粋な穢れの無い心を自分色に染めるのは何とも言えない。
しかし!しかしだ!!
こんなに素晴らしい幼女を大人にしてしまうなどと言う
人生の半分を嫌!90%以上を無駄にしている哀れな者達が居る
そいつらの居る組織の名は《アンチロリータ》
まったくもって哀れな者達である・・・幼女の素晴らしさに気付かないとは
本当に哀れだ・・・そこで今回、私は《アンチロリータ》の諸君らに幼女の
素晴らしさを教える為、そして幼女を守る為に立つ上がったのである!!」

シャア「それと、最後になるが自己紹介をしておこう。
私の名前は《シャア=アズナブル》皆は私の事を大佐などと呼ぶ。」
ピキーーーン!
シャア「む?早速幼女のピンチのようだ!
それでは諸君!!また何処かで会える事を祈る!!たぁっ!!!」

85ハマーン:2003/11/10(月) 03:58
『ある日の暖かい午後』

その日はまだ陽が高いうちに仕事を終える事になった。
寡黙に作業を進めるキョウスケは人より仕事のスピードが速い。
普段からこういうわけではないが、時に定時より早く仕事を終えて帰宅する事もある。
「まだ時間はあるか」
今日のエクセレンは非番、この後アルフィミィでも連れて何処か出るかと思っていた。

「ただいま」
いつもならアルフィミィが飛んでやってくるはずなのだが、今日に限って家の中はやけに静かだった。
「時間出来たから皆で何処か行くか…」
リビングにまで来てキョウスケは家の中がやけに静かなわけを知った。
アルフィミィが窓際のソファーの上でぐっすりと昼寝していたのだ。
「まったく…気持ちよさそうに寝てるな。これでは起こせんか」
キョウスケはアルフィミィの側まで行き、軽く彼女の髪を撫でながら呟いた。
「キョウスケ、何してんの?」
キョウスケが視線を上げるとそこにはエクセレンの顔があった。エクセレンの両手には恐らく取り込んだばかりであろう洗濯物。
「キョウスケ〜寝た子に何をしようとしてたのかしら。まさか……」
「別に何もしてないぞ」
「わかってるわよ。だってアルフィミィ…こんな天使のような寝顔だもんね」
エクセレンもアルフィミィの髪を優しく撫で上げる。アルフィミィは相変わらず気持ちよさそうな寝顔をしている。
そしてそれを見守るエクセレン。
「エクセレン………今の顔、お前も天使みたい…だったぞ」
言ってすぐ視線を外に向けるキョウスケ。しばしポカンとした表情のエクセレン。
(慣れない事を言うものではないな)
「キョスケもちゃんと言えるじゃない♪
 じゃあ、この家にはふたりも天使がいるのよねぇ。キョウスケの幸せ者♪」
「そうだな」
(こんな気持ちのいい日は、部屋でごろごろしてるのも悪くないか…)

「ん…」
それから数10分後、アルフィミィがぱちっと目を覚ました。そしてごしごしと目をこする。そして感じる重い感覚がふたつ。
「?」
全く状況の分からないアルフィミィの右側にはキョウスケ、左側にはエクセレンが彼女を挟むように居眠っていた。
「キョウスケ、エクセレン起きるですの。重いですの」
窓からは今も暖かい日差しが3人を優しく照らしていた。

86ハマーン:2003/11/10(月) 03:59
『いつかのメリークリスマス』


 ゆっくりと12月の明かりが灯りはじめ、慌ただしく踊る街を誰もが好きになる。

「キョウスケ、クリスマスって何ですの?」
キョウスケの膝の上でテレビ番組を見ていたアルフィミィが唐突に訪ねた。
 時は12月、世間はクリスマス一色だった。
「クリスマスというのはだなキリストの誕生を祝う日だが、今ではほとんど関係ないな。
 普通にパーティーなんかをしたりするものだ」
「パーティー…楽しそうですの」
「それとねぇ、クリスマスには好きな人にプレゼントをあげたりするのよ」
入浴を終えたエクセレンがガウン姿でリビングへ入ってきてそう付け加えた。
 その後はクリスマスのカップルの過ごし方などの独演会へと続いていった。
「クリスマス、プレゼント……」
相変わらず独演会を続けるエクセレンとそれを無視してテレビを見るキョウスケを尻目に、
アルフィミィの中にひとつの思いがあった。

