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改訂版投下用スレッド
309
:
名無しさんだよもん
:2007/11/04(日) 17:12:39
「最近お小遣いを切り詰められてだいぶピンチだったのでな。
たまには家族サービスということでパッと使わせてもらおう。
今回の大会でいろいろ迷惑もかけてしまったからな」
ドッと笑いが起こる会場。お小遣いのやりくりに困る王様というのもなかなか見られるものではない。
「はい、それでは是非ご家族に精一杯のサービスをしてあげてください。
それでは、大会中の何か思い出などはありますか?」
「そうだな…………」
秋子に促され、今大会であったことに思いをはせる。
みちるや美凪と出会ったり、サイフをなくしたり、分身と語り合ったり、ウィツっぽいのと追撃戦したり、
まなみに不覚をとったり、エルルゥたち追いかけっこしたり…………
「…………ある。いくらでもな」
「では、どれが一番?」
「どれも一番、だ。もともと思い出など、順位を付けられるものではないだろう?」
ちょっぴりしんみりしてしまう会場。
「ふん、我が空蝉ながらいい格好をするものだ」
「D?」
それを聞いたD。膝の上にまいか、隣にレミィを置きながらぽつりと呟く。
「どしたん?」
「どうしたもこうしたもないさ。気持ちはよくわかる」
誰とも目はあわせず、しかし薄く微笑みながら言葉を続ける。
「我とてお前たちとの思い出。どれが一番かと言われればこう答えるだろう。
『どれもが一番だ』と。
しかしそれをあの場で臆面も無くいってのけるとはいやはやまったく。
あの男も変わったものだ」
字面とは対照的に、いくらか爽やかな雰囲気でディーは言った。
(あんまり人のこと言えないと思うけどね…………)
それを小耳に挟んだのはカミュ。もしくはその中の人。
こちらは本当に誰にも聞こえないように、ぼそりと呟いた。
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