87ハマーン:2003/11/10(月) 03:59
 それから数日後のナンブ家。
「最近のアルフィミィ…自分の部屋に閉じこもってばかりね」
「ああ、そうだな」
夕食と入浴を終え、普段ならば3人揃っての団欒の時間のはずなのだが、
アルフィミィは入浴を終えると「用事がありますの」とさっさと部屋へと戻っていってしまった。しかもそれが数日続いている。
「ちょっとキョウスケ、様子を見てきてくれない?」
「どうして俺が」
「こういう時は父親の仕事よ。たまには父親らしく振舞いなさいよ」
キョウスケは重い腰を上げるとアルフィミィの部屋へと向かう。
 まさかアインストの…という考えが一瞬脳裏を過ったが、それはないとその考えを振払った。
「アルフィミィ…入るぞ」
ドアをノックして部屋に入ろうとするキョウスケ。ドアには鍵がかけられてあった。
 キョウスケ自身の風習として部屋のドアに鍵をかける事はないのだが、「年頃女の子には見られたくない秘密が多いものよ」と、
エクセレンが鍵をつけさせたのだった。
「キョウスケ!?
 ダメですの。入っちゃダメですの」
わざわざ鍵を開け、少し開いたドアからアルフィミィが顔を覗かせた。ドア越しに初めて見るアルフィミィの部屋は年相応に可愛らしいものだった。
「聞いてるんですの?
 忙しいから出てってほしいですの」
「ああ、すまん」
小さな手と女の子の弱い力で頑張ってキョウスケを押し出すとドアを閉めた。
 キョウスケはとりあえずアインスト関係の心配はないと思いつつも、やれやれという感じでリビングへ戻った。
「で、どうだったの?」
リビングではエクセレンが入浴後にいつも行っている体操の最中だった。
 パジャマを着てするのではなく、いつも素肌の上にガウンを纏った状態でやっているのだけは、やめて欲しいとキョウスケは言っているのだが、当のエクセレンは聞く耳を持たない。
 以前この時にブリットが訪ねて来た事があって、ちょっとした騒ぎにもなった。
「何も…部屋にすら入れない状態だった」
「おかしいって事は?」
真面目な顔になってエクセレンが聞く。彼女にとってもまだアインストの事が気にかかるのだ。その心配はないだろうとキョウスケが答えると、ようやく安堵の表情を浮かべた。
 キョウスケがソファーに座ると、エクセレンも体操を終えて彼の横に座る。アルフィミィが来てからしばらくなかったふたりだけの時間。彼女の為に酒を入れてやると、グラスを前に差し出した。
「キョウスケ、クリスマスプレゼントって決めた?」
「いや…子供向けのプレゼントなんて思い浮かばんしな」
それでもふたりの間の会話はやはりアルフィミィの事になってしまう。
 ふたりの間のちゃんとした子供というわけではないが、そういう事が問題ではない。
 アルフィミィが側にいるだけでより人に優しく出来る、穏やかな気持ちになる。
 そして何より大切にしたいと思える気持ち。そういうのが大事だという事。
「お前は決まったのか?」
「もっちろん。準備はもう整ってるわよ。
 キョウスケは決まってないだろうと思って、ちゃんとキョウスケの事も考えてあるわよ♪」
その時のエクセレンの表情は小悪魔的なちょっと悪戯心を匂わせる微笑みを浮かべていた。

88ハマーン:2003/11/10(月) 03:59
 12月24日。クリスマスイヴ。
 この日はふたりとも通常勤務で、夕方になるまで仕事をする事になっていた。その辺はクリスマスだからというのとは関係ないものである。
 夕方、作業を終えるとエクセレンとキョウスケは近くのショッピングモールへと向かう。キョウスケからアルフィミィへのプレゼントを買うためだ。
 結局あの日エクセレンはキョウスケに何を買わせるかというのを教えずに、「私に任せといて」と言うだけだった。
 キョウスケは嫌な予感がするとは思いながらも、ひとりでは考え付くことなどできないと腹を括っていた。
「キョウスケは、これを買ってプレゼントするのよ♪」
「こ…これをか? 分の悪い賭けだな……」

 ちょっと遅くなってふたりは家へと戻ってきた。部屋の中は電気はついているものの、やはりアルフィミィは自室で閉じこもっているようだった。
「ただいまぁ、アルフィミィ。これからパーティやるわよ〜♪」
荷物を抱えてエクセレンがキッチンへと向かった。その後を例のプレゼントを抱えたキョウスケが気配を察知されないようにリビングへと移動していた。
 もう夜も遅いのでこれから料理をするわけではなく、あらかじめ買っておいたものなどを調理するくらいだから短時間で準備はできあがる。
「キョウスケ、準備できたわよね? アルフィミィ呼んできてくれない?
 来ない…とは思わないけど、一応ね」
リビングの方でパーティーの準備を終えたキョウスケは、アルフィミィの部屋へと向かう。
 思えばあれからあまり顔を合わせていない。顔を合わせるのは食事の時間くらいだけだろうか。エクセレンは一緒に入浴してるから、
その分だけは若干会う時間は多いのだが、それでも大差はない。
「アルフィミィ、パーティーの準備ができたぞ」
「もうちょっとですの。もうちょっとしたら行きますの」
ドアをノックしてドア越しに伝えたキョウスケの言葉に応えた。キョウスケは「分かった、待っているぞ」とだけ言い残してリビングへ戻る。
 既にそこには多くの料理が並べられていて、飾り付けが華やかだった。
 キョウスケの話を聞いたエクセレンは、ふたりのグラスにはシャンパン、アルフィミィのグラスにはジュースを入れて待つ事にした。
 アルフィミィの部屋のドアが開く音を聞くと部屋の明かりを消し、キョウスケがケーキのロウソクに火をつけた。
「わ…暗いですの」
リビングの暗さにアルフィミィが驚いた表情で言葉を紡いだ。
「Merry X'mas. アルフィミィ♪」
「メリークリスマス、アルフィミィ」
そのアルフィミィをエクセレンとキョウスケがクリスマスを祝う挨拶で迎えた。とてとてとアルフィミィがふたりの側まで来る。
「ほらアルフィミィ、ケーキのロウソクの火を消して」
「はいですの♪」
エクセレンに促されるままにアルフィミィがふ〜っと息を吐いてロウソクの火を消した。
(誕生日じゃないんだがな)
ついそんな事を思ってしまったキョウスケだが、それも野暮な事か…とそう思うのをやめにした。

89ハマーン:2003/11/10(月) 04:00
「じゃあ、これからプレゼント交換ね」
親子3人のパーティーもそろそろ終わりを迎えようとしていた。
 アルフィミィも楽しそうな顔をしてるし、キョウスケも普段の表情とあまり変わらないような気がするがきっと楽しんでいる。エクセレンにはそう感じる事が出来た。
「まずは私からアルフィミィへ」
包みをアルフィミィへと渡す。開けてみてと言われたアルフィミィがその包装を解くと、中は化粧用の道具箱だった。
「アルフィミィは私と一緒で素がいいし、きっと化粧したら可愛くなるわよ♪」
次はキョウスケの番よ…とウィンクで合図を送るエクセレン。
「次は俺だ。俺からはこれを……」
キョウスケは立ち上がり部屋の隅から大きな物体を運んできた。
「わわ…おっきいですの。くま?」
アルフィミィの前へ移動されたそれは、大きなシロクマのぬいぐるみだった。体長にして1.5Mもある大型のもの。先ほど買ったプレゼントというのはこれの事だった。
 アルフィミィはその大きなぬいぐるみをしばらく抱きしめると、「プレゼント取ってきますの」と部屋へと戻っていった。
 数分後、リビングに戻ってきたアルフィミィの手には何かが握られていた。
「えっとプレゼント…色々考えたけど、なかなか思いつきませんでしたの。
 だから絵を描いてみましたの。私とキョウスケとエクセレン。ずっと一緒ですの。そう思って描きましたの」
アルフィミィの手にあったそれは3人揃った記念写真のような絵だった。上手ではないけれども、アルフィミィの気持ちが十分に伝わってくる、優しい絵だった。
「アルフィミィ…」
「アルフィミィ、ありがとう。私たちはずっと一緒よ」
エクセレンがぎゅっとアルフィミィを抱きしめる。
「キョウスケも、エクセレンも嬉しいですの。クリスマスっていい日ですの」

 いつまでも手を繋いでいられるような気がしていた。何もかもが煌めいて、がむしゃらに夢を追いかけた。
 喜びも悲しみも全てを分かち合う日々が続いていく事。それを思って微笑みあえる、いつかのメリークリスマス。

Fin.

90もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 04:01
「そこだ!」
迫り来るゼカリアにラウルの乗るエクサランス・ガンナーのガトリングビームガンが命中し
また一つ宇宙に小さな光が灯った。
「ったく、どんだけ倒せばいいんだよ!」
ラウルの叫びに近いぼやきも仕方がない。もう戦闘開始から全体で100機近くは撃墜している。
それでも、初めからわかっていたことだが物量戦では分が悪い。
レジスタンスの味方機もかなりの数が撃墜、もしくは中破で戦艦に戻っており
戦闘している機体は初めの半分近くに減っていた。
「がんばりなさい!あと少しの辛抱よ!」
フィオナの激が飛ぶが、このセリフももう5回目である。
疲労感が漂ってきたところにリュウセイの声が届いた。
「もうそろそろ打ち切りらしいぞ」
確かに今まで次々と出てきた敵の増援がいつの間にか途絶えていた。

「今です!艦首超大型回転衝角始動!」
クロガネの艦首モジュール、超大型回転衝角が回転を始める。
「テスラドライブ最大出力!」
「ロケットエンジンクラスター点火!」
ブリッジの中に声が響く。緊張した顔をしたレフィーナは一度目を伏せた後
前方のヘルモーズを睨み、叫んだ。
「全速前進!クロガネ突撃!!」

91もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 04:01
「クロガネが動いた!?」
「行けぇぇぇ!!」
ヘルモーズへ向うクロガネを見てフィオナたちは祈るような気持ちで叫んだ。
回転衝角がヘルモーズの装甲を貫く
…かと思われたが、装甲まであと数メートルという所でクロガネは遮られてしまった。
「これは…ホワイトスターと同じ積層式フィールド!?」
テツヤが驚愕に満ちた声をあげる。
艦全体が振動する中このままでは艦体自体がもたないと判断したレフィーナは後退を命じた。
「くっ、エンジン逆噴射!後退します!」

「駄目…だったのか?」
虎の子の作戦が失敗したのを見てレジスタンスの誰もが諦めと絶望の言葉を漏らす。
その隙を突いてヘルモーズの艦首がレジスタンスの部隊の方へ向いた。
「敵艦艦首に高エネルギー反応!」
「!?Eフィールド出力全開!PT部隊は射線上から避難してください!」
ヘルモーズのレギオン・バスターが閃光と轟音を携え放たれた。
「ち、ちょっと待った!」
PT部隊が四散する中、ラウルが反応が遅れ取り残されてしまった。
「ラウルーー!!」
フィオナの悲痛な声が周囲に響いた。

92もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 04:01
レギオン・バスターの閃光が収まり、宇宙に静寂が戻った。
「ラウル!大丈夫なの!?ラウル!!」
「大丈夫だ…キョウスケさん!?」
取り乱した声を上げるフィオナにラウルは返事しようとしたが、前の光景を見て驚いた。
エクサランス・ガンナーの前方にフリッケライ・ガイストが立っていた。
フリッケライ・ガイストが盾となったためラウルは助かったらしい。
「騒ぐな、まだ動ける」
どうやら無事らしいキョウスケの声にラウルたちは安心したが
最悪の状況は今だ変わっていない。
「各機、クロガネに戻ってください。一旦離脱します!」
「駄目だ」
レフィーナの後退命令が下ったが即座にキョウスケは拒否した。
「このまま後退してもまた敵の戦力を集中させるだけだ。
 勝てるチャンスは今しかない」
「しかし大尉、あの積層式フィールドがある限りこのままでも勝ち目は…」
「まだ…打てる手はある」
キョウスケはそう言うが八方塞がりのこの状況で
そんな物があるとはレフィーナには思えなかった。

「フリッケライのステークにはフィールド貫通機能がある。
 全エネルギーをそれとブーストにまわせば艦体まで届くはずだ。
 そこに回転衝角で突撃すればクロガネでいける」
「ふざけるな、キョウスケ!そんな事をしたら…」
リュウセイが大きな声を上げる。
確かにフリッケライガイストを点としフィールドにぶつければ
艦体に到達する可能性はわずかながらにあるかもしれない。しかしその数値はかなり低い。
しかも、例えそれが成功したとしてもフリッケライガイストは確実に回転衝角に巻き込まれる。
脱出も不可能だ。
「そうです!ここで大尉を失うわけには…っ!?」
キョウスケの提案を聞き入れることができないと判断したレフィーナだったが、
モニターに映るキョウスケの顔を見て言葉を失った。
キョウスケの目からはすでに光を失われている。誰が見ても明らかだった。
「大尉…」
「さっきのビーム自体はバリアーで何とか防げたが…光にやられた。
 もうまともに戦うことはできん。だが方角と距離さえわかればステークをぶつけることくらいはできる。
 …早く判断しろ。時間はないはずだ」
ラウルが弱々しい声を上げる。それも仕方がない、自分のミスが原因なのだ。
「俺が勝手にやったことだ。気にするな」
そんなラウルに対するキョウスケの声の中には
いつものぶっきらぼうな様子だけでなく少しだけ優しさが感じられた。

93もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 04:02
レフィーナは迷った。
5年前、多くの部下を失っておきながら自分はダイテツとショーンの計らいで生き延びてしまった。
ここでもまた犠牲にしなければ、同じ過ちを繰り返さねばならないのか…
「艦周辺に重力震反応!」
そんな思考もオペレーターであるユンの声に遮られた。
クロガネの周りを囲むように敵機が現れる。打ち止めかと思われたがまだ戦力が残っていたらしい。
「副長……キョウスケ大尉に敵艦座標の伝達を」
「艦長!?」
「これ以上の被害を被るわけにはいきません!」
テツヤはまだ何か言おうと口を開いたがレフィーナの頬を流れる涙を見て歯を食いしばった。
「大尉…敵艦は現在のフリッケライの位置から2時の方角、距離300だ…」
「了解」

「何で…何で皆止めないんですか!?死ぬことなんてないですよ!」
「フィオナ、それくらいにしろ」
他の者の反応が信じられないようにわめくフィオナをリュウセイが止めた。
「リュウセイさん…だって…」
「これは戦争なんだ!絶対に…負けられない戦争なんだよ!」
リュウセイの叫びに思わずフィオナはひるんだ。
誰も納得などしていない。しかしこれは戦争、誰かが死ぬというのは当たり前の事。
改めて自分は戦場に立っているということを知った。
「リュウセイ、後の戦闘指揮は頼んだ」
「ああ……」
「キョウスケさん!俺…」
ヘルモーズの方へ向いたキョウスケに向けてラウルは言葉をかけようとしたが
何を言えばいいのかわからず言葉が続かなかった。
「…お前たちは俺のようになるな。守りたいものは決して諦めずに最後まで守り通せ。
 お前たちには何もしてやれかったが…最後の命令だ」
その通信の後、フリッケライガイストはヘルモーズに向けて突撃した。

94もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 04:02
フリッケライガイストの右腕とフィールドがぶつかり合い。じわじわとステークが押し込まれる。
しかしフィールドの斥力もかなり強く、激しい振動がコックピットにも伝わってくる。
「さすがに…この賭けは分が悪すぎたか…」
精一杯の力で機体を押さえながらキョウスケはひとりごちた。
しかしその顔は警報が鳴り響くコックピットの中にふさわしいものではない。
キョウスケはわずかに笑みを浮かべていた。
左腕が吹き飛びながらもその表情を崩すことはしない。
「エクセレン…もうすぐ…お前の所に行けそうだ」

「キョウスケ…」

「!?…幻聴…か。フッ、思っていたほど悪い者でははないな。…最後だ!いけっ!フリッケライ!!」

95もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 04:02
ついにステークが艦体に辿りついた。同時にフリッケライガイストは機体の限界を超え、爆発を起こした。
「クロガネ、突撃!!」
そこにクロガネの回転衝角が突き刺さる。キョウスケが命を賭してフィールドに穴を開けたため、
一度目よりは進めているが、それでも抵抗はまだかなり強い。
「このままでは艦体がもちません!」
「諦めてはいけません!このチャンスだけは決して無駄にはできないんです!」
レフィーナの必死な言葉の直後、回転衝角がフィールドを突破した。艦体とぶつかり合い火花を散らせる。
そして数秒後、クロガネは艦体を突き破り、中へ突入した。
「今だ!PT部隊、突入!」
それまでクロガネの護衛をしていたPT部隊にリュウセイの指示が伝わる。
次々と残っていたPTがクロガネが空けた穴へ入っていった。

「リュウセイ中尉、敵艦内への全機突入確認しました」
「了解」
やっと突入したヘルモーズの中でユンからの報告を聞きリュウセイは返事を返した。
しかし、本来この報告を聞くはずだった男はもういない。
「キョウスケ…クッ、ちっくしょおおおおおお!!!」
静かな艦内にリュウセイの慟哭だけが響き渡った。

96もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 04:03
「艦体の被害はどのくらいですか?」
ひとしきり涙を流したレフィーナがテツヤに現状を聞いた。
いつまでも悲しんでいるわけにはいかない。まだ作戦は全て終了したわけではないのだ。
「艦首回転衝角はもう使い物になりません。
 また動力部にも被害があり通常航行は問題ありませんが、戦闘は不可能です」
かなり無理をして突入したのだ。この程度の被害で済んだことはむしろ幸運とも言えるだろう。
「わかりました、それでは本艦はここで待機します。
 PT部隊は二つに分け、一つは本艦の護衛、もう一つはリュウセイ中尉の指示に従って
 敵艦中枢部を破壊してください」
「了解…うっ!?」
レフィーナの指示を聞き自分が連れて行く人員を選ぼうとしたリュウセイは
頭の中に火花が散るような感覚を感じた。
この感覚は忘れもしない。5年前L5戦役のときに感じたものと同じ物だ。
「艦長…どうやらその必要はなさそうだぜ」
「えっ?」
レフィーナの疑問の声と同時にユンは周囲に起こった異常に気が付いた。
「重力震反応!大型機動兵器サイズの物体が転送されてきます!」

クロガネの前方に紫に輝く機動兵器が空間転移をしてきた。
今までに出現した帝国監察軍の機体とは雰囲気から違うそれを見てフィオナは思わず唾を飲んだ。
「こいつは…」
「ズフィルード…帝国監察軍の切り札。5年前もあと少しまで追い詰めたところでこれが出てきたわ。
 そしてこの一体のために私たちは全滅した…」
「そんなに強いんですか!?」
ラトゥーニの説明にラウルは動揺し、声を上げる。現在のレジスタンスの戦力は
5年前のそれと比べればやはり見劣りしてしまう。
それを全滅させたような化け物を相手に勝てるのだろうか…不安に思うのも無理はない。
「逆を言えば、こいつさえ倒せば後は雑魚だ。
 それにこのグリーンフラワーの中枢も兼ねているらしい…力の出し惜しみはするなよ」
そう言ってリュウセイが乗るR-1がズフィルードへ向かって突撃した。
他のPTたちも攻撃を開始する。2体のエクサランスもそれに続いた。

97もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 04:03
最後の戦闘が始まった。
レジスタンスたちは全力の攻撃を仕掛けるが
念動フィールドに遮られ、ズフィルード本体にまで届かない。
「フェアリーも効かない!?」
「単発の攻撃じゃフィールドを破るのは無理だ!複数の攻撃を同時に叩き込め!!」
リュウセイの指示を聞き、ラウルはフィオナに通信を入れた。
「聞いたかフィオナ!俺のプラズマカノンにフェアリーを合わせてくれ!」
「わかったわ!タイミングはそっちに合わせる!」
ガンナーのロングレンジプラズマカノンとコスモドライバーのフェアリーが同時に火を噴く。
さしものフィールドもこの一点攻撃には耐えられず、ズフィルードは直撃を受け体勢を崩した。
「いける!」
倒せない相手ではない。
希望が見えたことによりレジスタンスの攻撃も一層激しいものになる。
しかしズフィルードは大した被害もない様子で体勢を立て直し、先程攻撃を加えた相手、
コスモドライバーに攻撃目標を絞り、オメガウェーブを放った。
「くっ、避けきれない!?きゃあああ!」
直撃だけは避けたがその高威力にコスモドライバーは跳ね飛ばされ壁に叩きつけられた。

「大丈夫か、フィオナ!?フィオナ!!」
ラウルの声にも反応しない。壁に衝突した際に気絶してしまっていた。
動けないコスモドライバーに対し止めを刺そうとズフィルードは狙いを定める。
「させるかよ!」
何とか狙いを外させようとリュウセイたちは猛攻をかけるがものともしていない。
エネルギーの光が集まり攻撃が放たれるかと思われた時
ヘルモーズ全体が揺れだした。
「何!?地震…なんてわけはないし…」
「艦長、新たな重力震反応が!」
まだ何者かが出てくるのか。レジスタンス内に緊張が走ると
ズフィルードのそばで光が集まってきた。
集まった光が球体状になるとその中から漆黒の人型機動兵器が現れた。
「何だ、こいつは…」
その姿を見て思わずラウルは呟いた。

98もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 04:05
「ここは…?破壊神は…いないようだな」
新しく現れた機体から発せられた男の声を聞きリュウセイは思わず声を上げた。
「この声…イングラム教官!?生きていたのか!!?」
「R-1…それにその声はリュウセイか…どうやらまた違う世界に来てしまったようだな」
イングラムと呼ばれた青年は周囲を見渡し意味不明の言葉を言った。
「どういうことだ?」
「こちらの話だ。戦闘中なのだろう?手を貸す」
「!?…また、裏切るつもりじゃないだろうな」
リュウセイの疑いの言葉も当然かもしれない。
この男には一度手痛い裏切りを受けているのだ。
「そう思うのなら後ろから俺を撃っても構わん」
そう言ってイングラムの機体は背面の翼を開き戦闘態勢に入った。
その姿はさながら美しい堕天使のように見えた。

「ラウル、コスモドライバーを連れて一旦クロガネに戻れ」
「そんな!俺はまだいけます!」
受けた命令が納得いかないように言うラウルに対してリュウセイは落ち着いた声で返した。
「フィオナをそのままにしておくつもりか?それにもう戦うなといっているわけじゃない。
 簡単な修理を終えたらすぐ戻ってこい」
ラウルは一度コスモドライバーが倒れている方を見た。
「…わかりました」

99もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 04:05
格納庫へと運び込まれたエクサランスにラージとミズホが駆け寄る。
「ミズホさんは先にガンナーの修理へ。僕はフィオナを起こしてエンジンをチェックします」
「はいっ」
外側から手動でコックピットハッチを空けたラージは
ぐったりと気絶しているフィオナからヘルメットを外した。
一応外傷は見当たらないことに安心すると、頬を叩いて起こそうとした。
しかしフィオナはうめくだけで起きる気配はない。
起こすことを諦め、一旦外へ運び出そうとするがベルトをうまく外せず愚痴をこぼした。
「まったく、誰ですか。こんなにきついベルトにしたのは…」

「くしゅん…あ、ごめんなさい」
「それはいいから早く修理を終わらせてくれ!」
コックピットに入り込みフレームのチェックをしているミズホにラウルは叫んだ。
まだ外で戦っているリュウセイたちが心配なのだろう。
「フレームに異常はありませんね。修理は必要ありませんけど…
 っ!口の中を切ってるじゃないですか!」
口を拭ってみると確かに手の甲に血がついている。
興奮状態にあった戦闘中は気付かなかったが今になって鉄の味が広がった。
「こんなの大したことない!早く戻らないと…
 もう…人が死ぬのに何もできないなんて嫌だ!」
血をパイロットスーツに擦り付けながら取り乱したように叫ぶ。
結果的に自分のミスによってキョウスケを死なせてしまったショックを思い出したようだ。
「落ち着いてください!そんなんじゃ戻ったって何もできませんよ!
 …お願いだから…落ち着いて…」
自分の肩を掴み涙を流し始めたミズホを見てラウルは少し落ち着いてきた。
「わかったよ…ごめん、ミズホ」
「いえ私こそ…手当てをしますからヘルメットを脱いでください」

100もしもR組がOGに出たら:2003/11/10(月) 04:05
ラウルたちが格納庫に戻っている間も戦闘は続いていた。
驚くことにイングラムの乗る機体は一体だけでもズフィルードと互角に戦える力を持っていた。
むしろリュウセイとのコンビネーションによって押してさえいる。
だが他のレジスタンスは近づくことすらできず後方からの援護に専念するしかできない。
(イングラムの機体…何なんだ?地球やエアロゲイターだけじゃない。
 見たこともない技術が使われている?)
「リュウセイ!一気に決めるぞ!」
黒い機体が打ち出した遠隔機動兵器の攻撃を受けよろめくズフィルードを見て
イングラムはリュウセイへ叫んだ。
「ああ!!」

「時の流れを垣間見よ…」
イングラムの機体が右腕をかざし、光の球体が集まる。

「トロニウムエンジンフルドライブ!念動集中ぅ!」
R-1の右手にエネルギーが集まり光を発する。

「インフィニティ・シリンダー!!」
「T-LINKナッコォォォ!!」

イングラムが放った光の球体が命中しズフィルードが吹き飛ぶ。
そこにR-1の拳が胸部を貫いた。
数秒の沈黙の後、閃光を放ちズフィルードは爆発した。
「俺たち…勝った…のか」
リュウセイの呟きの後、レジスタンス全体から歓声が巻き起こる。
「…そうだ、イングラム!…いない。どこに行ったんだ…」
見渡しても先程までいた黒い機体の影もない。
「イングラム…お前は一体…」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板